JPH08280377A - 培養装置 - Google Patents
培養装置Info
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- JPH08280377A JPH08280377A JP11261695A JP11261695A JPH08280377A JP H08280377 A JPH08280377 A JP H08280377A JP 11261695 A JP11261695 A JP 11261695A JP 11261695 A JP11261695 A JP 11261695A JP H08280377 A JPH08280377 A JP H08280377A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 微生物の培養装置において、保存性があり、
特に、使用上の簡便性と培養性能に優れた培養装置を提
供する。 【構成】 防水性の基材シート1と、これに被せられる
防水性、水蒸気不透過性のカバーシート2とを有し、少
なくとも基材シート1上には枡目印刷柄3、培地混合物
の層4が設けられてなる微生物の培養装置において、接
種する被検液の広がりを一定にするための手段として、
下記3種類の手段の中のいずれかを設けた構成。基材
シート1とカバーシート2のいずれか一方又は両方の内
面に疎水性インキによる外枠層5を設ける。基材シー
ト1又はカバーシート2の内面に多孔質フィルム状フィ
ルター6を設ける。基材シート1又はカバーシート2
の内面に前記外枠層5と、その内部に該外枠層5で囲ま
れる領域に相当する形状の多孔質フィルム状フィルター
6を設ける。
特に、使用上の簡便性と培養性能に優れた培養装置を提
供する。 【構成】 防水性の基材シート1と、これに被せられる
防水性、水蒸気不透過性のカバーシート2とを有し、少
なくとも基材シート1上には枡目印刷柄3、培地混合物
の層4が設けられてなる微生物の培養装置において、接
種する被検液の広がりを一定にするための手段として、
下記3種類の手段の中のいずれかを設けた構成。基材
シート1とカバーシート2のいずれか一方又は両方の内
面に疎水性インキによる外枠層5を設ける。基材シー
ト1又はカバーシート2の内面に多孔質フィルム状フィ
ルター6を設ける。基材シート1又はカバーシート2
の内面に前記外枠層5と、その内部に該外枠層5で囲ま
れる領域に相当する形状の多孔質フィルム状フィルター
6を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、菌数検査などに用いら
れる微生物の培養装置に関し、更に詳しくは、長期保存
が可能で、且つ、使用時の操作が簡便な培養装置に関す
る。
れる微生物の培養装置に関し、更に詳しくは、長期保存
が可能で、且つ、使用時の操作が簡便な培養装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】食品などの微生物の数を測定する方法と
して、従来から行われているものに寒天平板混釈法があ
る。この方法は、予め滅菌したシャーレに、高圧蒸気滅
菌した後温度を約45℃とした寒天培地と、別に準備し
た試料液とをそれぞれ所定量分注し、十分に混釈して放
置後、培地が凝固したことを確認して、これを孵卵器な
どに入れて培養し、所定時間後にシャーレの中に発育し
たコロニー数を計数するものである。しかし、この方法
の場合、寒天培地を高圧蒸気滅菌するためのオートクレ
ーブや、一連の微生物検査を無菌的に行うことのできる
検査室が必要であり、また、微生物のサンプリングから
試料液の調整、分注、培地との混釈、培養、計数に至る
微生物検査の操作には熟練を要し、初心者が正確に行う
ことは難しいものであった。
して、従来から行われているものに寒天平板混釈法があ
る。この方法は、予め滅菌したシャーレに、高圧蒸気滅
菌した後温度を約45℃とした寒天培地と、別に準備し
た試料液とをそれぞれ所定量分注し、十分に混釈して放
置後、培地が凝固したことを確認して、これを孵卵器な
どに入れて培養し、所定時間後にシャーレの中に発育し
たコロニー数を計数するものである。しかし、この方法
の場合、寒天培地を高圧蒸気滅菌するためのオートクレ
ーブや、一連の微生物検査を無菌的に行うことのできる
検査室が必要であり、また、微生物のサンプリングから
試料液の調整、分注、培地との混釈、培養、計数に至る
微生物検査の操作には熟練を要し、初心者が正確に行う
ことは難しいものであった。
【0003】そこで、簡便に、且つ、高度の熟練を必要
とすることなく、微生物検査を行える方法が研究された
結果、培養装置の一つとして乾燥培地なるものが開発さ
れ、使用されている。このような培養装置としては、例
えばペトリフィルムプレート〔スリーエム社商品名〕や
BACcT〔島久薬品(株)商品名〕がある。
とすることなく、微生物検査を行える方法が研究された
結果、培養装置の一つとして乾燥培地なるものが開発さ
れ、使用されている。このような培養装置としては、例
えばペトリフィルムプレート〔スリーエム社商品名〕や
BACcT〔島久薬品(株)商品名〕がある。
【0004】前者のペトリフィルムプレートは、防水性
の平板とこれに重なるカバーフィルムとからなり、相対
するそれぞれの内面には、接着剤を塗布し、更にその上
に冷水可溶物質(ゲル化剤)の粉末と培地成分、或い
は、冷水可溶物質(ゲル化剤)の粉末を散布し、その
後、余分な粉末を払い落とすことにより、乾燥培地を形
成したものであり、これを更に滅菌して製品としたもの
である。そして、その使用方法の概略は、先ず前記平板
に重ねられたカバーフィルムフィルムを持ち上げ、平板
上に接着剤層を介して形成された培地成分と冷水可溶物
質とからなる乾燥培地上に被検液を所定量接種し、接種
後、カバーフィルムを降ろし、その上からプラスチック
製のスプレッダーで押さえて被検液を円形且つ均等に広
げて吸収させる。約1分ほどで冷水可溶物質であるゲル
化剤が凝固するので、凝固したらそのままの状態で孵卵
器に収納し、所定の温度および時間で培養し、発生した
コロニー数を計数するものである。
の平板とこれに重なるカバーフィルムとからなり、相対
するそれぞれの内面には、接着剤を塗布し、更にその上
に冷水可溶物質(ゲル化剤)の粉末と培地成分、或い
は、冷水可溶物質(ゲル化剤)の粉末を散布し、その
後、余分な粉末を払い落とすことにより、乾燥培地を形
成したものであり、これを更に滅菌して製品としたもの
である。そして、その使用方法の概略は、先ず前記平板
に重ねられたカバーフィルムフィルムを持ち上げ、平板
上に接着剤層を介して形成された培地成分と冷水可溶物
質とからなる乾燥培地上に被検液を所定量接種し、接種
後、カバーフィルムを降ろし、その上からプラスチック
製のスプレッダーで押さえて被検液を円形且つ均等に広
げて吸収させる。約1分ほどで冷水可溶物質であるゲル
化剤が凝固するので、凝固したらそのままの状態で孵卵
器に収納し、所定の温度および時間で培養し、発生した
コロニー数を計数するものである。
【0005】また、後者のBACcTは、防水性の平板
とこれを覆う透明カバーフィルムとを有し、防水性平板
のカバーフィルムと相対する側の面には、冷水可溶性ゲ
ル化剤と微生物培養基の混合物を被覆し、その上の少な
くとも一部に繊維質吸水性シートを積層し、また、カバ
ーフィルムの防水性平板に相対する側の面には、冷水可
溶性ゲル化剤と微生物培養基の混合物または冷水可溶性
ゲル化剤を被覆し、これを滅菌して製品としたものであ
る。このBACcTの使用法は、防水性の平板を覆うカ
バーフィルムを持ち上げ、防水性平板上の冷水可溶性ゲ
ル化剤と微生物培養基の混合物の被覆層上に積層された
繊維質吸水性シート上に被検液を所定量接種する。これ
により被検液は繊維質吸水性シートの繊維の重なりによ
る毛細管現象により、吸水性シート全体に拡散し、その
下の冷水可溶性ゲル化剤が吸水して膨潤・ゲル化し、微
生物培養基が溶解する。この時繊維質吸水性シートの繊
維はゲルの中に包み込まれ、或いはゲルに粘着する。そ
の後カバーフィルムを降ろして孵卵器に入れ、所定の温
度と時間で培養し、発生したコロニー数を計数するもの
である。
とこれを覆う透明カバーフィルムとを有し、防水性平板
