JPH08269019A - カルボキシアルキル複素環誘導体 - Google Patents

カルボキシアルキル複素環誘導体

Info

Publication number
JPH08269019A
JPH08269019A JP7349154A JP34915495A JPH08269019A JP H08269019 A JPH08269019 A JP H08269019A JP 7349154 A JP7349154 A JP 7349154A JP 34915495 A JP34915495 A JP 34915495A JP H08269019 A JPH08269019 A JP H08269019A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
substituted
compound
halogen
dioxoimidazolidine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP7349154A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Kotani
孝行 小谷
Kaoru Okamoto
馨 岡本
Yasuhiro Nagaki
康弘 永木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Nippon Zoki Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP7349154A priority Critical patent/JPH08269019A/ja
Publication of JPH08269019A publication Critical patent/JPH08269019A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】新規カルボキシアルキル複素環誘導体及び該化
合物を有効成分として含有する医薬組成物を提供する。 【構成】次の一般式(A)で表される。 〔式中、Ra 、Rb 及びRc のうち二つは酸素を表し残
りの一つは硫黄、メチリデン水素及び水酸基の組合せ等
を表し、Xはベンジル基類、ベンゾチアゾリルメチル基
類、ナフチルメチル基類を表し、Rは水素又は低級アル
キル基を表し、nは1乃至3の整数を表し、Zは直接結
合(この場合、複素環は5員環を表す)又は炭素原子一
つを介した結合を表す(この場合、複素環は6員環を表
す)。〕 【効果】酵素選択性が高く優れたアルドース還元酵素阻
害作用を有する本発明化合物は、各種の糖尿病合併症を
治療、予防するための薬剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規カルボキシアル
キル複素環誘導体及びその薬学的に許容される塩並びに
該化合物を有効成分として含有する医薬組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】糖尿病に伴う難治性慢性疾患として、糖
尿病性神経障害、糖尿病性白内障及び糖尿病性網膜症、
糖尿病性腎症、糖尿病性皮膚障害等の糖尿病性細小血管
症などが知られているが、これら糖尿病合併症の成因と
してポリオール代謝系の関与を挙げることができる。
【0003】即ち、糖尿病で高血糖状態になると、ポリ
オール代謝経路を介するグルコース利用が正常状態の数
倍にもなりアルドース還元酵素によるソルビトール産生
が亢進されるため、末梢神経、網膜、腎、水晶体、動脈
等における細胞内ソルビトールの過剰蓄積が生じ、細胞
内浸透圧の異常による細胞浮腫や機能障害が引き起こさ
れると考えられている。従って、アルドース還元酵素の
阻害剤が糖尿病合併症に対する治療及び予防に有効と考
えられ研究されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アルドース還元酵素阻害剤はポリオール代謝経路に関与
しない酵素、例えばアルデヒド還元酵素をも強く阻害し
てしまうといった問題点を有していた。
【0005】そこで本発明者等は、上述の糖尿病合併症
を治療及び予防することを目的として、ソルビトールの
産生に関与するアルドース還元酵素に対して酵素選択性
の高い阻害剤について研究した結果、本発明カルボキシ
アルキル複素環誘導体がアルドース還元酵素に対して酵
素選択性が高い優れた阻害作用を有することを見い出し
本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、アルド
ース還元酵素に対して酵素選択性が高く且つ優れた阻害
作用を有する新規カルボキシアルキル複素環誘導体及び
その薬学的に許容される塩並びに該化合物を有効成分と
して含有する糖尿病合併症治療剤を提供することにあ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明カルボキシアルキル複素環
誘導体は、下記一般式(A)で表される化合物である。
【化4】 〔式中、Ra 、Rb 及びRc のうち二つは酸素を表し、
残りの一つは硫黄、低級アルキレン基、無置換又は水素
及び水酸基の組み合わせを表し、Xはニトロ基及び/又
はハロゲンで置換されていてもよいベンジル基、ニトロ
基及び/又はハロゲンで置換されていてもよいベンゾチ
アゾリルメチル基、ニトロ基及び/又はハロゲンで置換
されていてもよいナフチルメチル基を表し、Rは水素又
は低級アルキル基を表し、nは1乃至3の整数を表し、
Zは直接結合(この場合、複素環は5員環を表す)又は
炭素原子一つを介した結合を表す(この場合、複素環は
6員環を表す)。〕
【0008】さらに具体的には下記一般式(I)で表さ
れるジオキソイミダゾリジン誘導体並びに一般式(II)
で表されるジオキソピリミジン誘導体である。
【化5】 上記一般式(I)において、R1 、R2 及びR3 のうち
二つは酸素を表し、残りの一つは硫黄、低級アルキレン
基、好ましくはメチレン、エチレン、プロピレン等の炭
素数1乃至3のアルキレン基、特に好ましくはメチレン
基、無置換(二つの水素が結合)又は水素及び水酸基の
組み合わせを表す。また一般式(II)中のR4 及びR5
は一方が酸素、残りの一つは無置換を表す。
【0009】一般式(I)又は(II)において、Xはニ
トロ基及び/又は弗素、塩素、臭素、沃素等のハロゲン
で置換されていてもよいベンジル基、ニトロ基及び/又
は弗素、塩素、臭素、沃素等のハロゲンで置換されてい
てもよいベンゾチアゾリルメチル基、ニトロ基及び/又
は弗素、塩素、臭素、沃素等のハロゲンで置換されてい
てもよいナフチルメチル基を表し、Rは水素又は低級ア
ルキル基、好ましくはメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、te
rt−ブチル等の炭素数1乃至4のアルキル基を表し、
nは1乃至3の整数であり、好ましくはnは1を表す。
また一般式(II)における二つの破線は、R4 及びR5
の酸素置換側が単結合、残りの一つが二重結合を表す。
【0010】本発明カルボキシアルキル複素環誘導体
は、前記一般式で表される化合物の薬学的に許容しうる
塩を包含し、例えば、ナトリウム、カリウム等のアルカ
リ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金
属又はアルミニウム等の金属との塩、或いはアンモニ
ア、有機アミン等の塩基類との塩を挙げることができ
る。
【0011】これらの塩は公知の方法により、遊離の本
発明カルボキシアルキル複素環誘導体より製造でき或い
は相互に変換できる。又、本発明物質においてシス−ト
ランス異性体、光学異性体、配座異性体等の立体異性体
が存在する場合には、本発明はそのいずれをも包含す
る。
【0012】本発明カルボキシアルキル複素環誘導体
は、例えば以下の方法により製造することができる。 (1)一般式(I)のR3 がメチレン基であるジオキソ
イミダソリジン誘導体の場合は、まず置換基Xに相当す
る基を有するオキサミン酸とトリメチルシリルエチル等
でエステル化したグリシンを反応させ、X置換−オキサ
ミドアセテートのエステル体を得る。これを無水酢酸中
にて酢酸ナトリウム等と還流させ、3−X置換−2−メ
チリデン−4,5−ジオキソイミダゾリジン−1−カル
ボン酸類のエステル体を得て、次いでトリメチルシリル
エチル等のエステルを加水分解してRが水素である本発
明化合物を製造することができる。
【0013】(2)一般式(I)のR3 が硫黄であるジ
オキソイミダソリジン誘導体の場合は、置換基Xに相当
する基とエステル化されたカルボキシアルキル基を有す
るチオ尿素を、オキサリルクロライドと反応させて、3
−X置換−4,5−ジオキソ−2−チオキソイミダゾリ
ジン−1−カルボン酸類の本発明エステル体を製造でき
