JPH08267263A - レーザ加工方法及び装置 - Google Patents
レーザ加工方法及び装置Info
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- JPH08267263A JPH08267263A JP7071219A JP7121995A JPH08267263A JP H08267263 A JPH08267263 A JP H08267263A JP 7071219 A JP7071219 A JP 7071219A JP 7121995 A JP7121995 A JP 7121995A JP H08267263 A JPH08267263 A JP H08267263A
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- laser beam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 レーザ加工における厚板切断時の加工終端部
の熔け落ちを防止し、切断品質を高めるとともに2次加
工の手間を省略する。 【構成】 終端部近傍をそれまでの切断方向とは逆方向
に切断することで、熱反射を防止する。また、被加工物
の表面温度を計測する温度検出手段2と組み合わせるこ
とで最適な加工距離を演算し、最適な加工条件を選択で
きる。 【効果】 終端部の溶け落ちが低減され高品質の製品が
加工できる。また、被加工物の表面温度を計測すること
で更に高品質で安定した加工が可能になる。
の熔け落ちを防止し、切断品質を高めるとともに2次加
工の手間を省略する。 【構成】 終端部近傍をそれまでの切断方向とは逆方向
に切断することで、熱反射を防止する。また、被加工物
の表面温度を計測する温度検出手段2と組み合わせるこ
とで最適な加工距離を演算し、最適な加工条件を選択で
きる。 【効果】 終端部の溶け落ちが低減され高品質の製品が
加工できる。また、被加工物の表面温度を計測すること
で更に高品質で安定した加工が可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被加工物の加工終端
部での溶け落ちの防止を目的としたレーザ加工方法及び
装置に関する。
部での溶け落ちの防止を目的としたレーザ加工方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工において、被加工物の
加工終端部での溶け落ちを防止する手段として、たとえ
ば、図13に示すように、まず被加工物にピアシングし
て貫通穴(ピアス)7を形成し、貫通穴(ピアス)7か
らピアスライン8上を切断した後予定の加工軌跡を加工
し終端部手前で加工を終了し、切り離される際に熱集中
で溶け落ちが発生する現象を防止する方法が取られてい
た。このような意図的な切り残しはエンドジョイント9
と呼ばれ一般的に用いられる方法である。
加工終端部での溶け落ちを防止する手段として、たとえ
ば、図13に示すように、まず被加工物にピアシングし
て貫通穴(ピアス)7を形成し、貫通穴(ピアス)7か
らピアスライン8上を切断した後予定の加工軌跡を加工
し終端部手前で加工を終了し、切り離される際に熱集中
で溶け落ちが発生する現象を防止する方法が取られてい
た。このような意図的な切り残しはエンドジョイント9
と呼ばれ一般的に用いられる方法である。
【0003】また、特開平4−33788号公報に示さ
れたレーザ穴明け加工は、レーザ切断の加工条件パラメ
ータの出力、パルスデューティ、速度、加工ガス圧、を
切断位置に応じて適正制御し被加工物を高品質で加工す
るものである。
れたレーザ穴明け加工は、レーザ切断の加工条件パラメ
ータの出力、パルスデューティ、速度、加工ガス圧、を
切断位置に応じて適正制御し被加工物を高品質で加工す
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のレーザ加工方法
は以上のように構成されているので、エンドジョイント
9を設けた場合、加工後2次的な作業として被加工物か
ら製品を抜き出す作業が必要であり、特に厚板ではエン
ドジョイント量も多く、抜き取る作業が困難であった。
また、ジョイント部は凸状になるため、穴加工時などは
精度が悪くなるため、精度を向上させるために後加工を
必要とするという問題点があった。
は以上のように構成されているので、エンドジョイント
9を設けた場合、加工後2次的な作業として被加工物か
ら製品を抜き出す作業が必要であり、特に厚板ではエン
ドジョイント量も多く、抜き取る作業が困難であった。
また、ジョイント部は凸状になるため、穴加工時などは
精度が悪くなるため、精度を向上させるために後加工を
必要とするという問題点があった。
【0005】一方、特開平4−33788号公報に示さ
れたレーザ穴明け加工のような場合、図12に示すよう
