JPH0827677A - カーペット用下地材 - Google Patents

カーペット用下地材

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Publication number
JPH0827677A
JPH0827677A JP16107094A JP16107094A JPH0827677A JP H0827677 A JPH0827677 A JP H0827677A JP 16107094 A JP16107094 A JP 16107094A JP 16107094 A JP16107094 A JP 16107094A JP H0827677 A JPH0827677 A JP H0827677A
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JP
Japan
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sheet
base material
carpet
resin foam
closed
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Pending
Application number
JP16107094A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Otsuki
政義 大槻
Takeo Suzuki
武雄 鈴木
Toshizo Goto
敏三 後藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シ−ト3と繊
維質シ−ト1とを積層したカ−ペット下地材Aであっ
て、表裏に穿孔後、剥離した該発泡シ−ト3の加熱収縮
率が30%以下である発泡シ−ト。 【効果】 発泡シ−トの穿孔後加熱収縮率を30%以下
に抑えているため、伸縮も小さい。従って、この該シ−
トを巻物で長時間保存しても製造時、或いは、加工時の
歪みによる幅曲がりが少なく、巻き戻し後の曲がり現象
を極力抑える事ができるので貼り合わせやすい。更に、
防虫シ−トを使用し、多数穿孔すると、防虫効果がより
一層発揮され、又床面に接着した時のふくれの原因とな
る溶剤の蒸気を逸散することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カーペット用下地材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、独立気泡のエチレン系樹脂発
泡シートと両面にエチレン系樹脂フィルムが積層された
繊維質シートとが積層されたものがカーペット用下地材
として使用されている。又、エチレン系樹脂の独立気泡
シートにポリエチレンフィルム、紙、不織布等を積層
し、孔を表面から裏面に貫通した複合シートで、貫通孔
の口径が最大径1.5mmで、貫通孔の数が9個/m2以下
のものが知られている(実開昭57−126877号公
報)。
【0003】更に、実開昭59−50723号公報で
も、エチレン系樹脂発泡シートと繊維質シート、若しく
は、高弾性シート(フェルト)に防虫剤を塗布、若しく
は、しみ込ませ積層させた防虫用のカーペット用下地材
が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このカーペ
ット用下地材を、保管、流通の過程で、巻物にし、長時
間にわたり立てて置くと、このカーペット用下地材の製
造時、或いは、穿孔加工時の歪みにより、このカーペッ
ト用下地材が伸縮し、変形する。
【0005】この伸縮、変形しているカーペット用下地
材を巻き戻すと、巻物にして、立てておいた下側に当た
る部分が伸び、上側に当たる部分が縮み、このカーペッ
ト用下地材は、図4の点線で示す如く、幅方向に曲がる
(以下幅曲がりと称する)。
【0006】従って、カーペットとカーペット用下地材
を貼り合わせる時には、巻き戻したカーペット用下地材
を矯正しながらカーペットに貼り合わせることになるた
め、作業能率が非常に悪く、手間がかかる等の欠点を有
していた。
【0007】発明者が研究した結果、この幅曲がりは、
該発泡シ−トと繊維質シートとを積層し、穿孔後、該発
泡シ−トと繊維質シートを剥離した後の該発泡シ−ト及
び穿孔前で、該発泡シ−トと繊維質シートを剥離した後
の該発泡シ−トを、150℃で、90秒間保ち、その時
の長さ方向の加熱収縮率(以下加熱収縮率は同様の条件
のため省略する)に関係することをつきとめ、これらの
加熱収縮率を小さくすることで、解決することが判明し
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、保管、流通の過
程で巻物にし長時間にわたり立てて置いても、カーペッ
ト用下地材の幅曲がりが無いか或いは小さく、カーペッ
トに貼り合わせやすいカーペット用下地材を提供する事
にある。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明は上記の目的を
