JPH08271712A - 光学素子及び光集積回路 - Google Patents
光学素子及び光集積回路Info
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- JPH08271712A JPH08271712A JP7100236A JP10023695A JPH08271712A JP H08271712 A JPH08271712 A JP H08271712A JP 7100236 A JP7100236 A JP 7100236A JP 10023695 A JP10023695 A JP 10023695A JP H08271712 A JPH08271712 A JP H08271712A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 透過光が非回折光となる半透過・半反射形の
回折格子構造を有した光学素子を提供し、特に光ピック
アップで生じる不要回折光を少なくして迷光現象による
障害の発生を防止する。 【構成】 凹凸の高さhを凹凸のピッチPに対して十分
に小さく設定して波状形成されている半透過反射膜21で
反射形回折格子構造を構成し、その各凹部を埋める態様
で同一屈折率n1の透明物質からなる透明層24,25を形成
し、且つ各透明層24,25の両面S1,S2を平面(又は回折
格子構造を有しない曲面)とする。この光学素子によれ
ば、光線が半透過反射膜21とその凹部を構成する透明物
質とからなる層構造部23を透過する場合に、どの入射位
置でも同一の光路長を経て透過することになるため、h
≪Pの条件と併せて位相変調や強度変調を受けず、その
透過光は非回折光となる。
回折格子構造を有した光学素子を提供し、特に光ピック
アップで生じる不要回折光を少なくして迷光現象による
障害の発生を防止する。 【構成】 凹凸の高さhを凹凸のピッチPに対して十分
に小さく設定して波状形成されている半透過反射膜21で
反射形回折格子構造を構成し、その各凹部を埋める態様
で同一屈折率n1の透明物質からなる透明層24,25を形成
し、且つ各透明層24,25の両面S1,S2を平面(又は回折
格子構造を有しない曲面)とする。この光学素子によれ
ば、光線が半透過反射膜21とその凹部を構成する透明物
質とからなる層構造部23を透過する場合に、どの入射位
置でも同一の光路長を経て透過することになるため、h
≪Pの条件と併せて位相変調や強度変調を受けず、その
透過光は非回折光となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光学素子及び光集積回路
に係り、光ディスクや光カード等の情報読取り装置に組
込まれるデバイスに適し、入射光を反射回折光と透過非
回折光に分岐させる機能を有し、装置内部での不要回折
光の発生を少なくして迷光による緒現象を防止すると共
に、高効率な信号検出を可能にするものに関する。
に係り、光ディスクや光カード等の情報読取り装置に組
込まれるデバイスに適し、入射光を反射回折光と透過非
回折光に分岐させる機能を有し、装置内部での不要回折
光の発生を少なくして迷光による緒現象を防止すると共
に、高効率な信号検出を可能にするものに関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置の光ピックアップ(PU)
は、レーザビームを光ディスクのトラック上に集光せし
め、その反射光を光検出器へ導くための光学系を搭載し
ているが、例えば、3ビーム法を採用したCD(Compact
Disc)プレーヤのPUでは、図17や図18に示すよう
な光学系になっている。
は、レーザビームを光ディスクのトラック上に集光せし
め、その反射光を光検出器へ導くための光学系を搭載し
ているが、例えば、3ビーム法を採用したCD(Compact
Disc)プレーヤのPUでは、図17や図18に示すよう
な光学系になっている。
【0003】図17のPUでは、レーザ光源(半導体レ
ーザ)61から射出されたレーザビームが透過形回折格子6
2で回折せしめられ、その0次透過光と±1次回折光を
コリメートレンズ63で平行光化した後、ハーフミラー64
を透過させて対物レンズ65へ導き、対物レンズ65により
0次と±1次の回折光をそれぞれ主ビーム及び副ビーム
としてディスク66のトラックの中央部とその両側へズレ
た位置に集光させて照射する。一方、ディスク66の各集
光スポットから得られた反射光は、対物レンズ65からハ
ーフミラー64へ戻り、ハーフミラー64で反射されて焦点
検出レンズ67へ入射し、その焦点検出レンズ67が主ビー
ムと副ビームをそれぞれ3分割形光検出器68の中央の検
出部68aと両側の検出部68b,68cに集光させるが、主ビー
ムと副ビームの反射光はディスク66のピットで回折して
おり、それぞれトラックの記録情報とトラックからのズ
レに対応した光量変化を生じている。
ーザ)61から射出されたレーザビームが透過形回折格子6
2で回折せしめられ、その0次透過光と±1次回折光を
コリメートレンズ63で平行光化した後、ハーフミラー64
を透過させて対物レンズ65へ導き、対物レンズ65により
0次と±1次の回折光をそれぞれ主ビーム及び副ビーム
としてディスク66のトラックの中央部とその両側へズレ
た位置に集光させて照射する。一方、ディスク66の各集
光スポットから得られた反射光は、対物レンズ65からハ
ーフミラー64へ戻り、ハーフミラー64で反射されて焦点
検出レンズ67へ入射し、その焦点検出レンズ67が主ビー
ムと副ビームをそれぞれ3分割形光検出器68の中央の検
出部68aと両側の検出部68b,68cに集光させるが、主ビー
ムと副ビームの反射光はディスク66のピットで回折して
おり、それぞれトラックの記録情報とトラックからのズ
レに対応した光量変化を生じている。
【0004】従って、中央の検出部68aの光電変換出力
を再生RF信号として、また両側の検出部68b,68cの光
電変換出力の差をトラッキングエラー(TE)信号として
検出できる。また、フォーカス制御に関しては各種の方
式があるが、非点収差法を採用する場合には、中央の検
出部68aを4分割しておき、主ビームに係る反射光をシ
リンドリカル・レンズを介して検出部68aへ入射させ、4
分割された各部の出力を用いて一定の演算を行うことに
よりフォーカスエラー(FE)信号を得る。
を再生RF信号として、また両側の検出部68b,68cの光
電変換出力の差をトラッキングエラー(TE)信号として
検出できる。また、フォーカス制御に関しては各種の方
式があるが、非点収差法を採用する場合には、中央の検
出部68aを4分割しておき、主ビームに係る反射光をシ
リンドリカル・レンズを介して検出部68aへ入射させ、4
分割された各部の出力を用いて一定の演算を行うことに
よりフォーカスエラー(FE)信号を得る。
【0005】図18のPUは、図17のPUがレーザビ
ームの往路にハーフミラー64の透過光を、復路に反射光
を用いているのに対し、逆に往路にハーフミラー64の反
射光を、復路に透過光を用いており、最近のPUではこ
の方式を採用していることが多い。この場合、ハーフミ
ラー64に関する入射系と透過系の光軸が逆になっている
だけであり、ハーフミラー64の光分岐・光路変換機能を
利用した基本的構成は図17の場合と同様である。
ームの往路にハーフミラー64の透過光を、復路に反射光
を用いているのに対し、逆に往路にハーフミラー64の反
射光を、復路に透過光を用いており、最近のPUではこ
の方式を採用していることが多い。この場合、ハーフミ
ラー64に関する入射系と透過系の光軸が逆になっている
だけであり、ハーフミラー64の光分岐・光路変換機能を
利用した基本的構成は図17の場合と同様である。
【0006】また、最近のPUの光学系として、ハーフ
ミラーの代わりにホログラム素子を用いてPUをより小
型で簡単な構成にするための各種提案がなされている
[小野:“光ディスクヘッド用ホログラフィック光学素
子",光メモリシンポジウム'90予稿集,pp1〜2 (1990)/
吉田 他:“CD用ホログラムピックアップの耐環境特
性",光メモリシンポジウム'90予稿集,pp3〜4 (1990)/
辰巳 他:“反射形回折格子レンズを用いたCD光ピック
アップ光学系",MICROOPTICS NEWS,Vol.7 No.3 pp17〜22
(1988)/中西 他:“樹脂ホログラム光学素子を用いた
光ピックアップユニットの開発",1994年春季応用物理学
関係連合講演会 講演予稿集,No.3 PP1018 (1994)等]。
このホログラム素子を用いた3ビーム法のPUでは、図
19や図20に示すような光学系となる。
ミラーの代わりにホログラム素子を用いてPUをより小
型で簡単な構成にするための各種提案がなされている
[小野:“光ディスクヘッド用ホログラフィック光学素
子",光メモリシンポジウム'90予稿集,pp1〜2 (1990)/
吉田 他:“CD用ホログラムピックアップの耐環境特
性",光メモリシンポジウム'90予稿集,pp3〜4 (1990)/
辰巳 他:“反射形回折格子レンズを用いたCD光ピック
アップ光学系",MICROOPTICS NEWS,Vol.7 No.3 pp17〜22
(1988)/中西 他:“樹脂ホログラム光学素子を用いた
光ピックアップユニットの開発",1994年春季応用物理学
関係連合講演会 講演予稿集,No.3 PP1018 (1994)等]。
このホログラム素子を用いた3ビーム法のPUでは、図
19や図20に示すような光学系となる。
【0007】図19は透過形のホログラム素子71を用い
たPUを示し、往路では、レーザ光源61から射出された
レーザビームは透過形回折格子62で回折せしめられてホ
