JPH0826036B2 - 生理活性物質k−252の誘導体 - Google Patents

生理活性物質k−252の誘導体

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JPH0826036B2
JPH0826036B2 JP62327858A JP32785887A JPH0826036B2 JP H0826036 B2 JPH0826036 B2 JP H0826036B2 JP 62327858 A JP62327858 A JP 62327858A JP 32785887 A JP32785887 A JP 32785887A JP H0826036 B2 JPH0826036 B2 JP H0826036B2
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和幸 岩橋
章 佐藤
政次 河西
英二 小林
眞 森本
士朗 秋永
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協和醗酵工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプロテインキナーゼC(以下C−キナーゼと
いう)を阻害し、種々な薬理作用を有する新規化合物に
関する。
従来の技術 C−キナーゼはフォスフォリピドおよびカルシウムに
依存して活性化されるタンパク質リン酸化酵素であり、
広く生体内の組織や臓器に分布している。近年、本酵素
は多くのホルモンや神経伝達物質などの細胞膜受容伝達
機構において、極めて重要な役割を果たしていることが
知られるようになった。そのようなC−キナーゼが関与
する情報伝達機構により惹起される生理的反応の例とし
て、血小板におけるセロトニン放出、リンゾーム酵素遊
離および凝集反応、好中球のスーパーオキシド生成やリ
ンゾーム酵素の遊離、副腎髄質からのエピネフリン遊
離、腎糸球体からのアルドステロン分泌、ランゲルハン
ス島からのインシュリン分泌、マスト細胞からのヒスタ
ミン遊離、回腸からのアセチルコリン遊離、欠陥平滑筋
の収縮等が報告されている。さらに、C−キナーゼは細
胞増殖や発ガン機構にも関与していると考えられている
〔参考文献:Y.Nishizuka,Science,225,1365(1984);H,
Rasmussen ea al.,Advance in Cyclic Nucleotide and
Protein Phosphorylation Research,Vol.18,P159,edite
d by P.Greengard and G.A.Robison,Raven Press,New Y
ork,1984〕。このようにC−キナーゼは生体内の多くの
重要な生理反応や各種病態に係わることが明らかになっ
てきた。従って、C−キナーゼ活性をその特異的阻害剤
等を用いることにより人為的に抑制することができれ
ば、広く循環器系の疾病や、炎症、アレルギー、腫瘍な
どの予防、治療が可能になると考えられる。
一方、トリフルオペラジン、クロロプロマジン等の抗
精神病薬剤、局所麻酔薬として知られるジベナミンやテ
トラカイン、あるいはカルモジュリン阻害剤W−7〔N
−C6−aminohexyl)−5−chloro−1−naphthalenesul
fonamide〕等の薬剤にC−キナーゼの抑制活性があるこ
とが見出されているが、いずれもそのC−キナーゼ抑制
作用は各薬剤の主作用ではなく特異性は低く、また抑制
活性も低い〔Y.Nishizuka,et al.,J.Biol.Chem.,255,83
78(1980);R.C.Schatzman et al.,Biochem.Biophys.Re
s.Commun.,98,669(1981);B.C.Wise et al.,J.Biol.Ch
em.,257,8489(1982)〕。
一方、次式で表されるK−252,KT−5556およびRA、RB
部位を修飾したK−252誘導体が知られている(K−252
について特開昭60−41489,米国特許第455402号、KT−55
56について特開昭61−176531、K−252誘導体について
特開昭62−155284、同62−155285)。
K−252:RA=CO2CH3,RB=H KT−5556:RA=CO2H,RB=H 特開昭60−41489にはK−252が抗ヒスタミン遊離作
用、抗アレルギー作用を有することが、特開昭62−1552
84、同62−155285にはK−252誘導体がC−キナーゼ抑
制活性および抗ヒスタミン遊離作用を有することが記載
されている。また、特開昭61−176531にはKT−5556が抗
ヒスタミン遊離作用を有することが記載されている。ま
た、K−252、KT−5556と同一化合物と推定される化合
物が抗菌物質として報告されている〔M.Senzaki et a
l.,J.Antibiotics,38,1437(1985)〕。この文献には上
式でRA=CO2CH3,RB=COCH3の化合物も開示されてい
る。このK−252と同一化合物と推定される化合物およ
びそのハロゲン誘導体が特開昭62−120388、同62−1646
26に、またRAを修飾した誘導体が特開昭62−240689に、
いずれも血圧降下作用および利尿作用を有することが記
載されている。
さらにK−252の構造に比較的近い構造を有する化合
物として以下の構造を有し、抗菌作用を有するスタウロ
スポリン(Staurosporine)が知られている〔S.Omura e
t al.,J.Antibiotics,30,275(1977);A.Furusaki et a
l.,J.Chem.Soc.Chem.Commun.,800(1978);特開昭60−
185719〕。
発明が解決しようとする問題点 強いC−キナーゼ阻害活性を有した抗アレルギー剤、
抗血栓剤、抗炎症剤あるいは抗腫瘍剤等の新しい活性成
分は常に求められている。
問題点を解決するための手段 本発明によれば式(I)で表わされるK−252の新規
な誘導体および薬理的に許容されるその塩が提供され
る。
式(I); {式中、R1およびR2は同一または異なって、水素、メチ
ル、ヒドロキシメチル、低級アルコキシルメチル、低級
アルキルチオメチル、低級アルキルスルフィニルメチ
ル、ニトロ、ブロム、低級アルカノイル、ヒドロキシ、
低級アルカノイロキシ、低級アルコキシ、-NR4R5(式
中、R4およびR5は一方が水素で他方が水素、低級アルカ
ノイル、カルバモイル、低級アルキルアミノカルボニル
またはフェニルアミノカルボニルであるか、両者とも低
級アルキルである)、スルホン酸、-SO2NR6R7(式中、R
6およびR7は同一または異なって水素、低級アルキルま
たは隣接する窒素原子と共に複素環を形成する基であ
る)、-OCOOR8(式中、R8は低級アルキルまたは置換も
しくは非置換のフェニルである)または-OCONR6R7(式
中、R6およびR7は前記と同義である)を表わし、R3は水
素、塩素、低級アルカノイル、カルバモイルまたは低級
アルキルを表わし、Xはヒドロキシメチル、ホルミル、
カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、低級アルキ
ルヒドラジノカルボニル、−CH=N−R9〔式中、R9はヒ
ドロキシ、カルバモイルアミノ、-NR6R7(式中、R6およ
びR7は前記と同義である)、グアニジノまたは2−イミ
ダゾリルアミノである〕、-CONHR10(式中、R10はα−
アミノ酸のアミノ基を除く残基であって、該アミノ酸の
カルボキシル基は低級アルキルまたはベンジルでエステ
ル化されていてもよい)、-CH2OCOR11(式中、R11はα
−アミノ酸のカルボキシル基を除く残基であって、該ア
ミノ酸のアミノ基はベンジルオキシカルボニルまたはt
−ブトキシカルボニルで保護されていてもよい)または を表わし、Yはヒドロキシ、低級アルカノイロキシ、カ
ルバモイルオキシまたは低級アルコキシを表わし、また
はXとYが一体となって−Y−Xとして−O−C(C
H3)2−O−CH2−, (式中、R12は低級アルキルである)である。
ただし、Xがヒドロキシメチル、カルボキシルまたは
低級アルコキシカルボニルの場合、R1、R2およびR3の内
少なくとも1つは水素以外の基であり、この内R1および
R2が水素でR3がアセチルの場合、同時にXがメトキシカ
ルボニルでYがアセトキシではない} 以下、式(I)で表わされる化合物を化合物(I)と
いう。他の式番号の化合物についても同様である。化合
物(I)は優れたC−キナーゼ抑制活性を有すると共
に、優れた抗ヒスタミン遊離抑制活性、血小板凝集抑制
活性、抗炎症活性あるいは細胞生育阻害活性も併有す
る。
式(I)中の各基の定義中、低級アルコキシメチル、
低級アルキルチオメチル、低級アルキルスルフィニルメ
チル、低級アルコキシ、低級アルキルアミノカルボニ
ル、低級アルキル、低級アルコキシカルボニルおよび低
級アルキルヒドラジノカルボニルにいう低級アルキルは
炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐のアルキル、例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、t−ブチ
ル、n−ブチル等を包含する。各基の定義中、低級アル
カノイルおよび低級アルカノイロキシにいう低級アルカ
ノイルは炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐のアルカノイ
ル、すなわちホルミル、アセチル、プロピオニル、n−
ブチリルおよびi−ブチリル等を包含する。各基の定義
中、形成される複素環としては、ピロリジン、ピペリジ
ン、N−置換ピペラジン、モルホリンおよびN−置換ホ
モピペラジン等が包含され、該置換基としては、メチ
ル、エチル等の低級アルキルおよびi−プロピルアミノ
カルボニルメチル等が挙げられる。
R8の定義中、置換フェニルの置換基としては、低級ア
ルキル、低級アルコキシ、ニトロおよびハロゲン等を含
有する。ここで低級アルキルおよび低級アルコキシは上
記と同義であり、ハロゲンはフッ素、塩素、臭素、ヨウ
素である。
また、R10およびR11の定義中、α−アミノ酸はグリシ
ン、アラニン、バリン、プロリン等を包含し、L体でも
D体でもラセミ体でもよい。該アミノ酸の低級アルキル
エステルにいう低級アルキルも上記と同様のものを包含
する。
化合物(I)が酸性化合物である場合には塩基付加
塩、塩基性化合物の場合には酸付加塩を形成させること
ができる。この場合酸性はXがα−アミノ酸残基を含む
場合のカルボキシ等、塩基性はR1中のアミノ、(ジ)低
級アルキルアミノ、X中の−CH=N−R9(R9=OHの場合
を除く),およびα−アミノ酸残基を含む場合のアミノ
−Y−X−中の 等によってもたらされる。化合物(I)の塩基付加塩と
してアンモニウム塩、リチウム、ナトリウム、カリウム
塩のようなアルカリ金属塩、カルシウム、マグネシウム
塩のようなアルカリ土類金属塩、トリエチルアミン、モ
ルホリン、ピペリジン、ジシクロヘキシルアミン等の有
機塩基との塩およびアルギニン、リジン等の塩基性アミ
ノ酸との塩があげられる。化合物(I)の酸付加塩とし
ては塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩、ギ酸塩、
酢酸塩、安息香酸塩、マレイン酸塩、フマル酸塩、コハ
ク酸塩、酒石酸塩、クエン酸塩、シュウ酸塩、メタンス
ルホン酸塩、トルエンスルホン酸塩、アスパラギン酸
塩、グルタミン酸塩等があげられる。非毒性の薬理的に
許容される塩、例えば上記に列挙の塩基付加塩、酸付加
塩が好ましいが、生成物の単離、精製にあたってはその
他の塩もまた有用である。
本発明による化合物は、光学活性であるK−252等よ
り、通常立体保持の反応で得られるものであるが、全て
の可能な立体異性体およびそれらの混合物も本発明に包
含される。
次に化合物(I)の製造方法について説明する。しか
し、化合物(I)の製造方法は、それらに限定されるも
のではない。
化合物(I)は、K−252およびこれより導かれる次
の式(IIa,b) (IIa)(X0=COOH) (IIb)(X0=CH2OH) で表わされる化合物より種々の合成手段により製造され
る。なお、化合物(IIa)は特開昭61』176531に、化合
物(IIb)は特開昭62−155285(参考例5参照)にそれ
ぞれ開示されている。
なお、以下に示した製造方法において、定義した基が
実施方法の条件下変化するかまたは方法を実施するのに
不適切な場合、有機合成化学で常用される方法、例えば
官能基の保護、脱保議等の手段〔例えば、プロテクティ
ブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス、グ
リーン著、ジョン・ウィリー・アンド・サンズ・インコ
ーポレイテッド(1981年)参照〕に付すことにより容易
に実施することができる(例えば実施例2等参照)。
なお、以下に記載する構造式、表等におけるMe、Et、
Pr、Bu、Ph、Ac、Bzl、CbzおよびTsはそれぞれメチル、
エチル、プロピル、ブチル、フェニル、アセチル、ベン
ジル、ベンジルオキシカルボニルおよびトルエンスルホ
ニルの基を意味する。
方法1:R1および1またはR2に官能基を有する化合物(I
−1)の合成 1−1:R1および/またはR2がニトロの化合物(I−1−
1)および/または(I−1−1′) (式中、X、YおよびR3は前記と同義である) 反応は化合物(III−1)〔化合物(I)において、R
1およびR2が水素である化合物および化合物(II)〕と
適当なニトロ化剤、例えばテトラフルオロホウ酸ニトロ
ニウムとを反応に不活性な溶媒中反応させることにより
化合物(I−1−1)および/または(I−1−1′)
を得る。ニトロ化剤は化合物(III−1)に対し通常1
〜1.1当量用いる。不活性溶媒はスルホラン、アセトニ
トリル、クロロホルム等を包含する。反応は室温〜80℃
で行い、通常1〜2時間で終了する。
1−2:R1および/またはR2が-NR4R5の化合物(I−1−
2) 1−2a:R4およびR5が水素の化合物(I−1−2a)およ
び/または(I−1−2a′) (式中、X、YおよびR3は前記と同義であり、R2aは
水素またはアミノである) ニトロ体(I−1−1)および/または(I−1−
1′)を反応に不活性な溶媒中適当な還元法、例えば接
触還元法により還元することにより化合物(I−1−2
a)および/または(I−1−2a′)を得る。触媒は5
〜10%パラジウム/炭素等を包含し、通常化合物(I−
1−1a)の重量に対し0.1〜0.5倍重量用いる。不活性溶
媒はテトラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミ
ド(DMF)等を包含する。反応は通常室温で行い、1時
間〜1日で終了する。
なお、以下の方法1の説明において、2置換体(R1=
R2≠H)の製法については特に記載しない場合もある
