JPH08258867A - 麺用易開封性包装材料、それを使用した麺用易開封性包装袋および麺用易開封性包装体 - Google Patents

麺用易開封性包装材料、それを使用した麺用易開封性包装袋および麺用易開封性包装体

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JPH08258867A
JPH08258867A JP7348459A JP34845995A JPH08258867A JP H08258867 A JPH08258867 A JP H08258867A JP 7348459 A JP7348459 A JP 7348459A JP 34845995 A JP34845995 A JP 34845995A JP H08258867 A JPH08258867 A JP H08258867A
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JP
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noodles
opening
film
package
packaging bag
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JP7348459A
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Kazuyoshi Hayashi
一好 林
Kenji Endo
憲二 遠藤
Koji Shimizu
孝二 清水
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な開封性を有し、更に誰でもが、簡単か
つ容易に開封することができ、かつ包装適性、内容物保
護性等に富む麺用易開封性包装材料、麺用易開封性包装
袋等を提供することである。 【解決手段】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れたフィル
ムである積層体からなり、かつ該積層体を構成する少な
くとも強度に優れたフィルムに、包装体になったときの
最適開封位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設して
なることを特徴とする麺用易開封性包装材料、およびそ
れを使用した麺用易開封性包装袋、麺用易開封性包装体
に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、麺用易開封性包装
材料、それを使用した麺用易開封性包装袋および麺用易
開封性包装体に関するものであり、更に詳しくは、生麺
もしくは生タイプ麺等の充填包装に適する麺用易開封性
包装材料、それを使用した麺用易開封性包装袋および麺
用易開封性包装体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、生タイプ麺として、麺の水分、p
H等を調節して、包装後ボイル加熱殺菌を施して、長期
常温保存が可能で、茹でたての麺の食感に近い麺が販売
されている。而して、上記の生タイプ麺用包装袋として
は、ボイル加熱する際に、破袋しない程度の強度が求め
られるとともに、麺を容器に移す際に、包装袋から麺の
取り出しが容易であることが要求されている。このた
め、種々の包装袋、包装法等が提案されているが、例え
ば、現在、生麺に食用油を添加し、その取り出し性を改
善する方法が提案されている。また、包装袋について
は、その易開封性について種々提案されているが、例え
ば、延伸したフィルムを使用し一定の方向性を持って開
封する包装袋、あるいはレ−ザ光を照射して一定方向に
切り溝を設け、その方向に開封する包装袋、更には、袋
の端部にノッチ等の切り込みを設け、そのノッチを開封
の起点とする包装袋等が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
提案されている食用油を添加する方法においては、食用
油が経時的に劣化する可能性があり、麺の保存上好まし
くないものである。また、業務用で多量に調理する場
合、麺を湯通しした際に、食用油が落ちて湯の表面に浮
き、不必要な油分が湯通しした麺に付着し、風味の低下
を招く等の問題点があり、更に、湯そのものをその都度
交換しなければならず、その煩雑さ故に不経済であると
い問題点がある。また、上記で提案されている各種の包
装袋においては、開口部を真っ直ぐに、正確に開封する
こと、更に、誰でもが、簡単に開封し、容易に内容物を
取り出すことができること等において種々の問題点があ
るものである。通常、開封に際しては、包装体をそのま
ま手にとって、端部を引っ張ってそのまま開封すること
を試みるものである。しかし、どこの箇所から開封した
らよいのか戸惑うものであり、包装体を裏返したりし
て、袋の隅を摘んで開封しようとするが、容易に開封す
ることができないものである。特に、麺包装体において
は、その表面が水分ないし湿気等を有していることか
ら、手で持って開封しようとしても、手が滑って容易に
開封することは困難である。また、上記の、延伸したフ
ィルムを使用した包装袋、あるいは一定方向に切り溝を
設けた包装袋、更には、袋の端部にノッチ等の切り込み
を設けた包装袋等のように、種々の工夫がなされている
が、その開封に際して、真っ直ぐに、正確に開封するこ
とが困難であり、開封途中から開封切り口が斜め方向に
曲がってしまい、内容物を容易に取り出すことができる
程度の開口部を形成することができず、開封に際し、相
変わらず不便を感じているというのが実状である。そこ
で本発明は、正確な開封性と、誰でもが、簡単かつ容易
に開封することができ、かつ包装適性を有し、更に耐久
性、耐候性、耐湿性、耐薬品性等の諸堅牢性に富み、内
容物の保護性を有する麺用易開封性包装材料、麺用易開
封性包装袋等を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記のよう
な問題点を解決し、その目的を達成すべく鋭意研究した
結果、少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂
のフィルムであり、外層が強度に優れたフィルムである
積層体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも強
度に優れたフィルムに、包装体になったときの最適開封
位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設してなる易開
