JPH08277633A - ケーブル端部の支持方法およびその支持装置 - Google Patents

ケーブル端部の支持方法およびその支持装置

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JPH08277633A
JPH08277633A JP8022695A JP8022695A JPH08277633A JP H08277633 A JPH08277633 A JP H08277633A JP 8022695 A JP8022695 A JP 8022695A JP 8022695 A JP8022695 A JP 8022695A JP H08277633 A JPH08277633 A JP H08277633A
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JP
Japan
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cable
roof slab
pulley
frame
supporting
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JP8022695A
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English (en)
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Masatoshi Kakinaga
正利 垣永
Yuji Kurokawa
裕士 黒川
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Tomoe Corp
Tomoe Research and Development Ltd
Original Assignee
Tomoe Corp
Tomoe Research and Development Ltd
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Publication date
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  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 大張間架構の構築におけるケーブル端部の支
持方法およびその支持装置を提供する。 【構成】 大張間架構Pを設置する基礎1上に、屋根版
2を支持する外周支持部材3を構築しておき、基礎1上
で屋根版2を地組み構築し、この屋根版2の中心を囲む
ようにして複数の束材11を屋根版2下面から垂設する
と共に、束材11端部をそれぞれ繋ぎ材6でリング状に
繋ぎ、束材11端部から屋根版2の外周に向かい放射状
にケーブル7を配置すると共に、ケーブル7は、束材1
1端部と屋根版外周側部2aとに固定した滑車ブロック
A、B、C、D間に多重に架け渡されて滑車間ケーブル
を構成し、滑車間ケーブル7を緊張牽引することで屋根
版2の両端部間を所定の間隔に狭めた後、ケーブル7の
終端部7Eを滑車ブロックDの凹部18にクランプ部材
17で固定し、屋根版2を外周支持部材3の位置まで吊
り上げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、競技場、体育館、工
場、展示場等大空間建築物の屋根を構成する大張間架構
の構築におけるケーブル端部の支持方法およびそれに使
用されるケーブル端部の支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような大張間架構の構築方法
として特開平4−89940号公報に記載されたものが
ある。この構築方法では、大スパン架構物を設置する基
礎上に、前記大スパン架構物の両側部を支持する受けト
ラスおよび支持構造体を構築し、該支持構造体上に構築
した前記受けトラスに吊上用ジャッキを仮設しておき、
かつ、前記受けトラスおよび支持構造体の内方の前記基
礎上に支保工を仮設しておき、該支保工上で架構物を構
築した後、前記大スパン架構物の両側部間に張弦材を張
装して該両側部間を狭め、その後、前記架構物の一側部
を前記支持構造体で支持しながら、前記吊上用ジャッキ
で該架構物の他側部を僅かに持ち上げて、前記架構物を
前記支保工から縁切りし、次いで、前記吊上用ジャッキ
で前記架構物の両側部を持ち上げて各々前記受けトラス
