JPH08267220A - 溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗及びそれを用いた鋳造方法 - Google Patents

溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗及びそれを用いた鋳造方法

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JPH08267220A
JPH08267220A JP7409895A JP7409895A JPH08267220A JP H08267220 A JPH08267220 A JP H08267220A JP 7409895 A JP7409895 A JP 7409895A JP 7409895 A JP7409895 A JP 7409895A JP H08267220 A JPH08267220 A JP H08267220A
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JP
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molten metal
casting
funnel
refractory
shield
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JP7409895A
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Kiyosumi Tokikawa
清澄 時川
Tadashi Isaki
正 伊崎
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Proterial Ltd
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ばりの残存がなく、再使用可能で、溶湯への
異物混入を防止できる溶湯鋳込用漏斗を提供する。 【構成】 溶湯鋳込用漏斗の内面に消失性遮蔽体を装着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は溶融金属(以下「溶湯」
という)鋳込用漏斗の改良に関し、特に遠心鋳造用鋳型
に注湯する際に使用する漏斗の内面にばりの発生を防止
することができる溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗及
びそれを用いた鋳造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】円柱又は円筒体の鋳造品を遠心鋳造によ
り製造する場合には、高速回転している鋳型に溶湯を鋳
込んで、溶湯を凝固させて鋳造品をつくる。前記鋳造品
としては、直径が200mm程度の小型から1000m
m以上の大型に至る各種サイズの円柱形中実製品あるい
は中空スリーブ製品(圧延ロールや鋳鉄管)が製造され
ている。溶解炉から取鍋に出湯した溶湯は、溶湯鋳込用
漏斗に注湯し、この漏斗の鋳型側に装着された鋳込みノ
ズルを経由して遠心鋳造用鋳型内に鋳込むのが一般に行
われている。
【0003】高速回転している鋳型に溶湯を鋳込んで、
溶湯を凝固させて円柱又は円筒体の製品をつくる遠心鋳
造法における溶湯の鋳込みに関連して、鋳型の構成や鋳
込み方法等との関係で、鋳造欠陥の発生を防止する改良
技術が種々提案されている。たとえば、特開平4−19
0953号公報においては、図5に示す遠心鋳造用鋳型
20において、金属製の外型21と、その外型21に内
嵌保持させた板紙からなる内型22とにより遠心鋳造用
鋳型を構成し、その内型22の内周面に塗型材23を塗
布した後、遠心鋳造用鋳型を駆動回転させつつ、その型
内に溶湯を鋳込む遠心鋳造法が提案されている。この提
案における前記板紙は、ボール紙、段ボール紙、チップ
ボール等種々のものを用いることができるとしており、
金型内に鋳込まれた溶湯に対する負荷を塗型材に請け負
わせることによって焼付き等の鋳造欠陥の防止を図るも
のである。
