JPH08274831A - ディジタル復調器のクロック再生回路 - Google Patents

ディジタル復調器のクロック再生回路

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JPH08274831A
JPH08274831A JP7074871A JP7487195A JPH08274831A JP H08274831 A JPH08274831 A JP H08274831A JP 7074871 A JP7074871 A JP 7074871A JP 7487195 A JP7487195 A JP 7487195A JP H08274831 A JPH08274831 A JP H08274831A
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clock
phase
signal
circuit
sync pattern
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Hiroto Maeda
博人 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生クロックの位相が正規の位相よりも進ん
でいてもまた遅れていても、短時間のうちに再生クロッ
クの位相を正規の位相範囲に引込むことを可能とする。 【構成】 同期パターン検知回路62により復調ベース
バンド信号中から同期パターンを検出し、この同期パタ
ーンが検出されるごとにその検出時点から次の検出時点
までの再生クロックRCKの発生数をカウントして、そ
のカウント値データを比較器92で基準データと比較す
る。そして、この比較結果から再生クロックRCKの周
波数が復調ベースバンド信号のクロック周波数に対し高
いか低いかを判定し、高ければカウンタ82にダウンカ
ウント動作を行なわせてスイープ信号電圧を減少させ、
低ければカウンタ82にアップカウント動作を行なわせ
てスイープ信号電圧を増加させるように制御したもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば衛星通信システ
ムやディジタル移動通信システムの受信装置に使用され
るディジタル復調器に係わり、特にこの復調器に設けら
れるクロック再生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衛星通信システムやディジタル
移動通信システムでは、変復調方式としてBPSK(Bi
bary Phase Shift Kying)方式やQPSK(Quadrature
PhaseShift Kying)方式、MSK(Mimimum Phase Shi
ft Kying )方式等のディジタル位相変調方式が採用さ
れており、これらのシステムで使用される通信装置には
上記変調方式に応じたディジタル復調器が設けられてい
る。このうちQPSK復調器は、例えば高周波回路から
出力された受信中間周波信号を同期検波器で再生搬送波
とミキシングすることにより復調し、この復調信号を低
域フィルタで高調波成分を除去したのち符号識別器に入
力することで復調データを識別再生するように構成され
ている。
【0003】ところで、上記符号識別器において符号識
別を行なうためには復調データに同期したクロックが必
要であり、そのため復調器にはクロック再生回路が設け
られている。クロック再生回路は、例えばPLL(Phas
e Locked Loop )回路を有し、このPLL回路により復
調ベースバンド信号のクロックに同期した再生クロック
を発生している。また、再生クロックの位相がPLL回
路の位相引込み範囲を超えて引込めなくなった場合に備
えて、クロック再生回路はスイープ回路を有している。
このスイープ回路は、上記再生クロックの位相が復調ベ
ースバンド信号のクロック位相から所定量以上ずれた場
合に動作し、例えば図7に示すように電圧値が鋸歯状に
変化するスイープ信号を発生する。そして、このスイー
プ信号を上記PLL回路の制御電圧に加算してVCOに
供給することにより、再生クロックの位相をPLL回路
の引込み範囲内に戻すようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のクロック再生回路には次のような解決すべき課題
があった。すなわち、スイープ回路からは電圧波形が図
