JPH08267165A - 首下逃がし部転造用軸状粗形材 - Google Patents
首下逃がし部転造用軸状粗形材Info
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- JPH08267165A JPH08267165A JP7573395A JP7573395A JPH08267165A JP H08267165 A JPH08267165 A JP H08267165A JP 7573395 A JP7573395 A JP 7573395A JP 7573395 A JP7573395 A JP 7573395A JP H08267165 A JPH08267165 A JP H08267165A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】フランジ部と軸部とを有する首下逃がし部転造
用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃がし部を
凹設して得られる製品が固定部材と固定されるものであ
る場合において、フランジ部の側面に余肉が残留しない
ようにする。 【構成・作用】頭部1の一端面1aに凹部を形成し、首
下逃がし部2bの転造時に生じる余肉4を収納させる。
用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃がし部を
凹設して得られる製品が固定部材と固定されるものであ
る場合において、フランジ部の側面に余肉が残留しない
ようにする。 【構成・作用】頭部1の一端面1aに凹部を形成し、首
下逃がし部2bの転造時に生じる余肉4を収納させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は首下逃がし部転造用軸状
粗形材に関する。この首下逃がし部転造用軸状粗形材を
転造することにより、例えばコンロッドボルト等の製品
が得られる。
粗形材に関する。この首下逃がし部転造用軸状粗形材を
転造することにより、例えばコンロッドボルト等の製品
が得られる。
【0002】
【従来の技術】以下、製品としてのコンロッドボルトを
粗形材より得る場合を例にとって説明する。すなわち、
コネクティングロッドは、ロッドと、キャップと、これ
らロッド及びキャップを締結するコンロッドボルトとよ
り構成され得る。このコンロッドボルトを製造する場
合、図7に示すように、フランジ部としての頭部90
と、この頭部90の一端面90aから略直角に延出する
軸部91とからなる鍛造後の粗形材W0 が用いられ得
る。この粗形材W0 を用いる場合、軸部91の他端部に
図示しないねじ用転造ダイスを用いてねじ転造を行え
ば、その部分に図示しないねじ部が形成され、コンロッ
ドボルトとされる。
粗形材より得る場合を例にとって説明する。すなわち、
コネクティングロッドは、ロッドと、キャップと、これ
らロッド及びキャップを締結するコンロッドボルトとよ
り構成され得る。このコンロッドボルトを製造する場
合、図7に示すように、フランジ部としての頭部90
と、この頭部90の一端面90aから略直角に延出する
軸部91とからなる鍛造後の粗形材W0 が用いられ得
る。この粗形材W0 を用いる場合、軸部91の他端部に
図示しないねじ用転造ダイスを用いてねじ転造を行え
ば、その部分に図示しないねじ部が形成され、コンロッ
ドボルトとされる。
【0003】こうして得られたコンロッドボルトは頭部
90の一端面90aがロッドと当接する座面(以下、座
面90aとする。)とされるが、一般的なコンロッドボ
ルトでは、鍛造時の首下丸み部91aがそのまま残さ
れ、座面90aの平坦面が首下丸み部91aにより減少
する。この場合、ロッドとキャップとを小さな軸力でし
か締結できないこととなる。
90の一端面90aがロッドと当接する座面(以下、座
面90aとする。)とされるが、一般的なコンロッドボ
ルトでは、鍛造時の首下丸み部91aがそのまま残さ
れ、座面90aの平坦面が首下丸み部91aにより減少
する。この場合、ロッドとキャップとを小さな軸力でし
か締結できないこととなる。
【0004】このため、首下丸み部91aを除去するこ
とが好ましい。この場合、切削によれば加工費の高騰を
生じるとともに加工後の強度低下が予想されるため、上
記ねじ転造と同時に首下盗み転造を行なうことが好まし
いと考えられる。この場合、図8に示すように、まず互
いに対向する凸部80a、81aをもつ首下盗み用転造
ダイス80、81を用い、これらの首下盗み用転造ダイ
ス80、81を図示しないねじ用転造ダイスとともに可
動盤82、83間に装備する。そして、粗形材W0 を軸
方向で保持し、可動盤82、83を互いに近づく方向に
押圧しつつ紙面と直角に互いに離れる方向に移動させ
る。
とが好ましい。この場合、切削によれば加工費の高騰を
生じるとともに加工後の強度低下が予想されるため、上
記ねじ転造と同時に首下盗み転造を行なうことが好まし
いと考えられる。この場合、図8に示すように、まず互
