JPH08262912A - 加熱ローラ及びそれを使用する画像形成装置 - Google Patents

加熱ローラ及びそれを使用する画像形成装置

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JPH08262912A
JPH08262912A JP9304495A JP9304495A JPH08262912A JP H08262912 A JPH08262912 A JP H08262912A JP 9304495 A JP9304495 A JP 9304495A JP 9304495 A JP9304495 A JP 9304495A JP H08262912 A JPH08262912 A JP H08262912A
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JP
Japan
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resistance heating
heating element
roller
diameter side
layer
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Application number
JP9304495A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Taguchi
泰彦 田口
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 他の抵抗発熱体と干渉することなく、加熱範
囲を狭くしたり、加熱の立ち上げ時間を短縮しても、端
部での温度降下を防止して、全体を一様に加熱する加熱
ローラ、及び、その加熱ローラを使用して、定着不良の
発生を防止して、高品質の熱定着が行われるコンパクト
な画像形成装置を提供することを目的にしている。 【構成】 電圧を印加することにより発熱する抵抗発熱
体4を備えた加熱ローラにおいて、回転自在に支持され
たローラ本体1と、上記ローラ本体の表面を絶縁材料で
被覆した絶縁層2と、該絶縁層上にパターン形成された
複数の独立した抵抗発熱体からなる抵抗発熱体層4と、
該抵抗発熱体層の外面を覆う絶縁体3の表面を覆う耐熱
離型層5と、各抵抗発熱体の軸方向端部から軸方向外側
に導出されると共にローラ表面に露出された給電用の電
極6と、を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、ファクシミ
リ、プリンタ、スキャナー、或はこれらの機能を併有し
た複合機等の画像形成装置に用いられる定着装置の改良
に関し、特に表層の発熱パターンに電圧を印加すること
により発熱する加熱ローラにおける発熱温度のバラツキ
を防止して定着不良の発生を防止した画像形成装置の定
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキ
ャナー、或はこれらの機能を併有した複合機等の電子写
真式の画像形成装置は、感光体上に形成された静電潜像
を現像装置からのトナーにより可視像化することによっ
て得たトナー像を記録紙上に転写した後で、定着装置に
より加熱、加圧して定着することにより画像形成を行っ
ている。この定着装置は、内部或は表面に発熱体を有し
た加熱ローラと、該加熱ローラに圧接して両ローラのニ
ップ部を通過する記録紙上の未定着トナーを加圧する加
圧ローラとを有する。この加熱ローラとしては、例えば
金属材料で構成されて表面を絶縁材料で被覆されたロー
ラ本体の表面に、抵抗発熱体のパターンから成る複数の
抵抗発熱層を絶縁体を介して順次積層すると共に、その
最表層部には耐熱離型層を配置した構成を有したものが
あり、各抵抗発熱体に電圧を印加することにより抵抗発
熱層を発熱させている。一つの抵抗発熱層を構成する各
抵抗発熱体のピッチ間に、抵抗発熱体が位置するように
他の抵抗発熱層の抵抗発熱体を配置する従来例もある
が、この場合には、他の抵抗発熱体との間で干渉を起こ
して、温度むらが生じ、これを熱定着装置の定着加熱ロ
ーラとして使用すると定着むらとなり、定着不良により
形成画像の画像品質が低下すると言う不具合が生じてい
た。
【0003】また、加熱ローラと加圧ローラとの圧接部
と、圧接部の上流側近傍に位置する発熱抵抗体のみに電
圧を印加して発熱させることにより、使用する電力を節
約するようにした技術は公知である(特開昭62ー32
