JPH08279130A - 磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置 - Google Patents
磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置Info
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- JPH08279130A JPH08279130A JP7881795A JP7881795A JPH08279130A JP H08279130 A JPH08279130 A JP H08279130A JP 7881795 A JP7881795 A JP 7881795A JP 7881795 A JP7881795 A JP 7881795A JP H08279130 A JPH08279130 A JP H08279130A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接触記録方式の磁気ヘッドスライダにおい
て、接触走行およびシーク動作時で、媒体面に付着して
いる異物から磁気トランスデューサの損傷を防ぎ、かつ
磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対する接近
性、接触追従走行特性を向上させる。 【構成】 シーク動作時でも常に磁気トランスデューサ
2bを搭載したコンタクト部2の前方になるように、台
形状でかつ流出端がテーパ面3bとなるコンタクト部3
を設け、さらにコンタクト部2とコンタクト部3とを結
ぶ直線上を除く位置である両脇あるいは片側の脇に、少
なくとも1個以上のコンタクト部4あるいはコンタクト
部5を設ける。 【効果】 高密度記録化、高信頼性化に優れた接触走行
しながら記録再生する方式の磁気ヘッドスライダおよび
磁気ディスク装置を提供するのに効果がある。
て、接触走行およびシーク動作時で、媒体面に付着して
いる異物から磁気トランスデューサの損傷を防ぎ、かつ
磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対する接近
性、接触追従走行特性を向上させる。 【構成】 シーク動作時でも常に磁気トランスデューサ
2bを搭載したコンタクト部2の前方になるように、台
形状でかつ流出端がテーパ面3bとなるコンタクト部3
を設け、さらにコンタクト部2とコンタクト部3とを結
ぶ直線上を除く位置である両脇あるいは片側の脇に、少
なくとも1個以上のコンタクト部4あるいはコンタクト
部5を設ける。 【効果】 高密度記録化、高信頼性化に優れた接触走行
しながら記録再生する方式の磁気ヘッドスライダおよび
磁気ディスク装置を提供するのに効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気ヘッドスライダおよ
び磁気ディスク装置に係り、特に高記録密度化、高信頼
性化に優れた磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装
置に関する。
び磁気ディスク装置に係り、特に高記録密度化、高信頼
性化に優れた磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置に使用されてい
る磁気ヘッドスライダは、従来の動圧気体軸受理論を適
用したもので、回転する磁気記録媒体面上で空気軸受面
になりうる2本のスライダレール面およびテーパ面から
構成され、空気力学的に発生する浮上力と、磁気ヘッド
スライダを支持する支持体から加えられた所定の荷重と
が釣り合うように、記録媒体面との距離を微小にかつ一
定に保ちながら安定浮上している。
る磁気ヘッドスライダは、従来の動圧気体軸受理論を適
用したもので、回転する磁気記録媒体面上で空気軸受面
になりうる2本のスライダレール面およびテーパ面から
構成され、空気力学的に発生する浮上力と、磁気ヘッド
スライダを支持する支持体から加えられた所定の荷重と
が釣り合うように、記録媒体面との距離を微小にかつ一
定に保ちながら安定浮上している。
【0003】走行する記録媒体面上には、ラン・アウト
のような長波長、振幅大うねりからスライダ長から面粗
さ程度までの短波長、振幅微小うねりまでのあらゆる波
長、振幅のうねりなどが存在する。さらに、スライダが
記録媒体の別の領域に記録再生するために、シーク(半
径)方向に移動する場合、スライダにローリング方向の
モーメントが作用する。
のような長波長、振幅大うねりからスライダ長から面粗
さ程度までの短波長、振幅微小うねりまでのあらゆる波
長、振幅のうねりなどが存在する。さらに、スライダが
記録媒体の別の領域に記録再生するために、シーク(半
径)方向に移動する場合、スライダにローリング方向の
モーメントが作用する。
【0004】したがって、スライダをあらゆる波長・振
幅のうねりに追従させ、かつシーク動作に対しても動的
に安定になるように、スライダは平行(垂直)、ピッチ
ング(前後)、ローリング(シーク)モードの3自由度
の運動に対して復元力が働くようなスライダ・支持系に
なっている。
幅のうねりに追従させ、かつシーク動作に対しても動的
に安定になるように、スライダは平行(垂直)、ピッチ
ング(前後)、ローリング(シーク)モードの3自由度
の運動に対して復元力が働くようなスライダ・支持系に
なっている。
