JPH08329420A - 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
薄膜磁気ヘッド及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08329420A JPH08329420A JP13442695A JP13442695A JPH08329420A JP H08329420 A JPH08329420 A JP H08329420A JP 13442695 A JP13442695 A JP 13442695A JP 13442695 A JP13442695 A JP 13442695A JP H08329420 A JPH08329420 A JP H08329420A
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- magnetic head
- lead wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リード線を容易且つ正確に形成することがで
き、成膜不良の発生が抑止されて製品の信頼性及び歩留
りの大幅な向上を図ることを可能とする薄膜磁気ヘッド
及びその製造方法を提供する。 【構成】 リード線形成層36を素子部31の形成と同
時に略々同一の高さに形成し、素子部31からリード線
形成層36に架けてリード線32〜35を積層形成す
る。
き、成膜不良の発生が抑止されて製品の信頼性及び歩留
りの大幅な向上を図ることを可能とする薄膜磁気ヘッド
及びその製造方法を提供する。 【構成】 リード線形成層36を素子部31の形成と同
時に略々同一の高さに形成し、素子部31からリード線
形成層36に架けてリード線32〜35を積層形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁性層,導体層が絶縁
層を介して多層に積層されて素子部が形成されるととも
に、上記導体層と電気的に接続されるリード線を備えて
なる薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
層を介して多層に積層されて素子部が形成されるととも
に、上記導体層と電気的に接続されるリード線を備えて
なる薄膜磁気ヘッド及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、薄膜磁気ヘッドとしては、磁性
層、絶縁層等の薄膜が多重積層され、さらに導体コイル
やリード線が形成されてなるものがある。この薄膜磁気
ヘッドは真空薄膜形成技術により形成されるため、狭ト
ラック化や狭ギャップ化等の微細寸法化が容易高分解能
記録が可能であるという特徴を有しており、高密度記録
化に対応した磁気ヘッドとして注目されている。
層、絶縁層等の薄膜が多重積層され、さらに導体コイル
やリード線が形成されてなるものがある。この薄膜磁気
ヘッドは真空薄膜形成技術により形成されるため、狭ト
ラック化や狭ギャップ化等の微細寸法化が容易高分解能
記録が可能であるという特徴を有しており、高密度記録
化に対応した磁気ヘッドとして注目されている。
【0003】例えば、磁気記録媒体に直接接触して情報
信号の記録・再生を行うタイプの薄膜磁気ヘッドとして
は、例えばフェライト等の酸化物磁性材料からなる基板
上に、真空薄膜形成技術によって導体コイル及び磁性層
が形成されて構成されたものがある。
信号の記録・再生を行うタイプの薄膜磁気ヘッドとして
は、例えばフェライト等の酸化物磁性材料からなる基板
上に、真空薄膜形成技術によって導体コイル及び磁性層
が形成されて構成されたものがある。
【0004】具体的に、例えば記録用の薄膜磁気ヘッド
として好適なものとしては、いわゆる誘導型(インダク
ティブ型)の磁気ヘッド(以下、単にインダクティブヘ
ッドと記す。)がある。このインダクティブヘッドは、
軟磁性体層である下層コア上に磁気ギャップを形成する
ためのギャップ膜が成膜され、さらにこのギャップ膜上
に表面を平坦化して導体コイルの成膜を容易にするため
の第1の平坦化層が成膜されて、さらにその表面上に導
体コイルがスパイラル状に形成されている。そして、表
面の平坦化を図るためのレジスト等の高分子材料からな
る第2の平坦化層が成膜され、この第2の平坦化層上に
軟磁性体層である上層コアが形成されて上記インダクテ
ィブヘッドが構成されている。
として好適なものとしては、いわゆる誘導型(インダク
ティブ型)の磁気ヘッド(以下、単にインダクティブヘ
ッドと記す。)がある。このインダクティブヘッドは、
軟磁性体層である下層コア上に磁気ギャップを形成する
ためのギャップ膜が成膜され、さらにこのギャップ膜上
に表面を平坦化して導体コイルの成膜を容易にするため
の第1の平坦化層が成膜されて、さらにその表面上に導
体コイルがスパイラル状に形成されている。そして、表
面の平坦化を図るためのレジスト等の高分子材料からな
る第2の平坦化層が成膜され、この第2の平坦化層上に
軟磁性体層である上層コアが形成されて上記インダクテ
ィブヘッドが構成されている。
【0005】また、再生用の薄膜磁気ヘッドとして好適
なものとしては、いわゆる磁気抵抗効果型磁気ヘッド
(以下、単にMRヘッドと記す。)がある。このMRヘ
ッドは、非磁性の基板上に絶縁層,下部シールドコアと
なる軟磁性膜及びAl2 O3 或はSiO2 を材料とする
絶縁層が順次積層され、この絶縁層上に、MR素子が、
その長手方向が磁気記録媒体との対向面(磁気記録媒体
摺動面)と垂直になるように配され、且つその一方の端
面が磁気記録媒体摺動面に露出するかたちに形成されて
いる。さらに、MR素子の両端部上に、このMR素子に
センス電流を提供するための前端電極及び後端電極が設
けられ、上記MR素子上にAl2 O3 或はSiO2 を材
料とする絶縁層が形成されている。この絶縁層は上記前
端及び後端電極により狭持されたかたちとされている。
この絶縁層上には上記MR素子と対向してバイアス導体
が配されて、さらにこの上に絶縁層が形成され、上記絶
縁層上に上部シールドコアとなる軟磁性膜が積層されて
上記MRヘッドが構成されている。
なものとしては、いわゆる磁気抵抗効果型磁気ヘッド
(以下、単にMRヘッドと記す。)がある。このMRヘ
ッドは、非磁性の基板上に絶縁層,下部シールドコアと
なる軟磁性膜及びAl2 O3 或はSiO2 を材料とする
絶縁層が順次積層され、この絶縁層上に、MR素子が、
