JPH08267909A - 減感インキ - Google Patents

減感インキ

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JPH08267909A
JPH08267909A JP6971895A JP6971895A JPH08267909A JP H08267909 A JPH08267909 A JP H08267909A JP 6971895 A JP6971895 A JP 6971895A JP 6971895 A JP6971895 A JP 6971895A JP H08267909 A JPH08267909 A JP H08267909A
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aminoethyl
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清春 長谷川
Kazuyoshi Yoshikawa
和良 吉川
丈太郎 ▲来▼田
Jotaro Kida
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ジアミノ化合物にアルキレンオキサイドを付
加させてなる脂肪族環状ポリエーテルポリオールを減感
剤として用いる減感インキ。 【効果】 少量の盛り量で減感効果を有し、グラビア印
刷、フレキソ印刷、凸版印刷方式による印刷はもちろ
ん、特に湿式オフセット印刷適性に優れた減感インキを
提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感圧複写紙用に用いる
減感効果に優れた減感インキに関する。さらに詳しく
は、無色ないし淡色の色素前駆体とこれを発色させる顕
色剤との組み合わせからなる感圧複写紙において、色素
前駆体の発色を抑制または阻止するための減感インキに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、感圧複写紙は、色素前駆体と称
せられる電子供与性のロイコ色素の溶液を内包したマイ
クロカプセル層を有するシート(以下、「CBシート」
と称する)と、求電子性顕色剤塗布層を有するシート
(以下、「CFシート」と称する)とを、組み合わせて
使用される。また、多数枚の複写を行う場合には、表面
に顕色剤を塗布し、裏面に色素前駆体を含有するマイク
ロカプセルを塗布したシート(以下、「CFBシート」
と称する)を、CBシートとCFシートの間に挟んで使
用することもできる。この様にして使用される感圧複写
紙において、CFシートの複写不要な部分に、印刷機等
を使用して減感インキを塗布し、色素前駆体の発色を抑
制または阻止することがある。
【0003】このような減感インキの主成分として用い
られる化合物として、第4級アンモニウム塩(特公昭3
3ー3921号)、2個のポリエチレンオキサイド基を
有する3級アミン(特公昭46ー29546号)、尿素
樹脂の初期縮合物(特公昭46ー35697号)、ポリ
オキシエチレンモノアルキルエステル(特公昭47ー3
8201号)、ポリアルキレンポリアミンのエチレンオ
キサイド付加化合物(特公昭49ー23008号)、ア
ルキレンジアミンのプロピレンオキサイド付加化合物
(特公昭49ー23850号)、平均分子量400〜5
000のプロピレングリコール(特公昭55ー1919
号)、ポリアミンのグリシジルエステルまたはグリシジ
ルエーテル付加物(特公昭51ー22416号)、ジア
ザビシクロアルケン類またはその塩(特公昭54ー26
926号)、スピロアセタール系ジアミン(特公昭55
ー16188号)、活性水素ポリアミンとアルキレンオ
キサイド付加化合物(特公昭53ー23724号)等が
知られている。これらの減感剤は、凸版印刷、凹版印
刷、オフセット印刷、孔版印刷等の印刷方式に適応した
印刷インキ即ち減感インキとして調製され、使用され
る。
【0004】近年、顕色剤の開発が進み、発色能力や発
色像の安定性が向上し、実用化されている。例えば、特
公昭51ー25174号、特公昭52ー1327号、特
開昭54ー40898、特開昭61ー100493、特
開昭61ー18027、特開昭62ー96449号、特
開昭63ー112537号、特開平1ー133780
号、特開平2ー91043号、特開平6ー87786、
特開平6ー135128号等に提案された種々の置換基
を有するサリチル酸の多価金属、あるいはサリチル酸共
縮合樹脂の多価金属塩などである。これらのサリチル酸
誘導体の多価金属塩及び/またはサリチル酸共縮合樹脂
の多価金属塩を顕色剤として用いたCFシートやCFB
シートでは、その顕色力が大である。そのため、従来、
フェノール樹脂系顕色剤等の際に用いられていた減感イ
ンキでは、ロイコ色素に対する減感効果が不十分であ
り、インキの盛り量を増加させなければ十分な効果が得
られない。しかし、インキの盛り量を多くすると乾燥速
度が遅くなり、乾燥不十分により、裏写りしたり、イン
キが印刷されていない部分へブリードする等、印刷時に
トラブルが発生しやすい。また、一部に提案されたアル
キルアミンにエチレンオキサイドあるいはプロピレンオ
