JPH0826246B2 - 新規結晶形モノアゾレーキ顔料及び印刷インキ組成物 - Google Patents

新規結晶形モノアゾレーキ顔料及び印刷インキ組成物

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JPH0826246B2
JPH0826246B2 JP20854889A JP20854889A JPH0826246B2 JP H0826246 B2 JPH0826246 B2 JP H0826246B2 JP 20854889 A JP20854889 A JP 20854889A JP 20854889 A JP20854889 A JP 20854889A JP H0826246 B2 JPH0826246 B2 JP H0826246B2
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lake pigment
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は各種用途,特に印刷インキ,塗料,プラスチ
ック,文具などに使用されるモノアゾレーキ顔料に関す
る。
(従来の技術) 従来,可溶性基を有する芳香族アミンとβ−ナフトー
ル又はβ−オキシナフトエ酸からなるモノアゾレーキ顔
料は印刷インキ,塗料,プラスチック,文具などの着色
に用いられている。例えば,ピクメントレッド48:1は,1
−アミノ−4−メチル−5−クロロベンゼン−2−スル
ホン酸ナトリウム(2B酸Na)をジアゾ成分とし、β−オ
キシナフトエ酸をカップラー成分として得られたモノア
ゾ染料を75−85℃に加熱し,塩化バリウムでブレーキ化
することにより得られている。
水性グラビアインキは,主に段ボールへの印刷が多
く,顔料には高隠ペイ力で高着色力であることが要求さ
れている。
従来,隠ペイ力を向上させる手段として一次粒子を成
長させるか,酸化チタン等の無機顔料を添加する方法が
知られているが,これらの方法は着色力が低下してしま
うという欠点を有していた。
このように,隠ペイ力の着色力は相反する性状と考え
られており,高隠ペイ力で高着色力を有する顔料の出現
が望まれていた。
高着色力にするための手段として,粒子を微細にする
混合カップリングレーキ法が広く知られている。例え
ば,2−アミノナフタレン−1,5−スルホン酸(D酸)を2
B酸Naに対し,0.1〜5.0mol%加えてジアゾ化し,β−オ
キシナフトエ酸と混合カップリングレーキした顔料は,
粒子が微細であるため高着色力になるが,透明となり,
隠ペイ力が大きく低下してしまう。
この顔料の結晶形はX線回折図において回折角度(2
θ±0.2゜,Cu−Kα)4.6゜,24.8゜に強い回折強度を有
し,14.1゜,18.0゜,24.0゜,17,4゜に中程度の回折強度を
有し,8.4゜,10.4゜,20.4゜,21.6゜,27.4゜に比較的弱い
回折強度を有している(以下A型と称す)。
(発明が解決しようとする課題) 本発明者らは,2B酸NaとD酸との混合カップリングで
得られたモノアゾ染料のレーキ化法について検討した結
果,従来のレーキ化条件に対し,当該染料を高温で長時
間加熱処理,又は溶剤処理した後レーキ化することによ
り,A型結晶形顔料とは異なるX線回折パターンを有する
新規結晶形(以下B型と称す)を示す顔料を得,このB
型結晶形は,A形結晶形に比べ,隠ペイ力,着色力共に優
れ,また鮮明性,光沢,耐光性にも優れた顔料であるこ
とを見出した。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は,2B酸Na95〜99.9モル%とD酸0.1〜5モル%
とをジアゾ成分とし,β−オキシナフトエ酸をカップラ
ー成分として混合カップリングレーキにより得られるモ
ノアゾレーキ顔料であり,X線回折角度(2θ±0.2゜;Cu
−Kα)4.6゜に強い回折強度を有し,23.9゜,25.7゜に
中程度の回折強度を有し,14.0゜,15.1゜,17.8゜,19.4
゜,20.5゜に比較的弱い回折強度を有することを特徴と
する上記モノアゾレーキ顔料に関するもとである。
本発明のモノアゾレーキ顔料は2B酸Na95〜99.9モル%