72号、特開昭62ー24288号、特開平5ー351
37号等の各公報を参照)。このような加熱ローラを画
像形成装置の熱定着装置に使用すると、加熱ローラの円
周方向の一部しか加熱しないから、加熱する範囲が少な
くなるために、例えば、大サイズ記録紙の連続通紙時の
ように大量の熱が奪われる場合においては、ローラの軸
方向端部では放熱量が多くなる為に、端部の温度が落下
し、定着不良が発生すると言う不具合が生じていた。ま
た、加熱ローラの本体をセラミック、ガラス等の断熱係
数の高い材料で形成して、その表面に発熱体パターンを
設けることにより、本体材料の熱伝導率が低いことを利
用して、加熱する際の立ち上げ時間の短縮を図るように
した技術も公知である(特開昭61ー262774号、
特開昭62ー3272号、特開昭62ー24288号、
特開平6ー110348号等の各公報を参照)。
【0004】しかし、このような加熱ローラを画像形成
装置の熱定着装置に使用すると、ローラの軸方向端部か
らの放熱により端部の温度が中央部に比較して低くな
り、特に、加熱ローラ本体がセラミック、ガラス等の断
熱係数の高い材料で形成されている場合には、軸方向へ
の熱伝導率が悪い為に、端部における定着不良発生の原
因となると言う不具合が生じていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の加熱ロ
ーラ及びそれを使用する画像形成装置装置においては、
一つの抵抗発熱層を構成する抵抗発熱体のピッチ間に、
別の抵抗発熱層の抵抗発熱体を位置させたり、断熱係数
の高い材料で発熱体パターンを設けることにより熱伝導
率が低いことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮した
り、定着加熱ローラと加圧ローラの圧接部及びその上流
側近傍の発熱抵抗体のみに電圧を印加して発熱させて加
熱範囲を狭くすることにより使用する電力を節約してい
るが、他の抵抗発熱体との干渉による温度むらの発生、
端部での温度の低下、軸方向への熱伝導率の悪化が発生
するので、これを画像形成装置の定着加熱ローラとして
使用すると定着むらや端部の定着不良による画像不良が
発生すると言う問題があった。
【0006】
【発明の目的】そこで本発明は、このような問題点を解
決しようとするものである。即ち、加熱ローラの表面付
近に埋設された抵抗発熱体に電圧を印加して発熱させて
も他の抵抗発熱体と干渉したり、加熱範囲を狭くするこ
ともなく、またローラ本体の熱伝導率が低いことを利用
して加熱の立ち上げ時間を短縮させるように構成して
も、端部での温度降下を防止することができ、全体を一
様に加熱することができる。その結果、定着むらや端部
の定着不良の発生を防止して、高品質の熱定着が行われ
るコンパクトな画像形成装置を提供することを目的にし
ている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、電圧を印加することにより発熱
する抵抗発熱体を備えた加熱ローラにおいて、回転自在
に支持されたローラ本体と、上記ローラ本体の表面を絶
縁材料で被覆した絶縁層と、該絶縁層上にパターン形成
された複数の独立した抵抗発熱体からなる抵抗発熱体層
と、該抵抗発熱体層の外面を覆う絶縁体の表面を覆う耐
熱離型層と、各抵抗発熱体の軸方向端部から軸方向外側
に導出されると共にローラ表面に露出された給電用の電
極と、を備え、上記各電極の周方向幅は、該各電極が接
続する各抵抗発熱体の周方向幅よりも狭いことを特徴と
する。請求項2記載の発明は、上記抵抗発熱体層が、複
数の層から成り、各層の径方向位置を異ならせて積層し
たことを特徴とする。請求項3記載の発明は、上記抵抗
発熱体層が、外径側抵抗発熱体層と内径側抵抗発熱体層
とから成り、各抵抗発熱体層を構成する各発熱抵抗体
は、個別に分離して温度制御ができる構成としたことを
特徴とする。請求項4記載の発明は、上記ローラ本体
が、低熱伝導性体であることを特徴とする。請求項5記
載の発明は、未定着トナーを転写材に加熱定着して画像
を形成する画像形成装置において、転写材を挟持して加
圧しながら加熱する一対のローラのうちの少なくとも一
方の定着加熱ローラが、請求項1、2、3、又は4記載
の加熱ローラであることを特徴とする。請求項6記載の
発明は、上記定着加熱ローラが全周に渡って有する抵抗
発熱体のうち、上記一対のローラの圧接位置及び回転方
向上流側近傍に夫々配置された抵抗発熱体だけを選択的
