JPH08276265A - Al系製品の製造方法 - Google Patents
Al系製品の製造方法Info
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- JPH08276265A JPH08276265A JP7750495A JP7750495A JPH08276265A JP H08276265 A JPH08276265 A JP H08276265A JP 7750495 A JP7750495 A JP 7750495A JP 7750495 A JP7750495 A JP 7750495A JP H08276265 A JPH08276265 A JP H08276265A
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐蝕性に優れたAl系製品を提供することを
目的とする。 【構成】 芯材の表面に少なくともSiを含むAl系合
金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品の製造
方法であって、前記ろう材による所定温度でのろう付作
業の後の冷却過程において、ろう付け温度より低い所定
の温度で一時的に降温を停止するAl系製品の製造方
法。
目的とする。 【構成】 芯材の表面に少なくともSiを含むAl系合
金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品の製造
方法であって、前記ろう材による所定温度でのろう付作
業の後の冷却過程において、ろう付け温度より低い所定
の温度で一時的に降温を停止するAl系製品の製造方
法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Siを含むAl系合金
をろう材として用いた熱交換器等の製品の製造方法に関
するものである。
をろう材として用いた熱交換器等の製品の製造方法に関
するものである。
【0002】
【発明の背景】芯材の表面にろう材が貼り合わされたブ
レージングシートを用いてフィン(あるいはチューブ)
を作製し、このフィンとチューブとを組み合わし、ろう
付けすることによって熱交換器が製造されている。この
熱交換器に要求されている特性の一つとして耐蝕性に富
むことが挙げられる。すなわち、腐食環境下に置かれて
いると、徐々に腐食が進行する。この為、各種の耐蝕性
技術が提案されている。しかし、更なる耐蝕性技術が求
められている。
レージングシートを用いてフィン(あるいはチューブ)
を作製し、このフィンとチューブとを組み合わし、ろう
付けすることによって熱交換器が製造されている。この
熱交換器に要求されている特性の一つとして耐蝕性に富
むことが挙げられる。すなわち、腐食環境下に置かれて
いると、徐々に腐食が進行する。この為、各種の耐蝕性
技術が提案されている。しかし、更なる耐蝕性技術が求
められている。
【0003】
【発明の開示】前記の問題点に対する研究が本発明者に
よって鋭意押し進められた。先ず、従来の製品について
の検討が行われた。すなわちアルミニウム又はアルミニ
ウム合金製(Al製)熱交換器において、ブレージング
シートを用いて構成したフィンとチューブとを結合して
いるろう材(Al−Si系合金、あるいはAl−Si−
Zn系合金などのSi含有Al合金)が如何なる状態に
あるかを検討した。ろう付けに際して溶融したSi含有
Al合金は冷却する過程において、先ず、初晶α相が析
出し、成長する。そして、共晶温度に至った時点で液相
が凝固し、共晶相(Si+α相)が形成され、そして室
温まで冷却される。この時、理論的には、初晶α相のS
i固溶度と共晶α相のSi固溶度とは同じである。しか
し、凝固後の冷却過程で、共晶α相のSiは析出し易
く、このため共晶α相のSi固溶度は初晶α相のSi固
溶度より低くなっていることが判って来た。ところで、
共晶α相のSi固溶度が初晶α相のSi固溶度より低い
と言うことは、共晶α相は初晶α相よりも電気化学的に
卑な状態にある。この為、腐食環境下にあると、共晶α
相が優先的に溶解してしまい、残った初晶α相が脱落
し、この脱落による減量が溶解減量よりも大きく寄与
し、腐食速度が高くなると考えられた。この結果、フィ
ンとチューブとが外れてしまい易くなる。
よって鋭意押し進められた。先ず、従来の製品について
の検討が行われた。すなわちアルミニウム又はアルミニ
ウム合金製(Al製)熱交換器において、ブレージング
シートを用いて構成したフィンとチューブとを結合して
いるろう材(Al−Si系合金、あるいはAl−Si−
Zn系合金などのSi含有Al合金)が如何なる状態に
あるかを検討した。ろう付けに際して溶融したSi含有
Al合金は冷却する過程において、先ず、初晶α相が析
出し、成長する。そして、共晶温度に至った時点で液相
が凝固し、共晶相(Si+α相)が形成され、そして室
温まで冷却される。この時、理論的には、初晶α相のS
i固溶度と共晶α相のSi固溶度とは同じである。しか
し、凝固後の冷却過程で、共晶α相のSiは析出し易
