JPH08259809A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents
ポリアミド樹脂組成物Info
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- JPH08259809A JPH08259809A JP7064061A JP6406195A JPH08259809A JP H08259809 A JPH08259809 A JP H08259809A JP 7064061 A JP7064061 A JP 7064061A JP 6406195 A JP6406195 A JP 6406195A JP H08259809 A JPH08259809 A JP H08259809A
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- mol
- resin composition
- molding
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- polyamide resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、金属代替可能な高強度、高
弾性率を有し、さらに良好な成形性を有する成形用ポリ
アミド樹脂組成物を提供することにある。 【構成】 パラキシリレンジアミン25〜65モル%と
メタキシリレンジアミン75〜35モル%からなる混合
キシリレンジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−直鎖
脂肪族ジカルボン酸との重縮合反応より得られた、DS
C法により測定した融点と結晶化温度の差が60℃以下
である結晶性共重合ポリアミドと無機充填物からなるポ
リアミド樹脂組成物。
弾性率を有し、さらに良好な成形性を有する成形用ポリ
アミド樹脂組成物を提供することにある。 【構成】 パラキシリレンジアミン25〜65モル%と
メタキシリレンジアミン75〜35モル%からなる混合
キシリレンジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−直鎖
脂肪族ジカルボン酸との重縮合反応より得られた、DS
C法により測定した融点と結晶化温度の差が60℃以下
である結晶性共重合ポリアミドと無機充填物からなるポ
リアミド樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属代替可能な高強
度、高弾性率を有し、さらに良好な成形性を有する成形
用ポリアミド樹脂組成物に関する。
度、高弾性率を有し、さらに良好な成形性を有する成形
用ポリアミド樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】ナイロン6やナイロン66に代表される
ポリアミド樹脂は、靱性、耐化学薬品性、電気特性等に
優れており、成形材料として自動車部品、機械部品、電
気・電子機器部品等に広く利用されている。その中で、
メタキシリレンジアミンとアジピン酸から得られたポリ
アミド(以下、ナイロンMXD6ということがある)
は、従来のポリアミド樹脂に比べて高い強度、高い弾性
率、低吸水性という特長を有しており、金属代替材料と
して、軽量・小型化を要求される電気・電子機器部品や
自動車部品への利用が進み、近年、その需要の増加が著
しい。
ポリアミド樹脂は、靱性、耐化学薬品性、電気特性等に
優れており、成形材料として自動車部品、機械部品、電
気・電子機器部品等に広く利用されている。その中で、
メタキシリレンジアミンとアジピン酸から得られたポリ
アミド(以下、ナイロンMXD6ということがある)
は、従来のポリアミド樹脂に比べて高い強度、高い弾性
率、低吸水性という特長を有しており、金属代替材料と
して、軽量・小型化を要求される電気・電子機器部品や
自動車部品への利用が進み、近年、その需要の増加が著
しい。
【0003】ナイロンMXD6の結晶化速度はナイロン
6やナイロン66と比較し遅い。それゆえ、ナイロンM
XD6単独では、射出成形の際、金型内で結晶化し難
く、薄肉成形が困難であったり、得られる成形品の変形
や機械的強度の低下等の問題が発生し易い。そのため、
ナイロンMXD6を成形材料として用いるためには、高
結晶化速度であるナイロン66やタルク粉末を配合して
結晶化速度を増大させたり、金型温度を高くしたりして
成形性を改善する必要がある(特公昭54−3245
8)。しかしながら、ナイロン66を配合するためにナ
イロンMXD6単独の場合に比べて吸水率が大きく、そ
れゆえ、吸水による機械的強度の低下が認められる。
6やナイロン66と比較し遅い。それゆえ、ナイロンM
