JPH08267520A - 射出成形金型装置 - Google Patents

射出成形金型装置

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JPH08267520A
JPH08267520A JP7077714A JP7771495A JPH08267520A JP H08267520 A JPH08267520 A JP H08267520A JP 7077714 A JP7077714 A JP 7077714A JP 7771495 A JP7771495 A JP 7771495A JP H08267520 A JPH08267520 A JP H08267520A
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JP
Japan
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core
mold
extrusion
undercut
extruded
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JP7077714A
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Inventor
Kenji Hashimoto
建次 橋本
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Aisin Chemical Co Ltd
Original Assignee
Aisin Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4471Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using flexible or pivotable undercut forming elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンダカット部を損傷または変形させること
なく、成形後の樹脂製品を金型から容易に取出す。 【構成】 アンダカット部を有する樹脂製品を成形する
射出成形金型装置10において、相互に開閉可能な固定
側金型11と可動側金型12とからなる一対の金型と、
樹脂製品のアンダカット部を形成する押出コア15であ
って、スリット16によって弾性的に開脚可能に分割形
成されると共に、金型12に金型開閉方向Zに押出可能
に設けられた押出コア15と、この押出コア15の金型
12からの押出時に、スリット16を押広げて押出コア
15を開脚する押出コア開脚手段20とを具備する。押
出時には手段20によって押出コア15が開脚されるの
で、アンダカット部は損傷または変形することなく押出
コア15から離型され、製品を金型から容易に取出すこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形金型装置に関す
るもので、特に、アンダカット部を有する樹脂製品を成
形する射出成形金型装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】樹脂製品を射出成形によって成形する射
出成形金型装置において、その樹脂製品がアンダカット
部、即ち、金型の型開き方向に対して引掛かりとなる負
の角度をなす部分を有する場合には、そのアンダカット
部に対する型抜き処理(アンダカット処理)を考慮する
必要がある。
【0003】図6はそのようなアンダカット部を有する
樹脂製品の一例であって、自動車のスライディングルー
フ等に使用されるガーニッシュを横断面で見て示す断面
図である。また、図7は図6のX−X線に沿った断面を
斜めから見て示す斜視断面図である。
【0004】図6及び図7のように、全体を1で示すガ
ーニッシュはスライディングルーフの保持枠に沿った細
長い形状に形成されたもので、その本体部1aは、意匠
面を外側として横断面において略コ字状に形成されてい
る。そして、その本体部1aの内側には、ルーフパネル
に対する取付のための取付爪部1bが、それの長さ方向
に一定の間隔で、多数個所に設けられている(図6及び
図7ではその1個所のみを示す)。この取付爪部1b
は、本体部1aの長さ方向に幅mを有する爪状片として
これに略直角に突出して形成されているが、その片面側
