JPH0827184A - ペプチド化合物、及びその製造方法、並びに抗ヒト免疫不全ウイルス剤 - Google Patents
ペプチド化合物、及びその製造方法、並びに抗ヒト免疫不全ウイルス剤Info
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- JPH0827184A JPH0827184A JP6186385A JP18638594A JPH0827184A JP H0827184 A JPH0827184 A JP H0827184A JP 6186385 A JP6186385 A JP 6186385A JP 18638594 A JP18638594 A JP 18638594A JP H0827184 A JPH0827184 A JP H0827184A
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- hiv
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗ヒト免役不全ウイルス作用に優れると共に
低毒性である抗ヒト免役不全ウイルス剤となりうるリー
ド化合物、及びその製造方法。 【構成】 下記化1で表されるペプチド化合物及びその
製造方法。 【化1】
低毒性である抗ヒト免役不全ウイルス剤となりうるリー
ド化合物、及びその製造方法。 【構成】 下記化1で表されるペプチド化合物及びその
製造方法。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペプチド化合物に関
し、特に、抗HIV(抗ヒト免疫不全ウイルス)活性物
質NP−06及びその製造方法、並びに、該抗HIV活
性物質を有効成分として含有する抗HIV剤に関する。
し、特に、抗HIV(抗ヒト免疫不全ウイルス)活性物
質NP−06及びその製造方法、並びに、該抗HIV活
性物質を有効成分として含有する抗HIV剤に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、後天性免疫不全疾患(以下AID
Sと略称する)の患者は全世界的に増加傾向にある。特
にアジア、アフリカ地域においては、AIDSの原因で
あるHIVの感染爆発の状態にあり、今後AIDS患者
はこれらの地域を中心に急増すると考えられている。
Sと略称する)の患者は全世界的に増加傾向にある。特
にアジア、アフリカ地域においては、AIDSの原因で
あるHIVの感染爆発の状態にあり、今後AIDS患者
はこれらの地域を中心に急増すると考えられている。
【0003】HIVは、RNAを遺伝子本体とするレト
ロウイルス科のウイルスである。HIVの感染は、血液
中に侵入したウイルス粒子が、該ウイルス粒子表面に有
するgp−120と呼ばれる糖タンパクを介してT細胞
表面に存在するCD4(クラスター オブ ディフェレ
ンシエイション アンチゲン 4)タンパクと特異的に
結合する吸着過程から始まる。細胞表面に吸着したウイ
ルス粒子は、細胞中にHIV遺伝子(RNA)を放出し
て脱殻し、次いでHIV遺伝子が逆転写酵素によりDN
Aに書き換えられる(逆転写過程)。そして、DNAに
書き換えられたHIVの遺伝情報が、更に、インテグラ
ーゼにより宿主細胞のDNA中に組み込まれる組み込み
過程を経て、ウイルス感染が成立する。
ロウイルス科のウイルスである。HIVの感染は、血液
中に侵入したウイルス粒子が、該ウイルス粒子表面に有
するgp−120と呼ばれる糖タンパクを介してT細胞
表面に存在するCD4(クラスター オブ ディフェレ
ンシエイション アンチゲン 4)タンパクと特異的に
結合する吸着過程から始まる。細胞表面に吸着したウイ
ルス粒子は、細胞中にHIV遺伝子(RNA)を放出し
て脱殻し、次いでHIV遺伝子が逆転写酵素によりDN
Aに書き換えられる(逆転写過程)。そして、DNAに
書き換えられたHIVの遺伝情報が、更に、インテグラ
ーゼにより宿主細胞のDNA中に組み込まれる組み込み
過程を経て、ウイルス感染が成立する。
【0004】感染した細胞内では、ウイルスの遺伝情報
を基にウイルス蛋白が生産される。生産されたウイルス
蛋白には、TatやRevと呼ばれるウイルス増殖制御
因子として作用する蛋白の存在することが明らかにされ
ている。宿主細胞内で生産されたウイルス蛋白は、プロ
テアーゼにより分割されたり、グリコシターゼにより糖
鎖が修飾されることにより、ウイルス構成蛋白質へと変
換される(成熟過程)。次に、合成されたウイルス蛋白
質とウイルス遺伝子とが集まり、新たなウイルス粒子が
形成される(パッケージング過程)。
を基にウイルス蛋白が生産される。生産されたウイルス
蛋白には、TatやRevと呼ばれるウイルス増殖制御
因子として作用する蛋白の存在することが明らかにされ
ている。宿主細胞内で生産されたウイルス蛋白は、プロ
テアーゼにより分割されたり、グリコシターゼにより糖
鎖が修飾されることにより、ウイルス構成蛋白質へと変
換される(成熟過程)。次に、合成されたウイルス蛋白
質とウイルス遺伝子とが集まり、新たなウイルス粒子が
形成される(パッケージング過程)。
【0005】新しく産生されたウイルス粒子は細胞外に
放出され(放出過程)、新たな細胞に感染していく。H
IVの感染により、免疫細胞は本来有する免疫機能を消
失し、或いは巨細胞形成を起こすことにより、通常、細
胞死に至る。HIVに感染した患者は、免疫細胞の減少
により極度の免疫不全状態に陥り、サイトメガロウイル
スやカリニ原虫といった病原菌による、日和見感染症が
引き起こされる。そこで現在では、ウイルスの細胞内増
殖或いは細胞感染を阻害する薬物を投与するという薬物
治療が、感染患者の免疫機能回復或いは延命効果をもた
らすと考えられている。
放出され(放出過程)、新たな細胞に感染していく。H
IVの感染により、免疫細胞は本来有する免疫機能を消
失し、或いは巨細胞形成を起こすことにより、通常、細
胞死に至る。HIVに感染した患者は、免疫細胞の減少
により極度の免疫不全状態に陥り、サイトメガロウイル
スやカリニ原虫といった病原菌による、日和見感染症が
引き起こされる。そこで現在では、ウイルスの細胞内増
殖或いは細胞感染を阻害する薬物を投与するという薬物
治療が、感染患者の免疫機能回復或いは延命効果をもた
らすと考えられている。
【0006】最近では、HIVのヒト免疫細胞(T細
胞)における生活環(ライフサイクル)についてより詳
しい解明がなされつつあり、特に、ウイルスの増殖に関
与する酵素や、レセプターの阻害活性を有する化合物
に、AIDS治療薬としての可能性が見い出されてい
る。ところで、現在、AZT(アジトチミジン)、DD
C(ジデオキシシチジン)、DDI(ジデオキシイノシ
ン)という3種類の核酸系化合物が、AIDSの治療薬
として認可を受けている。これらの核酸系の薬物はHI
Vのライフサイクルにおける逆転写過程に作用すること
により、抗HIV活性を発現する。
胞)における生活環(ライフサイクル)についてより詳
しい解明がなされつつあり、特に、ウイルスの増殖に関
与する酵素や、レセプターの阻害活性を有する化合物
に、AIDS治療薬としての可能性が見い出されてい
る。ところで、現在、AZT(アジトチミジン)、DD
C(ジデオキシシチジン)、DDI(ジデオキシイノシ
ン)という3種類の核酸系化合物が、AIDSの治療薬
として認可を受けている。これらの核酸系の薬物はHI
Vのライフサイクルにおける逆転写過程に作用すること
により、抗HIV活性を発現する。
