JPH08276239A - 圧造成形機 - Google Patents

圧造成形機

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JPH08276239A
JPH08276239A JP3625395A JP3625395A JPH08276239A JP H08276239 A JPH08276239 A JP H08276239A JP 3625395 A JP3625395 A JP 3625395A JP 3625395 A JP3625395 A JP 3625395A JP H08276239 A JPH08276239 A JP H08276239A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クランク軸からノックアウト用ピン手段のピ
ン駆動軸に大きな回転動力を伝えることができると共
に、ラムの進退動に同期させてタイミングよくノックア
ウト用ピン手段を作動させることができ、その上、騒音
の問題がなく、また、部品点数を少なく抑えて安価な圧
造成形機を得ること。 【構成】 駆動用モータ7により回転されて、ラム5を
圧造ダイ4に向かって進退動させるクランク軸9に、圧
造パンチ6により圧造ダイ4内に打ち込まれた素材Aを
ラム5の進退動作に同期してダイ4内から外部に押し出
すノックアウト用ピン手段30のピン駆動軸37を平行
リンク式回転機構40を介して連動回転可能に連結し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧造ダイと、これに対
向するように配設されて前後動される圧造パンチとによ
り素材を圧造加工して、所定形状の製品を成形するよう
にした圧造成形機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に圧造成形機は、供給された素材
を、ラムの前面に装備されかつ該ラムにより進退動され
る圧造パンチにより、この圧造パンチと対向するように
機台の所定位置に配設された圧造ダイ内に打ち込んで圧
造加工することにより、所定形状の製品を成形するよう
になっている。また、上記圧造ダイの後方には、圧造パ
ンチにより打ち込まれた素材をダイ内から外部に押し出
すためのノックアウトピンを有するノックアウト用ピン
手段が配設されており、このノックアウト用ピン手段の
ノックアウトピンを所定のタイミングで、即ち、上記ラ
ムの進退動作に同期させて前後動させることにより、圧
造ダイ内に打ち込まれた素材を押し出して該圧造ダイよ
り排出させるようになっている。
【0003】ところで、上記ラムの進退動させる駆動手
段並びに、該ラムの進退動作に同期させてノックアウト
用ピン手段のピン駆動軸を駆動させる駆動手段として
は、例えば、実公平3ー273号に示されているよう
に、駆動用モータにより回転されて、ラムを圧造ダイに
向かって進退動させるクランク軸と、圧造パンチにより
圧造ダイ内に打ち込まれた素材をラムの進退動作に同期
して外部に押し出すノックアウト用ピン手段とを有し、
上記クランク軸にカウンター軸が両端にベベルギヤを備
えた垂直伝動軸を介して連動連結されるていると共に、
該カウンター軸に設けられた偏心輪と上記ピン駆動軸に
設けられた揺動体とが連結杆で連結された構造となって
いる。そして、上記クランク軸の回転によりラムを上記
ダイブロックに向かって前後動させると共に、上記ベベ
ルギヤと伝動軸とによる伝動機構を介してカウンター軸
を駆動し、該カウンター軸における偏心輪の回転で連結
杆を介してピン駆動軸の揺動体を揺動させ、この揺動体
によるピン駆動軸の揺動により、ノックアウト用ピン手
段のノックアウトピンを上記ラムの進退動作に同期させ
て前後動させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のクランク軸からピン駆動軸への駆動手段によれば、
クランク軸の動力をベベルギヤと垂直伝動軸とによる伝
動機構を介してカウンター軸に伝達し、その上でカウン
ター軸からピン駆動軸に、偏心輪の回転運動を往復運動
に変える連結杆を介して揺動運動として伝達するもので
あるから、大型のベベルギヤを用いないとクランク軸か
らピン駆動軸に大きな伝達力を伝えることができず、ま
