JPH08279598A - 半導体集積回路装置、不揮発性半導体記憶装置及びそれらの製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置、不揮発性半導体記憶装置及びそれらの製造方法

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JPH08279598A
JPH08279598A JP7082721A JP8272195A JPH08279598A JP H08279598 A JPH08279598 A JP H08279598A JP 7082721 A JP7082721 A JP 7082721A JP 8272195 A JP8272195 A JP 8272195A JP H08279598 A JPH08279598 A JP H08279598A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ラッチアップ耐性及びパンチスルー耐圧が向
上し、ウェル領域と半導体基板との接合耐圧が向上した
不揮発性半導体記憶装置得る。 【構成】 高濃度のP型のシリコン基板からなる第1の
半導体層101の表面上に、低濃度のP型のエピ層10
2aを形成する。このエピ層102aの表面にボロン
[B]を注入し、熱処理を行い、低濃度のP型の第2の
半導体層102とする。所望の領域以外をマスクしてリ
ンを注入し、熱処理を行い、N型の第1のウェル領域1
03を形成する。所望の領域以外をマスクしてボロン
[B]を注入するとともに、ボロン注入層をマスクして
リンを注入し、熱処理を行い、P型の第2のウェル領域
104a及び104b、P型の第3のウェル領域105
a〜105c及びN型の第4のウェル領域106a〜1
06cをそれぞれ形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体集積回路装
置、不揮発性半導体記憶装置及びそれらの製造方法に係
り、特に、エピ基板にトリプルウェル構造を形成した不
揮発性半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、不揮発性半導体記憶装置の一種で
あるフラッシュメモリが、ダイナミックランダムアクセ
スメモリ(DRAM)より安価に製造できるため、次世
代を担うメモリデバイスとして期待されている。この種
フラッシュメモリのメモリセルは、対応したソース線に
接続されるソース領域と、対応したビット線に接続され
るドレイン領域と、情報を蓄積するためのフローティン
グゲート電極と、対応したワード線に接続されるコント
ロールゲート電極とを有するものであり、フローティン
グゲート電極直下に位置するトンネル酸化膜からなるゲ
ート絶縁膜のFNトンネル現象やチャネルホットエレク
トロン現象等によってフローティングゲート電極に電子
を注入するか、フローティングゲート電極に蓄積された
電子を引き抜くことにより、消去か書き込みがなされ、
フローティングゲート電極における電子の状態によって
しきい値の2値状態を作り出し、その状態によって
「0」か「1」が読み出されることになるものである。
【0003】一般に、フラッシュメモリは、すべてのメ
モリセルを一括して電気的に消去できるものであるが、
最近、複数のメモリセルを有したブロック単位で一括消
去するものが主流になってきている。このようなものと
して、例えば、「IEEE JOURNAL OF SOLID-STATE CIRCUI
T, VOL.29, NO.4, APRIL 1994」の454頁から460
頁またはIEICE TRANS. ELECTRON., VOL.E77-C, NO.8 AU
GUST 1994の1279頁から1286頁にDINOR型
フラッシュメモリとして記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなフラッシュ
メモリにおいて、ブロック単位で複数のメモリセルを一
括消去する場合、メモリセルが形成されるウェル領域に
バックゲート(Vbb)電圧を印加することになり、ま
た、消去時や書き込み時にメモリセルのドレイン領域ま
たはソース領域に電源電圧より高い電圧が印加されるこ
とになる。したがって、寄生するサイリスタ構成のトラ
ンジスタによるラッチアップを本質的に起こしやすい構
成になりがちである。
【0005】また、ブロック単位でメモリセルが形成さ
れるウェル領域を半導体基板から電気的に絶縁するため
にメモリセルが形成されるウェル領域をさらに囲むよう
にウェル領域を設ける(トリプルウェル構造)ようにし
ているため、メモリセルが形成されるウェル領域と半導
体基板との間のパンチスルー耐圧も考慮する必要がある
ものである。さらに、高集積化され、メモリセルの占有
面積が小さくなると、電子の注入、引き抜きが行われる
ゲート絶縁膜の品質を向上させる必要があるものであ
る。またさらに、消去時や書き込み時に使用される高電
圧を発生する高電圧発生回路をメモリセルが形成される
半導体基板に一緒に形成する傾向になってきており、こ
のような場合、高電圧発生回路を構成する半導体素子が
形成されるウェル領域と半導体基板との接合耐圧も考慮
する必要があるものである。
【0006】この発明は、上記した点に鑑みてなされた
ものであり、ラッチアップ耐性が向上した半導体集積回
路装置、不揮発性半導体記憶装置及びそれらの製造方法
を得ることを目的とするものである。また、この発明の
第2の目的は、ウェル領域と半導体基板との間のパンチ
スルー耐圧が向上した半導体集積回路装置、不揮発性半
導体記憶装置及びそれらの製造方法を得ることである。
さらに、この発明の第3の目的は、情報の書き換え回数
を多くでき、寿命の長い不揮発性半導体記憶装置及びそ
れらの製造方法を得ることである。また、さらに、この
発明の第4の目的は、ウェル領域と半導体基板との接合
耐圧が向上した半導体集積回路装置、不揮発性半導体記
憶装置及びそれらの製造方法を得ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明に
係る半導体集積回路装置は、第1導電型の第1の半導体
層と、この第1の半導体層の表面上に第1の半導体層の
不純物濃度より低い不純物濃度を有するエピタキシャル
成長された第1導電型の第2の半導体層と、この第2の
半導体層の表面に、第1の半導体層の表面との間に第2
の半導体層が介在して形成された第2導電型の第1のウ
ェル領域と、この第1のウェル領域の表面に形成された
第1導電型の第2のウェル領域と、第2の半導体層の表
面に形成され、第2の半導体層の不純物濃度より高い不
純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領域と、第
2の半導体層の表面に第1のウェル領域と離隔して形成
された第2導電型の第4のウェル領域とを有する半導体
基板を備え、半導体基板の第2のウェル領域に形成され
た第1の半導体素子と、半導体基板の第3のウェル領域
に形成された第2の半導体素子と、半導体基板の第4の
ウェル領域に形成された第3の半導体素子を設けたもの
である。
【0008】この発明の第2の発明に係る不揮発性半導
体記憶装置は、第1導電型の第1の半導体層と、この第
1の半導体層の表面上に第1の半導体層の不純物濃度よ
り低い不純物濃度を有するエピタキシャル成長された第
1導電型の第2の半導体層と、この第2の半導体層の表
面に、第1の半導体層の表面との間に上記第2の半導体
層が介在して形成された第2導電型の第1のウェル領域
と、この第1のウェル領域の表面に形成された第1導電
型の第2のウェル領域と、第2の半導体層の表面に形成
され、第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度
を有する第1導電型の第3のウェル領域と、第2の半導
体層の表面に第1のウェル領域と離隔して形成された第
2導電型の第4のウェル領域とを有する半導体基板を備
え、この半導体基板の第2のウェル領域に形成される不
揮発性メモリセルと、半導体基板の第3のウェル領域に
形成される第2導電型のMOSトランジスタと、半導体
基板の第4のウェル領域に形成される第1導電型のMO
Sトランジスタを設けたものである。
【0009】この発明の第3の発明に係る不揮発性半導
体記憶装置は、メモリセルを複数有するメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイのメモリセルに情報を書き
込む、メモリセルに蓄積された情報を読み出す、メモリ
セルに蓄積された情報を消去するための周辺回路とを備
え、メモリセルアレイの複数のメモリセルを複数個毎に
複数ブロックに分割し、このブロック単位で消去動作が
一括して行われるものにおいて、P型の第1の半導体層
と、この第1の半導体層の表面上に第1の半導体層の不
純物濃度より低い不純物濃度を有するエピタキシャル成
長されたP型の第2の半導体層と、この第2の半導体層
の表面に、第1の半導体層の表面との間に第2の半導体
層が介在して形成されたN型の第1のウェル領域と、こ
の第1のウェル領域の表面にそれぞれ互いに離隔して形
成されたP型の複数の第2のウェル領域と、第2の半導
体層の表面に形成され、第2の半導体層の不純物濃度よ
り高い不純物濃度を有するP型の第3のウェル領域と、
第2の半導体層の表面に第1のウェル領域と離隔して形
成されたN型の第4のウェル領域とを有する半導体基板
を備え、ブロック単位毎に複数の第2のウェル領域の1
つに対応し、各ブロック単位の複数のメモリセルが、対
応した第2のウェル領域に形成され、周辺回路を構成す
る複数のNチャネルMOSトランジスタの少なくとも一
部のNチャネルMOSトランジスタが第3のウェル領域
に形成され、周辺回路を構成する複数のPチャネルMO
Sトランジスタの少なくとも一部のPチャネルMOSト
ランジスタが第4のウェル領域に形成されている。
【0010】この発明の第4の発明に係る不揮発性半導
体記憶装置は、メモリセルを複数有するメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイのメモリセルに情報を書き
込む、メモリセルに蓄積された情報を読み出す、メモリ
セルに蓄積された情報を消去するための周辺回路とを備
え、上記メモリセルアレイの複数のメモリセルを複数個
毎に複数ブロックに分割し、このブロック単位で消去動
作が一括して行われるものにおいて、P型の第1の半導
体層と、この第1の半導体層の表面上に第1の半導体層
の不純物濃度より低い不純物濃度を有するエピタキシャ
ル成長されたP型の第2の半導体層と、この第2の半導
体層の表面に、それぞれが互いに離隔して形成されると
ともに、第1の半導体層の表面との間に第2の半導体層
が介在して形成されたN型の複数の第1のウェル領域
と、これら複数の第1のウェル領域それぞれの表面にそ
れぞれ形成されたP型の複数の第2のウェル領域と、第
2の半導体層の表面に形成され、第2の半導体層の不純
物濃度より高い不純物濃度を有するP型の第3のウェル
領域と、第2の半導体層の表面に第1のウェル領域と離
隔して形成されたN型の第4のウェル領域とを有する半
導体基板を備え、ブロック単位毎に複数の第2のウェル
領域の1つに対応し、各ブロック単位の複数のメモリセ
ルが、対応した第2のウェル領域に形成され、周辺回路
を構成する複数のNチャネルMOSトランジスタの少な
くとも一部のNチャネルMOSトランジスタが第3のウ
ェル領域に形成され、周辺回路を構成する複数のPチャ
ネルMOSトランジスタの少なくとも一部のPチャネル
MOSトランジスタが第4のウェル領域に形成されてい
る。
【0011】この発明の第5の発明に係る不揮発性半導
体記憶装置は、メモリセルを複数有するメモリセルアレ
イと、このメモリセルアレイのメモリセルに情報を書き
込む、メモリセルに蓄積された情報を読み出す、メモリ
セルに蓄積された情報を消去するための周辺回路とを備
え、周辺回路が、電源電位ノードに印加される電源電位
を受け、この電源電位より高い昇圧電位を出力する昇圧
回路を有したものにおいて、第1導電型の第1の半導体
層と、この第1の半導体層の表面上に第1の半導体層の
不純物濃度より低い不純物濃度を有するエピタキシャル
成長された第1導電型の第2の半導体層と、この第2の
半導体層の表面に、上記第1の半導体層の表面との間に
第2の半導体層が介在して形成された第2導電型の第1
のウェル領域と、この第1のウェル領域の表面に形成さ
れた第1導電型の第2のウェル領域と、第2の半導体層
の表面に形成され、第2の半導体層の不純物濃度より高
い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領域
と、第2の半導体層の表面に第1のウェル領域と離隔し
て形成された第2導電型の第4のウェル領域とを有する
半導体基板を備え、記昇圧回路の出力段を構成する半導
体素子が第2のウェル領域に形成され、周辺回路を構成
する複数の第2導電型のMOSトランジスタの少なくと
も一部のMOSトランジスタが上記第3のウェル領域に
形成され、周辺回路を構成する複数の第1導電型のMO
Sトランジスタの少なくとも一部のMOSトランジスタ
が第4のウェル領域に形成されている。
【0012】この発明の第6の発明に係る半導体集積回
路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の表
面上にエピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程
と、このエピ層の表面に第1導電型の不純物をイオン注
入し、熱拡散することによって、第1の半導体層の不純
物濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の
半導体層を形成する工程と、この第2の半導体層の表面
に、第1の半導体層の表面との間に第2の半導体層を介
在させて第2導電型の第1のウェル領域を形成する工程
と、この第1のウェル領域の表面に第2のウェル領域を
形成する工程と、第2の半導体層の表面に第2の半導体
層の不純物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型
の第3のウェル領域を形成する工程と、第2の半導体層
の表面に第2導電型の第4のウェル領域を第1のウェル
領域と離隔して形成する工程と、第2のウェル領域に第
1の半導体素子を形成する工程と、第3のウェル領域に
第2の半導体素子を形成する工程と、第4のウェル領域
に第3の半導体素子を形成する工程とを設けたものであ
る。
【0013】この発明の第7の発明に係る半導体集積回
路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の表
面上にエピタキシャル成長にて第1の半導体層の不純物
濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半
導体層を形成する工程と、この第2の半導体層の表面か
ら所定深さの位置に不純物濃度のピークが位置するよう
に第2導電型の不純物をイオン注入する工程を含み、第
2の半導体層の表面に第2導電型の第1のウェル領域を
形成する工程と、この第1のウェル領域の表面に、第1
のウェル領域における所定位置の不純物濃度のピーク位
置より上に第1導電型の第2のウェル領域を形成する工
程と、第2の半導体層の表面に第2の半導体層の不純物
濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウ
ェル領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第
2導電型の第4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔
して形成する工程と、第2のウェル領域に第1の半導体
素子を形成する工程と、第3のウェル領域に第2の半導
体素子を形成する工程と、第4のウェル領域に第3の半
導体素子を形成する工程とを設けたものである。
【0014】この発明の第8の発明に係る半導体集積回
路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の表
面上にエピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程
と、このエピ層の表面から所定深さの位置に不純物濃度
のピークが位置するように第1導電型の不純物をイオン
注入し、第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃
度を有する第1導電型の第2の半導体層を形成する工程
と、この第2の半導体層の表面に第2導電型の第1のウ
ェル領域を形成する工程と、この第1のウェル領域の表
面に第1導電型の第2のウェル領域を形成する工程と、
第2の半導体層の表面に第2の半導体層の不純物濃度よ
り高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領
域を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第2導電
型の第4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔して形
成する工程と、第2のウェル領域に第1の半導体素子を
形成する工程と、第3のウェル領域に第2の半導体素子
