JPH08279314A - 接点開閉装置および微小電流測定システム - Google Patents
接点開閉装置および微小電流測定システムInfo
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- JPH08279314A JPH08279314A JP10472095A JP10472095A JPH08279314A JP H08279314 A JPH08279314 A JP H08279314A JP 10472095 A JP10472095 A JP 10472095A JP 10472095 A JP10472095 A JP 10472095A JP H08279314 A JPH08279314 A JP H08279314A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リードスイッチから引出された一方の信号線
と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を飛
躍的に向上させた接点開閉装置、および微小電流を測定
するに際して、測定待ち時間を大幅に短縮することがで
きる微小電流測定システムを提供する。 【構成】 両端から2つの信号線31,33が引き出さ
れてなるリードスイッチ34と、外部導体32と、少な
くとも信号線31と前記外部導体との間に形成された絶
縁部材とを有する接点開閉装置において、前記一方の信
号線と前記外部導体との間の絶縁部材形成領域に設けた
筒状導体37A(または、37B,37C)と、前記筒
状導体を信号線33に電気的に接続する手段(たとえ
ば、配線Wや導電部材B)とを有することを特徴とす
る。
と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を飛
躍的に向上させた接点開閉装置、および微小電流を測定
するに際して、測定待ち時間を大幅に短縮することがで
きる微小電流測定システムを提供する。 【構成】 両端から2つの信号線31,33が引き出さ
れてなるリードスイッチ34と、外部導体32と、少な
くとも信号線31と前記外部導体との間に形成された絶
縁部材とを有する接点開閉装置において、前記一方の信
号線と前記外部導体との間の絶縁部材形成領域に設けた
筒状導体37A(または、37B,37C)と、前記筒
状導体を信号線33に電気的に接続する手段(たとえ
ば、配線Wや導電部材B)とを有することを特徴とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リードスイッチを用い
た接点開閉装置およびこれを用いた微小電流測定システ
ムに関し、リードスイッチから引出された一方の信号線
と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を飛
躍的に向上させた接点開閉装置、および微小電流を測定
するに際して、測定待ち時間(誤差電流が測定に影響し
ない程に小さくなるまでの時間)を大幅に短縮する(な
いしは、ゼロにする)ことができる上記接点開閉装置を
用いた微小電流測定システムに関する。
た接点開閉装置およびこれを用いた微小電流測定システ
ムに関し、リードスイッチから引出された一方の信号線
と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を飛
躍的に向上させた接点開閉装置、および微小電流を測定
するに際して、測定待ち時間(誤差電流が測定に影響し
ない程に小さくなるまでの時間)を大幅に短縮する(な
いしは、ゼロにする)ことができる上記接点開閉装置を
用いた微小電流測定システムに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図6
は、従来の微小電流測定システムの一例を示す図であ
る。図6においては、リードリレー7の一方の芯線(リ
ードスイッチ74から引き出された信号線71)は、ア
クティブガードを有する電流源内蔵系2の信号出力端子
(フォース端子21)に接続されている。リードリレー
7の外部導体72は、スイッチ81を介して、電流源内
蔵系2のガード端子22に接続されると共に、微小電流
測定器(図6ではpAと記す)1のグランド端子(ガー
ド端子12)に接続されている。また、リードリレー7
の他方の芯線(リードスイッチ74から引き出された信
号線73)は、スイッチ82,83を介して微小電流測
定器1の信号入力端子(フォース端子11)およびグラ
ンド端子(ガード端子12)に接続されている。なお、
図6においては、リードリレー7の駆動コイルの図示は
省略してある。
は、従来の微小電流測定システムの一例を示す図であ
る。図6においては、リードリレー7の一方の芯線(リ
ードスイッチ74から引き出された信号線71)は、ア
クティブガードを有する電流源内蔵系2の信号出力端子
(フォース端子21)に接続されている。リードリレー
7の外部導体72は、スイッチ81を介して、電流源内
蔵系2のガード端子22に接続されると共に、微小電流
測定器(図6ではpAと記す)1のグランド端子(ガー
ド端子12)に接続されている。また、リードリレー7
の他方の芯線(リードスイッチ74から引き出された信
号線73)は、スイッチ82,83を介して微小電流測
定器1の信号入力端子(フォース端子11)およびグラ
ンド端子(ガード端子12)に接続されている。なお、
図6においては、リードリレー7の駆動コイルの図示は
省略してある。
【0003】この測定システムでは、電流源内蔵系2の
フォース端子21を流れる電流の測定を行わないとき
(電流非測定時)には、リードスイッチ74およびスイ
ッチ81,82の接点を開放すると共に、スイッチ83
の接点を閉合する。また、電流源内蔵系2のフォース端
子21を流れる電流の測定を行うとき(電流測定時)に
は、上記非測定時とは逆に、リードスイッチ74および
スイッチ81,82の接点を閉合すると共に、スイッチ
83の接点を開放する。上記のように、リードスイッチ
74および各スイッチ81〜83を動作させることによ
り、電流非測定時および電流測定時共に、信号線73と
外部導体72とは同電位とされる。
フォース端子21を流れる電流の測定を行わないとき
(電流非測定時)には、リードスイッチ74およびスイ
ッチ81,82の接点を開放すると共に、スイッチ83
の接点を閉合する。また、電流源内蔵系2のフォース端
子21を流れる電流の測定を行うとき(電流測定時)に
は、上記非測定時とは逆に、リードスイッチ74および
スイッチ81,82の接点を閉合すると共に、スイッチ
83の接点を開放する。上記のように、リードスイッチ
74および各スイッチ81〜83を動作させることによ
り、電流非測定時および電流測定時共に、信号線73と
外部導体72とは同電位とされる。
【0004】ところで、上記測定システムにおいて、電
流源内蔵系2のフォース端子21に現れる電圧が電流非
測定時と電流測定時とでは異なる場合がある。このとき
の動作を、図7のリードリレーの等価回路を参照しつつ
説明する。なお、図7において、a1,a2は電流源内
蔵系2のフォース端子21,ガード端子22にそれぞれ
接続される端子であり、b1,b2は微小電流測定器1
のフォース端子11,ガード端子12にそれぞれ接続さ
れる端子である。また、K1はリードスイッチの接点、
C1は信号線71,73間のキャパシタンス、C22は
信号線71と外部導体72との間のキャパシタンス、C
