JPH0826964A - 化粧料 - Google Patents
化粧料Info
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- JPH0826964A JPH0826964A JP18039694A JP18039694A JPH0826964A JP H0826964 A JPH0826964 A JP H0826964A JP 18039694 A JP18039694 A JP 18039694A JP 18039694 A JP18039694 A JP 18039694A JP H0826964 A JPH0826964 A JP H0826964A
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- phospholipid
- cosmetic
- hydroxylated
- hair
- phospholipids
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Abstract
(57)【要約】
【目的】経時的安定性、安全性、生分解性に優れた、天
然由来の界面活性剤を含有する化粧料を提供する。特
に、合成界面活性剤や高価な精製リン脂質を使用するこ
となく、化粧料の処方(組成)が容易に設計でき、工業
的有利に製造し得る化粧料を提供する。 【構成】油分含量が10%以下の水酸化リン脂質を配合
してなる化粧料。 【効果】皮膚や毛髪に対する刺激が少なく、皮膚や頭皮
の乾燥を防止し、皮膚、毛髪に保湿性、柔軟性を付与す
る作用、櫛通り、パサつき感などの使用感を改善し、毛
髪の保護や毛髪の外観を良好に保つ作用、優れた感触、
外観を呈して、保存安定性に優れた化粧料を得る。更
に、本発明に係る水酸化リン脂質は、油分除去工程と水
酸化処理工程のみで製造されるので工業的有利に化粧料
の製造ができる。
然由来の界面活性剤を含有する化粧料を提供する。特
に、合成界面活性剤や高価な精製リン脂質を使用するこ
となく、化粧料の処方(組成)が容易に設計でき、工業
的有利に製造し得る化粧料を提供する。 【構成】油分含量が10%以下の水酸化リン脂質を配合
してなる化粧料。 【効果】皮膚や毛髪に対する刺激が少なく、皮膚や頭皮
の乾燥を防止し、皮膚、毛髪に保湿性、柔軟性を付与す
る作用、櫛通り、パサつき感などの使用感を改善し、毛
髪の保護や毛髪の外観を良好に保つ作用、優れた感触、
外観を呈して、保存安定性に優れた化粧料を得る。更
に、本発明に係る水酸化リン脂質は、油分除去工程と水
酸化処理工程のみで製造されるので工業的有利に化粧料
の製造ができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な水酸化リン脂質を
含有する化粧料に関する。
含有する化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から化粧料には多くの美容薬効成
分、界面活性剤、無機顔料などが乳化、可溶化、分散さ
れて配合されてきた。また、毛髪は機械的、物理的、化
学的損傷を受けるため、毛髪を保護する目的から化粧料
用油性物質などを直接利用する例もある。
分、界面活性剤、無機顔料などが乳化、可溶化、分散さ
れて配合されてきた。また、毛髪は機械的、物理的、化
学的損傷を受けるため、毛髪を保護する目的から化粧料
用油性物質などを直接利用する例もある。
【0003】最近の社会的な要請である自然に優しい天
然物指向とあいまって、化粧料では刺激などの問題を指
摘される合成界面活性剤を避け、天然由来界面活性剤を
使用する研究が行われている。そこで、天然由来の界面
活性剤として、安全性、生分解性に優れ、かつ優れた保
湿性、乳化作用などを有することが知られているリン脂
質が注目されている。
然物指向とあいまって、化粧料では刺激などの問題を指
摘される合成界面活性剤を避け、天然由来界面活性剤を
使用する研究が行われている。そこで、天然由来の界面
活性剤として、安全性、生分解性に優れ、かつ優れた保
湿性、乳化作用などを有することが知られているリン脂
質が注目されている。
【0004】リン脂質とは、リン酸を含む脂質のこと
で、天然にはグリセロリン脂質やスフィンゴリン脂質な
どが知られている。
で、天然にはグリセロリン脂質やスフィンゴリン脂質な
どが知られている。
【0005】グリセロリン脂質は動植物に存在し、大豆
やトウモロコシ、綿実、ピーナッツなどの植物性のもの
や、卵黄に代表される動物性のものが市販されている。
しかし、大豆や卵黄由来のものがその大部分を占めてい
る。スフィンゴリン脂質は動物の脳組織や臓器組織、赤
血球膜に存在していることが知られている。
やトウモロコシ、綿実、ピーナッツなどの植物性のもの
や、卵黄に代表される動物性のものが市販されている。
しかし、大豆や卵黄由来のものがその大部分を占めてい
る。スフィンゴリン脂質は動物の脳組織や臓器組織、赤
血球膜に存在していることが知られている。
【0006】しかし、リン脂質は色、臭いなどが悪く、
熱や光、空気中の酸素によって経時的に変質し易いとい
う欠点を持っている。更に、リン脂質が水に溶解しづら
いため、化粧料への使用が制限されている。
熱や光、空気中の酸素によって経時的に変質し易いとい
う欠点を持っている。更に、リン脂質が水に溶解しづら
いため、化粧料への使用が制限されている。
【0007】近年リン脂質の欠点を改善した水素添加リ
ン脂質やリゾリン脂質、水素添加リゾリン脂質、水酸化
リン脂質の合成、応用研究がなされている。
ン脂質やリゾリン脂質、水素添加リゾリン脂質、水酸化