が、上記したと同様の1置換体の製法と同様の条件が適
用しうる。
1−2b:R4およびR5がアルキルの化合物(I−1−2b) (式中、X、YおよびR3は前記と同義であり、R4aは
水素または低級アルキルを表わす) アミノ体(I−1−2a),アルデヒド体(IV)および
適当な還元剤、例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウムを
反応に不活性な溶媒中反応させることにより化合物(I
−1−2b)を得る。化合物(I−1−2a)に対し、通常
化合物(IV)は大過剰、還元剤は1〜2当量用いる。不
活性溶媒としてはTHFと適当な低級アルカノール、例え
ばメタノールの1対1の混合溶媒等が用いられる。反応
は通常室温で行い、0.5〜1時間で終了する。
1−2c:R4(またはR5)がアルカノイルの化合物(I−
1−2c) (式中、X,Y,R3およびR4aは前記と同義である) アミノ体(I−1−2a)とアシル化剤〔(R4aCO)2O
またはR4aCOCl等〕とを塩基存在下で反応させることに
より化合物(I−1−2c)を製造する。塩基はピリジ
ン、トリエチルアミン等を包含する。アシル化剤は化合
物(I−1−2a)に対し通常5〜10当量使用する。反応
は通常ピリジンを溶媒とし、室温下、1〜6時間で終了
する。
1−2d:R4(またはR5)がカルバモイルの化合物(I−
1−2d) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) アミノ体(I−1−2a)と通常5当量程度のシアン酸
カリウムとをTHF,酢酸および水(10:1:1)の混合溶媒中
反応させることにより化合物(I−1−2d)を得る。反
応は通常室温で行い、1時間程度で終了する。
1−2e:R4(またはR5)がアルキルアミノカルボニルま
たはフェニルアミノカルボニルの化合物(I−1−2e) (式中、X,YおよびR3は前記と同義でありR4bは低級ア
ルキルまたはフェニルを表わす) アミノ体(I−1−2a)とイソシアネート類(V)と
を反応に不活性な溶媒中必要ならば塩基の存在下反応さ
せることにより化合物(I−1−2e)を得る。塩基はト
リエチルアミン等を包含する。化合物(I−1−2a)に
対し通常化合物(V)は2〜3当量、塩基は1〜2当量
用いる。不活性溶媒はジクロロメタン、クロロホルム等
を包含する。反応は通常室温で行い、1〜5時間で終了
する。
1−3:R1および/またはR2がアルカノイルの化合物(I
−1−3) 1−3a:アルカノイルがホルミルの化合物(I−1−3
a)および/または(I−1−3a′) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) 化合物(III−1)とジクロロメチルメチルエーテル
とを反応に不活性な溶媒中適当なルイス酸、例えば四塩
化チタンの存在下反応させることにより化合物(I−1
−3a)および/または(I−1−3a′)を得る。化合物
(III−1)に対し通常ジクロロメチルメチルエーテル
は1〜2当量、四塩化チタンは5〜7当量使用する。不
活性溶媒としては通常ジクロロメタンを使用する。反応
は通常室温下で行い1〜12時間で終了する。
1−3b:アルカノイルがホルミル以外の化合物(I−1
−3b)および/または(I−1−3b′) (式中、X,YおよびR3は前記と同義であり、R1aは低級
アルキルを表わす) 化合物(III−1)と酸クロリド(VI)とを反応に不
活性な溶媒中適当なルイス酸、例えば塩化アルミニウム
の存在下反応させて化合物(I−1−3b)および/また
は(I−1−3b′)を得る。化合物(III−1)に対
し、通常化合物(VI)は1当量、ルイス酸は5当量用い
る。不活性溶媒はジクロロメタン、クロロホルム等を包
含する。反応は通常氷冷下で行い、1〜12時間で終了す
る。
1−4:R1および/またはR2がアルカノイロキシの化合物
(I−1−4) (式中、X,YおよびR3は前記と同義であり、R1bは水素
または低級アルキルである) アルカノイル体(I−1−3a)または(I−1−3b)
と適当な酸化剤、例えばm−クロル過安息香酸とを反応
に不活性な溶媒、通常クロロホルム中反応させて化合物
(I−1−4)を得る。酸化剤は化合物(I−1−3a)
または(I−1−3b)に対し通常5当量を1時間おきに
2度用いる。反応は通常加熱還流下に行い、2〜12時間
で終了する。
また上記反応式に対応して、2置換アルカノイル体
(I−1−3a′)または(I−1−3b′)から同様な条
件で対応する2置換アルカノイロキシ体(I−1−
4′)を得る。
1−5:R1および/またはR2がヒドロキシの化合物(I−
1−5) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) アルカノイロキシ体(I−1−4)をアルカリ加水分
解することにより、化合物(I−1−5)を得る。反応
は化合物(I−1−4)とナトリウムメチラートまたは
ナトリウムエチラート等のナトリウム低級アルコキシド
とを反応に不活性な溶媒中反応させる。塩基は化合物
(I−1−4)に対し通常5〜7当量用いる。不活性溶
媒はジクロロメタン、THF等を包含する。反応は0℃〜
室温で行い、通常3〜30分で終了する。
また、2置換アルカノイロキシ体(I−1−4′)か
ら同様な条件で対応する2置換ヒドロキシ体(I−1−
5′)を得る。
1−6:R1および/またはR2がアルコキシの化合物(I−
1−6) (式中、X,YおよびR3は前記と同義であり、R1cは低級
アルキルを、Halはハロゲン原子を表わす) ヒドロキシ体(I−1−5)と低級アルキルハライド
(VII)とを反応に不活性な溶媒中塩基の存在下反応さ
せて化合物(I−1−6)を得る。低級アルキルハライ
ドは反応性に富むヨウ化物、臭化物が好ましい。塩基は
水素化ナトリウム、カリウムt−ブトキシド等を包含す
る。化合物(VII)および塩基は化合物(I−1−5)
に対し、通常1当量使用する。不活性溶媒はDMF、THF等
を包含する。反応は通常0℃〜常温で行い、20分〜1時
間で終了する。
また、2置換ヒドロキシ体(I−1−5′)から同様
な条件で対応する2置換アルコキシ体(I−1−6′)
を得る。
1−7:R1および/またはR2がヒドロキシメチルの化合物
(I−1−7) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) アルデヒド体(I−1−3a)と適当な還元剤、例えば
水素化ホウ素ナトリウムとを反応に不活性な溶媒中反応
させて化合物(I−1−7)を得る。還元剤は化合物
(I−1−3a)に対し通常2〜3当量用いる。不活性溶
媒としては通常クロロホルム−メタノール(1:1)の混
合溶媒を用いる。反応は通常氷冷下で行い、0.5〜1時
間で終了する。
1−8:R1および/またはR2がアルコキシメチルの化合物
(I−1−8) (式中、X,YおよびR3は前記と同義であり、R1dは低級
アルキルである) ヒドロキシメチル体(I−1−7)と低級アルキルア
ルコール(VIII)とを反応に不活性な溶媒中適当な酸触
媒、例えばカンファースルホン酸触媒の存在下反応させ
て化合物(I−1−8)を得る。化合物(I−1−7)
に対し、通常化合物(VIII)は大過剰、酸は1当量用い
る。不活性溶媒はクロロホルム等を包含する。反応は通
常加熱還流下に行い5〜10時間で終了する。
1−9:R1および/またはR2がアルキルチオメチルの化合
物(I−1−9) (式中、X,YおよびR3は前記と同義であり、R1eは低級
アルキルである) ヒドロキシメチル体(I−1−7)と低級アルキルチ
オール(IX)とを反応に不活性な溶媒中適当な酸触媒、
例えばカンファースルホン酸触媒の存在下反応させて化
合物(I−1−9)を得る。化合物(I−1−7)に対
し、通常化合物(IX)は5〜10当量、酸は1当量用い
る。不活性溶媒はクロロホルム等を包含する。反応は通
常室温下に行い2〜3時間で終了する。
1−10:R1および/またはR2がアルキルスルフィニルメ
チルの化合物(I−1−10) (式中、X,Y,R3およびR1eは前記と同義である) アルキルチオメチル体(I−1−9)をクロロホルム
中1当量のm−クロル過安息香酸で室温攪拌下1〜6時
間酸化することにより化合物(I−1−10)を得る。
1−11:R1および/またはR2がメチルの化合物(I−1
−11) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) アルキルチオメチル体(I−1−9)を酢酸エチル中
化合物(I−1−9)の重量に対し0.1〜0.5倍重量のラ
ネーニッケルで5〜7時間加熱還流することにより化合
物(I−1−11)を得る。
1−12:R1および/またはR2がブロムである合物(I−
1−12) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) 化合物(III−1)と2〜2.5当量の臭素とを通常ピリ
ジン中室温攪拌下1日反応させることにより化合物(I
−1−12)を得る。
1−13:R1および/またはR2がスルホン酸の化合物(I
−1−13) (式中、X,YおよびR3は前記と同義である) 化合物(III−1)とクロロスルホン酸をモレキュラ
ーシーブ4Å存在下反応に不活性な溶媒、例えばクロロ
ホルム中反応させることにより化合物(I−1−13)を
得ることができる。クロロスルホン酸は化合物(III−
1)に対し2〜2.5当量、モレキュラーシーブ4Åは化
合物(III−1)と同重量用いられる。反応は−10〜10
℃で行われ、1〜6時間で終了する。
1−14:R1および/またはR2がスルホン酸アミドの化合
物(I−1−14) (式中、X,Y,R3,R6およびR7は前記と同義である) スルホン酸体(I−1−13)と五塩化リンおよびオキ
シ塩化リンとを1〜6時間加熱還流下反応させてスルホ
ニククロライド体(X)を得る。化合物(I−1−13)
に対し、五塩化リンは2当量、オキシ塩化リンは10当量
用いられる。次いで化合物(X)とアミン(XI)を塩基
存在下、反応に不活性な溶媒、例えばDMF中反応させる
ことにより化合物(I−1−14)を得ることができる。
塩基としてはピリジン、トリエチルアミン等が含まれ、
化合物(X)に対し2〜3当量用いられる。化合物(X
I)は化合物(X)に対し4〜5当量用いられる。反応
は0℃〜室温で1〜12時間で終了する。
1−15:R1および/またはR2が-OCOOR8である化合物(I
−1−15) (式中、X,Y,R3およびR8は前記と同義である) ヒドロキシ体(I−1−5)と酸クロリド(XII)と
を適当な塩基例えばトリエチルアミン存在下反応に不活
性な溶媒、例えばTHF中反応させることにより化合物
(I−1−15)を得る。化合物(I−1−5)に対し化
合物(XII)は1〜2当量、塩基は2〜2.5当量用いられ
る。反応は通常0℃〜室温で行われ、0.5〜6時間で終
了する。
1−16:R1および/またはR2が の化合物(I−1−16) (式中、X,Y,R3,R6およびR7は前記と同義である) p−ニトロフェノキシ体(I−1−15a)〔化合物
(I−1−15)でR8がp−ニトロフェニルである化合
物〕とアミン(XI)とを反応に不活性な溶媒、例えばDM
F中反応させることにより化合物(I−1−16)を得る
ことができる。化合物(XI)は化合物(I−1−15a)
に対し1〜1.2当量用いられる。反応は通常0℃〜室温
で行われ0.5〜6時間で終了する。
方法2:R3に官能基を有する化合物(I−2)の合成 2−1:R3がアルキルの化合物(I−2−1) (式中、X,Y,R1,R2およびHalは前記と同義であり、R
3aは低級アルキルである) 反応は化合物(III−2)〔化合物(I)においてR3
が水素である化合物および化合物(II)〕と低級アルキ
ルハライド(XIII)とを反応に不活性な溶媒中塩基の存
在下反応させて化合物(I−2−1)を得る。化合物
(XIII)は反応性に富むヨウ化物、臭化物が好ましい。
塩基は水素化ナトリウム、カリウムt−ブトキシド等を
包含する。化合物(XIII)および塩基は化合物(III−
2)に対し、通常1〜3当量使用する。不活性溶媒はDM
F、THF等を包含する。反応は通常0℃〜常温で行い、20
分〜1時間で終了する。
2−2:R3がアルカノイルの化合物(I−2−2) (式中、X,Y,R1,R2およびR3aは前記と同義である) 反応は、(III−2)とアシル化剤〔(R3aCO)2Oまた
はR3aCOCl等〕とより方法1−2cと同様の条件で行うこ
とにより化合物(I−2−2)を得る。
2−3:R3が塩素の化合物(I−2−3) (式中、X,Y,R1およびR2は前記と同義である) 化合物(III−2)と適当なクロル化剤、例えばN−
クロロコハク酸イミド(NCS)とを反応に不活性な溶媒
中反応させて化合物(I−2−3)を製造する。クロル
化剤は化合物(III−2)に対し通常1当量用いる。不
活性溶媒はクロロホルム、ジクロロメタン等を包含す
る。反応は加熱還流下に行い、通常1〜24時間で終了す
る。
2−4:R3がカルバモイルの化合物(I−2−4) (式中、X,Y,R1およびR2は前記と同義である) 化合物(III−2)と適当なカルバモイル化試薬、例
えばクロロスルホニルイソシアネートを不活性な溶媒、
例えばTHF中、氷冷下1〜3時間攪拌し、ついで水を加
え0.5〜1時間、70〜80℃で加熱攪拌することにより化
合物(I−2−4)を得ることができる。カルバモイル
化試薬は化合物(III−2)に対し1〜10当量、水は大
過剰用いる。
方法3:Xを修飾した化合物(I−3)の合成 3−1:Xがアルコキシカルボニルの化合物(I−3−
1) (式中、Y,R1,R2およびR3は前記と同義でありR13は
低級アルキルである) 反応はカルボン酸(III−3a)〔化合物(I)におい
て、Xがカルボキシルである化合物〕にアルコール(XI
V)および過剰の塩化チオニルを加え、加熱還流するこ
とにより化合物(I−3−1)を得ることができる。塩
化チオニルは、溶媒をかねて用いる化合物(XIV)の10
分の1程度(体積比)の量が通常用いられる。反応は80
〜100℃の範囲内で行われ、1時間〜1日でほぼ終了す
る。
3−2:Xが-CONHR10の化合物(I−3−2) (式中、Y,R1,R2,R3およびR10は前記と同義であ
る) 化合物(III−3a)を塩化チオニル中加熱還流して酸
クロリド(XV)を得る。
化合物(XV)とα−アミノ酸低級アルキルエステルも
しくはベンジルエステル(XVI)とを不活性溶媒中反応
させて化合物(I−3−2)を得る。化合物(XVI)は
化合物(XV)に対し通常10当量程度用いる。化合物(XV
I)の酸塩、例えば塩酸塩を用いる場合は当モルの3級
アミン、例えばトリエチルアミンを加える必要がある。
不活性溶媒はクロロホルム等を包含する。反応は通常0
℃〜室温攪拌下に行い、1時間〜1日で終了する。
また、化合物(I−3−2)で、該アミノ酸のカルボ
キシル基が遊離の化合物(I−3−2a)を所望の場合は
