JPH08265135A - 低電力高性能データ処理回路およびその構成方法 - Google Patents

低電力高性能データ処理回路およびその構成方法

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JPH08265135A
JPH08265135A JP8007592A JP759296A JPH08265135A JP H08265135 A JPH08265135 A JP H08265135A JP 8007592 A JP8007592 A JP 8007592A JP 759296 A JP759296 A JP 759296A JP H08265135 A JPH08265135 A JP H08265135A
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cmos
power
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    • H03K19/215EXCLUSIVE-OR circuits, i.e. giving output if input signal exists at only one input; COINCIDENCE circuits, i.e. giving output only if all input signals are identical using field-effect transistors
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低電力消費および高性能の二重の要求を満た
しうる、低電力消費および高シリコン面積効率の、高性
能CMOSデータ処理回路の提供。 【解決手段】 CMOS回路の非速度クリティカルパス
内に低電力回路素子を導入し、一方該回路の速度クリテ
ィカルパス内に高性能回路素子を用いることにより、低
電力消費の高性能動作が可能なCMOSデータ処理回路
を提供する。該データ処理回路は、第1および第2信号
パスを含み、該第1信号パスが速度クリティカルパスで
ある。該第1信号パスは、所定の論理演算を行う従来技
術による第1論理ゲート(図22)を含み、前記第2信
号パスは、前記所定の論理演算を、前記第1論理ゲート
よりも低速かつ少ない電力消費で行う本発明による第2
論理ゲート(図23)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にはCMO
S回路設計に関し、特にCMOS回路の性能を劣化させ
ることなく全電力消費を減少させるCMOS回路設計技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】ポータブル電子装置はそれぞれの年に2
桁の百分率で成長を続けているが、電池技術は次の5年
間において30%だけ改善されるように計画されている
のみなので、この技術ギャップを埋めるために低電力設
計の解決が強く要求される。この問題は、マイクロプロ
セッサのオンチップクロック周波数が、スーパーポータ
ブルPC、パーソナルディジタルアシスタント(PD
A)、およびパーソナル通信サービス(PCS)のよう
なアプリケーションの、絶えず増大する計算およびスル
ープット要求に適応するために、連続的に増大しつつあ
る事実によってさらに悪化せしめられる。従って、低電
力プロセッサの設計は、高性能プロセッサの設計と同様
にますます重要になりつつある。高性能および低電力消
費のプロセッサへ向かうこの傾向はまた、最終的にはポ
ータブル装置のほかにデスクトップ装置のためにもな
る。そのわけは、それが、経済的な装置パッケージング
を有する、シリコンレベルにおいての、より大きい集積
を可能ならしめるからである。
【0003】データ処理装置のスループットの決定にお
いて重要な、1つの代表的な部品は加算器回路である。
そのわけは、加算器回路は、実行装置、不動小数点演算
装置、およびメモリアドレス生成装置において用いられ
るからである。さまざまなCMOS回路の様式が、エネ
ルギー効率のよい、高性能の加算器を設計するのに用い
られうる。通常の静的CMOSは、多くのプロセッサ設
計において選択された技術である。その代わりとして、
静的通過ゲートが低電力アプリケーション用として提案
された。クロック式動的加算器もまた、低電力マイクロ
プロセッサにおいて賢明に用いられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の低電力消費およ
び高性能の二重の要求に鑑み、低電力消費および高シリ
コン面積効率の高性能CMOS回路の提供が所望され
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、CMOS回路
の非速度クリティカルパス内に低電力回路素子を導入
し、一方該回路の速度クリティカルパス内に高性能回路
素子を用いることにより、低電力消費の高性能動作が可
能なCMOS回路を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の低電力CMOS回路設計
技術は、ここではCMOS加算器回路に関して開示され
る。しかし、以下の説明から明らかになるように、ここ
に開示される設計技術は一般のCMOS回路に対して適
用可能である。
【0007】従来の桁上げ先見(CLA)加算器におい
ては、伝播関数が、入力桁上げ値を個々の加算器セルを
経て伝播させることによって該セルからの桁上げ出力た
らしめるか否かを決定する。該加算器セルが、該加算器
セルによって互いに加算されるべきビットaおよびbを
有するものと仮定すると、その場合該加算器セルの伝播
関数は、aをbと排他的OR演算することにより得られ
