JPH0826098A - 回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム - Google Patents
回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステムInfo
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- JPH0826098A JPH0826098A JP16101794A JP16101794A JPH0826098A JP H0826098 A JPH0826098 A JP H0826098A JP 16101794 A JP16101794 A JP 16101794A JP 16101794 A JP16101794 A JP 16101794A JP H0826098 A JPH0826098 A JP H0826098A
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Abstract
層効率よく回収するとともに、摩擦ブレーキ装置の応答
性を向上する。 【構成】第1電磁開閉弁14の遮断位置II設定時、マス
タシリンダ10からのブレーキ液はブレーキ伝達制御装
置12の通路22を通ってブレーキシリンダ28内に供
給され、ブレーキシリンダ28のロスストロークが解消
される。マスタシリンダ圧である入力圧が第1設定圧P
1を超えるまでは、第1チェック弁23が開き、ブレー
キ圧伝達制御部の出力圧が入力圧に比例して上昇する。
入力圧が第1設定圧P1を超えると、第1チェック弁2
3が閉じるので、入力圧が上昇しても出力圧は上昇しな
く一定となる。入力圧が第2設定圧P2を超えると、第
1ピストン20が下降する。これにより、ブレーキシリ
ンダ圧が発生され、摩擦ブレーキが作動する。
Description
制動する摩擦ブレーキ装置、およびこの摩擦ブレーキ装
置を備えるとともに車両の制動の際、その制動エネルギ
を車両運転用エネルギとして利用するために回収する回
生ブレーキ装置とを備えた回生ブレーキ連動摩擦ブレー
キシステムに関するものである。
度で走行中の制動時に車輪の回転により発電機のモータ
を回転駆動させて車輪の回転に対し抵抗を与えることに
より減速するとともに、発電機のモータの回転駆動によ
り発電させて制動エネルギを回収する回生ブレーキ装置
が搭載されている。この回生ブレーキ装置によって回収
された制動エネルギは、電気自動車の運転のためのエネ
ルギとして有効に利用されるようになっている。
車輪の回転を減速または停止させる従来からある一般的
な摩擦ブレーキ装置が搭載されている。この摩擦ブレー
キ装置は、一般に回生ブレーキ装置においては、比較的
低車速および比較的高車速の時に回生トルクが小さいの
でブレーキ力が不足し、また例えば約5km/h以下の超低
車速時に回生トルクが発生しないので、不足するブレー
キ力を補うとともに超低車速時に車両の制動を確実に行
わせるために回生ブレーキ装置に連動して作動するよう
にしている。
回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステムにおいては、制
動エネルギをできるだけ効率よく回収して、車両運転の
ためのエネルギとして有効に利用するようにすることが
望まれる。
擦ブレーキシステムにおいては、回生ブレーキ装置およ
び摩擦ブレーキ装置の連動制御が必ずしも適正に行われ
ていなく、したがって回生ブレーキ装置による制動エネ
ルギの回収が効率よく行われていなかった。
装置に対して優先的に作動させることにより、制動エネ
ルギをより一層有効に回収することが考えられる。しか
しながら、このように回生ブレーキ装置を優先させるよ
うにすると、回生ブレーキ装置によるブレーキ力の不足
により摩擦ブレーキ装置を作動させようとした場合、摩
擦ブレーキ装置のブレーキシリンダにロスストロークが
あるため、ブレーキ液をブレーキシリンダに供給しても
そのロスストロークが吸収されるまではブレーキシリン
ダ圧は上昇しない。このため、摩擦ブレーキ装置は作動
遅れを生じ、応答性が悪いという問題が生じる。
たものであって、その目的は、回生ブレーキ装置により
制動エネルギをより一層効率よく回収することができる
ようにしながら、しかも摩擦ブレーキ装置の応答性を向
上することのできる回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシス
テムを提供することである。
めに、請求項1の発明は、ブレーキ操作手段と、このブ
レーキ操作手段の操作時マスタシリンダ圧を発生するマ
スタシリンダと、前記マスタシリンダ圧が伝達されてブ
レーキシリンダ圧を発生するとともにこのブレーキシリ
ンダ圧により車輪と連動して回転する回転部材に摩擦部
材を押圧するブレーキシリンダと、前記マスタシリンダ
と前記ブレーキシリンダとを連通しかつ前記マスタシリ
ンダ圧を伝達する通路と、前記通路に設けられ、マスタ
シリンダ圧の伝達を制御することにより摩擦ブレーキの
作動を制限する状態と前記摩擦ブレーキの作動を制限し
ない状態とに設定するブレーキ圧伝達制御部と、前記ブ
レーキ圧伝達制御部を制御する摩擦ブレーキ制御用電子
制御装置とを少なくとも備えている摩擦ブレーキ装置、
車輪の回転でモータが回転することにより発電する発電
機、この発電機により発電された電力を貯える蓄電器お
よび前記発電機のモータを制御するモータ制御用電子制
御装置を少なくとも備えている回生ブレーキ装置、前記
ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出し、そのブレー
キ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置
と前記モータ制御用電子制御装置とに出力するブレーキ
操作検出手段からなり、前記摩擦ブレーキ制御用電子制
御装置が、前記ブレーキ操作検出信号に基づいて前記ブ
レーキ圧伝達制御部が摩擦ブレーキの作動を制限する状
態となる入出力特性に設定されるように前記ブレーキ圧
伝達制御部を制御する制御手段であることを特徴として
いる。
と、このブレーキ操作手段の操作時マスタシリンダ圧を
発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダ圧が伝
達されてブレーキシリンダ圧を発生するとともにこのブ
レーキシリンダ圧により車輪と連動して回転する回転部
材に摩擦部材を押圧するブレーキシリンダと、前記マス
タシリンダと前記ブレーキシリンダとを連通しかつ前記
マスタシリンダ圧を伝達する通路と、前記通路に設けら
れ、前記マスタシリンダ圧の伝達を制御することにより
摩擦ブレーキの作動を制限する状態と前記摩擦ブレーキ
の作動を制限しない状態とに設定するブレーキ圧伝達制
御部と、前記ブレーキ圧伝達制御部を制御する摩擦ブレ
ーキ制御用電子制御装置とを少なくとも備えている摩擦
ブレーキ装置、車輪の回転でモータが回転することによ
り発電する発電機、この発電機により発電された電力を
貯える蓄電器および前記発電機のモータを制御するモー
タ制御用電子制御装置を少なくとも備えている回生ブレ
ーキ装置、前記ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出
し、そのブレーキ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御
用電子制御装置と前記モータ制御用電子制御装置とに出
力するブレーキ操作検出手段からなり、前記摩擦ブレー
キ制御用電子制御装置は、前記ブレーキ操作検出信号に
基づいて前記ブレーキ圧伝達制御部が摩擦ブレーキの作
動を制限する状態となるように前記ブレーキ圧伝達制御
部を制御する制御手段であり、前記ブレーキ圧伝達制御
部は、前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダとの
間の通路に配設された常開の第1電磁開閉弁を備えると
ともに、前記第1電磁開閉弁をバイパスする前記マスタ
シリンダと前記ブレーキシリンダとの間の他の通路に、
前記摩擦ブレーキの作動を制限する状態に設定するブレ
ーキ圧伝達制御装置を備えていて、前記ブレーキ圧伝達
制御部が、通常時は第1電磁開閉弁が開かれて前記マス
タシリンダと前記部ブレーキシリンダとが直に連通し前
記摩擦ブレーキの作動を制限しない状態に設定されると
ともに、前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置からの出
力信号により第1電磁開閉弁が閉じられて前記ブレーキ
圧伝達制御装置により前記摩擦ブレーキの作動を制限す
る状態に設定されることを特徴としている。
達制御装置が、前記マスタシリンダ圧が第1設定圧以下
のとき開きかつ前記マスタシリンダ圧が前記第1設定圧
を超えると閉じるとともに、閉じたとき前記ブレーキシ
リンダから前記マスタシリンダへ向かうブレーキ液の流
れのみを許容する第1チェック弁と、前記マスタシリン