く、このため共晶α相のSi固溶度は初晶α相のSi固
溶度より低くなっていることが判って来た。ところで、
共晶α相のSi固溶度が初晶α相のSi固溶度より低い
と言うことは、共晶α相は初晶α相よりも電気化学的に
卑な状態にある。この為、腐食環境下にあると、共晶α
相が優先的に溶解してしまい、残った初晶α相が脱落
し、この脱落による減量が溶解減量よりも大きく寄与
し、腐食速度が高くなると考えられた。この結果、フィ
ンとチューブとが外れてしまい易くなる。
【0004】又、前記のような腐食(粒界腐食のような
局部腐食)が進行して行くと、ブレージングシートの芯
材が露出してしまい、孔食が芯材にまで進み易く、貫通
孔が形成され易い。これがチューブの場合には致命的な
ものとなる。このようなことから、初晶α相のSi固溶
度と共晶α相のSi固溶度とを同等にすることが大事で
あると考えられた。特に、初晶α相のSi固溶度と共晶
α相のSi固溶度とを同等にし、かつ、Si固溶量を低
くすることが好ましいことが判って来た。すなわち、斯
の如くにしていると、ろう材のα相における電気化学的
特性が等しくなり、初晶α相と共晶α相とは略同時に溶
解し、全面溶解となって粒界腐食が起き難いものとな
る。
局部腐食)が進行して行くと、ブレージングシートの芯
材が露出してしまい、孔食が芯材にまで進み易く、貫通
孔が形成され易い。これがチューブの場合には致命的な
ものとなる。このようなことから、初晶α相のSi固溶
度と共晶α相のSi固溶度とを同等にすることが大事で
あると考えられた。特に、初晶α相のSi固溶度と共晶
α相のSi固溶度とを同等にし、かつ、Si固溶量を低
くすることが好ましいことが判って来た。すなわち、斯
の如くにしていると、ろう材のα相における電気化学的
特性が等しくなり、初晶α相と共晶α相とは略同時に溶
解し、全面溶解となって粒界腐食が起き難いものとな
る。
【0005】このような状態を達成する為には、ろう付
け作業後における冷却過程を工夫すれば良いことが判っ
て来た。すなわち、ろう付け作業後における冷却を一時
的に停止してやれば、初晶α相に固溶したSi量と共晶
α相に固溶したSi量とが同等になり、電気化学的特性
は均等になることが判って来た。このような知見を基に
して本発明が達成されたものであり、耐蝕性に優れたA
l系製品を提供することを目的とする。
け作業後における冷却過程を工夫すれば良いことが判っ
て来た。すなわち、ろう付け作業後における冷却を一時
的に停止してやれば、初晶α相に固溶したSi量と共晶
α相に固溶したSi量とが同等になり、電気化学的特性
は均等になることが判って来た。このような知見を基に
して本発明が達成されたものであり、耐蝕性に優れたA
l系製品を提供することを目的とする。
【0006】この本発明の目的は、芯材の表面に少なく
ともSiを含むAl系合金ろう材が設けられたAl材料
が用いられた製品の製造方法であって、前記ろう材によ
る所定温度でのろう付作業の後の冷却過程において、ろ
う付け温度より低い所定の温度で一時的に降温を停止す
ることを特徴とするAl系製品の製造方法によって達成
される。
ともSiを含むAl系合金ろう材が設けられたAl材料
が用いられた製品の製造方法であって、前記ろう材によ
る所定温度でのろう付作業の後の冷却過程において、ろ
う付け温度より低い所定の温度で一時的に降温を停止す
ることを特徴とするAl系製品の製造方法によって達成
される。
【0007】又、芯材の表面に少なくともSiを含むA
l系合金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品
の製造方法であって、前記ろう材による所定温度でのろ
う付作業の後の冷却過程において、所定の降温速度でろ
う付け温度より低い所定の温度まで降下させ、この所定
の温度から前記降温速度より小さい降温速度で降下させ
ることを特徴とするAl系製品の製造方法によって達成
される。
l系合金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品
の製造方法であって、前記ろう材による所定温度でのろ
う付作業の後の冷却過程において、所定の降温速度でろ
う付け温度より低い所定の温度まで降下させ、この所定
の温度から前記降温速度より小さい降温速度で降下させ
ることを特徴とするAl系製品の製造方法によって達成
される。
【0008】尚、この第2の発明は第1の発明と相違す
るが、その基本原理は似通っている。すなわち、第1の
発明はろう付け作業後の冷却過程において冷却操作を一
時的に停止(ある特定の一つの温度において冷却を停
止)したものであるのに対して、第2の発明はろう付け
作業後における冷却過程において冷却操作を長い範囲に
わたって徐々に停止したものと考えることが出来るから
である。
るが、その基本原理は似通っている。すなわち、第1の
発明はろう付け作業後の冷却過程において冷却操作を一
時的に停止(ある特定の一つの温度において冷却を停
止)したものであるのに対して、第2の発明はろう付け
作業後における冷却過程において冷却操作を長い範囲に