達成するためになされたもので、第1の発明は、独立気
泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シートとからな
るカーペット用下地材であって、独立気泡のエチレン系
樹脂発泡シートと繊維質シートとが積層され、カーペッ
ト用下地材の表面から裏面に貫通孔が穿孔されているも
のであり、穿孔後、剥離した独立気泡のエチレン系樹脂
発泡シートを150℃で、90秒間保った時の長さ方向
の加熱収縮率が30%以下であるものである。
【0010】第2の発明は、独立気泡のエチレン系樹脂
発泡シートと繊維質シートとからなるカーペット用下地
材であって、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊
維質シートとが積層されているものであり、積層後、剥
離した独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートを150℃
で、90秒間保った時の長さ方向の加熱収縮率が30%
以下であるものである。
【0011】第3の発明は、独立気泡のエチレン系樹脂
発泡シートと繊維質シートとからなるカーペット用下地
材であって、150℃で、90秒間保った時の長さ方向
の加熱収縮率が20%以下の該発泡シートと、繊維質シ
ートとが積層されたものである。
【0012】本発明に使用する独立気泡のエチレン系樹
脂発泡シートにおいて独立気泡とは、構成する気泡が周
囲の隔膜によって仕切られ個々に独立して存在する気泡
をいい、空気や液体が通しにくい構造になっているもの
である。
【0013】又、エチレン系樹脂発泡シートとは、ポリ
エチレンホモポリマ−、あるいは、エチレンを主成分と
する共重合体、又は、ポリエチレンを主成分としこれに
他のポリマーを配合した混合物等のエチレン系樹脂の発
泡体のシート状のものをいい、特にエチレン系樹脂を電
離性放射線を照射したり、又、過酸化物等の化学架橋剤
を混ぜ、加熱し、架橋させた発泡シートが好適である。
【0014】又、本発明に使用する繊維質シートとして
は、各種の紙、不職布、又は、フェルト等が用いられる
が、なかでもクラフト紙が好ましい。更に、この繊維質
シートとエチレン系樹脂発泡シートとの熱接着性を良好
にするためにクラフト紙の両面にエチレン系樹脂フィル
ムを積層した繊維質シートが好適である。
【0015】又、本発明に使用するカーペット用下地材
とは、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シ
ートとを熱融着、又は、接着剤で接着して積層したもの
である。独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質
シートとを熱で融着させる好ましい方法は、繊維質シー
トの両面にエチレン系樹脂フィルムを積層し、このエチ
レン系樹脂フィルムに積層される繊維質シートと独立気
泡のエチレン系樹脂発泡シートとを圧着させた状態で、
エチレン系樹脂フィルムの溶融温度以上に加熱して熱融
着させる。この際、積層されるエチレン系樹脂フィルム
の厚みは、5〜20μが好ましいが、特に厚みが15μ
が、加工性及び熱シール性に優れているため、好まし
い。接着剤で接着させる場合は、市販されている接着剤
を使えばよい。
【0016】繊維質シートを積層すると積層品の変形が
抑制されるため好適である。更に、この繊維質シートに
防虫剤を含浸させ貫通孔を多数穿孔したカーペット用下
地材は、防虫剤がこの貫通孔を通り拡散するので、防虫
効果が発揮される。この防虫剤を含侵させた繊維質シー
トの厚みは、20g/m2〜80g/m2が好ましい。特に、厚
みが50g/m2〜70g/m2が好適である。
【0017】請求項1で示す発明において、カーペット
用下地材シートに、表面から裏面に貫通孔が穿孔されて
いるから、この貫通孔がある事により、床への施工時に
用いる接着剤の溶剤、水分等の蒸発に起因するふくれ現
象を防ぐことができるから好ましい。この貫通孔の径は
1.0〜2.0mmが好適である。尚、カーペット用下地
材シートへの穿孔方法はパンチング等により穿孔する。
【0018】本発明に使用する独立気泡のエチレン系樹
脂発泡シートは、発泡倍率は15〜50倍が好ましい
が、特に、発泡倍率が30〜35倍が好適である。又、
この独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートの厚みは2〜
8mmが好ましいが、特に、厚みが3.5〜4.5mmが好
ましい。
【0019】独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートの加
熱収縮率の測定方法は、次のようにした。(積層し、穿
孔後の独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートの加熱収縮
率)独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シー
トとを積層し、穿孔されて作られたカーペット用下地材