【0004】また、特開平4−190954号公報にお
いては、板紙をそのまま用いたのでは、鋳造時に溶湯が
型の内周壁に焼き付く虞れがあり、製品の品質が劣化し
たり、或いは、型がすぐに使えなくなったりすることか
ら、塗型材を含浸させた板紙を内型として内嵌保持させ
てなる遠心鋳造用鋳型が提案されている。
【0005】更に、特開昭51−83831号公報にお
いては、溶融金属容器(例えば取鍋等)の内壁構築方法
を開示している。この提案は図6に示す溶融金属容器2
4の内面に不定形耐火物25を振動成形するに際して、
溶融金属容器24の内面に予め熱膨脹吸収材26を配設
しその後不定形耐火物25を投入して振動成形を行うも
のである。このように配設した熱膨脹吸収材26に、内
壁を形成する不定形耐火物25の乾燥による熱膨脹を吸
収させることにより、彎曲、ふくれ、割れ等を防止する
と共に、溶融金属容器24への膨脹負荷を極小にして、
その変形或いは亀裂を防止し、溶融金属処理機能を長期
にわたって安定維持せしめることを図るものである。な
お、熱膨脹吸収材26としては、発砲スチロールのよう
に加熱によって軟らかくなり、且つ収縮するもの又は紙
のように燃焼収縮性のもの等を採用するとしている。こ
の提案においては、溶融金属の熱負荷等を不定形耐火物
25に請け負わせ、不定形耐火物25の乾燥による熱膨
脹を熱膨脹吸収材26に吸収させることを図ったもので
ある。なお、27はパーマネントレンガである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】図3は溶湯鋳込用漏斗
と遠心鋳造用金型との溶湯鋳込み時の位置関係を模式的
に示したものである。高速回転している金型14への溶
湯の鋳込みは、取鍋等の容器内の溶湯を所定温度で溶湯
鋳込用漏斗2に注湯(12は注湯された溶湯を示す)
し、鋳込みノズル13を経由して金型14内に鋳込まれ
る(Yは溶湯流を示す)。溶湯鋳込み終了後、漏斗2の
内面、特に内面が傾斜をなしている前面6や隅部8(図
4参照)にばり5が残存する。このばり5は、20〜3
0分後に行う次回の鋳込み作業までの間に完全に除去
し、内面の補修、乾燥といった繁雑な作業を余儀なくさ
れているという問題がある。もしばり5が完全に除去さ
れていない場合には、次回鋳込まれる溶湯流と共に金型
14内に鋳込まれて鋳造欠陥の要因となる。なお、前述
の残存ばりの発生は注入されるべき所定溶湯量の不足を
意味し、鋳造品の不良に直結する問題でもある。
【0007】本発明は上記従来技術に存在する問題点を
解決し、ばりの付着しない、つまり鋳込み作業の合間に
清掃や補修作業不要で、異物も混入しない溶湯鋳込用漏
斗及びそれを用いた鋳造方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者等は、溶湯の鋳込みに際し、鋳込み初期の
溶湯を砂型と瞬時に接触させないで、しかも、高速回転
している金型内面に巻き付かせる手段について種々探究
した結果本発明に到達した。
【0009】すなわち、本発明の溶湯鋳込用消失性遮蔽
体内張り漏斗は、耐火物壁内面の少なくとも一部に消失
性遮蔽体を内張りしたことを特徴とする。そしてこの消
失性遮蔽体が板紙であることを特徴とする。更に、本発
明の溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗を用いた鋳造方
法は、内面に耐火物を内張りした溶湯鋳込用漏斗を用い
て鋳造用鋳型に溶湯を鋳込む鋳造方法において、前記漏
斗の内側に内張りされた耐火物の少なくとも一部の表面
に消失性遮蔽体を装着し、前記消失性遮蔽体を内張りし
た前記漏斗内に溶湯を注湯し、引き続いて鋳造用鋳型に
鋳込みを行い、当該鋳込みが完了するまでの時間よりも
長い時間、前記溶湯と前記耐火物との間で前記消失性遮
蔽体が燃焼し続けながらも耐えることができる厚さとす
ることにより、前記溶湯と前記耐火物との接触を阻止し
て、前記耐火物の表面へのばりの付着を防止すると共
に、前記鋳込み完了後において前記消失性遮蔽体が完全
燃焼して消失することを特徴とする。
【0010】
【実施例及び作用】以下本発明の溶湯鋳込用消失性遮蔽
