JPH08260356A - スプレー型糊剤組成物 - Google Patents

スプレー型糊剤組成物

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JPH08260356A
JPH08260356A JP7063993A JP6399395A JPH08260356A JP H08260356 A JPH08260356 A JP H08260356A JP 7063993 A JP7063993 A JP 7063993A JP 6399395 A JP6399395 A JP 6399395A JP H08260356 A JPH08260356 A JP H08260356A
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polymer
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Miyuki Nakamura
美由紀 中村
Yoshitaka Hasegawa
美貴 長谷川
Junichi Inokoshi
淳一 猪腰
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a) スルホン酸基を含有するビニル系モノマ
ーを重合して得られるポリマー及びその塩並びに前記ビ
ニル系モノマーの2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩、重合性芳香族系モノマーを必須成分とす
る1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得たポ
リマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩等
の特定の水溶性合成ポリマーを 0.1〜20重量%、(b) 水
溶性シリコーンを 0.005〜5重量%、及び(c) バランス
量の水を含有するスプレー型糊剤組成物。 【効果】 張り性能に優れ、アイロン仕上げ時のこげつ
きがなく、しかも長期保存後の安定性に優れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアイロン仕上げ時にこげ
つきがなく、長期の保存安定性に優れ、スプレー使用に
適した糊剤組成物に関する。本発明組成物を使用すれ
ば、衣料に張りを与え、衣料の形を整えることができ
る。
【0002】
【従来の技術及び解決しようとする課題】スプレー型の
糊剤は手軽に使用することができるので便利である。そ
のようなスプレー型の糊剤組成物に使用できる糊剤とし
て、化工澱粉、酸化澱粉、ポリビニルアルコール、ヒド
ロキシエチルセルロース等の水溶性糊料と水溶性シリコ
ーンとの組み合わせ(特公平1−38912 号)、及び水溶
性ポリマーと水不溶性シリコーンとの組み合わせ(特開
平5−239774号)等が開示されているが、いずれもアイ
ロン仕上げ時のこげつき発生の抑制及び組成物の長期保
存時の安定性の双方を必ずしも十分に満足しているとは
言えない面があった。
【0003】そこで本発明が解決しようとする課題は、
アイロン仕上げ時に、こげつきがなく長期の保存安定性
に優れた、スプレー型糊剤組成物を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する為に鋭意検討した結果、特定の合成ポリマー
と水溶性シリコーン化合物とを配合することにより、上
記目的を達成し得ることを見出し、本発明を完成した。
【0005】即ち、本発明は、下記(a) 成分、 (b)成分
及び(c) 成分を含有するスプレー型糊剤組成物を提供す
るものである。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(vii) からなる群より選
ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重
量% ポリマー (i) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
ー及びその塩 ポリマー (ii) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
その塩 ポリマー (iii);重合性芳香族系モノマーを必須成分と