【0005】従来の磁気ヘッドスライダの支持体は、特
開昭55−22296号公報に記載されたように、荷重
用ビーム部、ジンバル部、荷重用突起部から構成されて
おり、荷重用ビーム部から荷重用突起部を介して押し付
けられた荷重と浮上力との釣り合いを保持し、同時に動
的に安定浮上させるために、荷重用突起部を支点とし
て、スライダを平行、ピッチング、ローリングモードの
3自由度の動きを可能にしている。
開昭55−22296号公報に記載されたように、荷重
用ビーム部、ジンバル部、荷重用突起部から構成されて
おり、荷重用ビーム部から荷重用突起部を介して押し付
けられた荷重と浮上力との釣り合いを保持し、同時に動
的に安定浮上させるために、荷重用突起部を支点とし
て、スライダを平行、ピッチング、ローリングモードの
3自由度の動きを可能にしている。
【0006】さらに、Electronic Desi
gn,5,March,1,1980年,60〜63ペ
ージに論じられているような、磁界を印加したり、残留
磁界を検出する磁気トランスデューサである従来の電磁
誘導型薄膜ヘッドが、最小な浮上量となりうるような、
一方のスライダレールの流出端側面に、薄膜素子として
リソグラフィ技術で形成されている。
gn,5,March,1,1980年,60〜63ペ
ージに論じられているような、磁界を印加したり、残留
磁界を検出する磁気トランスデューサである従来の電磁
誘導型薄膜ヘッドが、最小な浮上量となりうるような、
一方のスライダレールの流出端側面に、薄膜素子として
リソグラフィ技術で形成されている。
【0007】近年、磁気ディスク装置は、高価格の大型
機種から価格のわりに高性能な中型、小型機にユーザが
シフトするダウンサイジングが進み、高記録密度化対応
の数々の革新的技術の導入が加速されている。例えば、
ディスクが小径化すると、従来の電磁誘導型薄膜ヘッド
では、低周速になるために十分な再生出力が得られなく
なる。そのため、再生用の磁気ヘッドとして再生出力が
周速に関係しない、特開昭51−44917号公報に記
載されているような磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッ
ド)が検討され、実用化されている。
機種から価格のわりに高性能な中型、小型機にユーザが
シフトするダウンサイジングが進み、高記録密度化対応
の数々の革新的技術の導入が加速されている。例えば、
ディスクが小径化すると、従来の電磁誘導型薄膜ヘッド
では、低周速になるために十分な再生出力が得られなく
なる。そのため、再生用の磁気ヘッドとして再生出力が
周速に関係しない、特開昭51−44917号公報に記
載されているような磁気抵抗効果型ヘッド(MRヘッ
ド)が検討され、実用化されている。
【0008】磁気ディスク装置のヘッド・ディスクイン
ターフェイス(HDI)に対する高信頼性、極微小浮上
量化の要求もますます厳しいものとなっており、この要
求に対して、提案されているのがコンタクト記録方式で
ある。コンタクト記録とは、記録媒体面上を安定に滑ら
せながら記録再生する方式であり、磁気トランスデュー
サギャップ部と磁性膜面との磁気記録的スペーシングの
損失が低減でき、磁気記録密度は飛躍的に向上する。
ターフェイス(HDI)に対する高信頼性、極微小浮上
量化の要求もますます厳しいものとなっており、この要
求に対して、提案されているのがコンタクト記録方式で
ある。コンタクト記録とは、記録媒体面上を安定に滑ら
せながら記録再生する方式であり、磁気トランスデュー
サギャップ部と磁性膜面との磁気記録的スペーシングの
損失が低減でき、磁気記録密度は飛躍的に向上する。
【0009】コンタクト記録方式は、動圧気体軸受理論
を適用した従来技術の浮上記録方式とは異なり、荷重用
ビーム部から伝達された極微小荷重でスライダを押し付
け、磁気トランスデューサを搭載したコンタクト部のコ
ンタクト面と媒体面とに有する多数の微小突起先端が、
僅かに弾・塑性変形し、その状態を保持しながら記録再
生する。媒体面には摩擦係数を低減させ、耐摺動性を向
上させるために、液体潤滑剤の塗布が考えられる。
を適用した従来技術の浮上記録方式とは異なり、荷重用
ビーム部から伝達された極微小荷重でスライダを押し付
け、磁気トランスデューサを搭載したコンタクト部のコ
ンタクト面と媒体面とに有する多数の微小突起先端が、
僅かに弾・塑性変形し、その状態を保持しながら記録再
生する。媒体面には摩擦係数を低減させ、耐摺動性を向
上させるために、液体潤滑剤の塗布が考えられる。
【0010】液体潤滑剤は、保護膜と吸着した潤滑剤と
その他の余剰潤滑剤から構成されている。余剰潤滑剤は
媒体面の耐摺動性を支配し、吸着した潤滑剤のみより成
る場合の耐摺動性は悪く、無潤滑の媒体のそれと同程度
であることが知られている。
その他の余剰潤滑剤から構成されている。余剰潤滑剤は
媒体面の耐摺動性を支配し、吸着した潤滑剤のみより成
る場合の耐摺動性は悪く、無潤滑の媒体のそれと同程度
であることが知られている。
【0011】ここで、コンタクト記録方式を実用化する
場合の問題点について述べる。 (1)安定接触走行状態を保持させるためには、記録媒
体面に存在する微小うねりに対して、コンタクト面の少
なくとも1ヶ所を接触させながら追従走行させる必要が
ある。しかし、接触走行時には、常時、コンタクト面に
接触力(垂直)および摩擦力(面内)の外力、およびそ
れらのモーメントが作用しているために、スライダに、
