JPH08276038A - 繊維強化樹脂製ラケット成形体及びその成形方法 - Google Patents
繊維強化樹脂製ラケット成形体及びその成形方法Info
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- JPH08276038A JPH08276038A JP7107053A JP10705395A JPH08276038A JP H08276038 A JPH08276038 A JP H08276038A JP 7107053 A JP7107053 A JP 7107053A JP 10705395 A JP10705395 A JP 10705395A JP H08276038 A JPH08276038 A JP H08276038A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 軽量かつ高強度で衝撃吸収性及び打球性能に
優れた、繊維強化樹脂からなる中空フレームによって形
作られたラケット成形体を提供する。 【構成】 ヘッド部1を構成するフレームの長さ方向
に、フレームの厚みHの10%〜50%の深さhを有す
る凹み4が形成されており、ヘッド部1のフレーム内に
筒状のリブ5が形成されていることを特徴とする繊維強
化樹脂製ラケット成形体。
優れた、繊維強化樹脂からなる中空フレームによって形
作られたラケット成形体を提供する。 【構成】 ヘッド部1を構成するフレームの長さ方向
に、フレームの厚みHの10%〜50%の深さhを有す
る凹み4が形成されており、ヘッド部1のフレーム内に
筒状のリブ5が形成されていることを特徴とする繊維強
化樹脂製ラケット成形体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テニス,バトミント
ン,スカッシュ等の競技に用いられるラケットフレーム
の成形体、及びその成形方法に関する。
ン,スカッシュ等の競技に用いられるラケットフレーム
の成形体、及びその成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】テニス等の球技に用いられるラケットフ
レームは、従来一般には引き抜き又は押し出し法により
適正な重量となるように中空構造とした金属製フレーム
や、樹脂発泡体をコアとし樹脂を積層するか低融点の金
属のコアに強化樹脂を射出成形した後、該コアを溶解し
除去する方法、或は所謂強化繊維に樹脂をハンドレイア
ップする方法などによる樹脂製フレームなどがあるが、
いずれも工程が煩雑で、製造コストの高いものであっ
た。
レームは、従来一般には引き抜き又は押し出し法により
適正な重量となるように中空構造とした金属製フレーム
や、樹脂発泡体をコアとし樹脂を積層するか低融点の金
属のコアに強化樹脂を射出成形した後、該コアを溶解し
除去する方法、或は所謂強化繊維に樹脂をハンドレイア
ップする方法などによる樹脂製フレームなどがあるが、
いずれも工程が煩雑で、製造コストの高いものであっ
た。
【0003】一方、比較的簡易な工程でコスト的に有利
な通常の射出成形による方法では、適正な重量のフレー
ムが得られず、特にグリップ部などの厚肉部分に“反
り”や“ひけ”が発生し易いという問題が有った。
な通常の射出成形による方法では、適正な重量のフレー
ムが得られず、特にグリップ部などの厚肉部分に“反
り”や“ひけ”が発生し易いという問題が有った。
【0004】上記の通常の射出成形方法を改善した方法
として、溶融樹脂中に高圧のガスを注入し、管状体など
の内部に中空を形成することで成形品の“ひけ”や変形
を改善できる、例えば特公昭57−14968号に代表
される中空射出成形方法があり、この中空射出成形方法
をラケットフレームの成形に応用した方法が、特開平2
−223420号,特開平3−23916号,GB22
41464A号などで提案されている。
として、溶融樹脂中に高圧のガスを注入し、管状体など
の内部に中空を形成することで成形品の“ひけ”や変形
を改善できる、例えば特公昭57−14968号に代表
される中空射出成形方法があり、この中空射出成形方法
をラケットフレームの成形に応用した方法が、特開平2
−223420号,特開平3−23916号,GB22
41464A号などで提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ラケットにおいては、
使用者の負担にならない重量であると共に、十分な強度
と、衝撃力を吸収する高い性能が要求され、これを満足
するためには、ヘッド部分と、グリップ部を含むシャフ
