JPH08260552A - 便器に尿石付着防止または抑制活性を付与する方法 - Google Patents

便器に尿石付着防止または抑制活性を付与する方法

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JPH08260552A
JPH08260552A JP6625195A JP6625195A JPH08260552A JP H08260552 A JPH08260552 A JP H08260552A JP 6625195 A JP6625195 A JP 6625195A JP 6625195 A JP6625195 A JP 6625195A JP H08260552 A JPH08260552 A JP H08260552A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet bowl
microorganism
urolith
urinal
suppressing activity
Prior art date
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Pending
Application number
JP6625195A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Hirose
瀬 徹 廣
Shinji Mansei
生 慎 二 満
Emiko Ogawa
川 恵美香 小
Akihiro Kawaguchi
口 昭 弘 川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 便器に尿石付着防止または抑制活性を付与す
る方法およびそのような便器の提供。 【構成】 好気性雰囲気下で多糖類産生能を有する微生
物を便器に担持させる工程を含んでなる、便器に尿石付
着防止または抑制活性を付与する方法、およびその方法
によって処理された便器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】発明の分野 本発明は、便器に尿石付着防止または抑制活性を付与す
る方法、およびその方法によって尿石付着防止または抑
制活性が付与された便器に関する。
【0002】背景技術 尿石は、尿中の尿素が、ある種の微生物の作用により分
解されアンモニアとされ、このアンモニアによって便器
内がアルカリ性となり、尿中のカルシウムがリン酸塩や
炭酸塩などとして便器内に付着成長することにより形成
されると考えられている。尿石の付着は小便器において
とりわけ顕著である。
【0003】従来の尿石除去方法としては、(1)尿石
の主成分がカルシウム塩であることから、これらの塩を
溶解する酸製剤(例えば、22%塩酸溶液など)または
アルカリ性製剤を主剤とした化学薬品製剤により、尿石
を溶解し、剥離する方法、(2)物理的な外力により尿
石を削りとる方法、(3)微生物および/または酵素が
混合された製剤により尿石を分解または除去する方法、
(4)前記(1)および (2)または(2)および
(3)を組合せ、尿石の除去効果を高くしようとした方
法、(5)微生物または微生物の代謝産物を利用して尿
石を溶解しようとする方法、さらには微生物の生育を助
けるために微生物の保持担体に各種栄養源を添加した製
剤を利用する方法(特開平2−169092号、特開平
2−237688号)、(6)便器を微生物担体として
利用し微生物の作用により尿石の析出を抑制しようとす
る方法(特開平2−125040号、特開平2−102
625号)などが知られている。
【0004】以上の尿石除去方法は、除去作業が繁雑で
あったり、長時間を要するものであったりするなどの問
題がある。
【0005】とりわけ、便器に特定の微生物を担持させ
るなどして、その微生物の作用により尿石の析出を防止
している従来法においては、極めて限定された単独また
は複数の微生物を便器に繁殖担持させることにはしばし
ば困難が伴う。さらに、微生物の繁殖担持のために付加
された各種栄養源は、他の目的外の微生物の繁殖をも助
けることになり、またその栄養源が便器から流出しない
よう洗浄方法およびその回数を考慮する必要がある。
【0006】従って、より簡便でかつ優れた尿石の付着
防止または抑制法への希求が存在しているといえる。
【0007】
【発明の概要】本発明者らは、今般、好気性雰囲気下で
多糖類産生能を有する微生物を便器表面に存在させるこ
とによって、尿石の付着が防止または抑制できるとの知
見を得た。本発明はかかる知見に基づくものである。
【0008】従って本発明は、便器に尿石付着防止また
は抑制活性を付与する方法の提供をその目的としてい
る。さらに本発明は、その方法によって尿石付着防止ま
たは抑制活性が付与された便器の提供をその目的として
いる。
【0009】本発明による便器に尿石付着防止または抑
制活性を付与する方法は、好気性雰囲気下で多糖類産生
能を有する微生物を便器に担持させる工程を含んでなる
もの、である。また。本発明による便器は、上記方法に
よって尿石付着防止または抑制活性が付与されたもの、
である。
【0010】本発明による方法によって得られた便器の
尿石付着防止または抑制の効果は長期にわたる。また、
尿石のようなものが析出しても、それは極めて柔らかな
ものであり、軽くこすり取ることが可能である。
【0011】
【発明の具体的説明】本発明による方法が適用される便
器は特に制限されないが、とりわけ尿石の析出が顕著な
小便器であるのが有利である。さらに、小便器の目皿、
サナ、トラップ部などと呼ばれる部分に適用すること
で、小便器の目詰まりを有効に防止することが出来る。
また、便器の排水管などに本発明による方法を適用する
ことで、配管の目詰まりを有効に防止することが出来
る。
【0012】本発明において用いられる微生物は、好気
性雰囲気下で多糖類産生能を有するものである限り特に
限定されない。また微生物は菌株まで単離され単独の微
生物として利用されてもよいが、多糖類産生能を有する
限り、そのような複数の微生物が混合した微生物群とし
て利用されてもよい。方法の簡便さの観点からは、複数
の微生物からなる微生物群として利用されるのが好まし
い。
【0013】微生物が多糖類を産生するものであるか否
かは種々の方法によって確認することが出来る。例え
ば、培養液を精製水に対して透析し、これによって低分