ダ圧を受圧し前記第1チェック弁が閉じた状態で作動す
ることにより前記ブレーキシリンダ圧を発生する第1ピ
ストンと、前記第1ピストンを前記マスタシリンダ圧と
対抗するように付勢し、前記第1チェック弁が閉じた状
態で前記マスタシリンダ圧が前記第1設定圧より大きい
第2設定圧を超えたとき、前記第1ピストンが作動する
ようにセット荷重が設定されている第1ばねとを備えて
いることを特徴としている。
達制御装置が、前記マスタシリンダ圧を受圧する第2ピ
ストンと、前記第2ピストンを前記マスタシリンダ圧と
対抗するように付勢し、前記マスタシリンダ圧が第3設
定圧を超えたとき、前記第2ピストンが作動するように
セット荷重が設定されている第2ばねと、前記第2ピス
トンと所定距離を置いて直列に配設され、前記第2ピス
トンと反対側の面に前記ブレーキシリンダ圧を受圧する
第3ピストンと、前記第3ピストンを前記ブレーキシリ
ンダ圧と同方向に付勢し、前記第2ピストンが前記所定
距離だけ作動して前記第3ピストンに当接した状態で、
前記マスタシリンダ圧が前記第3設定圧より大きい第4
設定圧を超えたとき、前記第2および第3ピストンが一
緒に作動するようにセット荷重が設定されている第3ば
ねとを備えていることを特徴としている。
と、このブレーキ操作手段の操作時マスタシリンダ圧を
発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダ圧が伝
達されてブレーキシリンダ圧を発生するとともにこのブ
レーキシリンダ圧により車輪と連動して回転する回転部
材に摩擦部材を押圧するブレーキシリンダと、前記マス
タシリンダと前記ブレーキシリンダとを連通しかつ前記
マスタシリンダ圧を伝達する通路と、前記通路に設けら
れ、前記マスタシリンダ圧の伝達を制御することにより
摩擦ブレーキの作動を制限する状態と前記摩擦ブレーキ
の作動を制限しない状態とに設定するブレーキ圧伝達制
御部と、前記ブレーキ圧伝達制御部を制御する摩擦ブレ
ーキ制御用電子制御装置とを少なくとも備えている摩擦
ブレーキ装置、車輪の回転でモータが回転することによ
り発電する発電機、この発電機により発電された電力を
貯える蓄電器および前記発電機のモータを制御するモー
タ制御用電子制御装置を少なくとも備えている回生ブレ
ーキ装置、前記ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出
し、そのブレーキ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御
用電子制御装置と前記モータ制御用電子制御装置とに出
力するブレーキ操作検出手段からなり、前記摩擦ブレー
キ制御用電子制御装置は、前記ブレーキ操作検出信号に
基づいて前記ブレーキ圧伝達制御部が摩擦ブレーキの作
動を制限する状態となるように前記ブレーキ圧伝達制御
部を制御する制御手段であり、前記摩擦ブレーキの作動
を制限する状態となる前記ブレーキ圧電圧制御部の入出
力特性は出力開始圧の異なる複数の入出力特性が設定さ
れており、前記ブレーキ圧伝達制御部は、前記マスタシ
リンダと前記ブレーキシリンダとの間の通路に直列に配
設された複数の常開の電磁開閉弁を備えるとともに、前
記複数の電磁開閉弁をバイパスする前記マスタシリンダ
と前記ブレーキシリンダとの間の他の通路に、前記摩擦
ブレーキの作動を制限する状態に設定するブレーキ圧伝
達制御装置を備えていて、前記ブレーキ圧伝達制御部
が、通常時は前記複数の電磁開閉弁がすべて開かれて前
記マスタシリンダと前記部ブレーキシリンダとが直に連
通し前記摩擦ブレーキの作動を制限しない状態に設定さ
れるとともに、前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置か
らの出力信号により前記複数の電磁開閉弁のうち所定数
の電磁開閉弁が閉じられて、前記ブレーキ圧伝達制御装
置により、前記出力開始圧の異なる複数の入出力特性の
一つに設定されることを特徴としている。
閉弁が、前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダと
の間の通路に上流側と下流側に直列に配設された第2電
磁開閉弁と第3電磁開閉弁との2個からなり、更に前記
ブレーキ圧伝達制御装置は、直列に配設された第4ピス
トンおよび第5ピストンと前記第4ピストンを付勢する
第4ばねおよび前記第5ピストンを付勢しかつ前記第4
ばねのセット荷重より大きいセット荷重の第5ばねとを
備えており、前記第4ピストンの一面側が前記マスタシ
リンダに連通し、また前記第4ピストンの他面側と前記
第5ピストンの一面側との間の空間が、前記第2電磁開
閉弁と前記第3電磁開閉弁との間の通路に連通し、更に
前記第5ピストンの他面側が前記ブレーキシリンダに連
通しており、前記第2および第3電磁開閉弁を制御し
て、前記第4および第5ピストンの少なくとも一つを作
動させることにより、前記出力開始圧の異なる複数の入
出力特性のうちの一つを設定することを特徴としてい
る。
達制御部をバイパスする前記マスタシリンダと前記ブレ
ーキシリンダとの間の他の通路に、マスタシリンダ圧が
第5設定圧を超えたときにマスタシリンダからブレーキ
シリンダへ向かうブレーキ液の流れのみを許容する非常
用チェック弁が設けられていることを特徴としている。
動摩擦ブレーキ装置においては、通常のブレーキ作動
時、各電磁開閉弁を制御することにより、ブレーキ圧伝
達制御装置が摩擦ブレーキの作動を制限する。これによ
り、回生ブレーキ装置が摩擦ブレーキに優先して作動す
るようになる。したがって、この回生ブレーキ装置の作
動により、制動エネルギがより一層効率よく回収され
る。
ーキが作動するとき、既にブレーキシリンダにブレーキ
液が送られており、ブレーキシリンダのロスストローク
が解消しているので、摩擦ブレーキが直ぐに作動するよ
うになる。したがって、摩擦ブレーキ装置は応答性が良
好になる。
ペダルの踏み込み時、マスタシリンダのブレーキ液がブ
レーキシリンダに供給されるので、また請求項4の発明
においては、ブレーキペダルが踏み込みまれてマスタシ
リンダ圧が発生すると直ぐに第2ピストンが作動してマ
スタシリンダのブレーキ液がブレーキ圧伝達制御装置に
供給されるので、ともにブレーキペダルのストロークが
確保されるようになる。
ては、摩擦ブレーキの作動の制限が種々設定されるよう
になる。したがって、車両の走行状況あるいは運転状況
に応じて摩擦ブレーキの作動の制限を設定することによ
り、摩擦ブレーキの作動がきめ細かく制御されるように
なる。これにより、回生ブレーキおよび摩擦ブレーキの
連動制御がより適切に行われるようになる。
第3電磁開閉弁の異常あるいは第4および第5ピストン
の異常によりブレーキ圧伝達制御部が出力しなく、車両
のブレーキ作動が行われないときには、非常用チェック
弁が開くことにより、車両のブレーキが確実に作動する
ようになる。
る。図1は本発明の回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシス
テムの第1実施例を示す回路図であり、図2はこの第1
実施例におけるブレーキ圧力制御部を示す拡大詳細図、
図3はこのブレーキ圧力制御部の入出力特性を示す図で
ある。
摩擦ブレーキシステム1は、摩擦ブレーキ装置2と回生
ブレーキ装置3とから構成されており、更に摩擦ブレー
キ2は、ブレーキ操作部4と、ブレーキ倍力部5と、ブ
レーキ圧伝達制御部6と、制動部7とから構成されてい
る。ブレーキ操作部4は、制動時運転者によって踏み込
まれるとともに本発明のブレーキ操作手段であるブレー
キペダル8から構成されている。
踏み込み操作によって作動してペダル踏力を倍力して出
力する従来周知の真空倍力装置9と、真空倍力装置9に
よって作動されてマスタシリンダ圧を発生する二つの液
室10a,10bにマスタシリンダ圧を発生するタンデ
ムマスタシリンダ10とから構成されている。二つの液
室10a,10bは、それぞれ第1ブレーキ系統Aおよ
び第2ブレーキ系統Bに接続されているが、両ブレーキ
系統A,Bはまったく同じ構成を有しているので、以後
第1ブレーキ系統Aのみを説明かつ図示し、第2ブレー
キ系統Bの説明および図示は省略する。
連通する第1通路11に配設されたブレーキ圧伝達制御
装置12と、このブレーキ圧伝達制御装置12をバイパ
スする第2通路13に設けられ、連通位置Iと遮断位置I
Iとの二位置が設定された常開の第1電磁開閉弁14
と、摩擦ブレーキ制御用電子制御装置(以下、摩擦ブレ
ーキECUともいう)15とから構成されている。図2
に示すように、ブレーキ圧伝達制御装置12は、ハウジ
ング16と、ハウジング16に形成され、液室10aに
連通する入力口17と、ハウジング16に形成され、後
述するブレーキシリンダに連通する出力口18と、ハウ
ジング16内で入力口17および出力口18間の第3通
路19に摺動可能に設けられ、一面側に液室10aのマ
スタシリンダ圧を受圧するとともに他面側にブレーキシ
リンダ圧を受圧する第1ピストン20と、第1ピストン