する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (iv) ;N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
モポリマー ポリマー (v) ;前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (vi) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 ポリマー (vii):アクリル酸及び/又はメタクリル酸モ
ノマーと、アクリル酸アルキルエステル及び/又はメタ
クリル酸アルキルエステルモノマーとを共重合させて得
られ、アクリル酸及び/又はメタクリル酸モノマーの割
合が30 mol%以上であるコポリマー又はその塩 (b) 成分:水溶性シリコーン 0.005〜5重量% (c) 成分:水 以下、本発明について詳細に説明する。
【0006】〔(a) 成分〕本発明組成物に使用される
(a) 成分は、上記ポリマー (i)〜(vii) からなる群より
選ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマーであり、以
下に各ポリマーについて説明する。
【0007】<ポリマー(i)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(i) は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) を重合して得られるポリマーもしくはその
塩、又は該モノマー(A)の2種以上を重合して得られる
コポリマーもしくはその塩である。
【0008】本発明組成物の(a)成分として使用される
ポリマー(i) の分子量は、1000〜600万が好ましく、更
に好ましくは5000〜100 万、特に好ましくは1万〜50万
の範囲である。分子量が1000よりも小さい場合には十分
な張り性能が得られないし、また 600万よりも大きい場
合にはスプレー性が良好でなくなるために好ましくな
い。
【0009】上記のポリマー若しくはコポリマーを構成
するスルホン酸基を含有するビニル系モノマー(A) とし
ては、スチレンスルホン酸、2−アクリルアミド−2−
メチルプロパンスルホン酸、アリルスルホン酸、ビニル
スルホン酸、メタリルスルホン酸、スルホプロピルメタ
クリレート及びこれらモノマーの塩からなる群から選ば
れる1種又は2種以上を用いるのが好ましい。この中で
もスチレンスルホン酸が特に好ましい。塩としては、1
価の塩としてリチウム、ナトリウム、カリウム等の金属
塩、アンモニウム塩、又はモノ、ジあるいはトリエタノ
ールアミン、モルホリン、エチルアミン、ブチルアミン
等の有機アミン塩が挙げられ、2価の塩としてカルシウ
ム、マグネシウム、バリウム等のアルカリ土類金属塩、
エチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン等の有機ア
ミン塩があり、3価の塩としてはアルミニウム塩、ジエ
チレントリアミン等の有機アミン塩、又はポリエチレン
イミン等の多価有機アミン等が挙げられる。塩としては
特にナトリウム塩が好ましい。
【0010】<ポリマー(ii)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(ii)は、スルホン酸基を含有するビニル系モ
ノマー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノ
マー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記
モノマー(A) の割合が30 mol%以上であるコポリマー又
はその塩である。
【0011】本発明組成物の(a) 成分として使用される
ポリマー(ii)の分子量は<ポリマー(i) >で述べた範囲
が好ましく、その範囲が好ましい理由も<ポリマー(i)
>と同じである。また、ここで使用されるモノマー(A)
の種類も<ポリマー(i) >で述べた通りである。この場
合において、モノマー(A) の共重合相手であるモノマー
(B) としては、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン
酸、無水マレイン酸、ヒドロキシエチルアクリル酸、ヒ
ドロキシエチルメタクリル酸等の水溶性モノマー及びこ
れらのモノマーの塩、エチレン、プロピレン、n−ブチ
レン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−