その長手方向が磁気記録媒体との対向面(磁気記録媒体
摺動面)と垂直になるように配され、且つその一方の端
面が磁気記録媒体摺動面に露出するかたちに形成されて
いる。さらに、MR素子の両端部上に、このMR素子に
センス電流を提供するための前端電極及び後端電極が設
けられ、上記MR素子上にAl2 O3 或はSiO2 を材
料とする絶縁層が形成されている。この絶縁層は上記前
端及び後端電極により狭持されたかたちとされている。
この絶縁層上には上記MR素子と対向してバイアス導体
が配されて、さらにこの上に絶縁層が形成され、上記絶
縁層上に上部シールドコアとなる軟磁性膜が積層されて
上記MRヘッドが構成されている。
【0006】これらの薄膜磁気ヘッドは、MRヘッド上
にインダクティブヘッドが積層形成されて複合型薄膜磁
気ヘッドとされ、ハードディスクドライブに搭載され利
用されている。上記薄膜磁気ヘッドには、その導体層と
外部端子とを電気的に接続するためのリード線が設けら
れており、例えば上記複合型薄膜磁気ヘッドの場合で
は、インダクティブヘッド及びMRヘッドの各導体層と
接続される4本のリード線が配されている。これらリー
ド線は、その一端部が各導体層の一端部と接続されてお
り、他端部が外部端子接続部とされている。
にインダクティブヘッドが積層形成されて複合型薄膜磁
気ヘッドとされ、ハードディスクドライブに搭載され利
用されている。上記薄膜磁気ヘッドには、その導体層と
外部端子とを電気的に接続するためのリード線が設けら
れており、例えば上記複合型薄膜磁気ヘッドの場合で
は、インダクティブヘッド及びMRヘッドの各導体層と
接続される4本のリード線が配されている。これらリー
ド線は、その一端部が各導体層の一端部と接続されてお
り、他端部が外部端子接続部とされている。
【0007】具体的な薄膜磁気ヘッドの一例を図16に
示す。ここでは、複数のリード線のうち2本のみを示
す。この図16に示すように、AL2 O3 −TiCより
なる基板101上に薄膜磁気ヘッドの素子部102が形
成され、この素子部102に一端部が電気的に接続され
たリード線103,104が成膜されている。これらリ
ード線103,104の外部端子接続部上には、リード
線103,104と外部端子とを電気的に接続するため
のボンディングパッド105がそれぞれ形成されてい
る。ここで、当該ボンディングパッド105は、その上
面が素子部102の上面より10μm程度高くなるよう
に形成されている。
示す。ここでは、複数のリード線のうち2本のみを示
す。この図16に示すように、AL2 O3 −TiCより
なる基板101上に薄膜磁気ヘッドの素子部102が形
成され、この素子部102に一端部が電気的に接続され
たリード線103,104が成膜されている。これらリ
ード線103,104の外部端子接続部上には、リード
線103,104と外部端子とを電気的に接続するため
のボンディングパッド105がそれぞれ形成されてい
る。ここで、当該ボンディングパッド105は、その上
面が素子部102の上面より10μm程度高くなるよう
に形成されている。
【0008】素子部102及びリード線103,104
上にはAL2 O3 よりなる図示しない保護層が成膜さ
れ、当該保護層に機械研磨が施されてボンディングパッ
ド105の上面のみが露出され、この露出した上面が外
部接続用の接続端子とされている。
上にはAL2 O3 よりなる図示しない保護層が成膜さ
れ、当該保護層に機械研磨が施されてボンディングパッ
ド105の上面のみが露出され、この露出した上面が外
部接続用の接続端子とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
如き従来の薄膜磁気ヘッドには、以下に示すような欠点
がある。上記薄膜磁気ヘッドにおいては、素子部102
の厚みが20μmである場合、ボンディングパッド10
5の基板101からの高さを30μm程度とする必要が
ある。これらリード線103,104及びボンディング
パッド105の形成方法としては、フォトリソグラフィ
ー技術により基板101上に所定形状のレジストパター
ンを形成し、このレジストパターンに基づいてCuを材
料とした電解メッキ法を用いるのが一般的である。
如き従来の薄膜磁気ヘッドには、以下に示すような欠点
がある。上記薄膜磁気ヘッドにおいては、素子部102
の厚みが20μmである場合、ボンディングパッド10
5の基板101からの高さを30μm程度とする必要が
ある。これらリード線103,104及びボンディング
パッド105の形成方法としては、フォトリソグラフィ
ー技術により基板101上に所定形状のレジストパター
ンを形成し、このレジストパターンに基づいてCuを材
料とした電解メッキ法を用いるのが一般的である。
【0010】ところが、電解メッキ法により上面が基板
101から30μmの高さとなるようにリード線10
3,104及びボンディングパッド105を成膜するに
は非常に時間がかかるとともに、30μm厚のレジスト
パターンを安定に形成することは極めて困難である。
101から30μmの高さとなるようにリード線10
3,104及びボンディングパッド105を成膜するに
は非常に時間がかかるとともに、30μm厚のレジスト
パターンを安定に形成することは極めて困難である。
【0011】10μm厚程度のレジストパターンを安定
に形成することは容易であるが、このレジストパターン
を用いてリード線103,104及びボンディングパッ
ド105,106を形成すると、いわゆるオーバーハン
グが生じ、後に形成する保護層のステップ・カバレージ
が悪化する。
に形成することは容易であるが、このレジストパターン
を用いてリード線103,104及びボンディングパッ
ド105,106を形成すると、いわゆるオーバーハン
グが生じ、後に形成する保護層のステップ・カバレージ
が悪化する。
【0012】また、オーバーハングが生じることがなく
ても、ボンディングパッド105の側面形状が図16に
示す如く逆テーパ状となりがちであり、やはり上記保護
層のステップ・カバレージが悪化することになる。本発
明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、リード線を容易且つ正確に形成する
ことができ、成膜不良の発生が抑止されて製品の信頼性
及び歩留りの大幅な向上を図ることを可能とする薄膜磁
気ヘッド及びその製造方法を提供することにある。
ても、ボンディングパッド105の側面形状が図16に
示す如く逆テーパ状となりがちであり、やはり上記保護
