JPH08264331A - 部分放電パルスデータの検出方法 - Google Patents
部分放電パルスデータの検出方法Info
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- JPH08264331A JPH08264331A JP7060763A JP6076395A JPH08264331A JP H08264331 A JPH08264331 A JP H08264331A JP 7060763 A JP7060763 A JP 7060763A JP 6076395 A JP6076395 A JP 6076395A JP H08264331 A JPH08264331 A JP H08264331A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部分放電パルスと基本ノイズを合理的に分離
でき、絶縁劣化の初期で部分放電パルスが小さいときに
検出できる部分放電パルス検出方法を提供する 【構成】 印加高電圧の周波数の位相の90°当り複数
個に位相分割してそれぞれの位相範囲のデータの絶対値
和を求め、その絶対値和が最小となる位相範囲のデータ
の中で絶対値が最大のものを求め、その最大値を基準に
してスレシュホールド値を決める。
でき、絶縁劣化の初期で部分放電パルスが小さいときに
検出できる部分放電パルス検出方法を提供する 【構成】 印加高電圧の周波数の位相の90°当り複数
個に位相分割してそれぞれの位相範囲のデータの絶対値
和を求め、その絶対値和が最小となる位相範囲のデータ
の中で絶対値が最大のものを求め、その最大値を基準に
してスレシュホールド値を決める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気機器の絶縁診断用
に設けた部分放電を検出するセンサの出力信号から基本
ノイズを分離して部分放電パルスデータを検出する方法
に関する。
に設けた部分放電を検出するセンサの出力信号から基本
ノイズを分離して部分放電パルスデータを検出する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器等の高電圧の電気機器は、使用さ
れている絶縁材料の絶縁劣化によって機器の寿命が決ま
る。したがって、電気機器の突然の故障を防いで安心し
て使用するためには、その絶縁材料に発生する部分放電
等の絶縁劣化の初期的な段階を検出する必要がある。
れている絶縁材料の絶縁劣化によって機器の寿命が決ま
る。したがって、電気機器の突然の故障を防いで安心し
て使用するためには、その絶縁材料に発生する部分放電
等の絶縁劣化の初期的な段階を検出する必要がある。
【0003】最近の電子機器の発達により接地線の部分
放電検出のための超高速のアナログ/デジタル変換装置
が提案されている(特開平4−151575号公報)。
これは部分放電の高周波特性の信号を超高速アナログ/
デジタル変換(以降A/D変換と略する)してデータを
取込み、高速フーリエ変換等デジタル波形解析等のデー
タ処理をして単位時間あたりの部分放電のエネルギー量
と発生回数を得ることにより絶縁状態の判定をするもの
である。
放電検出のための超高速のアナログ/デジタル変換装置
が提案されている(特開平4−151575号公報)。
これは部分放電の高周波特性の信号を超高速アナログ/
デジタル変換(以降A/D変換と略する)してデータを
取込み、高速フーリエ変換等デジタル波形解析等のデー
タ処理をして単位時間あたりの部分放電のエネルギー量
と発生回数を得ることにより絶縁状態の判定をするもの
である。
【0004】また一般に考えられる方法として、接地線
に設けた高周波CT等の部分放電検出センサからの出力
信号をA/D変換したデータを図6に示すように時系列
に並べて、電気機器に印加した高電圧25の1周期に相
当する範囲(位相−30°〜360°)のデータについ
て、A/D変換器の基準となる信号0レベルを基準とす
る信号の部分放電パルスと基本ノイズを分離することに
よっても最大部分放電電荷量、部分放電パルス数、それ
らの積の和より部分放電のエネルギー量を得ることがで
きる。ここで基本ノイズとはジッタ等のように位相全体
に渡って存在するノイズを言う。
に設けた高周波CT等の部分放電検出センサからの出力
信号をA/D変換したデータを図6に示すように時系列
に並べて、電気機器に印加した高電圧25の1周期に相
当する範囲(位相−30°〜360°)のデータについ
て、A/D変換器の基準となる信号0レベルを基準とす