る。もしaとbとの排他的OR演算が1の結果を生ずれ
ば、前記加算器セルの桁上げ入力が伝播せしめられて該
セルからの桁上げ出力となる。もしaとbとの排他的O
R演算が0の結果を生ずれば、前記加算器セルの桁上げ
入力は、その桁上げ出力へ伝播せしめられない。従っ
て、排他的ORゲートは、桁上げ先見加算器の設計にお
いて重要であり、本発明はここでは、桁上げ先見加算器
回路の伝播関数を発生する排他的ORゲートの設計に関
して説明される。
【0008】図18は、従来技術による全静的排他的O
Rゲートを示し、そこでは記号aおよびbは、加算器セ
ルにより加算されるべきデータビットを表し、記号an
およびbnはそれぞれデータビットaおよびbの逆を表
し、記号pは伝播関数、すなわちビットaとビットbと
の排他的ORを表す。図18の全静的具体化は、通常の
実際的なCMOS設計である。そのわけは、それが含む
設計上の危険が最小であるからである。しかし、直列に
接続されたnMOSトランジスタおよび直列に接続され
たpMOSトランジスタは、容量性負荷を駆動する適度
の伝導電流を得るために、それらの幅が増大せしめられ
ることを要求する傾向がある。これは、結果としてかな
りの面積オーバヘッドを不利に生じ、それはまた高ゲー
ト入力キャパシタンス、従って高電力消費を生ぜしめ
る。
【0009】図19は、排他的ORゲートの、従来の相
補形通過ゲート論理(CPL)による具体化を示す。図
19の構造は、図18の全静的ゲートの半数のみのトラ
ンジスタを用いて伝播信号pを発生する。CPLにおい
ては、2重レール信号pおよびpn(pの逆)は、それ
ぞれの回路ブロックを経ての伝播遅延を最小化するため
に通常同時に発生せしめられる。しかし、図19のイン
バータの両入力が、図示されているnMOSトランジス
タにより高論理レベルへ駆動されている時は、Vdd=供
給電圧、Vt =駆動nMOSトランジスタのスレショル
ド電圧、とすると、それらは実際にVdd−Vt にあり、
これはインバータ内のpMOSFETの不完全なターン
オフを起こさせる。これは不利なことに、図19のイン
バータを通る高レベルの静的短絡電流を生ぜしめる。
【0010】図20は、図19のインバータに関連する
不利な静的短絡電流を最小化する構造を示す。さらに詳
述すると、図20においては、それぞれのインバータの
両端間に、弱いpMOS帰還トランジスタ200が備え
られていて、インバータの入力ノードを完全なVddまで
引き上げる。従って、図20の構造は、図19のインバ
ータに関連する静的短絡電流問題を回避する。
【0011】図21は、伝播信号pと、その逆pnとの
双方を与えるが、図20の2重レール構造よりも3つ少
ないトランジスタを用いる、排他的ORゲートのCPL
による具体化を示す。図21の排他的ORゲートは、イ
ンバータ11に関連する追加の遅延のために、図20の
排他的ORゲートよりも低速になるが、それはまた少な
いトランジスタを用いているために電力消費が少ない。
すなわち、図20の設計は図21に比し高性能設計であ
るが、図21は図20に比し低電力設計である。図21
の低電力構造は、例えば、加算器回路の非速度クリティ
カルパス内において有利に用いられうる。
【0012】図24は、0.6ミクロン、2レベル金属
CMOS技術による32ビット桁上げ先見加算器に対す
る本発明の効果を示す。図24のCPLと記された列
は、図19に示されている従来技術の2重レールCPL
の方法を用いて得られる結果を含み、図24の、pMO
S♯1を有するCPLと記された列は、図20に示され
ている2重レール、帰還トランジスタの方法を用いて得
られる結果を示し、図24の、pMOS♯2を有するC
PLと記された列は、図20の設計ではあるが、隣接す
るpMOS♯1の列におけるよりも強い帰還pMOSト
ランジスタを有する設計を用いて得られる結果を示し、
図24の、低電力CPLと記された列は、加算器の速度
クリティカルパス内には(弱い帰還pMOSトランジス
タを有する)図20の高性能構造を用い、一方非速度ク
リティカルパス内には図21の低電力構造を用いて得ら
れる結果を示す(図27参照)。
【0013】図24に示されているように、弱い帰還ト
ランジスタ(pMOS♯1)を有する図20の構造は、
10%の性能劣化と1%の面積オーバヘッドとを代償と
して、図19の従来のCPL構造における電力消費の4
8%の電力消費を有する。強い帰還トランジスタ(pM
OS♯2)は、公称速度ペナルティを伴って電力をさら
に減少させる。しかし、強い帰還トランジスタの使用に
より実現される追加の電力減少は顕著なものではない。
図20の高性能構造が速度クリティカルパス内に用いら
れ、図21の低電力構造が非速度クリティカルパス内に
用いられている、図24の低電力CPL構造(図27参
照)は、pMOS♯2を有するCPLの列から31%の
追加の電力削減を行う。低電力CPL技術はまた、電力
節約のほかに面積を63%節約し、かつpMOS♯1を
有するCPLおよびpMOS♯2を有するCPLの双方
の列に比し性能を増強する。
【0014】ここで図22を参照すると、そこに示され
ている従来の2重通過ゲート論理(DPL)排他的OR
ゲートの具体化は、図18の全静的具体化の直列サイジ
ング問題および高ゲートキャパシタンス問題を回避して
いる。図22のDPL構成はまた、図19のCPL設計
に関連するVdd−Vt 低下問題をも回避する。そのわけ
は、DPL設計がpMOSおよびnMOS通過ゲートの
双方を含むからである。
【0015】図23は、図22の従来技術の構造よりも
4つトランジスタが少ない低電力DPL排他的ORゲー
トを示す。図23の設計は、インバータI2により導入
される追加の遅延のために、図22の2重レール設計よ
りも低速になるが、それは少ないトランジスタを用いて
いるので、図22の設計よりも低電力消費となる。すな
