JPH08269237A - 防振ゴム組成物 - Google Patents
防振ゴム組成物Info
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- JPH08269237A JPH08269237A JP9588095A JP9588095A JPH08269237A JP H08269237 A JPH08269237 A JP H08269237A JP 9588095 A JP9588095 A JP 9588095A JP 9588095 A JP9588095 A JP 9588095A JP H08269237 A JPH08269237 A JP H08269237A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rubber
- vibration
- rubber composition
- carbon black
- vibration rubber
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 末端変性ブタジエンゴム(BR)と天然ゴム
(NR)およびカーボンブラック(CB)を混練してな
る防振ゴム組成物、及びそのゴム組成物を用いてなる防
振ゴム。 【効果】 カーボンブラックと末端変性BRとの併用に
より動倍率の低いNR系防振ゴム組成物であり、耐動的
疲労性にも優れている。高精度で安定的にエンジン等を
支持することができ、動的ばね定数が低く抑えられてい
るため、騒音や振動の吸収効果に優れている。
(NR)およびカーボンブラック(CB)を混練してな
る防振ゴム組成物、及びそのゴム組成物を用いてなる防
振ゴム。 【効果】 カーボンブラックと末端変性BRとの併用に
より動倍率の低いNR系防振ゴム組成物であり、耐動的
疲労性にも優れている。高精度で安定的にエンジン等を
支持することができ、動的ばね定数が低く抑えられてい
るため、騒音や振動の吸収効果に優れている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、防振ゴム組成物、特に
自動車用防振部材として広く利用できる防振ゴム組成物
およびこれを用いてなる防振ゴムに関する。
自動車用防振部材として広く利用できる防振ゴム組成物
およびこれを用いてなる防振ゴムに関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、自動車には、振動や
騒音の低減を目的として、ストラットマウント、サスペ
ンションブッシュ、エンジンマウント等に防振ゴムが用
いられている。振動や騒音の低減という目的に限れば、
防振ゴムを構成するゴム組成物は低剛性の柔らかいもの
が望ましい。しかし、一方、柔らかすぎると搭載物の重
量で撓んでその支持位置が変化し、支持物を含む構成体
全体の性能、ひいては、自動車の走る、停まる、曲がる
という操縦安定性に関する基本的性能に悪い影響を及ぼ
すことになる。
騒音の低減を目的として、ストラットマウント、サスペ
ンションブッシュ、エンジンマウント等に防振ゴムが用
いられている。振動や騒音の低減という目的に限れば、
防振ゴムを構成するゴム組成物は低剛性の柔らかいもの
が望ましい。しかし、一方、柔らかすぎると搭載物の重
量で撓んでその支持位置が変化し、支持物を含む構成体
全体の性能、ひいては、自動車の走る、停まる、曲がる
という操縦安定性に関する基本的性能に悪い影響を及ぼ
すことになる。
【0003】すなわち、防振ゴムには振動・騒音の低減
と操縦安定性の確保という二律背反の特性が要求され
る。ここで、振動・騒音は周波数の比較的高い動的な要
素であるのに対し、操縦安定性は動きの少ない静的な要
素である。したがって、防振性能は振動を伝達する振動
状態のばね定数(動ばね定数)が小さいほどよく、一方
支持性能(強度)は支持剛性を示す静ばね定数が大きい
もの程よい。よって、動ばね定数と静ばね定数との比、
すなわち動倍率(動ばね定数/静ばね定数)の値の小さ
いゴムほど防振ゴムとしてすぐれているといえる。
と操縦安定性の確保という二律背反の特性が要求され
る。ここで、振動・騒音は周波数の比較的高い動的な要