リン脂質の合成、応用研究がなされている。
【0008】水素添加リン脂質は、リン脂質の脂肪酸部
分の不飽和結合に水素添加したものであり、酸化安定性
を向上させると共に脱色、脱臭をも目的としたものであ
る。
分の不飽和結合に水素添加したものであり、酸化安定性
を向上させると共に脱色、脱臭をも目的としたものであ
る。
【0009】リゾリン脂質とは、ホスホリパーゼA2に
より、リン脂質の2位の脂肪酸が選択的に加水分解され
たものであり、親水性が改善され、二価の陽イオンとの
共存下でも乳化力の低下がみられなくなる。
より、リン脂質の2位の脂肪酸が選択的に加水分解され
たものであり、親水性が改善され、二価の陽イオンとの
共存下でも乳化力の低下がみられなくなる。
【0010】水酸化リン脂質は、リン脂質の脂肪酸部分
の不飽和結合がヒドロキシル化されたものであり、親水
性が改良されて冷水中でも容易に分散するようになる。
この水酸化リン脂質は、リン脂質を高濃度の過酸化水素
と有機酸と共に加熱して製造され、ヒドロキシル化の程
度は過酸化水素の添加量で調整できる。
の不飽和結合がヒドロキシル化されたものであり、親水
性が改良されて冷水中でも容易に分散するようになる。
この水酸化リン脂質は、リン脂質を高濃度の過酸化水素
と有機酸と共に加熱して製造され、ヒドロキシル化の程
度は過酸化水素の添加量で調整できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の改質リ
ン脂質においても、例えば安定性の高い水素添加リン脂
質は水溶解性が悪く、水溶解性の良いリゾリン脂質及び
水酸化リン脂質は、安定性が劣っている、といったよう
な欠点を抱えている。この欠点を解消する目的で水素添
加リゾリン脂質なども報告されているが、水溶解性に関
しては満足のいくものではなかった。
ン脂質においても、例えば安定性の高い水素添加リン脂
質は水溶解性が悪く、水溶解性の良いリゾリン脂質及び
水酸化リン脂質は、安定性が劣っている、といったよう
な欠点を抱えている。この欠点を解消する目的で水素添
加リゾリン脂質なども報告されているが、水溶解性に関
しては満足のいくものではなかった。
【0012】故に、更なる安定性と水溶解性の双方を改
善した、リゾリン脂質や水酸化リン脂質の開発が進めら
れ、化粧料に応用する特許が出願されている。しかし、
それらは脂肪酸部分がある特定のものに限定されていた
り、又は或いは同時に、ホスファチジルコリン濃度があ
る特定の範囲のものに限定されているリン脂質を対象と
する。
善した、リゾリン脂質や水酸化リン脂質の開発が進めら
れ、化粧料に応用する特許が出願されている。しかし、
それらは脂肪酸部分がある特定のものに限定されていた
り、又は或いは同時に、ホスファチジルコリン濃度があ
る特定の範囲のものに限定されているリン脂質を対象と
する。
【0013】従って、上記のリゾリン脂質や水酸化リン
脂質の製造は、特定のリン脂質を対象としているため原
料が高価である。また、これらのリゾリン脂質や水酸化
リン脂質は、特定のリン脂質を抽出するための分画精製
が繁雑で廃棄物も多くでるため製造効率の好ましいもの
ではなかった。
脂質の製造は、特定のリン脂質を対象としているため原
料が高価である。また、これらのリゾリン脂質や水酸化
リン脂質は、特定のリン脂質を抽出するための分画精製
が繁雑で廃棄物も多くでるため製造効率の好ましいもの
ではなかった。
【0014】そこで、上述の事情を鑑み、本発明の基本
的目的は経時的安定性、安全性、生分解性に優れた、天
然由来の界面活性剤を含有する化粧料を提供することに
ある。本発明は特に、合成界面活性剤や高価な精製リン
脂質を使用することなく、化粧料の処方(組成)が容易
に設計でき、工業的有利に製造し得る化粧料を提供する
ことを目的とする。
的目的は経時的安定性、安全性、生分解性に優れた、天
然由来の界面活性剤を含有する化粧料を提供することに
ある。本発明は特に、合成界面活性剤や高価な精製リン
脂質を使用することなく、化粧料の処方(組成)が容易
に設計でき、工業的有利に製造し得る化粧料を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく鋭
意研究を進めた結果、水酸化リン脂質の油分を除去する
と安定性が著しく改善され、且つ水への溶解性も増加す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
意研究を進めた結果、水酸化リン脂質の油分を除去する
と安定性が著しく改善され、且つ水への溶解性も増加す
ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0016】即ち、本発明は油分含量が10%以下の水
酸化リン脂質を配合してなる化粧料に関する。
酸化リン脂質を配合してなる化粧料に関する。
【0017】
【作用】既に述べた通り、従来、リン脂質の水溶性はコ
リン含量のみが影響していると考えられてきたため、主
に高ホスファチジルコリン含量のリゾリン脂質や水酸化
リン脂質、特定構造のリン脂質が化粧料に配合され利用
されてきた。しかし、リン脂質中に含有される油分につ
いては、全く着目されていなかった。化粧料に主に利用
されている市販高純度のリン脂質においても、リン脂質
含量を規定しているにも関わらず油分については明示さ
れていない。
リン含量のみが影響していると考えられてきたため、主
に高ホスファチジルコリン含量のリゾリン脂質や水酸化
リン脂質、特定構造のリン脂質が化粧料に配合され利用
されてきた。しかし、リン脂質中に含有される油分につ
いては、全く着目されていなかった。化粧料に主に利用