のカバーフィルムと相対する側の面には、冷水可溶性ゲ
ル化剤と微生物培養基の混合物を被覆し、その上の少な
くとも一部に繊維質吸水性シートを積層し、また、カバ
ーフィルムの防水性平板に相対する側の面には、冷水可
溶性ゲル化剤と微生物培養基の混合物または冷水可溶性
ゲル化剤を被覆し、これを滅菌して製品としたものであ
る。このBACcTの使用法は、防水性の平板を覆うカ
バーフィルムを持ち上げ、防水性平板上の冷水可溶性ゲ
ル化剤と微生物培養基の混合物の被覆層上に積層された
繊維質吸水性シート上に被検液を所定量接種する。これ
により被検液は繊維質吸水性シートの繊維の重なりによ
る毛細管現象により、吸水性シート全体に拡散し、その
下の冷水可溶性ゲル化剤が吸水して膨潤・ゲル化し、微
生物培養基が溶解する。この時繊維質吸水性シートの繊
維はゲルの中に包み込まれ、或いはゲルに粘着する。そ
の後カバーフィルムを降ろして孵卵器に入れ、所定の温
度と時間で培養し、発生したコロニー数を計数するもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような培養装置
は、微生物の培養を行う際に、その都度ペトリ皿や培地
を用意する必要がない点で、使用上の便利性を有してい
る。しかし、前者のペトリフィルムプレートの場合、そ
の使用方法は、カバーフィルムを持ち上げ、平板上に接
着剤層を介して形成された培地成分と冷水可溶物質とか
らなる乾燥培地上に被検液を所定量接種し、カバーフィ
ルムを降ろした後、その上からプラスチック製のスプレ
ッダーで押さえて被検液を均一に広げ、スプレッダーを
約1分間乗せたままにして冷水可溶物質に水分を吸収さ
せゲルを形成すると同時に培地成分を溶解させるもので
ある。このためスプレッダー1個では、1分間に一つの
試料しか処理できず、また、スプレッダーがずれると被
検液が乾燥培地上に更に広がってしまうという不都合が
生じる。
は、微生物の培養を行う際に、その都度ペトリ皿や培地
を用意する必要がない点で、使用上の便利性を有してい
る。しかし、前者のペトリフィルムプレートの場合、そ
の使用方法は、カバーフィルムを持ち上げ、平板上に接
着剤層を介して形成された培地成分と冷水可溶物質とか
らなる乾燥培地上に被検液を所定量接種し、カバーフィ
ルムを降ろした後、その上からプラスチック製のスプレ
ッダーで押さえて被検液を均一に広げ、スプレッダーを
約1分間乗せたままにして冷水可溶物質に水分を吸収さ
せゲルを形成すると同時に培地成分を溶解させるもので
ある。このためスプレッダー1個では、1分間に一つの
試料しか処理できず、また、スプレッダーがずれると被
検液が乾燥培地上に更に広がってしまうという不都合が
生じる。
【0007】また、BACcTの場合は、前記したよう
に防水性平板側の繊維質吸水性シート上に被検液を滴下
することにより、繊維間の毛細管現象でシート全体に被
検液が広がり、その下の冷水可溶性ゲル化剤の膨潤・ゲ
ル化と培養基の溶解が行われる。この時、繊維質吸水性
シートの繊維はゲルの中に包み込まれ、或いはゲルに粘
着されている。従って、被検液の広がり領域は略一定に
できるが、菌体は、繊維質吸水性シートの繊維の中に入
り込んでおり、シート内で増殖が進行する。このため、
発生したコロニーが見にくく、特に菌体が接近して増殖
した場合、計数が難しくなるという問題がある。
に防水性平板側の繊維質吸水性シート上に被検液を滴下
することにより、繊維間の毛細管現象でシート全体に被
検液が広がり、その下の冷水可溶性ゲル化剤の膨潤・ゲ
ル化と培養基の溶解が行われる。この時、繊維質吸水性
シートの繊維はゲルの中に包み込まれ、或いはゲルに粘
着されている。従って、被検液の広がり領域は略一定に
できるが、菌体は、繊維質吸水性シートの繊維の中に入
り込んでおり、シート内で増殖が進行する。このため、
発生したコロニーが見にくく、特に菌体が接近して増殖
した場合、計数が難しくなるという問題がある。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、培養装置
として保存性があり、培養の操作も簡便で、特に、被検
液の接種に際して、特別な器具を使用することなく、一
定の面積に均一に広げることができ、且つ、発生したコ
ロニーが明瞭に判別でき、培養の精度にも優れた微生物
の培養装置を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、培養装置
として保存性があり、培養の操作も簡便で、特に、被検
液の接種に際して、特別な器具を使用することなく、一
定の面積に均一に広げることができ、且つ、発生したコ
ロニーが明瞭に判別でき、培養の精度にも優れた微生物
の培養装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題は下記の本発
明により解決される。即ち、本請求項1の発明は、防水
性の基材シートと該基材シート上に被せられるカバーシ
ートとを有し、少なくとも基材シート上には培地混合物
の層が設けられてなる微生物の培養装置において、カバ
ーシートと重なり合う基材シートの内面、または、基材
シートとカバーシートの両方の内面に、接種する被検液
の広がりを一定にするための疎水性インキによる外枠層
を設けたことを特徴とする培養装置からなる。
明により解決される。即ち、本請求項1の発明は、防水
性の基材シートと該基材シート上に被せられるカバーシ
ートとを有し、少なくとも基材シート上には培地混合物
の層が設けられてなる微生物の培養装置において、カバ
ーシートと重なり合う基材シートの内面、または、基材
シートとカバーシートの両方の内面に、接種する被検液
の広がりを一定にするための疎水性インキによる外枠層
を設けたことを特徴とする培養装置からなる。
【0010】本請求項2の発明は、防水性の基材シート
と該基材シートに被せられるカバーシートとを有し、少
なくとも基材シート上には培地混合物の層が設けられて
なる微生物の培養装置において、重なり合う基材シー
ト、または、カバーシートの内面に、接種する被検液の
広がりを一定にするための多孔質フィルム状フィルター
を設けたことを特徴とする培養装置である。
と該基材シートに被せられるカバーシートとを有し、少
なくとも基材シート上には培地混合物の層が設けられて
なる微生物の培養装置において、重なり合う基材シー
ト、または、カバーシートの内面に、接種する被検液の
広がりを一定にするための多孔質フィルム状フィルター
を設けたことを特徴とする培養装置である。
【0011】そして、本請求項3の発明は、防水性の基
材シートと該基材シートに被せられるカバーシートとを
有し、少なくとも基材シート上には培地混合物の層が設
けられてなる微生物の培養装置において、重なり合う基
材シート、または、カバーシートの内面に、接種する被
検液の広がりを一定にするための疎水性インキによる外
枠層と、該外枠層の内側に外枠層で囲まれた領域に相当
する形状の多孔質フィルム状フィルターとを設けたこと
を特徴とする培養装置からなっている。尚、上記本発明
において、培地混合物の層は、吸水性樹脂と一種類以上
の微生物の栄養成分と更に必要に応じて冷水可溶性物質
(ゲル化剤)を加えた系からなる層であり、詳細は実施
例の項で改めて説明する。
材シートと該基材シートに被せられるカバーシートとを
有し、少なくとも基材シート上には培地混合物の層が設
けられてなる微生物の培養装置において、重なり合う基
材シート、または、カバーシートの内面に、接種する被
検液の広がりを一定にするための疎水性インキによる外
枠層と、該外枠層の内側に外枠層で囲まれた領域に相当
する形状の多孔質フィルム状フィルターとを設けたこと
を特徴とする培養装置からなっている。尚、上記本発明
において、培地混合物の層は、吸水性樹脂と一種類以上
の微生物の栄養成分と更に必要に応じて冷水可溶性物質
(ゲル化剤)を加えた系からなる層であり、詳細は実施
例の項で改めて説明する。
【0012】
【作用】以上のように本請求項1の発明では、カバーシ
ートと重なり合う基材シートの内面、または、基材シー
トとカバーシートの両方の内面に上下位置が合うよう
に、接種する被検液の広がりを一定にするための疎水性
インキによる外枠層を設けている。従って、培養に際し