メチル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−
ペンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1
−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、スチレン等のオ
レフィンが挙げられる。これらの中でも特にアクリル
酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、ヒド
ロキシエチルアクリル酸、ヒドロキシエチルメタクリル
酸等の水溶性モノマー及びこれらのモノマーの塩が好ま
しい。コポリマー中のモノマー(A) の比率は 30mol%以
上、好ましくは 50mol%以上である。
【0012】ここで使用されるコポリマーは塩として使
用することもでき、そのときの塩の種類は、<ポリマー
(i)>で述べた通りである。
【0013】<ポリマー(iii)>本発明組成物に用いら
れるポリマー(iii) は、重合性芳香族系モノマーを必須
成分とする1種又は2種以上の重合性モノマーを重合し
て得たポリマーをスルホン化して得られるポリマー又は
その塩である。
【0014】このポリマー(iii) の原料となる重合性モ
ノマーは、1種でも2種以上を用いてもよいが、このう
ち少なくとも1種は芳香族系のモノマーである。この芳
香族系モノマーとしては、例えば、スチレン、α−メチ
ルスチレン、ビニルトルエン、ビニルナフタレン、イン
デン等が挙げられる。また芳香族以外のモノマーとして
は、エチレン、ブテン、ブタジエン、ジイソブチレン、
シクロペンタジエン、ジシクロペンタジエン等が挙げら
れる。芳香族系モノマーの全モノマー中に占める割合は
60〜100 モル%、特に85〜100 モル%とすることが好ま
しい。
【0015】このようなモノマーから得られるポリマー
の具体例としては、ポリスチレン、スチレン・エチレン
コポリマー、スチレン・ジイソブチレンコポリマー、ス
チレン・ジシクロペンタジエンコポリマー、スチレン・
ビニルトルエン・α−メチルスチレン・インデンコポリ
マーのようなポリマーが挙げられる。就中、最も好まし
いものはポリスチレンであり、これは、スチレンをラジ
カル重合、イオン重合、熱重合等常法により重合するこ
とで得られる。
【0016】このようにして得られたポリマーは、更に
スルホン化する必要がある。スルホン化は、無水硫酸、
クロルスルホン酸、無水硫酸・ルイス塩基錯体等のスル
ホン化剤を用い、任意のスルホン化方法を適用すること
により行うことができる。スルホン化率(スチレン骨格
1個に対してスルホン酸基が1個ついている場合がスル
ホン化率 100%)が60%に満たないと、水溶性が低下
し、洗濯時に除去しにくくなるため好ましくない。好ま
しいスルホン化率は85%以上である。
【0017】このようにスルホン化したポリマー(iii)
は、そのまま本発明組成物中に含有せしめることができ
るが、更に塩として用いることができる。このような塩
としては、<ポリマー(i) > にて述べたものと同じで
ある。このようにして得られた重合体は、その重量平均
分子量が5000〜100 万、好ましくは5万〜50万であるも
のが好ましい。
【0018】<ポリマー(iv)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(iv)は、N−ビニル−2−ピロリドン(C)の
ホモポリマーである。
【0019】このポリマー (iv) はモノマー(C) の重合
物であり、その重量平均分子量は、1,000 〜6,000,000
が好ましく、更に好ましくは 2,000〜1,000,000 であ
る。ポリマーの分子量が1,000 より小さい場合、糊剤処
理された衣料において、十分な張り性能が得られず、
又、6,000,000 より大きい場合には、得られる糊剤をス
プレーする際、スプレー性(スプレーした場合の霧の状
態)が良好でなく、その結果、糊剤が被処理体である衣
料にむら付きする等の現象が生じる為、好ましくない。
【0020】モノマー(C) の重合物として、例えばアイ
エスピー・ジャパン(株)のPVP Kホモポリマーシリー
ズ PVP K-15, K-30, K-60, K-90 (いずれも商標)等が
挙げられる。これらの化学構造は例えば次のようなもの
である。
【0021】
【化1】
