JPH08264754A - サイリスタ - Google Patents

サイリスタ

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Publication number
JPH08264754A
JPH08264754A JP6727695A JP6727695A JPH08264754A JP H08264754 A JPH08264754 A JP H08264754A JP 6727695 A JP6727695 A JP 6727695A JP 6727695 A JP6727695 A JP 6727695A JP H08264754 A JPH08264754 A JP H08264754A
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JP
Japan
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thyristor
region
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emitter layer
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Application number
JP6727695A
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English (en)
Inventor
Toru Nishio
徹 西尾
Hiroshi Hayashida
弘 林田
Katsumi Sato
克己 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Kansai Electric Power Co Inc
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ターンオフ時間が短く、且つオン電圧の低い
サイリスタを提供する。 【構成】 サイリスタ100aはアノード電極105
と、この上に順次積層されたPエミッタ層101、Nベ
ース層102、Pベース層103とを備えている。Pベ
ース層103上の中央にはゲート電極107が設けら
れ、Pベース層103上には選択的にNエミッタ層10
4が形成されている。但し、局所的にNエミッタ層10
4は開孔部108を有しており、開孔部108におい
て、Pベース層103がその上面に露呈している。ま
た、カソード電極106はゲート電極107を取り巻く
ようにPベース層103上に設けられており、Pベース
層103及びNエミッタ層104を短絡している。ゲー
ト電極107の下方の領域109aに欠陥が導入されて
いる。 【効果】 逆回復時に領域109aにおいて残置された
少数キャリアが迅速に消滅する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はターンオフ時間が短
く、且つオン電圧の低いサイリスタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】サイリスタにおいて、逆回復動作が十分
に完了しない内に、即ちNベース層中に少数キャリアが
残留している状態の時に、順方向に電圧が印加された場
合にターンオフの失敗が生じる。これは残留キャリアが
順方向に印加された電圧によって移動し、電流が発生
し、その内のゲート電極下方の領域で発生する分がゲー
トトリガ電流と同等の機能をするためである。即ち外部
からゲートトリガ電流を与えなくても、アノード電極及
びカソード電極の間に順方向に電圧が印加されるだけで
サイリスタが点弧されてしまう。
【0003】ターンオフ時間は逆回復動作開始時から再
び順方向に電圧が印加されてもオフ状態を保つための最
小時間であり、この時間が経過しない間に順方向に電圧
が印加されると、上記の様にターンオフが失敗する。換
言すれば、印加される交流電圧の周波数に対して、ター
ンオフ時間を十分短くすることができなければ上記ター
ンオフが失敗する。
【0004】ターンオフ時間を短くするためには、Nベ
ース層中に残留している少数キャリアを迅速に消滅させ
なければならない。
【0005】図11及び図12はそれぞれ従来のサイリ
スタ400の平面図及びBB断面図である。サイリスタ
400はアノード電極405と、この上に順次積層され
たPエミッタ層401、Nベース層402、Pベース層
403とを備えている。
【0006】Pベース層403上の中央にはゲート電極
407が設けられる。そして、ゲート電極407の下方
のPベース層403を取り巻くように、Pベース層40
3上には選択的にNエミッタ層404が形成されてい
る。但し、局所的にNエミッタ層404は開孔部408
を有しており、開孔部408において、Pベース層40
3がその上面に露呈している。
【0007】また、カソード電極406はゲート電極4
07を取り巻くようにPベース層403上に設けられて
おり、Nエミッタ層404の内径及び外径よりも内径及
び外径が大きい。そして、カソード電極406はPベー
ス層403及びNエミッタ層404を短絡しており、サ
イリスタ400はいわゆるエミッタ短絡型構造を有して
いる。