を形成する工程と、第4のウェル領域に第3の半導体素
子を形成する工程とを設けたものである。
【0015】この発明の第9の発明に係る半導体集積回
路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の表
面上にエピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程
と、このエピ層の表面から所定深さの位置に不純物濃度
のピークが位置するように第1導電型の不純物をイオン
注入し、第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃
度を有する第1導電型の第2の半導体層を形成する工程
と、この第2の半導体層の表面から所定深さの位置に不
純物濃度のピークが位置するように第2導電型の不純物
をイオン注入する工程を含み、第2の半導体層の表面
に、第1の半導体層の表面との間に上記第2の半導体層
のピーク位置を介在させて第2導電型の第1のウェル領
域を形成する工程と、この第1のウェル領域の表面に第
1導電型の第2のウェル領域を形成する工程と、第2の
半導体層の表面に第2の半導体層の不純物濃度より高い
不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領域を形
成する工程と、第2の半導体層の表面に第2導電型の第
4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔して形成する
工程と、第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成す
る工程と、第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成
する工程と、第4のウェル領域に第3の半導体素子を形
成する工程とを設けたものである。
【0016】この発明の第10の発明に係る半導体集積
回路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の
表面上にエピタキシャル成長にて第1の半導体層の不純
物濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の
半導体層を形成する工程と、この第2の半導体層の表面
に第2導電型の不純物をイオン注入し、その後、4√D
tの値が第2の半導体層の厚さ未満の値にてイオン注入
された不純物を熱拡散することによって、第2の半導体
層の表面に第2導電型の第1のウェル領域を形成する工
程と、この第1のウェル領域の表面に第1導電型の第2
のウェル領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面
に第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有
する第1導電型の第3のウェル領域を形成する工程と、
第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル領域
を第1のウェル領域と離隔して形成する工程と、第2の
ウェル領域に第1の半導体素子を形成する工程と、第3
のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工程と、第
4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工程とを
設けたものである、
【0017】この発明の第11の発明に係る半導体集積
回路装置の製造方法は、第1導電型の第1の半導体層の
表面上にエピタキシャル成長にて第1の半導体層の不純
物濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の
半導体層を形成する工程と、この第2の半導体層の表面
に、(Rp+3ΔRp)の値が第2の半導体層の厚さ未
満の値にて第2導電型の不純物をイオン注入し、第2の
半導体層の表面に第2導電型の第1のウェル領域を形成
する工程と、この第1のウェル領域の表面に第1導電型
の第2のウェル領域を形成する工程と、第2の半導体層
の表面に第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃
度を有する第1導電型の第3のウェル領域を形成する工
程と、第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェ
ル領域を第1のウェル領域と離隔して形成する工程と、
第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工程
と、第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
程と、第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する
工程とを設けたものである。
【0018】
【作用】この発明の第1の発明にあっては、エピタキシ
ャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層
が、第1のウェル領域と高濃度の第1の半導体層との間
に介在し、ラッチアップ及び第2のウェル領域と第2の
半導体層との間のパンチスルーを生じにくくさせ、第1
のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧を高くせし
める。
【0019】この発明の第2の発明にあっては、エピタ
キシャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体
層が、第1のウェル領域と高濃度の第1の半導体層との
間に介在し、ラッチアップ及び第2のウェル領域と第2
の半導体層との間のパンチスルーを生じにくくさせ、第
1のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧を高くせ
しめるとともに、第2の半導体層がゲート絶縁膜の不純
物や欠陥密度を少なくせしめる。
【0020】この発明の第3の発明にあっては、第1の
ウェル領域が第2のウェル領域に独立に電位を与えるこ
とを可能ならしめ、エピタキシャル成長によって形成さ
れた低濃度の第2の半導体層が、第1のウェル領域と高
濃度の第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ及
び第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチス
ルーを生じにくくさせ、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧を高くせしめるとともに、第2の半導
体層がゲート絶縁膜の不純物や欠陥密度を少なくせしめ
る。
【0021】この発明の第4の発明にあっては、第1の
ウェル領域が第2のウェル領域に独立に電位を与えるこ
とを可能ならしめ、エピタキシャル成長によって形成さ
れた低濃度の第2の半導体層が、第1のウェル領域と高
濃度の第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ及
び第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチス
ルーを生じにくくさせ、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧を高くせしめるとともに、第2の半導
体層がゲート絶縁膜の不純物や欠陥密度を少なくせしめ
る。
【0022】この発明の第5の発明にあっては、エピタ
キシャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体
層が、第1のウェル領域と高濃度の第1の半導体層との
間に介在し、ラッチアップ及び第2のウェル領域と第2
の半導体層との間のパンチスルーを生じにくくさせ、昇
圧回路の出力段を構成する半導体素子に対する第1のウ
ェル領域と第2の半導体層との接合耐圧を高くせしめ
る。
【0023】この発明の第6の発明にあっては、第1の
ウェル領域を、第1の半導体層の表面との間にエピタキ
シャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層
を介在させて形成するため、ラッチアップを生じにく
く、介在した低濃度の第2の半導体層がラッチアップ及
び第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチス
ルーを生じにくくさせ、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧を高くせしめる。
【0024】この発明の第7の発明にあっては、第1の
ウェル領域を、第1の半導体層の表面との間にエピタキ
シャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層
を介在させて形成するため、ラッチアップを生じにく
く、介在した低濃度の第2の半導体層がラッチアップ及
び第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチス
ルーを生じにくくさせ、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧を高くせしめ、しかも、第2の半導体
層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピークが位
置するように第2導電型の不純物をイオン注入する工程
が、第1のウェル領域の底部における不純物濃度のプロ
ファイルを自由に選択可能せしめる。
【0025】この発明の第8の発明にあっては、第1の
ウェル領域を、第1の半導体層の表面との間にエピタキ
シャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層
を介在させて形成するため、ラッチアップを生じにく
く、介在した低濃度の第2の半導体層が第2のウェル領
域と第2の半導体層との間のパンチスルーを生じにくく
させ、第1のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧
を高くせしめ、しかも、第2の半導体層がエピ層の表面
から所定深さの位置に不純物濃度のピークが位置するよ
うに第1導電型の不純物をイオン注入する工程が、第2
の半導体層の底部における不純物濃度のプロファイルを
自由に選択可能せしめる。
【0026】この発明の第9の発明にあっては、第1の
ウェル領域を、第1の半導体層の表面との間にエピタキ
シャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層
を介在させて形成するため、ラッチアップを生じにく
く、介在した低濃度の第2の半導体層が第2のウェル領
域と第2の半導体層との間のパンチスルーを生じにくく
させ、第1のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧
を高くせしめ、しかも、第2の半導体層の表面から所定
深さの位置に不純物濃度のピークが位置するように第2
導電型の不純物をイオン注入する工程が、第1のウェル
領域の底部における不純物濃度のプロファイルを自由に
選択可能せしめるとともに、第2の半導体層がエピ層の
表面から所定深さの位置に不純物濃度のピークが位置す
るように第1導電型の不純物をイオン注入する工程が、
第2の半導体層の底部における不純物濃度のプロファイ
ルを自由に選択可能せしめる。
【0027】この発明の第10の発明にあっては、第2
の半導体層の表面に第2導電型の不純物をイオン注入
し、その後、4√Dtの値が第2の半導体層の厚さ未満
の値にてイオン注入された不純物を熱拡散することによ
って、第1のウェル領域を形成する工程が、第1のウェ
ル領域と高濃度の第1の半導体層との間に、確実に、エ
ピタキシャル成長によって形成された低濃度の第2の半
導体層を介在させ、ラッチアップ及び第2のウェル領域
と第2の半導体層との間のパンチスルーを生じにくくさ
せ、第1のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧を
高くせしめる。
【0028】この発明の第11の発明にあっては、第2
の半導体層の表面に(Rp+3ΔRp)の値が第2の半
導体層の厚さ未満の値にて第2導電型の不純物をイオン
注入し、第2の半導体層の表面に第2導電型の第1のウ
ェル領域を形成する工程が、第1のウェル領域と高濃度
の第1の半導体層との間に、確実に、エピタキシャル成
長によって形成された低濃度の第2の半導体層を介在さ
せ、ラッチアップ及び第2のウェル領域と第2の半導体
層との間のパンチスルーを生じにくくさせ、第1のウェ
ル領域と第2の半導体層との接合耐圧を高くせしめる。
【0029】
【実施例】
実施例1.以下にこの発明の実施例1を図に基づいて説
明する。まず、この実施例1が適用される半導体不揮発
性記憶装置の一種であるフラッシュメモリの構成を図1
に基づいて説明する。図1において、111〜142はそれ
ぞれ、N型の拡散層からなるソース領域と、このソース
領域と離隔して形成されるN型の拡散層からなるドレイ
ン領域と、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間に
位置するチャネル領域上にトンネル酸化膜からなるゲー
ト酸化膜を介して形成されるフローティングゲート電極
と、このフローティングゲート電極と層間絶縁膜を介し
て対向配置されるコントロールゲート電極とを有するメ
モリセルである。
【0030】この図1には説明の都合上、4行2列で、
2行2列単位で一括して消去動作が行われるブロック2
a、2bしか示していないが、複数行、複数列のマトリ
クス状に配置された複数のメモリセル1でメモリセルア
レイを構成し、メモリセルアレイは一括消去単位である
ブロック2を複数有しており、各ブロック2は複数行、
複数列のメモリセル1を有しているものである。各ブロ
ック2を構成する複数のメモリセル1は、後に詳述する
が、半導体基板に形成されたP型のウェル領域に互いに
離隔して形成された複数のN型のウェル領域の一つのN
型のウェル領域に形成されているものであり、このN型
のウェル領域に基板電位が与えられることにより、各ブ
ロック2毎に独立して基板電位が与えられる構成になっ
ているものである。なお、符号における添字の数字は行
及び/又は列を示し、アルファベットはブロック単位の
別を示しているものであり、総称的に示すときは添字を
省略して示す。以下、同様である。
【0031】31〜34はそれぞれ対応した行に配置さ
れ、対応した行に配置された複数のメモリセル1のコン
トロールゲート電極に接続されるワード線で、第2層の
ポリシリコン層(フローティングゲート電極が第1層の
ポリシリコン層によって形成されている)にて形成され
るコントロールゲート電極と一体形成されたポリシリコ
ン層と、このポリシリコン層の上方に平行に配置された
第1層の金属層とによって構成されているものである。
1〜42はそれぞれ対応した列に配置される主ビット線
で、上記ワード線3の上方に配置された第2層の金属層
によって形成されているものである。51a〜52bはそれ
ぞれ対応した列にかつ対応したブロック2毎に配置さ
れ、対応した列における対応したブロック2の複数のメ
モリセル1のドレイン領域に接続される副ビット線で、
上記ワード線3のポリシリコン層の上方に配置された第
3層のポリシリコン層によって形成されているものであ
る。
【0032】61a〜62bはそれぞれ対応した副ビット線
4毎に設けられ、対応した副ビット線4と対応した列に
配置された主ビット線3との間に接続されるNチャネル
MOSトランジスタからなるセレクトゲートで、そのゲ
ート電極は第2層のポリシリコン層にょって形成されて
いるものである。7a〜7bはそれぞれ対応したブロッ
ク2毎に設けられ、対応したブロック2の複数のメモリ
セル1のソース領域に接続されるソース線、8a〜8b
はそれぞれ対応したブロック2毎に設けられ、対応した
ブロック2の複数のメモリセル1の基板電位を与えるた
めに、これら複数のメモリセル1が形成されるP型ウェ
ル領域に接続されるウェル電位線である。
【0033】9a〜9bはそれぞれ対応したブロック2
毎に設けられ、対応したブロック2に対して設けられた
複数のセレクトゲート6のゲート電極(制御電極)に接続
されるブロックセレクト信号線、10は上記メモリセル
1に書き込むための情報を伝達し、上記メモリセル1に
蓄積された情報を読み出すための入出力線、111〜1
2はそれぞれ対応した主ビット線4毎に設けられ、対
応した主ビット線3と上記入出力線10との間に接続さ
れるNチャネルMOSトランジスタからなるトランスフ
ァゲートで、そのゲート電極は第2層のポリシリコン層
にょって形成されているものである。121〜122はそ
れぞれ対応したトランスファゲート11毎に設けられ、
対応したトランスファゲートのゲート電極(制御電極)
に接続されるコラムセレクト信号線である。
【0034】13はロウアドレス信号と書き込み/消去
制御信号と電源電位(例えば3.3V)より高い第1の
高電位(例えば10V)と負電位(例えば−8V)とを
受け、ロウアドレス信号に基づき、上記複数のワード線