【0007】しかしながら、これらの核酸系化合物を用
いて薬物治療を行った場合には、薬剤耐性株の出現によ
り抗HIV活性が減少或いは消失するという問題や、強
い副作用等があるために長期間連続投与することが不可
能であるという問題が明らかとなっており、現在の認可
薬のみによるAIDS治療には限界がある。このような
現状から、将来のAIDS治療は、異なる作用機作を有
する複数の薬物を用いた併用療法が主流になると考えら
れている。そこで、現在、新たに、吸着阻害剤、脱殻阻
害剤、非核酸系逆転写阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、T
at阻害剤、グリコシル化阻害剤等を中心に、HIVの
増殖を特異的に抑える化合物の探索と開発が全世界的に
進められている。
いて薬物治療を行った場合には、薬剤耐性株の出現によ
り抗HIV活性が減少或いは消失するという問題や、強
い副作用等があるために長期間連続投与することが不可
能であるという問題が明らかとなっており、現在の認可
薬のみによるAIDS治療には限界がある。このような
現状から、将来のAIDS治療は、異なる作用機作を有
する複数の薬物を用いた併用療法が主流になると考えら
れている。そこで、現在、新たに、吸着阻害剤、脱殻阻
害剤、非核酸系逆転写阻害剤、プロテアーゼ阻害剤、T
at阻害剤、グリコシル化阻害剤等を中心に、HIVの
増殖を特異的に抑える化合物の探索と開発が全世界的に
進められている。
【0008】例えば、吸着阻害剤としては、CD4を可
溶性にした可溶性CD4(D.H.Smith,R.A.Byrn,S.A.Mar
sters,T.Gregory,J.E.Groopman and D.J.Capon, Scienc
e,238,1704(1987)他) 、デキストラン硫酸、ヘパリン硫
酸等の硫酸化多糖類(M.A.Skinner,R.Ting,A.Langlois,
K.J.Weinhold,H.K.Lyerly,K.Javaherian and,T.J.Matth
ews, AIDS Res.Hum.Retorovirus,4,187(1988)他) ;
溶性にした可溶性CD4(D.H.Smith,R.A.Byrn,S.A.Mar
sters,T.Gregory,J.E.Groopman and D.J.Capon, Scienc
e,238,1704(1987)他) 、デキストラン硫酸、ヘパリン硫
酸等の硫酸化多糖類(M.A.Skinner,R.Ting,A.Langlois,
K.J.Weinhold,H.K.Lyerly,K.Javaherian and,T.J.Matth
ews, AIDS Res.Hum.Retorovirus,4,187(1988)他) ;
【0009】非核酸系逆転写阻害剤としては、TIBO
(テトラヒドロ−イミダゾ−ベンゾジアゼピン−オン
アンド−チオン)(Pauwels,R.,Andries,K.,Desmyter,
J.,et.al.,Nature(ネイチャー),343:470(1990)他) 、
HEPT(1−〔(2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕
−6−(フェニルチオ)チミン)(Miyasaka,T.,Tanaka,
H.,Baba,M.,Hayakawa,H.,et.al.,J.Med.Chem.(ジャーナ
ルオブメデカルケミストリー),32,2507(1989)) 、プロ
テアーゼ阻害剤としては、Ro 31-8959(Roberts,N.A.,Ma
rtin,J.A.,Kinchington,D.,et.al.,Science,(サイエン
ス)248,358(1990))、KNI-272(Mimoto,T.,Imai,J.,Kisa
nuki,S.,Enomoto,H.,et.al.,Chem.Pharm.Bull.(ケミカ
ルファーマシュ−ティカルブルティン),40,2251(199
2)) 等が見い出されている。
(テトラヒドロ−イミダゾ−ベンゾジアゼピン−オン
アンド−チオン)(Pauwels,R.,Andries,K.,Desmyter,
J.,et.al.,Nature(ネイチャー),343:470(1990)他) 、
HEPT(1−〔(2−ヒドロキシエトキシ)メチル〕
−6−(フェニルチオ)チミン)(Miyasaka,T.,Tanaka,
H.,Baba,M.,Hayakawa,H.,et.al.,J.Med.Chem.(ジャーナ
ルオブメデカルケミストリー),32,2507(1989)) 、プロ
テアーゼ阻害剤としては、Ro 31-8959(Roberts,N.A.,Ma
rtin,J.A.,Kinchington,D.,et.al.,Science,(サイエン
ス)248,358(1990))、KNI-272(Mimoto,T.,Imai,J.,Kisa
nuki,S.,Enomoto,H.,et.al.,Chem.Pharm.Bull.(ケミカ
ルファーマシュ−ティカルブルティン),40,2251(199
2)) 等が見い出されている。
【0010】又、新たな化合物の可能性を求めて、天然
物から抗HIV活性物質を探索することも全世界的に行
われるようになりつつあり、既に、例えばRP−719
55(Gerard,H.,Catherine,D.,Jean-Francois,M.and Je
an,L.,J.Antibiotics,(ジャーナルオブアンチバイオテ
ィクス)46,1756(1993))等の抗HIV活性物質が見つか
っている。しかしながら、抗HIV作用に優れると共に
低毒性である抗HIV剤、或いは、抗HIV剤となりう
るリード化合物は未だ見い出されてない。
物から抗HIV活性物質を探索することも全世界的に行
われるようになりつつあり、既に、例えばRP−719
55(Gerard,H.,Catherine,D.,Jean-Francois,M.and Je
an,L.,J.Antibiotics,(ジャーナルオブアンチバイオテ
ィクス)46,1756(1993))等の抗HIV活性物質が見つか
っている。しかしながら、抗HIV作用に優れると共に
低毒性である抗HIV剤、或いは、抗HIV剤となりう
るリード化合物は未だ見い出されてない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等
は、in vitroにおいて効果的に抗HIV活性を測定でき
るスクリーニング法(MTTアッセイ法)により、土壌
から分離された微生物の二次代謝産物をスクリーニング
した結果、特に、抗HIV作用に優れ、且つ低毒性の抗
HIV剤となりうるリード化合物及びその製造方法を見
出し、本発明に到達した。
は、in vitroにおいて効果的に抗HIV活性を測定でき
るスクリーニング法(MTTアッセイ法)により、土壌
から分離された微生物の二次代謝産物をスクリーニング
した結果、特に、抗HIV作用に優れ、且つ低毒性の抗
HIV剤となりうるリード化合物及びその製造方法を見
出し、本発明に到達した。
【0012】従って、本発明の第1の目的は、抗HIV
作用に優れると共に低毒性である抗HIV剤となりうる
リード化合物を提供することにある。また、本発明の第
2の目的は、抗HIV作用に優れると共に低毒性である
抗HIV剤となりうるリード化合物の製造方法を提供す
ることにある。更に、本発明の第3の目的は、抗HIV
作用に優れると共に低毒性である抗HIV剤となりうる
リード化合物を有効成分とする抗HIV剤を提供するこ