【0008】サイリスタ400においては、Pエミッタ
層401、Nベース層402、Pベース層403及びN
エミッタ層404の全てにおいて結晶欠陥を導入し、N
ベース層402において残留する少数キャリアのライフ
タイムを短くし、速やかに消滅させる。かかる結晶欠陥
の導入は例えば荷電粒子をサイリスタ400の全体に照
射することによって実現される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】サイリスタ400にお
いては、Nベース層402において残留する少数キャリ
アのライフタイムを短くするため、全ての不純物層に結
晶欠陥を導入し、全ての不純物層におけるキャリアのラ
イフタイムを短くしている。
【0010】しかし、少数キャリアのライフタイムτと
オン電圧VT の間には以下の関係がある。
【0011】VT =K・ln(W/L) L=√(D/τ) 但し、Kは比例定数であり、WはNベース層402の厚
みであり、Lは少数キャリアの拡散長であり、Dは拡散
定数である。
【0012】この関係から解る様に、ライフタイムτを
短くすると、オン電圧VT が増大する。そのため、オン
電流を通電させている期間のロスが増大するという問題
点が生じる。
【0013】この発明は上記の様な問題点を解消するた
めになされたもので、ターンオフ時間が短く、且つオン
電圧の低いサイリスタを提供することを目的としてい
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明のうち請求項1
にかかるものは、(a)第1導電型の第1エミッタ層
と、(b)前記第1エミッタ層上に設けられた、前記第
1導電型とは逆の導電型である第2導電型の第1ベース
層と、(c)前記第1ベース層上に設けられた、前記第
1導電型の第2ベース層と、(d)前記第2ベース層の
上面内に選択的に設けられた、前記第2導電型の第2エ
ミッタ層と、(e)前記第2ベース層のみに接触するゲ
ート電極と、(f)前記第1エミッタ層のみに接触する
第1電極と、(g)前記第2ベース層及び前記第2エミ
ッタ層の両方に接触するカソード電極とを備えるサイリ
スタである。そして前記第1ベース層は(b−1)前記
ゲート電極の下方に存在し、少数キャリアに対して第1
のライフタイムを与える第1の領域と、(b−2)前記
カソード電極の下方に存在し、前記少数キャリアに対し
て前記第1のライフタイムよりも長い第2のライフタイ
ムを与える第2の領域とに区分される。
【0015】この発明のうち請求項2にかかるものは、
請求項1記載のサイリスタであって、前記第1の領域は
(b−1−1)前記第1ベース層と前記第2ベース層と
の境界近傍に存在し、前記少数キャリアに対して第3の
ライフタイムを与える第3の領域と、(b−1−2)前
記第1ベース層と前記第1エミッタ層との境界近傍に存
在し、前記少数キャリアに対して前記第3のライフタイ
ムよりも長い第4のライフタイムを与える第4の領域と
に区分される。そして前記第3のライフタイムは前記第
2ベース層の少数キャリアに対するライフタイムよりも
短い。
【0016】この発明のうち請求項3にかかるものは、
請求項1又は請求項2記載のサイリスタであって、
(h)前記第2ベース層の上面内で、前記第2エミッタ
層と、前記ゲート電極直下に位置する前記第2ベース層
との間に選択的に設けられた、前記第2導電型の第5の
領域と、(i)前記第5の領域と前記第2エミッタ層と
の両方に接触する補助電極とを更に備える。そして前記
第1エミッタ層、前記第1ベース層、前記第2ベース層
及び前記第5の領域は補助サイリスタを構成する。
【0017】
【作用】この発明のうち請求項1にかかるサイリスタに
おいては、主としてゲート電流が流れる第1の領域は逆
回復時に第1ベース層に残置する少数キャリアを迅速に
消滅させる。主としてオン電流が流れる第2の領域にお
ける少数キャリアのライフタイムは長いので、オン電圧
を増大させない。
【0018】この発明のうち請求項2にかかるサイリス
タにおいては、第2ベース層におけるライフタイムは第
3のライフタイムよりも長いので、ターンオンする際に
必要なゲートトリガ電流が劣化することがない。
【0019】この発明のうち請求項3にかかるサイリス
タにおいては、補助サイリスタのみについて考えると、
請求項1にかかる発明と同様にオン電圧を増大させるこ
とがない。
【0020】
【実施例】
第1実施例:図1及び図2はそれぞれ本発明の第1実施
例であるサイリスタ100aの平面図及びAA断面図で
ある。サイリスタ100aはアノード電極105と、こ
の上に順次積層されたPエミッタ層101、Nベース層
102、Pベース層103とを備えている。
【0021】Pベース層103上の中央にはゲート電極
107が設けられる。そして、ゲート電極107の下方
のPベース層103を取り巻くように、Pベース層10
3上には選択的にNエミッタ層104が形成されてい
る。但し、局所的にNエミッタ層104は開孔部108
を有しており、開孔部108において、Pベース層10
3がその上面に露呈している。
【0022】また、カソード電極106はゲート電極1
07を取り巻くようにPベース層103上に設けられて
おり、Nエミッタ層104の内径及び外径よりも内径及
び外径が大きい。そして、カソード電極106はPベー