されている市販高純度のリン脂質においても、リン脂質
含量を規定しているにも関わらず油分については明示さ
れていない。
【0018】しかし、本発明者らは、従来注目されてい
なかった、リン脂質中に含有する油分量に着目し、本発
明を完成したものである。
なかった、リン脂質中に含有する油分量に着目し、本発
明を完成したものである。
【0019】水酸化リン脂質は、油分含量が10%以下
である時に安定性が著しく改善され、且つ水溶解性も増
強される。また、水酸化リン脂質の乳化力、可溶化力、
分散力が、油分を10%以下にすることにより大きく増
加し、優れた起泡力や整泡作用を示す。
である時に安定性が著しく改善され、且つ水溶解性も増
強される。また、水酸化リン脂質の乳化力、可溶化力、
分散力が、油分を10%以下にすることにより大きく増
加し、優れた起泡力や整泡作用を示す。
【0020】従って、油分含量が10%以下の水酸化リ
ン脂質を配合することにより、毛髪や皮膚に対する刺激
が少なく安全性、生分解性に優れ、感触や保存安定性に
も優れた化粧料が提供できる。更に当該水酸化リン脂質
は水溶解性にも極めて優れているため、水溶液中におい
ても安定に存在し得るので、化粧料の処方設計が容易で
ある。従って、あらゆる剤型の化粧料に前記水酸化リン
脂質が配合可能である。
ン脂質を配合することにより、毛髪や皮膚に対する刺激
が少なく安全性、生分解性に優れ、感触や保存安定性に
も優れた化粧料が提供できる。更に当該水酸化リン脂質
は水溶解性にも極めて優れているため、水溶液中におい
ても安定に存在し得るので、化粧料の処方設計が容易で
ある。従って、あらゆる剤型の化粧料に前記水酸化リン
脂質が配合可能である。
【0021】水酸化リン脂質中の油分含量が10%より
多いと、水溶解性及び安定性に劣ったものとなり不適で
ある。水酸化リン脂質中のより好ましい油分含量は1〜
8%であり、特に好ましい油分含量は3%程度、具体的
には3〜8%である。3%をはるかに下回るまで油分を
除去しようとすると、その際に使用するアセトンに溶解
する、リン脂質又は水酸化リン脂質の量が無視できない
ところとなり、却って不経済である。
多いと、水溶解性及び安定性に劣ったものとなり不適で
ある。水酸化リン脂質中のより好ましい油分含量は1〜
8%であり、特に好ましい油分含量は3%程度、具体的
には3〜8%である。3%をはるかに下回るまで油分を
除去しようとすると、その際に使用するアセトンに溶解
する、リン脂質又は水酸化リン脂質の量が無視できない
ところとなり、却って不経済である。
【0022】油分含量が10%以下の水酸化リン脂質を
入手するに際し、高純度の粉末状のリン脂質に比べ比較
的安価に入手できるペースト状のリン脂質を原料にする
ことができる。更には、水酸化処理以外の工程について
は、アセトンなどによる油分除去操作だけで構わず、ア
ルコール抽出、酵素処理などの複雑な精製工程を必要と
しない。従って、製造コストを抑えることができるので
低価格で本発明品を提供することが可能である。
入手するに際し、高純度の粉末状のリン脂質に比べ比較
的安価に入手できるペースト状のリン脂質を原料にする
ことができる。更には、水酸化処理以外の工程について
は、アセトンなどによる油分除去操作だけで構わず、ア
ルコール抽出、酵素処理などの複雑な精製工程を必要と
しない。従って、製造コストを抑えることができるので
低価格で本発明品を提供することが可能である。
【0023】
【好適な実施態様】原料となるリン脂質の入手法は動物
又は植物から抽出したものに停まらず、微生物を介して
採取したもの、或いは酵素を用いて合成したもの、若し
くは化学合成により製造したものを含む。
又は植物から抽出したものに停まらず、微生物を介して
採取したもの、或いは酵素を用いて合成したもの、若し
くは化学合成により製造したものを含む。
【0024】リン脂質中には、一般に、中性脂質、遊離
脂肪酸、ステロール類、ジグリセリド、トリグリセリド
などの油分が含まれている。ここで、本発明でいうリン
脂質含量、油分含量は日本油化学協会編の基準油脂分析
試験法、5.3.3.1-86 リン脂質リン組成、5.3.2-90 ア
セトン可溶物に記載されている方法に従って測定された
値であることとする。
脂肪酸、ステロール類、ジグリセリド、トリグリセリド
などの油分が含まれている。ここで、本発明でいうリン
脂質含量、油分含量は日本油化学協会編の基準油脂分析
試験法、5.3.3.1-86 リン脂質リン組成、5.3.2-90 ア
セトン可溶物に記載されている方法に従って測定された
値であることとする。
【0025】本発明の化粧料に適用される水酸化リン脂
質は來雑物としての油分含量が10%以下と少ない。従
って、化粧料製造工程途中の高温加熱により、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸やそれ
らのエステル、カロチノイド、メイラード反応生成物、
ポリフィリン、糖アルデヒドとリン脂質中のアミノ基と
の反応物などが、過酸化物となり、又は重合若しくは会
合することによって変性して、安定性の乏しい物質とな
るのを防ぐことができる。
質は來雑物としての油分含量が10%以下と少ない。従
って、化粧料製造工程途中の高温加熱により、オレイン
酸、リノール酸、リノレン酸などの不飽和脂肪酸やそれ
らのエステル、カロチノイド、メイラード反応生成物、
ポリフィリン、糖アルデヒドとリン脂質中のアミノ基と
の反応物などが、過酸化物となり、又は重合若しくは会
合することによって変性して、安定性の乏しい物質とな
るのを防ぐことができる。
【0026】従って、油分含量が10%以下の水酸化リ