体内張り漏斗について図を参照して説明する。図1は円
柱または円筒体のロールの製作に供する遠心鋳造用金型
内に溶湯を鋳込むのに用いる消失性遮蔽体を内張りした
漏斗の概略平面図である。また図2は図1のAーA矢視
概略断面図である。溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗
は、鉄板3内に人造粘土質耐火物をスタンプして耐火物
壁4を形成し、その耐火物壁内面形状に合わせて消失性
遮蔽体であるボール紙などからなる板紙1が装着されて
いる。この装着は糊や水ガラス等で耐火物壁4の内面の
両側面9、10、前面6および後面7の各面と良好に接
する形状に形成されたものを接着する。接着する消失性
遮蔽体は耐火物壁4の内面の全面または一部分であって
もよい。
【0011】溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗2の溶
湯受け部内に鋳込まれた溶湯は板紙1の表面と接触しな
がら注湯、充填される。この場合、注湯された溶湯と接
触した板紙1は燃焼し始めるが、注湯された溶湯が鋳込
みノズルを経由して金型内に鋳込まれ終わるまで、溶湯
と耐火物壁4の表面との接触を妨げる役目をはたし、注
湯された溶湯が鋳込みノズルを経由して金型内に鋳込ま
れたあとにおいて完全燃焼して燃えつきて消失してしま
い、有毒ガスの発生もない。このため、漏斗2内の耐火
物壁4の表面にはばりが付着することはなく、漏斗の連
続的再使用を可能とし、従来問題であったばりの除去、
補修および加熱等の作業を不要とする。
【0012】消失性遮蔽体として板紙を例にとって述べ
たが、鋳込まれた溶湯を瞬間的にあるいは短い時間耐火
物壁との接触を阻止できるもので、燃えたりして消失す
るもの、例えば、ベニヤ板等の木板であってもよい。ま
た、繊維状態の紙質のものを耐火物壁の表面に吹き付け
又は塗布して消失性遮蔽体としてもよい。ただし、有害
ガスを発生するものや爆発性のものを用いるのは危険で
ある。また、溶湯の組成を変化させるものは好ましくな
い。
【0013】
【表1】
【0014】(実施例1)表1に示す本発明の組成の溶
湯を、内径370mm、胴長1530mmの金型を使用
し、図1に示す溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗2に
鋳込温度1340°Cで、溶湯量900kgを鋳込ん
だ。鋳込み開始後数秒して溶湯と接触した板紙は燃え始
め5分30秒で燃えつきた。遠心鋳造用金型への注湯は
30秒で完了した。なお、消失性遮蔽体の板紙の厚さは
3mmのものを使用した。鋳込後、漏斗内面の肉視検査
の結果、ばりの存在は確認できず、完全燃焼した灰が残
存するだけだったので灰を吸引除去するだけで次回の鋳
込み段取を直ちに完了することができた。鋳込まれたロ
ールについては、所定の時間経過後、鋳型を解体し、鋳
放しロールの胴部両端から厚さ15mm,深さ50mm
のリング状試料を切削採取し、肉視検査およびマクロエ
ッチングの結果、異常は認められなかった。また、残部
の鋳放しロール胴部外周を切削加工し、超音波内部探傷
を行ったが外殻層中に異常は認められなかった。燃え滓
である灰がたとえ溶湯と共に金型内に鋳込まれたとして
も、灰は溶湯と比べて比重が極めて軽いので遠心力を受
けて中心部に集まり容易に浮遊除去されることからなん
ら問題を生じなかったものと考えられる。
【0015】(比較例1)実施例1と同じ溶湯を、図3
で示す如く消失性遮蔽体の装着なしの漏斗2に鋳込ん
だ。鋳込温度が1330°Cであった以外、鋳込条件は
実施例1と同じ条件であった。鋳込後、漏斗内面の肉視
検査の結果、漏斗の前面と隅部にばりの残存が認められ
た。実施例1と同様、所定時間経過後鋳型を解体し、同
様の検査を行った結果、鋳放しロール表面から15〜2
0mm内部にザク巣等の鋳造欠陥が3カ所検出された。
無論、残存したばりは除去し、漏斗内面の補修、加熱作
業を必要とした。
【0016】(実施例2)実施例1と同じ溶湯を、漏斗
2の前面6(図1参照)にのみ板紙を装着した漏斗2に
鋳込温度1310°Cで、溶湯量500kgを鋳込ん
だ。鋳込み開始後数秒して溶湯と接触した板紙は燃え始