いに対向する凸部80a、81aをもつ首下盗み用転造
ダイス80、81を用い、これらの首下盗み用転造ダイ
ス80、81を図示しないねじ用転造ダイスとともに可
動盤82、83間に装備する。そして、粗形材W0 を軸
方向で保持し、可動盤82、83を互いに近づく方向に
押圧しつつ紙面と直角に互いに離れる方向に移動させ
る。
【0005】こうして得られるコンロッドボルトでは、
図9に示すように、軸部91における頭部90と隣接す
る一端部に環状の首下逃がし部91bが凹設されること
により首下丸み部91aが除かれ、これにより座面90
aの平坦面が拡大されるため、ロッドとキャップとを大
きな軸力で締結できる。
図9に示すように、軸部91における頭部90と隣接す
る一端部に環状の首下逃がし部91bが凹設されること
により首下丸み部91aが除かれ、これにより座面90
aの平坦面が拡大されるため、ロッドとキャップとを大
きな軸力で締結できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、こうして得ら
れたコンロッドボルトでは、図9に示すように、首下逃
がし部91bの転造時に余肉が生じてしまう。この余肉
は、軸部91の首下逃がし部91bの他端側に盛り上が
る他、頭部90の座面90aを径方向に移動して頭部9
0の側面90bにも盛り上がってしまう。軸部91の首
下逃がし部91bの他端側に盛り上がった余肉92は、
図10に示すように、軸部91が単純な円筒面であるこ
とからバニシ仕上げにより容易に押しつぶしてロッドと
の干渉が生じないようにすることができるが、頭部90
の側面90bに盛り上がった余肉93は、頭部90が一
般に異形であるため、面倒な加工によらなければそのま
ま残留させてしまうこととなる。こうして得られたコン
ロッドボルトを用い、図11に示すように、ロッド70
と図示しないキャップとを締結せんとすれば、図12に
示すように、頭部90の側面90bに残留した余肉93
がロッド70の一部と干渉し、ボルトを所定の位置にセ
ットできず、この結果使用時に軸力の低下を生じてしま
う。
れたコンロッドボルトでは、図9に示すように、首下逃
がし部91bの転造時に余肉が生じてしまう。この余肉
は、軸部91の首下逃がし部91bの他端側に盛り上が
る他、頭部90の座面90aを径方向に移動して頭部9
0の側面90bにも盛り上がってしまう。軸部91の首
下逃がし部91bの他端側に盛り上がった余肉92は、
図10に示すように、軸部91が単純な円筒面であるこ
とからバニシ仕上げにより容易に押しつぶしてロッドと
の干渉が生じないようにすることができるが、頭部90
の側面90bに盛り上がった余肉93は、頭部90が一
般に異形であるため、面倒な加工によらなければそのま
ま残留させてしまうこととなる。こうして得られたコン
ロッドボルトを用い、図11に示すように、ロッド70
と図示しないキャップとを締結せんとすれば、図12に
示すように、頭部90の側面90bに残留した余肉93
がロッド70の一部と干渉し、ボルトを所定の位置にセ
ットできず、この結果使用時に軸力の低下を生じてしま
う。
【0007】以上、製品をコンロッドボルトとして説明
したが、フランジ部と軸部とを有する首下逃がし部転造
用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃がし部を
凹設して得られる製品がロッド等の固定部材と固定され
るものであれば、フランジ部の側面に残留する余肉はそ
の固定部材と干渉しやすいため、やはり同様の課題が存
在する。
したが、フランジ部と軸部とを有する首下逃がし部転造
用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃がし部を
凹設して得られる製品がロッド等の固定部材と固定され
るものであれば、フランジ部の側面に残留する余肉はそ
の固定部材と干渉しやすいため、やはり同様の課題が存
在する。
【0008】本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされ
たものであって、フランジ部と軸部とを有する首下逃が
し部転造用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃
がし部を凹設して得られる製品が固定部材と固定される
ものである場合において、フランジ部の側面に余肉が残
留しないようにすることを解決すべき課題とする。
たものであって、フランジ部と軸部とを有する首下逃が
し部転造用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃
がし部を凹設して得られる製品が固定部材と固定される
ものである場合において、フランジ部の側面に余肉が残
留しないようにすることを解決すべき課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の首下逃がし部転
造用軸状粗形材は、フランジ部と、該フランジ部の一端
