JPH0825932B2 - 光学活性‐1−(2−ハロゲン置換フェニル)エタノール - Google Patents

光学活性‐1−(2−ハロゲン置換フェニル)エタノール

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JPH0825932B2
JPH0825932B2 JP62255325A JP25532587A JPH0825932B2 JP H0825932 B2 JPH0825932 B2 JP H0825932B2 JP 62255325 A JP62255325 A JP 62255325A JP 25532587 A JP25532587 A JP 25532587A JP H0825932 B2 JPH0825932 B2 JP H0825932B2
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ethanol
halogen
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晃司 大野
尚之 吉田
昌和 金親
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Chisso Corp
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は液晶表示素子に用いる液晶材料の成分として
有用な光学活性物質の中間体である新規な光学活性アル
コールに関する。
[従来の技術] 液晶表示素子は、回路、駆動方式ならびにセル製造技
術の向上、そして特に素子に封入される液晶組成物の特
性改善によって急速な用途の拡大がなされてきた。しか
しながら、液晶表示素子には改善すべき点が山積みされ
ている。
たとえば、視野角の狭いこと、コントラストが悪いこ
と、応答速度が遅いこと、いまだ表示容量が小さいこ
と、そして周囲の温度変化による表示品質の低下などが
挙げられる。これらのうちでも周囲の温度変化による表
示品質の低下は、しきい値電圧Vthの温度変化に起因さ
れる。
近年普通に使われている手段として、液晶組成物に光
学活性物質を微量添加することにより、液晶分子の逆ツ
イストを抑えて液晶分子に右まわりあるいは左まわりの
らせん構造を与え、表示品質を保つ方法がる。例えば、
TN(twisted nematic)型表示素子、および最近提案さ
れたSBE(supertwisted birefrigence effect)型表示
素子の場合等に有利な影響を与えることができる。
しかしながら、ドーピング剤(dopant)として添加す
る光学活性物質の有するねじれ能力が低すぎると、必要
なピッチを得るために該ドーピング剤を比較的高い濃度
で添加する必要が生じ、他の物質パラメータに不利な影
響をおよぼすことは明白である。このため高いねじれ能
力、すなわち液晶中に添加したときに同一添加量にてよ
り短いピッチを発現する能力を持つ光学活性物質が待望
されてきた。
例えば、BDH社製CB−15、特開昭62−81354号、特開昭
62−81355号記載の各化合物は、ネマチック液晶組成物
に1重量%添加するだけで10μm前後のピッチを発現す
る能力を有しており、ある意味では実用可能な光学物質
といえる。
しかしながら、一般的な公知の光学活性物質は、前記
の化合物も含め、温度の上昇につれてその添加による液
晶物質のピッチを増加せしめ、しばしば望ましくない影
響をおよぼしている。例えば、SBE方式においては、温
度変化により液晶組成物の固有ピッチPが変化し、それ
によって表示素子のセル厚dと液晶組成物の固有ピッチ
Pの比P/dの値も変化する。通常P/dが2以下になってい
るが、これが温度変化によって2以上になると270度ツ
イストが90度ツイストに変わってしまう。
また、表示容量の増大のための改善という点では、表
示素子に電圧を印加していった際の透過率の変化の急峻
性の改善が必要である。G.バウアーとW.フェーレンバッ
クは第15回フライブルグ液晶会議(1985)において、27
0度ツイストにすると急峻性が大巾に改善されるという
計算結果を報告しているが、ここでも固有ピッチの温度
による変化をなくすことが必要となってくる。
この問題を解決するための方法として近年、負の温度
特性を持つ光学活性化合物、すなわち温度上昇にともな
い固有ピッチが減少する物質がみい出され、これを従来
の正の温度特性を有する光学活性物質と適量混合するこ
とにより、温度による固有ピッチの変化のない組成物が
得られている(特願昭61−179194号、江本ら)。
しかしながら、現在報告されている負の温度特性を持
つ物質はいづれも液晶物質に対するねじれ能力が低く、
必要なピッチを得るためにはかなり高い濃度で液晶組成
物に添加することが前提となっており、該高濃度添加
は、液晶組成物に種々の悪影響をもたらしていると推察
される。
これらの諸問題を解決するために、ピッチが短く、し
かも負の温度特性を持つ物質が望まれている。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明の目的は、好適な特性を有する液晶組成物を実
現するために必要な特性、特に負の温度特性を有し、ね
じれ能力の極めて高い光学活性化合物の中間原料もしく
は前駆体として有用な光学活性アルコールを提供するこ
とである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、 (1)一般式 (但し、(I)式に於いてXはハロゲン原子を示す。)
で表される光学活性アルコールである。
次に本発明の光学活性アルコールの調製法について述
べる。
本発明の光学活性アルコールは市販のラセミアルコー
