JPH0827095B2 - 吸収冷凍機の稀釈運転装置 - Google Patents

吸収冷凍機の稀釈運転装置

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JPH0827095B2
JPH0827095B2 JP28360987A JP28360987A JPH0827095B2 JP H0827095 B2 JPH0827095 B2 JP H0827095B2 JP 28360987 A JP28360987 A JP 28360987A JP 28360987 A JP28360987 A JP 28360987A JP H0827095 B2 JPH0827095 B2 JP H0827095B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は臭化リチウム水溶液その他の塩類溶液を吸収
液に用いた吸収ヒートポンプや吸収冷凍機など(以下、
吸収冷凍機という)の吸収液の稀釈運転装置に関する。
(ロ)従来の技術 吸収冷凍機の稀釈運転装置の従来の技術として、例え
ば、特開昭61-70350号公報にみられるように、吸収液の
温度を感知する検出器、吸収液の飽和蒸気圧を感知する
検出器およびこれら検出器の信号を受けて吸収液の濃度
を算出する演算器が備えられ、かつ、この演算器により
算出された濃度が所定濃度に達するまで吸収液の稀釈運
転用のポンプを作動させる制御器が備えられたものがあ
る。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 上記のような従来の技術においては、吸収冷凍機の運
転を休止させる際に外気温度の変化に伴なう吸収液の結
晶濃度の変化とは無関係に吸収液が一定濃度になるまで
稀釈運転を行うため、外気温が高くて吸収液の結晶濃度
が高い場合には吸収液用のポンプの動作時間が長すぎる
こととなってポンプ動力の無駄が大きくなる欠点を有
し、また、外気温が低くて吸収液の結晶濃度が低い場合
には吸収液の稀釈が不十分となって吸収液の結晶化を生
じるおそれもあった。
本発明は、このような従来の手段の問題点に鑑み、ポ
ンプ動力の無駄を省き、かつ、十分に吸収液を稀釈する
ことのできる吸収冷凍機の稀釈運転装置の提供を目的と
したものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 本発明は、上記課題を解決するために、吸収液の温度
を感知する検出器、吸収液の飽和蒸気圧を感知する検出
器およびこれら検出器の信号を受けて吸収液の濃度を算
出する演算器が備えられ、かつ、この演算器により算出
された濃度が設定濃度に達するまで吸収液用のポンプを
作動させる制御器が備えられている吸収冷凍機の希釈運
転装置において、その制御器には、外気温度検出器から
信号を入力し外気温度検出器の検出温度での吸収液の結
晶濃度を算出し、かつ、この算出値よりも所定値だけ低
い濃度を上記設定濃度としてセットする設定器が備えら
れている吸収冷凍機の希釈運転装置を提供するものであ
る。
(ホ)作用 上記本発明のよる吸収冷凍機の希釈運転装置において
は、演算器の作用として希釈運転中の吸収液の濃度をほ
ぼ正確に連続して知ることができ、かつ、設定器の作用
として外気温の変化に伴なって変わる結晶濃度に見合う
希釈の目標濃度をセットでき、吸収液用のポンプの運転
による吸収液の希釈運転の時間をほぼ必要最小限に調整
できるので、吸収液を十分に稀釈し得ると共にポンプ動
力の無駄を省き得る。
(ヘ)実施例 第1図は本発明による吸収冷凍機の稀釈運転装置の一
実施例を示した概略構成説明図であり、(1)は高温発
生器、(2)は低温発生器(3)および凝縮器(4)よ
り成る発生凝縮器、(5)は蒸発器(6)および吸収器
(7)より成る蒸発吸収器、(8)は低温溶液熱交換
器、(9)は高温溶液熱交換器、(10)は冷媒用のポン
プ、(11)は吸収液用のポンプで、これら機器は冷媒の
流れる管(12),(13)、冷媒液の流下する管(14)、
冷媒液の還流する管(15),(16)、吸収液の送られる
管(17),(18)、吸収液の流れる管(19),(20)、
吸収液の流下する管(21),(22)により接続されて従
来の吸収冷凍機と同様の冷媒〔水〕および吸収液〔臭化
リチウム水溶液〕の循環路を形成している。
(23)は高温発生器(1)の燃焼加熱室、(24),
(24)…は燃焼ガスの流れる管、(25)は低温発生器
(3)の加熱器、(26),(27),(28)はそれぞれ凝
縮器(4)、蒸発器(6)、吸収器(7)の熱交換器、
(29),(30),(31)は熱交換器(28),(26)と直
列に接続した冷却水あるいは温水などの流体が流れる
管、(32),(33)は熱交換器(27)と接続した冷水あ
るいは熱源水などの流体が流れる管、(34),(35)は
それぞれ凝縮器(4)、蒸発器(6)の冷媒液溜め、
(36),(37)はそれぞれ低温発生器(3)、吸収器
(7)の溶液溜め、(38)は冷媒液の散布器、(39)は
吸収液の散布器、(40)は燃焼加熱室(23)への燃料供
給路、(41)は燃料供給路(40)に備えた弁である。
(S1)は散布器(39)内の吸収液の温度を感知する温
度検出器、(S2)は蒸発吸収器(5)内の蒸気圧を感知
する圧力検出器、(C1)はこれら検出器(S1)、(S2
の信号を受けて散布器(39)内の吸収液の濃度を算出す