に発熱させることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記のように構成された加熱ローラ及びそれを
使用する画像形成装置は、請求項1においては、ローラ
本体の軸方向端部の表面上に露出形成されて抵抗発熱体
に給電する電極の幅を抵抗発熱体の幅より狭くしたの
で、抵抗発熱体に電圧を印加して発熱させても他の抵抗
発熱体と干渉することなく全体を一様に加熱する加熱ロ
ーラを提供できる。請求項2においては、ローラ本体の
端部の表面上に積層された複数層の抵抗発熱体に給電す
る電極の幅を抵抗発熱体の幅より狭くしたので、狭いピ
ッチ間隔の抵抗発熱体に電圧を印加して発熱させても他
の抵抗発熱体と干渉することなく全体を一様に加熱する
加熱ローラを提供できる。
【0009】請求項3においては、外径側抵抗発熱体と
内径側抵抗発熱体を分離して温度制御するので、抵抗発
熱体に電圧を印加して発熱させても他の抵抗発熱体と干
渉することなく加熱範囲を狭くしたり熱伝導率が低いこ
とを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮しても端部での
温度降下を防止して全体を一様に加熱することができ
る。請求項4においては、低熱伝導性体からなるローラ
本体の端部の表面上に形成されて外径側抵抗発熱体と内
径側抵抗発熱体に分離して温度制御ができる抵抗発熱体
に給電する電極の幅を抵抗発熱体の幅より狭くしたの
で、抵抗発熱体に電圧を印加して発熱させても他の抵抗
発熱体と干渉することがなく、熱伝導率が低いことを利
用して加熱の立ち上げ時間を短縮しても端部での温度降
下を防止して全体を一様に加熱することができる。
【0010】請求項5においては、未定着トナーを転写
材に加熱定着して画像を形成する画像形成装置において
転写材を挟持して加熱し加圧する一対のローラの少なく
とも一方の発熱する定着加熱ローラに上記加熱ローラを
使用するようにしたので、定着むらやその他の定着不良
の発生を防止して高品質の熱定着を行い得るコンパクト
な画像形成装置を提供することができる。請求項6にお
いては、未定着トナーを転写材に加熱定着して画像を形
成する画像形成装置の転写材を挟持して加圧しながら加
熱する一対のローラの少なくとも一方の定着加熱ローラ
に積層して形成された複数の抵抗発熱体を選択的に発熱
する加熱ローラを使用するようにしたため、加熱範囲を
狭くして使用電力を節約することができ、また熱伝導率
が低いことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮して
も、定着加熱ローラの端部での温度降下を防止できるか
ら、定着むらや端部の定着不良の発生を防止して高品質
の熱定着を行うことができる。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は本発明の一実施例の加熱ローラの外
観斜視図、図2はその縦断面図である。なお、図1は、
表層の絶縁体3、離型層5を除去して内部構造を理解し
易い様に作図されている。軸方向両端部を図示しない軸
受により回転自在に支持される加熱ローラ本体1(中空
の円筒状芯金)は、Al、Ni、或はFe等を主材料と
しており、上記ローラ本体1の表面1aは絶縁材料から
成る絶縁層2により被覆されている。上記絶縁層2の外
周面上には、抵抗発熱体4としての内径側抵抗発熱体4
c1の層がパターン形成され、内径側抵抗発熱体4c1
の層の上には絶縁体3を介して更に外径側抵抗発熱体4
b1がパターン形成され、更に外径側抵抗発熱体4b1
の層上には絶縁体3が被覆されている。各絶縁体3は、
各抵抗発熱体4c1,4b1同志を電気的に隔絶すると
共に、各抵抗発熱層間も絶縁している。上記内径側抵抗
発熱体4c1のピッチ間に相当する位置に、各外径側抵
抗発熱体4b1が配置されるように構成されている。各
外径側抵抗発熱体4b1の表面4a上を覆う最外部の絶
縁体3の表面は、フッ素樹脂等からなる耐熱離型層5に
よって覆われている。尚、芯金としてのローラ本体1は
中空の円筒形状に限定されるものでなく、密実な円柱形
状であっても差支えない。
【0012】この実施例では、絶縁層の軸方向両端部は
所定長さに渡って露出している。外径側抵抗発熱体4b
1の軸方向両端部からは外径側抵抗発熱体電極6aが、
内径側抵抗発熱体4c1の軸方向両端部からは内径側抵
抗発熱体電極6bが夫々軸方向に導出されており、各抵
抗発熱体電極6a,6bは、ローラ本体1の表面1a上
の絶縁層2上に露出(固定)した状態となっている。つ
まり、内径側抵抗発熱体電極6bは軸方向にそのまま導