の先端部に対向させた後、前記架構物の側部と受けトラ
スとを接合して、大スパン架構物の架設を完了する。と
ころが、この従来の工法にあっては、架構物を張弦梁で
構成し、該張弦梁の端部と受けトラスの端部とを板状の
大梁で接合するため、前記架構物および受けトラスの端
部を絞ったり、端部をほぼ上下方向に沿った形状に形成
しても、架構物と受けトラスとの間の力の伝達性を損な
わない接合が可能であるものの、受けトラスを設けない
大スパン架構物を、例えば上弦材と下弦材と腹材を介し
て連結したトラス枠材を複数組み合わせたトラス構造で
構成し、架構物の側部と外周支持部材との接合部を上下
方向に沿った形状にした場合には、トラス間の骨組形状
および軸力の伝達性に問題を生じ、また、架構物の側部
と外周支持部材との接合部を軸方向に直角な形状にした
場合には、架構物の両側部の持上げ過程で外周支持部材
の端部と架構物の両側部とが干渉して持ち上げることが
できず、上記従来工法を適用しての大スパン架構を構築
することは困難であった。
【0003】このようなことから、本件出願人は図6お
よび図7に示すような大張間架構の構築方法を提案し
(特願平5−304550号)、大張間架構をトラス構
造にて構築する場合であっても、各接合部における骨組
形状および軸力の伝達性を維持して確実に構築施工でき
るようにした。以下、この構築方法について簡単に説明
すると、図6は構築の工程図であり、図7は大張間架構
の平面図である。円形乃至多角形からなる大張間架構P
を設置する基礎1上に、上部を凸状とした屋根版2を支
持する外周支持部材3を構築しておき(図6(A))、
該外周支持部材3の内方の前記基礎1上で前記屋根版2
を地組み構築し、該屋根版2の互いに対向する両側部2
a間を、ケーブル7を緊張することにより所定の間隔に
狭め(図6(B))、次いで、リフトアップ装置10に
より前記屋根版2の両側部2aを吊り上げて前記外周支
持部材3の内周部3aに対向させた(図6(C))後、
該外周支持部材3の内周部3aと前記屋根版2の側部2
aとの間を繋ぎ部材13を介して接合する(図6
(D))ものである。これによって、屋根版2の地組み
構築後、ケーブル7を緊張牽引して、前記屋根版2の両
側の間隔を、設計時の形状を保つ間隔またはプレストレ
スを導入することで形成される所定の間隔に狭め、次い
で、前記屋根版2を吊り上げて前記外周支持部材3の内
周部3aに対向させた後、該外周支持部材3の内周部3
aと前記屋根版2の側部2aとを繋ぎ部材13を介して
接合して、大張間架構Pを構築することができる。
【0004】かくして、前記屋根版2、繋ぎ部材13お
よび外周支持部材3をトラス構造で構成し、各接合部に
おける骨組形状および軸力の伝達性を維持するために各
接合部を軸方向に直角な形状のものとした場合にも、屋
根版2の両側部2aの間隔を調整することで、該屋根版
2の側部を外周支持部材3と接合するために該外周支持
部材3の上方まで吊り上げることを可能とする。また、
屋根版2の両側部2aの間隔を調整することで該屋根版
2を上方に湾曲変形させて、前記屋根版2の上側部分を
構成する構造部材に引張力を予め導入し、また該屋根版
2の下側部分を構成する構造部材に圧縮力を予め導入
し、使用時において屋根版2の構成部材が負担する力を
小さくして、比較的に小さい部材断面で屋根版2に強度
を持たせることができることとなった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、屋根版2の
地組み構築後、ウインチ等によりケーブル7を緊張牽引
して、前記屋根版2の両側の間隔を、設計時の形状を保
つ間隔またはプレストレスを導入することで形成される
所定の間隔に狭める必要があり、ケーブルの牽引作業に
多くの労力を要する他、該ケーブルの牽引作業の後に、
屋根版2を吊り上げる際には、前記所定の間隔に狭めら
れた屋根版2の設計時の形状を保つ必要があることか
ら、前記ケーブルが緩むことのないように、その終端部
を所定位置に支持固定する必要があった。このため、本
発明は、大張間架構の構築の際に設計時の形状を得るた
めのケーブルの緊張牽引が容易で、ケーブル端部の支持
も容易かつ確実な大張間架構の構築におけるケーブル端
部の支持方法およびその支持装置を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、円形
乃至多角形からなる大張間架構を設置する基礎上に、上
部を凸状とした屋根版を支持する外周支持部材を構築し
ておき、該外周支持部材の内方の前記基礎上で前記屋根