には段状に係合部が形成されている。そのため、この取
付爪部1bは、金型の型開き方向、即ち、金型開閉方向
Zに対して引掛かりとなるアンダカット部を形成してい
る。
【0005】このようなアンダカット部をなす取付爪部
1bを有するガーニッシュ1の場合、そのアンダカット
処理は、傾斜スライド押出コアを用いることによって比
較的簡単に行うことができる。即ち、従来では、射出成
形金型装置の可動側金型に、その取付爪部1bのアンダ
カットがある側の面を形成する押出コアを傾斜した状態
でスライド可能に組込み、型開き後の製品押出時に、そ
の押出コアを型開き方向とは直角方向に(図6の右方
に)アンダカットの高さ分だけ移動するように傾斜作動
させることによって、そのアンダカット処理がなされて
いた。なお、このような傾斜スライド押出コアを用いた
アンダカット処理については、具体的なアンダカット部
の形状は異なるが、例えば、特開平4−189521号
公報、特開平6−71703号公報等に開示されてい
る。
【0006】なお、このような金型開閉方向Zに対して
斜めに可動な傾斜スライド押出コアを用いたものとは別
に、特公平1−59897号公報には、金型開閉方向Z
に可動な同様の押出コアを用いたものが開示されてい
る。この押出コアは、より具体的には、樹脂製品のアン
ダカット部(突出部10a)を形成するためのキャビテ
ィを共同して区画形成する複数のコアブロック(押出コ
ア16)と、各コアブロックをそれぞれ独立してコア押
出ピン(17)に連結する弾性のある支持部材(板バネ
18)とを備えるもので、可動側金型に金型開閉方向Z
に押出可能に組込まれている。そして、この射出成形金
型装置においては、型開き後の製品押出時に、先ず押出
コアがエジェクタピン(押出ピン15)と共に押出さ
れ、次いで押出コアの押出が停止され、エジェクタピン
のみが押出される。これによって成形後の製品はアンダ
カット部と共に押出されるが、その際、アンダカット部
は弾性のある各支持部材に結合されたコアブロックをそ
の弾性に抗して開脚し、これらから離脱する。なおこの
公報には、それらの支持部材を、押出コアが押出された
際にコアブロックが自動的に開脚するように付勢する板
バネとする変形例も開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図8は図6及び図7と
は取付爪部の形状が異なる別のガーニッシュを示す断面
図である。
【0008】ところで、図6及び図7のガーニッシュ1
の場合、その取付は、取付爪部1bに一旦金属製クリッ
プを装着し、次いでこれをルーフパネル等に組付けるよ
うになっている。そのため、別個の部品としての金属製
クリップが必要であり、またその取付には手間を要す
る。そこで、その取付爪部1bを変更し、図8のような
取付爪部1cとすることが検討されている。即ち、この
取付爪部1cは、図6及び図7の取付爪部1bに相当す
る爪状片1dを対にし、そして弾性変形を可能とするた
めの空間部(肉盗み部)1eを間に空けて対向したもの
に相当し(したがって、この取付爪部1cの各爪状片1
dの平面形状は図7と同じである)、それ自体でクリッ
プを形成するようにしたものである。したがって、この
取付爪部1cによれば、ガーニッシュ1を金属製クリッ
プ無しで直接ルーフパネル等に組付けることができる。
【0009】しかしながら、このような一対の爪状片1
dからなる取付爪部1cの場合は、係合部を形成するア
ンダカットがそれの両側(各爪状片1dの外側)に設け
られているため、そのアンダカット処理が問題となる。
即ち、この取付爪部1cを従来のように傾斜スライド押
出コアによって形成する場合には、その両側のアンダカ
ットを形成する傾斜スライド押出コアは、成形後の製品
の押出時に、その爪部1cの幅方向(図7における左右
方向)に型抜きされなければならない。つまり、傾斜ス
ライド押出コアは、少くとも取付爪部1cの幅m(図7
における取付爪部1bの幅m)に相当する距離だけ、そ
の幅方向に移動するように作動される必要がある。
【0010】このようなアンダカット処理は、アンダカ
ット部をなす取付爪部1c自体に幅方向への抜き勾配を
設けることはできないために、非常に困難である。ま
た、金型製作上においても、傾斜スライド押出コアがエ
ジェクタピンの作動と同調して精度良く作動するように
それの案内のためのスライド面を加工することは、テー
パ加工であるだけに困難を伴なうことである。そのた
め、この傾斜スライド押出コアによるアンダカット処理
