JPH08279108A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッド及びその製造方法Info
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- JPH08279108A JPH08279108A JP7698195A JP7698195A JPH08279108A JP H08279108 A JPH08279108 A JP H08279108A JP 7698195 A JP7698195 A JP 7698195A JP 7698195 A JP7698195 A JP 7698195A JP H08279108 A JPH08279108 A JP H08279108A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、コイルパターン不良を改善し、導
体コイルの信頼性に優れる薄膜磁気ヘッド及びその製造
方法を提供するこ目的とする。 【構成】 上層磁性コア2と下層磁性コア1とを有し、
下層磁性コア1の上部にコイル平坦化層7を介して導体
コイル3が形成されてなる薄膜磁気ヘッドである。そし
て、上記下層磁性コア1が非磁性無機絶縁材料層13に
埋め込まれ、平坦化されている。この絶縁材料層13は
Al2O3又はSiO2からなることが好ましい。一方、
製造方法は、基板上4に所定形状の下層磁性コア1を形
成した後、下層磁性コア1を覆って上記絶縁材料13を
成膜し下層磁性コア1が略々露出するまで絶縁材料膜1
3を平坦化する工程と、この上にコイル平坦化層7を介
して導体コイル3を形成する工程と、上層磁性コア2を
所定形状に形成する工程とを有する。
体コイルの信頼性に優れる薄膜磁気ヘッド及びその製造
方法を提供するこ目的とする。 【構成】 上層磁性コア2と下層磁性コア1とを有し、
下層磁性コア1の上部にコイル平坦化層7を介して導体
コイル3が形成されてなる薄膜磁気ヘッドである。そし
て、上記下層磁性コア1が非磁性無機絶縁材料層13に
埋め込まれ、平坦化されている。この絶縁材料層13は
Al2O3又はSiO2からなることが好ましい。一方、
製造方法は、基板上4に所定形状の下層磁性コア1を形
成した後、下層磁性コア1を覆って上記絶縁材料13を
成膜し下層磁性コア1が略々露出するまで絶縁材料膜1
3を平坦化する工程と、この上にコイル平坦化層7を介
して導体コイル3を形成する工程と、上層磁性コア2を
所定形状に形成する工程とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上層磁性コアと下層磁
性コアとを有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層
を介して導体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッド及
びその製造方法に関する。
性コアとを有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層
を介して導体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッド及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばコンピュータのデータレコ
ーダ等に搭載される磁気ヘッドとして薄膜磁気ヘッドが
知られている。
ーダ等に搭載される磁気ヘッドとして薄膜磁気ヘッドが
知られている。
【0003】この薄膜磁気ヘッドは、磁性膜、絶縁膜等
の薄膜層が多層に積層され、さらに導体コイルが形成さ
れてなる磁気ヘッドである。この薄膜磁気ヘッドは、成
膜、フォトリゾグラフィ、エッチング、メッキ、リフト
オフ等といった薄膜独自のパターン形成手法を有し、均
一な品質でウエハーを大量生産できるという点と、バル
クヘッドと比較して構造上短磁路で低インダクタンスで
あるということ等が挙げられ、近年の高密度化に対応し
て材料を含めた一層の高性能化が図られようとしてい
る。
の薄膜層が多層に積層され、さらに導体コイルが形成さ
れてなる磁気ヘッドである。この薄膜磁気ヘッドは、成
膜、フォトリゾグラフィ、エッチング、メッキ、リフト
オフ等といった薄膜独自のパターン形成手法を有し、均
一な品質でウエハーを大量生産できるという点と、バル
クヘッドと比較して構造上短磁路で低インダクタンスで
あるということ等が挙げられ、近年の高密度化に対応し
て材料を含めた一層の高性能化が図られようとしてい
る。
【0004】このような薄膜磁気ヘッドは、例えば、図
28に示すように、パーマロイト(Ni−Fe)等より
なる下層磁性コア101と上層磁性コア102及びCu
等よりなる導体コイル103とSiO2等よりなる磁気
ギャップ106とで構成された磁気回路部をAl2O3−
TiC、フェライト等よりなるベース基板104とセラ
ミック系の保護基板105とで挟み込むことで構成され
ている。
28に示すように、パーマロイト(Ni−Fe)等より
なる下層磁性コア101と上層磁性コア102及びCu
等よりなる導体コイル103とSiO2等よりなる磁気
ギャップ106とで構成された磁気回路部をAl2O3−
TiC、フェライト等よりなるベース基板104とセラ
ミック系の保護基板105とで挟み込むことで構成され
ている。
【0005】そして、上記薄膜磁気ヘッドの製造方法を
概説すると、上記ベース基板104上に軟磁性体層から
なる下層磁性コア101が形成され、この上に下層磁性
コア101と導体コイル103との絶縁を図るためのコ
イル平坦化層114が成膜され、さらにその表面上に導
体コイル103がスパイラル状に形成される。
概説すると、上記ベース基板104上に軟磁性体層から
なる下層磁性コア101が形成され、この上に下層磁性
コア101と導体コイル103との絶縁を図るためのコ
イル平坦化層114が成膜され、さらにその表面上に導
体コイル103がスパイラル状に形成される。
【0006】ところで、このような従来の薄膜磁気ヘッ
ドの構成の中でも、特に、強磁性金属薄膜よりなる下層
磁性コア101を有するマルチチャンネル型の薄膜磁気
ヘッドにおいては、その用途によって、下層磁性コア1
01がチャンネルごとに分断されるタイプと、各チャン
ネル共通の場合とがある。一般的には、磁気ヘッドに対
して磁気記録媒体(図示せず)が片方向からしか摺動し
ない場合に後者の下層磁性コア101が各チャンネル共
通のタイプが用いられ、他方、磁気ヘッドに対して記録
媒体が双方から摺動するようなデータレコーダ(いわゆ
るデータストレージ)等の用途で前者のチャンネルごと
に分断されるタイプが用いられている。
ドの構成の中でも、特に、強磁性金属薄膜よりなる下層
磁性コア101を有するマルチチャンネル型の薄膜磁気
ヘッドにおいては、その用途によって、下層磁性コア1
01がチャンネルごとに分断されるタイプと、各チャン
ネル共通の場合とがある。一般的には、磁気ヘッドに対
して磁気記録媒体(図示せず)が片方向からしか摺動し
ない場合に後者の下層磁性コア101が各チャンネル共
通のタイプが用いられ、他方、磁気ヘッドに対して記録
媒体が双方から摺動するようなデータレコーダ(いわゆ
るデータストレージ)等の用途で前者のチャンネルごと
に分断されるタイプが用いられている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記下層磁
性コア101がチャンネルごとに分断されるタイプの薄
膜磁気ヘッドでは、図29に示すように、導体コイル1
03が下層磁性コア101の端部を横切ることになり、
この下層端部の形状が導体コイル103の形状に大きな
影響を与えることになる。
性コア101がチャンネルごとに分断されるタイプの薄
膜磁気ヘッドでは、図29に示すように、導体コイル1
03が下層磁性コア101の端部を横切ることになり、
この下層端部の形状が導体コイル103の形状に大きな
影響を与えることになる。
【0008】例えば、導体コイル103を形成する手法
としては、成膜〜フォトリゾグラフィ〜エッチングとい
う流れとフォトリゾグラフィ〜メッキという流れの2つ
の手法が一般的である。
としては、成膜〜フォトリゾグラフィ〜エッチングとい
う流れとフォトリゾグラフィ〜メッキという流れの2つ
の手法が一般的である。
【0009】しかしながら、これらいずれの手法によっ
ても、上記従来の薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コア10
1の端部を横切る部分のフォトリゾグラフィ工程におい
て、下層磁性コア101に段差が生じて、導体コイル1
03のパターン不良(ショート不良)が発生する。
ても、上記従来の薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コア10
1の端部を横切る部分のフォトリゾグラフィ工程におい
て、下層磁性コア101に段差が生じて、導体コイル1
03のパターン不良(ショート不良)が発生する。
【0010】そこで、これを防止するため、図30に示
すように、上記導体コイル103の下に下層磁性コア1
01と同じ高さで段差解消レジストパターン113と導
体コイル103の絶縁と平坦化の目的を兼ねる平坦化レ
ジストパターン114pを形成する技術も提案されては
いる。
すように、上記導体コイル103の下に下層磁性コア1
01と同じ高さで段差解消レジストパターン113と導
体コイル103の絶縁と平坦化の目的を兼ねる平坦化レ
ジストパターン114pを形成する技術も提案されては
いる。
【0011】しかしながら、図31に示すように、パタ
ーニングずれや、下層磁性コア101を例えばイオンミ
ーリングで形成したか、パターンメッキで形成したか等
によって下層磁性コア101のテーパ部の形状が異な
り、下層磁性コア101との境界にV字状の溝110が
発生し、このV字状の溝110のコイルパターン不良を
誘発する問題を有していた(図31中、符号Hは、肩だ
れ幅を示す。)。
ーニングずれや、下層磁性コア101を例えばイオンミ
ーリングで形成したか、パターンメッキで形成したか等
によって下層磁性コア101のテーパ部の形状が異な
り、下層磁性コア101との境界にV字状の溝110が
発生し、このV字状の溝110のコイルパターン不良を
誘発する問題を有していた(図31中、符号Hは、肩だ
れ幅を示す。)。
【0012】また、上記段差解消レジストパターン11
3及び平坦化レジストパターン114pは、耐熱性と耐
溶剤性を持たせるために約300℃程度の熱処理工程を
経ているため、これにより図31に示すような肩だれ型
のレジストの形状変化を発生させる問題を有していた。
3及び平坦化レジストパターン114pは、耐熱性と耐
溶剤性を持たせるために約300℃程度の熱処理工程を
経ているため、これにより図31に示すような肩だれ型
のレジストの形状変化を発生させる問題を有していた。
【0013】このことは、コイルパターニング装置にマ
スクコンタクト方式を使用する場合に悪影響を及ぼす。
特に、フォトマスクとレジスト表面の距離が離れるコイ
ル外周のコイルパターン不良を誘発するものであり、導
体コイル103のアスペクト比が大きく、導体コイル1
03の間隔が狭い場合や、また、導体コイル103が二
層以上の複数層巻きになり、更に、平坦化レジストパタ