21は信号線73と外部導体72との間のキャパシタン
スである。
流源内蔵系2のフォース端子21に現れる電圧が電流非
測定時と電流測定時とでは異なる場合がある。このとき
の動作を、図7のリードリレーの等価回路を参照しつつ
説明する。なお、図7において、a1,a2は電流源内
蔵系2のフォース端子21,ガード端子22にそれぞれ
接続される端子であり、b1,b2は微小電流測定器1
のフォース端子11,ガード端子12にそれぞれ接続さ
れる端子である。また、K1はリードスイッチの接点、
C1は信号線71,73間のキャパシタンス、C22は
信号線71と外部導体72との間のキャパシタンス、C
21は信号線73と外部導体72との間のキャパシタン
スである。
【0005】たとえば、電流非測定時に、電流源内蔵系
2のフォース端子21に、ある値の電圧が現れていたと
すると、該電圧により信号線71と外部導体72とには
静電容量C22に基づく電荷が充電される。
2のフォース端子21に、ある値の電圧が現れていたと
すると、該電圧により信号線71と外部導体72とには
静電容量C22に基づく電荷が充電される。
【0006】電流測定時には、上述したようにリードス
イッチ74およびスイッチ81,82の接点を閉合する
と共に、スイッチ83の接点を開放する。このとき、仮
に、信号線71と外部導体72との間のキャパシンタン
ス空間に空気しか存在しないとすると、上記充電電荷に
よる電流は微小電流測定器1に瞬時に流れ込む。しか
し、図6に示したリードリレー7では、リードスイッチ
74を外部導体内に保持しなくてはならないため、上記
キャパシタンス空間中に絶縁部材75,76を介在させ
ざるを得ない。このため、次のような問題が生じる。
イッチ74およびスイッチ81,82の接点を閉合する
と共に、スイッチ83の接点を開放する。このとき、仮
に、信号線71と外部導体72との間のキャパシンタン
ス空間に空気しか存在しないとすると、上記充電電荷に
よる電流は微小電流測定器1に瞬時に流れ込む。しか
し、図6に示したリードリレー7では、リードスイッチ
74を外部導体内に保持しなくてはならないため、上記
キャパシタンス空間中に絶縁部材75,76を介在させ
ざるを得ない。このため、次のような問題が生じる。
【0007】絶縁部材75,76等の誘電体は少なから
ず誘電吸収特性(誘電余効)を持つ。絶縁部材75によ
る誘電吸収は、信号線71と外部導体72とに充電した
電荷(図7におけるC22の充電電荷)の瞬時の放電を
妨げる。このため、微小電流測定器1により、該電流源
内蔵系2のフォース端子21の出力電流を測定する場合
に、リードスイッチ74の接点を閉合してから、一定の
時間が経過するまでは電流測定ができない(すなわち、
測定待ち時間が大きい)といった問題がある。
ず誘電吸収特性(誘電余効)を持つ。絶縁部材75によ
る誘電吸収は、信号線71と外部導体72とに充電した
電荷(図7におけるC22の充電電荷)の瞬時の放電を
妨げる。このため、微小電流測定器1により、該電流源
内蔵系2のフォース端子21の出力電流を測定する場合
に、リードスイッチ74の接点を閉合してから、一定の
時間が経過するまでは電流測定ができない(すなわち、
測定待ち時間が大きい)といった問題がある。
【0008】たとえば、図6に示した従来のリードリレ
ー7を用いた場合、電流非測定時(電流測定の直前)に
信号線71に電圧100Vが現れているとすると、前記
充電電荷(信号線71と外部導体72とに充電した電
荷)の放電による電流の値がフェムトアンペアレベル程
度に落ち着くまでには数十秒を要することも稀ではな
い。
ー7を用いた場合、電流非測定時(電流測定の直前)に
信号線71に電圧100Vが現れているとすると、前記
充電電荷(信号線71と外部導体72とに充電した電
荷)の放電による電流の値がフェムトアンペアレベル程
度に落ち着くまでには数十秒を要することも稀ではな
い。
【0009】本発明は上記問題を解決するために提案さ
れたもので、リードスイッチから引出された一方の信号
線と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を
飛躍的に向上させた接点開閉装置を提供すると共に、微
小電流を測定するに際して、測定待ち時間(誤差電流が
測定に影響しない程に小さくなるまでの時間)を大幅に
短縮する(ないしは、ゼロにする)ことができる上記接
点開閉装置を用いた微小電流測定システムを提供するこ
とを目的とする。
れたもので、リードスイッチから引出された一方の信号
線と外部導体との間のキャパシタンスの誘電吸収特性を
飛躍的に向上させた接点開閉装置を提供すると共に、微
小電流を測定するに際して、測定待ち時間(誤差電流が
測定に影響しない程に小さくなるまでの時間)を大幅に
短縮する(ないしは、ゼロにする)ことができる上記接
点開閉装置を用いた微小電流測定システムを提供するこ
とを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】上述した問題
は、(1)リードリレーの、電流源内蔵系に接続された
信号線と外部導体との間のキャパシタンス空間(図7の
C22参照)には誘電吸収特性を低下させる絶縁部材が
存在していること、(2)電流非測定時に、電流源内蔵
系に接続された信号線と外部導体とに充電された電荷
(上記C22の充電電荷のうち上記絶縁部材の存在に基
づく電荷)による電流が、電流測定を開始しようとする
時(リードリレーを閉合した時)に誤差電流として微小
電流測定器に流れ込むこと、に起因する。
は、(1)リードリレーの、電流源内蔵系に接続された
信号線と外部導体との間のキャパシタンス空間(図7の
C22参照)には誘電吸収特性を低下させる絶縁部材が
存在していること、(2)電流非測定時に、電流源内蔵
系に接続された信号線と外部導体とに充電された電荷
(上記C22の充電電荷のうち上記絶縁部材の存在に基
づく電荷)による電流が、電流測定を開始しようとする
時(リードリレーを閉合した時)に誤差電流として微小
電流測定器に流れ込むこと、に起因する。
【0011】本発明者は、上記(1),(2)に着目
し、(1)電流源内蔵系に接続された信号線と外部導体
との間のキャパシタンス空間に絶縁部材を存在させない
ように、筒状導体により電流源内蔵系に接続された信号
線と外部導体との間を遮蔽する、(2)上記筒状導体を
外部導体内に設けたために、リードスイッチから引き出
された一方の信号線(電流源内蔵系に接続された側の信
号線)と筒状導体との間のキャパシタンス空間に絶縁部
材が存在してしまうことになるが、該絶縁材料を介して
充電された電荷による電流が微小電流測定器に流れ込ま
ないように閉回路を形成する、ことで、上記問題を解決
できるとの知見を得て、本発明をなすに至った。
し、(1)電流源内蔵系に接続された信号線と外部導体
との間のキャパシタンス空間に絶縁部材を存在させない
ように、筒状導体により電流源内蔵系に接続された信号
線と外部導体との間を遮蔽する、(2)上記筒状導体を
外部導体内に設けたために、リードスイッチから引き出
された一方の信号線(電流源内蔵系に接続された側の信
号線)と筒状導体との間のキャパシタンス空間に絶縁部
材が存在してしまうことになるが、該絶縁材料を介して
充電された電荷による電流が微小電流測定器に流れ込ま
ないように閉回路を形成する、ことで、上記問題を解決
できるとの知見を得て、本発明をなすに至った。
【0012】本発明は、両端から2つの信号線が引き出