では、金型の加工精度が出し難い点からも無理な型抜き
がなされることになり、それによって、その取付爪部1
cまたは本体部1aの変形、または損傷を招く虞れがあ
った。
【0011】更に、このアンダカット処理においては、
傾斜スライド押出コアは取付爪部1cから型抜きされる
ために長い距離を移動しなければならず、その爪部1c
の周囲に広いスペースが必要である。ところが、具体的
な製品形状によっては、その取付爪部1cの近傍に補強
用リブまたはその他のボス或いは壁部等が設定される場
合もある。そのため、傾斜スライド押出コアの作動範囲
内にそのようなリブ等が設定される場合には、この傾斜
スライド押出コアを適用すること自体ができない不具合
もあった。
【0012】なお、この点については、前述の特公平1
−59897号公報に開示の技術によれば、押出コアは
金型の型開き方向に押出され、また複数のコアブロック
に開脚可能に分割されているため、取付爪部1cのよう
なアンダカット部の場合、そのコアブロックを取付爪部
1cの幅方向とは直角に(図8の左右方向に)開脚させ
ることによって、少ないスペースでのアンダカット処理
が可能である。しかし、この開脚可能な押出コアの場
合、コアブロックが安定して支持されるためには支持部
材の弾性は十分に高いことが必要であるが、アンダカッ
ト部からの型抜きはその支持部材の弾性に抗してなされ
るため、その型抜き時にアンダカット部に損傷が生じる
可能性がある。なお、この支持部材を押出時に開脚する
ように予め付勢させればこのようなことはないが、その
場合には、押出コアとこれを収容する金型の凹部とが常
に強い弾性力で当接することになり、これら自体が互い
に損傷し、または摩耗する可能性がある。また、この押
出コアは、コアブロックと支持部材及びコア押出ピンと
を相互に結合し組立てるものであるため、作製に手間と
コストがかかり、また精度が出し難い。
【0013】このように、両側にアンダカットのある取
付爪部1cを有するガーニッシュ1の場合、従来知られ
たアンダカット処理手段によっては、そのアンダカット
部を損傷させたり、変形させたりすることなく型抜きす
ることが困難であった。
【0014】そこで、本発明は、アンダカット部を損傷
させたり、変形させたりすることなく、成形後の樹脂製
品を容易に取出すことができる射出成形金型装置の提供
を課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる射出成形
金型装置は、アンダカット部を有する樹脂製品を成形す
る射出成形金型装置において、相互に開閉可能な可動側
金型と固定側金型とからなる一対の金型と、前記アンダ
カット部を形成する押出コアであって、スリットによっ
て弾性的に開脚可能に分割形成されると共に、前記金型
に金型開閉方向に押出可能に設けられた押出コアと、そ
の押出コアの金型からの押出時に、前記スリットを押広
げて押出コアを開脚する押出コア開脚手段とを具備する
ものである。
【0016】
【作用】本発明にかかる射出成形金型装置においては、
可動側金型と固定側金型とからなる一対の金型を型締め
した後、それらによって形成される製品キャビティに溶
融した樹脂材料を射出し、適宜保圧した後冷却固化させ
る通常の工程によって、樹脂製品が成形される。またこ
の場合、樹脂製品のアンダカット部も、それを形成する
押出コアによって合わせて成形される。
【0017】そして、成形された樹脂製品の取出は、そ
れらの一対の金型を型開きした後、押出コアを金型から
金型開閉方向に押出し、樹脂製品を金型及び押出コアか
ら離型させることによって行われる。この押出の際、樹
脂製品のアンダカット部を形成している押出コアはスリ
ットによって弾性的に開脚可能に分割形成されていると
共に、そのスリットを押広げて押出コアを開脚する押出
コア開脚手段が備えられているので、押出コアはこの押
出コア開脚手段によって開脚され、アンダカット部から
外される。
【0018】このように、アンダカット部からの押出コ
アの型抜きは押出コアを押出コア開脚手段によって開脚
することによってなされるので、アンダカットが両側に
設けられた図8のような取付爪部1cの場合であって
も、その押出コアをアンダカットの高さの分だけ両側方
向(図8の左右方向)に開脚することによって容易に型
抜きすることができ、またこの時、アンダカット部に無
理な力が加わることもない。即ち、アンダカット部を損
傷させたり、変形させたりすることく、成形後の樹脂製