ーン114を導体コイル103上に形成して重ねた場合
には上層側の導体コイル103になるほど上記肩だれ型
のレジストの形状変化の発生が顕著になっていた。
スクコンタクト方式を使用する場合に悪影響を及ぼす。
特に、フォトマスクとレジスト表面の距離が離れるコイ
ル外周のコイルパターン不良を誘発するものであり、導
体コイル103のアスペクト比が大きく、導体コイル1
03の間隔が狭い場合や、また、導体コイル103が二
層以上の複数層巻きになり、更に、平坦化レジストパタ
ーン114を導体コイル103上に形成して重ねた場合
には上層側の導体コイル103になるほど上記肩だれ型
のレジストの形状変化の発生が顕著になっていた。
【0014】さらに、平坦化レジストパターン114p
を薄膜磁気ヘッドの構成材料として用いる場合には、そ
の耐熱性から上記磁性コア101,102の使用に制限
があった。具体的には、磁性コア101,102には、
約500℃程度の熱処理を施すことで軟磁性が得られる
センダスト等が使用できないという問題があった。
を薄膜磁気ヘッドの構成材料として用いる場合には、そ
の耐熱性から上記磁性コア101,102の使用に制限
があった。具体的には、磁性コア101,102には、
約500℃程度の熱処理を施すことで軟磁性が得られる
センダスト等が使用できないという問題があった。
【0015】そこで、本発明は、従来問題となっていた
コイルパターン不良を改善し、導体コイルの信頼性に優
れる薄膜磁気ヘッドを得ることを目的とするものであ
り、さらには、その製造方法を提供することを目的とす
る。
コイルパターン不良を改善し、導体コイルの信頼性に優
れる薄膜磁気ヘッドを得ることを目的とするものであ
り、さらには、その製造方法を提供することを目的とす
る。
【0016】また、本発明は、従来の薄膜磁気ヘッドに
おいて耐熱性の点から使用の制限があった磁性コアの使
用可能範囲を拡大し、設計の自由度を広げることができ
る薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目
的とするものである。
おいて耐熱性の点から使用の制限があった磁性コアの使
用可能範囲を拡大し、設計の自由度を広げることができ
る薄膜磁気ヘッド及びその製造方法を提供することを目
的とするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上述の目
的を達成するために、上層磁性コアと下層磁性コアとを
有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層を介して導
体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、上
記下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ、
平坦化されていることを特徴とするる。
的を達成するために、上層磁性コアと下層磁性コアとを
有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層を介して導
体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、上
記下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ、
平坦化されていることを特徴とするる。
【0018】また、複数層の導体コイルを有し、各導体
コイル毎にコイル平坦化層によって平坦化されているこ
とを特徴とする。
コイル毎にコイル平坦化層によって平坦化されているこ
とを特徴とする。
【0019】さらに、前記非磁性無機絶縁材料層がAl
2O3又はSiO2からなることを特徴とする。
2O3又はSiO2からなることを特徴とする。
【0020】一方、本願発明の薄膜磁気ヘッドの製造方
法は、基板上に所定形状の下層磁性コアを形成した後、
この下層磁性コアを覆って非磁性無機絶縁材料を成膜
し、前記下層磁性コアが略々露出するまで非磁性無機絶
縁材料膜を平坦化する工程と、この上にコイル平坦化層
を介して導体コイルを形成する工程と、上層磁性コアを
所定形状に形成する工程とを有することを特徴とする。
法は、基板上に所定形状の下層磁性コアを形成した後、
この下層磁性コアを覆って非磁性無機絶縁材料を成膜
し、前記下層磁性コアが略々露出するまで非磁性無機絶
縁材料膜を平坦化する工程と、この上にコイル平坦化層
を介して導体コイルを形成する工程と、上層磁性コアを
所定形状に形成する工程とを有することを特徴とする。
【0021】また、コイル導体を形成する工程におい
て、複数層の導体コイルをそれぞれコイル平坦化層によ
り平坦化することを特徴とする。
て、複数層の導体コイルをそれぞれコイル平坦化層によ
り平坦化することを特徴とする。
【0022】さらに、前記コイル平坦化層をAl2O3又
はSiO2の膜としたことを特徴とする。
はSiO2の膜としたことを特徴とする。
【0023】
【作用】本発明に係る薄膜磁気ヘッドによれば、下層磁
性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ平坦化され
た構造であるため、耐熱性に劣るレジストパターンを配
した従来の薄膜磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩
だれ現象による導体コイルの形成面の段差の発生を効果
的に抑制できる。その結果、フォトリゾグラフィ工程に
おいて導体コイルの形成面が全域に亘ってフォトマスク
と密着させて露光することができる。
性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ平坦化され
た構造であるため、耐熱性に劣るレジストパターンを配
した従来の薄膜磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩
だれ現象による導体コイルの形成面の段差の発生を効果
的に抑制できる。その結果、フォトリゾグラフィ工程に
おいて導体コイルの形成面が全域に亘ってフォトマスク
と密着させて露光することができる。
【0024】また、下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料
層に埋め込まれ平坦化された構造とすることは、導体コ
イルの形成面の段差の発生を抑制できるために、複数層
の導体コイルの形成にも優れたものとなる。
層に埋め込まれ平坦化された構造とすることは、導体コ
イルの形成面の段差の発生を抑制できるために、複数層
の導体コイルの形成にも優れたものとなる。
【0025】さらに、複数層に亘る各コイル導体毎にコ
イル平坦化層によって平坦化すると、各導体コイルの形
成に優れた効果を発揮する。
イル平坦化層によって平坦化すると、各導体コイルの形
成に優れた効果を発揮する。
【0026】そして、耐熱性に劣るレジストを薄膜磁気
ヘッドの構造から除き、Al2O3又はSiO2の膜によ
るコイル平坦化層とした場合には、下層磁性コア及び上
層磁性コアの軟磁性を得るための熱処理温度が高いもの
でも使用可能となる。
ヘッドの構造から除き、Al2O3又はSiO2の膜によ
るコイル平坦化層とした場合には、下層磁性コア及び上
層磁性コアの軟磁性を得るための熱処理温度が高いもの
でも使用可能となる。
【0027】具体的には、磁性コアは、従来約350℃
程のものに限られていたが、約500℃程度度の熱処理
を施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用する
ことができる。
程のものに限られていたが、約500℃程度度の熱処理
を施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用する
ことができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの一
実施例を図面を参照しながら説明する。
実施例を図面を参照しながら説明する。
【0029】第1の実施例 本実施例の薄膜磁気ヘッドは、図1に示すように、下層
磁性コア1、上層磁性コア2、導体コイル3、磁気ギャ
ップG、コイル平坦化層7とによって磁気回路部が構成
されている。そして、上記薄膜磁気ヘッドは、この磁気
回路部がAl2O3−TiCよりなるベース基板4と保護
基板5とで挟み込むことにより構成されている。
磁性コア1、上層磁性コア2、導体コイル3、磁気ギャ
ップG、コイル平坦化層7とによって磁気回路部が構成
されている。そして、上記薄膜磁気ヘッドは、この磁気
回路部がAl2O3−TiCよりなるベース基板4と保護
基板5とで挟み込むことにより構成されている。
【0030】ベース基板4は、本実施例では、熱伝導率
の高さと強度の観点からAl2O3−TiCを材料として
選定している。このベース基板4は、上記磁気回路を構
成する各部分を成膜、フォトリゾグラフィ、エッチン
グ、メッキ、リフトオフ等といった薄膜独自のパターン
形成をする際にベースとなるもので、このベース基板4
上には、所定間隔を隔てて実際には4つの磁気回路部が
構成されている。すなわち、本実施例は、マルチチャン
ネル型の薄膜磁気ヘッドである。
の高さと強度の観点からAl2O3−TiCを材料として
選定している。このベース基板4は、上記磁気回路を構
成する各部分を成膜、フォトリゾグラフィ、エッチン
グ、メッキ、リフトオフ等といった薄膜独自のパターン
形成をする際にベースとなるもので、このベース基板4
上には、所定間隔を隔てて実際には4つの磁気回路部が
構成されている。すなわち、本実施例は、マルチチャン
ネル型の薄膜磁気ヘッドである。
【0031】保護基板5は、磁気回路部を外力等から保
護するため、又は、磁気記録媒体摺接時の接触面を作る
ために設けられるもので、上層磁性コア2上にAl2O3
よりなる保護膜8が成膜〜ラップ加工という流れによっ
て平坦化が施され、エポキシ樹脂よりなる接合層を介し
て一体化されている。この保護基板5は、ベース基板4
と同様の理由でAl2O3−TiCが使用されている。
護するため、又は、磁気記録媒体摺接時の接触面を作る
ために設けられるもので、上層磁性コア2上にAl2O3
よりなる保護膜8が成膜〜ラップ加工という流れによっ
て平坦化が施され、エポキシ樹脂よりなる接合層を介し
て一体化されている。この保護基板5は、ベース基板4
と同様の理由でAl2O3−TiCが使用されている。
【0032】下層磁性コア1と上層磁性コア2は、例え
ばFe−Al系合金やFe−Ga−Si−Ru系合金等
の鉄系微結晶材よりなり、磁気記録媒体と摺接する磁気
記録媒体摺動面側で、SiO2よりなる磁気ギャップス
ペーサを介して挟み込まれ磁気ギャップGが構成される
とともに、その中央部ではレジストよりなるコイル平坦
化層7によって埋め込まれた導体コイル3を挟み込むと
ともに、バック側は磁気ギャップGを介さず直接接触
し、閉磁路を構成する。
ばFe−Al系合金やFe−Ga−Si−Ru系合金等
の鉄系微結晶材よりなり、磁気記録媒体と摺接する磁気
記録媒体摺動面側で、SiO2よりなる磁気ギャップス
ペーサを介して挟み込まれ磁気ギャップGが構成される
とともに、その中央部ではレジストよりなるコイル平坦
化層7によって埋め込まれた導体コイル3を挟み込むと
ともに、バック側は磁気ギャップGを介さず直接接触
し、閉磁路を構成する。