ト部分との良好な重量バランスや、個々の部分における
肉厚の均一性が必要とされる。しかしながら、中空射出
成形方法を応用した前記従来の方法では、これらを十分
に満足できる成形品が得られていないのが現状である。
使用者の負担にならない重量であると共に、十分な強度
と、衝撃力を吸収する高い性能が要求され、これを満足
するためには、ヘッド部分と、グリップ部を含むシャフ
ト部分との良好な重量バランスや、個々の部分における
肉厚の均一性が必要とされる。しかしながら、中空射出
成形方法を応用した前記従来の方法では、これらを十分
に満足できる成形品が得られていないのが現状である。
【0006】例えば、特開平2−223420号では各
部の肉厚を制御するために、成形型に部分的に温度差を
付ける方法が提案されているが、工業的な生産において
は常に均一な温度差を付けることは容易ではなく、精度
良く壁厚を制御することは困難であると共に、製造時間
も長くなるという欠点も有った。
部の肉厚を制御するために、成形型に部分的に温度差を
付ける方法が提案されているが、工業的な生産において
は常に均一な温度差を付けることは容易ではなく、精度
良く壁厚を制御することは困難であると共に、製造時間
も長くなるという欠点も有った。
【0007】また、特開平3−23916号では成形品
の平均肉厚に対する全長の比が250:1以上の中空の
ヘアピン形状のループを形成する方法が提案されてい
る。この提案によれば、フレーム主構造を連続的な管状
部材として設計し、プラスティック/気体の注入を一端
から行い、流れが他端に達するよう実施されているが、
中空射出成形方法においては溶融樹脂中に注入する加圧
ガスの流れを制御することは均一な断面形状の場合でも
かなり困難であり、特に部分部分で曲率の違う曲線形状
のものを成形する場合には、曲率の内側の壁厚さが薄く
なるという欠点が有った。この様な現象は、プラスティ
ック/気体の流動距離が大きくなるにつれて顕著に現れ
る。
の平均肉厚に対する全長の比が250:1以上の中空の
ヘアピン形状のループを形成する方法が提案されてい
る。この提案によれば、フレーム主構造を連続的な管状
部材として設計し、プラスティック/気体の注入を一端
から行い、流れが他端に達するよう実施されているが、
中空射出成形方法においては溶融樹脂中に注入する加圧
ガスの流れを制御することは均一な断面形状の場合でも
かなり困難であり、特に部分部分で曲率の違う曲線形状
のものを成形する場合には、曲率の内側の壁厚さが薄く
なるという欠点が有った。この様な現象は、プラスティ
ック/気体の流動距離が大きくなるにつれて顕著に現れ
る。
【0008】さらに、GB241464A号の提案で
も、上記特開平3−23916号と同じような欠点が有
った。
も、上記特開平3−23916号と同じような欠点が有
った。
【0009】本発明は上記の事情に鑑みなされたもので
あって、その目的とするところは、簡易な方法で壁厚さ
を均一に制御し、使用者の負担にならない重量で十分な
強度且つ衝撃力を吸収する高い性能を有するラケット成
形体を提供することにある。
あって、その目的とするところは、簡易な方法で壁厚さ
を均一に制御し、使用者の負担にならない重量で十分な
強度且つ衝撃力を吸収する高い性能を有するラケット成
形体を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
すべく成された本発明の構成は以下の通りである。
【0011】即ち、本発明の第一は、繊維強化樹脂から
なる中空のフレームによって形作られたラケット成形体
であって、ヘッド部を構成するフレームの長さ方向に、
該フレームの外縁厚みの10%〜50%の深さを有する
凹みが形成されており、且つヘッド部を構成するフレー
ム内に筒状リブが形成されていることを特徴とする繊維
強化樹脂製ラケット成形体にある。
なる中空のフレームによって形作られたラケット成形体
であって、ヘッド部を構成するフレームの長さ方向に、
該フレームの外縁厚みの10%〜50%の深さを有する
凹みが形成されており、且つヘッド部を構成するフレー
ム内に筒状リブが形成されていることを特徴とする繊維
強化樹脂製ラケット成形体にある。
【0012】また、本発明の第二は、上記本発明第一の
繊維強化樹脂製ラケット成形体を成形する方法であっ
て、筒状リブを形成するためのピンを配設した型キャビ
ティ内に、ヘッド部の天頂部分から溶融繊維強化樹脂を
注入すると同時に又は注入後に、加圧ガスを注入するこ
とを特徴とする繊維強化樹脂製ラケット成形体の成形方
法にある。