わたって徐々に停止したものと考えることが出来るから
である。
【0009】本発明において、ろう材はSiを含有する
Al−Si系合金が用いられる。このろう材におけるS
i含有量は3〜11wt%が好ましい。より好ましくは
5〜10wt%である。又、ろう材に犠牲陽極効果を発
揮させる為に、Znを更に含有したAl系合金であるこ
とが好ましい。このZn含有量としては0.1〜25w
t%が好ましい。より好ましくは0.1〜10wt%、
もっと好ましくは1〜10wt%である。又、更に、
0.001〜0.1wt%のIn、0.01〜0.07
wt%のBe、0.02〜0.20wt%のBi等を含
んでいても良い。尚、上記以外の残部はAlと不可避不
純物である。具体的には、A4343,A4104,A
4045等のAl−Si合金や、A4343+10Z
n,A4104+10Zn,A4045+8Zn等のA
l−Si−Zn合金が用いられる。
Al−Si系合金が用いられる。このろう材におけるS
i含有量は3〜11wt%が好ましい。より好ましくは
5〜10wt%である。又、ろう材に犠牲陽極効果を発
揮させる為に、Znを更に含有したAl系合金であるこ
とが好ましい。このZn含有量としては0.1〜25w
t%が好ましい。より好ましくは0.1〜10wt%、
もっと好ましくは1〜10wt%である。又、更に、
0.001〜0.1wt%のIn、0.01〜0.07
wt%のBe、0.02〜0.20wt%のBi等を含
んでいても良い。尚、上記以外の残部はAlと不可避不
純物である。具体的には、A4343,A4104,A
4045等のAl−Si合金や、A4343+10Z
n,A4104+10Zn,A4045+8Zn等のA
l−Si−Zn合金が用いられる。
【0010】本発明のAl材料は、芯材の表面(片面ま
たは両面)にろう材が貼り合わされた(クラッドされ
た)ブレージングシートであったり、芯材の表面にろう
材粉末(粒子)を溶射若しくはバインダによって付けた
シートが挙げられる。このようなシートを用いてフィン
を成形したり、チューブやパイプ等の管(特に、管)を
成形する。
たは両面)にろう材が貼り合わされた(クラッドされ
た)ブレージングシートであったり、芯材の表面にろう
材粉末(粒子)を溶射若しくはバインダによって付けた
シートが挙げられる。このようなシートを用いてフィン
を成形したり、チューブやパイプ等の管(特に、管)を
成形する。
【0011】芯材としては純AlあるいはAl合金であ
る。機械的強度が要求されない場合には純Alでも良
い。しかしながら、機械的強度を要求されることが多
く、このような場合にはAl合金(A3103等のAl
−Mn系合金、A3003等のAl−Mn−Cu系合
金)が用いられる。特に、Mn含有量が0.1〜1.5
wt%のAl合金が用いられる。又、0.05〜0.5
wt%のCu、0.3〜1.2wt%のSi、0.01
〜0.15wt%のZr、0.01〜0.2wt%のT
iの中の一種または二種以上と0.1〜1.5wt%の
Mnとを少なくとも含有するAl合金が用いられる。こ
のようなAl−Mn系合金あるいはAl−Mn−X系合
金を用いることによって、芯材として必要な機械的強度
が確保される。
る。機械的強度が要求されない場合には純Alでも良
い。しかしながら、機械的強度を要求されることが多
く、このような場合にはAl合金(A3103等のAl
−Mn系合金、A3003等のAl−Mn−Cu系合
金)が用いられる。特に、Mn含有量が0.1〜1.5
wt%のAl合金が用いられる。又、0.05〜0.5
wt%のCu、0.3〜1.2wt%のSi、0.01
〜0.15wt%のZr、0.01〜0.2wt%のT
iの中の一種または二種以上と0.1〜1.5wt%の
Mnとを少なくとも含有するAl合金が用いられる。こ
のようなAl−Mn系合金あるいはAl−Mn−X系合
金を用いることによって、芯材として必要な機械的強度
が確保される。
【0012】上記Al材料で作製されたシートを用いて
構成した熱媒体の流路である管(チューブ、パイプ)と
Al製フィンとを組み合わし、約590〜615℃の温
度下でろう付けした後、冷却する。この冷却過程は前記
ろう付け温度から室温まで単純に降温させるものではな
い。
構成した熱媒体の流路である管(チューブ、パイプ)と
Al製フィンとを組み合わし、約590〜615℃の温
度下でろう付けした後、冷却する。この冷却過程は前記
ろう付け温度から室温まで単純に降温させるものではな
い。
【0013】例えば、冷却して温度をろう付け温度から
降下させ、500〜350℃の温度にまで冷却される
と、一時的に冷却作業を停止し、その温度下でその状態
を保持する。好ましくは10秒以上、もっと好ましくは
30秒以上、特に好ましくは60秒以上保持する。この
保持時間は長くても差し支えないが、1時間以上保持し
ていても効果が高まるものでもなく、そして生産性が低
下するから、保持時間の上限は1時間程度である。
降下させ、500〜350℃の温度にまで冷却される
と、一時的に冷却作業を停止し、その温度下でその状態
を保持する。好ましくは10秒以上、もっと好ましくは