面から略直角に延出する軸部とを有し、転造により該軸
部における該フランジ部と隣接する端部に環状の首下逃
がし部が凹設されることにより製品とされる首下逃がし
部転造用軸状粗形材において、前記フランジ部の一端面
には、前記首下逃がし部の転造時に生じる余肉を収納す
る凹部が形成されていることを特徴とする。
造用軸状粗形材は、フランジ部と、該フランジ部の一端
面から略直角に延出する軸部とを有し、転造により該軸
部における該フランジ部と隣接する端部に環状の首下逃
がし部が凹設されることにより製品とされる首下逃がし
部転造用軸状粗形材において、前記フランジ部の一端面
には、前記首下逃がし部の転造時に生じる余肉を収納す
る凹部が形成されていることを特徴とする。
【0010】余肉が頭部の側面に盛り上がることはな
く、新しい座面が最大限の面積を確保するように凹部を
設定することが好ましい。
く、新しい座面が最大限の面積を確保するように凹部を
設定することが好ましい。
【0011】
【作用】本発明の首下逃がし部転造用軸状粗形材に転造
を施して首下逃がし部を凹設する。このとき、やはり余
肉が生じるが、この余肉のうちフランジ部の一端面を径
方向に移動するものは、フランジ部の一端面に形成され
た凹部に収納され、フランジ部の側面に盛り上がること
はない。
を施して首下逃がし部を凹設する。このとき、やはり余
肉が生じるが、この余肉のうちフランジ部の一端面を径
方向に移動するものは、フランジ部の一端面に形成され
た凹部に収納され、フランジ部の側面に盛り上がること
はない。
【0012】
【実施例】以下、本発明を具体化した実施例1〜3を図
面を参照しつつ説明する。 (実施例1)実施例1の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図1に示すように、フラン
ジ部としての頭部1と、この頭部1の一端面1aから略
直角に延出する軸部2とからなる。軸部2と一端面1a
との間には、従来と同様、首下丸み部2aがそのまま残
されている。また、頭部1の一端面1aは、特徴的な構
成として、図7に示す従来の粗形材W0 の一端面90a
を基線Aとした場合、母線Bが微小角θだけ全周にわた
って傾斜した円錐面形状に形成されている。こうして、
この粗形材では、頭部1の一端面1aを従来の粗形材W
0 の一端面90aよりも凹設することで凹部3が形成さ
れている。
面を参照しつつ説明する。 (実施例1)実施例1の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図1に示すように、フラン
ジ部としての頭部1と、この頭部1の一端面1aから略
直角に延出する軸部2とからなる。軸部2と一端面1a
との間には、従来と同様、首下丸み部2aがそのまま残
されている。また、頭部1の一端面1aは、特徴的な構
成として、図7に示す従来の粗形材W0 の一端面90a
を基線Aとした場合、母線Bが微小角θだけ全周にわた
って傾斜した円錐面形状に形成されている。こうして、
この粗形材では、頭部1の一端面1aを従来の粗形材W
0 の一端面90aよりも凹設することで凹部3が形成さ
れている。
【0013】図8に示す転造装置を用いてこの粗形材の
軸部2の他端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転
造を行ない、図示しないねじ部を形成するとともに首下
逃がし部2bを凹設する。このとき、図2に示すよう
に、やはり余肉4、5が生じるが、この余肉4、5のう
ち頭部1の一端面1aを径方向に移動する余肉4は凹部
3を順次埋めて行き、新しい一端面で座面4aを形成す
る。この座面4aが従来の粗形材W0 の一端面90aと
一致する。このため、余肉4は頭部1の側面1bに盛り
上がることはない。なお、軸部2の首下逃がし部2bの
他端側に盛り上がった余肉5は、軸部2が単純な円筒面
であることからバニシ仕上げにより容易に押しつぶして
ロッドとの干渉が生じないようにする。
軸部2の他端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転
造を行ない、図示しないねじ部を形成するとともに首下
逃がし部2bを凹設する。このとき、図2に示すよう
に、やはり余肉4、5が生じるが、この余肉4、5のう
ち頭部1の一端面1aを径方向に移動する余肉4は凹部
3を順次埋めて行き、新しい一端面で座面4aを形成す
る。この座面4aが従来の粗形材W0 の一端面90aと
一致する。このため、余肉4は頭部1の側面1bに盛り
上がることはない。なお、軸部2の首下逃がし部2bの
他端側に盛り上がった余肉5は、軸部2が単純な円筒面
であることからバニシ仕上げにより容易に押しつぶして
ロッドとの干渉が生じないようにする。
【0014】こうして得られたコンロッドボルトでロッ
ドとキャップとを締結すれば、頭部1の側面1bに余肉
4が残留していないため、余肉4とロッドの一部との干
渉は生じず、軸力の低下を生じない。また、このコンロ
ッドボルトでは、軸部2における頭部1と隣接する一端