る。このエステル体は通常の加水分解によりRが水素で
ある本発明化合物を得ることができる。
【0014】(3)一般式(I)のR1 が無置換である
ジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、まず置換基X
に相当する基を有するアミノアセテートとアルキルイソ
シアネートアセテートを反応させ、X置換−N,N’−
ビス(アルコキシカルボニルアルキル)尿素を得る。こ
れを酢酸及び濃塩酸の混合溶媒中で還流して、1−X置
換−2,4−ジオキソイミダゾリジン−3−カルボン酸
類を製造することができる。
【0015】(4)一般式(I)のR2 が無置換である
ジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、2,4−ジオ
キソイミダゾリジン−1−カルボン酸アルキルエステル
とハロゲン、水酸基、低級アルキル−SO2 −O−基又
は低級アルキル基で置換されていてもよいフェニル−S
O2 −O−基に結合した置換基X化合物を反応させ、ジ
オキソイミダゾリジン骨格に置換基Xを導入することに
よって本発明エステル体を得ることができる。このエス
テル体は上記と同様に通常の加水分解によりRが水素で
ある本発明化合物を製造することができる。
【0016】(5)一般式(I)のR1 がメチレン基で
あるジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、イソシア
ナトカルボン酸アルキルと2−X置換−アミノ−3−ヒ
ドロキシプロピオン酸メチルを反応させた後、水やアル
コールの溶媒中、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等
のアルカリで処理することによって、1−X置換−5−
メチリデン−2,4−ジオキソイミダゾリジン−3−カ
ルボン酸類を製造することができる。
【0017】(6)一般式(I)のR2 がメチレン基で
あるジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、3−X置
換−5−ベンジルチオキシメチルイミダゾリジン−2,
4−ジオンを水素化ナトリウムで処理した後、ハロゲン
化カルボン酸アルキルを反応させて、3−X置換−5−
メチリデン−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カ
ルボン酸アルキルを製造できる。このエステル体は上記
と同様に通常の加水分解によりRが水素である本発明化
合物を製造することができる。
【0018】(7)一般式(I)のR1 が水素及び水酸
基であるジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、まず
N−X置換尿素と2−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ
酢酸ベンジルを反応させて5−ヒドロキシ−1−X置換
−2,4−ジオキソイミダゾリジンを得る。次いでハロ
ゲン化カルボン酸アルキルを反応させ、5−ヒドロキシ
−1−X置換−2,4−ジオキソイミダゾリジン−3−
カルボン酸アルキルを製造することができる。このエス
テル体は上記と同様に通常の加水分解によりRが水素で
ある本発明化合物に変換することができる。
【0019】(8)一般式(I)のR2 が水素及び水酸
基であるジオキソイミダソリジン誘導体の場合は、N−
カルバモイルアミノカルボン酸アルキルと2−ベンジル
オキシ−2−ヒドロキシ酢酸ベンジルと反応させて、5
−ヒドロキシ−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
カルボン酸アルキルを得た後、ハロゲン、水酸基、低級
アルキル−SO2 −O−基又は低級アルキル基で置換さ
れていてもよいフェニル−SO2 −O−基に結合した置
換基X化合物を反応させ、ジオキソイミダゾリジン骨格
に置換基Xを導入することによって本発明エステル体を
得ることができる。このエステル体は上記と同様に通常
の加水分解によりRが水素である本発明化合物を製造す
ることができる。
【0020】(9)一般式(II)のR5 が無置換である
ジオキソピリミジン誘導体の場合は、2,4−ジオキソ
−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1−カル
ボン酸アルキルを水素化ナトリウムで処理した後、ハロ
ゲン、水酸基、低級アルキル−SO2 −O−基又は低級
アルキル基で置換されていてもよいフェニル−SO2 −
O−基に結合した置換基X化合物を反応させ、ジオキソ
ピリミジン骨格に置換基Xを導入することによって3−
X置換−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロピリミジン−1−カルボン酸アルキルを得ることが
できる。このエステル体は通常の加水分解によりRが水
素である本発明化合物に変換することができる。
【0021】(10)一般式(II)のR4 が無置換であ
るジオキソピリミジン誘導体の場合は、3−X置換−ウ
ラシルを水素化ナトリウムで処理した後、ハロゲン化カ
ルボン酸アルキルを反応させ、1−X置換−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3
−カルボン酸アルキルを得ることができる。このエステ
ル体は上記と同様に通常の加水分解によりRが水素であ
る本発明化合物を製造することができる。
【0022】本発明化合物は、適当な医薬用の担体若し
くは希釈剤と組み合わせて医薬とすることができ、通常
の如何なる方法によっても製剤化でき、経口又は非経口
投与するための固体、半固体、液体又は気体の剤形に処
方することができる。処方にあたっては、本発明化合物
をその薬学的に許容しうる塩の形で用いてもよく、本発
明化合物を単独で若しくは適宜組み合わせて用いること
ができ、又、他の医薬活性成分との配合剤としてもよ
い。
【0023】経口投与剤としては、そのまま或いは適当
な添加剤、例えば乳糖、マンニット、トウモロコシデン
プン、バレイショデンプン等の慣用の賦形剤と共に、結
晶セルロース、セルロース誘導体、アラビアゴム、トウ
モロコシデンプン、ゼラチン等の結合剤、トウモロコシ
デンプン、バレイショデンプン、カルボキシメチルセル
ロースカリウム等の崩壊剤、タルク、ステアリン酸マグ
ネシウム等の滑沢剤、その他の増量剤、湿潤化剤、緩衝
剤、保存剤、香料等を適宜組み合わせて錠剤、散剤、顆
粒剤或いはカプセル剤とすることができる。
【0024】さらに本発明化合物は、各種基剤、例えば
カカオ脂等の油脂性基剤、乳剤性基剤又はマクロゴール
等の水溶性基剤、親水性基剤等と混和して坐剤としても
よい。
【0025】注射剤としては水性溶剤又は非水性溶剤、
例えば注射用蒸溜水、生理食塩水、リンゲル液、植物
油、合成脂肪酸グリセリド、高級脂肪酸エステル、プロ
ピレングリコール等の溶液若しくは懸濁液とすることが
できる。
【0026】吸入剤、エアゾール剤として使用するに
は、本発明化合物を溶液、懸濁液又は微小粉体の形で、
気体又は液体噴射剤と共に、且つ所望により湿潤剤又は
分散剤のような通常の補薬と共にエアゾール容器内に充
填する。本発明化合物は、ネブライザー又はアトマイザ
ーのような非加圧型の剤形にしてもよい。
【0027】点眼剤として製剤化するには、滅菌精製
水、生理食塩水等の水性溶剤又は注射用非水性溶剤を用
いて、溶液若しくは懸濁液とすることができ、繁用され
ている保存剤、防腐剤、殺菌剤等を適宜添加することも
できる。
【0028】又、疾患の種類に応じて、その治療に最適
な上記以外の剤形、例えば、軟膏、パップ剤等に製剤化
することが可能である。
【0029】本発明化合物の望ましい投与量は、投与対
象、剤形、投与方法、投与期間等によって変わるが、所
望の効果を得るには、一般に成人に対して一日に本発明
化合物を10乃至3,000mg、好ましくは20乃至
1,500mg経口投与することができる。非経口投与
(例えば注射剤)の場合、一日投与量は、前記投与量の
3乃至10分の1の用量レベルのものが好ましい。
【0030】
【実施例】製造された本発明化合物は、蒸溜、クロマト
グラフィー、再結晶等の通常の手段により精製し、元素
分析、融点測定、IR、NMR、MS等により同定を行
った。以下に、実施例により本発明化合物の製造方法の
一例を示す。
【0031】実施例1. (1)6.96gのN−(3−ニトロベンジル)オキサ
ミン酸、6.8gのグリシン2−(トリメチルシリル)
エチルエステル及び0.1gの4−N,N’−ジメチル
アミノピリジンを含む150mLの塩化メチレン溶液か
らなる反応混合液を、0℃にて8.62gの水溶性カル
ボジイミド塩酸塩で処理した。室温で20時間攪拌した