ル、または、例えば以下の反応式に従って合成されたラ
セミアルコールから生化学的な不斉エステル交換もしく
は不斉エステル合成を経て光学分割できる。
光学分割をエステル交換にて行なうには、ラセミアル
コールをトリブチリンなどのトリグリセライドとともに
実質的に水分の不在下で、例えばリパーゼ等の酵素を添
加して液相で30〜45℃で行なうのが適当である。該酵素
としては市販品を用いうる。
反応時間は1ないし数十日である。反応後、酵素を濾
過により分離し、濾液から蒸留、クロマトグラフィーな
どの分離手段によって、生成したエステルおよび反応し
なかったアルコールを単離する。単離されたアルコール
は一対の対掌体の一方であり、他方の光学活性アルコー
ルは、生成したエステルを加水分解することにより得ら
れる。
[実施例] 以下に実施例により本発明を詳細に説明する。また応
用例により本発明の光学活性アルコールの有用性を示
す。
実施例1 酵素(天野製薬、リパーゼ「アマノ」CES)10g、
(±)−1−(2−ブロモフェニル)エタノール7.0g
(35m−mol)およびトリブチリン15.9g(52.5m−mol)
を三口フラスコに入れ、35℃で15日間撹拌した。反応停
止後、濾過により酵素を除き、濾液を濃縮した後シリカ
ゲルクロマトグラフィーにかけて目的物をそれぞれ単離
した。その結果、(S)−1−(2−ブロモフェニル)
エタノール2.6g、▲〔α〕23.5゜ D▼−26.3゜(C3.72,C
HCl3)と(R)−1−(2−ブロモフェニル)−1′−
ブタノイルオキシエタン25gを得た。これを加水分解し
て、(R)−1−(2−ブロモフェニル)ユタノールを
得た。(▲〔α〕23.5゜ D▼+33.5゜(C3.52,CHC
l3))。
参考例1 実施例1で製造した(R)−1−(2−ブロモフェニ
ル)エタノール(▲〔α〕23.5 D▼+33.5゜(C3.52,CHC
l3))4g,4−ペンチルオキシビフェニル−4′−カルボ
ン酸6g,N,N−ジシクロヘキシルカルボジイミド7g,4−N,
N−ジメチルアミノピリジン0.4g,ジクロロメタン100ml
の混合物を室温に於て2時間撹拌したのち不溶物を濾別
した。濾液を酸洗、アルカリ洗および水洗し、溶媒を留
去し残査をエタノール・酢酸エチルの混合溶媒から再結
晶を行ない、7.6gの(R)−4−ペンチルオキシビフェ
ニル−4′−カルボン酸1−(2−ブロモフェニル)エ
チルエステルを得た。mp101.2〜102.2℃。また、このも
のは元素分析、NMR−スペクトル、IR−スペクトルによ
ると標題化合物に一致している。
参考例2 ネマチック液晶組成物(市販のメルク社製、ZLI−113
2を使用した)に参考例1の化合物 を1重量%添加し、カイラルネマチック液晶組成物を調
製した。このカイラルネマチック液晶組成物を平行処理
を施したくさび型セルに注入し、これを偏光顕微鏡下で
観察したところ、らせんピッチが次の表の通りに観察さ
れた。
ただし、前述表中のδP20-Tは温度特性を表現するパ
ラメーターであり次式で定義される。
P(t);t℃に於るピッチ長 t;温度 以上の様に発現するピッチは極めて短く、その上、温
度上昇に併い、ピッチ長が短くなるという特性を有して
おり、本発明の化合物が優れた液晶組成物のピッチ調節
剤であることが判明した。
[発明の作用効果] 本発明の化合物を中間体として使用した本願出願人の
出願に係る化合物(特願昭62−255,326)は液晶組成物
に添加したときに数々の極めて有用な特性を示すことが
開示されている。
それらの特性は、本発明の化合物である光学活性アル
コールを中間体として使用することによってはじめて発
現するものであり、本発明の化合物はかゝる中間体とし
て大変有用である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 (但し、(I)式に於いてXはハロゲン原子を示す。) で表される光学活性アルコール。
JP62255325A 1987-10-09 1987-10-09 光学活性‐1−(2−ハロゲン置換フェニル)エタノール Expired - Lifetime JPH0825932B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62255325A JPH0825932B2 (ja) 1987-10-09 1987-10-09 光学活性‐1−(2−ハロゲン置換フェニル)エタノール
US07/239,277 US4904409A (en) 1987-10-09 1988-09-01 Optically active-1-(2-halogen-substituted-phenyl)-ethanol and its derivative
EP88309168A EP0311329B1 (en) 1987-10-09 1988-10-03 Liquid crystal compositions comprising optically active 1-[2-halogen-substituted-phenyl]-ethanols and derivatives thereof
DE3889408T DE3889408T2 (de) 1987-10-09 1988-10-03 Flüssigkristalline Mischungen enthaltend optisch aktive 1-[2-Halogen-substituierte-phenyl]-äthanole und Derivate davon.

Applications Claiming Priority (1)

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