JPH0827253A - 光半導体装置 - Google Patents

光半導体装置

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JPH0827253A
JPH0827253A JP16675994A JP16675994A JPH0827253A JP H0827253 A JPH0827253 A JP H0827253A JP 16675994 A JP16675994 A JP 16675994A JP 16675994 A JP16675994 A JP 16675994A JP H0827253 A JPH0827253 A JP H0827253A
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JP
Japan
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epoxy resin
optical semiconductor
component
type epoxy
mixed
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JP16675994A
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English (en)
Inventor
Hirokatsu Kamiyama
博克 神山
Katsumi Shimada
克実 嶋田
Shinjiro Uenishi
伸二郎 上西
Tadaaki Harada
忠昭 原田
Takahiko Maruhashi
隆彦 丸橋
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】光透過率が高く、しかも耐湿性に優れた光半導
体装置を提供する。 【構成】下記の混合エポキシ樹脂(A成分),酸無水物
系硬化剤(B成分)および硬化促進剤(C成分)を含有
するエポキシ樹脂組成物を用いて光半導体素子を封止し
た光半導体装置である。 〔A成分〕下記の一般式(1)で表されるノボラック型
エポキシ樹脂(X)と、ビスフェノールA型エポキシ樹
脂(Y)とからなり、上記XおよびYの重量基準の混合
割合〔X/(X+Y)×100〕が20〜100に設定
されている混合エポキシ樹脂。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光透過率および耐湿
性に優れた光半導体装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光半導体素子の封止材料には、透明性お
よび耐湿性に優れていなければならないという観点から
エポキシ樹脂組成物が使用されており、良好な成績を収
めている。しかしながら、従来から用いられているエポ
キシ樹脂組成物には、ガラス転移温度が高く耐熱性には
優れているが、耐吸水性に劣るという欠点を有してい
た。
【0003】
【課題を解決するための手段】このように、耐吸水性に
劣るエポキシ樹脂組成物を用いて光半導体素子を樹脂封
止した場合、素子の腐食の進行が早く、光半導体装置の
寿命が短くなることから、上記のような欠点が克服され
た封止樹脂の開発が強く望まれている。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、光透過率が高く、しかも耐湿性に優れた光半
導体装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の光半導体装置は、下記の(A)〜(C)
成分を含有するエポキシ樹脂組成物を用いて光半導体素
子を封止するという構成をとる。 (A)下記の一般式(1)で表されるノボラック型エポ
キシ樹脂(X)と、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
(Y)とからなる混合エポキシ樹脂であって、上記Xお
よびYの重量基準の混合割合〔X/(X+Y)×10
0〕が20〜100になるように設定されている混合エ
ポキシ樹脂。
【化3】 (B)酸無水物系硬化剤。 (C)硬化促進剤。
【0006】
【作用】すなわち、本発明者らは、透明性に優れ、しか
も耐湿性の良好な封止樹脂を得るために一連の研究を重
