JPH0827610A - 冷却ラジエタ−ファンを備えた帽子 - Google Patents

冷却ラジエタ−ファンを備えた帽子

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JPH0827610A
JPH0827610A JP6179461A JP17946194A JPH0827610A JP H0827610 A JPH0827610 A JP H0827610A JP 6179461 A JP6179461 A JP 6179461A JP 17946194 A JP17946194 A JP 17946194A JP H0827610 A JPH0827610 A JP H0827610A
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JP
Japan
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cooling
hat
hole
fan motor
cooling plate
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JP6179461A
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English (en)
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Toshio Kojima
利夫 小島
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炎天下でも十分に冷えきった快適な冷気を前
頭部及び顔面部に送風できる実用性に優れる冷却帽を提
供する。 【構成】 前頭部対向位置に冷却板を帽子に取着し,鍔
に形成した透孔と対向して軸流ファンモ−タを設け,透
孔を介して送られてくる風で蓄熱部の熱を放熱する流風
通過部を持つ冷却ラジエタ−部を有するヒ−トシンクを
設け,上記冷却板の表面部蓄熱部の後端面間にペルチェ
素子を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】本発明は,帽子にペルチェ素子を組み込ん
で前頭部を冷却するようにした帽子に係わり,特に炎天
下でも十分な冷却効果を呈するようにしたものである。
【0002】
【従来技術】帽子とペルチャ素子を組み合わせて,帽子
を装着する者の前頭部を冷却するようにした冷却帽子
は,既に本件出願人の開示した特開平4−194004
号公報や,その他,特開昭60−94609号公報にて
公知になっている。
【0003】これら冷却帽子は,帽子を装着する者の前
頭部と当接する帽子の部位に冷却板を備え,その表面部
にペルチェ素子を配設し,更にその表面部に放熱板を装
着した構成となっている。
【0004】かかる冷却帽子によると,ペルチェ素子の
裏面部が冷却されるために,それに接する冷却板が冷た
くなり,冷却板に接する前頭部が冷たさを感ずるので,
この冷却帽子を装着していれば,郊外においても涼しさ
を感ずる。従って,この冷却帽子は,ゴルフその他のス
ポ−ツをする者にとって快適な気分を与える。
【0005】
【発明の課題】上記冷却帽子は,十分に利点があるもの
の,その実用化の為には,未だ改良しなければならない
点が多々あり,従来その実用化の改良化がなされておら
ず,未だ実用化に至っていない。
【0006】その理由の1つは,冷却帽子を炎天下で使
用する場合には,冷却板及び放熱板も直射日光の影響を
受けており,ペルチェ素子によって冷却板を少し冷却さ
せた程度では,冷却帽子を装着する者が十分に涼しいと
感ずる快適な温度まで冷却できないことである。
【0007】これについて更に説明していくと,冷却板
に接するペルチェ素子面は冷たくなる反面,放熱板と接
するペルチェ素子面は熱くなる。しかるに,この熱くな
ったペルチェ素子面には,単にアルミニウム等で形成し
た放熱板が取り付けられているのみで,直ぐに熱飽和し
てしまい,十分な放熱が行えず冷却板と接するペルチェ
素子面を十分に冷却することができず,結果として冷却
板を十分に冷却することができず,冷却帽子を装着する