キサイドを付加させた化合物には、減感効果に優れたも
のも存在するが、一般的に、水に対する親和性が大であ
り、特に、オフセット印刷インキとしては問題を残して
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明の目的は、前
記の欠点のない、減感性能に優れた減感インキを提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記目的
を解決するために鋭意検討した結果、ある種の脂肪族環
状ジアミノ化合物に、アルキレンオキサイドを付加させ
た脂肪族環状ポリエーテルポリオールを主成分として用
いた減感インキにより、前記諸問題を解決できることを
見いだし本発明を完成した。すなわち、本発明は、一般
式(1)および/または(2)(化2)で表されるジア
ミノ化合物に、アルキレンオキサイドを付加させてなる
脂肪族環状ポリエーテルポリオールを減感剤として用い
ることを特徴とする減感インキに関するものである。
【0007】
【化2】 (式中、kは1〜2、jおよびmは1〜5、hは0〜1
の整数を表す)
【0008】本願発明で減感剤として用いる脂肪族環状
ポリエーテルポリオールは、一般式(1)および/また
は(2)で表されるジアミノ化合物に、アルキレンオキ
サイドを付加させて得られる化合物である。一般式
(1)または(2)で表されるジアミノ化合物の具体例
としては、2,5(6)−ジ(アミノメチル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン、2,5(6)−ジ(アミノエ
チル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5(6)
−ジ(アミノメチル)ビシクロ[2.2.2]オクタ
ン、2,5(6)−ジ(アミノエチル)ビシクロ[2.
2.2]オクタン、2−アミノメチル−5(6)−アミ
ノエチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アミノ
メチル−5(6)−アミノプロピルビシクロ[2.2.
1]ヘプタン、2−アミノメチル−5(6)−アミノブ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アミノメチ
ル−5(6)−アミノペンチルビシクロ[2.2.1]
ヘプタン、2−アミノエチル−5(6)−アミノプロピ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アミノエチル
−5(6)−アミノブチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン、2−アミノエチル−5(6)−アミノペンチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アミノメチル−5
(6)−アミノエチルビシクロ[2.2.2]オクタ
ン、2−アミノメチル−5(6)−アミノプロピルビシ
クロ[2.2.2]オクタン、2−アミノメチル−5
(6)−アミノブチルビシクロ[2.2.2]オクタ
ン、2−アミノメチル−5(6)−アミノペンチルビシ
クロ[2.2.2]オクタン、2−アミノエチル−5
(6)−アミノプロピルビシクロ[2.2.2]オクタ
ン、2−アミノエチル−5(6)−アミノブチルビシク
ロ[2.2.2]オクタン、2−アミノエチル−5
(6)−アミノペンチルビシクロ[2.2.2]オクタ
ン、
【0009】3(4),8(9)−ジ(アミノメチル)
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン、3(4),
8(9)−ジ(アミノエチル)トリシクロ[5.2.
1.02, 6 ]デカン、3(4)−アミノメチル−8
(9)−アミノエチルトリシクロ[5.2.1.
02,6 ]デカン、3(4)−アミノメチル−8(9)−
アミノプロピルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ
ン、3(4)−アミノメチル−8(9)−アミノブチル
トリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカン、3(4)−
アミノメチル−8(9)−アミノペンチルトリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン、3(4)−アミノエチ
ル−8(9)−アミノプロピルトリシクロ[5.2.
1.02,6 ]デカン、3(4)−アミノエチル−8
(9)−アミノブチルトリシクロ[5.2.1.
02,6 ]デカン、3(4)−アミノエチル−8(9)−
アミノペンチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ
ン、
【0010】3(4),8(9)−ジ(アミノメチル)
トリシクロ(5.2.2.02,6 )ウンデカン、3
(4),8(9)−ジ(アミノエチル)トリシクロ
(5.2.2.02,6 )ウンデカン、3(4)−アミノ
メチル−8(9)−アミノエチルトリシクロ(5.2.