ログラム素子71に入射し、ホログラム素子71はその入射
した回折光を透過させ、対物レンズ65が0次と±1次の
回折光をそれぞれ主ビーム及び副ビームとしてディスク
66のトラックの中央部とその両側へズレた位置に集光さ
せる。逆に、復路では、ディスク66からの主ビームと副
ビームに係る反射光は対物レンズ65からホログラム素子
71に入射し、ホログラム素子71のレンズ機能によって各
ビームが分離配置されている主ビーム用の光検出器72a
と副ビーム用の光検出器72a,72bへ集光せしめられる。
尚、ホログラム素子71はその回折格子パターンにより入
射光の光軸に対する反射光の光軸方向を変換することが
でき、各ビームをレーザ光源61からズレた位置に集光さ
せることができる。
たPUを示し、往路では、レーザ光源61から射出された
レーザビームは透過形回折格子62で回折せしめられてホ
ログラム素子71に入射し、ホログラム素子71はその入射
した回折光を透過させ、対物レンズ65が0次と±1次の
回折光をそれぞれ主ビーム及び副ビームとしてディスク
66のトラックの中央部とその両側へズレた位置に集光さ
せる。逆に、復路では、ディスク66からの主ビームと副
ビームに係る反射光は対物レンズ65からホログラム素子
71に入射し、ホログラム素子71のレンズ機能によって各
ビームが分離配置されている主ビーム用の光検出器72a
と副ビーム用の光検出器72a,72bへ集光せしめられる。
尚、ホログラム素子71はその回折格子パターンにより入
射光の光軸に対する反射光の光軸方向を変換することが
でき、各ビームをレーザ光源61からズレた位置に集光さ
せることができる。
【0008】一方、図20は反射形のホログラム素子73
を用いたPUを示し、往路では、ホログラム素子73が透
過形回折格子62による回折光を立上げて対物レンズ65へ
導き、復路では、ホログラム素子73が対物レンズ65から
入射される主ビーム及び副ビームの反射光の光路を変換
しながらそのレンズ機能によって各ビームを光検出器72
a,72b,72cへ集光させている。従って、図から明らかな
ように、このPUの光学系によれば、ディスク66に垂直
な方向に関してPU全体を薄く構成することができる。
を用いたPUを示し、往路では、ホログラム素子73が透
過形回折格子62による回折光を立上げて対物レンズ65へ
導き、復路では、ホログラム素子73が対物レンズ65から
入射される主ビーム及び副ビームの反射光の光路を変換
しながらそのレンズ機能によって各ビームを光検出器72
a,72b,72cへ集光させている。従って、図から明らかな
ように、このPUの光学系によれば、ディスク66に垂直
な方向に関してPU全体を薄く構成することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17や図
18で示したPUの光学系は、回折格子62やコリメート
レンズ63や焦点検出レンズ67が独立した要素として組込
まれるため、部品点数が多くなって、PUの小型化や製
造コストの低減化を図る上で限界がある。一方、ホログ
ラム素子71,73を用いた図19や図20のPU光学系
は、図17や図18で示したPUの光学系と比較して、
コリメートレンズ63や焦点検出レンズ67を不要化でき、
部品点数の削減やPUの小型化を図る上で有利である。
しかし、ホログラム素子71,73は、ハーフミラー64やコ
リメートレンズ63や焦点検出レンズ67に比較すると、設
計や製造が難しく、非常に高価であり、PUの製造コス
トの面でみれば問題が残る。
18で示したPUの光学系は、回折格子62やコリメート
レンズ63や焦点検出レンズ67が独立した要素として組込
まれるため、部品点数が多くなって、PUの小型化や製
造コストの低減化を図る上で限界がある。一方、ホログ
ラム素子71,73を用いた図19や図20のPU光学系
は、図17や図18で示したPUの光学系と比較して、
コリメートレンズ63や焦点検出レンズ67を不要化でき、
部品点数の削減やPUの小型化を図る上で有利である。
しかし、ホログラム素子71,73は、ハーフミラー64やコ
リメートレンズ63や焦点検出レンズ67に比較すると、設
計や製造が難しく、非常に高価であり、PUの製造コス
トの面でみれば問題が残る。
【0010】そこで、図17と図18のPUの光学系に
対して、図21と図22のように半透過反射形回折格子
69,70を用いた光学系を考えることができる。それらの
PUの光学系は、レーザビームの光束の拡がりも利用
し、図17と図18におけるPUの光学系で用いられて
いるハーフミラー64と回折格子62やコリメートレンズ63
や焦点検出レンズ67の機能の全てを前記の半透過反射形
回折格子69,70だけを用いて実現させるものである。そ
して、それらの光学系によれば、レーザ光源61から射出
されたレーザビームを回折させるための回折格子62も不
要になることから、図19や図20のホログラム素子7
1,73を用いたPUよりも部品点数が削減され、PUの小
型化を実現できると共に、半透過反射形回折格子69,70
は製造が容易で安価であることから、製造コストの面で
極めて有利になる。
対して、図21と図22のように半透過反射形回折格子
69,70を用いた光学系を考えることができる。それらの
PUの光学系は、レーザビームの光束の拡がりも利用
し、図17と図18におけるPUの光学系で用いられて
いるハーフミラー64と回折格子62やコリメートレンズ63
や焦点検出レンズ67の機能の全てを前記の半透過反射形
回折格子69,70だけを用いて実現させるものである。そ
して、それらの光学系によれば、レーザ光源61から射出
されたレーザビームを回折させるための回折格子62も不
要になることから、図19や図20のホログラム素子7
1,73を用いたPUよりも部品点数が削減され、PUの小
型化を実現できると共に、半透過反射形回折格子69,70
は製造が容易で安価であることから、製造コストの面で
極めて有利になる。
【0011】しかしながら、半透過反射形回折格子69,7
0は反射光と透過光を共に回折させるため、図21の場
合には往路の反射光と復路の透過光が不要な回折光とし
て現れ、また図22の場合には往路と復路の透過光が不
要な回折光として現れる。そして、そのように不可避的
に発生する各不要回折光は、必要光の光量を低下させて
光検出器68での検出効率を低下せしめ、また単一のレー
ザ光源61から射出された可干渉性の強い光であるため
に、実装密度の高いPU内で種々の迷光現象を発生させ
る。例えば、光検出器68の検出信号にオフセットを発生
させたり、レーザ光源61と各反射面等の間で共振を生じ
させてレーザビームの光量変動によるノイズ発生の原因
となり、再生RF信号やTE信号等の検出精度に悪影響
を及ぼす。従って、一般のPUにおいても不要回折光を
如何に少なくするかが重要な課題になっているが、特
に、図21と図22のPUの光学系では、前記の不要回
折光の発生さえなくすことができれば光学系全体での不
要回折光をなくすことができるため、そのような半透過
反射形回折格子が求められる。
0は反射光と透過光を共に回折させるため、図21の場
合には往路の反射光と復路の透過光が不要な回折光とし
て現れ、また図22の場合には往路と復路の透過光が不
要な回折光として現れる。そして、そのように不可避的
に発生する各不要回折光は、必要光の光量を低下させて
光検出器68での検出効率を低下せしめ、また単一のレー
ザ光源61から射出された可干渉性の強い光であるため
に、実装密度の高いPU内で種々の迷光現象を発生させ
る。例えば、光検出器68の検出信号にオフセットを発生
させたり、レーザ光源61と各反射面等の間で共振を生じ
させてレーザビームの光量変動によるノイズ発生の原因
となり、再生RF信号やTE信号等の検出精度に悪影響
を及ぼす。従って、一般のPUにおいても不要回折光を
如何に少なくするかが重要な課題になっているが、特
に、図21と図22のPUの光学系では、前記の不要回
折光の発生さえなくすことができれば光学系全体での不
要回折光をなくすことができるため、そのような半透過
反射形回折格子が求められる。
【0012】そこで、本発明は、前記の課題に鑑みて、
PU等に適用することにより不要回折光を少なくするこ
とが可能な光学素子と、更にその光学素子の基本構成を
組込んだ光集積回路を提供することを目的として創作さ
れた。
PU等に適用することにより不要回折光を少なくするこ
とが可能な光学素子と、更にその光学素子の基本構成を
組込んだ光集積回路を提供することを目的として創作さ
れた。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、凹凸状表
面の反射形回折格子構造をなすように、前記凹凸のピッ
チに対して十分に小さい膜厚の半透過反射膜が波状形成
されており、前記半透過反射膜の両面の各凹部が同一屈
折率の透明物質で構成されている層構造を具備した光学
素子に係る。また、この光学素子において、層構造に対
して光線が斜め方向から入射するような光学系に適用さ
れる場合には、半透過反射膜の凹凸の高さをその凹凸の
ピッチに対して十分に小さく設定される。
面の反射形回折格子構造をなすように、前記凹凸のピッ
チに対して十分に小さい膜厚の半透過反射膜が波状形成
されており、前記半透過反射膜の両面の各凹部が同一屈
折率の透明物質で構成されている層構造を具備した光学
素子に係る。また、この光学素子において、層構造に対
して光線が斜め方向から入射するような光学系に適用さ
れる場合には、半透過反射膜の凹凸の高さをその凹凸の
ピッチに対して十分に小さく設定される。
【0014】第2の発明は、基板上に、光導波路と、前
記光導波路に対する接合面と反対側の面を凹凸状に形成