層のステップ・カバレージが悪化することになる。本発
明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目
的とするところは、リード線を容易且つ正確に形成する
ことができ、成膜不良の発生が抑止されて製品の信頼性
及び歩留りの大幅な向上を図ることを可能とする薄膜磁
気ヘッド及びその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となるもの
は、磁性層,導体層が絶縁層を介して多層に積層され素
子部が形成されるとともに、上記導体層と電気的に接続
されるリード線を備えてなる薄膜磁気ヘッド及びその製
造方法である。
は、磁性層,導体層が絶縁層を介して多層に積層され素
子部が形成されるとともに、上記導体層と電気的に接続
されるリード線を備えてなる薄膜磁気ヘッド及びその製
造方法である。
【0014】本発明の薄膜磁気ヘッドは、上記リード線
の外部端子接続部に対応する位置に所定の厚みを有する
下地層が形成され、この上にリード線の外部接続端子部
が形成されていることを特徴とするものである。上記薄
膜磁気ヘッドの具体例として、素子部が、軟磁性材料よ
りなる下部シールドコア及び上部シールドコアに磁気抵
抗効果素子が狭持されてなる再生用薄膜ヘッド素子と、
軟磁性材料よりなる下層コア及び上層コアに導体コイル
が狭持されてなる記録用薄膜ヘッド素子とが順次積層さ
れてなる複合型薄膜磁気ヘッドを主な対象とする。
の外部端子接続部に対応する位置に所定の厚みを有する
下地層が形成され、この上にリード線の外部接続端子部
が形成されていることを特徴とするものである。上記薄
膜磁気ヘッドの具体例として、素子部が、軟磁性材料よ
りなる下部シールドコア及び上部シールドコアに磁気抵
抗効果素子が狭持されてなる再生用薄膜ヘッド素子と、
軟磁性材料よりなる下層コア及び上層コアに導体コイル
が狭持されてなる記録用薄膜ヘッド素子とが順次積層さ
れてなる複合型薄膜磁気ヘッドを主な対象とする。
【0015】このとき、上記下地層の厚みを5μm以上
であり且つ素子部の厚みに10μmを加えた値以下とす
ることが好適である。また、上記リード線の外部端子接
続部上にボンディングパッドを設けることが好ましく、
当該下地層の側面形状を略々テーパ状とすることが好適
である。
であり且つ素子部の厚みに10μmを加えた値以下とす
ることが好適である。また、上記リード線の外部端子接
続部上にボンディングパッドを設けることが好ましく、
当該下地層の側面形状を略々テーパ状とすることが好適
である。
【0016】また、本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法
は、薄膜形成技術により磁性層,導体層を絶縁層を介し
て多層に積層して素子部を形成するとともに、当該素子
部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素子部と並列し
た所定位置に成膜して下地層を形成する工程と、リード
線を上記導体層と電気的に接続して形成し且つ当該リー
ド線の外部端子接続部を下地層上に対応させて形成する
工程と、素子部,リード線,及び下地層上に絶縁材料よ
りなる保護層を成膜する工程と、保護層に機械研磨を施
して下地層上に積層されたリード線の外部端子接続部の
みを露出させて外部接続用の接続端子とする工程とを経
て薄膜磁気ヘッドを製造することを特徴とするものであ
る。
は、薄膜形成技術により磁性層,導体層を絶縁層を介し
て多層に積層して素子部を形成するとともに、当該素子
部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素子部と並列し
た所定位置に成膜して下地層を形成する工程と、リード
線を上記導体層と電気的に接続して形成し且つ当該リー
ド線の外部端子接続部を下地層上に対応させて形成する
工程と、素子部,リード線,及び下地層上に絶縁材料よ
りなる保護層を成膜する工程と、保護層に機械研磨を施
して下地層上に積層されたリード線の外部端子接続部の
みを露出させて外部接続用の接続端子とする工程とを経
て薄膜磁気ヘッドを製造することを特徴とするものであ
る。
【0017】この場合、リード線を形成するに際して、
当該リード線の外部端子接続部上にボンディングパッド
を形成することが好適である。また、上記素子部を形成
した後に、下地層上にさらに成膜を施して素子部より5
〜10μm厚い厚みをもつ下地層を形成することも好適
である。
当該リード線の外部端子接続部上にボンディングパッド
を形成することが好適である。また、上記素子部を形成
した後に、下地層上にさらに成膜を施して素子部より5
〜10μm厚い厚みをもつ下地層を形成することも好適
である。
【0018】
【作用】本発明に係る薄膜磁気ヘッドにおいては、リー
ド線の外部端子接続部に対応する位置に所定の厚みを有
する下地層が形成され、この上にリード線の外部接続端
子部が形成されている。すなわち、下地層上に積層され
た外部接続端子部が下地層の厚み分だけ高い位置に設け
られるため、外部接続端子部上に積層するボンディング
パッドの厚みをそれだけ薄く形成することができる。し
たがって、ボンディングパッドを容易に所望形状に形成
することが可能となり、上部に被覆形成される保護層に
おける成膜不良の発生が防止される。
ド線の外部端子接続部に対応する位置に所定の厚みを有
する下地層が形成され、この上にリード線の外部接続端
子部が形成されている。すなわち、下地層上に積層され
た外部接続端子部が下地層の厚み分だけ高い位置に設け
られるため、外部接続端子部上に積層するボンディング
パッドの厚みをそれだけ薄く形成することができる。し
たがって、ボンディングパッドを容易に所望形状に形成
することが可能となり、上部に被覆形成される保護層に
おける成膜不良の発生が防止される。
【0019】また、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法においては、薄膜形成技術により磁性層,導体層を
絶縁層を介して多層に積層して素子部を形成するととも
に、当該素子部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素
子部と並列した所定位置に成膜することにより、上記素
子部と略々同一の高さの下地層が形成される。したがっ
て、形成するリード線はその厚みが5〜10μm程度の
薄いもので良く、成膜不良を発生させることなく保護層