3のうちの所望の数(消去時にはブロック単位のワード
線の数、書き込み及び読み出し時は1つ)を選択し、選
択したワード線3に書き込み/消去制御信号に基づいて
選択電位、例えば、書き込み(この例では、フローティ
ングゲート電極に蓄積された電子を引き抜く動作を書き
込みと称す)時に負電位、消去(この例では、フローテ
ィングゲート電極に電子を注入する動作を消去と称す)
時に第1の高電位、読み出し時に電源電位を与え、その
他のワード線3を接地電位の状態を維持させるロウデコ
ーダである。
【0035】14はロウアドレス信号の一部及びコラム
アドレス信号の一部と書き込み/消去制御信号と負電位
(例えば−8V)とを受け、書き込み/消去制御信号と
ロウアドレス信号の一部及びコラムアドレス信号の一部
に基づいてソース線7及びウェル電位線8を所望の電位
にする、例えば書き込み時にすべてのソース線7をフロ
ーティング(電気的に浮いた状態)にするとともにすべ
てのウェル電位線8を接地電位とし、読み出し時にすべ
てのソース線7及びすべてのウェル電位線8を接地電位
とし、消去時にロウアドレス信号の一部及びコラムアド
レス信号の一部にて選択したブロック2に対応するソー
ス線7及びウェル電位線8に負電位を与え、その他のソ
ース線7及びウェル電位線8を接地電位とするソース/
ウェルデコーダである。
【0036】15はロウアドレス信号の一部及びコラム
アドレス信号の一部と書き込み/消去制御信号と電源電
位(例えば3.3V)より高く上記第1の高電位より低
い第2の高電位(例えば6V)とを受け、ロウアドレス
信号の一部及びコラムアドレス信号の一部に基づき、上
記複数のブロックセレクト信号線9のうちの1つを選択
し、選択したブロックセレクト信号線9に書き込み/消
去制御信号に基づいて選択電位、例えば、書き込み時に
第2の高電位、消去時に接地電位、読み出し時に電源電
位を与え、その他のブロックセレクト信号線9を接地電
位の状態を維持させるセレクトゲートデコーダである。
【0037】16はコラムアドレス信号と書き込み/消
去制御信号と電源電位(例えば3.3V)より高く上記
第1の高電位より低い第2の高電位(例えば6V)とを
受け、コラムアドレス信号に基づき、上記複数のコラム
セレクト信号線12のうちの1つを選択し、選択したコ
ラムセレクト信号線12に書き込み/消去制御信号に基
づいて選択電位、例えば、書き込み時に第2の高電位、
消去時に接地電位、読み出し時に電源電位を与え、その
他のコラムセレクト信号線12を接地電位の状態を維持
させるコラムデコーダである。17はアドレス入力パッ
ド18…18に入力されたアドレス信号(ロウアドレス
信号及びコラムアドレス信号が時系列に入力される)を
受け、上記ロウデコーダ13と上記ソース/ウェルデコ
ーダ14と上記セレクトゲートデコーダ15と上記コラ
ムデコーダ16とにアドレス信号を与えるアドレスバッ
ファ回路である。
【0038】19は書き込み/消去制御信号とデータ情
報と電源電位(例えば3.3V)より高く上記第1の高
電位より低い第2の高電位(例えば6V)とを受け、書
き込み/消去制御信号が書き込み時を示すとともに入出
力パッド21及びデータ入出力バッファ20を介して入
力されたデータ情報がプログラムすることを示すと、第
2の高電位を上記入出力線10に与え、それ以外の時は
その出力がハイインピーダンス状態である書き込み回
路、22は書き込み/消去制御信号を受け、書き込み/
消去制御信号が読み出し時を示すと活性状態とされ、入
出線10に低電位(例えば1.2V)を与え、電流が流
れるか否かを検出し、増幅して選択されたメモリセル1
からの読み出し情報をデータ入出力バッファ20を介し
て入出力パッド21に出力させるセンスアンプである。
【0039】23は書き込み/消去制御信号を受け、こ
の書き込み/消去制御信号に基づいて上記ロウデコーダ
13に第1の高電位(例えば10V)を与える第1の高
電圧発生回路、24は書き込み/消去制御信号を受け、
この書き込み/消去制御信号に基づいて上記セレクトゲ
ートデコーダ15とコラムデコーダ16と書き込み回路
19に第2の高電位(例えば6V)を与える第1の高電
圧発生回路、25は書き込み/消去制御信号を受け、こ
の書き込み/消去制御信号に基づいて上記ロウデコーダ
13とソース/ウェルデコーダ14に負電位(例えば−
8V)を与える負電位発生回路、26は上記ロウデコー
ダ13とソース/ウェルデコーダ14とセレクトゲート
デコーダ15とコラムデコーダ16と書き込み回路19
とセンスアンプ22と第1及び第2の高電圧発生回路2
3及び24と負電圧発生回路25に書き込み/消去制御
信号を与える書き込み/消去制御回路である。27は不
揮発性半導体記憶装置におけるチップを示している。
【0040】なお、上記ロウデコーダ13とソース/ウ
ェルデコーダ14とセレクトゲートデコーダ15とコラ
ムデコーダ16と、アドレスバッファ回路17と書き込
み回路19と入出力バッファ回路20とセンスアンプ2
2と第1及び第2の高電圧発生回路23及び24と負電
圧発生回路25と書き込み/消去制御回路26は、メモ
リセルアレイのメモリセル1に情報を書き込む、メモリ
セル1に蓄積された情報を読み出す、メモリセル1に蓄
積された情報を消去するための周辺回路を構成している
ものであり、それぞれ複数のNチヤネルMOSトランジ
スタ及び複数のPチヤネルMOSトランジスタを有して
いるものであり、それらのゲート電極は第2層のポリシ
リコン層によって形成されているものである。
【0041】次に、このように構成されたフラッシュメ
モリを形成するための、この実施例1に適用される半導
体基板100について図2に基づいて説明する。図2は
この発明の実施例1に適用される半導体基板の要部を示
すものであり、ウェル領域の数等については図2に示さ
れたものに限られるものではない。図2において101
は高濃度(例えば略1×1019/cm3)のP型のシリ
コン基板からなる第1の半導体層、102はこの第1の
半導体層の表面上に1〜10μmの厚さにてエピタキシ
ャル成長され、上記第1の半導体層101の不純物濃度
より低い不純物濃度(例えば1×1015/cm3であ
り、1×1015/cm3〜1×1018であれば良い)を
有するP型の第2の半導体層である。
【0042】103はこの第2の半導体層の表面に、上
記第1の半導体層101の表面との間に上記第2の半導
体層102が介在して形成されたN型の第1のウェル領
域で、例えば深さが1〜略9μmであり、不純物濃度が
1×1015〜1×1018/cm3である。104a、1
04bはこの第1のウェル領域の表面に形成されたP型
の第2のウェル領域で、例えば深さが0.5〜略8.5
μmであり、不純物濃度が1×1015〜1×1018/c
3である。105a、105b、105cは上記第2
の半導体層102の表面に、上記第1の半導体層101
の表面との間に上記第2の半導体層102が介在して形
成され、上記第2の半導体層102の不純物濃度より高
い不純物濃度(例えば1×1015/cm3〜1×1
18)を有するP型の第3のウェル領域で、深さは例え
ば0.5〜略8.5μmであるが、上記第2の半導体層
102が介在せず上記第1の半導体層101の表面に接
する深さであっても良い。106a、106b、106
cは上記第2の半導体層102の表面に上記第1のウェ
ル領域103と離隔して形成されたN型の第4のウェル
領域で、例えば深さが0.5〜略9μmであり、不純物
濃度が1×1015〜1×1018/cm3である。
【0043】このように構成された半導体基板100
に、上記図1にて示した構成のフラッシュメモリを形成
した場合の考え方を図3に示す。すなわち、メモリセル
アレイを構成するメモリセル1は第2のウェル領域10
4a、104bに形成される。この場合、一括消去単位
であるブロック単位毎に複数の第2のウェル領域の1つ
に対応し、各ブロック単位の複数のメモリセルが、対応
した第2のウェル領域に形成されるものであり、例え
ば、ブロック2aを構成するメモリセル111、112、1
21、122は第2のウェル領域104aに形成され、ブロ
ック2bを構成するメモリセル131、132、141、142
は第2のウェル領域104bに形成されるものである。
【0044】一方、周辺回路を構成する、ロウデコーダ
13とソース/ウェルデコーダ14とセレクトゲートデ
コーダ15とコラムデコーダ16と、アドレスバッファ
回路17と書き込み回路19と入出力バッファ回路20
とセンスアンプ22と第1及び第2の高電圧発生回路2
3及び24と負電圧発生回路25と書き込み/消去制御
回路26における複数のNチヤネルMOSトランジスタ
は、第3のウェル領域105a、105b、105cに
形成され、複数のPチヤネルMOSトランジスタは第4
のウェル領域106a、106b、106cに形成され
るものである。
【0045】なお、メモリセルアレイ内に形成されるセ
レクトゲート6となるNチャネルMOSトランジスタ
は、メモリセル1と同様に、第1のウェル領域103の
表面に、メモリセル1が形成される第2のウェル領域1
04a、104bと離隔して形成される第2のウェル領
域(図示せず)に形成されているものである。また、第
2のウェル領域104a及び104bそれぞれに形成さ
れる複数のメモリセル1間の電気的絶縁は、図3に示す
ように各メモリセル1を囲むように形成された素子分離
酸化膜(LOCOS)107によって行われているもの
であり、第3および第4のウェル領域105a、105
b、105c、106a、106b、106cのそれぞ
れに形成される複数のMOSトランジスタ間の電気的絶
縁も、図3に示すように各MOSトランジスタを囲むよ
うに形成された素子分離酸化膜(LOCOS)107に
よって行われているものである。
【0046】次に、このように構成されたフラッシュメ
モリの製造方法、特にこのフラッシュメモリに適用され
た半導体基板100の製造方法の一例を主として図4な
いし図8に基づいて説明する。まず、図4に示すよう
に、不純物濃度が1×1019/cm3である高濃度のP
型のシリコン基板(シリコンウェハ)からなる第1の半
導体層101の表面上に、一般に知られている方法にて
エピタキシャル成長させ、略5μmの厚さからなる不純
物濃度が1×1015/cm3である低濃度のP型のエピ
層102aを形成する。この時のエピ層102aの表面
から第1の半導体層101内までの濃度分布は図9に示
す一点鎖線Aで示すようになっている。
【0047】その後、このエピ層102aの表面に、P
型の不純物であるボロン[B]を100keV、1×1
12〜1×1013/cm2で注入し、イオン注入層10
2bを形成する。そして、窒素雰囲気中、1130〜1
180℃で10時間の熱処理を行い、イオン注入層10
2bのボロン[B]を熱拡散させ、図5に示すように、
エピ層102a全体を1×1016〜1×1018/cm3
である低濃度のP型の第2の半導体層102とする。こ
の時のボロン[B]による不純物濃度は図9に示す実線
Bで示すようになっている。
【0048】次に、図6に示すように、所望の領域(こ
の例においてはメモリセルアレイが形成される領域)以
外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介してN型の
不純物であるリン[P]を上記所望の領域に150ke
V、1×1012〜1×1013/cm2で注入し、その
後、窒素雰囲気中、1130〜1180℃で5時間の熱
処理を行い、リン[P]を熱拡散させ、深さ略3μm、
不純物濃度が1×1015〜1×1018/cm3であるN
型の第1のウェル領域103を形成する。この時のリン
[P]による不純物濃度は図9に示す点線Cで示すよう
になっている。
【0049】その後、図7に示すように、所望の領域
(メモリセルアレイ内における一括消去単位であるブロ
ック単位毎に対応したメモリセル形成領域と、周辺回路
を構成するNチャネルMOSトランジスタが形成される
領域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介し
てP型の不純物であるボロン[B]を上記所望の領域に
100keV、1×1012〜1×1013/cm2で注入
し、ボロン注入層104A、104B、105A、10
5B、105Cを形成する。その後、マスクを除去し、
ボロン注入層104A、104B、105A、105
B、105Cをマスク(図示せず)し、そのマスクを介
してN型の不純物であるリン[P]を上記ボロン注入層
104A、104B、105A、105B、105C以
外の領域に150keV、1×1012〜1×1013/c
2で注入し、リン注入層106A〜106Dを形成す
る。
【0050】この状態で、窒素雰囲気中、1130〜1
180℃で数時間の熱処理を行い、ボロン注入層104
A、104B、105A、105B、105C及びリン
注入層106A〜106Dのボロン[B]及びリン
[P]を熱拡散させ、図8に示すように、第1のウェル
領域103表面に深さ略1.5μm、不純物濃度が1×
1015〜1×1018/cm3であるP型の第2のウェル
領域104a及び104bを、第2の半導体層102表
面に深さ略1.5μm、不純物濃度が1×1015〜1×
1018/cm3であるP型の第3のウェル領域106a
〜106c及び深さ略3μm、不純物濃度が1×1015
〜1×1018/cm3であるN型の第4のウェル領域1
06a〜106cをそれぞれ形成する。この時のボロン
[B]による不純物濃度は図9に示す点線Dで示すよう
になっている。
【0051】このようにして、図2に示した半導体基板
100が形成されるものである。なお、図8と図2とは
同じ状態の半導体基板100を示している。このように
構成された半導体基板100にあって、図8にA−A’
断面で示す不純物プロファイルは図10に示すようにな
っているものである。図10から明らかなように、第2
の半導体層102の表面から深さ略1.5μmまで第2
のウェル領域104aが形成され、第2のウェル領域1
04aの底面から深さ略3μmの間に第1のウェル領域
103が介在し、かつ、第1のウェル103の底面から
第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層102
が介在しているものである。
【0052】また、図8にB−B’断面で示す不純物プ
ロファイルは図11に示すようになっているものであ
る。図11から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略1.5μmまで第3のウェル領域10
5aが形成され、第3のウェル領域105aの底面から
第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層102
が介在しているものである。なお、図11に示されるよ
うに、第3のウェル領域105a及び第2の半導体層1
02ともにP型と同じ導電型であるため、第3のウェル
領域105a及び第2の半導体層102との境界が明確
でなく、なだらかに不純物濃度が低下しているものであ
る。
【0053】さらに、図8にC−C’断面で示す不純物
プロファイルは図12に示すようになっているものであ
る。図12から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略3μmまで第4のウェル領域106a
が形成され、第4のウェル領域106aの底面から第1
の半導体層101の表面まで第2の半導体層102が介
在しているものである。なお、この実施例においては、
第1ないし第4のウェル領域はすべて熱拡散によって形
成されるため、不純物のプロファイルは表面付近の濃度
が最大としたガウス分布で近似されるプロファイルとな
っているものである。
【0054】次に、図8に示された半導体基板101
に、通常一般に知られている方法にて、第2のウェル領
域104a及び104bそれぞれに形成される複数のメ
モリセル1間の電気的絶縁を行うために、各メモリセル
1を囲むように素子分離酸化膜(LOCOS)107を
形成するとともに、第3および第4のウェル領域105
a、105b、105c、106a、106b、106
cのそれぞれに形成される複数のMOSトランジスタ間
の電気的絶縁を行うために、各MOSトランジスタを囲
むように素子分離酸化膜(LOCOS)107形成す
る。
【0055】その後、通常一般に知られている方法に
て、第2のウェル領域104a及び104bにおける素
子分離酸化膜にて囲まれた領域にメモリセルを形成し、
第3のウェル領域105a〜105cにおける素子分離
酸化膜にて囲まれた領域にNチャネルMOSトランジス
タを形成し、第4のウェル領域106a〜106cにお
ける素子分離酸化膜にて囲まれた領域にPチャネルMO
Sトランジスタを形成する。そして、通常一般に知られ
ている方法にて、コンタクト形成、配線形成等を行い、
フラッシュメモリを完成するものである。
【0056】次に、このように構成されたフラッシュメ
モリの消去動作(この例では、フローティングゲート電
極に電子を注入する動作)、書き込み動作(この例で
は、フローティングゲート電極に蓄積された電子を引き
抜く動作)及び読み出し動作について、図1を用いて説
明する。 [消去動作]この実施例において、ブロック単位で一括
消去されるものであり、今、ブロック2aのメモリセル
11、112、121、122を一括消去し、その他のブロッ
ク2bのメモリセル131、132、141、142は消去しな
いものとする。