2.02,6 )ウンデカン、3(4)−アミノメチル−8
(9)−アミノプロピルトリシクロ(5.2.2.0
2,6 )ウンデカン、3(4)−アミノメチル−8(9)
−アミノブチルトリシクロ(5.2.2.02,6 )ウン
デカン、3(4)−アミノメチル−8(9)−アミノペ
ンチルトリシクロ(5.2.2.02,6 )ウンデカン、
3(4)−アミノエチル−8(9)−アミノプロピルト
リシクロ(5.2.2.02,6 )ウンデカン、3(4)
−アミノエチル−8(9)−アミノブチルトリシクロ
(5.2.2.02,6 )ウンデカン、3(4)−アミノ
エチル−8(9)−アミノペンチルトリシクロ(5.
2.2.02,6 )ウンデカン、
【0011】4,9(10)−ジアミノメチルテトラシ
クロ(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデカン、4−ア
ミノメチル−9(10)−アミノエチルテトラシクロ
(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデカン、4−アミノ
メチル−9(10)−アミノプロピルテトラシクロ
(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデカン、4−アミノ
メチル−9(10)−アミノブチルテトラシクロ(6.
2.1.13,6 .02,7 )ドデカン、4−アミノメチル
−9(10)−アミノペンチルテトラシクロ(6.2.
1.13,6 .02,7 )ドデカン、4,9(10)−ジア
ミノエチルテトラシクロ(6.2.1.13,6 .
02,7 )ドデカン、4−アミノエチル−9(10)−ア
ミノプロピルテトラシクロ(6.2.1.13,6 .0
2,7 )ドデカン、4−アミノエチル−9(10)−アミ
ノブチルテトラシクロ(6.2.1.13,6 .02, 7 )
ドデカン、4−アミノエチル−9(10)−アミノペン
チルテトラシクロ(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデ
カン、4(5),9(10)−ジアミノメチルテトラシ
クロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデカン、4
(5)−アミノメチル−9(10)−アミノエチルテト
ラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7)トリデカン、
4(5)−アミノメチル−9(10)−アミノプロピル
テトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデカ
ン、4(5)−アミノメチル−9(10)−アミノブチ
ルテトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデ
カン、4(5)−アミノメチル−9(10)−アミノペ
ンチルテトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )ト
リデカン、4(5),9(10)−ジアミノエチルテト
ラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデカン、
4(5)−アミノエチル−9(10)−アミノプロピル
テトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7)トリデカ
ン、4(5)−アミノエチル−9(10)−アミノブチ
ルテトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデ
カン、4(5)−アミノエチル−9(10)−アミノペ
ンチルテトラシクロ(6.2.2.13,6 .02,7 )ト
リデカン、等が挙げられる。
【0012】これらジアミノ化合物のうち、好ましく
は、2,5(6)−ジ(アミノメチル)ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン、2,5(6)−ジ(アミノエチル)
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5(6)−ジ
(アミノメチル)ビシクロ[2.2.2]オクタン、
2,5(6)−ジ(アミノエチル)ビシクロ[2.2.
2]オクタン、2−アミノメチル−5(6)−アミノエ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2−アミノメチ
ル−5(6)−アミノエチルビシクロ[2.2.2]オ
クタン、3(4),8(9)−ジ(アミノメチル)トリ
シクロ[5.2.1.02,6 ]デカン、3(4),8
(9)−ジ(アミノエチル)トリシクロ[5.2.1.
02,6 ]デカン、3(4)−アミノメチル−8(9)−
アミノエチルトリシクロ[5.2.1.02,6 ]デカ
ン、4,9(10)−ジアミノメチルテトラシクロ
(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデカン、4,9(1
0)−ジアミノエチルテトラシクロ(6.2.1.1
3,6 .02,7 )ドデカン、4(5),9(10)−ジア
ミノメチルテトラシクロ(6.2.2.13,6 .
02,7 )トリデカン、4(5),9(10)−ジアミノ
エチルテトラシクロ(6,2.2.13,6 .02,7 )ト
リデカンである。
【0013】より好ましくは、2,5(6)−ジ(アミ
ノメチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5
(6)−ジ(アミノエチル)ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン、2−アミノメチル−5(6)−アミノエチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン、3(4),8(9)−
ジ(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.02,6 ]
デカン、3(4),8(9)−ジ(アミノエチル)トリ
シクロ[5.2.1.0 2,6 ]デカン、3(4)−アミ
ノメチル−8(9)−アミノエチルトリシクロ[5.