素であるのに対し、操縦安定性は動きの少ない静的な要
素である。したがって、防振性能は振動を伝達する振動
状態のばね定数(動ばね定数)が小さいほどよく、一方
支持性能(強度)は支持剛性を示す静ばね定数が大きい
もの程よい。よって、動ばね定数と静ばね定数との比、
すなわち動倍率(動ばね定数/静ばね定数)の値の小さ
いゴムほど防振ゴムとしてすぐれているといえる。
【0004】一方、ゴム分子の末端に修飾を施してその
動的特性を改善しようとする試みがなされている。例え
ば、SBRゴムの分子末端にスズカップリングを施す
と、転がり抵抗が小さくウエットスキッド抵抗が大き
い、タイヤ用ゴムとして好ましい特性を有するゴム材料
が得られるとの報告がある(堤他「日本ゴム協会誌」第
63巻第5号(1990)第27〜33頁)。また、分子末端
をアミノベンゾフェノンやラクタムおよびこれらの類似
物で変性する試みもなされているが、十分な強度を有す
る防振ゴムは得られていない。
動的特性を改善しようとする試みがなされている。例え
ば、SBRゴムの分子末端にスズカップリングを施す
と、転がり抵抗が小さくウエットスキッド抵抗が大き
い、タイヤ用ゴムとして好ましい特性を有するゴム材料
が得られるとの報告がある(堤他「日本ゴム協会誌」第
63巻第5号(1990)第27〜33頁)。また、分子末端
をアミノベンゾフェノンやラクタムおよびこれらの類似
物で変性する試みもなされているが、十分な強度を有す
る防振ゴムは得られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、防振
ゴムにおいて、強度と動倍率を改善して、自動車用防振
部材への幅広い使用を可能とすることにある。
ゴムにおいて、強度と動倍率を改善して、自動車用防振
部材への幅広い使用を可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決すべく検討し、天然ゴム(NR)と末端変性ブタジ
エンゴム(BR)を配合することにより、動倍率が小さ
く強度の大きい防振ゴムが得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
解決すべく検討し、天然ゴム(NR)と末端変性ブタジ
エンゴム(BR)を配合することにより、動倍率が小さ
く強度の大きい防振ゴムが得られることを見出し、本発
明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は以下の防振ゴム組成物
及び防振ゴムを提供する 1) 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとを混練して
なる防振ゴム組成物。 2) 末端変性ブタジエンゴムがブタジエンゴムをラク
タムで変性して得られる ものである前記1に記載の防振ゴム組成物。 3) 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとの配合割合
(重量比)が1:9〜4:6である前記1または2に記
載の防振ゴム組成物。 4) さらにカーボンブラックを含有する前記1乃至3
のいずれかに記載の防振ゴム組成物。 5) カーボンブラックがフタル酸ジブチル吸油量14
0ml/100g以上のハイストラクチャーカーボンで
ある前記4に記載の防振ゴム組成物。 6) 前記1〜5のいずれかの防振ゴム組成物を用いて
なる防振ゴム。以下、本発明の防振ゴム組成物について
詳しく説明する。
及び防振ゴムを提供する 1) 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとを混練して
なる防振ゴム組成物。 2) 末端変性ブタジエンゴムがブタジエンゴムをラク
タムで変性して得られる ものである前記1に記載の防振ゴム組成物。 3) 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとの配合割合
(重量比)が1:9〜4:6である前記1または2に記
載の防振ゴム組成物。 4) さらにカーボンブラックを含有する前記1乃至3
のいずれかに記載の防振ゴム組成物。 5) カーボンブラックがフタル酸ジブチル吸油量14
0ml/100g以上のハイストラクチャーカーボンで