とD酸0.1〜5モル%とをジアゾ成分とし,β−オキシ
ナフトエ酸をカップラー成分として混合カップリングし
て得られるモノアゾ染料をpH7.5〜12.5,好ましくは8.0
〜8.5で,75〜100℃,好ましくは85〜90℃に加熱し,0.5
時間〜5時間,好ましくは1.5時間〜3時間保持後,も
しくは芳香族溶剤エマルジョン処理後,バリウム塩水溶
液を滴下し,レーキ化することにより得られる。レーキ
用バリウム塩としては塩化バリウム,硝酸バリウム,酢
酸バリウム等がある。
本発明の印刷インキ用ビヒクルとしては,例えば,オ
フセットインキでは,ロジン変性フェノール樹脂,石油
樹脂,アルキッド樹脂,または,これら乾性油変性樹脂
等の樹脂20〜50重量部,アマニ油,桐油,大豆油等の植
物油0〜30重量部,n−パラフィン,イソパラフィン,ア
ロマテック,ナフテン,α−オレフィン等の溶剤10〜60
重量部からなる。このオフセットインキ用ビヒクルに本
発明のモノアゾレーキ顔料を配合し,その他のインキ溶
剤,ドライヤー,レベリング改良剤,増粘剤等の公知の
添加剤を適宜配合して印刷インキ組成物とする。また,
グラビアインキとしては,ガムロジン,ウッドロジン,
トール油ロジン,石灰化ロジン,ライムロジン,スチレ
ンアクリル樹脂,スチレンマレイン酸樹脂,ロジンエス
テル,マレイン酸樹脂,ギルソナイト,ダルマン,セラ
ック,ポリアミド樹脂,ビニル樹脂,ニトロセルロー
ル,環化ゴム,塩化ゴム,エチルセルロース,酢酸セル
ロース,エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂,ウレタン
樹脂,ポリエステル樹脂,アルキッド樹脂等の樹脂混合
物10〜50重量部,n−ヘキサン,トルエン,エタノール,
メタノール,アセトン,酢酸エチル,乳酸エチル,セロ
ソルブ,ジアセトンアルコール,クロルベンゾール,エ
チルエーテル,アセタールエチルエーテル,アセト酢酸
エチル,酢酸ブチルセロソルブ,水等の溶剤30〜80重量
部,本発明のモノアゾレーキ顔料3〜35重量部,硫酸バ
リウム,炭酸バリウム,炭酸カルシウム,セッコウ,ア
ルミナ白,クレー,シリカ,シリカ白,ケイ酸カルシウ
ム,沈降性炭酸マグネシウム等の体質顔料0〜20重量部
からなり,その他補助剤として,可塑剤,紫外線防止
剤,酸化防止剤,帯電防止剤等を適宜含むものである。
(発明の効果) 本発明のモノアゾレーキ顔料は従来のピグメントレッ
ド48:1のX線回折パターンであるA型結晶形とは異な
り,B形結晶形の顔料である。
本発明で得られたB形結晶形顔料は,印刷インキ,塗
料等に使用した場合,優れた隠ペイ力と着色力を示し,
かつ鮮明性,光沢,耐光性に優れるものである。
(実施例) 以下,実施例により本発明を説明する。例中,部とは
重量部を%とは重量%をそれぞれ表わす。
実施例 1 1−アミノ−4−メチル−5−クロルベンゼン−2−
スルホン酸96.9部,2−アミノナフタレン−1,5−スルホ
ン酸3.6部を水800部に80℃にて30分撹拌し完全に溶解さ
せる。35%塩酸93.3部を加え酸化した後,室温まで放冷
する。放冷後水800部を加え0℃ないし3℃に冷却す
る。水100部に溶解した亜塩酸ソーダを加え,5℃以下で3
0分間撹拌を続けたものをジアゾ成分とする。
一方,β−オキシナフトエ酸76部を水1400部,水酸化
ナトリウム34部と炭酸ソーダ10.2部共に15℃にて溶解さ
せたものをカップラー成分とする。
このカップラー成分に上記ジアゾ成分を30分要して滴
下したのちさらに1時間撹拌を続けカップリング反応を
完結させる。カップリング後のpHは10.0であった。希塩
酸を徐々に滴下しpH8.5のモノアゾ染料を得た。このモ
ノアゾ染料を30分かけて85℃まで加熱し,同温度で2時
間保持後,塩化バリウム水和物100部を水500部に溶解し
た液を加えた。更に85℃にて30分撹拌し,レーキ化反応
終了後,濾過,水洗,85℃乾燥し,赤色のモノアゾレー
キ顔料粉末218部を得た。この顔料は第1図に示すよう
にX線回折図において回折角度(2θ±0.2゜,Cu−K
α)4.6゜,14.0゜,15.1゜,17.8゜,19.4゜および20.5゜
に回折強度を示した。
比較例 1 実施例1と同様にカップリング反応を行って得られた