繊維強化樹脂製ラケット成形体を成形する方法であっ
て、筒状リブを形成するためのピンを配設した型キャビ
ティ内に、ヘッド部の天頂部分から溶融繊維強化樹脂を
注入すると同時に又は注入後に、加圧ガスを注入するこ
とを特徴とする繊維強化樹脂製ラケット成形体の成形方
法にある。
【0013】本発明に係るラケット成形体とは、例えば
図1に示されるようなものであり、1はヘッド部、2は
グリップ部、3はグリップ部2を含むシャフトである。
図1に示されるようなものであり、1はヘッド部、2は
グリップ部、3はグリップ部2を含むシャフトである。
【0014】本発明のラケット成形体は、その特徴の一
つとして、ヘッド部1を構成するフレームの長さ方向
に、フレームの外縁厚みの10%〜50%の深さを有す
る凹みを形成したことにより、肉厚の均一化を図ってい
る。即ち、特に曲率が大きく、均一な壁厚で中空成形す
ることが困難であったヘッド部1のフレームに上記凹み
を形成することで、この部分の壁厚のばらつきを抑制し
たものである。
つとして、ヘッド部1を構成するフレームの長さ方向
に、フレームの外縁厚みの10%〜50%の深さを有す
る凹みを形成したことにより、肉厚の均一化を図ってい
る。即ち、特に曲率が大きく、均一な壁厚で中空成形す
ることが困難であったヘッド部1のフレームに上記凹み
を形成することで、この部分の壁厚のばらつきを抑制し
たものである。
【0015】上記凹みを有する部分のフレーム断面の一
例を図2に示す。図2は図1のA−A面での断面を示し
たもので、フレームの長さ方向に連なる凹み4が、ヘッ
ド部1の全周若しくはその一部に形成される。係る凹み
4は成形型に設けられた凸形状を反映して形成されたも
ので、この凸形状の存在によって、型キャビティ内に注
入される加圧ガスが溶融樹脂内で不規則に流動するのが
規制され、壁厚の均一化が為されているものと本発明者
らは考えている。
例を図2に示す。図2は図1のA−A面での断面を示し
たもので、フレームの長さ方向に連なる凹み4が、ヘッ
ド部1の全周若しくはその一部に形成される。係る凹み
4は成形型に設けられた凸形状を反映して形成されたも
ので、この凸形状の存在によって、型キャビティ内に注
入される加圧ガスが溶融樹脂内で不規則に流動するのが
規制され、壁厚の均一化が為されているものと本発明者
らは考えている。
【0016】本発明においてフレームの外縁厚みとは、
図2に示されるH寸法に相当するもので、凹み4が無い
状態での厚みを意味する。凹み4の深さh(図2参照)
が、外縁厚みHの10%未満であると、加圧ガスの上記
流動規制力が小さく、十分な効果が得られない。一方、
凹み4の深さhが、外縁厚みHの50%を超えると、溶
融樹脂の流動も規制される場合が多く、肉厚の均一化に
とって悪影響を及ぼし易い。また、肉厚の均一化の為に
は、図2に示されるように、フレームの断面形状が凹み
4を通る中心軸に対して対称であるのが好ましく、更に
は、凹み4の幅w(図2参照)が、フレームの幅W(参
照)の5%〜35%であるのが特に好ましい。
図2に示されるH寸法に相当するもので、凹み4が無い
状態での厚みを意味する。凹み4の深さh(図2参照)
が、外縁厚みHの10%未満であると、加圧ガスの上記
流動規制力が小さく、十分な効果が得られない。一方、
凹み4の深さhが、外縁厚みHの50%を超えると、溶
融樹脂の流動も規制される場合が多く、肉厚の均一化に
とって悪影響を及ぼし易い。また、肉厚の均一化の為に
は、図2に示されるように、フレームの断面形状が凹み
4を通る中心軸に対して対称であるのが好ましく、更に
は、凹み4の幅w(図2参照)が、フレームの幅W(参
照)の5%〜35%であるのが特に好ましい。
【0017】本発明のラケット成形体は、他の特徴とし
て、ヘッド部を構成するフレーム内に筒状リブを形成し
たことにより、ヘッド部の強度を高めると共に、単なる
中空形状のフレームに比較して打球時の不自然な振動を
抑制し、衝撃力の吸収性能を高めたものである。
て、ヘッド部を構成するフレーム内に筒状リブを形成し
たことにより、ヘッド部の強度を高めると共に、単なる
中空形状のフレームに比較して打球時の不自然な振動を
抑制し、衝撃力の吸収性能を高めたものである。
【0018】上記筒状リブを有するヘッド部の一例を図
3に示す。図3(a)は図2に示した断面形状を有する
ヘッド部の上面図、図3(b)は図3(a)のB−B面
での部分断面図、図3(c)は図3(a)のC−C面で
の断面図であり、図中、5が筒状リブである。
3に示す。図3(a)は図2に示した断面形状を有する
ヘッド部の上面図、図3(b)は図3(a)のB−B面