た、べべルギヤによる伝動機構にあってはバックラッシ
ュを有することから、ラムの進退動に同期させてタイミ
ングよくノックアウト用ピン手段を作動させることがで
きない問題があった。つまり、ベベルギヤによる伝動機
構を介して動力を伝達する場合には、ベベルギヤの噛み
合いにおける歯と歯の線当たりにより動力の伝達が行わ
れるのであり、そのため、動力の伝達力が小さく、大型
のベベルギヤを用いないと大きな伝達力を伝えることが
できないし、また、噛み合う歯と歯の間には干渉を避け
るためのバックラッシュが設けられていることから、ベ
ベルギヤを用いる個数が多くなるとそれだけラムの進退
動に対するノックアウト用ピン手段の作動タイミングが
ずれることになり、ラムの進退動作に同期させてタイミ
ングよくノックアウト用ピン手段を作動させることが困
難となる問題があった。その上、部品点数も多くコスト
高となるばかりか、ギヤ鳴りによる大きな騒音が生じた
りする問題を有していた。
【0005】また、上記従来例のものでは、上記クラン
ク軸の動力を利用して、圧造ダイの前面側に配設された
素材移送用チャックをラムの進退動作に同期して開閉さ
せるチャック開閉軸や、素材をラムの進退動作に同期し
て素材供給部より供給する素材供給手段の駆動軸の駆動
も行うようにしているのであるが、その場合、上記ピン
駆動軸を揺動させる動力の伝達経路とは全く別に、クラ
ンク軸にそれぞれ個別のベベルギヤと水平伝動軸による
伝動機構を設けて、これら各伝動機構を介して上記クラ
ンク軸にチャック開閉軸や素材供給手段の駆動軸がそれ
ぞれ独立して連動連結される構成となっている。そのた
め、全体としての動力伝達経路が非常に複雑で、しか
も、ベベルギヤと水平伝動軸とによる伝動機構を用いる
ことから、大型のベベルギヤを用いないと大きな伝達力
を伝えることができないばかりか、ラムの進退動に同期
させてチャックの開閉や素材供給手段による素材の供給
をタイミングよく行うことが困難となる問題があり、そ
の上、部品点数も多くなってコスト高となり、またギヤ
鳴りが生じたりする問題を有していた。
【0006】また、クランク軸の動力を利用したノック
アウト用ピン手段のピン駆動軸やチャック開閉軸及び素
材供給手段の駆動軸の駆動手段としては、上述したベベ
ルギヤとによる伝動機構の他、多数のギヤによる伝動機
構を用いて駆動させるようにしたものも知られている
が、その場合、クランク軸から遠く離れたピン駆動軸や
チャック開閉軸及び素材供給手段の駆動軸に動力を伝達
するためには、大量のギヤを用いる必要があるし、ま
た、上記ベベルギヤの場合と同様に歯と歯の線当たりに
よる噛み合いで動力伝達が行われるため、その伝達力が
小さく、大型のベベルギヤを用いないと大きな伝達力を
伝えることができないし、また歯と歯との干渉を避ける
ためのバックラッシュが設けられているため、ラムの進
退動に同期させてタイミングよくノックアウトピンを前
後動させることができにくい問題があり、その上、ギヤ
鳴りが生じたり、部品点数も多くなってコスト高となる
問題を有していた。
【0007】そこで本発明の目的は、クランク軸の動力
をノックアウト用ピン手段のピン駆動軸に伝達する場合
に、クランク軸からノックアウト用ピン手段のピン駆動
軸に大きな回転動力を伝えることができると共に、ラム
の進退動に同期させてタイミングよくノックアウト用ピ
ン手段を作動させることができ、その上、ギヤ鳴りによ
る騒音の問題がなく、また、部品点数を少なく抑えて安
価な圧造成形機を得ることにある。
【0008】また、他の目的は、クランク軸からノック
アウト用ピン手段のピン駆動軸に大きな回転動力を伝
え、その回転動力を利用してチャック開閉軸や、素材供
給手段の駆動軸の駆動を行うようにして、全体としての
動力伝達機構の簡素化を図ることができると共に、ラム
の進退動に同期させてタイミングよくノックアウト用ピ
ン手段の作動やチャックの開閉並びに素材の供給を行う
ことができ、かつ、ギヤ鳴りによる騒音の問題がなく、
部品点数も少なく抑えて安価な圧造成形機を得ることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0010】すなわち、本願の請求項1に係る発明(以
下、第1発明という)は、機台の所定位置に配設された