エステル体(I−3−2b)より常法通り脱保護すること
により得られる。例えば化合物(I−3−2b)が低級ア
ルキルエステルの場合、化合物(I−3−2b)を含水TH
F中4〜5当量の水酸化ナトリウまたは水酸化カリウム
で室温下0.5〜6時間加水分解することにより化合物
(I−3−2a)を得る。また、ベンジルエステルの場
合、方法1−2aに記載した接触還元法により同じく化合
物(I−3−2a)を得る。
3−3:Xがアルキルヒドラジノカルボニルの化合物(I
−3−3) (式中、Y,R1,R2,R3およびR13は前記と同義であ
る) 反応は方法3−2で得られる酸クロリド(XV)とヒド
ラジン類(XVII)とより方法3−2と同様の条件で行う
ことにより化合物(I−3−3)を得る。
3−4:Xがホルミルの化合物(I−3−4) (式中、Y,R1,R2,R3およびR13は前記と同義であ
る) 反応はエステル体(III−3b)〔化合物(I−3−
1)およびK−252〕と適当な還元試薬、例えば水素化
リチウムアルミニウムとを通常THF中反応させて化合物
(I−3−4)を得る。還元試薬は通常1当量使用す
る。反応は氷冷下に行い通常1時間で終了する。
3−5:Xが−CH=N−R9の化合物(I−3−5) (式中、Y,R1,R2,R3およびR9は前記と同義である) アルデヒド体(I−3−4)とアミノ類(XVIII)と
を通常THF−水(10:1)の混合溶媒中反応させて化合物
(I−3−5)を得る。化合物(XVIII)は通常塩酸
塩、臭化水素酸塩または硫酸塩の形で5〜10当量用い
る。反応は通常室温下で行い1時間〜1日で終了する。
3−6:Xが-CH2OCOR11の化合物(I−3−6) (式中、Y,R1,R2,R3およびR11は前記と同義であ
る) 反応はヒドロキシメチル体(III−3c)〔化合物
(I)において、Xがヒドロキシメチルである化合物お
よび化合物(IIb)〕とα−アミノ酸の酸無水物(XIX)
と適当な溶媒中、塩基存在下で反応させることにより化
合物(I−3−6)を得る。塩基としてはトリエチルア
ミン、N,N−ジメチルアミノピリジン等が化合物(III−
3c)に対し1〜2.4当量用いられる。化合物(XIX)は化
合物(III−3c)に対し1〜1.2当量用いられる。反応溶
媒としてTHF、DMF等が用いられ、反応は通常室温〜100
℃で行われ1〜12時間で終了する。
また、化合物(I−3−6)で該アミノ酸のアミノ基
が遊離の化合物(I−3−6a)を所望の場合は、常法に
より脱保護すればよい。例えば保護基がベンジルオキシ
カルボニルの場合、方法1−2aに記載した接触還元法に
より化合物(I−3−6a)を得る。
3−7:Xが-CH2Zの化合物(I−3−7) (式中、W1はWの定義中水素以外の基を表わし、Y,
R1,R2,R3およびWは前記と同義である) 反応はまず、ヒドロキシメチル体(III−3c)とトリ
−O−置換−グルカール類(XX)を反応に不活性な溶
媒、例えばクロロホルム中N−ブロモコハク酸イミド
(NBS)存在下反応させることによりグリコシド体(XX
I)を得る。化合物(III−3c)に対しNBSは1〜5当
量、化合物(XX)は1〜1.5当量用いられる。反応は通
常室温遮光下6時間〜1日で終了する。
次いで、化合物(XXI)と水素化トリブチル錫をα,
α′−アゾビスソブチロニトリル(AIBN)存在下、反応
に不活性な溶媒、例えばトルエン中反応させることによ
り脱ブロム体(I−3−7a1)を得る。水素化トリブチ
ル錫およびAIBNは化合物(XXI)に対し1.5〜2当量用い
られる。反応は通常60〜100℃で1〜12時間で終了す
る。
また化合物(I−3−7a)中、Wが水素の化合物(I
−3−7a2)を所望の場合、化合物(I−3−7a1)の保
護基を常法により脱保護すればよい。例えば化合物(I
−3−7a1)でW1がアセチルの場合、該化合物(I−3
−7a1)を含水THF中3〜6当量の水酸化ナトリウムまた
はアンモニア水で室温下1〜12時間反応させることによ
り化合物(I−3−7a2)を得ることができる。またW1
がベンジルの場合、方法1−2aに記載の接触還元法が適
用される。
(式中、R1,R2,R3およびWは前記と同義である) 反応はまず、ヒドロキシメチル体(III−3c)′〔化
合物(III−3c)中Yがヒドロキシである化合物〕とp
−トルエンスルホニルクロリド(TsCl)とを不活性溶媒
中塩基の存在下反応させてトシル体(XXII)を得る。塩
基はトリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメチルアミ
ノピリジン、水素化ナトリウム等を、不活性溶媒はTH
F、ジオキサン、クロロホルム等を包含する。p−トル
エンスルホニルクロリドおよび塩基を通常化合物(III
−3c)′にたいし2〜3当量用いる。反応は通常0℃〜
室温で行い、1時間〜1日で終了する。
次いで化合物(XXII)に水素化ナトリウム1〜2当量
を作用させることにより、エポキシド(XXIII)を得
る。反応は、通常THFまたはジオキサン中、室温で行わ
れ、1〜6時間で終了する。
さらに化合物(XXIII)とチオグルコースナトリウム
塩類(XXIV)とを反応に不活性な溶媒例えばDMF中反応
させることにより化合物(I−3−7b)を得る。
化合物(XXIV)は化合物(XXIII)に対して1〜1.5当
量用いられる。反応は通常室温〜50℃で行われ、1〜12
時間で終了する。
3−8:Xがヒドロキシメチルの化合物(I−3−8) Xがヒドロキシメチルの化合物(I−3−8)は、化
合物(IIb)を出発原料とすることも可能であるが、X
がアルコキシカルボニルの化合物(I−3−1)を還元
することによっても得ることができる。
(式中、Y,R1,R2およびR3は前記と同義である) 反応は化合物(I−3−1)と適当な還元剤、例えば
水素化ホウ素ナトリウムを適当な不活性溶媒、例えば含
水THF中で反応させることにより化合物(I−3−8)
を得ることができる。還元剤は3〜5当量用いられる。
反応は、通常氷冷下行われ、1〜6時間で終了する。
方法4:Yを修飾した化合物(I−4)の合成 4−1:Yがアルカノイロキシの化合物(I−4−1) (式中、X,R1,R2およびR3は前記と同義であり、R14
は低級アルキルである) 反応はヒドロキシ体(III−4a)〔化合物(I)にお
いてYがヒドロキシである化合物〕とアシル化剤〔(R
14CO)2OまたはR14COCl等〕とを塩基存在下反応させる
ことによりアシル体(I−4−1)を得る。塩基はピリ
ジン、トリエチルアミン等を包含する。アシル化剤は化
合物(III−4a)に対し1〜2当量用いる。反応は通常
ピリジンを溶媒とし室温下で行い1〜12時間で終了す
る。
4−2:Yがカルバモイルオキシの化合物(I−4−2) (式中、X,R1,R2およびR3は前記と同義である) 反応は化合物(III−4b)〔化合物(III−4a)および
化合物(II)〕とカルバモイル化試薬、例えばクロロス
ルホニルイソシアネートとから方法2−4と同様の条件
で行うことにより化合物(I−4−2)を得る。
4−3:Yがアルコキシの化合物(I−4−3) (式中、X,R1,R2,R3およびHalは前記と同義でありR
15は低級アルキルである) 化合物(III−4a)と低級アルキルハライド(XXV)と
を反応に不活性な溶媒中水素化ナトリウムまたはカリウ
ムt−ブトキシドのような塩基の存在下反応させてアル
キル体(I−4−3)を得る。化合物(XXV)は反応性
に富むヨウ化物または臭化物が好ましい。化合物(XX
V)および塩基は化合物(III−4a)に対し1当量用い
る。不活性溶媒はDMF、THF等を包含する。反応は通常0
℃〜室温で行い、20分〜1時間で終了する。
方法5:−Y−X−の化合物(I−5)の合成 5−1:−Y−X−が-O-C(CH3)2-O-CH2の化合物(I−5
−1) (式中、R1,R2およびR3は前記と同義である) 反応は化合物(III−5a)〔化合物(I)において、
XがヒドロキシメチルおよびYがヒドロキシである化合
物および化合物(IIb)〕と通常5当量の2,2−ジメトキ
シプロパンをクロロホルム中適当な酸触媒、例えばカン
ファースルホン酸〔化合物(III−5a)の0.1〜0.5当
量〕の存在下加熱還流下1〜12時間反応させて化合物
(I−5−1)を得る。
5−2:−Y−X−が の化合物(I−5−2) (式中、R1,R2およびR3は前記と同義である) 反応はまず、方法3−7bで得られるトシル体(XXII)
と通常1〜2当量のアジ化ナトリウムとを不活性溶媒中
反応させてアジド体(XXVI)を得る。不活性溶媒はDM
F、ジメチルスルホキシド、THF等を用いる。反応は通常
室温で行い、1時間〜1日で終了する。
次いで化合物(XXVI)と2〜6当量の水素化リチウム
アルミニウムとを不活性溶媒中反応させてアミノ体(XX
VII)を得る。不活性溶媒はTHF、ジオキサン等を包含す
る。反応は通常0℃〜室温で行い1〜6時間以内で終了
する。
さらに化合物(XXVII)と1〜2当量の1,1′−チオカ
ルボニルジイミダゾールとを通常DMF中氷冷下1〜2時
間反応させて化合物(I−5−2)を得る。
5−3:−Y−X−が の化合物(I−5−3) (式中、R1,R2,R3,R12およびHalは前記と同義であ
る) 方法5−2で得られる化合物(I−5−2)と低級ア
ルキルハライド(XXVIII)とを通常DMF中反応させて化
合物(I−5−3)を得る。化合物(XXVIII)は反応性
に富むヨウ化物が好ましい。反応は通常室温下で行い1
〜12時間で終了する。
以上、方法1〜5を適宜組合わせて実施することによ
り、所望の位置に所望の官能基を有する化合物(I)を
得ることができる。
上記各工程終了後の生成物の単離、精製は通常の有機
合成で用いられる方法、例えば抽出、結晶化、クロマト
グラフィー等を適宜組み合わせて行うことができる。
化合物(I)およびその薬理的に許容される塩はC−
キナーゼ阻害活性、抗ヒスタミン遊離抑制活性、血小板
凝集抑制活性、抗炎症活性等を有し、抗アレルギー剤、
抗血栓剤、抗炎症剤等の活性成分として有用であると期
待される。かかる医薬製剤は通常有効量の化合物(I)
もしくはその薬理的に許容される塩および少なくとも1
種薬理的に許容される医薬担体を含有してなる。医薬製
剤の投与量は投与方法、治療期間、年令、体重等によっ
て異なるが、経口または非経口(例えば注射、塗布、吸
入等)で人に対し1日あたり0.5〜10mg/kgが適当であ
る。製剤形態は錠剤、丸薬、粉末剤、顆粒剤、カプセル
剤、坐剤、注射等を包含する。製剤化に際しては常用の
医薬担体例えば乳糖、デキストロース、蔗糖、ソルビト
ール、マニトール、グルコース、シクロデキストリン、
タルク、殿粉、メチルセルロース、ゼラチン、アラビア
ゴム、ポリエチレングリコール、カルボキシメチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、安息香酸ナト
リウム、亜硫酸水素ナトリウム、スルテアリン酸アルミ
ニウム、ステアリン酸マグネシウム、植物油、白色ワセ
リン、注射用蒸留水等が適宜選択して常法に用いられ
る。本製剤は組成物中化合物(I)またはその薬理的に
許容される塩を0.01〜85重量%含む。
さらに、化合物(I)は、ヒト子宮頸癌細胞ヘラ(He
la)細胞、ヒト乳癌細胞MCF7、ヒト結腸腺細胞COLO320D
M、ヒト肺分化型扁平上皮癌細胞PC−10等に対して顕著
な細胞生育阻害活性を示し、従って化合物(I)を有効
成分とする抗腫瘍剤が提供される。
化合物(I)を抗腫瘍剤として用いる場合には、各々
の化合物を、0.01〜20mg/kgの投与量で、生理食塩水、
ブトウ糖、ラクトース、マンニット注射液に溶解して注
射剤として通常静脈内に投与する。また日本薬局方に基
づいて凍結乾燥してもよいし、塩化ナトリウムを加えた
粉末注射剤としてもよい。さらに医薬品的用途を満たし
た塩類のような、よく知られた薬学的に許容されている
希釈剤、補助剤および/または担体を含んでいてもよ
い。注射剤として使用する場合には溶解度を高めるため
の助剤を併用するのが好ましい場合がある。投与量は年
齢や症状により適宜増減できる。投与スケジュールも症
状や投与量によって変えることができるが、たとえば1
日1回(単回投与または連日投与)、週1〜3回あるい
は3週間に1回などの間歇投与がある。また同様の投与
量、投与方法で経口投与、直腸投与も可能である。経口
投与に際しては適当な補助剤と共に、錠剤、粉剤、粒
剤、シロップ剤、坐剤等として投与できる。
実施例 次に上記製法によって得られる化合物(I)の代表例
を第1表に、その中間体を第2表に示す。またこれらの
化合物(I)の製造例を実施例に、その中間体の製造例
を参考例に、代表的化合物(I)の薬理活性を実験例
に、代表的化合物(I)の製剤例を参考例に示す。
実施例1 参考例9で得られる化合物i(III−1:X=CO2Me,Y=O
Ac,R3=Ac)5.51g(10mmol)をスルホラン100mlおよび
クロロホルム50mlに溶解し、ニトロニウムテトラフルオ
ロボレート2.8g(10.5mmol)を加え、80℃にて2時間加
熱した。クロロホルムを減圧下留去後、水200mlを加え
析出物を吸引ろ取し、水、メタノールで洗浄して、N,O
−ジアセチル−ニトロ体(I−1−1;X=CO2Me,Y=OAc,
R3=Ac)と、N,O−ジアセチル−ジニトロ体(I−1−
1′;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac)との混合物を得た。
上記混合物をDMF250mlに溶解し、10%パラジウム/炭
素2gを加え水素気流下室温で攪拌した。2時間後、反応
溶液をセライトを通しろ過し、溶媒を減圧下留去した。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出溶
媒;クロロホルム)にて精製後クロロホルム−エーテル
混合溶媒(以下の実施例において再結晶における2種も
しくはそれ以上の溶媒を用いるときは混合溶媒を意味す
る)で再結晶し化合物1、1.74g(30%)をmp.>300℃
の黄色針状晶として得た。また、化合物2、0.59g(10
%)をmp.>300℃の黄色粉末として得た。
化合物1:NMR(CDCl3)δ;1.79(s,3H),2.12(dd,1H,
J=5,14Hz),2.28(s,3H),2.83(s,3H),3.98(dd,1H,
J=7,14Hz),4.03(s,3H),5.36(s,2H),6.83−7.10
(m,2H),7.23−7.66(m,3H),7.93(dd,1H,J=2,8H
z),8.60(dd,1H,J=2,8Hz),8.54(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);567(M+1) 化合物2:NMR(CDCl3)δ;1.74(s,3H),2.08(dd,1H,J
=5,8Hz),2.15(s,3H),2.71(s,3H),3.83(dd,1H,J