20をマスタシリンダ圧と対抗する方向に付勢する第1
ばね21と、第1ピストン20をバイパスして入力口1
7および出力口18を連通する第4通路22に設けら
れ、入力口17から出力口18へのブレーキ液の流れを
阻止する第1チェック弁23と、入力口17のマスタシ
リンダ圧が第1設定圧P1以下のとき第1チェック弁2
3を開くとともにマスタシリンダ圧が第1設定圧P1を
超えたとき第1チェック弁23を閉じるチェック弁制御
ピストン24とから構成されている。
においては、第1電磁開閉弁14がオフすなわち連通位
置Iに設定されているときは、マスタシリンダ10の液
室10a内に発生したマスタシリンダ圧は第2通路13
と第1電磁開閉弁14とを通って後述するブレーキシリ
ンダ28に伝達され、このブレーキシリンダ28内にブ
レーキシリンダ圧が発生する。この場合のブレーキ圧伝
達制御部6の入出力特性は、入力圧(すなわちマスタシ
リンダ圧)と出力圧(すなわちブレーキシリンダ圧)と
が比例した図3に一点鎖線で示すaの特性となる。した
がって、ブレーキシリンダ圧はマスタシリンダ圧の上昇
にともなって遅れることなく上昇する。
遮断位置IIに設定されているときは、第2通路13を通
るブレーキ液の流れは遮断される。したがって、入力口
17の入力圧が第1設定圧P1以下のときではチェック
弁制御ピストン24が第1チェック弁23を開いている
ので、マスタシリンダ10からのブレーキ液は入力口1
7から出力口18へ第4通路22を通って流れ、更に出
力口18からブレーキシリンダ28内に供給されるが、
その場合ブレーキシリンダ28のロスストローク分のブ
レーキ液が供給される。ブレーキシリンダ28のロスス
トローク分のブレーキ液が完全に供給されると、ブレー
キ力が発生する。そして、ブレーキ圧伝達制御部6にお
いては、入力圧が第1設定圧P1を超えるまではチェッ
ク弁制御ピストン24が第1チェック弁23を開いた状
態に保持するので、入力圧がそのまま出力口18に伝達
され、図3に実線で示すように出力口18の出力圧が入
力圧に比例して上昇する。このとき、第1ピストン20
には同じ大きさの入力圧と出力圧とが作用するので、第
1ピストン20は移動しない。
ック弁制御ピストン24が下降して第1チェック弁23
を閉じるので、第4通路22を通るマスタシリンダ圧の
伝達は阻止されて入力圧が上昇しても出力圧は上昇しな
く一定となり、その結果入力圧と出力圧とに差圧が生じ
るようになる。入力圧が更に上昇して第2設定圧P2を
超えると、入力圧と出力圧との差圧により第1ピストン
20に作用する下向きの力が第1ばね21のセット荷重
より大きくなるので、第1ばね21が縮んで第1ピスト
ン20は下降する。この第1ピストン20の下降によ
り、再び出力圧が入力圧に比例して上昇するようにな
る。この場合のブレーキ圧伝達制御部6の入出力特性
は、図3に実線で示すbの特性となる。こうして、ブレ
ーキ圧伝達制御部6の出力圧は入力圧に対して遅れて上
昇するようになる。
れた本発明の回転部材であるブレーキディスク27と、
ブレーキ圧伝達制御装置12の出力口18に連通し、摩
擦部材を有するキャリパ等のブレーキシリンダ28とか
ら構成されている。ブレーキシリンダ28は、出力口1
8からのブレーキ圧が導入されることによりその摩擦部
材でブレーキディスク27を挟圧してその摩擦力により
ブレーキディスク27の回転を減速または停止するよう
になっている。なお、図示しないがもう一つの車輪に対
する制動部も同様の構成となっている。
より回転駆動されるモータ29と、交流を直流に変換す
るインバータ30を介してモータ29の磁石とコイルと
の位相を後述するストロークセンサ31からのブレーキ
ペダル8の踏み込みストローク信号に基づいて制御して
その発電量を制御するモータ制御用電子制御装置(以
下、モータECUともいう)32と、インバータ30に
接続された蓄電器33とから構成されている。
15が接続されているとともに、ブレーキペダル8の踏
み込みストロークを検出してブレーキ操作検出信号を出
力する本発明のブレーキ操作検出手段であるストローク
センサ31が接続されている。
センサ34が車輪25の近傍に設けられており、検出し
た車輪速信号がモータECU32に入力されるようにな
っている。なお、摩擦ブレーキECU15、インバータ
30、モータECU32および蓄電器33は第1、第2
ブレーキ系統A、Bに共通に設けられている。
ーキ連動摩擦ブレーキ1における摩擦ブレーキ装置2お
よび回生ブレーキ装置3の個々の基本的な作用について
説明する。
る。摩擦ブレーキを制限することなく作動させる場合、
第1電磁開閉弁14が連通位置Iに設定され、したがっ
て、前述のようにブレーキ伝達制御部6の入出力が図3
のaの特性となる。これにより、ブレーキシリンダ28
は、マスタシリンダ圧に比例したブレーキシリンダ圧に
より摩擦部材を作動してブレーキディスク27を挟圧す
る。したがって、その摩擦力で制動が制限されることな
く行われる。
場合、第1電磁開閉弁14が遮断位置IIに設定される。
したがって、ブレーキ伝達制御部6の入出力は図3のb
の特性となる。前述のようにマスタシリンダ圧が第1設
定圧P1になるまでにブレーキシリンダ28のロススト
ロークが解消され、これによりブレーキブレーキペダル
8の踏み込み時、ペダルストロークが確保されるように
なる。またブレーキシリンダ28内に若干のブレーキシ
リンダ圧が発生するが、摩擦ブレーキは実質的に作動し
ない状態となり、マスタシリンダ圧が第2設定圧P2を
超えるまでこの状態が保持される。マスタシリンダ圧が
第2設定圧P2を超えると、ブレーキシリンダ圧が上昇
し、このときにはブレーキシリンダ28のロスストロー
クが解消しているので、摩擦ブレーキが直ちに作動す
る。したがって、摩擦ブレーキ装置2は応答性が良好に
なる。このようにこの場合は、摩擦ブレーキ装置2は、
マスタシリンダ圧が第2設定圧P2を超えたときに遅れ
て、すなわち制限されて作動する。
ーキペダル8が踏み込まれると、ストロークセンサ31
がこのブレーキペダル30の踏み込みストロークを検出
して、モータECU32へストローク信号を出力する。
このストローク信号を受けて、モータECU32は作動
制御信号を出力し、この作動制御信号により、モータ2
9の磁石とコイルとの位相が制御され、モータ29が発
電を行う。このモータ29の発電の際の抵抗により車軸
26の回転が抑制されて減速される。こうして回生ブレ
ーキによる制動が行われる。モータ29によって発電さ
れた交流電力はインバータ30によって直流電力に変換
されて蓄電器33に蓄電される。蓄電器33に蓄電され
た直流電力は、車両の運転のためのエネルギとして利用
される。
トルクTmaxは、図4に示すように車速あるいはモータ回
転数によって変化する特性を呈する。すなわち、車速が
例えば約5km/h以下の低速域では回生トルクはほとんど
発生しなく、車速が約5km/hを超えると回生トルクが発
生するようになる。そして、その車速に対応する最大回
生トルクTmaxは車速の増加に比例して増大していくとと
もに、車速が約13km/h前後で一定となる。更に、最大
回生トルクTmaxは、車速が約30km/h前後から曲線的に
徐々に減少し、更に車速が約45km/h前後からは直線的
に減少する。更に、車速が約50km/h前後で回生トルク
はほとんど発生しなくなる。
領域で、回生トルクがブレーキペダル8のストローク量
に応じてT1,T2,T3,T4と最大回生トルクTmaxまで上
昇していくようにしている。この回生トルクが最大回生
トルクTmaxまで達した後、更にブレーキペダル8を踏み
込んでも回生トルクは上昇しなく、その最大回生トルク
Tmaxで回生ブレーキが作動するようになる。
キ時ブレーキペダル8の踏み込みにより回生ブレーキが
作動時するとともに、モータECU32からブレーキペ
ダル8のストローク信号が摩擦ブレーキECU15へ出
力され、このストローク信号により、摩擦ブレーキEC
U15は第1電磁開閉弁14にオン信号を出力し、この
オン信号により第1電磁開閉弁14がオンされて遮断位
置IIに設定されるようにしている。したがって、通常ブ
レーキ時はブレーキ圧伝達制御部6の入出力が図3のb
の特性にされ、マスタシリンダ圧が第2設定圧P2を超
えるまでは摩擦ブレーキが制限されて回生ブレーキが優
先するようになっている。
弁14を次のように制御することにより、摩擦ブレーキ
装置2が制限されることなく作動するように回生ブレー
キ装置3と摩擦ブレーキ装置2との連動制御を行うこと
により、回生ブレーキが有効に作動しない状況では、摩
擦ブレーキにより車両のブレーキを確実に作動できるよ
うにしている。
ーキ装置2との連動制御を行うために、図1に示すよう
にモータECU32内に車速監視制御手段35が設けら
れており、この車速監視制御手段35は、車輪速センサ
34からの車輪速信号に基づいて、車速が設定速度V0k
m/h(例、5km/h)以下の超低速である判断したとき
は、第1電磁開閉弁14をオフにし、ブレーキシリンダ
