JPH08278390A - シュラウド及びその補修方法 - Google Patents
シュラウド及びその補修方法Info
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- JPH08278390A JPH08278390A JP7082756A JP8275695A JPH08278390A JP H08278390 A JPH08278390 A JP H08278390A JP 7082756 A JP7082756 A JP 7082756A JP 8275695 A JP8275695 A JP 8275695A JP H08278390 A JPH08278390 A JP H08278390A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 割れの発生や発生した割れの進展を防止する
ことができるシュラウドおよびシュラウドの補修方法を
提供する。 【構成】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウド2
の母材のラミネーションが露出したシュラウド表面の炉
水に接する接続部(径違い部)41,42の端面41
a,41b、42a,42bにノンフィラーTIG溶接
によって溶融処理を施して溶融金属10で当該端面41
a,41b、42a,42bを覆い、板材のラミネーシ
ョンによる割れの初生を排除し、進展を防止する。
ことができるシュラウドおよびシュラウドの補修方法を
提供する。 【構成】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウド2
の母材のラミネーションが露出したシュラウド表面の炉
水に接する接続部(径違い部)41,42の端面41
a,41b、42a,42bにノンフィラーTIG溶接
によって溶融処理を施して溶融金属10で当該端面41
a,41b、42a,42bを覆い、板材のラミネーシ
ョンによる割れの初生を排除し、進展を防止する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子炉圧力容器の炉心
支持構造物であるシュラウドの構造及びその補修方法に
関する。
支持構造物であるシュラウドの構造及びその補修方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の沸騰水型原子炉の原子炉炉
心支持構造物の概略断面図である。同図において、原子
炉圧力容器1内にはシュラウド2が配置され、そのシュ
ラウド2に内に燃料15が収納される。シュラウド2は
燃料15の水平方向支持及び炉水流路の隔壁として機能
している。シュラウド2の上部には上部格子板3が設け
られ、下部は環状のシュラウドサポートシリンダ7によ
って圧力容器1の下部からシュラウドサポートレグ8に
よって支持されている。シュラウド2には一般に2個所
の径違い部4が形成され、上部の径違い部42には上部
格子板3が載置され、下部の径違い部41には炉心支持
板9が載置されている。炉心支持板9には、制御棒16
が昇降可能に支持され、各制御棒16の上端には燃料1
5が取り付けられている。シュラウドサポートシリンダ
7の外周部には圧力容器1との間の距離を規制し、圧力
容器1内においてシュラウド2の位置決めを行うシュラ
ウドサポートプレート6が設けられ、さらに、当該プレ
ート6の上面にはジェットポンプ5が配され、圧力容器
1とシュラウド2の外周面との間で水を強制循環させる
ようになっている。
心支持構造物の概略断面図である。同図において、原子
炉圧力容器1内にはシュラウド2が配置され、そのシュ
ラウド2に内に燃料15が収納される。シュラウド2は
燃料15の水平方向支持及び炉水流路の隔壁として機能
している。シュラウド2の上部には上部格子板3が設け
られ、下部は環状のシュラウドサポートシリンダ7によ
って圧力容器1の下部からシュラウドサポートレグ8に
よって支持されている。シュラウド2には一般に2個所
の径違い部4が形成され、上部の径違い部42には上部
格子板3が載置され、下部の径違い部41には炉心支持
板9が載置されている。炉心支持板9には、制御棒16
が昇降可能に支持され、各制御棒16の上端には燃料1
5が取り付けられている。シュラウドサポートシリンダ
7の外周部には圧力容器1との間の距離を規制し、圧力
容器1内においてシュラウド2の位置決めを行うシュラ
ウドサポートプレート6が設けられ、さらに、当該プレ
ート6の上面にはジェットポンプ5が配され、圧力容器
1とシュラウド2の外周面との間で水を強制循環させる
ようになっている。
【0003】シュラウド2は、前記径違い部41,42
で異なる部材を溶接して径の異なる段部を形成している
ので、段部を形成する板材で形成された環状部材の内周
部と外周部に端面が露出するが、最近、その端面に割れ
が発見される場合がある。この割れは成形時に形成さ
れ、前記端面に露出したラミネーションの層に沿って発
生し、さらには進展すると考えられるが、シュラウド2
に割れが発生した場合、その割れの進展防止のために、
当然、当該部の補修又は補強が必要となる。なお、ラミ
ネーションとは層状になっている組織を言い、層を横切
って形成される端面には組織の異なる複数の部分が露出
することから、この層状の部分が露出した端面から発生
した割れは当該層に沿って、言い換えれば層と平行に進
展すると考えられる。