が成膜されることになる。
方法においては、薄膜形成技術により磁性層,導体層を
絶縁層を介して多層に積層して素子部を形成するととも
に、当該素子部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素
子部と並列した所定位置に成膜することにより、上記素
子部と略々同一の高さの下地層が形成される。したがっ
て、形成するリード線はその厚みが5〜10μm程度の
薄いもので良く、成膜不良を発生させることなく保護層
が成膜されることになる。
【0020】
【実施例】以下、本発明を、記録用の薄膜磁気ヘッドと
して好適なインダクティブヘッド上に再生用のMRヘッ
ドが積層形成されてなる複合型薄膜磁気ヘッドに適用し
た実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
して好適なインダクティブヘッド上に再生用のMRヘッ
ドが積層形成されてなる複合型薄膜磁気ヘッドに適用し
た実施例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0021】この複合型薄膜磁気ヘッドは、図1に示す
ように、MRヘッドA上にインダクティブヘッドBが積
層されて素子部31が形成され、これらMRヘッドA及
びインダクティブヘッドBの導体層と接続されてなる4
本のリード線32〜35が配されて構成されている。
ように、MRヘッドA上にインダクティブヘッドBが積
層されて素子部31が形成され、これらMRヘッドA及
びインダクティブヘッドBの導体層と接続されてなる4
本のリード線32〜35が配されて構成されている。
【0022】素子部31は、図2に示すように、磁気抵
抗効果を奏するMR素子1がそれぞれ軟磁性体層である
下部シルードコア2と後述の下層コア21と兼用される
上部シルードコアとにより狭持されてなるMRヘッドA
と、導体コイル22が下層コア21と上層コア23とに
より狭持されてなるインダクティブヘッドBとが順次積
層されて構成されている。
抗効果を奏するMR素子1がそれぞれ軟磁性体層である
下部シルードコア2と後述の下層コア21と兼用される
上部シルードコアとにより狭持されてなるMRヘッドA
と、導体コイル22が下層コア21と上層コア23とに
より狭持されてなるインダクティブヘッドBとが順次積
層されて構成されている。
【0023】MRヘッドAは、MR素子1にセンス電流
がトラック幅方向と直交する方向に流れる、いわゆる縦
型のMRヘッドである。具体的には、軟磁性材料よりな
る下部シールドコア2上に磁気ギャップを形成するAl
2 O3 等よりなる絶縁層11が積層されている。そし
て、この絶縁層11上にMR素子1がその長手方向が磁
気記録媒体との対向面(磁気記録媒体摺動面a)と垂直
になるように配され、且つその一方の端面が磁気記録媒
体摺動面aに露出するかたちに形成されている。さら
に、MR素子1の後端部上に、このMR素子1にセンス
電流を提供するための後端電極12bが設けられ、絶縁
層13を介して当該MR素子1にバイアス磁界を印加す
るためのバイアス導体14が設けられている。
がトラック幅方向と直交する方向に流れる、いわゆる縦
型のMRヘッドである。具体的には、軟磁性材料よりな
る下部シールドコア2上に磁気ギャップを形成するAl
2 O3 等よりなる絶縁層11が積層されている。そし
て、この絶縁層11上にMR素子1がその長手方向が磁
気記録媒体との対向面(磁気記録媒体摺動面a)と垂直
になるように配され、且つその一方の端面が磁気記録媒
体摺動面aに露出するかたちに形成されている。さら
に、MR素子1の後端部上に、このMR素子1にセンス
電流を提供するための後端電極12bが設けられ、絶縁
層13を介して当該MR素子1にバイアス磁界を印加す
るためのバイアス導体14が設けられている。
【0024】さらに、後端電極12b及びバイアス導体
14上に絶縁層15が積層され、この絶縁層15上にM
R素子1にセンス電流を提供するための前端電極12a
が設けられている。ここで、前端,後端電極12a,1
2bにより狭持されたMR素子の領域が磁気抵抗効果を
示す感磁部となる。
14上に絶縁層15が積層され、この絶縁層15上にM
R素子1にセンス電流を提供するための前端電極12a
が設けられている。ここで、前端,後端電極12a,1
2bにより狭持されたMR素子の領域が磁気抵抗効果を
示す感磁部となる。
【0025】そして、前端電極12a上に後述の下層コ
ア21と兼用される上部シルード層が形成されて、MR
素子Aが構成されている。一方、インダクティブヘッド
Bは、軟磁性体層である上記下層コア21上に磁気ギャ
ップを形成するギャップ膜24が成膜され、さらにこの
ギャップ膜24上に表面を平坦化して図導体コイルの成
膜を容易にするための第1の平坦化層25が成膜され
て、さらにその表面上に導体コイル22がスパイラル状
に形成されている。そして、表面の平坦化を図るための
レジスト等の高分子材料からなる第2の平坦化層26が
成膜され、この第2の平坦化層26上に軟磁性体層であ
る上層コア23が形成されて構成されている。
ア21と兼用される上部シルード層が形成されて、MR
素子Aが構成されている。一方、インダクティブヘッド
Bは、軟磁性体層である上記下層コア21上に磁気ギャ
ップを形成するギャップ膜24が成膜され、さらにこの
ギャップ膜24上に表面を平坦化して図導体コイルの成
膜を容易にするための第1の平坦化層25が成膜され
て、さらにその表面上に導体コイル22がスパイラル状
に形成されている。そして、表面の平坦化を図るための
レジスト等の高分子材料からなる第2の平坦化層26が
成膜され、この第2の平坦化層26上に軟磁性体層であ
る上層コア23が形成されて構成されている。
【0026】また、リード線32〜35は、図1中破線
A−A’による断面図である図3に示すように、素子部
31から当該素子部31と略々同一の高さに形成されて
なる下地層36にかけて成膜形成されている。この下地
層36は、その厚みが5μm以上であり且つ素子部31
の厚みに10μmを加えた値以下の所定厚、ここでは素
子部31と略々同一の厚みとされており、その側面形状
が略々テーパ状とされている。
A−A’による断面図である図3に示すように、素子部
31から当該素子部31と略々同一の高さに形成されて
なる下地層36にかけて成膜形成されている。この下地
層36は、その厚みが5μm以上であり且つ素子部31
の厚みに10μmを加えた値以下の所定厚、ここでは素