XD6単独では、射出成形の際、金型内で結晶化し難
く、薄肉成形が困難であったり、得られる成形品の変形
や機械的強度の低下等の問題が発生し易い。そのため、
ナイロンMXD6を成形材料として用いるためには、高
結晶化速度であるナイロン66やタルク粉末を配合して
結晶化速度を増大させたり、金型温度を高くしたりして
成形性を改善する必要がある(特公昭54−3245
8)。しかしながら、ナイロン66を配合するためにナ
イロンMXD6単独の場合に比べて吸水率が大きく、そ
れゆえ、吸水による機械的強度の低下が認められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ナイロンM
XD6の有する上記問題点を解決するため、ポリアミド
の主原料に、ジアミン成分として、メタキシリレンジア
ミンとパラキシリレンジアミンとの混合物、ジカルボン
酸成分としてアジピン酸を用いて、高結晶化速度の共重
合ポリアミドを得、かかる共重合ポリアミドに無機充填
材を配合することにより、良好な成形性、特に成形のサ
イクルタイムの短縮化や金型温度の低温化に効果のあ
る、あるいは薄肉成形に適するポリアミド成形材料を提
供することを目的としている。
XD6の有する上記問題点を解決するため、ポリアミド
の主原料に、ジアミン成分として、メタキシリレンジア
ミンとパラキシリレンジアミンとの混合物、ジカルボン
酸成分としてアジピン酸を用いて、高結晶化速度の共重
合ポリアミドを得、かかる共重合ポリアミドに無機充填
材を配合することにより、良好な成形性、特に成形のサ
イクルタイムの短縮化や金型温度の低温化に効果のあ
る、あるいは薄肉成形に適するポリアミド成形材料を提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、鋭意検討
の結果、特定のモノマー組成から得られる共重合ポリア
ミドを用いたポリアミド樹脂組成物が、結晶化速度が大
きく、良好な成形性を有し、さらに成形のサイクルタイ
ムの短縮化に効果のあることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
の結果、特定のモノマー組成から得られる共重合ポリア
ミドを用いたポリアミド樹脂組成物が、結晶化速度が大
きく、良好な成形性を有し、さらに成形のサイクルタイ
ムの短縮化に効果のあることを見出し、本発明を完成す
るに至った。
【0006】すなわち、本発明は、パラキシリレンジア
ミン25〜65モル%とメタキシリレンジアミン75〜
35モル%からなる混合キシリレンジアミンと、炭素数
6〜12のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸との重縮合
反応より得られた、DSC法により測定した融点と結晶
化温度の差が60℃以下である結晶性共重合ポリアミド
と無機充填物からなるポリアミド樹脂組成物に関する。
ミン25〜65モル%とメタキシリレンジアミン75〜
35モル%からなる混合キシリレンジアミンと、炭素数
6〜12のα,ω−直鎖脂肪族ジカルボン酸との重縮合
反応より得られた、DSC法により測定した融点と結晶
化温度の差が60℃以下である結晶性共重合ポリアミド
と無機充填物からなるポリアミド樹脂組成物に関する。
【0007】本発明でのDSC法とは、JIS−712
1を用いる。一般にDSC法で測定した融点と結晶化温
度の差が小さい程ポリマーの結晶化速度は大きくなる傾
向にある。そのため、融点と結晶化温度の差が60℃を
越える場合には十分な結晶化得度を有していないポリア
ミドであることが多く、このようなポリアミドを用いた
成形では、サイクルタイムの短縮化や金型温度の低温化
等が困難となる。
1を用いる。一般にDSC法で測定した融点と結晶化温
度の差が小さい程ポリマーの結晶化速度は大きくなる傾
向にある。そのため、融点と結晶化温度の差が60℃を
越える場合には十分な結晶化得度を有していないポリア
ミドであることが多く、このようなポリアミドを用いた
成形では、サイクルタイムの短縮化や金型温度の低温化
等が困難となる。
【0008】本発明用いる共重合ポリアミドのモノマー
であるジアミンは、パラキシリレンジアミン25〜65
モル%、メタキシリレンジアミン75〜35モル%含有
する混合キシリレンジアミンであり、所望により更に脂
肪族ジアミン、例えばテトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、ノナメチレンジアミン等や、芳香族ジ
アミン、例えばメタフェニレンジアミン、パラフェニレ
ンジアミン等、さらに脂環族ジアミン、例えば1,3−
ビスアミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン等の中から一種以上を全ジアミン