【0033】そして特に、本実施例の薄膜磁気ヘッドに
おいては、上記磁性コア1,2のうちの下層磁性コア1
に、後述する方法により、Al2O3の膜が全面的に埋め
込まれ平坦化された構造とされている。 また、本実施
例においては、下層磁性コア1を平坦化材料としてAl
2O3の膜13をバイアススパッタリング法により成膜し
ているが、これに限らず、SiO2膜、Si3N4膜等、
無機絶縁膜として公知のものが使用できる。ただし、膜
応力の観点から言えば、Al2O3の膜13が小さく使い
やすい。
おいては、上記磁性コア1,2のうちの下層磁性コア1
に、後述する方法により、Al2O3の膜が全面的に埋め
込まれ平坦化された構造とされている。 また、本実施
例においては、下層磁性コア1を平坦化材料としてAl
2O3の膜13をバイアススパッタリング法により成膜し
ているが、これに限らず、SiO2膜、Si3N4膜等、
無機絶縁膜として公知のものが使用できる。ただし、膜
応力の観点から言えば、Al2O3の膜13が小さく使い
やすい。
【0034】このような平坦化構造により、コイルパタ
ーン不良を改善し、導体コイルの信頼性に優れる薄膜磁
気ヘッドが得られる。
ーン不良を改善し、導体コイルの信頼性に優れる薄膜磁
気ヘッドが得られる。
【0035】ところで、上記下層磁性コア1は、磁気ギ
ャップGを介してこの下層磁性コア1上において導体コ
イル3との間の絶縁を図ると共に、表面の平坦化を図っ
て上記導体コイル3を正確に形成するためのものであ
る。
ャップGを介してこの下層磁性コア1上において導体コ
イル3との間の絶縁を図ると共に、表面の平坦化を図っ
て上記導体コイル3を正確に形成するためのものであ
る。
【0036】そして、上記下層磁性コア1は、図2乃至
図5に示すように、全面的にAl2O3の膜が全面的に埋
め込まれ平坦化されて製造されている。すなわち、図2
及び図3に示すように、鉄微結晶材を成膜して下層磁性
コア1をイオンミーリング等によって加工して、その上
に全面的にバイアススパッタリング法によりAl2O3の
膜13が成膜される。
図5に示すように、全面的にAl2O3の膜が全面的に埋
め込まれ平坦化されて製造されている。すなわち、図2
及び図3に示すように、鉄微結晶材を成膜して下層磁性
コア1をイオンミーリング等によって加工して、その上
に全面的にバイアススパッタリング法によりAl2O3の
膜13が成膜される。
【0037】この場合、最初に成膜するAl2O3の膜1
3の厚さは、下層磁性コア1の厚さ以上を必要とする。
本実施例の場合は、下層磁性コア1の厚さの2倍となる
ようになされている。
3の厚さは、下層磁性コア1の厚さ以上を必要とする。
本実施例の場合は、下層磁性コア1の厚さの2倍となる
ようになされている。
【0038】次に、図4及び図5に示すように、上記A
l2O3の膜13を下層磁性コア1が略々露出するまで平
坦化加工によって平坦化する。これにより、Al2O3の
膜13の面と下層磁性コア1の面とが面一となり、V字
状の溝や段差のない平坦な表面として得られるものであ
る。
l2O3の膜13を下層磁性コア1が略々露出するまで平
坦化加工によって平坦化する。これにより、Al2O3の
膜13の面と下層磁性コア1の面とが面一となり、V字
状の溝や段差のない平坦な表面として得られるものであ
る。
【0039】さらに、上記導体コイル3は、記録再生装
置からの記録信号を媒体に供給し、媒体からの再生信号
を記録再生装置側へと伝達する役目をするもので、本実
施例においては硫酸銅パターンメッキにより形成されて
いる。
置からの記録信号を媒体に供給し、媒体からの再生信号
を記録再生装置側へと伝達する役目をするもので、本実
施例においては硫酸銅パターンメッキにより形成されて
いる。
【0040】本実施例では、導体コイル3は、レジスト
よりなるコイル平坦化層7によって埋め込まれている。
レジストをコイル平坦化層7として用いるために、上記
上層磁性コア2及び下層磁性コア1を上記鉄系微結晶材
を使用しているが、この磁性材料として、比較的熱処理
温度の低いものに制限されている。具体的には、レジス
トの効果温度以下でこの場合300℃以下である。ま
た、磁性膜表面に平坦化加工を施すことから、磁歪の小
さい材料が好ましい。
よりなるコイル平坦化層7によって埋め込まれている。
レジストをコイル平坦化層7として用いるために、上記
上層磁性コア2及び下層磁性コア1を上記鉄系微結晶材
を使用しているが、この磁性材料として、比較的熱処理
温度の低いものに制限されている。具体的には、レジス
トの効果温度以下でこの場合300℃以下である。ま
た、磁性膜表面に平坦化加工を施すことから、磁歪の小
さい材料が好ましい。
【0041】しかし、レジストをコイル平坦化層7とし
て用いる利点として、後述する製造方法において、なだ
らかな磁路形状が得られることと磁路の形成にエッチン
グ工程を必要としないことが挙げられる。
て用いる利点として、後述する製造方法において、なだ
らかな磁路形状が得られることと磁路の形成にエッチン
グ工程を必要としないことが挙げられる。
【0042】上記導体コイル3は、コイル下層、コイル
間層、及びコイル上層からなる複数層として形成しても
良い。このように複数層として形成しても、下層磁性コ
ア1をAl2O3で平坦化した構造であれば、レジストに
よるコイル平坦化層7の一層分の肩だれは無視でき、コ
イルショートが発生せずに導体コイル3の形成が可能で
ある。そして、この複数層として形成した場合、各層毎
にコイル平坦化層7によって平坦化すると良い。
間層、及びコイル上層からなる複数層として形成しても
良い。このように複数層として形成しても、下層磁性コ
ア1をAl2O3で平坦化した構造であれば、レジストに
よるコイル平坦化層7の一層分の肩だれは無視でき、コ
イルショートが発生せずに導体コイル3の形成が可能で
ある。そして、この複数層として形成した場合、各層毎
にコイル平坦化層7によって平坦化すると良い。
【0043】この場合さらに、コイル平坦化層7は、レ
ジストに代えてAl2O3又はSiO2の膜で形成しても
良い。このようにして、耐熱性に劣るレジストを薄膜磁
気ヘッドの構造から除くことにより、後述するように下
層磁性コア1及び上層磁性コア2の軟磁性を得るための
熱処理温度が高いものでも使用可能である。なお、図1
中、符号10は、下層磁性コア1とベース基板4との絶
縁と平坦化の役割を果たすAl2O3の絶縁膜10であ
る。
ジストに代えてAl2O3又はSiO2の膜で形成しても
良い。このようにして、耐熱性に劣るレジストを薄膜磁
気ヘッドの構造から除くことにより、後述するように下
層磁性コア1及び上層磁性コア2の軟磁性を得るための
熱処理温度が高いものでも使用可能である。なお、図1
中、符号10は、下層磁性コア1とベース基板4との絶
縁と平坦化の役割を果たすAl2O3の絶縁膜10であ
る。
【0044】また、これらの成膜方法については、膜の
ステップカバレージからいってバイアススパッタリング
法またはCVD(ケミカルペーパーデポジション)法等
が適している。
ステップカバレージからいってバイアススパッタリング
法またはCVD(ケミカルペーパーデポジション)法等
が適している。
【0045】以上のように構成された薄膜磁気ヘッド
は、磁気ギャップGを介して導体コイル13の形成面と
なる面が平坦化されることにより、段差を発生させない
導体コイル3の形成に優れた薄膜磁気ヘッドの構造とな
る。したがって、フォトリゾグラフィ工程において導体
コイル13の形成面が全域にわたりフォトマスクと密着
させて露光することができる。
は、磁気ギャップGを介して導体コイル13の形成面と
なる面が平坦化されることにより、段差を発生させない
導体コイル3の形成に優れた薄膜磁気ヘッドの構造とな
る。したがって、フォトリゾグラフィ工程において導体
コイル13の形成面が全域にわたりフォトマスクと密着
させて露光することができる。
【0046】薄膜磁気ヘッドの製造方法 次に、以上のように構成された薄膜磁気ヘッドの作成方
法について説明する。
法について説明する。
【0047】まず、図6に示すように、Al2O3−Ti
Cよりなるベース基板4上にAl2O3の絶縁膜10を例
えば2μm成膜する。ここでのAl2O3の絶縁膜10
は、次に形成する下層磁性コア1と上記のベース基板4
との絶縁の役割を果たすと共に平坦化の役割を果たすも
ので、RFスパッタリング(RF sputtering system)
の手法により形成される。
Cよりなるベース基板4上にAl2O3の絶縁膜10を例
えば2μm成膜する。ここでのAl2O3の絶縁膜10
は、次に形成する下層磁性コア1と上記のベース基板4
との絶縁の役割を果たすと共に平坦化の役割を果たすも
ので、RFスパッタリング(RF sputtering system)
の手法により形成される。
【0048】次に、図7及び図8に示すように、鉄系微
結晶材よりなる下層磁性膜をRFスパッタの手法により
例えば4μm成膜し、フォトリゾグラフィ工程にて所定
のレジストパターンを形成し、イオンミーリングの手法
でエッチングを施し、レジストを剥離すると下層磁性コ
アパターン11が形成される。
結晶材よりなる下層磁性膜をRFスパッタの手法により
例えば4μm成膜し、フォトリゾグラフィ工程にて所定
のレジストパターンを形成し、イオンミーリングの手法
でエッチングを施し、レジストを剥離すると下層磁性コ
アパターン11が形成される。
【0049】次に、図9に示すように、下層磁性コアパ
ターン11上を覆って基板全面にAl2O3の膜8非磁性
無機絶縁材料層)13をバイアススパッタリング法によ
り例えば8μm成膜し、図10に示す平坦化加工工程に
移行する。なお、Al2O3の膜13の厚さは、下層磁性
コア1の厚さ以上を必要とする。本実施例の場合は、下
層磁性コア1の厚さの2倍となるようになされている。
ターン11上を覆って基板全面にAl2O3の膜8非磁性
無機絶縁材料層)13をバイアススパッタリング法によ
り例えば8μm成膜し、図10に示す平坦化加工工程に
移行する。なお、Al2O3の膜13の厚さは、下層磁性
コア1の厚さ以上を必要とする。本実施例の場合は、下
層磁性コア1の厚さの2倍となるようになされている。
【0050】次に、図10に示すように平坦化加工工程
に移るが、ここで、上記平坦化加工工程は、2種類の表
面加工方法からなっている。
に移るが、ここで、上記平坦化加工工程は、2種類の表
面加工方法からなっている。
【0051】1つは上述したダイヤモンドポリッシュ
(以下、「DP加工」と称する。)と呼ばれているもの
で、もう1つはケミカルメカポリッシュ法(以下、「C
MP加工」と称する。)と呼ばれているものである。い
ずれも、ウエハー状態で表面の加工を行うものである。
(以下、「DP加工」と称する。)と呼ばれているもの
で、もう1つはケミカルメカポリッシュ法(以下、「C
MP加工」と称する。)と呼ばれているものである。い
ずれも、ウエハー状態で表面の加工を行うものである。
【0052】まず、上記DP加工では、例えば銅、錫等
の定盤が用いられ、1μm粒径のダイヤモンドスラリー
がその研摩材として用いられる。このようなDP加工に
よってAl2O3の膜13を下層磁性コアパターン11が
露出するまで表面加工する。
の定盤が用いられ、1μm粒径のダイヤモンドスラリー
がその研摩材として用いられる。このようなDP加工に