子部31と略々同一の厚みとされており、その側面形状
が略々テーパ状とされている。
【0027】さらに、下地層36上に積層されたリード
線32〜35(図示の例ではリード線32,33)の外
部端子接続部32a〜35a上にボンディングパッド3
7がそれぞれ設けられており、これらボンディングパッ
ド37の厚みは5〜10μmとされている。したがっ
て、上述の如く下地層36と素子部31とが略々同一の
高さとされているために、ボンディングパッド37の上
面は素子部31上に積層されたリード線32〜35の上
面より5〜10μm高い状態となる。
線32〜35(図示の例ではリード線32,33)の外
部端子接続部32a〜35a上にボンディングパッド3
7がそれぞれ設けられており、これらボンディングパッ
ド37の厚みは5〜10μmとされている。したがっ
て、上述の如く下地層36と素子部31とが略々同一の
高さとされているために、ボンディングパッド37の上
面は素子部31上に積層されたリード線32〜35の上
面より5〜10μm高い状態となる。
【0028】なお、下地層36をその上面が素子部31
の上面より5〜10μm高くなるように形成することに
より、リード線32〜35の下地層36上に積層された
外部端子接続部32a〜35aをボンディングパッド3
7と兼ねることが可能となり、ボンディングパッド37
が不要となる。
の上面より5〜10μm高くなるように形成することに
より、リード線32〜35の下地層36上に積層された
外部端子接続部32a〜35aをボンディングパッド3
7と兼ねることが可能となり、ボンディングパッド37
が不要となる。
【0029】このように、本実施例に係る複合型薄膜磁
気ヘッドにおいては、リード線32〜35の外部端子接
続部32a〜35aに対応する位置に所定の厚みを有す
る下地層36が形成され、この上にリード線32〜35
の外部接続端子部32a〜35aが形成されている。す
なわち、下地層36上に積層されたリード線32〜35
上に形成されるボンディングパッド37が下地層36の
厚み分だけ高い位置に設けられるため、当該ボンディン
グパッド37の厚みをそれだけ薄く形成することができ
る。したがって、ボンディングパッド37を容易に所望
形状に形成することが可能となり、上部に被覆形成され
る保護層における成膜不良の発生が防止される。
気ヘッドにおいては、リード線32〜35の外部端子接
続部32a〜35aに対応する位置に所定の厚みを有す
る下地層36が形成され、この上にリード線32〜35
の外部接続端子部32a〜35aが形成されている。す
なわち、下地層36上に積層されたリード線32〜35
上に形成されるボンディングパッド37が下地層36の
厚み分だけ高い位置に設けられるため、当該ボンディン
グパッド37の厚みをそれだけ薄く形成することができ
る。したがって、ボンディングパッド37を容易に所望
形状に形成することが可能となり、上部に被覆形成され
る保護層における成膜不良の発生が防止される。
【0030】次いで、上記複合型薄膜磁気ヘッドの製造
方法について説明する。この複合型薄膜磁気ヘッドを作
製するには、MRヘッドAとインダクティブヘッドBを
順次成膜して素子部31を形成するとともに下地層36
及びボンディングパッド37を形成し、リード線32〜
35を素子部31から下地層36に架けて成膜する。
方法について説明する。この複合型薄膜磁気ヘッドを作
製するには、MRヘッドAとインダクティブヘッドBを
順次成膜して素子部31を形成するとともに下地層36
及びボンディングパッド37を形成し、リード線32〜
35を素子部31から下地層36に架けて成膜する。
【0031】先ず、MRヘッドを作製するには、先ず図
4に示す軟磁性材料よりなる下部シールドコア2上に、
図5に示すように、磁気ギャップを形成するAl2 O3
等よりなる絶縁層11を積層し、この絶縁層11上にM
R素子1をその長手方向が磁気記録媒体摺動面aと垂直
になるように形成する。
4に示す軟磁性材料よりなる下部シールドコア2上に、
図5に示すように、磁気ギャップを形成するAl2 O3
等よりなる絶縁層11を積層し、この絶縁層11上にM
R素子1をその長手方向が磁気記録媒体摺動面aと垂直
になるように形成する。
【0032】次いで、図6に示すように、MR素子1上
に絶縁層13を成膜した後に、図7に示すように、絶縁
層13にMR素子1の後端部へ通じる接続孔を形成し
て、図8に示すように、この後端部上にこのMR素子1
にセンス電流を提供するための後端電極12bを形成す
る。
に絶縁層13を成膜した後に、図7に示すように、絶縁
層13にMR素子1の後端部へ通じる接続孔を形成し
て、図8に示すように、この後端部上にこのMR素子1
にセンス電流を提供するための後端電極12bを形成す
る。
【0033】その後、上記絶縁層13を介して当該MR
素子1にバイアス磁界を印加するためのバイアス導体1
4を形成し、図9に示すように、後端電極12b及びバ
イアス導体14上に絶縁層15を積層する。そして、図
10に示すように、絶縁層15にMR素子1の前端部へ
通じる接続孔を形成した後、図11に示すように、この
前端部上にこのMR素子1にセンス電流を提供するため
の前端電極12aを形成し、この前端電極12a上に下
層コア21と兼用される上部シルード層を形成して、M
R素子Aが完成する。
素子1にバイアス磁界を印加するためのバイアス導体1
4を形成し、図9に示すように、後端電極12b及びバ
イアス導体14上に絶縁層15を積層する。そして、図
10に示すように、絶縁層15にMR素子1の前端部へ
通じる接続孔を形成した後、図11に示すように、この
前端部上にこのMR素子1にセンス電流を提供するため
の前端電極12aを形成し、この前端電極12a上に下
層コア21と兼用される上部シルード層を形成して、M
R素子Aが完成する。
【0034】次いで、インダクティブヘッドBを作製す
るには、図12に示すように、上記MR素子1の上部に
軟磁性材よりなる下層コア21を成膜した後、ギャップ
膜24を介してこの下層コア21上に当該下層コア21
と導体コイル22との間の絶縁を図り且つ表面の平坦化
を図って導体コイル22を正確に形成するためのレジス
ト等の有機高分子材料よりなる第1の平坦化層25を成
膜する。
るには、図12に示すように、上記MR素子1の上部に
軟磁性材よりなる下層コア21を成膜した後、ギャップ
膜24を介してこの下層コア21上に当該下層コア21
と導体コイル22との間の絶縁を図り且つ表面の平坦化