とにある。
作用に優れると共に低毒性である抗HIV剤となりうる
リード化合物を提供することにある。また、本発明の第
2の目的は、抗HIV作用に優れると共に低毒性である
抗HIV剤となりうるリード化合物の製造方法を提供す
ることにある。更に、本発明の第3の目的は、抗HIV
作用に優れると共に低毒性である抗HIV剤となりうる
リード化合物を有効成分とする抗HIV剤を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、下記化2で表されるペプチド化合物、及びその製造
方法、並びにそれを有効成分とする抗HIV剤によって
達成された。
は、下記化2で表されるペプチド化合物、及びその製造
方法、並びにそれを有効成分とする抗HIV剤によって
達成された。
【化2】
【0014】以下本発明について詳述する。本発明者等
は、抗HIV作用に優れた抗HIV剤を提供することを
目的として、in vitro において効果的に抗HIV活性
を測定できるスクリーニング法(MTTアッセイ法)を
用いた。この方法は、HIV感染によって引き起こされ
るCD4陽性細胞の感染死と、薬剤による前記感染死の
抑制を判定するものであり、抗HIV活性と細胞毒性を
同時に、且つ、簡便に測定することが可能である優れた
方法である。
は、抗HIV作用に優れた抗HIV剤を提供することを
目的として、in vitro において効果的に抗HIV活性
を測定できるスクリーニング法(MTTアッセイ法)を
用いた。この方法は、HIV感染によって引き起こされ
るCD4陽性細胞の感染死と、薬剤による前記感染死の
抑制を判定するものであり、抗HIV活性と細胞毒性を
同時に、且つ、簡便に測定することが可能である優れた
方法である。
【0015】本発明者らは、このスクリーニング法を用
いて、土壌から分離された微生物の二次代謝産物をスク
リーニングするうちに、特に抗HIV作用に優れた物質
を見い出し、これをNP−06と命名した。上記の抗H
IV活性物質NP−06は、前記化2で表される構造を
有すると共に、以下の理化学的性質を有する物質であ
る。
いて、土壌から分離された微生物の二次代謝産物をスク
リーニングするうちに、特に抗HIV作用に優れた物質
を見い出し、これをNP−06と命名した。上記の抗H
IV活性物質NP−06は、前記化2で表される構造を
有すると共に、以下の理化学的性質を有する物質であ
る。
【0016】性状:白色粉末 分子式:C97H131 O26N23S4 分子量:2163 溶解性:メタノール、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシドに易溶、水、酢酸エチル、クロロホルムに
難溶 酸加水分解生成物:グリシン(4)、シスチン(2)、
アラニン(2)、バリン(2)、フェニルアラニン
(2)、ロイシン(1)、アスパラギン酸(2)、セリ
ン(1)、イソロイシン(1)、チロシン(1) IR(KBr)cm-1:701,746,1178,1219,1337,1390,
1407,1454,1517,1649(C=O),2934,2964,3009,3082(C=C),
3306,3317,3376,3387(OH,NH) 旋光度:[α]D 20=−75°(C0.1%,MeO
H) 尚、構造決定に際しては、アミノ酸分析、MASSスペ
クトル測定、IR測定から得られたデータを基に、各種
NMR測定及び化学的分解手法を用いた。
スルホキシドに易溶、水、酢酸エチル、クロロホルムに
難溶 酸加水分解生成物:グリシン(4)、シスチン(2)、
アラニン(2)、バリン(2)、フェニルアラニン
(2)、ロイシン(1)、アスパラギン酸(2)、セリ
ン(1)、イソロイシン(1)、チロシン(1) IR(KBr)cm-1:701,746,1178,1219,1337,1390,
1407,1454,1517,1649(C=O),2934,2964,3009,3082(C=C),
3306,3317,3376,3387(OH,NH) 旋光度:[α]D 20=−75°(C0.1%,MeO
H) 尚、構造決定に際しては、アミノ酸分析、MASSスペ
クトル測定、IR測定から得られたデータを基に、各種
NMR測定及び化学的分解手法を用いた。
【0017】本発明のNP−06は、先にGerard等によ
って報告されているRP−71955(Gerard,H.,Cath
erine,D.,Jean-Francois,M.,and Jean,L.,J.Antibiotic
s,46,1756(1993))と同じアミノ酸組成を有し、アミノ酸
配列においても非常に類似した構造を有していることが
明らかになった。即ち、NP−06とRP−71955
との相違点は、2箇所においてアミノ酸の種類が異なっ
ていることである。
って報告されているRP−71955(Gerard,H.,Cath
erine,D.,Jean-Francois,M.,and Jean,L.,J.Antibiotic
s,46,1756(1993))と同じアミノ酸組成を有し、アミノ酸
配列においても非常に類似した構造を有していることが
明らかになった。即ち、NP−06とRP−71955
との相違点は、2箇所においてアミノ酸の種類が異なっ
ていることである。
【0018】本発明の抗HIV活性物質NP−06は、
山口県寂地峡から採取された土壌から分離された、スト
レプトミセス属に属する微生物SKH−2344株を培
養して得られた培養物から単離され、従って、発明のN
P−06は、SKH−2344株を栄養源含有培地に接
種し、好気的に培養することにより製造されるが、本発
明で使用することのできるNP−06の生産菌は上記の
菌株に限らず、ストレプトミセス属に属しNP−06を
生産する能力を有するものであればよい。
山口県寂地峡から採取された土壌から分離された、スト
レプトミセス属に属する微生物SKH−2344株を培
養して得られた培養物から単離され、従って、発明のN
P−06は、SKH−2344株を栄養源含有培地に接
種し、好気的に培養することにより製造されるが、本発
明で使用することのできるNP−06の生産菌は上記の
菌株に限らず、ストレプトミセス属に属しNP−06を
生産する能力を有するものであればよい。
【0019】ところで、SKH−2344株は以下の菌
学的性質を有する微生物である。 1.形態的特徴 本菌株を、1%酵母エキス及び1%グルコースを含む液
体培地で培養し、この菌体を6N塩酸を用いて110℃
で18時間加水分解した後薄層クロマトグラフィーで分
析したところ、L,L−ジアミノピメリン酸を検出し
た。また、寒天平板培地上に発育させた物について顕微
鏡観察を行ったところ、気菌糸は螺旋状を呈しており、
この他に特筆すべき形態は認められなかった。
学的性質を有する微生物である。 1.形態的特徴 本菌株を、1%酵母エキス及び1%グルコースを含む液
体培地で培養し、この菌体を6N塩酸を用いて110℃
で18時間加水分解した後薄層クロマトグラフィーで分
析したところ、L,L−ジアミノピメリン酸を検出し
た。また、寒天平板培地上に発育させた物について顕微
鏡観察を行ったところ、気菌糸は螺旋状を呈しており、
この他に特筆すべき形態は認められなかった。
【0020】2.各種培地上における生育状況(27℃
14日間培養、色調は日本規格協会発行の標準色表によ
る) (1)イーストエキス・モルトエキス寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 多い 気菌糸色調: 5RP 6/2 裏面色調: 5R 2/2 可溶性色素: 無し
