JPH08267288A - 溶接h形鋼仮組装置 - Google Patents

溶接h形鋼仮組装置

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JPH08267288A
JPH08267288A JP9808395A JP9808395A JPH08267288A JP H08267288 A JPH08267288 A JP H08267288A JP 9808395 A JP9808395 A JP 9808395A JP 9808395 A JP9808395 A JP 9808395A JP H08267288 A JPH08267288 A JP H08267288A
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JP
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web
positioning
section steel
upper flange
flange
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JP9808395A
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English (en)
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Hideki Hojo
英樹 北条
Yutaka Ito
裕 伊藤
Hiroshi Karube
洋 軽部
Shojiro Yokomizo
正二郎 横溝
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Topy Industries Ltd
Original Assignee
Topy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度良く簡単に部材の位置決めを行うことが
でき、またサイズの違いに容易に対応できる溶接H形鋼
仮組装置を提供する。 【構成】 溶接H形鋼仮組装置は、下フランジ2とウェ
ブ3と上フランジ4とを溶接してH形鋼1を製造するに
あたり、各部材の位置決めを行うために用いられる。こ
の装置は、下フランジ2の載置用搬送ローラ11と、対
をなす下フランジ位置決めローラ12と、対をなすウェ
ブ位置決めローラ14、15と、対をなす上フランジ位
置決めローラ13とを備えている。各対をなすローラ1
1〜16は、仮組みしようとするH形鋼1の幅方向の基
準線Kに対して左右対称に位置調節可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、溶接によりH形鋼を製
造する場合に、下フランジ、ウェブ、上フランジを適正
に位置決めして仮組みする溶接H形鋼仮組装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サイズの大きなH形鋼や標準サイズでな
いH形鋼の場合、圧延によらずに、下フランジと、ウェ
ブと、上フランジとを相互に溶接してH形鋼を製造して
いる。図7は、そのようにして製造したH形鋼の正面図
である。このH形鋼1は、下フランジ2と、その幅方向
中央に立設されたウェブ3と、ウェブ3の上端に水平に
配された上フランジ4とからなり、下フランジ2の幅方
向中央部とウェブ3の下端が溶接され、上フランジ4の
幅方向中央部とウェブ3の上端が溶接され、それによ
り、上下両フランジ2、4が平行で、それらとウェブ3
が互いに垂直な関係に保たれて、一体化されている。5
は溶接箇所を示す。なお、上下フランジ2、4は、溶接
による歪み,波打ちを防止するために、予め幅方向中央
部が折り曲げられている。図では誇張して描いてある。
【0003】ところで、このような溶接H形鋼を製造す
る場合、本溶接する前の仮組(仮付け溶接)の段階で、
各部材つまり下フランジ2と、ウェブ3と、上フランジ
4を正確に位置決めする必要がある。
【0004】従来では、この仮組の段階で、図8に示す
ように、複数の治具6、7を用いて全部手作業で位置決
めを行っていた。すなわち、各部材は長いものであり、