で異なる部材を溶接して径の異なる段部を形成している
ので、段部を形成する板材で形成された環状部材の内周
部と外周部に端面が露出するが、最近、その端面に割れ
が発見される場合がある。この割れは成形時に形成さ
れ、前記端面に露出したラミネーションの層に沿って発
生し、さらには進展すると考えられるが、シュラウド2
に割れが発生した場合、その割れの進展防止のために、
当然、当該部の補修又は補強が必要となる。なお、ラミ
ネーションとは層状になっている組織を言い、層を横切
って形成される端面には組織の異なる複数の部分が露出
することから、この層状の部分が露出した端面から発生
した割れは当該層に沿って、言い換えれば層と平行に進
展すると考えられる。
【0004】割れが発生又は進展する原因の1つとして
応力腐食割れが考えられる。この応力腐食割れに対して
は、腐食性流体に接触する面にデルタフェライトを含む
耐食性材料を肉盛りし、その後肉盛り止端部を入熱5k
J/cm以下で溶融処理する方法が知られている(特公
昭59−21711号公報)。この方法では、耐食材料
の肉盛りの熱影響により生成するクロム欠乏層を消滅さ
せ、かつデルタフェライトを含む耐食性の優れた組織を
生成させるように意図されている。
応力腐食割れが考えられる。この応力腐食割れに対して
は、腐食性流体に接触する面にデルタフェライトを含む
耐食性材料を肉盛りし、その後肉盛り止端部を入熱5k
J/cm以下で溶融処理する方法が知られている(特公
昭59−21711号公報)。この方法では、耐食材料
の肉盛りの熱影響により生成するクロム欠乏層を消滅さ
せ、かつデルタフェライトを含む耐食性の優れた組織を
生成させるように意図されている。
【0005】また、表裏両面のうちの一方の面を冷却し
ながら反対側の面を溶融処理をする方法も公知である
(特開平2−258190号公報)。この方法は、一方
の面を溶融処理してデルタフェライトを含む耐食性の優
れた組織を生成させ、かつ他方の面の残留応力を低減さ
せるように意図したものである。
ながら反対側の面を溶融処理をする方法も公知である
(特開平2−258190号公報)。この方法は、一方
の面を溶融処理してデルタフェライトを含む耐食性の優
れた組織を生成させ、かつ他方の面の残留応力を低減さ
せるように意図したものである。
【0006】さらには、原子炉内構造物の溶接部の炉水
に接する部分を表面をレーザにより溶融する方法も公知
である(特開平2−161397号公報)。この方法
は、耐食性の劣る溶接熱影響部あるいは偏析部をレーザ
によって表面処理し、溶融後、急冷することによってに
2相化させ、これによって耐食性の向上を図ったもので
ある。
に接する部分を表面をレーザにより溶融する方法も公知
である(特開平2−161397号公報)。この方法
は、耐食性の劣る溶接熱影響部あるいは偏析部をレーザ
によって表面処理し、溶融後、急冷することによってに
2相化させ、これによって耐食性の向上を図ったもので
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
にあっては、シュラウドのいずれかの部分に発生した割
れの補修を意図したものであり、割れの発生の防止もし
くは抑制までは考慮されてはいなかった。特に、板材で
製作されたシュラウドのラミネーションが初生原因とな
る割れを防止し、もしくは抑制するということについて
の配慮は全くなかった。そこで、シュラウドのラミネー
ションが層状に露出する面、換言すればラミネーション
を横切って形成される面が炉水に接する部分を改質し、
又はシュラウドの前記ラミネーションが層状に露出した
部分が炉水と接することのない構造とするとよいと考え
られる。
にあっては、シュラウドのいずれかの部分に発生した割
れの補修を意図したものであり、割れの発生の防止もし
くは抑制までは考慮されてはいなかった。特に、板材で
製作されたシュラウドのラミネーションが初生原因とな
る割れを防止し、もしくは抑制するということについて
の配慮は全くなかった。そこで、シュラウドのラミネー
ションが層状に露出する面、換言すればラミネーション
を横切って形成される面が炉水に接する部分を改質し、
又はシュラウドの前記ラミネーションが層状に露出した
部分が炉水と接することのない構造とするとよいと考え
られる。
【0008】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、割れの発生や発生し
た割れの進展を防止することができるシュラウドおよび
シュラウドの補修方法を提供することにある。
みてなされたもので、その目的は、割れの発生や発生し
た割れの進展を防止することができるシュラウドおよび
シュラウドの補修方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、シュラウド
において板材のラミネーションが層状に露出し、炉水に
接している部分の表層部を溶融させ、溶着金属と同等な
状態とすること、又はシュラウド全体あるいはシュラウ
ドの一部を鍛造により製作し、板材切断面の露出を防ぐ
ことで、達成することができる。
において板材のラミネーションが層状に露出し、炉水に
接している部分の表層部を溶融させ、溶着金属と同等な
状態とすること、又はシュラウド全体あるいはシュラウ
ドの一部を鍛造により製作し、板材切断面の露出を防ぐ
ことで、達成することができる。
【0010】すなわち、上記目的を達成するため、第1