わち、図22の設計は図23に比し高性能設計となる
が、図23の設計は図22に比し低電力設計である。
【0016】図25を参照すると、そこにDPLと記さ
れている列は、0.6ミクロンCMOS技術による32
ビット桁上げ先見加算器を表し、その場合該加算器は、
図22の従来技術の2重レール技術を用いて設計されて
いる。図25の低電力DPLと記されている列は、本発
明が適用された同じCMOS加算器回路を表し、その場
合、図23の低電力設計が非速度クリティカルパス内に
用いられ、図22の高性能構造が該加算器回路の速度ク
リティカルパス内に用いられている(図27参照)。図
25は、従来のDPL設計に比し、本発明の前記低電力
DPL設計が、7%の速度改善および58%の集積回路
面積削減を伴う46%の電力削減を与えることを示して
いる。
【0017】低電力ゲート設計は、非クリティカルパス
内において高性能ゲート設計の代わりに、該非クリティ
カルパスの遅延がクリティカルパスの遅延に望ましくな
く接近しない程度にのみ、用いられるべきであることは
明らかである。
【0018】図26は、図18の従来技術の全静的設計
を、図24の低電力CPLの列および図25の低電力D
PLの列と比較する。低電力DPL設計は、主としてD
PLの出力の容量性負荷を充電および放電する2つの別
個の電流パスのために、他の2つの設計よりも高速であ
る。低電力DPL設計のエネルギー効率は、図26に示
されている他の2つの設計よりも、42−47%高い。
低電力DPL設計は、全静的設計よりも実質的に小さい
シリコン面積を使用するが、低電力CPL設計と比較す
ると10%のオーバヘッドを有する。
【0019】図24から図26までの低電力CPLおよ
び低電力DPLの列に示されている結果は、上述の技術
を用い、かつ図1から図17までに関連して以下に説明
される短絡電力最適化技術を用いて得られた。例えば、
低電力DPLに対する図25の結果は、図22の設計を
速度クリティカルパス内に用い、図23の設計を非速度
クリティカルパス内に用い、その後該非速度クリティカ
ルパスに対して、図1から図17までに関連して以下に
説明される短絡電力最適化技術を適用することによって
得られた。
【0020】本発明は、マイクロプロセッサ回路などに
おける動的スイッチング電力消費が、クロック周波数の
増大と共に増大することを認める。CMOS技術は、そ
の導入時から、極度に低い静的電力消費を有する1技術
として出現した。典型的なCMOSゲートにおいては、
電力消費の大部分は、1論理状態から他の論理状態への
該ゲートのスイッチングに関連する動的電力消費であ
る。CMOSゲートの動的電力消費は、2つの成分、す
なわち、CMOSゲートの出力における全負荷キャパシ
タンスの充電および放電による容量性電力消費と、該C
MOSゲートを経て電源から接地へ至るスルー(thr
ough)すなわち短絡電流の流れに起因する短絡電力
と、を含む。
【0021】図1は、代表的なCMOSインバータを示
す。図1および図2に示されているように、図1のCM
OSインバータがその論理状態間でスイッチする時、p
MOSFETおよびnMOSFETの双方が伝導する期
間が存在し、従って電源から接地への直流パスを作り、
短絡電流ISCの流れを可能ならしめ、それによって短絡
電力消費を生じる。特に、前記インバータの入力電圧が
nMOSFETのスイッチングスレショルド電圧Vtn
到達する時点から、該入力電圧がpMOSFETのスレ
ショルド電圧Vtpに到達する時点までは、nMOSFE
TおよびpMOSFETの双方が導電的となり、従って
短絡電流ISCの流れを可能にする。
【0022】CMOSゲートの全動的電力消費は、CM
OSゲートの出力における負荷キャパシタンス、CMO
Sゲートの強度、CMOSゲートのスイッチング速度、
などのようないくつかの因子に依存する。どのような低
電力の解決法も、電力消費を最小化するための、1つま
たはそれ以上のこれらの因子の最適化を含む。
【0023】本発明は、低電力CMOS回路設計技術を
提供し、該技術においては、与えられたCMOSゲート
のゲート強度は、その入力スルー(slew)およびそ
の出力負荷条件を考慮することにより選択される。該技
術は、回路のスループットを犠牲にすることなく全体的
な電力消費を減少させるために、CMOS回路内の非速
度クリティカルパスに対して適用されうる。
【0024】再び図1のCMOSインバータおよび図2
の短絡電流波形ISCを参照する時、図3の曲線は、さま
ざまな入力スルー値に対する短絡電流波形ISCを表し、
該入力スルーはCMOSゲートへの入力のエッジ遷移時
間である。図3に示されているように、短絡電流の波形
は、入力スルーが増大するのに伴って時間的に幅広くな
り、従って高入力スルーにより高短絡電力消費を生じ
る。
【0025】図4は、本発明を説明するためにここで用
いられる代表的なインバータに含まれる、pMOSFE
TおよびnMOSFETのチャネル幅およびチャネル長
パラメータを示す。これらのインバータは、図4にIV
110、IV120、IV130、およびIV140と
して示されている。図4に示されている全てのインバー
タは、テキサス・インスツルメンツ(Texas In
struments)の0.6ミクロンCMOSプロセ
スによって製造される。インバータIV110は、最低
駆動強度ゲート、すなわち、最小幾何構造ゲートであ
り、IV120、IV130、およびIV140は、駆
動強度が比例的に増大したものを表す。
【0026】図5は、図4のさまざまなゲートの無負荷
短絡電力消費に対する入力スルーの影響を示す。この短
絡電力消費PSCは、入力スルーの増加に伴って増加す
る。次に、負荷状態下にあるゲートの場合を考えると、
与えられた技術において、与えられた駆動ゲートのファ