=7,14Hz),3.93(s,3H),5.00(br.s,4H),5.32(s,2
H),6.80−7.20(m,3H),7.28(br.s,1H),7.67(d,1H,
J=8Hz),7.70(d,1H,J=8Hz),8.33(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);582(M+1) 実施例2 化合物1、700mg(1.22mmol)をジクロロメタン35ml
に溶解し、28%ナトリウムメチラート/メタノール溶液
1.2ml(6.1mmol)を加え、5分後3N塩酸水溶液を加え
た。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール/DMF80:10:
10)にて精製後、クロロホルム−エーテルで再結晶を行
ない。化合物3、507mg(80%)をmp.>300℃の黄色針
状晶として得た。
NMR(DMSO−d)δ;2.09(dd,1H,J=5,14Hz),2.18
(s,3H),3.44(dd,1H,J=7,14Hz),3.96(s,3H),5.09
(s,2H),6.48(s,1H),7.24(dd,1H,J=5,7Hz),7.18
−7.71(m,3H),7.74−8.24(m,3H),8.77(s,1H),9.3
0(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);483(M+1) 実施例3 実施例2と同様の方法で、化合物2、150mg(0.26mmo
l)より、化合物4、53mg(41%)をmp.>300℃の黒褐
色粉末として得た。
NMR(DMSO−d)δ;1.93(dd,1H,J=5,14Hz),2.10
(s,3H),3.36(dd,1H,J=7,14Hz),3.94(s,3H),4.96
(br.s,2H),6.48−7.16(m,3H),7.24(d,1H,J=2H
z),7.64(d,1H,J=2Hz),7.72(d,1H,J=2Hz),8.62
(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);498(M+1) 実施例4 化合物3、155mg(0.3mmol)をメタノール3mlおよびT
HF3mlの混合溶媒に溶解し、35%ホルムアルデヒド水溶
液を1ml加え、ついでシアノ水素化ホウ素ナトリウム
(0.3mmol)を加え室温下1時間攪拌した。10%塩酸水
を加えpH1とした後、飽和食塩水溶液で洗浄し無水硫酸
マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去後、残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(5%メタノール
/クロロホルム)で精製し、クロロホルム−エーテル−
メタノールで再結晶して、化合物5、50mg(31%)をm
p.>300℃の黒褐色粉末として得た。
NMR(DMSO−d6)δ;2.03(dd,1H,J=5,14Hz),2.16
(s,3H),3.20−3.50(1H),3.40(6H),3.93(s,3H),
5.01(d,1H,J=17),5.07(d.1H,J=17Hz),7.22(dd,1
H,J=5,7Hz),7.36−7.53(m,2H),7.90−8.15(m,4
H).8.75(s,1H),9.44(s,1H) MS(m/e);510(M+) 実施例5 実施例4と同様の方法で、化合物3、140mg(0.37mmo
l)およびアセトアルデヒド0.17mlより、化合物6、38m
g(24%)をmp.>300℃の黒褐色粉末として得た。
NMR(DMSO−d6)δ;1.10(t,6H,J=7Hz),2.10(dd,1
H,J=4.3,13.3Hz),2.15(s,3H),3.50−3.90(m,4H),
3.93(s,3H),5.02−5.08(m,2H),6.42(s,1H),7.24
−7.26(m,1H),7.39(t,1H,J=7Hz),7.52(t,1H,J=7
Hz),7.90−8.22(m,4H).8.75(br.s,1H),9.40(br.
s,1H) MS(m/e);539(M++1) 実施例6 化合物1、1.8mg(3.1mmol)をピリジン50mlに溶解
し、無水酢酸3ml(31mmol)を加え、室温下3時間攪拌
した。溶媒を減圧下留去し、残渣にクロロホルムを加え
5%塩酸水溶液、飽和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。残渣シリカゲルカラムクロマト
グラフィー(0.5%メタノール/クロロホルム)にて精
製し、メタノール−DMFより再結晶を行ない、化合物
7、1.7g(90%)をmp.>300℃の褐色粉末として得た。
NMR(DMSO−d6)δ;1.70(s,3H),2.0−2.36(1H),
2.10(s,3H),2.21(s,3H),2.64(s,3H),3.76−4.04
(1H),3.96(s,3H),5.43(s,2H),7.29(dd,1H,J=6,
8Hz),7.53(d,1H,J=8Hz),7.63(d,1H,J=8Hz),7.90
−8.20(m,4H),9.14(s,1H),10.12(s,1H) MS(m/e);567(M+−Ac+1) 実施例7 実施例2と同様の方法(溶媒はDMFを用いた)で化合
物7、0.7g(1.15mmol)より、化合物8、0.43ml(71.3
mmol)をmp.>300℃(ピリジン−クロロホルム−エーテ
ルで再結晶)の褐色針状晶を得た。
NMR(DMSO−d6+CD3OD)δ;2.13(dd,1H,J=6,14H
z),2.18(s,3H),2.23(s,3H),3.52(dd,1H,J=7,14H
z),4.02(s,3H),5.09(s,2H),7.12(dd,1H,J=6,7H
z),7.36−8.20(m,6H),9.20(s,1H) MS(m/e);524(M+) 実施例8 実施例6と同様の方法で、化合物1、100mg(0.17mmo
l)および、無水プロピオン酸115mg(0.88mmol)より、
化合物9、50mg(47.3%)をmp.243−245℃(クロロホ
ルム−エーテルで再結晶)の赤褐色プリズム晶として得
た。
NMR(CDCl3)δ;1.36(t,3H,J=8Hz),1.80(s,3H),
2.09(dd,1H,J=5,14Hz),2.22(s,3H),2.51(q,2H,J
=8Hz),2.70(s,3H),3.94(dd,1H,J=7,14Hz),4.00
(s,3H),5.31(s,2H),6.95(dd,1H,J=5,7Hz),7.36
−7.72(m,3H),7.97(dd,1H,J=2,8Hz),8.05(dd,1H,
J=2,8Hz),8.22(dd,1H,J=2,8Hz),8.84(d,1H,J=2H
z) MS(m/e);566(M+−COEt+1) 実施例9 実施例2と同様の方法で、化合物9、150mg(0.24mmo
l)より、化合物10、85mg(65.5%)をmp.>300℃(ピ
リジン−クロロホルム−エーテルで再結晶)の褐色針状
晶を得た。
NMR(DMSO−d6)δ;1.16(s,3H),2.03(dd,1H,J=5,
14Hz),2.17(s,3H),2.40(q,2H,J=8Hz),3.16−3.56
(1H),3.96(s,3H),5.08(s,2H),6.40(br.s,1Hz),
7.08−7.26(m,1H),7.30−7.68(m,2H)7.80−8.24
(m,4H),8.66(s,1H),9.20(s,1H),10.04(s,1H) MS(m/e);539(M+1) 実施例10 実施例6と同様の方法で、化合物1、170mg(0.3mmo
l)および、無水n−酪酸240mg(1.5mmol)より、化合
物11、135mg(71%)をmp.113−115℃(クロロホルム−
エーテルで再結晶)の褐色針状晶として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.10(t,3H,J=8Hz),1.80(s,3H),
1.72−2.04(m,2H),2.10(dd,1H,J=5,14Hz),2.24
(s,3H),2.46(t,2H,J=8Hz),2.76(s,3H),3.97(d
d,1H,J=7,14Hz),4.02(s,3H),5.36(s,3H),6.99(d
d,1H,J=5,7Hz),7.36−7.76(m,4H),7.92−8.36(m,3
H),8.92(s,1H) MS(m/e);637(M+1) 実施例11 実施例2と同様の方法で、化合物11、95mg(0.15mmo
l)より化合物12、50mg(60.6%)をmp.294〜296℃(ク
ロロホルム再結晶)の褐色粉末とて得た。
NMR(DMSO−d6)δ;0.98(t,3H,J=8Hz)1.48−1.84
(m,2H),2.20(dd,1H,J=5,14Hz),2.16(s,3H),2.36
(t,2H,J=8Hz),3.63(dd,1H,J=7,14Hz),3.96(s,3
H),5.06(s,2H),3.38(br.s,1H),7.16(dd,1H,J=5,
7Hz),7.18−7.62(m,2H),7.80−8.20(m,4H),8.64
(s,1H),9.20(s,1H),10.04(s,1H) MS(m/e);553(M+1) 実施例12 化合物1、170mg(0.3mmol)をクロロホルム10mlに溶
解し、トリエチルアミン0.084ml(0.6mmol)を加え、つ
いでイソシアン酸メチル0.88ml(1.5mmol)を加え室温
下1時間攪拌した。メタノール2mlを加え、溶媒を減圧
下留去し、残渣をメタノールでトリチュレートして化合
物(I−1−2e;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac,R4b=Me)150
mg(80.2%)をmp.>300℃の淡黄色粉末として得た。
MS(m/e);593(M+-NHMe) 実施例2と同様の方法で、上記化合物1、10mg(0.17
mmol)より化合物13、89mg(93.7%)をmp.>300℃(メ
タノールより再結晶)の淡黄色粉末として得た。
NMR(CDCl3+DMSO−d6)δ;2.21(s,3H),2.28(dd,1
H,J=5,14Hz),2.83(s,3H),4.05(s,3H),4.96(br.
s,2H),6.93(dd,1H,J=5,7Hz),7.28−7.64(m,3H),
7.84−8.04(m,3H),8.04−8.04(m,3H),8.84(d,1H,J
=2Hz) MS(m/e);509(M+−NHMe) 実施例13 実施例12と同様の方法で、化合物1、170mg(0.3mmo
l)より、化合物(I−1−2e;X=CO2Me,Y=OAc,R3=A
c,R4b=Et)139mg(73%)を淡黄色粉末として得た。
MS(m/e);593(M+−NHEt) 実施例2と同様の方法で、上記化合物100mg(0.16mmo
l)より化合物14、61mg(69%)をmp.>300℃(アセト
ン−水より再結晶)の淡緑色粉末として得た。
NMR(CDCl3+CD3OD)δ;1.16(t,3H,J=7,5Hz),2.08
(s,3H),2.31(dd,1H,J=5,14Hz),3.04−3.28(3H),
4.01(s,3H),4.15(d,1H,J=17Hz),4.67(d,1H,J=17
Hz),6.80(dd,1H,J=5,7Hz),7.16−7.96(m,6H),8.4
4(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);508(M+−NH2Et) 実施例14 実施例12と同様の方法で、化合物1、170mg(0.3mmo
l)より、化合物(I−1−2e;X=CO2Me,Y=OAc,R3=A
c,R4b=Ph)172mg(83.6%)をmp.>300℃NO黄色粉末と
して得た。
MS(m/e);593(M+−NHPh) 実施例2と同様の方法で、上記化合物140mg(0.2mmo
l)より化合物15、71mg(59%)をmp.>300℃の淡緑色
粉末として得た。
NMR(CDCl3+CD3OD)δ;2.16(s,3H),2.27(dd,1H,J
=5,14Hz),3.20−3.52(m,1H),4.04(s,3H),4.67
(d,1H,J=18Hz),4.90(d,1H,J=18Hz),6.80−8.04
(m,11H),8.75(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);508(M+−NH2Ph) 実施例15 化合物1、170mg(0.3mmol)をTHF10mlおよび酢酸1ml
の混合溶媒に溶解し、シアン酸カリウム120mg(1.5mmo
l)水溶液1mlを加え、室温下1時間攪拌した。溶媒を減
圧下留去し水でトリチュレートを行ない化合物(I−1
−2d;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac)178mg(97.3%)をmp.
>300℃黄色粉末として得た。
MS(m/e);593(M+−NH2) 実施例2と同様の方法で、上記化合物80mg(0.13mmo
l)より化合物16、34mg(50%)をmp.>300℃の淡黄色
粉末として得た。
NMR(DMSO−d6)δ;2.11(dd,1H,J=5,14Hz),2.17
(s,3H),3.20−3.63(1H),3.97(s,3H),5.79(br.s,
2H),6.40(s,1H),6.97−7.23(m.1H),7.30−7.70
(m.2H),7.76−8.10(m,4H),8.70(s,1H),8.79(s,1
H),9.20(s,1H),9.30(s,1H) MS(m/e);508(M+−NH3) 実施例16 化合物i(III−1;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac)110mg
(0.2mmol)をジクロロメタン10mlに溶解し、氷冷下塩
化アルミニウム133mg(1mmol)、アセチルクロライド0.
015ml(0.2mmol)加え、同温度にて2時間攪拌した。水
10mlを加え有機層を抽出し、飽和食塩水溶液で洗浄後無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィー(クロロホルム)にて精製し、ク
ロロホルム−メタノールより再結晶を行ない化合物17、
60mg(50.8%)をmp.>300℃の黄色プリズム晶として得
た。また、化合物18、5mg(4%)をmp.>300℃の黄色
プリズム晶として得た。
化合物17:NMR(CDCl3)δ;1.76(s,3H),1.09(dd,1
H,5,14Hz),2.28(s,3H),2.52(s,3H),2.69(s,3H),
3.93(dd,1H,J=7,14Hz),4.01(s,3H),5.20(s,3H),
6.89(dd,1H,J=5,7Hz),7.28−7.72(m,3H),7.88−8.