されてなるリードスイッチと、外部導体と、少なくとも
前記信号線の一方と前記外部導体との間に形成された絶
縁部材と、を有する接点開閉装置において、前記一方の
信号線と前記外部導体との間の絶縁部材形成領域に設け
た筒状導体と、前記筒状導体を前記2つの信号線のうち
の他方に電気的に接続する手段とを有する。
されてなるリードスイッチと、外部導体と、少なくとも
前記信号線の一方と前記外部導体との間に形成された絶
縁部材と、を有する接点開閉装置において、前記一方の
信号線と前記外部導体との間の絶縁部材形成領域に設け
た筒状導体と、前記筒状導体を前記2つの信号線のうち
の他方に電気的に接続する手段とを有する。
【0013】本発明の接点開閉装置では、上記の筒状導
体を設けたことにより、前記一方の信号線と外部導体と
の間に形成されるキャパシタンス空間には、絶縁部材は
全く存在しないか、存在しても極めて僅かである。した
がって、前記一方の信号線と外部導体とにより形成され
るキャパシタンスは、誘電吸収を全く生じないか、生じ
たとしても無視できる程度である。
体を設けたことにより、前記一方の信号線と外部導体と
の間に形成されるキャパシタンス空間には、絶縁部材は
全く存在しないか、存在しても極めて僅かである。した
がって、前記一方の信号線と外部導体とにより形成され
るキャパシタンスは、誘電吸収を全く生じないか、生じ
たとしても無視できる程度である。
【0014】本発明の接点開閉装置には、単に“リード
リレー”と称されるドライリードリレーの他、“水銀リ
レー”とも称されるウエッテッドリードリレーも含まれ
る。また、絶縁部材として、ポリテトラフルオロエチレ
ン等の誘電吸収特性に優れた材料を使用することが好ま
しい。
リレー”と称されるドライリードリレーの他、“水銀リ
レー”とも称されるウエッテッドリードリレーも含まれ
る。また、絶縁部材として、ポリテトラフルオロエチレ
ン等の誘電吸収特性に優れた材料を使用することが好ま
しい。
【0015】本発明では、絶縁部材を外部導体の両端部
にのみ形成し、該絶縁部材によりリードスイッチの両端
から引き出された2つの信号線を支持することもでき
る。この場合には、たとえば、中心穴を有し筒状導体に
接する縁部材(ここでは、便宜上、「円板状絶縁部材」
と言う)と、内径端面が筒状導体に接し、外径端面が外
部導体に接する縁部材(ここでは、便宜上、「リング状
絶縁部材」と言う)を用いて、リードスイッチと筒状導
体を外部導体内に設けることができる。筒状導体の端部
は上記絶縁部材の外部側端面に止まるようにもできる。
しかし、前記一方の信号線と、前記外部導体との間のキ
ャパシタンス空間に絶縁部材をできるだけ介在させない
ようにするために、筒状導体の端部は前記一方の信号線
側端部の筒状導体,外部導体間の絶縁部材よりも外側に
突出させることが好ましい。
にのみ形成し、該絶縁部材によりリードスイッチの両端
から引き出された2つの信号線を支持することもでき
る。この場合には、たとえば、中心穴を有し筒状導体に
接する縁部材(ここでは、便宜上、「円板状絶縁部材」
と言う)と、内径端面が筒状導体に接し、外径端面が外
部導体に接する縁部材(ここでは、便宜上、「リング状
絶縁部材」と言う)を用いて、リードスイッチと筒状導
体を外部導体内に設けることができる。筒状導体の端部
は上記絶縁部材の外部側端面に止まるようにもできる。
しかし、前記一方の信号線と、前記外部導体との間のキ
ャパシタンス空間に絶縁部材をできるだけ介在させない
ようにするために、筒状導体の端部は前記一方の信号線
側端部の筒状導体,外部導体間の絶縁部材よりも外側に
突出させることが好ましい。
【0016】また、前記筒状導体として、前記リードス
イッチ全体を被覆し、前記他方の信号線側端部に絶縁部
材または導電部材を形成したものを用いることができ
る。この場合には、これらの絶縁部材または導電部材に
より、前記他方の信号線を支持する。前記他方の信号線
を、絶縁部材により支持する場合には、該信号線と筒状
導体とを配線により電気接続する。また、前記他方の信
号線を導電部材により支持する場合には、該導電部材に
該信号線が挿通する穴を開け、この挿通部をハンダ付け
等することにより、該信号線を前記導電部材を介して筒
状導体と電気接続する。
イッチ全体を被覆し、前記他方の信号線側端部に絶縁部
材または導電部材を形成したものを用いることができ
る。この場合には、これらの絶縁部材または導電部材に
より、前記他方の信号線を支持する。前記他方の信号線
を、絶縁部材により支持する場合には、該信号線と筒状
導体とを配線により電気接続する。また、前記他方の信
号線を導電部材により支持する場合には、該導電部材に
該信号線が挿通する穴を開け、この挿通部をハンダ付け
等することにより、該信号線を前記導電部材を介して筒
状導体と電気接続する。
【0017】本発明の接点開閉装置では、絶縁部材によ
る上記信号線の具体的な支持方法や筒状導体の具体的な
形状は、上記したものに限定されず、後述する実施例
(図4(A)〜(C)参照)に例示されるものの他種々
の態様を含む。なお、外部導体の両端と筒状導体の両端
とに位置関係は任意であるが、外部導体による信号線に
対するガードの作用等を考慮して、外部導体の両端は筒
状導体の両端よりも外側に突出させることが好ましい。
る上記信号線の具体的な支持方法や筒状導体の具体的な
形状は、上記したものに限定されず、後述する実施例
(図4(A)〜(C)参照)に例示されるものの他種々
の態様を含む。なお、外部導体の両端と筒状導体の両端
とに位置関係は任意であるが、外部導体による信号線に
対するガードの作用等を考慮して、外部導体の両端は筒
状導体の両端よりも外側に突出させることが好ましい。
【0018】本発明の微小電流測定システムでは、電流
測定器の信号入力端子が電流源内蔵系の信号出力端子に
リードスイッチを用いた接点開閉装置を介して接続され
る。本発明の測定システムは、上記電流源内蔵系の前記
信号出力端子に現れる電圧が、電流の非測定時と測定時
とでは異なり得ることを前提としている。
測定器の信号入力端子が電流源内蔵系の信号出力端子に
リードスイッチを用いた接点開閉装置を介して接続され
る。本発明の測定システムは、上記電流源内蔵系の前記
信号出力端子に現れる電圧が、電流の非測定時と測定時
とでは異なり得ることを前提としている。
【0019】本発明の測定システムにおいては、接点開
閉装置として、上記した接点開閉装置を用い、該接点開
閉装置における一方の信号線が前記電流源内蔵系の信号
出力端子に接続され、該接点開閉装置における他方の信
号線が前記電流測定器の信号入力端子に接続されるよう
に、該接点開閉装置を配置する。そして、電流の非測定
時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子に接続された前
記リードスイッチの一方の信号線と外部導体とを開放
し、電流の測定時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子
に接続された前記リードスイッチの一方の信号線と外部
導体とを前記電流測定器を介して短絡する。
閉装置として、上記した接点開閉装置を用い、該接点開
閉装置における一方の信号線が前記電流源内蔵系の信号
出力端子に接続され、該接点開閉装置における他方の信
号線が前記電流測定器の信号入力端子に接続されるよう
に、該接点開閉装置を配置する。そして、電流の非測定
時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子に接続された前