した透明なバッファ層と、入射光の一部を反射し、一部
を透過させる半透過反射膜を前記バッファ層の凹凸面に
成膜して反射形回折格子構造を構成した回折・透過層
と、前記バッファ層の透明物質と同一屈折率の透明物質
で前記回折・透過層の各凹部を埋めると共に各凸部を露
出させない厚みの層を形成し、且つその表面側を略平面
又は回折格子構造を有しない曲面とした透明層を順に積
層させた光集積回路に係る。
記光導波路に対する接合面と反対側の面を凹凸状に形成
した透明なバッファ層と、入射光の一部を反射し、一部
を透過させる半透過反射膜を前記バッファ層の凹凸面に
成膜して反射形回折格子構造を構成した回折・透過層
と、前記バッファ層の透明物質と同一屈折率の透明物質
で前記回折・透過層の各凹部を埋めると共に各凸部を露
出させない厚みの層を形成し、且つその表面側を略平面
又は回折格子構造を有しない曲面とした透明層を順に積
層させた光集積回路に係る。
【0015】
第1の発明について;この発明の基本的構成と原理は、
層構造部分の断面図である図1から図7に示される。但
し、透明部分の断面に係るハッチングは省略されてお
り、以下の各図においても同様である。図1は、この発
明の層構造の一例として、反射形回折格子構造をなすよ
うに半透過反射膜1が矩形波状に凹凸形成されており、
その半透過反射膜1の両面の各凹部が同一屈折率n1の透
明物質2で構成された層構造3を示す。尚、半透過反射膜
1は、入射光の一部を反射し、一部を透過させるもので
あるが、その厚みtは透過反射膜1の凹凸のピッチPと
比較して十分に小さい。
層構造部分の断面図である図1から図7に示される。但
し、透明部分の断面に係るハッチングは省略されてお
り、以下の各図においても同様である。図1は、この発
明の層構造の一例として、反射形回折格子構造をなすよ
うに半透過反射膜1が矩形波状に凹凸形成されており、
その半透過反射膜1の両面の各凹部が同一屈折率n1の透
明物質2で構成された層構造3を示す。尚、半透過反射膜
1は、入射光の一部を反射し、一部を透過させるもので
あるが、その厚みtは透過反射膜1の凹凸のピッチPと
比較して十分に小さい。
【0016】今、図1に示すように、層構造3の面に垂
直な方向から入射光(実線)がある場合を仮定すると、半
透過反射膜1の凸部と凹部でそれぞれ入射光の一部が反
射し、一部が透過する。その場合、反射光(点線)に係る
層構造3の内での光路長をみると、層構造の厚みをhと
して、凸部では0、凹部では略2・h・n1となり、凸部
と凹部での反射光には光路長の差ΔL≒2・h・n1に対
応する位相差(=2π・ΔL/λ:λは光の波長)が発生
し、その結果、半透過反射膜1が反射形回折格子として
回折光を反射させる。一方、透過光(一点鎖線)に係る層
構造3内での光路長をみると、凹部と凸部で共に略h・n
1で同一となり、透過光に対する周期的位相変調が打ち
消され、透過光に対する回折光は極めて小さく抑制され
る。
直な方向から入射光(実線)がある場合を仮定すると、半
透過反射膜1の凸部と凹部でそれぞれ入射光の一部が反
射し、一部が透過する。その場合、反射光(点線)に係る
層構造3の内での光路長をみると、層構造の厚みをhと
して、凸部では0、凹部では略2・h・n1となり、凸部
と凹部での反射光には光路長の差ΔL≒2・h・n1に対
応する位相差(=2π・ΔL/λ:λは光の波長)が発生
し、その結果、半透過反射膜1が反射形回折格子として
回折光を反射させる。一方、透過光(一点鎖線)に係る層
構造3内での光路長をみると、凹部と凸部で共に略h・n
1で同一となり、透過光に対する周期的位相変調が打ち
消され、透過光に対する回折光は極めて小さく抑制され
る。
【0017】次に、層構造3の面に対して斜め方向から
入射光がある場合を仮定すると、半透過反射膜1の凸部
と凹部に関して、図2及び図3に示すような光路が考え
られる。図2の光路の場合、反射光(点線)に係る層構造
3の内での光路長をみると、凸部では0、凹部では略2・
(h/cosθ)・n1となり、凸部と凹部での反射光には光
路差ΔL≒2・(h/cosθ)・n1が生じ、前記と同様に半
透過反射膜1が反射形回折格子として回折光を反射させ
る。また、透過光(一点鎖線)に係る層構造3内での光路
長は、凸部と凹部で共に(h/cosθ)・n1となり、前記
と同様に透過光は回折しない。
入射光がある場合を仮定すると、半透過反射膜1の凸部
と凹部に関して、図2及び図3に示すような光路が考え
られる。図2の光路の場合、反射光(点線)に係る層構造
3の内での光路長をみると、凸部では0、凹部では略2・
(h/cosθ)・n1となり、凸部と凹部での反射光には光
路差ΔL≒2・(h/cosθ)・n1が生じ、前記と同様に半
透過反射膜1が反射形回折格子として回折光を反射させ
る。また、透過光(一点鎖線)に係る層構造3内での光路
長は、凸部と凹部で共に(h/cosθ)・n1となり、前記
と同様に透過光は回折しない。
【0018】ただ、図3のA1,A2,・・・の範囲にあるよ
うな光路では、図2の場合(入射光が如何なる入射位置
でも半透過反射膜1を1回だけ透過して透過光になる場
合)と異なり、入射光は半透過反射膜1を3回透過して透
過光になり、結果的に半透過反射膜1が強度変調形回折
格子として機能し、透過光に回折が発生することにな
る。また、図3に示すように、層構造3内で多重反射し
て透過光や反射光となる光路も存在する。しかし、半透
過反射膜1の凹凸の高さhをその凹凸のピッチPに対し
て十分に小さく設定しておけば、A1,A2,・・・の範囲は
極めて小さいものとなり、また多重反射が発生する光路
範囲も僅かなものになることから、強度変調に伴う回折
現象や多重反射による透過・反射光を実質的に無視でき
る程度に抑制することができる。
うな光路では、図2の場合(入射光が如何なる入射位置
でも半透過反射膜1を1回だけ透過して透過光になる場
合)と異なり、入射光は半透過反射膜1を3回透過して透
過光になり、結果的に半透過反射膜1が強度変調形回折
格子として機能し、透過光に回折が発生することにな
る。また、図3に示すように、層構造3内で多重反射し
て透過光や反射光となる光路も存在する。しかし、半透
過反射膜1の凹凸の高さhをその凹凸のピッチPに対し
て十分に小さく設定しておけば、A1,A2,・・・の範囲は
極めて小さいものとなり、また多重反射が発生する光路
範囲も僅かなものになることから、強度変調に伴う回折
現象や多重反射による透過・反射光を実質的に無視でき
る程度に抑制することができる。
【0019】ところで、以上の説明は矩形波状に凹凸形
成された半透過反射膜1の場合に関するものであるが、
半透過反射膜1の凹凸は要するに反射形回折格子として
機能するものであればよく、図4から図6に示すよう
に、正弦波状、三角波状、又は台形波状に凹凸形成した
ものであってもよい。その場合には、凹凸の高さhを大
きくしても、図3で発生した強度変調や多重反射を無く
することが可能である。本発明に所謂「凹凸状表面の反
射形回折格子構造」は、矩形波状のものだけでなく、図
4から図6に示す如く波状形成したものも含む意味で用
られている。
成された半透過反射膜1の場合に関するものであるが、
半透過反射膜1の凹凸は要するに反射形回折格子として
機能するものであればよく、図4から図6に示すよう
に、正弦波状、三角波状、又は台形波状に凹凸形成した
ものであってもよい。その場合には、凹凸の高さhを大
きくしても、図3で発生した強度変調や多重反射を無く
することが可能である。本発明に所謂「凹凸状表面の反
射形回折格子構造」は、矩形波状のものだけでなく、図
4から図6に示す如く波状形成したものも含む意味で用
られている。
【0020】従って、本発明の光学素子は、図7に示す
ように、その層構造3が入射光を回折・反射させる反射形
回折格子と非回折光として透過させるハーフミラーの両
機能を具有していることになり、応用範囲の広い光学素
子として利用できる。尚、層構造3の両側に構成される
物質は、層構造3に対して光を入射させ、また透過光を
出射させるものであれば足り、その屈折率nx1,nx2が
n1である必要はなく、nx1,nx2≠n1の場合には光線
が層構造3に屈折して入射し、層構造3から屈折して出射
するだけである。
ように、その層構造3が入射光を回折・反射させる反射形
回折格子と非回折光として透過させるハーフミラーの両
機能を具有していることになり、応用範囲の広い光学素
子として利用できる。尚、層構造3の両側に構成される
物質は、層構造3に対して光を入射させ、また透過光を
出射させるものであれば足り、その屈折率nx1,nx2が
n1である必要はなく、nx1,nx2≠n1の場合には光線
が層構造3に屈折して入射し、層構造3から屈折して出射
するだけである。
【0021】第2の発明について;この発明の光集積回
路は、基板上に光導波路を形成し、その光導波路の上に
第1の発明に係る光学素子の基本構造を結合させた集積
構造を有する。前記のように、第1の発明の光学素子は
反射形回折格子とハーフミラーの機能を具有するため、
この光集積回路によれば、入射光を回折させて光ディス
ク等の光情報媒体に照射させ、その媒体からの反射光を
入射光として回折させることなく直下の光導波路に直接
的に導くことができる。従って、光導波路に光検出手段
を結合させることで、反射形回折格子とハーフミラーと
光検出器の機能を一部品に集積化できると共に、効率の
良い信号検出を実現する。
路は、基板上に光導波路を形成し、その光導波路の上に
第1の発明に係る光学素子の基本構造を結合させた集積
構造を有する。前記のように、第1の発明の光学素子は
反射形回折格子とハーフミラーの機能を具有するため、
この光集積回路によれば、入射光を回折させて光ディス
ク等の光情報媒体に照射させ、その媒体からの反射光を