ンアウトは、標準負荷、例えばその技術における単一の
最小幾何構造(最低駆動強度)インバータにより与えら
れる負荷、によって定められうる。インバータIV11
0は、ここでは、ファンアウトを指定するための標準負
荷として定められる。
【0027】図6は、IV110インバータの短絡電力
が、該インバータにより駆動される(標準負荷によって
測定された)ファンアウトが増加するのに伴って減少す
ることを示している。例えば、もしインバータIV11
0が、0.5nsのスルー時間を有する入力信号により
駆動されれば、インバータIV110の短絡電力は、I
V110が2標準負荷を駆動しつつある時約2μWとな
り、IV110が8標準負荷を駆動しつつある時約1μ
Wとなる。
【0028】与えられたゲートのファンアウトが増加す
る時、その負荷キャパシタンスはそれに応じて増加し、
そのゲートの出力の立上り時間および立下り時間を増大
させる。図7は、IV110インバータゲートの出力の
立上り時間に対するファンアウトおよび入力信号スルー
の影響を示す。出力立上り時間(または出力スルー)の
最悪の場合は、積重ねpチャネルトランジスタが用いら
れるNOR形構造において起こりやすい。
【0029】図8は、図6および図7において考察され
た状況を示し、そこではドライバインバータDが、1つ
またはそれ以上の負荷インバータLを含む負荷を駆動し
ている。説明を容易にするために、上述のように、それ
ぞれの負荷インバータLは、ここでは、負荷またはファ
ンアウトが標準負荷の整数倍であることを特徴としうる
ように、IV110であるように仮定される。図8のド
ライバゲートDにより消費される動的電力の従来の解析
においては、図8の負荷ゲートLは、図9に示されてい
るように等価の負荷キャパシタンスCL により置換され
る。
【0030】図8の負荷ゲートLが、ドライバゲートD
の出力におけるそれらの等価キャパシタンスCL により
置換される図9の従来の方法を用いると、ドライバゲー
トDにより消費される短絡電力は図6に示されているよ
うになる。しかし、ドライバゲートDの出力スルーは、
負荷が増加するのに伴って増加するので(図7参照)、
本発明は、図3および図7から、図8のそれぞれの負荷
ゲートLにおける短絡電力も、負荷ゲートLの数が増加
するのに伴って増加することを認識する。
【0031】図10は、ドライバゲートDがIV110
インバータであると仮定して、ドライバゲートDのファ
ンアウト(負荷ゲートの数)が増加する時の、全負荷ゲ
ートLにおいて消費される全短絡電力の変化を示す。負
荷ゲートLにおける短絡電力の変化は、図6に示されて
いるドライバゲートDのそれとは反対である。図10
の、2標準負荷のファンアウトに対する3.0nsスル
ーの線に注目すると、負荷ゲートの全短絡電力は10μ
Wより小さい。しかし、図10において、6標準負荷の
ファンアウトに対しては、該負荷ゲートの全短絡電力は
40μWを超える。図6からのドライバゲートDの短絡
電力と、図10からの負荷ゲートLの短絡電力とは、図
11において互いに加算されて、再びドライバゲートD
および負荷ゲートLが全てIV110インバータである
と仮定した時の、ファンアウトと、ドライバゲートDお
よび負荷ゲートLにおいて消費される全短絡電力と、の
間の関係を示す。
【0032】図3、図7、図10、および図11の以上
の説明に鑑み、本発明は、CMOS回路設計のための低
電力解決法は、駆動ゲートDをその出力における等価キ
ャパシタンスCL と共に考慮する図9の従来技術の方法
と異なり、好ましくは駆動ゲートDをその負荷ゲートL
と共に考慮すべきであることを認識する。
【0033】図12は、出力ファンアウトが変化せしめ
られ、かつ入力スルーが0.5nsである時の、ドライ
バゲートDのさまざまなゲート強度における図8の構造
の全短絡電力消費の動態を示す。図12における諸曲線
の交差に注意すべきである。重負荷条件におけるドライ
バゲートDのさまざまな強度における結果は、軽負荷条
件におけるそれと反対である。すなわち、低ファンアウ
ト条件下で最低全短絡電力を与えるドライバ強度は、高
ファンアウト条件下では最高全短絡電力を与える。例え
ば、(4標準負荷より小さい)低ファンアウトに対して
は、IV110ドライバを用いての全短絡電力は、IV
140ドライバを用いての全短絡電力より小さい。その
わけは、IV140ドライバは、IV110ドライバに
比してのその高駆動強度により、より多くの短絡電力を
消費するからである。ファンアウトが4標準負荷を超え
て増加するとき、IV110ドライバの出力スルーはか
なり劣化する(再び図7参照)が、より強いIV140
駆動ゲートはIV110駆動ゲートよりも低い出力スル
ーを有する。IV140駆動ゲートの低い出力スルー
は、IV110が用いられる時と比較して、負荷ゲート
L内に低い短絡電力消費を与える。図12が示している
ように、図8における負荷が4標準負荷を超えて増加す
る時、IV140ドライバの小さい出力スルーによって
達成される負荷ゲート内の減少した短絡電力は、IV1
40駆動ゲート自体内の増加した短絡電力を相殺する以
上のものとなる。このようにして、4標準負荷を超える
ファンアウトに対しては、IV140ドライバはIV1
10よりも低い全短絡電力消費を与える。
【0034】前述のように、IV140のような強い駆
動ゲートは、IV110のような弱い駆動ゲートよりも
高い短絡電流、従って高い短絡電力消費を有する。図3
に示されているように、IV110に比し、IV140
に関連する入力スルーレートは長く、高短絡電流の持続
時間も長い。図12の諸曲線がドライバゲートの入力に
おける0.5nsの入力スルーによって得られたことに
注意すると、図12の交差点は、入力スルーが変化する
時変化するはずである。例えば、もし入力スルーが0.