ス層103及びNエミッタ層104を短絡しており、サ
イリスタ100aはいわゆるエミッタ短絡型構造を有し
ている。
【0023】サイリスタ100aは、上記の説明から解
るように、半導体の積層構造及び電極の配置に関して
は、従来のサイリスタ400と同一の構成を有してい
る。しかし、従来のサイリスタ400とは異なり、結晶
欠陥を導入する領域はゲート電極107の下方の領域1
09aに限定される。即ち、領域109aにおけるキャ
リアのライフタイムは領域109a以外の領域でのそれ
と比較して短くなる。
【0024】まずアノード電極105からカソード電極
106にオン電流を通電した後、図示しない転流回路に
よってサイリスタ100aを逆回復動作に移行させる。
すると、オン電流の通電時においてNエミッタ層104
及びPエミッタ層101から注入されてNベース層10
2に蓄積された少数キャリアの内、アノード電極105
とカソード電極106に挟まれた領域に存在するもの
は、逆回復電流として外部に流れ出す。
【0025】一方、Nベース層102に蓄積された少数
キャリアの内、ゲート電極107下方の部分、即ち領域
109aに存在するものは、結晶欠陥において再結合す
ることによって消滅する。後に再び順方向に電圧が印加
された場合にゲートトリガ電流として機能し得るキャリ
アはこの領域109aにおいてNベース層102に蓄積
された少数キャリアであるので、領域109aにおいて
のみキャリアのライフタイムを短くすれば、ターンオフ
時間を短くするのに足りる。
【0026】他方、オン状態においてサイリスタ100
aの動作を司るのはアノード電極105とカソード電極
106に挟まれた領域であり、この領域の特性でほぼオ
ン電圧が決まる。よってこの領域でのライフタイムを長
くすることにより、前掲の式から解るように、オン電圧
を抑制することができる。
【0027】以上のように、サイリスタ100aはオン
電圧を増大させることなくターンオフ時間を短くするこ
とができる。
【0028】結晶欠陥を所定の領域109aのみに導入
するためには、ゲート電極107のみを露呈させる鉛板
をマスクとして、電子線をゲート電極107に対向させ
て照射する事によって実現することができる。
【0029】図3は、第1実施例の変形例を示す断面図
である。サイリスタ100bは半導体の積層構造及び電
極の配置に関しては、サイリスタ100aと同一の構成
を有している。しかし結晶欠陥を導入する領域109b
は、領域109aと比較して、ゲート電極107の直下
のみならずNエミッタ層104に隣接するにまで及んで
いる。このように結晶欠陥を導入する領域を広げても、
オン電圧を司る領域には結晶欠陥が導入されないのでオ
ン電圧を増大させない一方、少数キャリアが再結合する
領域が広がるので、一層ターンオフ時間を短くすること
に寄与する。
【0030】第2実施例:図4は本発明の第2実施例で
あるサイリスタ100bの断面図である。サイリスタ1
00bは半導体の積層構造及び電極の配置に関しては、
第1実施例のサイリスタ100a,100bと同一の構
成を有している。しかし、サイリスタ100a,100
bとは異なり、結晶欠陥を導入する領域109cはゲー
ト電極107の下方であって、且つNベース層102に
限定される。
【0031】このように限定しても、Nベース層102
に蓄積された少数キャリアがゲートトリガ電流として機
能することを抑制することができる。既述のようにゲー
トトリガ電流として機能し得るキャリアはゲート下方に
おいてNベース層102に蓄積された少数キャリアであ
る為である。
【0032】その一方、Pベース層103には結晶欠陥
が導入されないので、この部分におけるキャリアのライ
フタイムは領域109cよりも長い。従って、ターンオ
ンする際に必要なゲートトリガ電流が結晶欠陥によって
劣化するということがなく、ゲート特性は変動しない。
【0033】このような結晶欠陥の導入は、鉛板をマス
クとするプロトンの照射によって実現できる。マスクを
使用することによって基板横方向へ広がってプロトンが
照射されることを防止でき、飛程を調節することで、基
板縦方向(厚さ方向)へ広がってプロトンが照射される
ことを防止できる。
【0034】図5は、第2実施例の変形例を示す断面図
である。サイリスタ100dは半導体の積層構造及び電
極の配置に関しては、サイリスタ100a〜100cと
同一の構成を有している。しかし結晶欠陥を導入する領
域109dは、領域109cと比較して、ゲート電極1
07の直下のみならずNエミッタ層104に隣接するに
まで及んでいる。このように結晶欠陥を導入する領域を
広げても、オン電圧を司る領域には結晶欠陥が導入され
ないのでオン電圧を増大させない一方、少数キャリアが
再結合する領域が広がるので、一層ターンオフ時間を短
くすることに寄与する。
【0035】なお、再結合にかかる少数キャリアの数を
増大させるためには、即ち効率用句少数キャリアを再結
合させるためには、領域109dはNベース層102の
内、Pベース層103に近い領域に設定することが望ま
しい。Nベース層102の内Pベース層103に遠い領
域に存在する少数キャリアをも再結合させるためであ
る。
【0036】第3実施例:図6及び図7はそれぞれ本発
明の第3実施例であるサイリスタ200aの平面図及び