入射光として回折させることなく直下の光導波路に直接
的に導くことができる。従って、光導波路に光検出手段
を結合させることで、反射形回折格子とハーフミラーと
光検出器の機能を一部品に集積化できると共に、効率の
良い信号検出を実現する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の光学素子及び光集積回路の実
施例を図8から図17を用いて詳細に説明する。 《実施例1》この実施例に係る光学素子の拡大断面図は
図8に示される。同図において、11は矩形波状に凹凸形
成された半透過反射膜、12a,12bは半透過反射膜11の両
面の凹部に埋設されている透明物質(屈折率がn1)、13
は半透過反射膜11と透明物質12a,12bで構成された層構
造部を示し、この実施例では、その層構造部13の表裏面
に前記の透明物質12a,12bと異なる透明物質(屈折率がn
2,n3)で表面S1,S2を略平面とした透明層14,15が形成
されている。ここに、半透過反射膜11の膜厚tと層構造
部13の厚みhは、半透過反射膜11の凹凸のピッチPに対
して十分に小さく設定されており、透明層14,15の厚み
w2,w3は一定の曲げ強度と保護層を兼ねるために層構
造部13の厚みhより厚く形成されている。
施例を図8から図17を用いて詳細に説明する。 《実施例1》この実施例に係る光学素子の拡大断面図は
図8に示される。同図において、11は矩形波状に凹凸形
成された半透過反射膜、12a,12bは半透過反射膜11の両
面の凹部に埋設されている透明物質(屈折率がn1)、13
は半透過反射膜11と透明物質12a,12bで構成された層構
造部を示し、この実施例では、その層構造部13の表裏面
に前記の透明物質12a,12bと異なる透明物質(屈折率がn
2,n3)で表面S1,S2を略平面とした透明層14,15が形成
されている。ここに、半透過反射膜11の膜厚tと層構造
部13の厚みhは、半透過反射膜11の凹凸のピッチPに対
して十分に小さく設定されており、透明層14,15の厚み
w2,w3は一定の曲げ強度と保護層を兼ねるために層構
造部13の厚みhより厚く形成されている。
【0023】この光学素子は、例えば、ガラス基板(透
明層15)の上にSiO2膜を厚みhで成膜し、パターンエ
ッチングによってSiO2膜を凹凸状の回折格子構造に形
成し(透明物質12bのみを残す)、その面上にアルミニウ
ムの真空蒸着等によって厚みtの半透過反射膜11を形成
し、半透過反射膜11の上にSiO2膜を半透過反射膜11の
凸部が露出しない厚みで成膜し、エッチバックによって
半透過反射膜11の凸部の表面より上のSiO2膜を除去し
(透明物質12aのみを残して層構造部13を形成)、その上
に紫外線硬化樹脂(透明層14)をスピンコートして紫外線
の照射によって硬化させる手順で製造することができ
る。
明層15)の上にSiO2膜を厚みhで成膜し、パターンエ
ッチングによってSiO2膜を凹凸状の回折格子構造に形
成し(透明物質12bのみを残す)、その面上にアルミニウ
ムの真空蒸着等によって厚みtの半透過反射膜11を形成
し、半透過反射膜11の上にSiO2膜を半透過反射膜11の
凸部が露出しない厚みで成膜し、エッチバックによって
半透過反射膜11の凸部の表面より上のSiO2膜を除去し
(透明物質12aのみを残して層構造部13を形成)、その上
に紫外線硬化樹脂(透明層14)をスピンコートして紫外線
の照射によって硬化させる手順で製造することができ
る。
【0024】そして、この光学素子では、表面S1への
入射光は透明層14で屈折して層構造部13へ入射される
が、層構造部13が半透過反射膜11の両面の凹部に同一屈
折率n1の透明物質を埋設した上記の第1の発明の構成
であるために反射形回折格子とハーフミラーの両機能を
有し、層構造部13による反射回折光は透明層14を透過し
て表面S1で屈折しながら外部へ射出され、層構造部13
を透過した非回折光は透明層15を透過して表面S2で屈
折しながら外部へ射出されることになる。
入射光は透明層14で屈折して層構造部13へ入射される
が、層構造部13が半透過反射膜11の両面の凹部に同一屈
折率n1の透明物質を埋設した上記の第1の発明の構成
であるために反射形回折格子とハーフミラーの両機能を
有し、層構造部13による反射回折光は透明層14を透過し
て表面S1で屈折しながら外部へ射出され、層構造部13
を透過した非回折光は透明層15を透過して表面S2で屈
折しながら外部へ射出されることになる。
【0025】《実施例2》この実施例に係る光学素子の
拡大断面図は図9に示される。同図において、21は矩形
波状に凹凸形成された半透過反射膜、24,25は透明物質
で半透過反射膜21の両面の各凹部を埋めると共に各凸部
を覆った透明層、23は半透過反射膜21とその各凹部に埋
め込まれた前記の透明物質で構成された層構造部を示
し、透明層24,25は同一屈折率n1の透明物質で構成され
ており、且つその各表面S1,S2は略平面になってい
る。尚、半透過反射膜21の膜厚tと層構造部23の厚みh
が半透過反射膜21の凹凸のピッチPに対して十分に小さ
く設定されていること、また層構造部23の両側に構成さ
れる透明層24,25の厚みw2,w3が層構造部13の厚みhよ
り厚く形成されていることは実施例1の場合と同様であ
る。
拡大断面図は図9に示される。同図において、21は矩形
波状に凹凸形成された半透過反射膜、24,25は透明物質
で半透過反射膜21の両面の各凹部を埋めると共に各凸部
を覆った透明層、23は半透過反射膜21とその各凹部に埋
め込まれた前記の透明物質で構成された層構造部を示
し、透明層24,25は同一屈折率n1の透明物質で構成され
ており、且つその各表面S1,S2は略平面になってい
る。尚、半透過反射膜21の膜厚tと層構造部23の厚みh
が半透過反射膜21の凹凸のピッチPに対して十分に小さ
く設定されていること、また層構造部23の両側に構成さ
れる透明層24,25の厚みw2,w3が層構造部13の厚みhよ
り厚く形成されていることは実施例1の場合と同様であ
る。
【0026】この光学素子は、例えば、2P(photo-pol
ymerization)法で表面に凹凸状の回折格子構造が形成さ
れたポリカーボネイト等の透明基板(透明層25)を作成
し、その回折格子構造側の面にアルミニウムの真空蒸着
等によって厚みtの半透過反射膜21を形成し、その上に
前記透明基板と同一屈折率の透明な紫外線硬化樹脂をス
ピンコートし、紫外線照射によって硬化させて透明層24
を形成するという手順で製造することができる。
ymerization)法で表面に凹凸状の回折格子構造が形成さ
れたポリカーボネイト等の透明基板(透明層25)を作成
し、その回折格子構造側の面にアルミニウムの真空蒸着
等によって厚みtの半透過反射膜21を形成し、その上に
前記透明基板と同一屈折率の透明な紫外線硬化樹脂をス
ピンコートし、紫外線照射によって硬化させて透明層24
を形成するという手順で製造することができる。
【0027】そして、この光学素子は、実施例1の場合
と比較して、半透過反射膜21の両面の凹部と凸部及び両
表面に形成される層が同一の透明物質で構成されている
点が異なるだけで、層構造部23が反射形回折格子とハー
フミラーの機能を有することは同様であり、入射光の一
部は表面S1から反射回折光として射出され、一部が表
面S2から透過非回折光として射出される。
と比較して、半透過反射膜21の両面の凹部と凸部及び両
表面に形成される層が同一の透明物質で構成されている
点が異なるだけで、層構造部23が反射形回折格子とハー
フミラーの機能を有することは同様であり、入射光の一
部は表面S1から反射回折光として射出され、一部が表
面S2から透過非回折光として射出される。
【0028】《実施例3》この実施例の光学素子は実施
例2の変形例に相当し、その拡大断面図は図10に示さ
れる。前記の実施例2では半透過反射膜21の両側の凹部
を固体透明物質で構成するようにしているが、製造工程
では片側の凹部をスピンコートやスパッタリング等の成
膜手段で埋める必要があるため、不完全な埋設部分や厚
みムラが発生して層構造部23の機能に障害が発生する可
能性がある。一方、層構造部23は半透過反射膜21の両側
の凹部が同一屈折率n1の透明物質で満たされていれば
よい。
例2の変形例に相当し、その拡大断面図は図10に示さ
れる。前記の実施例2では半透過反射膜21の両側の凹部
を固体透明物質で構成するようにしているが、製造工程
では片側の凹部をスピンコートやスパッタリング等の成
膜手段で埋める必要があるため、不完全な埋設部分や厚
みムラが発生して層構造部23の機能に障害が発生する可
能性がある。一方、層構造部23は半透過反射膜21の両側
の凹部が同一屈折率n1の透明物質で満たされていれば
よい。
【0029】そこで、この実施例では、透明基板(透明
層25)の回折格子構造パターン側の面に半透過反射膜21
が蒸着された後、その半透過反射膜21に両面が平面であ
る透明基板26を対向させ、それらの対向空間にその屈折
率が透明層25と同一である透明な液体27を充填し、対向
空間の周囲を枠体(図示せず)で封止しておく構成を採用
する。この実施例によれば、前記の凹部を透明層25と同
一屈折率(n1)の液体で完全に満たすことができ、且つ
素子の両面を高い平坦度の平面で構成することができる
ため、高精度な光学素子を実現できる。
層25)の回折格子構造パターン側の面に半透過反射膜21
が蒸着された後、その半透過反射膜21に両面が平面であ
る透明基板26を対向させ、それらの対向空間にその屈折
率が透明層25と同一である透明な液体27を充填し、対向
空間の周囲を枠体(図示せず)で封止しておく構成を採用
