JPH0825960B2 - スピロビインダンビスフェノールビスクロロホルメート組成物の製造法 - Google Patents
スピロビインダンビスフェノールビスクロロホルメート組成物の製造法Info
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- JPH0825960B2 JPH0825960B2 JP62272012A JP27201287A JPH0825960B2 JP H0825960 B2 JPH0825960 B2 JP H0825960B2 JP 62272012 A JP62272012 A JP 62272012A JP 27201287 A JP27201287 A JP 27201287A JP H0825960 B2 JPH0825960 B2 JP H0825960B2
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C68/00—Preparation of esters of carbonic or haloformic acids
- C07C68/02—Preparation of esters of carbonic or haloformic acids from phosgene or haloformates
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C2603/00—Systems containing at least three condensed rings
- C07C2603/93—Spiro compounds
- C07C2603/94—Spiro compounds containing "free" spiro atoms
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、スピロビインダンビスフェノールのビスク
ロロホルメートの製造に関する。
ロロホルメートの製造に関する。
最近、環状ポリカーボネートオリゴマーについて扱っ
た数多くの特許があり、特許出願が公表されている。環
状ポリカーボネートオリゴマーに関心が持たれるのは、
線状ポリカーボネートを製造するための広範囲の種々の
重合法にこれらが有用だからである。環状ポリカーボネ
ートオリゴマーは特に、ポリカーボネートの他の公知の
製造方法には用いることのできない反応性処理法に使用
することができる。たとえば、米国特許出願第704,122
号(1985年2月22日出願)および対応するヨーロッパ特
許出願第162,379号を参照されたい。
た数多くの特許があり、特許出願が公表されている。環
状ポリカーボネートオリゴマーに関心が持たれるのは、
線状ポリカーボネートを製造するための広範囲の種々の
重合法にこれらが有用だからである。環状ポリカーボネ
ートオリゴマーは特に、ポリカーボネートの他の公知の
製造方法には用いることのできない反応性処理法に使用
することができる。たとえば、米国特許出願第704,122
号(1985年2月22日出願)および対応するヨーロッパ特
許出願第162,379号を参照されたい。
米国特許出願第887,503号(1986年7月21日)には、
6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチルスピ
ロビインダンから誘導された環状ポリカーボネートオリ
ゴマーが詳しく開示されている。この種のオリゴマーは
環状ポリカーボネートオリゴマーに特に容易に転化する
ことができ、これらから製造された線状ポリカーボネー
トは特に有用で興味深い特性、たとえば高いガラス転移
温度を有しており、これらの特性があるのでこの種のポ
リカーボネートは種々の用途に用いる際に有用である。
6,6′−ジヒドロキシ−3,3,3′,3′−テトラメチルスピ
ロビインダンから誘導された環状ポリカーボネートオリ
ゴマーが詳しく開示されている。この種のオリゴマーは
環状ポリカーボネートオリゴマーに特に容易に転化する
ことができ、これらから製造された線状ポリカーボネー
トは特に有用で興味深い特性、たとえば高いガラス転移
温度を有しており、これらの特性があるのでこの種のポ
リカーボネートは種々の用途に用いる際に有用である。
大抵、環状ポリカーボネートオリゴマー組成物は、水
性塩基、第三アミンおよび実質的に不活性な有機液体の
存在下で、ビスフェノールビスクロロホルメート組成物
の環化によって製造される。ビスクロロホルメート組成
物の方は、水性塩基の存在下で、同種の有機液体中にお
