JPH0827584A - 金属材料の洗浄方法および表面処理方法 - Google Patents

金属材料の洗浄方法および表面処理方法

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JPH0827584A
JPH0827584A JP7065351A JP6535195A JPH0827584A JP H0827584 A JPH0827584 A JP H0827584A JP 7065351 A JP7065351 A JP 7065351A JP 6535195 A JP6535195 A JP 6535195A JP H0827584 A JPH0827584 A JP H0827584A
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JP
Japan
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metal material
oxide film
cleaning
laser
metal
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Pending
Application number
JP7065351A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyouichi Kitagawa
彰一 北側
Hiroyuki Nakajima
宏幸 中島
Tetsuya Inoue
鉄也 井上
Motomitsu Suzuki
基光 鈴木
Akio Komura
明夫 小村
Jirou Ishibe
二朗 石辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanadevia Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
Hitachi Shipbuilding and Engineering Co Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】汚染物質を嫌う機器の金属部材の表面に残存す
る汚染物質を簡易に除去する方法を提供する。 【構成】アルミニウム材1等の金属材料の表面に、エネ
ルギー密度10J/mm 2 〜100J/mm2 のレーザ
光4を照射し、表面の汚染物質5を除去する金属材料の
洗浄方法とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加速器、放射光装置、
分析装置などの真空容器、半導体製造装置、医薬品機器
等に用いられる金属材料のレーザによる洗浄方法および
真空容器や食品関連容器の表面の撥水性を高めるための
表面処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に加速器、放射光装置、分析装置、
半導体製造装置、医薬品機器、医薬品製造装置などにお
ける金属部材としては、その表面が清浄化されたもので
なければならない。すなわち、前記金属部材の表面が汚
染されていると、装置の機能を損なうばかりでなく、ま
た、製品も不良となるおそれがある。
【0003】このようなことから、前記金属部材の表面
を浄化するため、酸による洗浄や、電解研磨が行なわれ
ている。また、酸洗や溶剤(アルコール、アセトンな
ど)によるものや、ステンレス鋼では真空度を高めるた
めの電解研磨、複合電解研磨またアルミニウム合金材で
はアルコールを用いた加工や雰囲気ガス中での加工が行
われており、このような表面加工では、材料表面に水分
の吸着が多く、表面にできた被膜中に水分子が多量に取
り込まれてため、たとえば真空容器では、真空度を高め
るために、加熱脱ガス処理を行って水分子の追い出しを
はかっている。なお、この加熱脱ガス処理は、真空容器
を大気に開放する毎に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで金属部材の表
面には酸化皮膜が存在し、この酸化皮膜に汚染物質が含
まれ、前記の酸による洗浄や電解研磨による方法では、
酸化皮膜中の汚染物質を除去することができないばかり
でなく、水酸化物を形成するなどかえって汚染すること
があった。
【0005】また加熱脱ガス処理は、高真空以上を必要
とする場合、真空立ち上げに極めて長時間を必要とする
という問題があった。本発明は前記従来の問題に留意
し、金属部材の表面ならびに酸化皮膜中に残存する汚染
物質を確実に除去できる乾式の金属材料の洗浄方法と、
金属材料の表面に取り込まれている水分子を短時間で除
去して撥水性を高めることができる金属材料の表面処理
方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の金属材料の洗浄方法は、金属材料の表面に、
レーザ光をエネルギー密度10J/mm2 〜100J/