部に環状の首下逃がし部2bが凹設されることにより首
下丸み部2aが除かれている。また、余肉4が頭部1の
側面1bに盛り上がることはなく、新しい座面4aが最
大限の面積を確保するように凹部3を設定している。こ
のため、このコンロッドボルトでは、座面4aの平坦面
の拡大により、ロッドとキャップとを大きな軸力で締結
できる。
ドとキャップとを締結すれば、頭部1の側面1bに余肉
4が残留していないため、余肉4とロッドの一部との干
渉は生じず、軸力の低下を生じない。また、このコンロ
ッドボルトでは、軸部2における頭部1と隣接する一端
部に環状の首下逃がし部2bが凹設されることにより首
下丸み部2aが除かれている。また、余肉4が頭部1の
側面1bに盛り上がることはなく、新しい座面4aが最
大限の面積を確保するように凹部3を設定している。こ
のため、このコンロッドボルトでは、座面4aの平坦面
の拡大により、ロッドとキャップとを大きな軸力で締結
できる。
【0015】したがって、このコンロッドボルトを用い
たコネクティングロッドは、高額の加工費を必要とする
ことなく、高い耐久性を発揮することができる。 (実施例2)実施例2の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図3に示すように、頭部6
と、この頭部6の一端面6aから略直角に延出する軸部
7とからなる。軸部7と一端面6aとの間には、従来と
同様、首下丸み部7aがそのまま残されている。また、
頭部6の一端面6aは、特徴的な構成として、頭部6の
薄肉側半周が大きく抉られ、頭部6の厚肉側半周が小さ
く抉られた略円錐面形状に形成されている。こうして、
この粗形材では、頭部6の一端面6aを従来の粗形材W
0 の一端面90aよりも凹設することで凹部8が形成さ
れている。
たコネクティングロッドは、高額の加工費を必要とする
ことなく、高い耐久性を発揮することができる。 (実施例2)実施例2の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図3に示すように、頭部6
と、この頭部6の一端面6aから略直角に延出する軸部
7とからなる。軸部7と一端面6aとの間には、従来と
同様、首下丸み部7aがそのまま残されている。また、
頭部6の一端面6aは、特徴的な構成として、頭部6の
薄肉側半周が大きく抉られ、頭部6の厚肉側半周が小さ
く抉られた略円錐面形状に形成されている。こうして、
この粗形材では、頭部6の一端面6aを従来の粗形材W
0 の一端面90aよりも凹設することで凹部8が形成さ
れている。
【0016】実施例1と同様、この粗形材の軸部7の他
端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転造を行な
い、ねじ部を形成するとともに、図4に示すように、首
下逃がし部7bを凹設する。このとき、やはり余肉9、
10が生じるが、この余肉9、10のうち頭部6の一端
面6aを径方向に移動する余肉9は凹部8を順次埋めて
行き、新しい一端面で座面9aを形成する。この座面9
aが従来の粗形材W0 の一端面90aと一致する。この
ため、余肉9は頭部6の側面6bに盛り上がることはな
い。なお、軸部7の首下逃がし部7bの他端側に盛り上
がった余肉10は、実施例1と同様、バニシ仕上げす
る。
端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転造を行な
い、ねじ部を形成するとともに、図4に示すように、首
下逃がし部7bを凹設する。このとき、やはり余肉9、
10が生じるが、この余肉9、10のうち頭部6の一端
面6aを径方向に移動する余肉9は凹部8を順次埋めて
行き、新しい一端面で座面9aを形成する。この座面9
aが従来の粗形材W0 の一端面90aと一致する。この
ため、余肉9は頭部6の側面6bに盛り上がることはな
い。なお、軸部7の首下逃がし部7bの他端側に盛り上
がった余肉10は、実施例1と同様、バニシ仕上げす
る。
【0017】こうして得られるコンロッドボルトにおい
ても、実施例1と同様の効果を奏することができる。 (実施例3)実施例3の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図5(A)及び(B)に示
すように、頭部11と、この頭部11の一端面11aか
ら略直角に延出する軸部12とからなる。軸部12と一
端面11aとの間には、従来と同様、首下丸み部12a
がそのまま残されている。また、頭部11の一端面11
aは、頭部11の薄肉側約半周が従来の粗形材W0 の一
端面90aと同一とされているが、特徴的な構成とし
て、頭部11の厚肉側約半周が抉られて半円錐面形状に
形成されている。こうして、この粗形材では、頭部11
の一端面11aを従来の粗形材W0 の一端面90aより
も凹設することで凹部13が形成されている。
ても、実施例1と同様の効果を奏することができる。 (実施例3)実施例3の首下逃がし部転造用軸状粗形材