て、カバーシートを持ち上げて、基材シートに設けた疎
水性インキによる外枠層で囲まれた培地混合物の層上
に、ピペットなどを用いて所定量の被検液を滴下し、カ
バーシートを降ろして、その上から軽く押さえるだけ
で、特別な器具を使用することなく被検液は疎水性イン
キの外枠層で囲まれた領域全体に均一に広げられると共
に、培地混合物の層が被検液の水分を吸収し、膨潤・ゲ
ル化し、微生物の栄養成分が溶解する。これにより、被
検液中の微生物は均一に分散してゲルに捕捉されるた
め、そのまま孵卵器に入れて培養することができ、ま
た、培養により計数の容易なコロニーが形成できる。
尚、カバーシートは、培養操作中の落下菌などによる汚
染を防止すると共に、ゲルなどの水分蒸発を防止する作
用を有するものである。
ートと重なり合う基材シートの内面、または、基材シー
トとカバーシートの両方の内面に上下位置が合うよう
に、接種する被検液の広がりを一定にするための疎水性
インキによる外枠層を設けている。従って、培養に際し
て、カバーシートを持ち上げて、基材シートに設けた疎
水性インキによる外枠層で囲まれた培地混合物の層上
に、ピペットなどを用いて所定量の被検液を滴下し、カ
バーシートを降ろして、その上から軽く押さえるだけ
で、特別な器具を使用することなく被検液は疎水性イン
キの外枠層で囲まれた領域全体に均一に広げられると共
に、培地混合物の層が被検液の水分を吸収し、膨潤・ゲ
ル化し、微生物の栄養成分が溶解する。これにより、被
検液中の微生物は均一に分散してゲルに捕捉されるた
め、そのまま孵卵器に入れて培養することができ、ま
た、培養により計数の容易なコロニーが形成できる。
尚、カバーシートは、培養操作中の落下菌などによる汚
染を防止すると共に、ゲルなどの水分蒸発を防止する作
用を有するものである。
【0013】また、本請求項2の発明は、基材シートと
これに被せられるカバーシートとを有し、少なくとも基
材シート上には培地混合物の層が設けられてなる培養装
置において、基材シートの内面、または、カバーシート
の内面に、接種する被検液の広がりを一定にするための
多孔質フィルム状フィルターを設けたものである。ここ
で、基材シートの内面に多孔質フィルム状フィルターを
設けた場合には、カバーシートを持ち上げて多孔質フィ
ルム状フィルター上にピペットなどを使用して所定量の
被検液を滴下し、カバーシートを降ろし、その上から軽
く押さえることにより、被検液は、多孔質フィルム状フ
ィルターの面積全体に均一に広げられると共に、フィル
ターを通して水分が下層の培地混合物の層に吸収され、
ゲルを形成すると同時に微生物の栄養成分が溶解する。
この時、カバーシート側にも培地混合物の層を設けてい
る場合には、フィルターの上でも同様にゲルの形成と栄
養成分の溶解が行われる。そして、多孔質フィルム状フ
ィルターの孔径を、被検液に分散されている微生物の大
きさよりも小さいものを用いることにより、培養する微
生物はフィルターの全面に均一に分散した状態で捕捉さ
れる。従って、この培養装置をそのまま孵卵器に入れて
培養することにより、計数の容易なコロニーが形成でき
る。
これに被せられるカバーシートとを有し、少なくとも基
材シート上には培地混合物の層が設けられてなる培養装
置において、基材シートの内面、または、カバーシート
の内面に、接種する被検液の広がりを一定にするための
多孔質フィルム状フィルターを設けたものである。ここ
で、基材シートの内面に多孔質フィルム状フィルターを
設けた場合には、カバーシートを持ち上げて多孔質フィ
ルム状フィルター上にピペットなどを使用して所定量の
被検液を滴下し、カバーシートを降ろし、その上から軽
く押さえることにより、被検液は、多孔質フィルム状フ
ィルターの面積全体に均一に広げられると共に、フィル
ターを通して水分が下層の培地混合物の層に吸収され、
ゲルを形成すると同時に微生物の栄養成分が溶解する。
この時、カバーシート側にも培地混合物の層を設けてい
る場合には、フィルターの上でも同様にゲルの形成と栄
養成分の溶解が行われる。そして、多孔質フィルム状フ
ィルターの孔径を、被検液に分散されている微生物の大
きさよりも小さいものを用いることにより、培養する微
生物はフィルターの全面に均一に分散した状態で捕捉さ
れる。従って、この培養装置をそのまま孵卵器に入れて
培養することにより、計数の容易なコロニーが形成でき
る。
【0014】また、多孔質フィルム状フィルターをカバ
ーシートの内面に設けた場合は、カバーシートを持ち上
げて、被検液の滴下を基材シートの培地混合物の層上中
心部近辺に行う点が異なるのみで、被検液の接種後、カ
バーシートを降ろし、その上から軽く押さえることによ
り、被検液は、多孔質フィルム状フィルターの面積全体
に均一に広げられ、基材シート上のこの部分の培地混合
物の層が吸水し、膨潤・ゲル化すると同時に栄養成分が
溶解する。この時、被検液に分散されている微生物は、
均一に分散した状態でゲルに捕捉される。このように準
備した培養装置は、そのまま孵卵器に入れて培養するこ
とができ、前記と同様に、計数の容易なコロニーが形成
できる。尚、この場合もカバーシートの作用は前記と同
様である。
ーシートの内面に設けた場合は、カバーシートを持ち上
げて、被検液の滴下を基材シートの培地混合物の層上中
心部近辺に行う点が異なるのみで、被検液の接種後、カ
バーシートを降ろし、その上から軽く押さえることによ
り、被検液は、多孔質フィルム状フィルターの面積全体
に均一に広げられ、基材シート上のこの部分の培地混合
物の層が吸水し、膨潤・ゲル化すると同時に栄養成分が
溶解する。この時、被検液に分散されている微生物は、
均一に分散した状態でゲルに捕捉される。このように準
備した培養装置は、そのまま孵卵器に入れて培養するこ
とができ、前記と同様に、計数の容易なコロニーが形成
できる。尚、この場合もカバーシートの作用は前記と同
様である。
【0015】本請求項3の発明の培養装置は、防水性の
基材シートと該基材シートに被せられるカバーシートと
を有し、少なくとも基材シート上には培地混合物の層が
設けられてなる微生物の培養装置において、重なり合う
基材シート、または、カバーシートの内面に、接種する
被検液の広がりを一定にするための疎水性インキによる
外枠層を設け、また、その外枠層の内側には外枠層で囲
まれた領域に相当する形状の多孔質フィルム状フィルタ
ーを設けたものである。この構成の培養装置は、前記本
請求項2の発明の培養装置において、基材シート、また
は、カバーシートの内面に設けた多孔質フィルム状フィ
ルターの周囲に疎水性インキによる外枠層を付加した構
成であり、基本的な作用は前記と同様である。只、この
外枠層の付加により、接種した被検液を多孔質フィルム
状フィルターの全面に広げる操作が一層簡単にできるよ
うになり、結果として培養操作の簡便性の向上、培養精
度の向上が得られるものである。
基材シートと該基材シートに被せられるカバーシートと
を有し、少なくとも基材シート上には培地混合物の層が
設けられてなる微生物の培養装置において、重なり合う
基材シート、または、カバーシートの内面に、接種する
被検液の広がりを一定にするための疎水性インキによる
外枠層を設け、また、その外枠層の内側には外枠層で囲
まれた領域に相当する形状の多孔質フィルム状フィルタ
ーを設けたものである。この構成の培養装置は、前記本
請求項2の発明の培養装置において、基材シート、また
は、カバーシートの内面に設けた多孔質フィルム状フィ
ルターの周囲に疎水性インキによる外枠層を付加した構
成であり、基本的な作用は前記と同様である。只、この
外枠層の付加により、接種した被検液を多孔質フィルム
状フィルターの全面に広げる操作が一層簡単にできるよ
うになり、結果として培養操作の簡便性の向上、培養精
度の向上が得られるものである。
【0016】
【実施例】次に、図面および実施例により、本発明を詳
細に説明する。図1、図3、図5は、それぞれ本発明の
培養装置の一実施例の構成を示す模式斜視図である。そ
して、図2は、前記図1に示した培養装置の基材シート
部分の構成を示すA−A線断面図であり、また、図4
は、図3に示した培養装置のB−B線断面図、そして、
図6は、図5に示した培養装置のC−C線断面図であ
る。