者が十分に涼しいと感ずる快適な涼しさを期待できな
い。即ち,ペルチェ素子の作用について知っているのみ
で,原理的な追及がなされず,結果として適した構造の
冷却機構を構成していないことが実用性ある冷却帽子を
構成していないものであった。
【0008】別の理由としては,ペルチェ素子は,高価
であるために冷却帽子も高価になるが,反面,価格に照
らし合わせて十分な快適さを期待できないことが冷却帽
子の実用化を妨げていた。
【0009】
【発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の課
題は,キャップ,ハット,バイザ−等の帽子を装着する
者の前頭部と対向するように冷却板を帽子に取着し,該
帽子の前面部に設けた鍔に透孔を設け,該透孔と対向す
る上記鍔の表面部に軸流ファンモ−タを設け,上記透孔
を介して上記軸流ファンモ−タによって送られてくる風
で放熱して鍔の裏面部方向に送風させるためのスリット
等の流風通過部を形成した冷却ラジエタ−部を有し,且
つ該冷却ラジエタ−部を上記透孔に対向させて上記鍔の
裏面部に取着したヒ−トシンクを設け,上記冷却板の表
面部と上記冷却ラジエタ−部の後方部に形成した蓄熱部
の後端面間にペルチェ素子を設けた冷却ラジエタ−ファ
ンを備えた帽子を提供することで達成できる。
【0010】ここでは,鍔に透孔を設け,この透孔を
介して軸流ファンモ−タとヒ−トシンクの冷却ラジエタ
−部を対向させている点,その冷却ラジエタ−部は,
上記軸流ファンモ−タによって送られてくる風で放熱し
て鍔の裏面部方向に送風させるためのスリット等の流風
通過部を形成して放熱効果を高めている点,冷却ラジ
エタ−部の後方部に(帽子側)ペルチェ素子によって冷
却板を十分に冷却できるようにするための蓄熱部を形成
したヒ−トシンク構造としている点,その蓄熱部の後
方端面と冷却板間にペルチェ素子を配設している点,に
特徴がある。
【0011】別の課題は,上記軸流ファンモ−タの上記
帽子の前面部と対向する部位に切欠部を形成し,上記軸
流ファンモ−タによって上記切欠部から送風されてくる
風を帽子内に取り込むための透孔を当該帽子に形成し,
上記切欠部及び透孔を介して上記軸流ファンモ−タから
帽子内に流れてくる風を上記冷却板の前頭部対向面に導
くガイドを設けることで達成できる。
【0012】ここでは,軸流ファンモ−タが通常の軸
流ファンモ−タと異なり,帽子の前面部と対向する部位
に切欠部を形成したものを用いている点,軸流ファン
モ−タの上記切欠部を介して流れてくるための風を帽子
内に取り込むための透孔を帽子に形成している点,上
記切欠部及び透孔を介して上記軸流ファンモ−タから帽
子内に流れてくる風を上記冷却板の前頭部対向面に導く
ガイドを設けた点,に特徴がある。
【0013】別の課題は,上記冷却板は,前頭部と対向
する面に冷却効果を高める凹凸部やロ−レット等の溝部
を形成することで達成できる。
【0014】別の課題は,上記冷却ラジエタ−部は,上
記流風通過部と対向する冷却ラジエタ−爪部に凹凸部や
ロ−レット等の溝部を形成することで達成できる。
【0015】
【作用】帽子1には,図示せず乾電池または太陽電池が
公知の方法で取り付けられているので,この電源電池の
図示せずスイッチをオンすると,軸流ファンモ−タ5が
回転し,帽子1の鍔6に形成した透孔7を介してヒ−ト
シンク8の冷却ラジエタ−部8aに送風する(図1参
照)。
【0016】送風されてきた風は,冷却ラジエタ−部8
aに流風通過部3が形成されているため,その流風通過
部3を通って帽子1を装着している者[帽子装着者]2
の顔面部2aの前方(鍔6の裏面部6bの前方)に流さ
れる。
【0017】この流風通過部3を通った風は,冷却ラジ
エタ−部8aの冷却ラジエタ−爪8dによって蓄熱部8
bに蓄えられた熱を放熱するため,ペルチェ素子9の表
面部に発生する熱を十分に放熱してペルチェ素子9の裏
面部を効率良く冷却できるので冷却板4を十分に冷やす
ことができ,結果として,快適な冷気を前頭部2aに当
てることができる。しかも冷却ラジエタ−爪8dには,
流風通過部3と対向する側面部に溝部8e(図4参照)
が形成してあるため,この溝部8eによって更に冷却効
果を高められる。