る信号の部分放電パルスと基本ノイズを分離することに
よっても最大部分放電電荷量、部分放電パルス数、それ
らの積の和より部分放電のエネルギー量を得ることがで
きる。ここで基本ノイズとはジッタ等のように位相全体
に渡って存在するノイズを言う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の高速フ
ーリエ変換等デジタル波形解析等のデータ処理をする装
置は複雑で高価であるだけでなく、部分放電パルスと基
本ノイズの周波数が同様であれば分離が難しい。
ーリエ変換等デジタル波形解析等のデータ処理をする装
置は複雑で高価であるだけでなく、部分放電パルスと基
本ノイズの周波数が同様であれば分離が難しい。
【0006】また図6の部分放電パルスと基本ノイズを
分離するのに固定のスレシュホールド値を使用すると、
スレシュホールドA値のように部分放電パルスが存在す
るのに検出できなかったり、スレシュホールドC値のよ
うに部分放電パルスと多くの基本ノイズを検出する。こ
のためパルスと基本ノイズを分離するのに適当なスレシ
ュホールドB値を見つけることは難しい。特に絶縁劣化
の早期発見の観点からできるだけ部分放電パルスの小さ
い時に見つける必要があるが、基本ノイズとの差が小さ
いので、固定のスレシュホールド値を使用する方法では
難しい。
分離するのに固定のスレシュホールド値を使用すると、
スレシュホールドA値のように部分放電パルスが存在す
るのに検出できなかったり、スレシュホールドC値のよ
うに部分放電パルスと多くの基本ノイズを検出する。こ
のためパルスと基本ノイズを分離するのに適当なスレシ
ュホールドB値を見つけることは難しい。特に絶縁劣化
の早期発見の観点からできるだけ部分放電パルスの小さ
い時に見つける必要があるが、基本ノイズとの差が小さ
いので、固定のスレシュホールド値を使用する方法では
難しい。
【0007】本発明は、前記従来の欠点を除去するもの
で、変圧器等の電気機器に適用でき、部分放電パルスと
ノイズを簡単な方法で効率よく分離でき、最大部分放電
電荷量、部分放電パルス数、それらの積の和より部分放
電のエネルギー量を精度よく得ることができ、また絶縁
劣化の初期で部分放電パルスが小さいときに検出できる
部分放電パルスデータの検出方法を提供することを目的
とする。
で、変圧器等の電気機器に適用でき、部分放電パルスと
ノイズを簡単な方法で効率よく分離でき、最大部分放電
電荷量、部分放電パルス数、それらの積の和より部分放
電のエネルギー量を精度よく得ることができ、また絶縁
劣化の初期で部分放電パルスが小さいときに検出できる
部分放電パルスデータの検出方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の部分放電パルスデータの検出方法は、電
気機器の絶縁診断用に設けた部分放電を検出するセンサ
からの出力信号を一定時間ごとにA/D変換器で順次変
換してデータとして記憶し、前記電気機器の印加高電圧
の周波数の位相の90°当り複数個に位相分割してそれ
ぞれの位相範囲のデータの絶対値和を求め、その絶対値
和が最小となる位相範囲のデータの中で絶対値が最大の
ものを求め、その最大値を基準にして部分放電パルスと
基本ノイズを区別するスレシュホールド値を決めること
を特徴とするものである。
めに、本発明の部分放電パルスデータの検出方法は、電
気機器の絶縁診断用に設けた部分放電を検出するセンサ
からの出力信号を一定時間ごとにA/D変換器で順次変
換してデータとして記憶し、前記電気機器の印加高電圧
の周波数の位相の90°当り複数個に位相分割してそれ
ぞれの位相範囲のデータの絶対値和を求め、その絶対値
和が最小となる位相範囲のデータの中で絶対値が最大の
ものを求め、その最大値を基準にして部分放電パルスと
基本ノイズを区別するスレシュホールド値を決めること
を特徴とするものである。
【0009】また、本発明の部分放電パルスデータの検
出方法は、分割した位相範囲のデータを正と負の別々に
1パルスあたりの平均値を求め、各々平均値の絶対値の
最小となる位相範囲で絶対値が最大のものを基準として
正と負のスレシュホールド値とすることを特徴とするも
のである。
出方法は、分割した位相範囲のデータを正と負の別々に
1パルスあたりの平均値を求め、各々平均値の絶対値の
最小となる位相範囲で絶対値が最大のものを基準として
正と負のスレシュホールド値とすることを特徴とするも
のである。
【0010】さらに、本発明の部分放電パルスデータの
検出方法は、当回測定で得られたスレシュホールドの値