封用包装材料を製造し、その易開封用包装材料のヒ−ト
シ−ル性を有する樹脂のフィルム面を対向させて重ね合
わせてその周辺端部をヒ−トシ−ルして包装袋を製造
し、次いで該包装袋の開口部から生麺を充填し、更にそ
の開口部をシ−ルして密閉して加熱殺菌等を行なって、
麺包装体を製造したところ、その開封に際し、開封用切
れ目の部分を把持して引き裂いたところ、真っ直ぐに、
正確に開封することができ、かつ、誰でもが、簡単かつ
容易に開封することができ、更に内容物の保護適性を有
する麺用の易開封性包装材料、易開封性包装袋等を見出
して本発明を完成したものである。
【0005】すなわち、本発明は、少なくとも、内層が
ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムであり、外層が
強度に優れたフィルムである積層体からなり、かつ該積
層体を構成する少なくとも強度に優れたフィルムに、包
装体になったときの最適開封位置に相当する箇所に開封
用切れ目を刻設してなることを特徴とする麺用易開封性
包装材料、およびそれを使用した麺用易開封性包装袋、
麺用易開封性包装体等に関するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明においては、剛性等を有す
る強度に優れた樹脂のフィルムを包装袋を構成する基本
素材とし、これに生麺を充填包装する包装袋として要求
される諸機能をできるだけ保持させ、更に、少なくとも
これに開封用切れ目を刻設してこれを易開封の手段とし
て採用し、他方、これに、バリア−性を有する基材、ヒ
−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム等を積層して、
水、ガス等のバリア−性等の内容物の保護機能、あるい
は製袋時のヒ−トシ−ル性を付与すると共にその開封用
切れ目による開口孔を塞ぐことによって、生麺等の充填
包装に適する麺用易開封性包装材料、麺用易開封性包装
袋および麺用易開封性包装体等を製造するものである。
なお、本発明において、易開封性とは、包装材料を使用
して包装袋あるいは包装体となったときに、その開封に
際し、開封のための引き裂きに要する力が少なくてす
み、誰でもが簡単かつ容易に開封することができるこ
と、開封用切れ目に沿って真っ直ぐに、正確に開封する
ことができること、結果として内容物の取り出しが容易
であることの意義を有するものであり、特に、本発明に
おいては、正確に開封することができることに重点があ
るものである。
【0007】上記の本発明について以下に更に詳しく説
明する。まず、上記の本発明において、麺用易開封性包
装材料、麺用易開封性包装袋等を構成する材料について
説明すると、本発明において、内層として使用するヒ−
トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとしては、熱によっ
て溶融し相互に融着し得るものであればよく、例えば、
低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリ
エチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマ−樹脂、エチ
レン−アクリル酸共重合体、エチレン−アクリル酸エチ
ル共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレ
ン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマ−、ポ
リブテンポリマ−、酸変性ポリオレフィン樹脂、その他
等の樹脂のフィルムないしシ−トを使用することができ
る。そのフィルムの厚さとしては、10μmないし30
0μm位、好ましくは、20μmないし100μm位が
望ましい。ところで、本発明においては、上記のような
樹脂のフィルムの中でも、特に、内層として使用するヒ
−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムとしては、低密度
ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体とする
フィルムないしシ−トを使用することが最も好ましいも
のである。すなわち、上記の低密度ポリエチレン、線状
低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレン
−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムは、粘着性
を有することから破断の伝搬が少なく耐衝撃性を向上さ
せるという利点があるものである。また、本発明におい
ては、低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、
ポリプロピレン、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体
に、他の樹脂をブレンドすることもでき、例えば、エチ
レン−ブテン共重合体等をブレンドすることにより、若
干、耐熱性に劣り高温環境下ではシ−ル安定性が劣化す
る傾向があるものの、引き裂き性が向上し、易開封性に
寄与するという利点がある。
【0008】次にまた、上記の本発明において、外層と
して使用する剛性を有し、強度に優れたフィルムについ
て説明すると、かかるフィルムとしては、包装袋を構成
する基本素材となることから、機械的、物理的、化学
的、その他等において優れた性質を有する樹脂のフィル
ムないしシ−トを使用することができ、具体的には、例
えば、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリア
ラミド系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカ−ボネ−
ト系樹脂、ポリアセタ−ル系樹脂、フッ素系樹脂、その
他等の強靱な樹脂のフィルムないしシ−トを使用するこ
とができる。而して、上記の樹脂のフィルムないしシ−
トとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または
二軸方向に延伸した延伸フィルム等のいずれのものでも
使用することができる。また、本発明において、その樹
脂のフィルムの厚さとしては、強度、剛性等について必
要最低限に保持され得る厚さであればよく、厚すぎる
と、開封用切れ目を刻設する後述のレ−ザ加工不良等を
発生して引き裂き性が低下し、またコストを上昇すると
い欠点もあり、逆に、薄すぎると、強度、剛性等が低下