2.1.02,6 ]デカン、4,9(10)−ジアミノメ
チルテトラシクロ(6.2.1.13,6 .02,7 )ドデ
カン、4(5),9(10)−ジアミノメチルテトラシ
クロ(6.2.2.13,6 .02,7 )トリデカンであ
り、さらに好ましくは、2,5(6)−ジ(アミノメチ
ル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5(6)−
ジ(アミノエチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、
3(4),8(9)−ジ(アミノメチル)トリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン、3(4),8(9)−
ジ(アミノエチル)トリシクロ[5.2.1.02,6 ]
デカン、特に好ましくは、2,5(6)−ジ(アミノメ
チル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、3(4),8
(9)−ジ(アミノメチル)トリシクロ[5.2.1.
02,6 ]デカンである。これらは単独で、あるいは任意
に組み合わせて用いられる。
【0014】本発明で用いられるアルキレンオキサイド
としては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、ブチレンオキサイド、スチレンオキサイド、ブチル
グリシジルエーテル、フェニルグリシジルエーテル、ア
リルグリシジルエーテル等があげられる。好ましくは、
エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレン
オキサイドまたはスチレンオキサイドであり、より好ま
しくは、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドま
たはブチレンオキサイドである。これらは単独で、ある
いは任意に組み合わせて用いられる。アルキレンオキサ
イドの使用量は、一般式(1)または(2)で表される
ジアミノ化合物1モルに対し、4〜24モルが適当であ
る。好ましくは、8〜24モル、より好ましくは、12
〜20モルである。
【0015】一般式(1)および/または(2)で表さ
れるジアミノ化合物にアルキレンオキサイドを付加させ
る方法としては、公知の方法が使用できる。例えば、ジ
アミノ化合物のみ、もしくは、ジアミノ化合物と触媒量
のアミンまたはアルカリ金属水酸化物を、オートクレー
ブに仕込み、乾燥窒素で置換した後、100℃前後に昇
温し、減圧下に任意の量のアルキレンオキサイドを加
え、内圧の低下が見られなくなるまで反応させた後、未
反応のアルキレンオキサイドを除去する等の方法が用い
られる。得られる脂肪族環状ポリエーテルポリオール
は、一般に、淡色あるいは淡黄色の液状物であり、か
つ、水に対する親和性が少なく、また減感インキ調製に
用いられるビヒクル樹脂との親和性が大きい。
【0016】本発明の減感インキは、減感成分として上
記の脂肪族環状ポリエーテルポリオールを含み、さらに
ビヒクル樹脂、顔料等を含んでなる。減感成分としての
脂肪族環状ポリエーテルポリオールの量は、減感インキ
中の不揮発成分の10〜60重量%、好ましくは10〜
50重量%である。本願発明の減感インキは、減感成分
以外に、(1)ビヒクル樹脂として、ロジン変性フェノ
ール樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、ロジンエステル
樹脂、マレイン酸樹脂、スチレンマレイン酸樹脂、テル
ペン化フェノール樹脂、ポリアミド樹脂、アルキッド樹
脂等の一般に用いられるインキ用樹脂を、不揮発分の1
0〜50重量%、好ましくは15〜30重量%、(2)
印刷適性、白色度、隠ぺい力を向上させるための顔料と
して、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化
マグネシウム、タルク、炭酸カルシウムを、不揮発分の
10〜50重量%、好ましくは15〜40重量%含有す
る。
【0017】本発明の減感インキは、その他、必要に応
じて、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール等のグリコール系溶剤、アマニ
油、キリ油、大豆油等の乾性油、綿実油、菜種油、米ヌ
カ油、パラフィン油、金属石鹸、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、滑剤、蛍光増白剤等を含有していてもよい。本発
明の減感インキを得るには、前記以外の他の公知の各種
方法を用いることが可能であり、また、必要に応じて、