ねた。その結果、上記一般式(1)で表される特殊なノ
ボラック型エポキシ樹脂とビスフェノールA型エポキシ
樹脂とを特定の割合で混合した混合エポキシ樹脂を主成
分として用いたエポキシ樹脂組成物を用いると、高い光
透過率を備えながら、耐湿性にも優れた封止樹脂が得ら
れることを見出しこの発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0008】この発明に用いられるエポキシ樹脂組成物
は、特殊な混合エポキシ樹脂(A成分)と、酸無水物系
硬化剤(B成分)と、硬化促進剤(C成分)とを用いて
得られるものであって、通常、粉末状もしくはそれを打
錠したタブレット状になっている。
【0009】上記特殊な混合エポキシ樹脂(A成分)
は、下記の一般式(1)で表されるノボラック型エポキ
シ樹脂と、ビスフェノールA型エポキシ樹脂とを用いて
得られるものである。
【0010】
【化4】
【0011】上記一般式(1)で表されるノボラック型
エポキシ樹脂としては、エポキシ当量が200〜220
で、軟化点が60〜85℃のものを用いることが好まし
い。特に好ましくは、エポキシ当量が201〜205
で、軟化点が65〜75℃である。そして、式(1)中
の繰り返し数nとしては、n=3〜7が特に好ましい。
【0012】上記ビスフェノールA型エポキシ樹脂とし
ては、エポキシ当量170〜850で、液状もしくは軟
化点105℃以下のものを用いることが好ましい。特に
好ましくは、エポキシ当量450〜650で、軟化点6
4〜95℃である。すなわち、エポキシ当量が170未
満のビスフェノールA型エポキシ樹脂を用いると、得ら
れる封止用エポキシ樹脂組成物の粘性が低くなりすぎる
ため、成形時にボイドの巻き込み等が発生する。また、
エポキシ当量850を超えるビスフェノールA型エポキ
シ樹脂を用いると、得られる封止用エポキシ樹脂組成物
の粘性が高くなりすぎるため、成形時にワイヤー流れ等
が発生するからである。
【0013】上記2種類のエポキシ樹脂からなる混合エ
ポキシ樹脂(A成分)の両者の混合割合は、上記一般式
(1)で表されるノボラック型エポキシ樹脂(X)と、
ビスフェノールA型エポキシ樹脂(Y)とを、重量基準
で、X/(X+Y)×100が20〜100の範囲とな
るよう設定する必要がある。より好ましくは20〜80
であり、特に好ましくは40〜60である。すなわち、
式(1)で表されるノボラック型エポキシ樹脂(X)の
混合割合が20未満(Yが80を超える)では、得られ
るエポキシ樹脂組成物からなる封止樹脂のガラス転移温
度が下がり耐熱性が低下するからである。
【0014】上記混合エポキシ樹脂(A成分)とともに
用いられる酸無水物系硬化剤(B成分)としては、硬化
時または硬化後に樹脂組成物の硬化物に変色度合いの少
ない酸無水物が好適であり、特に限定するものではなく
従来公知のものが用いられる。例えば、無水フタル酸,
無水マレイン酸,無水トリメリット酸,無水ピロメリッ
ト酸,ヘキサヒドロ無水フタル酸,メチルヘキサヒドロ
無水フタル酸,テトラヒドロ無水フタル酸,メチルテト
ラヒドロ無水フタル酸,無水メチルナジック酸,無水ナ
ジック酸,無水グルタル酸等があげられ、特に充分に精
製され着色の少ないものが好ましい。これらは単独でも
しくは2種以上併せて用いられる。特に、テトラヒドロ
無水フタル酸を用いることが好ましい。
【0015】そして、前記特殊な混合エポキシ樹脂(A
成分)と酸無水物系硬化剤(B成分)の配合割合は、A
成分のエポキシ基1当量に対してB成分の酸無水物当量
を0.5〜1.5の範囲に設定することが好ましく、特
に好ましくは0.8〜1.2である。すなわち、上記B
成分の酸無水物当量が上記範囲を外れると、製品の耐湿
・耐熱信頼性が低下したり、変色,黄変が発生する場合
があるからである。なお、上記酸無水物系硬化剤におけ
る当量は、つぎのように設定される。すなわち、A成分
中のエポキシ基1個に対して、酸無水物系硬化剤中の酸
無水物基が1個の場合を当量(酸無水物当量)1.0と
する。そして、上記酸無水物当量が0.5〜1.5と
は、特殊な混合エポキシ樹脂(A成分)中のエポキシ基
1個に対して、酸無水物系硬化剤(B成分)中の酸無水
物基の数が0.5〜1.5個であるという趣旨である。
【0016】上記A成分およびB成分とともに用いられ
る硬化促進剤(C成分)としては、第三級アミン類,イ