28のブレーキ圧を上昇させて摩擦ブレーキを何ら制限
しないで作動するようにしている。これは、図4に示す
ように車速が例えば約5km/h以下のときは、回生ブレー
キの回生トルクが0になって回生ブレーキが作動しなく
なるために、摩擦ブレーキを作動させて車両を確実に制
動または停止しようとするものである。
内にブレーキ操作量増加速度算出手段36が設けられて
おり、このブレーキ操作量増加速度算出手段36は、ス
トロークセンサ31からのブレーキペダル8の踏み込み
ストローク信号に基づいてストローク増加速度を算出
し、算出したストローク増加速度が設定値を超えるとき
も、第1電磁開閉弁14をオフにして、前述と同様に摩
擦ブレーキを何ら制限しないで作動するようにしてい
る。これは、ブレーキペダル8のストローク速度が設定
値を超えたと判断したときは急ブレーキ作動のときであ
るが、回生ブレーキが減速機的な作用を行うものである
ためこの急ブレーキに対応することができないので、急
ブレーキ作動時には摩擦ブレーキを作動させて車両の急
ブレーキを確実に行うことができるようにするものであ
る。
内にブレーキ操作量算出手段37が設けられており、こ
のブレーキ操作量算出手段37は、ストロークセンサ3
1からのストローク信号に基づいてブレーキペダル踏み
込みのストローク量を算出し、算出したストローク量が
設定値を超えたと判断したときも、第1電磁開閉弁14
をオフにして、前述と同様に摩擦ブレーキを何ら制限し
ないで作動するようにしている。これは、ブレーキペダ
ル8のストローク量が設定値を超えるときは高減速度の
ブレーキ作動時であり、この高減速度のブレーキ作動時
では回生トルクが最大になっても車両のブレーキ力が不
足するために、更にブレーキペダル8が踏み込まれた場
合に摩擦ブレーキを作動させて高減速度時の車両のブレ
ーキを確実に行うことができるようにするものである。
操作量増加速度算出手段36、ブレーキ操作量算出手段
37は、摩擦ブレーキECU15に設けることもでき
る。
内に回生トルク監視制御手段38が設けられており、こ
の回生トルク監視制御手段38は、回生ブレーキの作動
時に、モータ29の発電量を監視して発電量の減少が検
出されたとき、換言すれば回生ブレーキの回生トルクを
監視して、回生トルクの減少が検出されたときは、第1
電磁開閉弁14をデューティ制御によりオン・オフ(す
なわち開閉)してブレーキシリダ28のブレーキ圧をデ
ューティ制御により上昇させて摩擦ブレーキをデューテ
ィ制御により作動するようにしている。その場合、回生
トルク監視制御手段38は、デューティ制御のデューテ
ィ比が回生トルクの減少率すなわちモータ29の発電量
の減少率を算出して、この減少率に基づいてデューティ
比を決定するようにしている。このように第1電磁開閉
弁14のデューティ制御を行うようにするのは、図4に
示すように車速が低速になると回生トルクが低下して、
回生ブレーキのみでは車両のブレーキ力が不足するの
で、摩擦ブレーキを作動させて回生ブレーキにおける回
生トルク減少時の車両のブレーキを確実に行うことがで
きるようにするためである。
しない状況以外では、第1電磁開閉弁14をオンして摩
擦ブレーキを制限し、回生ブレーキのみを摩擦ブレーキ
に優先させて作動させるようにしている。この第1電磁
開閉弁14の開閉制御の例では、通常走行中における車
両の通常のブレーキは回生ブレーキで行われる場合が多
くなり、制動エネルギを効率よく回収することができ、
しかも回生ブレーキが有効でない場合は、摩擦ブレーキ
により車両のブレーキが確実に行われるようになる。
弁14の開閉制御の一例のフローを示す図である。図5
に示すように、この例では、まずステップS1において
ブレーキ操作が行われたか否かが判断される。このブレ
ーキ操作の検出はストロークセンサ31のペダルストロ
ークを検出することにより行われる。なお、ブレーキ操
作の検出はこれ以外に例えば図示しないストップランプ
スイッチのオンを検出したりあるいは圧力センサにより
マスタシリンダ10の圧力を検出するようにすることも
できる。
ステップS2において車速が設定速度V0km/h(例、5k
m/h)以下であるか否かが判断され、車速が設定速度V0
km/h以下でない、すなわち低速でないと判断されると、
ステップS3においてストロークセンサ31のストロー
ク増加速度が設定値より大きいか否かが判断される。ス
トローク増加速度が設定値より大きくないと判断される
と、ステップS4においてストロークセンサ31のスト
ローク量が設定値より大きいか否かが判断される。スト
ローク量が設定値より大きくないと判断されると、ステ
ップS5において回生トルクが減少しているか否かが判
断される。回生トルクが減少していないと判断される
と、ステップS6において第1電磁開閉弁14がオンさ
れて(すなわち閉じられ)摩擦ブレーキの作動が制限さ
れる。これにより、通常走行中の通常のブレーキ操作時
には回生ブレーキが優先して作動するようになる。
ていると判断されると、ステップS7において回生トル
クの減少率が算出され、次いでステップ8において算出
された回生トルク減少率に基づいて第1電磁開閉弁14
のデューティ制御のためのデューティ比が決定される。
そして、ステップS9において第1電磁開閉弁14が決
定されたデューティ比のデューティ制御によりオン・オ
フ制御される。これにより、回生トルクの減少による回
生ブレーキのブレーキ力不足時、回生トルクの減少に応
じて摩擦ブレーキが作動するようになる。
1のストローク量が設定値より大きいと判断されたと
き、あるいはステップS3でストロークセンサ31のス
トローク増加速度が設定値より大きいと判断されたと
き、あるいは車速が設定速度V0km/hより大きいと判断
されると、ストロークS10において第1電磁開閉弁1
4がオフ(すなわち開)にされて摩擦ブレーキの作動は
何ら制限されない。
ーキシステムの第2実施例を示す回路図であり、図7は
この第2実施例におけるブレーキ圧力制御部を示す拡大
詳細図、図8はこのブレーキ圧力制御部の入出力特性を
示す図である。なお、前述の第1実施例の構成要素と同
じ構成要素には同じ符号を付すことにより、その詳細な
説明は省略する。
1通路11に配設されたブレーキ圧伝達制御装置12
が、直列に配設された二つの第2および第3ピストン3
9,40と、直列に配設された二つの常開の第2および
第3電磁開閉弁41,42と、第2チェック弁43とを
備えている。
9は、ハウジング16内に摺動可能に設けられていると
ともに、第3ピストン40がこの第2ピストン39と直
列にブレーキシリンダ28寄りのハウジング16内に摺
動可能に設けられている。第2ピストン39は、その一
面側に入力口17に連通する第5通路44を介して伝達
される液室10aのマスタシリンダ圧を受圧するととも
に、その他面側に、入力口17と出力口18とを第2お
よび第3ピストン39,40をバイパスして連通する第
6通路45、第2電磁開閉弁41および第6通路45か
ら分岐した第7通路46を介して伝達されるマスタシリ
ンダ圧と第6通路45、第3電磁開閉弁42および第7
通路46を介して伝達されるブレーキシリンダ圧と第2
および第3電磁開閉弁41,42の閉時第2および第3
ピストン39,40間の空間内に密閉された圧力との3
つの圧力の何れか一つを選択的に受圧するようになって
いる。また、この第2ピストン39は、一面側に作用す
るマスタシリンダ圧と対抗する方向に第2ばね47によ
り付勢されている。
第8通路48を通して第2ピストン39の他面側に受圧
される圧力と同じ圧力を受圧するとともに、第6通路4
5および第9通路49を通してその他面側にブレーキシ
リンダ圧を受圧するようになっている。更にこの第3ピ
ストン40は、一面側に作用する圧力と対抗する方向に
第3ばね50により付勢されている。その場合、第3ば
ね50のセット荷重は第2ばね47のセット荷重より大
きく設定されている。更に、第2および第3ピストン3
9,40の外周には、それぞれカップシール51,52が
設けられており、これらのカップシール51,52は、
第2および第3ピストン39,40のそれぞれの他面側
から一面側へ向かうブレーキ液の流れのみを許容するよ
うになっている。
および第3電磁開閉弁41,42が設けられている。こ
れらの第2および第3電磁開閉弁41,42は、ともに
前述の第1電磁開閉弁14と同様の連通位置Iと遮断位
置IIとの二位置が設定され、通常時は連通位置Iに設定
されている。更に、第7通路46は第2および第3電磁
開閉弁41,42の間の第6通路45から分岐されてい
る。
をバイパスして入力口17と出力口18とを連通する第
10通路53が設けられており、この第10通路53に
第2チェック弁43が設けられており、入力口17から
出力口18へ向かうブレーキ液の流れのみを許容するよ
うになっている。この第2チェック弁43が開く開弁圧
は、第2および第3ピストン39,40が作動開始する
圧力よりかなり高く設定されており、したがって第2お
よび第3ピストン39,40の通常の作動時では第2チ
ェック弁43は開かないようになっている。そして、第