記リードスイッチの一方の信号線と外部導体とを開放
し、電流の測定時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子
に接続された前記リードスイッチの一方の信号線と外部
導体とを前記電流測定器を介して短絡する。
【0020】電流非測定時に前記リードスイッチから引
き出された一方の信号線と外部導体とに充電された電荷
(図7におけるC22の充電電荷に相当する)による電
流は、リードスイッチの接点が閉合したときに微小電流
測定器に流れ込む。しかし、前記一方の信号線と外部導
体との間に形成されるキャパシタンス空間には絶縁部材
は存在しないか、あるいは存在しても極めて僅かである
ので、上記充電電流は瞬時にゼロとなる。
き出された一方の信号線と外部導体とに充電された電荷
(図7におけるC22の充電電荷に相当する)による電
流は、リードスイッチの接点が閉合したときに微小電流
測定器に流れ込む。しかし、前記一方の信号線と外部導
体との間に形成されるキャパシタンス空間には絶縁部材
は存在しないか、あるいは存在しても極めて僅かである
ので、上記充電電流は瞬時にゼロとなる。
【0021】また、電流非測定時に前記一方の信号線と
筒状導体とに充電された電荷(図7におけるC1の充電
電荷に相当する)による電流は、リードスイッチの接点
の閉合により形成される閉回路を流れる。なお、前記リ
ードスイッチから引き出された一方の信号線と前記筒状
導体との間のキャパシタンス空間に絶縁部材が存在する
ために、この閉回路を流れる電流は、瞬時にはゼロとは
ならない。しかし、該電流は微小電流測定器に流れ込む
ことはないので、電流測定に影響を与えない。
筒状導体とに充電された電荷(図7におけるC1の充電
電荷に相当する)による電流は、リードスイッチの接点
の閉合により形成される閉回路を流れる。なお、前記リ
ードスイッチから引き出された一方の信号線と前記筒状
導体との間のキャパシタンス空間に絶縁部材が存在する
ために、この閉回路を流れる電流は、瞬時にはゼロとは
ならない。しかし、該電流は微小電流測定器に流れ込む
ことはないので、電流測定に影響を与えない。
【0022】上記システムにおいて、リードスイッチの
該筒状導体が接続された側の信号線(前記他方の信号
線)と外部導体との間、あるいは該筒状導体と外部導体
との間のキャパシタンス(これらは、図7のC21に相
当する)空間に絶縁部材が存在することもあり得る。し
かし、筒状導体が接続された側の信号線と外部導体と
は、上記システムにおいては常に同電位であるので、筒
状導体が接続された側の信号線と外部導体とに、該キャ
パシタンスに基づく充電電荷が生じることはない。
該筒状導体が接続された側の信号線(前記他方の信号
線)と外部導体との間、あるいは該筒状導体と外部導体
との間のキャパシタンス(これらは、図7のC21に相
当する)空間に絶縁部材が存在することもあり得る。し
かし、筒状導体が接続された側の信号線と外部導体と
は、上記システムにおいては常に同電位であるので、筒
状導体が接続された側の信号線と外部導体とに、該キャ
パシタンスに基づく充電電荷が生じることはない。
【0023】以上述べたように、本発明の微小電流測定
システムでは、リードスイッチを閉合した際に、微小電
流測定器に流れ込む充電電流は瞬時にゼロとなるので、
微小電流の測定に長い待ち時間を要することはない。
システムでは、リードスイッチを閉合した際に、微小電
流測定器に流れ込む充電電流は瞬時にゼロとなるので、
微小電流の測定に長い待ち時間を要することはない。
【0024】
【実施例】図1(A)〜(C)は本発明の接点開閉装置
(同図では、ドライリードリレー)を例示する図であ
る。図1(A)のリードリレー3Aでは、円管状の外部
導体32の一方端に、中心穴H1を有する円板状絶縁部
材351が取り付けられ、この円板状絶縁部材351に
筒状導体37Aが外接して配置されている。筒状導体3
7Aの外側には外部導体32に内接してリング状絶縁部
材352が取り付られている。また、外部導体32の他
方端には、中心穴H2を有する円板状絶縁部材36が外
部導体32に内接して取り付けられている。
(同図では、ドライリードリレー)を例示する図であ
る。図1(A)のリードリレー3Aでは、円管状の外部
導体32の一方端に、中心穴H1を有する円板状絶縁部
材351が取り付けられ、この円板状絶縁部材351に
筒状導体37Aが外接して配置されている。筒状導体3
7Aの外側には外部導体32に内接してリング状絶縁部
材352が取り付られている。また、外部導体32の他
方端には、中心穴H2を有する円板状絶縁部材36が外
部導体32に内接して取り付けられている。
【0025】そして、円板状絶縁部材351と36との
間には、リードスイッチ34から引き出された一方の信
号線31,他方の信号線33を中心穴H1,H2にそれ
ぞれ挿通した状態でリードスイッチ34が設けられてい
る。筒状導体37Aは配線Wを介して、前記他方の信号
線33に接続されている。また、図1(A)では、筒状
導体37Aの両端部E11,E12をリング状絶縁部材
352の両側に突出させてある。これにより、たとえば
信号線31と外部導体32との間のキャパシタンス空間
に絶縁部材352,351を全く介在させない(あるい
は、極めて僅かしか介在させない)ようにできるので、
信号線31と外部導体32との間で誘電吸収は殆ど生じ
ない。
間には、リードスイッチ34から引き出された一方の信
号線31,他方の信号線33を中心穴H1,H2にそれ
ぞれ挿通した状態でリードスイッチ34が設けられてい
る。筒状導体37Aは配線Wを介して、前記他方の信号
線33に接続されている。また、図1(A)では、筒状
導体37Aの両端部E11,E12をリング状絶縁部材
352の両側に突出させてある。これにより、たとえば
信号線31と外部導体32との間のキャパシタンス空間
に絶縁部材352,351を全く介在させない(あるい
は、極めて僅かしか介在させない)ようにできるので、
信号線31と外部導体32との間で誘電吸収は殆ど生じ
ない。
【0026】以下、図2を参照して、本発明の接点開閉
部材(すなわち、リードリレー)の誘電吸収について説
明する。なお、図2のリードリレーと図1(A)のリー
ドリレーとでは、筒状導体37の形状がやや異なる。図
には表されていないが、図2の筒状導体37では、絶縁
部材351から外側の部分は図1(A)と同様、突出し
て形成されており(突出部分を符号Eで表す)、部絶縁
部材351から内側の部分はリードリレーの中央寄りに
まで延びている。図2で、信号線31上の線素片がP点
よりも内側にあるとき(この場合の線素片をds′で示
す)には、筒状導体37の端部Eが突出しているので、
ds′からリング状絶縁部材352を見通すことができ
ない。すなわち、ds′と外部導体32との間のキャパ
シタンスは、全く形成されないか、空気のみにより形成
される。したがって、信号線31のうちP点より内側の
部分と外部導体32との間のキャパシタンスのうちリン
グ状絶縁部材352による成分はゼロとなり、誘電吸収
は生じない。
部材(すなわち、リードリレー)の誘電吸収について説
明する。なお、図2のリードリレーと図1(A)のリー
ドリレーとでは、筒状導体37の形状がやや異なる。図
には表されていないが、図2の筒状導体37では、絶縁
部材351から外側の部分は図1(A)と同様、突出し
て形成されており(突出部分を符号Eで表す)、部絶縁