と少なくとも前もしくは後の測定で得られたスレシュホ
ールドの値のいずれか一方を含む値の中で最大値をスレ
シュホールド値とすることを特徴とするものである。
検出方法は、当回測定で得られたスレシュホールドの値
と少なくとも前もしくは後の測定で得られたスレシュホ
ールドの値のいずれか一方を含む値の中で最大値をスレ
シュホールド値とすることを特徴とするものである。
【0011】つぎに、前記したいずれかの検出方法を用
い、本発明の部分放電パルスデータの検出方法を適用す
る単相の電気機器の高電圧電源の位相が負から正に変化
する時の0クロス点を基準とする位相の1周波におい
て、位相120°の範囲の正データと正のデータ範囲よ
り60°ずれた位置から120°の範囲の負データを部
分放電データとすることを特徴とするものである。
い、本発明の部分放電パルスデータの検出方法を適用す
る単相の電気機器の高電圧電源の位相が負から正に変化
する時の0クロス点を基準とする位相の1周波におい
て、位相120°の範囲の正データと正のデータ範囲よ
り60°ずれた位置から120°の範囲の負データを部
分放電データとすることを特徴とするものである。
【0012】また前記したいずれかの検出方法を用い、
本発明の部分放電パルスデータの検出方法を適用する三
相の電気機器の高電圧電源のV相の位相が負から正に変
化する時の0クロス点を基準とする位相の1周波分にお
いて、位相120°の範囲の正データと正のデータ範囲
より60°ずれた位置から120°の範囲の負データの
対をV相の部分放電パルスデータとし、前記V相の正デ
ータに続いた120°の範囲の正データとV相の負デー
タに続いた120°の範囲の負データの対をW相の部分
放電パルスデータとし、前記W相の正データに続いた1
20°の範囲の正データとW相の負データに続いた12
0°の範囲の負データの対をU相の部分放電データとす
ることを特徴とするものである。
本発明の部分放電パルスデータの検出方法を適用する三
相の電気機器の高電圧電源のV相の位相が負から正に変
化する時の0クロス点を基準とする位相の1周波分にお
いて、位相120°の範囲の正データと正のデータ範囲
より60°ずれた位置から120°の範囲の負データの
対をV相の部分放電パルスデータとし、前記V相の正デ
ータに続いた120°の範囲の正データとV相の負デー
タに続いた120°の範囲の負データの対をW相の部分
放電パルスデータとし、前記W相の正データに続いた1
20°の範囲の正データとW相の負データに続いた12
0°の範囲の負データの対をU相の部分放電データとす
ることを特徴とするものである。
【0013】
【作用】上記した手段によれば、モールド変圧器等の電
気機器に発生した部分放電は供給電源周波数である印加
高電圧の特定の位相で発生するので、位相90°当り複
数個に分割すれば、部分放電のない位相範囲が存在し、
一方基本ノイズは電源周波数全体に渡って同様な信号が
存在するのでその範囲の信号中で最大のものを基準とし
てスレシュホールド値を決めれば、合理的に部分放電パ
ルスを検出できる。またスレシュホールド値の正と負を
別々に検出することで、出力信号の中心レベルがその処
理回路の信号0レベルとずれた場合や正と負で基本ノイ
ズレベルが異なる場合に対応できる。さらに基本ノイズ
は変動しやすいので、部分放電パルスを検出する当回と
少なくとも前または後の測定データのスレシュホールド
値の最大値を使用することでスレシュホールド値の最適
値を決めることができる。
気機器に発生した部分放電は供給電源周波数である印加
高電圧の特定の位相で発生するので、位相90°当り複
数個に分割すれば、部分放電のない位相範囲が存在し、
一方基本ノイズは電源周波数全体に渡って同様な信号が
存在するのでその範囲の信号中で最大のものを基準とし
てスレシュホールド値を決めれば、合理的に部分放電パ
ルスを検出できる。またスレシュホールド値の正と負を
別々に検出することで、出力信号の中心レベルがその処
理回路の信号0レベルとずれた場合や正と負で基本ノイ
ズレベルが異なる場合に対応できる。さらに基本ノイズ
は変動しやすいので、部分放電パルスを検出する当回と
少なくとも前または後の測定データのスレシュホールド
値の最大値を使用することでスレシュホールド値の最適
値を決めることができる。
【0014】
【実施例】以下本発明の部分放電パルスデータの検出方
法について、図1〜5を参照しながら説明する。
法について、図1〜5を参照しながら説明する。
【0015】(実施例1)図1は本発明の部分放電パル