品を容易に取出すことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0020】図1は本発明の一実施例の射出成形金型装
置の要部を示す断面図である。また、図2は図1の可動
側金型の要部を更に拡大して示す断面図であり、図3は
図2の可動側金型の要部を上面から見て示す平面図であ
る(なお、図2は図3のA−A線断面図に相当する)。
更に、図4及び図5は成形後の樹脂製品の押出時の状態
を示す断面図であり、図4は押出の中間段階での状態を
示す断面図、図5は押出の終了時の状態を示す断面図で
ある。
【0021】なお、この射出成形金型装置はアンダカッ
ト部を有する樹脂製品の射出成形に適用されるもので、
具体的には、前述の図8に示す取付爪部1cを有するガ
ーニッシュ1を成形する装置として具体化したものであ
る。
【0022】図1のように、全体を10で示す本実施例
の射出成形金型装置は、従来のこの種の金型装置と同様
に、相互に開閉可能な固定側金型11と可動側金型12
とを備えている。即ち、これらの一対の金型11,12
は金型開閉方向Zに相互に型締め、型開き可能であり、
型締めの際には共同してガーニッシュ1に対応する製品
キャビティcを区画形成する。そして、固定側金型11
には、このキャビティcに溶融した樹脂材料を射出する
ために、図示しないゲート、スプルー、ランナ等が形成
されている。また、可動側金型12は、具体的には、可
動側型板13と、この可動側型板13に一体に結合さ
れ、製品キャビティcのコア面を形成する製品部入駒1
4とを含んで形成されている。
【0023】ここで、本実施例の射出成形金型装置10
においては、アンダカット部をなすガーニッシュ1の取
付爪部1cを形成するために、可動側金型12には、ス
リット16によって先端部分が分割形成された弾性的に
開脚可能な押出コア15が、可動側型板13と製品部入
駒14を貫通して形成されたガイド孔17によって案内
されて、金型開閉方向Zに押出可能に設けられている。
そして、押出コア15の後端は、可動側金型12と連動
してまたは別個のアクチュエータにより金型開閉方向Z
に作動されるエジェクタ板18に、ボルト19によって
結合されている。そのため、この押出コア15は、先端
が製品部入駒14のコア面と一致する位置から、エジェ
クタ板18が可動側金板13に当接するまで、即ち、押
出ストロークsだけ、押出作動される。また、可動側金
型12には、押出コア15のスリット16を押広げて押
出コア15を開脚させると共に、押出コア15及び製品
部入駒14と共同して、取付爪部1cを成形するための
コア面の一部を形成するインサートコア20が、その製
品部入駒14にボルト21によって固定的に取付けられ
ている。
【0024】これらの押出コア15及びインサートコア
20の形状と構造は、図2及び図3において、より詳細
に示されている。なお、図2は成形後の型開き時の状態
を示しており、したがって成形されたガーニッシュ1が
合わせて示されている。
【0025】図2及び図3のように、ロッド状の単一の
部材からなる押出コア15は、比較的靭性の高い金属材
料から形成されると共にその先端側の一定の範囲がスリ
ット16によって2分割され、それによって、弾性的に
互いに開脚可能な一対の押出コア脚片15aを備えたも
のとして形成されている。そして、各押出コア脚片15
aの先端部は、取付爪部1cの両側のアンダカット面、
即ち、各爪状片1dの外側面、に対応する彫込みを有す
るアンダカット形成部15bとして形成されている。そ
のため、これらの対向するアンダカット形成部15bに
よって、金型開閉方向Zに対してアンダカットとなる取
付爪部1cの両側の面が形成される。
【0026】また、これらの一対の押出コア脚片15a
は、押出コア15の押出時に、スリット16が押広げら
れることによって開かれる。そこで、この押出コア15
の開脚を許容しまたは円滑にするために、これを金型開
閉方向Zに案内するためのガイド孔17は、その開口部
17aにおける開脚方向側の側面が、ある程度の深さ範
囲に亘ってテーパに形成されている。そして、このテー
パに対応して、押出コア15の各押出コア脚片15aも
その先端部分の外側面がテーパ状に形成されている(図
2)。なお、このように押出コア15の先端部分が先端
側に幅広となるテーパ状であることによってその後退が
規制され、押出コア15が最も後退された非押出時に