に加工の最終段階では既に形成された溝であるピアスラ
イン8に対して切断が進行していくため、切断前面で発
生する熱がピアスライン8で熱反射され、被加工物が適
正な加工条件にならないで、異常高温になり加工不良す
なわち溶け落ちを引き起こすという問題点があった。特
に板厚が大きくなるほどこの現象が生じやすい。
れたレーザ穴明け加工のような場合、図12に示すよう
に加工の最終段階では既に形成された溝であるピアスラ
イン8に対して切断が進行していくため、切断前面で発
生する熱がピアスライン8で熱反射され、被加工物が適
正な加工条件にならないで、異常高温になり加工不良す
なわち溶け落ちを引き起こすという問題点があった。特
に板厚が大きくなるほどこの現象が生じやすい。
【0006】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、エンドジョイントを必要とせ
ず、終端部の溶け落ちを防止するレーザ加工方法及び加
工装置を提供するものである。
ためになされたもので、エンドジョイントを必要とせ
ず、終端部の溶け落ちを防止するレーザ加工方法及び加
工装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係るレーザ加
工方法は、加工開始点から加工終点に至る加工軌跡に応
じて加工ヘッドを位置決め制御し、被加工物上にレーザ
ビームを照射して所定の形状に切断するレーザ加工方法
において、上記加工ヘッドは上記加工開始点から上記レ
ーザビームを照射し、上記加工終点の所定距離手前の位
置である加工停止点に到達した際一旦上記レーザビーム
の照射を停止し、上記加工ヘッドを上記加工終点に移動
した後上記レーザビームの照射を再開し、上記加工終点
から上記加工停止点に向かって上記加工ヘッドを移動し
切断加工を継続するようにしたものである。
工方法は、加工開始点から加工終点に至る加工軌跡に応
じて加工ヘッドを位置決め制御し、被加工物上にレーザ
ビームを照射して所定の形状に切断するレーザ加工方法
において、上記加工ヘッドは上記加工開始点から上記レ
ーザビームを照射し、上記加工終点の所定距離手前の位
置である加工停止点に到達した際一旦上記レーザビーム
の照射を停止し、上記加工ヘッドを上記加工終点に移動
した後上記レーザビームの照射を再開し、上記加工終点
から上記加工停止点に向かって上記加工ヘッドを移動し
切断加工を継続するようにしたものである。
【0008】また、レーザビームの照射を一旦停止する
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるものである。
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるものである。
【0009】また、加工終点を含む加工終点に近い所定
の位置で被加工物の表面温度を検出し、この検出温度に
基づきレーザビームの照射を一旦停止する加工停止点を
決定するものである。
の位置で被加工物の表面温度を検出し、この検出温度に
基づきレーザビームの照射を一旦停止する加工停止点を
決定するものである。
【0010】また、加工終点からレーザビームの一旦停
止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の被
加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定され
た温度に達した時点で、切断加工を終了するものであ
る。
止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の被
加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定され
た温度に達した時点で、切断加工を終了するものであ
る。
【0011】この発明に係るレーザ加工装置は、加工開
始点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッドを
位置決め制御し、被加工物上にレーザビームを照射して
所定の形状に切断するレーザ加工装置において、加工終
了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
たものである。
始点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッドを
位置決め制御し、被加工物上にレーザビームを照射して
所定の形状に切断するレーザ加工装置において、加工終
了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
たものである。
【0012】
【作用】この発明におけるレーザ加工方法は、加工開始
点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッドを位