部材351から内側の部分はリードリレーの中央寄りに
まで延びている。図2で、信号線31上の線素片がP点
よりも内側にあるとき(この場合の線素片をds′で示
す)には、筒状導体37の端部Eが突出しているので、
ds′からリング状絶縁部材352を見通すことができ
ない。すなわち、ds′と外部導体32との間のキャパ
シタンスは、全く形成されないか、空気のみにより形成
される。したがって、信号線31のうちP点より内側の
部分と外部導体32との間のキャパシタンスのうちリン
グ状絶縁部材352による成分はゼロとなり、誘電吸収
は生じない。
【0027】また、信号線31上の線素片がP点よりも
外側にあるとき(この場合の線素片をdsで示す)に
は、dsからリング状絶縁部材352を見通すことがで
きる(この場合の見通し領域を一点鎖線で示す)。すな
わち、dsと外部導体32との間のキャパシタンスは空
気および誘電体(絶縁部材352の一部)により形成さ
れる。したがって、この場合には該誘電体による誘電吸
収が問題となる。
外側にあるとき(この場合の線素片をdsで示す)に
は、dsからリング状絶縁部材352を見通すことがで
きる(この場合の見通し領域を一点鎖線で示す)。すな
わち、dsと外部導体32との間のキャパシタンスは空
気および誘電体(絶縁部材352の一部)により形成さ
れる。したがって、この場合には該誘電体による誘電吸
収が問題となる。
【0028】dsと外部導体32との間のキャパシタン
スのうち絶縁部材352による成分は、dsがP点から
ある程度の距離遠ざかると小さくなる。したがって、上
記絶縁部材352によるキャパシタンス成分を十分に小
さくするように、筒状導体37の突出長さを選ぶこと
で、信号線31と外部導体32との間のキャパシタンス
の誘電吸収を十分に小さくすることができる。
スのうち絶縁部材352による成分は、dsがP点から
ある程度の距離遠ざかると小さくなる。したがって、上
記絶縁部材352によるキャパシタンス成分を十分に小
さくするように、筒状導体37の突出長さを選ぶこと
で、信号線31と外部導体32との間のキャパシタンス
の誘電吸収を十分に小さくすることができる。
【0029】なお、たとえば、筒状導体37の端部E
を、リング状絶縁部材352の外側に突出させない場合
には、絶縁部材352の外側の信号線31上の線素片か
ら(たとえば、線素片ds′からも)、該リング状絶縁
部材352が見えることになる。しかし、この場合にお
いても、信号線31と外部導体32との間に生じる誘電
吸収は、図6に示した従来のリードリレー7の誘電吸収
と比べると僅かでしかない。したがって、誘電吸収特性
に対する要求がさほど厳しくない場合には、端部Eをリ
ング状絶縁部材352の端面から突出させないようにも
できる。
を、リング状絶縁部材352の外側に突出させない場合
には、絶縁部材352の外側の信号線31上の線素片か
ら(たとえば、線素片ds′からも)、該リング状絶縁
部材352が見えることになる。しかし、この場合にお
いても、信号線31と外部導体32との間に生じる誘電
吸収は、図6に示した従来のリードリレー7の誘電吸収
と比べると僅かでしかない。したがって、誘電吸収特性
に対する要求がさほど厳しくない場合には、端部Eをリ
ング状絶縁部材352の端面から突出させないようにも
できる。
【0030】図1(B)のリードリレー3Bでは、筒状
導体として、リードスイッチ34全体を被覆したものが
用いられている。この筒状導体37Bは一方端が閉塞し
てなり(すなわち、側部の筒状部分と信号線33側端部
に形成された導電部材Bとからなり)、信号線33は、
導電部材Bに支持されている。図1(B)のリードリレ
ー3Bは、図1の筒状導体37Aおよび配線Wに代え
て、筒状導体37Bを用いている以外、図1(A)のリ
ードリレー3Aと構成が同一である。図1(B)におい
ても、図1(A)と同様に筒状導体37Bの端部E2を
リング状絶縁部材352の端面から突出させてある。ま
た、図1(B)では、導電部材Bは信号線33を支持す
る絶縁部材36の内側において、信号線33に電気接続
されている。
導体として、リードスイッチ34全体を被覆したものが
用いられている。この筒状導体37Bは一方端が閉塞し
てなり(すなわち、側部の筒状部分と信号線33側端部
に形成された導電部材Bとからなり)、信号線33は、
導電部材Bに支持されている。図1(B)のリードリレ
ー3Bは、図1の筒状導体37Aおよび配線Wに代え
て、筒状導体37Bを用いている以外、図1(A)のリ
ードリレー3Aと構成が同一である。図1(B)におい
ても、図1(A)と同様に筒状導体37Bの端部E2を
リング状絶縁部材352の端面から突出させてある。ま
た、図1(B)では、導電部材Bは信号線33を支持す
る絶縁部材36の内側において、信号線33に電気接続
されている。
【0031】図1(C)のリードリレー3Cでは、筒状
導体37Cとして、上記筒状導体37Bと同程度長さで
かつ両端が開口した形状のものが用いられている。筒状
導体37Cの信号線33側端部には中心穴H3を有する
円板状絶縁部材353が筒状導体37Cに内接して配置
され、該中心穴H3には信号線33が挿通されている。
そして、筒状導体37Cは配線Wを介して、信号線33
に接続されている。
導体37Cとして、上記筒状導体37Bと同程度長さで
かつ両端が開口した形状のものが用いられている。筒状
導体37Cの信号線33側端部には中心穴H3を有する
円板状絶縁部材353が筒状導体37Cに内接して配置
され、該中心穴H3には信号線33が挿通されている。
そして、筒状導体37Cは配線Wを介して、信号線33
に接続されている。
【0032】なお、図1(C)において、筒状導体37
Cの左端部を絶縁部材36を貫通させることもできる。
この場合、リードリレーの絶縁部材36側の端部形状
は、図1(A)〜(C)のリードリレー3A〜3Cにお
ける絶縁部材351,352側端部と同様の構造にもで
きるし、後述する図4(B)のリードリレーにおける絶
縁部材351,352側端部と同様の構造とすることも
できる。どちらの構造にする場合でも、絶縁部材36の
外側で、筒状導体37Cを配線Wを介して信号線33に
接続する。
Cの左端部を絶縁部材36を貫通させることもできる。
この場合、リードリレーの絶縁部材36側の端部形状
は、図1(A)〜(C)のリードリレー3A〜3Cにお
ける絶縁部材351,352側端部と同様の構造にもで
きるし、後述する図4(B)のリードリレーにおける絶
縁部材351,352側端部と同様の構造とすることも
できる。どちらの構造にする場合でも、絶縁部材36の
外側で、筒状導体37Cを配線Wを介して信号線33に
接続する。
【0033】図3(A),(B)は、図6に示した従来
のリードリレー7と図1(B)に示したリードリレー3
との特性を比較するためのグラフである。図3(A),
(B)は、それぞれリードリレーの接点を開放した状態
で、一方の信号線間と外部導体との間に電圧100Vを
60秒間印加した後、リードリレーの接点を閉合したと
きに、両端子間を流れる放電電流と経過時間との関係を
示している。
のリードリレー7と図1(B)に示したリードリレー3
との特性を比較するためのグラフである。図3(A),
(B)は、それぞれリードリレーの接点を開放した状態
で、一方の信号線間と外部導体との間に電圧100Vを
60秒間印加した後、リードリレーの接点を閉合したと
きに、両端子間を流れる放電電流と経過時間との関係を
示している。