【0022】<ポリマー(v)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(v) は、前記モノマー(C) と、モノマー(C)
と共重合し得るモノマー(C) 以外のビニル系モノマー
(D) の1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー
又はその塩(但し、コポリマー又はその塩のモノマー組
成においてモノマー(C) のモル分率は30%以上である)
である。
【0023】また、(a) 成分として、モノマー(C) とモ
ノマー(D) のコポリマー又はその塩も使用し得る。この
場合、コポリマーの分子量の好ましい範囲及び好ましい
理由については<ポリマー(iv)>にて述べた通りであ
る。
【0024】モノマー(D) として使用し得るモノマーと
しては水溶性ビニルモノマー、水不溶性ビニルモノマー
又は両者の混合モノマーが挙げられる。
【0025】ここで水溶性ビニルモノマーとしては、具
体的には下記 (1)〜(11)からなるモノマー群より選ばれ
る1種又は2種以上が使用される。 (1) アクリル酸及びその塩 (2) メタクリル酸及びその塩 (3) マレイン酸及びその塩 (4) 無水マレイン酸 (5) 2−ヒドロキシエチルアクリル酸及びその塩 (6) 2−ヒドロキシエチルメタクリル酸及びその塩 (7) 2−ヒドロキシプロピルアクリル酸及びその塩 (8) 2−ヒドロキシプロピルメタクリル酸及びその塩 (9) アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N −ジアル
キルアクリルアミド及びN,N−ジアルキルメタクリルア
ミド(アルキル基:炭素数1〜4のアルキル基) (10)一般式(I)で表されるモノマー、並びにその酸塩
及びその第4級アンモニウム塩
【0026】
【化2】
【0027】〔式中、 R :水素原子又は炭素数1〜4のアルキル基を示す。 R1,R2:同一又は異なって水素原子、炭素数1〜4のア
ルキル基、ヒドロキシエチル基、又はヒドロキシプロピ
ル基を示す。 x :1〜5の数を示す。〕 この場合において一般式(I)で表されるモノマーの具
体例として、N,N −ジメチルアミノプロピルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド、N,N −ジメチルアミノ
メチルアクリル酸(またはメタクリル酸)アミド、N,N
−ジメチルアミノエチルアクリル酸(またはメタクリル
酸)アミド、N,N −ジメチルアミノブチルアクリル酸
(またはメタクリル酸)アミド等が挙げられる。
【0028】一般式(I)で表されるモノマーを酸塩で
使用する場合、例えばHCl 、H2SO4、H3PO4 等の無機酸
塩、又はp−トルエンスルホン酸塩、グリコール酸、ク
エン酸、コハク酸等の有機酸塩が使用され、又、第4級
アンモニウム塩として使用する場合、一般式(I)で表
されるモノマーを従来公知の方法でCH3Cl、(CH
SO等のアルキル化剤にて、第4級アンモニウム塩
化したものが使用される。
【0029】(11)一般式(II)で表されるモノマー、
並びにその酸塩及びその第4級アンモニウム塩
【0030】
【化3】
【0031】〔式中、 R ,R1,R2:前記の意味を示す。 y :1〜5の数を示す。〕 一般式(II)で表されるモノマーの例として、アクリル
酸−N,N −ジメチルアミノエチル、アクリル酸−N,N −
ジメチルアミノメチル、アクリル酸−N,N −ジメチルア
ミノブチル、アクリル酸−N,N −ジメチルアミノプロピ
ル、メタクリル酸−N,N −ジメチルアミノエチル、メタ
クリル酸−N,N −ジメチルアミノメチル、メタクリル酸
−N,N −ジメチルアミノブチル、メタクリル酸−N,N −
ジメチルアミノプロピル、アクリル酸−N,N −ジエチル
アミノエチル、アクリル酸−N,N−ジエチルアミノメチ
ル、アクリル酸−N,N −ジエチルアミノブチル、アクリ
ル酸−N,N −ジエチルアミノプロピル、メタクリル酸−
N,N −ジエチルアミノエチル、メタクリル酸−N,N −ジ
エチルアミノメチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルア
ミノブチル、メタクリル酸−N,N −ジエチルアミノプロ
ピル等が挙げられる。
【0032】更に、一般式(II)で表されるモノマー
は、一般式(I)で表されるモノマーの場合と同様に酸
塩又は第4級アンモニウム塩として使用し得る。