24(m,3H),9.68(s,3H) MS(m/e);594(M+1) 実施例18:NMR(CDCl3)δ;1.82(s,3H),2.21(dd,1H,J
=5,14Hz),2.34(s,3H),2.75(s,3H),2.80(s,3H),
2.82(s,3H),4.06(dd,1H,J=7,14Hz),4.07(s,3H),
5.40(s,2H),7.03(dd,1H,J=5,7Hz),7.56(d,1H,J=
8Hz),8.24(d,1H,J=8Hz),8.25(d,1H,J=8Hz),8.60
(s,1H),9.84(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);636(M+1) 実施例17 化合物i(III−1;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac)330mg
(0.6mmol)をジクロロメタン30mlに溶解し、氷冷下四
塩化チタン0.46ml(4.2mmol)、ジクロロメチルメチル
エーテル0.11ml(1.2mmol)を加え、室温下3時間攪拌
した。水10mlを加え有機層を抽出し、飽和食塩水溶液で
洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下
留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム)にて精製し、クロロホルム−メタノー
ルで再結晶を行ない化合物19、130mg(37%)をmp.>30
0℃の無色プリズム晶として得た。また、化合物20、130
mg(35.7%)をmp.>300℃の褐色粉末として得た。
化合物19:NMR(DMSO-d6)δ;1.72(s,3H),2.04−2.36
(m,1H),2.25(s,3H),2.68(s,3H),3.80−4.08(m,1
H),4.00(s,3H),5.43(s,2H),7.20−8.40(m,7H),
9.60(s,1H),10.16(s,1H), MS(m/e);580(M+1) 化合物20:NMR(DMSO-d6)δ;1.72(s,3H),2.09−2.16
(m,1H),2.29(s,3H),2.56(s,3H),3.80−4.08(m,1
H),4.00(s,3H),5.08−5.44(m,2H),7.28−7.48(m,
1H),7.88−8.32(m,4H),8.56(s,1H),9.40(s,1H),
10.04(s,1H),10.25(s,1H) MS(m/e);608(M+1) 実施例18 実施例2と同様の方法で、化合物17、50mg(0.08mmo
l)より、化合物21、30mg(70%)をmp.>300℃の無色
針状晶として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.08(dd,1H,J=5,14Hz),2.15
(s,3H),2.70(s,3H),3.43(dd,1H,J=7,14Hz),3.93
(s,3H),5.01(d,1H,J=18Hz),5.07(d,1H,J=18H
z),6.39(s,1H),7.21(dd,1H,J=5,7Hz),7.38(t,1
H,J=7Hz),7.51(t,1H,J=7Hz),7.95(d,1H,J=8H
z),8.01(d,1H,J=8Hz),8.08(d,1H,J=8Hz),8.10
(d,1H,J=7Hz),8.69(s,1H),9.92(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);509(M+) 実施例19 実施例2と同様の方法で、化合物19、50mg(0.086mmo
l)より化合物22、20mg(46.8%)をmp.>300℃の無色
粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.00(m,1H),2.16(s,3H),3.12
−3.60(m,1H),3.96(s,3H),5.08(br.s,2H),7.08−
7.68(m,3H),7.84−8.28(m,4H),9.80(s,1H),10.16
(s,1H) MS(m/e);495(M+) 実施例20 実施例2と同様の方法で、化合物20、121mg(0.2mmo
l)より化合物23、51mg(49%)をmp.>300℃の黄色粉
末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.06(dd,1H,J=5,14Hz),2.20
(s,3H),3.50(dd,1H,J=7,14Hz),3.96(s,3H),5.14
(br.s,2H),6.56(s,1H),7.31(dd,1H,J=5,7Hz),7.
92−8.24(m,4H),8.67(s,1H),8.84(br.s,1H),9.77
(s,1H),10.13(s,1H),10.21(s,1H) MS(m/e);523(M+) 実施例21 化合物17、20mg(0.033mmol)をクロロホルムに溶解
し、m−クロロ過安息香酸25mg(0.15mmol)を1時間お
きに2度加え、3時間加熱還流した。飽和重ソウ水溶
液、水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去後残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム)にて精製し、クロロホルム−エ
ーテルで再結晶を行ない、化合物(I−1−4;X=CO2M
e,Y=OAc,R3=Ac,R1b=Me)10mg(48.0%)をmp.>300
℃の褐色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.79(s,3H),2.09(dd,1H,J=5,14H
z),2.26(s,3H),2.40(s,3H),2,70(s,3H).3.94(d
d,1H,J=7,14Hz),4.00(s,3H),5.34(s,2H),6.98(d
d,1H,J=5,7Hz),7.20−7.70(m,3H),7.92−8.20(m,3
H),8.90(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);610(M+1) 実施例2と同様の方法で、上記化合物1.0g(1.6mmo
l)より化合物24、0.3(38.8%)をmp.>300℃(クロロ
ホルムより再結晶)の赤褐色プリズム晶として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.97(dd,1H,J=5,14Hz),2.12
(s,3H),3.35(dd,1H,J=7,14Hz),3.92(s,3H),5.01
(s,2H),6.32(s,1H),6.88−7.16(m,2H),7.28−7.6
4(m,2H),7.72(d,1H,J=8Hz),7.80−8.20(m,2H),
8.60(s,1H),8.71(d,1H,J=2Hz),9.10(s,1H) MS(m/e);481(M+1) 実施例22 実施例21と同様の方法で化合物20、182mg(0.3mmol)
より化合物(I−1−4′;X=CO2Me,Y=OAc,R3=Ac,R
1b=H)80mg(42%)を褐色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.84(s,3H),1.96−2.40(m,1H),
2.23(s,3H),2.76(s,3H),3.84−4.12(m,1H),4.02
(s,3H),5.36(s,2H),6.72−7.08(m,1H),7.24−7.6
4(m,3H),7.76−8.08(m,2H),8.48(s,2H),9.01(d,
1H,J=2Hz) 実施例2と同様の方法で、上記化合物80mg(0.13mmo
l)より化合物25 10mg(15%)をmp.>300℃の黄色粉末
として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.97(dd,1H,J=5,14Hz),2.10
(s,3H),3.00−3,50(1H),3.92(s,3H),4.94(s,2
H),6.23(s,1H),6.80−7.12(m,3H),7.35(d,1H,J=
2Hz),7.65(d,1H,J=8Hz),7.76(d,1H,J=8Hz),8.46
(s,1H),8.67(d,1H,J=2Hz),9.03(s,1H),9.20(s,
1H) MS(m/e);500(M+1) 実施例23 DMFmlに50%水素化ナトリウム9.6mg(0.2mmol)を懸
濁させ、氷冷下化合物24、96mg(0.2mmol)のDM下溶液2
mlを加える。20分後同温度にてヨウ化メチル0.013ml
(0.2mmol)を加え1時間攪拌した。反応終了後、飽和
塩化アンモニウム溶液を加え、クロロホルム抽出し、飽
和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム)にて精製し、ジクロロメタン
−メタノールより再結晶を行ない、化合物26、45mg(45
・3%)をmp.293−294℃の褐色針状晶として得た。
NMR(CDCl3+DMSO-d6)δ;2.05(dd,1H,J=5,14Hz),
2.16(s,3H),3.00−3.50(1H),3.92(s,3H),3.96
(s,3H),5.03(br.s,2H),6.96−8.12(m,6H),8.54
(br.s,1H),8.92(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);498(M+1) 実施例24 実施例23と同様の方法で、化合物24、96mg(0.2mmo
l)およびヨウ化エチルより化合物27、75mg(73,5%)
をmp.283−286℃(クロロホルムにより再結晶)の黄色
針状晶として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.46(t,3H,J=7Hz),2.03(dd,1
H,J=5,14Hz),2.18(s,3H),3.96(s,3H),4.20(q,2
H,J=7Hz),5.07(s,2H),6.36(s,1H),7.07−7.28
(m,2H),7.32−7.68(m,2H),7.80−8.20(m,3H),8.6
4(s,1H),8.91(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);512(M+1) 実施例25 実施例23と同様の方法で、化合物24、96mg(0.2mmo
l)および1−ヨードプロパンより化合物28、60mg(57.
1%)をmp.228−230℃(クロロホルムにより再結晶)の
褐色針状晶として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.07(t,3H,J=8Hz),1.72−2.24
(m,3H),2.16(s,3H),2.90−3.40(1H),3.94(s,3
H),4.08(t,2H,J=7Hz),5.04(br.s,2H),6.34(s,1
H),7.00−7.24(m,2H),7.32−7.60(m,2H),7.76−8.
16(m,3H),8.60(s,1H),8.87(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);526(M+1) 実施例26 実施例23と同様の方法で、化合物24、96mg(0.2mmo
l)および2−ヨードプロパンより化合物29、40mg(38
%)をmp.213−214.5℃(クロロホルムにより再結晶)
の黄褐色プリズム晶を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.35(d,6H,J=7Hz),1.99(dd,1
H,J=5,14Hz),2.14(s,3H),3.00−3.52(1H),3.92
(s,3H),4.48−4.80(m,1H),5.02(br.s,2H),6.32
(br.s,1H),7.00−7.24(m,2H),7.32−9.64(m,2H),
7.72−8.20(m,3H),8.60(br.s,1H),8.87(d,1H,J=2
Hz) MS(m/e);526(M+1) 実施例27 実施例23と同様の方法で、化合物24、96mg(0.2mmo
l)および1−ヨードブタンより化合物30、35mg(32.5
%)をmp.166−168℃(クロロホルムにより再結晶)の
黄褐色プリズム晶として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;0.99(t,3H,J=7Hz),1.32−2.24
(m,5H),2.16(s,3H),3.16−3.52(1H),3.93(s,3
H),4.12(t,2H,J=8Hz),5.03(br.s,2H),6.33(s,1
H),7.04−7.28(m,2H),7.28−7.68(m,2H),7.70−8.
20(m,3H),8.60(s,1H),8.89(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);540(M+1) 実施例28 化合物19、2.51g(4.3mmol)をメタノール20mlおよび
クロロホルム100mlの混合溶液に溶解し、氷冷下水素化
ホウ素ナトリウム488mg(12.4mmol)を加え、同温度に
て30分攪拌した。3N塩酸水溶液を加え、pH2とし、有機
層を抽出し、飽和重ソウ水溶液、飽和食塩水溶液で順次
洗浄して無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣をエー
テルでトリチュレートし、化合物31、1.8g(72%)をm
p.270−277℃の淡黄色粉末として得た。
NMR(CDCl3+CD3OD)δ;1.80(s,3H),2.11(dd,1H,J
=5,14Hz),2.26(s,3H),2.64(s,3H),3.93(dd,1H,J
=7,14Hz),4.03(s,3H),4.86(s,2H),5.22(s,2H),
6.99(dd,1H,J=5,7Hz),7.40−7.72(m,4H),7.80−8.
08(m,2H),9.04(s,1H) MS(m/e);581(M+) 実施例29 化合物31、500mg(0.86mmol)をクロロホルム30mlに
溶解し、エタンチオール0.64ml(8.6mmol)およびカン
ファースルホン酸199mg(0.86mmol)を加え室温下2時
間攪拌した。反応液を飽和重ソウ水溶液、飽和食塩水溶
液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶
媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(5%酢酸エチル−トルエン)に付し、化合物
32、340mg(63%)をmp.181−184℃の無色プリズム晶と
して得た。
NMR(CDCl3)δ;1.28(t,3H,J=8Hz),1.76(s,3H),
2.11(dd,1H,J=5,14Hz),2.26(s,3H),2.53(q,2H,J
=8Hz),2.80(s,3H),3.97(dd,1H,J=7,14Hz),4.00
(s,2H),4.01(s,3H),5.36(s,2H),7.02(dd,1H,J=
5,7Hz),7.14−7.80(m,4H),7.92−8.20(m,2H),9.13
(s,1H) MS(m/e);626(M+) 実施例30 化合物32、125mg(0.2mmol)を酢酸エチルに溶解しラ
ネーニッケル200mgを加え、7時間加熱還流した。反応
溶液をセライトを通しろ過し、溶媒を減圧下留去し、化
合物33、116mg(100%)を淡黄色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.75(s,3H),2.04(dd,1H,J=5,14H
z),2.20(s,3H),2.48(s,3H),2.61(s,3H),3.86(d
d,1H,J=7,14Hz),3.99(s,3H),5.08(s,2H),6.91(d
d,1H,J=5,7Hz),7.16−7.64(m,4H),7.80−8.04(m,2
H),8.80(s,1H) MS(m/e);566(M+) 実施例31 実施例2と同様の方法で、化合物32、80mg(0.12mmo
l)より化合物34、50mg(77%)をmp.>300℃の無色プ
リズム晶として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.30(t,3H,J=8Hz),2.12(s,3H),
2.54(q,2H,J=8Hz),2.97(dd,1H,J=5,14Hz),3.63
(dd,1H,J=7,14Hz),3.80(s,2H),4.08(s,3H),4.37
(d,1H,J=18Hz),4.59(d,1H,J=18Hz),5.28(s,1
H),5.56(s,1H),6.79(dd,1H,J=5,7Hz),7.12−7.70
(m,4H),7.80−8.12(m,2H),8.60(s,1H) MS(m/e);540(M+−1) 実施例32 実施例2と同様の方法で、化合物33、100mg(0.17mmo
l)より、化合物35、70mg(82%)をmp.>300℃の淡黄
色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;2.12(s,3H),2.38(s,3H),2.95(d
d,1H,J=5,14Hz),3.48(dd,1H,J=7,14Hz),4.04(s,3
H),4.24(d,1H,J=18Hz),2.48(d,1H,J=18Hz),5.42
(s,1H),5.75(s,1H),6.78(dd,1H,J=5,7Hz),6.94
−7.20(m,2H),7.28−7.62(m,2H),7.81(dd,1H,J=
2,8Hz),8.00(d,1H,J=8Hz),8.40(s,1H) MS(m/e);481(M+) 実施例33 化合物34、90mg(0.166mmol)をクロロホルム5mlに溶
解し、m−クロロ過安息香酸29mg(0.166mmol)を加
え、遮光下室温で2時間攪拌した。反応溶液を飽和重ソ
ウ水溶液、飽和食塩水溶液で順次洗浄し無水硫酸マグネ
シウムで乾燥した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(2%メタノール/クロロホルム)にて精製
し、化合物36、60mg(65%)をmp.>300℃の淡黄色粉末
として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.25(t,3H,J=7Hz),2.03(dd,1
H,J=5,14Hz),2.15(s,3H),2.64−2.86(m,2H),3.36
−3.41(m,1H),3.92(s,3H),4.11(d,1H,J=13Hz),
4.28(d,1H,J=13Hz),4.97(d,1H,J=18Hz),5.03(d,
1H,J=18Hz),7.13(dd,1H,J=5,7Hz),7.36(t,1H,J=
7Hz),7.44(dd,1H,J=1,8Hz),7.48(d,t,1H,J=1,8H
z),7.90(d,1H,J=8Hz),7.94(d,1H,J=8Hz),8.62
(s,1H),9.15(s,1H) MS(m/e);547(M+−S(O)Et) 実施例34 K252、93mg(0.2mmol)をピリジン3mlに溶解し、氷冷
下臭素0.024ml(0.48mmol)を加え一晩攪拌した。反応
終了後、反応溶液にTHFを加え、5%チオ硫酸ナトリウ
ム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウム乾燥後溶媒を減圧下留去した。残渣はTHFおよびメ
タノールにより再結晶を行ない、化合物37、70mg(64
%)をmp.251〜252℃の黄褐色粉末として得た。
NMR(CDCl3−DMSO-d6)δ;1.96−2.30(m,1H),2.20
(s,3H),3.12−3.60(m,1H),4.00(s,3H),5.04(s,2
H),6.36(s,1H),7.04−7.24(m,1H),7.36−8.22(m,
6H),8.64(br.s,1H),9.48(br.s,1H) MS(m/e);547(M+) 実施例35 参考例4で得られる化合物d300mg(0.6mmol)をTHF90
mlおよび水10mlの混合溶媒に溶解し、メチルヒドラジン
0.32ml(6mmol)を加え室温下1日攪拌した。反応溶液
を飽和食塩水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(1%メタノール/クロロホルム)
にて精製し、化合物38、126mg(40%)を黄褐色粉末と
して得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.92−2.36(1H),2.03(s,3H),
2.23(s,3H),3.08−3.60(1H),3.12(s,3H),5.00
(s,3H),6.92−7.16(m,1H),7.20−7.60(m,4H),7.7
2−8.28(m,3H),9.24(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);524(M+1) 実施例36 参考例4で得られる化合物d300mg(0.6mmol)および
グリシンメチルエステル塩酸塩753mg(6mmol)をTHF90m
lおよび水10mlの混合溶媒に溶解し、トリエチルアミン
0.84mlを加え室温下1日攪拌した。反応溶液を飽和食塩
水溶液で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒
を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(1%メタノール/クロロホルム)にて精製し、
化合物39、87mg(26%)を黄褐色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.72(s,3H),1.92−2.50(1H),2.4
0(s,3H),3.68−4.52(m,3H),3.82(s,3H),5.02(b
r.s,2H),6.96−8.20(m,8H),9.31(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);566(M+) 実施例37 実施例36と同様の方法で、参考例4で得られる化合物
d500mg(0.97mmol)およびL−プロリンベンジルエステ
ル塩酸塩2.27g(9.7mmol)より、化合物40、195mg(29
%)をmp.202−205℃の無色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.52(s,3H),1.80−2.50(m,5H),
2.36(s,3H),3.08−3.52(m,2H),3.84−4.30(m,2
H),4.64(s,2H),5.14(d,1H,J=13Hz),5.31(d,1H,J
=13Hz),6.98(dd,1H,J=5,14Hz).7.16−7.60(m,5
H),7.70−7.96(m,2H),9.32(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);683(M+) 実施例38 化合物40、132mg(0.2mmol)をDMF5mlに溶解し、10%
パラジウム/炭素50mgを加え、水素気流下40℃で3.5時
間攪拌した。反応溶液をセライトを通しろ過し、溶媒を
減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(クロロホルム/メタノール/28%アンモニア水9
0:10:0.5)にて精製し、化合物41、80mg(67%)をmp.