【0057】外部から一括消去を指示するための信号が
書き込み/消去制御回路26に入力されると、書き込み
/消去制御回路26は消去を意味する書き込み/消去信
号をロウデコーダ13とソース/ウェルデコーダ14と
セレクトゲートデコーダ15とコラムデコーダ16と書
き込み回路19とセンスアンプ22と第1及び第2の高
電圧発生回路23及び24と負電圧発生回路25に与
え、これら回路を一括消去が行える状態となす。一方、
アドレスバッファ回路17にはアドレス入力パッド18
を介してアドレス信号、この場合、ブロック2aを選択
することを意味する時系列に入力されるロウアドレス信
号及びコラムアドレス信号が入力される。
【0058】書き込み/消去制御回路26からの消去を
意味する書き込み/消去信号及びアドレスバッファ17
からのアドレス信号を受けたロウデコーダ13は、選択
するブロック2aのメモリセル111、112、121、122
に接続されるワード線31、32に第1の高電圧発生回路
23からの第1の高電位(例えば10V)を与え、選択
しないブロック2bのメモリセル131、132、141、1
42に接続されるワード線33、34の電位を接地電位に維
持する。
【0059】また、書き込み/消去制御回路26からの
消去を意味する書き込み/消去信号及びアドレスバッフ
ァ17からのアドレス信号を受けたソース/ウェルデコ
ーダ14は、選択するブロック2aのメモリセル111
12、121、122に接続されるソース線7aに負電圧発
生回路25からの負電位(例えば−8V)を与え、選択
しないブロック2bのメモリセル131、132、141、1
42に接続されるソース線7bの電位を接地電位に維持す
るとともに、選択するブロック2aのメモリセル111
12、121、122の基板、つまり、図2に示した第2の
ウェル領域104aに接続されるウェル電位線8aに負
電圧発生回路25からの負電位(例えば−8V)を与
え、選択しないブロック2bのメモリセル131、132
41、142の基板、つまり、図2に示した第2のウェル
領域104bに接続されるウェル電位線8bの電位を接
地電位に維持する。
【0060】さらに、書き込み/消去制御回路26から
の消去を意味する書き込み/消去信号及びアドレスバッ
ファ17からのアドレス信号を受けたセレクトゲートデ
コーダ15は、すべてのブロックセレクト信号線9a、
9bの電位を接地電位に維持するため、セレクトゲート
1a〜62bは非導通状態を維持し、主ビット線41、42
と副ビット線51a〜52bとを電気的に非接続状態とし、
副ビット線51a〜52 bは電気的に浮いた状態(フローテ
ィング)になっている。
【0061】またさらに、書き込み/消去制御回路26
からの消去を意味する書き込み/消去信号及びアドレス
バッファ17からのアドレス信号を受けたコラムデコー
ダは、すべてのコラムセレクト信号線121、122の電
位を接地電位に維持するため、トランスファゲート11
1〜112は非導通状態を維持し、入出力線10と主ビッ
ト線41、42とを電気的に非接続状態とし、主ビット線
1、42は電気的に浮いた状態(フローティング)にな
っている。
【0062】また、書き込み/消去制御回路26からの
消去を意味する書き込み/消去信号を受けた書き込み回
路19はその出力がハイインピーダンス状態になり、セ
ンスアンプ22は非活性状態とされているものである。
したがって、選択するブロック2aのメモリセル111
12、121、122においては、コントロールゲート電極
が第1の高電位(例えば10V)に、ソース領域が負電
位(例えば−8V)に、ドレイン領域がフローティング
に、基板(第2のウェル領域104a)が負電位(例え
ば−8V)にされるため、ソース領域とコントロールゲ
ート電極との間、ソース領域とドレイン領域との間に位
置する基板表面領域つまりチャネル領域とコントロール
ゲート電極との間に高電界がかかるため、チャネル領域
及びソース領域からフローティングゲート電極へ、フロ
ーティングゲート電極直下に位置し、チャネル領域及び
ソース領域上に位置するゲート酸化膜を介してトンネル
現象によって電子が注入される。その結果、フローティ
ングゲート電極には電子が蓄積され、メモリセルのしき
い値電圧が高くなることによって、メモリセルが消去さ
れたことになる。
【0063】一方、選択しないブロック2bのメモリセ
ル131、132、141、142においては、コントロールゲ
ート電極が接地電位に、ソース領域が接地電位に、ドレ
イン領域がフローティングにされているため、コントロ
ールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル
領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート
電極に電子が注入されることなく、また、フローティン
グゲート電極に蓄積された電子の引き抜きもないもので
ある。このようにして、ブロック単位毎に一括消去が行
われるものである。
【0064】[書き込み動作]今、ブロック2aのメモ
リセル111に対して情報を書き込み(プログラム)、そ
の他のメモリセル112、121、122及びその他のブロッ
ク2bのメモリセル131、132、141、142に対しては
情報を書き込まないものとする。
【0065】外部から書き込みを指示するための信号が
書き込み/消去制御回路26に入力されると、書き込み
/消去制御回路26は書き込みを意味する書き込み/消
去信号をロウデコーダ13とソース/ウェルデコーダ1
4とセレクトゲートデコーダ15とコラムデコーダ16
と書き込み回路19とセンスアンプ22と第1及び第2
の高電圧発生回路23及び24と負電圧発生回路25に
与え、これら回路を書き込みが行える状態となす。一
方、アドレスバッファ回路17にはアドレス入力パッド
18を介してアドレス信号、この場合、メモリセル111
を選択することを意味する時系列に入力されるロウアド
レス信号及びコラムアドレス信号が入力される。
【0066】書き込み/消去制御回路26からの書き込
みを意味する書き込み/消去信号及びアドレスバッファ
17からのアドレス信号を受けたロウデコーダ13は、
ロウアドレス信号に基づいて選択するメモリセル111
接続されるワード線31に負電圧発生回路25からの負
電位(例えば−8V)を与え、残りのワード線32
3、34すべての電位を接地電位に維持する。
【0067】また、書き込み/消去制御回路26からの
書き込みを意味する書き込み/消去信号及びアドレスバ
ッファ17からのアドレス信号を受けたソース/ウェル
デコーダ14は、すべてのソース線7a、7bをフロー
ティングにするとともに、すべてのメモリセルの基板、
つまり、図2に示した第2のウェル領域104a、10
4bに接続されるウェル電位線8a、8bの電位を接地
電位に維持する。
【0068】さらに、書き込み/消去制御回路26から
の書き込みを意味する書き込み/消去信号及びアドレス
バッファ17からのアドレス信号を受けたセレクトゲー
トデコーダ15は、ロウアドレス信号の一部及びコラム
アドレス信号の一部に基づいて選択するメモリセル111
が存在するブロックに対応したブロックセレクト信号線
9aに第2の高電圧発生回路24からの第2の高電位
(例えば6V)を与え、残りのブロックセレクト信号線
9bの電位を接地電位に維持する。その結果、ブロック
セレクト信号線9aに接続されたセレクトゲート61a
2aは導通状態となり、主ビット線41、42と副ビット
線51a、52aとは電気的に接続状態になり、副ビット線
1a、52aには主ビット線41、42の電位が伝達され
る。また、ブロックセレクト信号線9bに接続されたセ
レクトゲート61b、62bは非導通状態を維持し、主ビッ
ト線41、42と副ビット線51b、52bとを電気的に非接
続状態とし、副ビット線51b、52bは電気的に浮いた状
態(フローティング)になっている。
【0069】またさらに、書き込み/消去制御回路26
からの書き込みを意味する書き込み/消去信号及びアド
レスバッファ17からのアドレス信号を受けたコラムデ
コーダは、コラムアドレス信号に基づいて選択するメモ
リセル111が配置される列に配置される主ビット線41
に接続されたトランスファゲート111に接続されたコ
ラムセレクト信号線121に第2の高電圧発生回路24
からの第2の高電位(例えば6V)を与え、残りのコラ
ムセレクト信号線122の電位を接地電位に維持する。
その結果、コラムセレクト信号線121に接続されたト
ランスファゲート111は導通状態となり、入出力線1
0と主ビット線41、42とは電気的に接続状態になり、
主ビット線41には入出力線10の電位が伝達される。
また、コラムセレクト信号線122に接続されたトラン
スファゲート112は非導通状態を維持し、入出力線1
0と主ビット線42とを電気的に非接続状態とし、主ビ
ット線42は電気的に浮いた状態(フローティング)に
なっている。
【0070】また、書き込み/消去制御回路26からの
書き込みを意味する書き込み/消去信号を受けた書き込
み回路19は、入出力パッド21からデータ入出力バッ
フア20を介して入力された情報に基づき、入出力線1
0に第2の高電圧発生回路24からの第2の高電位(例
えば6V)を与える。書き込み/消去制御回路26から
の書き込みを意味する書き込み/消去信号を受けたセン
スアンプ22は非活性状態とされているものである。
【0071】したがって、選択するメモリセル111にお
いては、コントロールゲート電極が負電位(例えば−8
V)に、ソース領域がフローティングに、ドレイン領域
が第2の高電位(例えば6V)に、基板(第2のウェル
領域104a)が接地電位にされるため、ドレイン領域
とコントロールゲート電極との間に高電界がかかるた
め、フローティングゲート電極に蓄積された電子は、フ
ローティングゲート電極直下に位置し、ドレイン電極上
に位置するゲート酸化膜を介してトンネル現象によって
ドレイン電極へ引き抜かれるものである。
【0072】また、ワード線31に接続された非選択の
メモリセル112においては、コントロールゲート電極が
負電位(例えば−8V)に、ソース領域がフローティン
グに、ドレイン領域がフローティングに、基板(第2の
ウェル領域104a)が接地電位にされているため、コ
ントロールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チ
ャネル領域との間には高電界が生じず、フローティング
ゲート電極に蓄積された電子が引き抜かれることもな
く、また、フローティングゲート電極に電子が注入され
ることもないものである。
【0073】さらに、ワード線32に接続された非選択
のメモリセル121、122においては、コントロールゲー
ト電極が接地電位に、ソース領域がフローティングに、
ドレイン領域がフローティングに、基板(第2のウェル
領域104a)が接地電位にされているため、コントロ
ールゲート電極とソース領域、ドレイン領域、チャネル
領域との間には高電界が生じず、フローティングゲート
電極に蓄積された電子が引き抜かれることもなく、ま
た、フローティングゲート電極に電子が注入されること
もないものである。
【0074】またさらに、ワード線33、34に接続され
た非選択のメモリセル131、132、141、142において
は、コントロールゲート電極が接地電位に、ソース領域
がフローティングに、ドレイン領域がフローティング
に、基板(第2のウェル領域104a)が接地電位にさ
れているため、コントロールゲート電極とソース領域、
ドレイン領域、チャネル領域との間には高電界が生じ
ず、フローティングゲート電極に蓄積された電子が引き
抜かれることもなく、また、フローティングゲート電極
に電子が注入されることもないものである。このように
して、外部から入力されたロウアドレス信号及びコラム
アドレス信号に基づいて選択される1つのメモリセル1
11に対してだけ、そのフローティングゲート電極に蓄積
された電子をドレイン電極側に引き抜くことができ、書
き込みを行えるものである。
【0075】[読み出し動作]今、ブロック2aのメモ
リセル111に対して記憶された情報を読み出し、その他
のメモリセル112、121、122及びその他のブロック2
bのメモリセル131、132、141、142に対しては記憶
された情報を読み出さないものとする。
【0076】外部から読み出しを指示するための信号が
書き込み/消去制御回路26に入力されると、書き込み
/消去制御回路26は読み出しを意味する書き込み/消
去信号をロウデコーダ13とソース/ウェルデコーダ1
4とセレクトゲートデコーダ15とコラムデコーダ16
と書き込み回路19とセンスアンプ22と第1及び第2
の高電圧発生回路23及び24と負電圧発生回路25に
与え、これら回路を読み出しが行える状態となす。一
方、アドレスバッファ回路17にはアドレス入力パッド
18を介してアドレス信号、この場合、メモリセル111
を選択することを意味する時系列に入力されるロウアド
レス信号及びコラムアドレス信号が入力される。
【0077】書き込み/消去制御回路26からの読み出
しを意味する書き込み/消去信号及びアドレスバッファ
17からのアドレス信号を受けたロウデコーダ13は、
ロウアドレス信号に基づいて選択するメモリセル111
接続されるワード線31に電源電位(例えば3.3V)
を与え、残りのワード線32、33、34すべての電位を
接地電位に維持する。
【0078】また、書き込み/消去制御回路26からの
読み出しを意味する書き込み/消去信号及びアドレスバ
ッファ17からのアドレス信号を受けたソース/ウェル
デコーダ14は、すべてのソース線7a、7bと、すべ
てのメモリセルの基板、つまり、図2に示した第2のウ
ェル領域104a、104bに接続されるウェル電位線
8a、8bの電位を接地電位に維持する。
【0079】さらに、書き込み/消去制御回路26から
の読み出しを意味する書き込み/消去信号及びアドレス
バッファ17からのアドレス信号を受けたセレクトゲー
トデコーダ15は、ロウアドレス信号の一部及びコラム
アドレス信号の一部に基づいて選択するメモリセル111
が存在するブロックに対応したブロックセレクト信号線
9aに電源電位(例えば3.3V)を与え、残りのブロ
ックセレクト信号線9bの電位を接地電位に維持する。
その結果、ブロックセレクト信号線9aに接続されたセ
レクトゲート61a、62aは導通状態となり、主ビット線
1、42と副ビット線51a、52aとを電気的に接続状態
にする。また、ブロックセレクト信号線9bに接続され
たセレクトゲート61b、62bは非導通状態を維持し、主
ビット線41、42と副ビット線51b、52bとを電気的に
非接続状態とし、副ビット線51b、52bは電気的に浮い
た状態(フローティング)になっている。
【0080】またさらに、書き込み/消去制御回路26
からの読み出しを意味する書き込み/消去信号及びアド
レスバッファ17からのアドレス信号を受けたコラムデ
コーダは、コラムアドレス信号に基づいて選択するメモ
リセル111が配置される列に配置される主ビット線41
に接続されたトランスファゲート111に接続されたコ
ラムセレクト信号線121に電源電位を与え、残りのコ
ラムセレクト信号線122の電位を接地電位に維持す
る。その結果、コラムセレクト信号線121に接続され
たトランスファゲート111は導通状態となり、入出力
線10と主ビット線41、42とを電気的に接続状態にす
る。また、コラムセレクト信号線122に接続されたト
ランスファゲート112は非導通状態を維持し、入出力
線10と主ビット線42とを電気的に非接続状態とし、
主ビット線42は電気的に浮いた状態(フローティン
グ)になっている。
【0081】また、書き込み/消去制御回路26からの
読み出しを意味する書き込み/消去信号を受けた書き込
み回路19は、その出力がハイインピーダンス状態にさ
れるので、入出力線10に何ら影響を与えない。書き込
み/消去制御回路26からの読み出しを意味する書き込
み/消去信号を受けたセンスアンプ22は活性状態とさ
れ、入出力線10に低電位(例えば1.2V)を与え、
入出力線10に電流が流れるか否かを検出し、その検出
情報を増幅して読み出し情報としてデータ入出力バッフ
ァ20を介して入出力パッドに出力するものである。
【0082】したがって、選択するメモリセル111が情
報を書き込まれている場合、つまり、フローティングゲ
ート電極に蓄積された電子が引き抜かれている場合は、
メモリセル111のしきい値電圧が低くなっているため、
ワード線31に電源電位が与えられることにより、メモ
リセル111は導通状態になっている。そのため、センス
アンプ22から低電位が入出力線10に与えられると、
トランスファゲート111、主ビット線41、セレクトゲ
ート61a、副ビット線51a及びメモリセル111を介して
ソース線7aに電流が流れ、センスアンプ22はそれを
感知して、読み出し情報“1”としてデータ入出力バッ
ファ20に出力する。
【0083】一方、選択するメモリセル111に情報が書
き込まれていない場合、つまり、フローティングゲート
電極に電子が蓄積されている場合は、メモリセル111
しきい値電圧が高くなっているため、ワード線31に電
源電位が与えられても、メモリセル111は非導通状態を
維持したままになっている。そのため、センスアンプ2
2から低電位が入出力線10に与えられても、ソース線
7aに電流が流れる経路が生じないため、電流が流れ
ず、センスアンプ22はそれを感知して、読み出し情報