細に説明する。図1、図3、図5は、それぞれ本発明の
培養装置の一実施例の構成を示す模式斜視図である。そ
して、図2は、前記図1に示した培養装置の基材シート
部分の構成を示すA−A線断面図であり、また、図4
は、図3に示した培養装置のB−B線断面図、そして、
図6は、図5に示した培養装置のC−C線断面図であ
る。
【0017】以下、順を追って詳細に説明する。図1
は、基材シート1上に枡目印刷柄3を印刷し、その上に
培地混合物の層4を設け、更に、その上に接種する被検
液の広がりを一定にするための疎水性インキによる外枠
層5を設けて培養装置の本体部分とし、その端部にカバ
ーシート2を接着剤などにより接合して設けた構成であ
る。尚、カバーシート2の内面(基材シートに重なる側
の面)にも、培地混合物の層または吸水性樹脂の層と、
疎水性インキによる外枠層とを順に設けてもよく、ま
た、前記3種類の層の中、いずれか1種類の層のみを設
けてもよい。カバーシート2側にも疎水性インキによる
外枠層を設ける場合は、基材シート1に重ねた時、基材
シート1側の外枠層5と上下の位置が合うように設ける
ことが好ましい。また、カバーシート2は、基材シート
1と接合せずに別体として用いることもできる。只、被
検液を接種し、外枠層内に均一に広げる際、或いは、そ
の後の培養過程などでのずれや剥がれを防止する点では
接合しておくことが好ましい。尚、図2は、図1に示し
た培養装置の本体部分の構成を示すA−A線模式断面図
であり、基材シート1の上に枡目印刷柄(図示せず)を
印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、更にその上
に疎水性インキによる外枠層5を設けた構成である。こ
の場合、外枠層5は、その疎水性と厚さにより、内側に
接種される被検液の広がりを、その内側に止める機能を
果たすものである。
は、基材シート1上に枡目印刷柄3を印刷し、その上に
培地混合物の層4を設け、更に、その上に接種する被検
液の広がりを一定にするための疎水性インキによる外枠
層5を設けて培養装置の本体部分とし、その端部にカバ
ーシート2を接着剤などにより接合して設けた構成であ
る。尚、カバーシート2の内面(基材シートに重なる側
の面)にも、培地混合物の層または吸水性樹脂の層と、
疎水性インキによる外枠層とを順に設けてもよく、ま
た、前記3種類の層の中、いずれか1種類の層のみを設
けてもよい。カバーシート2側にも疎水性インキによる
外枠層を設ける場合は、基材シート1に重ねた時、基材
シート1側の外枠層5と上下の位置が合うように設ける
ことが好ましい。また、カバーシート2は、基材シート
1と接合せずに別体として用いることもできる。只、被
検液を接種し、外枠層内に均一に広げる際、或いは、そ
の後の培養過程などでのずれや剥がれを防止する点では
接合しておくことが好ましい。尚、図2は、図1に示し
た培養装置の本体部分の構成を示すA−A線模式断面図
であり、基材シート1の上に枡目印刷柄(図示せず)を
印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、更にその上
に疎水性インキによる外枠層5を設けた構成である。こ
の場合、外枠層5は、その疎水性と厚さにより、内側に
接種される被検液の広がりを、その内側に止める機能を
果たすものである。
【0018】図3は、本発明の培養装置の別の一実施例
の構成を示す模式斜視図であり、基材シート1上に枡目
印刷柄3を印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、
更に、その上に接種する被検液の広がりを一定にするた
めの多孔質フィルム状フィルター6を設けて培養装置の
本体部分とし、その端部にカバーシート2を接着剤など
により接合して設けた構成である。尚、この構成の場合
には、カバーシート2の内面にも培地混合物の層または
吸水性樹脂の層を設けてもよい。図3の構成の場合、被
検液は多孔質フィルム状フィルター6の上に接種し、カ
バーシート2を降ろして、その上から軽く押さえること
により、多孔質フィルム状フィルター6の上全面に被検
液を広げることができる。また、多孔質フィルム状フィ
ルター6は、カバーシート2側の内面(基材シートに重
なる側の面)に積層して設けてもよく、また、単に両者
の間に挟んでおいてもよい。多孔質フィルム状フィルタ
ー6を両者の間に挟んだ場合は、使用時に本体部分の培
地混合物の層4の上の略、中心部にこれを置き、その上
に被検液を接種し、カバーシート2を降ろしてその上か
ら軽く押さえることにより、多孔質フィルム状フィルタ
ー6の上全面に被検液を広げることができる。また、本
体部分の培地混合物の層4の上に先に被検液を接種し、
その上に多孔質フィルム状フィルター6を置いても、カ
バーシート2を降ろしてその上から軽く押さえることに
より、被検液は、多孔質フィルム状フィルター6の下側
全面に広げることができる。尚、上記の構成において
も、カバーシート2は、本体部分に接合することなく、
別体として使用してもよい。また、多孔質フィルム状フ
ィルター6の上に被検液を接種する方法を採る場合に
は、カバーシート2の内面にも培地混合物の層または吸
水性樹脂の層を設けておいてもよい。尚、図4は、図3
に示した培養装置の本体部分の構成を示すB−B線模式
断面図であり、基材シート1上に枡目印刷柄(図示せ
ず)を印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、更
に、その上に多孔質フィルム状フィルター6を設けた構
成である。この場合、多孔質フィルム状フィルター6の
上に被検液を接種し、その上にカバーシート2を降ろ
し、その上から軽く押さえることにより、被検液は多孔
質フィルム状フィルターの上全面に広げられる。
の構成を示す模式斜視図であり、基材シート1上に枡目
印刷柄3を印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、
更に、その上に接種する被検液の広がりを一定にするた
めの多孔質フィルム状フィルター6を設けて培養装置の
本体部分とし、その端部にカバーシート2を接着剤など
により接合して設けた構成である。尚、この構成の場合
には、カバーシート2の内面にも培地混合物の層または
吸水性樹脂の層を設けてもよい。図3の構成の場合、被
検液は多孔質フィルム状フィルター6の上に接種し、カ
バーシート2を降ろして、その上から軽く押さえること
により、多孔質フィルム状フィルター6の上全面に被検
液を広げることができる。また、多孔質フィルム状フィ
ルター6は、カバーシート2側の内面(基材シートに重
なる側の面)に積層して設けてもよく、また、単に両者
の間に挟んでおいてもよい。多孔質フィルム状フィルタ
ー6を両者の間に挟んだ場合は、使用時に本体部分の培
地混合物の層4の上の略、中心部にこれを置き、その上
に被検液を接種し、カバーシート2を降ろしてその上か
ら軽く押さえることにより、多孔質フィルム状フィルタ
ー6の上全面に被検液を広げることができる。また、本
体部分の培地混合物の層4の上に先に被検液を接種し、
その上に多孔質フィルム状フィルター6を置いても、カ
バーシート2を降ろしてその上から軽く押さえることに
より、被検液は、多孔質フィルム状フィルター6の下側
全面に広げることができる。尚、上記の構成において
も、カバーシート2は、本体部分に接合することなく、
別体として使用してもよい。また、多孔質フィルム状フ
ィルター6の上に被検液を接種する方法を採る場合に
は、カバーシート2の内面にも培地混合物の層または吸
水性樹脂の層を設けておいてもよい。尚、図4は、図3
に示した培養装置の本体部分の構成を示すB−B線模式
断面図であり、基材シート1上に枡目印刷柄(図示せ
ず)を印刷し、その上に培地混合物の層4を設け、更
に、その上に多孔質フィルム状フィルター6を設けた構
成である。この場合、多孔質フィルム状フィルター6の
上に被検液を接種し、その上にカバーシート2を降ろ
し、その上から軽く押さえることにより、被検液は多孔
質フィルム状フィルターの上全面に広げられる。
【0019】図5は、本発明の培養装置の更に別の一実
施例の構成を示す模式斜視図であり、基材シート1上に