2電磁開閉弁41が遮断位置IIに保持されたまま故障し
かつ第2および第3ピストン39,40の少なくとも一
つが摺動不能の故障をしたときに、あるいは第3電磁開
閉弁42が遮断位置IIに保持されたまま故障しかつ第3
ピストン40が摺動不能の故障をしたときに、マスタシ
リンダ圧が開弁圧以上になると、第2チェック弁43が
開いてマスタシリンダ圧が入力口17から出力口18を
通してブレーキシリンダ28に伝達され、ブレーキが作
動できるようになる。すなわち、第2チェック弁43は
第2および第3ピストン39,40および第2および第
3電磁開閉弁41,42の故障時の非常用ブレーキ作動
のために機能するようになっている。
39,40および第2および第3電磁開閉弁41,42の
故障の場合に、作動中のブレーキを解除したとき、ブレ
ーキシリンダ28のブレーキ液は第2および第3ピスト
ン39,40の外周のカップシール51,52を通ってマ
スタシリンダ10の方へ流れるようになるので、ブレー
キシリンダ28内に残圧は生じない。
においては、第2および第3電磁開閉弁41,42がと
もにオフすなわち連通位置Iに設定されているときは、
入力口17に伝達されるマスタシリンダ圧は、第6通路
45と第2および第3電磁開閉弁41,42とを通って
出力口18からブレーキシリンダ28に伝達される。こ
の場合のブレーキ圧伝達制御部6の入出力特性は、図8
に一点鎖線で示すcの特性、すなわち出力圧が入力圧の
上昇に対して遅れることなく比例して上昇する。したが
って、このときは、摩擦ブレーキが制限されることな
く、すなわち遅れることなく作動するようになる。ま
た、第2ピストン39の他面側および第3ピストン40
の一面側にはマスタシリンダ圧でありかつブレーキシリ
ンダ圧でもある圧力が伝達される。
遮断位置IIに設定されかつ第3電磁開閉弁42がオフす
なわち連通位置Iに設定されているときは、入力口17
に伝達されるマスタシリンダ圧は第2電磁開閉弁41を
通しては伝達されない。一方、マスタシリンダ圧は第2
ピストン39の一面側に第5通路44を介して伝達され
るが、このマスタシリンダ圧が第2ばね47のセット荷
重に対応する第3設定圧P3より低い間は第2ばね47
は縮まなく、第2ピストン39は作動しない。したがっ
て、ブレーキペダル8の踏み込みにより、マスタシリン
ダ圧が発生しかつ上昇しても第3設定圧P3より低い間
は、ブレーキ圧伝達制御装置12は何ら出力しない。こ
れにより、マスタシリンダ圧が第3設定圧P3になるま
では、摩擦ブレーキは制限されて作動しなく、回生ブレ
ーキのみが作動するようになる。
3を超えると、第2ばね47が縮んで第2ピストン39
が下降し、第2ピストン39の他面側の圧力が上昇す
る。このとき、第2ピストン39の他面側の圧力は、第
7通路46、第6通路45および第3電磁開閉弁42を
通して出力口18から出力され、ブレーキシリンダ28
に伝達される。したがって、マスタシリンダ圧が第3設
定圧P3を超えるときは、摩擦ブレーキが回生ブレーキ
とともに作動するようになる。この場合のブレーキ圧伝
達制御部6の入出力特性は、図8に実線で示すdの特
性、すなわち入力が第3設定圧P3になるまでは何ら出
力しなく、入力が第3設定圧P3を超えると出力が比例
して上昇する。このように、この場合のブレーキ圧伝達
制御装置12は入力に対して遅れて出力するようにな
る。このときは、第2ピストン39の他面側および第3
ピストン40の一面側にはブレーキシリンダ圧が伝達さ
れる。
遮断位置IIに設定されかつ第2電磁開閉弁41がオフす
なわち連通位置Iに設定されているときは、入力口17
のマスタシリンダ圧は、第6通路45、第2電磁開閉弁
41および第7通路46を通して伝達されるが、その先
の第3電磁開閉弁42を通しては伝達されない。したが
って、マスタシリンダ圧が第2ピストン39の他面側お
よび第3ピストン40の一面側に伝達される。マスタシ
リンダ圧が第3ばね50の設定荷重に対応する第4設定
圧P4より低い間は、第3ばね50は縮まなく第3ピス
トン40は作動しない。したがって、発生したマスタシ
リンダ圧が上昇しても第4設定圧P4より低い間は、ブ
レーキ圧伝達制御装置12は何ら出力しない。その場
合、第4設定圧P4が第3設定圧P3より大きく設定され
ているので、マスタシリンダ圧が第3設定圧P3になっ
ても第3ピストン40は作動しなく、ブレーキ圧伝達制
御装置12は何ら出力しない。したがって、マスタシリ
ンダ圧が第4設定圧P4になるまでは、回生ブレーキの
みが作動し、摩擦ブレーキは制限されて作動しない。そ
の場合、第4設定圧P4が第3設定圧P3より大きいこと
から、前述の第2電磁開閉弁41がオンでかつ第3電磁
開閉弁42がオフのときより、出力開始圧すなわち出力
を開始するマスタシリンダ圧が高くなる。
4を超えると、第3ばね50が縮んで第3ピストン40
が下降し、第3ピストン40の他面側の圧力が上昇す
る。このとき、第3ピストン40の他面側の圧力は出力
口18から出力され、ブレーキシリンダ28に伝達され
る。したがって、マスタシリンダ圧が第4設定圧P4を
超えるときは、摩擦ブレーキが回生ブレーキとともに作
動するようになる。
力特性は、図8に実線で示すeの特性、すなわち入力圧
が第4設定圧P4になるまでは何ら出力しなく、入力圧
が第4設定圧P4を超えると出力圧が比例して上昇す
る。このように、この場合のブレーキ圧伝達制御装置1
2は入力に対して前述の第2電磁開閉弁41がオンかつ
第3電磁開閉弁42がオフの場合より出力開始圧が高く
なる。すなわち、摩擦ブレーキが前述の場合より大きく
制限されるようになる。このときは、第2ピストン39
の他面側および第3ピストンの一面側にはマスタシリン
ダ圧が伝達される。
2がともにオンすなわち遮断位置IIに設定されていると
きは、入力口17のマスタシリンダ圧は第1電磁開閉弁
41を通しては伝達されないとともに、第2ピストン3
9の他面側の圧力は第3電磁開閉弁42を通して伝達さ
れない。一方、マスタシリンダ圧は第2ピストン39の
一面側に伝達されるが、前述のようにこのマスタシリン
ダ圧が第3設定圧P3より低い間は、第2ピストン39
は作動しない。したがって、発生したマスタシリンダ圧
が上昇しても第3設定圧P3より低い間は、第2ピスト
ン39の他面側の圧力は何ら上昇しない。マスタシリン
ダ圧が第3設定圧P3を超えると、第2ピストン39が
下降し、第2ピストン39の他面側の圧力が上昇する。
その場合、第2ピストン39の他面側の圧力はマスタシ
リンダ圧より第3設定圧の分だけ低くなっている。この
第2ピストン39の他面側の圧力が第3ピストン40の
一面側に伝達されるが、前述のように第2ピストン39
の他面側の圧力が第4設定圧P4より低い間は、第3ば
ね50は縮まなく、第3ピストン40は作動しない。し
たがって、マスタシリンダ圧が上昇しても、第2ピスト
ン39の他面側の圧力が第4設定圧P4より低い間は、
ブレーキ圧伝達制御装置12は何ら出力しない。その場
合、第2ピストン39の他面側の圧力がマスタシリンダ
圧より低いので、マスタシリンダ圧が第4設定圧P4に
なっても第3ピストン40は作動しなく、ブレーキ圧伝
達制御装置12は何ら出力しない。マスタシリンダ圧が
更に上昇して第5設定圧P5を超えると、第2ピストン
39の他面側の圧力が第4設定圧P4を超えるようにな
るので、第3ばね50が縮んで第3ピストン40が下降
し、第3ピストン40の他面側の圧力が上昇する。この
とき、第3ピストン40の他面側の圧力は出力口18か
ら出力され、ブレーキシリンダ28に伝達される。した
がって、マスタシリンダ圧が第5設定圧P5を超えるま
では、回生ブレーキのみが作動し、摩擦ブレーキは制限
されて作動しない。その場合、第5設定圧P5が第4設
定圧P4より大きいことから、前述の第2電磁開閉弁4
1がオフでかつ第3電磁開閉弁42がオンのときより、
出力開始圧が高くなる。
力特性は、図8に実線で示すfの特性、すなわち入力圧
が設定荷重P4より大きい設定荷重P5になるまでは何ら
出力しなく、入力圧が設定荷重P5を超えると出力が比
例して上昇する。この場合のブレーキ圧伝達制御部6は
入力圧に対して前述の第2電磁開閉弁41がオフかつ第
3電磁開閉弁42がオンの場合より大きく遅れて出力す
る、すなわち摩擦ブレーキが前述の場合より大きく制限
されるようになる。このときは、第2ピストン39の他
面側および第3ピストン40の一面側には、第2および
第3ピストン39,40間に密閉された、マスタシリン
ダ圧およびブレーキシリンダ圧のいずれでもない他の圧
力が作用する。
および第3電磁開閉弁41,42のオン・オフを選択的
に制御することにより、ブレーキ伝達制御部6の出力開
始圧を種々変化させ、摩擦ブレーキ装置2の制限を選択
的に種々変えることができるようになる。
3電磁開閉弁41,42の開閉制御の一例のフローを示
す図である。なお、前述の図5に示すフローのステップ
と同じ処理のステップについては同じである旨を述べ
て、その詳細な説明は省略する。
ップS11〜S14は図5に示すステップS1〜S4と