14日間培養、色調は日本規格協会発行の標準色表によ
る) (1)イーストエキス・モルトエキス寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 多い 気菌糸色調: 5RP 6/2 裏面色調: 5R 2/2 可溶性色素: 無し
【0021】(2)オートミル寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 豊富 気菌糸色調: 7.5R 5/2 裏面色調: 5Y 4/2 可溶性色素: 無し (3)スターチ・無機塩寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 豊富 気菌糸色調: 7.5R 8/2 裏面色調: 2.5GY 3/2 可溶性色素: 無し
【0022】(4)グリセリン・アスパラギン寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 少ない 気菌糸色調: 白 裏面色調: 2.5GY 4/2 可溶性色素: 無し (5)チロシン寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 豊富 気菌糸色調: 7.5R 7/2 裏面色調: 2.5GY 3/2 可溶性色素: 無し
【0023】(6)シュクロース・硝酸塩寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 無し 気菌糸色調: − 裏面色調: 2.5GY 6/2 可溶性色素: 無し (7)グルコース・アスパラギン寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 少ない 気菌糸色調: 白 裏面色調: 2.5GY 4/2 可溶性色素: 無し
【0024】(8)栄養寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 無し 気菌糸色調: − 裏面色調: 2.5Y 9/4 可溶性色素: 無し (9)ベネット寒天培地 発育: 良い 気菌糸: 少ない 気菌糸色調: 白 裏面色調: 2.5GY 6/2 可溶性色素: 無し
【0025】3.生育温度範囲(イーストエキス・モル
トエキス寒天培地、7日間) 7℃ 発育: しない 10℃ 発育: 普通 14℃ 発育: 普通 17℃ 発育: 普通 21℃ 発育: 良い 25℃ 発育: 良い 29℃ 発育: 良い 32℃ 発育: 良い 37℃ 発育: 普通 40℃ 発育: しない 45℃ 発育: しない 50℃ 発育: しない
トエキス寒天培地、7日間) 7℃ 発育: しない 10℃ 発育: 普通 14℃ 発育: 普通 17℃ 発育: 普通 21℃ 発育: 良い 25℃ 発育: 良い 29℃ 発育: 良い 32℃ 発育: 良い 37℃ 発育: 普通 40℃ 発育: しない 45℃ 発育: しない 50℃ 発育: しない
【0026】4.糖の利用 D−グルコース 発育: 良い D−フラクトース 発育: 良い L−ラムノース 発育: 良い ラフィノース 発育: 普通 D−キシロース 発育: 普通 L−アラビノース 発育: 良い シュクロース 発育: 良い イノシトール 発育: 良い D−マンニトール 発育: 良い
【0027】上記の諸性質から、SKH−2344株
が、ストレプトミセス属に属する微生物であることが明
らかである。尚、本菌株は、工業技術院生命工学工業技
術研究所に平成6年3月22日付けで、FERM P−
14239として寄託されている。上記微生物の培養方
法は、原則的には一般の微生物の培養方法に準ずるが、
通常は液体培地による振盪培養法又は通気攪拌培養法で
行うのが好適である。培養に用いられる培地としては、
ストレプトミセス属に属する微生物が利用できる栄養源
を含有する培地であればよく、各種の合成培地、半合成
培地、天然培地等のいずれの培地も用いることができ
る。
が、ストレプトミセス属に属する微生物であることが明
らかである。尚、本菌株は、工業技術院生命工学工業技
術研究所に平成6年3月22日付けで、FERM P−
14239として寄託されている。上記微生物の培養方
法は、原則的には一般の微生物の培養方法に準ずるが、
通常は液体培地による振盪培養法又は通気攪拌培養法で
行うのが好適である。培養に用いられる培地としては、
ストレプトミセス属に属する微生物が利用できる栄養源
を含有する培地であればよく、各種の合成培地、半合成
培地、天然培地等のいずれの培地も用いることができ
る。
【0028】培地組成の炭素源としては、グルコース、
シュークロース、フルクトース、グリセリン、デキスト
リン、糖蜜、コーン・スティーブリカー、有機酸等を単
独或いは組み合わせて使用できる。窒素源としてはペプ
トン、肉エキス、酵母エキス、大豆粉、カゼイン、尿
素、アミノ酸等の有機窒素源、硫酸アンモニウム、硝酸
ナトリウムなどの無機窒素源を、単独或いは組み合わせ
て使用できる。ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウ
ム塩、リン酸塩、その他の重金属等やビタミン類も必要
に応じて使用することができる。尚、培養中に発泡が著
しい場合には、アデカノールやシリコーンオイル等の公
知の消泡剤を適宜培地中に添加することもできる。
シュークロース、フルクトース、グリセリン、デキスト
リン、糖蜜、コーン・スティーブリカー、有機酸等を単
独或いは組み合わせて使用できる。窒素源としてはペプ
トン、肉エキス、酵母エキス、大豆粉、カゼイン、尿
素、アミノ酸等の有機窒素源、硫酸アンモニウム、硝酸
ナトリウムなどの無機窒素源を、単独或いは組み合わせ
て使用できる。ナトリウム塩、カリウム塩、マグネシウ
ム塩、リン酸塩、その他の重金属等やビタミン類も必要
に応じて使用することができる。尚、培養中に発泡が著
しい場合には、アデカノールやシリコーンオイル等の公
知の消泡剤を適宜培地中に添加することもできる。
【0029】培地のpHは、微生物が良好に生育する中
性付近とすることが望ましい。また、培地の温度は微生
物が良好に生育する10〜37℃とすることが好まし
く、特に25〜30℃に保つことが好ましい。更に、培
養時間は一般に3〜6日程度である。これらの培養条件
は、使用する微生物の種類や特性などの条件に応じて、
適宜変更することができる。上記の培養により、NP−
06が菌体中及び培地中に蓄積される。
性付近とすることが望ましい。また、培地の温度は微生
物が良好に生育する10〜37℃とすることが好まし
く、特に25〜30℃に保つことが好ましい。更に、培
養時間は一般に3〜6日程度である。これらの培養条件
は、使用する微生物の種類や特性などの条件に応じて、
適宜変更することができる。上記の培養により、NP−
06が菌体中及び培地中に蓄積される。
【0030】上記の培養によって生産されたNP−06
の単離は、培養物(菌体及び培地)中にNP−06が蓄
積された後、好ましくは蓄積が最大になった時に、発酵
生産物を採取する一般的方法に準じて、例えば塩析法、
抽出法、各種ゲルクロマトグラフィー、イオン交換クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー等の各種手段
を単独または組み合わせて実施される。尚、NP−06
は、バイオアッセイ法やHPLC法、TLC法などによ
って検出する事ができる。
の単離は、培養物(菌体及び培地)中にNP−06が蓄