版を地組み構築し、該屋根版の内方に、この屋根版の中
心を囲むようにして複数の束材を屋根版下面から垂設す
ると共に、該束材端部をそれぞれ繋ぎ材でリング状に繋
ぎ、該束材端部から前記屋根版の外周に向かい放射状に
ケーブルを配置すると共に、該ケーブルは、束材端部と
前記屋根版外周側部とに固定した滑車ブロック間に多重
に架け渡されて滑車間のケーブルを構成し、該滑車間ケ
ーブルを緊張牽引することで前記屋根版の両端部間を所
定の間隔に狭めた後、前記ケーブルの終端部を滑車ブロ
ックの凹部にクランプ部材で固定し、該屋根版を前記外
周支持部材の位置まで吊り上げることを特徴とするもの
で、これを課題解決のための手段とするものである。ま
た、本出願の第2の発明は、前記大張間架構の構築にお
けるケーブル端部の支持方法に使用される支持装置であ
って、一対の枠板間に配置されウインチ等によって牽引
され張力導入がなされるケーブルの終端部を案内する大
径の最終段滑車と前記滑車間ケーブルを緊張牽引する小
径の滑車とを有すると共に、これら両滑車間に位置する
前記枠板に前記ケーブルの終端部に挟持固定されるクラ
ンプ部材を収納係止する凹部を設けた滑車ブロックから
なることを特徴とするもので、これを課題解決のための
手段とするものである。
【0007】
【作用】以上の手段によって、円形乃至多角形からなる
大張間架構Pを設置する基礎1上に、上部を凸状とした
屋根版2を支持する外周支持部材3を構築しておき、該
外周支持部材3の内方の前記基礎1上で前記屋根版2を
地組み構築し、該屋根版2の内方に、この屋根版2の中
心を囲むようにして複数の束材11を屋根版2下面から
垂設すると共に、該束材11端部をそれぞれ繋ぎ材6で
リング状に繋ぎ、該束材11端部から前記屋根版2の外
周に向かい放射状にケーブル7を配置すると共に、該ケ
ーブル7は、束材11端部と前記屋根版外周側部2aと
に固定した滑車ブロックA1−B1、A2−B2、C−
D間に多重に架け渡されて滑車間ケーブルを構成し、該
滑車間ケーブル7を緊張牽引することで前記屋根版2の
両端部間を所定の間隔に狭めた後、前記ケーブルの終端
部7Eを滑車ブロックDの凹部18にクランプ部材で固
定し、該屋根版2を前記外周支持部材3の位置まで吊り
上げる。このように構成されているので、屋根版2の両
端部間を所定の間隔に狭めて大張間架構の設計時の形状
を得るために前記ケーブル7を緊張牽引することになる
が、前記屋根版2の中心を囲むように屋根版2下面から
垂設された複数の束材11はそれぞれ端部が繋ぎ材6で
リング状に繋がれているため、これら束材11およびリ
ング状の繋ぎ材6による堅固なバックアップのもとに、
これら束材11端部から前記屋根版2の外周に向かい放
射状に配置されたケーブル7が多重に架け渡されて滑車
ブロックA1−B1、A2−B2、C−D間における滑
車間ケーブル7を容易かつ強力に牽引することを可能に
する。
【0008】しかも、前記ケーブル7の終端部7Eを滑
車ブロックDの凹部18にクランプ部材17で固定する
際に、支持装置を構成する前記滑車ブロックDには、一
対の枠板D1、D2間に配置されウインチ等によって牽
引され張力導入がなされるケーブルの終端部7Eを案内
する大径の最終段滑車16と前記滑車間ケーブルを緊張
牽引する小径の滑車15とを有すると共に、これら両滑
車15、16間に位置する前記枠板D1、D2に前記ケ
ーブルの終端部7Eに挟持固定されるクランプ部材17
を収納係止する凹部18を滑車ブロックDに設けてある
ので、前記ウインチ等によって牽引され張力導入がなさ
れるケーブルの終端部7Eを大径の最終段滑車16の周
上での安定した案内のもとで、前記滑車ブロックDの凹
部18に位置するケーブルの終端部7Eにコンパクトな
クランプ部材17を容易に挟持固定することができ、し
かも、ケーブル7に作用している自らの張力によってク
ランプ部材17を滑車ブロックDの凹部18に強固かつ
確実に固定することができる。その際、最終段滑車16
は他の滑車15より大径とされているのでケーブル終端
部7Eと滑車15との干渉は防止されると共に、ケーブ
ルのクランプ後にウインチの張力導入を解除しても、最
終段滑車16よりウインチ側でクランプするもののよう
にケーブルが緩むことがないので、ケーブル端部の支持
が確実である。さらに、ウインチ8により張力を再導入
する際には、容易にクランプ部材17が滑車ブロックD
の凹部18から離脱するので、クランプ部材17のケー
ブル終端部7Eからの取外しも簡単に行うことができ
る。
【0009】