いて、ビスフェノールをホスゲンと反応させることによ
って製造することができる。たとえば、米国特許出願第
790,909号(1985年10月24日)および対応するPCT公表出
願第86/03192号を参照されたい。簡単に言えばこれらの
出願には、上記液体と上記ビスフェノールの混合物にホ
スゲンを通過させ、その際同時に塩基を導入して水性相
のpHを0.5−8の範囲に保つことが開示されている。
性塩基、第三アミンおよび実質的に不活性な有機液体の
存在下で、ビスフェノールビスクロロホルメート組成物
の環化によって製造される。ビスクロロホルメート組成
物の方は、水性塩基の存在下で、同種の有機液体中にお
いて、ビスフェノールをホスゲンと反応させることによ
って製造することができる。たとえば、米国特許出願第
790,909号(1985年10月24日)および対応するPCT公表出
願第86/03192号を参照されたい。簡単に言えばこれらの
出願には、上記液体と上記ビスフェノールの混合物にホ
スゲンを通過させ、その際同時に塩基を導入して水性相
のpHを0.5−8の範囲に保つことが開示されている。
この方法によってスピロビインダンビスフェノールビ
スクロロホルメートを製造する試みは困難に直面した。
このスピロビインダンビスフェノールは、水と有機液
体、たとえば塩化メチレンとの混合物中で、pHが低いと
膨潤してゲル化する。その結果、反応物質の濃度が極め
て低くても攪拌およびホスゲン化が不可能となる。同様
の過程を高いpHで行うと、生成物はビスクロロホルメー
ト単量体のかわりに比較的高レベルのクロロホルメート
オリゴマーを、含有する。
スクロロホルメートを製造する試みは困難に直面した。
このスピロビインダンビスフェノールは、水と有機液
体、たとえば塩化メチレンとの混合物中で、pHが低いと
膨潤してゲル化する。その結果、反応物質の濃度が極め
て低くても攪拌およびホスゲン化が不可能となる。同様
の過程を高いpHで行うと、生成物はビスクロロホルメー
ト単量体のかわりに比較的高レベルのクロロホルメート
オリゴマーを、含有する。
本発明は、実質的な割合のビスクロロホルメート単量
体を含有するスピロビインダンビスフェノールビスクロ
ロホルメート組成物の製造方法を提供する。この方法は
単純、簡便かつ比較的安価であり、この方法によって得
られた生成物は容易に環化して環状スピロビインダンポ
リカーボネートオリゴマー組成物とすることができる。
体を含有するスピロビインダンビスフェノールビスクロ
ロホルメート組成物の製造方法を提供する。この方法は
単純、簡便かつ比較的安価であり、この方法によって得
られた生成物は容易に環化して環状スピロビインダンポ
リカーボネートオリゴマー組成物とすることができる。
本発明は広義では、次式: (式中の各Rはそれぞれ独立にC1-4の第一または第二ア
ルキルまたはハロゲンで、nは0−3である)のスピロ
ビインダンビスフェノールのビスクロロホルメートを含
む組成物の製造方法に関する。この方法は、 (A)上記スピロビインダンビスフェノール、実質的に
不活性な有機液体およびアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の塩基水溶液の不均質な混合物に、混合物の温度
を約10−40℃の範囲および水性相のpHを約8−14の範囲
に保って、固形分がすべて溶解するまでホスゲンを通過
させ、そして (B)ホスゲンの通過を水性相のpHを約2−6の範囲の
値に下げて継続する工程よりなる。
ルキルまたはハロゲンで、nは0−3である)のスピロ
ビインダンビスフェノールのビスクロロホルメートを含
む組成物の製造方法に関する。この方法は、 (A)上記スピロビインダンビスフェノール、実質的に
不活性な有機液体およびアルカリ金属またはアルカリ土
類金属の塩基水溶液の不均質な混合物に、混合物の温度
を約10−40℃の範囲および水性相のpHを約8−14の範囲
に保って、固形分がすべて溶解するまでホスゲンを通過
させ、そして (B)ホスゲンの通過を水性相のpHを約2−6の範囲の
値に下げて継続する工程よりなる。
上記の式のスピロビインダンビスフェノールのR基
は、アルキル基、たとえばメチル、エチル、1−プロピ
ルまたは2−プロピル、またはハロゲン原子、たとえば
塩素または臭素とすることができる。この種のR基を含
有する化合物のうちでは、メチルおよびクロロが好まし
いが、最も好適な化合物は6,6′−ジヒドロキシ−3,3,
3′,3′−テトラメチルスピロ(ビス)インダンであ
り、ここではnは0である。この化合物は以下で頻繁に