【0034】図3(A),(B)からわかるように、従
来のリードリレー7では放電電流が10fAとなるの
に、約7.5秒要するの対し、図1(B)に示したリー
ドリレー3では放電電流は瞬時にゼロになる。なお、こ
のような効果は、図1(A),(C)および、次に述べ
る図4(A)〜(C)のリードリレーにおいても奏され
ることは言うまでもない。
来のリードリレー7では放電電流が10fAとなるの
に、約7.5秒要するの対し、図1(B)に示したリー
ドリレー3では放電電流は瞬時にゼロになる。なお、こ
のような効果は、図1(A),(C)および、次に述べ
る図4(A)〜(C)のリードリレーにおいても奏され
ることは言うまでもない。
【0035】本発明の接点開閉装置は上記の実施例に限
定されず、絶縁部材によるリードスイッチの信号線の支
持には種々の方法が採用され、筒状導体として種々の形
状のものが採用される。
定されず、絶縁部材によるリードスイッチの信号線の支
持には種々の方法が採用され、筒状導体として種々の形
状のものが採用される。
【0036】図4(A),(B)は、リードリレーの筒
状導体37端部の拡大図である。図4(A)のリードリ
レー3では、筒状導体37の開口端の突出部分を外側に
(上記一方の信号線から離れる向きに)屈曲させて、フ
ランジ状に形成してある(フランジ部を符号Fで示
す)。また、図4(B)では、リング状絶縁部材352
のみをリードリレー3の中央寄りに配置してある。
状導体37端部の拡大図である。図4(A)のリードリ
レー3では、筒状導体37の開口端の突出部分を外側に
(上記一方の信号線から離れる向きに)屈曲させて、フ
ランジ状に形成してある(フランジ部を符号Fで示
す)。また、図4(B)では、リング状絶縁部材352
のみをリードリレー3の中央寄りに配置してある。
【0037】図4(A)ではフランジ部Fが、図4
(B)ではリング状絶縁部材352の配置が、信号線3
1と外部導体32との間のキャパシタンス空間には絶縁
部材を存在させないようにそれぞれ作用する。したがっ
て、筒状導体37端部の突出長さが短くても(あるい
は、突出していなくても)、突出端を長くした場合と同
様の効果を得ることができる。
(B)ではリング状絶縁部材352の配置が、信号線3
1と外部導体32との間のキャパシタンス空間には絶縁
部材を存在させないようにそれぞれ作用する。したがっ
て、筒状導体37端部の突出長さが短くても(あるい
は、突出していなくても)、突出端を長くした場合と同
様の効果を得ることができる。
【0038】図4(C)は、外部導体内に絶縁部材が充
填されて構成されるリードリレーを示している。図4
(C)では、図1(A)に示したリードリレーにおける
絶縁部材351,352,36に代えて、充填した絶縁
部材38が用いられている。リードスイッチ全体34お
よび図1(A)の筒状導体より長い筒状導体37Aが、
絶縁部材38により外部導体内に支持されている。図4
(C)では、信号線31とは絶縁されるが、信号線33
には導通するような導体膜39をリードスイッチの外表
面に形成してある。この導体膜39も、信号線31に連
続するリードスイッチのガラス管内配線と外部導体32
との間のキャパシタンス空間に絶縁部材を存在させない
ように作用する。
填されて構成されるリードリレーを示している。図4
(C)では、図1(A)に示したリードリレーにおける
絶縁部材351,352,36に代えて、充填した絶縁
部材38が用いられている。リードスイッチ全体34お
よび図1(A)の筒状導体より長い筒状導体37Aが、
絶縁部材38により外部導体内に支持されている。図4
(C)では、信号線31とは絶縁されるが、信号線33
には導通するような導体膜39をリードスイッチの外表
面に形成してある。この導体膜39も、信号線31に連
続するリードスイッチのガラス管内配線と外部導体32
との間のキャパシタンス空間に絶縁部材を存在させない
ように作用する。
【0039】なお、上記した種々のリードリレーは、同
一構造リレーを並列化した多パスリレーや、多パスのブ
レークリレーに応用することができる。また、同一構造
リレーを用いたメーク/ブレーク混在リレーやトランス
ファーリレー等の種々のリレーに応用することもでき
る。
一構造リレーを並列化した多パスリレーや、多パスのブ
レークリレーに応用することができる。また、同一構造
リレーを用いたメーク/ブレーク混在リレーやトランス
ファーリレー等の種々のリレーに応用することもでき
る。
【0040】図5は上記のリードリレーを用いた本発明
の微小電流測定システムを示している。ここでは、便宜
上、図1(B)のリードリレーを用いて説明するが、図
1(A),(C)、図4(A)〜(C)に示したリード
リレー等を用いることができる。この微小電流測定シス
テムは、図6において既に説明した微小電流測定システ
ムと、リードリレーが異なる以外構成は同じであり、電
流源内蔵系2はアクティブガードを有している。
の微小電流測定システムを示している。ここでは、便宜
上、図1(B)のリードリレーを用いて説明するが、図
1(A),(C)、図4(A)〜(C)に示したリード
リレー等を用いることができる。この微小電流測定シス
テムは、図6において既に説明した微小電流測定システ
ムと、リードリレーが異なる以外構成は同じであり、電
流源内蔵系2はアクティブガードを有している。
【0041】また、図5の微小電流測定システムにおけ
る、電流非測定時および非測定時におけるリードリレー
3および各スイッチ81〜83の動作も、図6の微小電
流測定システムにおける動作と同じである。すなわち、
電流非測定時には、リードスイッチ34およびスイッチ
81,82の接点を開放すると共に、スイッチ83の接
点を閉合する。また、電流測定時には、上記被測定時と
は逆に、リードスイッチ34およびスイッチ81,82
の接点を閉合すると共に、スイッチ83の接点を開放す
る。
る、電流非測定時および非測定時におけるリードリレー
3および各スイッチ81〜83の動作も、図6の微小電
流測定システムにおける動作と同じである。すなわち、
電流非測定時には、リードスイッチ34およびスイッチ
81,82の接点を開放すると共に、スイッチ83の接
点を閉合する。また、電流測定時には、上記被測定時と
は逆に、リードスイッチ34およびスイッチ81,82
の接点を閉合すると共に、スイッチ83の接点を開放す
る。
【0042】図5の微小電流測定システムでは、信号線
31と外部導体32との間の絶縁部材には、筒状導体3
7Bが設けられている。しかも、上述したように、筒状
導体37Bの開口端が絶縁部材351,352よりも突
出しているので、外部導体32と信号線31との間のキ
ャパシタンス空間には絶縁部材は殆ど介在しない。した
がって、電流測定開始直前に、電流源内蔵系2のフォー
ス端子21に、ある値の電圧が現れていた場合であって
も、リードスイッチ34の接点を閉合した際に、外部導
体32と信号線31との間の充電電荷による電流は、微
小電流測定器1に瞬時に流れ込む。また、筒状導体37
Bと信号線31とに充電していた電荷による電流はリー
ドスイッチ34の接点を流れる。この電流は、筒状導体
37Bと信号線31との間に存在する円板状絶縁部材3
51の誘電吸収により瞬時にゼロにはならないが、該電
流は微小電流測定器1には流れ込まないので、電流測定
に影響することはない。
31と外部導体32との間の絶縁部材には、筒状導体3
7Bが設けられている。しかも、上述したように、筒状
導体37Bの開口端が絶縁部材351,352よりも突