平行、ピッチング運動などが加わり、媒体面から飛び離
れる。その後、再度媒体面との間欠接触が発生し始め、
過渡的スペーシング変動が大きくなり、再生波形が変動
する。
場合の問題点について述べる。 (1)安定接触走行状態を保持させるためには、記録媒
体面に存在する微小うねりに対して、コンタクト面の少
なくとも1ヶ所を接触させながら追従走行させる必要が
ある。しかし、接触走行時には、常時、コンタクト面に
接触力(垂直)および摩擦力(面内)の外力、およびそ
れらのモーメントが作用しているために、スライダに、
平行、ピッチング運動などが加わり、媒体面から飛び離
れる。その後、再度媒体面との間欠接触が発生し始め、
過渡的スペーシング変動が大きくなり、再生波形が変動
する。
【0012】安定接触走行状態でも、ある程度摩擦係数
が大きくなり、摩擦力が速度依存性をもつようになる
と、自励振動(スティックスリップ)が発生する可能性
がある。また、媒体面微小うねりに対して、接触追従走
行特性を向上させるためには、コンタクト部の走行方向
長さを微小化する必要があるが、逆に定常摩耗が進行し
すぎて、装置寿命が短くなる。
が大きくなり、摩擦力が速度依存性をもつようになる
と、自励振動(スティックスリップ)が発生する可能性
がある。また、媒体面微小うねりに対して、接触追従走
行特性を向上させるためには、コンタクト部の走行方向
長さを微小化する必要があるが、逆に定常摩耗が進行し
すぎて、装置寿命が短くなる。
【0013】さらに、コンタクトスライダを目標トラッ
クに移動するシーク動作においても、常時シーク方向に
摩擦力が作用し、また、磁気トランスデューサギャップ
部を目標トラックに位置決めるときにおいても、ローリ
ング振動、スティックスリップ等の摩擦振動があり、サ
ーボシステムに不安定を生じ、高トラック記録密度の実
現を低下させる。
クに移動するシーク動作においても、常時シーク方向に
摩擦力が作用し、また、磁気トランスデューサギャップ
部を目標トラックに位置決めるときにおいても、ローリ
ング振動、スティックスリップ等の摩擦振動があり、サ
ーボシステムに不安定を生じ、高トラック記録密度の実
現を低下させる。
【0014】(2)作動中、常時作用する接触応力によ
って、コンタクト部と媒体面との接触面同士が定常摩耗
し、磁気ディスク装置の信頼性が劣化するという問題が
生ずる。特に、間欠接触による過大な接触応力によっ
て、致命的な摩耗を引き起こす可能性がある。
って、コンタクト部と媒体面との接触面同士が定常摩耗
し、磁気ディスク装置の信頼性が劣化するという問題が
生ずる。特に、間欠接触による過大な接触応力によっ
て、致命的な摩耗を引き起こす可能性がある。
【0015】(3)再生用の磁気トランスデューサとし
て、従来の磁気抵抗効果型ヘッドを使用する場合、MR
素子部に温度上昇が発生すると、再生出力にノイズが発
生する問題があり、HDIを摩擦熱を極力おさえる流体
潤滑にする必要がある。
て、従来の磁気抵抗効果型ヘッドを使用する場合、MR
素子部に温度上昇が発生すると、再生出力にノイズが発
生する問題があり、HDIを摩擦熱を極力おさえる流体
潤滑にする必要がある。
【0016】以上の問題点を解決するためには、接触
力、摩擦力を微小化することである。接触力はスライダ
可動部の、等価質量、慣性モーメント、つまりスライダ
形状および押付荷重に依存しているため、それらを摩耗
が無視できるほど、極力微小化することである。
力、摩擦力を微小化することである。接触力はスライダ
可動部の、等価質量、慣性モーメント、つまりスライダ
形状および押付荷重に依存しているため、それらを摩耗
が無視できるほど、極力微小化することである。
【0017】特開平3−178017号公報に記載され
ているコンタクト垂直記録方式のコンタクトスライダ
は、磁気トランスデューサ・荷重用ビーム部・信号線を
一体形成したジンバル部のない超小型軽量軽荷重スライ
ダに、摩耗パッドとなりうるコンタクト部を設けてあ
る。このスライダは超軽荷重(1mgf以下)が可能で
あるために、摩耗量を微小化できるが、スライダ自体が
極めて小さいため、コンタクト面を媒体面に対して、動
的に平行でかつ良好に安定接触させることが困難であ
る。
ているコンタクト垂直記録方式のコンタクトスライダ
は、磁気トランスデューサ・荷重用ビーム部・信号線を
一体形成したジンバル部のない超小型軽量軽荷重スライ
ダに、摩耗パッドとなりうるコンタクト部を設けてあ
る。このスライダは超軽荷重(1mgf以下)が可能で
あるために、摩耗量を微小化できるが、スライダ自体が
極めて小さいため、コンタクト面を媒体面に対して、動
的に平行でかつ良好に安定接触させることが困難であ
る。
【0018】特開平6−60329号公報に記載されて
いるコンタクト記録方式のコンタクトスライダは、従来
の浮上記録方式の小型スライダから単一スライダレール
を切り出し、空気軸受面になりうる台座のある短いレッ
グ部を有するような、実質的にL字形のスライダ(1.
016×0.508×0.2794mm)に加工する。コ
ンタクト面になりうる摩耗パット(76.2×76.2μ
m)は台座上に形成し、磁気トランスデューサの磁極先
端、およびギャップ部をとり囲む構造になっている。
いるコンタクト記録方式のコンタクトスライダは、従来
の浮上記録方式の小型スライダから単一スライダレール
を切り出し、空気軸受面になりうる台座のある短いレッ
グ部を有するような、実質的にL字形のスライダ(1.