から、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シ
ートとを手で、丁寧に剥離する。この剥離した独立気泡
のエチレン系樹脂発泡シートから15cm四角のシートを
作り、このシートの中央部に10cm四角の田の字型の標
線を記入する。次に、このシートを150℃に保たれた
ギヤーオーブン内に90秒間置き、その後取り出して、
1時間放置し、標線間の寸法を測定する。縮んだ寸法の
百分率を加熱収縮率とする。
【0020】(積層後の独立気泡のエチレン系樹脂発泡
シートの加熱収縮率)独立気泡のエチレン系樹脂発泡シ
ートと繊維質シートとを積層して作られたカーペット用
下地材から、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊
維質シートとを手で、丁寧に剥離する。この剥離した独
立気泡のエチレン系樹脂発泡シートから15cm四角のシ
ートを作り、このシートの中央部に10cm四角の田の字
型の標線を記入する。次に、このシートを150℃に保
たれたギヤーオーブン内に90秒間置き、その後取り出
して、1時間放置し、標線間の寸法を測定する。縮んだ
寸法の百分率を加熱収縮率とする。
【0021】(積層前の独立気泡のエチレン系樹脂発泡
シートの加熱収縮率)積層前の独立気泡のエチレン系樹
脂発泡シートから15cm四角のシートを作り、このシー
トの中央部に10cm四角の田の字型の標線を記入する。
次に、このシートを150℃に保たれたギヤーオーブン
内に90秒間置き、その後取り出して、1時間放置し、
標線間の寸法を測定する。縮んだ寸法の百分率を加熱収
縮率とする。
【0022】長さ方向の加熱収縮率とは、発泡性エチレ
ン系樹脂シートが発泡炉の中で発泡されて出てくる独立
気泡のエチレン系樹脂発泡シートの進行方向の加熱収縮
率のことである。
【0023】
【作用】請求項1のように、このエチレン系樹脂発泡シ
ートに、表面から裏面に径1.0〜2.0mmの貫通孔を
多数穿孔したカーペット用下地材の場合、穿孔後、剥離
したエチレン系樹脂発泡シ−トの加熱収縮率が30%以
下であると、カーペット用下地材を、保管、流通の過程
で、巻物にし、長時間にわたり立てて置き、その後、こ
れを巻き戻しても、幅方向の曲がり変形が少なく、幅曲
がり現象の発生を抑えたカーペット用下地材となる。従
って、使用時に、ほとんど矯正をすることなくカーペッ
トに貼り合わせることができる。
【0024】更に、防虫剤を含浸させた繊維質シートを
使い、且つ、表面から裏面に貫通孔を多数穿孔した請求
項1のカーペット用下地材は、床並びにカーペットに付
着する虫の発生を阻止する作用を持ち、防虫効果が極め
てよい。
【0025】更に、請求項1のカーペット用下地材は、
この貫通孔があるため、接着剤で床面に接着した場合
の、接着剤の溶剤、水分等の蒸気が逸散し易いので、ふ
くれ等が発生しないし、カーペットの貼り替え時に床面
から剥がす場合には、この貫通孔のために床面との接着
面積が小さいので剥がし易い。
【0026】請求項2のように、この独立気泡のエチレ
ン系樹脂発泡シートと繊維質シートとを積層して作られ
たカーペット用下地材で、積層後、剥離したエチレン系
樹脂発泡シ−トの加熱収縮率が30%以下であると、カ
ーペット用下地材を、保管、流通の過程で、巻物にし、
長時間にわたり立てて置き、その後、これを巻き戻して
も、幅方向の曲がり変形が少なく、幅曲がり現象の発生
を抑えたカーペット用下地材となる。従って、使用時
に、ほとんど矯正をすることなくカーペットに貼り合わ
せることができる。
【0027】請求項3のように、この独立気泡のエチレ
ン系樹脂発泡シートと繊維質シートとを積層して作られ
るカーペット用下地材で、積層前のエチレン系樹脂発泡
シートの加熱収縮率が20%以下であると、このカーペ
ット用下地材を、保管、流通の過程で、巻物にし、長時
間にわたり立てて置き、その後、これを巻き戻しても、
幅曲がりのないか、或いは、極めて少ないカーペット用
下地材になる。従って、使用時に、ほとんど矯正をする
ことなくカーペットに貼り合わせることができる。
【0028】
【実施例】以下,本発明の実施例を図面を用いて詳述す
る。図1〜図5は、本発明の一実施例を示すもので、図
1は独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シー
トとを積層させ、更に表裏に貫通した孔を設けたカーペ
ット用下地材の断面図、図2は独立気泡のエチレン系樹
脂発泡シートと繊維質シートとを積層したカーペット用
下地材の断面図、図3はカーペット用下地材を巻物にし
て立てかけた状態の斜視図、図4はカーペット用下地材
の幅曲がりを表す模式図であり、幅曲がりテスト用のカ
ーペット用下地材の説明図、図5はカーペット用下地材
とカーペットとを貼り合わせた状態を示す断面図であ
る。
【0029】図1〜図5において、Aはカーペット用下
地材であり、表面から裏面に貫通孔が穿孔されているカ
ーペット用下地材をAaとし、穿孔されていないカーペ
ット用下地材をAbとし、それぞれのカーペット用下地