公知の減感剤を併用してもよい。さらに、フレキソ印刷
あるいはグラビア印刷用のインキとしては、低級アルコ
ール、エステル類、ケトン類等の揮発性溶剤を加え、粘
度と揮発速度を調節して用いることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を実施例および比較例を挙げて
具体的に説明するが、本発明はこれにより何ら限定され
るものではない。実施例および比較例で用いるCBシー
ト、CFシートは次のように作製した。 ・CBシートの作製:エチレン無水マレイン酸共重合物
の10%水溶液100gおよび水240gを混合し、1
0%NaOH水溶液でpHを4.0とし、3−ジエチル
アミノ−6−メチル−7−アニリノフルオランを5重量
%溶解したフェニルキシリルエタン(日本石油化学
(株)[SAS−296」)200gを、ホモミキサー
((株)特殊機化製)により、回転数5000rpmで
混合乳化させた後、固形分80%のメチル化メチロール
メラミン水溶液(三井東圧化学(株)[ユーラミンT−
33」)40gを加え、撹拌下、55℃で2時間保持し
て、平均粒子径6.0μmのマイクロカプセル液を得
た。このマイクロカプセル液100gに、小麦粉澱粉粒
20gと20%酸化澱粉20g、水116gを加え、撹
拌し、40g/m2 の上質紙に、固形分として5g/m
2 になるように塗布してCBシートを得た。
【0019】・CFシート(A)の作製 3,5−ジ−α−メチルベンジルサリチル酸の亜鉛塩
を、少量の高分子アニオン性界面活性剤の存在下に、サ
ンドグラインディングミルを用いて湿式粉砕を行い、固
形分40重量%の水性懸濁液を作製した。この水性懸濁
液を用いて、下記組成の水性塗料(固形分30%)を作
製し、40g/m2 の上質紙に、固形分として4g/m
2 になるように塗布して、CFシート(A)を得た。 水性塗料の組成 固形重量部 軽質炭酸カルシウム 100 顕色剤 15 酸化澱粉 8 合成ラテックス 8 ・CFシート(B)の作製 3,5−ジ(α−メチルベンジル)サリチル酸の亜鉛塩
の代わりに、サリチル酸メチルエステル1モルとスチレ
ン4モルとを、1,2−ジクロロエタンと硫酸の存在下
で反応させ、ついで、加水分解した後、硫酸亜鉛と反応
させて得られたポリスチレン化サリチル酸樹脂亜鉛塩を
用い、同様にしてCFシート(B)を作製した。
【0020】合成例 2,5(6)−ジ(アミノメチル)ビシクロ〔2,2,
1〕ヘプタン154g(1.0モル)を、2lのオート
クレーブに仕込み、乾燥窒素で置換した。減圧下に、2
32g(4.0モル)のプロピレンオキサイドを、オー
トクレーブの内圧が4Kg/cm2 以上にならないよう
に、徐々に装入した。プロピレンオキサイドの装入につ
れて温度が上昇した。装入終了後、内圧が0.1Kg/
cm2 に低下するまで、110℃で反応を行った。その
後、乾燥窒素で2Kg/cm2 まで加圧し、オートクレ
ーブの内圧低下が認められなくなるまで、110℃で反
応を続けた。反応時間は5時間であった。冷却後、引続
き、水酸化カリウム3.0gをオートクレーブに仕込
み、減圧下に、701.8g(12.1モル)のプロピ
レンオキサイドを、オートクレーブの内圧が4Kg/c
m2 以上にならないように、徐々に装入した。プロピレ
ンオキサイドの装入につれて温度が上昇した。装入終了
後、内圧が0.1Kg/cm2に低下するまで、110
℃で反応を行った。その後、乾燥窒素で2Kg/cm2
まで加圧し、オートクレーブの内圧低下が認められなく
なるまで、110℃で反応を続けた。反応時間は5時間
であった。反応終了後、減圧下で未反応モノマーを除去
した後、85%リン酸を用いて、中和、精製を行い、製
品として、1082gの脂肪族環状ポリエーテルポリオ
ールを得た。この製品は、無色透明の液体であり、1級
および2級アミン価は認められなかった。
【0021】実施例1 前記合成例で得られた2,5(6)−ジ(アミノメチ
ル)ビシクロ[2.2.1]ヘプタン1モルに対して、
プロピレンオキサイドが16モル付加した脂肪族環状ポ
リエーテルポリオール40gおよびバインダーとしての
ロジン変性マレイン酸樹脂30gを加熱溶解したワニス
に、酸化チタン40gを加え、3本ロールで混練して減
感インキを得た。これをCFシート(A)および(B)
上にウエットオフセット印刷機により3.5g/m2 と
なるように印刷した。得られた減感印刷紙とCBシート
を組み合わせて、線圧100Kg/mのスーパーカレン
ダーを通過せさせて発色操作を行い、24時間後の発色
濃度(マクベス濃度)を測色して減感効果を評価した。
性能評価試験結果を表1(表1)に示した。