順次組み合わせて行かなければならないから、まず、四
角い筒形の第1の治具6に下フランジ2を挿入し、次い
で同治具6の上端開口6aにウェブ3の下端を差し込ん
で、同開口6aの側壁6b、6bでウェブ3を垂直に保
持する。次に、その状態で、ウェブ3の上端に上フラン
ジ4を水平に載置し、それを側方から上フランジ4に嵌
め込んだ第2の治具7で支持して、ウェブ3に対する上
フランジ4の直角度を保つ。そして、これを長手方向の
何箇所かで同時に行いながら、仮付け溶接していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の位置決め方法
は、順次セットする複数の治具で、それぞれ下フランジ
とウェブ、ウェブと上フランジの位置決めを行うので、
位置決め精度を高くすることがきない上、作業が面倒で
時間がかかっていた。また、箱形あるいは四角筒形の治
具の壁面や角に対する部材の当たりで位置決めを行うの
で、治具と部材を滑らかに相対移動することができず、
作業しづらい上、位置決め精度上の不良も生じやすかっ
た。また、仮組みするH形鋼のサイズごとに治具を段取
りしなくてはならないから、段取りが非常に面倒で、作
業性が悪かった。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、精度良く簡
単に部材の位置決めを行うことができる溶接H形鋼仮組
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、下フ
ランジとウェブと上フランジとを溶接してH形鋼を製造
するにあたり、下フランジとウェブと上フランジとを、
溶接に先立って仮組みする溶接H形鋼仮組装置であっ
て、下フランジの載置面と、回転軸線を上下に向けて回
転自在に設けられ、前記載置面上に載置された下フラン
ジの幅方向両端にそれぞれ周面を当てることで、仮組み
しようとするH形鋼の幅方向の基準線に対して下フラン
ジを位置決めする少なくとも一対の下フランジ位置決め
ローラと、回転軸線を上下に向けて回転自在に設けら
れ、前記下フランジ上に立設されたウェブの両側面にそ
れぞれ周面を当てることで、前記基準線に対してウェブ
を位置決めする少なくとも一対のウェブ位置決めローラ
と、回転軸線を上下に向けて回転自在に設けられ、前記
ウェブの上端に載置された上フランジの幅方向両端にそ
れぞれ周面を当てることで、前記基準線に対して上フラ
ンジを位置決めする少なくとも一対の上フランジ位置決
めローラと、を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項2の発明は、請求項1に記載の溶接
H形鋼仮組装置において、前記対をなす下フランジ位置
決めローラ、対をなす上フランジ位置決めローラを、そ
れぞれ前記基準線に対して左右対称に幅調節する位置調
節機構を備えたことを特徴とする。請求項3の発明は、
請求項1または2に記載の溶接H形鋼仮組装置におい
て、前記対をなすウェブ位置決めローラを前記基準線に
対して左右対称に幅調節する位置調節機構を備えたこと
を特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれ
かに記載の溶接H形鋼仮組装置において、前記ウェブ位
置決めローラが上下位置調節可能に設けられ、前記上フ
ランジ位置決めローラの胴長が、仮組対象となるH形鋼
の上フランジの最低位置から最高位置までの範囲をカバ
ーするようにウェブ位置決めローラより長く設定されて
いることを特徴とする。請求項5の発明は、請求項1〜
4に記載の溶接H形鋼仮組装置において、前記ウェブ位
置決めローラは、前記ウェブの下部の両側面にそれぞれ
周面を当てる一対の第1のウェブ位置決めローラと、上
下位置調節可能で前記ウェブの上部の両側面にそれぞれ
周面を当てる一対の第2のウェブ位置決めローラとを含
むことを特徴とする。
【0010】請求項6の発明は、請求項1〜5に記載の
溶接H形鋼仮組装置において、上記ウェブ位置決めロー
ラを支持する支持部材には、仮組みしようとするH形鋼
の幅方向に回転軸線が延び、且つ周面に上フランジの下
面を載せることで、上フランジの倒れを防止する上フラ
ンジ支えローラが、取り付けられていることを特徴とす
る。請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載