する。この実施例によれば、前記の凹部を透明層25と同
一屈折率(n1)の液体で完全に満たすことができ、且つ
素子の両面を高い平坦度の平面で構成することができる
ため、高精度な光学素子を実現できる。
【0030】また、前記の液体27の代わりに屈折率が透
明層25と同一である低粘度の透明接着剤を用いれば、透
明基板26と半透過反射膜21との接着を兼ねることがで
き、当然に封止用の枠体も不要となる。尚、接着剤とし
ては紫外線硬化樹脂を適用することもできる。
明層25と同一である低粘度の透明接着剤を用いれば、透
明基板26と半透過反射膜21との接着を兼ねることがで
き、当然に封止用の枠体も不要となる。尚、接着剤とし
ては紫外線硬化樹脂を適用することもできる。
【0031】《実施例4》この実施例に係る光学素子の
断面図は図11及び図12に示される。上記の各実施例
に係る光学素子は、両表面S1,S2を平面で構成してい
る。しかし、機能面から見ると、要するに光線の入射側
に回折した反射光が、透過側に回折しない透過光が得ら
れれば足り、必ずしも両表面S1,S2を平面にしておく
必要はなく、回折格子構造を有しない曲面であってもよ
い。
断面図は図11及び図12に示される。上記の各実施例
に係る光学素子は、両表面S1,S2を平面で構成してい
る。しかし、機能面から見ると、要するに光線の入射側
に回折した反射光が、透過側に回折しない透過光が得ら
れれば足り、必ずしも両表面S1,S2を平面にしておく
必要はなく、回折格子構造を有しない曲面であってもよ
い。
【0032】ところで、入射光が平行光線の光束である
場合に、両表面S1,S2を平面にしている前記の各実施
例では層構造部13,23と透明層15,25を透過した非回折透
過光は平行光束となるが、光学系への適用に際してはそ
の非回折透過光を集光させて光検出器等へ導くような場
合が多い。そこで、この実施例では、図11に示すよう
に、前記の各実施例における透明層15,25の表面を凸レ
ンズ状の曲面31に形成し、非回折透過光の集光機能をも
たせる。また、図12のように、透明層15,25の表面に
透過形回折格子レンズ(例えば、フレネルレンズ)32を形
成することで、同様に集光機能を持たせることができ
る。従って、この実施例によれば、単一の光学素子に反
射形回折格子とハーフミラーの機能に併せてレンズ機能
を具有させることが可能になる。
場合に、両表面S1,S2を平面にしている前記の各実施
例では層構造部13,23と透明層15,25を透過した非回折透
過光は平行光束となるが、光学系への適用に際してはそ
の非回折透過光を集光させて光検出器等へ導くような場
合が多い。そこで、この実施例では、図11に示すよう
に、前記の各実施例における透明層15,25の表面を凸レ
ンズ状の曲面31に形成し、非回折透過光の集光機能をも
たせる。また、図12のように、透明層15,25の表面に
透過形回折格子レンズ(例えば、フレネルレンズ)32を形
成することで、同様に集光機能を持たせることができ
る。従って、この実施例によれば、単一の光学素子に反
射形回折格子とハーフミラーの機能に併せてレンズ機能
を具有させることが可能になる。
【0033】《実施例1〜4の光学素子の応用例》上記
の実施例1〜3の光学素子は、3ビーム法のPUの光学
系において、図13に示されるような態様で利用され
る。同図において、41が実施例1〜3に係る光学素子で
あり、レーザ光源61のビーム出射方向とディスク66の面
の法線方向に対して45°の傾斜角をもって設置されて
いる。レーザ光源61から出射されたレーザビームは拡が
りながら光学素子41に入射し、往路では、その一部が反
射回折光となって対物レンズ65へ導かれ、対物レンズ65
がその0次回折光と±1次回折光をそれぞれ主ビームと
副ビームとしてディスク66のトラックの中央部と両側へ
ズレた位置に集光させる。また、復路では、ディスク66
からの主ビームと副ビームに係る反射光が対物レンズ65
を介して光学素子41に入射するが、光学素子41は前記の
反射光の一部を回折させることなく透過させ、光線逆進
の法則に基づいて光検出器68に集光させる。即ち、ディ
スク66で反射された主ビームを中央の検出部68aへ集光
させて再生RF信号を検出し、副ビームを両側の検出部
68b,68cへ集光させてTE信号を検出する。
の実施例1〜3の光学素子は、3ビーム法のPUの光学
系において、図13に示されるような態様で利用され
る。同図において、41が実施例1〜3に係る光学素子で
あり、レーザ光源61のビーム出射方向とディスク66の面
の法線方向に対して45°の傾斜角をもって設置されて
いる。レーザ光源61から出射されたレーザビームは拡が
りながら光学素子41に入射し、往路では、その一部が反
射回折光となって対物レンズ65へ導かれ、対物レンズ65
がその0次回折光と±1次回折光をそれぞれ主ビームと
副ビームとしてディスク66のトラックの中央部と両側へ
ズレた位置に集光させる。また、復路では、ディスク66
からの主ビームと副ビームに係る反射光が対物レンズ65
を介して光学素子41に入射するが、光学素子41は前記の
反射光の一部を回折させることなく透過させ、光線逆進
の法則に基づいて光検出器68に集光させる。即ち、ディ
スク66で反射された主ビームを中央の検出部68aへ集光
させて再生RF信号を検出し、副ビームを両側の検出部
68b,68cへ集光させてTE信号を検出する。
【0034】ところで、以上は必要光の往路と復路につ
いて説明したが、この応用例の光学系では、往路におい
てレーザ光源61から出射されて光学素子41を透過する非
回折光と、復路において対物レンズ65から光学素子41へ
導かれて反射する回折光とが不要光となる。しかし、図
21から図22のPUの光学系と比較してみた場合、図
21から図22のPUの光学系では往路と復路で共に不
要回折光を発生させているのに対し、往路では非回折光
しか発生せず、不要回折光の発生要素を減らすことがで
きる。また、往路で発生する不要光は非回折光であるた
めにPU外へ放出させる等の対策が容易である。従っ
て、この応用例の光学系によれば、PUの部品点数の削
減によって実装密度を高めて小型化を実現すると共に、
不要回折光を少なくして迷光現象の発生を抑制すること
ができる。
いて説明したが、この応用例の光学系では、往路におい
てレーザ光源61から出射されて光学素子41を透過する非
回折光と、復路において対物レンズ65から光学素子41へ
導かれて反射する回折光とが不要光となる。しかし、図
21から図22のPUの光学系と比較してみた場合、図
21から図22のPUの光学系では往路と復路で共に不
要回折光を発生させているのに対し、往路では非回折光
しか発生せず、不要回折光の発生要素を減らすことがで
きる。また、往路で発生する不要光は非回折光であるた
めにPU外へ放出させる等の対策が容易である。従っ
て、この応用例の光学系によれば、PUの部品点数の削
減によって実装密度を高めて小型化を実現すると共に、
不要回折光を少なくして迷光現象の発生を抑制すること
ができる。
【0035】次に、上記の実施例4の光学素子は、PU
の光学系において図14に示されるような態様で利用さ
れる。但し、この光学系は1ビームプッシュプル法でT
E信号を検出するものである。同図の光学系において、
42が実施例4に係る光学素子(図11の光学素子)であっ
て、その入射面がレーザ光源61のビーム出射方向に対し
て約20°の傾斜角を有するように設定されており、レ
ーザ光源61から射出される楕円断面の光束をコリメート
レンズ63で平行光化して光学素子42に入射させ、光学素
子42で反射する略円形断面の+±1次回折光を対物レン
ズ65でディスク66のトラックに集光させるようになって
いる。
の光学系において図14に示されるような態様で利用さ
れる。但し、この光学系は1ビームプッシュプル法でT
E信号を検出するものである。同図の光学系において、
42が実施例4に係る光学素子(図11の光学素子)であっ
て、その入射面がレーザ光源61のビーム出射方向に対し
て約20°の傾斜角を有するように設定されており、レ
ーザ光源61から射出される楕円断面の光束をコリメート
レンズ63で平行光化して光学素子42に入射させ、光学素
子42で反射する略円形断面の+±1次回折光を対物レン
ズ65でディスク66のトラックに集光させるようになって
いる。
【0036】この光学系によれば、コリメートレンズ63
で平行光化されたビームが光学素子42で反射・回折せし
められて、その回折光がディスク66で反射して復路をた
どるため、復路で光学素子42へ入射してその層構造部1
3,23を透過した非回折光は平行光束となり、そのままで
は光検出部68へ集光させることができない。しかし、こ
の光学素子42は透明層15,25の表面を凸レンズ状の曲面3
1に形成してあるため、そのレンズ機能によって前記の
透過非回折光を一定の焦点距離bで光検出部68に集光さ
せることができる。従って、この光学素子42は単一の光
学素子として反射形回折格子とハーフミラーと焦点検出
レンズを兼ねており、焦点検出レンズを別途に設ける必
要がなくなる。そして、不要回折光の発生条件に関して
は、図13の場合と同様であり、PUの小型化の実現が
可能になると共に、不要回折光による迷光現象の発生を
抑制することができる。尚、この応用例では図11の光
学素子42を用いたもので説明したが、図12の光学素子
のように透明層15,25の表面に透過形回折格子レンズ32
を形成したものであっても、当然に同様の機能が得られ
る。また、図14のようにコリメートレンズ63で平行光
化される光学系だけでなく、図13の光学系に適用すれ
ば、光学素子と光検出部68の間隔を小さくでき、PUの
小型化を実現できる。
で平行光化されたビームが光学素子42で反射・回折せし