ン脂質を配合してなる本発明の化粧料は経時的に極めて
安定であり、天然由来のリン脂質としての効果を最大限
に発揮できる。即ち、前記の水酸化リン脂質を化粧料に
乳化剤、可溶化剤、分散剤或いは保湿剤、抗脂濡剤とし
て配合させることにより、皮膚、毛髪を刺激することな
く安全に皮膚や頭皮の乾燥を防止でき、且つ皮膚や毛髪
にしっとりとしたなめらかな感じを与えることができ
る。
ン脂質を配合してなる本発明の化粧料は経時的に極めて
安定であり、天然由来のリン脂質としての効果を最大限
に発揮できる。即ち、前記の水酸化リン脂質を化粧料に
乳化剤、可溶化剤、分散剤或いは保湿剤、抗脂濡剤とし
て配合させることにより、皮膚、毛髪を刺激することな
く安全に皮膚や頭皮の乾燥を防止でき、且つ皮膚や毛髪
にしっとりとしたなめらかな感じを与えることができ
る。
【0027】つまり、保湿性及び感触に優れた化粧料が
得られる。更に、この本発明の化粧料は保存安定性にも
優れたものである。また、水溶解性にも優れているた
め、従来製造が困難であった、水系の化粧料にも配合可
能となり、化粧料への適用範囲が拡大される。
得られる。更に、この本発明の化粧料は保存安定性にも
優れたものである。また、水溶解性にも優れているた
め、従来製造が困難であった、水系の化粧料にも配合可
能となり、化粧料への適用範囲が拡大される。
【0028】現段階で、一般に市販されているリン脂質
には、リン脂質が60%以上含有することが規定されて
いるペースト状のものと、更に脱油、精製され、リン脂
質が90%以上含有する粉末状のものなどがある。本発
明に係る水酸化リン脂質の原料には、前者のペースト状
のものが利用でき、原材料費を低価格にすることができ
る。好ましくは、油分除去後のリン脂質含量が90%以
上となるものである。
には、リン脂質が60%以上含有することが規定されて
いるペースト状のものと、更に脱油、精製され、リン脂
質が90%以上含有する粉末状のものなどがある。本発
明に係る水酸化リン脂質の原料には、前者のペースト状
のものが利用でき、原材料費を低価格にすることができ
る。好ましくは、油分除去後のリン脂質含量が90%以
上となるものである。
【0029】リン脂質中に含有する油分量の調整は、水
酸化処理の前後のどちらかで行うが、水酸化処理前に行
う方が好ましい。方法については、リン脂質の溶解度が
低いアセトンで、10%以下になるまで洗浄する方法が
最も好ましい。リン脂質がヘキサンにも溶解し難いもの
である場合には、ヘキサン洗浄により油分除去を行って
も良いが、この場合は水酸化処理後に行う方が好まし
い。
酸化処理の前後のどちらかで行うが、水酸化処理前に行
う方が好ましい。方法については、リン脂質の溶解度が
低いアセトンで、10%以下になるまで洗浄する方法が
最も好ましい。リン脂質がヘキサンにも溶解し難いもの
である場合には、ヘキサン洗浄により油分除去を行って
も良いが、この場合は水酸化処理後に行う方が好まし
い。
【0030】水酸化リン脂質はリン脂質を下記の方法で
水酸化処理することにより製造される。即ち、リン脂質
を、反応溶媒として炭化水素(例えばヘキサン、ヘプタ
ンなど)又はハロゲン系炭化水素(例えばクロロホル
ム、塩化メチレンなど)中、有機酸(例えば蟻酸、酢
酸、乳酸、酪酸など)と強酸性カチオン交換樹脂(例え
ばローム.アンド.ハース.Amberlite IRA-120Plus、
三菱化成ダイヤイオン SK-1BS など)、一般的に入手
し易い過酸化水素水の存在下、5〜6時間還流反応させ
た後、塩基(例えば苛性ソーダ、重曹、炭酸ソーダな
ど)で中和し脱水する。濃縮物に無水エタノールを添加
して、析出した塩を除去して減圧下溶媒を溜去すれば、
目的とする水酸化リン脂質が得られる。
水酸化処理することにより製造される。即ち、リン脂質
を、反応溶媒として炭化水素(例えばヘキサン、ヘプタ
ンなど)又はハロゲン系炭化水素(例えばクロロホル
ム、塩化メチレンなど)中、有機酸(例えば蟻酸、酢
酸、乳酸、酪酸など)と強酸性カチオン交換樹脂(例え
ばローム.アンド.ハース.Amberlite IRA-120Plus、
三菱化成ダイヤイオン SK-1BS など)、一般的に入手
し易い過酸化水素水の存在下、5〜6時間還流反応させ
た後、塩基(例えば苛性ソーダ、重曹、炭酸ソーダな
ど)で中和し脱水する。濃縮物に無水エタノールを添加
して、析出した塩を除去して減圧下溶媒を溜去すれば、
目的とする水酸化リン脂質が得られる。
【0031】好ましい水酸化の程度は、水酸基価に換算
すると、250以上であり、より好ましくは300以上
である。尚、水酸基価は日本薬局方第12改正 B−4
50に記載されている方法に従って測定された値である
こととする。
すると、250以上であり、より好ましくは300以上
である。尚、水酸基価は日本薬局方第12改正 B−4
50に記載されている方法に従って測定された値である
こととする。
【0032】本発明に係る水酸化リン脂質は、上記の油
分除去工程と、水酸化処理工程のみで得られるため、簡
便であり製造コストを低価格にすることができる。従っ
て、上述の原材料費とのことも併せると、従来のリン脂
質配合化粧料と比較して、極めて工業的有利な化粧料を
製造することができる。
分除去工程と、水酸化処理工程のみで得られるため、簡
便であり製造コストを低価格にすることができる。従っ
て、上述の原材料費とのことも併せると、従来のリン脂
質配合化粧料と比較して、極めて工業的有利な化粧料を
製造することができる。
【0033】上記水酸化リン脂質は、化粧料の剤型は特
に問わず、例えば乳化型化粧料、可溶化型化粧料、分散
型化粧料、ゲル型化粧料、エアゾールなどいずれの形態