積された後、好ましくは蓄積が最大になった時に、発酵
生産物を採取する一般的方法に準じて、例えば塩析法、
抽出法、各種ゲルクロマトグラフィー、イオン交換クロ
マトグラフィー、吸着クロマトグラフィー等の各種手段
を単独または組み合わせて実施される。尚、NP−06
は、バイオアッセイ法やHPLC法、TLC法などによ
って検出する事ができる。
【0031】即ち、上記培養により生産されるNP−0
6は、菌体内と培地中の両方に存在するので、濾過、遠
心分離等の手段で培養濾液と菌体固形分とを分離した
後、菌体固形分からは、メタノール、アセトン等の溶剤
を用いてNP−06を抽出し、必要に応じて更にエバポ
レーターなどで有機溶剤を減圧・溜去して抽出濃縮液を
得る。
6は、菌体内と培地中の両方に存在するので、濾過、遠
心分離等の手段で培養濾液と菌体固形分とを分離した
後、菌体固形分からは、メタノール、アセトン等の溶剤
を用いてNP−06を抽出し、必要に応じて更にエバポ
レーターなどで有機溶剤を減圧・溜去して抽出濃縮液を
得る。
【0032】抽出液及び培養濾液中からは、アンバーラ
イトIRA−402、アンバーライトIRA−904、
アンバーライトIRA−958、アンバーライトIRA
−68、アンバーライトIRA−93やアンバーライト
IRA−35(オルガノ株式会社製陰イオン交換樹脂の
商品名)に吸着・溶離させる事によって、効率よく目的
物を回収する事ができる。また、n−ブタノール、酢酸
エチル等で目的物を抽出して回収しても良い。
イトIRA−402、アンバーライトIRA−904、
アンバーライトIRA−958、アンバーライトIRA
−68、アンバーライトIRA−93やアンバーライト
IRA−35(オルガノ株式会社製陰イオン交換樹脂の
商品名)に吸着・溶離させる事によって、効率よく目的
物を回収する事ができる。また、n−ブタノール、酢酸
エチル等で目的物を抽出して回収しても良い。
【0033】次いで目的物を含有する抽出液を濃縮した
後、ダイヤイオンHP−20カラム、セファデックスL
H−20カラム、シリカゲルカラム、逆相カラム等を用
いたクロマトグラフィー等により精製する。このように
して得られたNP−06に、例えば、結晶セルロース等
を添加し、必要に応じて公知の如く錠剤とすることによ
り、NP−06を有効成分とする極めて優れた抗HIV
剤を得ることができる。
後、ダイヤイオンHP−20カラム、セファデックスL
H−20カラム、シリカゲルカラム、逆相カラム等を用
いたクロマトグラフィー等により精製する。このように
して得られたNP−06に、例えば、結晶セルロース等
を添加し、必要に応じて公知の如く錠剤とすることによ
り、NP−06を有効成分とする極めて優れた抗HIV
剤を得ることができる。
【0034】
【発明の効果】本発明のペプチド化合物であるNP−0
6は、抗HIV作用に優れていると共に、毒性が低いの
で、大量に、長期間服用することも可能であり、新たな
AIDS治療薬として極めて有望である。
6は、抗HIV作用に優れていると共に、毒性が低いの
で、大量に、長期間服用することも可能であり、新たな
AIDS治療薬として極めて有望である。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、%は、他に特定されない限り重量%を意味する。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
尚、%は、他に特定されない限り重量%を意味する。
【0036】実施例1.30リットルのジャーファーメ
ンターを用いて、放線菌SKH−2344株をで20リ
ットルの培地(グルコース20g、スターチ10g、麦
芽エキス1g、乾燥酵母4g、大豆粉25g、食塩2
g、リン酸水素二カリウム54mg、水1リットル、p
H7.3)によって25℃で5日間培養した後、遠心分
離により、菌体と培養上清に分離した。
ンターを用いて、放線菌SKH−2344株をで20リ
ットルの培地(グルコース20g、スターチ10g、麦
芽エキス1g、乾燥酵母4g、大豆粉25g、食塩2
g、リン酸水素二カリウム54mg、水1リットル、p
H7.3)によって25℃で5日間培養した後、遠心分
離により、菌体と培養上清に分離した。
【0037】菌体は10リットルのメタノール中で一晩
攪拌、溶菌させた後、残渣を濾過により除去した。メタ
ノール溶液を減圧濃縮により乾固させた後、得られた固
形分を水飽和ブタノールに溶解し、等量の水で洗浄し、
活性成分をブタノール層に回収した。一方、培養上清を
減圧濃縮して得られた乾固物をメタノール1リットルに
一晩浸漬した後、不溶物を濾過により除去した。次い
で、メタノール溶液を減圧濃縮により乾固した後、得ら
れた固形分を水飽和ブタノールに溶解し、等量の水で洗
浄して活性成分をブタノール層に回収した。
攪拌、溶菌させた後、残渣を濾過により除去した。メタ
ノール溶液を減圧濃縮により乾固させた後、得られた固
形分を水飽和ブタノールに溶解し、等量の水で洗浄し、
活性成分をブタノール層に回収した。一方、培養上清を
減圧濃縮して得られた乾固物をメタノール1リットルに
一晩浸漬した後、不溶物を濾過により除去した。次い
で、メタノール溶液を減圧濃縮により乾固した後、得ら
れた固形分を水飽和ブタノールに溶解し、等量の水で洗
浄して活性成分をブタノール層に回収した。
【0038】活性成分を含む二つのブタノール溶液を合
わせ、ブタノールを溜去した後、得られた活性成分を少
量のメタノールに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付した(カラム径4cm×長さ25cm)。
展開溶媒としては酢酸エチル・メタノール・水(10:
5:0.25)の混合溶媒を用いた。カラム体積の約2
倍量の展開溶媒を流したときに、活性成分が溶出した。
活性画分を集めて減圧濃縮し、高速液体クロマトグラフ
ィー(カラム;YMC製ODS−AQカラム径2cm×
長さ30cm)に付した。移動溶媒としては、0.5%
のトリフルオロ酢酸含有アセトニトリルの38%水溶液
を使用した。活性画分を集めて溶媒を溜去し、白色の粉
末を得た。20リットルの培養液から得られたNP−0
6は約100mgであった。
わせ、ブタノールを溜去した後、得られた活性成分を少
量のメタノールに溶解し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付した(カラム径4cm×長さ25cm)。
展開溶媒としては酢酸エチル・メタノール・水(10:
5:0.25)の混合溶媒を用いた。カラム体積の約2
倍量の展開溶媒を流したときに、活性成分が溶出した。
活性画分を集めて減圧濃縮し、高速液体クロマトグラフ
ィー(カラム;YMC製ODS−AQカラム径2cm×
長さ30cm)に付した。移動溶媒としては、0.5%
のトリフルオロ酢酸含有アセトニトリルの38%水溶液
を使用した。活性画分を集めて溶媒を溜去し、白色の粉
末を得た。20リットルの培養液から得られたNP−0
6は約100mgであった。
【0039】次に、得られた白色粉末のNP−06につ
いて下記の分析及び各種活性試験を行った。 1.NP−06のアミノ酸分析 下記の如く、塩酸加水分解法によって、NP−06の構
成アミノ酸分析を行った。NP−06の構成アミノ酸分
析を塩酸加水分解法により行った。NP−06の減圧乾
燥粉末0.2mgを入れたアミノ酸分解用試験管に、6
Nの塩酸200μlを加えて減圧封管した。110℃で
24時間及び72時間、それぞれ加水分解を行った後、