の溶接H形鋼仮組装置において、前記下フランジ載置面
が、仮組みしようとするH形鋼の幅方向に回転軸線が延
びる多数の搬送ローラによって構成されていることを特
徴とする。
【0011】請求項8の発明は、請求項1〜7のいずれ
かに記載の溶接H形鋼仮組装置において、前記一対の下
フランジ位置決めローラと前記一対の上フランジ位置決
めローラが、仮組しようとするH形鋼の長手方向の同じ
位置に配置されており、その位置から長手方向にずれた
位置に、前記ウェブ位置決めローラが配置されているこ
とを特徴とする。請求項9の発明は、請求項1〜8のい
ずれかに記載の溶接H形鋼仮組装置において、前記下フ
ランジ位置決めローラ、ウェブ位置決めローラ、上フラ
ンジ位置決めローラがそれぞれ、仮組しようとするH形
鋼の長手方向に間隔をおいて複数組設けられていること
を特徴とする。
【0012】
【作用】請求項1の発明では、下フランジ載置面上に載
置された下フランジが、一対の下フランジ位置決めロー
ラによって幅方向に挟まれることで、基準位置に対して
適正位置に位置決めされる。また、下フランジ上に立設
されたウェブが、一対のウェブ位置決めローラによって
挟まれることで、基準位置に対して適正位置に位置決め
される。また、ウェブの上端に載置された上フランジ
が、一対の上フランジ位置決めローラによって幅方向に
挟まれることで、基準位置に対して適正位置に位置決め
される。これにより、H形鋼高精度に仮組みすることが
できる。また、H形鋼を構成する各部材はローラが回転
可能であるので長手方向から容易に挿入することがで
き、H形鋼の仮組み作業を容易かつ効率的に行うことが
できる。
【0013】請求項2の発明では、下フランジ位置決め
ローラ、上フランジ位置決めローラが、それぞれH形鋼
の基準線に対して左右対称に幅調節可能に設けられてい
るので、上下フランジの幅方向のサイズの違いに対して
柔軟に対応することができる。請求項3の発明では、ウ
ェブ位置決めローラが、H形鋼の基準線に対して左右対
称に幅調節可能に設けられているので、ウェブの厚さの
違いに対して柔軟に対応することができる。
【0014】請求項4の発明では、ウェブ位置決めロー
ラが上下位置調節可能であるから、ウェブの高さに応じ
て位置調節することにより、常に精度よくウェブを位置
決めすることができる。また、上フランジ位置決めロー
ラの胴長は全部のH形鋼に対応できる長さであるから、
結局、仮組みしようとするH形鋼の高さの違いによら
ず、各部材を適正に位置決めできる。請求項5の発明で
は、ウェブの位置決め用にウェブの下部を押える一対の
第1のローラと上部を押える一対の第2のローラがある
ので、ウェブを安定して支持でき、仮組みを確実に行え
るとともに、第2のローラの上下位置調節により、ウェ
ブの高さの違いにも柔軟に対応することができる。
【0015】請求項6の発明では、上フランジの下面を
支えるローラを設けて上フランジの倒れを防止したの
で、仮組みをより一層高精度かつ確実に行うことができ
る。請求項7の発明では、搬送ローラ上に仮組みしよう
とするH形鋼を載置し、搬送ローラによってH形鋼を搬
送するだけで、ローラに対してH形鋼を相対移動させる
ことができ、少ないローラアッセンブリで、長いH形鋼
を容易に位置決めすることができる。
【0016】請求項8の発明では、フランジを位置決め
するローラと、ウェブを位置決めするローラの位置をH
形鋼の長手方向にずらしたので、各機構が混み入らず、
装置の単純化が図れる。請求項9の発明では、H形鋼の
長さ方向の複数箇所で同時に位置決めすることになるの
で、各ローラアッセンブリ毎の位置決め負担が軽減さ
れ、結果的に位置決めの精度が向上する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は本発明の一実施例の基本構成を示す原理
図である。また、図2はローラの幅を調節する機構の原
理図である。
【0018】この実施例の装置では、図1に示すよう
に、仮組みしようとするH形鋼1の載置面を構成する搬
送ローラ11が、回転軸線11aをH形鋼1の幅方向に
向けて水平に配設されている。搬送ローラ11は、円滑
に搬送し得る間隔をもって、H形鋼1の長手方向(図1
の紙面と直交する方向)に多数配設されている。