よってAl2O3の膜13を下層磁性コアパターン11が
露出するまで表面加工する。
【0053】この場合、厳密には下層磁性コアパターン
11が露出するまでよりも、下層磁性コアパターン11
上のAl2O3の膜13を100nm程度残すように表面
加工することが好ましい。そして、この場合の研摩量と
しては、下層磁性コアパターン11が露出する付近、す
なわち4μm程度となる。
11が露出するまでよりも、下層磁性コアパターン11
上のAl2O3の膜13を100nm程度残すように表面
加工することが好ましい。そして、この場合の研摩量と
しては、下層磁性コアパターン11が露出する付近、す
なわち4μm程度となる。
【0054】次に、上記CMP加工では、例えば、バフ
クロスが貼り付けられた定盤が用いられ、研摩剤として
はアルカリ性のSi塗粒が用いられる。CMP加工は、
DP加工の物理的研摩とは異なり、アルカリによる化学
的研摩の性質を持っている。また、DP加工が研摩の対
象を比較的選ばないのに対して、このCMP加工では研
摩剤の選定により研摩物に選択性をもたせることが出来
る。研摩の性質としては、この場合DP加工が荒削りで
あり、他方、CMP加工は仕上げ的な意味合いが強い。
クロスが貼り付けられた定盤が用いられ、研摩剤として
はアルカリ性のSi塗粒が用いられる。CMP加工は、
DP加工の物理的研摩とは異なり、アルカリによる化学
的研摩の性質を持っている。また、DP加工が研摩の対
象を比較的選ばないのに対して、このCMP加工では研
摩剤の選定により研摩物に選択性をもたせることが出来
る。研摩の性質としては、この場合DP加工が荒削りで
あり、他方、CMP加工は仕上げ的な意味合いが強い。
【0055】このようなCMP加工によってDP加工で
発生したキズを取り除くように加工が施され、下層磁性
コアパターン11が露出し、且つ、平坦なウエハー表面
が得られる。ただし、CMP加工での研摩量としてはA
l2O3の膜13の換算で200nm程度とする。過剰な
CMP加工は上述した選択性の理由から下層磁性コアパ
ターン11の出っ張りを生じ好ましくないからである。
発生したキズを取り除くように加工が施され、下層磁性
コアパターン11が露出し、且つ、平坦なウエハー表面
が得られる。ただし、CMP加工での研摩量としてはA
l2O3の膜13の換算で200nm程度とする。過剰な
CMP加工は上述した選択性の理由から下層磁性コアパ
ターン11の出っ張りを生じ好ましくないからである。
【0056】このようにして下層磁性コアパターン11
のAl2O3による平坦化がなされた後、図11に示すよ
うに、RFスパッタスパッタリングの手法等によってS
iO2からなる磁気ギャップ膜16が2μm成膜され
る。この磁気ギャップ膜16の材質としては、本実施例
のSiO2の他に、Al2O3等も使用できるが、そのエ
ッチング性からは本実施例のSiO2が好ましい。
のAl2O3による平坦化がなされた後、図11に示すよ
うに、RFスパッタスパッタリングの手法等によってS
iO2からなる磁気ギャップ膜16が2μm成膜され
る。この磁気ギャップ膜16の材質としては、本実施例
のSiO2の他に、Al2O3等も使用できるが、そのエ
ッチング性からは本実施例のSiO2が好ましい。
【0057】次に、図12に示すように、フォトリゾグ
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオ
ンミーリング、又は、反応性イオン・エッチング等の手
法によりバックギャップBGのエッチングを行う。この
場合は、ギャップ膜16を成膜した分、すなわち、Si
O2もしくは、Al2O3を2μmエッチングすることに
よりバック側の下層磁性コアパターン11を露出させ
る。
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオ
ンミーリング、又は、反応性イオン・エッチング等の手
法によりバックギャップBGのエッチングを行う。この
場合は、ギャップ膜16を成膜した分、すなわち、Si
O2もしくは、Al2O3を2μmエッチングすることに
よりバック側の下層磁性コアパターン11を露出させ
る。
【0058】次に、図13に示すように、銅メッキより
なる導体コイル3の下地として、例えば、Ti50nm
/Cu200nmをRFスパッタリング法等により成膜
する。
なる導体コイル3の下地として、例えば、Ti50nm
/Cu200nmをRFスパッタリング法等により成膜
する。
【0059】続いて、フォトリゾグラフィ工程で所定の
レジストパターンを形成し、硫酸銅メッキ等により、例
えば4μmの銅メッキを施す。その後、レジストパター
ンを剥離し、イオンミーリング等によって下地Ti/C
uをエッチングすると第1の導体コイル3aが形成され
る。
レジストパターンを形成し、硫酸銅メッキ等により、例
えば4μmの銅メッキを施す。その後、レジストパター
ンを剥離し、イオンミーリング等によって下地Ti/C
uをエッチングすると第1の導体コイル3aが形成され
る。
【0060】ここで、本実施例においては、上記第1の
導体コイル3aのL/S(ライン/スペース)が11μ
m/4μmであり、コイルアスペクト比、すなわちコイ
ル断面における高さと幅の比が1となっている。
導体コイル3aのL/S(ライン/スペース)が11μ
m/4μmであり、コイルアスペクト比、すなわちコイ
ル断面における高さと幅の比が1となっている。
【0061】次に、図14に示すように、フォトリゾグ
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、30
0℃程度の熱処理を施し、絶縁材料よりなる第1の平担
化層17が成膜される。
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、30
0℃程度の熱処理を施し、絶縁材料よりなる第1の平担
化層17が成膜される。
【0062】ここで、導体コイル3が二層構造の場合に
は、一層目の第1の導体コイル3aと同様に、図15に
示すように、上記二層目の第2の導体コイル3bを形成
することになる。この際、この二層目の第2の導体コイ
ル3bの形成が上記一層目の第1の導体コイル3aの形
成と異なるのは、導体コイル3の下部が一層目は平坦で
あったのに対し、この二層目は熱処理した絶縁材料より
なる第2のコイル平坦化層27を第2の導体コイル3b
の下部に有しているために、レジストの肩だれが生じて
いるという点である。
は、一層目の第1の導体コイル3aと同様に、図15に
示すように、上記二層目の第2の導体コイル3bを形成
することになる。この際、この二層目の第2の導体コイ
ル3bの形成が上記一層目の第1の導体コイル3aの形
成と異なるのは、導体コイル3の下部が一層目は平坦で
あったのに対し、この二層目は熱処理した絶縁材料より
なる第2のコイル平坦化層27を第2の導体コイル3b
の下部に有しているために、レジストの肩だれが生じて
いるという点である。
【0063】この点に関して、導体コイル3は、そのス
ペースアスペクト比が1の場合は、下層磁性コア1をA
l2O3に埋め込まれ平坦化した構造であれば、レジスト
によるコイル平坦化層17,27の一層分の肩だれは無
視でき、コイルショートが発生せずに導体コイル3の形
成が可能である。
ペースアスペクト比が1の場合は、下層磁性コア1をA
l2O3に埋め込まれ平坦化した構造であれば、レジスト
によるコイル平坦化層17,27の一層分の肩だれは無
視でき、コイルショートが発生せずに導体コイル3の形
成が可能である。
【0064】これがレジストよりなるコイル平坦化層1
7が二層以上重なり、この上に更に導体コイル3を形成
しようとした場合、実験の結果、約9割が、導体コイル
3の外周のショートが発生することが分かっている。こ
のように、コイル形成幅、コイルスペースアスペクト
比、レジストよりなる第1のコイル平坦化層17の肩だ
れの寸法によって変化する。
7が二層以上重なり、この上に更に導体コイル3を形成
しようとした場合、実験の結果、約9割が、導体コイル
3の外周のショートが発生することが分かっている。こ
のように、コイル形成幅、コイルスペースアスペクト
比、レジストよりなる第1のコイル平坦化層17の肩だ
れの寸法によって変化する。
【0065】このようにして、二層目の導体コイル3b
が形成された後、図16に示すように、フォトリゾグラ
フィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、300
℃程度の熱処理を施し、絶縁材料からなる第2のコイル
平坦化層27を形成する。
が形成された後、図16に示すように、フォトリゾグラ
フィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、300
℃程度の熱処理を施し、絶縁材料からなる第2のコイル
平坦化層27を形成する。
【0066】ここで、上記導体コイル3及びコイル平坦
化層17,27の構成は、上述の手法によって問題なく
形成できるが、本実施例でレジストをこれらコイル平坦
化層17,27として用いたのは、磁路を熱硬化させた
レジストで構成することによって、なだらかな磁路形状
が得られることと、磁路の形成にエッチング工程を必要
としないことがあるからである。この点、後述する第2
の実施例とは異なる。
化層17,27の構成は、上述の手法によって問題なく
形成できるが、本実施例でレジストをこれらコイル平坦
化層17,27として用いたのは、磁路を熱硬化させた
レジストで構成することによって、なだらかな磁路形状
が得られることと、磁路の形成にエッチング工程を必要
としないことがあるからである。この点、後述する第2
の実施例とは異なる。
【0067】次に、図17に示すように、鉄微結晶材よ
りなる上層磁性コア2の膜をRFスパッタリング法等の
手法により、例えば4μm成膜し、フォトリゾグラフィ
工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオンミー
リング等の手法でエッチングを施し、レジストを剥離す
ると上層磁性コアパターン12が形成される。以上で、
ヘッドの要素となる素子の形成はほぼ終了する。
りなる上層磁性コア2の膜をRFスパッタリング法等の
手法により、例えば4μm成膜し、フォトリゾグラフィ
工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオンミー
リング等の手法でエッチングを施し、レジストを剥離す
ると上層磁性コアパターン12が形成される。以上で、
ヘッドの要素となる素子の形成はほぼ終了する。
【0068】次に、素子の引き出し部を形成するため
に、硫酸銅によるパターンメッキを施す。
に、硫酸銅によるパターンメッキを施す。
【0069】まず、上層磁性コアパターン12が形成さ
れたウエハーに、端子メッキの下地として例えば、Ti
50nm/Cu200nmをRFスパッタ等により成膜
する。続いて、図18に示すように、フォトリゾグラフ
ィ工程で所定のレジストパターンを形成し、例えば30
μm銅メッキを施す。その後、レジストパターンを剥離
しイオンミーリング等によって、下地のTi/Cuをエ
ッチングすると銅端子31が形成される。
れたウエハーに、端子メッキの下地として例えば、Ti
50nm/Cu200nmをRFスパッタ等により成膜
する。続いて、図18に示すように、フォトリゾグラフ