016×0.508×0.2794mm)に加工する。コ
ンタクト面になりうる摩耗パット(76.2×76.2μ
m)は台座上に形成し、磁気トランスデューサの磁極先
端、およびギャップ部をとり囲む構造になっている。
【0019】特開平6−60329号公報に記載されて
いるもうひとつの前記の方式、および特開平6−150
283号公報に記載されている前記の方式のコンタクト
スライダは、従来の浮上記録方式の小型スライダの流入
端に、空気軸受面になりうる2個のレール面で浮上さ
せ、流出端に磁気トランスデューサを有する空気軸受面
になりにくい1個のコンタクト面を設けている。
いるもうひとつの前記の方式、および特開平6−150
283号公報に記載されている前記の方式のコンタクト
スライダは、従来の浮上記録方式の小型スライダの流入
端に、空気軸受面になりうる2個のレール面で浮上さ
せ、流出端に磁気トランスデューサを有する空気軸受面
になりにくい1個のコンタクト面を設けている。
【0020】特開平6−231555号公報に記載され
ている前記の方式のコンタクトスライダは、流出端のコ
ーナに2個、流入端中央に磁気トランスデューサを搭載
したコンタクト部1個、合計3個の耐摩耗材料のコンタ
クト部を設け、接触面を広げて、接触圧力を低くさせる
ことによって、ヘッド摩耗を微小化している。また、空
気軸受面の作用を避けるために、コンタクト部の面積を
狭く、その高さを高く設定している。
ている前記の方式のコンタクトスライダは、流出端のコ
ーナに2個、流入端中央に磁気トランスデューサを搭載
したコンタクト部1個、合計3個の耐摩耗材料のコンタ
クト部を設け、接触面を広げて、接触圧力を低くさせる
ことによって、ヘッド摩耗を微小化している。また、空
気軸受面の作用を避けるために、コンタクト部の面積を
狭く、その高さを高く設定している。
【0021】しかし、記録媒体面には、摩耗粉、加工残
渣などのコンタミネーションが付着している場合があ
り、その付着物が、以上に示した従来のコンタクトスラ
イダに接近したとき、磁気トランスデューサを搭載した
コンタクト部に付着し、スペーシング変動の増大、コン
タクト部の致命的な過大な摩耗、および磁気トランスデ
ューサの損傷が発生する可能性がある。
渣などのコンタミネーションが付着している場合があ
り、その付着物が、以上に示した従来のコンタクトスラ
イダに接近したとき、磁気トランスデューサを搭載した
コンタクト部に付着し、スペーシング変動の増大、コン
タクト部の致命的な過大な摩耗、および磁気トランスデ
ューサの損傷が発生する可能性がある。
【0022】特開平6−243626号公報に記載され
ている前記の方式のコンタクトスライダは、磁気トラン
スデューサを搭載したコンタクト部の近傍位置に、クリ
ーニング用のコンタクト部を設けることによって、ヘッ
ドクラッシュの障害を引き起こす媒体面に付着した摩耗
粉、または潤滑剤と混合した研磨粉等の付着異物を効果
的に除去する。
ている前記の方式のコンタクトスライダは、磁気トラン
スデューサを搭載したコンタクト部の近傍位置に、クリ
ーニング用のコンタクト部を設けることによって、ヘッ
ドクラッシュの障害を引き起こす媒体面に付着した摩耗
粉、または潤滑剤と混合した研磨粉等の付着異物を効果
的に除去する。
【0023】しかし、シーク動作時におけるクリーニン
グ用のコンタクト部の設計方針を考慮していないため
に、シーク動作時に、磁気トランスデューサを搭載した
コンタクト部に付着する危険性がある。さらに、少なく
とも3点以上のコンタクト面で媒体面と同時に接触させ
ることができないために、支持体の組立許容公差が狭く
なり、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対す
る接近性が低下し、安定に接触走行させることができな
い。
グ用のコンタクト部の設計方針を考慮していないため
に、シーク動作時に、磁気トランスデューサを搭載した
コンタクト部に付着する危険性がある。さらに、少なく
とも3点以上のコンタクト面で媒体面と同時に接触させ
ることができないために、支持体の組立許容公差が狭く
なり、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対す
る接近性が低下し、安定に接触走行させることができな
い。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のコンタクト
記録方式のコンタクトスライダは、シーク動作時に、磁
気トランスデューサを搭載したコンタクト部に付着する
危険性がある。また、支持体の組立許容公差が狭小化
し、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対する
接近性が低下し、安定に接触走行させることができない
問題があった。
記録方式のコンタクトスライダは、シーク動作時に、磁
気トランスデューサを搭載したコンタクト部に付着する
危険性がある。また、支持体の組立許容公差が狭小化
し、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対する
接近性が低下し、安定に接触走行させることができない
問題があった。
【0025】本発明の目的は、磁気ヘッドスライダおよ
び磁気ディスク装置において、接触走行およびシーク動
作時に、媒体面に付着している異物が接近した場合、あ
るいはコンタクト部が媒体面と離れ、両者間に付着物が
侵入した場合、付着物から磁気トランスデューサの損傷
を防ぐことである。さらに、支持体の組立許容公差を拡
大し、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対す
る接近性、接触追従走行特性を向上させることである。
び磁気ディスク装置において、接触走行およびシーク動
作時に、媒体面に付着している異物が接近した場合、あ
るいはコンタクト部が媒体面と離れ、両者間に付着物が
侵入した場合、付着物から磁気トランスデューサの損傷
を防ぐことである。さらに、支持体の組立許容公差を拡
大し、磁気トランスデューサギャップ部の媒体面に対す
る接近性、接触追従走行特性を向上させることである。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、回転する磁気記録媒体面上で接触あるいは
間欠接触走行しながら記録再生し、かつ磁気記録媒体の
任意の半径位置領域に移動可能な磁気ヘッドスライダに
おいて、前記磁気記録媒体との接触部が少なくとも3個
以上設けられ、そのうちの第1の接触部が磁気トランス
デューサを搭載した第2の接触部の記録再生トラック前
方に配置してあることを特徴とするものである。
に本発明は、回転する磁気記録媒体面上で接触あるいは
間欠接触走行しながら記録再生し、かつ磁気記録媒体の
任意の半径位置領域に移動可能な磁気ヘッドスライダに