出されることにより、絶縁層2の軸方向端部(露出面)
に露出され、外径側抵抗発熱体電極6aは一旦内径方向
へ方向変換することにより絶縁層2上に露出された状態
となる。また、各電極6a,6bは周方向位置関係が交
互になるように配置されている。
【0013】ローラ本体1の軸方向両端部に対応する位
置に設けられた給電ブラシ9が、交互に配置された外径
側抵抗発熱体電極6aと内径側抵抗発熱体電極6bに夫
々摺接し、接触した時にだけ各抵抗発熱体4b1,4c
1に夫々給電するように構成されている。外径側抵抗発
熱体電極6aと内径側抵抗発熱体電極6bに電圧を印加
することにより、電圧の印加を受けた外径側抵抗発熱体
4b1と内径側抵抗発熱体4c1は同時に発熱する。
【0014】外径側抵抗発熱体4b1と、内径側抵抗発
熱体4c1は、いずれも同じ形状のパターンで構成され
ている。但し、上述の様に両抵抗発熱体の周方向位置関
係は互いにずれるように設定されている。即ち、外径側
抵抗発熱体4b1は内径側抵抗発熱体4cのピッチ間に
位置するように配置されて、外径側抵抗発熱体4b1の
層と内径側抵抗発熱体4c1の層の間には絶縁体3で隔
離されで絶縁されて、お互いに電気的には独立してい
る。外径側抵抗発熱体4b1と内径側抵抗発熱体4c1
の発熱部の幅4fよりも、上記電極6の外径側抵抗発熱
体6aと内径側抵抗発熱体6bの幅6cが狭くなってお
り、周方向位置が互い違いになっているため、お互いに
電気的に独立して個々に制御が可能になっている。
【0015】次に、積層された抵抗発熱体4の外径側抵
抗発熱体4b1のパターンと内径側抵抗発熱体4c1の
パターンが夫々異なる場合の他の実施例を説明する。即
ち、図3は本発明の他の実施例の積層状態を示す断面
図、図4は外径側抵抗発熱体の構成例を示す図、図5は
内径側抵抗発熱体の構成例を示す図である。回転自在な
ローラ本体(中空の芯金)1は、Al、Ni、或はFe
等を主材料としており、ローラ本体1の表面1aの軸方
向両端部を除いた部分には絶縁材料からなる絶縁層2が
被覆され、絶縁層2の外周面上には、複数の内径側抵抗
発熱体4c2の層、絶縁体3の層、外径側抵抗発熱体4
b2の層、絶縁体3の層が順次積層されている。各抵抗
発熱体4c2同志,4b2同志は勿論、各抵抗発熱体層
間も絶縁体3により隔離されている。
【0016】外径側抵抗発熱体4b2を覆う絶縁体3上
は、フッ素樹脂等からなる耐熱離型層5によって覆われ
ている。ローラ本体1の材料としては、各抵抗発熱体を
加熱する時の立上り時間を早くするためにガラス、ほう
ろう、セラミック等の熱伝導性の低い材料を使用しても
よい。外径側抵抗発熱体4b2と、内径側抵抗発熱体4
c2の周方向位置関係は、図示の様にずれており、両発
熱体が周方向にオーバーラップしないように構成しても
よいし、オーバーラップするように構成してもよい。
【0017】図4において、外径側抵抗発熱体4b2か
ら成る抵抗発熱層は、周方向に所定の間隔で配置された
複数の外径側抵抗発熱体4b2から構成され、各外径側
抵抗発熱体4b2は、ローラ本体1の軸方向両端部で露
出する表面1a上に形成した各外径側抵抗発熱体電極6
aと接続されている。外径側抵抗発熱体4b2の発熱部
の幅4fより、外径側抵抗発熱体電極6aの上記幅6c
が狭くなっていて、お互いに電気的に独立して個々に制
御が可能になっている。
【0018】図5において、短尺の内径側抵抗発熱体4
c2から成る抵抗発熱体層は、周方向に所定の間隔をお
いて平行に配置された複数の内径側抵抗発熱体4c2か
ら構成され、各内径側抵抗発熱体4c2は、ローラ本体
1の軸方向両端部に露出した表面1a上に形成された電
極6bと夫々接続されている。また軸方向両端部に互い
に対向した関係で位置する各抵抗発熱体4c2は、細い
導電体4gにより接続されている。その為に、両端近傍
で露出した内径側抵抗発熱体電極6bから電圧が印加さ
れて電流が流された時には、ローラ本体1の表面1a上
の両端に分割されて配置された、各内径側抵抗発熱体4
c2のみが発熱する。
【0019】抵抗発熱体4の内径側抵抗発熱体4c2の
発熱部の上記幅4fよりも、電極6の内径側抵抗発熱体
電極6bの幅6cが狭くなっていいるため、お互いに電
気的に独立して個々に制御が可能になっている。この実
施例でも、外径側抵抗発熱体4b2と、内径側抵抗発熱
体4c2の周方向位置関係は、図3に示す様にずれてお
り、図示の様に両発熱体が周方向にオーバーラップしな
いように構成してもよいし、オーバーラップするように
構成してもよい。
【0020】図6は本発明の他の実施例の構成を示す斜