のものにも配合され得る。
に問わず、例えば乳化型化粧料、可溶化型化粧料、分散
型化粧料、ゲル型化粧料、エアゾールなどいずれの形態
のものにも配合され得る。
【0034】具体的な製品では、皮膚に適用されるもの
では、例えばクリーム、乳液、化粧水、パック、ローシ
ョン、二層型コンディショニングローション、クレンジ
ングゲル、マッサージゲル、ファンデーション、液体メ
イクアップベースなどが挙げられる。
では、例えばクリーム、乳液、化粧水、パック、ローシ
ョン、二層型コンディショニングローション、クレンジ
ングゲル、マッサージゲル、ファンデーション、液体メ
イクアップベースなどが挙げられる。
【0035】また、毛髪に適用されるものでは、例えば
ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、
ヘアトリートメント、ヘアクリーム、ヘアブロー剤、ヘ
アセット剤、ヘアリキッド、ヘアトニック、ブラッシン
グ剤、ヘアスプレー、染毛剤、カラーリンス、ヘアパッ
ク、枝毛ケアなど、その他ネイルエナメル、バスオイ
ル、ボディーシャンプーなどが挙げられる。
ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアコンディショナー、
ヘアトリートメント、ヘアクリーム、ヘアブロー剤、ヘ
アセット剤、ヘアリキッド、ヘアトニック、ブラッシン
グ剤、ヘアスプレー、染毛剤、カラーリンス、ヘアパッ
ク、枝毛ケアなど、その他ネイルエナメル、バスオイ
ル、ボディーシャンプーなどが挙げられる。
【0036】本発明に係る水酸化リン脂質の上記化粧料
への好ましい配合量は、0.1〜30重量%である。
0.1重量%より少ないと、水酸化リン脂質の添加によ
る保湿性などの効果が十分に表われない。一方、30重
量%を超えて配合しても効果のそれ以上の増大は認めら
れず、却って不経済である。
への好ましい配合量は、0.1〜30重量%である。
0.1重量%より少ないと、水酸化リン脂質の添加によ
る保湿性などの効果が十分に表われない。一方、30重
量%を超えて配合しても効果のそれ以上の増大は認めら
れず、却って不経済である。
【0037】その中、ローション類には、0.1〜5重
量%、特には0.5〜5重量%配合されるのが好まし
く、クリーム、シャンプー、リンス類には0.5〜10
重量%、特には1〜5重量%配合されるのが好ましい。
また、ゲル製剤には1〜30重量%、特には1〜15重
量%配合されるのが好ましい。
量%、特には0.5〜5重量%配合されるのが好まし
く、クリーム、シャンプー、リンス類には0.5〜10
重量%、特には1〜5重量%配合されるのが好ましい。
また、ゲル製剤には1〜30重量%、特には1〜15重
量%配合されるのが好ましい。
【0038】本発明の化粧料には、上記水酸化リン脂質
に加えて、通常の化粧料に配合されている、炭化水素
類、動物油脂類、植物油脂類、ロウ類、高級脂肪酸、高
級アルコール類、エステル油、シリコン油、フッ素油な
どの公知の化粧料用油性物質が一般に同時に配合され
る。
に加えて、通常の化粧料に配合されている、炭化水素
類、動物油脂類、植物油脂類、ロウ類、高級脂肪酸、高
級アルコール類、エステル油、シリコン油、フッ素油な
どの公知の化粧料用油性物質が一般に同時に配合され
る。
【0039】炭化水素類には、例えば流動パラフィン、
スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリ
ン、セレシンなどが挙げられる。また、植物油脂類に
は、例えばオリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、パーム油
などが、動物油脂類には、例えばタラ肝油、牛脂、バタ
ー脂などが挙げられる。
スクワラン、マイクロクリスタリンワックス、ワセリ
ン、セレシンなどが挙げられる。また、植物油脂類に
は、例えばオリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、パーム油
などが、動物油脂類には、例えばタラ肝油、牛脂、バタ
ー脂などが挙げられる。
【0040】ロウ類には、例えば蜜ロウ、カルナウバロ
ウなどが挙げられる。高級脂肪酸としては、例えばラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ラノリン
脂肪酸などの直鎖又は分枝鎖脂肪酸などが使用される。
ウなどが挙げられる。高級脂肪酸としては、例えばラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
イソステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ラノリン
脂肪酸などの直鎖又は分枝鎖脂肪酸などが使用される。
【0041】高級アルコール類としては、例えばラウリ
ルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、オレイルアルコールなどが、エステル油としては、
例えばブチルステアレート、ヘキシルラウレート、オク
チルドデシルミリステート、ジイソプロピルアジペー
ト、ジイソプロピルセバケートなどの直鎖エステル、分
枝鎖エステルなどが使用される。
ルアルコール、ステアリルアルコール、セチルアルコー
ル、オレイルアルコールなどが、エステル油としては、
例えばブチルステアレート、ヘキシルラウレート、オク
チルドデシルミリステート、ジイソプロピルアジペー
ト、ジイソプロピルセバケートなどの直鎖エステル、分
枝鎖エステルなどが使用される。