【0033】また、モノマー(D) における水不溶性モノ
マーとしては、例えば、酢酸ビニル、N−ビニル−2−
カプロラクタム、エチレン、プロピレン、n−ブチレ
ン、イソブチレン、n−ペンテン、イソプレン、2−メ
チル−1−ブテン、n−ヘキセン、2−メチル−1−ペ
ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−
ペンテン、2−エチル−1−ブテン等が挙げられる。こ
の中で、特に酢酸ビニル、N−ビニル−2−カプロラク
タムが好ましい。
【0034】上記のような2種のモノマーからなるコポ
リマーのモノマー組成において、モノマー(C) のモル分
率は30%以上、好ましくは40%以上、さらに好ましくは
50%以上である。コポリマーのモノマー組成においてモ
ノマー(C) のモル分率が30%未満の共重合物又はその塩
の場合、良好な水への溶解性が達成されず、結果として
糊剤組成物において本発明の目的を達成することが出来
ない。
【0035】モノマー(D) としては、水溶性ビニルモノ
マー、水不溶性ビニルモノマー又は両者の混合モノマー
が使用されるが、水溶性ビニルモノマーを使用する方
が、共重合物又はその塩の水に対する良好な溶解性を達
成する為好ましい。
【0036】本発明の糊剤の主成分であるコポリマー
は、モノマー(C) とモノマー(D) の共重合物の塩を用い
ることができる。
【0037】このような塩としては、<ポリマー(i) >
で述べたものと同じものが使用し得る。
【0038】モノマー(C) とモノマー(D) のコポリマー
は、常圧下又は加圧下での従来公知のラジカル重合等に
より得ることができる。重合触媒としてアセトン等が、
又重合開始剤として、アゾビスイソブチロニトリル等が
使用できる。重合温度及び時間は、使用する重合溶媒や
モノマーの組み合わせによって異なるが、一般的には40
〜90℃で5〜20時間が適当である。
【0039】また本発明で使用されるコポリマーは市販
品として入手することも出来、例えばアイエスピー・ジ
ャパン(株)のPVP/VAコポリマーシリーズPVP/VA735
(いずれも商標)等が挙げられ、化学構造は例えば次の
ようである。
【0040】
【化4】
【0041】また、同社のコポリマーシリーズ Copolym
er 845, Copolymer 937, copolymer958(いずれも商
標)等が挙げられ、化学構造は例えば次の様である。
【0042】
【化5】
【0043】さらにGAFQUAT 734, GAFQUAT 755N (いず
れもアイエスピー・ジャパン(株)製、商標)等も挙げ
られ、化学構造は例えば次の様である。
【0044】
【化6】
【0045】又、次のものも例示される(いずれもアイ
エスピー・ジャパン(株)製、商標)。
【0046】
【化7】
【0047】<ポリマー(vi)>本発明組成物に用いられ
るポリマー(vi)は、アクリル酸又はメタクリル酸のホモ
ポリマー及びコポリマー並びにこれらの塩である。以
下、アクリル酸又はメタクリル酸を(メタ)アクリル酸
として表記する。
【0048】このポリマー(vi)は(メタ)アクリル酸も
しくはその塩のポリマー、又は(メタ)アクリル酸と無
水マレイン酸とのコポリマー、又はアクリル酸とメタク
リル酸とのコポリマー等であり、分子量は 1,000〜6,00
0,000 、好ましくは 2,000〜1,000,000 である。
【0049】<ポリマー(vii)>本発明組成物に用いら
れるポリマー(vii) は、アクリル酸及び/又はメタクリ
ル酸モノマーと、アクリル酸アルキルエステル及び/又
はメタクリル酸アルキルエステルモノマーとを共重合さ
せて得られるコポリマー又はその塩であり、アクリル酸
及び/又はメタクリル酸モノマーの割合が30mol%以
上、好ましくは40mol%以上のものである。また、アク
リル酸アルキルエステル及び/又はメタクリル酸アルキ
ルエステルを構成するアルキル基の炭素数は1〜20、好
ましくは2〜18である。かかるポリマー(iiv)の分子量
は 1,000〜6,000,000、好ましくは 2,000〜1,000,000
である。
【0050】〔(b) 成分〕本発明組成物の(b) 成分に使
用される水溶性シリコーンとして例えばオルガノポリシ
ロキサン分子中へポリエーテル基等の非イオン基、又は
極性基(カチオン基もしくはアニオン基)を導入して、
水溶性化したものを使用することができる。
【0051】本発明の(b) 成分として、市販品を使用す