での部分断面図、図3(c)は図3(a)のC−C面で
の断面図であり、図中、5が筒状リブである。
【0019】上記の筒状リブ5は、ヘッド部1のフレー
ムの一部若しくは全体に亘って設けることができ、ヘッ
ド部1の必要強度等を考慮してその位置及び数が設計さ
れ、通常は2個〜90個程度形成される。例えば、テニ
スラケットの場合には、6個〜60個程度設けることに
より、ガットの最大張り張力である約80kgに耐える
ものを得ることができる。また、リブ5は筒状であるこ
とから、ガットを通す穴加工を省略する上でも有効であ
る。
ムの一部若しくは全体に亘って設けることができ、ヘッ
ド部1の必要強度等を考慮してその位置及び数が設計さ
れ、通常は2個〜90個程度形成される。例えば、テニ
スラケットの場合には、6個〜60個程度設けることに
より、ガットの最大張り張力である約80kgに耐える
ものを得ることができる。また、リブ5は筒状であるこ
とから、ガットを通す穴加工を省略する上でも有効であ
る。
【0020】尚、筒状リブ5は、具体的には、直径1m
m〜5mm程度の円柱状のピンを型キャビティ内に配設
しておくことで形成することができる。
m〜5mm程度の円柱状のピンを型キャビティ内に配設
しておくことで形成することができる。
【0021】本発明のラケット成形体は、図4(a)〜
(c)に示されるように、グリップ部2を含むシャフト
3が、フレームの両端の領域を一体化したものであるこ
とが好ましい。図4の成形体のシャフト3部分は、フレ
ームの両端の領域を複数のリブ6で一体化したもので、
このように構成することによってシャフト3部分の強度
を高めると共に、打球時の衝撃力を緩和し、打球性能を
高める上で効果的である。また、上記のようなリブ6
は、ラケット成形体の成形時に同時に形成することがで
き、工程が簡略化されるメリットもある。
(c)に示されるように、グリップ部2を含むシャフト
3が、フレームの両端の領域を一体化したものであるこ
とが好ましい。図4の成形体のシャフト3部分は、フレ
ームの両端の領域を複数のリブ6で一体化したもので、
このように構成することによってシャフト3部分の強度
を高めると共に、打球時の衝撃力を緩和し、打球性能を
高める上で効果的である。また、上記のようなリブ6
は、ラケット成形体の成形時に同時に形成することがで
き、工程が簡略化されるメリットもある。
【0022】図5に図4のD−D面での断面を示す。図
5において、上記リブ6の幅w1 は、シャフト強度を考
慮するとシャフト3の幅w0 の50%以下が好ましく、
より好ましくは25%以下、特に好ましくは10%以下
であり、より具体的には0.5mm〜5mm程度の幅で
シャフト3の全体又は部分的に配置することができる。
また、上記リブ6は、図5(a)のようにシャフト3の
幅方向に連結するものであっても、図5(b)のように
シャフト3の長さ方向に連結するものであっても良い。
5において、上記リブ6の幅w1 は、シャフト強度を考
慮するとシャフト3の幅w0 の50%以下が好ましく、
より好ましくは25%以下、特に好ましくは10%以下
であり、より具体的には0.5mm〜5mm程度の幅で
シャフト3の全体又は部分的に配置することができる。
また、上記リブ6は、図5(a)のようにシャフト3の
幅方向に連結するものであっても、図5(b)のように
シャフト3の長さ方向に連結するものであっても良い。
【0023】本発明のラケット成形体を構成するフレー
ムの断面は、必ずしもヘッド部1とグリップ部2を含む
シャフト3部分において同一形状,同一断面積である必
要は無く、通常はグリップ部2を含むシャフト3部分の
フレームの断面積が、ヘッド部1を構成するフレームの
断面積の50%〜300%であることが好ましい。
ムの断面は、必ずしもヘッド部1とグリップ部2を含む
シャフト3部分において同一形状,同一断面積である必
要は無く、通常はグリップ部2を含むシャフト3部分の
フレームの断面積が、ヘッド部1を構成するフレームの
断面積の50%〜300%であることが好ましい。
【0024】また、フレームの断面形状としても、前記
凹み4(図2参照)を形成したヘッド部1以外の部分
は、図6(a)〜(e)に示すような円形,楕円形或は
瓢箪形状,方形,矩形などの形状があり特に限定される
ものではないが、一般には円形,長円形,瓢箪形が好ま
しい。また、フレームの中空率は、壁厚の均一化や重量
・強度等の観点から、20%〜80%であることが好ま
しい。
凹み4(図2参照)を形成したヘッド部1以外の部分
は、図6(a)〜(e)に示すような円形,楕円形或は
