JPH082613Y2 - 回転検出装置 - Google Patents

回転検出装置

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JPH082613Y2
JPH082613Y2 JP6646390U JP6646390U JPH082613Y2 JP H082613 Y2 JPH082613 Y2 JP H082613Y2 JP 6646390 U JP6646390 U JP 6646390U JP 6646390 U JP6646390 U JP 6646390U JP H082613 Y2 JPH082613 Y2 JP H082613Y2
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昭一 近藤
清治 竹内
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マグネットに近接配置され該マグネットの
回転に応じた電気信号を出力する検出部を備えた回転検
出装置に関し、例えばトランスミッションの回転を前記
回転軸に伝達する回転検出装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、車輌においては例えばトランスミッション側の
回転を取り出して速度計などに伝達するためにフレキシ
ブルケーブルが用いられていたが、これは計器背後のダ
ッシュボード付近に各種の装置が配置されて密集してい
るためフレキシブルケーブルの連結操作が面倒であると
ともに、フレキシブルケーブルの回転音による騒音の問
題を有していた。
このため、トランスミッションの回転を取り出してこ
れを車速パルスに変換する回転検出装置をトランスミッ
ション側に装着し、この回転検出装置と速度計などとを
電気コードで接続する傾向にあり、実開昭59-142764号
公報、実開平1-42410号公報等で提案されている。
この種の車速検出装置として、トランスミッションの
回転が伝達された回転軸に固定したマグネットをケース
内に設け、コイル巻線が巻装されたボビンにそれぞれヨ
ークを設けて検出部を構成し、この検出部を前記マグネ
ットに近接して設け、マグネットの回転によりヨークが
磁気的に作用し、これにより前記コイル巻線からパルス
信号を出力するように構成されたものがある。この例を
第6図により説明する。
第6図において、1はトランスミッション側に固定さ
れる金属材料から成る筒状の外装ケース1Aと後述する内
装ケースとに分割形成するケースであり、前記外装ケー
ス1Aには軸受2を介してトランスミッションの回転が伝
達される回転軸3が支承保持されている。4はケース1
内に位置して回転軸3に固定されたマグネットであり、
この円周方向には複数のN極と複数のS極とが交互に着
磁されている。5は前記外装ケース1Aの内周面に嵌着さ
れる合成樹脂でインサート成型された内装ケースであ
り、検出部6をモールドしている。る。また、この内装
ケース5と外装ケース1Aとで前記マグネットを配設する
内部空間を構成している。前記検出部6はコイル巻線7
を巻装した合成樹脂製のボビン8と、コイル巻線7の巻
始めおよび巻終わりの端末を接続する一対の端子9,9A
と、第1と第2のヨーク10,11とから構成されている。
前記ボビン8はこの筒部8Aが前記回転軸3と同軸になる
位置でマグネット4と近接配置されている。前記第1の
ヨーク10は平坦部10Aと周側面部10Bとによりケース状を
なし、周側面部10Bの周端縁にはマグネット4の一方の
磁極に対応する複数のヨーク片10Cが等間隔に延設さ
れ、前記平坦部10Aには前記筒部8A内に嵌入する凹部10D
が深絞り加工により形成されており、第1のヨーク10の
ケース状部をボビン8に鍔8B側から外嵌装し前記凹部10
Dを筒部8Aの一端から嵌入し、ヨーク片10Cはマグネット
4の周側部に達している。前記第2のヨーク11は平坦部
11Aの周縁部にマグネット4の他方の磁極に対応する複
数のヨーク片11Bが等間隔に延設され、前記平坦部11Aに
は前記筒部8A内に嵌入する凸部11Cが深絞り加工により
形成されており、第2のヨーク11の平坦部11Aを鍔部8C
に当接して凸部11Cを筒部8Aの他端側から嵌入しヨーク
片11Bを第1のヨーク10のヨーク片10Cの間に配置した状
態で前記凹部10Dと凸部11Cとを衝合しスポット溶接部10
Eにより結合して、第1,第2のヨーク10,11間にボビン8
を挟持している。この状態で磁束はヨーク片10C、周側