ィ工程で所定のレジストパターンを形成し、例えば30
μm銅メッキを施す。その後、レジストパターンを剥離
しイオンミーリング等によって、下地のTi/Cuをエ
ッチングすると銅端子31が形成される。
【0070】次に、図19に示すように、Al2O3の膜
32をバイアススパッタで35μm膜付けし、DP、C
MP加工を経てウエハー表面を平坦化する。当然、この
時点で銅端子31は露出している。これらの工程を経て
本実施例のウエハー33が完成する。
32をバイアススパッタで35μm膜付けし、DP、C
MP加工を経てウエハー表面を平坦化する。当然、この
時点で銅端子31は露出している。これらの工程を経て
本実施例のウエハー33が完成する。
【0071】完成したウエハー33は、カッティングマ
シーン等によってチップサイズに切り出され、Al2O3
−TiC等よりなる保護基板5が、樹脂により接合さ
れ、この後、媒体摺接面となる部分が円筒研削、又は、
ならい研削により円弧形状に加工され、更にテープラッ
プ等が施され、ヘッドチップとして完成する。すなわ
ち、図1に示すような薄膜磁気ヘッドが完成する。
シーン等によってチップサイズに切り出され、Al2O3
−TiC等よりなる保護基板5が、樹脂により接合さ
れ、この後、媒体摺接面となる部分が円筒研削、又は、
ならい研削により円弧形状に加工され、更にテープラッ
プ等が施され、ヘッドチップとして完成する。すなわ
ち、図1に示すような薄膜磁気ヘッドが完成する。
【0072】以上、本発明を適用した薄膜磁気ヘッドの
実施例について説明したが、本発明は上述の実施例に限
定されることなく、分断された下層磁性コア1を有する
すべての薄膜磁気ヘッドに対して適用できるものであ
る。
実施例について説明したが、本発明は上述の実施例に限
定されることなく、分断された下層磁性コア1を有する
すべての薄膜磁気ヘッドに対して適用できるものであ
る。
【0073】また、本実施例では、導体コイル3の形成
に問題がなかったこととコストの面から、レジストによ
るコイル平坦化層17,27を用いている。しかし、磁
性コアの熱処理上の制約がある場合、又は、三層以上の
コイル層を必要とする薄膜磁気ヘッドの構成の場合は、
すべてのコイル平坦化層をAl2O3若しくはSiO2の
膜で形成することも可能である。
に問題がなかったこととコストの面から、レジストによ
るコイル平坦化層17,27を用いている。しかし、磁
性コアの熱処理上の制約がある場合、又は、三層以上の
コイル層を必要とする薄膜磁気ヘッドの構成の場合は、
すべてのコイル平坦化層をAl2O3若しくはSiO2の
膜で形成することも可能である。
【0074】第2の実施例 この第2の実施例の構成は、第1の実施例で形成された
レジストによるコイル平坦化層17,27が、SiO2
のバイアススパッタ膜を平坦化することで構成されてお
り、その他の構成は第1の実施例と同様である。
レジストによるコイル平坦化層17,27が、SiO2
のバイアススパッタ膜を平坦化することで構成されてお
り、その他の構成は第1の実施例と同様である。
【0075】この第2の実施例の製造方法を図20乃至
梨図27を用いて説明すると、まず、図20に示すよう
に、第1の導体コイル53aが形成されるまでは、上記
第1の実施例の場合と同様に作成する。すなわち、第2
の実施例は、本願発明の特徴である下層磁性コア51上
にAl2O3の膜を成膜し、平坦化加工することも含めて
第1の実施例と同様に作成する。したがって、以下説明
する図20乃至図27において、第1の実施例と同一の
構成については同一の符号をもって示す。
梨図27を用いて説明すると、まず、図20に示すよう
に、第1の導体コイル53aが形成されるまでは、上記
第1の実施例の場合と同様に作成する。すなわち、第2
の実施例は、本願発明の特徴である下層磁性コア51上
にAl2O3の膜を成膜し、平坦化加工することも含めて
第1の実施例と同様に作成する。したがって、以下説明
する図20乃至図27において、第1の実施例と同一の
構成については同一の符号をもって示す。
【0076】この第2の実施例においては、上記一層目
の第1の導体コイル53aの形成後に、図21に示すよ
うに、コイルコンタクトのための柱状部53cを銅パタ
ーンメッキで作成し、Al2O3又はSiO2のバイアス
スパッタリング法により施す。その後、図22に示すよ
うに、DP加工、CMP加工を経てウエハー表面を平坦
化し、コンタクトの柱状部53cの接触端部を露出させ
る。
の第1の導体コイル53aの形成後に、図21に示すよ
うに、コイルコンタクトのための柱状部53cを銅パタ
ーンメッキで作成し、Al2O3又はSiO2のバイアス
スパッタリング法により施す。その後、図22に示すよ
うに、DP加工、CMP加工を経てウエハー表面を平坦
化し、コンタクトの柱状部53cの接触端部を露出させ
る。
【0077】次に、図23に示すように、二層目の第2
の導体コイル53bの下地として、例えば、Ti50n
m/Cu200nmをRFスパッタリング法等により成
膜し、硫酸銅による銅パターンメッキを施し、レジスト
剥離と下地のTi/Cuのエッチングを行い二層目の第
2の導体コイル53bが形成される。
の導体コイル53bの下地として、例えば、Ti50n
m/Cu200nmをRFスパッタリング法等により成
膜し、硫酸銅による銅パターンメッキを施し、レジスト
剥離と下地のTi/Cuのエッチングを行い二層目の第
2の導体コイル53bが形成される。
【0078】ここで、第3の導体コイル以上を必要とす
る場合は、上述したように、コイルコンタクト柱の形成
〜Al2O3若しくはSiO2のバイアススパッタリング
法〜DP加工(或いは、CMP加工)の流れでコイル平
坦化層17を構成し、この上に導体コイル53を形成す
るということを繰り返せば良い。
る場合は、上述したように、コイルコンタクト柱の形成
〜Al2O3若しくはSiO2のバイアススパッタリング
法〜DP加工(或いは、CMP加工)の流れでコイル平
坦化層17を構成し、この上に導体コイル53を形成す
るということを繰り返せば良い。
【0079】続いて、図24に示すように、フォトリゾ
グラフィ工程で所定のレジストパターンを形成し、銅メ
ッキを施す。その後、レジストパターンを剥離しイオン
ミーリング等によって、下地のTi/Cuをエッチング
すると銅端子54が形成される。
グラフィ工程で所定のレジストパターンを形成し、銅メ
ッキを施す。その後、レジストパターンを剥離しイオン
ミーリング等によって、下地のTi/Cuをエッチング
すると銅端子54が形成される。
【0080】次に、図25に示すように、SiO2の膜
55をバイアススパッタで膜付けし、DP、CMP加工
を経てウエハー表面を平坦化する。
55をバイアススパッタで膜付けし、DP、CMP加工
を経てウエハー表面を平坦化する。
【0081】続いて、図26及び図27に示すように、
フォトリゾグラフィ工程にて所定のレジストパターンを
形成し、反応性イオン・エッチングやイオンミリング等
の手法によってバックギャップBGの平坦化層をエッチ
ングし、この部分の下層磁性コア51を露出させ、レジ
ストを剥離すると所定の磁路形状が得られる。これらの
工程を経て第2の実施例のウエハー56が完成する。
フォトリゾグラフィ工程にて所定のレジストパターンを
形成し、反応性イオン・エッチングやイオンミリング等
の手法によってバックギャップBGの平坦化層をエッチ
ングし、この部分の下層磁性コア51を露出させ、レジ
ストを剥離すると所定の磁路形状が得られる。これらの
工程を経て第2の実施例のウエハー56が完成する。
【0082】ところで、第2の実施例では、第1の実施
例とは異なり、磁路を新たにエッチング工程によって作
成しなければならない。このことから、上記コイル平坦
化層の材質としてはコイル上層、又は、コイル間層の部
分については、エッチング性の点でAl2O3よりもSi
O2が好ましい。磁路形成方法については、最終層のコ
イル形成後SiO2又はAl2O3のバイアススパッタを
施し、DP,CMP加工を経てウエハー表面を平坦化す
る。
例とは異なり、磁路を新たにエッチング工程によって作
成しなければならない。このことから、上記コイル平坦
化層の材質としてはコイル上層、又は、コイル間層の部
分については、エッチング性の点でAl2O3よりもSi
O2が好ましい。磁路形成方法については、最終層のコ
イル形成後SiO2又はAl2O3のバイアススパッタを
施し、DP,CMP加工を経てウエハー表面を平坦化す
る。
【0083】また、実施例1で下層磁性コアのAl2O3
による平坦化直後に形成された磁気ギャップGは、第2
の実施例の場合、上述の磁路形成工程でなくなってしま
うことから、新たに磁気ギャップGを形成しなければな
らない。これはSiO2等よりなる磁気ギャップ膜16
をRFスパッタリング法等の手法により成膜し、フォト
リゾグラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成
し、反応性イオン・エッチングやイオンミーリング等の
手法によってバックギャップBGのエッチングを行う。
この後は、上層磁性コア51の形成から、第1の実施例
と同様の製造工程で作成できる。
による平坦化直後に形成された磁気ギャップGは、第2
の実施例の場合、上述の磁路形成工程でなくなってしま
うことから、新たに磁気ギャップGを形成しなければな
らない。これはSiO2等よりなる磁気ギャップ膜16
をRFスパッタリング法等の手法により成膜し、フォト
リゾグラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成
し、反応性イオン・エッチングやイオンミーリング等の
手法によってバックギャップBGのエッチングを行う。
この後は、上層磁性コア51の形成から、第1の実施例
と同様の製造工程で作成できる。
【0084】このように、第2の実施例では、ヘッドの
構成材に耐熱性に劣るレジストを使用していないため、
今回使用した磁性膜に限らず、従来公知のものがいずれ
のも使用でき、結晶質、非結晶質を問わない。例えば、
Fe−Ga−Si系合金、Fe−Al−Si系合金、F
e−Ga−Si−Ru系合金、Fe−Al−Ge系合
金、Fe−Ga−Ge系合金等の強磁性金属材料、又
は、強磁性非晶質金属合金、いわゆるアモルファス合金
であっても良い。
構成材に耐熱性に劣るレジストを使用していないため、
今回使用した磁性膜に限らず、従来公知のものがいずれ
のも使用でき、結晶質、非結晶質を問わない。例えば、
Fe−Ga−Si系合金、Fe−Al−Si系合金、F
e−Ga−Si−Ru系合金、Fe−Al−Ge系合
金、Fe−Ga−Ge系合金等の強磁性金属材料、又
は、強磁性非晶質金属合金、いわゆるアモルファス合金
であっても良い。
【0085】また、本実施例では、導体コイル3が埋め
込まれるコイル平坦化層7は、レジストが用いられてい
ないために、下層磁性コア1及び上層磁性コア2の軟磁
性を得るための熱処理温度が高いものでも使用できる。
具体的には、上記磁性コア1等としては、従来約350
℃程のものに限られていたが、500℃程度の熱処理を
施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用するこ
とができる。したがって、薄膜磁気ヘッドを構成する下
層磁性コア1と上層磁性コア2の使用可能範囲を大幅に
拡大することができる。