置決め制御し、レーザビームを照射して切断するレーザ
加工方法において、加工終点の所定距離手前の位置であ
る加工停止点に到達した際一旦レーザビームの照射を停
止し、加工ヘッドを加工終点に移動した後レーザビーム
の照射を再開し、加工終点から加工停止点に向かって加
工ヘッドを移動し切断加工を継続することにより、ピア
スラインからの熱反射によって加工終点近傍において温
度が異常に上昇するのを防止する。
点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッドを位
置決め制御し、レーザビームを照射して切断するレーザ
加工方法において、加工終点の所定距離手前の位置であ
る加工停止点に到達した際一旦レーザビームの照射を停
止し、加工ヘッドを加工終点に移動した後レーザビーム
の照射を再開し、加工終点から加工停止点に向かって加
工ヘッドを移動し切断加工を継続することにより、ピア
スラインからの熱反射によって加工終点近傍において温
度が異常に上昇するのを防止する。
【0013】また、レーザビームの照射を一旦停止する
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるようにすることにより、ピアスラインか
らの熱反射によって加工終点近傍において温度が異常に
上昇するのをより効果的に防止する。
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるようにすることにより、ピアスラインか
らの熱反射によって加工終点近傍において温度が異常に
上昇するのをより効果的に防止する。
【0014】また、加工終点を含む加工終点に近い所定
の位置で被加工物の表面温度を検出し、この検出温度に
基づきレーザビームの照射を一旦停止する加工停止点を
適切に決定する。
の位置で被加工物の表面温度を検出し、この検出温度に
基づきレーザビームの照射を一旦停止する加工停止点を
適切に決定する。
【0015】また、加工終点からレーザビームの一旦停
止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の被
加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定され
た温度に達した時点で、切断加工を終了するようにし、
加工点の過熱を防止する。
止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の被
加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定され
た温度に達した時点で、切断加工を終了するようにし、
加工点の過熱を防止する。
【0016】この発明におけるレーザ加工装置は、加工
開始点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッド
を位置決め制御し、被加工物上にレーザビームを照射し
て所定の形状に切断するレーザ加工装置において、加工
終了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
るようにしたので、加工終点近傍において適切な加工を
実現するのを容易にする。
開始点から加工終点に至る加工軌跡に応じて加工ヘッド
を位置決め制御し、被加工物上にレーザビームを照射し
て所定の形状に切断するレーザ加工装置において、加工
終了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
るようにしたので、加工終点近傍において適切な加工を
実現するのを容易にする。
【0017】
実施例1.この発明の実施例1によるレーザ加工方法の
小穴加工時の加工経路を図1に示す。図中S1の工程で
はピアシングをし貫通穴(ピアス)7を形成した後ピア
スライン8上を加工し、更に予定の加工軌跡上を切断し
ている途中である。S2の工程は加工終点の手前の加工
停止点10で一旦加工を停止した状態である。更にS3
の工程は加工終点または加工終点延長上側の既切断溝に
非照射の状態でビーム照射部たる加工ヘッドが移動した
状態である。S4の工程は前記移動した地点から一旦停
止位置である加工停止点10まで切断を再開している状
態である。
小穴加工時の加工経路を図1に示す。図中S1の工程で
はピアシングをし貫通穴(ピアス)7を形成した後ピア
スライン8上を加工し、更に予定の加工軌跡上を切断し
ている途中である。S2の工程は加工終点の手前の加工
停止点10で一旦加工を停止した状態である。更にS3
の工程は加工終点または加工終点延長上側の既切断溝に
非照射の状態でビーム照射部たる加工ヘッドが移動した
状態である。S4の工程は前記移動した地点から一旦停
止位置である加工停止点10まで切断を再開している状
態である。
【0018】また、図2に単に切り落とす場合の加工経
路を示す。まずS11の工程は始点から終点までの加工