【0019】また、H形鋼1を構成する各部材、つまり
下フランジ2、上フランジ4,ウェブ3に対応させて、
それぞれ対をなすローラ12、13、14、15が配設
されている。まず、下フランジ2の幅方向両側には、一
対の下フランジ位置決めローラ12が配設されている。
これら下フランジ位置決めローラ12は、回転軸線12
aを上下に向けて回転自在に設けられ、下フランジ2の
幅方向両端にそれぞれ周面を当てることで、H形鋼1の
幅方向の基準線(中心線)Kに対して、下フランジ2を
位置決めできるようになっている。
【0020】次に、上フランジ4の幅方向両側には、一
対の上フランジ位置決めローラ13が配設されている。
これら上フランジ位置決めローラ13は、回転軸線13
aを上下に向けて回転自在に設けられ、上フランジ4の
幅方向両端にそれぞれ周面を当てることで、H形鋼1の
幅方向の基準線Kに対して、上フランジ4を位置決めで
きるようになっている。この上フランジ位置決めローラ
13は、その胴長(高さ)が、位置決め対象とするH形
鋼1の上フランジ4の最低位置から最高位置までの範囲
をカバーする長さに設定されており、他のローラ12,
14,15より遥かに長くなっている。
【0021】また、ウェブ3の両側方には、複数対のウ
ェブ位置決めローラ14、15が配設されている。これ
らウェブ位置決めローラ14、15は、回転軸線14
a,15aを上下に向けて回転自在に設けられ、ウェブ
3の両側面にそれぞれ周面を当てることで、H形鋼1の
幅方向の基準線Kに対して、ウェブ3を垂直な姿勢で位
置決めできるようになっている。ウェブ位置決めローラ
14、15は、下側と上側にそれぞれ配置され、下側の
第1のウェブ位置決めローラ14は固定的に設けられ、
上側の第2のウェブ位置決めローラ15は、上下方向に
位置調節できるように設けられている。
【0022】上記ローラ12〜15は、搬送ローラ11
に対してH形鋼1の長手方向にずれて配置され、搬送ロ
ーラ11と干渉しないようになっている。さらに、ウェ
ブ位置決めローラ14、15は、フランジ位置決めロー
ラ12,13に対して長手方向にずれて配置されてい
る。対をなすローラ12,13,14,15は、それぞ
れH形鋼1の幅方向の基準線Kに対して、左右対称に幅
調節可能に設けられている。すなわち、対をなすローラ
(例えば下フランジ位置決めローラ12を例にとる)
は、図2に示すように、それぞれ別の平行ラック20、
21に連携され、両ラック20、21が平歯車22の回
転中心を挟んで噛み合っている。これにより、一方のラ
ック20を例えば矢印(イ)方向に移動すれば、他方の
ラック21が反対の矢印(ロ)方向に移動し、対をなす
ローラ12、12が、H形鋼の基準線Kに対して左右対
称の動きをなすようになっている。その他のローラ1
3、14、15についても同様である。
【0023】また、図1に示すように、上記ローラ11
〜15の他に、H形鋼1の幅方向に回転軸線16aが延
び、且つ周面を上フランジ4の下面に当てることで、上
フランジ4の倒れを防止する一対の上フランジ支えロー
ラ16が装備されている。この上フランジ支えローラ1
6は、上側のウェブ位置決めローラ15を支持する支持
部材に取り付けられており、両ローラ15,16は一体
をなして位置調節されるようになっている。
【0024】次に、実際の装置例について説明する。図
3は装置全体の側面図である。この装置は、まずH形鋼
1をその長手方向に搬送し得る搬送ライン(載置面)2
3を有している。搬送ライン23は多数の搬送ローラ1
1によって構成されている。また、搬送ライン23の長
手方向には、間隔をおいて2つの架台24が配設されて
いる。そして、各架台24にフランジ位置決め機構30
と、ウェブ位置決め機構60が設けられている。架台2
4が2つあるので、フランジ位置決め機構30とウェブ
位置決め機構60は、2組設けられている。
【0025】図4は架台24上のフランジ位置決め機構
30とウェブ位置決め機構60の平面図である。フラン
ジ位置決め機構30とウェブ位置決め機構60は、搬送
ライン方向に位置がずれており、機構が複雑化して、混
み入った構造とならないように考慮されている。
【0026】フランジ位置決め機構30は、図5に示す
ように、架台24に取り付けられたレール31に沿って