7に示したように固定されたスイープ信号が発生され
る。このため、再生クロックの周波数が復調ベースバン
ド信号の周波数よりも低く例えば図7のイに示す位置に
あった場合には、スイープ信号を発生させることにより
VCOの制御電圧を比較的短時間のうちにPLL回路の
位相引込み範囲内に戻すことが可能である。しかしなが
ら、再生クロックの周波数が復調ベースバンド信号の周
波数よりも高く例えば図7のロに示す位置にあった場合
には、スイープ信号の電圧値が上記ロの値からハの値に
達するまでVCOの制御電圧をPLL回路の位相引込み
範囲内に戻すことができず、位相引込みに時間を長い時
間を要する。
【0005】そこで本発明は、再生クロックの位相が正
規の位相よりも進んでいてもまた遅れていても短時間の
うちに再生クロックの位相を正規の位相範囲に引込むこ
とができるディジタル復調器のクロック再生回路を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のクロック再生回路は、受信したディジタル信
号に同期パターンが一定の時間間隔で挿入されているこ
とに着目してなされたもので、PLL回路により復調信
号に同期した再生クロックを発生する再生クロック発生
手段と、上記再生クロックの位相ずれ量が上記PLL回
路の位相引込み範囲を超えている場合に上記PLL回路
に対しスイープ信号を供給するためのスイープ信号発生
手段とに加え、同期パターン検出手段と、計測手段と、
判定手段と、スイープ制御手段とを新たに備えている。
【0007】そして、上記同期パターン検出手段により
復調信号中から同期パターンを検出し、この同期パター
ンが検出されるごとにその検出時点から次の検出時点ま
での再生クロックの発生数を上記計測手段により計測
し、この計測手段により得られた計測値を上記復調信号
中の同期パターン間における本来のクロック数と比較し
て、その比較結果から上記復調信号クロックに対する上
記再生クロックの位相の進み遅れを上記判定手段により
判定している。そして、この判定手段の判定結果に基づ
いて、上記スイープ信号発生回路から発生されるスイー
プ信号の増減方向を制御するようにしたものである。
【0008】また本発明は、上記スイープ信号発生手段
として、所定周波数のカウントクロックをカウントして
そのカウント値を出力するアップダウンカウンタを用
い、上記スイープ制御回路により、上記判定手段の判定
結果に基づいて上記アップダウンカウンタにおけるカウ
ント方向を制御するようにしたことも特徴としている。
【0009】
【作用】この結果本発明によれば、復調信号クロックに
対する再生クロックの位相ずれ量がPLL回路の位相引
込み範囲を超えると、復調信号中の2つの同期パターン
間に発生される再生クロック数が計測され、この計測値
が本来のクロック数と比較されてその比較結果から上記
復調信号クロックに対する上記再生クロックの位相の進
み遅れが判定される。そして、この判定の結果に基づい
て、例えば再生クロックの位相が遅れている場合にはこ
の再生クロックの位相を進ませるべくスイープ信号が増
加方向に制御され、これに対し再生クロックの位相が進
んでいる場合にはこの再生クロックの位相を遅らせるべ
くスイープ信号が減少方向に制御される。すなわち、再
生クロックの位相のずれ方向に応じて、その都度この再
生クロックの位相をPLL回路の位相引込み範囲に近付
ける方向にスイープ信号の増減方向が制御される。
【0010】したがって、スイープ信号を常に一定の方
向に変化させていた従来の回路に比べて、再生クロック
の位相がどの方向にずれていても、再生クロックの位相
を短時間のうちにPLL回路の位相引込み範囲内に戻す
ことが可能となる。したがって、位相引込み速度の速い
応答性の優れたクロック再生回路を提供することが可能
となる。
【0011】また、スイープ信号発生手段としてアップ
ダウンカウンタを用い、このアップダウンカウンタのカ
ウント方向を変えることでスイープ信号の増減の方向を
制御することにより、スイープ信号の増減方向の制御を
比較的簡単な構成で行なうことができる。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わるクロック
再生回路を備えたQPSK復調器の構成を示す回路ブロ
ック図である。図示しない高周波回路から出力された中
間周波の受信変調波信号は、先ず直交検波器1に入力さ