5nsではなく2nsであれば、増加したスルーによる
ドライバIV140における短絡電力の増加は、増加し
たスルーによるドライバゲートIV110における短絡
電力の増加よりも大きくなるはずであり、従って、図1
2においてIV110/IV140交差点をもっと右へ
移動させることになる。
【0035】図13Aは、100MHzのスイッチング
速度を仮定する時、さまざまなドライバゲート強度にお
いて、図8の構造の全容量性電力消費(PCAP )が、図
8のファンアウトによりどのように変化するかを示す。
図13Aの全容量性電力消費は、ファンアウトとドライ
バゲート強度とに比例する。
【0036】図13Bは、100MHzのスイッチング
速度およびIV110ドライバゲートを仮定した時の、
図8の構造におけるファンアウトと全動的電力消費との
間の関係を示す。従って、図13Bは要するに、図11
と、図13AのIV110曲線により表される容量性電
力消費と、の和を表す。図13Cおよび図13Dは、1
00MHzのスイッチング速度を仮定した時の、0.5
ns(図13C)および1ns(図13D)のスルーに
おけるさまざまなドライバゲート強度に対する、図8の
構造におけるファンアウトと全動的電力消費との関係を
示す。図13Cおよび図13Dの全動的電力消費の諸曲
線の交差領域は、図13Cおよび図13Dの全動的電力
消費の諸曲線の容量性電力消費成分(PCAP )のため
に、図12の全短絡電力消費の諸曲線の交差領域に比し
右へ偏移している。
【0037】図14は、IV140ドライバを用いて得
られる全電力消費を、IV110ドライバを用いて得ら
れる全電力消費と比較する。さらに詳述すると、図14
は、IV140ドライバを用いての全電力消費の、IV
110ドライバを用いての全電力消費に対する比を、さ
まざまな入力スルーおよび出力ファンアウト条件下にお
いてプロットしたものである。図15は同様にして、I
V120ドライバおよびIV110ドライバを用いて得
られる全電力消費を比較する。図14および図15を用
いると、与えられた入力スルーおよびファンアウト条件
下において、最低の全電力消費を生じる駆動ゲートが決
定されうる。例えば、図14は、0.5nsの入力スル
ーおよび2標準負荷のファンアウトにおいて、IV14
0のIV110に対する電力消費の比がほぼ1.4であ
ることを示し、従って図8の構造においてIV110が
最低電力消費を生じるはずであることを示す。しかし、
同じ入力スルーであるが5標準負荷のファンアウトにお
いては、図14の比は1より小さく、IV140ドライ
バが最低電力消費を生じることを示す。同様にして、図
15には、3nsの入力スルーおよび2標準負荷のファ
ンアウトにおいてはIV110が最低電力消費を生じる
こと、一方3nsの入力スルーおよび7標準負荷のファ
ンアウトにおいては、電力消費を最小化するためにIV
110よりもIV120が好ましいことが示されてい
る。
【0038】いかなる与えられた技術においても、入力
スルーおよび出力ファンアウトに基づく適切な駆動強度
の表が、図14および図15に示されているようにし
て、ライブラリ内のそれぞれのセルに対し展開されう
る。これらの表は、その後、駆動ゲート強度の適切な選
択により、電力消費を減少させるために、どのような自
動化された最適化ツールによっても用いられうる。それ
ぞれのセルに対する駆動ゲート強度の利用可能な選択の
幅が大きいほど、電力減少に関する結果はより良いもの
となる。
【0039】図14および図15に示されているものの
ようなデータは、与えられたCMOS回路設計の全ての
非速度クリティカルパス内の駆動ゲート強度を選択する
ために用いられうる。該駆動ゲート強度は、図14およ
び図15に示されているようなデータにより、駆動ゲー
トが遭遇するであろう出力負荷および入力スルー条件の
関数として選択される。駆動ゲートの選択は、通常は、
CMOS回路の出力段から入力へ向かって後向きに行わ
れる。そのわけは、主要な出力負荷は一般に、CMOS
回路が用いられるシステム環境によって命令されるから
である。しかし、以下の説明から明らかになるように、
該選択はまた、入力段から前向きにも進行しうる。
【0040】図16は、CMOS回路モジュール内にお
けるいくつかの代表的な信号パスを100に示してい
る。信号パス100は、入力101および102によっ
て駆動され、複数の出力を103に発生する。入力10
1および102は、通常は図16の信号パスの上流にあ
る回路モジュールから受取られ、出力103は、図16
の信号パスの下流にあるもう1つの回路モジュールの入
力を駆動する。図16の信号パスは、CMOSゲートG
1からG15までを含み、全てが、例としての目的上、
非速度クリティカルパスであるものと仮定される。この
代表的な信号パスのゲートG1からG15までは、本発
明により以下のように解析される。
【0041】信号101および102の入力スルーは、
図16の上流の回路モジュールの既知の出力スルーであ
り、出力103のそれぞれによって駆動される負荷は、
出力103により駆動される回路モジュールの既知の入
力によって定められる。最初に、ゲートG1からG15
までのそれぞれは、所望機能のために利用可能な最小幾
何構造(従って最小駆動強度)ゲートであるものと仮定
する。例えば、もしゲートG11がインバータであれ