試料をNaOH上で減圧乾燥した。
いて下記の分析及び各種活性試験を行った。 1.NP−06のアミノ酸分析 下記の如く、塩酸加水分解法によって、NP−06の構
成アミノ酸分析を行った。NP−06の構成アミノ酸分
析を塩酸加水分解法により行った。NP−06の減圧乾
燥粉末0.2mgを入れたアミノ酸分解用試験管に、6
Nの塩酸200μlを加えて減圧封管した。110℃で
24時間及び72時間、それぞれ加水分解を行った後、
試料をNaOH上で減圧乾燥した。
【0040】得られた固形分を水50μlに溶解した
後、アミノ酸分析装置を用いてアミノ酸分析を行った。
アミノ酸分析結果(実測値)は表1に示した通りであ
る。
後、アミノ酸分析装置を用いてアミノ酸分析を行った。
アミノ酸分析結果(実測値)は表1に示した通りであ
る。
【表1】 尚、トリプトファンは酸加水分解反応中に分解するため
に、上記の方法では検出されず、アスパラギンは分解さ
れてアスパラギン酸となる。
に、上記の方法では検出されず、アスパラギンは分解さ
れてアスパラギン酸となる。
【0041】2.NP−06のC末端アミノ酸分析 ヒドラジン分解法によりNP−06のC末端アミノ酸分
析を行った。まず、NP−06の減圧乾燥粉末2mgを
入れたアミノ酸分解用試験管に、無水ヒドラジン100
μlを加え、減圧封管した。100℃で18時間分解反
応を行った後、2mlのDEAE樹脂カラム(東ソー株
式会社製カラムの商品名)に通液して、副生成物のヒド
ラジドを除去し、C末端アミノ酸の精製を行った。
析を行った。まず、NP−06の減圧乾燥粉末2mgを
入れたアミノ酸分解用試験管に、無水ヒドラジン100
μlを加え、減圧封管した。100℃で18時間分解反
応を行った後、2mlのDEAE樹脂カラム(東ソー株
式会社製カラムの商品名)に通液して、副生成物のヒド
ラジドを除去し、C末端アミノ酸の精製を行った。
【0042】得られたC末端アミノ酸は、TLC〔TL
Cプレート:Merk製シリカゲル60F245 、展開溶媒:
(1)クロロホルム/メタノール/28%アンモニア水
(2:2:1)(2)n−ブタノール/酢酸/水(3:
1:1)、検出:ニンヒドリン試薬〕により同定し結
果、トリプトファンであることが判明した。
Cプレート:Merk製シリカゲル60F245 、展開溶媒:
(1)クロロホルム/メタノール/28%アンモニア水
(2:2:1)(2)n−ブタノール/酢酸/水(3:
1:1)、検出:ニンヒドリン試薬〕により同定し結
果、トリプトファンであることが判明した。
【0043】3.NP−06のNMR構造解析 使用機器:JNM EX−400(JEOL社製の商品
名) 測定条件:1)測定溶媒:DMSO−d6(内部標準T
MS)、試料濃度:100mM。測定温度:25℃ 2)測定溶媒:CD3 OH−H2 O(50%−50%)
(内部標準TMS)、試料濃度:10mM。測定温度:
40℃ 測定データ:HH−COSYスペクトル(DQF−CO
SYスペクトル) HOHAHAスペクトル NOESYスペクトル
名) 測定条件:1)測定溶媒:DMSO−d6(内部標準T
MS)、試料濃度:100mM。測定温度:25℃ 2)測定溶媒:CD3 OH−H2 O(50%−50%)
(内部標準TMS)、試料濃度:10mM。測定温度:
40℃ 測定データ:HH−COSYスペクトル(DQF−CO
SYスペクトル) HOHAHAスペクトル NOESYスペクトル
【0044】(1)HH−COSY、HOHAHAスペ
クトル解析結果 HH−COSY、HOHAHAスペクトルの解析によ
り、21個のアミノ酸のうち、ロイシン(Leu)、イ
ソロイシン(ILe)、バリン(Val)×2、アラニ
ン(Ala)×2、グリシン(Gly)×4、セリン
(Ser)の11個のアミノ酸を確認した。残りの10
個のアミノ酸残基は、同じAMXスピン系列を示し、H
H−COSY、HOHAHAスペクトルでは区別できな
かった。
クトル解析結果 HH−COSY、HOHAHAスペクトルの解析によ
り、21個のアミノ酸のうち、ロイシン(Leu)、イ
ソロイシン(ILe)、バリン(Val)×2、アラニ
ン(Ala)×2、グリシン(Gly)×4、セリン
(Ser)の11個のアミノ酸を確認した。残りの10
個のアミノ酸残基は、同じAMXスピン系列を示し、H
H−COSY、HOHAHAスペクトルでは区別できな
かった。
【0045】(2)NOESYスペクトル解析結果 HOHAHAスペクトルでは同定できない10個のアミ
ノ残基についての同定を行った。フェニルアラニン(P
he)×2、チロシン(Tyr)、トリプトファン(T
rp)の各アミノ酸残基については、それぞれフェニル
基とβ−プロトンとのNOE相関ピークによって同定し
た。残りの6アミノ酸残基については、アミノ酸分析結
果のシステイン(Cys)×4、アスパラギン(As
n)、アスパラギン酸(Asp)及び、Hβのケミカル
シフト値によって同定した。
ノ残基についての同定を行った。フェニルアラニン(P
he)×2、チロシン(Tyr)、トリプトファン(T
rp)の各アミノ酸残基については、それぞれフェニル
基とβ−プロトンとのNOE相関ピークによって同定し
た。残りの6アミノ酸残基については、アミノ酸分析結
果のシステイン(Cys)×4、アスパラギン(As
n)、アスパラギン酸(Asp)及び、Hβのケミカル
シフト値によって同定した。
【0046】同定されたアミノ酸のケミカルシフト値
(ppm)を表2に示す。
(ppm)を表2に示す。
【表2】
【0047】(3)NP−06のアミノ酸配列 NMRにより同定した21個のアミノ酸残基の配列を、
Hαi −HNi+1 間のNOE強度で読み取ることによっ
て決定した。C末端のアミノ酸では、Trp(21)の
HNとPhe(20)のHαとの相関ピークのみが認め
られたので、Trp(21)をC末端アミノ酸と決定し
た。この結果はヒドラジン分解法によるC末端アミノ酸
解析の結果と一致する。NOE強度解析結果を図1に、
NP−06のアミノ酸配列を図2に示す。
Hαi −HNi+1 間のNOE強度で読み取ることによっ
て決定した。C末端のアミノ酸では、Trp(21)の
HNとPhe(20)のHαとの相関ピークのみが認め
られたので、Trp(21)をC末端アミノ酸と決定し
た。この結果はヒドラジン分解法によるC末端アミノ酸
解析の結果と一致する。NOE強度解析結果を図1に、
NP−06のアミノ酸配列を図2に示す。
【0048】(4)NP−06の1次構造解析 NP−06の1次構造解析の際に重要であることは、
4つのCysが、どのような組み合わせでSS結合を形
成しているかということ、及びCys(1)のN末端
アミノ基が、どのような状態であるのかということであ
る。そこで、この2点について詳しくLonge Range NO
E相関ピークを検討した。Cys(1)のHNとAsp
(9)のHβとの相関ピークから、Cys(1)のN末
端とAsp(9)のβ位カルボキシル基がアミド結合し
ていることを確認した。Cys(1)のHβとGly
(14)のHαとの相関ピークにより、Cys(1)と
Cys(13)がSS結合していることを確認した。C
ys(7)のHβとCys(19)のHβの相関ピーク
により、Cys(7)とCys(19)がSS結合して
いることを確認した。解析結果を図3に示す。
4つのCysが、どのような組み合わせでSS結合を形
成しているかということ、及びCys(1)のN末端
アミノ基が、どのような状態であるのかということであ