同じであるととともに、ステップ23〜S24は図5に
示すステップS10と電磁開閉弁が二つあることが異な
るだけで処理については同じである。その場合、ステッ
プS23およびS24において第2および第3電磁開閉
弁41,42がともにオフされる。この場合には、ブレ
ーキ圧伝達制御部6は図8においてcの入出力特性とな
り、ブレーキペダル8の踏み込みによりマスタシリンダ
10にマスタシリンダ圧が発生すると、摩擦ブレーキが
制限されることなく作動するようになる。車速が設定速
度V0km/h以下の時、またブレーキペダル8のストロー
ク増加速度が設定値以上の時、あるいはブレーキペダル
8のストローク量が設定値以上の時は、ともに回生ブレ
ーキが有効に作動しないので、このように摩擦ブレーキ
を制限することなく作動させることにより、車両のブレ
ーキが効果的に作動する。
31のストローク量が設定値より大きくないと判断され
ると、ステップS15において回生トルクが第1設定値
より大きいか否かが判断される。回生トルクが第1設定
値より大きいと判断されると、ステップS16において
回生トルクが第1設定値より大きな第2設定値より大き
いか否かが判断される。回生トルクが第2設定値より大
きいと判断されると、ステップS17において第2電磁
開閉弁41がオンされるとともに、ステップS18にお
いて第3電磁開閉弁42がオンされる。すなわち、ブレ
ーキ圧伝達制御部6は図8においてfの入出力特性とな
り、マスタシリンダ圧が第5設定圧P5を超えるまでは
摩擦ブレーキ装置2は作動しない。回生トルクが第2設
定値より大きいときは回生トルクが一番大きいので、回
生ブレーキによる車両のブレーキ力が十分に得られるこ
とから、このようにブレーキ圧伝達制御部6をfの入出
力特性として摩擦ブレーキを最も大きく制限することに
より、回生ブレーキと摩擦ブレーキとの連動制御が最も
適正に行われるようになる。これにより、車両のブレー
キをより効果的に作動させることができるようになると
ともに、制動エネルギを効率よく回収できるようにな
る。
定値より大きくないと判断されると、ステップS19に
おいて第2電磁開閉弁41がオフされるとともに、ステ
ップS20において第3電磁開閉弁42がオンされる。
すなわち、ブレーキ圧伝達制御部6は図8においてeの
入出力特性となり、マスタシリンダ圧が第4設定圧P4
を超えるまでは摩擦ブレーキ装置2は作動しない。回生
トルクが第1設定値より大きく第2設定値より大きくな
いときは回生トルクが2番目に大きいので、回生ブレー
キによる車両のブレーキ力が2番目に大きく得られるこ
とから、このようにブレーキ圧伝達制御部6をeの入出
力特性として摩擦ブレーキを2番目に大きく制限するこ
とにより、回生ブレーキと摩擦ブレーキとの連動制御が
同様に最も適正に行われるようになる。これにより、同
様に車両のブレーキをより効果的に作動させることがで
きるようになるとともに、制動エネルギを効率よく回収
できるようになる。
定値より大きくないと判断されると、ステップS21に
おいて第2電磁開閉弁41がオンされるとともに、ステ
ップS22において第3電磁開閉弁42がオフされる。
すなわち、ブレーキ圧伝達制御部6は図8においてdの
入出力特性となり、マスタシリンダ圧が第3設定圧P3
を超えるまでは摩擦ブレーキ装置2は作動しない。回生
トルクが第1設定値より大きくないときは回生トルクが
一番小さいので、回生ブレーキによる車両のブレーキ力
があまり得られないことから、このようにブレーキ圧伝
達制御部6をeの入出力特性として摩擦ブレーキの制限
を小さくすることにより、回生ブレーキと摩擦ブレーキ
との連動制御が同様に最も適正に行われるようになる。
これにより、同様に車両のブレーキをより効果的に作動
させることができるようになるとともに、制動エネルギ
を効率よく回収できるようになる。
第3電磁開閉弁41,42の開閉制御の他の例のフロー
を示す図である。なお、前述の図9に示すフローのステ
ップと同じ処理のステップについては同じである旨を述
べて、その詳細な説明は省略する。
すフローに加えて、回生トルクが減少している場合は第
2および第3電磁開閉弁41,42をデューティ制御に
よりオン・オフ制御するようにしている。すなわち、ま
ずステップS25〜S30は図9に示すステップS11
〜S16と同じであるととともに、ステップS52〜S
53は図9に示すステップS23〜S24と同じであ
る。
設定値より大きいと判断されると、ステップS31にお
いて回生トルクが減少しているか否かが判断される。回
生トルクが減少していると判断されると、ステップS3
2において回生トルクの減少率が算出され、次いでステ
ップS33において算出された回生トルク減少率に基づ
いて第2および第3電磁開閉弁41,42のデューティ
制御のためのデューティ比が決定される。そして、ステ
ップS34およびS35において第2および第3電磁開
閉弁41,42が決定されたデューティ比のデューティ
制御によりオン・オフ制御される。これにより、回生ト
ルクが大きい場合であっても回生トルクの減少時には、
回生トルクの減少率に応じて摩擦ブレーキが作動するよ
うになり、回生トルクの減少による車両のブレーキ力の
不足が防止され、回生ブレーキと摩擦ブレーキとの連動
制御がよりきめ細かく行われるようになる。
していないと判断されると、ステップS36およびS3
7においてそれぞれ図9に示すフローのステップS17
およびS18と同じ処理が行われる。
が第2設定値より大きくないと判断されると、ステップ
S38において回生トルクが減少しているか否かが判断
される。回生トルクが減少していると判断されると、ス
テップS39において回生トルクの減少率が算出され、
次いでステップS40において算出された回生トルク減
少率に基づいて第2および第3電磁開閉弁41,42の
デューティ制御のためのデューティ比が決定される。そ
して、ステップS41において第2電磁開閉弁41がオ
フされ、ステップS35において第3電磁開閉弁42が
決定されたデューティ比のデューティ制御によりオン・
オフ制御される。これにより、回生トルクが2番目に大
きい場合であっても回生トルクの減少時には、回生トル
クの減少率に応じて摩擦ブレーキが作動するようにな
り、回生トルクの減少による車両のブレーキ力の不足が
防止され、回生ブレーキと摩擦ブレーキとの連動制御が
よりきめ細かく行われるようになる。
していないと判断されると、ステップS43およびS4
4においてそれぞれ図9に示すフローのステップ19お
よびS20と同じ処理が行われる。
が第1設定値より大きくないと判断されると、ステップ
S45において回生トルクが減少しているか否かが判断
される。回生トルクが減少していると判断されると、ス
テップS46において回生トルクの減少率が算出され、
次いでステップS47において算出された回生トルク減
少率に基づいて第2および第3電磁開閉弁41,42の
デューティ制御のためのデューティ比が決定される。そ
して、ステップS48において第2電磁開閉弁41が決
定されたデューティ比のデューティ制御によりオン・オ
フ制御されるとともに、ステップS49において第3電
磁開閉弁42がオフされる。これにより、回生トルクが
一番小さい場合で回生トルクの減少時には、回生トルク
の減少率に応じて摩擦ブレーキが作動するようになり、
回生トルクの減少による車両のブレーキ力の不足が防止
され、回生ブレーキと摩擦ブレーキとの連動制御がより
きめ細かく行われるようになる。
していないと判断されると、ステップS50およびS5
1においてそれぞれ図9に示すフローのステップ21お
よびS22と同じ処理が行われる。
レーキシステムの第3実施例を示す回路図であり、図1
2はこの第3実施例におけるブレーキ圧力制御部を示す
拡大詳細図、図13はこのブレーキ圧力制御部の入出力
特性を示す図である。なお、前述の第1および第2実施
例の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付すことに
より、その詳細な説明は省略する。
第1通路11に配設されたブレーキ圧伝達制御装置12
が、二つの第4および第5ピストン54,55を備えて
いる。図12に詳細に示すように、第4ピストン54は
ハウジング16内に摺動可能に設けられており、その一
面側に入力口17に連通する第11通路56を通して液
室10aのマスタシリンダ圧を受圧するとともにその他
面側に第4ばね57のばね力をマスタシリンダ圧と対抗
する方向に受けている。また、第5ピストン55はハウ
ジング16内でこの第4ピストン54の突起54aより
所定距離αだけブレーキシリンダ28側に第4ピストン
54と直列に摺動可能に設けられている。この第5ピス
トン55は、その一面側に大気圧を受圧し、その他面側
に出力口18に連通する第12通路58を通してブレー
キシリンダ圧を受圧するとともに第5ばね59のばね力
を受けている。
をバイパスして入力口17と出力口18とを連通する第
13通路60が設けられており、この第13通路60に
常開の第4電磁開閉弁61が設けられている。この第4