CC断面図である。図面の大きさの都合上、図6及び図
7では対称な半分のみ示している。サイリスタ200a
はアノード電極205、カソード電極206及びゲート
電極207、並びにPエミッタ層201、Nベース層2
02、Pベース層203及びNエミッタ層204が形成
されている。これらは第1及び第2実施例で示されたサ
イリスタ100a〜100dにおけるアノード電極10
5、カソード電極106及びゲート電極107、並びに
Pエミッタ層101、Nベース層102、Pベース層1
03及びNエミッタ層104にそれぞれ対応しており、
配置も同様である。
【0037】但し、サイリスタ200aにおいては、ゲ
ート電極207とカソード電極206との間であってP
ベース層203の上面上に補助電極210が設けられて
いる。そして補助電極210とゲート電極207との間
に内周を露呈させるN層209がPベース層203にお
いて、ゲート電極207の下方の領域を取り巻くように
選択的に形成されている。N層209の外周は補助電極
210の下に存在し、補助電極210はN層209と、
N層209及びNエミッタ層204に挟まれたPベース
層203とを電気的に接続している。
【0038】補助電極210及びその下方に存在するN
層209、Pエミッタ層201、Nベース層202及び
Pベース層203は補助サイリスタ300を形成し、サ
イリスタ200aはいわゆる増幅ゲート型サイリスタを
構成している。
【0039】増幅ゲート型サイリスタにおいては補助サ
イリスタ300を流れる電流を主たるサイリスタである
Pエミッタ層201、Nベース層202、Pベース層2
03及びNエミッタ層204のトリガ電流として用いる
ことができるので、小さなゲートトリガ電流でターンオ
ンをする事が可能である。
【0040】サイリスタ200aにおいては、結晶欠陥
は領域211aにおいてのみ導入され、この領域211
aにおけるキャリアのライフタイムは他の領域のそれよ
りも短い。領域211aは、ゲート電極207からNエ
ミッタ層204の内周にまで到る領域の下方に設定され
る。従って、補助サイリスタ300におけるターンオフ
時間が短くなり、サイリスタ200a全体のターンオフ
時間をも短くすることができる。その一方で主たるサイ
リスタであるPエミッタ層201、Nベース層202、
Pベース層203及びNエミッタ層204におけるキャ
リアのライフタイムは長いので、オン電圧の増大を招く
ことがない。
【0041】第4実施例:図8は本発明の第4実施例で
あるサイリスタ200bの断面図である。サイリスタ2
00bは半導体の積層構造及び電極の配置に関しては、
第3実施例のサイリスタ200aと同一の構成を有して
いる。しかし、サイリスタ200aとは異なり、結晶欠
陥を導入する領域211b,211cはそれぞれゲート
電極207の下方と、Nエミッタ層204及びN層20
9の挟む領域の下方とに設定される。
【0042】この様に結晶欠陥を導入する領域を設定す
ることにより、補助サイリスタ300のみについて考え
ると、第1実施例において示されたサイリスタ100a
と同様にオン電圧を増大させることがない。N層209
及び、その下方に位置するPエミッタ層201、Nベー
ス層202、Pベース層203の積層構造においてはキ
ャリアのライフタイムが長いためである。
【0043】これはサイリスタ200b全体にとっては
di/dt耐量の増加となり、ターンオン時のスッチン
グロスを抑制する効果を与える。
【0044】第5実施例:図9は本発明の第5実施例で
あるサイリスタ200cの断面図である。サイリスタ2
00cは半導体の積層構造及び電極の配置に関しては、
サイリスタ200a,200bと同一の構成を有してい
る。しかし、サイリスタ200a,200bとは異な
り、結晶欠陥を導入する領域211dはゲート電極20
7からNエミッタ層204の内周にまで到る領域の下方
であって、且つNベース層202に限定される。
【0045】このように限定しても、Nベース層202
に蓄積された少数キャリアがサイリスタ200cのオン
電圧を増大させることがない。その一方、第2実施例と
同様にゲート特性を劣化させることもない。
【0046】図10は本発明の第5実施例の変形例であ
るサイリスタ200dの断面図である。サイリスタ20
0dは半導体の積層構造及び電極の配置に関しては、サ
イリスタ200a〜200cと同一の構成を有してい
る。しかし、サイリスタ200a〜200cとは異な
り、結晶欠陥を導入する領域211e,211fはそれ
ぞれゲート電極207の下方と、Nエミッタ層204及
びN層209の挟む領域の下方であって、且つNベース
層202に限定される。
【0047】このように限定することにより、Nベース
層202に蓄積された少数キャリアのライフタイムを短
くすることができる一方、第4実施例と同様に補助サイ
リスタ300のオン電圧を増大させることがない。よっ
てサイリスタ200d全体にとってはdi/dt耐量の
増加となり、ターンオン時のスッチングロスを抑制する
効果を与える。しかも第2実施例と同様にゲート特性を
劣化させることもない。
【0048】
【発明の効果】この発明のうち請求項1にかかるサイリ
スタにおいては、オン電圧を増大させることなくターン
オフ時間を短縮できる。
【0049】この発明のうち請求項2にかかるサイリス