材Aa及びAbは下記の方法で製造した。先ず、防虫剤
を含侵させたクラフト紙(幅980mm)からなる繊維質
シート1の上下両面に、薄いエチレン系樹脂フィルム
2、2を圧着し、加熱して、積層した。このエチレン系
樹脂フィルム2、2の厚みは、夫々15μづつとした。
【0030】次に、ポリエチレンを主成分とし、これに
架橋助剤、熱分解型発泡剤とからなる組成物を、熱分解
型発泡剤の分解温度以下で押出して、シートを作り、こ
のシートに電離性放射線を照射し、架橋させ、発泡性エ
チレン系樹脂シートを製造した。
【0031】この発泡性エチレン系樹脂シートを、発泡
温度以上に保っている発泡炉の中を通過させて、平均発
泡倍率30倍、厚み4mmの独立気泡のエチレン系樹脂発
泡シート3(幅940mm)を製造した。尚、このカーペ
ット用下地材Abの巻物を、巻き戻し、幅曲がりテスト
用として、20m巻きのカーペット用下地材Abの巻物
を作った。
【0032】次に、前述の薄いエチレン系樹脂フィルム
2、2を積層したクラフト紙の上下両面に、前述の独立
気泡のエチレン系樹脂発泡シ−ト3、3を重ね合わせ
て、熱融着法で接着し、両端を切り揃え幅910mmと
し、長さ200mのカーペット用下地材Abの巻物を製
造した。尚、このカーペット用下地材Abの巻物を、巻
き戻し、幅曲がりテスト用として、20m巻きのカーペ
ット用下地材Abの巻物を作った。
【0033】次に、前述のカーペット用下地材Abの巻
物(200m)を、室温で一日放置し、巻き戻して、こ
のカーペット用下地材に表面から裏面に向けて穿孔加工
し、多数の貫通孔4、4、…を設け、カーペット用下地
材Aaを製造した。この貫通孔4、4、…の形状は円形
で、径は1.5mmとし、ニードルパンチで穿孔した。
又、この貫通孔4、4、…の中心間の距離は縦横共に4
mmとし、格子状に配列した。この貫通孔4、4、…を通
じて空気、或いは、溶剤蒸気、水蒸気等の流れ込み、或
いは、逸散ができるようになっている。
【0034】これらのカーペット用下地材Aa及びAb
は、図5に示すように、カーペット用下地材Aa及びA
bの上面に接着剤6を塗りカ−ペット5と貼り合わせた
後、コンクリートスラブ7上に敷き、水性エマルジョン
接着剤等を塗布しコンクリートスラブ7に接着する。
【0035】カーペット用下地材Aaを使って作られた
カ−ペット5は、カーペット用下地材Aaに表面から裏
面に貫通孔が多数穿孔されているので、接着剤で床面に
接着した場合の、接着剤の溶剤、水分等の蒸気が逸散し
易いので、ふくれ等が発生しない。
【0036】又、カーペット用下地材Aaに防虫剤を含
浸させた繊維質シートが使われ、且つ、表面から裏面に
貫通孔が多数穿孔されているので、床並びにカーペット
5に付着する虫の発生を阻止する作用を持ち、防虫効果
が極めてよい。
【0037】(カーペット用下地材Aの幅曲がりテスト
の実施例及び比較例)以下、本発明のカーペット用下地
材Aの幅曲がりテストについての実施例及び比較例を述
べる。
【0038】幅曲がりテスト用として作った前述のカー
ペット用下地材Abの20m巻物とカーペット用下地材
Aaの長さ200mの巻物を巻き戻し、幅曲がりテスト
用として作ったカーペット用下地材Aaの20m巻物
を、室温にて1日間立てかけて放置して、その後巻き戻
し拡げて、図4の如く、長さ(L)20m、幅(W)9
10mmにして、カ−ペット用下地材Aa及びAbの幅曲
がりXを観察した。
【0039】この独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート
3は、説明の都合により、積層され、穿孔後剥離した独
立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3aとし、積層さ
れ、穿孔せずに剥離した独立気泡のエチレン系樹脂発泡
シート3bとして区別することにする。
【0040】積層され、穿孔後剥離した独立気泡のエチ
レン系樹脂発泡シート3a加熱収縮率とカ−ペット用下
地材Aaの幅曲がりXとの関係、積層され、穿孔せずに
剥離した独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3bの加
熱収縮率とカ−ペット用下地材Abの幅曲がりXとの関
係及び積層前の独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3
の加熱収縮率と該発泡シ−トの幅曲がりXとの関係を表
1〜3に示す。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
【表3】
【0044】表1〜3に示されているカ−ペット用下地
材Aa、Ab及び独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート
3(以下それぞれのカ−ペット用下地材及び独立気泡の
エチレン系樹脂発泡シートを試料と呼ぶ)の幅曲がりX
の判定基準は、次のようにした。 ◎:試料3個中、3個共、幅曲がりがほとんど無いも
の。 ○:試料3個中、1個でも30mm未満の幅曲がりがある