視図であり、この実施例では、絶縁層2が軸方向両端部
で露出しており、この絶縁層2の露出面上で各抵抗体電
極6a,6bが軸方向位置を異ならせた状態で露出する
ようにした構成が上記実施例と異なっている。なお、上
記実施例と同様に表面1aを軸方向両端部で露出せし
め、この露出した表面1a上に各抵抗体電極6a,6b
を軸方向位置を異ならせた状態で露出させてもよい。
【0021】図6において、内径側に位置する内径側抵
抗発熱体4c2の層は、例えば図5に示した如き構成を
有した複数の内径側抵抗発熱体4c2から構成され、絶
縁層2或はローラ本体1の表面1aの軸方向両端部に配
置されている。電導体4gでお互いに結合されている各
内径側抵抗発熱体4c2と、複数の外径側抵抗発熱体4
b2のパターンは、相互の間にそれぞれが配置されるよ
うに周方向位置をずらしてある。
【0022】外径側抵抗発熱体4b2と内径側抵抗発熱
体4c2の発熱部の幅4fより、外径側抵抗発熱体電極
6aと内径側抵抗発熱体電極6bの幅6cが狭くなって
いる。その為に、抵抗発熱体4の各層は外径側抵抗発熱
体4b2と内径側抵抗発熱体4c2のパターンが重なっ
ても、お互いの層は電気的に独立して発熱させて個々に
制御が可能になっているから、相互間のピッチを狭くす
ることができる。外径側抵抗発熱体4b2の表面4a上
は、フッ素樹脂等からなる表面に露出する耐熱離型層5
によって覆われている。
【0023】ローラ本体1の表面1a上の両端近傍で露
出した外径側抵抗発熱体電極6aと内径側抵抗発熱体電
極6bに対応して、上記給電ブラシ9の給電ブラシ9
a、給電ブラシ9b、給電ブラシ9cが配置されてい
る。ローラ本体1の表面1a上の円周方向に形成された
複数の外径側抵抗発熱体4b2と内径側抵抗発熱体4c
2の任意の領域が、選択的に発熱するように上記給電ブ
ラシ9の上記給電ブラシ9a、上記給電ブラシ9b、上
記給電ブラシ9cが摺接するようになっている。この状
態で、例えば、転写紙等の転写材7を通紙する場合に
は、小サイズの転写材7を連続通紙させると、ローラ本
体1の表面1a上の両端部(転写紙が接しない部分)の
温度が上昇する。
【0024】このローラ本体1の軸方向中央部と端部に
は夫々サーミスター12(12a,12b)を配置し、
端部のサーミスター12bによりこの上昇した温度を計
測して、ローラ本体1の両端に配置された内径側抵抗発
熱体4c2(図5参照)に対する印加電圧を調整して、
両端部の温度の上昇を防止するようになっている。又、
加熱の立ち上げ時には、放熱に起因して、ローラ本体1
の表面1a上の両端部は、中央部に較べて、温度が低く
なっている。
【0025】この時には、ローラ本体1の端部に設けら
れたサーミスター12bにより、この温度を計測して、
ローラ本体1の両端に配置された内径側抵抗発熱体4c
2に対する印加電圧を調整して両端部の温度を上昇させ
て加熱の立ち上げ時間を短縮しつつ、両端部での温度降
下を防止して全体を一様に加熱することができる。この
ような加熱ローラを使用すれば、定着むらや両端部の定
着不良の発生を防止して、高品質の熱定着が行われる画
像形成装置を提供することが可能である。
【0026】図7は本発明の加熱ローラにおける給電方
法を示す図であり、未定着トナー像11が転写されたA
方向に搬送される転写材7は、一対のローラ8(加熱ロ
ーラ8a、加圧ローラ8b)によって加圧されながら加
熱定着されて画像の形成がおこなわれる。加熱ローラ8
aの表面に形成された複数層の抵抗発熱体4(4b2,
4c2)は、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bとの圧接
位置に位置する抵抗発熱体4d及び回転方向上流側近傍
に位置する抵抗発熱体4e(矢印Bの領域=例えば、加
熱ローラ8aの円周方向約1/4程度の領域)が選択的
に発熱する様に、図示しない各電極部6の外径側抵抗発
熱体電極6aと内径側抵抗発熱体電極6bに対応して、
給電ブラシ9の給電ブラシ9a、給電ブラシ9b、給電
ブラシ9cが摺接するようになっている。つまり、この
ような部分的な発熱を実現し得る様に各給電ブラシの周
方向長を予め設定しておく。
【0027】次に、このような加熱ローラを使用する画
像形成装置を、図8の実施例に基づいて更に詳しく説明
する。図8において、原稿台20に載置された原稿21
の原稿画像は、露光部22により、画像読取部23に結
像される。画像読取部23によって、投影された原稿画
像の光の強弱は、電気信号に変換されて、デジタル信号