30秒以上、特に好ましくは60秒以上保持する。この
保持時間は長くても差し支えないが、1時間以上保持し
ていても効果が高まるものでもなく、そして生産性が低
下するから、保持時間の上限は1時間程度である。
【0014】一時停止の温度範囲を500〜350℃と
したのは、500℃を越えた高い温度で冷却操作を一時
停止しても、又、350℃未満の低い温度で冷却操作を
一時停止しても、効果が低かったからである。尚、より
好ましい温度範囲は450〜400℃であった。降温速
度は通常のものであれば良い。具体的には5〜300℃
/secの降温速度が採用される。
したのは、500℃を越えた高い温度で冷却操作を一時
停止しても、又、350℃未満の低い温度で冷却操作を
一時停止しても、効果が低かったからである。尚、より
好ましい温度範囲は450〜400℃であった。降温速
度は通常のものであれば良い。具体的には5〜300℃
/secの降温速度が採用される。
【0015】上記のように冷却操作を一時停止する代わ
りに、冷却過程を多段階のものとしても同様なことが期
待できる。すなわち、ろう付け温度から500〜350
℃(好ましくは450〜400℃)の温度範囲に至る第
1冷却過程においては、例えば5〜300℃/secの
降温速度(第1降温速度)で冷却させ、この後前記第1
降温速度より小さい冷却速度、例えば0.5℃/min
以下の降温速度(第2降温速度)で冷却させるようにし
ても良い。このようにしても、初晶α相のSi固溶度と
共晶α相のSi固溶度とが均等なものになり、粒界腐食
が起き難いものとなる。
りに、冷却過程を多段階のものとしても同様なことが期
待できる。すなわち、ろう付け温度から500〜350
℃(好ましくは450〜400℃)の温度範囲に至る第
1冷却過程においては、例えば5〜300℃/secの
降温速度(第1降温速度)で冷却させ、この後前記第1
降温速度より小さい冷却速度、例えば0.5℃/min
以下の降温速度(第2降温速度)で冷却させるようにし
ても良い。このようにしても、初晶α相のSi固溶度と
共晶α相のSi固溶度とが均等なものになり、粒界腐食
が起き難いものとなる。
【0016】以下、具体的な実施例を挙げて説明する。
【0017】
〔実施例1〕Al−1wt%Mnからなる芯材の両面
に、Al−4wt%Si合金ろう材をクラッド(クラッ
ド率は片面10%)した0.4mm厚のブレージングシ
ートを用意した。そして、このブレージングシートを用
いてチューブを構成した。
に、Al−4wt%Si合金ろう材をクラッド(クラッ
ド率は片面10%)した0.4mm厚のブレージングシ
ートを用意した。そして、このブレージングシートを用
いてチューブを構成した。
【0018】このチューブとAl製フィンとを組み合わ
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−1に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−1に
示す。
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−1に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−1に
示す。
【0019】 表−1 冷却停止温度 冷却停止時間 降温速度 耐蝕性 発明外 ろう付け温度から室温に冷却されるまで一定速度で冷却(3℃/sec) × 本発明 360℃ 30分 10℃/s ◎ 本発明 360℃ 1時間 20℃/s ◎ 本発明 400℃ 10分 5℃/s ◎ 本発明 450℃ 30秒 10℃/s ◎ 本発明 470℃ 20秒 70℃/s ◎ 本発明 500℃ 15秒 300℃/s ◎ *耐蝕性は酸性塩水噴霧試験10日(ASTMM G85−85SWAAT) ◎印は共晶α相の優先溶解はなく、全面腐食型 ×印は共晶α相の優先溶解となり、芯材まで腐食が進行 *発明外は、冷却一時停止がなく、ろう付け温度から室温まで3℃/secで 冷却したものである 〔実施例2〕Al−0.2wt%Mn−0.3wt%C
uからなる芯材の両面に、Al−9wt%Si−5wt
%Zn合金ろう材をクラッド(クラッド率は片面10
%)した0.4mm厚のブレージングシートを用意し
た。そして、このブレージングシートを用いてチューブ
を構成した。
uからなる芯材の両面に、Al−9wt%Si−5wt
%Zn合金ろう材をクラッド(クラッド率は片面10
%)した0.4mm厚のブレージングシートを用意し
た。そして、このブレージングシートを用いてチューブ
を構成した。
【0020】このチューブとAl製フィンとを組み合わ
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−2に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−2に
示す。
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−2に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−2に