められて、その回折光がディスク66で反射して復路をた
どるため、復路で光学素子42へ入射してその層構造部1
3,23を透過した非回折光は平行光束となり、そのままで
は光検出部68へ集光させることができない。しかし、こ
の光学素子42は透明層15,25の表面を凸レンズ状の曲面3
1に形成してあるため、そのレンズ機能によって前記の
透過非回折光を一定の焦点距離bで光検出部68に集光さ
せることができる。従って、この光学素子42は単一の光
学素子として反射形回折格子とハーフミラーと焦点検出
レンズを兼ねており、焦点検出レンズを別途に設ける必
要がなくなる。そして、不要回折光の発生条件に関して
は、図13の場合と同様であり、PUの小型化の実現が
可能になると共に、不要回折光による迷光現象の発生を
抑制することができる。尚、この応用例では図11の光
学素子42を用いたもので説明したが、図12の光学素子
のように透明層15,25の表面に透過形回折格子レンズ32
を形成したものであっても、当然に同様の機能が得られ
る。また、図14のようにコリメートレンズ63で平行光
化される光学系だけでなく、図13の光学系に適用すれ
ば、光学素子と光検出部68の間隔を小さくでき、PUの
小型化を実現できる。
【0037】《実施例5》この実施例は、前記の実施例
に係る光学素子の基本構成を組込んだ光集積回路に係
る。先ず、前提として、本件出願人は図22に示される
光集積回路の提案を行っている(特願平6-79793号)。同
図において、81はSi基板、82a,82bはSi基板81の表面
にpn接合構成で形成された2個の光検出部(各光検出
部82a,82bは紙面に垂直な方向に分離配置されている)、
83はSi基板81の表面を熱酸化させたSiO2で構成され
るバッファ層、84はバッファ層83の上にコーニング#7
059ガラスをスパッタリングして成膜した光導波層、
85は光導波層84の上にSi-NをP-CVDによって成膜
し、所定パターンにドライエッチングして形成されたグ
レーティングカップラ、86はグレーティングカップラ85
を含む光導波層84の上に成膜されたSiO2のバッファ
層、87はバッファ層86の表面にグレーティングカップラ
85と同様の工程で形成された半透過反射形グレーティン
グ(又は半透過反射形ホログラム)であり、バッファ層83
におけるSi基板81の光検出部82に対応する領域はエッ
チングによって除去されており、光導波層84が光検出部
82に結合せしめられている。
に係る光学素子の基本構成を組込んだ光集積回路に係
る。先ず、前提として、本件出願人は図22に示される
光集積回路の提案を行っている(特願平6-79793号)。同
図において、81はSi基板、82a,82bはSi基板81の表面
にpn接合構成で形成された2個の光検出部(各光検出
部82a,82bは紙面に垂直な方向に分離配置されている)、
83はSi基板81の表面を熱酸化させたSiO2で構成され
るバッファ層、84はバッファ層83の上にコーニング#7
059ガラスをスパッタリングして成膜した光導波層、
85は光導波層84の上にSi-NをP-CVDによって成膜
し、所定パターンにドライエッチングして形成されたグ
レーティングカップラ、86はグレーティングカップラ85
を含む光導波層84の上に成膜されたSiO2のバッファ
層、87はバッファ層86の表面にグレーティングカップラ
85と同様の工程で形成された半透過反射形グレーティン
グ(又は半透過反射形ホログラム)であり、バッファ層83
におけるSi基板81の光検出部82に対応する領域はエッ
チングによって除去されており、光導波層84が光検出部
82に結合せしめられている。
【0038】この光集積回路80は図22に示されるよう
な態様でPUの光学系に適用される。尚、このPUは、
プリグルーブが施されている光磁気ディスク66aを対象
として再生RF信号とTE信号とFE信号を検出する。
先ず、光集積回路80はレーザ光源61のビーム出射方向に
対して入射面が約20°の傾斜角を有するように設定さ
れており、往路では、レーザ光源61から射出された楕円
断面の光束はコリメートレンズ63で平行光化されて光集
積回路80の表面の半透過反射形グレーティング87へ入射
し、半透過反射形グレーティング87で反射・回折され、
その内の1次回折光が対物レンズ65でディスク66aのト
ラックに集光せしめられる。そして、ディスク66aのト
ラックに集光した光は、プリグルーブによって回折せし
められた0次回折光と±1次回折光となって反射する。
一方、復路では、ディスク66aでの反射・回折光が半透過
反射形グレーティング87を透過してグレーティングカッ
プラ85へ入射するが、グレーティングカップラ85はその
入射領域が分割されており、入射光を光導波路84へ導く
と共に各分割領域の回折格子パターンによってその導波
光を2個の光検出部82a,82bへ集光させる。また、グレ
ーティングカップラ85の各分割領域は中心光軸と45°
の角度をなす互いに直交する偏光方向を有するように形
成されているため、ディスク66aの記録情報によって反
射光に与えられたカー効果による偏光面の回転が各導波
光に逆相の強度変化を与える。従って、各光検出部82a,
82bの出力の差をとれば再生RF信号が得られ、また各
光検出部82a,82bを2分割型にしておき、それらの分割
部の出力を用いて演算を行うことによりTE信号やFE
信号を得ることができる。即ち、この光集積回路80はビ
ーム整形機能を有した反射形回折格子とハーフミラーと
検光子と焦点検出レンズと光検出器を一体に集積化させ
たものである。
な態様でPUの光学系に適用される。尚、このPUは、
プリグルーブが施されている光磁気ディスク66aを対象
として再生RF信号とTE信号とFE信号を検出する。
先ず、光集積回路80はレーザ光源61のビーム出射方向に
対して入射面が約20°の傾斜角を有するように設定さ
れており、往路では、レーザ光源61から射出された楕円
断面の光束はコリメートレンズ63で平行光化されて光集
積回路80の表面の半透過反射形グレーティング87へ入射
し、半透過反射形グレーティング87で反射・回折され、
その内の1次回折光が対物レンズ65でディスク66aのト
ラックに集光せしめられる。そして、ディスク66aのト
ラックに集光した光は、プリグルーブによって回折せし
められた0次回折光と±1次回折光となって反射する。
一方、復路では、ディスク66aでの反射・回折光が半透過
反射形グレーティング87を透過してグレーティングカッ
プラ85へ入射するが、グレーティングカップラ85はその
入射領域が分割されており、入射光を光導波路84へ導く
と共に各分割領域の回折格子パターンによってその導波
光を2個の光検出部82a,82bへ集光させる。また、グレ
ーティングカップラ85の各分割領域は中心光軸と45°
の角度をなす互いに直交する偏光方向を有するように形
成されているため、ディスク66aの記録情報によって反
射光に与えられたカー効果による偏光面の回転が各導波
光に逆相の強度変化を与える。従って、各光検出部82a,
82bの出力の差をとれば再生RF信号が得られ、また各
光検出部82a,82bを2分割型にしておき、それらの分割
部の出力を用いて演算を行うことによりTE信号やFE
信号を得ることができる。即ち、この光集積回路80はビ
ーム整形機能を有した反射形回折格子とハーフミラーと
検光子と焦点検出レンズと光検出器を一体に集積化させ
たものである。
【0039】ところで、前記の光集積回路80において、
往路及び復路での半透過反射形グレーティング87への入
射光は、一部が反射・回折光となり、一部がバッファ層8
6へ回折光として入射する。その場合、往路及び復路で
半透過反射形グレーティング87で回折されてバッファ層
86に入射する回折光は不要光であり、迷光として悪影響
を及ぼす可能性があると共に、復路で回折されることは
光検出部82a,82bでの検出効率の低下を招く。
往路及び復路での半透過反射形グレーティング87への入
射光は、一部が反射・回折光となり、一部がバッファ層8
6へ回折光として入射する。その場合、往路及び復路で
半透過反射形グレーティング87で回折されてバッファ層
86に入射する回折光は不要光であり、迷光として悪影響
を及ぼす可能性があると共に、復路で回折されることは
光検出部82a,82bでの検出効率の低下を招く。
【0040】そこで、この実施例は、前記の実施例の光
学素子が透過光を非回折光として射出する機能を有して
いることに着目し、光導波路84の上にその光学素子の基
本構造を適用し、前記の不具合を解消させた光集積回路
を実現する。この実施例に係る光集積回路の拡大断面図
は図15に示される。同図において、51はSiの基板、5
2は基板51の表面を熱酸化させたSiO2膜の上にスパッ
タリングでコーニング#7059ガラスを成膜して構成
された光導波路、56は光導波路52の上にパターンエッチ
ングで形成したグレーティングカップラ、53はグレーテ
ィングカップラ56の上に形成したSiO2層(屈折率:n1)
の表面をパターンエッチングで凹凸状の回折格子構造に
形成したバッファ層、54はバッファ層53の上にアルミニ
ウムの真空蒸着等によって形成された半透過反射膜、55
は半透過反射膜54の上にバッファ層53と同一屈折率(n
1)の紫外線硬化樹脂をスピンコートして紫外線の照射に
よって硬化させた透明層であり、透明層55の表面は平面
になっている。即ち、光導波路52のグレーティングカッ
プラ56の上にバッファ層53と半透過反射膜54と透明層55
からなる前記実施例の光学素子の基本構造が積層された
構成になっている。
学素子が透過光を非回折光として射出する機能を有して
いることに着目し、光導波路84の上にその光学素子の基