として出力される。このデジタル信号は、画像処理部2
4によって画像処理を施されて、書き込み部25によ
り、感光体ドラム26上に静電潜像を形成する。この静
電潜像は、現像部27によって図示しない現像剤のトナ
ーを付着されることにより図示しないトナー像の可視像
が形成される。
【0028】他方、給紙トレイ28から給紙搬送された
転写紙としての転写材7は、レジストローラ29でスキ
ューの補正を行受け、感光体ドラム26上に形成された
図示しないトナー像の先端位置のタイミングに合わせ
て、転写・分離器30に搬送されて、図示しない未定着
トナー像11の転写がおこなわれる。
【0029】未定着トナー像11を載置した上記転写材
7は、定着装置31に搬送され、一対のローラ8(加熱
ローラ8aと加圧ローラ8b)により、転写材7の表面
が加圧されながら未定着トナー像11が融着されて画像
形成が行われてから排紙ローラ32に搬送されて、上記
排紙ローラ32によって機外に設けたトレイ等の上に排
紙されて収容されるようになっている。
【0030】次に、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bか
ら構成される定着装置31について詳しく説明する。図
9において、未定着トナー像11が載置されて、図示の
矢印A方向に搬送される転写材7は、上記一対のローラ
8の塗布フエルト10で離型剤が塗布される加熱ローラ
8aと加圧ローラ8bによって加圧されながら加熱定着
されて画像の形成が行われてから、上記排紙ローラ32
の位置に搬送され、上記排紙ローラ32から排紙されて
収容されるようになっている。加圧ローラ8bは、加圧
カム31aによって加熱ローラ8aに圧接されている。
加熱ローラ8aの軸方向中央部に配置された中央部サー
ミスター12aは、加熱ローラ8aに軽圧で接触して、
加熱ローラ8aの中央部温度を計測している。又、加熱
ローラ8aの端部に配置された端部サーミスター12b
も、加熱ローラ8aに軽圧で接触していて、加熱ローラ
8aの端部温度を計測している。
【0031】加熱ローラ8aに積層されて形成された複
数の抵抗発熱体4は、図1乃至図6の各実施例に示した
ように、外径側抵抗発熱体4bと内径側抵抗発熱体4c
の発熱部の上記幅4fより、電極6の外径側抵抗発熱体
電極6aと内径側抵抗発熱体電極6bの上記幅6cが狭
くなっている。その為に、抵抗発熱体4の各層は図示し
ない外径側抵抗発熱体4bと図示しない内径側抵抗発熱
体4cのパターン相互間のピッチを狭くして一部がオー
バーラップしたとしても、お互いの層は干渉すること無
く、電気的にも独立して発熱させて個々に制御が可能に
なっている。
【0032】従って、積層された複数の抵抗発熱体は、
お互いに干渉すること無く、電気的にも独立して発熱さ
せて個々に制御が可能であるから、定着むらや干渉等の
他の定着不良の発生を防止して高品質の熱定着が行われ
るコンパクトな画像形成装置を提供することができる。
【0033】加熱ローラ8aに形成された複数の抵抗発
熱体4に関しては、加熱ローラ8aと加圧ローラ8bと
の圧接位置及び回転方向上流側近傍に配置された、圧接
位置の抵抗発熱体4d及び回転方向上流側近傍位置の抵
抗発熱体4e(図示の矢印Bの領域=加熱ローラ8aの
円周方向約1/4程度の領域)が選択的に発熱する様
に、上記各電極部6の図示しない外径側抵抗発熱体電極
6aと図示しない内径側抵抗発熱体電極6bに対応し
て、給電ブラシ9の給電ブラシ9a、給電ブラシ9b、
給電ブラシ9cが摺接するようになっている。
【0034】中央部サーミスター12aと端部サーミス
ター12bにより、軸方向中央部と端部の下降又は上昇
した温度を計測して、加熱ローラ8aの両端部に配置さ
れた内径側抵抗発熱体4c2、又は、内径側抵抗発熱体
4c1、又は、外径側抵抗発熱体4b1、又は、外径側
抵抗発熱体4b2に対する印加電圧を調整して、中央
部、又は、両端部の温度を独立して制御するようになっ
ている。
【0035】又、加熱ローラ8aの加熱の立ち上げ時に
は、加熱ローラ8aの両端部は、放熱により軸方向中央
部に較べて、温度が低くなっている。この時にも、加熱
ローラ8aの端部に設けられた上記サーミスター12の
端部サーミスター12bにより、この温度を計測して、
加熱ローラ8aの両端に配置された内径側抵抗発熱体4
c2に対する印加電圧を調整して、両端部の温度を上昇
させるようになっているから、加熱ローラ8aの加熱の
立ち上げ時間を短縮しても、両端部での温度降下を防止
して全体を一様に加熱される。