る。そこで、この2点について詳しくLonge Range NO
E相関ピークを検討した。Cys(1)のHNとAsp
(9)のHβとの相関ピークから、Cys(1)のN末
端とAsp(9)のβ位カルボキシル基がアミド結合し
ていることを確認した。Cys(1)のHβとGly
(14)のHαとの相関ピークにより、Cys(1)と
Cys(13)がSS結合していることを確認した。C
ys(7)のHβとCys(19)のHβの相関ピーク
により、Cys(7)とCys(19)がSS結合して
いることを確認した。解析結果を図3に示す。
【0049】以上の結果を基にNP−06の1次構造を
化3と決定した。
化3と決定した。
【化3】 この構造は前述した通り、最近報告されたRP−719
55と非常に類似しているが、Val(4)、ILe
(17)の位置が異なっている。
55と非常に類似しているが、Val(4)、ILe
(17)の位置が異なっている。
【0050】4.NP−06の抗HIV活性 NP−06の抗HIV活性を、MT−4細胞を用いた以
下の試験方法により測定した。この方法は、HIV感染
によって引き起こされるCD4陽性細胞の感染死と、薬
剤によるその抑制を判定するものであり、抗HIV活性
と細胞毒性を、同時に且つ簡便に測定することが可能で
ある優れた方法である。
下の試験方法により測定した。この方法は、HIV感染
によって引き起こされるCD4陽性細胞の感染死と、薬
剤によるその抑制を判定するものであり、抗HIV活性
と細胞毒性を、同時に且つ簡便に測定することが可能で
ある優れた方法である。
【0051】(試験方法)1×104 個のHIV−1
(HTLV−3B)に感染させたMT−4細胞と非感染
のMT−4細胞を、種々の濃度のNP−06と共に、9
6穴マイクロプレートの各穴に加えた。37℃のCO2
インキュベーター中で5日間培養した後、3-(4,5-dimet
hyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H tetrazolium bromi
de(MTT)を加え、更に2時間培養を続けた。この間
に生細胞に取り込まれた、MTTは細胞中のミトコンド
リアの有する酵素により還元され、青紫色の水不溶性色
素(formazan) を生成した。5%Triton X−100を
含む塩酸酸性2−プロピルアルコール溶液を添加し、生
成した色素を可溶化させた後、595nmにおける特異
的吸光度と655nmにおける非特異的吸光度をマイク
ロプレートリーダー(BIO−RADモデル3550)
を用いて測定することにより、両吸光度の差を求めた。
(HTLV−3B)に感染させたMT−4細胞と非感染
のMT−4細胞を、種々の濃度のNP−06と共に、9
6穴マイクロプレートの各穴に加えた。37℃のCO2
インキュベーター中で5日間培養した後、3-(4,5-dimet
hyl-2-thiazolyl)-2,5-diphenyl-2H tetrazolium bromi
de(MTT)を加え、更に2時間培養を続けた。この間
に生細胞に取り込まれた、MTTは細胞中のミトコンド
リアの有する酵素により還元され、青紫色の水不溶性色
素(formazan) を生成した。5%Triton X−100を
含む塩酸酸性2−プロピルアルコール溶液を添加し、生
成した色素を可溶化させた後、595nmにおける特異
的吸光度と655nmにおける非特異的吸光度をマイク
ロプレートリーダー(BIO−RADモデル3550)
を用いて測定することにより、両吸光度の差を求めた。
【0052】得られた数値を用いてコンピューター処理
(BIO−RAD Microplate Manager for Macintosh
)を行い、50%細胞死阻止濃度(EC50)と50%
細胞毒性濃度(CC50)を求め、治療係数(CC50/E
C50)を算出した。NP−06、及び、既に抗HIV効
果が明らかであると報告されている、デキストラン硫酸
ナトリウム(分子量5000)(比較薬剤)に対する抗
HIVアッセイ結果を、表3に示す。
(BIO−RAD Microplate Manager for Macintosh
)を行い、50%細胞死阻止濃度(EC50)と50%
細胞毒性濃度(CC50)を求め、治療係数(CC50/E
C50)を算出した。NP−06、及び、既に抗HIV効
果が明らかであると報告されている、デキストラン硫酸
ナトリウム(分子量5000)(比較薬剤)に対する抗
HIVアッセイ結果を、表3に示す。
【表3】
【0053】5.NP−06の巨細胞形成阻害効果 HIVがT細胞に感染すると、感染細胞が互いに融合し
て巨細胞を形成することが知られている。そこで、NP
−06の巨細胞形成阻害効果を検討した。 (試験方法)5×104 個のHIV−1非感染MOLT
細胞とHIV−1持続感染MOLT−4細胞を、種々の
濃度のNP−06と共に、96穴マイクロプレートの各
穴に加え、37℃のCO2 インキュベーター中で24時
間培養した後、顕微鏡を用いて観察若しくは写真撮影を
行い、多核巨細胞形抑制作用の程度を観察し、抗HIV
−1活性(HIV−1吸着阻害活性)を評価した。
て巨細胞を形成することが知られている。そこで、NP
−06の巨細胞形成阻害効果を検討した。 (試験方法)5×104 個のHIV−1非感染MOLT
細胞とHIV−1持続感染MOLT−4細胞を、種々の
濃度のNP−06と共に、96穴マイクロプレートの各
穴に加え、37℃のCO2 インキュベーター中で24時
間培養した後、顕微鏡を用いて観察若しくは写真撮影を
行い、多核巨細胞形抑制作用の程度を観察し、抗HIV
−1活性(HIV−1吸着阻害活性)を評価した。
【0054】その結果は、表4に示した通りであり、N
P−06濃度が10μg/ml以上で、巨細胞阻害効果
が確認された。
P−06濃度が10μg/ml以上で、巨細胞阻害効果
が確認された。
【表4】
【0055】実施例2.実施例1と同様に、30リット
ルのジャーファーメンターを用い、20リットルの培地
(グルコース20g、スターチ10g、麦芽エキス1
g、乾燥酵母4g、大豆粉25g、食塩2g、リン酸水
素二カリウム54mg、水1リットル、pH7.3)に
よって放線菌SKH−2344株を5日間培養した後、
遠心分離によって菌体と培養上清に分離した。菌体を1
0リットルのメタノール中で一晩攪拌した後、固形分を
濾過により除去した。次いで減圧濃縮してメタノールを
溜去し、水溶液を得た。
ルのジャーファーメンターを用い、20リットルの培地
(グルコース20g、スターチ10g、麦芽エキス1
g、乾燥酵母4g、大豆粉25g、食塩2g、リン酸水
素二カリウム54mg、水1リットル、pH7.3)に
よって放線菌SKH−2344株を5日間培養した後、
遠心分離によって菌体と培養上清に分離した。菌体を1
0リットルのメタノール中で一晩攪拌した後、固形分を
濾過により除去した。次いで減圧濃縮してメタノールを
溜去し、水溶液を得た。
【0056】培養上清と合わせて、pHを7.0に調製
した後、陰イオン交換樹脂(アンバーライトIRA−9
3(オルガノ株式会社製の商品名)塩酸塩型、カラム径
8cm×50cm)に通液し、活性成分を吸着させた。
0.5M燐酸一カリウム液(pH4.5)、水、50%
メタノールを順にそれぞれのカラムの3倍量通液した
後、0.1M酢酸含有50%メタノール溶液にて活性成
分を溶出させた。活性画分は減圧乾固して粗精製物32
0mgを得た(純度約80%)。以上の結果は本発明の
有効性を実証するものである。
した後、陰イオン交換樹脂(アンバーライトIRA−9