を図って導体コイル22を正確に形成するためのレジス
ト等の有機高分子材料よりなる第1の平坦化層25を成
膜する。
【0035】次いで、図13に示すように、上記第1の
平坦化層25上にCr/Cuを材料として順次成膜を施
して2層構造の図示しない第1のメッキ下地層を形成す
る。その後、この第1のメッキ下地層上に導電コイル2
2を成膜する。すなわち、フォトリソグラフィー技術に
より、第1のメッキ下地層上にレジスト剤を塗布し、所
定形状のレジストパターンを形成し、当該レジストパタ
ーンに基づいてCuを材料としてスパイラル状の導電コ
イル22をメッキ成膜する。
平坦化層25上にCr/Cuを材料として順次成膜を施
して2層構造の図示しない第1のメッキ下地層を形成す
る。その後、この第1のメッキ下地層上に導電コイル2
2を成膜する。すなわち、フォトリソグラフィー技術に
より、第1のメッキ下地層上にレジスト剤を塗布し、所
定形状のレジストパターンを形成し、当該レジストパタ
ーンに基づいてCuを材料としてスパイラル状の導電コ
イル22をメッキ成膜する。
【0036】そして、所定の有機溶剤を用いて上記レジ
ストパターンを溶解除去した後に、イオンミーリング法
によりエッチングを施して導体コイル22の非成膜領域
に存する第1のメッキ下地層を除去し、第1の平坦化層
25に酸素ガスを用いてプラズマ・アッシング処理を施
す。
ストパターンを溶解除去した後に、イオンミーリング法
によりエッチングを施して導体コイル22の非成膜領域
に存する第1のメッキ下地層を除去し、第1の平坦化層
25に酸素ガスを用いてプラズマ・アッシング処理を施
す。
【0037】さらに、導電コイル22を形成するために
成膜したメッキ膜のうち、不要なメッキ膜をウェットエ
ッチングにより除去するためのカバーレジストを形成す
る。その後、硝酸を主成分とするエッチャントを用いて
不要なメッキ膜を除去し、有機溶剤を用いてカバーレジ
ストを溶解除去する。
成膜したメッキ膜のうち、不要なメッキ膜をウェットエ
ッチングにより除去するためのカバーレジストを形成す
る。その後、硝酸を主成分とするエッチャントを用いて
不要なメッキ膜を除去し、有機溶剤を用いてカバーレジ
ストを溶解除去する。
【0038】次いで、図14及び図15に示すように、
導体コイル2上に第2の平坦化層26を形成する。この
第2の平坦化層26は、平坦化膜26a,26bよりな
るものである。すなわち、導体コイル22上にレジスト
剤を塗布し、真空キュア炉にてキュアリングを施すこと
により平坦化膜26aを形成した後、同様に、当該平坦
化膜26a上にレジスト剤を塗布し、真空キュア炉にて
キュアリングを施すことにより平坦化膜26bを形成す
る。
導体コイル2上に第2の平坦化層26を形成する。この
第2の平坦化層26は、平坦化膜26a,26bよりな
るものである。すなわち、導体コイル22上にレジスト
剤を塗布し、真空キュア炉にてキュアリングを施すこと
により平坦化膜26aを形成した後、同様に、当該平坦
化膜26a上にレジスト剤を塗布し、真空キュア炉にて
キュアリングを施すことにより平坦化膜26bを形成す
る。
【0039】次いで、当該第2の平坦化層26上にCr
/Ti/Ni−Feを材料として順次成膜を施して3層
構造の図示しない第2のメッキ下地層を形成する。その
後、上記図2に示すように、導体コイル22を形成した
場合と同様に、第2のメッキ下地層上に上層コア23及
び導体コイル22をメッキ成膜する。すなわち、フォト
リソグラフィー技術により、第2のメッキ下地層上にレ
ジスト剤を塗布し、所定形状のレジストパターンを形成
し、当該レジストパターンに基づいてNi−Feを材料
として上層コア23をそれぞれメッキ成膜する。
/Ti/Ni−Feを材料として順次成膜を施して3層
構造の図示しない第2のメッキ下地層を形成する。その
後、上記図2に示すように、導体コイル22を形成した
場合と同様に、第2のメッキ下地層上に上層コア23及
び導体コイル22をメッキ成膜する。すなわち、フォト
リソグラフィー技術により、第2のメッキ下地層上にレ
ジスト剤を塗布し、所定形状のレジストパターンを形成
し、当該レジストパターンに基づいてNi−Feを材料
として上層コア23をそれぞれメッキ成膜する。
【0040】そして、所定の有機溶剤を用いて上記レジ
ストパターンを溶解除去した後に、イオンミーリング法
によりエッチングを施して上層コア23の非成膜領域に
存する第2のメッキ下地層を除去する。以上の工程を経
ることにより、インダクティブヘッドBが完成し、MR
ヘッドA及びインダクティブヘッドBより構成される素
子部31が完成される。
ストパターンを溶解除去した後に、イオンミーリング法
によりエッチングを施して上層コア23の非成膜領域に
存する第2のメッキ下地層を除去する。以上の工程を経
ることにより、インダクティブヘッドBが完成し、MR
ヘッドA及びインダクティブヘッドBより構成される素
子部31が完成される。
【0041】ここで、本実施例においては、素子部31
の形成とともに、当該素子部31の近傍に当該素子部3
1と並列した所定位置に下地層36を形成する。すなわ
ち、素子部31の各層の成膜と同時に上記所定位置に積
層成膜することにより、側面形状が略々テーパ状とされ
素子部31と略々同一の高さの下地層36が形成され
る。
の形成とともに、当該素子部31の近傍に当該素子部3
1と並列した所定位置に下地層36を形成する。すなわ
ち、素子部31の各層の成膜と同時に上記所定位置に積
層成膜することにより、側面形状が略々テーパ状とされ
素子部31と略々同一の高さの下地層36が形成され
る。
【0042】ここで、この下地層36の成膜時におい
て、素子部31の各層のうちの一部の成膜と同時に積層
成膜することにより、当該下地層36の厚みを5〜10
μmとなるようにしてもよい。次いで、素子部31から
下地層36にかけて、リード線32〜35を素子部31
の前端,後端電極12a,12b,及び導体コイル22
と電気的に接続し且つ当該リード線32〜35の外部端
子接続部32a〜35aを下地層36上に対応させてメ
ッキ成膜するとともに、当該リード線32〜35の外部
端子接続部32a〜35a上にボンディングパッド37
をメッキ成膜する。
て、素子部31の各層のうちの一部の成膜と同時に積層
成膜することにより、当該下地層36の厚みを5〜10
μmとなるようにしてもよい。次いで、素子部31から
下地層36にかけて、リード線32〜35を素子部31
の前端,後端電極12a,12b,及び導体コイル22