軌跡上を加工ヘッド1が移動し、切断している途中であ
る。S12の工程は加工終点の手前で一旦加工を停止し
た状態である。更にS13の工程は加工終点延長上の空
間(被加工物外)または加工終点に非照射の状態で加工
ヘッド1が移動した状態である。S14は前記移動した
地点から照射を再開し一旦停止位置まで切断を行ってい
る状態である。
路を示す。まずS11の工程は始点から終点までの加工
軌跡上を加工ヘッド1が移動し、切断している途中であ
る。S12の工程は加工終点の手前で一旦加工を停止し
た状態である。更にS13の工程は加工終点延長上の空
間(被加工物外)または加工終点に非照射の状態で加工
ヘッド1が移動した状態である。S14は前記移動した
地点から照射を再開し一旦停止位置まで切断を行ってい
る状態である。
【0019】被加工物の加工の終端部の溶け落ち量の定
義を図3に示す。以下溶け落ち量についてはこの図に従
い測定している。図4にこの発明の実施例1によるレー
ザ加工方法の小穴加工時の加工経路に従い切断した場合
と従来通りの加工経路で切断した場合の終端部の溶け落
ち量について比較した結果を示す。この発明によるレー
ザ加工方法の終端溶け落ちが従来の方法に比べて低減し
たことがが明らかである。なお、この場合の加工終点と
一旦停止位置との関係(距離)は、被加工物の材質・板
厚に関係した適正な値が存在するため、各種材質・板厚
に応じた条件を予めNC装置または自動プログラミング
装置に登録しておき自動的に設定できる。
義を図3に示す。以下溶け落ち量についてはこの図に従
い測定している。図4にこの発明の実施例1によるレー
ザ加工方法の小穴加工時の加工経路に従い切断した場合
と従来通りの加工経路で切断した場合の終端部の溶け落
ち量について比較した結果を示す。この発明によるレー
ザ加工方法の終端溶け落ちが従来の方法に比べて低減し
たことがが明らかである。なお、この場合の加工終点と
一旦停止位置との関係(距離)は、被加工物の材質・板
厚に関係した適正な値が存在するため、各種材質・板厚
に応じた条件を予めNC装置または自動プログラミング
装置に登録しておき自動的に設定できる。
【0020】実施例2.この発明の実施例2によるレー
ザ加工方法の閉曲線型の加工経路を図5に示すが基本的
に加工経路は実施例1の場合とほぼ同一である。加工経
路の大部分はCW(連続波)で切断することとする。図
6は図5の形状に対してそれぞれ異なる終端処理方法で
軟鋼材料を加工した場合の終端部の溶け落ち量と板厚に
よる変化を示している。図6中のa.は従来のレーザ加
工方法における切断条件で終端部まで切断した場合、
b.は加工終点までの3mm程度の間、例えば30Hz
程度の低周波パルス条件に切り換えた場合、c.はb.
と同一条件をこの発明のレーザ加工方法における経路で
切断した場合である。a.,b.に比べてc.の溶け落
ち量は約1/4から1/5である。
ザ加工方法の閉曲線型の加工経路を図5に示すが基本的
に加工経路は実施例1の場合とほぼ同一である。加工経
路の大部分はCW(連続波)で切断することとする。図
6は図5の形状に対してそれぞれ異なる終端処理方法で
軟鋼材料を加工した場合の終端部の溶け落ち量と板厚に
よる変化を示している。図6中のa.は従来のレーザ加
工方法における切断条件で終端部まで切断した場合、
b.は加工終点までの3mm程度の間、例えば30Hz
程度の低周波パルス条件に切り換えた場合、c.はb.
と同一条件をこの発明のレーザ加工方法における経路で
切断した場合である。a.,b.に比べてc.の溶け落
ち量は約1/4から1/5である。
【0021】なお、終端部の加工条件の切り換えは加工
ガス圧を下げたり、アシストガスの種類を変更したりし
てもほぼ同一の効果がある。CWによる終端処理を採用
するのは、速度が大きく設定できるため、溶け落ち品質
よりも加工時間短縮が要求される場合に限られる。
ガス圧を下げたり、アシストガスの種類を変更したりし
てもほぼ同一の効果がある。CWによる終端処理を採用
するのは、速度が大きく設定できるため、溶け落ち品質
よりも加工時間短縮が要求される場合に限られる。
【0022】実施例3.図7に示すような穴加工が多数
ある形状(900×300mm)で、a.予め一旦停止
位置を加工終点から3mmの地点とした場合と、b.図
8に示すような温度検出手段2で加工終点を含む加工終
点に近い所定の位置で被加工物の表面温度を検出し、こ
の検出温度に基づきレーザビームの照射を一旦停止する
加工停止点を最適停止位置としてを決定した場合との加
工時間を比較した例を図9に示す。
ある形状(900×300mm)で、a.予め一旦停止
位置を加工終点から3mmの地点とした場合と、b.図
8に示すような温度検出手段2で加工終点を含む加工終
点に近い所定の位置で被加工物の表面温度を検出し、こ
の検出温度に基づきレーザビームの照射を一旦停止する
加工停止点を最適停止位置としてを決定した場合との加