タにおいては、ゲート特性を劣化させること無く請求項
1にかかる発明の効果を得ることができる。
【0050】この発明のうち請求項3にかかるサイリス
タにおいては、サイリスタのdi/dt耐量の増加を招
き、ターンオン時のスッチングロスを抑制する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の構造を示す平面図であ
る。
【図2】 本発明の第1実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図3】 本発明の第1実施例の変形例の構造をを示す
断面図である。
【図4】 本発明の第2実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明の第2実施例の変形例の構造をを示す
断面図である。
【図6】 本発明の第3実施例の構造を示す平面図であ
る。
【図7】 本発明の第3実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図8】 本発明の第4実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図9】 本発明の第5実施例の構造を示す断面図であ
る。
【図10】 本発明の第5実施例の変形例の構造をを示
す断面図である。
【図11】 従来のサイリスタの構造を示す平面図であ
る。
【図12】 従来のサイリスタの構造を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 100a〜100d,200a〜200d サイリス
タ、101,201 Pエミッタ層、102,202
Nベース層、103,203 Pベース層、104,2
04 Nエミッタ層、105,205 アノード電極、
106,206カソード電極、107,207 ゲート
電極、109a〜109d,211a〜211f 領
域、300 補助サイリスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 克己 福岡市西区今宿東一丁目1番1号 三菱電 機株式会社福岡製作所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)第1導電型の第1エミッタ層と、 (b)前記第1エミッタ層上に設けられた、前記第1導
    電型とは逆の導電型である第2導電型の第1ベース層
    と、 (c)前記第1ベース層上に設けられた、前記第1導電
    型の第2ベース層と、 (d)前記第2ベース層の上面内に選択的に設けられ
    た、前記第2導電型の第2エミッタ層と、 (e)前記第2ベース層のみに接触するゲート電極と、 (f)前記第1エミッタ層のみに接触する第1電極と、 (g)前記第2ベース層及び前記第2エミッタ層の両方
    に接触するカソード電極とを備え、 前記第1ベース層は (b−1)前記ゲート電極の下方に存在し、少数キャリ
    アに対して第1のライフタイムを与える第1の領域と、 (b−2)前記カソード電極の下方に存在し、前記少数
    キャリアに対して前記第1のライフタイムよりも長い第
    2のライフタイムを与える第2の領域とに区分されるサ
    イリスタ。
  2. 【請求項2】 前記第1の領域は (b−1−1)前記第1ベース層と前記第2ベース層と
    の境界近傍に存在し、前記少数キャリアに対して第3の
    ライフタイムを与える第3の領域と、 (b−1−2)前記第1ベース層と前記第1エミッタ層
    との境界近傍に存在し、前記少数キャリアに対して前記
    第3のライフタイムよりも長い第4のライフタイムを与
    える第4の領域とに区分され、 前記第3のライフタイムは前記第2ベース層の少数キャ
    リアに対するライフタイムよりも短い、請求項1記載の
    サイリスタ。
  3. 【請求項3】 (h)前記第2ベース層の上面内で、前
    記第2エミッタ層と、前記ゲート電極直下に位置する前
    記第2ベース層との間に選択的に設けられた、前記第2
    導電型の第5の領域と、 (i)前記第5の領域と前記第2エミッタ層との両方に
    接触する補助電極とを更に備え、 前記第1エミッタ層、前記第1ベース層、前記第2ベー
    ス層及び前記第5の領域は補助サイリスタを構成する、
    請求項1又は請求項2記載のサイリスタ。
JP6727695A 1995-03-27 1995-03-27 サイリスタ Pending JPH08264754A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001135831A (ja) * 1999-11-05 2001-05-18 Fuji Electric Co Ltd 半導体装置
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JP2008263217A (ja) * 2008-06-05 2008-10-30 Fuji Electric Device Technology Co Ltd 半導体装置

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