電磁開閉弁61は、ともに前述の第1電磁開閉弁14と
同様の連通位置Iと遮断位置IIとの二位置が設定され、
通常時は連通位置Iに設定されている。
においては、第4電磁開閉弁61がオフすなわち連通位
置Iに設定されているときは、マスタシリンダ圧は第1
3通路60と第4電磁開閉弁61とを通ってブレーキシ
リンダ28に伝達される。この場合のブレーキ圧伝達制
御部6の入出力特性は、図13に一点鎖線で示すgの特
性、すなわち出力圧が入力圧の上昇に対して遅れること
なく比例して上昇する。したがって、このときは摩擦ブ
レーキが制限されることなく作動するようになる。
遮断位置IIに設定されているときは、入力口17に伝達
されるマスタシリンダ圧は第4電磁開閉弁61を通して
は伝達されない。一方、マスタシリンダ圧は第4ピスト
ン54の一面側に伝達されるが、第4ばね57のセット
荷重に対応する第6設定圧P6が比較的小さく設定され
ているので、このマスタシリンダ圧が上昇し始めると、
第4ばね57が縮んで第4ピストン54が所定距離αだ
け下降して、第4ピストン54の突起54aが第5ピス
トン55の一面側に当接する。これより、ブレーキペダ
ル8の踏み込み開始時のペダルストロークが確保される
ようになる。
第5ピストン55に当接しても、マスタシリンダ圧が第
5ばね59のセット荷重に対応する第7設定圧P7より
低い間は第5ばね59は縮まなく、第5ピストン55は
作動しない。したがって、摩擦ブレーキが制限されて作
動しない。マスタシリンダ圧が上昇して第7設定圧P7
を超えると、第5ばね59が縮んで第4および第5ピス
トン54,55が一緒に下降し、第5ピストン55の他
面側に圧力が発生し、この圧力は出力口18から出力さ
れ、ブレーキシリンダ28に伝達される。したがって、
マスタシリンダ圧が第7設定圧P7を超えるときは、摩
擦ブレーキが回生ブレーキとともに作動するようにな
る。この場合のブレーキ圧伝達制御部6の入出力特性
は、図13に実線で示すhの特性、すなわち入力圧が第
7設定圧P7になるまでは何ら出力しなく、入力圧が第
7設定圧P7を超えると出力が比例して上昇する。この
ように、この場合のブレーキ圧伝達制御装置12は入力
に対して遅れて出力するようになり、したがって摩擦ブ
レーキが制限されて作動するようになる。
1は、一例として前述の第1実施例における図5に示す
フローにしたがって制御されるが、その説明は省略す
る。
ハイドロリックブレーキシステムを用いるものとしてい
るが、本発明は、エアオーバハイドロリックブレーキシ
ステムにも適用することができる。
の回生ブレーキ連動摩擦ブレーキ装置によれば、通常の
ブレーキ作動時、摩擦ブレーキの作動を制限して回生ブ
レーキを摩擦ブレーキに優先して作動するようにしてい
るので、この回生ブレーキの作動により、制動エネルギ
をより一層効率よく回収できるようになる。
キが作動する前にブレーキシリンダのロスストローク分
の部液を供給するようにしているので、摩擦ブレーキが
制限を解除されて作動する際、摩擦ブレーキは直ぐに作
動するようになる。したがって、摩擦ブレーキ装置の応
答性が良好になる。更に請求項3および請求項4の発明
によれば、ブレーキペダルの踏み込み時のペダルのスト
ロークを確保できる。
ば、車両の走行状況あるいは運転状況に応じて摩擦ブレ
ーキの作動の制限を種々に設定できるようにしているの
で、摩擦ブレーキの作動をきめ細かく制御できる。これ
により、回生ブレーキおよび摩擦ブレーキの連動制御を
より適切に行うことができる。
あるいはピストンの異常によりブレーキ圧伝達制御部が
出力しない場合にも、車両のブレーキを確実に作動する
ことができる。
テムの第1実施例を示す回路図である。
示す図である。
入出力特性を示す図である。
を示す図である。
一例のフローを示す図である。
テムの第2実施例を示す回路図である。
示す図である。
入出力特性を示す図である。
一例のフローを示す図である。
他の例のフローを示す図である。
テムの第3実施例を示す回路図である。
示す図である。
入出力特性を示す図である。
ブレーキ装置、3…回生ブレーキ装置、4…ブレーキ操
作部、5…ブレーキ倍力部、6…ブレーキ圧伝達制御
部、7…制動部、8…ブレーキペダル、9…真空倍力装
置、10…タンデムマスタシリンダ、12…ブレーキ圧
伝達制御装置、14…第1電磁開閉弁、15…摩擦ブレ
ーキ制御用電子制御装置、20…第1ピストン、21…
第1ばね、23…第1チェック弁、24…チェック弁制
御ピストン、25…車輪、26…車軸、27…ブレーキ
ディスク、28…ブレーキシリンダ、29…モータ、3
0…インバータ、31…ストロークセンサ、32…モー
タ制御用電子制御装置、33…蓄電器、34…車輪速セ
ンサ、35…車速監視制御手段、36…ブレーキ操作量
増加速度算出手段、37…ブレーキ操作量算出手段、3
8…回生トルク監視制御手段、39…第2ピストン、4
0…第3ピストン、41…第2電磁開閉弁、42…第3
電磁開閉弁、43…第2チェック弁、47…第2ばね、
50…第3ばね、54…第4ピストン、55…第5ピス
トン、57…第4ばね、59…第5ばね、61…第4電
磁開閉弁
Claims (7)
- 【請求項1】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作時マスタシリンダ圧を発生するマスタシリン
ダと、前記マスタシリンダ圧が伝達されてブレーキシリ
ンダ圧を発生するとともにこのブレーキシリンダ圧によ
り車輪と連動して回転する回転部材に摩擦部材を押圧す
るブレーキシリンダと、前記マスタシリンダと前記ブレ
ーキシリンダとを連通しかつ前記マスタシリンダ圧を伝
達する通路と、前記通路に設けられ、前記マスタシリン
ダ圧の伝達を制御することにより摩擦ブレーキの作動を
制限する状態と前記摩擦ブレーキの作動を制限しない状
態とに設定するブレーキ圧伝達制御部と、前記ブレーキ
圧伝達制御部を制御する摩擦ブレーキ制御用電子制御装
置とを少なくとも備えている摩擦ブレーキ装置、 車輪の回転でモータが回転することにより発電する発電
機、この発電機により発電された電力を貯える蓄電器お
よび前記発電機のモータを制御するモータ制御用電子制
御装置を少なくとも備えている回生ブレーキ装置、 前記ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出し、そのブ
レーキ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御用電子制御
装置と前記モータ制御用電子制御装置とに出力するブレ
ーキ操作検出手段からなり、 前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置は、前記ブレーキ
操作検出信号に基づいて前記ブレーキ圧伝達制御部が摩
擦ブレーキの作動を制限する状態となるように前記ブレ
ーキ圧伝達制御部を制御する制御手段であることを特徴
とする回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム。 - 【請求項2】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作時マスタシリンダ圧を発生するマスタシリン
ダと、前記マスタシリンダ圧が伝達されてブレーキシリ
ンダ圧を発生するとともにこのブレーキシリンダ圧によ
り車輪と連動して回転する回転部材に摩擦部材を押圧す
るブレーキシリンダと、前記マスタシリンダと前記ブレ
ーキシリンダとを連通しかつ前記マスタシリンダ圧を伝
達する通路と、前記通路に設けられ、前記マスタシリン
ダ圧の伝達を制御することにより摩擦ブレーキの作動を
制限する状態と前記摩擦ブレーキの作動を制限しない状
態とに設定するブレーキ圧伝達制御部と、前記ブレーキ
圧伝達制御部を制御する摩擦ブレーキ制御用電子制御装
置とを少なくとも備えている摩擦ブレーキ装置、 車輪の回転でモータが回転することにより発電する発電
機、この発電機により発電された電力を貯える蓄電器お
よび前記発電機のモータを制御するモータ制御用電子制
御装置を少なくとも備えている回生ブレーキ装置、 前記ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出し、そのブ
レーキ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御用電子制御
装置と前記モータ制御用電子制御装置とに出力するブレ
ーキ操作検出手段からなり、 前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置は、前記ブレーキ
操作検出信号に基づいて前記ブレーキ圧伝達制御部が摩
擦ブレーキの作動を制限する状態となるように前記ブレ
ーキ圧伝達制御部を制御する制御手段であり、 前記ブレーキ圧伝達制御部は、前記マスタシリンダと前
記ブレーキシリンダとの間の通路に配設された常開の第
1電磁開閉弁を備えるとともに、前記第1電磁開閉弁を
バイパスする前記マスタシリンダと前記ブレーキシリン