れる。直交検波器1は、2個のミキサ11I,11Q
と、π/2移相器12とを備え、各ミキサ11I,11
Qにおいて上記受信変調波信号を搬送波再生回路2から
発生された再生搬送波とミキシングして同相成分および
直交成分の復調ベースバンド信号BSI,BSQを出力
する。これらの復調ベースバンド信号BSI,BSQ
は、それぞれ低域通過フィルタ(LPF)3I,3Qで
高調波成分が除去されたのち符号識別器としてのアナロ
グ/ディジタル(A/D)変換器4I,4Qに入力さ
れ、これらのA/D変換器4I,4Qで符号識別され
る。そして、これらの符号識別された復調信号は、並列
/直列(P/S)変換器5で1系列の直列信号に変換さ
れたのち、復調データDTとして図示しない誤り訂正復
号回路に供給される。
【0013】ところで、本実施例のQPSK復調器には
クロック再生回路6が設けられている。クロック再生回
路6は、上記A/D変換器4I,4Qにおいて符号識別
を行なうために必要な再生クロックRCKを発生するも
ので、クロック再生部61と、同期パターン検知回路6
2とから構成される。
【0014】このうち同期パターン検知回路62は、上
記P/S変換器5から出力された復調データDT中から
同期パターンを検出するものである。ここで、送信局か
ら送信される伝送データは、例えば図3に示すごとく各
フレームごとに先頭に同期パターン(SYCビット)を
配置してその後ろに複数の情報ビットを配置したもの
で、1フレームは固定長となっている。すなわち、伝送
データには同期パターンが一定の間隔で配置されてい
る。したがって、送信局から伝送データが到来している
限り、同期パターン検知回路62では復調データDT中
から一定の時間間隔で同期パターンが検出される。この
同期パターンが検出されるごとに、同期パターン検知回
路62は同期パターン検出信号を出力する。
【0015】一方、クロック再生部61は次のように構
成される。図2はその構成を示す回路ブロック図であ
る。クロック再生部61は、PLL回路61aと、スイ
ープ信号発生回路61bと、スイープ制御回路61cと
から構成される。
【0016】PLL回路61aは、位相比較器71と、
ループフィルタ72と、加算器73と、電圧制御発振器
(VCO)74とを有している。そして、VCO74か
ら発振された再生クロックRCKの位相を位相比較器7
1で復調ベースバンド信号BSI,BSQの位相と比較
し、その位相差信号をループフィルタ72で平滑するこ
とにより制御電圧を生成して、この制御電圧を加算器7
3を経て上記VCO74に供給することにより再生クロ
ックRCKの発振周波数を制御する。
【0017】スイープ信号発生回路61bは、所定の周
波数のカウントクロックを発生する発振器81と、スイ
ープ信号発生用のカウンタ82と、ディジタル/アナロ
グ(D/A)変換器83とを備えている。
【0018】カウンタ82は、アップダウンカウンタか
らなり、後述するスイープ制御回路61cからカウント
動作を許可する動作制御信号が供給されている期間に、
上記発振器81から発生されたカウントクロックをカウ
ントする。このときカウント動作の方向、つまりカウン
ト値を増加させる方向にカウントするか減少させる方向
にカウントするかは、スイープ制御回路61cから出力
されるアップダウン制御信号U/Dにより制御される。
このカウンタ82のカウント値は、D/A変換器83に
よりアナログ電圧値に変換されてスイープ信号として上
記PLL回路61aの加算器73に供給される。加算器
73では、ループフィルタ72から出力された制御電圧
に上記スイープ信号電圧を加算し、その加算電圧をVC
O74に供給する。
【0019】スイープ制御回路61cは、再生クロック
数計測用のカウンタ91と、比較器92とを備えてい
る。カウンタ91には、同期パターン検知回路62から
出力される同期パターン検出信号がリセット信号として
入力される。したがってカウンタ91では、上記同期パ
ターン検出信号が入力された時点から次に同期パターン
検出信号が入力されるまでの期間に再生クロックRCK
のカウントが行なわれ、そのカウント値データは比較器
92へ出力される。
【0020】比較器92は、上記カウンタ91のカウン
ト値データを基準データと比較する。このとき基準デー
タは、上記同期パターン検出信号が出力されてから次の
同期パターン検出信号が検出されるまでの期間、つまり