「SBI」と称する。
は、アルキル基、たとえばメチル、エチル、1−プロピ
ルまたは2−プロピル、またはハロゲン原子、たとえば
塩素または臭素とすることができる。この種のR基を含
有する化合物のうちでは、メチルおよびクロロが好まし
いが、最も好適な化合物は6,6′−ジヒドロキシ−3,3,
3′,3′−テトラメチルスピロ(ビス)インダンであ
り、ここではnは0である。この化合物は以下で頻繁に
「SBI」と称する。
この種のスピロビインダンビスフェノールは、次式: のビスフェノールの酸触媒による縮合によって製造する
ことができる。適当な製造方法は、たとえば米国特許第
3,271,463号、および米国特許出願第917,644号等に開示
されている。
ことができる。適当な製造方法は、たとえば米国特許第
3,271,463号、および米国特許出願第917,644号等に開示
されている。
本発明の方法の工程Aでは、スピロビインダンビスフ
ェノール、実質的に不活性な有機液体、およびアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の塩基水溶液の不均質な混
合物にホスゲンを通過させる。有機液体は実質的な量の
スピロビインダンビスフェノールを溶解する必要はな
い。しかし、有機液体はビスクロロホルメート生成物の
溶剤である必要があり、そして一般的に水に対して実質
的に不溶である必要がある。有機液体の例には、脂肪族
炭化水素、たとえばヘキサンおよびn−ヘプタン;塩素
化脂肪族炭化水素、たとえば塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、
テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、および1,2−
ジクロロエチレン;芳香族炭化水素、たとえばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレン;置換芳香族炭化水素、た
とえばクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、クロロ
トルエン、ニトロベンゼンおよびアセトフェノン;およ
び二硫化炭素がある。塩素化脂肪族炭化水素、特に塩化
メチレンが好ましい。
ェノール、実質的に不活性な有機液体、およびアルカリ
金属またはアルカリ土類金属の塩基水溶液の不均質な混
合物にホスゲンを通過させる。有機液体は実質的な量の
スピロビインダンビスフェノールを溶解する必要はな
い。しかし、有機液体はビスクロロホルメート生成物の
溶剤である必要があり、そして一般的に水に対して実質
的に不溶である必要がある。有機液体の例には、脂肪族
炭化水素、たとえばヘキサンおよびn−ヘプタン;塩素
化脂肪族炭化水素、たとえば塩化メチレン、クロロホル
ム、四塩化炭素、ジクロロエタン、トリクロロエタン、
テトラクロロエタン、ジクロロプロパン、および1,2−
ジクロロエチレン;芳香族炭化水素、たとえばベンゼ
ン、トルエンおよびキシレン;置換芳香族炭化水素、た
とえばクロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、クロロ
トルエン、ニトロベンゼンおよびアセトフェノン;およ
び二硫化炭素がある。塩素化脂肪族炭化水素、特に塩化
メチレンが好ましい。
不均質なスピロビインダンビスフェノール−有機液体
混合物にホスゲンを通過させ、その間この混合物の温度
を約10−40℃の範囲に保つ。ホスゲンは通常、気体の形
態で導入されるが、ホスゲンを液体として、または適当
な溶剤への溶液として導入するのも本発明の範囲内であ
る。
混合物にホスゲンを通過させ、その間この混合物の温度
を約10−40℃の範囲に保つ。ホスゲンは通常、気体の形
態で導入されるが、ホスゲンを液体として、または適当
な溶剤への溶液として導入するのも本発明の範囲内であ
る。
ホスゲンの流量は臨界的ではないが、大抵は、スピロ
ビインダンビスフェノールの当量あたり約0.05−3.0モ
ル/分である。(本発明の目的には、スピロビインダン
ビスフェノールの当量は、その分子量を2で割ったもの
である。) アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基水溶液
は、水酸化物、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムまたは水酸化カルシウムの水溶液であることが最も
多く、これを工程Aの間に必要に応じて加えて、水性相