【0042】シリコン油としては、例えばメチルポリシ
クロシロキサン、メチルポリシロキサンなどを、フッ素
油としては、例えばパーフルオロハイドロカーボン、パ
ーフルオロポリエーテルなどを挙げることができる。こ
れらの油性物質は、単独又は2種以上を組合わせて使用
する。
クロシロキサン、メチルポリシロキサンなどを、フッ素
油としては、例えばパーフルオロハイドロカーボン、パ
ーフルオロポリエーテルなどを挙げることができる。こ
れらの油性物質は、単独又は2種以上を組合わせて使用
する。
【0043】本発明の化粧料において、ファンデーショ
ン、液体メイクアップベースなどでは、前記成分の他
に、更に顔料などの粉体を添加配合することができる。
例えばベンガラ、酸化チタン、カオリン、タルク、マイ
カ、セリサイトなどの無機顔料(粉体)や、ナイロンパ
ウダー、ポリメチルメタクリレート、スチレンジビニル
ベンゼン共重合体、ポリエチレン粉末などの有機粉体を
挙げることができる。
ン、液体メイクアップベースなどでは、前記成分の他
に、更に顔料などの粉体を添加配合することができる。
例えばベンガラ、酸化チタン、カオリン、タルク、マイ
カ、セリサイトなどの無機顔料(粉体)や、ナイロンパ
ウダー、ポリメチルメタクリレート、スチレンジビニル
ベンゼン共重合体、ポリエチレン粉末などの有機粉体を
挙げることができる。
【0044】更に化粧料の作製に当たっては、所望に応
じて少量の美容薬効成分、芳香剤、防腐剤、着色剤、紫
外線吸収剤、合成界面活性剤、他の天然由来界面活性
剤、水溶性高分子などを添加併用させることができる。
じて少量の美容薬効成分、芳香剤、防腐剤、着色剤、紫
外線吸収剤、合成界面活性剤、他の天然由来界面活性
剤、水溶性高分子などを添加併用させることができる。
【0045】
【実施例】以下、実施例に基づき本発明を更に説明す
る。但し、本発明は下記実施例により限定されるもので
はない。尚、実施例に示す部とは重量%を意味する。
る。但し、本発明は下記実施例により限定されるもので
はない。尚、実施例に示す部とは重量%を意味する。
【0046】<実施例1> 水酸化リン脂質の製造 油分2.64%のリン脂質50gをヘキサン100mL
中、酢酸55.6g、強酸性カチオン交換樹脂 三菱化
成ダイヤイオンSK−1BS 2.5gと35%過酸化
水素水15gの存在下60℃で6時間反応した。反応後
10%苛性ソーダ水溶液で中和し脱水した。次に無水エ
タノールを添加し、酢酸ソーダ塩を≪過、減圧下溶媒を
溜去して、酸価12.6、ヨウ素価21.4、水酸基価
320.1、過酸化物価0、灰分4.76%の水酸化リ
ン脂質47.4gを得た。以下、実施例2〜6の水酸化
リン脂質にはここで製造して得たものを使用する。
中、酢酸55.6g、強酸性カチオン交換樹脂 三菱化
成ダイヤイオンSK−1BS 2.5gと35%過酸化
水素水15gの存在下60℃で6時間反応した。反応後
10%苛性ソーダ水溶液で中和し脱水した。次に無水エ
タノールを添加し、酢酸ソーダ塩を≪過、減圧下溶媒を
溜去して、酸価12.6、ヨウ素価21.4、水酸基価
320.1、過酸化物価0、灰分4.76%の水酸化リ
ン脂質47.4gを得た。以下、実施例2〜6の水酸化
リン脂質にはここで製造して得たものを使用する。
【0047】本発明でいう酸価、ヨウ素価及び灰分、過
酸化物価は化粧品原料基準 16.酸化測定法、45.ヨウ素
価測定法、11.強熱残分試験法第3法、衛生試験法注
解、p338、日本薬学会編、1990年版第1刷に記載され
ている方法に従って測定された値であることとする。
酸化物価は化粧品原料基準 16.酸化測定法、45.ヨウ素
価測定法、11.強熱残分試験法第3法、衛生試験法注
解、p338、日本薬学会編、1990年版第1刷に記載され
ている方法に従って測定された値であることとする。
【0048】 <実施例2> シャンプー (1)処方 成分 カルボキシル化POE(3)トリデシルエーテルナトリウム塩 20.0部 ラウロイルメチルアラニンナトリウム水溶液 8.0 水酸化リン脂質 3.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 カチオン化セルロース(2%水溶液) 8.0 クエン酸 0.6 パラオキシ安息香酸メチル 0.1 パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 エデト酸二ナトリウム 0.1 精製水 55.1
【0049】(2)製造法 上記成分を秤量し攪拌しながら80℃まで加温して均一
に溶解する。溶液を攪拌しながら放冷し、30℃まで降
温後、攪拌を停止した。
に溶解する。溶液を攪拌しながら放冷し、30℃まで降
温後、攪拌を停止した。
【0050】O/W型エマルションが得られ、40℃の
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することでシャンプーの泡がホイッ
プドクリームの様に細かく整い、洗い上がりがパサつか
ずしっとりとした。
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することでシャンプーの泡がホイッ
プドクリームの様に細かく整い、洗い上がりがパサつか
ずしっとりとした。
【0051】 <実施例3> ヘアーリンス (1)処方 成分A モノミリスチン酸デカルグリセリル 1.0部 モノステアリン酸グリセリル 0.6 水酸化リン脂質 4.0 塩化セチルトリメチルアンモニウム 2.0 ベヘニルアルコール 6.0 トリオクタン酸グリセリル 2.0 ジプロピレングリコール 4.0 パラオキシ安息香酸メチル 0.1