復調データの1フレーム期間に含まれる本来の伝送クロ
ック数に設定されている。比較器92は、上記比較結果
から、カウント値データが比較器自身の動作範囲を越え
ているか否かを判定し、この判定結果に応じて上記スイ
ープ信号発生用のカウンタ82の動作をオンオフするた
めの動作制御信号ON/OFFを出力する。また同時に
比較器92は、上記比較結果からカウント値データが基
準データよりも大きいか小さいかを判定し、この判定結
果に応じたアップダウン信号U/Dを出力する。
【0021】次に、以上のように構成されたクロック再
生回路6の動作を説明する。受信動作中にクロック再生
回路6では、PLL回路61aから復調ベースバンド信
号BSI,BSQに含まれるクロックに位相同期した再
生クロックRCKが発生される。この再生クロックRC
Kにより、A/D変換器4I,4Qでは復調ベースバン
ド信号BSI,BSQの符号識別が行なわれる。
【0022】さて、この状態で何らかの原因により再生
クロックRCKの周波数が変動したとする。この再生ク
ロックRCKの周波数変動はスイープ制御回路61cに
おいて検出される。すなわち、同期パターン検知回路6
2において復調ベースバンド信号BSI,BSQ中の同
期パターンが検出されると、この時点から次に同期パタ
ーンが検出されるまでの期間に、カウンタ91で再生ク
ロックRCKの発生数がカウントされる。そして、この
再生クロックRCKのカウント値が比較器92において
基準データと比較され、この比較結果から再生クロック
RCKのカウント値が基準データよりも大きいか小さい
か、つまり再生クロックRCKの周波数が復調ベースバ
ンド信号BSI,BSQのクロック周波数よりも高いか
低いかが判定される。そして、この判定結果に応じて、
スイープ信号発生用のカウンタ82のカウント動作が制
御される。
【0023】例えば、次の同期パターンの検出タイミン
グ、つまり比較タイミングが図4のAだった場合には、
再生クロックRCKのカウント値データと基準値データ
とがほぼ等しいため、再生クロックRCKの位相変動は
PLL回路61aにおいて吸収可能と判断してカウンタ
82を非動作状態に保持し、スイープ信号を発生させな
い。
【0024】これに対し、次の同期パターンの検出タイ
ミングが図4のBだった場合には、比較器92は再生ク
ロックRCKの周波数が復調ベースバンド信号BSI,
BSQのクロック周波数よりも低く、PLL回路61a
ではその位相差を吸収できないと判断し、スイープ信号
を発生させるためにカウンタ82をカウント動作状態に
設定する。また、それとともに比較器92は、再生クロ
ックRCKの周波数が復調ベースバンド信号BSI,B
SQのクロック周波数よりも低いことから、再生クロッ
クRCKの周波数を高めるためにはスイープ信号電圧を
増加させる必要があると判断し、カウンタ82に対しカ
ウントアップ制御信号を与える。このため、カウンタ8
2はアップカウント動作を開始し、そのカウント値はD
/A変換器83でアナログ電圧に変換されてスイープ信
号として加算器73に供給される。図5中のb1からb
2は、このときのスイープ信号電圧の変化を示すもので
ある。
【0025】したがってVCO74には、ループフィル
タ72の出力電圧に上記増加方向に変化するスイープ信
号電圧が加算された制御電圧が供給され、これによりV
CO74から発生される再生クロックRCKの周波数は
増加する。
【0026】一方、次の同期パターンの検出タイミング
が図4のCだった場合には、比較器92は再生クロック
RCKの周波数が復調ベースバンド信号BSI,BSQ
のクロック周波数よりも高く、この場合も上記Bの場合
と同様にPLL回路61aではその位相差を吸収できな
いと判断し、スイープ信号を発生させるためにカウンタ
82をカウント動作状態に設定する。
【0027】また、それとともに比較器92は、再生ク
ロックRCKの周波数が復調ベースバンド信号BSI,
BSQのクロック周波数よりも高いことから、再生クロ
ックRCKの周波数を低下させるためにはスイープ信号
を減少させる必要があると判断し、カウンタ82に対し
カウントダウン制御信号を与える。このため、カウンタ
82はアップカウント動作を開始し、そのカウント値は
D/A変換器83でアナログ電圧に変換されてスイープ
信号として加算器73に供給される。図6中のc1から
c2はこのときのスイープ信号電圧の変化を示すもので
ある。