ある前記4に記載の防振ゴム組成物。 6) 前記1〜5のいずれかの防振ゴム組成物を用いて
なる防振ゴム。以下、本発明の防振ゴム組成物について
詳しく説明する。
【0007】
【ゴムポリマー】本発明ではゴムポリマーマトリックス
(ベース)として、末端を変性したブタジエンゴム(B
R)と天然ゴム(NR)とのブレンドゴムを使用する。
末端変性BRはBRの分子末端を適当な化合物で変性し
たものである。変性剤としては、従来、四塩化スズ等の
金属塩(前掲の「日本ゴム協会誌」第63巻第5号(199
0)第27〜33頁参照)等が知られている。また、変性
剤としてラクタム化合物を用いることも知られている
(例えば、永田「日本ゴム協会誌」第62巻第10号(1
989)第38〜48頁)。本発明では、変性剤は特に限定
されないが、ラクタム変性したBRをNRにブレンドす
ることにより特に優れた防振特性の改善が見られる。
(ベース)として、末端を変性したブタジエンゴム(B
R)と天然ゴム(NR)とのブレンドゴムを使用する。
末端変性BRはBRの分子末端を適当な化合物で変性し
たものである。変性剤としては、従来、四塩化スズ等の
金属塩(前掲の「日本ゴム協会誌」第63巻第5号(199
0)第27〜33頁参照)等が知られている。また、変性
剤としてラクタム化合物を用いることも知られている
(例えば、永田「日本ゴム協会誌」第62巻第10号(1
989)第38〜48頁)。本発明では、変性剤は特に限定
されないが、ラクタム変性したBRをNRにブレンドす
ることにより特に優れた防振特性の改善が見られる。
【0008】変性BRポリマーだけでは強度が低く耐久
性に劣るためこれを単独で用いることはできず、変性B
Rは加工性および機械的強度特性(耐久性)に優れたN
Rとブレンドして用いられる。末端変性BRとNRの配
合比は1:9〜4:6の範囲が好ましく、1:9〜3:
7の範囲がより好ましい。
性に劣るためこれを単独で用いることはできず、変性B
Rは加工性および機械的強度特性(耐久性)に優れたN
Rとブレンドして用いられる。末端変性BRとNRの配
合比は1:9〜4:6の範囲が好ましく、1:9〜3:
7の範囲がより好ましい。
【0009】
【カーボンブラック】本発明の防振ゴム組成物において
は、好ましくは、上記のゴムポリマーマトリックスにカ
ーボンブラックを配合して用いる。カーボンブラックは
通常の補強材としての機能を有するほかに、本発明にお
いてはゴムマトリックス中の上記の末端変性BRのその
変性された末端基と反応してある種の複合体を形成する
ものと考えられる。例えば、ラクタム変性の場合には、
ゴム分子末端にラクタムのアミノ基の転化により生じた
イミニウムイオンが存在するが、これがカーボンブラッ
ク表面のフェノール性水酸基やカルボキシル基等中のO
- と結合するものと考えられる。カーボンブラックは通
常のものでも用いることができるが、特にハイストラク
チャーと呼ばれる二次構造が高度に発達したものが好ま
しい。実際的には、DBP(フタル酸ジブチル)吸油量
が140ml/100g以上のカーボンブラックが好適
に使用できる。カーボンブラックの配合量は、防振ゴム
の用途によるので一概に規定できないが、一般的には重
量比で、ゴム100重量部に対してカーボンブラックが
20〜80重量部(phr)である。
は、好ましくは、上記のゴムポリマーマトリックスにカ
ーボンブラックを配合して用いる。カーボンブラックは
通常の補強材としての機能を有するほかに、本発明にお
いてはゴムマトリックス中の上記の末端変性BRのその
変性された末端基と反応してある種の複合体を形成する
ものと考えられる。例えば、ラクタム変性の場合には、
ゴム分子末端にラクタムのアミノ基の転化により生じた
イミニウムイオンが存在するが、これがカーボンブラッ
ク表面のフェノール性水酸基やカルボキシル基等中のO
- と結合するものと考えられる。カーボンブラックは通
常のものでも用いることができるが、特にハイストラク
チャーと呼ばれる二次構造が高度に発達したものが好ま
しい。実際的には、DBP(フタル酸ジブチル)吸油量
が140ml/100g以上のカーボンブラックが好適
に使用できる。カーボンブラックの配合量は、防振ゴム
の用途によるので一概に規定できないが、一般的には重