のpHを約8−14の範囲に保つ。この範囲内においてpHの
値が低めであると、実質的な割合のスピロビインダンビ
スフェノールのモノクロロホルメートが生じることがあ
る。したがって、工程Aでの好適なpHは約12−14の範囲
である。塩基の溶液の濃度は臨界的でなく、たとえば約
1−16Nとすることができ、塩基の必要割合は通常の実
験を行うことにより容易に決定することができる。
ビインダンビスフェノールの当量あたり約0.05−3.0モ
ル/分である。(本発明の目的には、スピロビインダン
ビスフェノールの当量は、その分子量を2で割ったもの
である。) アルカリ金属またはアルカリ土類金属の塩基水溶液
は、水酸化物、たとえば水酸化ナトリウム、水酸化カリ
ウムまたは水酸化カルシウムの水溶液であることが最も
多く、これを工程Aの間に必要に応じて加えて、水性相
のpHを約8−14の範囲に保つ。この範囲内においてpHの
値が低めであると、実質的な割合のスピロビインダンビ
スフェノールのモノクロロホルメートが生じることがあ
る。したがって、工程Aでの好適なpHは約12−14の範囲
である。塩基の溶液の濃度は臨界的でなく、たとえば約
1−16Nとすることができ、塩基の必要割合は通常の実
験を行うことにより容易に決定することができる。
本発明は、反応生成物の溶解度がホスゲン化の進行と
ともに増大し、ホスゲンの化学量論的な量の約半分を加
えた時点で生成物が大抵は完全に溶解することを見出し
たことに部分的に基づいている。このことは、スピロビ
インダンビスフェノールモノクロロホルメートが有機液
体、たとえば塩化メチレンにほぼ完全に溶解するためだ
と考えられる。
ともに増大し、ホスゲンの化学量論的な量の約半分を加
えた時点で生成物が大抵は完全に溶解することを見出し
たことに部分的に基づいている。このことは、スピロビ
インダンビスフェノールモノクロロホルメートが有機液
体、たとえば塩化メチレンにほぼ完全に溶解するためだ
と考えられる。
工程Aの比較的高いpHでホスゲン化を続けると、ビス
クロロホルメート単量体のかわりに実質的な割合のビス
クロロホルメートの二量体およびさらに高次のオリゴマ
ーが生じる。本発明ではこれを、工程Bでホスゲン化を
続ける際にpHを約2−6の範囲の値に下げることによっ
て防止する。この範囲内における低めの値では、実質的
な割合のモノクロロホルメートが生じることがあるの
で、pH4−6の範囲の値が好ましい。
クロロホルメート単量体のかわりに実質的な割合のビス
クロロホルメートの二量体およびさらに高次のオリゴマ
ーが生じる。本発明ではこれを、工程Bでホスゲン化を
続ける際にpHを約2−6の範囲の値に下げることによっ
て防止する。この範囲内における低めの値では、実質的
な割合のモノクロロホルメートが生じることがあるの
で、pH4−6の範囲の値が好ましい。
両工程での反応温度は約10−40℃の範囲に保つ。比較
的沸点の低い有機液体、たとえば塩化メチレンを用いる
ときには、反応を還流下で行うのも本発明の範囲内であ
る。
的沸点の低い有機液体、たとえば塩化メチレンを用いる
ときには、反応を還流下で行うのも本発明の範囲内であ
る。
これらの条件下では、スピロビインダンビスフェノー
ルを完全に転化するのに、スピロビインダンビスフェノ
ールの当量当り最大で約1.25モルのホスゲンが必要とさ
れる。もっと少ないホスゲン、たとえばたかだか約1.1
モルでも適当なことが多い。
ルを完全に転化するのに、スピロビインダンビスフェノ
ールの当量当り最大で約1.25モルのホスゲンが必要とさ
れる。もっと少ないホスゲン、たとえばたかだか約1.1
モルでも適当なことが多い。
スピロビインダンビスフェノールビスクロロホルメー
ト組成物は、有機液体への溶液として得られる。製造方
法によっては、上記溶液を希薄な酸性水溶液で洗浄して
製造に使用した塩基の痕跡をとり除くのが望ましいこと
もある。
ト組成物は、有機液体への溶液として得られる。製造方
法によっては、上記溶液を希薄な酸性水溶液で洗浄して
製造に使用した塩基の痕跡をとり除くのが望ましいこと
もある。
本発明の方法によってスピロビインダンビスフェノー
ルビスクロロホルメート組成物を製造した後、溶剤を除
去し、組成物のそれぞれの成分、最も頻繁にはビスフェ
ノールビスクロロホルメートの単量体を通常の手段、た
とえば蒸留、クロマトグラフィー、分別結晶化などによ
って分離することができる。しかしこのような作業は不
要であることが多く、それは環状ポリカーボネートオリ
ゴマーへの転化をはじめとする多くの目的には、組成物
を溶剤の除去や精製を行うことなく使用することができ