は、押出コア15のテーパ状の先端部分はガイド孔17
の開口部17aに密接している。そして、押出コア15
の先端は、その非押出時には、製品部入駒14のコア面
と一致し、連続した平面を形成するようになっている。
【0027】なお、スリット16は、より詳細には、先
端から一定の長さ範囲ではストレート部16aとして同
一幅に形成され、また、その後は漸次幅が僅かに減少す
るようにテーパ部16bとして形成され、応力逃し孔1
6cで終端している。
【0028】そして、スリット16を押広げて押出コア
15を開脚する押出コア開脚手段は、本実施例において
は、インサートコア20として形成されている。このイ
ンサートコア20は、可動側金型12に対してボルト2
1によって固定的に取付けられる固定基部20aと、ガ
イド孔17に突出して押出コア15のスリット16内に
配置される拡開部20bと、この拡開部20bと一体の
コア部20cとを備えている。具体的には、固定基部2
0aは、製品部入駒14に形成された収容凹部14aに
対応する形状に形成され、また、この収容凹部14aに
嵌込み次いでボルト21によって固定した場合に、その
表面が製品部入駒14の表面と連続するコア面をなすよ
うに形成されている。そのため、インサートコア20
は、押出コア15をガイド孔17に挿入して組付けた
後、その固定基部20aを収容凹部14aに嵌込み次い
でボルト21締めすることによって、可動側金型12の
表面側から容易に組付け、また固定できるようになって
いる。
【0029】拡開部20bとコア部20cは、この固定
基部20aからガイド孔17内にその幅の長さ分突出す
るように形成され、押出コア15のスリット16内に配
置される。そして、拡開部20bは、本実施例において
は、スリット16のストレート部16aの幅に等しい厚
さを有する楔状部として形成されている。そのため、こ
の拡開部20bは、押出コア15が押出される過程にお
いて、ストレート部16aの範囲では単に摺接するだけ
であるが、テーパ部16bの部分では楔として働き、こ
のスリット16を押広げ、押出コア15の一対の押出コ
ア脚片15aを開脚させる。また、コア部20cは、取
付爪部1cの空間部1e(図8)を形成するためのコア
面を提供するものである。したがって、押出コア15の
一対のアンダカット形成部15bとインサートコア20
のこのコア部20cとは、ガイド孔17の開口部17a
の側面と共同して、ガーニッシュ1の取付爪部1cの全
体を形成するためのキャビティを区画形成する。
【0030】押出コア15とインサートコア20はこの
ように形成され、また可動側金型12における取付爪部
1cを形成すべき個所にそれぞれ設けられる。そして、
多くの取付爪部1cを有するガーニッシュ1を成形する
本実施例の射出成形金型装置10においては、それに応
じて押出コア15が多く設けられるため、成形後の製品
の押出に通常では一般に用いられるエジェクタピン(突
出しピン)は特に設けられていない。しかし、エジェク
タピンを更に設けることは、押出力の均等化、分散化等
のために、必要に応じて適宜行うことができる。この場
合、そのエジェクタピンは、エジェクタ板18に連結し
て押出コア15と共に作動させることができ、また或い
は他のエジェクタ板等に連結して押出コア15とは独立
して作動させることもできる。
【0031】本実施例の射出成形金型装置10によるガ
ーニッシュ1の成形は、通常の場合と同様である。即
ち、固定側金型11と可動側金型12とを図1のように
型締めした後、これらによって形成される製品キャビテ
ィcに溶融した樹脂材料を供給し、適宜保圧し、冷却す
ることによって、図2のようにガーニッシュ1が成形さ
れる。この場合、エジェクタ板18は可動側金板13に
対して最も後退され、押出コア15は、その先端が可動
側金型12(製品部入駒14)のコア面に一致するよう
に位置される。そして、溶融した樹脂材料は、この押出
コア15の一対のアンダカット形成部15bと、インサ
ートコア20のコア部20cと、ガイド孔17の開口部
17aの側面とによって画成されるキャビティにも充填
され、ガーニッシュ1の取付爪部1cが同時に成形され
る。
【0032】このように成形されたガーニッシュ1の取
出は、押出コア15を押出すことによって、次のように
なされる。図2、図4、及び図5はこの押出コア15の
押出の過程を順に示している。
【0033】まず、可動側金型12を金型開閉方向Zに
移動させて型開きする。この状態は図2に示され、固定