して好ましくないものである。本発明においては、上記
のような理由から、約10μmないし50μm位、好ま
しくは、約12μmないし25μm位が最も望ましい。
ところで、本発明においては、上記のような樹脂のフィ
ルムの中でも、外層としての樹脂のフィルムとしては、
剛性を有し、機械的強靱性、耐屈曲性、耐突き刺し性、
耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性等の諸
物性に優れ、更に後述する、炭酸ガスレ−ザの発振波長
に吸収があることから、開封用切れ目を設けるときのレ
−ザ加工を容易に行うことができるという利点を有し、
かつ印刷適性も有している二軸延伸ポリエステルフィル
ム、または二軸延伸ポリアミドフィルムを使用すること
が最も好ましいものである。上記の二軸延伸ポリエステ
ルフィルムとしては、例えば、ポリエチレンテレフタレ
−トフィルム、ポリエチレンナフタレ−トフィルム、ま
たはその変性フィルム等を使用することができる。ま
た、上記の二軸延伸ポリアミドフィルムは、その配向が
フィルムの流れ方向に近く、重ね合わせたときも引き裂
きずれが非常に小さく、かつ後述する、炭酸ガスレ−ザ
の発振波長に吸収があることから、開封用切れ目を設け
るときのレ−ザ加工を容易に行うことができるという利
点を有するものである。かかる二軸延伸ポリアミドフィ
ルムとしては、例えば、ナイロン−6、ナイロン−6
6、ナイロン−11、ナイロン−12、ナイロン−6、
10等のナイロンフィルムであって、NONコ−ト二軸
延伸フィルム、ポリ塩化ビニリデンコ−ト二軸延伸フィ
ルム等を使用することができる。
【0009】次に、本発明において、中間層としてのバ
リア−性等を有する基材について説明すると、かかる基
材としては、太陽光等の光を遮光する性質、あるいは水
蒸気、水、ガス等を透過しない性質等を有する材料を使
用することができ、これは、単体の基材でもよく、ある
いは二種以上の基材を組み合わせてなる複合基材等であ
ってもよい。具体的には、例えば、遮光性とバリア−性
を有するアルミニュウム箔またはその蒸着膜を有する樹
脂のフィルム、バリア−性を有する酸化珪素、酸化アル
ミニュウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂のフィ
ルム、水蒸気、水等のバリア−性を有する低密度ポリエ
チレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直
鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−
プロピレン共重合体等の樹脂のフィルムないしシ−ト、
ガスバリア−性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニ
ルアルコ−ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物
等の樹脂のフィルムないしシ−ト、樹脂に顔料等の着色
剤を、その他、所望の添加剤を加えて混練してフィルム
化してなる遮光性を有する各種の着色樹脂のフィルムな
いしシ−ト等を使用することができる。これらの材料
は、一種ないしそれ以上を組み合わせて使用することが
できる。上記のフィルムないしシ−トの厚さとしては、
任意であるが、通常、5μmないし300μm位、更に
は、10μmないし100μm位が望ましい。更に、上
記において、アルミニュウム箔としては、5μmないし
30μm位の厚さのもの、また、アルミニュウムまたは
無機酸化物の蒸着膜としては、厚さ100Åないし20
00Å位のものを使用することができる。また、上記の
蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポ
リエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフ
ィンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカ−ボネ
−トフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニ
ルアルコ−ルフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体
ケン化物フィルム、その他等を使用することができる。
【0010】次に、本発明において、上記のような材料
の他に、例えば、耐薬品性、耐溶剤性、耐衛生性、その
他等の性質を充足するその他の材料を任意に使用するこ
とができ、具体的には、上記に挙げた樹脂のフィルム、
あるいはそれ以外の樹脂のフィルム、セロハン等のフィ
ルム、合成紙、薄葉紙、板紙、加工紙等の紙基材、その
他等を使用することができる。
【0011】次に、上記の本発明において、上記のよう
な材料を使用して積層体を製造する方法について説明す
ると、かかる方法としては、通常の包装材料をラミネ−
トする方法、例えば、ウエットラミネ−ション法、ドラ
イラミネ−ション法、無溶剤型ドライラミネ−ション
法、押し出しラミネ−ション法、Tダイ共押し出し成形
法、共押し出しラミネ−ション法、その他等で行うこと
ができる。而して、本発明においては、上記の積層を行
う際に、必要ならば、例えば、コロナ処理、オゾン処理
等の前処理をフィルムに施すことができ、また、例え
ば、イソシアネ−ト系(ウレタン系)、ポリエチレンイ
ミン系、ポリブタジェン系、有機チタン系等のアンカ−
コ−ティング剤、あるいはポリウレタン系、ポリアクリ
ル系、ポリエステル系、エポキシ系、ポリ酢酸ビニル
系、セルロ−ス系、その他等のラミネ−ト用接着剤等の
公知のアンカ−コ−ト剤、接着剤等を使用することがで
きる。
【0012】次にまた、上記の本発明において、少なく
とも上記の外層として使用する強度に優れたフィルム
に、包装体になったときの最適開封位置に相当する箇所
に開封用切れ目を刻設する方法等について説明すると、
かかる方法としては、例えば、加熱した針を押し付ける
ニ−ドルパンチ法、エンボスロ−ル、研磨ロ−ル、砥
石、研磨テ−プ等を使用してフィルムを溶融し、穿孔す
る熱溶融穿孔法、ナイフ、カッタ−等を使用する物理的
穿孔法、レ−ザ−ビ−ム加工、コロナ放電、プラズマ放
電等の加工法、その他等の方法によって行うことができ
る。而して、本発明において、少なくとも強度に優れた
フィルムに開封用切れ目を刻設するに当たっては、該強
度に優れたフィルムの単体の状態、あるいは上記のよう
に積層した積層体の状態、更には積層体を使用して製袋
してなる包装袋の状態、また包装袋を使用して内容物を