の5モル%を超えない範囲で適宜選んで用いることがで
きる。
であるジアミンは、パラキシリレンジアミン25〜65
モル%、メタキシリレンジアミン75〜35モル%含有
する混合キシリレンジアミンであり、所望により更に脂
肪族ジアミン、例えばテトラメチレンジアミン、ペンタ
メチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、オクタメ
チレンジアミン、ノナメチレンジアミン等や、芳香族ジ
アミン、例えばメタフェニレンジアミン、パラフェニレ
ンジアミン等、さらに脂環族ジアミン、例えば1,3−
ビスアミノメチルシクロヘキサン、1,4−ビスアミノ
メチルシクロヘキサン等の中から一種以上を全ジアミン
の5モル%を超えない範囲で適宜選んで用いることがで
きる。
【0009】混合キシリレンジアミンのパラキシリレン
ジアミン含有率が25モル%未満では、得られる共重合
ポリアミドの結晶化速度が小さく、融点と結晶化温度の
差が60℃を超えてしまう。それにより、成形性の悪
化、成形品の結晶化不良による変形や機械的強度の低下
を招く。また、ジアミン成分中のパラキシリレンジアミ
ン含有率が65モル%を超えると、得られる共重合ポリ
アミド樹脂の融点が300℃に近づき、成形時の加熱に
よる熱劣化を引き起こし易くなり、成形が容易でなくな
る。
ジアミン含有率が25モル%未満では、得られる共重合
ポリアミドの結晶化速度が小さく、融点と結晶化温度の
差が60℃を超えてしまう。それにより、成形性の悪
化、成形品の結晶化不良による変形や機械的強度の低下
を招く。また、ジアミン成分中のパラキシリレンジアミ
ン含有率が65モル%を超えると、得られる共重合ポリ
アミド樹脂の融点が300℃に近づき、成形時の加熱に
よる熱劣化を引き起こし易くなり、成形が容易でなくな
る。
【0010】本発明で用いる共重合ポリアミドのモノマ
ーであるジカルボン酸は、炭素数が6〜12であるα,
ω−脂肪族ジカルボン酸、好ましくはアジピン酸であっ
て、所望に応じて脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク
酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸等や、
芳香族ジカルボン酸、例えば1,5−ナフタレンジカル
ボン酸等の中から一種以上を全ジカルボン酸の5モル%
を超えない範囲で適宜選択されてもよい。本発明で用い
る共重合ポリアミドの相対粘度(96%硫酸溶液1g/
100mL)は、成形時の溶融粘度及び成形後の機械的
性質強度を考慮すると、1.5〜4.0であることが好
ましい。
ーであるジカルボン酸は、炭素数が6〜12であるα,
ω−脂肪族ジカルボン酸、好ましくはアジピン酸であっ
て、所望に応じて脂肪族ジカルボン酸、例えばコハク
酸、グルタル酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン
酸、セバシン酸、ウンデカン二酸、ドデカン二酸等や、
芳香族ジカルボン酸、例えば1,5−ナフタレンジカル
ボン酸等の中から一種以上を全ジカルボン酸の5モル%
を超えない範囲で適宜選択されてもよい。本発明で用い
る共重合ポリアミドの相対粘度(96%硫酸溶液1g/
100mL)は、成形時の溶融粘度及び成形後の機械的
性質強度を考慮すると、1.5〜4.0であることが好
ましい。
【0011】本発明では、従来のナイロンMXD6を用
いた成形材料で配合されていたナイロン66を配合する
必要はない。ナイロン66を配合しないことで、吸水率
が低下し、吸水による機械的性質の低下を防ぐことがで
きる。
いた成形材料で配合されていたナイロン66を配合する
必要はない。ナイロン66を配合しないことで、吸水率
が低下し、吸水による機械的性質の低下を防ぐことがで
きる。
【0012】本発明で使用する無機充填物は、この種の
組成物一般に用いられるものであれば特に制限はなく、
粉末状、繊維状、粒状及びフレーク状の無機充填物もし
くはこれらを併用したものが使用できる。無機充填物の
配合割合は、機械的性能等を考慮すると、共重合ポリア
ミド100重量部に対し、10〜150重量部であるこ
とが好ましい。
組成物一般に用いられるものであれば特に制限はなく、
粉末状、繊維状、粒状及びフレーク状の無機充填物もし
くはこれらを併用したものが使用できる。無機充填物の
配合割合は、機械的性能等を考慮すると、共重合ポリア
ミド100重量部に対し、10〜150重量部であるこ
とが好ましい。
【0013】繊維状充填物としては、ガラス繊維、チタ
ン酸カリウムや硫酸カルシウムのウィスカー、カーボン
繊維及びアルミナ繊維等が使用できる。粉末状充填物と