側金型11は成形されたガーニッシュ1から離型され、
可動側金型12の表面側から十分な距離だけ引離され
る。そして、十分な型開きがなされたこの状態で、エジ
ェクタ板18を可動側金板13側に作動して、押出コア
15を可動側金型12の表面から押出す。この際、押出
コア15は、金型開閉方向Zに形成されたガイド孔17
によって案内されるため、その金型開閉方向Zに押出さ
れる。なお、このエジェクタ板18の作動は、エジェク
タピンによる押出の場合と同様であり、移動する可動側
金型12に対してエジェクタ板18を押止めることによ
って、或いは別個のアクチュエータ等を使用することに
よって適宜行うことができる。
【0034】そして、押出コア15を可動側金型12か
ら押出すことによって、成形されたガーニッシュ1は、
押出コア15と係合しまたは当接するその取付爪部1c
と本体部1aの下面が持上げられ、可動側金型12の製
品部入駒14のコア面及びインサートコア20のコア部
20cから離型される。またこの場合、押出コア15が
押出される過程の最初の一定の範囲では、スリット16
のストレート部16aの幅がインサートコア20の拡開
部20bの厚さに等しく形成されているため、押出コア
15は開脚されずにそのまま押出される。この状態は図
4に示され、成形後のガーニッシュ1は、取付爪部1c
が押出コア15によって保持されたままの状態で、スト
レート部16aの長さだけ製品部入駒14のコア面から
持上げられる。そのため、このように押出コア15が押
出されることによって、その押出作動が円滑になされる
だけでなく、成形後のガーニッシュ1は、金型開閉方向
X以外の応力が加わらないため、可動側金型12のコア
面から円滑に型抜きされることができる。
【0035】こうして、押出コア15の押出の最初の段
階で、押出コア15の一対の押出コア脚片15aとガイ
ド孔17のテーパ状開口部17aとの間に十分な間隙が
形成される(図4)。そして、続いて押出コア15が更
に押出されると、インサートコア20の拡開部20bが
スリット16のテーパ部16bと摺接し、これを押広げ
る。これによって一対の押出コア脚片15aは、応力逃
し孔16cが形成されている部分を中心として、先端が
互いに離れるように開脚する。そのため、アンダカット
形成部15bは取付爪部1cの各爪状片1dからそれぞ
れ引離され、離型する。
【0036】図5は、エジェクタ板18が可動側型板1
3に当接するまで押出コア15が押出された状態を示
し、この状態では、押出コア15は最大に開脚され、そ
のアンダカット形成部15bが取付爪部1cのアンダカ
ットから完全に外される。この場合、アンダカット形成
部15bは金型開閉方向Xに対して実質的に直角方向に
移動するため、取付爪部1cには無理な応力が全く加わ
らない。したがって、その取付爪部1cに損傷や寸法不
良となるような変形を与えることなく、容易に型抜きす
ることができる。
【0037】そして、このように押出コア15が取付爪
部1cから完全に外された後は、ガーニッシュ1は通常
の手段によって、即ち、更に押出作動されるエジェクタ
ピン或いはエアの噴射による手段等によって、またはマ
ニュプレータ等を使用して、金型装置10から排出する
ことができる。
【0038】なおここで、スリット16は、インサート
コア20の拡開部20bの厚さと等しい幅のストレート
部16aと、その幅が減少するテーパ部16bとから形
成したが、そのストレート部16aを省いてテーパ部1
6bのみから形成することができる。また、拡開部20
bの厚さよりも幅が小さいストレート部16aのみから
形成することもできる。ただし、これらの場合には、押
出コア15の押出と同時にその開脚が開始されるため、
ガイド孔17の開口部17aには、十分に傾斜したテー
パが形成される必要がある。そのため、スリット16
は、本実施例のようにストレート部16aとテーパ部1
6bとから形成することが、金型製作上からも好まし
い。
【0039】なおまた、押出コア15を、その一対の押
出コア脚片15aが予め開脚するように付勢されたもの
として作製することも考えられる。この場合、インサー
トコア20の拡開部20bは不要となり、また、スリッ
ト16はコア部20cに等しい幅のストレート部16a
として形成されることになる。しかしこの場合には、押
出コア15の先端部分がその弾性力によってガイド孔1
7の開口部17aに常に強い力で当接することになり、
それによって、押出コア15とガイド孔17とが互いに