もの。 ×:試料3個中、1個でも30mm以上の幅曲がりがある
もの。
【0045】実施例1〜3から判るように、実施例1、
2及び3では、積層され、穿孔後剥離した独立気泡のエ
チレン系樹脂発泡シート3aの加熱収縮率は30%以下
になっている。又、実施例6及び7から判るように、実
施例6及び7では、積層され、穿孔せずに剥離した独立
気泡のエチレン系樹脂発泡シート3bの加熱収縮率も3
0%以下になっている。又、実施例11〜13から判る
ように、実施例11、12及び13では、積層前の独立
気泡のエチレン系樹脂発泡シート3の加熱収縮率は20
%以下になっている。従って、これらカ−ペット用下地
材Aa、Ab及び独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート
3の幅曲がりがほとんど無いものとなっており、良好な
カーペット用下地材Aa、Ab及び独立気泡のエチレン
系樹脂発泡シート3となっている。
【0046】実施例4〜5から判るように、実施例4〜
5では、積層され、穿孔後剥離した独立気泡のエチレン
系樹脂発泡シート3aの加熱収縮率は30%以下になっ
ているが、実施例1、2及び3に較べて、高い値になっ
ているので、カ−ペット用下地材Aの幅曲がりXが見ら
れ、30mm未満になっているものがあった。又、実施例
8〜10から判るように、実施例8、9及び10では、
積層され、穿孔せずに剥離した独立気泡のエチレン系樹
脂発泡シート3bの加熱収縮率も30%以下になってい
るが、実施例6及び7に較べて、高い値になっているの
で、カ−ペット用下地材Aの幅曲がりXが見られ、30
mm未満になっているものがあった。又、実施例14及び
15から判るように、実施例14及び15では、積層前
の独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3の加熱収縮率
は20%以下になっているが、実施例11、12及び1
3に較べて、高い値になっているので、カ−ペット用下
地材Aの幅曲がりXが見られ、30mm未満になっている
ものがあった。しかし、いずれのカ−ペット用下地材A
a、Ab及び独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3
も、この程度の幅曲がりでは、カ−ペット用下地材Aa
及びAbの施工において支障がない。
【0047】比較例1〜9から判るように、比較例1、
2及び3では、積層され、穿孔後剥離した独立気泡のエ
チレン系樹脂発泡シート3aの加熱収縮率は30%以上
になっている。又、比較例4、5及び6では、積層さ
れ、穿孔せずに剥離した独立気泡のエチレン系樹脂発泡
シート3bの加熱収縮率も30%以上になっている。
又、比較例7、8及び9では、積層前の独立気泡のエチ
レン系樹脂発泡シート3の加熱収縮率は20%以上にな
っている。従って、これらのカ−ペット用下地材Aa、
Ab及び独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3の幅曲
がりXが30mm以上になっており、施工時に幅曲がりを
矯正するのに苦労し、良好なカーペット用下地材Aa及
びAbは得られなかった。
【0048】このように、積層され、穿孔後剥離した独
立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3aの加熱収縮率が
30%以上であったり、又、積層後、穿孔せずに剥離し
た独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3bの加熱収縮
率が30%以上であると強度、クッション性等が低下
し、所望の性能のカーペット用下地材Aa及びAbが得
られないことが判った。又、積層前の独立気泡のエチレ
ン系樹脂発泡シート3の加熱収縮率も20%以上である
と、同様に、独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3の
強度、クッション性等が低下するので、この該発泡シー
ト3を使って作ったカーペット用下地材は、幅曲がりが
大きく良好なカーペット用下地材は得られないことが判
った。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように,請求項1にお
いては、積層され、穿孔後剥離した独立気泡のエチレン
系樹脂発泡シート3aの加熱収縮率が30%以下である
ため、カーペット用下地材を、保管、流通の過程で、巻
物にし、長時間にわたり立てかけて置いても、カーペッ
ト用下地材の製造時、或いは、穿孔加工時の歪みによる
幅曲がりが非常に少ないか或いは無い。従って、カーペ
ットと貼り合わせる時、極めて作業性が良いカーペット
用下地材であり、価値あるものである。
【0050】又、請求項2においても、積層後、穿孔せ
ずに剥離した独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート3b
の加熱収縮率が30%以下であるため、前述と同様に、
カーペット用下地材を、保管、流通の過程で、巻物に