スデータの検出方法を実施したデータ処理回路を示すブ
ロック図であり、1はモールド変圧器、2は前記モール
ド変圧器1の接地線に設けた高周波CTや電磁波センサ
等の部分放電を検出するセンサ、3は信号処理装置、4
はフイルタと増幅器よりなるフイルタ回路で、測定レン
ジが切換可能である。5はピークホールド回路(以降P
/H回路と記す)、6はA/D変換器、7はモールド変
圧器1からその供給電源である印加高電圧の負から正に
変化する時の電圧0クロス点を検出する回路、8はタイ
ミング制御回路、9はマイクロコンピュータ、メモリ等
よりなるデータ処理回路、10は部分放電の有無や警報
等を表示する表示器である。そしてフイルタ回路4によ
りセンサ2からの部分放電の信号の周波数を0.1MH
z〜200MHzに制限してノイズを低下させるととも
にレベル調整をする。つぎにデータ処理回路9のマイク
ロコンピュータの制限により、データ取込信号が出され
ると、タイミング制御回路8が電圧0クロス点検出回路
7の検出信号を受けてA/D変換器6を1周波であれば
16.7ms(60Hzの場合のデータ取込時間)動作
可能にし、さらに1周期が1〜10μsのP/H制御ク
ロックの立ち下がりに合わせてP/H回路5およびA/
D変換器6に動作信号を与え、データ処理回路9のメモ
リに順次取込む。なおA/D変換器6は正負の信号が同
時に変換できるもので、変換時間が1μs程度で8ビッ
トの安価で一般的なものが使用できる。P/H回路5の
リセット時間(P/Hレベルが0になるまでの時間)の
信号が問題になるときは、2対のP/H回路5とA/D
変換器6を順次交換使用すればよい。つぎにデータを取
込んだメモリのアドレスよりデータと高電圧の位相との
関係がわかる。さらに部分放電パルス間隔は強制的に高
電圧をかけて多くの部分放電を発生させて測定した実験
例では5.4μsが観察されたが、実用上で部分放電パ
ルスの少ない状態では100μs以上のものが多いの
で、P/H回路5としては検出精度に対応して設計でき
る。そして信号処理回路9にてデータ処理を行う。その
一例を示すと、図2において、信号の部分放電パルスデ
ータPと基本ノイズNを高電圧Eの位相−30°〜33
0°の1周波を30°ごとに位相分割し、それぞれの位
相範囲のデータの絶対値和を求め、その絶対値和が最小
の位相範囲Lを求め、その位相範囲Lの中で最大値Mを
求め、その最大値Mに検出誤差分として補正係数1.1
をかけた値をスレシュホールド値Sとして処理する。出
力信号の中心レベル(アースレベル)はその信号処理回
路9の信号0レベルAと一致するように通常調整してい
る。そのため正と負のデータを極性の異なる同じ絶対値
のシュレシュホールド値Sで処理できる。ここではモー
ルド変圧器1の高電圧から位相の基準を決めたが、必ず
しも位相の基準は必要でなく、すなわち位相を時間に対
応させればよい。
スデータの検出方法を実施したデータ処理回路を示すブ
ロック図であり、1はモールド変圧器、2は前記モール
ド変圧器1の接地線に設けた高周波CTや電磁波センサ
等の部分放電を検出するセンサ、3は信号処理装置、4
はフイルタと増幅器よりなるフイルタ回路で、測定レン
ジが切換可能である。5はピークホールド回路(以降P
/H回路と記す)、6はA/D変換器、7はモールド変
圧器1からその供給電源である印加高電圧の負から正に
変化する時の電圧0クロス点を検出する回路、8はタイ
ミング制御回路、9はマイクロコンピュータ、メモリ等
よりなるデータ処理回路、10は部分放電の有無や警報
等を表示する表示器である。そしてフイルタ回路4によ
りセンサ2からの部分放電の信号の周波数を0.1MH
z〜200MHzに制限してノイズを低下させるととも
にレベル調整をする。つぎにデータ処理回路9のマイク
ロコンピュータの制限により、データ取込信号が出され
ると、タイミング制御回路8が電圧0クロス点検出回路
7の検出信号を受けてA/D変換器6を1周波であれば
16.7ms(60Hzの場合のデータ取込時間)動作
可能にし、さらに1周期が1〜10μsのP/H制御ク
ロックの立ち下がりに合わせてP/H回路5およびA/
D変換器6に動作信号を与え、データ処理回路9のメモ
リに順次取込む。なおA/D変換器6は正負の信号が同
時に変換できるもので、変換時間が1μs程度で8ビッ
トの安価で一般的なものが使用できる。P/H回路5の
リセット時間(P/Hレベルが0になるまでの時間)の
信号が問題になるときは、2対のP/H回路5とA/D
変換器6を順次交換使用すればよい。つぎにデータを取
込んだメモリのアドレスよりデータと高電圧の位相との