と電気的に接続し且つ当該リード線32〜35の外部端
子接続部32a〜35aを下地層36上に対応させてメ
ッキ成膜するとともに、当該リード線32〜35の外部
端子接続部32a〜35a上にボンディングパッド37
をメッキ成膜する。
【0043】なお、素子部31を形成した後に、下地層
36上にさらに成膜を施して素子部31より5〜10μ
m大きい厚みをもつ下地層36を形成することも可能で
ある。このとき、ボンディングパッド37が不要とな
る。そして、素子部31,リード線32〜35,及び下
地層37,及びボンディングパッド37上に絶縁材料よ
りなる図示しない保護層をスパッタ成膜した後に、機械
研磨を施してボンディングパッド37の上面部のみを露
出させ、所定の組立工程等を経て上記複合型薄膜磁気ヘ
ッドが完成する。
36上にさらに成膜を施して素子部31より5〜10μ
m大きい厚みをもつ下地層36を形成することも可能で
ある。このとき、ボンディングパッド37が不要とな
る。そして、素子部31,リード線32〜35,及び下
地層37,及びボンディングパッド37上に絶縁材料よ
りなる図示しない保護層をスパッタ成膜した後に、機械
研磨を施してボンディングパッド37の上面部のみを露
出させ、所定の組立工程等を経て上記複合型薄膜磁気ヘ
ッドが完成する。
【0044】このように、本実施例に係る複合型薄膜磁
気ヘッドの製造方法においては、薄膜形成技術により素
子部31を形成するとともに、当該素子部31の各層の
一部又は全部の成膜と同時に素子部31と並列した所定
位置に成膜することにより、素子部31と略々同一の高
さの下地層36が形成される。したがって、素子部31
から下地層36にかけて積層形成するリード線32〜3
5はその厚みが5〜10μm程度の薄いもので良く、成
膜不良を発生させることなく保護層が成膜されることに
なる。
気ヘッドの製造方法においては、薄膜形成技術により素
子部31を形成するとともに、当該素子部31の各層の
一部又は全部の成膜と同時に素子部31と並列した所定
位置に成膜することにより、素子部31と略々同一の高
さの下地層36が形成される。したがって、素子部31
から下地層36にかけて積層形成するリード線32〜3
5はその厚みが5〜10μm程度の薄いもので良く、成
膜不良を発生させることなく保護層が成膜されることに
なる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る薄膜磁気ヘッドにおいて
は、素子部と並列してリード線の外部端子接続部に対応
する位置に所定の厚みを有する下地層が成膜されてお
り、この上にリード線の外部接続端子部が形成されてい
る。すなわち、リード線に下地層上にて形成される外部
端子との接続端子が下地層の厚み分だけ高い位置に設け
られるため、外部接続端子部上に積層するボンディング
パッドの厚みをそれだけ薄く形成することができる。し
たがって、このボンディングパッドを容易に所望形状に
形成することが可能となり、上部に被覆形成される保護
層における成膜不良の発生が防止される。
は、素子部と並列してリード線の外部端子接続部に対応
する位置に所定の厚みを有する下地層が成膜されてお
り、この上にリード線の外部接続端子部が形成されてい
る。すなわち、リード線に下地層上にて形成される外部
端子との接続端子が下地層の厚み分だけ高い位置に設け
られるため、外部接続端子部上に積層するボンディング
パッドの厚みをそれだけ薄く形成することができる。し
たがって、このボンディングパッドを容易に所望形状に
形成することが可能となり、上部に被覆形成される保護
層における成膜不良の発生が防止される。
【0046】また、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法においては、薄膜形成技術により磁性層,導体層を
絶縁層を介して多層に積層して素子部を形成するととも
に、当該素子部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素
子部と並列した所定位置に成膜することにより、上記素
子部と略々同一の高さの下地層が形成される。したがっ
て、形成するリード線はその厚みが5〜10μm程度の
薄いもので良く、成膜不良を発生させることなく保護層
が成膜されることになる。
方法においては、薄膜形成技術により磁性層,導体層を
絶縁層を介して多層に積層して素子部を形成するととも
に、当該素子部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素
子部と並列した所定位置に成膜することにより、上記素
子部と略々同一の高さの下地層が形成される。したがっ
て、形成するリード線はその厚みが5〜10μm程度の
薄いもので良く、成膜不良を発生させることなく保護層
が成膜されることになる。
【0047】したがって、本発明によれば、リード線を
容易且つ正確に形成することができ、成膜不良の発生が
抑止されて製品の信頼性及び歩留りの大幅な向上を図る
ことが可能となる。
容易且つ正確に形成することができ、成膜不良の発生が
抑止されて製品の信頼性及び歩留りの大幅な向上を図る
ことが可能となる。
【図1】本実施例に係る複合型薄膜磁気ヘッドを模式的
に示す平面図である。
に示す平面図である。
【図2】複合型薄膜磁気ヘッドの素子部を模式的に示す
断面図である。
断面図である。
【図3】図1中破線A−A’による断面図である。
【図4】軟磁性材料よりなる下部シールドコアを模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図5】下部シールドコア上に絶縁層を介してMR素子
が形成された様子を模式的に示す断面図である。
が形成された様子を模式的に示す断面図である。
【図6】MR素子上に絶縁層が成膜された様子を模式的
に示す断面図である。
に示す断面図である。
【図7】絶縁層にMR素子の後端部へ通じる接続孔が形
成された様子を模式的に示す断面図である。
成された様子を模式的に示す断面図である。
【図8】上記後端部上に後端電極が形成された様子を模
式的に示す断面図である。
式的に示す断面図である。
【図9】後端電極及びバイアス導体上に絶縁層が積層さ
れた様子を模式的に示す断面図である。
れた様子を模式的に示す断面図である。
【図10】絶縁層にMR素子の前端部へ通じる接続孔が
形成された様子を模式的に示す断面図である。
形成された様子を模式的に示す断面図である。
【図11】上記前端部上に前端電極が形成され、さらに