後、水に注ぎ込み、塩化メチレンで数回抽出した。抽出
液を合わせて飽和食塩液で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾
燥した後濃縮した。シリカゲルカラムで精製した後、酢
酸エチル−アセトン混合溶媒より再結晶して、4.41
gのN−2−(トリメチルシリル)エチル−N’−(3
−ニトロベンジル)オキサミドアセテートを得た。
【0032】(2)4.90gの上記生成物及び3.3
5gの酢酸ナトリウムを無水酢酸中で2日間還流した。
反応混合液を炭酸水素ナトリウムで中和し、酢酸エチル
で3回抽出処理を行った。抽出液を合わせて飽和炭酸水
素ナトリウム溶液、飽和食塩液で洗浄した後、硫酸ナト
リウムで乾燥し、減圧下濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムで精製した後、酢酸エチル−アセトン混合溶媒より
再結晶して、2.19gの2−(トリメチルシリル)エ
チル3−(3−ニトロベンジル)−2−メチリデン−
4,5−ジオキキソイミダゾリジン−1−アセテートを
得た。
【0033】(3)0.76gの上記生成物を20mL
のテトラヒドロフラン及び10mLのヘキサンの混合溶
媒に溶かし、フッ化テトラブチルアンモニウムの1Mテ
トラヒドロフラン溶液を室温で加え、2.5時間激しく
攪拌した。2N塩酸で反応混合液を酸性化し、酢酸エチ
ルで3回抽出処理を行った。合わせた抽出液を硫酸ナト
リウムで乾燥した後濃縮した。エタノールより再結晶し
て3−(3−ニトロベンジル)−2−メチリデン−4,
5−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化合物1〕を
得た。 融点: 160.0-160.5 ℃ MS(EI,70eV): 305(M+,30), 288(32), 176(30), 136(10
0), 100(45), 90(91), 89(65), 54(56) IR(KBr): 3020(OH), 1740(C=O), 1684(C=O), 1533(N
O2), 1437, 1348(NO2), 1192 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.10(s,2H,NCH2CO), 4.47(s,1H,C
H2=), 4.52(s,1H,CH2=),4.70(d,J=16.2Hz,1H,CH2Ar),
4.80(d,J=16.2Hz,1H,CH2Ar), 7.65(dd,J=12.3,8.4Hz,1
H,Ar), 7.83(d,J=12.3Hz,1H,Ar), 8.16(d,J=8.4Hz,1H,A
r), 8.24(s,1H,Ar), 12.96(brs,1H,OH) 元素分析 (C13H11N3O6 0.9H2O): 計算値(C=48.57,H=4.0
1,N=13.07), 実測値(C=48.84,H=3.92,N=12.77)
【0034】実施例2. (1)3.0gのN−(エトキシカルボニルメチル)−
N’−(3−ニトロベンジル)尿素に、30mLの1,
4−ジオキサンに溶解した5.0gのローソン試薬を加
え、1.5時間還流した。反応混合液を酢酸エチルで数
回抽出し、抽出液を合わせて飽和食塩液で洗浄した後、
硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した。残渣をシリカゲルカ
ラムで精製して、2.5gのN−(エトキシカルボニル
メチル)−N’−(3−ニトロベンジル)チオ尿素を得
た。
【0035】(2)2.5gの上記生成物を10mLの
塩化メチレンに溶かし、これを1.0mLのオキサリル
クロライドを含む10mLの塩化メチレン溶液に室温で
滴下した。反応混合液を室温にて8時間攪拌した後、減
圧下で濃縮した。シリカゲルカラムで精製して、3−
(3−ニトロベンジル)−4,5−ジオキソ−2−チオ
キソイミダゾリジン−1−酢酸エチルを得た。
【0036】(3)上記生成物を4.5mLの酢酸及び
1.5mlの塩酸の混合溶媒中で1時間還流した後濃縮
した。4.5mLの酢酸及び1.5mlの塩酸を残渣に
加え、1時間還流した。濃縮後、残渣をエタノール−ヘ
キサン混合溶媒より再結晶して、0.23gの3−(3
−ニトロベンジル)−4,5−ジオキソ−2−チオキソ
イミダゾリジン−1−酢酸〔化合物2〕を得た。 融点: 188.0-188.5 ℃ MS(EI,70eV): 323(M+,67), 177(55), 161(63), 136(9
0), 90(100) IR(KBr): 3000(OH), 1784(C=O), 1722(C=O), 1531(N
O2), 1435(C=S), 1346(NO2), 1113 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.56 (s,2H,NCH2CO), 5.20(s,2H,
CH2Ar), 7.65(dd,J=8.0,7.3Hz,1H,Ar), 7.83(d,J=7.7H
z,1H,Ar), 8.16(d,J=8.0Hz,1H,Ar), 8.26(s,1H,Ar), 1
3.38(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H9N3O6S): 計算値(C=44.58,H=2.81,N=1
3.00), 実測値(C=44.55,H=2.98,N=12.79)
【0037】実施例3. (1)5.3gのN−ベンジルアミノアセテートを溶か
した50mLのエーテル溶液を、3.4mLのエチルイ
ソシアネートアセテートを含む50mLエーテル溶液に
室温で加え、14時間激しく攪拌した。反応混合液を濃
縮した後、シリカゲルカラムで精製し、5.5gのN−
ベンジル−N,N’−ビス(エトキシカルボニルメチ
ル)尿素を得た。 融点:64.0-65.0 ℃
【0038】(2)3mLの酢酸に溶かした1.7gの
上記生成物及び1mLの濃塩酸の混合液を4時間還流し
た。溶媒を留去した後、3mLの酢酸及び1mLの濃塩
酸をさらに加え2時間攪拌した。濃縮して水でよく洗浄
した後、エタノールより再結晶して、1.2gの1−ベ
ンジル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−3−酢酸
〔化合物3〕を得た。 融点: 139.5-141.0 ℃ MS(EI,70eV): 248(M+,27), 202(24), 189(11), 132(3
4), 118(39), 91(100), 65(32) IR(KBr): 2940(OH), 1759(C=O), 1749(C=O), 1684(C=
O), 1470, 1207, 752, 702 cm-1 1 H-NMR (CDCl3)δ: 3.99(s,2H,NCH2CO), 4.11(s,2H,NCH
2CO), 4.53(s,2H,CH2Ar), 7.20-7.40(m,5H,Ar), 13.15
(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H12N2O4): 計算値(C=58.06,H=4.87,N=1
1.28), 実測値(C=57.54,H= 5.00,N=11.02)
【0039】(3)N−(3−ニトロベンジル)アミノ
アセテートを出発原料として用い、上記と同様にして、
1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソイミダ
ゾリジン−3−酢酸〔化合物4〕を得た。 融点: 168.0-170.0 ℃ MS(EI,70eV): 293(M+,6), 276(85), 246(20), 163(24),
147(31), 136(97), 90(100), 56(55), 42(88) IR(KBr): 3100(OH), 1774(C=O), 1745(C=O), 1714(C=
O), 1533(NO2), 1469, 1359(NO2), 1238, 1151, 752, 7
00 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.08(s,2H,NCH2CO), 4.12(s,2H,N
CH2CO), 4.68(s,2H,CH2Ar), 7.67(dd,J=8.6,7.7Hz,1H,A
r), 7.76(d,J=7.7Hz,1H,Ar), 8.16(s,1H,Ar), 8.17(d,J
=8.6Hz,1H,Ar), 13.20(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H11N3O6): 計算値(C=49.15,H=3.78,N=1
4.33), 実測値(C=49.02,H=3.84,N=14.13)
【0040】実施例4. (1)27.5gのイミノジ酢酸ジエチルエステル及び