【0022】実施例2 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、3
(4),8(9)−ジ(アミノメチル)トリシクロ
[5.2.1.02,6 ]デカン1モルに対して、ブチレ
ンオキサイドを16モル付加したものを用いた以外は、
実施例1と同様にして、減感インキを作製した。実施例
1と同様にして、ウエットオフセット印刷機により印刷
を行い、減感効果を測定した。性能評価試験結果を表1
に示した。
【0023】実施例3 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、
2,5(6)−ジ(アミノメチル)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン1モルに対し、エチレンオキサイドを
20モル付加したものを用いた以外は、実施例1と同様
にして、減感インキを作製した。実施例1と同様にし
て、ウエットオフセット印刷機により印刷を行い、減感
効果を測定した。性能評価試験結果を表1に示した。
【0024】実施例4 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、
2,5(6)−ジ(アミノメチル)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン1モルに対し、ブチレンオキサイドを
12モル付加したものを用いた以外は、実施例1と同様
にして、減感インキを作製した。実施例1と同様にし
て、ウエットオフセット印刷機により印刷を行い、減感
効果を測定した。性能評価試験結果を表1に示した。
【0025】実施例5 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、
2,5(6)−ジ(アミノメチル)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン1モルに対し、ブチレンオキサイドを
16モル付加したものを用いた以外は、実施例1と同様
にして、減感インキを作製した。実施例1と同様にし
て、ウエットオフセット印刷機により印刷を行い、減感
効果を測定した。性能評価試験結果を表1に示した。
【0026】比較例1 減感処理しないCFシート(A)およびCFシート
(B)を用いて、CBシートと組み合わせ、実施例1と
同様にして発色させた。性能評価試験結果を表1に示し
た。
【0027】比較例2 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、エ
チレンジアミンにエチレンオキサイドを12モル付加し
た化合物を用い、オフセット用減感インキを作製し、実
施例1と同様にして、印刷試験を行ったところ、減感イ
ンキ中の減感剤が水に溶解して印刷面からはみ出し、印
刷できなかった。即ち、オフセット印刷適性なしと判断
された。
【0028】比較例3 実施例1において、ポリエーテルポリオールとして、ポ
リプロピレングリコール(平均分子量2000)を用
い、オフセット用減感インキを作製し、実施例1と同様
にして、印刷試験を行った。性能評価試験結果を表1に
示した。
【0029】
【表1】 表1の数値は減感効果を示し、数字が小さいほどその効
果が大きく0.04〜0.06という値は、完全に減感
していることを意味する。比較例3のポリプロピレング
リコールを用いた減感インキは、3,5−ジ−α−メチ
ルベンジルサリチル酸の亜鉛塩およびポリスチレン化サ
リチル酸樹脂亜鉛塩に対する減感効果が十分でなく、黒
い発色像が認められた。
【0030】
【発明の効果】本願発明の減感インキは、少量の盛り量
で減感効果を有し、印刷部分と非印刷部分との界面も明
確であり、湿式オフセット印刷適性に極めて優れた減感
インキである。また、本願発明の減感インキは、オフセ
ットインキのみならず、凸版印刷用、フレキソ印刷用、
グラビアインキ用にも適用できるものであり、極めて用
途の広いものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)および/または(2)(化
    1)で表されるジアミノ化合物に、アルキレンオキサイ
    ドを付加させてなる脂肪族環状ポリエーテルポリオール
    を減感剤として用いることを特徴とする減感インキ。 【化1】 (式中、kは1〜2、jおよびmは1〜5、hは0〜1
    の整数を表す)
  2. 【請求項2】 アルキレンオキサイドが、エチレンオキ
    サイド、プロピレンオキサイドまたはブチレンオキサイ
    ドの少なくとも1種である請求項1記載の減感インキ。
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