圧造ダイと、該圧造ダイと対向するように配設されてラ
ムにより進退動される圧造パンチと、駆動用モータによ
り回転されて、上記ラムを圧造ダイに向かって進退動さ
せるクランク軸と、上記圧造パンチにより圧造ダイ内に
打ち込まれた素材を上記ラムの進退動作に同期してダイ
内から外部に押し出すノックアウト用ピン手段とを有す
る圧造成形機において、上記クランク軸にノックアウト
用ピン手段のピン駆動軸を平行リンク式回転機構を介し
て連動回転可能に連結したことを特徴とする。
【0011】また、請求項2に係る発明(以下、第2発
明という)は、第1発明の構成に加えて、クランク軸に
設けられた駆動リンクと、ノックアウト用ピン手段のピ
ン駆動軸に設けられた従動リンク及びこれら両リンクを
連結する連結体とを備えた平行リンク式回転機構を用
い、該平行リンク式回転機構をクランク軸とピン駆動軸
と間に一対設けると共に、これら平行リンク式回転機構
のうち、一方の平行リンク式回転機構における駆動リン
クと従動リンクに対し、他方の平行リンク式回転機構に
おける駆動リンクと従動リンクを上記クランク軸もしく
はピン駆動軸の周方向に90度の位相差をおいて設けた
ことを特徴とする。
【0012】さらに、請求項3に係る発明(以下、第3
発明という)は、ノックアウト用ピン手段のピン駆動軸
に、圧造ダイの前面側に配設された素材移送用チャック
をラムの進退動作に同期して開閉させるチャック開閉軸
と、素材をラムの進退動作に同期して素材供給部より供
給する素材供給手段の駆動軸とを巻掛伝動機構を介して
連動回転可能に連結したことを特徴とする。
【0013】
【作用】上記の構成によれば、それぞれ次のような作用
が得られる。
【0014】まず、第1発明によれば、駆動用モータの
回転によりクランク軸が回転され、このクランク軸の回
転によりラムが上記圧造ダイに向かって前後動され、圧
造パンチにより素材が圧造ダイ内に打ち込まれて圧造加
工される。これと同時にクランク軸に設けた駆動リンク
が回転し、この駆動リンクの回転により、平行リンク式
回転機構が回転されてノックアウト用ピン手段のピン駆
動軸が回転されることになる。その場合、クランク軸の
回転動力を駆動リンクから連結体に、また連結体から従
動リンクにそれぞれ面当たりで伝達することが可能であ
り、これにより、クランク軸からピン駆動軸への動力の
伝達力を大ならしめることができると共に、クランク軸
からピン駆動軸への動力伝達にずれが発生するのを抑え
ることができて、圧造ダイ内に打ち込まれた素材のノッ
クアウトピンによる押し出しタイミングを正確に行うこ
とが可能となり、その上、部品点数を少なく抑えること
ができ、また、ギヤ鳴りのような大きな騒音も防止する
ことができる。
【0015】また、第2発明によれば、クランク軸に設
けられた駆動リンクと、ノックアウト用ピン手段のピン
駆動軸に設けられた従動リンク及びこれら両リンクを連
結する連結体とを備えた平行リンク式回転機構を一対用
い、かつ、一方側の平行リンク式回転機構における駆動
リンクと従動リンクに対し、他方側の平行リンク式回転
機構における駆動リンクと従動リンクが上記クランク軸
及びピン駆動軸の周方向に90度の位相差をおいて設け
られているから、一方の連結体が移動軌跡の前死点又は
後死点を超える場合に、必ず他方の連結体が、移動軌跡
の前死点と後死点との中間点、つまり駆動リンクの回転
軌跡における前死点と後死点との中間点に位置して、こ
の他方側連結体の押出し又は引張り作用によりピン駆動
軸に確実に回転トルクを伝えることができ、これによ
り、一方の連結体が上記前死点又は後死点を通過すると
きに、該連結体に集中的に大きな曲げ力が作用して、該
連結体が折損したりするといったことを回避することが
できると共に、スムーズな連続回転が得られてクランク
軸からピン駆動軸に回転動力を確実に伝達すること可能
となる。
【0016】さらに、第3発明によれば、ノックアウト
用ピン手段のピン駆動軸の回転に伴い、該ピン駆動軸の
回転動力が、巻掛伝動機構を介してチャック開閉軸及び
素材供給装置の駆動軸に同時に伝達されて、チャック開
閉軸及び駆動軸が回転されることになる。これにより、
クランク軸の動力を利用して、上記ピン駆動軸と共にチ
ャック開閉軸及び素材供給装置の駆動軸を駆動する場合
に、クランク軸からの動力をピン駆動軸に取り出した上