込まれるコイル平坦化層7は、レジストが用いられてい
ないために、下層磁性コア1及び上層磁性コア2の軟磁
性を得るための熱処理温度が高いものでも使用できる。
具体的には、上記磁性コア1等としては、従来約350
℃程のものに限られていたが、500℃程度の熱処理を
施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用するこ
とができる。したがって、薄膜磁気ヘッドを構成する下
層磁性コア1と上層磁性コア2の使用可能範囲を大幅に
拡大することができる。
【0086】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明に係る薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コアが非磁性無機
材料層に埋め込まれ平坦化された構造とされているの
で、耐熱性に劣るレジストパターンを配した従来の薄膜
磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩だれ現象による
導体コイルの形成面の段差の発生を効果的に抑制でき、
フォトマスクと密着させて露光することができる。
明に係る薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コアが非磁性無機
材料層に埋め込まれ平坦化された構造とされているの
で、耐熱性に劣るレジストパターンを配した従来の薄膜
磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩だれ現象による
導体コイルの形成面の段差の発生を効果的に抑制でき、
フォトマスクと密着させて露光することができる。
【0087】したがって、下層磁性コアの端部及び導体
コイルの外周部でのコイルショートを抑制でき、導体コ
イルの形成に優れた構造となる。また、上記平坦化構造
は、複数層の導体コイルの形成に対し優れた構造を発揮
することとなる。
コイルの外周部でのコイルショートを抑制でき、導体コ
イルの形成に優れた構造となる。また、上記平坦化構造
は、複数層の導体コイルの形成に対し優れた構造を発揮
することとなる。
【0088】そして、従来のレジストによるコイル平坦
化層に代えてAl2O3又はSiO2の膜により埋め込ん
だコイル平坦化層とした場合には、磁性コアの使用可能
範囲を拡大することができるため、設計の自由度を広げ
ることができる。
化層に代えてAl2O3又はSiO2の膜により埋め込ん
だコイル平坦化層とした場合には、磁性コアの使用可能
範囲を拡大することができるため、設計の自由度を広げ
ることができる。
【図1】本発明が適用される第1の実施例の薄膜磁気ヘ
ッドの要部を模式的に示す断面図である。
ッドの要部を模式的に示す断面図である。
【図2】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアがAl2O3
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示す、下層磁性コ
アが形成される状態の正面図である。
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示す、下層磁性コ
アが形成される状態の正面図である。
【図3】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアがAl2O3
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、Al
2O3が成膜される状態の正面図である。
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、Al
2O3が成膜される状態の正面図である。
【図4】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアがAl2O3
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、平坦
化する状態の正面図である。
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、平坦
化する状態の正面図である。
【図5】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアがAl2O3
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、平坦
化し下層磁性コアを露出させる状態の正面図である。
の膜に埋め込まれ平坦化される工程を示すもので、平坦
化し下層磁性コアを露出させる状態の正面図である。
【図6】上記第1の実施例の薄膜磁気ヘッドの製造工程
を示すもので、ベース基板上にAl2O3を成膜する工程
を示す斜視図である。
を示すもので、ベース基板上にAl2O3を成膜する工程
を示す斜視図である。
【図7】上記薄膜磁気ヘッドの製造工程を示すもので、
下層磁性コアパターンの形成工程を示す斜視図である。
下層磁性コアパターンの形成工程を示す斜視図である。
【図8】上記薄膜磁気ヘッドの製造工程を示すもので、
下層磁性コアパターンの形成工程を示す斜視図である。
下層磁性コアパターンの形成工程を示す斜視図である。
【図9】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアの形成工程
を示すもので、下層磁性コアパターンがAl2O3の膜に
埋め込まれる工程を示す斜視図である。
を示すもので、下層磁性コアパターンがAl2O3の膜に
埋め込まれる工程を示す斜視図である。
【図10】上記薄膜磁気ヘッドの下層磁性コアの形成工
程を示すもので、平坦化加工工程を示す斜視図である。
程を示すもので、平坦化加工工程を示す斜視図である。
【図11】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、磁
気ギャップ膜を形成する工程を示す斜視図である。
気ギャップ膜を形成する工程を示す斜視図である。
【図12】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、バ
ックギャップを形成する工程を示す斜視図である。
ックギャップを形成する工程を示す斜視図である。
【図13】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第
1の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
1の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
【図14】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第
1のコイル平坦化層を形成する工程を示す斜視図であ
る。
1のコイル平坦化層を形成する工程を示す斜視図であ
る。
【図15】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第
2の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
2の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
【図16】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第
2のコイル平坦化層を形成する工程を示す斜視図であ
る。
2のコイル平坦化層を形成する工程を示す斜視図であ
る。
【図17】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、上
層磁性コアを形成する工程を示す斜視図である。
層磁性コアを形成する工程を示す斜視図である。
【図18】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、銅
端子を形成する工程を示す斜視図である。
端子を形成する工程を示す斜視図である。
【図19】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、A
l2O3を成膜して表面を平坦化してウエハーが完成する
状態を示す斜視図である。
l2O3を成膜して表面を平坦化してウエハーが完成する
状態を示す斜視図である。
【図20】本発明が適用される第2の実施例の薄膜磁気
ヘッドの製造方法において、第1の導体コイルを形成す
る工程を示す斜視図である。
ヘッドの製造方法において、第1の導体コイルを形成す
る工程を示す斜視図である。
【図21】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、コ
イルコンタクトを形成する工程を示す斜視図である。
イルコンタクトを形成する工程を示す斜視図である。
【図22】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、S
iO2を成膜し平坦化する工程を示す斜視図である。
iO2を成膜し平坦化する工程を示す斜視図である。
【図23】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第
2の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
2の導体コイルを形成する工程を示す斜視図である。
【図24】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、銅
端子を形成する工程を示す斜視図である。
端子を形成する工程を示す斜視図である。
【図25】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、S
iO2を成膜し平坦化する工程を示す斜視図である。
iO2を成膜し平坦化する工程を示す斜視図である。
【図26】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、フ
ロントギャップを形成する工程を示す斜視図である。
ロントギャップを形成する工程を示す斜視図である。
【図27】上記薄膜磁気ヘッドの製造方法において、磁
気ギャップを形成してウエハーが完成する状態を示す斜
視図である。
気ギャップを形成してウエハーが完成する状態を示す斜
視図である。
【図28】従来の薄膜磁気ヘッドの要部を模式的に示す
断面図である。
断面図である。
【図29】上記従来の薄膜磁気ヘッドにおける下層磁性
コアを横切る導体コイルの形状を示す斜視図である。
コアを横切る導体コイルの形状を示す斜視図である。
【図30】上記従来の薄膜磁気ヘッドにおける下層磁性
コアを横切る導体コイルの形状を示す斜視図である。
コアを横切る導体コイルの形状を示す斜視図である。
【図31】上記図30のA−A線断面図である。
1,51 下層磁性コア 2,52 上層磁性コア 3 導体コイル 3a,53a 第1の導体コイル 3b,53b 第2の導体コイル 4 ベース基板 5 保護基板 7 コイル平坦化層 11 下層磁性コアパターン 13 Al2O3又はSiO2の膜(非磁性無機絶縁材料
層) 16 磁気ギャップ膜 17 第1のコイル平坦化層 27 第2のコイル平坦化層 G 磁気ギャップ FG フロトントギャップ BG バックギャップ