しては、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは
80μm以下の粒径を有したものであり、カオリナイ
ト、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭
酸塩、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、
硫化物及び金属酸化物等が使用できる。
ン酸カリウムや硫酸カルシウムのウィスカー、カーボン
繊維及びアルミナ繊維等が使用できる。粉末状充填物と
しては、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは
80μm以下の粒径を有したものであり、カオリナイ
ト、シリカ、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等の炭
酸塩、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム等の硫酸塩、
硫化物及び金属酸化物等が使用できる。
【0014】本発明では、さらに結晶化を促進させるた
めにタルク粉末を用いることが好ましい。使用するタル
クは、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは8
0μm以下の粒径を有したものであり、共重合ポリアミ
ド100重量部に対し30重量部以下の割合で配合され
る。タルクの配合割合が共重合ポリアミド100重量部
に対し30重量部を超えると、成形時の樹脂の流動性の
低下や、得られる成形品の機械的性能が低下する等の弊
害を招くので、好ましくない。
めにタルク粉末を用いることが好ましい。使用するタル
クは、好ましくは100μm以下、さらに好ましくは8
0μm以下の粒径を有したものであり、共重合ポリアミ
ド100重量部に対し30重量部以下の割合で配合され
る。タルクの配合割合が共重合ポリアミド100重量部
に対し30重量部を超えると、成形時の樹脂の流動性の
低下や、得られる成形品の機械的性能が低下する等の弊
害を招くので、好ましくない。
【0015】その他、必要に応じて、1種以上の添加
剤、例えば、難燃剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤、酸化
や熱及び紫外線による劣化に対する安定剤、着色剤等を
使用することができる。
剤、例えば、難燃剤、帯電防止剤、滑剤、可塑剤、酸化
や熱及び紫外線による劣化に対する安定剤、着色剤等を
使用することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の共重合ポリアミドを使用するこ
とにより、従来のナイロンMXD6を用いた成形材料で
は困難であった薄肉成形を容易にし、さらに成形サイク
ルの短縮化や金型温度の低温化などの成形性が改善され
た。さらには、吸水による機械的性質の低下が抑制され
た。
とにより、従来のナイロンMXD6を用いた成形材料で
は困難であった薄肉成形を容易にし、さらに成形サイク
ルの短縮化や金型温度の低温化などの成形性が改善され
た。さらには、吸水による機械的性質の低下が抑制され
た。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、実
施例中、特にことわりのない限り、「部」は重量部を表
す。実施例1の成形条件は以下に示すとおりである。
発明はこれら実施例に限定されるものではない。尚、実
施例中、特にことわりのない限り、「部」は重量部を表
す。実施例1の成形条件は以下に示すとおりである。
【0018】 シリンダー温度 280℃ 金型温度 130℃ 射出圧力 1000kg/cm2 実施例2の成形条件は以下に示すとおりである。 シリンダー温度 290℃ 金型温度 130℃ 射出圧力 1000kg/cm2 比較例1の成形条件は以下に示すとおりである。 シリンダー温度 270℃ 金型温度 130℃ 射出圧力 1000kg/cm2
【0019】評価は以下の方法によった。 (1)転移温度:JIS K7121(ただし、測定試
料の水分含有率を0.1重量%以下とした。) (2)比重 :ASTM D792 (3)引張試験:ASTM D638 (4)曲げ試験:ASTM D790 (5)吸水試験:ASTM D570(水中、24時
間) (6)半結晶化時間:脱偏光強度法、使用機器コタキ製
作所(株)製ポリマー結晶化速度測定装置MK−701
型、溶融温度280℃(実施例1)、290℃(実施例
2)、270℃(比較例1)、溶融時間3分、結晶化浴
温度130℃、試料形状はペレット。
料の水分含有率を0.1重量%以下とした。) (2)比重 :ASTM D792 (3)引張試験:ASTM D638 (4)曲げ試験:ASTM D790 (5)吸水試験:ASTM D570(水中、24時