“0”としてデータ入出力バッファ20に出力する。
【0084】この時、選択するメモリセル111が接続さ
れていない残りのワード線32〜34すべては接地電位に
されているため、これらワード線32〜34に接続された
メモリセル121〜142はすべてその記憶情報にかかわら
ず、非導通状態を維持しているため、これらメモリセル
21〜142を介して電流が流れる経路が生じることはな
い。また、選択するメモリセル111が接続されているワ
ード線31に接続された残りのメモリセル112は、その
記憶情報に応じて導通状態もしくは非導通状態になるも
のの、これらメモリセル112が接続される主ビット線4
2はトランスファゲート112によって入出力線10とは
電気的に非接続状態とされているため、これらメモリセ
ル112を介して電流が流れる経路が生じることはない。
このようにして、外部から入力されたロウアドレス信号
及びコラムアドレス信号に基づいて選択される1つのメ
モリセル111に対してだけ、その記憶情報に基づいて電
流が流れるか否かをセンスアンプ22が検出できるた
め、メモリセル111に記憶された情報を読み出すことが
できるものである。
【0085】以上のように構成されたフラッシュメモリ
においては次のような利点を有するものである。第1
に、ブロック単位でメモリセル1の一括消去が行える。
第2に、ブロック単位での一括消去時にメモリセル1の
ソース領域及び第2のウェル領域104に電源電位より
絶対値で高い負電位(例えば−8V)が印加され、書き
込み時にメモリセルのドレイン領域に電源電位より高い
第2の高電位(例えば6V)が印加されるため、寄生す
るサイリスタ構成のトランジスタによるラッチアップを
本質的に起こしやすいものの、第1のウェル領域103
と高濃度の第1の半導体層101との間に、エピタキシ
ャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体層1
02が介在されており、第2の半導体層102の抵抗が
大幅に低くなってラッチアップ耐性が向上しているもの
である。
【0086】第3に、エピタキシャル成長によって形成
された第2の半導体層102の表面に形成された第2の
ウェル領域104上の表面上に、電子の注入及び引き抜
きが行われるメモリセル1のトンネル酸化膜からなるゲ
ート絶縁膜を形成しているため、第2のウェル領域10
4の表面の不純物(例えば酸素濃度)や欠陥密度をコン
トロールし易く、不純物や欠陥密度の少ないものが得ら
れるので、高品質のゲート絶縁膜が形成でき、寿命の長
い、書き換え回数を多くできるメモリセルが得られるも
のである。第4に、第1のウェル領域103と高濃度の
第1の半導体層101との間に、エピタキシャル成長に
よって形成された低濃度の第2の半導体層102が介在
されているので、第1のウェル領域103の第2の半導
体層102に対する耐圧を高く設定できるとともに、第
2のウェル領域104と第2の半導体層102間のパン
チスルー耐圧も向上するものである。
【0087】なお、上記実施例1においては、第1のウ
ェル領域103、第3のウェル領域105及び第4のウ
ェル領域106が互いに接した構造としたものを示した
が、図13に示すように、第1のウェル領域103、第
3のウェル領域105及び第4のウェル領域106が互
いに離れた構造、つまり、ウェル領域の間に第2の半導
体層102が介在する構造であってもよく、また、図1
4に示すように第1のウェル領域103、第3のウェル
領域105及び第4のウェル領域106が互いに重なり
合った構造であってもよいものである。
【0088】実施例2.図15はこの発明の実施例2を
示すものであり、上記した実施例1のものが第1のウェ
ル領域103に複数の第2のウェル領域104a、10
4bを設けたものであるのに対して、第2のウェル領域
104a、104bそれぞれに対して第1のウェル領域
103a、103bを設けた点、つまり、複数のメモリ
セルをブロック分割したブロック単位毎に各ブロック単
位に対応して第1及び第2のウェル領域103、104
を設けた点が異なるだけであり、その他の点については
実施例1に示したものと同様である。このように構成し
たものにおいても、実施例1と同様の効果を奏するもの
である。
【0089】実施例3.図16及び図17はこの発明の
実施例3を示すものであり、上記した実施例1における
第1の高電圧発生回路23及び/又は第2の高電圧発生
回路24を図16及び図17に示す構成にしたことを特
徴とするものであり、その他の点については実施例1に
示したものと同様である。図16は高電圧発生回路の回
路図を示すものであり、D1〜Dnは電源電位(例えば
3.3V)が印加される電源電位ノードVccと出力ノー
ドOUTとの間に直列接続されたダイオード素子で、
(b)に示したようにベース電極とコレクタ電極とが接
続されたダイオード接続のNPNバイポーラトランジス
タによって構成されているものである。C1〜Cnはそ
れぞれ対応した上記ダイオード素子D1〜Dnのカソー
ドに一方の電極が接続された容量性素子で、奇数番目に
位置する容量性素子の他方の電極は電源電位と接地電位
とを交互に繰り返すクロック信号φを受け、偶数番目に
位置する容量性素子の他方の電極は上記クロック信号φ
と丁度反転した関係にあり、電源電位と接地電位とを交
互に繰り返すクロック信号/φを受けるものである。
【0090】このように構成された高電圧発生回路を上
記した実施例1にて半導体基板100に組み込むと図1
7に示すようになるものである。図17において、10
1〜103nは第2の半導体層102の表面に、第1の
半導体層101の表面との間に第2の半導体層102が
介在し、メモリセル1を形成するための第1のウェル領
域103と同時にかつ離隔して形成されたN型の第1の
ウェル領域で、ダイオード接続されるNPNバイポーラ
トランジスタのコレクタ領域となり、第1のウェル領域
103と同様に例えば深さが1〜略9μmであり、不純
物濃度が1×1015〜1×1018/cm3である。
【0091】1041〜104nはこれら第1のウェル領
域1031〜103nのそれぞれの表面に形成され、メモ
リセル1が形成される第2のウェル領域104a、10
4bと同時に形成されたP型の第2のウェル領域で、ダ
イオード接続されるNPNバイポーラトランジスタのベ
ース領域となり、第2のウェル領域104a、104b
と同様に例えば深さが0.5〜略8.5μmであり、不
純物濃度が1×1015〜1×1018/cm3である。1
071〜107nはこれら第2のウェル領域1041〜1
04nのそれぞれの表面に形成されるN型の拡散領域か
らなるダイオード接続されるNPNバイポーラトランジ
スタのエミッタ領域で、例えば、メモリセル1のソース
領域及びドレイン領域、周辺回路のNチャネルMOSト
ランジスタのソース領域及びドレイン領域と同時に形成
されるものである。
【0092】1081〜108nは上記第1のウェル領域
1031〜103nのそれぞれの表面に形成され、上記第
1のウェル領域1031〜103nの不純物濃度より高濃
度のN型のコレクタ電極用拡散領域、1091〜109
nは上記第2のウェル領域1041〜104nのそれぞれ
の表面に形成され、上記第2のウェル領域1041〜1
04nのの不純物濃度より高濃度のP型のベース電極用
拡散領域である。
【0093】このように構成された高電圧発生回路にあ
っては、出力ノードに近づくに従ってダイオード素子の
アノード及びカソードの電位は高くなる。すなわち、図
17に示す第1のウェル領域103の電位も高くなるも
のである。その結果、第1のウェル領域103と第2の
半導体層102との間の接合耐圧を高める必要があるも
のの、この実施例3のものにあっては、第2の半導体層
102をエピタキシャル成長によって形成した低濃度の
半導体層としているため、必要十分な接合耐圧が得られ
ているものである。
【0094】実施例4.図18ないし図20はこの発明
の実施例4を示すものであり、上記した実施例1に対し
て、第1のウェル領域103の形成方法が異なるだけで
あり、その他の点については上記した実施例1と同様で
ある。従って、上記実施例1と異なる点を主として説明
するため、半導体基板の製造方法について、以下説明す
る。
【0095】まず、上記実施例1と同様に図4及び図5
に示すように、第1の半導体層101の表面上に低濃度
のP型のエピ層102aを形成(この時のエピ層102
aの表面から第1の半導体層101内までの濃度分布は
実施例1と同様であり、図21に一点鎖線Aにて示
す。)し、その後、このエピ層102aの表面に、P型
の不純物であるボロン[B]を注入し、窒素雰囲気中で
熱処理を行い、ボロン[B]を熱拡散させ、エピ層10
2aを低濃度のP型の第2の半導体層102とする。こ
の時のボロン[B]による不純物濃度は実施例1と同様
であり、図21に実線Bで示すようになっている。
【0096】次に、図7に示すように、所望の領域(こ
の例においてはメモリセルアレイが形成される領域及び
周辺回路のPチャネルMOSトランジスタが形成される
領域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介し
てN型の不純物であるリン[P]を上記所望の領域にお
いて所定の深さにピークが位置するように1〜5Me
V、1×1012〜1×1014/cm2でイオン注入し、
第1のウェル領域103の底部領域103Aを形成する
とともに、第4のウェル領域106a〜106cの底部
領域106A0〜106C0を形成する。この時の底部領
域103A及び底部領域106A0〜106C0の不純物
濃度はず20に点線C1で示すように、第2の半導体層
102の表面から深さ2μmの位置に不純物濃度のピー
ク(1×1015〜1×1018/cm3)を有するように
形成しているものである。なお、周辺回路のPチャネル
MOSトランジスタが形成される領域、つまり、第4の
ウェル領域を形成するためにもイオン注入を行っている
が、この領域には特にイオン注入を行わなくともよい。
【0097】その後、上記した実施例1と同様(図19
に示す)に、所望の領域(メモリセルアレイ内における
一括消去単位であるブロック単位毎に対応したメモリセ
ル形成領域と、周辺回路を構成するNチャネルMOSト
ランジスタが形成される領域)以外をマスク(図示せ
ず)し、そのマスクを介してP型の不純物であるボロン
[B]を上記所望の領域に注入し、ボロン注入層104
A、104B、105A、105B、105Cを形成す
る。その後、マスクを除去し、ボロン注入層104A、
104B、105A、105B、105Cをマスク(図
示せず)し、そのマスクを介してN型の不純物であるリ
ン[P]を上記ボロン注入層104A、104B、10
5A、105B、105C以外の領域にリン注入層10
6A〜106Dを形成する。
【0098】この状態で熱処理を行い、ボロン[B]及
びリン[P]を熱拡散させ、図20に示すように、底部
領域103Aとリン注入層106Dとによって第1のウ
ェル領域103を形成させ、この第1のウェル領域10
3表面にP型の第2のウェル領域104a及び104b
を形成させ、第2の半導体層102表面にP型の第3の
ウェル領域105a〜105cを形成させ、第2の半導
体層102表面に底部領域106A0〜106C0とリン
注入層106A〜106CとによってN型の第4のウェ
ル領域106a〜106cを形成させる。この時のボロ
ン[B]による不純物濃度は実施例1と同様であり、図
21に点線Dで示す。
【0099】このようにして、半導体基板100が形成
されるものである。このように構成された半導体基板1
00にあって、図20にA−A’断面で示す不純物プロ
ファイルは図21に示すようになっているものである。
図22から明らかなように、第2の半導体層102の表
面から深さ略1.5μmまで第2のウェル領域104a
が形成され、第2のウェル領域104aの底面から深さ
略2.5μmの間に深さ略2μの位置に不純物濃度のピ
ークをもつ第1のウェル領域103が介在し、かつ、第
1のウェル領域103の底面から第1の半導体層101
の表面まで第2の半導体層102が介在しているもので
ある。
【0100】また、図20にB−B’断面で示す不純物
プロファイルは上記実施例1と同様であり、図23に示
す。図23から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略1.5μmまで第3のウェル領域10
5aが形成され、第3のウェル領域105aの底面から
第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層102
が介在しているものである。なお、図23に示されるよ
うに、第3のウェル領域105a及び第2の半導体層1
02ともにP型と同じ導電型であるため、第3のウェル
領域105a及び第2の半導体層102との境界が明確
でなく、なだらかに不純物濃度が低下しているものであ
る。
【0101】さらに、図20にC−C’断面で示す不純
物プロファイルは図24に示すようになっているもので
ある。図24から明らかなように、第2の半導体層10
2の表面から深さ略2.5μmまで第4のウェル領域1
06aが形成され、かつ深さ略2μの位置に不純物濃度
のピークをもち、第4のウェル領域106aの底面から
第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層102
が介在しているものである。
【0102】このように形成された実施例4のものにあ
っても、実施例1と同様の効果を奏する他、第1のウェ
ル領域103(及び第4のウェル領域106a〜106
c)の形成に際して、所定の深さに不純物濃度のピーク
を有するようにしたイオン注入法を採用しているので、
第1のウェル領域103の底部領域の中心深さ及び深さ
方向の厚さを自由に選択できるという利点を有している
ものである。
【0103】実施例5.図25及び図26はこの発明の
実施例5を示すものであり、上記した実施例1に対し
て、第2の半導体層102の形成方法が異なるだけであ
り、その他の点については上記した実施例1と同様であ
る。従って、上記実施例1と異なる点を主として説明す
るため、半導体基板の製造方法について、以下説明す
る。
【0104】まず、図25に示すように、不純物濃度が
1×1019/cm3である高濃度のP型のシリコン基板
(シリコンウェハ)からなる第1の半導体層101の表
面上に、一般に知られている方法にてエピタキシャル成
長させ、略5μmの厚さからなる不純物濃度が1×10
15/cm3である低濃度のP型のエピ層102aを形成
する。この時のエピ層102aの表面から第1の半導体
層101内までの濃度分布は上記実施例1と同様であ
り、図27に一点鎖線Aで示す。
【0105】その後、このエピ層102aの表面から所
定の深さの位置に不純物濃度のピークが位置するよう
に、P型の不純物であるボロン[B]を1.5〜5Me
V、1×1012〜1×1014/cm2で注入し、所定の
深さの位置にイオン注入層102cを形成する。この時
のボロン[B]による不純物濃度は図27に示す実線B
1で示すようになっている。
【0106】次に、上記実施例1と同様に形成される。
つまり、図6に示すように、所望の領域(この例におい
てはメモリセルアレイが形成される領域)以外をマスク
(図示せず)し、そのマスクを介してN型の不純物であ
るリン[P]を上記所望の領域に注入し、その後、窒素
雰囲気中で熱処理を行い、リン[P]を熱拡散させ、N
型の第1のウェル領域103を形成する。この時のリン
[P]による不純物濃度は上記実施例1と同様であり、
図27に点線Cで示すようになっており、第1のウェル
領域103は第2の半導体層102の所定の位置にある
不純物濃度のピークより浅い位置にある。。
【0107】その後、図7に示すように、所望の領域
(メモリセルアレイ内における一括消去単位であるブロ
ック単位毎に対応したメモリセル形成領域と、周辺回路
を構成するNチャネルMOSトランジスタが形成される
領域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介し
てP型の不純物であるボロン[B]を上記所望の領域に
注入し、ボロン注入層104A、104B、105A、
105B、105Cを形成する。その後、マスクを除去
し、ボロン注入層104A、104B、105A、10
5B、105Cをマスク(図示せず)し、そのマスクを
介してN型の不純物であるリン[P]を上記ボロン注入
層104A、104B、105A、105B、105C
以外の領域に注入し、リン注入層106A〜106Dを
形成する。
【0108】この状態で、窒素雰囲気中で熱処理を行
い、ボロン[B]及びリン[P]を熱拡散させ、図26
に示すように、第1のウェル領域103表面にP型の第
2のウェル領域104a及び104bを、第2の半導体
層102表面にP型の第3のウェル領域105a〜10
5c及びN型の第4のウェル領域106a〜106cを
それぞれ形成する。この時のボロン[B]による不純物
濃度は上記実施例1と同様であり、図27に点線Dで示
す。
【0109】このように構成された半導体基板100に
あって、図26にA−A’断面で示す不純物プロファイ
ルは図28に示すようになっているものである。図28
から明らかなように、第2の半導体層102の表面から
深さ略1.5μmまで第2のウェル領域104aが形成
され、第2のウェル領域104aの底面から深さ略3.