【実施例】以下本発明の1実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の大張間架構の構築における屋根版
外周側部近傍およびケーブル端部の支持装置を示し、図
2は束材近傍の側面図、図3は大張間架構の構築状況の
斜視図、図4は大張間架構の構築状況の平面図と束材近
傍および屋根版外周側部近傍の平面図、図5は各滑車ブ
ロックとこれらに架け渡されて滑車間ケーブルを構成す
るケーブルの配置概略図である。図1(A)および図4
(A)に示すように、円形乃至多角形からなる大張間架
構Pを設置する基礎1上に、上部を凸状とした屋根版2
を支持する外周支持部材3を構築しておき、該外周支持
部材3の内方の前記基礎1上で前記屋根版2を仮設架台
4および14上において地組み構築する。4は屋根版2
の中央部を支持する架台を示し、14は屋根版2の互い
に対向する両側部2aを支持する架台を示す。屋根版2
の内方には、この屋根版2の中心を囲むようにして複数
の束材11を屋根版2下面から垂設すると共に、該束材
11端部をそれぞれ繋ぎ材6でリング状に繋ぐ。前記各
束材11端部からは前記屋根版2の外周に向かい放射状
にケーブル7が配置され、束材11端部と前記屋根版外
周側部2aの複数箇所とに固定した滑車ブロック間に多
重に架け渡されて滑車間ケーブルを構成する。
【0010】図3および図5によって明確に示されるよ
うに、束材11の下端部には一対の滑車ブロックB1、
B2が固定され、該束材11から屋根版2の外周に向か
い放射状に延びた屋根版外周側部2a上の2か所におい
て滑車ブロックA1、A2がワイヤ等の適宜手段によっ
て固定される(図1(B))。これら滑車ブロックB1
−A1、B2−A2間に渡ってケーブル7が多重に架け
渡される。滑車ブロックB1−A1間に架け渡される滑
車間ケーブルを7−1とし、滑車ブロックB2−A2間
に架け渡される滑車間ケーブルを7−2とし、これら7
−1および7−2は1本のケーブルにて連結されて多重
滑車を構成する。そして、前記滑車間ケーブル7−1と
7−2との連結ケーブル7−4の中間部をイコライザE
を介して滑車ブロックCおよび本発明の支持装置を構成
する最終段滑車ブロックD間にケーブル7が架け渡され
た最終段滑車間ケーブル7−3が配置され、該最終段滑
車間ケーブル7−3の終端部7Eがウインチ8等に連結
される。図2および図4(B)には、束材11と滑車ブ
ロックB1−A1間に架け渡される多重の滑車間ケーブ
ル7−1と滑車ブロックB2−A2間に架け渡される多
重の滑車間ケーブル7−2およびイコライザEとの関係
が拡大して側面図および平面図として示されている。ま
た、図1(B)および図4(C)には、屋根版外周側部
2a近傍が拡大して側面図および平面図として示されて
いる。
【0011】一方、図1(B)(C)に示すように、支
持装置を構成する前記滑車ブロックDは、一対の枠板D
1、D2間に配置されウインチ8等によって牽引され張
力導入がなされるケーブルの終端部7Eを案内する大径
の最終段滑車16と前記最終段滑車間ケーブル7−3を
緊張牽引する小径の滑車15とを有し、かつこれら両滑
車15、16間に位置する前記枠板D1、D2に前記ケ
ーブルの終端部7Eに挟持固定されるクランプ部材17
を収納係止する凹部18を滑車ブロックDに設けたもの
である。図1(D)に示すように、前記クランプ部材1
7はケーブルを両側から挟持固定する円弧状のクランプ
溝17Cを対向設置した一対の側板17A、17Bから
なり、これらをボルト・ナット等により緊締すべく構成
されている。
【0012】以上のような構成のもと、大張間架構Pを
構築するには、円形乃至多角形からなる大張間架構Pを
設置する基礎1上に、上部を凸状とした屋根版2を支持
する外周支持部材3を構築しておき、該外周支持部材3
の内方の前記基礎1上で前記屋根版2を仮設架台14上
において地組み構築する。その地組みは、屋根版2の中
心を囲むようにして屋根版2下面から垂設された複数の
束材11端部をそれぞれ繋ぎ材6でリング状に繋ぐ。前
記各束材11端部から前記屋根版2の外周に向かい放射
状に配置され、束材11端部と前記屋根版外周側部2a
とに固定した滑車ブロックA1−B1、A2−B2およ
びイコライザEを介して滑車ブロックC−D間に多重に
架け渡されて構成された滑車間にケーブル7を緊張牽引
することで前記屋根版2の両端部間を所定の間隔に狭め
て設計上の屋根版2の形状を得る。これをさらに詳述す
れば、図5のように、ケーブルの終端部7Eを基礎1上
に設置したウインチ8等によって緊張牽引すれば、滑車
ブロックC−D間の最終段滑車間ケーブル7−3が引き