層) 16 磁気ギャップ膜 17 第1のコイル平坦化層 27 第2のコイル平坦化層 G 磁気ギャップ FG フロトントギャップ BG バックギャップ
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】この薄膜磁気ヘッドは、磁性膜、絶縁膜等
の薄膜層が多層に積層され、さらに導体コイルが形成さ
れてなる磁気ヘッドである。この薄膜磁気ヘッドは、成
膜、フォトリソグラフィ、エッチング、メッキ、リフト
オフ等といった薄膜独自のパターン形成手法を有し、均
一な品質でウエハーを大量生産できるという点と、バル
クヘッドと比較して構造上短磁路で低インダクタンスで
あるということ等が挙げられ、近年の高密度化に対応し
て材料を含めた一層の高性能化が図られようとしてい
る。
の薄膜層が多層に積層され、さらに導体コイルが形成さ
れてなる磁気ヘッドである。この薄膜磁気ヘッドは、成
膜、フォトリソグラフィ、エッチング、メッキ、リフト
オフ等といった薄膜独自のパターン形成手法を有し、均
一な品質でウエハーを大量生産できるという点と、バル
クヘッドと比較して構造上短磁路で低インダクタンスで
あるということ等が挙げられ、近年の高密度化に対応し
て材料を含めた一層の高性能化が図られようとしてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】このような薄膜磁気ヘッドは、例えば、図
28に示すように、パーマロイ(Ni−Fe)等よりな
る下層磁性コア101と上層磁性コア102及びCu等
よりなる導体コイル103とSiO2等よりなる磁気ギ
ャップ106とで構成された磁気回路部をAl2O3−T
iC、フェライト等よりなるベース基板104とセラミ
ック系の保護基板105とで挟み込むことで構成されて
いる。
28に示すように、パーマロイ(Ni−Fe)等よりな
る下層磁性コア101と上層磁性コア102及びCu等
よりなる導体コイル103とSiO2等よりなる磁気ギ
ャップ106とで構成された磁気回路部をAl2O3−T
iC、フェライト等よりなるベース基板104とセラミ
ック系の保護基板105とで挟み込むことで構成されて
いる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】例えば、導体コイル103を形成する手法
としては、成膜〜フォトリソグラフィ〜エッチングとい
う流れとフォトリソグラフィ〜メッキという流れの2つ
の手法が一般的である。
としては、成膜〜フォトリソグラフィ〜エッチングとい
う流れとフォトリソグラフィ〜メッキという流れの2つ
の手法が一般的である。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】しかしながら、これらいずれの手法によっ
ても、上記従来の薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コア10
1の端部を横切る部分のフォトリソグラフィ工程におい
て、下層磁性コア101に段差が生じて、導体コイル1
03のパターン不良(ショート不良)が発生する。
ても、上記従来の薄膜磁気ヘッドは、下層磁性コア10
1の端部を横切る部分のフォトリソグラフィ工程におい
て、下層磁性コア101に段差が生じて、導体コイル1
03のパターン不良(ショート不良)が発生する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【課題を解決するための手段】本願発明者は、上述の目
的を達成するために、上層磁性コアと下層磁性コアとを
有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層を介して導
体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、上
記下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ、
平坦化されていることを特徴とする。
的を達成するために、上層磁性コアと下層磁性コアとを
有し、下層磁性コアの上部にコイル平坦化層を介して導
体コイルが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、上
記下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ、
平坦化されていることを特徴とする。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【作用】本発明に係る薄膜磁気ヘッドによれば、下層磁
性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ平坦化され
た構造であるため、耐熱性に劣るレジストパターンを配
した従来の薄膜磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩
だれ現象による導体コイルの形成面の段差の発生を効果
的に抑制できる。その結果、フォトリソグラフィ工程に
おいて導体コイルの形成面が全域に亘ってフォトマスク
と密着させて露光することができる。
性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込まれ平坦化され
た構造であるため、耐熱性に劣るレジストパターンを配
した従来の薄膜磁気ヘッドと異なり、下層磁性コアが肩
だれ現象による導体コイルの形成面の段差の発生を効果
的に抑制できる。その結果、フォトリソグラフィ工程に
おいて導体コイルの形成面が全域に亘ってフォトマスク
と密着させて露光することができる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】具体的には、磁性コアは、従来約350℃
程のものに限られていたが、約500℃程度の熱処理を
施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用するこ
とができる。
程のものに限られていたが、約500℃程度の熱処理を
施すことで軟磁性が得られるセンダスト等を使用するこ
とができる。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】ベース基板4は、本実施例では、熱伝導率
の高さと強度の観点からAl2O3−TiCを材料として
選定している。このベース基板4は、上記磁気回路を構
成する各部分を成膜、フォトリソグラフィ、エッチン
グ、メッキ、リフトオフ等といった薄膜独自のパターン
形成をする際にベースとなるもので、このベース基板4
上には、所定間隔を隔てて実際には4つの磁気回路部が
構成されている。すなわち、本実施例は、マルチチャン
ネル型の薄膜磁気ヘッドである。
の高さと強度の観点からAl2O3−TiCを材料として
選定している。このベース基板4は、上記磁気回路を構
成する各部分を成膜、フォトリソグラフィ、エッチン
グ、メッキ、リフトオフ等といった薄膜独自のパターン
形成をする際にベースとなるもので、このベース基板4
上には、所定間隔を隔てて実際には4つの磁気回路部が
構成されている。すなわち、本実施例は、マルチチャン
ネル型の薄膜磁気ヘッドである。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】以上のように構成された薄膜磁気ヘッド
は、磁気ギャップGを介して導体コイル13の形成面と
なる面が平坦化されることにより、段差を発生させない
導体コイル3の形成に優れた薄膜磁気ヘッドの構造とな
る。したがって、フォトリソグラフィ工程において導体
コイル13の形成面が全域にわたりフォトマスクと密着
させて露光することができる。
は、磁気ギャップGを介して導体コイル13の形成面と
なる面が平坦化されることにより、段差を発生させない
導体コイル3の形成に優れた薄膜磁気ヘッドの構造とな
る。したがって、フォトリソグラフィ工程において導体
コイル13の形成面が全域にわたりフォトマスクと密着
させて露光することができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】次に、図7及び図8に示すように、鉄系微
結晶材よりなる下層磁性膜をRFスパッタの手法により
例えば4μm成膜し、フォトリソグラフィ工程にて所定
のレジストパターンを形成し、イオンミーリングの手法
でエッチングを施し、レジストを剥離すると下層磁性コ
アパターン11が形成される。
結晶材よりなる下層磁性膜をRFスパッタの手法により
例えば4μm成膜し、フォトリソグラフィ工程にて所定
のレジストパターンを形成し、イオンミーリングの手法
でエッチングを施し、レジストを剥離すると下層磁性コ
アパターン11が形成される。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0057
【補正方法】変更
【補正内容】
【0057】次に、図12に示すように、フォトリソグ
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオ
ンミーリング、又は、反応性イオン・エッチング等の手
法によりバックギャップBGのエッチングを行う。この
場合は、ギャップ膜16を成膜した分、すなわち、Si
O2もしくは、Al2O3を2μmエッチングすることに
よりバック側の下層磁性コアパターン11を露出させ
る。
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオ
ンミーリング、又は、反応性イオン・エッチング等の手
法によりバックギャップBGのエッチングを行う。この
場合は、ギャップ膜16を成膜した分、すなわち、Si
O2もしくは、Al2O3を2μmエッチングすることに
よりバック側の下層磁性コアパターン11を露出させ
る。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】続いて、フォトリソグラフィ工程で所定の
レジストパターンを形成し、硫酸銅メッキ等により、例
えば4μmの銅メッキを施す。その後、レジストパター
ンを剥離し、イオンミーリング等によって下地Ti/C
uをエッチングすると第1の導体コイル3aが形成され
る。
レジストパターンを形成し、硫酸銅メッキ等により、例
えば4μmの銅メッキを施す。その後、レジストパター
ンを剥離し、イオンミーリング等によって下地Ti/C
uをエッチングすると第1の導体コイル3aが形成され
る。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】次に、図14に示すように、フォトリソグ
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、30
0℃程度の熱処理を施し、絶縁材料よりなる第1の平担
化層17が成膜される。
ラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、30
0℃程度の熱処理を施し、絶縁材料よりなる第1の平担
化層17が成膜される。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0065
【補正方法】変更
【補正内容】