間) (6)半結晶化時間:脱偏光強度法、使用機器コタキ製
作所(株)製ポリマー結晶化速度測定装置MK−701
型、溶融温度280℃(実施例1)、290℃(実施例
2)、270℃(比較例1)、溶融時間3分、結晶化浴
温度130℃、試料形状はペレット。
【0020】実施例1 アジピン酸を窒素雰囲気の反応缶内で加熱溶融させた。
その溶融ジカルボン酸に、パラキシリレンジアミンを3
0モル%、メタキシリレンジアミンを70モル%含有す
る混合キシリレンジアミンを逐次滴下し、生成物の融点
を常に上回るように反応温度を保ちつつ攪拌した。滴下
終了後、所定の粘度に達するまで攪拌、反応を続け、達
した時点で生成物を反応缶より排出し、水冷し、ペレッ
ト化した。得られた共重合ポリアミドを以下「ポリアミ
ドA」と記す。ポリアミドAの融点は258℃、結晶化
温度206℃、相対粘度(96%硫酸溶液1g/100
mL)は2.08であった。
その溶融ジカルボン酸に、パラキシリレンジアミンを3
0モル%、メタキシリレンジアミンを70モル%含有す
る混合キシリレンジアミンを逐次滴下し、生成物の融点
を常に上回るように反応温度を保ちつつ攪拌した。滴下
終了後、所定の粘度に達するまで攪拌、反応を続け、達
した時点で生成物を反応缶より排出し、水冷し、ペレッ
ト化した。得られた共重合ポリアミドを以下「ポリアミ
ドA」と記す。ポリアミドAの融点は258℃、結晶化
温度206℃、相対粘度(96%硫酸溶液1g/100
mL)は2.08であった。
【0021】上記条件で合成したポリアミドA100部
に対し、タルク4部及びガラス繊維100部を配合し、
ベント式単軸押出機(ナカタニ機械(株)製)を用い
て、シリンダー温度280℃で溶融混練した後、水冷
し、ペレット化した。得られた樹脂組成物を用いて、射
出成形機にて引張試験用テストピース、曲げ試験用テス
トピース及び吸水試験用テストピースを成形した。評価
結果を表1に示す。
に対し、タルク4部及びガラス繊維100部を配合し、
ベント式単軸押出機(ナカタニ機械(株)製)を用い
て、シリンダー温度280℃で溶融混練した後、水冷
し、ペレット化した。得られた樹脂組成物を用いて、射
出成形機にて引張試験用テストピース、曲げ試験用テス
トピース及び吸水試験用テストピースを成形した。評価
結果を表1に示す。
【0022】実施例2 アジピン酸を窒素雰囲気の反応缶内で加熱溶融させた。
その溶融ジカルボン酸に、パラキシリレンジアミンを5
0モル%、メタキシリレンジアミンを50モル%含有す
る混合キシリレンジアミンとメタキシリレンジアミンと
を最終的にパラキシリレンジアミン40モル%、メタキ
シリレンジアミン60モル%となるように2段階に分け
て逐次滴下し、生成物の融点を常に上回るように反応温
度を保ちつつ攪拌した。滴下終了後、所定の粘度に達す
るまで攪拌、反応を続け、達した時点で生成物を反応缶
より排出し、水冷し、ペレット化した。得られた共重合
ポリアミドを以下「ポリアミドB」と記す。ポリアミド
Bの融点は269℃、結晶化温度227℃、相対粘度
(96%硫酸溶液1g/100mL)は2.13であっ
た。
その溶融ジカルボン酸に、パラキシリレンジアミンを5
0モル%、メタキシリレンジアミンを50モル%含有す
る混合キシリレンジアミンとメタキシリレンジアミンと
を最終的にパラキシリレンジアミン40モル%、メタキ
シリレンジアミン60モル%となるように2段階に分け
て逐次滴下し、生成物の融点を常に上回るように反応温
度を保ちつつ攪拌した。滴下終了後、所定の粘度に達す
るまで攪拌、反応を続け、達した時点で生成物を反応缶
より排出し、水冷し、ペレット化した。得られた共重合
ポリアミドを以下「ポリアミドB」と記す。ポリアミド
Bの融点は269℃、結晶化温度227℃、相対粘度
(96%硫酸溶液1g/100mL)は2.13であっ
た。
【0023】上記条件で合成したポリアミドB100部
に対し、タルク4部及びガラス繊維100部を配合し、
ベント式単軸押出機(ナカタニ機械(株)製)を用い
て、シリンダー温度290℃で溶融混練した後、水冷
し、ペレット化した。得られた樹脂組成物を用いて、射
出成形機にて引張試験用テストピース、曲げ試験用テス
トピース及び吸水試験用テストピースを成形した。評価
結果を表1に示す。
に対し、タルク4部及びガラス繊維100部を配合し、
ベント式単軸押出機(ナカタニ機械(株)製)を用い
て、シリンダー温度290℃で溶融混練した後、水冷
し、ペレット化した。得られた樹脂組成物を用いて、射
出成形機にて引張試験用テストピース、曲げ試験用テス
トピース及び吸水試験用テストピースを成形した。評価
結果を表1に示す。
【0024】比較例1 ナイロンMXD6(三菱ガス化学(株)製、融点237