絞られて滑車ブロックCとDとが近接する。これによっ
て、イコライザEを介して滑車間ケーブル7−1と7−
2との連結ケーブル7−4の中間部を引き寄せ、滑車間
ケーブル7−1と7−2が均等に引き絞られて滑車ブロ
ックB1とA1および滑車ブロックB2とA2とが近接
する。滑車ブロックB1、B2は束材11に固定され、
滑車ブロックA1、A2は屋根版外周側部2aに固定さ
れているので、束材11と屋根版外周側部2aとが近接
して設計上の屋根版2の形状を得る。この時、屋根版2
の両端部間を所定の間隔に狭めて大張間架構の設計時の
形状を得るために前記ケーブル7を緊張牽引することに
なるが、前記屋根版2の中心を囲むように屋根版2下面
から垂設された複数の束材11はそれぞれ端部が繋ぎ材
6でリング状に繋がれており、しかも滑車間ケーブル7
−1と7−2およびイコライザEを介しての滑車間ケー
ブル7−3を備えた多段の滑車の使用により、これら束
材11およびリング状の繋ぎ材6による堅固なバックア
ップのもとに、前記ケーブル7の緊張牽引作業を均一で
容易かつ強力に牽引することが可能になる。
【0013】そして、前記ケーブル7の終端部7Eが大
径の最終段滑車16に案内されてその周上での安定した
案内のもとで、前記滑車ブロックDの凹部18に位置す
るケーブルの終端部7Eの表面に、クランプ部材17を
構成する一対の側板17A、17Bの対抗面の各クラン
プ溝17Cを当てがってボルト・ナット等にて緊締する
ことで容易に挟持固定することができ、しかも、ケーブ
ル7に作用している自らの張力によってクランプ部材1
7を滑車ブロックDの凹部18に強固かつ確実に固定す
ることができる。その際、最終段滑車16は他の滑車1
5より大径とされているのでケーブルの終端部7Eと滑
車15との干渉は防止されと共に、ケーブル7のクラン
プ後にウインチ8等の張力導入を解除しても、最終段滑
車16よりウインチ側でクランプするもののようにケー
ブルが緩むことがないので、ケーブル端部の支持が確実
である。さらに、ウインチ8等により張力を再導入する
際には、容易にクランプ部材17が滑車ブロックDの凹
部18から離脱するので、クランプ部材17のケーブル
の終端部7Eからの取外しも簡単に行うことができる。
このようにして、確実にその終端部7Eが支持固定され
たケーブル7は緩むことなく、すなわち屋根版2はその
設計上の形状を確実に保ったままで、外周支持部材3の
位置まで吊り上げられ、図6と同様に、外周支持部材3
の内周3aと屋根版外周側部2aとの間を繋ぎ部材13
によって接合され、設計形状の大張間架構Pを完成させ
ることができる。
【0014】以上各実施例について説明してきたが、本
発明の趣旨の範囲内で、屋根版の側面視形状、平面視形
状、束材から屋根版外周側部に向けての滑車間ケーブル
の放射状配置形態(例えば屋根版外周側部のより均一で
負担負荷を軽減したケーブルの緊張牽引のために屋根版
外周側部に設置する滑車ブロックを2個より多くするこ
ともできる。)、束材および繋ぎ材さらには滑車ブロッ
クの形状、クランプ部材の形状等については適宜採用で
きることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように本発明に
よれば、屋根版の両端部間を所定の間隔に狭めて大張間
架構の設計時の形状を得るためにケーブルを緊張牽引す
る際に、前記屋根版の中心を囲むように屋根版下面から
垂設された複数の束材はそれぞれ端部が繋ぎ材でリング
状に繋がれているため、これら束材およびリング状の繋
ぎ材による堅固なバックアップのもとに、これら束材端
部から前記屋根版の外周に向かい放射状に配置されたケ
ーブルが多重に架け渡されて滑車ブロック間における滑
車間ケーブルを容易かつ均一で強力に牽引することを可
能にする。
【0016】しかも、前記ケーブルの終端部を支持装置
である滑車ブロックの凹部にクランプ部材で固定する際
に、前記滑車ブロックには、一対の枠板間に配置されウ
インチ等によって牽引され張力導入がなされるケーブル
の終端部を案内する大径の最終段滑車と前記滑車間ケー
ブルを緊張牽引する小径の滑車とを有すると共に、これ
ら両滑車間に位置する前記枠板に前記ケーブルの終端部
に挟持固定されるクランプ部材を収納係止する凹部を滑
車ブロックに設けてあるので、前記ウインチ等によって
牽引され張力導入がなされるケーブルの終端部を大径の
最終段滑車の周上での安定した案内のもとで、前記凹部
に位置するケーブルの終端部にコンパクトなクランプ部
材を容易に挟持固定することができ、しかも、ケーブル