充填包装してなる包装体の状態等のいずれの状態におい
て刻設してもよく、これによって、少なくとも該強度に
優れたフィルムに開封用切れ目を設けることができる。
本発明において、開封用切れ目の形状としては、直線
状、曲線状、ミシン目線状、破線状、その他等の任意の
形状でよく、その本数は、一本ないしそれ以上でよく、
また連続状あるいは不連続状等のいずれでもよい。ま
た、その切れ目の構造は、貫通孔ないし透過孔の状態、
あるいはハ−フカットの状態、あるいはそれらが混在す
るような状態のいずれの状態でもよく、本発明において
は、少なくとも強度に優れたフィルムに開封用切れ目が
刻設されていることが重要であり、更に積層体を構成す
る他の層に開封用切れ目が刻設されていてもよい。しか
し、本発明において、開封用切れ目は、内容物の保護適
性の点から、積層体の層全部を貫通する貫通孔等は望ま
しいものではない。本発明においては、開封用切れ目
は、包装袋あるいは包装体になったときの最適開封位置
に相当する箇所の部分が弱体化して袋の開封用の切れ目
として作用すればよいものである。従って、その刻設位
置としては、包装袋を構成する包装材料の片面または両
面、また、その中央部、上もしくは下端部等のいずれの
位置に刻設してもよい。
【0013】ところで、本発明においては、少なくとも
強度に優れたフィルムに開封用切れ目を設ける方法とし
ては、パルス発振タイプのレ−ザの照射を用いて連続状
あるいは不連続状の開封用切れ目を刻設する方法が最も
好ましい方法である。上記において、レ−ザの種類とし
ては、炭酸ガスレ−ザ、YAGレ−ザ、半導体レ−ザ、
アルゴンイオンレ−ザ等を利用することができ、特に限
定されるものではない。しかしながら、本発明において
は、レ−ザ加工で、少なくとも強度に優れた樹脂のフィ
ルムに開封用切れ目を刻設する場合、該樹脂のフィルム
にレ−ザ発振波長の吸収があることが必要となることか
ら、炭酸ガスレ−ザを用いて開封用切れ目を刻設するこ
とが最適である。本発明において、その他のレ−ザで
も、レ−ザ光吸収層を印刷またはコ−ティングにより設
けることにより、上記と同様な効果を奏することも可能
である。更に、本発明においては、炭酸ガスレ−ザ光の
10.6ミクロンの波長は、ナイロンフィルムまたはポ
リエステルフィルムに選択的に吸収されやすく、また低
密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、またはエチレン−酢酸ビニル共重合体を主体と
するフィルムではそのほとんどが透過されることから、
本発明において、内層としてのヒ−トシ−ル性を有する
樹脂のフィルムとして、低密度ポリエチレン、線状低密
度ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレン−酢
酸ビニル共重合体を主体とするフィルムを使用し、外層
としての強度に優れた樹脂のフィルムとして、二軸延伸
ナイロンフィルムまたは二軸延伸ポリエステルフィルム
を使用し、その両者を組み合わせて積層してなる二層か
らなる積層体を使用し、これに炭酸ガスレ−ザを照射し
てレ−ザ加工を行うと、上記の二軸延伸ナイロンフィル
ムまたは二軸延伸ポリエステルフィルムのみに開封用切
れ目を刻設することができ、かつ該開封用切れ目は、線
状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、またはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体を主体とするフィルムが溶融し
てその孔を閉塞することがなく、開封に際しては、極め
て良好に袋を引き裂いて開封することができるという利
点があって好ましいものである。なお、本発明におい
て、積層体の状態で炭酸ガスレ−ザを照射してレ−ザ加
工を行う代わりに、該積層体を使用してなる包装袋また
は包装体の状態で上記と同様に炭酸ガスレ−ザを照射し
てレ−ザ加工を行ってもよい。本発明においては、上記
のようにレ−ザ加工によって、その波長を選択すること
により、外層を構成するフィルムに開封用切れ目を刻設
することができるものである。また、本発明において
は、レ−ザ加工であれば、前述のように、包装袋あるい
は包装体を構成した状態においても開封用切れ目を刻設
することができる。
【0014】而して、本発明において、少なくとも強度
に優れたフィルムに開封用切れ目を刻設するに当たって
は、前述のように、強度に優れたフィルムの単体の状
態、あるいは前述の材料を使用して積層した積層体の状
態、更には積層体を使用して製袋してなる包装袋の状
態、また包装袋を使用して内容物を充填包装してなる包
装体の状態等のいずれの状態において刻設してもよい。
しかしながら、生麺もしくは生タイプ麺等の充填包装に
当たっては、生麺もしくは生タイプ麺等の充填包装後
に、加熱殺菌を行なうことから、加熱殺菌を行なう以前
の包装材料、包装袋等に開封用切れ目が刻設されている
と、包装材料、包装袋の強度が低下して、該加熱殺菌時
に破袋を招くという危険性があり、好ましくないもので
ある。このために、本発明においては、少なくとも、内
層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルムであり、外
層が強度に優れたフィルムからなる積層体、または、少
なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィル
ムであり、中間層がバリア−性に優れた基材であり、外
層が強度に優れたフィルムからなる積層体等であり、更
に該積層体の内層の面を対向させて重ね合わせ、更にそ
の周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けた麺用包
装袋を製造し、更に該麺用包装袋の開口部から生麺を充
填包装し、その開口部をシ−ルし、加熱殺菌した後の包
装体に、例えば、レ−ザ−加工を行い、該包装体の最適
開封位置に相当する箇所であり、かつ該包装体を構成す
る少なくとも外層としての強度に優れたフィルムに、開
封用切れ目を刻設することが望ましい。
【0015】次に、本発明において、レ−ザ加工により
開封用切れ目を刻設する場合、その位置および深さ、形
状、その他等は、積層体の層構成、レ−ザ光吸収層の位
置、照射するレ−ザの強度等により、任意に選択可能で
あり、開封用切れ目の形状は、直線状、曲線状のいずれ
でもよく、また、連続状、不連続状、ミシン目状等のい
ずれでも可能である。而して、本発明において、ミシン
目状の形状の場合、加工切り欠き部分と非加工切り欠き