瓢箪形状,方形,矩形などの形状があり特に限定される
ものではないが、一般には円形,長円形,瓢箪形が好ま
しい。また、フレームの中空率は、壁厚の均一化や重量
・強度等の観点から、20%〜80%であることが好ま
しい。
【0025】本発明に係る上記中空フレームは、繊維状
補強充填材で補強した熱可塑性樹脂からなる繊維強化樹
脂によって成形されたものである。
補強充填材で補強した熱可塑性樹脂からなる繊維強化樹
脂によって成形されたものである。
【0026】上記熱可塑性樹脂としては、ポリアミド6
6,ポリアミド6,ポリアミド6/12,芳香族ポリア
ミドなどのポリアミド樹脂、POM,PP,PBT,P
ET,PPSなどの結晶性樹脂や、AS,ABS,P
C,PPEなどの非晶性樹脂、さらには液晶性などの熱
可塑性樹脂を用いることができるが、強度と靭性を兼ね
備えた材料としてポリアミド樹脂あるいはこれらの混合
物樹脂が最も好ましい。
6,ポリアミド6,ポリアミド6/12,芳香族ポリア
ミドなどのポリアミド樹脂、POM,PP,PBT,P
ET,PPSなどの結晶性樹脂や、AS,ABS,P
C,PPEなどの非晶性樹脂、さらには液晶性などの熱
可塑性樹脂を用いることができるが、強度と靭性を兼ね
備えた材料としてポリアミド樹脂あるいはこれらの混合
物樹脂が最も好ましい。
【0027】上記繊維状補強充填材としては、カーボン
繊維,ガラス繊維,アラミド繊維など一般に熱可塑性樹
脂の補強充填材として知られているものを用いることが
でき、樹脂との接着性を高める処理を施した通常使用さ
れる繊維径,長さのものを、一般には5重量%〜60重
量%程度充填されるが、その量は繊維強化樹脂性ラケッ
ト成形体としての機能と経済性を満たす範囲であれば良
い。
繊維,ガラス繊維,アラミド繊維など一般に熱可塑性樹
脂の補強充填材として知られているものを用いることが
でき、樹脂との接着性を高める処理を施した通常使用さ
れる繊維径,長さのものを、一般には5重量%〜60重
量%程度充填されるが、その量は繊維強化樹脂性ラケッ
ト成形体としての機能と経済性を満たす範囲であれば良
い。
【0028】上記繊維強化樹脂には、必要に応じて衝撃
強度を高めるようなエラストマー材料や、一般に知られ
る顔料,染料などの着色剤、耐候剤、耐熱安定剤などを
処方しても良く、その種類,量は一般的な範囲のもので
特に制限されない。
強度を高めるようなエラストマー材料や、一般に知られ
る顔料,染料などの着色剤、耐候剤、耐熱安定剤などを
処方しても良く、その種類,量は一般的な範囲のもので
特に制限されない。
【0029】本発明の繊維強化樹脂製ラケット成形体
は、先述した中空射出成形方法を用いて成形することが
でき、具体的には、筒状リブ5(図3参照)を形成する
ためのピンを配設した型キャビティ内に、溶融した繊維
強化樹脂を注入すると同時に又は注入後に、加圧ガス、
一般には25kg/cm2 〜500kg/cm2 程度の
高圧の窒素ガスを注入し保圧することで成形することが
できる。
は、先述した中空射出成形方法を用いて成形することが
でき、具体的には、筒状リブ5(図3参照)を形成する
ためのピンを配設した型キャビティ内に、溶融した繊維
強化樹脂を注入すると同時に又は注入後に、加圧ガス、
一般には25kg/cm2 〜500kg/cm2 程度の
高圧の窒素ガスを注入し保圧することで成形することが
できる。
【0030】本発明第二の成形方法は、上記溶融繊維強
化樹脂及び加圧ガスの注入を、ヘッド部1の天頂部分7
(図1参照)から行う点に大きな特徴を有し、これによ
り管状部材であるフレームを成形する時の溶融樹脂の流
動長さを、フレーム全長の半分とすることができるもの
である。このため、従来の管状部材の一端から注入し他
端に達しめる方法に比べ、流体の流れを乱す確率が低く
なり、均一な壁厚さを精度良く確保することが可能とな
る。
化樹脂及び加圧ガスの注入を、ヘッド部1の天頂部分7
(図1参照)から行う点に大きな特徴を有し、これによ
り管状部材であるフレームを成形する時の溶融樹脂の流
動長さを、フレーム全長の半分とすることができるもの
である。このため、従来の管状部材の一端から注入し他
端に達しめる方法に比べ、流体の流れを乱す確率が低く
なり、均一な壁厚さを精度良く確保することが可能とな
る。
【0031】
【実施例】本発明の一実施例を以下に説明する。
【0032】本実施例は、図7に示されるテニスラケッ
ト成形体を成形したものである。図7(a)はラケット
成形体の正面図、図7(b)は側面図、図7(c)は上
面図、図7(d1)〜(d5)はそれぞれ図7(a)の
(d1)〜(d5)面での断面図である。