の手段は、原子炉圧力容器内に配設されるシュラウドに
おいて、母材のラミネーションが層状に露出したシュラ
ウド表面の炉水に接する部分に溶融処理を施したことを
特徴としている。この場合、溶融処理として、例えばノ
ンフィラーTIG溶接が適用できる。
の手段は、原子炉圧力容器内に配設されるシュラウドに
おいて、母材のラミネーションが層状に露出したシュラ
ウド表面の炉水に接する部分に溶融処理を施したことを
特徴としている。この場合、溶融処理として、例えばノ
ンフィラーTIG溶接が適用できる。
【0011】第2の手段は、同様の前提のシュラウドに
おいて、母材のラミネーションが層状に露出したシュラ
ウド表面の炉水に接する部分に溶接肉盛りを施したこと
を特徴としている。この場合、溶接肉盛りとしては、フ
ィラーTIG溶接が適用できる。
おいて、母材のラミネーションが層状に露出したシュラ
ウド表面の炉水に接する部分に溶接肉盛りを施したこと
を特徴としている。この場合、溶接肉盛りとしては、フ
ィラーTIG溶接が適用できる。
【0012】第3の手段は、同様の前提のシュラウドに
おいて、前記シュラウドを鍛造によって一体に形成した
ことを特徴としている。
おいて、前記シュラウドを鍛造によって一体に形成した
ことを特徴としている。
【0013】第4の手段は、同様の前提のシュラウドに
おいて、前記シュラウドの異径部の隣接部分が鍛造によ
って形成されていることを特徴としている。
おいて、前記シュラウドの異径部の隣接部分が鍛造によ
って形成されていることを特徴としている。
【0014】第5の手段は、原子炉圧力容器内に配設さ
れるシュラウドを補修するシュラウドの補修方法におい
て、母材のラミネーションが層状に露出したシュラウド
表面の炉水に接する部分を溶融処理することを特徴とし
ている。
れるシュラウドを補修するシュラウドの補修方法におい
て、母材のラミネーションが層状に露出したシュラウド
表面の炉水に接する部分を溶融処理することを特徴とし
ている。
【0015】第6の手段は、同様の前提のシュラウドの
補修方法において、母材のラミネーションが露出したシ
ュラウド表面の炉水に接する部分に溶接肉盛りを施すこ
とを特徴としている。
補修方法において、母材のラミネーションが露出したシ
ュラウド表面の炉水に接する部分に溶接肉盛りを施すこ
とを特徴としている。
【0016】この場合、溶接肉盛りとしては例えばフィ
ラーTIG溶接を適用し、溶融処理としては例えばノン
フィラーTIG溶接を適用するとよい。
ラーTIG溶接を適用し、溶融処理としては例えばノン
フィラーTIG溶接を適用するとよい。
【0017】
【作用】シュラウドにおいて板材のラミネーションが層
状に露出している部位、言い換えればラミネーションを
横切って形成される面に対して溶融処理を施して、ラミ
ネーションが炉水に直接接触しないようにする。これに
よってラミネーションの層の間から腐食が進展すること
がなくなり、当該層からの割れを防止することができ
る。なお、溶融処理としては、ノンフィラーTIG溶接
等による溶融やフィラーTIG溶接等の溶接肉盛が適用
でき、これにより、板材のラミネーションによる割れの
初生を防止することができる。また、シュラウドの内面
及び外面の割れ発生部位に対し、ノンフィラーTIG溶
接等の溶融処理、又はフィラーTIG溶接等の溶接肉盛
を施す。これにより、シュラウドに発生した割れをシュ
ラウド内部に封じ込めることができ、割れの進展を防止
することができる。
状に露出している部位、言い換えればラミネーションを
横切って形成される面に対して溶融処理を施して、ラミ
ネーションが炉水に直接接触しないようにする。これに
よってラミネーションの層の間から腐食が進展すること
がなくなり、当該層からの割れを防止することができ
る。なお、溶融処理としては、ノンフィラーTIG溶接
等による溶融やフィラーTIG溶接等の溶接肉盛が適用
でき、これにより、板材のラミネーションによる割れの
初生を防止することができる。また、シュラウドの内面
及び外面の割れ発生部位に対し、ノンフィラーTIG溶
接等の溶融処理、又はフィラーTIG溶接等の溶接肉盛
を施す。これにより、シュラウドに発生した割れをシュ
ラウド内部に封じ込めることができ、割れの進展を防止
することができる。
【0018】また、シュラウドを一体で鍛造するか、ま
たはシュラウドの一部を鍛造で製作することにより、シ
ュラウドの内面及び外面に板材のラミネーションの層状
の部分を露出させない構造としても、割れの初生を防止
することができる。
たはシュラウドの一部を鍛造で製作することにより、シ
ュラウドの内面及び外面に板材のラミネーションの層状
の部分を露出させない構造としても、割れの初生を防止
することができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照し、本発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施例に係るシュラ
ウドと圧力容器を示す要部断面図である。なお、以下の
説明において、前述の従来例と同等と見なせる各部には
同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
ウドと圧力容器を示す要部断面図である。なお、以下の
説明において、前述の従来例と同等と見なせる各部には
同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