出しているので、外部導体32と信号線31との間のキ
ャパシタンス空間には絶縁部材は殆ど介在しない。した
がって、電流測定開始直前に、電流源内蔵系2のフォー
ス端子21に、ある値の電圧が現れていた場合であって
も、リードスイッチ34の接点を閉合した際に、外部導
体32と信号線31との間の充電電荷による電流は、微
小電流測定器1に瞬時に流れ込む。また、筒状導体37
Bと信号線31とに充電していた電荷による電流はリー
ドスイッチ34の接点を流れる。この電流は、筒状導体
37Bと信号線31との間に存在する円板状絶縁部材3
51の誘電吸収により瞬時にゼロにはならないが、該電
流は微小電流測定器1には流れ込まないので、電流測定
に影響することはない。
【0043】なお、本発明の微小電流測定システムは、
アクティブガードを有する電流源内蔵系(たとえば、ス
イッチマトリックスを含む系)のみならず、アクティブ
ガードを有しない種々の系(たとえば、静電容量測定装
置、電源装置、パルスジェネレータ等)にも適用でき
る。
アクティブガードを有する電流源内蔵系(たとえば、ス
イッチマトリックスを含む系)のみならず、アクティブ
ガードを有しない種々の系(たとえば、静電容量測定装
置、電源装置、パルスジェネレータ等)にも適用でき
る。
【0044】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、以下
の効果を奏することができる。 (1)リードスイッチの一方の信号線と外部導体との間
のキャパシタンス空間に含まれる絶縁部材を減らすこと
により、誘電吸収の影響を減少させた接点開閉装置を提
供することができる。 (2)誘電吸収の影響を減少させた上記接点開閉装置を
用い、測定前後での信号線とガードの接続の方法を工夫
することにより、微小電流を測定する場合に、測定待ち
時間が極めて短い微小電流測定システムを提供すること
ができる。
の効果を奏することができる。 (1)リードスイッチの一方の信号線と外部導体との間
のキャパシタンス空間に含まれる絶縁部材を減らすこと
により、誘電吸収の影響を減少させた接点開閉装置を提
供することができる。 (2)誘電吸収の影響を減少させた上記接点開閉装置を
用い、測定前後での信号線とガードの接続の方法を工夫
することにより、微小電流を測定する場合に、測定待ち
時間が極めて短い微小電流測定システムを提供すること
ができる。
【図1】本発明の接点開閉装置を例示する図であり、
(A)は筒状導体を用いた実施例を示す図、(B)は一
端が閉塞した筒状導体を用いた実施例を示す図、(C)
は(B)と同様長さであり両端が開口した筒状導体を用
いた実施例を示す図である。
(A)は筒状導体を用いた実施例を示す図、(B)は一
端が閉塞した筒状導体を用いた実施例を示す図、(C)
は(B)と同様長さであり両端が開口した筒状導体を用
いた実施例を示す図である。
【図2】本発明の接点開閉部材(リードリレー)の誘電
吸収を説明するための図である。
吸収を説明するための図である。
【図3】(A)は従来のリードリレーにおける信号線と
外部導体との充電電荷による放電電流と時間との関係を
示すグラフ、(B)は本発明におけるリードリレーにお
ける上記関係を示すグラフである。
外部導体との充電電荷による放電電流と時間との関係を
示すグラフ、(B)は本発明におけるリードリレーにお
ける上記関係を示すグラフである。
【図4】本発明の接点開閉装置の種々の態様を示す図で
あり、(A)は筒状導体の端部をフランジ状に折り曲げ
た実施例、(B)がリング状絶縁部材をリードリレーの
中心側にずらした実施例、(C)は絶縁部材を充填によ
り形成した実施例を示す図である。
あり、(A)は筒状導体の端部をフランジ状に折り曲げ
た実施例、(B)がリング状絶縁部材をリードリレーの
中心側にずらした実施例、(C)は絶縁部材を充填によ
り形成した実施例を示す図である。
【図5】本発明の微小電流測定システムの一実施例を示
す図である。
す図である。
【図6】従来のリードリレーを用いた微小電流測定シス
テムを示す図である。
テムを示す図である。
【図7】リードリレーの等価回路を示す図である。
1 微小電流測定器(pA) 11 微小電流測定器のフォース端子 12 微小電流測定器のガード端子 2 電流源内蔵系 21 電流源内蔵系のフォース端子 22 電流源内蔵系のガード端子 3,3A,3B,3C リードリレー 31,33 リードスイッチから引き出された信号線 32 外部導体 34 リードスイッチ 351,352,353,36,38 絶縁部材 37,37A,37B,37C 筒状導体 39 導電膜 W 配線 H1,H2,H3 絶縁部材351,36,353の中
心穴 B 導電部材 E,E11,E12,E2 筒状導体37,37A,3
7B,37Cの端部
心穴 B 導電部材 E,E11,E12,E2 筒状導体37,37A,3
7B,37Cの端部
Claims (4)
- 【請求項1】 両端から2つの信号線が引き出されてな
るリードスイッチと、 外部導体と、 少なくとも前記信号線の一方と前記外部導体との間に形
成された絶縁部材と、を有する接点開閉装置において、 前記一方の信号線と前記外部導体との間の絶縁部材形成
領域に設けた筒状導体と、 前記筒状導体を前記2つの信号線のうちの他方に電気的
に接続する手段と、を有することを特徴とする前記接点
開閉装置。 - 【請求項2】 前記筒状導体が絶縁部材よりも外側に突
出してなることを特徴とする請求項1に記載の接点開閉
装置。 - 【請求項3】 前記筒状導体が、前記リードスイッチ全
体を被覆してなることを特徴とする請求項1または2に
記載の接点開閉装置。 - 【請求項4】 電流測定器の信号入力端子が、電流源内
蔵系の信号出力端子に、リードスイッチを用いた接点開
閉装置を介して接続され、 前記信号出力端子と接点開閉装置の外部導体との間に現
れる電圧が、電流の非測定時と測定時とでは異なること
がある電流源内蔵系の微小電流測定システムにおいて、 前記接点開閉装置として、請求項1ないし3に記載の接
点開閉装置を用い、 該接点開閉装置における一方の信号線が前記電流源内蔵
系の信号出力端子に接続され、該接点開閉装置における
他方の信号線が前記電流測定器の信号入力端子に接続さ
れるように、該接点開閉装置を配置し、 電流の非測定時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子に
接続された前記リードスイッチの一方の信号線と外部導
体とを開放し、 電流の測定時に、前記電流源内蔵系の信号出力端子に接
続された前記リードスイッチの一方の信号線と外部導体
とを前記電流測定器を介して短絡する、ことを特徴とす
る前記微小電流測定システム。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472095A JPH08279314A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 接点開閉装置および微小電流測定システム |
| US08/626,790 US5742216A (en) | 1995-04-05 | 1996-04-02 | Contact making and breaking device and system for measuring low current |