ダとの間の他の通路に、前記摩擦ブレーキの作動を制限
する状態に設定するブレーキ圧伝達制御装置を備えてい
て、 前記ブレーキ圧伝達制御部が、通常時は第1電磁開閉弁
が開かれて前記マスタシリンダと前記部ブレーキシリン
ダとが直に連通し前記摩擦ブレーキの作動を制限しない
状態に設定されるとともに、前記摩擦ブレーキ制御用電
子制御装置からの出力信号により第1電磁開閉弁が閉じ
られて前記ブレーキ圧伝達制御装置により前記摩擦ブレ
ーキの作動を制限する状態に設定されることを特徴とす
る回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム。 - 【請求項3】 前記ブレーキ圧伝達制御装置は、前記マ
スタシリンダ圧が第1設定圧以下のとき開きかつ前記マ
スタシリンダ圧が前記第1設定圧を超えると閉じるとと
もに、閉じたとき前記ブレーキシリンダから前記マスタ
シリンダへ向かうブレーキ液の流れのみを許容する第1
チェック弁と、前記マスタシリンダ圧を受圧し前記第1
チェック弁が閉じた状態で作動することにより前記ブレ
ーキシリンダ圧を発生する第1ピストンと、前記第1ピ
ストンを前記マスタシリンダ圧と対抗するように付勢
し、前記第1チェック弁が閉じた状態で前記マスタシリ
ンダ圧が前記第1設定圧より大きい第2設定圧を超えた
とき、前記第1ピストンが作動するようにセット荷重が
設定されている第1ばねとを備えていることを特徴とす
る請求項2記載の回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステ
ム。 - 【請求項4】 前記ブレーキ圧伝達制御装置は、前記マ
スタシリンダ圧を受圧する第2ピストンと、前記第2ピ
ストンを前記マスタシリンダ圧と対抗するように付勢
し、前記マスタシリンダ圧が第3設定圧を超えたとき、
前記第2ピストンが作動するようにセット荷重が設定さ
れている第2ばねと、前記第2ピストンと所定距離を置
いて直列に配設され、前記第2ピストンと反対側の面に
前記ブレーキシリンダ圧を受圧する第3ピストンと、前
記第3ピストンを前記ブレーキシリンダ圧と同方向に付
勢し、前記第2ピストンが前記所定距離だけ作動して前
記第3ピストンに当接した状態で、前記マスタシリンダ
圧が前記第3設定圧より大きい第4設定圧を超えたと
き、前記第2および第3ピストンが一緒に作動するよう
にセット荷重が設定されている第3ばねとを備えている
ことを特徴とする請求項2記載の回生ブレーキ連動摩擦
ブレーキシステム。 - 【請求項5】 ブレーキ操作手段と、このブレーキ操作
手段の操作時マスタシリンダ圧を発生するマスタシリン
ダと、前記マスタシリンダ圧が伝達されてブレーキシリ
ンダ圧を発生するとともにこのブレーキシリンダ圧によ
り車輪と連動して回転する回転部材に摩擦部材を押圧す
るブレーキシリンダと、前記マスタシリンダと前記ブレ
ーキシリンダとを連通しかつ前記マスタシリンダ圧を伝
達する通路と、前記通路に設けられ、前記マスタシリン
ダ圧の伝達を制御することにより摩擦ブレーキの作動を
制限する状態と前記摩擦ブレーキの作動を制限しない状
態とに設定するブレーキ圧伝達制御部と、前記ブレーキ
圧伝達制御部を制御する摩擦ブレーキ制御用電子制御装
置とを少なくとも備えている摩擦ブレーキ装置、 車輪の回転でモータが回転することにより発電する発電
機、この発電機により発電された電力を貯える蓄電器お
よび前記発電機のモータを制御するモータ制御用電子制
御装置を少なくとも備えている回生ブレーキ装置、 前記ブレーキ操作手段のブレーキ操作を検出し、そのブ
レーキ操作検出信号を前記摩擦ブレーキ制御用電子制御
装置と前記モータ制御用電子制御装置とに出力するブレ
ーキ操作検出手段からなり、 前記摩擦ブレーキ制御用電子制御装置は、前記ブレーキ
操作検出信号に基づいて前記ブレーキ圧伝達制御部が摩
擦ブレーキの作動を制限する状態となるように前記ブレ
ーキ圧伝達制御部を制御する制御手段であり、 前記摩擦ブレーキの作動を制限する状態となる前記ブレ
ーキ圧電圧制御部の入出力特性は出力開始圧の異なる複
数の入出力特性が設定されており、前記ブレーキ圧伝達
制御部は、前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダ
との間の通路に直列に配設された複数の常開の電磁開閉
弁を備えるとともに、前記複数の電磁開閉弁をバイパス
する前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダとの間
の他の通路に、前記摩擦ブレーキの作動を制限する状態
に設定するブレーキ圧伝達制御装置を備えていて、 前記ブレーキ圧伝達制御部が、通常時は前記複数の電磁
開閉弁がすべて開かれて前記マスタシリンダと前記部ブ
レーキシリンダとが直に連通し前記摩擦ブレーキの作動
を制限しない状態に設定されるとともに、前記摩擦ブレ
ーキ制御用電子制御装置からの出力信号により前記複数
の電磁開閉弁のうち所定数の電磁開閉弁が閉じられて、
前記ブレーキ圧伝達制御装置により、前記出力開始圧の
異なる複数の入出力特性の一つに設定されることを特徴
とする回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム。 - 【請求項6】 前記複数の電磁開閉弁は、前記マスタシ
リンダと前記ブレーキシリンダとの間の通路に上流側と
下流側に直列に配設された第2電磁開閉弁と第3電磁開
閉弁との2個からなり、更に前記ブレーキ圧伝達制御装
置は、直列に配設された第4ピストンおよび第5ピスト
ンと前記第4ピストンを付勢する第4ばねおよび前記第
5ピストンを付勢しかつ前記第4ばねのセット荷重より
大きいセット荷重の第5ばねとを備えており、 前記第4ピストンの一面側が前記マスタシリンダに連通
し、また前記第4ピストンの他面側と前記第5ピストン
の一面側との間の空間が、前記第2電磁開閉弁と前記第
3電磁開閉弁との間の通路に連通し、更に前記第5ピス
トンの他面側が前記ブレーキシリンダに連通しており、 前記第2および第3電磁開閉弁を制御して、前記第4お
よび第5ピストンの少なくとも一つを作動させることに
より、前記出力開始圧の異なる複数の入出力特性のうち
の一つを設定することを特徴とする請求項5記載の回生
ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム。 - 【請求項7】 前記ブレーキ圧伝達制御部をバイパスす
る前記マスタシリンダと前記ブレーキシリンダとの間の
他の通路に、前記マスタシリンダ圧が第5設定圧を超え
たときに前記マスタシリンダから前記ブレーキシリンダ
へ向かうブレーキ液の流れのみを許容する非常用チェッ
ク弁が設けられていることを特徴とする請求項6記載の
回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16101794A JP3565353B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16101794A JP3565353B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826098A true JPH0826098A (ja) | 1996-01-30 |
| JP3565353B2 JP3565353B2 (ja) | 2004-09-15 |
Family
ID=15727004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16101794A Expired - Fee Related JP3565353B2 (ja) | 1994-07-13 | 1994-07-13 | 回生ブレーキ連動摩擦ブレーキシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3565353B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2010116873A1 (ja) * | 2009-04-08 | 2010-10-14 | 本田技研工業株式会社 | 車両用ブレーキ装置 |
| JP2012111270A (ja) * | 2010-11-22 | 2012-06-14 | Denso Corp | 車両用制御装置 |
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-
1994
- 1994-07-13 JP JP16101794A patent/JP3565353B2/ja not_active Expired - Fee Related
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|---|---|
| JP3565353B2 (ja) | 2004-09-15 |
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