ト成形体を成形したものである。図7(a)はラケット
成形体の正面図、図7(b)は側面図、図7(c)は上
面図、図7(d1)〜(d5)はそれぞれ図7(a)の
(d1)〜(d5)面での断面図である。
【0033】本実施例では、筒状リブ5を形成するため
の直径2mmのピンを所定の位置に8個設置すると共
に、グリップ部2を含むシャフト3部分に1mm厚さの
リブ6が9個形成されるように型キャビティを設計した
金型を使用した。
の直径2mmのピンを所定の位置に8個設置すると共
に、グリップ部2を含むシャフト3部分に1mm厚さの
リブ6が9個形成されるように型キャビティを設計した
金型を使用した。
【0034】先ず、上記金型を80℃に設定し、炭素繊
維を30重量%含有させたポリアミド66をシリンダー
内で280℃で加熱溶融し、この溶融繊維強化樹脂をヘ
ッド部1の天頂部分に位置する樹脂注入口8(図7(d
1)の成形体の断面図を参照)から金型容積の60%を
満たす量を注入した後、直ちに樹脂注入口8に相対する
位置に設置したガス注入口9(図7(d1)の成形体の
断面図を参照)から150kg/cm2 に加圧した窒素
ガスを5秒間注入し、30秒間保持した。
維を30重量%含有させたポリアミド66をシリンダー
内で280℃で加熱溶融し、この溶融繊維強化樹脂をヘ
ッド部1の天頂部分に位置する樹脂注入口8(図7(d
1)の成形体の断面図を参照)から金型容積の60%を
満たす量を注入した後、直ちに樹脂注入口8に相対する
位置に設置したガス注入口9(図7(d1)の成形体の
断面図を参照)から150kg/cm2 に加圧した窒素
ガスを5秒間注入し、30秒間保持した。
【0035】その後、注入した窒素ガスを系外に開放し
た後、金型を開き成形体を取り出した。
た後、金型を開き成形体を取り出した。
【0036】この成形体の中空率は、ヘッド部1、及び
グリップ部2を含むシャフト3の全体で45%であり、
壁厚さはほぼ1.5mmの均一なもので、外観も“反
り”や“ひけ”も無く極めて良好なものであった。
グリップ部2を含むシャフト3の全体で45%であり、
壁厚さはほぼ1.5mmの均一なもので、外観も“反
り”や“ひけ”も無く極めて良好なものであった。
【0037】また、総重量が275gで、ガット張力1
15kgに耐え、打球時の衝撃や不自然な振動が抑制さ
れ、打球性能も良好であった。
15kgに耐え、打球時の衝撃や不自然な振動が抑制さ
れ、打球性能も良好であった。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果を奏する。
下の効果を奏する。
【0039】(1)従来の中空射出成形方法の欠点であ
る壁厚さのばらつきを抑え、使用者の負担にならない重
量であると共に、十分な強度と、衝撃力の吸収性能及び
打球性能の要求を満足するラケットが提供される。
る壁厚さのばらつきを抑え、使用者の負担にならない重
量であると共に、十分な強度と、衝撃力の吸収性能及び
打球性能の要求を満足するラケットが提供される。
【0040】(2)テニス,バトミントン,スカッシュ
等の競技に用いられるラケットフレームの成形体を、工
業的生産方法として工程が簡単で時間のかからない低コ
ストの中空射出成形方法によって提供できる。
等の競技に用いられるラケットフレームの成形体を、工
業的生産方法として工程が簡単で時間のかからない低コ
ストの中空射出成形方法によって提供できる。
【図1】本発明のラケット成形体の一例を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】本発明のラケット成形体の凹みを有するヘッド
部の一例を示す断面図である。
部の一例を示す断面図である。
【図3】本発明のラケット成形体のヘッド部に形成され
る筒状リブを説明するための図である。
る筒状リブを説明するための図である。
【図4】本発明のラケット成形体のシャフト部分の構成
例を示す図である。
例を示す図である。
【図5】本発明のラケット成形体のシャフト部分を一体
化するリブを説明するための断面図である。
化するリブを説明するための断面図である。
【図6】本発明のラケット成形体を構成するフレーム断
面の一例を示す図である。
面の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施例に係るテニスラケット成形体を
示す図である。
示す図である。
1 ヘッド部 2 グリップ部 3 シャフト 4 凹み 5 筒状リブ 6 リブ 7 天頂部分 8 樹脂注入口 9 ガス注入口
Claims (8)