損傷しまたは摩耗する可能性がある。そのため、押出コ
ア15をこのように形成することは好ましくはなく、本
実施例のように拡開部20bを備えたインサートコア2
0によって押出コア15を開脚させることが、その作動
の確実さの点からも好ましい。
【0040】このように、本実施例の射出成形金型装置
10は、アンダカット部をなす取付爪部1cを有する樹
脂製品であるガーニッシュ1を成形する射出成形金型装
置であって、相互に開閉可能な固定側金型11と可動側
金型12とからなる一対の金型と、その取付爪部1cを
形成する押出コア15であって、スリット16によって
弾性的に開脚可能に分割形成されると共に、可動側金型
12のガイド孔17に案内され、金型開閉方向Zに押出
可能に設けられた押出コア15と、押出コア15の可動
側金型12からの押出時に、スリット16を押広げて押
出コア15を開脚する押出コア開脚手段であるインサー
トコア20とを具備するものである。
【0041】したがって、本実施例の射出成形金型装置
10によれば、成形後のガーニッシュ1の押出時には、
取付爪部1cを形成している押出コア15は、そのスリ
ット16がインサートコア20により押し広げられるこ
とによって開脚されるので、容易に取付爪部1cから外
され、この時無理な力が加わることはない。そのため、
取付爪部1cのように両側にアンダカットがあっても、
そのアンダカット部を損傷させたり、変形することな
く、容易に成形後のガーニッシュ1を取出すことができ
る。
【0042】またこの場合、押出コア15はアンダカッ
ト部から外れる分だけ、即ち、アンダカットの高さの分
だけ開脚されればよいため、その作動のために広いスペ
ースを必要としない。そのため、より自由な製品形状の
設計が可能となり、そのアンダカット部をなす取付爪部
1cの周囲にも補強のためのリブ等を適宜設定すること
ができる。
【0043】また、押出コアは金型開閉方向Zに押出作
動されるため、これ自体に曲げ応力等が作用することは
なく、容易に押出作動されると共に、これを案内する手
段であるガイド孔17も金型開閉方向Zに形成すればよ
いため、容易に、また精度よく作製することができる。
【0044】更に、押出コア15は単一の部材として形
成され、スリット16とアンダカット部を形成する部分
(アンダカット形成部15b)のみを加工すればよいた
め、手間がかからず容易に、また精度よく、しかも正確
に作動するものとして作製することができる。そして、
この押出コア15と押出コア開脚手段としてのインサー
トコア20を含めて、この射出成形金型装置10は、加
工が容易であるため低コストで製作することができる。
【0045】ところで、本実施例の射出成形金型装置1
0は図8のガーニッシュ1を成形するためのものとして
具体化したものであるが、開脚可能な押出コアを備える
本発明の射出成形金型装置は、このような樹脂製品だけ
でなく、その押出コアのアンダカット形成部の形状と押
出コア開脚手段としてのインサートコアの形状とを変更
することによって、その他の種々のアンダカット部を有
する樹脂製品の成形に適用し、具体化することができ
る。
【0046】例えば、本発明の射出成形金型装置は、図
6及び図7のような取付爪部1bを有するガーニッシュ
1の成形にも適用することができる。この場合、具体的
には、上記実施例における押出コア15の一対の押出コ
ア脚片15aの一方側にアンダカット形成部15bが形
成され、他方の押出コア脚片15aの先端部分はその取
付爪部1bに対応して平坦状のコア面に形成される。な
お、その取付爪部1bの両側にアンダカットが設けられ
る場合には、その他方の押出コア脚片15aにもアンダ
カット形成部15bが形成される。また、インサートコ
ア20は、そのコア部20cが省かれ、拡開部20bの
みを有するものとして形成される。しかし、この場合の
作用と効果は上記の実施例の場合と同様である。
【0047】また、このような爪状の突出部だけでな
く、例えば、係止部を有する差込みピンまたはネジのよ
うな突出部、フランジ状突出部、凹部、開口部、或いは
その他アンダカット部を有する各種の樹脂製品に対して
も、本発明の射出成形金型装置を同様に適用することが
できる。
【0048】そしてこれらの場合、そのアンダカット部
の具体的形状に応じて、押出コアは3またはそれ以上に
分割されたものとして形成することができる。また、押
出コア開脚手段についても、押出コアのスリットを押広
げてこれを開脚することが可能なものであればどのよう