おいて、前記磁気記録媒体との接触部が少なくとも3個
以上設けられ、そのうちの第1の接触部が磁気トランス
デューサを搭載した第2の接触部の記録再生トラック前
方に配置してあることを特徴とするものである。
【0027】また、前記第1の接触部と前記第2の接触
部とを結ぶ直線上を除く位置に、少なくとも1個以上の
第3の接触部を設けることができる。また、前記第1の
接触部は、シーク時の最大ヨー角度を含む幅であること
を特徴とする。
部とを結ぶ直線上を除く位置に、少なくとも1個以上の
第3の接触部を設けることができる。また、前記第1の
接触部は、シーク時の最大ヨー角度を含む幅であること
を特徴とする。
【0028】すなわち、前記第1の接触部の流入端側の
幅Wを、Wp≦Wの範囲内に設定したことを特徴とし、
好ましくは、前記第1の接触部の流入端側の幅Wを、W
=2Lc×tan(Yg)+Wgのように設定したこと
を特徴とする。ここに、Wpは前記幅Wの最小値を表わ
し、Wp=2Lc×tan(Yg)+Wgで示す。Lc
は前記磁気ヘッドスライダの長さ、Wgは前記第2の接
触部の流出端側の幅、Ygは最大ヨー角度を表わす。
幅Wを、Wp≦Wの範囲内に設定したことを特徴とし、
好ましくは、前記第1の接触部の流入端側の幅Wを、W
=2Lc×tan(Yg)+Wgのように設定したこと
を特徴とする。ここに、Wpは前記幅Wの最小値を表わ
し、Wp=2Lc×tan(Yg)+Wgで示す。Lc
は前記磁気ヘッドスライダの長さ、Wgは前記第2の接
触部の流出端側の幅、Ygは最大ヨー角度を表わす。
【0029】また、前記第1の接触部の形状を台形状に
し、また、前記第1の接触部の流出端に、傾斜した平面
部を形成し、また、前記第1の接触部および第3の接触
部の材料が、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボ
ン、アモルファスカーボン、プラズマCVD(chem
ical vapor deposited)で形成し
たカーボン、DCマグネトロンスパッタで形成したCN
(窒化炭素)、CVDで形成したシリコンカーバイト等
の耐摩耗性材料であることを特徴とする。
し、また、前記第1の接触部の流出端に、傾斜した平面
部を形成し、また、前記第1の接触部および第3の接触
部の材料が、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボ
ン、アモルファスカーボン、プラズマCVD(chem
ical vapor deposited)で形成し
たカーボン、DCマグネトロンスパッタで形成したCN
(窒化炭素)、CVDで形成したシリコンカーバイト等
の耐摩耗性材料であることを特徴とする。
【0030】また、前記第1および第2の接触部が、ス
ライダのほぼ中央線上に設けられ、その他の接触部が両
側の脇に設けられてもよいし、また、前記第1および第
2の接触部が、スライダの一方の側の脇に設けられ、そ
の他の接触部が他方の側の脇に設けられてもよい。
ライダのほぼ中央線上に設けられ、その他の接触部が両
側の脇に設けられてもよいし、また、前記第1および第
2の接触部が、スライダの一方の側の脇に設けられ、そ
の他の接触部が他方の側の脇に設けられてもよい。
【0031】また、上記構成の磁気ヘッドスライダを使
用した磁気ディスク装置、あるいは、上記構成の磁気ヘ
ッドスライダを、スライダ支持体の2枚平行に重ねた荷
重用ビーム部間の端部に挾着した磁気ディスク装置によ
って、上記目的を達成することができる。
用した磁気ディスク装置、あるいは、上記構成の磁気ヘ
ッドスライダを、スライダ支持体の2枚平行に重ねた荷
重用ビーム部間の端部に挾着した磁気ディスク装置によ
って、上記目的を達成することができる。
【0032】
【作用】上記構成の磁気ヘッドスライダおよび磁気ディ
スク装置によれば、磁気ヘッドの接触走行およびシーク
動作時において、媒体面に付着している異物が接近した
場合、磁気トランスデューサの前方に常に存在する第1
の接触部によって異物が排除され、第2の接触部の致命
的な過大な摩耗、および第2の接触部に搭載した磁気ト
ランスデューサの損傷を防ぐことができる。
スク装置によれば、磁気ヘッドの接触走行およびシーク
動作時において、媒体面に付着している異物が接近した
場合、磁気トランスデューサの前方に常に存在する第1
の接触部によって異物が排除され、第2の接触部の致命
的な過大な摩耗、および第2の接触部に搭載した磁気ト
ランスデューサの損傷を防ぐことができる。
【0033】また、媒体面に浮遊している余剰潤滑剤を
均質化する作用もあり、均質化することによって、過渡
的スペーシング変動は減少する。また、第1の接触部が
媒体面から離れ、媒体面との間に付着物が侵入した場
合、第1の接触部に形成したテーパ面の発生する負圧に
よって、その面に付着物が捕獲され、磁気トランスデュ
ーサまでに到達しないようにすることができる。
均質化する作用もあり、均質化することによって、過渡
的スペーシング変動は減少する。また、第1の接触部が
媒体面から離れ、媒体面との間に付着物が侵入した場
合、第1の接触部に形成したテーパ面の発生する負圧に
よって、その面に付着物が捕獲され、磁気トランスデュ
ーサまでに到達しないようにすることができる。
【0034】さらに、第1の接触部と第2の接触部とを
結ぶ直線上を除く位置に、少なくとも1個以上の接触部
を設けることによって、任意の平面が決定するのに必要
な3点が、媒体面に対して同時に接触することが可能と
なり、磁気トランスデューサギャップ部の接近性、接触
追従走行特性が向上する。
結ぶ直線上を除く位置に、少なくとも1個以上の接触部
を設けることによって、任意の平面が決定するのに必要
な3点が、媒体面に対して同時に接触することが可能と
なり、磁気トランスデューサギャップ部の接近性、接触
追従走行特性が向上する。
【0035】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。図1に、本発明の実施例1の磁気ヘッドスライ
ダを示す。磁気ヘッドスライダ1は、コンタクト部2、
3、4、5を設け、それらのコンタクト部の空気軸受面
になりにくい平面2a、3a、4a、5aで記録媒体面
と接触走行させる構造である。
明する。図1に、本発明の実施例1の磁気ヘッドスライ
ダを示す。磁気ヘッドスライダ1は、コンタクト部2、
3、4、5を設け、それらのコンタクト部の空気軸受面
になりにくい平面2a、3a、4a、5aで記録媒体面
と接触走行させる構造である。
【0036】スライダ1およびコンタクト部2の側面
に、磁気トランスデューサ2bおよび接続端子2d、コ
ンタクト面2aにギャップ部2cが搭載されている。磁
気トランスデューサ2bの再生用として、磁気抵抗効果
型ヘッドを使用することによって、小型ディスクに対し
て高記録密度化が実現できる。この場合、接続端子2d
は4個必要である。