【0028】したがってVCO74には、ループフィル
タ72の出力電圧に、上記減少方向に変化するスイープ
信号電圧が加算された制御電圧が供給され、これにより
VCO74から発生される再生クロックRCKの周波数
は低下する。
【0029】なお、次の同期パターンの検出タイミング
が図4のDまたはEだった場合には、比較器92は同期
パターンの検出が正常に行なわれなかったものと判断
し、カウンタ82には前回の同期パターン検出時点で決
定したカウント動作を再度行なわせる。
【0030】このように本実施例のクロック再生回路で
は、同期パターン検知回路62により復調ベースバンド
信号BSI,BSQ中から同期パターンを検出し、この
同期パターンが検出されるごとにその検出時点から次の
検出時点までの再生クロックRCKの発生数をカウント
して、そのカウント値データを比較器92で基準データ
と比較する。そして、この比較結果から再生クロックR
CKの周波数が復調ベースバンド信号BSI,BSQの
クロック周波数に対し高いか低いかを判定し、高ければ
アップダウンカウンタ82にダウンカウント動作を行な
わせてスイープ信号電圧を減少させ、低ければアップダ
ウンカウンタ82にアップカウント動作を行なわせてス
イープ信号電圧を増加させるように制御している。
【0031】したがって本実施例であれば、再生クロッ
クRCKの周波数が高くずれているか低くずれているか
に応じて、スイープ信号電圧の変化方向が減少または増
加する方向に切り替えられる。このため、再生クロック
RCKの位相がどの方向にずれていても、再生クロック
RCKの位相を短時間のうちにPLL回路61aの位相
引込み範囲内に戻すことができる。したがって、位相引
込み速度の速い応答性の優れたクロック再生回路を提供
することができる。
【0032】また、スイープ信号発生器としてアップダ
ウンカウンタ82を用いたことによって、このアップダ
ウンカウンタ82のカウント方向を指定するだけでスイ
ープ信号電圧の変化方向を制御することができるので、
簡単な構成で実現できる利点がある。
【0033】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではスイープ信号発生
用のカウンタ82を、再生クロックRCKの周波数が低
い方向にずれている場合にはカウント値「0」からアッ
プカウントさせ、一方再生クロックRCKの周波数が高
い方向にずれている場合にはカウント値「最大値」から
ダウンカウントさせるように制御したが、上記「0」お
よび「最大値」の代わりに所定のオフセット値を与える
ようにしてもよい。
【0034】このようにすると、スイープ信号電圧の値
を、「0」あるいは「最大値」からカウント動作を開始
する場合に比べて、より短時間のうちにPLL回路61
aの引き込み可能範囲内に対応する値に到達させること
ができ、これにより再生クロックRCKの同期引き込み
速度をさらに高速化することができる。
【0035】また前記実施例では、QPSK復調器を例
にとって説明したが、BPSK復調器やOQPSK(Of
fset QPSK)復調器、DQPSK(Differentially
QPSK)復調器、MSK復調器等の他の変調方式に
対応したディジタル復調器に本発明を適用してもよい。
【0036】その他、復調器の回路構成や、PLL回路
およびスイープ信号発生回路の構成、スイープ制御回路
の構成および制御手順や制御内容などについても、本発
明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、同期パ
ターン検出手段と、計測手段と、判定手段と、スイープ
制御手段とを新たに備え、上記同期パターン検出手段に
より復調信号中から検出される2つの同期パターン間に
おいて、上記計測手段により上記再生クロック発生手段
から発生される再生クロック数を計測し、この計測手段
により得られた計測値を上記復調信号中の同期パターン
間における本来のクロック数と比較して、その比較結果
から上記復調信号クロックに対する上記再生クロックの
位相の進み遅れを上記判定手段により判定している。そ
して、この判定手段の判定結果に基づいて、スイープ信
号発生回路から発生されるスイープ信号の増減方向を制
御するようにしている。
【0038】したがって本発明によれば、再生クロック
の位相が正規の位相よりも進んでいてもまた遅れていて
も短時間のうちに再生クロックの位相を正規の位相範囲