H形鋼1の幅方向にスライド可能な一対の第1可動フレ
ーム32と、同様にH形鋼1の幅方向にスライド可能な
一対の第2可動フレーム33とを有する。第1可動フレ
ーム32と、第2可動フレーム33とは同じレール31
上に乗っているが、レール31の長手方向にずれてお
り、互いに干渉しない。第1可動フレーム32の前端
(基準位置K側)には、下フランジ位置決めローラ12
が回転自在に取り付けられている。また、第2可動フレ
ーム33の前端には、上フランジ位置決めローラ13が
回転自在に取り付けられている。第2可動フレーム33
の前端は、第1可動フレーム32の上を越えるように延
び出しており、下フランジ位置決めローラ12と、上フ
ランジ位置決めローラ13は、同じ位置に設定できるよ
うになっている。
【0027】対をなす第1可動フレーム32の下面に
は、それぞれブラケット35が取り付けられ、これらブ
ラケット35には、それぞれラック20、21が固定さ
れている。ラック20、21は、ギヤボックス28に収
容された平歯車22に噛合されており、図2を用いて先
に説明したように、一方の第1可動フレーム32を移動
すると、それと対称に、他方の第1可動フレーム32が
動くようになっている。架台24の一端には、第1可動
フレーム32を動かすための空圧シリンダ37(流体圧
シリンダ)が設けられ、このシリンダ37により、一対
の第1可動フレーム32,32を介して下フランジ位置
決めローラ12、12間の幅を調節できるようになって
いる。このように、第1可動フレーム32,ラック2
0,21,平歯車22,シリンダ37により、ローラ1
2を幅方向に位置調節するための位置調節機構30Aが
構成されている。
【0028】また、同様に、対をなす第2可動フレーム
33の下面にも、それぞれブラケット36が取り付けら
れ、これらブラケット36にそれぞれラック20、21
が固定され、ラック20、21が、ギヤボックス28中
の平歯車22に噛合され、一方の第2可動フレーム33
を移動すると、それと対称に、他方の第2可動フレーム
33が動くようになっている。架台24の一端には、第
2可動フレーム33を動かすための空圧シリンダ38
(流体圧シリンダ)が設けられ、このシリンダ38によ
り、第2可動フレーム33を介して上フランジ位置決め
ローラ13、13間の幅を調節できるようになってい
る。このように、第2可動フレーム33,ラック20,
21,平歯車22,シリンダ38により、ローラ13を
幅方向に位置調節するための位置調節機構30Bが構成
されている。
【0029】また、ウェブ位置決め機構60は、図6に
示すように、架台24に取り付けられたレール61に沿
ってH形鋼1の幅方向にスライド可能な一対の第3可動
フレーム62を有する。第3可動フレーム62の前壁
(基準位置K側の壁)63の下部には、固定板64が取
り付けられ、固定板64の前端には、固定側のウェブ位
置決めローラ14が回転自在に取り付けられている。各
固定板64において、ウェブ位置決めローラ14は、搬
送ライン方向(図6の紙面と直交する方向)に間隔をお
いて2個またはそれ以上設けられている(図4参照)。
【0030】また、各第3可動フレーム62の前壁63
には、可動板65(支持部材)が、レール66に沿って
上下方向移動可能に設けられている。第3可動フレーム
62には、モータ71、伝動機構69、送りネジ68、
ネジ軸受67から構成された上下位置調節機構70が設
けられ、この上下位置調節機構70によって、可動板6
5の高さ位置を調節できるようになっている。可動板6
5の前端には、図4に示すように、横に並んで2個の可
動側ウェブ位置決めローラ15が、間隔を持って回転自
在に配設されている。また、可動板65の前端には、2
つのウェブ位置決めローラ115の間に位置させて、前
述した上フランジ支えローラ16が2個並んで回転自在
に設けられている。この上フランジ支えローラ16は、
上端が可動板65上のどの部分よりも上に突出してお
り、上フランジ4の下面に当接するようになっている。
【0031】また、対をなす第3可動フレーム62の下
面には、それぞれブラケット76が取り付けられ、これ
らブラケット76にそれぞれラック20、21が固定さ
れ、ラック20、21が、ギヤボックス28中の平歯車
22に噛合され、一方の第3可動フレーム62を移動す