示す。
【0021】 表−2 冷却停止温度 冷却停止時間 降温速度 耐蝕性 発明外 ろう付け温度から室温に冷却されるまで一定速度で冷却(3℃/sec) × 本発明 360℃ 30分 10℃/s ◎ 本発明 360℃ 1時間 20℃/s ◎ 本発明 400℃ 10分 5℃/s ◎ 本発明 450℃ 30秒 10℃/s ◎ 本発明 470℃ 20秒 70℃/s ◎ 本発明 500℃ 15秒 300℃/s ◎ *耐蝕性は酸性塩水噴霧試験10日(ASTMM G85−85SWAAT) ◎印は共晶α相の優先溶解はなく、全面腐食型 ×印は共晶α相の優先溶解となり、芯材まで腐食が進行 *発明外は、冷却一時停止がなく、ろう付け温度から室温まで3℃/secで 冷却したものである 〔実施例3〕A1070からなる芯材の両面に、Al−
5wt%Si−20wt%Zn合金からなるろう材粉末
(平均粒径30μm)を60g/m2 の割合となるよう
樹脂バインダで設けたシートを用意した。そして、この
シートを用いてチューブを構成した。
5wt%Si−20wt%Zn合金からなるろう材粉末
(平均粒径30μm)を60g/m2 の割合となるよう
樹脂バインダで設けたシートを用意した。そして、この
シートを用いてチューブを構成した。
【0022】このチューブとAl製フィンとを組み合わ
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−3に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−3に
示す。
せ、不活性雰囲気下においてフッ化物系のフラックスを
用いたろう付け手段により600℃、5分間のろう付け
を実施した。そして、ろう付け後の冷却(500〜35
0℃の温度にまで冷却した後、一時的に冷却作業を停止
し、その温度下で所定時間保持し、この後、再度、冷
却)を下記の表−3に示す条件で行い、得られたものに
ついて耐蝕性テストを行ったので、その結果も表−3に
示す。
【0023】 表−3 冷却停止温度 冷却停止時間 降温速度 耐蝕性 発明外 ろう付け温度から室温に冷却されるまで一定速度で冷却(3℃/sec) × 本発明 360℃ 30分 10℃/s ◎ 本発明 360℃ 1時間 20℃/s ◎ 本発明 400℃ 10分 5℃/s ◎ 本発明 450℃ 30秒 10℃/s ◎ 本発明 470℃ 20秒 70℃/s ◎ 本発明 500℃ 15秒 300℃/s ◎ *耐蝕性は酸性塩水噴霧試験10日(ASTMM G85−85SWAAT) ◎印は共晶α相の優先溶解はなく、全面腐食型 ×印は共晶α相の優先溶解となり、芯材まで腐食が進行 *発明外は、冷却一時停止がなく、ろう付け温度から室温まで3℃/secで 冷却したものである 〔実施例4〕実施例1でのろう付け後の冷却(500〜
350℃の温度にまで所定の速度で冷却した後、この後
ゆっくり冷却)を下記の表−4に示す条件で行い、得ら
れたものについて耐蝕性テストを行ったので、その結果
も表−4に示す。
350℃の温度にまで所定の速度で冷却した後、この後
ゆっくり冷却)を下記の表−4に示す条件で行い、得ら
れたものについて耐蝕性テストを行ったので、その結果
も表−4に示す。
【0024】 表−4 第1降温速度 降温速度変化温度 第2降温速度 耐蝕性 発明外 ろう付け温度から室温に冷却されるまで一定速度で冷却(3℃/sec) × 本発明 100℃/s 400℃ 0.5℃/min ◎ 本発明 200℃/s 450℃ 0.5℃/min ◎ *耐蝕性は酸性塩水噴霧試験10日(ASTMM G85−85SWAAT) ◎印は共晶α相の優先溶解はなく、全面腐食型 ×印は共晶α相の優先溶解となり、芯材まで腐食が進行
【0025】
【効果】本発明によれば、耐蝕性に優れたAl製熱交換
器などの製品が得られる。
器などの製品が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22C 21/00 C22C 21/00 D // B23K 101:14
Claims (7)
- 【請求項1】 芯材の表面に少なくともSiを含むAl
系合金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品の
製造方法であって、 前記ろう材による所定温度でのろう付作業の後の冷却過
程において、ろう付け温度より低い所定の温度で一時的
に降温を停止することを特徴とするAl系製品の製造方
法。 - 【請求項2】 芯材の表面に少なくともSiを含むAl
系合金ろう材が設けられたAl材料が用いられた製品の
製造方法であって、 前記ろう材による所定温度でのろう付作業の後の冷却過
程において、所定の降温速度でろう付け温度より低い所
定の温度まで降下させ、この所定の温度から前記降温速
度より小さい降温速度で降下させることを特徴とするA
l系製品の製造方法。 - 【請求項3】 Si含有量が3〜11wt%のAl系合
金ろう材が用いられることを特徴とする請求項1又は請