ば、ゲートG11は、上述のIV110のような、利用
可能な最小幾何構造インバータであるものと仮定する。
同様にして、もしゲートG12がNANDゲートであれ
ば、ゲートG12は、利用可能な最小幾何構造NAND
ゲートであるものと仮定する。それぞれのゲートの幾何
構造および駆動強度が仮定されたので、それぞれのゲー
トの入力によって示される(既知の標準負荷の倍数とし
ての)負荷もまた既知となる。それぞれのゲートによっ
て示される負荷が既知であるため、また信号101およ
び102の入力スルーも既知であるため、ゲートG1か
らG13までのそれぞれにおける入力スルーは、図7に
示されているような曲線を用いて容易に決定される。例
えば、もしG15の入力における信号101の入力スル
ーが0.5nsであり、かつもしゲートG1からG13
までのそれぞれが1標準負荷を示せば、図7は、ゲート
G1からG13までの入力スルーでもあるゲートG15
の出力の立上り時間が約0.75nsであることを示
す。この技術の反復適用は、図16のそれぞれのゲート
における入力スルーの決定を可能にする。
【0042】ゲートG1からG13までの入力スルーが
決定されると、図14および図15に関連して上述され
た技術が、ゲートG1からG13までに対する適切な駆
動強度を決定するために適用されうる。さらに詳述する
と、ゲートG1からG10までのそれぞれに対し、該ゲ
ートの適切な駆動強度が、その入力スルーと、該それぞ
れのゲートの出力に対して与えられる負荷と、を考慮す
ることにより決定される。この例においては、それぞれ
のゲートG1からG10までの出力に与えられる負荷
は、図16の構造により駆動される下流の回路モジュー
ルの設計から知られる。ゲートG1からG10までのそ
れぞれに対する駆動強度が決定された後、ゲートG11
の駆動強度が、その入力スルーおよびゲートG1からG
3までにより与えられる負荷に基づいて決定され、ゲー
トG12の駆動強度が、その入力スルーおよびゲートG
4およびG5により与えられる負荷に基づいて決定さ
れ、ゲートG13の駆動強度が、その入力スルーおよび
ゲートG6およびG7により与えられる負荷に基づいて
決定され、ゲートG14の駆動強度が、その入力スルー
およびゲートG8からG10までにより与えられる負荷
に基づいて決定される。ゲートG11からG13までの
駆動強度が決定され終わると、次にゲートG15の駆動
強度が、その入力スルーおよびゲートG11からG13
までにより与えられる負荷に基づいて決定されうる。
【0043】以上の説明から、最初の最小幾何構造(低
駆動強度)ゲートの仮定は単なる便宜上の仮定に過ぎ
ず、本発明の技術の適用を開始するためにはそれぞれの
ゲートにある駆動強度を与えなければならないが、上述
の最小幾何構造ゲートの仮定は本発明が必要とするもの
ではないことに注意すべきである。例えば、ゲートG1
からG15までの最初の駆動強度は、代わりに、図16
の構造の性能を最適化するように選択されうる。
【0044】低電力最適化プロシージャを終了させるた
めの判定基準としても用いられうる、1つの主要な制約
は、ドライバゲートの選択のプロセス中に、前記技術が
適用される全ての非速度クリティカルパスの遅延を監視
して、選択されたドライバゲートを用いて得られた該遅
延が、適用可能な設計制約を超えない、すなわち、モジ
ュールの速度クリティカルパスの遅延を超えないことを
保証する。このようにして、CMOS回路の電力消費
は、その性能を劣化させることなく減少せしめられう
る。図14および図15のデータは、表または数学方程
式の形式、および図14および図15に与えられたグラ
フ形式により利用されうることに注意すべきである。
【0045】図17は、本発明の上述の特徴を取り込ん
だ、代表的なCMOS回路設計技術を示す。図17のス
テップ200においては、回路の最初のゲートが選択さ
れ、ゲート(0)と表される。ゲート(0)は、全てが
前述の最小幾何構造ゲートでありうる。しかし、ゲート
(0)は、CMOS回路の所望の機能性を与えなくては
ならないことは明らかである。この関連において、ある
場合には、最小幾何構造ゲートが、必要な負荷を駆動す
るのに不適当な駆動強度を有しうることに注意すべきで
ある。そのような場合には、その特定のゲートは、例え
ば、必要な負荷を適切に駆動しうる最小駆動強度ゲート
でありうる。もちろん、かつ上述のように、ゲート
(0)は、必ずしも最小駆動強度ゲートである必要はな
い。例えば、ゲート(0)は、代わりに、CMOS回路
の性能を最適化するように選択されうる。
【0046】ステップ200において最初のゲートであ
るゲート(0)が選択された後、ゲート(0)に関連す
る全電力消費がステップ201において決定され、TP
(0)と表される。
【0047】ステップ201において最初の全電力TP
(0)が決定された後、ステップ202においてカウン
タ変数nが1にセットされる。その後、ステップ203
において、図14および図15に関連して上述された技
術を用い、CMOS回路のゲート(0)が適切であるよ
うに置換される。ステップ203においては、1つまた
はそれ以上の最初のゲート(0)が置換されるので、ス
テップ203において、またステップ203の後、CM
OS回路の諸ゲートはゲート(n)と表される。すなわ
ち、ステップ203の(n=1を有する)最初の実行の