で、該押圧ピン駆動軸の回転動力を、該押圧ピン駆動軸
の近くに位置するチャック開閉軸や素材供給手段の駆動
軸に巻掛伝動機構を介して連動回転させることができ、
これにより、クランク軸からピン駆動軸、チャック開閉
軸及び素材供給装置の駆動軸への動力伝達機構の簡素化
が図れると共に、ラムの進退動に同期させてチャックの
開閉や素材の供給をタイミングよく行うことが可能とな
り、その上、部品点数を少なくできる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明に係る圧造成形機の概略平
面図を示し、該圧造成形機1における機台2の所定位置
にはダイブロック3が配設されており、このダイブロッ
ク3には粗から精にいたる複数個の圧造ダイ4……4が
一定間隔に並設されている。また、上記ダイブロック3
の前方における機台2に装備されたラム5の前面には、
上記圧造ダイ4と同数個の圧造パンチ6……6が各圧造
ダイ4とそれぞれ対向するように保持されていると共
に、該ラム5の後端が当該圧造成形機1の駆動用モータ
7により回転されるフライホイール8と一体のクランク
軸9に連結部材10を介して連結されることにより、該
ラム5が上記ダイブロック3に向かって前後動するよう
になっている。
【0019】また、図1に示すようにダイブロック3の
側方には、上記圧造ダイと圧造パンチとにより構成され
る圧造ステーションに線材からなる素材Aを供給するた
めの素材供給用クイル11が圧造ダイ4と並設して設け
られていると共に、該素材供給用クイル11より供給さ
れた素材Aを一定寸法に切断するためのカッター(図示
せず)が設けられている。更に、上記素材供給用クイル
11の後方で、機台2の後部位置には線材からなる長尺
の素材Aを上記素材供給用クイル11に向けて所定長さ
づつ間歇的に供給するグリップ送り機構13を備えた素
材供給手段12が配設されている。尚、上記素材供給手
段12としては、グリップ送り機構13の他、ローラ送
り機構であってもよい。
【0020】一方、上記ダイブロック3上に前端部が載
置され、かつ後端部が機台2上に架設された支軸15に
支持された支持フレーム16の前端内周部には、チャッ
クブロック17が各圧造ダイ4……4の並設方向に摺動
自在に支持されている。このチャックブロック17の前
面には、左右一対とされた図示しない複数個の素材移送
用チャックが上記圧造ダイ4と同数だけこれら圧造ダイ
4と同じ間隔で取付けられており、また、上記機台2上
で、支軸15の前方位置には該支軸15と平行にチャッ
ク開閉軸20が回転自在に支持されていると共に、該チ
ャック開閉軸20上には、各チャックごとのチャック開
閉用カム21がそれぞれ固設されている。上記チャック
ブロック17の一側は、機台2に固設されたブラケット
22に揺動自在に支持されたチャックブロック駆動用レ
バー23の一端部に枢着されている。またチャックブロ
ック駆動用レバー23の他端部には揺動部材24が連結
されており、該揺動部材24が上記チャック開閉軸20
の所定位置に固設されたチャックブロック駆動用カム2
5に転接されている。そして、上記チャック開閉軸20
の回転により、チャック開閉用カム21を介して各素材
移送用チャックが上記ラム5の前後動作に同期して開閉
されると共に、チャックブロック駆動用カム25を介し
て該揺動部材24が揺動され、該揺動部材24の揺動に
伴ってチャックブロック駆動用レバー23が揺動される
ことにより、チャックブロック17、つまり素材移送用
チャックが上記ラム5の前後動作に同期して各圧造ダイ
4……4の前面位置と側方退避位置とに移動させるよう
になっている。
【0021】また、上記圧造ダイ4の後方には、図4に
示すように、圧造パンチ6により打ち込まれた素材Aを
該圧造ダイ4内より押し出すためのノックアウト用ピン
手段30が配設されている。このノックアウト用ピン手
段30は、図4に示すように各圧造ダイ4……4内に内
挿され、圧造加工された素材をダイ4内から外方にけり
出して素材移送用チャックに挟持させるためのノックア
ウトピン31……31と、該ノックアウトピン31……
31をそれぞれ前後動させる押圧ロッド32……32
と、該押圧ロッド32……32をそれぞれ前後動させる
ノックアウトピン駆動用レバー33……33と、該レバ