本構造を適用し、前記の不具合を解消させた光集積回路
を実現する。この実施例に係る光集積回路の拡大断面図
は図15に示される。同図において、51はSiの基板、5
2は基板51の表面を熱酸化させたSiO2膜の上にスパッ
タリングでコーニング#7059ガラスを成膜して構成
された光導波路、56は光導波路52の上にパターンエッチ
ングで形成したグレーティングカップラ、53はグレーテ
ィングカップラ56の上に形成したSiO2層(屈折率:n1)
の表面をパターンエッチングで凹凸状の回折格子構造に
形成したバッファ層、54はバッファ層53の上にアルミニ
ウムの真空蒸着等によって形成された半透過反射膜、55
は半透過反射膜54の上にバッファ層53と同一屈折率(n
1)の紫外線硬化樹脂をスピンコートして紫外線の照射に
よって硬化させた透明層であり、透明層55の表面は平面
になっている。即ち、光導波路52のグレーティングカッ
プラ56の上にバッファ層53と半透過反射膜54と透明層55
からなる前記実施例の光学素子の基本構造が積層された
構成になっている。
【0041】そして、この光集積回路は、図15に示す
ように、透明層55への入射光の一部を回折格子構造の半
透過反射膜54で反射・回折させて透明層55の表面から射
出し、また半透過反射膜54を透過した入射光の一部は非
回折光としてバッファ層53からグレーティングカップラ
56を介して光導波路52へ導かれる。
ように、透明層55への入射光の一部を回折格子構造の半
透過反射膜54で反射・回折させて透明層55の表面から射
出し、また半透過反射膜54を透過した入射光の一部は非
回折光としてバッファ層53からグレーティングカップラ
56を介して光導波路52へ導かれる。
【0042】このグレーティングカップラ56は、光集積
回路全体について図15のX-X矢視断面でみると、図1
6に示されるように異なる回折格子パターンが施された
領域56a,56bに分割されており、各領域56a,56bは入射光
を光導波路52に沿って90°異なる方向へ集光させるよ
うになっていると共に、光集積回路80の場合と同様に各
分割領域は中心光軸と45°の角度をなす互いに直交す
る偏光方向を有するように形成されている。従って、図
16に示すように、グレーティングカップラ56による各
集光位置に相当する光導波路52の端面にそれぞれ2分割
の光検出器57a,57bを配設したものを図23の光学系に
適用すれば、光集積回路80の場合と同様に再生RF信号
とTE信号を得ることができる。そして、この実施例の
光集積回路によれば、入射光が半透過反射膜54を透過す
る際に回折を受けないため、前記の光集積回路80と比較
して、光検出器57a,57bでの検出効率が向上し、また迷
光による種々の悪影響が生じない。
回路全体について図15のX-X矢視断面でみると、図1
6に示されるように異なる回折格子パターンが施された
領域56a,56bに分割されており、各領域56a,56bは入射光
を光導波路52に沿って90°異なる方向へ集光させるよ
うになっていると共に、光集積回路80の場合と同様に各
分割領域は中心光軸と45°の角度をなす互いに直交す
る偏光方向を有するように形成されている。従って、図
16に示すように、グレーティングカップラ56による各
集光位置に相当する光導波路52の端面にそれぞれ2分割
の光検出器57a,57bを配設したものを図23の光学系に
適用すれば、光集積回路80の場合と同様に再生RF信号
とTE信号を得ることができる。そして、この実施例の
光集積回路によれば、入射光が半透過反射膜54を透過す
る際に回折を受けないため、前記の光集積回路80と比較
して、光検出器57a,57bでの検出効率が向上し、また迷
光による種々の悪影響が生じない。
【0043】
【発明の効果】本発明の光学素子及び光集積回路は、以
上の構成を有していることにより、次のような効果を奏
する。請求項1の発明は、従来の透過型回折格子が反射
光と透過光が共に回折光になるのに対し、一部を回折光
として反射し、一部を非回折光として透過させる層構造
を有しており、光ディスク装置や光カードの情報読取り
装置等の広範な用途に適用できる光学素子を実現する。
請求項2の発明は、前記の層構造に対して斜め方向から
入射光がある場合に、透過光が強度変調によって回折す
ることを抑制し、層構造への入射角に制約を受けない光
学素子を実現する。請求項3から請求項7の発明は、反
射型回折格子とハーフミラーの両機能を具備した簡単な
構造の光学素子を提供し、また透明層の表面に凸状レン
ズ状の曲面や透過型回折格子レンズを構成することによ
り、前記の機能に併せて透過非回折光を集光させるレン
ズ機能も具備した光学素子を提供する。特に、光ディス
ク装置のPU等に適用されることにより、不要回折光の
発生を少なくして迷光現象による各種の障害を防止す
る。請求項8から請求項10の発明は、反射型回折格子
とハーフミラーの両機能を具備し、入射光を光導波路へ
導く光集積回路において、光導波路の上に前記の光学素
子の基本構成を適用して光導波路へ非回折光のみを導く
ことを可能にし、光導波路への入射光の減衰を少なくし
て高効率な信号検出を可能にし、迷光による悪影響の発
生を防止する。
上の構成を有していることにより、次のような効果を奏
する。請求項1の発明は、従来の透過型回折格子が反射
光と透過光が共に回折光になるのに対し、一部を回折光
として反射し、一部を非回折光として透過させる層構造
を有しており、光ディスク装置や光カードの情報読取り
装置等の広範な用途に適用できる光学素子を実現する。
請求項2の発明は、前記の層構造に対して斜め方向から
入射光がある場合に、透過光が強度変調によって回折す
ることを抑制し、層構造への入射角に制約を受けない光
学素子を実現する。請求項3から請求項7の発明は、反
射型回折格子とハーフミラーの両機能を具備した簡単な
構造の光学素子を提供し、また透明層の表面に凸状レン
ズ状の曲面や透過型回折格子レンズを構成することによ
り、前記の機能に併せて透過非回折光を集光させるレン
ズ機能も具備した光学素子を提供する。特に、光ディス
ク装置のPU等に適用されることにより、不要回折光の
発生を少なくして迷光現象による各種の障害を防止す
る。請求項8から請求項10の発明は、反射型回折格子
とハーフミラーの両機能を具備し、入射光を光導波路へ
導く光集積回路において、光導波路の上に前記の光学素
子の基本構成を適用して光導波路へ非回折光のみを導く
ことを可能にし、光導波路への入射光の減衰を少なくし
て高効率な信号検出を可能にし、迷光による悪影響の発
生を防止する。
【図1】本発明の光学素子の拡大断面及びその層構造部
分に垂直な入射光があった場合の反射光と透過光の光路
を示す図である。
分に垂直な入射光があった場合の反射光と透過光の光路
を示す図である。
【図2】光学素子の拡大断面及びその層構造部分に斜め
方向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示
す図である。
方向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示
す図である。
【図3】光学素子の拡大断面及びその層構造部分に対す
る斜め方向の入射光が半透過反射膜を複数回透過して透
過光になる場合の光路と多重反射する場合の光路を示す
図である。
る斜め方向の入射光が半透過反射膜を複数回透過して透
過光になる場合の光路と多重反射する場合の光路を示す
図である。
【図4】半透過反射膜を正弦波状に凹凸形成した層構造
部分の拡大断面図である。
部分の拡大断面図である。
【図5】半透過反射膜を三角波状に凹凸形成した層構造
部分の拡大断面図である。
部分の拡大断面図である。
【図6】半透過反射膜を台形波状に凹凸形成した層構造
部分の拡大断面図である。
部分の拡大断面図である。
【図7】光学素子の層構造部分に斜め方向の入射光があ
り、反射回折光と透過非回折光が生じている状態をマク
ロ的に示す図である。
り、反射回折光と透過非回折光が生じている状態をマク
ロ的に示す図である。
【図8】実施例1に係る光学素子の拡大断面及び斜め方
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
【図9】実施例2に係る光学素子の拡大断面及び斜め方
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
【図10】実施例3に係る光学素子の拡大断面図であ
る。
る。
【図11】透明層の表面を凸レンズ状の曲面とした実施
例4に係る光学素子の断面図である。
例4に係る光学素子の断面図である。
【図12】透明層の表面に透過形回折格子レンズを形成
した実施例4に係る光学素子の断面図である。
した実施例4に係る光学素子の断面図である。
【図13】実施例1〜3の光学素子の応用例に係るPU
の光学系を示す図である。
の光学系を示す図である。
【図14】実施例4の光学素子の応用例に係るPUの光
学系を示す図である。
学系を示す図である。
【図15】実施例5の光集積回路の拡大断面及び斜め方
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
向の入射光があった場合の反射光と透過光の光路を示す
図である。
【図16】光集積回路全体を図16のX-X矢視断面でみ
た場合の断面図である。
た場合の断面図である。
【図17】従来のPUの光学系を示す図である。
【図18】従来のPUの光学系を示す図である。
【図19】ホログラム素子を用いたPUの光学系を示す
図である。
図である。
【図20】ホログラム素子を用いたPUの光学系を示す
図である。
図である。
【図21】通常の半透過反射形回折格子を用いて、図1