3(オルガノ株式会社製の商品名)塩酸塩型、カラム径
8cm×50cm)に通液し、活性成分を吸着させた。
0.5M燐酸一カリウム液(pH4.5)、水、50%
メタノールを順にそれぞれのカラムの3倍量通液した
後、0.1M酢酸含有50%メタノール溶液にて活性成
分を溶出させた。活性画分は減圧乾固して粗精製物32
0mgを得た(純度約80%)。以上の結果は本発明の
有効性を実証するものである。
【図1】NP−06におけるアミノ酸のNOE強度解析
結果を示す図である。
結果を示す図である。
【図2】NP−06のアミノ酸配列を示す図である。
【図3】NP−06におけるLong range NOE相関解
析結果を示す図である。
析結果を示す図である。
【図4】NP−06の 1H−NMRスペクトルを示す実
測図である。
測図である。
【図5】NP−06の13C−NMRスペクトルを示す実
測図である。
測図である。
【図6】NP−06のHH−COSYスペクトルを示す
実測図である。
実測図である。
【図7】NP−06のHOHAHAスペクトルを示す実
測図である。
測図である。
【図8】NP−06のNOESYスペクトルを示す実測
図である。
図である。
【図9】NP−06のIRスペクトルを示す実測図であ
る。
る。
【図10】NP−06のMASS(FAB+ )スペクト
ルを示す実測図である。
ルを示す実測図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:465) (72)発明者 大田 久美子 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国技術研究所内 (72)発明者 渡辺 和浩 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国技術研究所内 (72)発明者 町田 誠 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国技術研究所内 (72)発明者 村上 邦睦 山口県岩国市飯田町2丁目8番1号 日本 製紙株式会社岩国技術研究所内 (72)発明者 吉岡 英敏 東京都北区王子5丁目21番1号 日本製紙 株式会社中央研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 下記化1で表されるペプチド化合物。 【化1】
- 【請求項2】 ストレプトミセス属に属するペプチド化
合物生産菌を培養し、培養物から請求項1に記載された
ペプチド化合物を採取することを特徴とする、ペプチド
化合物の製造方法。 - 【請求項3】 ストレプトミセス属に属するペプチド化
合物生産菌が、放線菌SKH−2344株である、請求
項2に記載されたペプチド化合物の製造方法。 - 【請求項4】 ペプチド化合物生産菌培養物から、陰イ
オン交換樹脂を使用して、請求項1に記載されたペプチ
ド化合物を採取、精製する、請求項2又は請求項3に記
載されたペプチド化合物の製造方法。 - 【請求項5】 請求項1に記載されたペプチド化合物を
有効成分とすることを特徴とする抗ヒト免疫不全ウイル
ス剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186385A JPH0827184A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ペプチド化合物、及びその製造方法、並びに抗ヒト免疫不全ウイルス剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6186385A JPH0827184A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ペプチド化合物、及びその製造方法、並びに抗ヒト免疫不全ウイルス剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0827184A true JPH0827184A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=16187471
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6186385A Pending JPH0827184A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | ペプチド化合物、及びその製造方法、並びに抗ヒト免疫不全ウイルス剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0827184A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000047609A1 (en) * | 1999-02-10 | 2000-08-17 | Nissui Pharmaceutical Co., Ltd. | Cyclic peptides and aids vaccines |
| JP2007016044A (ja) * | 1999-05-13 | 2007-01-25 | Japan Science & Technology Agency | インテグラーゼn−末端領域を標的としたウイルス感染阻害剤 |
| CN115475525A (zh) * | 2022-10-06 | 2022-12-16 | 中国矿业大学 | 一种双级超滤提纯生物抑尘剂的方法 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP6186385A patent/JPH0827184A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000047609A1 (en) * | 1999-02-10 | 2000-08-17 | Nissui Pharmaceutical Co., Ltd. | Cyclic peptides and aids vaccines |
| US7378490B1 (en) | 1999-02-10 | 2008-05-27 | Nissui Pharmaceutical Co., Ltd. | Cyclic peptides and aids vaccines |
| JP2007016044A (ja) * | 1999-05-13 | 2007-01-25 | Japan Science & Technology Agency | インテグラーゼn−末端領域を標的としたウイルス感染阻害剤 |
| CN115475525A (zh) * | 2022-10-06 | 2022-12-16 | 中国矿业大学 | 一种双级超滤提纯生物抑尘剂的方法 |
| CN115475525B (zh) * | 2022-10-06 | 2024-03-05 | 中国矿业大学 | 一种双级超滤提纯生物抑尘剂的方法 |
| US12257549B2 (en) | 2022-10-06 | 2025-03-25 | China University Of Mining And Technology | Method for purifying biological dust suppressant by two-stage ultrafiltration |
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