この前端電極上に上部シルードコアが形成された様子を
模式的に示す断面図である。
この前端電極上に上部シルードコアが形成された様子を
模式的に示す断面図である。
【図12】MRヘッド上にギャップ膜及び第1の平坦化
層が成膜された様子を模式的に示す断面図である。
層が成膜された様子を模式的に示す断面図である。
【図13】第1の平坦化層上に第1のメッキ下地層を介
して導体コイルがメッキ成膜された様子を模式的に示す
断面図である。
して導体コイルがメッキ成膜された様子を模式的に示す
断面図である。
【図14】導体コイル上に第2の平坦化層の第1層であ
る平坦化膜が成膜された様子を模式的に示す断面図であ
る。
る平坦化膜が成膜された様子を模式的に示す断面図であ
る。
【図15】第1層の平坦化膜上に第2の平坦化層の第2
層である平坦化膜が成膜された様子を模式的に示す断面
図である。
層である平坦化膜が成膜された様子を模式的に示す断面
図である。
【図16】従来の薄膜磁気ヘッドの一例を模式的に示す
断面図である。
断面図である。
A MRヘッド B インダクティブヘッド 1 MR素子 2 下部シールドコア 12a 前端電極 12b 後端電極 21 下層コア 22 導体コイル 23 上層コア 31 素子部 32〜35 リード線 32a〜35a 外部接続端子部 36 下地層 37 ボンディングパッド
Claims (8)
- 【請求項1】 磁性層,導体層が絶縁層を介して多層に
積層され磁気ヘッド素子部が形成されるとともに、上記
導体層と電気的に接続されるリード線を備えてなる薄膜
磁気ヘッドにおいて、 上記リード線の外部端子接続部に対応する位置に所定の
厚みを有する下地層が形成され、この上にリード線の外
部接続端子部が形成されていることを特徴とする薄膜磁
気ヘッド。 - 【請求項2】 下地層の厚みが5μm以上であり且つ素
子部の厚みに10μmを加えた値以下とされていること
を特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】 リード線の外部接続端子部上にボンディ
ングパッドが形成されていることを特徴とする請求項1
記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項4】 下地層の側面形状が略々テーパ状とされ
ていることを特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッ
ド。 - 【請求項5】 素子部が、軟磁性材料よりなる下部シー
ルドコア及び上部シールドコアに磁気抵抗効果素子が狭
持されてなる再生用薄膜ヘッド素子と、軟磁性材料より
なる下層コア及び上層コアに導体コイルが狭持されてな
る記録用薄膜ヘッド素子とが順次積層されてなることを
特徴とする請求項1記載の薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項6】 薄膜形成技術により磁性層,導体層を絶
縁層を介して多層に積層して素子部を形成するととも
に、当該素子部の各層の一部又は全部の成膜と同時に素
子部と並列した所定位置に成膜して下地層を形成する工
程と、 リード線を上記導体層と電気的に接続し且つ当該リード
線の外部端子接続部を下地層上に対応させて形成する工
程と、 素子部,リード線,及び下地層上に絶縁材料よりなる保
護層を成膜する工程と、 保護層に機械研磨を施して下地層上に積層されたリード
線の外部端子接続部のみを露出させて外部接続用の接続
端子とする工程とを有することを特徴とする薄膜磁気ヘ
ッドの製造方法。 - 【請求項7】 リード線を形成するに際して、当該リー
ド線の外部端子接続部上にボンディングパッドを形成す
ることを特徴とする請求項6記載の薄膜磁気ヘッドの製
造方法。 - 【請求項8】 素子部を形成した後に、下地層上にさら
に成膜を施して素子部より5〜10μm大きい厚みをも
つ下地層を形成することを特徴とする請求項6記載の薄
膜磁気ヘッドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13442695A JPH08329420A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13442695A JPH08329420A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08329420A true JPH08329420A (ja) | 1996-12-13 |
Family
ID=15128108
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13442695A Withdrawn JPH08329420A (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 薄膜磁気ヘッド及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08329420A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002025854A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Alps Electric Co Ltd | 薄膜キャパシタ素子 |
| WO2021036137A1 (zh) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 问问智能信息科技有限公司 | 触点、触点结构、电子设备和充电设备 |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP13442695A patent/JPH08329420A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002025854A (ja) * | 2000-07-04 | 2002-01-25 | Alps Electric Co Ltd | 薄膜キャパシタ素子 |
| WO2021036137A1 (zh) * | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 问问智能信息科技有限公司 | 触点、触点结构、电子设备和充电设备 |
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