量比で、ゴム100重量部に対してカーボンブラックが
20〜80重量部(phr)である。
【0010】
【その他の添加剤】また、本発明の防振ゴム組成物に
は、加工助剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化
剤、充填剤等を添加して用いてもよい。加硫剤は、一般
に使用されるいずれの加硫剤も使用できる。かかる化合
物の例としては、イオウ、モルホリンジスルフィド、テ
トラメチルチウラムジスルフィド等が挙げられる。この
中ではイオウが好ましく、ゴム成分100重量部に対し
0.5〜5重量部程度用いることができる。
は、加工助剤、老化防止剤、加硫剤、加硫促進剤、軟化
剤、充填剤等を添加して用いてもよい。加硫剤は、一般
に使用されるいずれの加硫剤も使用できる。かかる化合
物の例としては、イオウ、モルホリンジスルフィド、テ
トラメチルチウラムジスルフィド等が挙げられる。この
中ではイオウが好ましく、ゴム成分100重量部に対し
0.5〜5重量部程度用いることができる。
【0011】加硫促進剤は、ゴムポリマーのラジカル切
断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤でありゴ
ム成分100重量部に対し 0.5〜5重量部程度用いるこ
とができる。加硫促進剤の例としては、N−シクロヘキ
シル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オ
キシジエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミ
ド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールス
ルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物;2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロフ
ェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−
ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール、ジ
ベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化合物;
ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、ト
リフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニド、ジフ
ェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系化合物;
アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド
−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセト
アルデヒド−アンモニア反応物等のアルデヒド−アミン
またはアルデヒド−アンモニア系化合物;2−メルカプ
トイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;チアカルバ
ミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、トリメチ
ルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素等のチオ尿素化合
物;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメ
チレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化合
物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジブチルチオカルバミン酸亜鉛、エ
チルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニル
ジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸
ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエ
チルジチオカルバミン酸テルル等のジチオカルバミン酸
塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のキサンテ
ート系化合物等の化合物が挙げられる。
断を抑制し架橋効果を向上させるための添加剤でありゴ
ム成分100重量部に対し 0.5〜5重量部程度用いるこ
とができる。加硫促進剤の例としては、N−シクロヘキ
シル−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミド、N−オ
キシジエチレン−2−ベンゾチアゾールスルフェンアミ
ド、N,N−ジイソプロピル−2−ベンゾチアゾールス
ルフェンアミド等のスルフェンアミド系化合物;2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、2−(2,4−ジニトロフ
ェニル)メルカプトベンゾチアゾール、2−(2,6−
ジエチル−4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール、ジ
ベンゾチアジルジスルフィド等のチアゾール系化合物;
ジフェニルグアニジン、ジオルトトリルグアニジン、ト
リフェニルグアニジン、オルトトリルビグアニド、ジフ
ェニルグアニジンフタレート等のグアニジン系化合物;
アセトアルデヒド−アニリン反応物、ブチルアルデヒド
−アニリン縮合物、ヘキサメチレンテトラミン、アセト
アルデヒド−アンモニア反応物等のアルデヒド−アミン
またはアルデヒド−アンモニア系化合物;2−メルカプ
トイミダゾリン等のイミダゾリン系化合物;チアカルバ
ミド、ジエチルチオ尿素、ジブチルチオ尿素、トリメチ
ルチオ尿素、ジオルトトリルチオ尿素等のチオ尿素化合
物;テトラメチルチウラムモノスルフィド、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、テトラエチルチウラムジスル
フィド、テトラブチルチウラムジスルフィド、ペンタメ
チレンチウラムテトラスルフィド等のチウラム系化合
物;ジメチルジチオカルバミン酸亜鉛、ジエチルジチオ
カルバミン酸亜鉛、ジブチルチオカルバミン酸亜鉛、エ
チルフェニルジチオカルバミン酸亜鉛、ブチルフェニル
ジチオカルバミン酸亜鉛、ジメチルジチオカルバミン酸
ナトリウム、ジメチルジチオカルバミン酸セレン、ジエ
チルジチオカルバミン酸テルル等のジチオカルバミン酸
塩系化合物;ジブチルキサントゲン酸亜鉛等のキサンテ
ート系化合物等の化合物が挙げられる。
【0012】軟化剤は上記のゴム成分100重量部に対
して100重量部程度まで用いられる。軟化剤の例とし
ては、プロセルオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化
剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油
系軟化剤;トール油;サブ;蜜ロウ、カルナバロウ、ラ
ノリン等のワックス類;リノール酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ラウリン酸等が挙げられ、特にプロセスオ
イルが好ましく使用される。カーボンブラック以外の充
填剤の例としては、炭酸カルシウム、タルク、シリカ等
が挙げられる。以上の添加剤のほか、可塑剤、安定剤、
加工助剤、着色剤等の慣用の配合剤を用いてもよい。
して100重量部程度まで用いられる。軟化剤の例とし
ては、プロセルオイル、潤滑油、パラフィン、流動パラ
フィン、石油アスファルト、ワセリン等の石油系軟化
剤;ヒマシ油、アマニ油、ナタネ油、ヤシ油等の脂肪油
系軟化剤;トール油;サブ;蜜ロウ、カルナバロウ、ラ
ノリン等のワックス類;リノール酸、パルミチン酸、ス
テアリン酸、ラウリン酸等が挙げられ、特にプロセスオ
イルが好ましく使用される。カーボンブラック以外の充
填剤の例としては、炭酸カルシウム、タルク、シリカ等
が挙げられる。以上の添加剤のほか、可塑剤、安定剤、
加工助剤、着色剤等の慣用の配合剤を用いてもよい。
【0013】