ると、それと対称に、他方の第3可動フレーム62が動
くようになっている。架台24の一端には、第3可動フ
レーム62を動かすための空圧シリンダ75(流体圧シ
リンダ)が設けられ、このシリンダ75により、第3可
動フレーム62を介してウェブ位置決めローラ14、1
4間、ウェブ位置決めローラ15、15間の幅を調節で
きるようになっている。このように、第3可動フレーム
62,ラック20,21,平歯車22,シリンダ75に
より、ローラ15,16を幅方向に位置調節するための
位置調節機構60Aが構成されている。
【0032】次に作用を説明する。この装置でH形鋼1
を仮組する場合は、搬送ローラ11上に下フランジ2を
乗せ、その上にウェブ3を立設し、その上端に上フラン
ジ4を水平に配置する。同時に、各シリンダ37、3
8、75およびモータ71を操作して、H形鋼1のサイ
ズに合わせて、下フランジ位置決めローラ12、上フラ
ンジ位置決めローラ13、ウェブ位置決めローラ14、
15、上フランジ支えローラ16の位置を調節する。
【0033】この状態で、搬送ローラ11により、仮組
みしようとするH形鋼1の各構成部材、つまり下フラン
ジ2、ウェブ3、上フランジ4を搬送ライン13に沿っ
て移送し、フランジ位置決め機構30、ウェブ位置決め
機構60を通過させる。そうすると、下フランジ2が、
一対の下フランジ位置決めローラ12によって幅方向に
挟まれることで、基準線Kに対して適正位置に位置決め
される。同様に、下フランジ2上に立設されたウェブ3
が、対をなすウェブ位置決めローラ14、15によって
挟まれることで、基準線Kに対して適正位置に位置決め
される。また、ウェブ3の上端に載置された上フランジ
4が、一対の上フランジ位置決めローラ13によって幅
方向に挟まれることで、基準線Kに対して適正位置に位
置決めされる。また、上フランジ4の下面が、上フラン
ジ支えローラ16によって支持されるので、上フランジ
4の倒れが防止される。
【0034】従って、H形鋼1を搬送するだけで、長さ
方向にわたり一定の精度をもって位置決めすることがで
きる。特に、フランジ位置決め機構30とウェブ位置決
め機構60が間隔をおいて2組あるので、H形鋼1の長
さ方向の複数箇所で同時に位置決めすることになり、各
組毎の位置決め負担が軽減されて、結果的に位置決め精
度が向上する。そして、この状態で、H形鋼1の各部を
仮溶接することにより仮組みを完成することができる。
【0035】このように、下フランジ2とウェブ3と上
フランジ4を、それぞれ対をなすローラ12、13、1
4、15によって、同一の基準線Kに対して位置決めす
るので、仮組みしようとするH形鋼1を搬送ローラ11
で搬送するだけで、長さ方向にわたり個々の部材を正確
に位置決めすることができる。特に、ローラ12、1
3、14、15で挟んだ状態のまま、各部材を移動する
ことができるので、動きがスムーズである上、一定の高
い精度で位置決めすることができる。従って、複数の治
具を組み合わせながらセットし、全部を手作業で位置決
めする従来例と違い、作業が簡単にできるようになり、
しかも仮組品質の向上が図れる。
【0036】また、H形鋼1のサイズが変更になった場
合は、シリンダ37、38、75を操作して、下フラン
ジ位置決めローラ12、ウェブ位置決めローラ14、1
5、上フランジ位置決めローラ13を、それぞれH形鋼
1の幅方向に動かす。そうすると、基準線Kに対して左
右対称にローラ1、13、14、15が動くので、幅方
向のサイズの違いに対して、柔軟かつ簡単に対応するこ
とができる。また、可動側のウェブ位置決めローラ15
は上下方向に位置調節できるから、ウェブ3の高さの違
いに応じて、ウェブ位置決めローラ15の高さを調節す
ることにより、常に精度よくウェブ3を位置決めするこ
とができる。
【0037】特に、ウェブ3の位置決め用に可動側のウ
ェブ位置決めローラ15と固定側のウェブ位置決めロー
ラ14があるので、ウェブ3のサイズによらず、可動側
のローラ15でウェブ3の上端、固定側のローラ14で
ウェブ3の下端の位置決めを行うことができ、サイズの
大きなH形鋼の場合でも、ウェブ3の垂直度を正確に保
ことができる。
【0038】なお、上フランジ位置決めローラ13につ
いては、胴長が、全種類のH形鋼に対応できる長さにな