るからである。
ルビスクロロホルメート組成物を製造した後、溶剤を除
去し、組成物のそれぞれの成分、最も頻繁にはビスフェ
ノールビスクロロホルメートの単量体を通常の手段、た
とえば蒸留、クロマトグラフィー、分別結晶化などによ
って分離することができる。しかしこのような作業は不
要であることが多く、それは環状ポリカーボネートオリ
ゴマーへの転化をはじめとする多くの目的には、組成物
を溶剤の除去や精製を行うことなく使用することができ
るからである。
本発明は以下の実施例によって例示する。実施例3−
5は本発明の範囲内ではないが、比較のために示すもの
である。
5は本発明の範囲内ではないが、比較のために示すもの
である。
実施例 1 15.85g(100ミリ当量)のSBI、100mlの塩化メチレン
および10mlの2.5N水酸化ナトリウム水溶液(25ミリモ
ル)の混合物をかきまぜながら還流下で加熱し、その間
にホスゲンを1g/分の流量で通過させた。pHが下がる間
もホスゲンの通過を継続したところ、pHが7未満となっ
たときに混合物中の固形相が消滅していた。次に、12分
(121ミリモル)の全ホスゲン添加時間にわたってホス
ゲンの通過を継続しながら、水酸化ナトリウム溶液を必
要に応じて加えてpHを2−5の範囲に保った。水性相と
有機相を分離し、有機相を0.1Nの塩酸で洗い、相分離紙
で過した。ビスクロロホルメート種を、フェノールと
トリエチルアミンの等モル混合物との反応によってフェ
ニルエステルに転化し、そして溶液を高圧液体クロマト
グラフィーで分析したところ、43%のSBIビスクロロホ
ルメート、25%のSBIモノクロロホルメートおよび8%
のビスクロロホルメート二量体に相当する分子種を含有
することがわかった。
および10mlの2.5N水酸化ナトリウム水溶液(25ミリモ
ル)の混合物をかきまぜながら還流下で加熱し、その間
にホスゲンを1g/分の流量で通過させた。pHが下がる間
もホスゲンの通過を継続したところ、pHが7未満となっ
たときに混合物中の固形相が消滅していた。次に、12分
(121ミリモル)の全ホスゲン添加時間にわたってホス
ゲンの通過を継続しながら、水酸化ナトリウム溶液を必
要に応じて加えてpHを2−5の範囲に保った。水性相と
有機相を分離し、有機相を0.1Nの塩酸で洗い、相分離紙
で過した。ビスクロロホルメート種を、フェノールと
トリエチルアミンの等モル混合物との反応によってフェ
ニルエステルに転化し、そして溶液を高圧液体クロマト
グラフィーで分析したところ、43%のSBIビスクロロホ
ルメート、25%のSBIモノクロロホルメートおよび8%
のビスクロロホルメート二量体に相当する分子種を含有
することがわかった。
実施例 2 反応を10℃で行い、最初のpHを約14とし、最後のpHを
4−6の範囲とした以外は、手順は実施例1と同様とし
た。これは、水酸化ナトリウム水溶液の約半分を反応の
開始時に加え、残部を必要に応じて加えて上述のpHに保
つことによって行った。生成物が55%のSBIビスクロロ
ホルメート、2%のSBIモノクロロホルメートおよび15
%のビスクロロホルメート二量体を含有することがわか
った。
4−6の範囲とした以外は、手順は実施例1と同様とし
た。これは、水酸化ナトリウム水溶液の約半分を反応の
開始時に加え、残部を必要に応じて加えて上述のpHに保
つことによって行った。生成物が55%のSBIビスクロロ
ホルメート、2%のSBIモノクロロホルメートおよび15
%のビスクロロホルメート二量体を含有することがわか
った。
実施例 3 31.7g(100ミリ当量)のSBIの塩化メチレン−水混合
物へのスラリーを、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加え
ることによってpH12に調整した。ホスゲンを1g/分で25
分間(全部で253ミリモル)かきまぜながら混合物に通
過させ、その間温度を10℃に保った。反応混合物を3Nの
塩酸を加えることによって酸性にし、窒素を1時間にわ
たって通過させた。次に有機相を分離し、塩酸で洗浄
し、過し、そして実施例1で説明したようにしてフェ
ニルエステルに転化した。分析を行ったところ、25%の
SBIビスクロロホルメートおよび22%のビスクロロホル
メート二量体を含有することがわかった。SBIモノクロ
ロホルメートは検出されなかった。
物へのスラリーを、5Nの水酸化ナトリウム水溶液を加え
ることによってpH12に調整した。ホスゲンを1g/分で25
分間(全部で253ミリモル)かきまぜながら混合物に通