後、CMOS回路の諸ゲートはゲート(1)と表され
る。ステップ203においてゲート(0)が、ゲート
(1)に到達するのに必要なように置換された後、ステ
ップ204においてゲート(1)により消費される全電
力が決定され、TP(1)と表される。ステップ204
においてはまた、ゲート(1)により定められるCMO
S回路の非速度クリティカルパスの遅延マージンが決定
され、DM(1)と表される。与えられた非速度クリテ
ィカルパスの遅延マージンは、その非速度クリティカル
パスの遅延と、CMOS回路の速度クリティカルパスの
遅延と、の間の差である。例えば、もし速度クリティカ
ルパスの遅延が10nsであり、与えられた非速度クリ
ティカルパスの遅延が7nsであれば、その与えられた
非速度クリティカルパスに関連する遅延マージンは10
−7=3nsである。ステップ204の後、ステップ2
05は、TP(1)がTP(0)より小さいか否かを決
定する。もしnoであれば、ステップ208においてゲ
ート(0)が設計のために選択される。もしステップ2
05においてyesであれば、ステップ206は、DM
(1)によって表される全ての遅延マージンが、所定の
スレショルド遅延マージン値よりも大きいか否かを決定
する。もしステップ206においてnoであれば、ステ
ップ208においてゲート(0)が設計のために選択さ
れる。
【0048】もしステップ206においてyesであれ
ば、ステップ207は、カウンタ変数nを1から2へ増
加させる。その後、ステップ203において、図14お
よび図15に関連して上述された技術がゲート(1)に
適用され、それによってゲート(2)が決定される。そ
の後、ステップ204において新しく決定されたゲート
(2)に関連する全電力および遅延マージンが決定され
る。次に、ステップ205は、ステップ205は、ゲー
ト(2)に関連する全電力がゲート(1)に関連する全
電力より小さいか否かを決定する。もしnoであれば、
ステップ208においてゲート(1)が設計のために選
択される。もしステップ205においてyesであれ
ば、ステップ206は、ゲート(2)に関連する全ての
遅延マージンが、所定のスレショルド値よりも大きいか
否かを決定する。もしステップ206においてnoであ
れば、ステップ208においてゲート(1)が設計のた
めに選択される。もしステップ206においてyesで
あれば、ステップ207においてカウンタ変数nが2か
ら3へ増加せしめられ、プロセスは再びステップ203
へ復帰してゲート(3)を発生せしめる。
【0049】ステップ203から207までは、ステッ
プ205またはステップ206がnoの結果を生じるま
で、順次実行され、かつ繰返されて、該結果が生じた時
はプロセスは停止され、ステップ208においてゲート
(n−1)が設計のために選択される。上述のように、
図14および図15の技術は、非速度クリティカルパス
に対してのみ適用され、速度クリティカルパスに対して
は適用されない。
【0050】駆動ゲート強度を選択するための上述の技
術は、回路面積をも減少せしめうる。任意の他の回路最
適化方法によるのと同様に、上述の選択技術によって実
現される結果もまた原回路の構造または特性に依存す
る。高い百分率の非速度クリティカルパスを有する回路
は、低い百分率を有するものより良い結果を実現する。
集積回路面積の減少は、回路の負荷条件に依存する。例
えば、軽負荷条件は、低駆動強度を有する駆動ゲートの
方へ傾く傾向があり、それは高駆動強度ゲートよりも小
さいシリコン面積を占有する。
【0051】上述の駆動ゲート置換技術は、28%の電
力減少および41%の集積回路面積減少の結果を有する
CMOS32ビット桁上げ先見加算器回路によって具体
化された。
【0052】本発明は、駆動ゲートを、手動的または自
動的に、より高いまたはより低い駆動強度ゲートによっ
て置換することにより、論理装置における動的電力消費
の減少を可能ならしめる。これは、広範囲に動作するS
PICE形回路シミュレーションを用いることなく、タ
イミング性能および面積オーバヘッドに対する電力消費
のトレードオフを与える。本発明は、クリティカルパス
の性能を犠牲にすることなく、動的電力消費を減少せし
め、またシリコン面積を減少せしめるのに役立つ。本発
明の技術は、どのような電力最適化または合成ツール内
にも容易に取り込まれうる。以上においては本発明の代
表的実施例を説明したが、これは本発明の範囲を限定す
るものではなく、それはさまざまな実施例によって実施
されうる。
【0053】以上の説明に関して更に以下の項を開示す
る。 (1)データ処理回路において、第1および第2信号パ
スであって、該第1信号パスが前記データ処理回路の速
度クリティカルパスである、該第1および第2信号パス
を含み、該第1信号パスが、所定の論理演算を行う第1
論理ゲートを含み、前記第2信号パスが、前記所定の論
理演算を、前記第1論理ゲートよりも低速かつ少ない電
力消費で行う第2論理ゲートを含む、データ処理回路。
【0054】(2)第1および第2信号パスを有するデ
ータ処理回路であって、該第1信号パスが該データ処理
回路の速度クリティカルパスである、前記データ処理回
路の構成方法において、前記第1信号パス内に、所定の
論理演算を行う第1論理ゲートを配設するステップと、
前記第2信号パス内に、前記所定の論理演算を、前記第