工時間を比較した例を図9に示す。
【0023】例えば、この時の被加工材、軟鋼SS40
0、板厚16mmで、高速切断部の加工条件として出力
2200W、CW、加工速度0.7m/min、終端部
の加工条件として出力600W、周波数20Hz、デュ
ーティ20%、加工速度0.03m/minとしたと
き、予め一旦停止位置を加工終点から3mmの地点とし
た場合(a)に対して、検出温度に基づいて求められた
レーザビームの照射を一旦停止する最適停止位置は加工
終点から1〜2mmの地点(b)となり、従って加工時
間はa.の場合9分30秒、b.の場合7分であった。
なお、板厚により被加工物の熱の蓄積の差が有るため最
適停止位置は異なり、板厚17mmで1〜2.2mm、
板厚19mmで1.5〜2.8mmとなる。3mm一定
にしていても加工時間が厚板ほど長くなるのは、高速条
件(連続波)での切断速度が異なるため(厚板ほど遅
い)である。
0、板厚16mmで、高速切断部の加工条件として出力
2200W、CW、加工速度0.7m/min、終端部
の加工条件として出力600W、周波数20Hz、デュ
ーティ20%、加工速度0.03m/minとしたと
き、予め一旦停止位置を加工終点から3mmの地点とし
た場合(a)に対して、検出温度に基づいて求められた
レーザビームの照射を一旦停止する最適停止位置は加工
終点から1〜2mmの地点(b)となり、従って加工時
間はa.の場合9分30秒、b.の場合7分であった。
なお、板厚により被加工物の熱の蓄積の差が有るため最
適停止位置は異なり、板厚17mmで1〜2.2mm、
板厚19mmで1.5〜2.8mmとなる。3mm一定
にしていても加工時間が厚板ほど長くなるのは、高速条
件(連続波)での切断速度が異なるため(厚板ほど遅
い)である。
【0024】実施例4.この発明の実施例4は、一旦加
工停止した後に加工終点まで移動し、再び加工停止点に
向かって切断を行い加工を終了する場合の加工停止点に
向かっての切断距離の適正化について示したものであ
る。この切断の場合、従来のレーザ加工経路の終端の溶
け落ちと比べ規模が小さいが、切断の最後の部分で溶け
落ちが発生する。この溶け落ちを防止するため、切断距
離の短かさや効率から見て、溶け落ちが発生する直前に
切断を停止する方法が良い。切断の残距離は温度の高い
被加工物とアシストガスの反応により、自然に切り落ち
る。
工停止した後に加工終点まで移動し、再び加工停止点に
向かって切断を行い加工を終了する場合の加工停止点に
向かっての切断距離の適正化について示したものであ
る。この切断の場合、従来のレーザ加工経路の終端の溶
け落ちと比べ規模が小さいが、切断の最後の部分で溶け
落ちが発生する。この溶け落ちを防止するため、切断距
離の短かさや効率から見て、溶け落ちが発生する直前に
切断を停止する方法が良い。切断の残距離は温度の高い
被加工物とアシストガスの反応により、自然に切り落ち
る。
【0025】この実施例4では、以上のことを安定的に
達成するため、再び加工停止点に向かって切断を行うと
き、加工停止点近傍の温度計測を図8と同様に行い、求
められた加工停止点近傍の温度計測データにより溶け落
ち発生直前に切断を終了する。図10に温度計測により
加工終了点の適正化を行った場合と、加工終了点を一旦
停止点より常に0.5mmとした場合の溶け落ち量と板
厚の関係を示す。温度計測により加工終了点の適正化を
行うことにより、板厚による溶け落ち量のばらつきが少
なくなり、溶け落ち量も低減している。
達成するため、再び加工停止点に向かって切断を行うと
き、加工停止点近傍の温度計測を図8と同様に行い、求
められた加工停止点近傍の温度計測データにより溶け落
ち発生直前に切断を終了する。図10に温度計測により
加工終了点の適正化を行った場合と、加工終了点を一旦
停止点より常に0.5mmとした場合の溶け落ち量と板
厚の関係を示す。温度計測により加工終了点の適正化を
行うことにより、板厚による溶け落ち量のばらつきが少
なくなり、溶け落ち量も低減している。
【0026】実施例5.図11は、この発明の実施例5
によるレーザ加工装置を示す構成図である。レーザ加工
装置は、レーザ発振器4から発振されたレーザビームを
加工ヘツド1により被加工物3の表面に照射し、切断す
る。切断方向や速度はサーボモータ5により被加工物3
を搭載したテーブルを移動することで決まる。このよう
なレーザ加工装置に照射されたレーザビーム近傍の被加
工物3の表面温度を測定するため、テーブル移動用のサ
ーボモータ5に合わせて360度全方向測定する例えば
赤外線センサ2aと温度計測部2bからなる温度検出手
段2を設けた。
によるレーザ加工装置を示す構成図である。レーザ加工
装置は、レーザ発振器4から発振されたレーザビームを
加工ヘツド1により被加工物3の表面に照射し、切断す
る。切断方向や速度はサーボモータ5により被加工物3