に引込むことができるディジタル復調器のクロック再生
回路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるクロック再生回路を
備えたQPSK復調器の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示したQPSK復調器におけるクロック
再生部の構成を示す回路ブロック図。
【図3】伝送データのフレーム構成を示す図。
【図4】図2に示したクロック再生部の動作説明に使用
するための図。
【図5】図2に示したクロック再生部の動作説明に使用
するための図。
【図6】図2に示したクロック再生部の動作説明に使用
するための図。
【図7】従来のクロック再生回路の動作を説明するため
の図。
【符号の説明】
1…直交検波器11I,11Q…ミキサ 12…π/2移相器 2…搬送波再生回路 3I,3Q…低域通過フィルタ(LPF) 4I,4Q…アナログ/ディジタル(A/D)変換器 5…並列/直列(P/S)変換器 6…クロック再生回路 61…クロック再生部 62…同期パターン検知回路 61a…PLL回路 61b…スイープ信号発生回路 61c…スイープ制御回路 71…位相比較器 72…ループフィルタ 73…加算器 74…電圧制御発振器(VCO) 81…カウントクロックの発振器 82…スイープ信号発生用のカウンタ 83…ディジタル/アナログ(D/A)変換器 91…再生クロックカウント用のカウンタ 92…比較器 BSI,BSQ…復調ベースバンド信号 DT…復調データ RCK…再生クロック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同期パターンが一定の時間間隔で挿入さ
    れたディジタル位相変調波信号を復調して復調信号を出
    力するディジタル復調器のクロック再生回路において、 所定の位相引込み範囲を有するPLL回路を備え、前記
    復調信号に含まれるクロックに同期した再生クロックを
    発生するための再生クロック発生手段と、 前記復調信号に含まれるクロックに対する前記再生クロ
    ックの位相ずれ量が前記PLL回路の位相引込み範囲を
    超えている場合に、前記PLL回路に対しスイープ信号
    を供給するためのスイープ信号発生手段と、 前記復調信号中から同期パターンを検出するための同期
    パターン検出手段と、 この同期パターン検出手段により同期パターンが検出さ
    れた時点から次の同期パターンが検出されるまでの期間
    に、前記再生クロック発生手段から発生された再生クロ
    ック数を計測するための計測手段と、 この計測手段により得られた計測値を前記復調信号中の
    同期パターン間における本来のクロック数と比較して、
    その比較結果から前記復調信号クロックに対する前記再
    生クロックの位相の進み遅れを判定するための判定手段
    と、 この判定手段の判定結果に基づいて、前記スイープ信号
    発生回路から発生されるスイープ信号の増減方向を制御
    するスイープ制御手段とを具備したことを特徴とするデ
    ィジタル復調器のクロック再生回路。
  2. 【請求項2】 前記スイープ信号発生手段は、所定周波
    数のカウントクロックをカウントしてそのカウント値を
    出力するアップダウンカウンタを有し、かつ前記スイー
    プ制御手段は、前記判定手段の判定結果に基づいて前記
    アップダウンカウンタにおけるカウント方向を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載のディジタル復調器のク
    ロック再生回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044713A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Fujitsu Ltd 差動四位相偏移変調光受信回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012044713A (ja) * 2011-11-14 2012-03-01 Fujitsu Ltd 差動四位相偏移変調光受信回路

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