【0021】図1において、シュラウド2の最下部の小
径の胴部21とその上部のより大径の胴部22との接続
部(径違い部)41及び前記胴部22とその上部の最上
部のより大径の胴部23との間の接続部(径違い部)4
2のラミネーションが層状に露出した端面41a,41
b、及び42a,42bの全面は溶融金属10で覆わ
れ、溶融後凝固して生成されたデルタフェライトにより
表面状態が改善されている。この実施例では、前記溶融
金属10はノンフィラーTIG溶接によって形成され、
板材切断面のラミネーションが層状に露出した部分を覆
っている。図2はノンフィラーTIG溶接によって端面
42a,42bを溶融処理した状態を示す拡大図であ
る。
径の胴部21とその上部のより大径の胴部22との接続
部(径違い部)41及び前記胴部22とその上部の最上
部のより大径の胴部23との間の接続部(径違い部)4
2のラミネーションが層状に露出した端面41a,41
b、及び42a,42bの全面は溶融金属10で覆わ
れ、溶融後凝固して生成されたデルタフェライトにより
表面状態が改善されている。この実施例では、前記溶融
金属10はノンフィラーTIG溶接によって形成され、
板材切断面のラミネーションが層状に露出した部分を覆
っている。図2はノンフィラーTIG溶接によって端面
42a,42bを溶融処理した状態を示す拡大図であ
る。
【0022】なお、TIG(タングステン・イナートガ
スアーク)溶接では、アークにより入熱するが、アーク
は直径数mm程度の円状に発生し、溶接トーチを移動さ
せながら溶接を進めて行くため、溶接部はビード状にな
り、前記端面41a,41b、42a,42bをビード
で覆うような形で溶融処理されることになる。
スアーク)溶接では、アークにより入熱するが、アーク
は直径数mm程度の円状に発生し、溶接トーチを移動さ
せながら溶接を進めて行くため、溶接部はビード状にな
り、前記端面41a,41b、42a,42bをビード
で覆うような形で溶融処理されることになる。
【0023】図3は、第2の実施例に係る端面42a,
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。すなわ
ち、図3に模式的に示すようにシュラウド2の接続部
(径違い部)42の板材切断面表面に貫通割れ11や非
貫通割れ12が生じている場合に、ラミネーションが層
状に露出する端面42a,42bにノンフィラーTIG
溶接を施すと、貫通割れ11又は非貫通割れ12をシュ
ラウド径違い部4の内部に封じ込めることができる。
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。すなわ
ち、図3に模式的に示すようにシュラウド2の接続部
(径違い部)42の板材切断面表面に貫通割れ11や非
貫通割れ12が生じている場合に、ラミネーションが層
状に露出する端面42a,42bにノンフィラーTIG
溶接を施すと、貫通割れ11又は非貫通割れ12をシュ
ラウド径違い部4の内部に封じ込めることができる。
【0024】図4は、第3の実施例に係る端面42a,
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。この実
施例は、シュラウド2の接続部(径違い部)42の端面
42a,42bの全面に対し、フィラーTIG溶接を施
した例である。すなわち、シュラウド2の接続部42の
端面の全面に対し、フィラーTIG溶接を施すことによ
って、当該端面42a,42bのラミネーションを溶接
金属13で覆い、当該端面42a,42bの表面状態を
改善した例である。
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。この実
施例は、シュラウド2の接続部(径違い部)42の端面
42a,42bの全面に対し、フィラーTIG溶接を施
した例である。すなわち、シュラウド2の接続部42の
端面の全面に対し、フィラーTIG溶接を施すことによ
って、当該端面42a,42bのラミネーションを溶接
金属13で覆い、当該端面42a,42bの表面状態を
改善した例である。
【0025】図5は、第4の実施例に係る端面42a,
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。この実
施例は、シュラウド2の接続部(径違い部)42の端面
42a,42bの表面に貫通割れ11又は非貫通割れ1
2が生じている場合、フィラーTIG溶接を施すことに
よって、貫通割れ11又は非貫通割れ12をシュラウド
径違い部4の内部に封じ込めた例である。
42bを溶融処理した状態を示す拡大図である。この実
施例は、シュラウド2の接続部(径違い部)42の端面
42a,42bの表面に貫通割れ11又は非貫通割れ1
2が生じている場合、フィラーTIG溶接を施すことに
よって、貫通割れ11又は非貫通割れ12をシュラウド
径違い部4の内部に封じ込めた例である。
【0026】図6は、第5の実施例に係るシュラウド2
の断面図である。この実施例では、シュラウド2全体を
一体鍛造で製作することにより、前記接続部(径違い
部)41,42の端面にラミネーションが露出しないよ
うにしたものである。このラミネーションは板材を製缶
工程で製作する場合に現出するもので、鍛造により一体
に成形すると前記接続部41,42の端面にはラミネー
ションは露出しない。したがって、ラミネーションが原
因となる割れの初生を排除することができる。
の断面図である。この実施例では、シュラウド2全体を