部分において、加工切り欠き部分の長さとしては、約
0.1mm以上〜10mm以下位、好ましくは0.1m
m以上〜5mm以下位が望ましく、また、非加工切り欠
き部分の長さとしては、約0.01mm〜1.5mm、
より好ましくは0.02mm〜0.5mm位にすること
が望ましい。上記において、非切り欠き部分が1.5m
mより長くなる場合、引き裂き時に実際の開封線が開封
用切れ目線を外れやすくなり、真っ直ぐに、正確に開封
することが困難になり好ましくないものでありる。本発
明において、レ−ザで上記のミシン目状の開封切れ目を
刻設する形成過程においては、レ−ザのパルス発振回数
および間隔を積層体の相対移動速度に応じて制御するこ
とにより、ミシン目の間隔を制御することができ、マイ
クロ秒オ−ダ−のオンオフ制御を行なうことができるレ
−ザを使用してミシン目状の開封用切れ目を刻設するこ
とができる。また、本発明において、開封用切れ目の深
さは、前述のように、少なくとも強度に優れたフィルム
に開封用切れ目を刻設することができればよく、レ−ザ
による場合も、積層体を構成するその他の層に及んでも
よい。また、その刻設する位置は、包装袋あるいは包装
体となったときの最適開封位置の相当する箇所であれば
よく、それは、包装袋を構成する包装材料の片面または
両面、あるいはその中央部分、上または下端部等のいず
れの位置でもよい。
【0016】次に、本発明において、レ−ザ加工につい
て具体例を挙げて説明すると、例えば、炭酸ガスレ−ザ
の積層体への吸収差を用いて、ポリエステル/アルミニ
ウム箔/ポリプロピレンからなる積層体、ポリエステル
/ポリエチレンからなる積層体においては、ポリエステ
ル層のみに開封用切れ目を刻設することができ、また、
ナイロン/ポリエチレンからなる積層体、ナイロン/ポ
リプロピレンからなる積層体においては、ナイロン層の
みに開封用切れ目を刻設することができる。上記におい
て、炭酸ガスレ−ザ光の10.6μの波長は、ポリエス
テルまたはナイロンに選択的に吸収されやすく、アルミ
ニウム箔ではその殆どが反射し、ポリエチレン等では、
その殆どが透過されることから、特定の層のみに開封用
切れ目を刻設可能となるものである。而して、本発明に
おいて、積層体の積層構成、開封用切れ目を刻設する層
等は、レ−ザ光の積層体への吸収の有無、レ−ザ光吸収
層の位置等に応じて任意に材料を選定してそれらを組み
合わせて構成することができ、上記の層構成は、本発明
の一例であり、必ずしもこれによって限定されるもので
はない。
【0017】次に本発明において、麺用易開封性包装袋
について説明すると、かかる麺用易開封性包装袋は、少
なくとも内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム
であり、外層が強度に優れたフィルムからなる積層体、
あるいは、少なくとも内層がヒ−トシ−ル性を有する樹
脂のフィルムであり、中間層として遮光性とバリア−性
を有する基材であり、外層が強度に優れたフィルムから
なる積層体であって、かつ少なくとも該強度に優れたフ
ィルムに、包装体になったときの最適開封位置に相当す
る箇所に開封用切れ目を刻設してなる麺用易開封性包装
材料を使用し、その内層の面を対向させて重ね合わせ、
更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設けた
構成からなるものである。而して、その製袋方法として
は、上記の麺用易開封性包装材料を、その内層の面を対
向させて折り曲げるか、あるいはその二枚を重ね合わ
せ、更にその外周の周辺端部を、例えば、側面シ−ル
型、二方シ−ル型、三方シ−ル型、四方シ−ル型、封筒
貼りシ−ル型、合掌貼りシ−ル型(ピロ−シ−ル型)、
ひだ付シ−ル型、平底シ−ル型、角底シ−ル型、その他
等のヒ−トシ−ル形態によりヒ−トシ−ルして、本発明
にかかる種々の形態の麺用易開封性包装袋を製造するこ
とができる。その他、例えば、自立性包装袋(スタンデ
ィングパウチ)等も可能である。上記において、ヒ−ト
シ−ルの方法としては、例えば、バ−シ−ル、回転ロ−
ルシ−ル、ベルトシ−ル、インパルスシ−ル、高周波シ
−ル、超音波シ−ル等の公知の方法で行うことができ
る。
【0018】次に、本発明においては、上記で製造した
麺用易開封性包装袋の開口部から、例えば、生麺、ある
いは生タイプ麺等を充填し、しかる後その開口部をヒ−
トシ−ルしてシ−ル部を形成し、更に加熱殺菌処理を施
して、本発明にかかる麺用易開封性包装体を製造するこ
とができる。而して、上記の麺用易開封性包装体は、内
容物の保護適性に優れ、流通段階等において包装上のト
ラブルがなく、また、その袋は、剛性を有してその取り
扱いに便利であり、特に、開封に際しては、開封用切れ
目から袋を真っ直ぐに、正確に開封することができ、か
つ、簡単に、誰でもが、容易に引き裂いて開封すること
ができるものである。
【0019】次に、上記の本発明にかかる麺用易開封性
包装材料、麺用易開封性包装袋および麺用易開封性包装
体の構成について図面を用いて説明すると、図1は、本
発明にかかる麺用易開封性包装材料の一例についてその
層構成を示す断面図であり、図2は、図1に示す麺用易
開封性包装材料を使用して製造した麺用易開封性包装袋
の構成を示す断面図であり、図3は、本発明にかかる麺
用易開封性包装体の一例を示す斜視図である。まず、本
発明にかかる麺用易開封性包装材料1は、図1に示すよ
うに、少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂
のフィルム2であり、外層が強度に優れたフィルム3か
らなる積層体4からなり、かつ該積層体4を構成する少
なくとも強度に優れたフィルム3に、包装体になったと
きの最適開封位置に相当する箇所に、例えば、レ−ザ光
を照射して、不連続のミシン目状の開封用切れ目5を刻
設した構成からなるものである。次に、本発明にかかる
麺用易開封性包装袋10は、図2に示すように、上記で
製造した麺用易開封性包装材料1を使用し、その二枚
を、そのヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム2、2
の面が対向するように重ね合わせ、次いでその外周の三
方の周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部11をを形成
した構成からなるものである。なお、図中、3、4、5
は、上記の図1に表したものと同じ意味である。更に、
本発明にかかる包装体20は、図3に示すように、上記
で製造した麺用易開封性包装袋10の開口部から、生麺
21を充填し、しかる後開口部をヒ−トシ−ルしてシ−