>300℃の淡黄色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.66(s,3H),1.88−2.36(m,5
H),2.49(s,3H),3.20−3.60(m,2H),3.95(dd,1H,J
=7,14Hz),4.12−4.50(m,1H),5.04(s,2H),7.00−
7.70(m,5H),7.86(dd,1H,J=2,8Hz),8.00−8.24(m,
2H),8.61(s,1H),9.23(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);593(M+1) 実施例39 化合物39、87mg(0.15mmol)をTHF5mlに溶解し、2N水
酸化ナトリウム水溶液0.24ml(0.68mmol)を加え室温下
2時間攪拌した。3N塩酸水溶液を加え、pH2となし、飽
和食塩水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム/メタノール/28%アン
モニア水:90/10/5)にて精製し、化合物42、27mg(35
%)をmp.>300℃の無色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.96−2.36(m,1H),2.20(s,3
H),3.08−3.50(1H),3.88−4.04(m,2H),5.03(br.
s,2H),6.53(s,1H),6.90−8.24(m,6H),8.52−8.80
(m,2H),9.26(d.1H,J=8Hz) MS(m/e);511(M+1) 実施例40 K252、4.67g(10mmol)をTHF400mlに溶解し、−20℃
にて水素化リチウムアルミニウム0.38g(10mmol)のTHF
溶液50mlを加え、同室温にて1時間攪拌した。3N塩酸水
溶液を加えpH2とし、セライトを通しろ過後、ろ液を飽
和食塩水溶液で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下留去後残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(クロロホルム)にて精製し、化合物43、
1.56g(35.7%)をmp.>300℃の淡黄色粉末として得
た。
NMR(CDCl3+DMSO-d6)δ;2.04−2.48(m,1H),2.24
(s,3H),3.08−3.76(1H),4.90(br.s,2H),6.91(d
d,1H,J=5,7Hz),7.08−7.60(m,5H),7.76−8.08(m,2
H),9.19(d,1H,J=8Hz),10.10(s,1H) MS(m/e);437(M+) 実施例41 化合物43、100mg(0.23mmol)をTHF5mlおよび水0.5ml
に溶解し、ヒドロキシルアミン塩酸塩79mg(1.1mmol)
を加え1日攪拌した。溶媒を減圧下留去し、残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(1%メタノール/ク
ロロホルム)にて精製し、化合物44、85mg(82%)をm
p.245−256℃の淡黄色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.98−2.30(m,1H),2.20(s,3
H),3.16−3.70(m,1H),5.03(s,2H),6.84−7.08(m,
1H),7.16−8.20(m,8H),8.58(s,1H),9.26(d,1H,J
=8Hz) MS(m/e);452(M+) 実施例42 実施例41と同様の方法で、化合物43、100mg(0.23mmo
l)およびセミカルバジド塩酸塩128mg(1.1mmol)よ
り、化合物45、75mg(66%)をmp.>300℃の黄褐色粉末
として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.90−2.36(1H),2.08(s,3H),
3.00−3.60(1H),5.00(s,2H),6.96−8.20(m,8H),
8.56(br,s,1H),9.22(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);495(M+1) 実施例43 実施例41と同様の方法で、化合物43、87mg(0.2mmo
l)およびアミノグアニジン硫酸塩264mg(1.0mmol)よ
り、化合物46、60mg(60%)をmp.>300℃の淡黄色粉末
として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.96−2.30(m,1H),2.15(s,3
H),3.04−3.64(m,1H),5.02(br.s,1H),6.44(s,1
H),7.00−8.20(m,8H),8.60(s,1H),9.22(d,1H,J=
8Hz) MS(m/e);494(M+1) 実施例44 実施例41と同様の方法で、化合物43、87mg(0.2mmo
l)および2−ヒドラジノ−2−イミダゾリン臭化水素
酸塩181mg(1.0mmol)より、化合物47、55mg(53%)を
mp.>300℃の淡黄色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.68−2.30(m,1H),2.08(s,3
H),3.00−3.70(1H),5.00(s,2H),5.96(s,1H),7.0
0−8.12(m,8H),8.56(s,1H),9.21(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);520(M+1) 実施例45 実施例23と同様の方法でK252、184mg(0.4mmol)およ
びヨウ化メチルより、化合物48、38mg(20%)をmp.300
−302℃の無色プリズム晶として得た。
NMR(CDCl3)δ;2.23(dd,1H,J=6,13Hz),2.20(s,3
H),3.12(s,3H),3.28−3.48(m,1H),3.37(s,3H),
4.04(s,3H),5.00(s,2H),7.03(dd,1H,J=6,8Hz),
7.28−7.64(m,5H),7.88−8.08(m,2H),9.46(br.d,1
H,J=8Hz) MS(m/e);495(M+) 実施例46 K252、467mg(1mmol)をクロロホルム20mlに溶解し、
N−クロロコハク酸イミド133mg(1mmol)およびAIBN
164mg(1mmol)を加え、3時間加熱還流した。溶媒を減
圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム)にて精製し、化合物49、229mg(46
%)をmp.125−129℃の淡黄色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;2.20(s,3H),2.68(dd,1H,J=5,14H
z),3.43(dd,1H,J=7,14Hz),4.12(s,3H),4.88(d,1
H,J=15Hz),5.04(d,1H,J=15Hz),6.87(dd,1H,J=5,
7Hz),7.24−7.64(m,5H),7.84−8.00(m,2H),9.00
(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);501(M+) 実施例47 参考例8で得られる化合物h120mg(0.27mmol)をDMF5
mlに溶解し、氷冷下チオカルボニルジイミダゾール98mg
(0.55mmol)を加え同温度にて1時間攪拌した。反応溶
液にTHF30mlを加え飽和食塩水溶液で洗浄し無水硫酸マ
グネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、化合物5
0、120mg(93%)をmp.>300℃の淡黄色粉末として得
た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.10−2.64(m,1H),2.32(s,3
H),3.00−3.52(m,1H),4.05(d,1H,J=11Hz),4.38
(d,1H,J=11Hz),5.02(s,2H),6.96−8.16(m,7H),
8.60(s,1H),9.21(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);481(M+1) 実施例48 化合物50、88mg(0.18mmol)をDMF2mlに溶解し、ヨウ
化メチル0.1mlを加え室温下2.5時間攪拌した。溶媒を減
圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(クロロホルム)にて精製し、化合物51、14mg(15.7
%)をmp.223−225℃の黄色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.08−2.44(m,1H),2.24(s,3
H),2.30(s,3H),3.20(dd,1H,J=7,14Hz),4.06(d,1
H,J=14Hz),4.57(d,1H,J=14Hz),5.02(s,2H),7.12
−8.20(m,7H),8.63(s,1H),9.24(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);494(M+) 実施例49 参考例5で得られる化合物e87mg(0.2mmol)をクロロ
ホルム5mlに溶解し、2,2−ジメトキシプロパン104mg(1
mmol)およびカンファースルホン酸10mgを加え、2時間
加熱還流した。反応溶液を飽和重ソウ水溶液、飽和食塩
水溶液で順次洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧下留去後、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(1%メタノール/クロロホルム)にて精製
し、化合物52、68mg(71.5%)をmp.278−280℃の黄褐
色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.14(s,3H),1.40(s,3H),2.24
(s,3H),2.41(dd,1H,J=5,14Hz),2.82(dd,1H,J=5,
14Hz),4.05(d,1H,J=10Hz),4.49(d,1H,J=10Hz),
4.96(s,2H),6.68(dd,1H,J=5,7Hz),7.24−8.20(m,
7H),9.40−9.60(m,1H) MS(m/e);479(M+) 実施例50 K252、467mg(1mmol)をアセトニトリル10mlに溶解
し、ついでテトラフルオロホウ酸ニトロニウム133mg(1
mmol)を加え3時間室温攪拌した。溶媒を減圧下留去
し、残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(5%DMF/ク
ロロホルム)にて精製後、化合物53、50mg(10%)をm
p.>300℃の黄色粉末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.12(dd,1H,J=5,14Hz),2.16
(s,3H),3.45(dd,1H,J=7.4,14Hz),3.94(s,3H),4.
99(d,1H,J=18Hz),5.06(d,1H,18Hz),6.44(s,1H),
7.26(dd,1H,J=5,7.4Hz),7.39(t,1H,8Hz),7.53(t,
1H,J=7Hz),7.96(d,1H,J=8Hz),8.08(t,2H,J=8H
z),8.31(dd,1H,J=2.4,7Hz),8.77(s,1H),10.09
(d,1H,J=2Hz) MS(m/e);512(M+) 実施例51 K−252、93mg(0.2mmol)をTHF5mlに溶解し、氷冷下
クロロスルホニルイソシアネート0.17ml(2mmol)を加
え、同温度にて2時間攪拌した。ついで水1mlを加え70
℃にて1時間攪拌後、反応溶液を飽和重ソウ水溶液、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(2%メタノール/クロロホルム)で精製
し、化合物54、85mg(77%)をmp.280−285℃の無色粉
末として得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.17(dd,1H,J=5,14Hz),2.18
(s,3H),3.92(dd,1H,J=7,14Hz),3.94(s,3H),5.28
(d,1H,J=18Hz),5.34(d,1H,J=18Hz),7.22(dd,1H,
J=5,7Hz),7.32(t,1H,J=7Hz),7.42(t,1H,J=7H
z),7.50〜7.58(m,2H),7.95〜8.01(m,3H),9.06(d,
1H,J=8Hz) MS(m/e);554(M+1) 実施例52 参考例5で得られる化合物e、43.9mg(0.1mmol)をD
MF1mlに溶解し、N−ベンジルオキシカルボニルグリシ
ン無水物40mg(0.1mmol)およびトリエチルアミン0.016
ml(0.12mmol)を加え100℃で1時間攪拌した。反応溶
液を飽和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後
溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマ
トグラフィー(2%メタノール/クロロホルム)にて精
製し、化合物55、30mg(48%)を得た。
NMR(CDCl3)δ;2.01(s,3H),2.80−3.40(m,2H),
3.92−4.80(m,6H),5.04(s,2H),5.40−5.80(m,3
H),6.50(m,1H),6.80−7.62(m,10H),7.76(d,1H,J
=8Hz),7.98(d,1H,J=8Hz),8.56(d.1H,J=8Hz) MS(m/e);631(M+1)+ 実施例53 化合物55、60mg(0.095mmol)をDMF1ml、エタノール1
0mlに溶解し、1N塩酸0.15ml、10%パラジウム/炭酸60m
gを加え、水素気流下40℃で10分間攪拌した。反応溶液
をセライトを通しろ過した後ろ液に水15mlを加えた。エ
タノールを減圧下留去した後凍結乾燥を行い、化合物5
6、23mg(49%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.00−2.40(m,1H),2.24(s,3
H),3.00−3.60(m,1H),4.03(s,2H),4.61(m,2H),
5.03(br.s,2H),6.00(s,1H),7.00−8.16(m,8H),8.