ることができる。例えば信越シリコーン(株)のKF−35
1 、Polon MF−13等や、東レ・ダウ・コーニング・シリ
コーン(株)のSH3746等がある。
【0052】本発明組成物において、(b) 成分は、長期
保存安定性の観点より、下記条件を満足する水溶性シリ
コーンであることが好ましい。 条件:100ml のビーカーに水99.5g及び(b) 成分 0.5g
を加え、直径5mm、長さ20mmのスターラーピースにて60
rpm 、60℃、30分間攪拌し、25℃に60分間冷却したもの
を検体とし、この光路長1cm、波長420nm の光の透過率
(測定機器:(株)日立製作所製F−4010分光蛍光光度
計)の値が80%以上、好ましくは85%以上であり、かつ
層分離しないこと。
【0053】〔糊剤組成物〕本発明組成物において、
(a)成分は、組成物中0.1〜20重量%、好ましくは0.5〜1
0重量%配合される。この場合において(a) 成分の配合
量が 0.1重量%未満の場合には、糊剤としての十分な張
り性能が得られない。一方、20重量%を超える場合には
粘度が高くなり、良好なスプレー状態が得られない。ま
た、(b) 成分は組成物中0.005 〜5重量%、好ましくは
0.1〜1.0 重量%配合される。なお、(c) 成分の水は残
部としてバランス量が配合される。
【0054】本発明組成物において、クエン酸、リンゴ
酸、安息香酸、酒石酸等の有機酸を組成物中0〜10重量
%、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリプロピ
レングリコールの如きアイロン付着防止剤を組成物中0
〜10重量%、エチルアルコール、プロピルアルコール等
の如き低級アルコール、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール等の溶媒、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテルの如き浸透剤を組成物
中0〜20重量%、その他の蛍光染料、殺菌剤、抗菌剤、
香料、更にエアゾールとして使用する場合には罐腐食防
止剤の如き添加剤を加えることができる。
【0055】本発明のスプレー型糊剤組成物はポンプ式
或いはトリガー式のスプレー容器に充填して使用しても
良いが、エアゾール用の耐圧罐に噴射剤と共に充填し使
用することもできる。この時の噴射剤としては液化プロ
パン、液化ブタン、及びそれらの混合物、或いはジメチ
ルエーテルを使用するのが良い。噴射剤と本発明の組成
物との重量比率は噴射剤:本発明組成物=3:97〜40:
60が好ましく、更に好ましくは5:95〜30:70である。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、アイロン仕上げ時にこ
げつきがなく、長期の保存安定性に優れたスプレー型糊
剤組成物が得られる。
【0057】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0058】実施例1〜9、比較例1〜6 (a) 成分として表1に示すポリマー、及び(b) 成分とし
て表2に示す水溶性シリコーン、並びに必要に応じて表
3に示すその他の成分を水に溶解させ、表4に示す糊剤
組成物を調製した。
【0059】この糊剤組成物を、トリガー式容器又はエ
アゾール缶に充填し、綿 100%ブロードに 100% o.w.f
(on the weight of fabrics) になるように均一にスプ
レーし、アイロンの温度目盛りを綿にしてアイロンがけ
をして乾燥させた。20℃、65%相対湿度の条件で12時間
調湿し、試験布を得、張り性能、耐熱性及び長期保存安
定性の評価を以下の方法で行った。この結果を表4に示
した。
【0060】但し、エアゾール缶に糊剤組成物を充填す
る場合、糊剤組成物と液化プロパンガス(内圧3.1kg /
cm2, 20 ℃)とを、糊剤組成物:液化プロパンガス80:
20の重量比率でエアゾール缶に充填し、充分に振盪した
後、糊剤組成物を布帛上にスプレーした。
【0061】<張り性能の評価>カンチレバー法(JIS
L 1096)によった。 <耐熱性の評価>直径5cmのシャーレに、糊剤組成物5
gを入れ、 180℃にて30分間電気乾熱器で風乾する。こ
の後、目視により、耐熱性の評価を行った。評価基準は
次のとおり。 ○ … 焦げつかない(白又は透明の状態)。 × … 焦げつき着色する。 <長期保存安定性の評価>糊剤組成物を透明容器に入