る演算器で、この演算器には吸収液の温度、飽和蒸気
圧、濃度の関係を記憶した素子やマイクロプロセッサー
ユニットなどが内蔵されている。(C2)は演算器(C1
により算出される濃度が稀釈の目標濃度に達するまで吸
収液用のポンプ(11)を作動させて稀釈運転を行うため
の制御器である。
(C3)は稀釈の目標濃度をセットする設定器で、これ
は、外気温度検出器(S3)の信号によりその検出温度
〔外気温度〕での吸収液の結晶濃度を算出し、かつ、そ
の算出値よりも所定値〔例えば0.5%〕だけ低い濃度を
稀釈の目標濃度としてセットする機能を有しており、制
御器(C)と接続されている。
また、負荷側の熱交換ユニット(図示せず)の運転を
止めて冷水や冷却水などの流通を断ち、吸収冷凍機の冷
凍運転(あるいはヒートポンプ運転)を休止させる際に
は、弁(41)を閉じて高温発生器(1)の加熱を停止す
ると共に冷媒液用のポンプ(10)の作動を止める一方、
吸収液用のポンプ(11)を作動させて吸収液の稀釈運転
を開始するようになっている。そして、散布器(39)内
の吸収液の濃度が目標濃度まで稀釈されると、制御器
(C2)により吸収液用のポンプ(11)が停止されて稀釈
運転を終了するようになっている。
次に、このように構成された吸収冷凍機の稀釈運転装
置(以下、本装置という)における吸収液の濃度の算出
について第2図を参照しつつ説明する。第2図は水−臭
化リチウム水溶液系のデューリング線図で、縦軸に圧
力、横軸に温度、パラメータに濃度を表わしている。
散布器(39)内の吸収液の濃度Aは、温度検出器
(S1)の感知温度Tと圧力検出器(S2)の感知圧力Pと
から、臭化リチウム水溶液の濃度曲線に従って算出され
る。また、外気温度検出器(S3)によって温度tが検出
され、この温度での吸収液の結晶濃度Bが算出される。
そして、稀釈の目標濃度〔B−0.5〕がセットされる。
なお、濃度Aを算出する手段として、発生凝縮器(2)
内の蒸気圧と溶液溜め(36)の吸収液の温度を感知して
演算すること(第2図の一点鎖線を参照)も可能であ
る。しかし、稀釈運転を行ったときに散布器(39)内の
吸収液の稀釈が溶液溜め(36)内のそれよりも遅くなる
ので、この手段よりも散布器(39)内の吸収液の濃度を
算出する手段の方が吸収液の結晶化を確実に防止でき
る。なおまた、第2図に示したサイクル〔a→b→c→
d→e→f→a〕は稀釈運転を開始した時点における吸
収液のサイクルの一例を表わしたものである。
このように、本装置においては、吸収液の稀釈の最も
下流側となる散布器(39)内の吸収液の濃度を計測しつ
つこの計測濃度が目標濃度に達するまで吸収液用のポン
プ(11)を作動させるようにしたものであるから、稀釈
運転の開始時に散布器(39)内の吸収液の濃度と稀釈の
目標濃度との差が小さい場合には稀釈運転が短時間で終
了し、従来の装置にくらべポンプ(11)の動力を節約で
きる。逆に、差が大きい場合には十分な時間をかけて稀
釈運転が行われ、従来の装置のように稀釈が不十分とな
るおそれはない。
(ト)発明の効果 以上の通り、本発明の稀釈運転装置は、稀釈運転中の
吸収液の濃度を計測すると共に外気温度に応じて稀釈の
目標濃度を定め、この目標濃度に上記計測濃度が達する
まで稀釈運転してポンプの作動時間を調整するようにし
たものであるから、ポンプ動力の無駄を省き得ると共に
吸収液を十分に稀釈し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による吸収冷凍機の稀釈運転装置の一実
施例を示した概略構成説明図、第2図はデューリング線
図である。 (1)……高温発生器、(2)……発生凝縮器、(3)
……低温発生器、(4)……凝縮器、(5)……蒸発吸
収器、(6)……蒸発器、(7)……吸収器、(8),
(9)……低温、高温溶液熱交換器、(11)……吸収液
用のポンプ、(36)……溶液溜め、(39)……吸収液の
散布器、(C1)……演算器、(C2)……制御器、(C3
……設定器、(S1)……温度検出器、(S2)……圧力検
出器、(S3)……外気温度検出器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−70350(JP,A) 特開 昭50−160863(JP,A) 特開 昭59−129358(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸収液の温度を感知する検出器、吸収液の
    飽和蒸気圧を感知する検出器およびこれら検出器の信号
    を受けて吸収液の濃度を算出する演算器が備えられ、か
    つ、この演算器により算出された濃度が設定濃度に達す
    るまで吸収液用のポンプを作動させる制御器が備えられ
    ている吸収冷凍機の稀釈運転装置において、その制御器
    には、外気温度検出器から信号を入力し外気温度検出器
    の検出温度での吸収液の結晶濃度を算出し、かつ、この
    算出値よりも所定値だけ低い濃度を上記設定濃度として
    セットする設定器が備えられていることを特徴とした吸
    収冷凍機の稀釈運転装置。
JP28360987A 1987-11-10 1987-11-10 吸収冷凍機の稀釈運転装置 Expired - Fee Related JPH0827095B2 (ja)

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