ー33……33の中心軸33aに対する揺動量を調整す
る四節リンク機構からなる調整手段34と、該調整手段
34を揺動させる揺動レバー35と、該揺動レバー35
をこれの支軸35aを中心に揺動させるカム36を有す
るピン駆動軸37とから構成されている。そして、ピン
駆動軸37の駆動によりカム36を介してノックアウト
ピン駆動用レバー33……33が揺動され、該レバー3
3……33の揺動によりノックアウトピン31……31
を上記圧造パンチ6……6の進退動作に同期させて前後
動させることにより、その先端部で圧造ダイ4……4内
に打ち込まれた素材Aをダイ内から押し出して素材移送
用チャックに挟持させるようになっている。
【0022】しかして、本発明は以上のごとく構成され
る圧造成形機1の上記クランク軸9からノックアウト用
ピン手段30のピン駆動軸37、チャック開閉軸20及
び素材供給装置の駆動軸14への動力伝達機構として、
上記クランク軸9にノックアウト用ピン手段30のピン
駆動軸37を平行リンク式回転機構40を介して連動回
転可能に連結し、該クランク軸9の回転動力を平行リン
ク式回転機構40を介して上記ピン駆動軸37に回転動
力として伝達する一方、該ピン駆動軸37の回転動力を
チェーン伝動機構50を介してチャック開閉軸20及び
素材供給装置12の駆動軸14に伝達するように構成し
たのである。
【0023】具体的には、図2及び図3に示すように上
記平行リンク式回転機構40は、クランク軸9に固設さ
れた偏心輪からなる駆動リンク41(以下偏心輪41と
称す。)と、ノックアウト用ピン手段30のピン駆動軸
37に一体的に設けられたクランクからなる従動リンク
42(以下クランク42と称す。)及び一端が上記偏心
輪41の外周に軸受を介して回転自在に外嵌支持され、
かつ他端が上記クランク42の外周に軸受を介して回転
自在に支持された連結体とを備えている。
【0024】そして、この平行リンク式回転機構40
は、クランク軸9とピン駆動軸37とにおける両端部間
に一対設けられていると共に、これら平行リンク式回転
機構40のうち、一方の平行リンク式回転機構40にお
ける偏心輪41とクランク42に対し、他方の平行リン
ク式回転機構40における偏心輪41とクランク42が
上記クランク軸9もしくはピン駆動軸37の周方向に9
0度の位相差をおいて設けられている。尚、上記駆動リ
ンク及び従動リンクとは、上記クランク軸又はピン駆動
軸に拘束され、これらクランク軸又はピン駆動軸の回転
に伴って円運動をする概念であって、実施例のように偏
心輪やクランクであってもよいし、また、棒状のリンク
杆であってもよいことは勿論である。
【0025】また、ノックアウト用ピン手段30のピン
駆動軸37は、その両端部に設けたクランク42,42
の内側と外側部分がそれぞれ機台2に軸受されていると
共に、ピン駆動軸37の一端部には、駆動スプロケット
51が設けられている。また、上記チャック開閉軸20
と素材供給手段12の駆動軸14とにおける上記駆動ス
プロケット51の取付側軸端部がそれぞれ外方に突出さ
れていると共に、これらチャック開閉軸20と素材供給
手段12の駆動軸14との突出端部に上記駆動スプロケ
ット51に対向する従動スプロケット52及び53が設
けられ、これら従動スプロケット52,53と駆動スプ
ロケット51とに1つのチェーン54が掛設されて、上
記ピン駆動軸37の回転動力をチャック開閉軸20及び
素材供給装置12の駆動軸14に伝達するチェーン伝動
機構50が構成されている。なお、チェーン伝動機構に
代えてタイミングベルトとタイミングプーリとからなる
ベルト伝動機構を用いてもよい。
【0026】次に本実施例の作用について説明すると、
図に示すように、駆動用モータ7の回転により、フライ
ホイール8を介してクランク軸9が回転され、これによ
りクランク軸9から連結部材10を介してラム5が上記
ダイブロック3に向かって前後動され、圧造パンチ6…
…6により素材Aが、この圧造パンチ6……6と対向す
る圧造ダイ4……4内に打ち込こまれて所定形状に圧造
加工される。これと同時にクランク軸9の両端に設けた
偏心輪41の回転により、該偏心輪41とクランク42
及び連結体43とで構成する一対の平行リンク式回転機
構40が回転されてピン駆動軸37が回転されることに
なる。
【0027】その場合、クランク軸9の回転動力を偏心