関係がわかる。さらに部分放電パルス間隔は強制的に高
電圧をかけて多くの部分放電を発生させて測定した実験
例では5.4μsが観察されたが、実用上で部分放電パ
ルスの少ない状態では100μs以上のものが多いの
で、P/H回路5としては検出精度に対応して設計でき
る。そして信号処理回路9にてデータ処理を行う。その
一例を示すと、図2において、信号の部分放電パルスデ
ータPと基本ノイズNを高電圧Eの位相−30°〜33
0°の1周波を30°ごとに位相分割し、それぞれの位
相範囲のデータの絶対値和を求め、その絶対値和が最小
の位相範囲Lを求め、その位相範囲Lの中で最大値Mを
求め、その最大値Mに検出誤差分として補正係数1.1
をかけた値をスレシュホールド値Sとして処理する。出
力信号の中心レベル(アースレベル)はその信号処理回
路9の信号0レベルAと一致するように通常調整してい
る。そのため正と負のデータを極性の異なる同じ絶対値
のシュレシュホールド値Sで処理できる。ここではモー
ルド変圧器1の高電圧から位相の基準を決めたが、必ず
しも位相の基準は必要でなく、すなわち位相を時間に対
応させればよい。
【0016】本実施例では分割した位相範囲のデータの
絶対値和が小さい順に複数個の位相範囲を求め、それら
の位相範囲のデータの最大値をスレシュホールド値とす
る。これは位相の分割範囲が多くて基本ノイズの最大の
ものが見つけられない場合や検出誤差分を小さくしてそ
の補正係数を1.0にするためである。
絶対値和が小さい順に複数個の位相範囲を求め、それら
の位相範囲のデータの最大値をスレシュホールド値とす
る。これは位相の分割範囲が多くて基本ノイズの最大の
ものが見つけられない場合や検出誤差分を小さくしてそ
の補正係数を1.0にするためである。
【0017】(実施例2)図3に示すように、部分放電
パルスPを検出するのに正のスレシュホールド値S1と
負のスレシュホールド値S2を別々に検出することで、
出力信号の中心レベルS′がデータ処理回路9の信号0
レベルSoとずれた場合や正と負で基本ノイズレベルが
異なる場合に対応できる。
パルスPを検出するのに正のスレシュホールド値S1と
負のスレシュホールド値S2を別々に検出することで、
出力信号の中心レベルS′がデータ処理回路9の信号0
レベルSoとずれた場合や正と負で基本ノイズレベルが
異なる場合に対応できる。
【0018】なお基本ノイズは変動しやすいので、部分
放電パルスを検出する当回と少なくとも前または後の測
定データのスレシュホールド値の最大値を使用すること
で変動しやすいスレシュホールド値の最適値を決めるこ
とができる。
放電パルスを検出する当回と少なくとも前または後の測
定データのスレシュホールド値の最大値を使用すること
で変動しやすいスレシュホールド値の最適値を決めるこ
とができる。
【0019】(実施例3)図4に示すように、単相のモ
ールド変圧器は印加高電圧の負から正への0クロス点を
基準として、正の部分放電は−30°〜90°と負の部
分放電は150°〜270°発生するので前記実施例1
の処理によって得られた部分放電パルスのなかで前記範
囲の部分放電のみ有効とすればさらなる部分放電パルス
のノイズ除去とできる。また図5に示すように、三相モ
ールド変圧器はV相の印加高圧電圧の位相を基準にした
場合、単相の場合と同様にV相の正の部分放電は−30
°〜90°と負の部分放電は150°〜270°、W相
の正の部分放電は90°〜210°と負の部分放電は2
70°〜330°、−30°〜30°、U相の正の部分
放電は210°〜300°と負の部分放電は30°〜3
00°に発生するので、部分放電発生相以外の位相範囲
の部分放電パルスはノイズとすることができる。
ールド変圧器は印加高電圧の負から正への0クロス点を
基準として、正の部分放電は−30°〜90°と負の部
分放電は150°〜270°発生するので前記実施例1
の処理によって得られた部分放電パルスのなかで前記範
囲の部分放電のみ有効とすればさらなる部分放電パルス
のノイズ除去とできる。また図5に示すように、三相モ
ールド変圧器はV相の印加高圧電圧の位相を基準にした
場合、単相の場合と同様にV相の正の部分放電は−30
°〜90°と負の部分放電は150°〜270°、W相
の正の部分放電は90°〜210°と負の部分放電は2
70°〜330°、−30°〜30°、U相の正の部分
放電は210°〜300°と負の部分放電は30°〜3
00°に発生するので、部分放電発生相以外の位相範囲
の部分放電パルスはノイズとすることができる。
【0020】
(1) 以上のように本発明の部分放電パルスデータの