一体鍛造で製作することにより、前記接続部(径違い
部)41,42の端面にラミネーションが露出しないよ
うにしたものである。このラミネーションは板材を製缶
工程で製作する場合に現出するもので、鍛造により一体
に成形すると前記接続部41,42の端面にはラミネー
ションは露出しない。したがって、ラミネーションが原
因となる割れの初生を排除することができる。
【0027】図7は、第6の実施例に係るシュラウドの
要部断面図である。
要部断面図である。
【0028】この実施例では、シュラウド2の接続部
(径違い部)42を断面鉤型に鍛造により製作し、シュ
ラウド2の胴部22,23と突き合わせて溶接した例で
ある。このようにすると、シュラウド2の径違い部42
にラミネーションが露出しないため、割れの初生原因を
排除することができる。なお、符号14は溶接した部分
を示す。
(径違い部)42を断面鉤型に鍛造により製作し、シュ
ラウド2の胴部22,23と突き合わせて溶接した例で
ある。このようにすると、シュラウド2の径違い部42
にラミネーションが露出しないため、割れの初生原因を
排除することができる。なお、符号14は溶接した部分
を示す。
【0029】図8は、第7の実施例に係るシュラウドの
要部断面図である。
要部断面図である。
【0030】この実施例では、シュラウド2の接続部
(径違い部)42を環状に成形し、胴部22の上端部の
外周面と胴部23の下端部の内周面との間で突き合わせ
て溶接した例である。このように構成しても、接続部4
2のラミネーションが露出する端面が、炉水に接触する
ことがないので、割れの初生原因を排除することができ
る。
(径違い部)42を環状に成形し、胴部22の上端部の
外周面と胴部23の下端部の内周面との間で突き合わせ
て溶接した例である。このように構成しても、接続部4
2のラミネーションが露出する端面が、炉水に接触する
ことがないので、割れの初生原因を排除することができ
る。
【0031】
【発明の効果】これまでの説明で明らかなように、以上
のように構成された本発明によれば、シュラウドの径が
異なる部分(接続部)の端面にラミネーションが露出す
ることがなく、それゆえ当該端面が炉水を接触すること
がないので、ラミネーションによるシュラウドの割れの
初生原因を排除することができるとともに、シュラウド
に発生した割れの進展を防止することができる。
のように構成された本発明によれば、シュラウドの径が
異なる部分(接続部)の端面にラミネーションが露出す
ることがなく、それゆえ当該端面が炉水を接触すること
がないので、ラミネーションによるシュラウドの割れの
初生原因を排除することができるとともに、シュラウド
に発生した割れの進展を防止することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るシュラウドの要部
断面図である。
断面図である。
【図2】図1におけるシュラウドの接続部の溶融処理の
状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図3】第2の実施例に係るシュラウドの接続部の溶融
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図4】第3の実施例に係るシュラウドの接続部の溶融
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図5】第4の実施例に係るシュラウドの接続部の溶融
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
処理の状態を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図6】第5の実施例に係る鍛造で一体成形したシュラ
ウドの要部断面図である。
ウドの要部断面図である。
【図7】第6の実施例に係るシュラウドの接続部の状態
を示す一部を断面した要部斜視図である。
を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図8】第7の実施例に係るシュラウドの接続部の状態
を示す一部を断面した要部斜視図である。
を示す一部を断面した要部斜視図である。
【図9】従来の原子炉炉内構造を示す断面図である。
1 原子炉圧力容器 2 シュラウド 21,22,23 シュラウドの胴部 3 上部格子板 4,41,42 シュラウドの接続部(径違い部) 5 ジェットポンプ 6 シュラウドサポートプレート 7 シュラウドサポートシリンダ 8 シュラウドサポートレグ 9 炉心支持板 10 溶融金属 11 貫通割れ 12 非貫通割れ 13 溶接金属 14 溶接部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古川 秀康 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内
Claims (10)
- 【請求項1】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドにおいて、母材のラミネーションが層状に露出したシ
ュラウド表面の炉水に接する部分に溶融処理を施したこ
とを特徴とするシュラウド。 - 【請求項2】 前記溶融処理がノンフィラーTIG溶接
による処理であることを特徴とする請求項1記載のシュ