【0018】ペルチェ素子9に図示せず電源を投入して
おくと,このペルチェ素子9によって冷却板4が冷却さ
れる。ここに,軸流ファンモ−タ5(実際には,軸流フ
ァンモ−タのベンチュリケ−ス5b)には,帽子1の前
面部1a側と対向する後面部に切欠部5aを形成してい
るため,その軸流ファンモ−タ5のインペラ5cによっ
て上記透孔7側に風を流す一方で,切欠部5aを介して
その外部に風を流す(図1参照)。
【0019】ここでガイド10を形成しているため,切
欠部5aから出た風はそのガイド10に案内されて帽子
1の前面部1a(鍔6の一部を含む)に形成した透孔1
bを介して帽子1内に導かれると共に,冷却板4の裏面
部に流される(図1の矢印参照)。冷却板4は,ペルチ
ェ素子9によって冷たくなっているために,冷却板4の
裏面部(前頭部対向面)4bと対向する前頭部1aが冷
やされる。
【0020】ここで,冷却板4の前頭部対向面4bは,
ペルチェ素子9によって冷却され(露滴が溜ることもあ
る),しかも軸流ファンモ−タ5によって送風されてき
た風が,前頭部1aを冷却するのみならず,冷却板4の
前頭部対向面4bの冷たい空気を顔面部2b側に運ぶの
で,炎天下であっても十分に涼しく感ずる。また冷却板
4の前頭部対向面4bには,溝部4e(図4参照)が形
成してあるため,この溝部4eによって更に冷却効果を
高められ,快適な冷気を前頭部1a及び顔面部2bに与
えることができる。
【0021】ペルチェ素子9によって冷却板4を十分に
冷却できるようにするため,ヒ−トシンク8は放熱効果
を高めることができる冷却ラジエタ−部8a以外に,そ
の冷却ラジエタ−部8aの後方部に蓄熱部8bを形成し
て十分にペルチェ素子9の前面部に発生する熱を放熱で
きるようにしている。このため,炎天下でも十分に快適
な冷気を前頭部1a及び顔面部2bに与えられるように
ペルチェ素子9によって冷却板4を十分に冷却できる。
この結果,実用的な冷却帽子を提供できる。
【0022】
【発明の実施例】図1は本発明の一実施例としての冷却
ラジエタ−ファンを備えた帽子の縦断面図を示し,図2
は同帽子の上面斜視図を示し,図3は同帽子の一部底面
図を示し,図4は軸流ファンモ−タ,ヒ−トシンク,ペ
ルチェ素子及び冷却板との関係を示す説明図で,図5及
び図6はペルチェ素子の原理説明図である。以下,図1
乃至図6を参照して,本発明の一実施例としての冷却帽
子,即ち,冷却ラジエタ−ファンを備えた帽子について
説明する。
【0023】ここで説明する帽子1は,図1乃至図3に
示すような形状に係わらず,少なくとも帽子1の前面部
分に鍔6が形成されているキャップ,ハット,ヘルメッ
ト,バイザ−等の全ての帽体を含む。理想的には,少し
前方に突き出した鍔6を有する帽子1であることが理想
的である。理由は,後記する冷却ラジエタ−部8aで放
熱された熱気が直接,顔面部2bに当たらないようにす
るためである。
【0024】尚,帽子1には,図示しないが,実開平3
−34021号公報に示すように太陽電池や乾電池が適
宜な手段によって装着され,その電源電池の図示せず電
源スイッチも適宜な手段によって装着されている。この
電源スイッチの投入により,後記する軸流ファンモ−タ
5及びペルチェ素子9が作動するようになっている。
【0025】帽子1の前面部1aには,鍔6が形成され
ており,その鍔6には軸流ファンモ−タ5によって下側
に送られてくる風を図1の矢印で示すように鍔6の裏面
部6b方向に流すに適した形状及び大きさの透孔7を形
成している。
【0026】上記透孔7に風を流すことができるように
該透孔7と対向する鍔6の表面部6aに軸流ファンモ−
タ5を適宜な手段にて固着する。固着の容易な方法とし
ては,軸流ファンモ−タ5にはコ−ナ−フランジに固定
のための軸方向に貫通する透孔があるので,この透孔を
利用し,鍔6を通して該鍔6の裏面部6bに取り付ける
ためのヒ−トシンク8に形成した螺子孔に螺子を用いて
上記軸流ファンモ−タ5を止める方法があるが,軸流フ
ァンモ−タ5の固定方法は,この発明の趣旨ではないの
で,ここでの詳細な説明は省略する。
【0027】軸流ファンモ−タ5としては,低電圧電源
電池を用いるのが望ましい事から,安価で入手の容易な
DCブラシレス軸流ファンモ−タを選定する(例えば,