mm2 で照射する金属材料の洗浄方法とする。
【0007】また本発明の金属材料の洗浄方法は、金属
材料の表面の酸化皮膜にレーザ光を照射して前記酸化皮
膜を除去した後、金属材料の表面に新規な酸化皮膜を形
成する金属材料の洗浄方法とする。
【0008】さらに本発明の金属材料の表面処理方法
は、金属材料の表面にレーザ光を照射することにより、
材料表面の撥水性を高めるものとする。
【0009】
【作用】上記金属材料の洗浄方法は、金属表面の酸化皮
膜中に存在する汚染物質が、レーザ照射により除去さ
れ、また汚染物質の巣となっている金属材料の粒界に多
く存在する介在物、たとえば金属間化合物や非金属介在
物も除去できる。
【0010】さらにはレーザ照射で酸化皮膜も除去する
ことによって汚染物質を根こそぎに除去でき、その後に
汚染物質の存在しない新規な酸化皮膜を形成すること
で、加速器、半導体製造装置、製薬機器等に有用な金属
材料とすることとなる。
【0011】また金属材料の表面処理方法は、レーザ光
を照射することにより、大気中では金属材料の表面に、
水分子が分離された緻密な酸化被膜を形成することがで
き、これにより撥水性を高めることができ、たとえば真
空容器では加熱脱ガス処理を無くすか、または短時間で
処理できて、高真空度を得ることができる。または食品
容器では撥水性を高めることにより耐腐食性を向上させ
ることができる。
【0012】
【実施例】以下に本発明に係る金属材料の洗浄方法の実
施例について説明する。図1において、1はアルミニウ
ム材である。このアルミニウム材1はアルゴン雰囲気で
押し出したものであり、表面には酸化皮膜2が存在して
いる。そして酸化皮膜2の表面には汚染物質が幾分か残
存している。
【0013】レーザ光4はレンズ3を通して前記アルミ
ニウム材1に照射される。さらに具体的には5×20m
mのビーム通過孔をもつマスク(図示せず)を介してレ
ーザ光4を照射し、その1ショット当りのエネルギーは
215ジュール/パルスとする。そして最も良好な条件
としては52ジュール/mm2 であり、適正なエネルギ
ー密度範囲は10〜100ジュール/mm2 であった。
【0014】なお、この範囲外では、たとえば130ジ
ュール/mm2 としたときには、金属材料の表面が溶融
し、金属材料を損傷するため不都合である。前記の適正
なエネルギ密度の範囲のレーザ光4の照射をくり返えす
ことにより、所期の汚染物質の除去ができた。なお、照
射による洗浄効果はエネルギー密度により変化するた
め、図1の6で示すように、焦点距離を変えることが好
ましい。
【0015】上記のレーザ洗浄の評価を光学顕微鏡観察
ならびにオージエ分析で行なったところ、次のとおりで
あった。まず、光学顕微鏡観察において、観察像として
示していないが、レーザ照射部は表面の光輝度が高く、
表面汚染物質が除去されており、また、結晶粒界も清浄
化されていることが確認できた。これに対してレーザ未
照射部は光輝度が低く、表面汚染物質が残存しているの
が確認できた。なお、エネルギー密度を高くしすぎた場
合を観察すると、表面は溶融し、洗浄効果はとぼしいも
のであった。
【0016】つぎにレーザ照射前後のオージエ分析結果
を図2および図3を示す。図2はレーザ照射前のアルミ
ニウム材のオージエ分析結果であり、図3はレーザ照射
後のアルミニウム材のオージェ結果を示す。図示のよう
にレーザ照射前に対し、レーザ照射後に不純物であるカ
ーボンCが極度に減少しており、表面汚染が激減して汚
染のない新しい厚い酸化皮膜が形成されており、その清
浄化効果が見られる。
【0017】次に本発明に係る金属材料の撥水性を高め
るための表面処理方法の一実施例を図4および図5に基
づいて説明する。図4は大気中で使用された実験装置の
概略構成を示し、11は50Wの赤外CO2 レーザ光1
2を発振するレーザ発振器で、このレーザ発振器11か
ら発振されたレーザ光12は、集光レンズ13を介し
て、回転軸が45°傾斜された回転移動ホルダー14上
の被処理金属材(金属材料)15の表面に照射され、レ
ーザ光12が均一に照射されるように回転移動ホルダー
14が駆動装置(図示せず)により左右に移動されると
ともに回転されてスキャニングされる。16は反射光ト
ラップ板である。
【0018】ここでは被処理金属材15にアルミニウム
合金が使用され、その表面にあらかじめ水に濡らしたも
のを準備し、レーザ光12を1分以下および2分以上金
属材5の表面に照射して処理した。これら被照射被処理
金属材15と未照射被処理金属材とにそれぞれ水滴を表
面に落とし、マイクロスコープによりこの水滴の広がり
状態を観察して撥水性を判断した。
【0019】その結果、レーザ光を照射することによ
り、被処理金属材15の表面の揮発性を高めることが実
証できた。また同じエネルギー密度では、照射時間が長
いほど撥水性が大きくなることがわかった。
【0020】これは、図5に示すように、圧延された後
のアルミニウム合金製の被処理金属材5−1では、表面