7の光学系の構成を簡素化した場合の光学系を示す図で
ある。
7の光学系の構成を簡素化した場合の光学系を示す図で
ある。
【図22】通常の半透過反射形回折格子を用いて、図1
8の光学系の構成を簡素化した場合の光学系を示す図で
ある。
8の光学系の構成を簡素化した場合の光学系を示す図で
ある。
【図23】先の提案に係る光集積回路の断面図及びその
PUへの適用態様を示す図である。
PUへの適用態様を示す図である。
1,11,21,54…半透過反射膜、2,12a,12b…透明物質、3…
層構造、13,23…層構造部、14,15,24,25,55…透明層、2
6…透明基板、27…透明な液体又は接着剤、31…凸レン
ズ状の曲面、32…透過形回折格子レンズ、41…実施例1
〜3に係る光学素子、42…実施例4に係る光学素子、5
1,81…Si基板、52,84…光導波路、53,83,86…バッファ
層、56,85…グレーティングカップラ、56a,56b…グレー
ティングカップラの分割領域、57a,57b,68,72a,72b,72
c,…光検出器、61…レーザ光源、62…透過形回折格子、
63…コリメートレンズ、64…ハーフミラー、65…対物レ
ンズ、66,66a…ディスク(66aは光磁気ディスク)、67…
焦点検出レンズ、68a〜68c…光検出器の検出部、69,70
…半透過反射形回折格子、71…透過形ホログラム素子、
73…反射形ホログラム素子、80…光集積回路、82a,82b
…光検出部、87…半透過反射形グレーティング又は半透
過反射形ホログラム、A1,A2…半透過反射膜を3回透
過して透過光となる光路の範囲、b…焦点距離、h…構
造層の高さ、n1,n2,n3,nx1,nx2…屈折率、P…半
透過反射膜の凹凸のピッチ、S1,S2…透明層の表面、
t…半透過反射膜の厚み、W1,W2…透明層の厚み。
層構造、13,23…層構造部、14,15,24,25,55…透明層、2
6…透明基板、27…透明な液体又は接着剤、31…凸レン
ズ状の曲面、32…透過形回折格子レンズ、41…実施例1
〜3に係る光学素子、42…実施例4に係る光学素子、5
1,81…Si基板、52,84…光導波路、53,83,86…バッファ
層、56,85…グレーティングカップラ、56a,56b…グレー
ティングカップラの分割領域、57a,57b,68,72a,72b,72
c,…光検出器、61…レーザ光源、62…透過形回折格子、
63…コリメートレンズ、64…ハーフミラー、65…対物レ
ンズ、66,66a…ディスク(66aは光磁気ディスク)、67…
焦点検出レンズ、68a〜68c…光検出器の検出部、69,70
…半透過反射形回折格子、71…透過形ホログラム素子、
73…反射形ホログラム素子、80…光集積回路、82a,82b
…光検出部、87…半透過反射形グレーティング又は半透
過反射形ホログラム、A1,A2…半透過反射膜を3回透
過して透過光となる光路の範囲、b…焦点距離、h…構
造層の高さ、n1,n2,n3,nx1,nx2…屈折率、P…半
透過反射膜の凹凸のピッチ、S1,S2…透明層の表面、
t…半透過反射膜の厚み、W1,W2…透明層の厚み。
Claims (10)
- 【請求項1】 凹凸状表面の反射形回折格子構造をなす
ように、前記凹凸のピッチに対して十分に小さい膜厚の
半透過反射膜が波状形成されており、前記半透過反射膜
の両面の各凹部が同一屈折率の透明物質で構成されてい
る層構造を具備した光学素子。 - 【請求項2】 請求項1の光学素子において、半透過反
射膜の凹凸の高さをその凹凸のピッチに対して十分に小
さく設定した光学素子。 - 【請求項3】 請求項1又は2の光学素子において、層
構造の両面に透明層を形成し、且つその各透明層の表面
側を略平面又は回折格子構造を有しない曲面とした光学
素子。 - 【請求項4】 請求項3の光学素子において、層構造
の両面の透明層を、半透過反射膜の各凹部を構成する透
明物質と同一物質で形成した光学素子。 - 【請求項5】 請求項3の光学素子において、一方の透
明層が、他方の透明層と同一屈折率の流動体透明物質を
半透過反射膜と固体透明層の間に充填して封止したもの
である光学素子。 - 【請求項6】 請求項3の光学素子において、一方の透
明層が、他方の透明層と同一屈折率の接着剤を半透過反
射膜と固体透明層の間に充填して固化させたものである
光学素子。 - 【請求項7】 請求項3、4、5、又は6の光学素子に
おいて、その一方の透明層の表面側のみを略平面又は回
折格子構造を有しない曲面とし、他方の透明層の表面側
に凹凸状の透過形回折格子レンズを形成した光学素子。 - 【請求項8】 基板上に、光導波路と、前記光導波路に
対する接合面と反対側の面を凹凸状に形成した透明なバ
ッファ層と、前記バッファ層の凹凸のピッチに対して十
分に小さい膜厚の半透過反射膜を前記バッファ層の凹凸
面に成膜して反射形回折格子構造を構成した回折・透過
層と、前記バッファ層の透明物質と同一屈折率の透明物
質で前記回折・透過層の各凹部を埋めると共に各凸部を
露出させない厚みの層を形成し、且つその表面側を略平
面又は回折格子構造を有しない曲面とした透明層を順に
積層させた光集積回路。 - 【請求項9】 請求項8の光集積回路において、バッフ
ァ層に形成される凹凸の高さをその凹凸のピッチに対し
て十分に小さく設定した光集積回路。 - 【請求項10】 請求項8又は9の光集積回路におい
て、光導波路とバッファ層の接合面にグレーティングカ
ップラを構成した光集積回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7100236A JPH08271712A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 光学素子及び光集積回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7100236A JPH08271712A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 光学素子及び光集積回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08271712A true JPH08271712A (ja) | 1996-10-18 |
Family
ID=14268630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7100236A Pending JPH08271712A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 光学素子及び光集積回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08271712A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010078860A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 光学部材、表示装置および移動体 |
| KR20150072407A (ko) * | 2012-09-20 | 2015-06-29 | 테크놀로지안 투트키무스케스쿠스 브이티티 오와이 | 회절 격자를 갖는 광학 디바이스 |
| CN106959479A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-07-18 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种光学膜 |
| US12164125B2 (en) | 2019-04-03 | 2024-12-10 | Asml Netherlands B.V. | Manufacturing a reflective diffraction grating |
| CN120742472A (zh) * | 2025-08-21 | 2025-10-03 | 江西像航科技有限公司 | 基于研磨抛光参数的无介质全息光学元件加工工艺以及无介质全息光学元件 |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7100236A patent/JPH08271712A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010078860A (ja) * | 2008-09-25 | 2010-04-08 | Toshiba Corp | 光学部材、表示装置および移動体 |
| KR20150072407A (ko) * | 2012-09-20 | 2015-06-29 | 테크놀로지안 투트키무스케스쿠스 브이티티 오와이 | 회절 격자를 갖는 광학 디바이스 |
| JP2015534117A (ja) * | 2012-09-20 | 2015-11-26 | テクノロギアン トゥトキムスケスクス ヴェーテーテー オイ | 回折格子を有する光学素子 |
| CN106959479A (zh) * | 2016-04-01 | 2017-07-18 | 江苏集萃智能液晶科技有限公司 | 一种光学膜 |
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| CN120742472A (zh) * | 2025-08-21 | 2025-10-03 | 江西像航科技有限公司 | 基于研磨抛光参数的无介质全息光学元件加工工艺以及无介质全息光学元件 |
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