【製造方法】本発明の防振ゴム組成物は、上記のゴム成
分及びカーボンブラックその他の添加剤を用いて常法に
より製造することができる。
分及びカーボンブラックその他の添加剤を用いて常法に
より製造することができる。
【0013】
【作用】本発明の防振ゴム組成物は、後述の実施例に具
体的に示されるように、従来のゴム組成物と比較して動
倍率が低い。その理由は必ずしも明らかではないが、変
性されたBR分子末端がカーボンブラック表面と相互作
用を及ぼしてある種の複合体構造を形成し振動特性に影
響を与える結果と考えられる。本発明の防振ゴム組成物
は、圧縮永久歪みが小さく耐動的疲労性も改善されてお
り、これも上記複合体の形成を推察させる。
体的に示されるように、従来のゴム組成物と比較して動
倍率が低い。その理由は必ずしも明らかではないが、変
性されたBR分子末端がカーボンブラック表面と相互作
用を及ぼしてある種の複合体構造を形成し振動特性に影
響を与える結果と考えられる。本発明の防振ゴム組成物
は、圧縮永久歪みが小さく耐動的疲労性も改善されてお
り、これも上記複合体の形成を推察させる。
【0014】本発明の防振ゴムは、低振動伝達性の天然
ゴム(NR)と末端変性ブタジエンゴム(BR)とのブ
レンドゴムに補強材のカーボンブラックを配合した組成
物であり、振動・騒音防止特性に優れるとともに必要な
剛性を有しており、エンジンマウントを始めとして、ボ
ディマウント、キャブマウント、メンバーマウント、ス
トラットバークッション、センタベアリングサポート、
トーショナルダンパー、ステアリングラバーカップリン
グ、テンションロッドブッシュ、ロアーリングブッシ
ュ、アームブッシュ、バンプストラッパー、FFエンジ
ンロールストッパー、マフラーハンガー等の各種の自動
車用防振ゴムの構成部材として使用できる。
ゴム(NR)と末端変性ブタジエンゴム(BR)とのブ
レンドゴムに補強材のカーボンブラックを配合した組成
物であり、振動・騒音防止特性に優れるとともに必要な
剛性を有しており、エンジンマウントを始めとして、ボ
ディマウント、キャブマウント、メンバーマウント、ス
トラットバークッション、センタベアリングサポート、
トーショナルダンパー、ステアリングラバーカップリン
グ、テンションロッドブッシュ、ロアーリングブッシ
ュ、アームブッシュ、バンプストラッパー、FFエンジ
ンロールストッパー、マフラーハンガー等の各種の自動
車用防振ゴムの構成部材として使用できる。
【0015】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明をさ
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料及び添加剤としては、以下のものを使用し
た。
らに詳細に説明するが、本発明は下記の記載により限定
されるものではない。なお、各実施例および比較例にお
いて、原料及び添加剤としては、以下のものを使用し
た。
【0016】(1)ゴム成分 (i)天然ゴム、(ii) 末端変性BR(変性剤:ε−カプロ
ラクタム,ポリマー粘度:50、シス−1,4/トラン
ス−1,4/ビニル比=39/49/12)、(iii)未
変性BR(宇部興産株式会社製「ウベポール150」,
ポリマー粘度:43、シス−1,4/トランス−1,4
/ビニル比=98/1/1)。 (2)カーボンブラック (i) FEFカーボンブラック、(ii)ハイストラクチャー
カーボン(DBP吸油量:180ml/100g;旭カ
ーボン株式会社製「旭F−200」)。
ラクタム,ポリマー粘度:50、シス−1,4/トラン
ス−1,4/ビニル比=39/49/12)、(iii)未
変性BR(宇部興産株式会社製「ウベポール150」,
ポリマー粘度:43、シス−1,4/トランス−1,4
/ビニル比=98/1/1)。 (2)カーボンブラック (i) FEFカーボンブラック、(ii)ハイストラクチャー
カーボン(DBP吸油量:180ml/100g;旭カ
ーボン株式会社製「旭F−200」)。
【0017】(3)加硫剤 硫黄。 (4)加硫促進剤 (i)CZ:N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアゾリル
スルフェンアミド(三新化学「サンセラーCZ」)、(i
i) 亜鉛華(ZnO)。 (5)軟化剤 (i)ナフテン系プロセスオイル、(ii) ステアリン酸。 (6)老化防止剤 アミン系老化防止剤。
スルフェンアミド(三新化学「サンセラーCZ」)、(i
i) 亜鉛華(ZnO)。 (5)軟化剤 (i)ナフテン系プロセスオイル、(ii) ステアリン酸。 (6)老化防止剤 アミン系老化防止剤。
【0018】実施例1〜5及び比較例1〜4 上記の各成分を表1に示す割合(数値は重量を表わ
す。)で配合して配合ゴム組成物を調製した。得られた
配合ゴム組成物を後述のように成形、架橋して試験片と
し、これを用いて以下の方法で、常態特性(引張り強
度、破断伸び、硬度)、圧縮永久歪み及び動倍率を測定
した。結果を表1に併せて示す。
す。)で配合して配合ゴム組成物を調製した。得られた
配合ゴム組成物を後述のように成形、架橋して試験片と
し、これを用いて以下の方法で、常態特性(引張り強
度、破断伸び、硬度)、圧縮永久歪み及び動倍率を測定
した。結果を表1に併せて示す。
【0019】1)常態物性 配合ゴム組成物を成形し150℃で20分間加熱して架
橋しダンベル型試験片(JIS K6301 )を得た。この試験
片を用いてJIS K6301 に記載の方法に従い測定温度25
℃、引張速度500mm/分の条件で引っ張り試験を行
ない、100%モジュラス(M100)、引張り強さ(T
B)(kgf/cm2 )及び破断伸び(EB)(%)を
測定した。また、硬さ(HS)についても同じくJIS K6
301 に記載の方法に従いスプリング硬さをJIS A 硬度計
により測定した。
橋しダンベル型試験片(JIS K6301 )を得た。この試験
片を用いてJIS K6301 に記載の方法に従い測定温度25
℃、引張速度500mm/分の条件で引っ張り試験を行
ない、100%モジュラス(M100)、引張り強さ(T
B)(kgf/cm2 )及び破断伸び(EB)(%)を
測定した。また、硬さ(HS)についても同じくJIS K6
301 に記載の方法に従いスプリング硬さをJIS A 硬度計
により測定した。
【0020】2)圧縮永久歪み 配合ゴム組成物を150℃で30分加熱することにより
架橋した試験片に荷重を負荷して25%圧縮し、100
℃で22時間維持した後、荷重を取り去り室温に戻して
変形量(圧縮永久歪み)を測定した。なお、試験片の大
きさや形状および荷重の大きさはJIS K6301 によった。 3)動倍率 配合ゴム組成物を150℃で30分間加熱することによ
り架橋した直径50mm、高さ25mmの円柱体形状の
試験片を作製し、その上面および下面に直径60mm厚
さ6mmの円形金具をそれぞれ取り付け、静ばね定数
(Ks)、動ばね定数(Kd100)を測定し、動倍率
(Kd100/Ks)を求めた。静ばね定数は、上記の円
柱体形状の試験片を円柱の軸方向に軸方向に7mm圧縮
し、2回目の往きの荷重撓み曲線から1.5mmと3.5mm
の撓み時の荷重を読み取り計算した。動ばね定数は、試
験片を軸方向に2.5mm圧縮し、この2.5mm圧縮の位置
を中心に、下方から100Hzの周波数により振幅±0.
05mmの定変位調和圧縮振動を加え、試験片上方に取り
付けたロードセルにて動的荷重を測定し、JIS K6394に
準拠して計算した。動倍率はこれらの値の比である。
架橋した試験片に荷重を負荷して25%圧縮し、100
℃で22時間維持した後、荷重を取り去り室温に戻して
変形量(圧縮永久歪み)を測定した。なお、試験片の大
きさや形状および荷重の大きさはJIS K6301 によった。 3)動倍率 配合ゴム組成物を150℃で30分間加熱することによ
り架橋した直径50mm、高さ25mmの円柱体形状の
試験片を作製し、その上面および下面に直径60mm厚
さ6mmの円形金具をそれぞれ取り付け、静ばね定数
(Ks)、動ばね定数(Kd100)を測定し、動倍率
(Kd100/Ks)を求めた。静ばね定数は、上記の円
柱体形状の試験片を円柱の軸方向に軸方向に7mm圧縮
し、2回目の往きの荷重撓み曲線から1.5mmと3.5mm
の撓み時の荷重を読み取り計算した。動ばね定数は、試
験片を軸方向に2.5mm圧縮し、この2.5mm圧縮の位置
を中心に、下方から100Hzの周波数により振幅±0.