℃、結晶化温度152℃、相対粘度2.10)90部に
対し、ナイロン66(東レ(株)製)10部、タルク4
部及びガラス繊維100部を配合し、ベント式単軸押出
機(ナカタニ機械(株)製)を用いて、シリンダー温度
270℃で溶融混練した後、水冷し、ペレット化した。
得られた樹脂組成物を用いて、射出成形機にて引張試験
用テストピース、曲げ試験用テストピース及び吸水試験
用テストピースを成形した。評価結果を表1に示す。
℃、結晶化温度152℃、相対粘度2.10)90部に
対し、ナイロン66(東レ(株)製)10部、タルク4
部及びガラス繊維100部を配合し、ベント式単軸押出
機(ナカタニ機械(株)製)を用いて、シリンダー温度
270℃で溶融混練した後、水冷し、ペレット化した。
得られた樹脂組成物を用いて、射出成形機にて引張試験
用テストピース、曲げ試験用テストピース及び吸水試験
用テストピースを成形した。評価結果を表1に示す。
【0025】実施例1及び実施例2の半結晶化時間は、
比較例1よりも短くなっており、結晶化速度が増大して
いることが認められた。又、実施例1及び実施例2は従
来技術の比較例1に比べて、機械的性質は同水準であ
る。実施例1及び実施例2の吸水率は、比較例1よりも
低くなっている。
比較例1よりも短くなっており、結晶化速度が増大して
いることが認められた。又、実施例1及び実施例2は従
来技術の比較例1に比べて、機械的性質は同水準であ
る。実施例1及び実施例2の吸水率は、比較例1よりも
低くなっている。
【0026】 表1 実施例1 実施例2 比較例1 ポリアミド樹脂 A B MXD6 (イ) 融点(℃) 258 269 237 (ロ) 結晶化温度(℃) 206 227 152 (イ) と (ロ) の差(℃) 52 42 85 成分の配合割合(重量部) 上記ポリアミド樹脂 100 100 90 ナイロン66 0 0 10 ガラス繊維 100 100 100 タルク 4 4 4 半結晶化時間 (秒) 2.9 2.5 6.0 比重 1.65 1.65 1.65 引張強さ (MPa) 282 255 273 引張弾性率 (GPa) 20 19 20 引張伸び率 (%) 2.0 1.9 2.1 曲げ強さ (MPa) 359 329 364 曲げ弾性率 (GPa) 17 17 18 吸水率 (%) 0.10 0.10 0.13
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 宣義 神奈川県平塚市東八幡5丁目6番2号 三 菱エンジニアリングプラスチックス株式会 社技術センター内
Claims (1)
- 【請求項1】 パラキシリレンジアミン25〜65モル
%とメタキシリレンジアミン75〜35モル%からなる
混合キシリレンジアミンと、炭素数6〜12のα,ω−
直鎖脂肪族ジカルボン酸との重縮合反応より得られた、
DSC法により測定した融点と結晶化温度の差が60℃
以下である結晶性共重合ポリアミドと無機充填物からな
るポリアミド樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7064061A JPH08259809A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ポリアミド樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP7064061A JPH08259809A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ポリアミド樹脂組成物 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08259809A true JPH08259809A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=13247208
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP7064061A Pending JPH08259809A (ja) | 1995-03-23 | 1995-03-23 | ポリアミド樹脂組成物 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08259809A (ja) |
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- 1995-03-23 JP JP7064061A patent/JPH08259809A/ja active Pending
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