ミダゾール類,第四級アンモニウム塩および有機金属塩
類等があげられる。これらは単独でもしくは2種以上併
せて用いられる。特に、透明性という点から、1,8−
ジアザ−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7および
その誘導体等を用いることが好ましい。上記硬化促進剤
(C成分)の使用量は、上記特殊な混合エポキシ樹脂
(A成分)100重量部(以下「部」と略す)に対して
0.1〜6.0部の範囲に設定することが好ましく、特
に好ましくは0.4〜3.0部である。すなわち、硬化
促進剤(C成分)の使用量が0.1部未満では、例えば
140〜160℃の光半導体封止の成形温度では硬化速
度が遅くなってしまい作業効率が低下し、逆に6.0部
を超えると、硬化した際に封止樹脂が着色する場合があ
るからである。
【0017】なお、この発明に用いられるエポキシ樹脂
組成物には、上記A〜C成分以外に、必要に応じて、染
料,変性剤,劣化防止剤,離型剤等の他の添加剤を適宜
に配合することができる。
【0018】上記染料としては、特に限定するものでは
なく従来公知のものがあげられる。
【0019】上記変性剤としては、シリコーン系変性剤
等があげられる。
【0020】上記劣化防止剤としては、フェノール系化
合物,アミン系化合物,有機硫黄系化合物,ホスフィン
系化合物等従来公知のものがあげられる。
【0021】上記離型剤としては、モンタン酸,ステア
リン酸およびその金属塩、ポリエチレン系カルナバ等の
従来公知のものがあげられる。
【0022】この発明に用いられるエポキシ樹脂組成物
は、例えば、つぎのようにして製造することができる。
すなわち、上記特殊な混合エポキシ樹脂(A成分),酸
無水物系硬化剤(B成分),硬化促進剤(C成分)およ
び必要に応じて染料,変性剤,劣化防止剤,離型剤等の
他の添加剤を適宜に配合する。そして、これを常法に準
じドライブレンド法、または溶融ブレンド法を適宜採用
して混合,混練する。そして、冷却し粉砕し、さらに必
要に応じて打錠することによりエポキシ樹脂組成物を製
造することができる。
【0023】このようなエポキシ樹脂組成物を用いての
光半導体素子の封止は特に限定するものではなく、例え
ば、トランスファー成形等の公知のモールド方法により
行うことができる。
【0024】このようにして得られる光半導体装置は、
極めて優れた耐湿信頼性を有している。
【0025】なお、この発明において、封止樹脂である
硬化物としては、厚み1mmの硬化物において、分光光
度計の測定により、波長600nmの光透過率が90%
以上のものが好ましい。
【0026】
【発明の効果】以上のように、この発明の光半導体装置
は、主成分であるエポキシ樹脂成分として、前記一般式
(1)で表されるノボラック型エポキシ樹脂とビスフェ
ノールA型エポキシ樹脂とを特定の混合割合した混合エ
ポキシ樹脂を用い、これを含有する特殊なエポキシ樹脂
組成物により樹脂封止されたものである。このため、上
記特殊なノボラック型エポキシ樹脂を併用していること
から、高い透明性が保持されたまま、耐湿信頼性が極め
て高い。
【0027】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
【0028】
【実施例1〜14、比較例1〜5】後記の表1〜表3に
示す各成分を、同表に示す割合で配合し、ミキシングロ
ール機で溶融混練(120℃)を行い、熟成した後、室
温で冷却して粉砕することにより目的とするエポキシ樹
脂組成物を得た。
【0029】
【表1】
【0030】
【表2】
【0031】
【表3】
【0032】前記のように、実施例および比較例によっ
て得られた微粉末状エポキシ樹脂組成物を用い、光半導
体素子をトランスファーモールド(成形条件:150℃
×4分)し、さらに、120℃×16時間の条件でアフ
ターキュアすることにより光半導体装置を製造した。こ
のようにして得られた光半導体装置について、プレッシ
ャークッカー試験(PCTテスト:121℃,2気圧の
条件下)後のリーク電流の変動を測定した。また、得ら
れたエポキシ樹脂組成物のガラス転移温度および85℃
×85%RH吸水率特性を調べた。その結果を、後記の
表4〜表6に示した。なお、各測定方法は下記の方法に
従った。
【0033】〔ガラス転移温度〕JIS−K−6911