5μmの間に第1のウェル領域103が介在し、かつ、
第1のウェル103の底面から第1の半導体層101の
表面まで第2の半導体層102が介在しているものであ
る。しかも、第2の半導体層102における不純物濃度
のピークが第1のウェル103の底面と第1の半導体層
101の表面との間に位置しているものである。
【0110】また、図26にB−B’断面で示す不純物
プロファイルは図29に示すようになっているものであ
る。図29から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略3μmまで第3のウェル領域105a
が形成され、第3のウェル領域105aの底面から第1
の半導体層101の表面まで第2の半導体層102が介
在しているものである。しかも、第2の半導体層102
における不純物濃度のピークが第3のウェル105aの
底面と第1の半導体層101の表面との間に位置してい
るものである。
【0111】さらに、図26にC−C’断面で示す不純
物プロファイルは図30に示すようになっているもので
ある。図30から明らかなように、第2の半導体層10
2の表面から深さ略3.5μmまで第4のウェル領域1
06aが形成され、第4のウェル領域106aの底面か
ら第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層10
2が介在しているものである。しかも、第2の半導体層
102における不純物濃度のピークが第4のウェル10
6aの底面と第1の半導体層101の表面との間に位置
しているものである。
【0112】このように形成された実施例5のものにあ
っても、実施例1と同様の効果を奏する他、第2の半導
体層102の形成に際して、所定の深さ、つまり、第
1、第3、及び第4のウェル領域103、105及び1
06と第1の半導体層101との間に不純物濃度のピー
クを有するようにしたイオン注入法を採用しているの
で、この部分における中心深さ及び深さ方向の厚さを自
由に選択できるという利点を有しているものである。
【0113】なお、この実施例5において、第1のウェ
ル領域103の形成を上記実施例4で示したように、所
定の深さの位置に不純物濃度のピークが位置するように
不純物をイオン注入して形成したものとしてもよいもの
である。
【0114】実施例6.図31ないし図34はこの発明
の実施例6を示すものであり、上記した実施例1に対し
て、第2の半導体層102の形成方法が異なるだけ、つ
まりエピタキシャル成長されたエピ層をそのまま第2の
半導体層102として使用するものであり、その他の点
については上記した実施例1と同様である。従って、上
記実施例1と異なる点を主として説明するため、半導体
基板の製造方法について、以下説明する。
【0115】まず、図31に示すように、不純物濃度が
1×1019/cm3である高濃度のP型のシリコン基板
(シリコンウェハ)からなる第1の半導体層101の表
面上に、一般に知られている方法にてエピタキシャル成
長させ、略5μmの厚さからなる不純物濃度が1×10
15/cm3である低濃度のP型のエピ層からなる第2の
半導体層102を形成する。この時の第2の半導体層1
02の表面から第1の半導体層101内までの濃度分布
は図35に示す一点鎖線Aで示すようになっている。
【0116】その後、図32に示すように、所望の領域
(この例においてはメモリセルアレイが形成される領
域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介して
N型の不純物であるリン[P]を上記所望の領域におけ
る表面層に150keV、1×1012〜1×1013/c
2で注入し、その後、窒素雰囲気中、1130〜11
80℃で5時間の熱処理を行い、リン[P]を熱拡散さ
せ、深さ略3.5μm、不純物濃度が1×1015〜1×
1018/cm3であるN型の第1のウェル領域103を
形成する。この時のリン[P]による不純物濃度は図3
5に示す点線C2で示すようになっている。
【0117】そして、この時の第1のウェル領域103
を形成する条件は、以下のようにして決定されるもので
ある。すなわち、LSIプロセスにおける不純物拡散
は、簡単にはフィックの拡散方程式に従い、これを一定
量の拡散源からの拡散について一次元で解くと次式
(1)となり、不純物濃度の分布は次式(1)で示され
るガウス分布になる。 C(x,t)=(Q/√πDt)×exp(−x2/4Dt) ……(1) 但し、Qは第2の半導体層102の表面層における注入
された不純物の全不純物原子量、Dは拡散係数、xは第
2の半導体層102の表面からの距離(深さ)、tは拡
散時間である。また、2√Dtは一般に拡散距離と呼ば
れており、ガウス分布の1σに相当する。
【0118】一方、第1のウェル領域103として必要
な不純物濃度と、第1のウェル領域103の底部におけ
るPN接合面の接合耐圧を考慮した場合、第1のウェル
領域103の不純物のピーク濃度と第2の半導体層10
2との濃度の差を2桁程度とる必要があることがわかっ
た。したがって、第1のウェル領域103の底面と第1
の半導体層101の表面との間に第2の半導体層102
を介在させる、つまり少しでも残すためには、第1のウ
ェル領域103のピーク濃度(この実施例6においては
第2の半導体層102の表面に位置する)より2桁落ち
る深さが第2の半導体層102の厚さ以下でなければな
らない。
【0119】すなわち、ガウス分布ではピーク濃度の位
置より2σ離れるとピーク濃度より2桁濃度が下がるの
で、2σが第2の半導体層102の厚さ未満にする必要
がある。2σが第2の半導体層102の厚さと同じ、も
しくはそれを越えると、第1のウェル領域103の底面
が第1の半導体層101の表面と接してしまう、もしく
は重なってしまうものである。その結果、4√Dt(=
2σ)が第2の半導体層102の厚さ未満を満足させる
ことにより、第1のウェル領域103の底面と第1の半
導体層101の表面との間に第2の半導体層102を介
在させることができる。このような条件を満足させて第
1のウェル領域103を形成するものである。
【0120】その後、図33に示すように、所望の領域
(メモリセルアレイ内における一括消去単位であるブロ
ック単位毎に対応したメモリセル形成領域と、周辺回路
を構成するNチャネルMOSトランジスタが形成される
領域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介し
てP型の不純物であるボロン[B]を上記所望の領域に
100keV、1×1012〜1×1013/cm2で注入
し、ボロン注入層104A、104B、105A、10
5B、105Cを形成する。その後、マスクを除去し、
ボロン注入層104A、104B、105A、105
B、105Cをマスク(図示せず)し、そのマスクを介
してN型の不純物であるリン[P]を上記ボロン注入層
104A、104B、105A、105B、105C以
外の領域に150keV、1×1012〜1×1013/c
2で注入し、リン注入層106A〜106Dを形成す
る。
【0121】この状態で、窒素雰囲気中、1130〜1
180℃で数時間の熱処理を行い、ボロン注入層104
A、104B、105A、105B、105C及びリン
注入層106A〜106Dのボロン[B]及びリン
[P]を熱拡散させ、図34に示すように、第1のウェ
ル領域103表面に深さ略1μm、不純物濃度が1×1
15〜1×1018/cm3であるP型の第2のウェル領
域104a及び104bを、第2の半導体層102表面
に深さ略2μm、不純物濃度が1×1015〜1×1018
/cm3であるP型の第3のウェル領域106a〜10
6c及び深さ略3.5μm、不純物濃度が1×1015
1×1018/cm3であるN型の第4のウェル領域10
6a〜106cをそれぞれ形成する。この時のボロン
[B]による不純物濃度は図35に示す点線Dで示すよ
うになっている。
【0122】このように構成された半導体基板100に
あって、図34にA−A’断面で示す不純物プロファイ
ルは図36に示すようになっているものである。図36
から明らかなように、第2の半導体層102の表面から
深さ略1μmまで第2のウェル領域104aが形成さ
れ、第2のウェル領域104aの底面から深さ略3.5
μmの間に第1のウェル領域103が介在し、かつ、第
1のウェル103の底面から第1の半導体層101の表
面まで第2の半導体層102が介在しているものであ
る。つまり、4√Dt(=2σ)が第2の半導体層10
2の厚さ未満を満足させる拡散条件に基づいて、第2の
半導体層102の表面層にイオン注入された不純物を拡
散させたので、確実に、第1のウェル領域103の底面
と高濃度の第1の半導体層101の表面との間に低濃度
の第2の半導体層102が介在しているものである。
【0123】また、図34にB−B’断面で示す不純物
プロファイルは図37に示すようになっているものであ
る。図37から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略2μmまで第3のウェル領域105a
が形成され、第3のウェル領域105aの底面から第1
の半導体層101の表面まで第2の半導体層102が介
在しているものである。
【0124】さらに、図34にC−C’断面で示す不純
物プロファイルは図38に示すようになっているもので
ある。図38から明らかなように、第2の半導体層10
2の表面から深さ略3.5μmまで第4のウェル領域1
06aが形成され、第4のウェル領域106aの底面か
ら第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層10
2が介在しているものである。このように形成された実
施例6のものにあっても、実施例1と同様の効果を奏す
るものである。
【0125】実施例7.図39ないし図42はこの発明
の実施例7を示すものであり、上記した実施例1に対し
て、第2の半導体層102の形成方法及び第1のウェル
領域103の形成方法が異なるだけ、つまりエピタキシ
ャル成長されたエピ層をそのまま第2の半導体層102
として使用するとともに、所定深さに不純物をイオン注
入して第1のウェル領域103を形成するものであり、
その他の点については上記した実施例1と同様である。
従って、上記実施例1と異なる点を主として説明するた
め、半導体基板の製造方法について、以下説明する。
【0126】まず、図39に示すように、不純物濃度が
1×1019/cm3である高濃度のP型のシリコン基板
(シリコンウェハ)からなる第1の半導体層101の表
面上に、一般に知られている方法にてエピタキシャル成
長させ、略3μmの厚さからなる不純物濃度が1×10
15/cm3である低濃度のP型のエピ層からなる第2の
半導体層102を形成する。この時の第2の半導体層1
02の表面から第1の半導体層101内までの濃度分布
は図43に示す一点鎖線Aで示すようになっている。
【0127】その後、図40に示すように、所望の領域
(この例においてはメモリセルアレイが形成される領
域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介して
N型の不純物であるリン[P]を上記所望の領域におけ
る所定の深さにピークが位置するように1.75Me
V、1×1013/cm2で注入し、第1のウェル領域1
03の底部領域103Aを形成するとともに、第4のウ
ェル領域106a〜106cの底部領域106A0〜1
06C0を形成する。この時の底部領域103A及び底
部領域106A0〜106C0の不純物濃度は図43に実
線C3で示すように、第2の半導体層102の表面から
深さ1.7μmの位置に不純物濃度のピーク(1×10
15〜1×1018/cm3)を有するように形成している
ものである。なお、周辺回路のPチャネルMOSトラン
ジスタが形成される領域、つまり、第4のウェル領域1
06a〜106cを形成するためにもイオン注入を行っ
ているが、この領域には特にイオン注入を行わなくとも
よい。
【0128】そして、この時の第1のウェル領域103
の底部領域103Aを形成する条件は、以下のようにし
て決定されるものである。すなわち、LSIプロセスに
おける不純物のイオン注入における注入イオンの一般的
な解としてLSS理論が用いられる。LSS理論による
射影飛程Rpとその分散ΔRpは「Projected Range St
atistics in Semiconductors」(by J.F.Gibbons eta
l.)にテーブル化されており、注入分布N(x)はかん
たんには平均値Rpと分散ΔRpをもつガウス分布で近
似でき、次式(2)となり、不純物濃度の分布は次式
(2)で示されるガウス分布になる。 N(x)=(NI/√(2πΔRp))×exp(−(x−Rp)2/2ΔRp2 ) ……(2) 但し、NIは単位面積当たりのイオン注入量、xは第2
の半導体層102の表面からの距離(深さ)である。
【0129】一方、第1のウェル領域103として必要
な不純物濃度と、第1のウェル領域103の底部におけ
るPN接合面の接合耐圧を考慮した場合、第1のウェル
領域103の不純物のピーク濃度と第2の半導体層10
2との濃度の差を2桁程度とる必要があることがわかっ
た。したがって、第1のウェル領域103の底面と第1
の半導体層101の表面との間に第2の半導体層102
を介在させる、つまり少しでも残すためには、第1のウ
ェル領域103のピーク濃度(この実施例7においては
第2の半導体層102の内部、例えば1.7μmの深さ
に位置する)より2桁落ちる深さが第2の半導体層10
2の厚さ以下でなければならない。
【0130】すなわち、(Rp+3ΔRp)が第2の半
導体層102の厚さ未満にする必要がある。(Rp+3
ΔRp)が第2の半導体層102の厚さと同じ、もしく
はそれを越えると、第1のウェル領域103の底面が第
1の半導体層101の表面と接してしまう、もしくは重
なってしまうものである。その結果、(Rp+3ΔR
p)が第2の半導体層102の厚さ未満を満足させるこ
とにより、第1のウェル領域103の底面と第1の半導
体層101の表面との間に第2の半導体層102を介在
させることができる。このような条件を満足させて第1
のウェル領域103を形成するものである。
【0131】その後、図41に示すように、所望の領域
(メモリセルアレイ内における一括消去単位であるブロ
ック単位毎に対応したメモリセル形成領域と、周辺回路
を構成するNチャネルMOSトランジスタが形成される
領域)以外をマスク(図示せず)し、そのマスクを介し
てP型の不純物であるボロン[B]を上記所望の領域に
100keV、1×1012〜1×1013/cm2で注入
し、ボロン注入層104A、104B、105A、10
5B、105Cを形成する。その後、マスクを除去し、
ボロン注入層104A、104B、105A、105
B、105Cをマスク(図示せず)し、そのマスクを介
してN型の不純物であるリン[P]を上記ボロン注入層
104A、104B、105A、105B、105C以
外の領域に150keV、1×1012〜1×1013/c
2で注入し、リン注入層106A〜106Dを形成す
る。
【0132】この状態で、窒素雰囲気中、1130〜1
180℃で数時間の熱処理を行い、ボロン注入層104
A、104B、105A、105B、105C及びリン
注入層106A〜106Dのボロン[B]及びリン
[P]を熱拡散させ、図42に示すように、深さ略2.
5μmの第1のウェル領域103、この第1のウェル領
域103の表面に深さ略1μm、不純物濃度が1×10
15〜1×1018/cm3であるP型の第2のウェル領域
104a及び104bを、第2の半導体層102表面に
深さ略1.5μm、不純物濃度が1×1015〜1×10
18/cm3であるP型の第3のウェル領域106a〜1
06c及び深さ略2.5μm、不純物濃度が1×1015
〜1×1018/cm3であるN型の第4のウェル領域1
06a〜106cをそれぞれ形成する。この時のボロン
[B]による不純物濃度は図43に示す点線Dで示すよ
うになっている。
【0133】このように構成された半導体基板100に
あって、図42にA−A’断面で示す不純物プロファイ
ルは図44に示すようになっているものである。図44
から明らかなように、第2の半導体層102の表面から
深さ略1μmまで第2のウェル領域104aが形成さ
れ、第2のウェル領域104aの底面から深さ略2.5
μmの間に第1のウェル領域103が介在し、かつ、第
1のウェル領域103の底面から第1の半導体層101
の表面まで第2の半導体層102が介在しているもので
ある。しかも、第2のウェル領域104aの底面と第2
の半導体層102との間に第1のウェル領域103の不
純物の1つのピークが存在しているものである。つま
り、(Rp+3ΔRp)が第2の半導体層102の厚さ
未満を満足させるイオン注入条件に基づいて、第2の半
導体層102の所定の深さにイオン注入させたので、確
実に、第1のウェル領域103の底面と高濃度の第1の
半導体層101の表面との間に低濃度の第2の半導体層
102が介在し、かつ第2のウェル領域104の下に1
つのピーク濃度を有しているものである。
【0134】また、図42にB−B’断面で示す不純物
プロファイルは図45に示すようになっているものであ
る。図45から明らかなように、第2の半導体層102
の表面から深さ略1.5μmまで第3のウェル領域10
5aが形成され、第3のウェル領域105aの底面から
第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層102
が介在しているものである。
【0135】さらに、図42にC−C’断面で示す不純
物プロファイルは図46に示すようになっているもので
ある。図46から明らかなように、第2の半導体層10
2の表面から深さ略2.5μmまで第4のウェル領域1
06aが形成され、第4のウェル領域106aの底面か
ら第1の半導体層101の表面まで第2の半導体層10
2が介在しているものである。なお、この第4のウェル
領域106は第2の半導体層102の表面層と第2の半
導体層102から1.7μmの深さの位置に不純物濃度
のピークを有しているものである。
【0136】このように形成された実施例7のものにあ
っても、実施例1と同様の効果を奏する他、第1のウェ
ル領域103(及び第4のウェル領域106a〜106
c)の形成に際して、所定の深さに不純物濃度のピーク
を有するようにしたイオン注入法を採用しているので、
第1のウェル領域103の底部領域の中心深さ及び深さ
方向の厚さを自由に選択できるという利点を有している
ものである。
【0137】なお、上記実施例1ないし実施例6に示し
たものにおいては、第2の半導体層102の厚さの具体
的な値として5μm、実施例7に示したものにおいて
は、第2の半導体層102の厚さの具体的な値として3
μmのものを示したが、これに限られるものではなく、
1〜10μmの範囲のものであればよいものである。た
だし、第2の半導体層102の厚さが異なることによ
り、不純物の注入量、イオン注入加速エネルギー、不純
物拡散のための熱処理温度、熱処理時間等の具体的な最
適値が変化することは勿論である。
【0138】また、上記実施例1ないし実施例7に示し
たものにおいては、第2の半導体層102を構成するた
めのエピ層(第1導電型の不純物がイオン注入によって
注入されていない状態)の不純物濃度を1×1015/c
3のものを示したが、これに限られるものではなく、
第2の半導体層102を構成するためのエピ層の不純物
濃度は1×1011/cm3からウェル領域の濃度より十
分に低い1×1016/cm3まで自由に選択できるもの
である。ただし、第2の半導体層102の不純物濃度が
異なることにより、不純物の注入量、イオン注入加速エ
ネルギー、不純物拡散のための熱処理温度、熱処理時間
等の具体的な最適値が変化することは勿論である。
【0139】さらに、上記実施例1ないし実施例7に示
したものにおいては、第1の半導体層101の不純物濃
度を1×1019/cm3を示したが、これに限られるも
のではなく、第1の半導体層101の不純物濃度はウェ
ル領域の濃度より十分に高い1×1018/cm3〜1×
1020/cm3まで自由に選択できるものである。
【0140】
【発明の効果】この発明の第1の発明は、第1導電型の
第1の半導体層と、この第1の半導体層の表面上に第1
の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有するエ
ピタキシャル成長された第1導電型の第2の半導体層
と、この第2の半導体層の表面に、第1の半導体層の表
面との間に第2の半導体層が介在して形成された第2導
電型の第1のウェル領域と、この第1のウェル領域の表
面に形成された第1導電型の第2のウェル領域と、第2
の半導体層の表面に形成され、第2の半導体層の不純物
濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウ
ェル領域と、第2の半導体層の表面に第1のウェル領域
と離隔して形成された第2導電型の第4のウェル領域と
を有する半導体基板を備え、半導体基板の第2のウェル
領域に形成された第1の半導体素子と、半導体基板の第
3のウェル領域に形成された第2の半導体素子と、半導
体基板の第4のウェル領域に形成された第3の半導体素
子を設けたので、低濃度の第2の半導体層が第1のウェ
ル領域と高濃度の第1の半導体層との間に介在し、ラッ
チアップ耐性が向上し、第2のウェル領域と第2の半導
体層との間のパンチスルー耐圧が向上し、第1のウェル
領域と第2の半導体層との接合耐圧が向上するという効
果を有するものである。
【0141】この発明の第2の発明は、第1導電型の第
1の半導体層と、この第1の半導体層の表面上に第1の
半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有するエピ
タキシャル成長された第1導電型の第2の半導体層と、
この第2の半導体層の表面に、第1の半導体層の表面と
の間に上記第2の半導体層が介在して形成された第2導
電型の第1のウェル領域と、この第1のウェル領域の表
面に形成された第1導電型の第2のウェル領域と、第2
の半導体層の表面に形成され、第2の半導体層の不純物
濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウ
ェル領域と、第2の半導体層の表面に第1のウェル領域
と離隔して形成された第2導電型の第4のウェル領域と
を有する半導体基板を備え、この半導体基板の第2のウ
ェル領域に形成される不揮発性メモリセルと、半導体基
板の第3のウェル領域に形成される第2導電型のMOS
トランジスタと、半導体基板の第4のウェル領域に形成
される第1導電型のMOSトランジスタを設けたので、
低濃度の第2の半導体層が第1のウェル領域と高濃度の
第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ耐性が向
上し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパン
チスルー耐圧が向上し、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧が向上するとともに、ゲート絶縁膜の
不純物や欠陥密度が少ない不揮発性半導体記憶装置が得
られるという効果を有するものである。
【0142】この発明の第3の発明は、メモリセルを複
数有するメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの
メモリセルに情報を書き込む、メモリセルに蓄積された
情報を読み出す、メモリセルに蓄積された情報を消去す
るための周辺回路とを備え、メモリセルアレイの複数の
メモリセルを複数個毎に複数ブロックに分割し、このブ
ロック単位で消去動作が一括して行われるものにおい
て、P型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の表
面上に第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度
を有するエピタキシャル成長されたP型の第2の半導体
層と、この第2の半導体層の表面に、第1の半導体層の
表面との間に第2の半導体層が介在して形成されたN型
の第1のウェル領域と、この第1のウェル領域の表面に
それぞれ互いに離隔して形成されたP型の複数の第2の
ウェル領域と、第2の半導体層の表面に形成され、第2
の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有するP
型の第3のウェル領域と、第2の半導体層の表面に第1
のウェル領域と離隔して形成されたN型の第4のウェル
領域とを有する半導体基板を備え、ブロック単位毎に複
数の第2のウェル領域の1つに対応し、各ブロック単位
の複数のメモリセルが、対応した第2のウェル領域に形
成され、周辺回路を構成する複数のNチャネルMOSト
ランジスタの少なくとも一部のNチャネルMOSトラン
ジスタが第3のウェル領域に形成され、周辺回路を構成
する複数のPチャネルMOSトランジスタの少なくとも
一部のPチャネルMOSトランジスタが第4のウェル領
域に形成されているものとしたので、第1のウェル領域
が第2のウェル領域に独立に電位を与えることができ、
低濃度の第2の半導体層が第1のウェル領域と高濃度の
第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ耐性が向
上し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパン
チスルー耐圧が向上し、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧が向上するとともに、ゲート絶縁膜の
不純物や欠陥密度が少ない不揮発性半導体記憶装置が得
られるという効果を有するものである。
【0143】この発明の第4の発明は、メモリセルを複
数有するメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの
メモリセルに情報を書き込む、メモリセルに蓄積された
情報を読み出す、メモリセルに蓄積された情報を消去す
るための周辺回路とを備え、上記メモリセルアレイの複
数のメモリセルを複数個毎に複数ブロックに分割し、こ
のブロック単位で消去動作が一括して行われるものにお
いて、P型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の
表面上に第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃
度を有するエピタキシャル成長されたP型の第2の半導
体層と、この第2の半導体層の表面に、それぞれが互い
に離隔して形成されるとともに、第1の半導体層の表面
との間に第2の半導体層が介在して形成されたN型の複
数の第1のウェル領域と、これら複数の第1のウェル領
域それぞれの表面にそれぞれ形成されたP型の複数の第
2のウェル領域と、第2の半導体層の表面に形成され、
第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有す
るP型の第3のウェル領域と、第2の半導体層の表面に
第1のウェル領域と離隔して形成されたN型の第4のウ
ェル領域とを有する半導体基板を備え、ブロック単位毎
に複数の第2のウェル領域の1つに対応し、各ブロック
単位の複数のメモリセルが、対応した第2のウェル領域
に形成され、周辺回路を構成する複数のNチャネルMO
Sトランジスタの少なくとも一部のNチャネルMOSト
ランジスタが第3のウェル領域に形成され、周辺回路を
構成する複数のPチャネルMOSトランジスタの少なく
とも一部のPチャネルMOSトランジスタが第4のウェ
ル領域に形成されているものとしたので、第1のウェル
領域が第2のウェル領域に独立に電位を与えることがで
き、低濃度の第2の半導体層が、第1のウェル領域と高
濃度の第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ耐
性が向上し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間
のパンチスルー耐圧が向上し、第1のウェル領域と第2
の半導体層との接合耐圧が向上するとともに、ゲート絶
縁膜の不純物や欠陥密度が少ない不揮発性半導体記憶装
置が得られるという効果を有するものである。
【0144】この発明の第5の発明は、メモリセルを複
数有するメモリセルアレイと、このメモリセルアレイの
メモリセルに情報を書き込む、メモリセルに蓄積された
情報を読み出す、メモリセルに蓄積された情報を消去す
るための周辺回路とを備え、周辺回路が、電源電位ノー
ドに印加される電源電位を受け、この電源電位より高い
昇圧電位を出力する昇圧回路を有したものにおいて、第
1導電型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の表
面上に第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度
を有するエピタキシャル成長された第1導電型の第2の
半導体層と、この第2の半導体層の表面に、上記第1の
半導体層の表面との間に第2の半導体層が介在して形成
された第2導電型の第1のウェル領域と、この第1のウ
ェル領域の表面に形成された第1導電型の第2のウェル
領域と、第2の半導体層の表面に形成され、第2の半導
体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電
型の第3のウェル領域と、第2の半導体層の表面に第1
のウェル領域と離隔して形成された第2導電型の第4の
ウェル領域とを有する半導体基板を備え、記昇圧回路の
出力段を構成する半導体素子が第2のウェル領域に形成
され、周辺回路を構成する複数の第2導電型のMOSト
ランジスタの少なくとも一部のMOSトランジスタが上
記第3のウェル領域に形成され、周辺回路を構成する複
数の第1導電型のMOSトランジスタの少なくとも一部
のMOSトランジスタが第4のウェル領域に形成されて
いるものとしたので、低濃度の第2の半導体層が第1の
ウェル領域と高濃度の第1の半導体層との間に介在し、
ラッチアップ耐性が向上し、第2のウェル領域と第2の
半導体層との間のパンチスルー耐圧が向上し、昇圧回路
の出力段を構成する半導体素子に対する第1のウェル領
域と第2の半導体層との接合耐圧が向上するという効果
を有するものである。
【0145】この発明の第6の発明は、第1導電型の第
1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にてエピ層
を形成する工程と、このエピ層の表面に第1導電型の不
純物をイオン注入し、熱拡散することによって、第1の
半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有する第1
導電型の第2の半導体層を形成する工程と、この第2の
半導体層の表面に、第1の半導体層の表面との間に第2
の半導体層を介在させて第2導電型の第1のウェル領域
を形成する工程と、この第1のウェル領域の表面に第2
のウェル領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面
に第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有
する第1導電型の第3のウェル領域を形成する工程と、
第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル領域
を第1のウェル領域と離隔して形成する工程と、第2の
ウェル領域に第1の半導体素子を形成する工程と、第3
のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工程と、第
4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工程とを
設けたので、低濃度の第2の半導体層が第1のウェル領
域と高濃度の第1の半導体層との間に介在し、ラッチア
ップ耐性が向上し、第2のウェル領域と第2の半導体層
との間のパンチスルー耐圧が向上し、第1のウェル領域
と第2の半導体層との接合耐圧が向上するという効果を
有するものである。
【0146】この発明の第7の発明は、第1導電型の第
1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にて第1の
半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有する第1
導電型の第2の半導体層を形成する工程と、この第2の
半導体層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピー
クが位置するように第2導電型の不純物をイオン注入す
る工程を含み、第2の半導体層の表面に第2導電型の第
1のウェル領域を形成する工程と、この第1のウェル領
域の表面に、第1のウェル領域における所定位置の不純
物濃度のピーク位置より上に第1導電型の第2のウェル
領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第2の
半導体層の不純物濃度より高い不純物濃度を有する第1
導電型の第3のウェル領域を形成する工程と、第2の半
導体層の表面に第2導電型の第4のウェル領域を第1の
ウェル領域と離隔して形成する工程と、第2のウェル領
域に第1の半導体素子を形成する工程と、第3のウェル
領域に第2の半導体素子を形成する工程と、第4のウェ
ル領域に第3の半導体素子を形成する工程とを設けたの
で、低濃度の第2の半導体層が第1のウェル領域と高濃
度の第1の半導体層との間に介在し、ラッチアップ耐性
が向上し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間の
パンチスルー耐圧が向上し、第1のウェル領域と第2の
半導体層との接合耐圧が向上し、しかも、第2の半導体
層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピークが位
置するようにイオン注入されるため、第1のウェル領域
の底部における不純物濃度のプロファイルを自由に選択
できるという効果を有するものである。
【0147】この発明の第8の発明は、第1導電型の第
1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にてエピ層
を形成する工程と、このエピ層の表面から所定深さの位
置に不純物濃度のピークが位置するように第1導電型の
不純物をイオン注入し、第1の半導体層の不純物濃度よ
り低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半導体層
を形成する工程と、この第2の半導体層の表面に第2導
電型の第1のウェル領域を形成する工程と、この第1の
ウェル領域の表面に第1導電型の第2のウェル領域を形
成する工程と、第2の半導体層の表面に第2の半導体層
の不純物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の
第3のウェル領域を形成する工程と、第2の半導体層の
表面に第2導電型の第4のウェル領域を第1のウェル領
域と離隔して形成する工程と、第2のウェル領域に第1
の半導体素子を形成する工程と、第3のウェル領域に第
2の半導体素子を形成する工程と、第4のウェル領域に
第3の半導体素子を形成する工程とを設けたので、低濃
度の第2の半導体層が第1のウェル領域と高濃度の第1
の半導体層との間に介在し、ラッチアップ耐性が向上
し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチ
スルー耐圧が向上して、第1のウェル領域と第2の半導
体層との接合耐圧が向上し、しかも、第2の半導体層が
エピ層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピーク
が位置するようにイオン注入するため、第2の半導体層
の底部における不純物濃度のプロファイルを自由に選択
できるという効果を有するものである。
【0148】この発明の第9の発明は、第1導電型の第
1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にてエピ層
を形成する工程と、このエピ層の表面から所定深さの位
置に不純物濃度のピークが位置するように第1導電型の
不純物をイオン注入し、第1の半導体層の不純物濃度よ
り低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半導体層
を形成する工程と、この第2の半導体層の表面から所定
深さの位置に不純物濃度のピークが位置するように第2
導電型の不純物をイオン注入する工程を含み、第2の半
導体層の表面に、第1の半導体層の表面との間に上記第
2の半導体層のピーク位置を介在させて第2導電型の第
1のウェル領域を形成する工程と、この第1のウェル領
域の表面に第1導電型の第2のウェル領域を形成する工
程と、第2の半導体層の表面に第2の半導体層の不純物
濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウ
ェル領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第
2導電型の第4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔
して形成する工程と、第2のウェル領域に第1の半導体
素子を形成する工程と、第3のウェル領域に第2の半導
体素子を形成する工程と、第4のウェル領域に第3の半
導体素子を形成する工程とを設けたので、低濃度の第2
の半導体層が第1のウェル領域と高濃度の第1の半導体
層との間に介在し、ラッチアップ耐性が向上し、第2の
ウェル領域と第2の半導体層との間のパンチスルー耐圧
が向上し、第1のウェル領域と第2の半導体層との接合
耐圧が向上し、しかも、第2の半導体層の表面から所定
深さの位置に不純物濃度のピークが位置するようにイオ
ン注入するため、第1のウェル領域の底部における不純
物濃度のプロファイルを自由に選択できるとともに、第
2の半導体層がエピ層の表面から所定深さの位置に不純
物濃度のピークが位置するようにイオン注入されるた
め、第2の半導体層の底部における不純物濃度のプロフ
ァイルを自由に選択できるという効果を有するものであ
る。
【0149】この発明の第10の発明は、第1導電型の
第1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にて第1
の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有する第
1導電型の第2の半導体層を形成する工程と、この第2
の半導体層の表面に第2導電型の不純物をイオン注入
し、その後、4√Dtの値が第2の半導体層の厚さ未満
の値にてイオン注入された不純物を熱拡散することによ
って、第2の半導体層の表面に第2導電型の第1のウェ
ル領域を形成する工程と、この第1のウェル領域の表面
に第1導電型の第2のウェル領域を形成する工程と、第
2の半導体層の表面に第2の半導体層の不純物濃度より
高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領域
を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第2導電型
の第4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔して形成
する工程と、第2のウェル領域に第1の半導体素子を形
成する工程と、第3のウェル領域に第2の半導体素子を
形成する工程と、第4のウェル領域に第3の半導体素子
を形成する工程とを設けたので、第1のウェル領域と高
濃度の第1の半導体層との間に、確実に、エピタキシャ
ル成長によって形成された第2の半導体層を介在させる
ことができ、ラッチアップ耐性が向上し、第2のウェル
領域と第2の半導体層との間のパンチスルー耐圧が向上
し、第1のウェル領域と第2の半導体層との接合耐圧が
向上するという効果を有するものである。
【0150】この発明の第11の発明は、第1導電型の
第1の半導体層の表面上にエピタキシャル成長にて第1
の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度を有する第
1導電型の第2の半導体層を形成する工程と、この第2
の半導体層の表面に、(Rp+3ΔRp)の値が第2の
半導体層の厚さ未満の値にて第2導電型の不純物をイオ
ン注入し、第2の半導体層の表面に第2導電型の第1の
ウェル領域を形成する工程と、この第1のウェル領域の
表面に第1導電型の第2のウェル領域を形成する工程
と、第2の半導体層の表面に第2の半導体層の不純物濃
度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェ
ル領域を形成する工程と、第2の半導体層の表面に第2
導電型の第4のウェル領域を第1のウェル領域と離隔し
て形成する工程と、第2のウェル領域に第1の半導体素
子を形成する工程と、第3のウェル領域に第2の半導体
素子を形成する工程と、第4のウェル領域に第3の半導
体素子を形成する工程とを設けたので、第1のウェル領
域と高濃度の第1の半導体層との間に、確実に、エピタ
キシャル成長によって形成された低濃度の第2の半導体
層を介在させることができ、ラッチアップ耐性が向上
し、第2のウェル領域と第2の半導体層との間のパンチ
スルー耐圧が向上し、第1のウェル領域と第2の半導体
層との接合耐圧が向上するという効果を有するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図。
【図2】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100を示す断面図。
【図3】 この発明の実施例1を示す要部断面図。
【図4】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図5】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図6】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図7】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図8】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図9】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の製造における個別の不純物のプロファイルを
示す図。
【図10】 図8のA−A’断面における不純物のプロ
ファイルを示す図。
【図11】 図8のB−B’断面における不純物のプロ
ファイルを示す図。
【図12】 図8のC−C’断面における不純物のプロ
ファイルを示す図。
【図13】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100の他の例を示す断面図。
【図14】 この発明の実施例1に適用される半導体基
板100のさらに他の例を示す断面図。
【図15】 この発明の実施例2を示す要部断面図。
【図16】 この発明の実施例3に適用される高電圧発
生回路の昇圧回路を示す回路図。
【図17】 この発明の実施例3に適用される高電圧発
生回路の昇圧回路を半導体基板に組み込んだ例を示す要
部断面図。
【図18】 この発明の実施例4に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図19】 この発明の実施例4に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図20】 この発明の実施例4に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図21】 この発明の実施例4に適用される半導体基
板100の製造における個別の不純物のプロファイルを
示す図。