モノアゾ染料を30分かけて85℃まで加熱し,すぐ塩化バ
リウム水和物100部を水500部に溶解した液を加えた。更
に85℃にて30分撹拌し,レーキ化反応終了後,実施例1
と同様にして赤色モノアゾレーキ顔料粉末218部を得
た。
この顔料は第2図に示すようにX線回折において4.6
゜,8.4゜,10.4゜,14.1゜,18.0゜,20.4゜,21.6゜,24.0
゜,24.8゜および27.4゜に回折強度を直した。
試験例1(水性グラビア試験) 実施例1,比較例1で得られた顔料を水性グラビアイン
キ化し,顔料組成物としてテストを行った。実施例1,比
較例1で得られた顔料9部,スチレンアクリル酸系ワニ
ス49.7部,ガラスビーズ150部を225mlのマヨネーズビン
に入れペイントコンディショナーで90分分散後,追加用
ワニス34.6部を加え,更に10分間ペイントコンディショ
ナーで分散し,ガラスビーズを濾別して赤色水性グラビ
ア濃色インキを得た。
又,濃色インキ5部と水性グラビア用白インキ30部を
紙コップ中でよくかきまぜ淡色インキを得た。濃色イン
キはマニラボード紙に#3バーコーターで展色し,光沢
(60゜)を光沢計により測定した。また,黒地のアート
紙に#6バーコーターで展色し,隠ペイ力を,カラーマ
シンL値で測定した。L値が大きいほど隠ペイ力が
大である。
淡色インキは白ライナー紙に#6バーコーターで展色
し着色力をカラーマシンL値により測定した。L
の小さいほど高着色力である。
その結果を表−1に示す。
実施例1の顔料を用いた水グラビアインキは高光沢,
隠ペイ力大かつ高濃度であった。
試験例2(オフセット試験) 実施例1,比較例1で得られた顔料を,オフセットイン
キ化し,顔料の組成物としてテストを行った。
使用ワニスはタマノール361(荒川化学製:ロジン変
性フェノール樹脂)50部に対し,アマニ油20部,5号ソル
ベント(日本石油株式会社:インキ溶剤)30部を加え,2
00℃にて加熱溶解し製造した。ついで,このワニス98部
にオクチル酸アルミニウム2部を加えゲルワニスとし
た。
得られたゲルワニス70部と実施例1,比較例1で得られ
た顔料を用いて得た本発明の赤色顔料20部,1号ソルベン
ト(日本石油株式会社:インキ溶剤)10部を配合し,三
本ロールで混合練肉しタック値が9.0部のオフセットイ
ンキを得た。
これを,小型輪転印刷機(RIテスター)を用いてアー
ト紙に展色し,得られた展色紙の光沢,鮮明性(カラー
マシンC値),着色力(カラーマシンL値)で比較し
た。C値は大きいほど高鮮明,L値は小さいほど高着色
力である。その結果を表−2に示す。
次に,試験例2で用いた展色紙をフェドメーターで耐
光性促進を行い,促進時間ごとのカラーマシンΔE値を
比較した。その結果を表−3に示す。
ΔE値が大きいほど色変化が大である。
実施例1の顔料を用いた印刷物は耐候性が良好であっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図は,実施例1で得られたモノアゾレーキ顔料のX
線回折図であり,第2図は比較例1で得られたモノアゾ
レーキ顔料のX線解析図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−アミノ−4−メチル−5−クロロベン
    ゼン−2−スルホン酸ナトリウム95〜99.9モル%と2−
    アミノナフタレン−1,5−スルホン酸0.1〜5モル%をジ
    アゾ成分とし,β−オキシナフトエ酸をカップラー成分
    として混合カップリングレーキにより得られるモノアゾ
    レーキ顔料であり,X線回折角度(2θ±0.2゜;Cu−K
    α)4.6゜に強い回折強度を有し,23.9゜,25.7゜に中程
    度の回折強度を有し,14.0゜,15.1゜,17.8゜,19.4゜,20.
    5゜に比較的弱い回折強度を有することを特徴とする上
    記モノアゾレーキ顔料。
  2. 【請求項2】請求項1記載のモノアゾレーキ顔料と印刷
    インキビヒクルとからなることを特徴とする印刷インキ
    組成物。
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