【0065】このようにして、二層目の導体コイル3b
が形成された後、図16に示すように、フォトリソグラ
フィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、300
℃程度の熱処理を施し、絶縁材料からなる第2のコイル
平坦化層27を形成する。
が形成された後、図16に示すように、フォトリソグラ
フィ工程にて所定のレジストパターンを形成し、300
℃程度の熱処理を施し、絶縁材料からなる第2のコイル
平坦化層27を形成する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0067
【補正方法】変更
【補正内容】
【0067】次に、図17に示すように、鉄微結晶材よ
りなる上層磁性コア2の膜をRFスパッタリング法等の
手法により、例えば4μm成膜し、フォトリソグラフィ
工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオンミー
リング等の手法でエッチングを施し、レジストを剥離す
ると上層磁性コアパターン12が形成される。以上で、
ヘッドの要素となる素子の形成はほぼ終了する。
りなる上層磁性コア2の膜をRFスパッタリング法等の
手法により、例えば4μm成膜し、フォトリソグラフィ
工程にて所定のレジストパターンを形成し、イオンミー
リング等の手法でエッチングを施し、レジストを剥離す
ると上層磁性コアパターン12が形成される。以上で、
ヘッドの要素となる素子の形成はほぼ終了する。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正内容】
【0069】まず、上層磁性コアパターン12が形成さ
れたウエハーに、端子メッキの下地として例えば、Ti
50nm/Cu200nmをRFスパッタ等により成膜
する。続いて、図18に示すように、フォトリソグラフ
ィ工程で所定のレジストパターンを形成し、例えば30
μm銅メッキを施す。その後、レジストパターンを剥離
しイオンミーリング等によって、下地のTi/Cuをエ
ッチングすると銅端子31が形成される。
れたウエハーに、端子メッキの下地として例えば、Ti
50nm/Cu200nmをRFスパッタ等により成膜
する。続いて、図18に示すように、フォトリソグラフ
ィ工程で所定のレジストパターンを形成し、例えば30
μm銅メッキを施す。その後、レジストパターンを剥離
しイオンミーリング等によって、下地のTi/Cuをエ
ッチングすると銅端子31が形成される。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0079
【補正方法】変更
【補正内容】
【0079】続いて、図24に示すように、フォトリソ
グラフィ工程で所定のレジストパターンを形成し、銅メ
ッキを施す。その後、レジストパターンを剥離しイオン
ミーリング等によって、下地のTi/Cuをエッチング
すると銅端子54が形成される。
グラフィ工程で所定のレジストパターンを形成し、銅メ
ッキを施す。その後、レジストパターンを剥離しイオン
ミーリング等によって、下地のTi/Cuをエッチング
すると銅端子54が形成される。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】続いて、図26及び図27に示すように、
フォトリソグラフィ工程にて所定のレジストパターンを
形成し、反応性イオン・エッチングやイオンミリング等
の手法によってバックギャップBGの平坦化層をエッチ
ングし、この部分の下層磁性コア51を露出させ、レジ
ストを剥離すると所定の磁路形状が得られる。これらの
工程を経て第2の実施例のウエハー56が完成する。
フォトリソグラフィ工程にて所定のレジストパターンを
形成し、反応性イオン・エッチングやイオンミリング等
の手法によってバックギャップBGの平坦化層をエッチ
ングし、この部分の下層磁性コア51を露出させ、レジ
ストを剥離すると所定の磁路形状が得られる。これらの
工程を経て第2の実施例のウエハー56が完成する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0083
【補正方法】変更
【補正内容】
【0083】また、実施例1で下層磁性コアのAl2O3
による平坦化直後に形成された磁気ギャップGは、第2
の実施例の場合、上述の磁路形成工程でなくなってしま
うことから、新たに磁気ギャップGを形成しなければな
らない。これはSiO2等よりなる磁気ギャップ膜16
をRFスパッタリング法等の手法により成膜し、フォト
リソグラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成
し、反応性イオン・エッチングやイオンミーリング等の
手法によってバックギャップBGのエッチングを行う。
この後は、上層磁性コア51の形成から、第1の実施例
と同様の製造工程で作成できる。
による平坦化直後に形成された磁気ギャップGは、第2
の実施例の場合、上述の磁路形成工程でなくなってしま
うことから、新たに磁気ギャップGを形成しなければな
らない。これはSiO2等よりなる磁気ギャップ膜16
をRFスパッタリング法等の手法により成膜し、フォト
リソグラフィ工程にて所定のレジストパターンを形成
し、反応性イオン・エッチングやイオンミーリング等の
手法によってバックギャップBGのエッチングを行う。
この後は、上層磁性コア51の形成から、第1の実施例
と同様の製造工程で作成できる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0084
【補正方法】変更
【補正内容】
【0084】このように、第2の実施例では、ヘッドの
構成材に耐熱性に劣るレジストを使用していないため、
今回使用した磁性膜に限らず、従来公知のものがいずれ
も使用でき、結晶質、非結晶質を問わない。例えば、F
e−Ga−Si系合金、Fe−Al−Si系合金、Fe
−Ga−Si−Ru系合金、Fe−Al−Ge系合金、
Fe−Ga−Ge系合金等の強磁性金属材料、又は、強
磁性非晶質金属合金、いわゆるアモルファス合金であっ
ても良い。
構成材に耐熱性に劣るレジストを使用していないため、
今回使用した磁性膜に限らず、従来公知のものがいずれ
も使用でき、結晶質、非結晶質を問わない。例えば、F
e−Ga−Si系合金、Fe−Al−Si系合金、Fe
−Ga−Si−Ru系合金、Fe−Al−Ge系合金、
Fe−Ga−Ge系合金等の強磁性金属材料、又は、強
磁性非晶質金属合金、いわゆるアモルファス合金であっ
ても良い。
Claims (6)
- 【請求項1】 上層磁性コアと下層磁性コアとを有し、
下層磁性コアの上部にコイル平坦化層を介して導体コイ
ルが形成されてなる薄膜磁気ヘッドにおいて、 上記下層磁性コアが非磁性無機絶縁材料層に埋め込ま
れ、平坦化されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッ
ド。 - 【請求項2】 複数層の導体コイルを有し、各導体コイ
ル毎にコイル平坦化層によって平坦化されていることを
特徴とする請求項1記載の磁気ヘッド。 - 【請求項3】 前記非磁性無機絶縁材料層がAl2O3又
はSiO2からなることを特徴とする請求項1記載の薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 基板上に所定形状の下層磁性コアを形成
した後、この下層磁性コアを覆って非磁性無機絶縁材料
を成膜し、前記下層磁性コアが略々露出するまで非磁性
無機絶縁材料膜を平坦化する工程と、 この上にコイル平坦化層を介して導体コイルを形成する
工程と、 上層磁性コアを所定形状に形成する工程とを有すること
を特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。 - 【請求項5】 コイル導体を形成する工程において、複
数層の導体コイルをそれぞれコイル平坦化層により平坦
化することを特徴とする請求項4記載の薄膜磁気ヘッド
の製造方法。 - 【請求項6】 前記コイル平坦化層をAl2O3又はSi
O2の膜としたことを特徴とする請求項4、又は、請求
項5記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7698195A JPH08279108A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7698195A JPH08279108A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08279108A true JPH08279108A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13620965
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7698195A Withdrawn JPH08279108A (ja) | 1995-03-31 | 1995-03-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08279108A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6507456B1 (en) | 2000-08-30 | 2003-01-14 | International Business Machines Corporation | Dual coil and lead connections fabricated by image transfer and selective etch |
| US6757133B1 (en) | 1999-01-13 | 2004-06-29 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin Film magnetic head |
-
1995
- 1995-03-31 JP JP7698195A patent/JPH08279108A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6757133B1 (en) | 1999-01-13 | 2004-06-29 | Alps Electric Co., Ltd. | Thin Film magnetic head |
| US6941643B2 (en) | 1999-01-13 | 2005-09-13 | Alps Electric Co., Ltd. | Method of producing a thin film magnetic head |
| US6507456B1 (en) | 2000-08-30 | 2003-01-14 | International Business Machines Corporation | Dual coil and lead connections fabricated by image transfer and selective etch |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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