軽量且つ薄型のI.5V用のシコ−技研製DCFANが
ある)。しかし,この実施例では快適な冷気を前頭部2
aに当てるために,一般形状の軸流ファンモ−タを直接
使用するのでなく,少し細工を施したベンチュリケ−ス
5bを備えた軸流ファンモ−タ5を用いている。
【0028】すなわち,この実施例で用いている軸流フ
ァンモ−タ5は,ベンチュリケ−ス5bの一辺に切欠部
5a(図4参照)を形成したものとなっている。この切
欠部5aがあるので,軸流ファンモ−タ5(のインペラ
5c)が回転すると,下側のみでなく,図1に矢印で示
すように切欠部5a側にも風を流すことができる。この
切欠部5aを帽子1の前面部1aと対向させ,且つ透孔
7方向に風を流すことができるように上記したように透
孔7と対向する鍔6の表面部6aに軸流ファンモ−タ5
を適宜な手段にて固着する(図2参照)。
【0029】帽子1の帽体と鍔6の境目の部分に,適宜
な手段にて帽子1を装着する者(の頭部)(以下,帽子
装着者という)2の前頭部2aと対向する位置に存在す
るように冷却板4を取り付ける。冷却板4は,アルミニ
ウム,あるいはその合金など熱伝導性の良い材質のもの
を選択するのが良い。また,この冷却板4の前頭部対向
面(裏面)4bには,図4に示すように冷却効果を高め
るために,ロ−レット,スリット溝,凹凸部等による溝
部4cを形成している。
【0030】上記溝部4cは,単にペルチェ素子9によ
って冷却板4を効率良く冷却する冷却効果を高める以外
に,冷却板4に付着する露滴をそこに保持しておく役目
がある。即ち,ある外界温度,湿度状態によっては,冷
えた冷却板4の前頭部対向面4bに露滴が溜る。この露
滴は,前頭部2a及び顔面部2bに更に快適な冷気を与
えるために役立つ。これは,後記するように,ガイド1
0によって軸流ファンモ−タ5によって送られてくる風
が,前頭部2aと冷却板4の前頭部対向面4bに付着し
た冷たくなった露滴面間を通る(図1の矢印参照)の
で,より冷却された冷気を前頭部2a及び顔面部2bに
送るため,より快適な冷気を与えることができる。しか
しながら,冷却板4の前頭部対向面4bが平板面となっ
ていると,露滴がやたら垂れてくる惧れがあるので,前
頭部対向面4bに露滴を保持する意味でも上記溝部4c
は有効に機能する。
【0031】ヒ−トシンク8は,図3及び図4に示すよ
うに冷却ラジエタ−部8aと蓄熱部8bからなり,放熱
効果を高めるためにアルミニウム,あるいはその合金な
ど熱伝導性の良い材質のものにて形成する。このヒ−ト
シンク8について説明する前に,まず図5及び図6を用
いてペルチェ素子9の原理について説明する。
【0032】図5は,ペルチェ素子9のカプルを示し,
図6は,図5のカプルを組み合わせて形成したペルチェ
素子9を示す。
【0033】図5を参照して,ペルチェ素子9のカプル
により冷却板4を冷却する場合を説明すると,この熱吸
収のためのコ−ルド・ジャンクション部が冷却板4とな
る。ここで,直流電源11(帽子1に取り付けた乾電池
や太陽電池)の電源スイッチをオンして電気伝導体12
に電流を流すと,冷却板4部分では,電子が一方の半導
体から他方の半導体に流れる時に,低エネルギ−の状態
から高エネルギ−の状態に移ることになり,エネルギ−
が熱の形で電子に吸収される。電源11は,この電子の
流れを行わせるエネルギ−を供給し,ホット・ジャンク
ションとなる熱伝導性の優れた,例えばアルミニウムや
マグネシウム等で形成されたヒ−トシンク8が,軸流フ
ァンモ−タ5によって外部に余分な熱を放出する。
【0034】このように,ペルチェ素子9は,ソリッド
ステ−ト・ヒ−トポンプであり,液体やガスを使用せ
ず,また可動部分もないため,非常に簡単に電子電熱変
換装置を構成できる利点がある。
【0035】尚,図5において,符号13−1,13−
2は,ビスマス・テルル化物の半導体で,不純物ド−ピ
ングによる過剰電子N型(N型半導体)13−1と不足
電子P型(P型半導体)13−2の2種類のエレメント
で構成されている。14は,アルミナ・セラミックス等
の電気絶縁体を示し,15は,キャリア電流,熱流の流
れる方向を示す。
【0036】即ち,ペルチェ素子9は,過剰電子N型
(N型半導体)13−1と不足電子P型(P型半導体)