検出方法は次のような優れた効果を奏するものである。
基本ノイズに近い小さなレベルの部分放電パルスを最適
なスレシュホールド値を使用することにより、電源周波
数全体に渡って存在する基本ノイズから合理的に分離で
きる。その結果最大部分放電電荷量,部分放電パルス
数,それらの積の和より部分放電のエネルギー量を精度
よく得ることができる。
検出方法は次のような優れた効果を奏するものである。
基本ノイズに近い小さなレベルの部分放電パルスを最適
なスレシュホールド値を使用することにより、電源周波
数全体に渡って存在する基本ノイズから合理的に分離で
きる。その結果最大部分放電電荷量,部分放電パルス
数,それらの積の和より部分放電のエネルギー量を精度
よく得ることができる。
【0021】(2) スレシュホールド値の正と負を別
々に検出することで、出力信号の中心レベルがその処理
回路の信号0レベルとずれた場合や正と負で基本ノイズ
レベルが異なる場合に対応できる。
々に検出することで、出力信号の中心レベルがその処理
回路の信号0レベルとずれた場合や正と負で基本ノイズ
レベルが異なる場合に対応できる。
【0022】(3) モールド変圧器等の電気機器の絶
縁診断では印加電圧と部分放電発生位相の関係がわかっ
ているのでさらにノイズを分離できる。
縁診断では印加電圧と部分放電発生位相の関係がわかっ
ているのでさらにノイズを分離できる。
【図1】本発明の部分放電パルスデータの検出方法を実
施したデータ処理回路を示すブロック図
施したデータ処理回路を示すブロック図
【図2】実施例1におけるデータ処理の説明図
【図3】実施例2におけるデータ処理の説明図
【図4】単相モールド変圧器の部分放電発生位相を示す
タイミング図
タイミング図
【図5】三相モールド変圧器の部分放電発生位相を示す
タイミング図
タイミング図
【図6】従来のデータ処理の説明図
1 モールド変圧器(電気機器) 2 センサ 3 信号処理装置 6 アナログ/デジタル変換器 9 データ処理回路 P 部分放電パルス L データ和最小の位相範囲 M 最大値 N 基本ノイズ S スレシュホールド値 A、So 信号レベル S′ 信号の中心レベル S1 正のスレシュホールド値 S2 負のスレシュホールド値
Claims (6)
- 【請求項1】 電気機器の絶縁診断用に設けた部分放電
を検出するセンサからの出力信号を一定時間ごとにアナ
ログ/デジタル変換器で順次変換してデータとして記憶
し、前記電気機器の印加高電圧の周波数の位相の90°
当り複数個に分割してそれぞれの位相範囲のデータの絶
対値和を求め、その絶対値和が最小となる位相範囲のデ
ータの中で絶対値が最大のものを求め、その最大値を基
準にして部分放電パルスと基本ノイズを区別するスレシ
ュホールド値を決めることを特徴とする部分放電パルス
データの検出方法。 - 【請求項2】 分割した位相範囲のデータの絶対値和
は、小さい順に複数個の位相範囲を求め、それらの位相
範囲のデータの絶対値の最大のものをスレシュホールド
値とすることを特徴とする請求項1記載の部分放電パル
スデータの検出方法。 - 【請求項3】 電気機器の絶縁診断用に設けた部分放電
を検出するセンサからの出力信号を一定時間ごとにアナ
ログ/デジタル変換器で順次変換してデータとして記憶
し、前記電気機器の印加高電圧の周波数の位相の90°
当り複数個に位相分割してそれぞれの位相範囲のデータ
の絶対値和を求め、分割した位相範囲のデータを正と負
の別々に1パルスあたりの平均値を求め、各々平均値の
絶対値の最小となる位相範囲で絶対値が最大のものを基
準として正と負のスレシュホールド値とすることを特徴
とする部分放電パルスデータの検出方法。 - 【請求項4】 電気機器の絶縁診断用に設けた部分放電
を検出するセンサからの出力信号を一定時間ごとにアナ
ログ/デジタル変換器で順次変換してデータとして記憶
し、前記電気機器の印加高電圧の周波数の位相の90°
当り複数個に位相分割してそれぞれの位相範囲のデータ
の絶対値和を求め、当回測定で得られたスレシュホール
ド値と少なくとも前もしくは後の測定で得られたスレシ
ュホールドの値のいずれか一方を含む値の中で最大値を
スレシュホールド値とすることを特徴とする部分放電パ
ルスデータの検出方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4記載のいずれかの部分放電
パルスデータの検出方法を用い、かつ単相の電気機器の
高電圧電源の位相が負から正に変化する時の0クロス点
を基準とする位相の1周波分において、位相120°の