枡目印刷柄3を印刷し、その上に培地混合物の層4を設
け、更にその上に、接種する被検液の広がりを一定にす
るための疎水性インキによる外枠層5を設けると共に、
その外枠層5の内側に、外枠層5で囲まれた領域に相当
する形状の多孔質フィルム状フィルター6を設けて培養
装置の本体部分を構成し、その端部にカバーシート2を
接着剤などにより接合したものである。この構成の場
合、被検液は、多孔質フィルム状フィルター6の上に接
種し、カバーシート2を降ろして、その上から軽く押さ
えることにより、被検液は、図3の場合と同様、多孔質
フィルム状フィルター6の上全面に広げられるが、その
周囲に更に、疎水性インキによる外枠層5があるため、
被検液の広がりは、一層確実にこの範囲内に限定できる
ようになる。尚、上記のように基材シート側に疎水性イ
ンキによる外枠層5および多孔質フィルム状フィルター
6を設ける場合には、必要に応じてカバーシート2の内
面にも培地混合物の層または吸水性樹脂の層を設けるこ
とができる。更に、図5の構成の場合、疎水性インキに
よる外枠層5および多孔質フィルム状フィルター6は、
カバーシート2側に設けてもよく、その場合、被検液は
基材シート1上の培地混合物の層4の上に接種すること
になるが、被検液の広がりを一定にする効果は同様に得
られる。また、カバーシート2に関しては、この場合も
図1、図3の場合と同様に別体として使用することもで
きる。尚、図6は、図5に示した培養装置の本体部分の
構成を示すC−C線模式断面図であり、基材シート1上
に枡目印刷柄(図示せず)を印刷し、その上に培地混合
物の層4を設け、更に、その上に疎水性インキによる外
枠層5および多孔質フィルム状フィルター6を設けた構
成である。
施例の構成を示す模式斜視図であり、基材シート1上に
枡目印刷柄3を印刷し、その上に培地混合物の層4を設
け、更にその上に、接種する被検液の広がりを一定にす
るための疎水性インキによる外枠層5を設けると共に、
その外枠層5の内側に、外枠層5で囲まれた領域に相当
する形状の多孔質フィルム状フィルター6を設けて培養
装置の本体部分を構成し、その端部にカバーシート2を
接着剤などにより接合したものである。この構成の場
合、被検液は、多孔質フィルム状フィルター6の上に接
種し、カバーシート2を降ろして、その上から軽く押さ
えることにより、被検液は、図3の場合と同様、多孔質
フィルム状フィルター6の上全面に広げられるが、その
周囲に更に、疎水性インキによる外枠層5があるため、
被検液の広がりは、一層確実にこの範囲内に限定できる
ようになる。尚、上記のように基材シート側に疎水性イ
ンキによる外枠層5および多孔質フィルム状フィルター
6を設ける場合には、必要に応じてカバーシート2の内
面にも培地混合物の層または吸水性樹脂の層を設けるこ
とができる。更に、図5の構成の場合、疎水性インキに
よる外枠層5および多孔質フィルム状フィルター6は、
カバーシート2側に設けてもよく、その場合、被検液は
基材シート1上の培地混合物の層4の上に接種すること
になるが、被検液の広がりを一定にする効果は同様に得
られる。また、カバーシート2に関しては、この場合も
図1、図3の場合と同様に別体として使用することもで
きる。尚、図6は、図5に示した培養装置の本体部分の
構成を示すC−C線模式断面図であり、基材シート1上
に枡目印刷柄(図示せず)を印刷し、その上に培地混合
物の層4を設け、更に、その上に疎水性インキによる外
枠層5および多孔質フィルム状フィルター6を設けた構
成である。
【0020】以下に本発明の培養装置の構成材料等につ
いて説明する。先ず、基材シート1は、防水性を有する
ことが必要であり、例えば、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックシートが使用で
きる。只、培養装置として、カバーシート2とセットに
して使用する場合は、生育させたコロニーを観察、計数
するため、少なくともいずれか一方が透明であることが
好ましい。通常、カバーシート2に透明なフィルムを用
いているため、基材シート1は、無着色の透明でもよい
が、白色に着色したものが生育させたコロニーを計数し
易い点で好ましい。プラスチックシート以外では、耐水
加工を施した紙も使用可能であり、例えば、紙に合成樹
脂を塗布または押し出しコートしたもの、或いは、プラ
スチックフィルムをラミネートしたものなどが使用でき
る。
いて説明する。先ず、基材シート1は、防水性を有する
ことが必要であり、例えば、ポリエステル、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリカーボネー
ト、ポリ塩化ビニルなどのプラスチックシートが使用で
きる。只、培養装置として、カバーシート2とセットに
して使用する場合は、生育させたコロニーを観察、計数
するため、少なくともいずれか一方が透明であることが
好ましい。通常、カバーシート2に透明なフィルムを用
いているため、基材シート1は、無着色の透明でもよい
が、白色に着色したものが生育させたコロニーを計数し
易い点で好ましい。プラスチックシート以外では、耐水
加工を施した紙も使用可能であり、例えば、紙に合成樹
脂を塗布または押し出しコートしたもの、或いは、プラ
スチックフィルムをラミネートしたものなどが使用でき
る。
【0021】基材シート1は、カールなどがなく平坦で
あることが好ましく、その厚さは、特に限定はされない
が、通常、50〜500μm程度の範囲であり、80〜
200μmがより好ましい。基材シート1には、予め水
に不溶性で微生物の生育に影響を与えないインキで枡目
印刷柄3を印刷しておくことが、コロニーの計数を容易
にする点で好ましい。印刷の版式は、特に限定されず何
でもよいが、着色剤、樹脂、溶剤などの選択範囲が広い
点でグラビア印刷などが好ましい。枡目の大きさは1c
m角程度が適当である。
あることが好ましく、その厚さは、特に限定はされない
が、通常、50〜500μm程度の範囲であり、80〜
200μmがより好ましい。基材シート1には、予め水
に不溶性で微生物の生育に影響を与えないインキで枡目
印刷柄3を印刷しておくことが、コロニーの計数を容易
にする点で好ましい。印刷の版式は、特に限定されず何
でもよいが、着色剤、樹脂、溶剤などの選択範囲が広い
点でグラビア印刷などが好ましい。枡目の大きさは1c
m角程度が適当である。
【0022】カバーシート2は、防水性、水蒸気不透過
性を有すると同時に、微生物の培養後、カバーシート2
を通してコロニーを計数するのが一般的であるため透明
であることが好ましく、例えば、前記基材シート1で挙
げたようなポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル
などのプラスチックフィルムを使用することができる。
培養試験の際、カバーシート2は、基材シート1から持
ち上げて被検液を滴下するため、適度の柔軟性を有する
材質および厚さのものが好ましい。従って、カバーシー
ト2の厚さは、10〜200μm程度が好ましく、20
〜70μm程度が更に好ましい。
性を有すると同時に、微生物の培養後、カバーシート2
を通してコロニーを計数するのが一般的であるため透明
であることが好ましく、例えば、前記基材シート1で挙
げたようなポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリ塩化ビニル
などのプラスチックフィルムを使用することができる。
培養試験の際、カバーシート2は、基材シート1から持
ち上げて被検液を滴下するため、適度の柔軟性を有する
材質および厚さのものが好ましい。従って、カバーシー
ト2の厚さは、10〜200μm程度が好ましく、20
〜70μm程度が更に好ましい。
【0023】基材シート1またはカバーシート2に、培
地混合物の層4或いは吸水性樹脂の層を塗布などにより
設ける場合、これらが適度に接着する必要があり、接着
性が不足する場合には上記基材シート1またはカバーシ
ート2の塗布面にコロナ放電処理などの前処理をするこ
とができる。このほか、基材シート1およびカバーシー
ト2は、培養する微生物の種類により、適した気体透過
性、主に酸素透過性を有することが好ましく、この点も
考慮して選定する。