ル部22を形成し、しかる後常法によって加熱殺菌処理
した構成からなるものである。更に、本発明において
は、図3に示すように、不連続のミシン目状の開封用切
れ目5の先端に開封の起点となる開封用Vノッチ23を
刻設するものである。なお、図中、5は、前述と同じ不
連続のミシン目状の開封用切れ目を表し、11は、前述
と同じシ−ル部を表わす。而して、その開封に際して
は、上記の包装体20の不連続のミシン目状の開封用切
れ目5を境にして、シ−ル部11とシ−ル部22の部分
を手に持って、開封用のVノッチ23から両側に引き裂
くと、開封用切れ目5の線に沿って、包装体20の包装
用袋10が、わずかな力で、何らの抵抗もなく、真っ直
ぐに、正確に、簡単に引き裂かれて開封し、内容物であ
る生麺21を容易に取り出すことができるものである。
【0020】上記において図示した不連続のミシン目状
の開封用切れ目5の構造、形状等について、図4に示す
その部分の一部拡大平面図を用いて、更に詳しく説明す
ると、不連続のミシン目状の開封用切れ目5において、
ミシン目状の切り欠き部5aと非切り欠き部5bとの寸
法としては、切り欠き部5aの長さL1 としては、約
0.1mm以上〜10mm以下位、好ましくは0.1m
m以上〜5mm以下位が望ましく、また、非切り欠き部
5bの長さL2 としては、約0.01mm〜1.5m
m、好ましくは0.02〜0.5mm位が望ましい。上
記において、非切り欠き部5bの長さL2 としては、短
いことに関しては何らの不都合を生じないものである
が、その長さL2 が長くなると不都合を生じるものであ
り、1.5mmより長くなる場合には、引き裂き時に実
際の開封線が開封用切れ目線を外れやすくなり、真っ直
ぐに、正確に開封することが困難になり好ましくないも
のである。而して、本発明においては、非切り欠き部5
bの長さL2 としては、上記のような理由から、0.0
2mm〜0.5mm位の範囲内が望ましいものである。
【0021】
【実施例】次に本発明について実施例を挙げて更に詳し
く本発明を説明する。 実施例1 従来公知の方法であるドライラミネ−ション法を用い
て、図5〜8に示される包装材料100を作成した。こ
の包装材料100は、延伸ナイロンフィルム(15μ
m)と、延伸ポリプロピレンフィルム(50μm)とか
ら構成される。これに発振波長10.6μの炭酸ガスレ
−ザ(米国、コヒ−レント社製、商品名DIAMOND
64でパルス巾20μ秒で集光照射し、包装材料を10
m/分の速度で移動させ、ナイロン層のみに直径100
μφの開封用の切り欠き線200をミシン目状に設け
た。この際、繰り返し発振間隔を0.8kHzにしてミ
シン目の非切り欠き部200′の長さlを0.1mmと
した(図5(A)に拡大して示されている。)。図5〜
8は、切り欠き線200の位置、パタ−ンを示し、片面
中央部に切り欠き線200を形成したもの(試料Aとす
る)、両面中央部に切り欠き線200、その一端にV形
ノッチ300を形成したもの(試料Bとする)、両面に
L字状の切り欠き線200、その一端にV形ノッチ30
0を形成したもの(試料Cとする)、両面に交差するL
字状の切り欠き線200、その両端にV字形ノッチ30
0を形成したもの(試料Dとする)が用意され、各包装
材料100の4方をヒ−トシ−ル(3方シ−ルの後、生
麺200gを入れてヒ−トシ−ルした)して製袋した。
この性袋した各袋(試料A〜D)を100℃、30分で
オ−プンボイルテストした後、開封性、麺の取り出し性
を評価した。なお、麺には、植物油添加、無添加の場合
がある。また、各袋の開封方法は、図5(A)に示すよ
うにパウチの中心部を持ち矢印方向に引っ張る(試料
A)、図6(A)に示すようにノッチの両端あるいはそ
の付近を持って斜め下方向に引っ張る(試料B)、図7
(A)に示すようにノッチ300から切り欠き線200
に沿って下方向に引っ張る(試料C)、図8に示すよう
に2ヵ所のノッチ部300から切り欠き線に沿って引っ
張る(試料D)ものである。
【0022】比較例 他方、比較例では、試料A〜Dと同一の包装材料を4方
シ−ルして製袋し、その一の側端部付近にノッチを形成
したものを用いて、試料A〜Dと同様にボイルテスト、
開封性(開封方法は、ノッチ部分から横方向に引っ張っ
た)、取り出し性を評価した。評価結果を下記の表1に
示す。
【0023】
【表1】
【0024】評価基準 (1)開封性 ○ : スム−ズに切れ、かつ切り口が開口線からズレ
ない。 △ : スム−ズに切れるが、切り口が乱れる。 × : スム−ズに切れない。 (2)取り出し性 ○ : スム−ズに取り出せる。 △ : 麺は出てくるが時間がかかる。 × : 麺が袋内面に付いて出てこない。
【0025】なお、上記の実施例1において、袋から取
り出した麺をそれぞれ80℃の湯が入っている食器に入
れたところ、植物油を添加したものは、食器中の湯表面
に油が浮き油の臭いがしたが、植物油無添加のものにつ
いては、そのようなことが無かった。他方、上記の試料
A〜Dを未開封のまま常温で90日間保存した場合、内
容物の麺には、変質等の異常が全く見られず、良好な長
期保存性を示した。
【0026】実施例2 従来公知の方法であるドライラミネ−ション法を用い
て、前述の図1に示されると同様な積層体を作成した。
この積層体は、厚さ15μmの延伸ナイロンフィルム
と、厚さ50μmの延伸ポリプロピレンフィルムから構
成されるものであった。次に、上記で作成した積層体2
枚を用意し、その延伸ポリプロピレンフィルム面を対向
させ、周辺端部をヒ−トシ−ルして包装袋を作成し、こ
れに生麺を充填包装した後、100℃、30分間蒸気ボ
イルして、麺包装体を製造した。更に、上記で製造した
麺包装体の片面中央部に、発振波長10.6μの炭酸ガ
スレ−ザ(米国、シンラッド社製、機種名 48−1−
28W)を使用して連続線状の開封用切れ目線を刻設し
た。上記で連続線状の開封用切れ目線を刻設した麺包装
体を試料Eとした。更に、上記において、レ−ザによる
開封用切れ目線として、上記のように連続線状の開封用
切れ目線を刻設する代わりに、上記のレ−ザ照射機を使
用して、加工部2.0mm、非加工部0.5mmとする
不連続のミシン目状の開封用切れ目線を刻設して、不連
続のミシン目状の開封用切れ目線を刻設した麺包装体を
製造し、これを試料Fとした。
【0027】比較例 上記の実施例2において、包装袋を製造し、該包装袋
に、上記と同様にしてレ−ザ光を照射して、連続線状の
開封用切れ目線を刻設した。しかる後、包装袋の開口部
から生麺を充填包装し、更に、100℃、30分間蒸気
ボイルして、麺包装体を製造した。上記で製造した麺包