面部10B、平坦部10A、凹部10D、凸部11C、平坦部11A、
ヨーク片11Bを通って流れ、トランスミッションの回転
が回転軸3に伝達され、マグネット4の回転による磁極
の変化が第1および第2のヨーク10,11を介してコイル
巻線7に流れる励磁電流の変化として検出され端子9,9A
からパルス信号として出力される。この場合、第6図に
示すように第1,第2のヨーク10,11の外面部は内装ケー
ス5に一体的に埋設されている。そして、前記外装ケー
ス1Aの前面開口部側から合成ゴムなどの弾性材料から成
るパッキン部材12を挿入してパッキン部材12を外装ケー
ス1Aの後方に形成する段部13に載置して、このパッキン
部材12を介して外装ケース1A内に内装ケース5を嵌入
し、この後、前記外装ケース1Aの前面周縁部を内装ケー
ス5の外周前端部に形成するテーパ面14に加締めて外装
ケース1Aと内装ケース5とを一体固定し、その外装ケー
ス1Aと内装ケース5とで前記パッキン部材12を圧縮した
状態で挟着することにより、各ケース1A、5内の気密を
確保するとともに、パッキン部材12の弾性復元力により
各ケース1A、5のスラスト方向のガタ付きを防止するよ
うにしている。ところで、この種の回転検出装置は、エ
ンジンの近傍に配設されるため、振動環境中に使用され
るばかりでなく、周囲温度が−30℃〜125℃の範囲内で
変動するような厳しい変温環境中に晒されており、この
ような環境に耐え得るべく前記ケース1の内部空間にグ
リス16を充填し、このグリス16によって前記内部空間内
の空気容積の減少を図り、湿気などによる検出部6など
への悪影響を防ぐとともに、振動や回転軸3の回転によ
って潤滑油の洩れ出た前記含油軸受2へ油を補充し回転
軸3の回転を良好に保つようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術においては、ケース1の内部空間をパッ
キン部材12で密閉し、かつその内部空間にグリス16を充
填して空気を除外することによって、検出部6を保護す
るとともに含油軸受2の油切れを抑えて回転軸3の回転
を安定的に保つようにしていた。しかし、マグネット4
が固定されていない回転軸3の外端側は、トランスミッ
ションの連結軸に連結するため、ケース1外に露出し、
構造的に回転軸3を支承する含油軸受2を完全な密閉状
態で設けることができず、また、ケース1の内部空間内
にはグリス16によって空気容積の減少が図られるもので
あるが、内部空間の空気を完全に脱気することが製造上
困難であり、この結果、周辺温度の上昇によってケース
1の内部空間内に残留する空気が膨張して内圧が高くな
ったり、湿気による水滴が発生したりするため、回転軸
3の外端露出側から含油軸受2に含浸する潤滑油又はあ
らかじめ回転軸3に塗布された潤滑油の漏れや蒸発等が
生じ、含油軸受2の劣化による回転軸3の摩耗、焼付、
回転ムラ等を起こすこと、あるいは回路の誤動作を起こ
すという恐れがあり、また、外装ケース1Aと内装ケース
5の材質が金属製と合成樹脂製とにそれぞれ異なる材質
で形成されている本従来例においては、温度変化による
外装ケース1A及び内装ケース5の収縮が生じたときに、
外装ケース1Aに比べて内装ケース5が大きく収縮し、こ
の結果圧縮されていたパッキン部材12が弾性復帰するこ
とによって各ケース1A、5の熱収縮率などの差異を吸収
できなくなる場合があり、この状態でエンジン側からの
振動が加わり、外装ケース1A内で内装ケース5がガタ付
いて、その耐久性、耐振性に難点があった。
そこで本考案は、周囲の温度変化による軸受への悪影
響を防止するとともに内装ケースのガタ付きを軽減して
耐久性、耐振性を高めることのできる回転検出装置を提
供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、ケースに、このケース内外を連通する通気
孔を設け、ケースを構成する外装ケースと内装ケースと
の間に両ケースを相反するスラスト方向に弾発付勢する
弾発部材を介在するとともに、この弾発部材により前記
通気孔のケース内側開口端を除いてその通気孔を閉塞し
て迷路状の通気路を形成したものである。
〔作用〕
本考案は上記構成により、迷路状の通気路を介してケ
ース内外の通気が成されるため周囲の温度上昇によって
ケース内の内圧が高まることなく内圧が適正状態に維持
され、これにより軸受に含まれた潤滑油漏れが防止され
るとともに、通気路を介してケースの内部空間に充填さ
れたグリスのケース外部への漏れ出しが予防される。こ