60(br.s,1H),9.22(d,1H,J=18Hz) MS(m/e);497(M+1)+ 実施例54 参考例5で得られる化合物e、439mg(1mmol)をクロ
ロホルム20mlに溶解し、トリ−O−アセチル−D−グル
カール、1.36g(5mmol)およびNBS、623mg(3.5mmol)
を加え室温遮光下8時間攪拌した。反応溶液を1Nチオ硫
酸ナトリウム、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(1%メタノール/ク
ロロホルム)にて精製しグリコシド体(XXI;Y=OH,R1=
R2=R3=H,W1=Ac)360mg(46%)を得た。
MS(m/e);790(M+1)+,792(M+1)+ 上記グリコシド体、280mg(0.35mmol)をトルエン20m
lに懸濁させ、AIBN 60mg(0.35mmol)および水素化トル
ブチル錫0.49ml(175mmol)を加え60℃で1時間攪拌し
た。反応溶液に酢酸エチルを加え飽和食塩水で洗浄し無
水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を減圧下留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(0.5%メタ
ノール/クロロホルム)にて精製し、化合物57、70mg
(28%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.75−1.83(m,1H),1.95−1.99
(m,1H),2.00(s,3H),2.03(s,3H),2.04(s,3H),2.
15(s,3H),2.40−2.44(m,1H),3.10(dd,1H,J=7.5,1
3.5Hz),3.84(d,1H,J=10Hz),3.89−3.93(m,1H),4.
07−4.11(m,2H),4.19(d,1H,J=10Hz),4.26−4.30
(m,2H),4.88−5.18(m,5H),5.64(s,1H),7.00(dd,
1H,J=5.5,7.5Hz),7.25−7.49(m,4H),7.80(d,1H,J
=8.4Hz),7.97(d,1H,J=8.4Hz),8.04(d,1H,J=7.7H
z),8.6(s,1H),9.19(d,1H,J=8Hz) MS(m/e);712(M+1)+ 実施例55 化合物57、50mg(0.07mmol)をTHF2.5mlおよびメタノ
ール0.5mlの混合溶媒に溶解し、1N水酸化ナトリウム水
溶液0.35mlを加え室温下1時間攪拌した。反応溶液を飽
和食塩水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を
減圧下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(10%メタノール/クロロホルム)にて精製し、
化合物58、8mg(20%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.46−1.54(m,1H),1.98(dd.1H,
J=5,14Hz),2.10−2.20(m,1H),2.15(s,3H),3.02−
3.21(m,4H),3.45−3.58(m,1H),3.75−3.82(m,2
H),4.21(d,1H,J=10Hz),4.54(t,1H,J=6Hz),4.70
−4.73(m,1H),4.92(q,1H,J=2.4Hz),4.96(d,1H,J
=18Hz),5.03(d,1H,J=18Hz),6.99(dd,1H,J=5,7H
z),7.26(t,1H,J=8Hz),7.33(t,1H,J=7.5Hz),7.43
−7.50(m,2H),7.81(d,1H,J=8.4Hz),7.96(d.1H,J
=8.4Hz),8.04(d,1H,J=7.5Hz),8.57(s,1H),9.20
(d,1H,J=7.9Hz) MS(m/e);586(M+1)+ 実施例56 参考例10で得られる化合物i、42.1mg(0.1mmol)をD
MF1mlに溶解し、β−D−チオグルコースナトリウム塩3
2.7mg(0.15mmol)を加え、50℃で2時間攪拌した。溶
媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム/メタノール/28%アンモニア
水=9/1/0.1)にて精製し、化合物59、38mg(62%)を
得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.01(dd,1H,J=5,13.6Hz),2.16
(s,3H),3.04−3.79(m,9H),4.46(d,1H,J=9.5Hz),
4.70(br.t,J=5.5Hz),4.96(d,1H,J=18Hz),5.03
(d,1H,J=18Hz),5.10(br.s.1H),5.31(d,1H,J=5.3
Hz),5.63(s,1H),7.03(m,1H),7.27−7.49(m,4H),
7.83(d,1H,J=8.4Hz),7.99−8.05(m,2H),8.60(s,1
H),9.19(d,1H,J=7.9Hz) MS(m/e);618(M+1)+ 実施例57 K252、467mg(1mmol)をクロロホルム5mlに溶解し、
モレキュラーシーブ4Å 500mgおよびクロロスルホン酸
0.14ml(2mmol)を氷冷下加え、同温度にて3時間攪拌
した。反応溶液に水2mlを加え溶媒を減圧下留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール/28%アンモニア水=80/20/5)にて精製
し、化合物60、142mg(26%)を得た。
NMR(DMSO-d6+D2O)δ;2.01(dd,1H,J=5,13Hz),2.
14(s,3H),3.14−3.60(m,1H),3.90(s,3H),4.98(b
r.s,2H),7.00−8.12(m,6H),9.40(s,1H) MS(m/e);548(M+1)+ 実施例58 化合物60、110mg(0.2mmol)に五塩化リン83mg(0.4m
mol)およびオキシ塩化リン0.19ml(2mmol)を加え、1.
5時間加熱還流した。反応溶液に水10mlとTHF10mlを加
え、有機層を分取し、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥し溶媒を減圧下留去した。残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(1%メタノール/クロ
ロホルム)にて粗精製し、スルホニルクロライド体(X;
X=CO2Me,Y=OH.R3=H)50mgを得た。これをDMF2mlに
溶解し、ピリジン0.079ml(0.5mmol)およびN−メチル
ピペラジン0.05mlを加え室温下2時間攪拌した。溶媒を
減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(2.5%メタノール/クロロホルム)にて精製し、
化合物61、10mg(8%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;2.07−2.18(m,1H),2.12(s,3
H),2.15(s,3H),2.44(m,4H),2.96(m,4H),3.20−
3.50(m,1H),3.93(s,3H),5.02(d,1H,J=18Hz),5.0
8(d,1H,J=18Hz),6.41(s,1H),7.25(dd,1H,J=5,7H
z),7.37−8.17(m,7H),8.69(s,1H),9.70(d,1H,J=
2Hz) MS(m/e);630(M+1)+ 実施例59 実施例21で得られる化合物24、48.3mg(0.1mmol)をT
HF2mlに溶解し、クロロギ酸p−ニトロフェニル36mg
(0.16mmol)およびトリエチルアミン0.033ml(0.24mmo
l)を加え、室温下1日攪拌した。反応溶液を飽和食塩
水で洗浄し無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧
下留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ー(1%メタノール/クロロホルム)にて精製し、化合
物62、66mg(100%)を得た。
NMR(CDCl3)δ;2.00(s,3H),2.62(dd,1H,J=5,14H
z),3.34(dd.1H,J=7,14Hz),4.00(s,3H),4.14(d,1
H,J=18Hz),4.36(d,1H,J=18Hz),5.72(s,1H),6.68
(dd,1H,J=5,7Hz),6.80−8.40(m,6H),8.64(s,1
H),9.68(br.s,1H) MS(m/e);649(M+1)+ 実施例60 化合物62、60mg(0.074mmol)をDMF2mlに溶解し、N
−イソプロピル−1−ピペラジンアセトアミド16.4mg
(0.088mmol)を加え、室温下1時間攪拌した。反応溶
液にTHF10mlを加え、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗
浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留
去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(4%メタノール/クロロホルム)で精製し、化合物6
3、42mg(82%)を得た。
NMR(CDCl3)δ;1.20(d,6H,J=8Hz),2.00(s,3H),
2.40−2.80(m,5H),3.00(s,2H),3.25(dd,1H,J=7,1
4Hz),3.68−4.16(m,5H),4.00(s,3H),4.29(d,1H,J
=18Hz),4.53(d,1H,J=18Hz),5.36(br.s,1H),5.56
(s,1H),6.68(dd,1H,J=5,7Hz),6.80−8.04(m,7
H),8.56(br.s,1H) MS(m/e);695(M+1)+ 実施例61 実施例28で得られる化合物31、245mg(0.42mmol)を
クロロホルム20mlに溶解し、エタノール20ml、カンファ
ースルホン酸98mg(0.42mmol)を加え、6時間加熱還流
した。溶媒を減圧下留去し、残渣にクロロホルム20mlを
加え、飽和重曹水、飽和食塩水で順次洗浄し、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧下留去した。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィー(1%メタノール
/クロロホルム)にて精製し、化合物64、143mg(56
%)を得た。
NMR(CDCl3)δ;1.30(t,3H,J=7.5Hz),1.80(s,3
H),2.13(dd,1H,J=5,14Hz),2.28(s,3H),2.80(s,3
H),3.65(q,2H,J=7.5Hz),3.97(dd,1H,J=7,14Hz),
4.00(s,3H),4.76(s,2H),5.36(s,2H),7.03(dd,1
H,J=5,7Hz),7.36−7.80(m,4H),7.88−8.16(m,2
H),9.16(s,1H) MS(m/e);610(M+1)+ 実施例62 化合物64、330mg(0.55mmol)を実施例2と同様の条
件で行い、化合物65、259mg(90%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.20(t,3H,J=7.5Hz),2.04(dd,
1H,J=5,14Hz),2.16(s,3H),3.20−3.70(m,3H),3.9
3(s,3H),4.63(s,2H),5.02(s,2H),6.32(s,1H),
7.13(dd,1H,J=5,7Hz),7.24−8.16(m,6H),8.57(s,
1H),9.16(s,1H) MS(m/e);526(M+1)+ 実施例63 化合物65、239mg(0.46mmol)をTHF8mlおよび水0.8ml
に溶解し、氷冷下水素化ホウ素ナトリウム52mg(1.38mm
ol)を加え、同温度にて2時間攪拌した。反応溶液を飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶
媒を減圧下留去した。残渣をTHF−エーテルで粉末化
し、化合物66、152mg(66%)を得た。
NMR(DMSO-d6)δ;1.20(t,3H),1.98(dd,1H,J=5,1
4Hz),2.16(s,3H),3.18(dd,1H,J=7,14Hz),3.57
(q,2H,J=8Hz),3.85(m,2H),4.64(s,2H),5.02(s,
2H),5.14(m,1H),5.40(s,1H),7.00(dd,1H,J=5,7H
z),7.24−7.60(m,3H),7.77(d,1H,J=8Hz),7.92−
8.16(m,2H),8.56(s,1H),9.17(s,1H) MS(m/e);497(M+) 参考例1 化合物KT5556(IIa)、227mg(0.5mmol)のエタノー
ル20ml懸濁溶液に塩化チオニル1mlを加え、加熱還流し
た。2時間および4時間後さらに塩化チオニルを1mlず
つ加え、延べ8時間加熱還流した。反応混合物中の揮発
性物資を減圧下に留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトグラフィー(クロロホルム−メタノール)により精
製し、淡黄色粉末状の化合物a160mg(66%)を得た。
融点 193〜195℃(アセトン−メタノール) NMR(DMSO-d6)δ;9.22(d,1H,J=7.6Hz),8.1−7.85
(m,3H),7.55−7.25(m,4H),7.11(dd,1H,J=4.9,7.3
Hz),5.04(d,1H,J=17.7Hz),4.98(d,1H,J=17.7H
z),4.40(m,2H),3.38(dd,1H,J=7.3,13.9Hz),2.17
(s,3H),2.02(dd,1H,J=4.9,13.9Hz),1.43(t,3H,J
=7.1Hz) MS(m/e);481(M+) IR(KBr) 3430,1730,1675,1635,1590,1460,745cm-1 参考例2 K252、184mg(0.4mmol)のDMF2ml溶液を氷冷し、50%
油性水素化ナトリウム19.2mg(0.4mmol)を加えた。20
分後、ヨウ化メチル25μl(0.4mmol)を加え、さらに
1時間攪拌した。反応混合物にクロロホルム20mlを加
え、この溶液を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し
た。溶媒を減圧下に留去して得られた残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム)により精製
して、淡黄色粉末状の化合物b65mg(34%)を得た。
融点 250〜252℃(ジクロルメタン−メタノールより再
結晶) NMR(CDCl3)δ;9.42(d,1H,J=8Hz),8.1−7.85(m,
2H),7.7−7.2(m,5H),7.03(dd,1H,J=5,7Hz),5.08
(s,2H),4.05(s,3H),3.37(dd,1H,J=7,14Hz),3.13
(s,3H),2.21(s,3H),ca.2.20(dd,1H) MS(m/e);481(M+) 参考例3 化合物(IIa)、4.53g(10mmol)の無水ピリジン50ml
溶液に、無水酢酸1.42ml(15mmol)を加え、室温で1時
間攪拌した。反応混合物中の溶媒を減圧下に留去し、残
渣に1N塩酸50mlを加え攪拌した。不溶物をろ取し、1N塩
酸、次いで水で洗浄した。減圧下に乾燥して、淡黄色粉
末状の化合物c4.79g(97%)を得た。
融点 267〜270℃ NMR(DMSO-d6+CDCl3)δ;9.36(d,1H,J=8Hz),8.2
−7.7(m,3H),7.7−7.25(m,4H),7.27(dd,1H,J=5,7
Hz),5.07(s,2H),3.98(dd,1H,J=7,14Hz),2.35(s,
3H),2.12(dd,1H,J=5,14Hz),1.72(s,3H) IR(KBr) 3430,1750,1680,1640,1590,1460,1235,745
cm-1 参考例4 化合物c 2.5gの塩化チオニル60ml溶液を2時間加熱還
流した。反応溶液中の塩化チオニルを減圧下に留去し、
固体残渣にエチルエーテル40mlを加え攪拌した。不溶物
をろ取し、エチルエーテルで洗浄後、減圧下に乾燥し
て、淡黄色粉末状の化合物d 2.29g(88%)を得た。
参考例5 K−252、7.01g(15mmol)の無水THF100ml溶液を氷冷
し、これに水素化リチウムアルミニウム1.14g(30mmo
l)を加え、室温で2時間攪拌した。メタノールを加え
て過剰の還元剤を分解した後、反応混合物をセライトを
通してろ過した。ろ液を1N塩酸、飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し
た残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロ
ホルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末状の化合
物e 5.34g(81%)を得た。
融点 266〜275℃(メタノールより再結晶) NMR(DMSO-d6+CDCl6)δ;9.24(d.1H,J=8Hz),8.2
−7.7(m,3H),7.6−7.0(m,4H),6.74(dd,1H,J=5,7H
z),4.90(d,1H,J=18Hz),4.69(d,1H,J=18Hz),4.13
(d,1H,J=11Hz),3.91(d,1H,J=11Hz),3.29(dd,1H,
J=7,14Hz),2.38(dd,1H,J=5,14Hz),2.19(s,3H) MS(m/e);440(M++1) 参考例6 化合物e2.49g(5.7mmol)の無水THF30ml溶液に、p−
トルエンスルホニルクロリド2.70g(14.2mmol)トリエ
チルアミン1.97ml(14.2mmol)およびN,N−ジメチルア
ミノピリジン0.69g(5.7mmol)を加え、室温で一晩攪拌
した。反応混合物にTHF100mlを加えた溶液を酸・アルカ
リ洗浄した。溶媒を減圧下に留去した残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィー(クロロホルム−メタノー
ル)で精製して、淡黄色粉末状化合物f 1.11g(33%)
を得た。
融点 207〜210℃ NMR(DMSO-d6+CDCl3)δ;9.24(d,1H,J=8Hz),8.15
−7.8(m,3H),7.65−7.2(m,4H),6.62(dd,1H,J=5,7
Hz),4.95(d,1H,J=10Hz),4.80(d,1H,J=10Hz),4.4
5(s,2H),3.05(dd,1H,J=7,14Hz),2.55(s,3H),2.3
6(dd,1H,J=5,14Hz),2.12(s,3H) MS(m/e);422〔M+−167(OTs)〕 元素分析値 C H N 推定値(%) 66.77 4.59 7.08 実測値(%) 66.74 4.45 7.26 IR(KBr) 3430,1670,1640,1595,1460,1175,745cm-1 参考例7 化合物f 594mg(1.0mmol),アジ化ナトリウム130mg
(2.0mmol)のDMF6ml溶液を室温で一晩攪拌した。反応
混合物にTHF 50mlを加えた溶液を酸・アルカリ洗浄し
た。溶媒を減圧下に留去した残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール)で精製
して、淡黄色粉末状化合物g 405mg(87%)を得た。
融点 218〜223℃(THF−メタノール) NMR(DMSO-d6+CDCl3)δ;9.31(d,1H,J=8Hz),8.15
−7.2(m,7H),6.87(dd,1H,J=5,7Hz),5.00(s,2H),
3.99(d,1H,J=13Hz),3.56(d,1H,J=13Hz),3.21(dd
1H,J=7,14Hz),2.37(dd,1H,J=5,14Hz),2.19(s,3
H) MS(m/e);465(M++1) IR(KBr) 3430,2100,1670,1640,1590,1460,745cm-1 参考例8 化合物g232mg(0.5mmol),無水THF7ml溶液に、水素
化リチウムアルミニウム114mg(3.0mmol)を加え、室温
で2時間攪拌した。反応混合物にTHF30mlを加え、セラ
イトを通しろ過し、ろ液を酸・アルカリ洗浄した。溶媒
を減圧下に留去した残渣をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィー(クロロホルム−メタノール)で精製して、淡
黄色粉末状の化合物h 68mg(31%)を得た。
融点 >300℃(メタノール) NMR(DMSO-d6+CDCl3)δ;9.21(d,1H,J=7.9Hz),8.