【0052】 成分B パラオキシ安息香酸プロピル 0.1 クエン酸 0.5 精製水 79.7
【0053】(2)製造法 上記成分A、Bをそれぞれ秤量し、攪拌しながら80℃
まで加温して均一に溶解し、これを溶液A、Bとする。
溶液Aを攪拌しながら溶液Bを徐々に添加し乳化する。
乳化後、攪拌放冷し、30℃まで降温後、攪拌を停止し
た。
まで加温して均一に溶解し、これを溶液A、Bとする。
溶液Aを攪拌しながら溶液Bを徐々に添加し乳化する。
乳化後、攪拌放冷し、30℃まで降温後、攪拌を停止し
た。
【0054】O/W型エマルションが得られ、40℃の
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することで使用後の毛髪が柔軟に仕
上がった。
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することで使用後の毛髪が柔軟に仕
上がった。
【0055】 <実施例4> ヘアトリートメントクリーム (1)処方 成分A モノミリスチン酸デカグリセリル 1.0部 モノステアリン酸グリセリル 1.0 水酸化リン脂質 4.0 塩化セチルトリメチルアンモニウム 2.0 セタノール 7.0 トリオクタン酸グリセリル 6.0 マカデミアナッツ油 2.0 パラオキシ安息香酸プロピル 0.1
【0056】 成分B パラオキシ安息香酸メチル 0.1 1,3−ブチレングリコール 5.0 精製水 71.8
【0057】(2)製造法 上記成分A、Bをそれぞれ秤量し、攪拌しながら80℃
まで加温して均一に溶解し、溶液A、Bとする。溶液A
を攪拌しながら溶液Bを徐々に添加して乳化する。乳化
後、攪拌放冷し、30℃まで降温後、攪拌を停止した。
まで加温して均一に溶解し、溶液A、Bとする。溶液A
を攪拌しながら溶液Bを徐々に添加して乳化する。乳化
後、攪拌放冷し、30℃まで降温後、攪拌を停止した。
【0058】O/W型エマルションが得られ、40℃の
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することで毛髪と頭皮に潤いを与
え、しっとりとつややかな毛髪に仕上がった。
恒温槽内で3ヶ月保存しても分離しなかった。また、水
酸化リン脂質を使用することで毛髪と頭皮に潤いを与
え、しっとりとつややかな毛髪に仕上がった。
【0059】 <実施例5> モイスチャークリーム (1)処方 成分A モノステアリン酸グリセリル 3.0部 水酸化リン脂質 1.0 ステアリン酸 3.0 パルミチン酸セチル 3.0 ベヘニルアルコール 2.0 スクワラン 10.0 パラオキシ安息香酸プロピル 0.1
【0060】 成分B パラオキシ安息香酸メチル 0.1 グリセリン 5.0 トリエタノールアミン 0.1 精製水 72.7
【0061】(2)製造法 上記成分A、Bをそれぞれ秤量し、攪拌しながら80℃
まで加温して均一に溶解し、溶液A、Bとする。溶液A
を攪拌しながら溶液Bを徐々に添加して乳化する。乳化
後、攪拌放冷し、35℃まで降温後、攪拌を停止した。
まで加温して均一に溶解し、溶液A、Bとする。溶液A
を攪拌しながら溶液Bを徐々に添加して乳化する。乳化
後、攪拌放冷し、35℃まで降温後、攪拌を停止した。
【0062】40℃の恒温槽内で3ヶ月保存しても分離
しなかった。また、水酸化リン脂質を使用することで、
しっとりとした感触のクリームが得られた。
しなかった。また、水酸化リン脂質を使用することで、
しっとりとした感触のクリームが得られた。
【0063】 <実施例6> ローション (1)処方 成分A 酢酸dl−α−トコフェロール 0.05部 水酸化リン脂質 1.0
【0064】 成分B パラオキシ安息香酸メチル 0.1 グリセリン 5.0 エタノール 10.0 精製水 48.3
【0065】 成分C カルボキシビニルポリマー(1%水溶液) 8.0 精製水 22.5
【0066】 成分D トリエタノールアミン 0.05 精製水 5.0
【0067】(2)製造法 上記成分A、B、C、Dをそれぞれ秤量し、攪拌しなが
ら80℃まで加温して均一に溶解して、溶液A、B、
C、Dとする。溶液Aを攪拌しながら溶液Bを添加し、
次に溶液Cを加え均一にする。最後に溶液Dを添加した
後攪拌放冷し、35℃まで降温後、攪拌を停止した。
ら80℃まで加温して均一に溶解して、溶液A、B、
C、Dとする。溶液Aを攪拌しながら溶液Bを添加し、
次に溶液Cを加え均一にする。最後に溶液Dを添加した
後攪拌放冷し、35℃まで降温後、攪拌を停止した。
【0068】40℃の恒温槽内で3ヶ月保存しても分離
しなかった。また、水酸化リン脂質が可溶化剤として働
くとともに、保湿剤としても働くため乾燥した皮膚に潤
いを与え、しっとり仕上がった。
しなかった。また、水酸化リン脂質が可溶化剤として働
くとともに、保湿剤としても働くため乾燥した皮膚に潤
いを与え、しっとり仕上がった。
【0069】<実施例7> 安定性試験 表1に示す各油分の水酸化リン脂質について、0.5%
水溶液及び前記実施例6の処方のローションを製造し、
40℃の恒温槽内で3週間保存後の外観評価と760n
mでの透過率を測定した。
水溶液及び前記実施例6の処方のローションを製造し、
40℃の恒温槽内で3週間保存後の外観評価と760n
mでの透過率を測定した。
【0070】
【表1】
【0071】油分含量が10%以下の水酸化リン脂質を
使用した場合には、水溶液中での安定性に優れているこ
とが確認された。
使用した場合には、水溶液中での安定性に優れているこ
とが確認された。
【0072】
【発明の効果】本発明の化粧料に配合されている水酸化
リン脂質は保存安定性、乳化力、可溶化力、分散力に優