23.3gのシアン酸カリウムを含む350ml水溶液
に、24.0mLの濃塩酸をゆっくり滴下した。室温で
18時間攪拌した後、減圧下にて濃縮した。残渣を数回
酢酸エチルで抽出し、抽出液を合わせて硫酸ナトリウム
で乾燥した。濃縮後、エタノールより再結晶して、1
1.1gの2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸
エチルを白色結晶として得た。
【0041】(2)815mgの上記生成物を溶かした
30mLのジメチルホルムアミド溶液を、221mgの
水素化ナトリウムを20mLのジメチルホルムアミドに
懸濁した溶液に0℃以下で滴下した。同じ温度条件下で
さらに1時間攪拌した後、1.3gの3−ニトロベンジ
ルブロマイドを含むジメチルホルムアミド溶液(30m
L)を0℃で滴下した。2時間攪拌した後、反応混合液
を氷冷した2N塩酸に激しく攪拌しつつ加えた。得られ
た反応混合液を酢酸エチルで数回抽出し、抽出液を飽和
生理食塩液で洗浄した後、濃縮して残渣を得た。これを
シリカゲルカラムで精製して、1.32gの3−(3−
ニトロベンジル)−2,4−ジオキソイミダゾリジン−
1−酢酸エチルを得た。
【0042】(3)1.7gの上記生成物を12mLの
酢酸及び4mLの濃塩酸の混合溶媒中で1時間還流し
た。溶媒を留去した後、さらに12mLの酢酸と4mL
の濃塩酸を加え、さらに1時間還流した。これを酢酸エ
チルと10%水酸化ナトリウムの混合溶液に注ぎ込み、
10%水酸化ナトリウムで数回抽出した後、この水性抽
出層を酢酸エチルで数回逆抽出を行った。抽出液を合わ
せて硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮した後、エタノール
より再結晶して、350mgの3−(3−ニトロベンジ
ル)−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化
合物6〕を得た。 融点: 165.0-166.0 ℃ MS(EI,70eV): 277(M-OH+,8), 276(21), 248(67), 232(4
5), 219(23), 161(66),136(59), 91(100), 89(86), 77
(63) IR(KBr): 2990(OH), 1789(C=O), 1732(C=O), 1686(C=
O), 1525(NO2), 1464, 1351(NO2), 1217, 949, 756 cm
-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.08(s,2H,NCH2CO), 4.10(s,2H,N
CH2CO), 4.73(s,2H,CH2Ar), 7.65(dd,J=7.9,7.4Hz,1H,A
r), 7.74(d,J=7.9Hz,1H,Ar), 8.14(s,1H,Ar), 8.16(d,J
=7.4Hz,1H,Ar), 13.09(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H11N3O6): 計算値(C=49.15,H=3.78,N=1
4.33), 実測値(C=48.82,H=3.83,N=14.14)
【0043】(4)2,4−ジオキソイミダゾリジン−
1−酢酸エチルを、ベンジルブロマイド、4−ブロモベ
ンジルブロマイド、2−ブロモメチル−4−クロロベン
ゾチアゾール、2−ブロモメチル−5−クロロベンゾチ
アゾール、2−ブロモメチル−1−ブロモナフタレンと
上記と同様の反応を行い、3−ベンジル−2,4−ジオ
キソイミダゾリジン−1−酢酸エチル、3−(4−ブロ
モベンジル)−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
酢酸エチル、3−〔2−(4−クロロベンゾチアゾリ
ル)メチル〕−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
酢酸エチル、3−〔2−(5−クロロベンゾチアゾリ
ル)メチル〕−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−
酢酸エチル、3−〔2−(1−ブロモナフチル)メチ
ル〕−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸エチ
ルを得た。次いで同様の酸加水分解を行って、3−ベン
ジル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化
合物5〕、3−(4−ブロモベンジル)−2,4−ジオ
キソイミダゾリジン−1−酢酸〔化合物7〕、3−〔2
−(4−クロロベンゾチアゾリル)メチル〕−2,4−
ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化合物9〕、3−
〔2−(5−クロロベンゾチアゾリル)メチル〕−2,
4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化合物1
0〕、3−〔2−(1−ブロモナフチル)メチル〕−
2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸〔化合物1
1〕を得た。
【0044】〔化合物5〕 融点: 169.5-170.5 ℃ MS(EI,70eV): 248(M+,30), 208(18), 132(15), 104(1
9), 91(100), 42(78) IR(KBr): 3030(OH), 1765(C=O), 1718(C=O), 1670, 12
07, 1153, 957, 764, 700 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.07(s,4H,NCH2CO), 4.57(s,2H,C
H2Ar), 7.20-7.40(m,1H,Ar), 13.25(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H12N2O4): 計算値(C=58.06,H=4.87,N=1
1.28), 実測値(C=58.02,H=4.73,N=11.32)
【0045】〔化合物7〕 融点: 139.0-140.0 ℃ MS(EI,70eV): 328(M+,81Br,18), 326(M+,79Br,20), 171
(38), 169(40), 132(26), 42(100) IR(KBr): 3100(OH), 1774(C=O), 1732(C=O), 1705(C=
O), 1471, 1406, 1244, 1203, 760 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.07(s,2H,NCH2CO), 4.55(s,2H,C
H2Ar), 7.23(d,J=8.3Hz,2H,Ar), 7.53(d,J=8.3Hz,2H,A
r), 13.00(brs,1H,OH) 元素分析 (C12H11BrN2O4): 計算値(C=44.06,H=3.39,N=
8.56), 実測値(C=43.96,H=3.45,N=8.49)
【0046】〔化合物9〕 融点: 114.0-115.0 ℃(分解) MS(EI,70eV) m/z: 341(M+,37Cl,14), 339(M+,35Cl,38),
224(19), 169(24), 42(100) IR(KBr): 3283(NH), 3281(NH), 1662(C=O), 1397, 103
4 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.12(s,2H,CH2CO), 4.18(s,2H,CH
2CO), 5.08(s,2H,CH2Ar), 7.45(dd,J=8.2,7.6Hz,1H,Ar
H), 7.63(dd,J=7.6,1.2Hz,1H,ArH), 8.08(dd,J=8.2,1.2
Hz,1H,ArH) 元素分析 (C13H10ClN3O4S): 計算値(C=45.96,H=2.97,N=
12.37), 実測値(C=45.96,H=2.93,N=12.59)
【0047】〔化合物10〕 融点: 228.0-229.0 ℃ MS(EI,70eV) m/z: 341(M+,37Cl,17), 339(M+,35Cl,43),
224(23), 169(24), 42(100) IR(KBr): 3300(OH), 1772, 1713(C=O), 1458, 1206, 1
137 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.12(s,2H,CH2CO), 4.17(s,2H,CH
2CO), 5.05(s,2H,CH2Ar), 7.51(d,J=8.2Hz,1H,ArH), 8.