し、長時間にわたり立てかけて置いても、カーペット用
下地材の製造時、或いは、穿孔加工時の歪みによる幅曲
がりが非常に少ないか或いは無い。従って、カーペット
と貼り合わせる時、極めて作業性が良いカーペット用下
地材であり、価値あるものである。
【0051】又、請求項3においても、積層前の独立気
泡のエチレン系樹脂発泡シートの加熱収縮率が20%以
下であるため、この該発泡シートと繊維質シートと積層
して作られたカーペット用下地材は、前述と同様に、保
管、流通の過程で、巻物にし、長時間にわたり立てかけ
て置いても、カーペット用下地材の製造時、或いは、穿
孔加工時の歪みによる幅曲がりが非常に少ないか或いは
無い。従って、施工時、曲がりを修正する必要がなく施
工しやすい。
【0052】又、請求項1のように、貫通孔があると、
接着剤で床面に接着した場合の、接着剤の溶剤、水分等
の蒸気が逸散し易いので、ふくれ等が発生もなく、優れ
た実用性を有するものであり、価値ある発明である。
又、請求項1で、繊維質シートに含浸させた場合は、防
虫剤がこの穿孔から徐々に出て防虫効果が長時間あるの
で好ましい。
【0053】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと
繊維質シートとを積層させ、更に表裏に貫通した孔を設
けたカ−ペット用下地材の断面図である。
【図2】図2は独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと
繊維質シートとを積層したカーペット用下地材の断面図
である。
【図3】図3はカーペット用下地材を巻物にして立てか
けた状態の斜視図である。
【図4】図4はカーペット用下地材の幅曲がりを表す模
式図であり、幅曲がりテスト用のカーペット用下地材の
説明図である。
【図5】図5はカーペット用下地材とカーペットとを貼
り合わせた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
A カーペット用下地材 Aa 穿孔されたカーペット用下地材 Ab 穿孔されていないカーペット用下地材 1 防虫剤を含侵させた繊維質シート 2 薄いエチレン系樹脂フィルム 3 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シート 3a 積層前の独立気泡のエチレン系樹脂発泡シー
ト 3b 積層し穿孔後独立気泡のエチレン系樹脂発泡
シート 4 貫通孔 5 カーペット 6 接着剤 7 コンクリートスラブ L 幅曲がりテスト用のカーペット用下地材の長
さ W 幅曲がりテスト用のカーペット用下地材の幅 X 幅曲がりテスト用のカーペット用下地材の幅
曲がり

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと
    繊維質シートとからなるカーペット用下地材であって、
    独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シートと
    が積層され、カーペット用下地材の表面から裏面に貫通
    孔が穿孔されているものであり、穿孔後、剥離した独立
    気泡のエチレン系樹脂発泡シートを150℃で、90秒
    間保った時の長さ方向の加熱収縮率が30%以下である
    ことを特徴とするカーペット用下地材。
  2. 【請求項2】 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと
    繊維質シートとからなるカーペット用下地材であって、
    独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと繊維質シートと
    が積層されているものであり、積層後、剥離した独立気
    泡のエチレン系樹脂発泡シートを150℃で、90秒間
    保った時の長さ方向の加熱収縮率が30%以下であるこ
    とを特徴とするカーペット用下地材。
  3. 【請求項3】 独立気泡のエチレン系樹脂発泡シートと
    繊維質シートとからなるカーペット用下地材であって、
    150℃で、90秒間保った時の長さ方向の加熱収縮率
    が20%以下の該発泡シートと、繊維質シートとが積層
    されたことを特徴とするカーペット用下地材。
JP16107094A 1994-07-13 1994-07-13 カーペット用下地材 Pending JPH0827677A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010148763A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Konsho Ryu 運動用マット及びその製造方法
JP2017071144A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 レンゴー株式会社 薬剤徐放性シート

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