装体を比較例Aとした。また、上記の実施例2におい
て、包装袋を作成した後、これに生麺を充填包装し、更
に、100℃、30分間蒸気ボイルして、麺包装体を製
造した。なお、この時に、生麺に植物油を添加して充填
包装した。この麺包装体を比較例Bとした。
【0028】実験例 上記の実施例2で製造した試料E、試料F、および比較
例A、比較例Bの各サンプルについて、耐ボイル性、開
封性、麺の取り出し性を評価した。なお、実施例2にか
かる試料E、試料Fの各サンプルの開封方法は、開封用
切れ目線を中心にしてその両側を手に持って左右に引っ
張った。評価結果を下記の表2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】評価基準 (1)開封性 ○ : スム−ズに切れ、かつ切り口が開口線からズレ
ない。 △ : スム−ズに切れるが、切り口が乱れる。 (2)取り出し性 ○ : スム−ズに取り出せる。 △ : 麺は出てくるが時間がかかる。
【0031】なお、上記の実施例2において、袋から取
り出した麺をそれぞれ80℃の湯が入っている容器に入
れたところ、上記の実施例1と同様に、植物油を添加し
たものは、容器中の湯の表面に油が浮き、油の臭いがし
たが、植物油無添加のものについては、そのようなこと
が無かった。他方、上記の試料E、試料Fを未開封のま
ま常温で90日間保存した場合、内容物の麺には、変質
等の異常が全く見られず、良好な長期保存性を示した。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有する樹脂の
フィルムであり、外層が強度に優れたフィルムである積
層体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも強度
に優れたフィルムに、包装体になったときの最適開封位
置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設してなる易開封
用包装材料を製造し、その易開封用包装材料のヒ−トシ
−ル性を有する樹脂のフィルム面を対向させて重ね合わ
せてその周辺端部をヒ−トシ−ルして包装袋を製造し、
次いで該包装袋の開口部から生麺を充填し、更にその開
口部をシ−ルして密閉して加熱殺菌等を行なうことによ
って、開封に際し、真っ直ぐに、正確に開封することが
でき、かつ、誰でもが、簡単かつ容易に開封することが
でき、更に内容物の保護適性を有する麺用の易開封性包
装材料、易開封性包装袋等を製造することができるとい
うものである。更に本発明においては、開封用切れ目と
して、不連続のミシン目状の開封用切れ目線を刻設する
場合、その非切り欠き部の長さを約0.01mm〜1.
5mm位の範囲、好ましくは0.02mm〜0.5mm
位の範囲とすることにより、真っ直ぐに、正確に開封す
ることができ、更に、誰でもが、わずかな力で、容易に
開封することができ、簡単に内容物を取り出すことがで
きるものである。また、本発明においては、麺用易開封
性包装材料を製造し、これを使用して、更に麺用包装袋
を製造し、しかる後該麺用包装袋の開口部から生麺を充
填包装し、その開口部をシ−ルし、加熱殺菌した後の包
装体に、例えば、レ−ザ−加工を行い、該包装体の最適
開封位置に相当する箇所であり、かつ該包装体を構成す
る少なくとも外層としての強度に優れたフィルムに、開
封用切れ目を刻設することによって、麺包装体の製造時
の破袋等を防止することができ、内容物の保護性と易開
封性等を同時に満足する麺包装体を製造することができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる麺用易開封性包装材料の一例に
ついてその層構成を示す断面図である。
【図2】図1に示す麺用易開封性包装材料を使用して製
造した麺用易開封性包装袋の構成を示す断面図である。
【図3】本発明にかかる麺用易開封性包装体の構成を示
す斜視図である。
【図4】本発明にかかる麺用易開封性包装体に刻設され
た不連続のミシン目状の開封用切れ目のの構成を示す一
部拡大平面図である。
【図5】本発明にかかる麺用易開封性包装体の一実施例
の構成を示す平面図である。
【図6】本発明にかかる麺用易開封性包装体の一実施例
の構成を示す平面図である。
【図7】本発明にかかる麺用易開封性包装体の一実施例
の構成を示す平面図である。
【図8】本発明にかかる麺用易開封性包装体の一実施例
の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 麺用易開封性包装材料 2 ヒ−トシ−ル性を有する樹脂のフィルム 3 強度を有するフィルム 4 積層体 5 開封用切れ目 10 麺用易開封性包装袋 11 シ−ル部 20 麺用易開封性包装体 21 生麺 22 シ−ル部 23 Vノッチ

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れたフィル
    ムである積層体からなり、かつ該積層体を構成する少な
    くとも強度に優れたフィルムに、包装体になったときの
    最適開封位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設して
    なることを特徴とする麺用易開封性包装材料。
  2. 【請求項2】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、中間層がバリア−性を有す
    る基材であり、外層が強度に優れたフィルムである積層
    体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも強度に
    優れたフィルムに、包装体になったときの最適開封位置
    に相当する箇所に開封用切れ目を刻設してなることを特
    徴とする麺用易開封性包装材料。
  3. 【請求項3】 開封用切れ目が、炭酸ガスレ−ザ−によ
    る少なくとも1本の連続切れ目線ないし不連続のミシン
    目状切れ目線であることを特徴とする上記の請求項1ま
    たは2に記載する麺用易開封性包装材料。
  4. 【請求項4】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れたフィル
    ムである積層体からなり、かつ該積層体を構成する少な
    くとも強度に優れた樹脂のフィルムに、包装体になった
    ときの最適開封位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻
    設してなる麺用易開封性包装材料であって、その内層の
    面を対向させて重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−ト
    シ−ルしてシ−ル部を設けてなることを特徴とする麺用
    易開封性包装袋。
  5. 【請求項5】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、中間層がバリア−性を有す
    る基材であり、外層が強度に優れたフィルムである積層
    体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも強度に
    優れた樹脂のフィルムに、包装体になったときの最適開
    封位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設してなる麺
    用易開封性包装材料であって、その内層の面を対向させ
    て重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ
    −ル部を設けてなることを特徴とする麺用易開封性包装
    袋。
  6. 【請求項6】 開封用切れ目が、炭酸ガスレ−ザ−によ
    る少なくとも1本の連続切れ目線ないし不連続のミシン
    目状切れ目線であることを特徴とする上記の請求項4ま
    たは5に記載する麺用易開封性包装用袋。
  7. 【請求項7】 開封用切れ目の少なくとも一端にノッチ
    を設けたことを特徴とする上記の請求項4、5または6
    に記載する麺用易開封性包装用袋。
  8. 【請求項8】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れたフィル
    ムである積層体からなり、かつ該積層体を構成する少な
    くとも強度に優れたフィルムに、包装体になったときの
    最適開封位置に相当する箇所に開封用切れ目を刻設して
    なる麺用易開封性包装材料を、その内層の面を対向させ
    て重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ
    −ル部を設けた麺用易開封性包装袋からなり、更にその
    開口部から生麺を充填包装し、その開口部をシ−ルして
    なることを特徴とする麺用易開封性包装体。
  9. 【請求項9】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を有
    する樹脂のフィルムであり、中間層がバリア−性に優れ
    た基材であり、外層が強度に優れたフィルムである積層
    体からなり、かつ該積層体を構成する少なくとも強度に
    優れたフィルムに、包装体になったときの最適開封位置
    に相当する箇所に開封用切れ目を刻設してなる麺用易開
    封性包装材料を、その内層の面を対向させて重ね合わ
    せ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設
    けた麺用易開封性包装袋からなり、更にその開口部から
    生麺を充填包装し、その開口部をシ−ルしてなることを
    特徴とする麺用易開封性包装体。
  10. 【請求項10】 開封用切れ目が、炭酸ガスレ−ザ−に
    よる少なくとも1本の連続切れ目線ないし不連続のミシ
    ン目状切れ目線であることを特徴とする上記の請求項8
    または9に記載する麺用易開封性包装用袋。
  11. 【請求項11】 開封用切れ目の少なくとも一端にノッ
    チを設けたことを特徴とする上記の請求項8、9または
    10に記載する麺用易開封性包装用袋。
  12. 【請求項12】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を
    有する樹脂のフィルムであり、外層が強度に優れたフィ
    ルムである積層体からなり、更にその内層の面を対向さ
    せて重ね合わせ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルして
    シ−ル部を設けた麺用包装袋からなり、更に該麺用包装
    袋の開口部から生麺を充填包装し、その開口部をシ−ル
    し、加熱殺菌した後の包装体であって、該包装体の最適
    開封位置に相当する箇所であり、かつ該包装体を構成す
    る少なくとも外層としての強度に優れたフィルムに、開
    封用切れ目を設けたことを特徴とする麺用易開封性包装
    用袋。
  13. 【請求項13】 少なくとも、内層がヒ−トシ−ル性を
    有する樹脂のフィルムであり、中間層がバリア−性に優
    れた基材であり、外層が強度に優れたフィルムである積
    層体からなり、更にその内層の面を対向させて重ね合わ
    せ、更にその周辺端部をヒ−トシ−ルしてシ−ル部を設
    けた麺用包装袋からなり、更に該麺用包装袋の開口部か
    ら生麺を充填包装し、その開口部をシ−ルし、加熱殺菌
    した後の包装体であって、該包装体の最適開封位置に相
    当する箇所であり、かつ該包装体を構成する少なくとも
    強度に優れたフィルムに、開封用切れ目を設けたことを
    特徴とする麺用易開封性包装体。
  14. 【請求項14】 開封用切れ目が、炭酸ガスレ−ザ−に
    よる少なくとも1本の連続切れ目線ないし不連続のミシ
    ン目状切れ目線であることを特徴とする上記の請求項1
    2または13に記載する麺用易開封性包装用袋。
  15. 【請求項15】 開封用切れ目の少なくとも一端にノッ
    チを設けたことを特徴とする上記の請求項12、13ま
    たは14に記載する麺用易開封性包装用袋。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10250746A (ja) * 1997-03-07 1998-09-22 Dainippon Printing Co Ltd 易開封性包装用袋
JP2002193276A (ja) * 2000-12-28 2002-07-10 Dainippon Printing Co Ltd 易開封包装袋
US7531228B2 (en) 2005-11-23 2009-05-12 Alcan Packaging Flexible France Dual scored easy open film

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