08(s,1H,ArH), 8.13(d,J=8.2Hz,1H,ArH), 13.05(brs,1
H,COOH) 元素分析 (C13H10ClN3O4S 2H2O): 計算値(C=45.47,H=
3.05,N=12.23), 実測値(C=45.70,H=3.01,N=11.86)
【0048】〔化合物11〕 融点: 81.0-82.0 ℃(分解) MS(EI,70eV) m/z: 378(M+,81Br,2.8), 376(M+,79Br,2.
8), 297(100), 182(25),139(22), 42(73) IR(KBr): 3300(OH), 1766, 1714(C=O), 1464, 1246, 76
1 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.12(s,2H,CH2CO), 4.18(s,2H,CH
2CO), 4.88(s,2H,CH2Ar), 7.32(d,J=8.4Hz,1H,ArH), 7.
63(dd,J=8.4,8.4Hz,1H,ArH), 7.71(dd,J=8.4,8.4Hz,1H,
ArH), 7.97(d,J=8.4Hz,1H,ArH), 7.99(d,J=8.4Hz,1H,Ar
H), 8.24(d,J=8.4Hz,1H,ArH), 13.07(brs,1H,COOH) 元素分析 (C16H13BrN2O4): 計算値(C=50.95,H=3.47,N=
7.43), 実測値(C=50.92,H=3.54,N=7.44)
【0049】実施例5. (1)5.13gの3−ニトロ−4−クロロベンジルア
ルコール、4.70gの2,4−ジオキソイミダゾリジ
ン−1−酢酸エチル及び8.68gのトリフェニルホス
フィンのテトラヒドロフラン溶液(30mL)に、5.
2mLのアゾジカルボン酸ジエチルを含む30mLのテ
トラヒドロフラン溶液を0℃にて加えた。反応混合液を
水に注ぎ込み、酢酸エチルで数回抽出した。抽出液を合
わせて飽和食塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した
後濃縮した。シリカゲルカラムで精製した後、エタノー
ル−水の混合溶媒より再結晶して、7.01gの3−
(3−ニトロ−4−クロロベンジル)−2,4−ジオキ
ソイミダゾリジン−1−酢酸エチルを得た。
【0050】(2)上記生成物を実施例4(3)と同様
に酸加水分解を行って、1.42gの3−(3−ニトロ
−4−クロロベンジル)−2,4−ジオキソイミダゾリ
ジン−1−酢酸〔化合物8〕を得た。 融点: 167.0-168.5 ℃ MS(EI,70eV): 327(M+,1.6), 310(13), 195(15), 170(1
3), 42(100) IR(KBr): 3160(OH), 1749(C=O), 1707(C=O), 1531(N
O2), 1477, 1336(NO2), 1053, 756 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.08(s,2H,NCH2CO), 4.10(s,2H,N
CH2CO), 4.69(s,2H,CH2Ar), 7.60(d,J=8.4Hz,1H,Ar),
7.76(d,J=8.4Hz,1H,Ar), 7.97(s,1H,Ar), 13.08(brs,1
H,OH) 元素分析 (C12H10ClN3O6): 計算値(C=43.99,H=3.08,N=
12.82), 実測値(C=43.99,H=3.22,N=12.50)
【0051】実施例6. (1)1.9mLのイソシアナト酢酸エチルを、3.4
6gの2−(3−ニトロベンジル)アミノ−3−ヒドロ
キシプロピオン酸メチルを含むエーテル溶液(50m
L)に室温で加え、7時間激しく攪拌した。析出沈澱を
濾取しエーテルで洗浄した後、酢酸エチル−ヘキサンの
混合溶媒より再結晶して、4.15gのN−(3−ニト
ロベンジル)−N−〔(1−メトキシカルボニル−2−
ヒドロキシ)エチル〕−N’−エトキシカルボニルメチ
ル尿素を白色結晶として得た。
【0052】(2)0.38gの水酸化カリウムを溶か
した水−エタノール混合溶液に、2.53gの上記生成
物を0℃にて加えた。室温で24時間攪拌した後、酢酸
エチルで3回洗浄した。濃塩酸で酸性化し、水層を酢酸
エチルで逆抽出した。抽出液を濃縮した後、シリカゲル
カラムで精製して、0.10gの1−(3−ニトロベン
ジル)−5−メチリデン−2,4−ジオキソイミダゾリ
ジン−3−酢酸〔化合物12〕を得た。 融点: 169.0-171.0 ℃ IR(KBr): 3000(OH), 1738(C=O), 1718(C=O), 1662(C=
O), 1527(NO2), 1452, 1439, 1354(NO2), 1250 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.24(s,2H,NCH2CO), 5.01(s,2H,C
H2Ar), 5.15(d,J=2.6Hz,1H,CH2=), 5.35(d,J=2.6Hz,1H,
CH2=), 7.66(dd,J=8.1,7.7Hz,1H,Ar), 7.75(d,J=7.7Hz,
1H,Ar), 8.17(d,J=8.1Hz,1H,Ar), 8.20(s,1H,Ar), 13.3
2(brs,1H,OH) 元素分析 (C13H11N3O6): 計算値(C=51.95,H=3.63,N=1
3.77), 実測値(C=50.95,H=3.61,N=13.70)
【0053】実施例7. (1)4.0gの3−(3−ニトロベンジル)−5−ベ
ンジルチオキシメチルイミダゾリジン−2,4−ジオン
のジメチルホルムアミド溶液(50mL)に、1.12
gの水素化ナトリウムを懸濁したジメチルホルムアミド
溶液(10mL)に0℃以下で滴下した。同じ温度条件
下でさらに1時間攪拌した後、2.7mLのブロム酢酸
エチルを含むジメチルホルムアミド溶液(40mL)を
0℃にて滴下した。2.5時間攪拌した後、反応混合液
を氷冷した2N塩酸に激しく攪拌しつつ加えた。次いで
酢酸エチルで数回抽出し、抽出液を飽和生理食塩液で2
回洗浄した後、硫酸ナトリウムで乾燥し濃縮した。シリ
カゲルカラムで精製した後、エタノールより再結晶し
て、0.69gの3−(3−ニトロベンジル)−5−メ
チリデン−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸
エチルを得た。
【0054】(2)メタノール−水の混合溶液に241
mgの上記生成物及び50.3mgの水酸化カリウムを
懸濁し、激しく24時間攪拌した。2N塩酸で反応混合
液のpHを約4に調整し、濃縮した後、酢酸エチルで数
回抽出した。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮し
た後、クロロホルムで洗浄し、不溶物を濾去した。濾液
を減圧下に濃縮して、106mgの3−(3−ニトロベ
ンジル)−5−メチリデン−2,4−ジオキソイミダゾ
リジン−1−酢酸〔化合物13〕を得た。 IR(KBr): 3000, 1781(C=O), 1714(C=O), 1664(C=O), 1
527(NO2), 1450, 1444,1351(NO2) cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.40(s,2H,NCH2CO), 4.84(s,2H,C
H2Ar), 5.17(d,J=1.9Hz,1H,CH2=), 5.36(d,J=1.9Hz,1H,
CH2=), 7.66(dd,J=7.6,7.6Hz,1H,Ar), 7.73(d,J=7.6Hz,
1H,Ar), 8.14(s,1H,Ar), 8.16(d,J=7.6Hz,1H,Ar)
【0055】実施例8. (1)78gのN−(3−ニトロベンジル)尿素を50
0mLの80%酢酸に溶かし、120gの2−ベンジル
オキシ−2−ヒドロキシ酢酸ベンジルを80℃で加え2
時間攪拌した。減圧下濃縮した後、トルエンで共沸し溶
媒を留去した。シリカゲルカラムで精製し、酢酸エチル
−ヘキサンの混合溶媒より再結晶して、49gの5−ヒ
ドロキシ−1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオ
キソイミダゾリジンを得た。
【0056】(2)12.5gの上記生成物と10gの
炭酸水素カリウムを150mLのアセトンに懸濁し、9
mLのブロモ酢酸t−ブチルを加えて攪拌しながら8時
間還流した。不溶物を濾去した濾液を減圧下濃縮し、残
渣を酢酸エチルに溶かして水及び飽和食塩液で洗浄し
た。無水硫酸ナトリウムで乾燥後、酢酸エチルを留去し
た残渣をシリカゲルカラムで精製して、12.4gの5
−ヒドロキシ−1−(3−ニトロベンジル)−2,4−
ジオキソイミダゾリジン−3−酢酸t−ブチルを得た。
【0057】(3)3.6gの上記生成物を4N塩酸−
ジオキサンの混合溶媒に溶かし、室温で6時間攪拌し
た。反応液を減圧下で濃縮乾固した後、残渣にクロロホ
ルムを加え刺激を与えて固化させた。濾取しクロロホル
ムで洗浄した後、乾燥して、0.8gの5−ヒドロキシ
−1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−3−酢酸〔化合物14〕をアモルファス状
結晶として得た。 融点: 123.0-125.0 ℃ MS(SIMS,glycerol) m/z: 310 [M+H]+ IR (KBr): 1782, 1718, 1529, 1466, 1352, 1236 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.09(d,J=17.6Hz,2H,CH2CO2), 4.