- 【請求項1】 繊維強化樹脂からなる中空のフレームに
よって形作られたラケット成形体であって、 ヘッド部を構成するフレームの長さ方向に、該フレーム
の外縁厚みの10%〜50%の深さを有する凹みが形成
されており、且つヘッド部を構成するフレーム内に筒状
リブが形成されていることを特徴とする繊維強化樹脂製
ラケット成形体。 - 【請求項2】 筒状リブが、2個〜90個形成されてい
ることを特徴とする請求項1に記載の繊維強化樹脂製ラ
ケット成形体。 - 【請求項3】 グリップ部を含むシャフト部分が、フレ
ームの両端の領域を一体化したものであることを特徴と
する請求項1又は2に記載の繊維強化樹脂製ラケット成
形体。 - 【請求項4】 フレームの中空率が、20%〜80%で
あることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の
繊維強化樹脂製ラケット成形体。 - 【請求項5】 グリップ部を含むシャフト部分の断面積
が、ヘッド部の断面積の50%〜300%であることを
特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の繊維強化樹
脂製ラケット成形体。 - 【請求項6】 繊維強化樹脂が、カーボン繊維で強化さ
れたポリアミド樹脂であることを特徴とする請求項1〜
5のいずれかに記載の繊維強化樹脂製ラケット成形体。 - 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の繊維強
化樹脂製ラケット成形体を成形する方法であって、 筒状リブを形成するためのピンを配設した型キャビティ
内に、ヘッド部の天頂部分から溶融繊維強化樹脂を注入
すると同時に又は注入後に、加圧ガスを注入することを
特徴とする繊維強化樹脂製ラケット成形体の成形方法。 - 【請求項8】 ピンが、直径1mm〜5mmの円柱状の
ものであることを特徴とする請求項7に記載の繊維強化
樹脂製ラケット成形体の成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107053A JPH08276038A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 繊維強化樹脂製ラケット成形体及びその成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7107053A JPH08276038A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 繊維強化樹脂製ラケット成形体及びその成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276038A true JPH08276038A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14449318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7107053A Withdrawn JPH08276038A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | 繊維強化樹脂製ラケット成形体及びその成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08276038A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007160084A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Prince Sports Inc | ストリングポート穴を有するスポーツラケット及びそのようなスポーツラケットの製造方法 |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP7107053A patent/JPH08276038A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007160084A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Prince Sports Inc | ストリングポート穴を有するスポーツラケット及びそのようなスポーツラケットの製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020702 |