を搭載したテーブルを移動することで決まる。このよう
なレーザ加工装置に照射されたレーザビーム近傍の被加
工物3の表面温度を測定するため、テーブル移動用のサ
ーボモータ5に合わせて360度全方向測定する例えば
赤外線センサ2aと温度計測部2bからなる温度検出手
段2を設けた。
【0027】すなわち、常に加工前面近傍の被加工物3
の表面温度を計測するよう設置された温度検出手段2に
より加工終点手前での被加工物3の表面温度の計測を行
い、蓄熱現象により被加工物3の表面温度が予め設定の
温度に達したことを感知した時点で、ビーム照射を止め
る。その状態のまま加工終点または加工終点の延長上の
既切断溝あるいは空間まで移動する。そこで前記測定温
度結果からその表面温度を持つ材料の切断に最適な加工
条件をNC装置6内の加工条件メモリから選択する。次
に、選択した加工条件で先程の一旦ビーム照射停止点ま
で加工を開始する。この時も常に加工前面近傍の被加工
物3の表面温度を計測し、ワークの表面温度が蓄熱によ
りいかなる加工条件でも溶け落ちが発生する温度となっ
た時点で加工を終了する。 また、実施例4のように、
加工終了点を決定するため再加工時にも被加工物3の温
度を温度検出手段2で測定し、測定した被加工物3の温
度データをNC装置6に送り選択した条件での溶け落ち
発生温度のデータと照合し、加工終了点を決定する。
の表面温度を計測するよう設置された温度検出手段2に
より加工終点手前での被加工物3の表面温度の計測を行
い、蓄熱現象により被加工物3の表面温度が予め設定の
温度に達したことを感知した時点で、ビーム照射を止め
る。その状態のまま加工終点または加工終点の延長上の
既切断溝あるいは空間まで移動する。そこで前記測定温
度結果からその表面温度を持つ材料の切断に最適な加工
条件をNC装置6内の加工条件メモリから選択する。次
に、選択した加工条件で先程の一旦ビーム照射停止点ま
で加工を開始する。この時も常に加工前面近傍の被加工
物3の表面温度を計測し、ワークの表面温度が蓄熱によ
りいかなる加工条件でも溶け落ちが発生する温度となっ
た時点で加工を終了する。 また、実施例4のように、
加工終了点を決定するため再加工時にも被加工物3の温
度を温度検出手段2で測定し、測定した被加工物3の温
度データをNC装置6に送り選択した条件での溶け落ち
発生温度のデータと照合し、加工終了点を決定する。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、加工
終点の所定距離手前の位置である加工停止点に到達した
際一旦レーザビームの照射を停止し、加工ヘッドを加工
終点に移動した後レーザビームの照射を再開し、加工終
点から加工停止点に向かって加工ヘッドを移動し切断加
工を継続するようにしたのでピアスラインからの熱反射
によって加工終了点近傍の加工点の温度が異常に上昇し
溶け落ちによる加工不良が発生するのを防止する効果が
ある。
終点の所定距離手前の位置である加工停止点に到達した
際一旦レーザビームの照射を停止し、加工ヘッドを加工
終点に移動した後レーザビームの照射を再開し、加工終
点から加工停止点に向かって加工ヘッドを移動し切断加
工を継続するようにしたのでピアスラインからの熱反射
によって加工終了点近傍の加工点の温度が異常に上昇し
溶け落ちによる加工不良が発生するのを防止する効果が
ある。
【0029】また、レーザビームの照射を一旦停止する
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるようにしたので、ピアスラインからの熱
反射によって終了点近傍の加工点の温度が異常に上昇し
溶け落ちによる加工不良が発生するのをより効果的に防
止する。
前の加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加
工条件が異なるようにしたので、ピアスラインからの熱
反射によって終了点近傍の加工点の温度が異常に上昇し
溶け落ちによる加工不良が発生するのをより効果的に防
止する。
【0030】また、加工開始点から加工終了点に向かっ
てレーザビームを照射しながら位置決め制御されている
加工ヘッドが加工終了点に近付いた時点で、加工終了点
近傍の被加工物表面温度を検出し、この検出温度に基づ
きレーザビームの照射を一旦停止する停止位置を決定す
るようにしたので、一旦停止点を適切に決定し溶け落ち
量を最小にする効果がある。
てレーザビームを照射しながら位置決め制御されている
加工ヘッドが加工終了点に近付いた時点で、加工終了点
近傍の被加工物表面温度を検出し、この検出温度に基づ
きレーザビームの照射を一旦停止する停止位置を決定す
るようにしたので、一旦停止点を適切に決定し溶け落ち
量を最小にする効果がある。
【0031】また、加工終了点からレーザビームの一旦
停止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の