輪41から連結体43に、また連結体43から従動リン
ク42にそれぞれ面当たりで伝達することができ、これ
により、クランク軸9からピン駆動軸37への動力の伝
達力を大ならしめることができ、また、クランク軸9か
らピン駆動軸37への動力伝達にずれが発生するのを抑
えることができて、ノックアウトピン31による圧造加
工された素材Aの押し出しタイミングを正確に行わせる
ことが可能となる。
【0028】また、特に一対の平行リンク式回転機構4
0,40を用い、しかも、一方側の平行リンク式回転機
構40における偏心輪41とクランク42に対し、他方
側の平行リンク式回転機構40における偏心輪41とク
ランク42が上記クランク軸9及びピン駆動軸37の周
方向に90度の位相差をおいて設けられていることによ
り、図3に示すごとく一方の連結体43が移動軌跡の前
死点又は後死点を超える場合に、必ず他方の連結体43
が、移動軌跡の前死点と後死点との中間点、つまり駆動
リンク41の回転軌跡における前死点と後死点との中間
点に位置して、この他方側連結体43の駆動リンクの回
転に伴う押出し又は引張り作用によりピン駆動軸37に
確実に回転トルクを伝えることができ、これにより、一
方の連結体43が上記前死点又は後死点を通過するとき
に、該連結体43に集中的に大きな曲げ力が作用して、
該連結体43が折損したりするといったことを回避する
ことができると共に、スムーズな連続回転が得られてク
ランク軸9からピン駆動軸37に回転動力を確実に伝達
することが可能となる。
【0029】また、上記ピン駆動軸37の回転に伴い、
該ピン駆動軸37の回転動力が、チェーン伝動機構50
を介してチャック開閉軸20及び素材供給装置12の駆
動軸14に同時に伝達されて、チャック開閉軸20及び
上記駆動軸14が回転されることになる。これにより、
クランク軸9の回転動力を利用して、上記ピン駆動軸3
7と伴に該ピン駆動軸37の近くに位置するチャック開
閉軸20及び素材供給装置12の駆動軸14を駆動する
場合に、その伝達機構の簡素化が図れると共に、ラム5
の進退動に同期させてチャックの開閉や素材Aの供給を
タイミングよく行うことが可能となり、その上、部品点
数も少なく抑えることができ、また、ギヤ鳴りによる大
きな騒音も防止することができる。
【0030】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、駆動用
モータの回転によりクランク軸が回転され、このクラン
ク軸の回転によりラムが上記圧造ダイに向かって前後動
され、圧造パンチにより素材が圧造ダイ内に打ち込まれ
て圧造加工される。これと同時にクランク軸に設けた駆
動リンクが回転し、この駆動リンクの回転により、平行
リンク式回転機構が回転されてノックアウト用ピン手段
のピン駆動軸が回転されることになる。その場合、クラ
ンク軸の回転動力を駆動リンクから連結体に、また連結
体から従動リンクにそれぞれ面当たりで伝達することが
可能であり、これにより、クランク軸からピン駆動軸へ
の動力の伝達力を大ならしめることができると共に、ク
ランク軸からピン駆動軸への動力伝達にずれが発生する
のを抑えることができて、圧造ダイ内に打ち込まれた素
材のノックアウトピンによる押し出しタイミングを正確
に行うことが可能となり、その上、部品点数を少なく抑
えることができ、また、ギヤ鳴りのような大きな騒音も
防止することができる。
【0031】また、第2発明によれば、クランク軸に設
けられた駆動リンクと、ノックアウト用ピン手段のピン
駆動軸に設けられた従動リンク及びこれら両リンクを連
結する連結体とを備えた平行リンク式回転機構を一対の
用い、かつ、一方側の平行リンク式回転機構における駆
動リンクと従動リンクに対し、他方側の平行リンク式回
転機構における駆動リンクと従動リンクが上記クランク
軸及びピン駆動軸の周方向に90度の位相差をおいて設
けられているから、一方の連結体が移動軌跡の前死点又
は後死点を超える場合に、必ず他方の連結体が、移動軌
跡の前死点と後死点との中間点、つまり駆動リンクの回
転軌跡における前死点と後死点との中間点に位置して、
この他方側連結体の押出し又は引張り作用によりピン駆
動軸に確実に回転トルクを伝えることができ、これによ
り、一方の連結体が上記前死点又は後死点を通過すると