もコンロッドボルトを製品として得るために鍛造された
ものである。この粗形材は、図5(A)及び(B)に示
すように、頭部11と、この頭部11の一端面11aか
ら略直角に延出する軸部12とからなる。軸部12と一
端面11aとの間には、従来と同様、首下丸み部12a
がそのまま残されている。また、頭部11の一端面11
aは、頭部11の薄肉側約半周が従来の粗形材W0 の一
端面90aと同一とされているが、特徴的な構成とし
て、頭部11の厚肉側約半周が抉られて半円錐面形状に
形成されている。こうして、この粗形材では、頭部11
の一端面11aを従来の粗形材W0 の一端面90aより
も凹設することで凹部13が形成されている。
【0018】実施例1、2と同様、この粗形材の軸部1
2の他端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転造を
行ない、ねじ部を形成するとともに、図6に示すよう
に、首下逃がし部12bを凹設する。このとき、やはり
余肉14、15が生じるが、この余肉14、15のうち
頭部11の一端面11aを径方向に移動する余肉14
は、頭部11の薄肉側においては頭部11の側面11b
にも盛り上がってしまうが、頭部11の厚肉側において
は凹部13を順次埋めて行き、新しい一端面で座面14
aを形成する。この座面14aが従来の粗形材W0 の一
端面90aと一致する。このため、余肉14は、頭部1
1の厚肉側においては頭部11の側面11bに盛り上が
ることはない。なお、軸部12の首下逃がし部12bの
他端側に盛り上がった余肉15は、実施例1と同様、バ
ニシ仕上げする。
2の他端部にねじ転造を行なうとともに首下盗み転造を
行ない、ねじ部を形成するとともに、図6に示すよう
に、首下逃がし部12bを凹設する。このとき、やはり
余肉14、15が生じるが、この余肉14、15のうち
頭部11の一端面11aを径方向に移動する余肉14
は、頭部11の薄肉側においては頭部11の側面11b
にも盛り上がってしまうが、頭部11の厚肉側において
は凹部13を順次埋めて行き、新しい一端面で座面14
aを形成する。この座面14aが従来の粗形材W0 の一
端面90aと一致する。このため、余肉14は、頭部1
1の厚肉側においては頭部11の側面11bに盛り上が
ることはない。なお、軸部12の首下逃がし部12bの
他端側に盛り上がった余肉15は、実施例1と同様、バ
ニシ仕上げする。
【0019】こうして得られるコンロッドボルトでは、
頭部11の厚肉側がロッドの側方と最も近接するが、頭
部11の厚肉側においては頭部11の側面11bに余肉
14が残留しないことから、やはり実施例1と同様の効
果を奏することができる。なお、実施例1〜3において
種々の凹部を例示したが、本発明に係る凹部はこれらに
限定されるものではなく、放射状の溝等の種々の形状の
ものを採用することができる。
頭部11の厚肉側がロッドの側方と最も近接するが、頭
部11の厚肉側においては頭部11の側面11bに余肉
14が残留しないことから、やはり実施例1と同様の効
果を奏することができる。なお、実施例1〜3において
種々の凹部を例示したが、本発明に係る凹部はこれらに
限定されるものではなく、放射状の溝等の種々の形状の
ものを採用することができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の首下逃が
し部転造用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃
がし部を凹設すれば、得られる製品はフランジ部の側面
に余肉が残留しない。したがって、この首下逃がし部転
造用軸状粗形材により得られる製品は、高額の加工費を
必要とすることなく、固定部材と大きな軸力で固定可能
なものとなる。
し部転造用軸状粗形材に転造を施し、これにより首下逃
がし部を凹設すれば、得られる製品はフランジ部の側面
に余肉が残留しない。したがって、この首下逃がし部転
造用軸状粗形材により得られる製品は、高額の加工費を
必要とすることなく、固定部材と大きな軸力で固定可能
なものとなる。
【図1】実施例1の首下逃がし部転造用軸状粗形材の一
部側面図である。
部側面図である。
【図2】実施例1の首下逃がし部転造用軸状粗形材によ
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
【図3】実施例2の首下逃がし部転造用軸状粗形材の一
部側面図である。
部側面図である。
【図4】実施例2の首下逃がし部転造用軸状粗形材によ
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
【図5】実施例3の首下逃がし部転造用軸状粗形材に係
り、(A)は一部側面図、(B)は軸部からみた底面図
である。
り、(A)は一部側面図、(B)は軸部からみた底面図
である。
【図6】実施例3の首下逃がし部転造用軸状粗形材によ
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