地混合物の層4或いは吸水性樹脂の層を塗布などにより
設ける場合、これらが適度に接着する必要があり、接着
性が不足する場合には上記基材シート1またはカバーシ
ート2の塗布面にコロナ放電処理などの前処理をするこ
とができる。このほか、基材シート1およびカバーシー
ト2は、培養する微生物の種類により、適した気体透過
性、主に酸素透過性を有することが好ましく、この点も
考慮して選定する。
【0024】本発明において、基材シート1およびカバ
ーシート2に設ける培地混合物の層4は、先にも述べた
如く、吸水性樹脂と一種類以上の微生物の栄養成分と更
に必要に応じて冷水可溶性物質(ゲル化剤)を加えた系
からなる層であり、例えば、吸水性樹脂としては、基材
シート1およびカバーシート2に対して良好な密着性を
有し、且つ、培養に際して被検液の水分を吸収して培養
に適したゲルを形成すると同時に、吸収した水分を微生
物に供給し得る樹脂が好ましく、具体的にはポリエチレ
ンオキシド、電子線架橋型ポリアクリルアミド、カルボ
キシメチルセルロースなどが使用でき、中でもポリエチ
レンオキシドと電子線架橋型ポリアクリルアミドが好ま
しい。
ーシート2に設ける培地混合物の層4は、先にも述べた
如く、吸水性樹脂と一種類以上の微生物の栄養成分と更
に必要に応じて冷水可溶性物質(ゲル化剤)を加えた系
からなる層であり、例えば、吸水性樹脂としては、基材
シート1およびカバーシート2に対して良好な密着性を
有し、且つ、培養に際して被検液の水分を吸収して培養
に適したゲルを形成すると同時に、吸収した水分を微生
物に供給し得る樹脂が好ましく、具体的にはポリエチレ
ンオキシド、電子線架橋型ポリアクリルアミド、カルボ
キシメチルセルロースなどが使用でき、中でもポリエチ
レンオキシドと電子線架橋型ポリアクリルアミドが好ま
しい。
【0025】また、微生物の栄養成分としては、例え
ば、酵母エキス、ペプトン、リン酸水素二カリウム、ぶ
どう糖、乳糖、塩化ナトリウムなどが挙げられ、これら
の中から発育させようとする微生物に応じて一種または
それ以上を選択し、混合して使用することができる。
ば、酵母エキス、ペプトン、リン酸水素二カリウム、ぶ
どう糖、乳糖、塩化ナトリウムなどが挙げられ、これら
の中から発育させようとする微生物に応じて一種または
それ以上を選択し、混合して使用することができる。
【0026】そして、冷水可溶性物質(ゲル化剤)とし
ては、前記吸水性樹脂も使用できるが、機能として、培
養の際に接種される被検液の水分を速やかに吸収してゲ
ルを形成できるものが好ましく、例えば、カラギーナ
ン、グアールガム、キサンタムガムまたはこれらの混合
物などが好適に使用できる。
ては、前記吸水性樹脂も使用できるが、機能として、培
養の際に接種される被検液の水分を速やかに吸収してゲ
ルを形成できるものが好ましく、例えば、カラギーナ
ン、グアールガム、キサンタムガムまたはこれらの混合
物などが好適に使用できる。
【0027】このほか、培地混合物の層4には微生物に
代謝され得る染料を添加することができる。このような
染料は、培養過程において発育する微生物に代謝され、
コロニーが着色されるために、コロニー数の計数を極め
て容易にする効果がある。このような染料として具体的
には、トリフェニルテトラゾリウムクロライド(以下T
TCと表示)、p−トリルテトラゾリウムレッド、テト
ラゾリウムバイオレット、ペテトリルテトラゾリウムブ
ルーなどが挙げられる。
代謝され得る染料を添加することができる。このような
染料は、培養過程において発育する微生物に代謝され、
コロニーが着色されるために、コロニー数の計数を極め
て容易にする効果がある。このような染料として具体的
には、トリフェニルテトラゾリウムクロライド(以下T
TCと表示)、p−トリルテトラゾリウムレッド、テト
ラゾリウムバイオレット、ペテトリルテトラゾリウムブ
ルーなどが挙げられる。
【0028】以上のような材料で構成される培地混合物
の層4を基材シート1またはカバーシート2に設ける方
法は、特に限定はされないが、例えば下記のような方法
で形成することができる。 コーティングによる方法として、上記の吸水性樹脂と
微生物の栄養成分、および必要に応じて、冷水可溶性物
質、染料を水または有機溶剤に溶解若しくは懸濁させ、
所定の割合で混合、攪拌した後、ロールコート、バーコ
ート、エアナイフコート、コンマコート、グラビアコー
トなどの公知の方法で塗布し、加熱乾燥することにより
培地混合物の層4を形成することができる。例えば、吸
水性樹脂がポリエチレンオキシドの場合は、トルエン或
いはエチルアルコール溶液として、これに他の成分を分
散させて塗布することができ、また、電子線架橋型ポリ
アクリルアミドを用いる場合は、水溶液として、これに
他の成分を加えて塗布することができる。この場合は塗
布、乾燥後、10Mrad 程度の電子線を照射して樹脂の
架橋を行うことにより、培養の際、被検液の水分を吸収
して良好なゲルを形成するようになる。
の層4を基材シート1またはカバーシート2に設ける方
法は、特に限定はされないが、例えば下記のような方法
で形成することができる。 コーティングによる方法として、上記の吸水性樹脂と
微生物の栄養成分、および必要に応じて、冷水可溶性物
質、染料を水または有機溶剤に溶解若しくは懸濁させ、
所定の割合で混合、攪拌した後、ロールコート、バーコ
ート、エアナイフコート、コンマコート、グラビアコー
トなどの公知の方法で塗布し、加熱乾燥することにより
培地混合物の層4を形成することができる。例えば、吸
水性樹脂がポリエチレンオキシドの場合は、トルエン或
いはエチルアルコール溶液として、これに他の成分を分
散させて塗布することができ、また、電子線架橋型ポリ
アクリルアミドを用いる場合は、水溶液として、これに
他の成分を加えて塗布することができる。この場合は塗
布、乾燥後、10Mrad 程度の電子線を照射して樹脂の
架橋を行うことにより、培養の際、被検液の水分を吸収
して良好なゲルを形成するようになる。
【0029】また、基材シート1に上記の方法で培地混
合物の層4を設け、カバーシート2には吸水性樹脂のみ
の層を設けたい場合には、上記吸水性樹脂の溶液だけを
カバーシート2に単独で塗布、乾燥し、必要な場合は更
に電子線を照射して架橋させればよい。尚、電子線の照
射は、滅菌効果もあるため、これを最終工程で(例えば
製品として包装後)行うことにより、樹脂の架橋と滅菌
とを兼ねることもでき効率的である。このような培地混
合物の層4、或いは、吸水性樹脂の層の塗布量は、乾燥
時の塗布量で20〜200g/m2 程度が適当である。
塗布量が20g/m2 以下の場合は培養時被検液の水分
を吸収する能力が不足するため好ましくない。また、塗
布量200g/m2 以上は、その必要性がなく、乾燥に
時間もかかり、材料の無駄でもある。コーティング装置
の乾燥能力にもよるが、特に水系の塗布液を使用する場
合、1回コートで塗布しきれない場合は数回に分けて塗
布することができる。コーティング方式の利点は、塗布
量を安定化できること、および材料のロスが少なく生産
性の良いことである。
合物の層4を設け、カバーシート2には吸水性樹脂のみ
の層を設けたい場合には、上記吸水性樹脂の溶液だけを
カバーシート2に単独で塗布、乾燥し、必要な場合は更
に電子線を照射して架橋させればよい。尚、電子線の照
射は、滅菌効果もあるため、これを最終工程で(例えば
製品として包装後)行うことにより、樹脂の架橋と滅菌
とを兼ねることもでき効率的である。このような培地混
合物の層4、或いは、吸水性樹脂の層の塗布量は、乾燥
時の塗布量で20〜200g/m2 程度が適当である。
塗布量が20g/m2 以下の場合は培養時被検液の水分
を吸収する能力が不足するため好ましくない。また、塗
布量200g/m2 以上は、その必要性がなく、乾燥に
時間もかかり、材料の無駄でもある。コーティング装置
の乾燥能力にもよるが、特に水系の塗布液を使用する場
合、1回コートで塗布しきれない場合は数回に分けて塗
布することができる。コーティング方式の利点は、塗布
量を安定化できること、および材料のロスが少なく生産
性の良いことである。
【0030】第2の方法としては、先ず、前記吸水性
樹脂と、必要な場合には前記染料を所定の割合で有機溶