被加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定さ
れた温度に達した時点で切断加工を終了するようにした
ので、加工点の過熱を防止し過熱に起因する溶け落ちの
発生を防止する。
停止点まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の
被加工物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定さ
れた温度に達した時点で切断加工を終了するようにした
ので、加工点の過熱を防止し過熱に起因する溶け落ちの
発生を防止する。
【0032】この発明によるレーザ加工装置は、加工終
了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
るようにしたので、加工終了点近傍において適切な加工
を実現するのを容易にし、溶け落ちの発生を防止し、製
品品質の向上に効果がある。
了点近傍の被加工物表面温度を検出する温度検出手段
と、この温度検出手段にて得られた温度データに基づ
き、加工終了前に一旦レーザビームの照射を停止する加
工停止点の位置及びレーザビームの照射を再開した後の
加工条件の少なくとも一方を決定する決定手段とを備え
るようにしたので、加工終了点近傍において適切な加工
を実現するのを容易にし、溶け落ちの発生を防止し、製
品品質の向上に効果がある。
【図1】 この発明の実施例1によるレーザ加工方法の
小穴加工時の加工経路を示す図である。
小穴加工時の加工経路を示す図である。
【図2】 この発明の実施例1によるレーザ加工方法の
切り落とし加工時の加工経路を示す図である。
切り落とし加工時の加工経路を示す図である。
【図3】 溶け落ち量について定義した図である。
【図4】 この発明の実施例1による切断方法と従来の
通常の切断方法について、溶け落ち量を比較した図であ
る。
通常の切断方法について、溶け落ち量を比較した図であ
る。
【図5】 この発明の実施例2によるレーザ加工方法の
加工経路を示す図である。
加工経路を示す図である。
【図6】 従来のレーザ加工方法と従来のレーザ加工方
法において終端での加工条件を変えた場合とこの発明の
実施例2によるレーザ加工方法の場合の溶け落ち量につ
いて比較した図である。
法において終端での加工条件を変えた場合とこの発明の
実施例2によるレーザ加工方法の場合の溶け落ち量につ
いて比較した図である。
【図7】 この発明の実施例3によるレーザ加工方法に
用いる加工形状を示した図である。
用いる加工形状を示した図である。
【図8】 この発明の実施例3によるレーザ加工方法に
おけるの被加工物のの表面の温度検出の状況を示す図で
ある。
おけるの被加工物のの表面の温度検出の状況を示す図で
ある。
【図9】 終端距離を一定にした場合とこの発明の実施
例3によるレーザ加工方法の場合について加工時間を比
較した図である。
例3によるレーザ加工方法の場合について加工時間を比
較した図である。
【図10】 加工終了点を一定にした場合とこの発明の
実施例4によるレーザ加工方法の場合について溶け落ち
量を比較した図である。
実施例4によるレーザ加工方法の場合について溶け落ち
量を比較した図である。
【図11】 この発明の実施例5によるレーザ加工装置
を示す概略構成図である。
を示す概略構成図である。
【図12】 ピアスラインと切断時の熱影響を示す説明
図である。
図である。
【図13】 従来のレーザ加工方法の加工経路を示す説
明図である。
明図である。
1 加工ヘッド、2 温度検出手段、3 披加工物、4
レーザ発振器 5 サーボモータ、6 NC装置、7 貫通穴(ピア
ス)、8 ピアスライン、9 エンドジョイント、10
一旦停止点
レーザ発振器 5 サーボモータ、6 NC装置、7 貫通穴(ピア
ス)、8 ピアスライン、9 エンドジョイント、10
一旦停止点
Claims (5)
- 【請求項1】 加工開始点から加工終点に至る加工軌跡
に応じて加工ヘッドを位置決め制御し、被加工物上にレ
ーザビームを照射して所定の形状に切断するレーザ加工
方法において、上記加工ヘッドは上記加工開始点から上
記レーザビームを照射し、上記加工終点の所定距離手前
の位置である加工停止点に到達した際一旦上記レーザビ
ームの照射を停止し、上記加工ヘッドを上記加工終点に
移動した後上記レーザビームの照射を再開し、上記加工
終点から上記加工停止点に向かって上記加工ヘッドを移
動し切断加工を継続するようにしたことを特徴とするレ
ーザ加工方法。 - 【請求項2】 レーザビームの照射を一旦停止する前の
加工条件と、レーザビームの照射を再開した後の加工条
件が異なることを特徴とする請求項1に記載のレーザ加
工方法。 - 【請求項3】 加工終点を含む加工終点に近い所定の位
置で被加工物の表面温度を検出し、この検出温度に基づ