り得られたコンロッドボルトの一部側面図である。
【図7】従来の粗形材の一部側面図である。
【図8】従来の粗形材と、転造装置との一部断面図であ
る。
る。
【図9】従来の粗形材により得られた転造直後のコンロ
ッドボルトの一部破断断面側面図である。
ッドボルトの一部破断断面側面図である。
【図10】従来の粗形材により得られたコンロッドボル
トの一部破断断面側面図である。
トの一部破断断面側面図である。
【図11】従来のコンロッドボルトとロッドとの締結状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図12】図11のXII拡大断面図である。
1、6、11…頭部(フランジ部) 2、7、12…軸
部 2b、7b、12b…首下逃がし部 1a、6a、11
a…一端面 4、5、9、10、14、15…余肉 3、
8、13…凹部
部 2b、7b、12b…首下逃がし部 1a、6a、11
a…一端面 4、5、9、10、14、15…余肉 3、
8、13…凹部
Claims (1)
- 【請求項1】フランジ部と、該フランジ部の一端面から
略直角に延出する軸部とを有し、転造により該軸部にお
ける該フランジ部と隣接する端部に環状の首下逃がし部
が凹設されることにより製品とされる首下逃がし部転造
用軸状粗形材において、 前記フランジ部の一端面には、前記首下逃がし部の転造
時に生じる余肉を収納する凹部が形成されていることを
特徴とする首下逃がし部転造用軸状粗形材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573395A JPH08267165A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 首下逃がし部転造用軸状粗形材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7573395A JPH08267165A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 首下逃がし部転造用軸状粗形材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267165A true JPH08267165A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=13584779
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7573395A Pending JPH08267165A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 首下逃がし部転造用軸状粗形材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08267165A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004347126A (ja) * | 2004-07-28 | 2004-12-09 | Ntn Corp | 動圧型軸受ユニット |
| US6957296B2 (en) | 1996-09-20 | 2005-10-18 | Denso Corporation | Memory writing device for an electronic device |
| JP2007232135A (ja) * | 2006-03-02 | 2007-09-13 | Ntn Corp | 揺動軸受 |
| JP2011510242A (ja) | 2008-01-24 | 2011-03-31 | アキュメント ゲーエムベーハー ウント コー オーハーゲー | ねじ込みインサートおよび車両用部品 |
| JP2020163445A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 日東精工株式会社 | 有頭部品の製造方法 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7573395A patent/JPH08267165A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US6957296B2 (en) | 1996-09-20 | 2005-10-18 | Denso Corporation | Memory writing device for an electronic device |
| US7493455B2 (en) | 1996-09-20 | 2009-02-17 | Denso Corporation | Memory writing device for an electronic device |
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