剤または水に溶解若しくは懸濁させ、その液をロールコ
ート、バーコート、エアナイフコート、コンマコート、
グラビアコートなどの公知の方法で塗布し、その後、未
乾燥の塗膜上に粉末状の微生物用栄養成分と粉末状の冷
水可溶性物質とを所定の割合で混合した混合物を均一に
散布し、余分な粉末をエアなどで除いた後、乾燥するこ
とによって培地混合物の層4を形成できる。吸水性樹脂
のみの層を設ける場合には、前記吸水性樹脂の溶液を上
記と同じ方法で塗布し、そのまま加熱乾燥すればよい。
この方法の場合も、吸水性樹脂として電子線架橋型ポリ
アクリルアミドを用いた場合には、乾燥後、好ましくは
製品として包装した後、10Mrad 程度の電子線を樹脂
の架橋と滅菌を兼ねて照射するのが効率的である。尚、
塗布量に関しては前記の通りであり省略する。
樹脂と、必要な場合には前記染料を所定の割合で有機溶
剤または水に溶解若しくは懸濁させ、その液をロールコ
ート、バーコート、エアナイフコート、コンマコート、
グラビアコートなどの公知の方法で塗布し、その後、未
乾燥の塗膜上に粉末状の微生物用栄養成分と粉末状の冷
水可溶性物質とを所定の割合で混合した混合物を均一に
散布し、余分な粉末をエアなどで除いた後、乾燥するこ
とによって培地混合物の層4を形成できる。吸水性樹脂
のみの層を設ける場合には、前記吸水性樹脂の溶液を上
記と同じ方法で塗布し、そのまま加熱乾燥すればよい。
この方法の場合も、吸水性樹脂として電子線架橋型ポリ
アクリルアミドを用いた場合には、乾燥後、好ましくは
製品として包装した後、10Mrad 程度の電子線を樹脂
の架橋と滅菌を兼ねて照射するのが効率的である。尚、
塗布量に関しては前記の通りであり省略する。
【0031】本発明の培養装置において、疎水性インキ
による外枠層5は、培養に際して接種した被検液の広が
り面積を、該外枠層5で囲まれた一定の面積に保つため
に設けるもので、被検液が水系であることからこれを反
発できる疎水性インキを用いるものである。従って、外
枠層5に用いるインキとしては、特に、水溶性インキと
か親水性のインキでない限り、殆どのインキが使用でき
る。例えば、バインダーとしてポリウレタン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアクリレ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、そして、塩素化ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、また、塩化ゴム
や環化ゴム等のゴム類などを用いたインキが使用でき
る。これらのインキは単に疎水性であるというよりも撥
水性であれば更に好ましく、この点から上記の樹脂にシ
リコーン類やワックス類を添加したインキは更に好まし
い。また、外枠層5に用いるインキは、疎水性、撥水性
であると同時に、塗膜の厚さを厚くする必要があり、上
記の樹脂に従来公知の発泡剤等を添加して、発泡インキ
として使用することも効果的である。このようなインキ
を用いて形成する外枠層5の形状は、特に限定はされず
自由であるが、外枠層5の内部に接種した被検液を枠内
一杯に均一に広げるには、例えば角形であるよりは円形
である方が広げ易い。従って、外枠層5としては、内側
が円形である例えばドーナッツ状などが好ましい。そし
て、円形の大きさは、通常、直径5cm程度が一般的で
ある。また、外枠層5の厚さ(高さ)は、5〜500μ
m程度の範囲が好ましい。厚さが5μm以下では、被検
液を広げた際、外枠層5からはみ出しやすくなるため好
ましくなく、また、500μm以上は、その必要性がそ
れ程なく、製造コストの面でも不利となる。
による外枠層5は、培養に際して接種した被検液の広が
り面積を、該外枠層5で囲まれた一定の面積に保つため
に設けるもので、被検液が水系であることからこれを反
発できる疎水性インキを用いるものである。従って、外
枠層5に用いるインキとしては、特に、水溶性インキと
か親水性のインキでない限り、殆どのインキが使用でき
る。例えば、バインダーとしてポリウレタン系樹脂、ポ
リアミド系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリアクリレ
ート系樹脂、ポリエステル系樹脂、そして、塩素化ポリ
プロピレン等のポリオレフィン系樹脂、また、塩化ゴム
や環化ゴム等のゴム類などを用いたインキが使用でき
る。これらのインキは単に疎水性であるというよりも撥
水性であれば更に好ましく、この点から上記の樹脂にシ
リコーン類やワックス類を添加したインキは更に好まし
い。また、外枠層5に用いるインキは、疎水性、撥水性
であると同時に、塗膜の厚さを厚くする必要があり、上
記の樹脂に従来公知の発泡剤等を添加して、発泡インキ
として使用することも効果的である。このようなインキ
を用いて形成する外枠層5の形状は、特に限定はされず
自由であるが、外枠層5の内部に接種した被検液を枠内
一杯に均一に広げるには、例えば角形であるよりは円形
である方が広げ易い。従って、外枠層5としては、内側
が円形である例えばドーナッツ状などが好ましい。そし
て、円形の大きさは、通常、直径5cm程度が一般的で
ある。また、外枠層5の厚さ(高さ)は、5〜500μ
m程度の範囲が好ましい。厚さが5μm以下では、被検
液を広げた際、外枠層5からはみ出しやすくなるため好
ましくなく、また、500μm以上は、その必要性がそ
れ程なく、製造コストの面でも不利となる。
【0032】本発明の培養装置において、接種した被検
液の広がりを一定にするための別の手段として、基材シ
ート1の培地混合物の層4の上、または、カバーシート
2の内面に設けるか、或いは単に挿入して用いる多孔質
フィルム状フィルター6は、孔径が0.20〜0.45
μm程度の範囲で均一で微細な孔を多数有し、水にぬれ
易い材質であることが好ましい。このような多孔質フィ
ルム状フィルター6としては、具体的には公知のメンブ
ランフィルターがあり、これらの中で親水性のあるニト
ロセルロースタイプ、セルロースアセテートタイプ、親
水性PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)タイプな
どのメンブランフィルターが好ましい。多孔質フィルム
状フィルター6の形状は前記の外枠層5の場合と同じ理
由で円形が好ましく、大きさは直径5cm程度が一般的
である。また、厚さについては、通常、35〜150μ
m程度の範囲で段階的に準備されており、いずれも使用
することができる。多孔質フィルム状フィルター6は、
基材シート1の培地混合物の層4上、またはカバーシー
ト2の内面側に固定するように設けてもよく、また、単
に両者の間に挿入しておいてもよい。固定する場合、下
地が培地混合物の層または吸水性樹脂の層である時は、
吸水性樹脂や培地混合物、或いは冷水可溶性物質の溶液
を接着剤の代わりに使用することができ、下地が基材シ
ートまたはカバーシート自体である時は、吸水性樹脂の
溶液を接着剤の代わりに使用することができる。また、
図5、図6に示したように、疎水性インキによる外枠層
5と多孔質フィルム状フィルター6とを併用する場合、
両者の厚さのバランスは特に限定はされないが、通常、
略同程度の厚さか、或いは、外枠層5の厚さを多孔質フ
ィルム状フィルター6の厚さより若干厚くしておくこと
が、被検液を押し広げた際、被検液のはみ出しをより確
実に防ぎ、広がり面積を一定にできる点で好ましい。
液の広がりを一定にするための別の手段として、基材シ
ート1の培地混合物の層4の上、または、カバーシート
2の内面に設けるか、或いは単に挿入して用いる多孔質
フィルム状フィルター6は、孔径が0.20〜0.45
μm程度の範囲で均一で微細な孔を多数有し、水にぬれ
易い材質であることが好ましい。このような多孔質フィ
ルム状フィルター6としては、具体的には公知のメンブ
ランフィルターがあり、これらの中で親水性のあるニト
ロセルロースタイプ、セルロースアセテートタイプ、親
水性PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)タイプな
どのメンブランフィルターが好ましい。多孔質フィルム
状フィルター6の形状は前記の外枠層5の場合と同じ理