きレーザビームの照射を一旦停止する加工停止点を決定
することを特徴とする請求項1または2に記載のレーザ
加工方法。 - 【請求項4】 加工終点からレーザビームの一旦停止点
まで切断加工するときに、上記一旦停止点近傍の被加工
物表面温度を検出し、この検出温度が予め設定された温
度に達した時点で、切断加工を終了することを特徴とす
る請求項1ないし3のいずれか1項に記載のレーザ加工
方法。 - 【請求項5】 加工開始点から加工終点に至る加工軌跡
に応じて加工ヘッドを位置決め制御し、被加工物上にレ
ーザビームを照射して所定の形状に切断するレーザ加工
装置において、加工終了点近傍の被加工物表面温度を検
出する温度検出手段と、この温度検出手段にて得られた
温度データに基づき、加工終了前に一旦レーザビームの
照射を停止する加工停止点の位置及びレーザビームの照
射を再開した後の加工条件の少なくとも一方を決定する
決定手段とを備えたことを特徴とするレーザ加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07121995A JP3159621B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | レーザ加工方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP07121995A JP3159621B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | レーザ加工方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08267263A true JPH08267263A (ja) | 1996-10-15 |
| JP3159621B2 JP3159621B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=13454355
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP07121995A Expired - Fee Related JP3159621B2 (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | レーザ加工方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3159621B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9120177B2 (en) | 2011-10-07 | 2015-09-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Laser machining apparatus |
| JP2015202523A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 株式会社安川電機 | ティーチングシステム、ロボットシステムおよびティーチング方法 |
| CN107283069A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-10-24 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种激光切割的收刀工艺 |
| JPWO2021225057A1 (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP07121995A patent/JP3159621B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9120177B2 (en) | 2011-10-07 | 2015-09-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Laser machining apparatus |
| JP2015202523A (ja) * | 2014-04-10 | 2015-11-16 | 株式会社安川電機 | ティーチングシステム、ロボットシステムおよびティーチング方法 |
| CN107283069A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-10-24 | 大族激光科技产业集团股份有限公司 | 一种激光切割的收刀工艺 |
| JPWO2021225057A1 (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3159621B2 (ja) | 2001-04-23 |
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