に、磁気トランスデューサ2bおよび接続端子2d、コ
ンタクト面2aにギャップ部2cが搭載されている。磁
気トランスデューサ2bの再生用として、磁気抵抗効果
型ヘッドを使用することによって、小型ディスクに対し
て高記録密度化が実現できる。この場合、接続端子2d
は4個必要である。
【0037】磁気トランスデューサギャップ部2cを搭
載したコンタクト部2の前方に、コンタクト部3を設
け、コンタクト部3はコンタクト面3aとテーパ面3b
から構成されている。
載したコンタクト部2の前方に、コンタクト部3を設
け、コンタクト部3はコンタクト面3aとテーパ面3b
から構成されている。
【0038】走行方向から媒体面に付着した異物が接近
した場合、コンタクト部3の前面3cから外側に排除
し、付着物からコンタクト部2の、致命的な過大な摩耗
および磁気トランスデューサの損傷を防ぐ。また、前面
3cは媒体面に浮遊している余剰潤滑剤を均質化する作
用もあり、過渡的スペーシング変動は減少する。
した場合、コンタクト部3の前面3cから外側に排除
し、付着物からコンタクト部2の、致命的な過大な摩耗
および磁気トランスデューサの損傷を防ぐ。また、前面
3cは媒体面に浮遊している余剰潤滑剤を均質化する作
用もあり、過渡的スペーシング変動は減少する。
【0039】コンタクト面3aが媒体面と離れ、それら
の間に付着物が侵入した場合、空気の流出端に、傾斜し
た平面(テーパ面)3bを設けることによって、テーパ
面3bの発生する負圧により、その面で付着物が捕獲さ
れ、磁気トランスデューサまで到達しない。
の間に付着物が侵入した場合、空気の流出端に、傾斜し
た平面(テーパ面)3bを設けることによって、テーパ
面3bの発生する負圧により、その面で付着物が捕獲さ
れ、磁気トランスデューサまで到達しない。
【0040】図2に、実施例1の磁気ヘッドスライダの
正面図を示す。コンタクト部3の形状を台形状とし、そ
の流入端側の幅Wを(数1)の範囲内に設定すると、シ
ーク動作によってヨー角が発生した場合においても、常
にコンタクト部3が磁気トランスデューサギャップ部2
cを搭載したコンタクト部2の前方になる。
正面図を示す。コンタクト部3の形状を台形状とし、そ
の流入端側の幅Wを(数1)の範囲内に設定すると、シ
ーク動作によってヨー角が発生した場合においても、常
にコンタクト部3が磁気トランスデューサギャップ部2
cを搭載したコンタクト部2の前方になる。
【0041】
【数1】Wp≦W ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥(数1) ただし、WpはWの最小値を表わし、(数2)で示す。
【0042】
【数2】 Wp=2Lc×tan(Yg)+Wg ‥‥‥(数2) ここに、Lcはスライダ1の長さ、Wgはコンタクト部
2の流出端側の幅、Ygは最大のヨー角度を表わす。
2の流出端側の幅、Ygは最大のヨー角度を表わす。
【0043】特に、コンタクト部3の流入端側の幅W
は、小さくなるほど磁気トランスデューサギャップ部の
媒体面に対する接近性能が増加するため、Wの最適値は
Wpとなる。
は、小さくなるほど磁気トランスデューサギャップ部の
媒体面に対する接近性能が増加するため、Wの最適値は
Wpとなる。
【0044】さらに、コンタクト型のスライダは、少な
くとも3点以上のコンタクト面で媒体面と接触させる必
要があるため、コンタクト部2とコンタクト部3とを結
ぶ直線上を除く位置、例えばスライダ1の両脇、あるい
は片側の脇に少なくとも1個以上のコンタクト部4ある
いはコンタクト部5を設けた。
くとも3点以上のコンタクト面で媒体面と接触させる必
要があるため、コンタクト部2とコンタクト部3とを結
ぶ直線上を除く位置、例えばスライダ1の両脇、あるい
は片側の脇に少なくとも1個以上のコンタクト部4ある
いはコンタクト部5を設けた。
【0045】スライダ1の材質は、従来の浮上記録方式
で使用している材質と同様に、アルミナチタンカーバイ
ト等のセラミック材とした。コンタクト部3、4、5の
材質は磁気ヘッドスライダ1と同一にする必要はないた
め、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン、アモ
ルファスカーボン、プラズマCVD(Chemical
Vapor Deposited)で形成したカーボ
ン、DCマグネトロンスパッタで形成したCN(窒化炭
素)、CVDで形成したシリコンカーバイト等の耐摩耗
性材料とした。
で使用している材質と同様に、アルミナチタンカーバイ
ト等のセラミック材とした。コンタクト部3、4、5の
材質は磁気ヘッドスライダ1と同一にする必要はないた
め、ダイヤモンド、ダイヤモンドライクカーボン、アモ
ルファスカーボン、プラズマCVD(Chemical
Vapor Deposited)で形成したカーボ
ン、DCマグネトロンスパッタで形成したCN(窒化炭
素)、CVDで形成したシリコンカーバイト等の耐摩耗
性材料とした。
【0046】図3に、本発明の実施例2の磁気ヘッドス
ライダを示す。磁気ヘッドスライダ30は、コンタクト
部31、32、33を設け、それらのコンタクト面31
a、32a、33aで記録媒体と接触走行させる構造で
ある。スライダ30は、3点のコンタクト面で媒体面と
接触させる場合であり、ヘッドスライダ1に比べて接触
追従走行特性は向上する。
ライダを示す。磁気ヘッドスライダ30は、コンタクト
部31、32、33を設け、それらのコンタクト面31
a、32a、33aで記録媒体と接触走行させる構造で
ある。スライダ30は、3点のコンタクト面で媒体面と
接触させる場合であり、ヘッドスライダ1に比べて接触
追従走行特性は向上する。
【0047】本実施例では、スライダ30の一方の側の
脇に、コンタクト部31、32、磁気トランスデューサ
2bおよびギャップ部2cが設けられ、他方の側の脇
に、コンタクト部33が設けられている。コンタクト部
32とコンタクト部31とは前後して設けられ、コンタ
クト部32の流出端側はテーパ面32bとなっている。
脇に、コンタクト部31、32、磁気トランスデューサ
2bおよびギャップ部2cが設けられ、他方の側の脇
に、コンタクト部33が設けられている。コンタクト部
32とコンタクト部31とは前後して設けられ、コンタ
クト部32の流出端側はテーパ面32bとなっている。
【0048】図4に、本発明の実施例3として、実施例
1の磁気ヘッドスライダを、コンタクト記録方式の磁気
ヘッドスライダの支持体41に搭載した場合の例を示
す。本実施例における磁気ヘッドスライダの支持体41
は、荷重用ビーム部を2枚平行に重ね、前記2枚の荷重
用ビーム部間の端部に、前記スライダ1の流入端側に取
付部42を設けた磁気ヘッドスライダ40を挾み込み、
接着し、固定端とした構成になっている。
1の磁気ヘッドスライダを、コンタクト記録方式の磁気
ヘッドスライダの支持体41に搭載した場合の例を示