きに、該連結体に集中的に大きな曲げ力が作用して、該
連結体が折損したりするといったことを回避することが
できると共に、スムーズな連続回転が得られてクランク
軸からピン駆動軸に回転動力を確実に伝達すること可能
となる。
【0032】さらに、第3発明によれば、ノックアウト
用ピン手段のピン駆動軸の回転に伴い、該ピン駆動軸の
回転動力が、巻掛伝動機構を介してチャック開閉軸及び
素材供給装置の駆動軸に同時に伝達されて、チャック開
閉軸及び駆動軸が回転されることになる。これにより、
クランク軸の動力を利用して、上記ピン駆動軸と共にチ
ャック開閉軸及び素材供給装置の駆動軸を駆動する場合
に、クランク軸からの動力をピン駆動軸に取り出した上
で、該押圧ピン駆動軸の回転動力を、該押圧ピン駆動軸
の近くに位置するチャック開閉軸や素材供給手段の駆動
軸に巻掛伝動機構を介して連動回転させることができ、
その結果、クランク軸からピン駆動軸、チャック開閉軸
及び素材供給装置の駆動軸への動力伝達機構の簡素化が
図れると共に、ラムの進退動に同期させてチャックの開
閉や素材の供給をタイミングよく行うことが可能とな
り、その上、部品点数を少なくでき、またギヤ鳴りのよ
うな大きな騒音も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の圧造成形機の概略平面図である。
【図2】 クランク軸からノックアウトピン手段のピン
駆動軸への伝動機構を示す平面図である。
【図3】 同伝動機構の概略側面図である。
【図4】 同ノックアウトピン手段のピン駆動軸からチ
ャック開閉軸及び素材供給装置への動力伝達機構を示す
側面図である。
【図5】 同ノックアウトピン手段のピン駆動軸からチ
ャック開閉軸への動力伝達機構を示す要部の拡大横断面
図である。
【符号の説明】
2 基台 4……4 圧造ダイ 6……6 圧造パンチ 7 駆動用モータ 9 クランク軸 12 素材供給手段 30 ノックアウト用ピン手段 37 ピン駆動手段 40 平行リンク式回転機構 41 偏心輪(駆動リンク) 42 従動輪リンク 43 連結体 50 巻掛伝動機

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機台の所定位置に配設された圧造ダイ
    と、該圧造ダイと対向するように配設されてラムにより
    進退動される圧造パンチと、駆動用モータにより回転さ
    れて、上記ラムを圧造ダイに向かって進退動させるクラ
    ンク軸と、上記圧造パンチにより圧造ダイ内に打ち込ま
    れた素材を上記ラムの進退動作に同期してダイ内から外
    部に押し出すノックアウト用ピン手段とを有する圧造成
    形機であって、上記クランク軸にノックアウト用ピン手
    段のピン駆動軸が平行リンク式回転機構を介して連動回
    転可能に連結されていることを特徴とする圧造成形機。
  2. 【請求項2】 平行リンク式回転機構が、クランク軸に
    設けられた駆動リンクと、ノックアウト用ピン手段のピ
    ン駆動軸に設けられた従動リンク及びこれら両リンクを
    連結する連結体とを備えていると共に、この平行リンク
    式回転機構がクランク軸とピン駆動軸と間に一対設けら
    れていると共に、これら平行リンク式回転機構のうち、
    一方の平行リンク式回転機構における駆動リンクと従動
    リンクに対し、他方の平行リンク式回転機構における駆
    動リンクと従動リンクが上記クランク軸もしくはピン駆
    動軸の周方向に90度の位相差をおいて設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧造成形機。
  3. 【請求項3】 ノックアウト用ピン手段のピン駆動軸
    に、圧造ダイの前面側に配設された素材移送用チャック
    をラムの進退動作に同期して開閉させるチャック開閉軸
    と、素材をラムの進退動作に同期して素材供給部より供
    給する素材供給手段の駆動軸とが巻掛伝動機構を介して
    連動回転可能に連結されていることを特徴とする請求項
    1又は請求項2に記載の圧造成形機。
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