1−7.7(m,3H),7.55−7.25(m,4H),7.00(dd,1H,J=
5.2,7.4Hz),5.04(d,1H,J=17.5Hz),4.97(d,1H,J=1
7.5Hz),3.25(dd,1H,J=7.4,13.6Hz),3.13(d,1H,J=
12.9Hz),2.88(d,1H,J=12.9Hz),2.12(s,3H),1.91
(dd,1H,J=5.2,13.6Hz) MS(m/e);439(M++1) IR(KBr) 3440,1665,1640,1590,745cm-1 参考例9 K−252、2g(4.2mmol)をTHF10mlを溶解し、無水酢
酸4mlおよびジメチルアミノピリジン2.6gを加え室温下
一晩攪拌した。反応溶液を2%塩酸水溶液、飽和食塩水
溶液で順次洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
溶媒を減圧下留去し、残渣をシリカゲルカラムクロマト
グラフィー(クロロホルム)にて精製し、化合物i、2.
12g(94%)を淡黄色粉末として得た。
NMR(CDCl3)δ;1.76(s,3H),2.03(dd,1H,J=5,14H
z),2.16(s,3H),2.56(s,3H),3.86(dd,1H,J=7,14H
z),3.98(s,3H),5.07(s,2H),6.93(dd,1H,J=5,7H
z),7.14−7.66(m,5H),7.80−8.00(m,2H),9.02(d,
1H,J=8Hz) 参考例10 参考例6で得られる化合物f、1700mg(2.9mmol)の
無水THF50ml溶液を氷冷し、60%油性水素化ナトリウム2
28mg(5.8mmol)を加え、室温で2.5時間攪拌した。反応
溶液を酸・アルカリ洗浄した。溶媒を減圧下に除去した
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホ
ルム−メタノール)で精製して、淡黄色粉末状の化合物
j、884mg(73%)を得た。
融点 292〜296℃(分解) NMR(DMSO-d6)δ;9.31(d,1H,J=7.5Hz),8.1−7.75
(m,3H),7.55−7.3(m,4H),7.22(dd,1H,J=1.0,6.0H
z),5.00(s,2H),約3.35(dd,1H),3.29(d,1H,J=4.
4Hz),3.03(d,1H,J=4.4Hz),2.46(s,3H),2.00(dd,
1H,J=1.0,14.7Hz) MS(m/e);421(M+) 参考例11 10%ヒドロキシプロピルセルロース溶液を化合物44、
100g、乳糖40g、コーンスターチ18gおよびカルボキシメ
チルセルロースカルシウム10gよりなる混合物に加え、
練合する。練合物を1.0mmのスクリーンを有する押出造
粒機で造粒し、60℃で乾燥する。乾燥造粒物を16メッシ
ュの篩で篩分けし、ステアリン酸マグネシウムを篩過物
に添加して錠剤様顆粒を調製する。ついで常法により8m
m径で1剤(170mg)あたり100mgの化合物44を含む錠剤
を得る。
実験例1 代表的化合物(I)のC−キナーゼ阻害活性を、Y.Ni
shizukaらの方法〔J.Biol.Chem.,257,13341(1982)〕
準じて測定した。試験化合物の濃度を変え、酵素活性を
50%阻害する化合物濃度(IC50)を求めた。結果を第3
表に示す。
第3表 合成化合物のC−キナーゼ阻害活性 実験例2 代表的化合物(I)のヒスタミン遊離抑制作用を以下
のようにして調べた。
体重150〜180gのラットを乾エーテル麻酔下に放血致
死せしめ、Sullivanらの方法〔J.Immunol.,114,1473(1
975)〕に準じて作製した肥満細胞用培養液(mast cell
medium)(MCMと略記、組成:150mM NaCl,3.7mM KCl,3m
M Na2HPO4,3.5mM KH2PO4,1mM CaCl2,5.6mMグルコース,
0.1%牛血清アルブミン,10U/mlヘパリン)、6ml/animal
を腹腟内に注入した。腹部を2分間マッサージした後、
開腹し腹腟内浸出液を採取した。6匹より集めた浸出液
を4℃,100×gで5分間遠心分離後、沈渣に適量の水冷
MCMを加えて3回洗浄し、最終的には肥満細胞数が約3
×104cells/mlとなるように細胞浮遊液(peritoneal ex
udate cells,PECと略記)を調製した。なお、肥満細胞
の同定は0.05%トルイジンブルーで細胞内顆粒を染色す
ることにより行った。このようにして得たPEC 1mlを37
℃,10分間プレインキュベートした後、種々の濃度の被
検薬液0.1mlを加えて10分間インキュベートし、フォス
ファチジル−L−セリン100μg/mlおよびコンカナバリ
ンA 1000μg/mlそれぞれ0.1mlを加えてさらに15分間イ
ンキュベートした。氷冷した生理食塩水3mlを加えて反
応を停止後、4℃、1100×gで10分間遠心分離して上清
と沈渣を得た。上清および沈渣のヒスタミン量は小松の
方法〔アレルギー 27,67(1978)〕に従い蛍光法で測
定した。ヒスタミン遊離率は細胞の総ヒスタミン量に対
する上清のヒスタミン量の百分率として表した。また次
式により被検薬液のヒスタミン遊離抑制率を算出した。
試験化合物の濃度を変え、ヒスタミン遊離を50%抑制
する化合物濃度(IC50)を求めた。結果を第4表に示
す。
実験例3 本発明により得られた化合物の細胞生育阻害活性につ
いて以下の方法によって試験し、結果を第5表に示す。
(1)MCF7細胞生成阻害試験: 96穴マイクロタイタープレートに、10%牛胎児血清10
μg/mlインシュリン10-8Mエストラジオールを含むRPMI
1640培地で4.5×104個/mlに調製したMCF7細胞を0.1mlず
つ各ウエルに分注する。炭酸ガスインキュベーター内で
一晩37℃下培養後培養液により適宜希釈した被験サンプ
ルを0.05mlずつ加える。72時間接触の場合には、このま
ま細胞を炭酸ガスインキュベーター内で細胞を培養後、
培養上清を除去し、PBS(−)で一回洗浄後、新鮮な培
地を0.1mlずつ各ウエルに加え炭酸ガスインキュベータ
ー内で37℃下、72時間培養する。培養上清を除去後、0.
02%ニュートラルレッドを含む培養液を0.1mlずつ各ウ
エルに加え37℃下、1時間炭酸ガスインキュベーター内
で培養し細胞を染色する。培養上清を除去後、生理食塩
水で1回洗浄し、0.001N塩酸/30%エタノールで色素を
抽出後、マイクロプレートリーダーにより550nmの吸収
を測定する。無処理細胞と既知濃度の薬剤で処理した細
胞の吸収を比較することにより、細胞の増殖を50%阻害
する薬物濃度を算出し、それをIC50とする。
(2)HeLaS3細胞生育阻害試験: 96穴マイクロタイタープレートに10%牛胎児血清2mM
グルタミンを含むMEM培地で3×104個/mlに調製したHeL
aS3細胞を0.1mlずつ各ウエルに分注する。
(1)におけるウエル分注後と同様に行う。
(3)COLO320DM細胞生育阻害試験: 96穴マイクロタイタープレートに、10%牛胎児血清10
0u/mlペニシリン、100μg/mlストレプトマイシンを含む
RPMI 1640培地で105個/mlに調製したCOLO320DM細胞を0.
1mlずつ各ウエルに分注する。以下(1)と同様に行
い、細胞の算出はミクロセルカウンターにより行う。無
処理細胞と、既知濃度の薬剤で処理した細胞の細胞数を
比較することにより細胞の増殖を50%阻害する薬物濃度
を算出し、それをIC50とする。
発明の効果 本発明によれば化合物(I)およびその薬理的に許容
される塩はC−キナーゼ阻害活性、抗ヒスタミン遊離抑
制活性、血小板凝集抑制活性、抗炎症活性および細胞生
育阻害活性等を有し、抗アレルギー剤、抗血栓剤、抗炎
症剤および抗腫瘍剤等の活性成分として有用であると期
待される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩橋 和幸 東京都町田市玉川学園1―22―16 (72)発明者 佐藤 章 東京都町田市木▲曽▼町1880―30 (72)発明者 河西 政次 神奈川県藤沢市鵠沼松ヶ岡3―12―15 (72)発明者 小林 英二 東京都足立区栗原2―11―21―706 (72)発明者 森本 眞 静岡県駿東郡長泉町下土狩203―5 (72)発明者 秋永 士朗 静岡県駿東郡長泉町下土狩1188 審査官 鶴見 秀紀

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 {式中、R1およびR2は同一または異なって、水素、メチ
    ル、ヒドロキシメチル、低級アルコキシルメチル、低級
    アルキルチオメチル、低級アルキルスルフィニルメチ
    ル、ニトロ、ブロム、低級アルカノイル、ヒドロキシ、
    低級アルカノイロキシ、低級アルコキシ、-NR4R5(式
    中、R4およびR5は一方が水素で他方が水素、低級アルカ
    ノイル、カルバモイル、低級アルキルアミノカルボニル
    またはフェニルアミノカルボニルであるか、両者とも低
    級アルキルである)、スルホン酸、-SO2NR6R7(式中、R
    6およびR7は同一または異なって水素、低級アルキルま
    たは隣接する窒素原子と共に複素環を形成する基であ
    る)、-OCOOR8(式中、R8は低級アルキルまたは置換も
    しくは非置換のフェニルである)または-OCONR6R7(式
    中、R6およびR7は前記と同義である)を表わし、R3は水
    素、塩素、低級アルカノイル、カルバモイルまたは低級
    アルキルを表わし、Xはヒドロキシメチル、ホルミル、
    カルボキシル、低級アルコキシカルボニル、低級アルキ
    ルヒドラジノカルボニル、-CH=N-R9〔式中、R9はヒドロ
    キシ、カルバモイルアミノ、-NR6R7(式中、R6およびR7
    は前記と同義である)、グアニジノまたは2−イミダゾ
    リルアミノである〕、-CONHR10(式中、R10はα−アミ
    ノ酸のアミノ基を除く残基であって、該アミノ酸のカル
    ボキシル基は低級アルキルまたはベンジルでエステル化
    されていてもよい)、-CH2OCOR11(式中、R11はα−ア
    ミノ酸のカルボキシル基を除く残基であって、該アミノ
    酸のアミノ基はベンジルオキシカルボニルまたはt−ブ
    トキシカルボニルで保護されていてもよい)または を表わし、Yはヒドロキシ、低級アルカノイロキシ、カ
    ルバモイルオキシまたは低級アルコキシを表わし、また
    はXとYが一体となって−Y−X−として−O−C(CH
    3)2−O−CH2−, (式中、R12は低級アルキルである)である。 ただし、Xがヒドロキシメチル、カルボキシルまたは低
    級アルコキシカルボニルの場合、R1、R2およびR3の内少
    なくとも1つは水素以外の基であり、この内R1およびR2
    が水素でR3がアセチルの場合、同時にXがメトキシカル
    ボニルでYがアセトキシではなく、またR1がブロムでR2
    が水素またはブロムの場合、同時にR3が水素、Xがメト
    キシカルボニル、Yがヒドロキシではない}で表わされ
    るK−252誘導体およびその薬理的に許容される塩。
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