す。本実施例における磁気ヘッドスライダの支持体41
は、荷重用ビーム部を2枚平行に重ね、前記2枚の荷重
用ビーム部間の端部に、前記スライダ1の流入端側に取
付部42を設けた磁気ヘッドスライダ40を挾み込み、
接着し、固定端とした構成になっている。
【0049】この構成によって、片側を固定し、もう一
端に荷重を加えた場合は、曲げ応力による撓み量は引張
・圧縮応力に比べて大きいため、ピッチング方向の剛性
の方が上下方向に比べて大きくなる。したがって、支持
体41は、常にコンタクト部2、3、4、5が媒体面に
対して平行になるように撓むので、磁気トランスデュー
サギャップ部を動的に安定接触走行させることが容易に
なる。
端に荷重を加えた場合は、曲げ応力による撓み量は引張
・圧縮応力に比べて大きいため、ピッチング方向の剛性
の方が上下方向に比べて大きくなる。したがって、支持
体41は、常にコンタクト部2、3、4、5が媒体面に
対して平行になるように撓むので、磁気トランスデュー
サギャップ部を動的に安定接触走行させることが容易に
なる。
【0050】図5に、本発明の実施例4として、実施例
1の磁気ヘッドスライダを、従来の浮上記録方式の支持
体50に搭載した場合の例を示す。従来の浮上記録方式
の支持体50は、例えば、Hutchinson Te
chology社製Type1650である。本実施例
により、本発明の磁気ヘッドスライダが、従来の浮上記
録方式の支持体においても搭載可能となる。
1の磁気ヘッドスライダを、従来の浮上記録方式の支持
体50に搭載した場合の例を示す。従来の浮上記録方式
の支持体50は、例えば、Hutchinson Te
chology社製Type1650である。本実施例
により、本発明の磁気ヘッドスライダが、従来の浮上記
録方式の支持体においても搭載可能となる。
【0051】図6に、本発明の実施例5として、本発明
より成る磁気ディスク装置の一実施例の平面図および側
面図を示す。図6(a)の平面図に示すように、磁気デ
ィスク装置60は、磁気記録媒体61とこれを回転させ
る駆動部62、本発明の実施例1の磁気ヘッドスライダ
1、このスライダ1を支持する従来の支持体63、位置
決めする支持アーム64とこれの駆動部65、スライダ
1に搭載された磁気トランスデューサの記録再生信号を
処理する回路66などから構成されている。
より成る磁気ディスク装置の一実施例の平面図および側
面図を示す。図6(a)の平面図に示すように、磁気デ
ィスク装置60は、磁気記録媒体61とこれを回転させ
る駆動部62、本発明の実施例1の磁気ヘッドスライダ
1、このスライダ1を支持する従来の支持体63、位置
決めする支持アーム64とこれの駆動部65、スライダ
1に搭載された磁気トランスデューサの記録再生信号を
処理する回路66などから構成されている。
【0052】また、図6(b)の側面図に、本発明にな
るスライダ1が、磁気記録媒体61に接触した状態で走
行およびシークしている状態を示す。支持体63に加え
る押付荷重は、支持体63と取付基準面67との取付角
度θで調整する。
るスライダ1が、磁気記録媒体61に接触した状態で走
行およびシークしている状態を示す。支持体63に加え
る押付荷重は、支持体63と取付基準面67との取付角
度θで調整する。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体面およびスラ
イダ面の摩耗量を微小化し、かつ高速回転・高速シーク
しながら安定な接触状態を保持させることが可能とな
り、接触走行しながら記録再生する方式で高記録密度
化、高信頼性化に優れた磁気ヘッドスライダおよび磁気
ディスク装置を提供するのに効果がある。
イダ面の摩耗量を微小化し、かつ高速回転・高速シーク
しながら安定な接触状態を保持させることが可能とな
り、接触走行しながら記録再生する方式で高記録密度
化、高信頼性化に優れた磁気ヘッドスライダおよび磁気
ディスク装置を提供するのに効果がある。
【0054】また、本発明によれば、接触走行およびシ
ーク動作時で、媒体面に付着している異物から磁気トラ
ンスデューサの損傷を防ぎ、かつ磁気トランスデューサ
ギャップ部の媒体面に対する接近性、接触追従走行特性
を向上させることが可能となり、接触走行しながら記録
再生する方式で高記録密度化、高信頼性化に優れた磁気
ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置を提供するのに
効果がある。
ーク動作時で、媒体面に付着している異物から磁気トラ
ンスデューサの損傷を防ぎ、かつ磁気トランスデューサ
ギャップ部の媒体面に対する接近性、接触追従走行特性
を向上させることが可能となり、接触走行しながら記録
再生する方式で高記録密度化、高信頼性化に優れた磁気
ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置を提供するのに
効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の磁気ヘッドスライダを示す
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例1の磁気ヘッドスライダの正面
図である。
図である。
【図3】本発明の実施例2の磁気ヘッドスライダを示す
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の実施例3として、実施例1の磁気ヘッ
ドスライダを支持体に搭載した一例を示す斜視図であ
る。
ドスライダを支持体に搭載した一例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の実施例4として、実施例1の磁気ヘッ
ドスライダを浮上記録方式の支持体に搭載した一例を示
す斜視図である。
ドスライダを浮上記録方式の支持体に搭載した一例を示
す斜視図である。
【図6】本発明の実施例5として、実施例1の磁気ヘッ
ドスライダを搭載した磁気ディスク装置の一例を示し、
(a)は平面図、(b)側面図である。
ドスライダを搭載した磁気ディスク装置の一例を示し、
(a)は平面図、(b)側面図である。
1 磁気ヘッドスライダ 2、3、4、5 コンタクト部 2a、3a、4a、5a コンタクト面 2b 磁気トランスデューサ 2c 磁気トランスデューサのギャップ部 2d 接続端子 3b テーパ面 3c 前面 30 磁気ヘッドスライダ 31、32、33 コンタクト部 31a、32a、33a コンタクト面 32b テーパ面 40 磁気ヘッドスライダ 41 コンタクト記録方式の支持体 42 取付部 50 浮上記録方式の支持体 60 磁気ディスク装置 61 磁気記録媒体 62 磁気記録媒体を回転させる駆動部 63 支持体 64 支持アーム 65 支持アームの駆動部 66 記録再生信号処理回路 67 取付基準面 Lc 磁気ヘッドスライダ1の長さ Wg コンタクト部2の幅 Yg 最大ヨー角 Wp コンタクト部3の幅Wの最小値 θ 取付角度