13−2を金属片,即ち電気伝導体12で接合したもの
で,直流電源11の直流電流を過剰電子N型(N型半導
体)13−1から不足電子P型(P型半導体)13−2
に流すと,過剰電子N型(N型半導体)13−1では電
流の向きと逆方向に,不足電子P型(P型半導体)13
−2では順方向にそれぞれ熱の移動が起こり,冷却板4
は冷却され,周囲から熱を奪う。高温側の,即ち,軸流
ファンモ−タ5側の電気伝導体12の熱を効率良く放熱
すると,熱は低温側から高温側へ連続的に汲み上げられ
る。
【0037】以上のようにコ−ルド・ジャンクションと
なる冷却板4で形成された熱は,ホット・ジャンクショ
ンとなるヒ−トシンク8にポンピングされるが,その量
は回路を流れるキャリア電流とカプラの数に比例する。
【0038】従って,実際に使用されるペルチェ素子9
は,図6に示すように図5のカプラを組み合わせたモジ
ュ−ルとし,電気的には直列の,熱的には並列の接続と
している。
【0039】以上のようなペルチェ素子9の原理を知っ
た上で,ヒ−トシンク8を設計する必要がある。従来の
場合,単にペルチェ素子の一方の面に冷却板を配設し,
他方の面に単なる冷却板を配設したのみであったため,
炎天下で実用効果を上げる冷却帽子を構成できないでい
た。
【0040】すなわち,図示せず電源スイッチを投入す
ると,ペルチェ素子9は,裏面(冷却板4と対向する
面)が冷たくなり,冷却板4を冷却するが,ペルチェ素
子9の表面(蓄熱部8bの後端面8cと対向する面)が
熱くなる。ペルチェ素子9の表面部の熱を放熱しない
と,ペルチェ素子9が飽和状態になるため,ペルチェ素
子9の裏面を冷却することができない。このため,ヒ−
トシンク8は,十分に放熱効果を呈する設計構造にしな
ければならない。
【0041】ヒ−トシンク8は,上記透孔7と対向する
部分に冷却ラジエタ−部8aを形成しており,それより
後方のペルチェ素子9と接触する部分まで延びた部分を
蓄熱部8bとしており,側面から見て後方部に至るに従
って,厚みを持たせ(図4参照),即ちペルチェ素子9
の表面部に発生する熱を十分に吸収できるように蓄熱部
8bの体積を大きくして,この部分8bで熱飽和が起こ
らないように形成している。
【0042】冷却ラジエタ−部8aは,冷却ラジエタ−
爪8dの間に透孔やスリット等の流風通過部3を形成し
ている。また放熱効果を高めるために流風通過部3と対
向する冷却ラジエタ−爪8dの側面部に凹凸やロ−レッ
ト等の溝部8eを形成している。
【0043】上記のようなヒ−トシンク8を,冷却ラジ
エタ−部8aを上記透孔7に対向させて鍔6の裏面部6
bに固定する。同時に蓄熱部8bの後端面8cと冷却板
4の表面部間にペルチェ素子9を介在接触させる。ペル
チェ素子9は,この裏面と冷却板4の表面部4aと接触
しているため,冷却板4を冷却すると共に,前面は蓄熱
部8bの後端面8cと接触しているので,ペルチェ素子
9の表面に発生した熱を蓄熱部8bによって吸収すると
共に,冷却ラジエタ−部8aで放熱させることができ
る。鍔6に形成した透孔7は,鍔6の前方にあるため,
流風通過部3を通り放熱された風は顔面部2bに直接当
たらず,顔面部2bのかなり前方で放出される。
【0044】軸流ファンモ−タ5によって送られてくる
風を,前頭部2aと冷却板4の前頭部対向面4bに付着
した冷たくなった露滴面間に通らせるために,上記軸流
ファンモ−タ5の上記帽子1の前面部1aと対向する部
位(ベンチュリケ−ス5b)に切欠部5aを形成してい
るが,該軸流ファンモ−タ5によって上記切欠部5aか
ら送風されてくる風を帽子1内に取り込むための透孔1
bを当該帽子1の前面部1aに形成する。尚,図1及び
図2では,透孔1bは,鍔6の部分にまで延びて形成し
ている。
【0045】上記切欠部5a及び透孔1bを介して上記
軸流ファンモ−タ5から帽子1内に流れてくる風を上記
冷却板4の前頭部対向面部4bに導くガイド10(図1
参照)を設ける(尚,図2においては,透孔1bを現す
ために。ガイド10は,点線で示している)。そのため
にガイド10は,透孔1bを通して帽子1の内部にまで
延びて形成する。ガイド10は,その目的を達成できれ
ば何れの形のものでも良い。かかるガイド10があるた