13(d,J=17.6Hz,2H,CH2CO2), 4.58(d,J=16.2Hz,2H,Ar-CH
2), 4.68(d,J=16.2Hz,2H,Ar-CH2), 5.28(s,1H,CH), 7.3
6(brs,1H,OH), 7.65(dd,J=8.1,7.7Hz,1H,Ar-H-5), 7.79
(d,J=7.7Hz,1H,Ar-H-6), 8.14(d,J=8.1Hz,1H,Ar-H-4),
8.20(s,1H,Ar-H-2), 13.13(brs,1H,COOH) 元素分析 (C12H11N3O7): 計算値(C=46.61,H=3.58,N=1
3.59), 実測値(C=46.35,H=3.60,N=13.72)
【0058】実施例9. (1)N−カルバモイルアミノ酢酸エチルを実施例8
(1)と同様に2−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ酢
酸ベンジルと反応させて、5−ヒドロキシ−2,4−ジ
オキソイミダゾリジン−1−酢酸エチルを得た。
【0059】(2)上記生成物及び3−ニトロベンジル
ブロミドを実施例8(2)と同様の縮合反応を行い、5
−ヒドロキシ−3−(3−ニトロベンジル)−2,4−
ジオキソイミダゾリジン−1−酢酸エチルを得た。
【0060】(3)15gの上記生成物を酢酸−塩酸の
混合溶媒に懸濁し、攪拌しながら2時間還流した。減圧
下で濃縮した後、エーテル−クロロホルムを加え刺激を
与えて固化させた。エーテルで洗浄し、エタノール−水
の混合溶媒より再結晶して、8.1gの5−ヒドロキシ
−3−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソイミ
ダゾリジン−1−酢酸〔化合物15〕を得た。 融点: 153.0-155.0 ℃ MS(SIMS,glycerol) m/z: 310 [M+H]+ IR(KBr): 3533, 3494, 3431, 1776, 1735, 1713, 1527,
1468, 1350, 1238 cm-11H-NMR (DMSO-d6)δ: 3.90(d,J
=18.0Hz,2H,CH2CO2), 4.16(d,J=18.0Hz,2H,CH2CO2), 4.
73(d,J=15.6Hz,2H,Ar-CH2), 4.78(d,J=15.6Hz,2H,Ar-CH
2), 5.24(s,1H,CH), 7.20(brs,1H,OH), 7.66(ddd,J=8.
0,7.6,1.0Hz,1H,A-H-5), 7.76(d,J=7.6Hz,1H,Ar-H-6),
8.15-8.17(m,2H,Ar-H-2,Ar-H-4), 13.00(brs,1H,COOH) 元素分析 (C12H11N3O7): 計算値(C=46.61,H=3.58,N=1
3.59), 実測値(C=46.88,H=3.72,N=13.81)
【0061】実施例10. (1)10.02gのウラシル、3.3mLのブロム酢
酸エチル、13.85gの炭酸カリウム及び4.52g
のヨウ化ナトリウムを含むジメチルスルホキシド溶液
(150mL)を90℃で6時間攪拌した。反応混合液
を水に注ぎ込み、クロロホルムで抽出した。抽出液を合
わせて硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧下で濃縮した。こ
れを飽和食塩液に注ぎ込み、酢酸エチルで抽出し、抽出
液を硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮後、酢酸エチルよ
り再結晶して、2.30gの2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1−酢酸エチル
を得た。
【0062】(2)上記生成物を40mLのジメチルス
ルホキシドに溶かし、これを0.58gの水素化ナトリ
ウムを懸濁したジメチルホルムアミド溶液(30mL)
に0℃以下で滴下した。さらに1.5時間攪拌した後、
70mLのジメチルスルホキシドに溶解した3.42g
の3−ニトロベンジルブロマイドを0℃で加えた。反応
混合液を0℃で2時間攪拌した後、水に注ぎ込み、酢酸
エチルで数回抽出した。抽出液を合わせて飽和食塩液で
洗浄し、乾燥後に濃縮した。シリカゲルカラムで精製
し、エタノールより再結晶して1.86gの3−(3−
ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロピリミジン−1−酢酸エチルを得た。
【0063】(3)1.60gの上記生成物、6mLの
酢酸及び2mLの塩酸を混合し、2時間還流した。濃縮
後、6mLの酢酸及び2mLの塩酸でさらに2時間還流
した。溶媒を留去し、残渣を水洗した後、エタノールよ
り再結晶して、1.39gの3−(3−ニトロベンジ
ル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリミジン−1−酢酸〔化合物16〕を白色結晶とし
て得た。 融点: 161.0-161.5 ℃ MS(EI,70eV): 305(M+,47), 288(40), 161(48), 128(1
9), 82(100) IR(KBr): 2980(OH), 1734(C=O), 1703(C=O), 1637, 160
1, 1537(NO2), 1470, 1350(NO2), 1238, 1200 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.50(s,2H,NCH2CO), 5.10(s,2H,C
H2Ar), 5.83(d,J=7.9Hz,1H,COCH=C), 7.62(dd,J=7.9,7.