れと同時に、外装ケースと内装ケースとの間に介在する
弾発部材によって周囲の温度変化による内装ケースの伸
縮を吸収できるとともに、弾性部材の弾発力によって内
装ケースのスラスト移動が規制され、内装ケースのガタ
付きが軽減できる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明す
る。尚第6図と同一部分に同一符号を付し同一箇所の詳
細な説明は省略する。
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、この例
では第6図で示したパッキン部材12に代えて弾発部材と
なるステンレスなどの金属製薄板から形成されたウェー
ブワッシャ17を外装ケース1Aと内装ケース5との間に介
在させるとともに、前記パッキン部材12を外装ケース1A
の外周面に形成する凹溝12Aに嵌着している。また、本
実施例では第6図で示したテーパ面14を省略し、これに
代えて内装ケース5の外周面前端側に周鍔18を突設する
とともに、外装ケース1Aの開口内周縁に周鍔18を載置す
る段部19を形成している。そして、前記外装ケース1Aの
前面開口側からウェーブワッシャ17を介して内装ケース
5を外装ケース1A内に嵌入し、外装ケース1Aの開口周縁
に形成する肉薄部20を内装ケース5の周鍔18の上面に加
締めて外装ケース1Aと内装ケース5とを一体固定し、こ
の外装ケース1と内装ケース5との固定により、ケース
1を形成するとともに、外装ケース1Aの受面21と内装ケ
ース5とで前記ウェーブワッシャ17をバネ性に抗してほ
ぼ平板状となるように変形させた状態で挟着し、そのウ
ェーブワッシャ17自体のバネ性によって外装ケース1Aと
内装ケース5を相反するスラスト方向に弾発付勢し、こ
れにより内装ケース5のガタ付きを規制している。ま
た、外装ケース1A及び内装ケース5内の気密性は内装ケ
ース5の外周面に設けた凹溝12Aに嵌着するパッキン部
材12を外装ケース1Aの内周面に密着することにより、ス
ラスト方向の伸縮に関係なく、安定的に確保されてい
る。
また、本実施例においては、外装ケース1Aの後面に前
記ケース1内外を連通する通気孔22が設けられ、この通
気孔22は第1図乃至第3図で示すように下端を外装ケー
ス1の後面に設けた環状溝部23に開放するとともに、上
端を前記外装ケース1Aの受面21に設けた内弧状の溝部24
に連通し、この溝部24の端部を内方中心側に屈曲状に連
通させて前記通気孔のケース1内面側の開放端部22Aを
形成している。また、この場合、前記外装ケース1の成
型時に上下加工によって前記環状溝23と前記通気孔22と
を偏位させて形成し、かつ前記外装ケース1Aと内装ケー
ス5との間に介在するウェーブワッシャ17によって溝部
24の端部に設けた通気孔22のケース1内面側の開放端部
22Aを除いて前記溝部24と前記通気孔22とを閉塞し、こ
れにより迷路状の通気路25を形成している。
このように本考案においては、外装ケース1と内装ケ
ース5との間に介在するウェーブワッシャ17を利用して
通気孔22の開放端部22Aを除いてこの通気孔22及び溝部2
4を閉塞して迷路状の通気路25を形成することにより、
ケース1内に充填するグリス16が通気路25から直接的に
ケース1外部に漏れ出る虞れはなく、また通気路25を介
してケース1内外の通気が成され周囲の温度上昇によっ
てケース1の内部空間が高圧になることはなく、これに
より、含油軸受2に含まれる潤滑油の漏れを防いで含油
軸受2の潤滑油切れによる回転軸3の摩耗,焼付,回転
ムラ等の発生を抑えることができる。また、前記ウェー
ブワッシャ17によって内装ケース25の伸縮を吸収して内
装ケース5のガタ付きを確実に抑えることができる。
さらに、この例では第6図で示した凹部10Dと凸部11C
を省略し、これに代えて第1のヨーク10′の平坦部10A
の中央に小孔26を形成するとともに第2のヨーク11′の
平坦部11Aの中央に前記小孔26より径大な孔27を形成し
ている。また、先端に頭部28を有し基端に径小部29を有
するヨーク軸30を設け、このヨーク軸30を第2のヨーク
11′の孔27からボビン8の筒部8A′に挿通して、頭部28
を孔27の周縁部に係止しかつ前記径小部29を前記小孔26
から挿出した状態で加締部31によって締結することによ
りヨーク軸30を介して第1,第2のヨーク10′,11′を結
合している。この場合ヨーク軸30の直径は少なくとも第
1,第2のヨーク10′,11′を介してヨーク軸30に流れる
磁束数を通すことのできる最小断面積を有するように設