範囲の正データと正のデータ範囲より60°ずれた位置
から120°の範囲の負データを部分放電データとする
ことを特徴とする部分放電パルスデータの検出方法。 - 【請求項6】 請求項1〜4記載のいずれかの部分放電
パルスデータの検出方法を用い、かつ三相の電気機器の
高電圧電源のV相の位相が負から正に変化する時の0ク
ロス点を基準とする位相の1周波分において、位相12
0°の範囲の正データと正のデータ範囲より60°ずれ
た位置から120°の範囲の負データの対をV相の部分
放電パルスデータとし、前記V相の正データに続いた1
20°の範囲の正データとV相の負データに続いた12
0°の範囲の負データの対をW相の部分放電パルスデー
タとし、前記W相の正データに続いた120°の範囲の
正データとW相の負データに続いた120°の範囲の負
データの対をU相の部分放電データとすることを特徴と
する部分放電パルスデータの検出方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7060763A JP3064856B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分放電パルスデータの検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7060763A JP3064856B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分放電パルスデータの検出方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08264331A true JPH08264331A (ja) | 1996-10-11 |
| JP3064856B2 JP3064856B2 (ja) | 2000-07-12 |
Family
ID=13151649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7060763A Expired - Fee Related JP3064856B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 部分放電パルスデータの検出方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3064856B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113792034A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-12-14 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 局部放电数据的清洗方法、装置、计算机设备和存储介质 |
| JP2023014017A (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-26 | 住友電気工業株式会社 | 部分放電検出装置および部分放電検出方法 |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP7060763A patent/JP3064856B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023014017A (ja) * | 2021-07-14 | 2023-01-26 | 住友電気工業株式会社 | 部分放電検出装置および部分放電検出方法 |
| CN113792034A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-12-14 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 局部放电数据的清洗方法、装置、计算机设备和存储介质 |
| CN113792034B (zh) * | 2021-08-30 | 2022-11-25 | 中国南方电网有限责任公司超高压输电公司检修试验中心 | 局部放电数据的清洗方法、装置、计算机设备和存储介质 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3064856B2 (ja) | 2000-07-12 |
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