っているから、何等操作せずに対応できる。従って、仮
組みしようとするH形鋼のサイズの違いによらず、各部
材を適正に位置決めでき、どのようなサイズのH形鋼で
あっても、ローラ12、13、14、15の位置を調節
するだけで、簡単に対応することができ、サイズ毎に治
具を違える等の面倒な段取りをしなくてもよく、作業効
率が格段に向上する。上記シリンダ37、38、75
は、フランジ2,4,ウェブ3のセット後に駆動させ、
これにより、ローラ12,13,14を基準線Kに向か
って移動させてこれら部材に当ててもよい。この場合、
これら部材の寸法の相違に対応して自動的にローラ1
2,13,14を位置調節することができるとともに、
仮付け溶接の最中に、継続して押圧力を付与することが
できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、下フランジとウェブと上フランジを、それぞれ
対をなすローラによって、同一の基準位置に対し位置決
めするので、正確に位置決めすることができる。その結
果、簡単な作業で高精度の仮組を行うことができる。請
求項2の発明によれば、どのような幅サイズのH形鋼で
あっても、ローラの位置を調節するだけで、簡単に対応
することができる。従って、サイズ毎に治具を違える等
の面倒な段取りをしなくても、常に簡単に適正な仮組み
を行うことができる。請求項3の発明によれば、ウェブ
の厚みの相違にも柔軟に対応できる。請求項4の発明に
よれば、H形鋼の高さが異なっても、これに対応して、
各部材を適正に位置決めできる。請求項5の発明によれ
ば、ウェブを安定して垂直に支持でき、仮組みを確実に
行えるとともに、H形鋼の高さの違いにも柔軟に対応す
ることができる。請求項6の発明によれば、上フランジ
の倒れを確実に防止したので、仮組みをより一層高精度
かつ確実に行うことができる。請求項7の発明によれ
ば、搬送ローラを用いることにより、少ないローラアッ
センブリで、長いH形鋼を容易に位置決めすることがで
きる。請求項8の発明によれば、ローラの配置を工夫し
たことにより、装置の単純化が図れる。請求項9の発明
では、H形鋼の長さ方向の複数箇所で同時に位置決めす
ることにより、各部材の位置決め精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の特徴部を示す原理図であ
る。
【図2】同実施例のローラ位置調節機構の原理図であ
る。
【図3】同実施例の具体的構成を示す全体側面図であ
る。
【図4】図3のIV部の平面図である。
【図5】図4のV−V矢視図である。
【図6】図4のVI−VI矢視図である。
【図7】フランジの折り曲げを誇張して示すH形鋼の正
面図である。
【図8】従来の位置決め方法の説明図である。
【符号の説明】
1 H形鋼 2 下フランジ 3 ウェブ 4 上フランジ K 基準線 11 搬送ローラ(下フランジ載置面) 12 下フランジ位置決めローラ 12a 回転軸線 13 上フランジ位置決めローラ 13a 回転軸線 14 第1のウェブ位置決めローラ 14a 回転軸線 15 第2のウェブ位置決めローラ 15a 回転軸線 16 上フランジ支えローラ 16a 回転軸線 30A,30B,60A 幅方向の位置調節機構 65 可動板(支持部材) 70 上下位置調節機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横溝 正二郎 東京都千代田区四番町5番地9 トピー工 業株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下フランジとウェブと上フランジとを溶
    接してH形鋼を製造するにあたり、下フランジとウェブ
    と上フランジとを、溶接に先立って仮組みする溶接H形
    鋼仮組装置であって、 下フランジの載置面と、 回転軸線を上下に向けて回転自在に設けられ、前記載置
    面上に載置された下フランジの幅方向両端にそれぞれ周
    面を当てることで、仮組みしようとするH形鋼の幅方向
    の基準線に対して下フランジを位置決めする少なくとも
    一対の下フランジ位置決めローラと、 回転軸線を上下に向けて回転自在に設けられ、前記下フ
    ランジ上に立設されたウェブの両側面にそれぞれ周面を