に作用している自らの張力によってクランプ部材を前記
凹部に強固かつ確実に固定することができる。その際、
最終段滑車は他の滑車より大径とされているのでケーブ
ル終端部と滑車との干渉は防止されると共に、ケーブル
のクランプ後にウインチ等の張力導入を解除しても、最
終段滑車よりウインチ側でクランプするもののようにケ
ーブルが緩むことがないので、ケーブル端部の支持が確
実である。さらに、ウインチ等により張力を再導入する
際には、容易にクランプ部材が滑車ブロックの凹部から
離脱するので、クランプ部材のケーブル終端部からの取
外しも簡単に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係る大張間架構の構築にお
ける屋根版外周側部近傍およびケーブル端部の支持装置
を示す図である。
【図2】本発明の大張間架構の構築における束材近傍の
側面拡大図である。
【図3】本発明の大張間架構の構築状況の全体斜視図で
ある。
【図4】本発明の大張間架構の構築状況の平面図と束材
近傍および屋根版外周側部近傍の拡大平面図である。
【図5】本発明の大張間架構の構築における各滑車ブロ
ックとこれらに架け渡されて構成する滑車間ケーブルの
配置概略図である。
【図6】本発明の基礎となる大張間架構の構築状況の工
程図である。
【図7】本発明の基礎となる大張間架構の平面図であ
る。
【符号の説明】
1・・・基礎 2・・・屋根版 3・・・外周支持部材 4・・・仮設架台 6・・・繋ぎ材 7・・・ケーブル 7−1・・A1B1間の滑車間ケーブル 7−2・・A2B2間の滑車間ケーブル 7−3・・CD間の滑車間ケーブル 7−4・・BE間の連結ケーブル 8・・・ウインチ 11・・・束材 14・・・仮設架台 15・・・小径滑車 16・・・大径滑車 17・・・クランプ部材 18・・・凹部 A〜C・・滑車ブロック D・・・滑車ブロック(支持装置) E・・・イコライザ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形乃至多角形からなる大張間架構を設
    置する基礎上に、上部を凸状とした屋根版を支持する外
    周支持部材を構築しておき、該外周支持部材の内方の前
    記基礎上で前記屋根版を地組み構築し、該屋根版の内方
    に、この屋根版の中心を囲むようにして複数の束材を屋
    根版下面から垂設すると共に、該束材端部をそれぞれ繋
    ぎ材でリング状に繋ぎ、該束材端部から前記屋根版の外
    周に向かい放射状にケーブルを配置すると共に、該ケー
    ブルは、束材端部と前記屋根版外周側部とに固定した滑
    車ブロック間に多重に架け渡されて滑車間のケーブルを
    構成し、該滑車用ケーブルを緊張牽引することで前記屋
    根版の両端部間を所定の間隔に狭めた後、前記ケーブル
    の終端部を滑車ブロックの凹部にクランプ部材で固定
    し、該屋根版を前記外周支持部材の位置まで吊り上げる
    ことを特徴とする大張間架構の構築におけるケーブル端
    部の支持方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の大張間架構の構築
    におけるケーブル端部の支持方法に使用される支持装置
    であって、一対の枠板間に配置されウインチ等によって
    牽引され張力導入がなされるケーブルの終端部を案内す
    る大径の最終段滑車と前記滑車間ケーブルを緊張牽引す
    る小径の滑車とを有すると共に、これら両滑車間に位置
    する前記枠板に前記ケーブルの終端部に挟持固定される
    クランプ部材を収納係止する凹部を設けた滑車ブロック
    からなることを特徴とするケーブル端部の支持装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100470768B1 (ko) * 2002-11-01 2005-03-11 (주)에어돔 에어돔의 케이블시스템
CN105089293A (zh) * 2015-02-03 2015-11-25 重庆巨能建设(集团)有限公司 用于大型网架结构施工的支撑装置

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KR100470768B1 (ko) * 2002-11-01 2005-03-11 (주)에어돔 에어돔의 케이블시스템
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