定することができる。
このような構造を採用することにより、上記実施例に
おいては、ボビン8′を挟持する第1,第2のヨーク1
0′,11′の平坦部10A,11A同士をボビン8′の筒部8A′
に挿通した径小なヨーク軸30によって結合しているの
で、同一の大きさの装置で対比した場合ボビン8の筒部
8A′は第6図で示した従来装置の筒部8Aに比べ径小にな
り、それだけコイル巻線7の巻量を増加することがで
き、小型化に即しながら検出精度の向上を図ることがで
きる。また、組み付け作業において、従来のスポット溶
接加工に比べ一箇所の加締加工でよいため作業の簡略化
を図ることもできる。
尚、本考案は前記一実施例に限定されるものではな
く、本考案の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能であ
り、例えば上記実施例では通気孔の上端部に、水平方向
に引き回した円弧状の溝部を連設し迷路状の通気路を形
成し、その開口端部を受面の上面に開口した例を示した
が第4図及び第5図で示すように前記溝部を省略し、外
装ケース1に設けた通気孔22に直接受面21の内周面に開
口する凹状の開放端部22Aを連通し、この開口端部22Aを
除いて前記通気孔22をウェーブワッシャ17によって閉塞
して迷路状の通気路25を形成してもよく、その形状ある
いは数などは適宜選定すればよく、またウェーブワッシ
ャの材質は金属製に限らず耐熱性の合成樹脂によって形
成してもよい。また、回転検出装置の検出部構造は、第
6図で示す従来構造のものでもよく、さらに、コイルを
巻装したボビンにヨークを設けて検出部を構成し、この
検出部をマグネットに近接配置し、マグネットの回転に
よるヨークの磁気的な作用によって、前記コイルからパ
ルス信号を出力する電磁ピックアップ式の回転装置に限
らず、例えば第5図で示すように内装ケース5内に回路
基板32を収納固定し、この回路基板32上に、マグネット
4に近接してMR素子による磁気センサ33を実装して検出
部34を構成し、マグネット4の回転による磁極の変化を
磁気センサ33によって検知し、これにより回路基板32か
らパルス信号を出力するような構造でもよく、回転検出
装置の構造は各種タイプに適用可能である。
〔考案の効果〕
本考案はケースにケース内外を連通する通気孔を設
け、ケースを構成する外装ケースと内装ケースとの間に
両ケースを相反するスラスト方向に弾発付勢する弾発部
材を介在するとともに、この弾発部材により前記通気孔
のケース内側開口端を除いてその通気孔を閉塞して迷路
状の通気路を形成したことにより、周囲の温度変化によ
る軸受の潤滑油漏れを防止して軸受の劣化を抑えるとと
もに内装ケースのガタ付きを軽減して耐久性,耐振性を
高めることのできる回転検出装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の一実施例を示し、第1図は
一部を切欠いた分解斜視図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は第2図のB−B線断面図、第4図は通
気孔の変形例を示す平断面図、第5図は本考案の他の実
施例を示す断面図、第6図は従来例を示す断面図であ
る。 1……ケース、1A……外装ケース 2……含油軸受、3……回転軸 4……マグネット、5……内装ケース 6,34……検出部 17……ウェーブワッシャ(弾発部材) 22……通気孔、22A……開放端部 25……通気路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケースを前面を開口する筒状の外装ケース
    とこの外装ケースに嵌着される内装ケースとに分割形成
    し、前記ケースに軸受を介して回転軸を支承し、この回
    転軸と一体的に回転するマグネットを前記ケースの内部
    空間に配設し、このマグネットに近接して配設された検
    出部から該マグネットの回転に応じた電気信号を出力す
    る回転検出装置において、前記ケースにこのケース内外
    を連通する通気孔を設け、前記外装ケースと内装ケース
    との間には両ケースを相反するスラスト方向に弾発付勢
    する弾発部材を介在させるとともに、その弾発部材によ
    って前記通気孔のケース内側開口端を除いてこの通気孔
    を閉塞して迷路状の通気路を形成したことを特徴とする
    回転検出装置。
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