過させ、その間温度を10℃に保った。反応混合物を3Nの
塩酸を加えることによって酸性にし、窒素を1時間にわ
たって通過させた。次に有機相を分離し、塩酸で洗浄
し、過し、そして実施例1で説明したようにしてフェ
ニルエステルに転化した。分析を行ったところ、25%の
SBIビスクロロホルメートおよび22%のビスクロロホル
メート二量体を含有することがわかった。SBIモノクロ
ロホルメートは検出されなかった。
実施例 4 水酸化ナトリウムの全量を反応の開始時に加えてpHを
14とした以外は、手順は実施例3と同様とした。生成物
は28%のSBIビスクロロホルメート、7%のSBIモノクロ
ロホルメートおよび15%のビスクロロホルメート二量体
を含有していた。
14とした以外は、手順は実施例3と同様とした。生成物
は28%のSBIビスクロロホルメート、7%のSBIモノクロ
ロホルメートおよび15%のビスクロロホルメート二量体
を含有していた。
実施例 5 反応混合物を全反応にわたってpH2−5の範囲に保っ
た以外は、手順は実施例3と同様とした。ホスゲンを混
合物に通過させたところ、反応混合物がゲル化し、攪拌
およびそれ以上のホスゲン化が不可能となった。
た以外は、手順は実施例3と同様とした。ホスゲンを混
合物に通過させたところ、反応混合物がゲル化し、攪拌
およびそれ以上のホスゲン化が不可能となった。
Claims (11)
- 【請求項1】次式: (各Rはそれぞれ独立にC1-4の第一または第二アルキル
またはハロゲンで、nは0−3である)のスピロビイン
ダンビスフェノールのビスクロロホルメートを含む組成
物を製造するにあたり、 (A)上記スピロビインダンビスフェノール、実質的に
不活性の有機液体、およびアルカリ金属またはアルカリ
土類金属の塩基水溶液の不均質な混合物に、混合物の温
度を約10−40℃の範囲および水性相のpHを約8−14の範
囲に保って、すべての固形分が溶解するまでホスゲンを
通過させ、そして (B)ホスゲンの通過を水性相のpHを約2−6の範囲の
値に下げて継続する工程よりなるスピロビインダンビス
フェノールのビスクロロホルメートを含む組成物の製造
方法。 - 【請求項2】工程Aの間のpHが約12−14の範囲である特
許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項3】有機液体が塩化メチレンである特許請求の
範囲第2項記載の方法。 - 【請求項4】ホスゲンの流量が、スピロビインダンビス
フェノールの当量あたり約0.05−3.0モル/分である特
許請求の範囲第3項記載の方法。 - 【請求項5】塩基が水酸化ナトリウムである特許請求の
範囲第4項記載の方法。 - 【請求項6】nが0である特許請求の範囲第5項記載の
方法。 - 【請求項7】工程BのpHが4−6の範囲である特許請求
の範囲第2項記載の方法。 - 【請求項8】ホスゲンの流量が、スピロビインダンビス
フェノールの当量あたり約0.05−3.0モル/分である特
許請求の範囲第7項記載の方法。 - 【請求項9】工程Aの間のpHが約12−14の範囲である特
許請求の範囲第8項記載の方法。 - 【請求項10】塩基が水酸化ナトリウムである特許請求
の範囲第9項記載の方法。 - 【請求項11】nが0である特許請求の範囲第10項記載
の方法。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US06/926,685 US4994595A (en) | 1986-11-04 | 1986-11-04 | Preparation of spirobiindane bisphenol bischloroformate compositions |
| US926,685 | 1986-11-04 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63152349A JPS63152349A (ja) | 1988-06-24 |
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Family
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Family Applications (1)
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Also Published As
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