    当てることで、前記基準線に対してウェブを位置決めす
    る少なくとも一対のウェブ位置決めローラと、 回転軸線を上下に向けて回転自在に設けられ、前記ウェ
    ブの上端に載置された上フランジの幅方向両端にそれぞ
    れ周面を当てることで、前記基準線に対して上フランジ
    を位置決めする少なくとも一対の上フランジ位置決めロ
    ーラと、 を備えたことを特徴とする溶接H形鋼仮組装置。
  2. 【請求項2】 前記対をなす下フランジ位置決めロー
    ラ、対をなす上フランジ位置決めローラを、それぞれ前
    記基準線に対して左右対称に幅調節する位置調節機構を
    備えたことを特徴とする請求項1に記載の溶接H形鋼仮
    組装置。
  3. 【請求項3】 前記対をなすウェブ位置決めローラを前
    記基準線に対して左右対称に幅調節する位置調節機構を
    備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の溶接
    H形鋼仮組装置。
  4. 【請求項4】 前記ウェブ位置決めローラが上下位置調
    節可能に設けられ、前記上フランジ位置決めローラの胴
    長が、仮組対象となるH形鋼の上フランジの最低位置か
    ら最高位置までの範囲をカバーするようにウェブ位置決
    めローラより長く設定されていることを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の溶接H形鋼仮組装置。
  5. 【請求項5】 前記ウェブ位置決めローラは、前記ウェ
    ブの下部の両側面にそれぞれ周面を当てる一対の第1の
    ウェブ位置決めローラと、上下位置調節可能で前記ウェ
    ブの上部の両側面にそれぞれ周面を当てる一対の第2の
    ウェブ位置決めローラとを含むことを特徴とする請求項
    1〜4に記載の溶接H形鋼仮組装置。
  6. 【請求項6】 上記ウェブ位置決めローラを支持する支
    持部材には、仮組みしようとするH形鋼の幅方向に回転
    軸線が延び、且つ周面に上フランジの下面を載せること
    で、上フランジの倒れを防止する上フランジ支えローラ
    が、取り付けられていることを特徴とする請求項1〜5
    に記載の溶接H形鋼仮組装置。
  7. 【請求項7】 前記下フランジ載置面が、仮組みしよう
    とするH形鋼の幅方向に回転軸線が延びる多数の搬送ロ
    ーラによって構成されていることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の溶接H形鋼仮組装置。
  8. 【請求項8】 前記一対の下フランジ位置決めローラと
    前記一対の上フランジ位置決めローラが、仮組しようと
    するH形鋼の長手方向の同じ位置に配置されており、そ
    の位置から長手方向にずれた位置に、前記ウェブ位置決
    めローラが配置されていることを特徴とする請求項1〜
    7のいずれかに記載の溶接H形鋼仮組装置。
  9. 【請求項9】 前記下フランジ位置決めローラ、ウェブ
    位置決めローラ、上フランジ位置決めローラがそれぞ
    れ、仮組しようとするH形鋼の長手方向に間隔をおいて
    複数組設けられていることを特徴とする請求項1〜8の
    いずれかに記載の溶接H形鋼仮組装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101590629B (zh) 2009-04-10 2010-12-08 无锡华联科技集团有限公司 重型组立机中的安全扶正装置
JP2011212687A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nisshin Steel Co Ltd 溶接形鋼の仮組装置
CN107553041A (zh) * 2017-09-30 2018-01-09 无锡市光彩机械制造有限公司 一种用于集成型钢端部自动插板的浮动式定位机构
CN109434351A (zh) * 2018-12-03 2019-03-08 河南鸿宇工业装备工程有限公司 适用于h型钢组立的装置

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