に準じ、熱機械分析装置(TMA)によるTMA曲線の
屈曲点(α1 とα2 との交点)から求めた。なお、α1
はガラス状領域での線膨脹係数であり、α2 はゴム状領
域での線膨脹係数である。また、試料の硬化条件は、1
50℃×4分+120℃×16時間とした。
【0034】〔85℃×85%RH吸水率特性〕JIS
−K−6911に準じ、85℃×85%RHでの120
0時間放置後における値を求めた。なお、試料の硬化条
件は、150℃×4分+120℃×16時間とした。
【0035】〔PCT後のリーク電流の変動測定〕光半
導体装置を上記PCTテスト条件下に、各々10時間,
30時間,50時間,70時間投入した後、常温・常湿
において2時間放置したものを電圧10Vで30秒間印
加させリーク電流を測定した。
【0036】 パッケージサイズ:4.5mm×6.0mm×厚み3.0mm チップサイズ :1.5mm×1.5mm×厚み0.5mm
【0037】さらに、各エポキシ樹脂組成物を用い、厚
み1mmの硬化体を成形した〔硬化条件:150℃×4
分+150℃×3時間(アフターキュア)〕。これにつ
いて、波長600nmにおける光透過率を分光光度計
(島津製作所社製、UV−3101PC)を用いて測定
した。この結果を後記の表4〜表6に併せて示す。
【0038】
【表4】
【0039】
【表5】
【0040】
【表6】
【0041】上記表4〜表6の結果から、実施例品は、
比較例品に比べて吸水率が低いことから、耐湿性に優れ
ていることがわかる。また、実施例品は、PCTテスト
でのリーク電流の変動測定からも耐湿信頼性に優れてい
ることがわかる。さらに、実施例品は、全て光透過率が
高いことから、上記耐湿信頼性とともに透明性にも優れ
ていることがわかる。しかも、ガラス転移温度が高く優
れた耐熱性をも備えている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原田 忠昭 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 丸橋 隆彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(A)〜(C)成分を含有するエ
    ポキシ樹脂組成物を用いて光半導体素子を封止してなる
    光半導体装置。 (A)下記の一般式(1)で表されるノボラック型エポ
    キシ樹脂(X)と、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
    (Y)とからなる混合エポキシ樹脂であって、上記Xお
    よびYの重量基準の混合割合〔X/(X+Y)×10
    0〕が20〜100になるように設定されている混合エ
    ポキシ樹脂。 【化1】 (B)酸無水物系硬化剤。 (C)硬化促進剤。
  2. 【請求項2】 下記の(A)〜(C)成分を含有する光
    半導体封止用エポキシ樹脂組成物。 (A)下記の一般式(1)で表されるノボラック型エポ
    キシ樹脂(X)と、ビスフェノールA型エポキシ樹脂
    (Y)とからなる混合エポキシ樹脂であって、上記Xお
    よびYの重量基準の混合割合〔X/(X+Y)×10
    0〕が20〜100になるように設定されている混合エ
    ポキシ樹脂。 【化2】 (B)酸無水物系硬化剤。 (C)硬化促進剤。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08198953A (ja) * 1995-01-26 1996-08-06 Nitto Denko Corp 光半導体装置
JP2001131260A (ja) * 1999-11-09 2001-05-15 Nippon Steel Chem Co Ltd 液状樹脂成形材料
JP2009167240A (ja) * 2008-01-11 2009-07-30 Nippon Kayaku Co Ltd エポキシ樹脂、エポキシ樹脂組成物、及びその硬化物
JP2013166878A (ja) * 2012-02-16 2013-08-29 Nippon Steel & Sumikin Chemical Co Ltd エポキシ樹脂組成物及び硬化物

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