れているので他の合成界面活性剤を必要としない。従っ
て、天然由来のリン脂質系成分の配合効果が最大限に発
揮されるので、本発明の化粧料は皮膚や毛髪に対する刺
激が少なく、皮膚や頭皮の乾燥を防止し、皮膚、毛髪に
保湿性、柔軟性を付与する作用、櫛通り、パサつき感な
どの使用感を改善し、毛髪の保護や毛髪の外観を良好に
保つ作用、優れた感触、外観を呈して、保存安定性に優
れた化粧料を提供できる。
リン脂質は保存安定性、乳化力、可溶化力、分散力に優
れているので他の合成界面活性剤を必要としない。従っ
て、天然由来のリン脂質系成分の配合効果が最大限に発
揮されるので、本発明の化粧料は皮膚や毛髪に対する刺
激が少なく、皮膚や頭皮の乾燥を防止し、皮膚、毛髪に
保湿性、柔軟性を付与する作用、櫛通り、パサつき感な
どの使用感を改善し、毛髪の保護や毛髪の外観を良好に
保つ作用、優れた感触、外観を呈して、保存安定性に優
れた化粧料を提供できる。
【0073】更に、本発明に係る水酸化リン脂質は、油
分除去工程と水酸化処理工程のみで製造でき、繁雑な精
製工程等を必要とせず簡便であり且つ原材料も特定のリ
ン脂質組成を有するものに限定されないため低価格で済
み、工業的有利に化粧料の製造をすることができる。
分除去工程と水酸化処理工程のみで製造でき、繁雑な精
製工程等を必要とせず簡便であり且つ原材料も特定のリ
ン脂質組成を有するものに限定されないため低価格で済
み、工業的有利に化粧料の製造をすることができる。
【0074】また、水溶解性も著しく改善されており、
従来配合が困難であった水系の化粧料にも安定して配合
できるようになったため、化粧料の剤型が制限されずあ
らゆるタイプの化粧料に適用可能になった。従って、化
粧料の適用範囲が拡大され、処方設計も容易になった。
従来配合が困難であった水系の化粧料にも安定して配合
できるようになったため、化粧料の剤型が制限されずあ
らゆるタイプの化粧料に適用可能になった。従って、化
粧料の適用範囲が拡大され、処方設計も容易になった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 7/075 7/08
Claims (7)
- 【請求項1】油分含量が10%以下の水酸化リン脂質を
配合してなる化粧料。 - 【請求項2】前記水酸化リン脂質の油分含量が3〜8%
であることを特徴とする請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】前記水酸化リン脂質中のリン脂質含量が9
0%以上であることを特徴とする請求項1又は2記載の
化粧料。 - 【請求項4】前記水酸化リン脂質の水酸基価が250以
上であることを特徴とする請求項1から3の一に記載の
化粧料。 - 【請求項5】アセトンで洗浄除去して油分含量を10%
以下にしたリン脂質を水酸化処理することにより得られ
た水酸化リン脂質を配合してなる請求項1から4の一に
記載の化粧料。 - 【請求項6】前記水酸化リン脂質が化粧料全重量に対し
て0.1〜30重量%配合されていることを特徴とする
請求項1から5の一に記載の化粧料。 - 【請求項7】請求項1から6の一に記載の化粧料が水系
であることを特徴とする化粧料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18039694A JPH0826964A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18039694A JPH0826964A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0826964A true JPH0826964A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16082511
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18039694A Pending JPH0826964A (ja) | 1994-07-11 | 1994-07-11 | 化粧料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0826964A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013100A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Pola Chem Ind Inc | 水中油乳化剤形の皮膚外用剤 |
| JP2013082643A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Mikimoto Pharmaceut Co Ltd | O/w型エマルジョン |
-
1994
- 1994-07-11 JP JP18039694A patent/JPH0826964A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013100A (ja) * | 2007-07-04 | 2009-01-22 | Pola Chem Ind Inc | 水中油乳化剤形の皮膚外用剤 |
| JP2013082643A (ja) * | 2011-10-07 | 2013-05-09 | Mikimoto Pharmaceut Co Ltd | O/w型エマルジョン |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030225 |