求項2のAl系製品の製造方法。 - 【請求項4】 Znを更に含有するAl系合金ろう材が
用いられることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれ
かのAl系製品の製造方法。 - 【請求項5】 ろう材が更にZnを含有し、そのZn含
有量が0.1〜25wt%のAl系合金ろう材が用いら
れることを特徴とする請求項1〜請求項3いずれかのA
l系製品の製造方法。 - 【請求項6】 ろう付け温度より低い所定の温度が35
0〜500℃の範囲内の温度であることを特徴とする請
求項1または請求項2のAl系製品の製造方法。 - 【請求項7】 ろう付け温度より低い所定の温度で一時
的に降温を停止する時間が10秒以上であることを特徴
とする請求項1のAl系製品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7750495A JPH08276265A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | Al系製品の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7750495A JPH08276265A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | Al系製品の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08276265A true JPH08276265A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13635803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7750495A Pending JPH08276265A (ja) | 1995-04-03 | 1995-04-03 | Al系製品の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08276265A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007512143A (ja) * | 2003-11-28 | 2007-05-17 | アルカン レナリュ | アルミニウム合金製の帯材のロウ付け方法 |
| JP2009179830A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用ブレージングシート、熱交換器 |
| JP2009179829A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用ブレージングシート、熱交換器 |
| JP2014055326A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Uacj Corp | アルミニウム合金クラッド材、熱交換器、及び熱交換器の製造方法 |
| KR20230106069A (ko) * | 2022-01-05 | 2023-07-12 | 국민대학교산학협력단 | 저융점 알루미늄 합금층을 포함하는 금속 모재간 계면 특성이 향상된 적층체 및 이의 제조방법 |
-
1995
- 1995-04-03 JP JP7750495A patent/JPH08276265A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007512143A (ja) * | 2003-11-28 | 2007-05-17 | アルカン レナリュ | アルミニウム合金製の帯材のロウ付け方法 |
| JP2009179830A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用ブレージングシート、熱交換器 |
| JP2009179829A (ja) * | 2008-01-29 | 2009-08-13 | Mitsubishi Alum Co Ltd | 熱交換器用ブレージングシート、熱交換器 |
| JP2014055326A (ja) * | 2012-09-12 | 2014-03-27 | Uacj Corp | アルミニウム合金クラッド材、熱交換器、及び熱交換器の製造方法 |
| KR20230106069A (ko) * | 2022-01-05 | 2023-07-12 | 국민대학교산학협력단 | 저융점 알루미늄 합금층을 포함하는 금속 모재간 계면 특성이 향상된 적층체 및 이의 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20040928 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041006 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050223 |