9Hz,1H,Ar), 7.72(d,J=7.7Hz,1H,Ar), 7.73(d,J=7.9Hz,
1H,COC=CH), 8.12(s,1H,Ar), 8.13(d,J=7.9Hz,1H,Ar),
13.20(brs,1H,OH)元素分析 (C13H11N3O6): 計算値(C=5
1.15,H=3.63,N=13.77), 実測値(C=50.95,H=3.83,N=13.7
6)
【0064】(4)同様にして3−(3−クロロ−4−
ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,3,4
−テトラヒドロピリミジン−1−酢酸エチル、3−〔2
−(4−クロロベンゾチアゾリル)メチル〕−2,4−
ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−
1−酢酸エチル、3−〔2−(5−クロロベンゾチアゾ
リル)メチル〕−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−
テトラヒドロピリミジン−1−酢酸エチル、3−〔2−
(1−ブロモナフチル)メチル〕−2,4−ジオキソ−
1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1−酢酸エ
チルを製造した後、酸加水分解して3−(3−クロロ−
4−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−1−酢酸〔化合物1
7〕、3−〔2−(4−クロロベンゾチアゾリル)メチ
ル〕−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テトラヒド
ロピリミジン−1−酢酸〔化合物18〕、3−〔2−
(5−クロロベンゾチアゾリル)メチル〕−2,4−ジ
オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロピリミジン−1
−酢酸〔化合物19〕、3−〔2−(1−ブロモナフチ
ル)メチル〕−2,4−ジオキソ−1,2,3,4−テ
トラヒドロピリミジン−1−酢酸〔化合物20〕を白色
結晶として得た。
【0065】〔化合物17〕 融点: 184.0-185.0 ℃ MS(EI,70eV) m/z: 341(M+,37Cl,8.7), 339(M+,35Cl,2
6), 324(14), 332(38), 195(43), 82(100) IR(KBr): 1735(C=O), 1706(C=O), 1662, 1658, 1553(N
O2), 1461, 1349(NO2),770 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.48(s,2H,NCH2CO2), 5.05(s,2H,
CH2Ar), 5.82(d,J=8.0Hz,1H,CH=), 7.57(dd,J=8.2,1.6H
z,1H,ArH), 7.73(d,J=8.2Hz,1H,ArH), 7.74(d,J=8.0Hz,
1H,CH=), 7.93(d,J=1.6Hz,1H,ArH), 13.20(brs,1H,COO
H) 元素分析 (C13H10ClN3O6): 計算値(C=45.97,H=2.97,N=
12.37), 実測値(C=46.17,H=2.82,N=12.43)
【0066】〔化合物18〕 融点: 184.0-185.0 ℃(分解) MS(EI,70eV) m/z: 353(M+,37Cl,27), 351(M+,35Cl,73),
224(73), 196(23), 169(78), 128(69), 82(100) IR(KBr): 3300(OH), 1729, 1705(C=O), 1661(C=O), 144
7, 1107 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.53(s,2H,NCH2CO2), 5.43(s,2H,
CH2Ar), 5.92(d,J=8.0Hz,1H,CH=), 7.45(dd,J=7.8,7.6H
z,1H,ArH), 7.62(d,J=7.8Hz,1H,ArH), 7.81(d,J=8.0Hz,
1H,CH=), 8.05(d,J=7.6Hz,1H,ArH), 13.20(brs,1H,COO
H) 元素分析 (C14H10ClN3O4S): 計算値(C=47.80,H=2.86,N=
11.95), 実測値(C=48.21,H=2.79,N=11.88)
【0067】〔化合物19〕 融点: 208.0-209.0 ℃ MS(EI,70eV) m/z: 353(M+,37Cl,34), 351(M+,35Cl,75),
224(91), 196(30), 169(100), 128(57), 82(98) IR(KBr): 1716(C=O), 1685(C=O), 1453, 1362 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.53(s,2H,NCH2CO2), 5.41(s,2H,
CH2Ar), 5.88(d,J=7.8Hz,1H,CH=), 7.49(dd,J=8.6,2.0H
z,1H,ArH), 7.79(d,J=7.8Hz,1H,CH=), 8.05(d,J=2.0Hz,
1H,ArH), 8.10(d,J=8.6Hz,1H,ArH) 元素分析 (C14H10ClN3O4S): 計算値(C=47.80,H=2.86,N=
11.95), 実測値(C=47.94,H=3.01,N=11.83)
【0068】〔化合物20〕 融点: 208.0-209.0 ℃ MS(EI,70eV) m/z: 309(M+-Br,100), 219(10), 182(55) IR(KBr): 3452(OH), 1739, 1705(C=O), 1658(C=O), 145
5, 1199 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.53(s,2H,NCH2CO2), 5.24(s,2H,
CH2Ar), 5.90(d,J=7.8Hz,1H,CH=), 7.00(d,J=7.8Hz,1H,
ArH), 7.61(dd,J=8.6,8.6Hz,1H,ArH), 7.71(dd,J=8.4,
8.4Hz,1H,ArH), 7.84(d,J=7.8Hz,1H,CH=), 7.91(d,J=8.
4Hz,1H,ArH), 7.97(d,J=7.8Hz,1H,ArH), 8.24(d,J=8.4H
z,1H,ArH), 13.25(brs,1H,COOH) 元素分析 (C17H13BrN2O4 1EtOH): 計算値(C=52.46,H=
3.48,N=7.11), 実測値(C=52.75,H=3.84,N=6.77)
【0069】実施例11. (1)5.29gのウラシル及び12.0mLのクロロ
トリメチルシランを含む100mLのヘキサメチルジシ
ラザン溶液を2時間還流した。透明な反応溶液を減圧下
に濃縮した後、14.0gの3−ニトロベンジルブロマ
イド及び1.11gのヨウ化テトラブチルアンモニウム
の塩化メチレン溶液(100mL)を加え、室温で4日
間攪拌した。反応溶液を水に注ぎ込み、析出した結晶を
濾取し、水、酢酸エチルで洗浄した後、乾燥して、8.
60gの3−(3−ニトロベンジル)ウラシルを得た。
【0070】(2)5.91gの上記生成物を100m
Lのジメチルスルホキシドに溶かし、1.21gの水素
化ナトリウムを懸濁したジメチルスルホキシド溶液(2
0mL)に0℃で加え、次いで3時間攪拌した。この反
応混合液に2.7mLのブロム酢酸エチルを含むジメチ
ルスルホキシド溶液(20mL)を滴下し、2.5時間
攪拌した後、水に注ぎ込んだ。生成物をシリカゲルカラ
ムで精製し、エタノールより再結晶して、3.15gの
1−(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,
2,3,4−テトラヒドロピリミジン−3−酢酸エチル
を得た。
【0071】(3)2.29gの上記生成物を実施例8
(3)と同様に酸加水分解を行って、1.82gの1−
(3−ニトロベンジル)−2,4−ジオキソ−1,2,
3,4−テトラヒドロピリミジン−3−酢酸〔化合物2
1〕を得た。 融点: 200.0-201.5 ℃ MS(EI,70eV): 305(M+,47), 287(26), 203(74), 187(7
0), 136(94), 90(100) IR(KBr): 2900(OH), 1741(C=O), 1705(C=O), 1637, 160
8, 1524(NO2), 1463, 1350(NO2), 920, 771 cm-1 1 H-NMR (DMSO-d6)δ: 4.46(s,2H,NCH2CO), 5.10(s,2H,C
H2Ar), 5.86(d,J=7.9Hz,1H,COCH=C), 7.68(dd,J=8.5,7.