子の糖を除き、内液に関して多糖の存在を常法(例え
ば、フェノール−硫酸法、アントロン‐硫酸法、オルシ
ノール反応など)に従い定量することによって確認でき
る。また、これらの多糖類産生微生物のスクリーニング
においては、培地として適度に希釈した尿(例えば2倍
希釈)を用いるのが好ましい。
【0014】本発明による方法において、便器への上記
微生物の担持は、上記微生物の培養液と便器とを、便器
への尿石の付着を防止または抑制するのに有効な時間、
接触させることで達成することが出来る。微生物の培養
液との接触の態様は、便器表面に培養液が接触すれば特
に限定されない。例えば、浸漬、噴霧などが可能であ
る。便器を培養液に浸漬する態様が簡便で好ましい。
【0015】微生物の培養は、その微生物または微生物
群に適した条件において適宜行われてよい。また、本発
明の好ましい態様によれば、培養液中の微生物の菌体量
は10万個/ml以上であるのが好ましい。
【0016】本発明の好ましい態様によれば、微生物の
培養液にグリセロール、マンニトールなどの糖アルコー
ル;カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導
体;ペクチン、デンプン、プルランなどの可溶性多糖を
添加することで、便器に微生物を安定に担持することが
出来る。これらの化合物の添加量は、培養液中で0.1
〜10重量%であるのが好ましく、より好ましくは1〜
5重量%である。
【0017】便器と培養液との接触の時間は、その尿石
付着防止または抑制効果が得られる範囲で適宜決定され
てよいが、好ましくは6〜36時間、より好ましくは1
2〜20時間である。温度条件も適宜決定されてよい
が、10〜40℃程度が好ましく、より好ましくは室温
である。
【0018】接触後、便器はそのまま利用されてよい
が、自然乾燥させた後利用されるのが、保存、輸送の観
点から好ましい。
【0019】以下の理論に拘束されることを意図するも
のではないが、本発明による方法によって尿石の付着が
防止または抑制されるのは、微生物が産生する多糖類の
存在が、尿石の原因と考えられるカルシウム塩の成長を
有効に防止することによるものと考えられる。より具体
的には、微細なカルシウム塩の間に多糖類が存在する
と、カルシウム塩間の結合力を弱め、尿石の成長が遅れ
るためと推定される。
【0020】本発明による方法によって処理された便器
の尿石の付着防止または抑制の効果は、本発明の好まし
い態様によれば数ヶ月にわたって維持される。その間、
通常の清掃操作が行われてもその効果は維持されるが、
尿石の析出が防止または抑制されているので清掃操作を
減らすことが出来る。さらに、意外なことには、尿石が
析出してもその尿石は柔らかく、軽く擦るなどの清掃操
作によって除くことが出来るので有利である。
【0021】また、使用によってその尿石防止または抑
制の効果が低下してしまった場合には、再び本発明によ
る方法によって処理することで、その便器に尿石付着防
止または抑制活性を付与することが出来る。
【0022】
【実施例】実施例 多糖類産生能が高い菌を土壌および活性汚泥から以下の
ように分離した。まず、土壌および活性汚泥から常法に
従い、約580株を単離した。それらの菌株をそれぞれ
精製水で2倍に希釈した尿に接種し、35℃で1週間培
養した。その後、培養液を精製水で透析し、低分子の糖
を除いた。内液に存在する糖を多糖であるとしてフェノ
ール−硫酸法で定量した。好気性雰囲気下で多糖類産生
能を有する微生物として、187株を得た。これらの菌
株のうち5株の培養物の混合物、および多糖類産生能の
高かった二菌株(A)および(B)のそれぞれの培養物
を用意した。この培養液に小便器のサナのトラップ部分
を浸漬し、室温で16時間放置した。その後、トラップ
部を取り出し自然乾燥させた。そのトラップ部を一日平
均約20名が利用する小便器に設置し、使用した。3ヶ
月間にわたり、尿石の析出を観察した。さらに、3ヶ月
後尿石の洗浄操作を行った。また、多糖類産生能を示さ
なかった二菌株(C)および(D)のそれぞれの培養物
を用意し、小便器のサナのトラップ部分を上記と同様に
処理した。そしてそのトラップ部を上記と同一条件で使
用される便器に設置し、同様に尿石の析出を観察した。
それらの結果は、以下の表に示されるとおりであった。
【0023】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小 川 恵美香 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 川 口 昭 弘 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】好気性雰囲気下で多糖類産生能を有する微
    生物を便器に担持させる工程を含んでなる、便器に尿石
    付着防止または抑制活性を付与する方法。
  2. 【請求項2】便器を微生物の培養液に浸漬した後取り出
    すことによって、微生物を便器に担持させる、請求項1
    記載の方法。
  3. 【請求項3】便器が小便器である、請求項1または2記
    載の方法。
  4. 【請求項4】便器が小便器の目皿またはサナである、請
    求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか一項記載の方法に
    よって尿石付着防止または抑制活性が付与された便器。
JP6625195A 1995-03-24 1995-03-24 便器に尿石付着防止または抑制活性を付与する方法 Pending JPH08260552A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080290A (ja) * 2001-09-07 2003-03-18 Tokyo Baiotsukusu:Kk 排水系の汚れ防止剤およびそれを用いた排水系の汚れ防止方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003080290A (ja) * 2001-09-07 2003-03-18 Tokyo Baiotsukusu:Kk 排水系の汚れ防止剤およびそれを用いた排水系の汚れ防止方法

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