| US08/963,017 US5929626A (en) | 1995-04-05 | 1997-11-03 | System for measuring low current with contact making and breaking device |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10472095A JPH08279314A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 接点開閉装置および微小電流測定システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08279314A true JPH08279314A (ja) | 1996-10-22 |
Family
ID=14388333
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10472095A Pending JPH08279314A (ja) | 1995-04-05 | 1995-04-05 | 接点開閉装置および微小電流測定システム |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (2) | US5742216A (ja) |
| JP (1) | JPH08279314A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6558168B2 (en) | 2000-02-15 | 2003-05-06 | Agilent Technologies, Inc. | Probe card |
| US7119643B2 (en) | 2003-10-27 | 2006-10-10 | Agilent Technologies, Inc. | Reed relay having conductive bushing and offset current canceling method therewith |
| US7317368B2 (en) | 2004-02-27 | 2008-01-08 | Agilent Technologies, Inc. | Reed relay, removable bushing thereof, and reed relay mounting method therefor |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999053627A1 (en) | 1998-04-10 | 1999-10-21 | Chrimar Systems, Inc. Doing Business As Cms Technologies | System for communicating with electronic equipment on a network |
| JP3345375B2 (ja) | 1999-06-29 | 2002-11-18 | アジレント・テクノロジー株式会社 | リードリレー |
| US20110091931A1 (en) * | 2009-04-24 | 2011-04-21 | Colby Pharmaceutical Company | Methods and Kits for Determining Oxygen Free Radical (OFR) Levels in Animal and Human Tissues as a Prognostic Marker for Cancer and Other Pathophysiologies |
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|---|---|---|---|---|
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| US2884597A (en) * | 1955-07-18 | 1959-04-28 | Bell Telephone Labor Inc | High impedance multiplier probe |
| JPH062176Y2 (ja) * | 1984-05-29 | 1994-01-19 | 横河・ヒユ−レツト・パツカ−ド株式会社 | 高絶縁リ−ド・スイッチ |
| US4638276A (en) * | 1985-04-26 | 1987-01-20 | Deere & Company | Reed switch with a housing and a pulse generator |
| US4922369A (en) * | 1986-06-25 | 1990-05-01 | Inresco, Inc. | Circuit protector |
| JP2544121Y2 (ja) * | 1991-09-27 | 1997-08-13 | 日本ヒューレット・パッカード株式会社 | リード・リレー及びこれを用いたスイッチ・マトリクス装置 |
| US5512838A (en) * | 1992-09-03 | 1996-04-30 | Hewlett-Packard Company | Probe with reduced input capacitance |
-
1995
- 1995-04-05 JP JP10472095A patent/JPH08279314A/ja active Pending
-
1996
- 1996-04-02 US US08/626,790 patent/US5742216A/en not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-11-03 US US08/963,017 patent/US5929626A/en not_active Expired - Fee Related
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| US6558168B2 (en) | 2000-02-15 | 2003-05-06 | Agilent Technologies, Inc. | Probe card |
| US6854980B2 (en) | 2000-02-15 | 2005-02-15 | Agilent Technologies, Inc. | Probe card |
| US7119643B2 (en) | 2003-10-27 | 2006-10-10 | Agilent Technologies, Inc. | Reed relay having conductive bushing and offset current canceling method therewith |
| US7317368B2 (en) | 2004-02-27 | 2008-01-08 | Agilent Technologies, Inc. | Reed relay, removable bushing thereof, and reed relay mounting method therefor |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5929626A (en) | 1999-07-27 |
| US5742216A (en) | 1998-04-21 |
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