れ、50℃にて90日間静置し、この後液の分離又は凝集物
の発生を目視により評価を行った。評価基準は次の通
り。 ○ … 液の分離又は凝集物の発生が全く認められなか
った。 × … 液の分離又は凝集物の発生が認められた。
【0062】
【表1】
【0063】
【表2】
【0064】*:100 mlのビーカーに水99.5g及び(b)
成分0.5 gを加え、直径5mm×長さ20mmの円柱形スター
ラーピースにて60rpm で60℃にて30分攪拌して得られた
サンプルを25℃に冷却後、光路長1cm、波長420nm の光
の透過率(測定機器:(株)日立製作所製F−4010 分
光蛍光光度計)を測定した。この結果、何れも光透過率
は80%以上であり、層分離は認められなかった。
【0065】
【表3】
【0066】
【表4】
【0067】注)表中、[ ]内には配合量を組成物中の
重量%で示した。バランスは水である。また全ての組成
物に組成物中の濃度が200ppmとなるように抗菌剤(プロ
キセルBD,ゼスト社製)を添加した。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a) 成分、 (b)成分及び(c) 成分を
    含有するスプレー型糊剤組成物。 (a) 成分:下記ポリマー(i) 〜(vii) からなる群より選
    ばれる1種又は2種以上の水溶性ポリマー 0.1〜20重
    量% ポリマー (i) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
    マー(A) を重合して得られるポリマー及びその塩並びに
    該モノマー(A) の2種以上を重合して得られるコポリマ
    ー及びその塩 ポリマー (ii) ;スルホン酸基を含有するビニル系モノ
    マー(A) の1種又は2種以上とその他のビニル系モノマ
    ー(B) の1種又は2種以上を重合して得られる、前記モ
    ノマー(A) の割合が30mol %以上であるコポリマー及び
    その塩 ポリマー (iii);重合性芳香族系モノマーを必須成分と
    する1種又は2種以上の重合性モノマーを重合して得た
    ポリマーをスルホン化して得られるポリマー又はその塩 ポリマー (iv) ;N−ビニル−2−ピロリドン(C) のホ
    モポリマー ポリマー (v) ;前記モノマー(C)と、モノマー(C)と共
    重合し得るモノマー(C)以外のビニル系モノマー(D) の
    1種又は2種以上を重合して得られるコポリマー及びそ
    の塩(但し、コポリマー及びその塩のモノマー組成にお
    いてモノマー(C) のモル分率は30%以上である) ポリマー (vi) ;アクリル酸又はメタクリル酸のホモポ
    リマー及びコポリマー並びにこれらの塩 ポリマー (vii):アクリル酸及び/又はメタクリル酸モ
    ノマーと、アクリル酸アルキルエステル及び/又はメタ
    クリル酸アルキルエステルモノマーとを共重合させて得
    られ、アクリル酸及び/又はメタクリル酸モノマーの割
    合が30 mol%以上であるコポリマー又はその塩 (b) 成分:水溶性シリコーン 0.005〜5重量% (c) 成分:水
  2. 【請求項2】 (b) 成分が、下記条件を満足する水溶性
    シリコーンである請求項2記載のスプレー型糊剤組成
    物。 条件:100ml のビーカーに水99.5g及び(b) 成分 0.5g
    を加え、直径5mm、長さ20mmのスターラーピースにて60
    rpm 、60℃、30分間攪拌し、25℃に60分間冷却したもの
    を検体とし、この光路長1cm、波長420nm の光の透過率
    の値が80%以上であり、かつ層分離しないこと。
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JP2001348780A (ja) * 2000-03-31 2001-12-21 Kao Corp 繊維製品用処理剤
JP2003089978A (ja) * 2001-09-17 2003-03-28 Kao Corp スプレー型糊料
US7670388B2 (en) 2005-10-14 2010-03-02 Kao Corporation Fiber-treating composition

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