ラウド。 - 【請求項3】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドにおいて、母材のラミネーションが層状に露出したシ
ュラウド表面の炉水に接する部分に溶接肉盛りを施した
ことを特徴とするシュラウド。 - 【請求項4】 前記溶接肉盛りがフィラーTIG溶接に
よる肉盛りであることを特徴とする請求項2記載のシュ
ラウド。 - 【請求項5】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドにおいて、前記シュラウドが鍛造によって一体に形成
されていることを特徴とするシュラウド。 - 【請求項6】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドにおいて、前記シュラウドの異径部の隣接部分が鍛造
によって形成されていることを特徴とするシュラウド。 - 【請求項7】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドを補修するシュラウドの補修方法において、母材のラ
ミネーションが層状に露出したシュラウド表面の炉水に
接する部分を溶融処理することを特徴とするシュラウド
の補修方法。 - 【請求項8】 前記溶融処理がノンフィラーTIG溶接
による処理であることを特徴とする請求項7記載のシュ
ラウドの補修方法。 - 【請求項9】 原子炉圧力容器内に配設されるシュラウ
ドを補修するシュラウドの補修方法において、母材のラ
ミネーションが層状に露出したシュラウド表面の炉水に
接する部分に溶接肉盛りを施すことを特徴とするシュラ
ウドの補修方法。 - 【請求項10】 前記溶接肉盛りがフィラーTIG溶接
による肉盛りであることを特徴とする請求項9記載のシ
ュラウドの補修方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082756A JPH08278390A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | シュラウド及びその補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7082756A JPH08278390A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | シュラウド及びその補修方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08278390A true JPH08278390A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13783293
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7082756A Pending JPH08278390A (ja) | 1995-04-07 | 1995-04-07 | シュラウド及びその補修方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08278390A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5781603A (en) * | 1995-07-21 | 1998-07-14 | Combustion Engineering, Inc. | Method and apparatus for repair of nuclear reactor shroud |
| US6389094B1 (en) * | 1997-08-29 | 2002-05-14 | General Electric Company | Integral forged shroud flange for a boiling water reactor |
| JP2004098168A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-04-02 | General Electric Co <Ge> | 高温割れを受けやすい材料上に抵抗クラッディング及び溶接をするための方法 |
-
1995
- 1995-04-07 JP JP7082756A patent/JPH08278390A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5781603A (en) * | 1995-07-21 | 1998-07-14 | Combustion Engineering, Inc. | Method and apparatus for repair of nuclear reactor shroud |
| US6389094B1 (en) * | 1997-08-29 | 2002-05-14 | General Electric Company | Integral forged shroud flange for a boiling water reactor |
| JP2004098168A (ja) * | 2002-09-03 | 2004-04-02 | General Electric Co <Ge> | 高温割れを受けやすい材料上に抵抗クラッディング及び溶接をするための方法 |
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