【0036】従って、加熱範囲を狭くしたり、熱伝導率
が低いことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮したと
しても、加熱ローラ8aの軸方向端部での温度降下を防
止できるから、定着むらや端部の定着不良の発生を防止
して高品質の熱定着が行われる画像形成装置を提供する
ことができる。なお、上記実施例の抵抗発熱体は主とし
て2層構造のものを示したが、これは一例に過ぎず、一
層でもよいし、3層以上であってもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、ローラ本体の端部の表面上に形成されて抵抗発熱
体に給電する電極の幅をローラ本体の表面の円周方向の
抵抗発熱体の幅より狭くしたので、抵抗発熱体に電圧を
印加して発熱させても他の抵抗発熱体と干渉することな
く全体を一様に加熱することができる。請求項2の発明
によれば、ローラ本体の端部の表面上に積層された抵抗
発熱体に給電する電極の幅を、該電極が接続されている
抵抗発熱体の幅より狭くしたので、狭いピッチ間隔の抵
抗発熱体に電圧を印加して発熱させても隣接する他の抵
抗発熱体と干渉することなく全体を一様に加熱すること
ができる。
【0038】請求項3の発明によれば、ローラ本体の端
部の表面上に形成されて外径側抵抗発熱体と内径側抵抗
発熱体に分離して温度制御ができる抵抗発熱体に給電す
る電極の幅を抵抗発熱体の幅より狭くしたので、抵抗発
熱体に電圧を印加して発熱させても隣接する他の抵抗発
熱体と干渉することなく加熱範囲を狭くしたり熱伝導率
が低いことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮しても
端部での温度降下を防止して全体を一様に加熱する加熱
ローラを提供できるようになった。
【0039】請求項4の発明によれば、低熱伝導性体か
らなるローラ本体の端部の表面上に形成されて外径側抵
抗発熱体と内径側抵抗発熱体に分離して温度制御ができ
る抵抗発熱体に給電する電極の幅を、抵抗発熱体の幅よ
り狭くしたので、抵抗発熱体に電圧を印加して発熱させ
ても他の抵抗発熱体と干渉することなく熱伝導率が低い
ことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮しても端部で
の温度降下を防止して全体を一様に加熱することができ
る。
【0040】請求項5の発明によれば、未定着トナーを
転写材に加熱定着して画像を形成する画像形成装置の転
写材を挟持して加圧しながら加熱する一対のローラの少
なくとも一方の発熱する加熱ローラに加熱ローラを使用
するようにしたので、定着むらやその他の定着不良の発
生を防止して高品質の熱定着が行われるコンパクトな画
像形成装置を提供することができるようになった。
【0041】請求項6の発明によれば、未定着トナーを
転写材に加熱定着して画像を形成する画像形成装置の転
写材を挟持して加熱し加圧する一対のローラの少なくと
も一方の加熱ローラに積層して形成された複数の抵抗発
熱体を選択的に発熱する加熱ローラを使用するようにし
たので、加熱範囲を狭くして使用電力を節約しても、熱
伝導率が低いことを利用して加熱の立ち上げ時間を短縮
しても、加熱ローラの端部での温度降下を防止できるか
ら、定着むらや端部の定着不良の発生を防止して高品質
の熱定着が行われる画像形成装置を提供することができ
るようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す加熱ローラを説明する斜
視図。
【図2】本発明の実施例を示す加熱ローラを説明する断
面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す加熱ローラを説明す
る断面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す加熱ローラの要部を
説明する説明図。
【図5】本発明の他の実施例を示す加熱ローラの他の要
部を説明する説明図。
【図6】本発明の他の実施例を示す加熱ローラを説明す
る斜視図。
【図7】本発明の他の実施例を示す加熱ローラ及びそれ
を使用する画像形成装置の要部の概略を説明する説明
図。
【図8】本発明の他の実施例を示す加熱ローラ及びそれ
を使用する画像形成装置の概略を説明する説明図。
【図9】本発明の他の実施例を示す加熱ローラ及びそれ
を使用する画像形成装置の要部を説明する説明図。
【符号の説明】
1・・・ローラ本体、1a・・・表面、2・・・絶縁