Claims (12)
- 【請求項1】 回転する磁気記録媒体面上で接触あるい
は間欠接触走行しながら記録再生し、かつ磁気記録媒体
の任意の半径位置領域に移動可能な磁気ヘッドスライダ
において、前記磁気記録媒体との接触部が少なくとも3
個以上設けられ、そのうちの第1の接触部が磁気トラン
スデューサを搭載した第2の接触部の記録再生トラック
前方に配置してあることを特徴とする磁気ヘッドスライ
ダ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の磁気ヘッドスライダに
おいて、前記第1の接触部と前記第2の接触部とを結ぶ
直線上を除く位置に、少なくとも1個以上の第3の接触
部を設けたことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の磁気ヘッドス
ライダにおいて、前記第1の接触部は、シーク時の最大
ヨー角度を含む幅であることを特徴とする磁気ヘッドス
ライダ。 - 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の磁気ヘッ
ドスライダにおいて、前記第1の接触部の流入端側の幅
Wを、Wp≦Wの範囲内に設定したことを特徴とする磁
気ヘッドスライダ。ただし、Wpは前記幅Wの最小値を
表わし、Wp=2Lc×tan(Yg)+Wgで示す。
Lcは前記磁気ヘッドスライダの長さ、Wgは前記第2
の接触部の流出端側の幅、Ygは最大ヨー角度を表わ
す。 - 【請求項5】 請求項1ないし4のうちいずれかに記載
の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1の接触部の流
入端側の幅Wを、W=2Lc×tan(Yg)+Wgの
ように設定したことを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
Lcは前記磁気ヘッドスライダの長さ、Wgは前記第2
の接触部の流出端側の幅、Ygは最大ヨー角度を表わ
す。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のうちいずれかに記載
の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1の接触部の形
状を台形状にしたことを特徴とする磁気ヘッドスライ
ダ。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のうちいずれかに記載
の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1の接触部の流
出端に、傾斜した平面部を形成したことを特徴とする磁
気ヘッドスライダ。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のうちいずれかに記載
の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1の接触部およ
び第3の接触部の材料が、ダイヤモンド、ダイヤモンド
ライクカーボン、アモルファスカーボン、プラズマCV
D(chemical vapor deposite
d)で形成したカーボン、DCマグネトロンスパッタで
形成したCN(窒化炭素)、CVDで形成したシリコン
カーバイト等の耐摩耗性材料であることを特徴とする磁
気ヘッドスライダ。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のうちいずれかに記載
の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1および第2の
接触部が、スライダのほぼ中央線上に設けられ、その他
の接触部が両側の脇に設けられていることを特徴とする
磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項10】 請求項1ないし8のうちいずれかに記
載の磁気ヘッドスライダにおいて、前記第1および第2
の接触部が、スライダの一方の側の脇に設けられ、その
他の接触部が他方の側の脇に設けられていることを特徴
とする磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項11】 請求項1ないし10のうちいずれかに
記載の磁気ヘッドスライダが、使用されていることを特
徴とする磁気ディスク装置。 - 【請求項12】 請求項1ないし10のうちいずれかに
記載の磁気ヘッドスライダが、スライダ支持体の2枚平
行に重ねた荷重用ビーム部間の端部に挾着されているこ
とを特徴とする磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7881795A JPH08279130A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7881795A JPH08279130A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08279130A true JPH08279130A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=13672401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7881795A Pending JPH08279130A (ja) | 1995-04-04 | 1995-04-04 | 磁気ヘッドスライダおよび磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08279130A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5940249A (en) * | 1997-11-10 | 1999-08-17 | International Business Machines Corporation | Shielded air bearing slider |
-
1995
- 1995-04-04 JP JP7881795A patent/JPH08279130A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5940249A (en) * | 1997-11-10 | 1999-08-17 | International Business Machines Corporation | Shielded air bearing slider |
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