5Hz,1H,Ar), 7.78(d,J=7.7Hz,1H,Ar), 8.00(d,J=7.9Hz,
1H,COC=CH), 8.18(d,J=8.1Hz,1H,Ar), 8.22(s,1H,Ar),
12.99(brs,1H,OH)
【0072】
【作用】以下に、本発明化合物の薬理作用について述べ
る。 (1)アルドース還元酵素阻害作用 ラット水晶体より調製したアルドース還元酵素を用い
て、本発明化合物のアルドース還元酵素阻害作用を調べ
た。即ち、リン酸緩衝液、NADPH及びアルドース還
元酵素から成る反応系に、被検薬を加え、数分間吸光度
の安定を確認した後、グリセルアルデヒドを添加して3
40nmの吸光度の経時的な減少を測定することにより
被検薬のアルドース還元酵素に対する阻害能を測定し
た。
【0073】結果の一例を第1表に示す。尚、表中のア
ルドース還元酵素に対する阻害率は、被検薬濃度1×1
0-7Mにおける値である。
【表1】
【0074】
【発明の効果】以上の薬理試験の結果から明らかなよう
に、本発明カルボキシアルキル複素環誘導体は優れたア
ルドース還元酵素阻害作用を示し、且つ毒性が低く、糖
尿病合併症に対する医薬として非常に有用なものであ
る。即ち、細胞内ソルビトールの過剰蓄積に起因する糖
尿病性神経障害、糖尿病性白内障或いは糖尿病性網膜
症、糖尿病性腎症、糖尿病性皮膚障害等の糖尿病性細小
血管症など各種糖尿病合併症を治療、予防するための薬
剤として有用である。
【0075】ラット腎臓のアルデヒド還元酵素に対する
本発明化合物の阻害作用を、1×10-4Mの被検薬濃度
にて測定したが、ほとんど阻害はみられなかった。この
ように、糖尿病合併症を誘因するソルビトールの産生に
関与するアルドース還元酵素に対して高い酵素選択性を
有する本発明化合物は、低毒性で安全性が高いため、長
期投与を要する慢性的な上記疾患の治療に特に有利であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 233/72 C07D 233/72 239/54 239/66 239/66 417/06 233 417/06 233 C07D 239/55 //(C07D 417/06 233:96 277:64) (72)発明者 永木 康弘 兵庫県加東郡社町木梨字川北山442番1 日本臓器製薬株式会社生物活性科学研究所 内

Claims (6)

    【整理番号】 PC−249 【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(A)で表されるカルボキシアル
    キル複素環誘導体及びその薬学的に許容される塩。 【化1】 〔式中、Ra 、Rb 及びRc のうち二つは酸素を表し、
    残りの一つは硫黄、低級アルキレン基、無置換又は水素
    及び水酸基の組み合わせを表し、Xはニトロ基及び/又
    はハロゲンで置換されていてもよいベンジル基、ニトロ
    基及び/又はハロゲンで置換されていてもよいベンゾチ
    アゾリルメチル基、ニトロ基及び/又はハロゲンで置換
    されていてもよいナフチルメチル基を表し、Rは水素又
    は低級アルキル基を表し、nは1乃至3の整数を表し、
    Zは直接結合(この場合、複素環は5員環を表す)又は
    炭素原子一つを介した結合を表す(この場合、複素環は
    6員環を表す)。〕
  2. 【請求項2】 Zが直接結合である請求項1記載の化合
    物。
  3. 【請求項3】 一般式(I)で表される請求項2記載の
    化合物。 【化2】 〔式中、R1 、R2 及びR3 のうち二つは酸素を表し、
    残りの一つは硫黄、低級アルキレン基、無置換又は水素
    及び水酸基の組み合わせを表し、Xはニトロ基及び/又
    はハロゲンで置換されていてもよいベンジル基、ニトロ
    基及び/又はハロゲンで置換されていてもよいベンゾチ
    アゾリルメチル基、ニトロ基及び/又はハロゲンで置換
    されていてもよいナフチルメチル基を表し、Rは水素又
    は低級アルキル基を表し、nは1乃至3の整数であ
    る。〕
  4. 【請求項4】 Zが炭素原子一つを介した結合である請
    求項1記載の化合物。
  5. 【請求項5】 一般式(II)で表される請求項4記載の
    化合物。 【化3】 〔式中、R4 及びR5 は一方が酸素、残りの一つは無置
    換を表し、Xはニトロ基及び/又はハロゲンで置換され
    ていてもよいベンジル基、ニトロ基及び/又はハロゲン
    で置換されていてもよいベンゾチアゾリルメチル基、ニ
    トロ基及び/又はハロゲンで置換されていてもよいナフ
    チルメチル基を表し、Rは水素又は低級アルキル基を表
    し、nは1乃至3であり、二つの破線はR4 及びR5 の
    酸素置換側が単結合、残りの一つが二重結合を表す。〕
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    化合物及びその薬学的に許容される塩の少なくとも一種
    を有効成分として含有する糖尿病合併症治療剤。
JP7349154A 1994-12-20 1995-12-19 カルボキシアルキル複素環誘導体 Ceased JPH08269019A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7349154A JPH08269019A (ja) 1994-12-20 1995-12-19 カルボキシアルキル複素環誘導体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33582194 1994-12-20
JP6-335821 1994-12-20
JP7349154A JPH08269019A (ja) 1994-12-20 1995-12-19 カルボキシアルキル複素環誘導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08269019A true JPH08269019A (ja) 1996-10-15

Family

ID=26575279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7349154A Ceased JPH08269019A (ja) 1994-12-20 1995-12-19 カルボキシアルキル複素環誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08269019A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0501892B1 (fr) Dérivés hétérocycliques diazotés N-substitués par un groupement biphénylméthyle, leur préparation, les compositions pharmaceutiques en contenant
JPH05506854A (ja) 局部活性眼用チアジアゾールスルホンアミドカルボニックアンヒドラーゼ抑制剤
EP2430006A1 (fr) Dérivés de cyclopenta[c]pyrrole-2-carboxylates, leur préparation et leur application en thérapeutique
JP2008208142A (ja) 置換チアゾリジンジオン誘導体
CA2152184A1 (fr) Derives de thiazolidine, leur preparation et les medicaments les contenant
CH639974A5 (fr) Spiro-oxazolidine-diones.
EP2393809A2 (fr) Dérivés d'azaspiranyl-alkylcarbamates d'hétérocycles à 5 chaînons, leur préparation et leur application en thérapeutique
BE898278A (fr) Benzoxazines antipsychotiques.
JPH0141629B2 (ja)
WO2004113345A1 (ja) 縮合ピロール化合物及びその医薬用途
JPS60120870A (ja) スピロ−多環式イミダゾリジンジオン誘導体
JPS6163667A (ja) ベンゾキサジノン類,その製法及びそれを含む医薬組成物
US6110952A (en) 2-imidazolinylaminobenzoxazole compounds useful as alpha-2 adrenoceptor agonists
JP2544183B2 (ja) 新規パラバン酸誘導体及び該化合物を有効成分として含有する医薬組成物
CA1231950A (fr) Procede d'obtention de nouveaux derives substitues du 2,5-diamino 1,4-diazole et des compositions pharmaceutiques en renfermant
FR2688781A1 (fr) Imidazolines n-substituees par un groupement biphenylmethyle, leur preparation, les compositions pharmaceutiques en contenant.
EP0718290B1 (en) Carboxyalkyl heterocyclic derivatives
FR2643371A1 (fr) Nouveaux derives de l'acide 2-amino pentanedioique, leur procede de preparation et leur application comme medicaments
JPS62252774A (ja) フタラジン誘導体およびその製造法
JPH0611739B2 (ja) N―[6―メトキシ―5―(パーフルオロアルキル)―1―ナフトイル―n―メチルグリシンおよびチオナフトイル類似体
MC1255A1 (fr) L'acide 7-methoxy-5-oxo-5h-thiazolo(2,3-b)quinazoline-2-carboxylique et ses sels,leur preparation et leurs utilisations therapeutiques
JP3399559B2 (ja) 2−フェニル複素環式化合物
US5681843A (en) Parabanic acid derivatives
CA2130095A1 (fr) Application de derives d'acide 2h-1,2,4-benzothiadiazine-1, 1-dioxyde-3-carboxylique a la preparation de medicaments, les produits nouveau, leur preparation et les medicaments lescontenant
JPS61286359A (ja) N−〔〔5−(トリフルオロメチル)−6−メトキシ−1−ナフタレニル〕チオキソメチルまたはカルボニル〕−n−メチルグリシンアミド

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040427

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20040427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060714

A045 Written measure of dismissal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20061117