め3分45秒で燃えつきた。遠心鋳造用金型への注湯は
32秒で完了した。そして、実施例1と同様の検査をし
た結果、異常は認められなかった。なお、次回の鋳込み
の段取は実施例1と同様短時間で済ますことができた。
【0017】以上の説明から理解できるように、本発明
においては、漏斗に鋳込まれた溶湯を消失性遮蔽体が漏
斗内の耐火物表面との直接接触するのを阻止して、鋳造
用金型内に鋳込まれるため耐火物表面へのばりの発生を
防止できる。
【0018】
【発明の効果】本発明においては、漏斗に鋳込まれた溶
湯を消失性遮蔽体が漏斗内の耐火物表面との直接接触す
るのを阻止して、鋳造用金型内に鋳込まれるため耐火物
表面へのばりの発生を防止できる。このため、漏斗内張
りの清掃、補修および加熱等の作業の手間をなくすこと
ができると共に、漏斗の連続使用が可能となり長寿命、
作業効率向上への効果は大きい。又、ばりの再溶解等に
よる溶湯への異物混入も防止できるので、鋳造欠陥のな
いロールを製作することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗の
一実施例の概略平面図である。
【図2】図1のAーA矢視断面図である。
【図3】従来の圧延用ロールを製作するための遠心鋳造
用鋳型の例の縦断面図である。
【図4】従来の溶湯鋳込用消失性遮蔽体なし漏斗を用い
て遠心鋳造したときに漏斗の前面に付着したばりの状況
を示す模式図である。
【図5】板紙からなる内型を用いた遠心鋳造用鋳型の従
来の実施例の斜視図である。
【図6】従来の溶融金属容器を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 消失性遮蔽体(板紙) 2 溶湯鋳込用漏斗 3 鉄板 4 耐火物壁 5 ばり 6 漏斗の前面 7 漏斗の後面 8 漏斗の前面隅部 9、10 漏斗の側面 11 漏斗の底面 12 溶湯 13 鋳込みノズル 14 遠心鋳造用金型 Y 溶湯流 20 遠心鋳造用鋳型 21 金属製の外型 22 板紙からなる内型 23 塗型材 24 溶湯金属容器 25 不定型耐火物 26 熱膨脹吸収材 27 パーマネントレンガ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火物壁内面の少なくとも一部に消失性
    遮蔽体を内張りしたことを特徴とする溶湯鋳込用消失性
    遮蔽体内張り漏斗。
  2. 【請求項2】 消失性遮蔽体が板紙であることを特徴と
    する請求項1に記載の溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏
    斗。
  3. 【請求項3】 内面に耐火物を内張りした溶湯鋳込用漏
    斗を用いて鋳造用鋳型に溶湯を鋳込む鋳造方法におい
    て、前記漏斗の内側に内張りされた耐火物の少なくとも
    一部の表面に消失性遮蔽体を装着し、前記消失性遮蔽体
    を内張りした前記漏斗内に溶湯を注湯し、引き続いて鋳
    造用鋳型に鋳込みを行い、当該鋳込みが完了するまでの
    時間よりも長い時間、前記溶湯と前記耐火物との間で前
    記消失性遮蔽体が燃焼し続けながらも耐えることができ
    る厚さとすることにより、前記溶湯と前記耐火物との接
    触を阻止して、前記耐火物の表面へのばりの付着を防止
    すると共に、前記鋳込み完了後において前記消失性遮蔽
    体が完全燃焼して消失することを特徴とする溶湯鋳込用
    消失性遮蔽体内張り漏斗を用いた鋳造方法。
JP7409895A 1995-03-30 1995-03-30 溶湯鋳込用消失性遮蔽体内張り漏斗及びそれを用いた鋳造方法 Pending JPH08267220A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111266531A (zh) * 2020-03-14 2020-06-12 安徽恒顺生产力促进中心有限公司 一种消失模铸造铸件的浇注装置及其浇注工艺

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040206