05mmの定変位調和圧縮振動を加え、試験片上方に取り
付けたロードセルにて動的荷重を測定し、JIS K6394に
準拠して計算した。動倍率はこれらの値の比である。
【0021】
【表1】
【0022】表1に示す通り、本発明にしたがって末端
変性BRとNRを用いた実施例2〜4では動倍率が1.4
未満であり、NR(比較例1)または非変性BR(比較
例3)をそれぞれ単独で用いた比較例と比べて優れた効
果が得られている。特にハイストラクチャーカーボンを
用いた実施例5の特性は大きく改善されている。また、
実施例1では比較例と比べて必ずしも顕著な効果は観察
されていないが、実施例1と2との対比からNRに対す
る非変性BRの添加量が1/9を超えると本発明の動倍
率改善効果が明確に現れることがわかる。
変性BRとNRを用いた実施例2〜4では動倍率が1.4
未満であり、NR(比較例1)または非変性BR(比較
例3)をそれぞれ単独で用いた比較例と比べて優れた効
果が得られている。特にハイストラクチャーカーボンを
用いた実施例5の特性は大きく改善されている。また、
実施例1では比較例と比べて必ずしも顕著な効果は観察
されていないが、実施例1と2との対比からNRに対す
る非変性BRの添加量が1/9を超えると本発明の動倍
率改善効果が明確に現れることがわかる。
【0023】
【発明の効果】本発明はカーボンブラックと末端変性B
Rとの併用により動倍率の低いNR系防振ゴム組成物を
提供する。この組成物は耐動的疲労性にも優れている。
このため、実際の使用において高精度で安定的にエンジ
ン等を支持することができる。一方、本発明の組成物の
動的ばね定数は低く抑えられているため、騒音や振動の
吸収効果に優れている。したがって、本発明の防振ゴム
組成物はエンジンマウントやサスペンションブッシュ等
の自動車用防振部材に幅広く用いることが可能である。
Rとの併用により動倍率の低いNR系防振ゴム組成物を
提供する。この組成物は耐動的疲労性にも優れている。
このため、実際の使用において高精度で安定的にエンジ
ン等を支持することができる。一方、本発明の組成物の
動的ばね定数は低く抑えられているため、騒音や振動の
吸収効果に優れている。したがって、本発明の防振ゴム
組成物はエンジンマウントやサスペンションブッシュ等
の自動車用防振部材に幅広く用いることが可能である。
Claims (6)
- 【請求項1】 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとを
混練してなる防振ゴム組成物。 - 【請求項2】 末端変性ブタジエンゴムがブタジエンゴ
ムをラクタムで変性して得られるものである請求項1に
記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項3】 末端変性ブタジエンゴムと天然ゴムとの
配合割合(重量比)が1:9〜4:6である請求項1ま
たは2に記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項4】 さらにカーボンブラックを含有する請求
項1乃至3のいずれかに記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項5】 カーボンブラックがフタル酸ジブチル吸
油量140ml/100g以上のハイストラクチャーカ
ーボンである請求項4に記載の防振ゴム組成物。 - 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれかの項に記載の
防振ゴム組成物を用いてなる防振ゴム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588095A JPH08269237A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9588095A JPH08269237A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08269237A true JPH08269237A (ja) | 1996-10-15 |
Family
ID=14149654
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9588095A Pending JPH08269237A (ja) | 1995-03-30 | 1995-03-30 | 防振ゴム組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08269237A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040033423A (ko) * | 2002-10-14 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 내구성과 내열성이 우수한 방진 고무 조성물 |
| JP2006335052A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 免震ゴム積層体 |
| JP2013018803A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Bridgestone Corp | 防振ゴム組成物及び防振ゴム |
| JP2015063648A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-04-09 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびこれを用いる空気入りタイヤ |
| WO2025070139A1 (ja) * | 2023-09-27 | 2025-04-03 | 住友理工株式会社 | 電気自動車用防振ゴム組成物および電気自動車用防振ゴム部材 |
-
1995
- 1995-03-30 JP JP9588095A patent/JPH08269237A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20040033423A (ko) * | 2002-10-14 | 2004-04-28 | 현대자동차주식회사 | 내구성과 내열성이 우수한 방진 고무 조성물 |
| JP2006335052A (ja) * | 2005-06-06 | 2006-12-14 | Tokai Rubber Ind Ltd | 免震ゴム積層体 |
| JP2013018803A (ja) * | 2011-07-07 | 2013-01-31 | Bridgestone Corp | 防振ゴム組成物及び防振ゴム |
| JP2015063648A (ja) * | 2013-08-26 | 2015-04-09 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム組成物およびこれを用いる空気入りタイヤ |
| WO2025070139A1 (ja) * | 2023-09-27 | 2025-04-03 | 住友理工株式会社 | 電気自動車用防振ゴム組成物および電気自動車用防振ゴム部材 |
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