めに上記切欠部5aから流れ出た風は外部に漏れず,透
孔1bを介して前頭部2aと冷却板4の前頭部対向面4
bに付着した冷たくなった露滴面間を通る(図1参
照)。この結果,快適な冷気が前頭部2a及び顔面部2
bに送風される。
【0046】
【効果】本発明によれば,炎天下でも十分に冷えきった
快適な冷気を前頭部及び顔面部に送風することができる
実用性に優れた冷却帽子を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図1 本発明の一実施例としての冷却ラジエタ−ファン
を備えた帽子の縦断面図である。 図2 同帽子の外観斜視図である。 図3 同帽子の一部底面図である。 図4 軸流ファンモ−タ,ヒ−トシンク,ペルチェ素子
及び冷却板との関係を示す説明図である。 図5及び図6はペルチェ素子の原理説明図である。
【符号の説明】 1 帽子 1a 前面部 1b 透孔 2 帽子を装着する者(の頭部) 2a 前頭部 2b 顔面部 3 流風通過部 4 冷却板 4a 表面部 4b 前頭部対向面(裏面) 4c 溝部 5 軸流ファンモ−タ 5a 切欠部 5b ベンチュリケ−ス 5c インペラ 6 鍔 6a 表面部 6b 裏面部 7 透孔 8 ヒ−トシンク 8a 冷却ラジエタ−部 8b 蓄熱部 8c 後端面 8d 冷却ラジエタ−爪 8e 溝部 9 ペルチェ素子 10 ガイド 11 直流電源 12 電気伝導体 13−1 過剰電子N型(N型半導体) 13−2 不足電子P型(P型半導体) 14 電気絶縁体 15 キャリア電流,熱流の流れる方向

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャップ,ハット,バイザ−等の帽子
    (1)を装着する者(2)の前頭部(2a)と対向する
    ように冷却板(4)を帽子(1)に取着し,該帽子
    (1)の前面部(1a)に設けた鍔(6)に透孔(7)
    を設け,該透孔(7)と対向する上記鍔(6)の表面部
    (6a)に軸流ファンモ−タ(5)を設け,上記透孔
    (7)を介して上記軸流ファンモ−タ(5)によって送
    られてくる風で放熱して鍔(6)の裏面部(6b)方向
    に送風させるためのスリット等の流風通過部(3)を形
    成した冷却ラジエタ−部(8a)を有し,且つ該冷却ラ
    ジエタ−部(8a)を上記透孔(7)に対向させて上記
    鍔(6)の裏面部(6b)に取着したヒ−トシンク
    (8)を設け,上記冷却板(4)の表面部(4a)と上
    記冷却ラジエタ−部(8a)の後方部に形成した蓄熱部
    (8b)の後端面(8c)間にペルチェ素子(9)を設
    けたことを特徴とする冷却ラジエタ−ファンを備えた帽
    子。
  2. 【請求項2】 上記軸流ファンモ−タ(5)の上記帽子
    (1)の前面部(1a)と対向する部位に切欠部(5
    a)を形成し,上記軸流ファンモ−タ(5)によって上
    記切欠部(5a)から送風されてくる風を帽子(1)内
    に取り込むための透孔(1b)を当該帽子(1)に形成
    し,上記切欠部(5a)及び透孔(1b)を介して上記
    軸流ファンモ−タ(5)から帽子(1)内に流れてくる
    風を上記冷却板(4)の前頭部対向面(4b)に導くガ
    イド(10)を設けたことを特徴とする請求項1に記載
    の冷却ラジエタ−ファンを備えた帽子。
  3. 【請求項3】 上記冷却板(4)は,前頭部(2a)と
    対向する面(4b)に冷却効果を高める凹凸部やロ−レ
    ット等の溝部(4c)を形成したことを特徴とする請求
    項1または請求項2に記載の冷却ラジエタ−ファンを備
    えた帽子。
  4. 【請求項4】 上記冷却ラジエタ−部(8a)は,上記
    流風通過部(3)と対向する冷却ラジエタ−爪(8d)
    部に凹凸部やロ−レット等の溝部(8e)を形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の
    冷却ラジエタ−ファンを備えた帽子。
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