層(汚染された酸化皮膜)21にAl2O3 とAl(OH)3 が混
在した状態であり、この表面に赤外線CO2 レーザ光1
2をした場合には、Al2O3 +2Al(OH)3 →2Al2O3 +3
H2O となり、緻密化された酸化被膜層22が形成される
からである。
【0021】上記方法によれば、被処理金属材3の表面
に緻密な酸化被膜表面層22を形成することにより、表
面層21の水分子を蒸発させて撥水性を高めることがで
きる。したがって、たとえば金属製真空容器の内面にレ
ーザ光を照射することにより、加熱脱ガス処理を行わな
いか、または短時間の加熱脱ガス処理で所定の真空度に
することができる。また金属製食品容器では表面にレー
ザ光12を照射することにより、撥水性を高めて耐腐食
性を向上させることができる。
【0022】なお、洗浄方法により得られる新たな酸化
皮膜と、表面処理方法により得られる新たな酸化皮膜と
は、同一のものであり、双方とも洗浄効果および撥水性
の向上が認められた。
【0023】
【発明の効果】以上に述べたごとく本発明の金属材料の
洗浄方法によれば、レーザ光による金属材料の洗浄であ
るので、その洗浄作業が容易であり、しかも、酸化皮膜
に残存する汚染物質を酸化皮膜とともに除去し、新たに
洗浄された酸化皮膜を形成できるので、その洗浄効果が
大きく、汚染物質を嫌う機器、製造装置の金属部材の洗
浄方法としてその効果は大きい。
【0024】また本発明の金属材料の表面処理方法によ
れば、レーザ光を照射することにより、大気中では金属
材料の表面に、水分子が分離された緻密な酸化被膜を形
成することができ、これにより撥水性を高めることがで
きる。したがって、たとえば真空容器では短時間で処理
できて高真空度を得ることができ、また食品容器では、
撥水性を高めることにより耐腐食性を向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属材料の洗浄方法を実施している状
態の説明図
【図2】レーザ照射前のアルミニウム材のオージエ分析
を示すグラフ
【図3】レーザ照射後のアルミニウム材のオージエ分析
を示すグラフ
【図4】本発明に係る表面処理方法の実験装置を示す概
略構成図である。
【図5】(a)は圧延加工されたアルミニウム材の処理
前の表面状態の説明図、(b)はレーザ光照射後の状態
を示すアルミニウム材の表面状態の説明図である。
【符号の説明】
1 アルミニウム材 2 酸化皮膜 3 レンズ 4 レーザ光 5 汚染物質 11 レーザ発振器 12 レーザ光 13 集光レンズ 14 被処理金属材 15 回転移動ホルダー 16 被処理金属材 21 表面層 22 酸化被膜表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 基光 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 小村 明夫 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内 (72)発明者 石辺 二朗 大阪府大阪市此花区西九条5丁目3番28号 日立造船株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属材料の表面に、エネルギー密度10
    J/mm2 〜100J/mm2 のレーザ光を照射するこ
    とを特徴とする金属材料の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 金属材料の表面にレーザ光を照射して材
    料表面に存在する酸化皮膜を除去した後、金属皮膜の表
    面に新規な酸化皮膜を形成することを特徴とする金属材
    料の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 金属材料の表面にレーザ光を照射するこ
    とにより、材料表面の撥水性を高めることを特徴とする
    金属材料の表面処理方法。
JP7065351A 1994-05-10 1995-03-24 金属材料の洗浄方法および表面処理方法 Pending JPH0827584A (ja)

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JP7065351A JPH0827584A (ja) 1994-05-10 1995-03-24 金属材料の洗浄方法および表面処理方法

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JP9535494 1994-05-10
JP6-95354 1994-05-10
JP7065351A JPH0827584A (ja) 1994-05-10 1995-03-24 金属材料の洗浄方法および表面処理方法

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