1論理ゲートよりも低速かつ少ない電力消費で行う第2
論理ゲートを配設するステップと、を含むデータ処理回
路の構成方法。
【0055】(3)データ処理回路は、第1および第2
信号パスを含み、該第1信号パスは速度クリティカルパ
スである。該第1信号パスは、所定の論理演算を行う第
1論理ゲート(図22)を含み、前記第2信号パスは、
前記所定の論理演算を、前記第1論理ゲートよりも低速
かつ少ない電力消費で行う第2論理ゲート(図23)を
含む。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のCMOSインバータを示す図。
【図2】図1のCMOSインバータにおける短絡電流を
示すタイミング図。
【図3】CMOSインバータの短絡電流に対する入力ス
ルーの影響のグラフ表示。
【図4】本発明の説明に用いられるいくつかの異なるC
MOSインバータの幾何学的形態を示すチャート。
【図5】異なる駆動強度の無負荷CMOSインバータに
おける、短絡電力の変化対入力スルーのグラフ表示。
【図6】さまざまな入力スルーにおける、CMOSイン
バータの短絡電力消費の変化対該CMOSインバータの
ファンアウトのグラフ表示。
【図7】さまざまな負荷における、CMOSインバータ
の出力立上り時間の変化対入力スルーのグラフ表示。
【図8】CMOSインバータのローディングの1例を示
す図。
【図9】図8の駆動インバータの電力消費を解析する目
的で、図8の負荷回路が従来どのようにモデル化されて
いるかを示す図。
【図10】図8のゲートの全てにおいて消費される全短
絡電力が、負荷ゲートの数によってどのように変化する
かのグラフ表示。
【図11】図8の全ゲートの全短絡電力消費が、負荷ゲ
ートの数によってどのように変化するかのグラフ表示。
【図12】さまざまなドライバゲートの場合、図8の全
ゲートの全短絡電力消費が、図8のファンアウトによっ
てどのように変化するかのグラフ表示。
【図13】Aは、さまざまなドライバゲートの場合、図
8の構造の全容量性電力消費が、図8のファンアウトに
よってどのように変化するかのグラフ表示。Bは、図8
の構造の全動的電力消費が、図8の負荷によってどのよ
うに変化するかのグラフ表示。CおよびDは、さまざま
なドライバゲートおよびスルーの場合、図8の構造の動
的電力消費が、図8のファンアウトによってどのように
変化するかのグラフ表示。
【図14】図8の第1ドライバインバータを用いる時の
全電力消費の、図8の第2ドライバインバータを用いる
時の全電力消費に対する比が、図8のファンアウトによ
ってどのように変化するかのグラフ表示。
【図15】図示されている電力比が異なるドライバイン
バータ対を用いて得られている点以外は、図14と同様
のグラフ表示。
【図16】本発明を適用されうる代表的なCMOS回路
を示す図。
【図17】本発明の代表的な設計方法を示すフローチャ
ート。
【図18】従来の加算器回路に用いられる排他的ORゲ
ートの概略図。
【図19】従来の加算器回路に用いられる排他的ORゲ
ートの概略図。
【図20】本発明による高性能低電力排他的ORゲート
の概略図。
【図21】本発明による低電力排他的ORゲートの概略
図。
【図22】従来の加算器回路に用いられるもう1つの排
他的ORゲートの概略図。
【図23】本発明によるもう1つの低電力排他的ORゲ
ートの概略図。
【図24】従来の加算器回路と、本発明による低電力加
算器回路との間の、電力消費、性能、エネルギー消費、
およびシリコン面積に関する比較の表。
【図25】従来の加算器回路と、本発明による低電力加
算器回路との間の、電力消費、性能、エネルギー消費、
およびシリコン面積に関する比較の表。
【図26】従来の加算器回路と、本発明による低電力加
算器回路との間の、電力消費、性能、エネルギー消費、
およびシリコン面積に関する比較の表。
【図27】図24から図26までの低電力CPLおよび
低電力DPLを得るために用いられる設計技術を示す
図。
【符号の説明】
I2 インバータ a データビット b データビット p aとbとの排他的論理和 an aの逆 bn bの逆 pn pの逆

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ処理回路において、 第1および第2信号パスであって、該第1信号パスが前
    記データ処理回路の速度クリティカルパスである、該第
    1および第2信号パスを含み、 該第1信号パスが、所定の論理演算を行う第1論理ゲー
    トを含み、 前記第2信号パスが、前記所定の論理演算を、前記第1
    論理ゲートよりも低速かつ少ない電力消費で行う第2論
    理ゲートを含む、データ処理回路。
  2. 【請求項2】 第1および第2信号パスを有するデータ
    処理回路であって、該第1信号パスが該データ処理回路
    の速度クリティカルパスである、前記データ処理回路の
    構成方法において、 前記第1信号パス内に、所定の論理演算を行う第1論理
    ゲートを配設するステップと、 前記第2信号パス内に、前記所定の論理演算を、前記第
    1論理ゲートよりも低速かつ少ない電力消費で行う第2
    論理ゲートを配設するステップと、を含むデータ処理回
    路の構成方法。
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