層、3・・・絶縁体、4・・・抵抗発熱体、4a・・・
表面、4b1〜2・・・外径側抵抗発熱体、4c1〜2
・・・内径側抵抗発熱体、4d・・・圧接位置部抵抗発
熱体、4e・・・回転方向上流側近傍部抵抗発熱体、4
f・・・発熱部の幅、4g・・・電導体、5・・・耐熱
離型層、6・・・電極、6a・・・外径側抵抗発熱体電
極、6b・・・内径側抵抗発熱体電極、6c・・・幅、
7・・・転写材、8・・・一対のローラ、8a・・・加
熱ローラ、8b・・・加圧ローラ、9・・・給電ブラ
シ、9a〜c・・・給電ブラシ、10・・・塗布フエル
ト、11・・・未定着トナー像、12・・・サーミス
タ、12a・・・中央部サーミスタ、12b・・・端部
サーミスタ、20・・・原稿台、21・・・原稿、22
・・・露光部、23・・・画像読み取部、24・・・画
像処理部、25・・・書き込み部、26・・・感光体ド
ラム、27・・・現像部、28・・・給紙トレイ、29
・・・レジスト、30・・・転写・分離器、31・・・
定着装置、31a・・・加圧カム、32・・・排紙ロー
ラ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電圧を印加することにより発熱する抵抗
    発熱体を備えた加熱ローラにおいて、回転自在に支持さ
    れたローラ本体と、上記ローラ本体の表面を絶縁材料で
    被覆した絶縁層と、該絶縁層上にパターン形成された複
    数の独立した抵抗発熱体からなる抵抗発熱体層と、該抵
    抗発熱体層の外面を覆う絶縁体の表面を覆う耐熱離型層
    と、各抵抗発熱体の軸方向端部から軸方向外側に導出さ
    れると共にローラ表面に露出された給電用の電極と、を
    備え、 上記各電極の周方向幅は、該各電極が接続する各抵抗発
    熱体の周方向幅よりも狭いことを特徴とする加熱ロー
    ラ。
  2. 【請求項2】 上記抵抗発熱体層が、複数の層から成
    り、各層の径方向位置を異ならせて積層したことを特徴
    とする請求項1記載の加熱ローラ。
  3. 【請求項3】 上記抵抗発熱体層が、外径側抵抗発熱体
    層と内径側抵抗発熱体層とから成り、各抵抗発熱体層を
    構成する各発熱抵抗体は、個別に分離して温度制御がで
    きる構成としたことを特徴とする請求項1又は2記載の
    加熱ローラ。
  4. 【請求項4】 上記ローラ本体が、低熱伝導性体である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の加熱ロー
    ラ。
  5. 【請求項5】 未定着トナーを転写材に加熱定着して画
    像を形成する画像形成装置において、転写材を挟持して
    加圧しながら加熱する一対のローラのうちの少なくとも
    一方の定着加熱ローラが、請求項1、2、3、又は4記
    載の加熱ローラであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 上記定着加熱ローラが全周に渡って有す
    る抵抗発熱体のうち、上記一対のローラの圧接位置及び
    回転方向上流側近傍に夫々配置された抵抗発熱体だけを
    選択的に発熱させることを特徴とする請求項5記載の画
    像形成装置。
JP9304495A 1995-03-27 1995-03-27 加熱ローラ及びそれを使用する画像形成装置 Pending JPH08262912A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6272308B1 (en) * 1999-05-26 2001-08-07 Sharp Kabushiki Kaisha Roller-shaped heater and fusing unit using a roller-shaped heater
JP2015179147A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置、定着装置及び乾燥装置

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US6272308B1 (en) * 1999-05-26 2001-08-07 Sharp Kabushiki Kaisha Roller-shaped heater and fusing unit using a roller-shaped heater
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