な手段でもよく、例えば、上記の実施例における拡開部
20bに相当する部分のみからなる楔状手段であること
ができる。また、そのような押出コア開脚手段は、押出
コアのスリット内に固定的に配設されたものだけでな
く、押出コアの押出時にそのスリット内に差込まれるよ
うに作動される可動な手段であることもできる。更に、
これらの押出コアと押出コア開脚手段は、成形する樹脂
製品によっては、可動側の金型だけでなく、固定側の金
型に設けることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明の射出成形金型装
置は、アンダカット部を有する樹脂製品を成形する射出
成形金型装置において、相互に開閉可能な可動側金型と
固定側金型とからなる一対の金型と、前記アンダカット
部を形成する押出コアであって、スリットによって弾性
的に開脚可能に分割形成されると共に、前記金型に金型
開閉方向に押出可能に設けられた押出コアと、その押出
コアの金型からの押出時に、前記スリットを押広げて押
出コアを開脚する押出コア開脚手段とを具備するもので
ある。
【0050】したがって、この射出成形金型装置によれ
ば、樹脂製品のアンダカット部が押出コアによって成形
されると共に、成形後の樹脂製品の押出時には、押出コ
アが押出コア開脚手段によって開脚されるので、アンダ
カットが両側にあるようなアンダカット部の場合であっ
ても、押出コアはアンダカット部から容易に離型され、
型抜きされる。このため、アンダカット部には無理な応
力が加わらないので、そのアンダカット部を損傷させた
り、変形させたりすることなく、成形後の樹脂製品を容
易に取出すことができる。
【0051】また、押出コアは単一の部材として形成さ
れるので、容易に、また精度よく、しかも正確に作動す
るものとして作製することができると共に、押出コアは
金型開閉方向に押出可能に設けられるので、これを案内
する手段(ガイド孔)も容易に、また精度よく加工する
ことができる。そのため、押出コアを含む金型装置を容
易に、また精度よく、しかも低コストで作製することが
できる効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例の射出成形金型装置
の要部を示す断面図である。
【図2】 図2は図1の可動側金型の要部を更に拡大し
て示す、図3のA−A線断面に相当する断面図である。
【図3】 図3は図2の可動側金型の要部を上面側から
見て示す平面図である。
【図4】 図4は成形後の樹脂製品の押出時の中間段階
での状態を示す断面図である。
【図5】 図5は成形後の樹脂製品の押出時の最終段階
での状態を示す断面図である。
【図6】 図6はアンダカット部を有する樹脂製品の一
例であるガーニッシュを示す横断面図である。
【図7】 図7は図6のX−X線断面を斜めから見た斜
視断面図である。
【図8】 図8は図6及び図7とは取付爪部の形状が異
なる別のガーニッシュを示す断面図である。
【符号の説明】
1 ガーニッシュ(樹脂製品) 10 射出成形金型装置 11 固定側金型 12 可動側金型 15 押出コア 16 スリット 20 インサートコア(押出コア開脚手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンダカット部を有する樹脂製品を成形
    する射出成形金型装置において、 相互に開閉可能な固定側金型と可動側金型とからなる一
    対の金型と、 前記金型の開閉方向に押出自在に設けられ、スリットに
    よって弾性的に開脚可能に分割形成された押出コアと、 前記押出コアの前記金型からの押出時に、前記スリット
    を押広げて前記押出コアを開脚する押出コア開脚手段と
    を具備することを特徴とする射出成形金型装置。
JP7077714A 1995-04-03 1995-04-03 射出成形金型装置 Pending JPH08267520A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1559531A1 (de) * 2004-01-30 2005-08-03 Kramer AG Einsatz für ein Spritzgusswerkzeug und Spritzgusswerkzeug mit diesem Einsatz
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