【図22】 図20のA−A’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図23】 図20のB−B’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図24】 図20のC−C’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図25】 この発明の実施例5に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図26】 この発明の実施例5に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図27】 この発明の実施例5に適用される半導体基
板100の製造における個別の不純物のプロファイルを
示す図。
【図28】 図26のA−A’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図29】 図26のB−B’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図30】 図26のC−C’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図31】 この発明の実施例6に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図32】 この発明の実施例6に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図33】 この発明の実施例6に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図34】 この発明の実施例6に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図35】 この発明の実施例6に適用される半導体基
板100の製造における個別の不純物のプロファイルを
示す図。
【図36】 図34のA−A’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図37】 図34のB−B’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図38】 図34のC−C’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図39】 この発明の実施例7に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図40】 この発明の実施例7に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図41】 この発明の実施例7に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図42】 この発明の実施例7に適用される半導体基
板100の製造を工程順に示す断面図。
【図43】 この発明の実施例7に適用される半導体基
板100の製造における個別の不純物のプロファイルを
示す図。
【図44】 図42のA−A’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図45】 図42のB−B’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【図46】 図42のC−C’断面における不純物のプ
ロファイルを示す図。
【符号の説明】
11〜141 メモリセル、2a〜2b ブロック、31
〜34 ワード線、41〜42 ワード線、51a〜52b
主ビット線、7a〜7b ソース線、100半導体基
板、101 第1の半導体層、102 第2の半導体
層、103 第1のウェル領域、104a〜104b
第2のウェル領域、105a〜105c第3のウェル領
域、106a〜106b 第4のウェル領域。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/788 29/792

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の第1の半導体層と、この第
    1の半導体層の表面上に上記第1の半導体層の不純物濃
    度より低い不純物濃度を有するエピタキシャル成長され
    た第1導電型の第2の半導体層と、この第2の半導体層
    の表面に、上記第1の半導体層の表面との間に上記第2
    の半導体層が介在して形成された第2導電型の第1のウ
    ェル領域と、この第1のウェル領域の表面に形成された
    第1導電型の第2のウェル領域と、上記第2の半導体層
    の表面に形成され、上記第2の半導体層の不純物濃度よ
    り高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領
    域と、上記第2の半導体層の表面に上記第1のウェル領
    域と離隔して形成された第2導電型の第4のウェル領域
    とを有する半導体基板、 この半導体基板の第2のウェル領域に形成された第1の
    半導体素子、 上記半導体基板の第3のウェル領域に形成された第2の
    半導体素子、 上記半導体基板の第4のウェル領域に形成された第3の
    半導体素子を備えた半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 第1導電型の第1の半導体層と、この第
    1の半導体層の表面上に上記第1の半導体層の不純物濃
    度より低い不純物濃度を有するエピタキシャル成長され
    た第1導電型の第2の半導体層と、この第2の半導体層
    の表面に、上記第1の半導体層の表面との間に上記第2
    の半導体層が介在して形成された第2導電型の第1のウ
    ェル領域と、この第1のウェル領域の表面に形成された
    第1導電型の第2のウェル領域と、上記第2の半導体層
    の表面に形成され、上記第2の半導体層の不純物濃度よ
    り高い不純物濃度を有する第1導電型の第3のウェル領
    域と、上記第2の半導体層の表面に上記第1のウェル領
    域と離隔して形成された第2導電型の第4のウェル領域
    とを有する半導体基板、 この半導体基板の第2のウェル領域に形成され、対応の
    ソース線に接続される第2導電型の拡散層からなるソー
    ス領域と、このソース領域と離隔して形成され、対応の
    ビット線に接続される第2導電型の拡散層からなるドレ
    イン領域と、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間
    に位置する上記第2のウェル領域上にトンネル酸化膜か
    らなるゲート酸化膜を介して形成されるフローティング
    ゲート電極と、このフローティングゲート電極と層間絶
    縁膜を介して対向配置され、対応のワード線に接続され
    るコントロールゲート電極とを有する不揮発性メモリセ
    ル、 上記半導体基板の第3のウェル領域に形成され、第2導
    電型の拡散層からなるソース領域と、このソース領域と
    離隔して形成される第2導電型の拡散層からなるドレイ
    ン領域と、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間に
    位置する上記第3のウェル領域上にゲート酸化膜を介し
    て形成されるゲート電極とを有する第2導電型のMOS
    トランジスタ、 上記半導体基板の第4のウェル領域に形成され、第1導
    電型の拡散層からなるソース領域と、このソース領域と
    離隔して形成される第1導電型の拡散層からなるドレイ
    ン領域と、上記ソース領域と上記ドレイン領域との間に
    位置する上記第4のウェル領域上にゲート酸化膜を介し
    て形成されるゲート電極とを有する第1導電型のMOS
    トランジスタを備えた不揮発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 対応したソース線に接続されるソース領
    域と対応したビット線に接続されるドレイン領域と情報
    を蓄積するためのフローティングゲート電極と対応した
    ワード線に接続されるコントロールゲート電極とを有す
    るメモリセルを複数有するメモリセルアレイと、このメ
    モリセルアレイのメモリセルに情報を書き込む、メモリ
    セルに蓄積された情報を読み出す、メモリセルに蓄積さ
    れた情報を消去するための周辺回路とを備え、上記メモ
    リセルアレイの複数のメモリセルを複数個毎に複数ブロ
    ックに分割し、このブロック単位で消去動作が一括して
    行われるものにおいて、 P型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の表面上
    に上記第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度
    を有するエピタキシャル成長されたP型の第2の半導体
    層と、この第2の半導体層の表面に、上記第1の半導体
    層の表面との間に上記第2の半導体層が介在して形成さ
    れたN型の第1のウェル領域と、この第1のウェル領域
    の表面にそれぞれ互いに離隔して形成されたP型の複数
    の第2のウェル領域と、上記第2の半導体層の表面に形
    成され、上記第2の半導体層の不純物濃度より高い不純
    物濃度を有するP型の第3のウェル領域と、上記第2の
    半導体層の表面に上記第1のウェル領域と離隔して形成
    されたN型の第4のウェル領域とを有する半導体基板を
    備え、 上記ブロック単位毎に上記複数の第2のウェル領域の1
    つに対応し、各ブロック単位の複数のメモリセルが、対
    応した第2のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数のNチャネルMOSトラン
    ジスタの少なくとも一部のNチャネルMOSトランジス
    タが上記第3のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数のPチャネルMOSトラン
    ジスタの少なくとも一部のPチャネルMOSトランジス
    タが上記第4のウェル領域に形成されていることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 対応したソース線に接続されるソース領
    域と対応したビット線に接続されるドレイン領域と情報
    を蓄積するためのフローティングゲート電極と対応した
    ワード線に接続されるコントロールゲート電極とを有す
    るメモリセルを複数有するメモリセルアレイと、このメ
    モリセルアレイのメモリセルに情報を書き込む、メモリ
    セルに蓄積された情報を読み出す、メモリセルに蓄積さ
    れた情報を消去するための周辺回路とを備え、上記メモ
    リセルアレイの複数のメモリセルを複数個毎に複数ブロ
    ックに分割し、このブロック単位で消去動作が一括して
    行われるものにおいて、 P型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の表面上
    に上記第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃度
    を有するエピタキシャル成長されたP型の第2の半導体
    層と、この第2の半導体層の表面に、それぞれが互いに
    離隔して形成されるとともに、上記第1の半導体層の表
    面との間に上記第2の半導体層が介在して形成されたN
    型の複数の第1のウェル領域と、これら複数の第1のウ
    ェル領域それぞれの表面にそれぞれ形成されたP型の複
    数の第2のウェル領域と、上記第2の半導体層の表面に
    形成され、上記第2の半導体層の不純物濃度より高い不
    純物濃度を有するP型の第3のウェル領域と、上記第2
    の半導体層の表面に上記第1のウェル領域と離隔して形
    成されたN型の第4のウェル領域とを有する半導体基板
    を備え、 上記ブロック単位毎に上記複数の第2のウェル領域の1
    つに対応し、各ブロック単位の複数のメモリセルが、対
    応した第2のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数のNチャネルMOSトラン
    ジスタの少なくとも一部のNチャネルMOSトランジス
    タが上記第3のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数のPチャネルMOSトラン
    ジスタの少なくとも一部のPチャネルMOSトランジス
    タが上記第4のウェル領域に形成されていることを特徴
    とする不揮発性半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 対応したソース線に接続されるソース領
    域と対応したビット線に接続されるドレイン領域と情報
    を蓄積するためのフローティングゲート電極と対応した
    ワード線に接続されるコントロールゲート電極とを有す
    るメモリセルを複数有するメモリセルアレイと、このメ
    モリセルアレイのメモリセルに情報を書き込む、メモリ
    セルに蓄積された情報を読み出す、メモリセルに蓄積さ
    れた情報を消去するための周辺回路とを備え、上記周辺
    回路が、電源電位ノードに印加される電源電位を受け、
    この電源電位より高い昇圧電位を出力する昇圧回路を有
    したものにおいて、 第1導電型の第1の半導体層と、この第1の半導体層の
    表面上に上記第1の半導体層の不純物濃度より低い不純
    物濃度を有するエピタキシャル成長された第1導電型の
    第2の半導体層と、この第2の半導体層の表面に、上記
    第1の半導体層の表面との間に上記第2の半導体層が介
    在して形成された第2導電型の第1のウェル領域と、こ
    の第1のウェル領域の表面に形成された第1導電型の第
    2のウェル領域と、上記第2の半導体層の表面に形成さ
    れ、上記第2の半導体層の不純物濃度より高い不純物濃
    度を有する第1導電型の第3のウェル領域と、上記第2
    の半導体層の表面に上記第1のウェル領域と離隔して形
    成された第2導電型の第4のウェル領域とを有する半導
    体基板を備え、 上記昇圧回路の出力段を構成する半導体素子が上記第2
    のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数の第2導電型のMOSトラ
    ンジスタの少なくとも一部のMOSトランジスタが上記
    第3のウェル領域に形成され、 上記周辺回路を構成する複数の第1導電型のMOSトラ
    ンジスタの少なくとも一部のMOSトランジスタが上記
    第4のウェル領域に形成されていることを特徴とする不
    揮発性半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 上記昇圧回路の出力段を構成する半導体
    素子は、第2のウェル領域の表面に形成された第2導電
    型の拡散領域をエミッタ領域とし、第2のウェル領域を
    ベース領域とし、第1のウェル領域をコレクタ領域と
    し、ベース領域とコレクタ領域とが電気的に接続される
    ダイオード接続されたバイポーラトランジスタであるこ
    とを特徴とする請求項5記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 第1導電型の第1の半導体層の表面上に
    エピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程、 このエピ層の表面に第1導電型の不純物をイオン注入
    し、熱拡散することによって、上記第1の半導体層の不
    純物濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2
    の半導体層を、上記第1の半導体層の表面上に形成する
    工程、 この第2の半導体層の表面に、上記第1の半導体層の表
    面との間に上記第2の半導体層を介在させて第2導電型
    の第1のウェル領域を形成する工程、 この第1のウェル領域の表面に第1導電型の第2のウェ
    ル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 第1導電型の第1の半導体層の表面上に
    エピタキシャル成長にて上記第1の半導体層の不純物濃
    度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半導
    体層を、上記第1の半導体層の表面上に形成する工程、 この第2の半導体層の表面から所定深さの位置に不純物
    濃度のピークが位置するように第2導電型の不純物をイ
    オン注入する工程を含み、上記第2の半導体層の表面
    に、上記第1の半導体層の表面との間に上記第2の半導
    体層を介在させて第2導電型の第1のウェル領域を形成
    する工程、 この第1のウェル領域の表面に、上記第1のウェル領域
    における所定位置の不純物濃度のピーク位置より上に第
    1導電型の第2のウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 第1導電型の第1の半導体層の表面上に
    エピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程、 このエピ層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピ
    ークが位置するように第1導電型の不純物をイオン注入
    し、上記第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃
    度を有する第1導電型の第2の半導体層を、上記第1の
    半導体層の表面上に形成する工程、 この第2の半導体層の表面に、上記第1の半導体層の表
    面との間に上記第2の半導体層のピーク位置を介在させ
    て第2導電型の第1のウェル領域を形成する工程、 この第1のウェル領域の表面に第1導電型の第2のウェ
    ル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 第1導電型の第1の半導体層の表面上
    にエピタキシャル成長にてエピ層を形成する工程、 このエピ層の表面から所定深さの位置に不純物濃度のピ
    ークが位置するように第1導電型の不純物をイオン注入
    し、上記第1の半導体層の不純物濃度より低い不純物濃
    度を有する第1導電型の第2の半導体層を、上記第1の
    半導体層の表面上に形成する工程、 この第2の半導体層の表面から所定深さの位置に不純物
    濃度のピークが位置するように第2導電型の不純物をイ
    オン注入する工程を含み、上記第2の半導体層の表面
    に、上記第1の半導体層の表面との間に上記第2の半導
    体層のピーク位置を介在させて第2導電型の第1のウェ
    ル領域を形成する工程、 この第1のウェル領域の表面に、上記第1のウェル領域
    における所定位置の不純物濃度のピーク位置より上に第
    1導電型の第2のウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1導電型の第1の半導体層の表面上
    にエピタキシャル成長にて上記第1の半導体層の不純物
    濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半
    導体層を、上記第1の半導体層の表面上に形成する工
    程、 この第2の半導体層の表面に第2導電型の不純物をイオ
    ン注入し、上記第2の半導体層の表面層にイオン注入層
    を形成し、その後、4√Dt(但し、Dはイオン注入さ
    れた第2導電型の不純物の拡散係数、tは拡散時間であ
    る)の値が上記第2の半導体層の厚さ未満の値にて上記
    イオン注入層に注入された不純物を熱拡散することによ
    って、上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第1の
    ウェル領域を形成する工程、 この第1のウェル領域の表面に第1導電型の第2のウェ
    ル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 【請求項12】 第1導電型の第1の半導体層の表面上
    にエピタキシャル成長にて上記第1の半導体層の不純物
    濃度より低い不純物濃度を有する第1導電型の第2の半
    導体層を、上記第1の半導体層の表面上に形成する工
    程、 この第2の半導体層の表面に、(Rp+3ΔRp)の値
    が上記第2の半導体層の厚さ未満の値にて第2導電型の
    不純物をイオン注入し、上記第2の半導体層の表面に第
    2導電型の第1のウェル領域を形成する工程、 この第1のウェル領域の表面に第1導電型の第2のウェ
    ル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に上記第2の半導体層の不純
    物濃度より高い不純物濃度を有する第1導電型の第3の
    ウェル領域を形成する工程、 上記第2の半導体層の表面に第2導電型の第4のウェル
    領域を上記第1のウェル領域と離隔して形成する工程、 上記第2のウェル領域に第1の半導体素子を形成する工
    程、 上記第3のウェル領域に第2の半導体素子を形成する工
    程、 上記第4のウェル領域に第3の半導体素子を形成する工
    程を備えた半導体集積回路装置の製造方法。
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