由で円形が好ましく、大きさは直径5cm程度が一般的
である。また、厚さについては、通常、35〜150μ
m程度の範囲で段階的に準備されており、いずれも使用
することができる。多孔質フィルム状フィルター6は、
基材シート1の培地混合物の層4上、またはカバーシー
ト2の内面側に固定するように設けてもよく、また、単
に両者の間に挿入しておいてもよい。固定する場合、下
地が培地混合物の層または吸水性樹脂の層である時は、
吸水性樹脂や培地混合物、或いは冷水可溶性物質の溶液
を接着剤の代わりに使用することができ、下地が基材シ
ートまたはカバーシート自体である時は、吸水性樹脂の
溶液を接着剤の代わりに使用することができる。また、
図5、図6に示したように、疎水性インキによる外枠層
5と多孔質フィルム状フィルター6とを併用する場合、
両者の厚さのバランスは特に限定はされないが、通常、
略同程度の厚さか、或いは、外枠層5の厚さを多孔質フ
ィルム状フィルター6の厚さより若干厚くしておくこと
が、被検液を押し広げた際、被検液のはみ出しをより確
実に防ぎ、広がり面積を一定にできる点で好ましい。
【0033】以下に、本発明の培養装置の具体的な実施
例を挙げ、実際に培養試験を行い、その性能を標準寒天
培地を用いた混釈法と比較して説明する。 〔実施例1〕基材シートとして厚さ100μmの透明な
2軸延伸ポリエステルフィルム(以下PETフィルムと
表示する)〔ルミラー(片面コロナ放電処理)東レ
(株)製〕を用い、そのコロナ放電処理面にグラビア印
刷によりピッチ10mmの枡目柄を印刷した後、その上
に下記の組成に調整した培地混合物の層用塗布液をコン
マコーターにより乾燥時の塗布量が30g/m2 となる
ように塗布し、これを10×10cm角の寸法にカット
して本体部分を構成するシートを作成した。
例を挙げ、実際に培養試験を行い、その性能を標準寒天
培地を用いた混釈法と比較して説明する。 〔実施例1〕基材シートとして厚さ100μmの透明な
2軸延伸ポリエステルフィルム(以下PETフィルムと
表示する)〔ルミラー(片面コロナ放電処理)東レ
(株)製〕を用い、そのコロナ放電処理面にグラビア印
刷によりピッチ10mmの枡目柄を印刷した後、その上
に下記の組成に調整した培地混合物の層用塗布液をコン
マコーターにより乾燥時の塗布量が30g/m2 となる
ように塗布し、これを10×10cm角の寸法にカット
して本体部分を構成するシートを作成した。
【0034】 培地混合物の層用塗布液の組成 吸水性樹脂 ポリエチレンオキシド〔アクアコーク 住友精化(株)製〕 の10重量%トルエン溶液 1000重量部 微生物の栄養成分 ペプトン 10重量部 酵母エキス 5重量部 ブドウ糖 2重量部 染料 TTC 0.1重量部
【0035】次に、カバーシートとして厚さ25μmの
PETフィルム〔ルミラー(片面コロナ放電処理)東レ
(株)製〕を用い、そのコロナ放電処理面に吸水性樹脂
の層として、ポリエチレンオキシド〔アクアコーク 住
友精化(株)製〕の10重量%トルエン溶液をコンマコ
ーターにより乾燥時の塗布量が20g/m2 となるよう
に塗布し、これを10×10cm角の寸法にカットして
吸水性樹脂の層を設けたカバーシートを作成した。ま
た、接種した被検液の広がりを一定にするための多孔質
フィルム状フィルターを別添方式で用いることとし、ニ
トロセルロースタイプのメンブランフィルター(ADV
ANTEC社製)厚さ145μm、孔径0.45μmを
直径48mmの円形に打ち抜いて準備した。以上、三つ
の部材を1セットとして、5セット分を用意し、それぞ
れをγ線で滅菌して実施例1の培養装置とした。
PETフィルム〔ルミラー(片面コロナ放電処理)東レ
(株)製〕を用い、そのコロナ放電処理面に吸水性樹脂
の層として、ポリエチレンオキシド〔アクアコーク 住
友精化(株)製〕の10重量%トルエン溶液をコンマコ
ーターにより乾燥時の塗布量が20g/m2 となるよう
に塗布し、これを10×10cm角の寸法にカットして
吸水性樹脂の層を設けたカバーシートを作成した。ま
た、接種した被検液の広がりを一定にするための多孔質
フィルム状フィルターを別添方式で用いることとし、ニ
トロセルロースタイプのメンブランフィルター(ADV
ANTEC社製)厚さ145μm、孔径0.45μmを
直径48mmの円形に打ち抜いて準備した。以上、三つ
の部材を1セットとして、5セット分を用意し、それぞ
れをγ線で滅菌して実施例1の培養装置とした。
【0036】(培養試験)菌液の作成 :菌株として大腸菌を使用し、液体培地(NU
TRIENT BROTH)にて37℃で24時間振盪培養を行った
菌液を滅菌生理食塩水で菌数が102 /mlとなるように
希釈して、培養試験に用いる菌液を作成した。上記の菌
液を、実施例1の培養装置5セットの各基材シートの培
地混合物の層の上に滅菌済みのピペットで各1ml接種
し、その上に前記メンブランフィルターを乗せ、更にそ
の上にカバーシートを吸水性樹脂の層を設けた面を下に
して乗せ、その上からフィルター部分を軽く押さえて被
検液をフィルター部分全体に広げ、約1分間静置してゲ
ルを形成させた後、孵卵器に入れ、37℃で48時間培
養した。
TRIENT BROTH)にて37℃で24時間振盪培養を行った
菌液を滅菌生理食塩水で菌数が102 /mlとなるように
希釈して、培養試験に用いる菌液を作成した。上記の菌
液を、実施例1の培養装置5セットの各基材シートの培
地混合物の層の上に滅菌済みのピペットで各1ml接種
し、その上に前記メンブランフィルターを乗せ、更にそ
の上にカバーシートを吸水性樹脂の層を設けた面を下に
して乗せ、その上からフィルター部分を軽く押さえて被
検液をフィルター部分全体に広げ、約1分間静置してゲ
ルを形成させた後、孵卵器に入れ、37℃で48時間培
養した。
【0037】〔実施例2〕実施例1と同様にして、枡目
印刷柄と培地混合物の層を設けた基材シートと、吸水性
樹脂の層を設けたカバーシートとを作成した。次に、基
材シートの培地混合物の層の上に疎水性インキによる外
枠層を設けるため、スクリーン印刷方式により、内径5
0mm、外径70mmのドーナッツ状パターン(着肉部
の幅10mm)を、疎水性インキRAM(セイコーアド
バンス社製)を使用して、基材シートに所定のピッチで
着肉部(外枠層)の厚さが略10μmになるように印刷
した。上記のように作成した枡目印刷柄と培地混合物の
層と、その上に疎水性インキによる外枠層とを設けた基
材シート、および、吸水性樹脂の層を設けたカバーシー
トをそれぞれ10×10cm角の寸法にカットした。
尚、基材シートは、その外枠層が中心部に入るようにカ
ットする。以上の基材シートとカバーシートを各5枚、
即ち、5セット分を作成し、それぞれγ線照射による滅
菌を行って実施例2の培養装置とした。
印刷柄と培地混合物の層を設けた基材シートと、吸水性
樹脂の層を設けたカバーシートとを作成した。次に、基
材シートの培地混合物の層の上に疎水性インキによる外
枠層を設けるため、スクリーン印刷方式により、内径5
0mm、外径70mmのドーナッツ状パターン(着肉部
の幅10mm)を、疎水性インキRAM(セイコーアド
バンス社製)を使用して、基材シートに所定のピッチで
着肉部(外枠層)の厚さが略10μmになるように印刷
した。上記のように作成した枡目印刷柄と培地混合物の
層と、その上に疎水性インキによる外枠層とを設けた基
材シート、および、吸水性樹脂の層を設けたカバーシー
トをそれぞれ10×10cm角の寸法にカットした。
尚、基材シートは、その外枠層が中心部に入るようにカ
ットする。以上の基材シートとカバーシートを各5枚、
即ち、5セット分を作成し、それぞれγ線照射による滅
菌を行って実施例2の培養装置とした。
【0038】(培養試験)上記実施例2の培養装置5セ
ットの各基材シートの疎水性インキによる外枠層で囲ま
れた培地混合物の層の上に、前記実施例1で作成した菌
液を滅菌済みピペットで各1ml接種し、その上にカバー
シートを吸水性樹脂の層を設けた面を下にして重ね、カ
バーシートの上から軽く押さえて被検液を外枠層の内側
全面に広げ、約1分間静置してゲルを形成させた後、孵
卵器に入れて37℃で48時間培養した。
ットの各基材シートの疎水性インキによる外枠層で囲ま
れた培地混合物の層の上に、前記実施例1で作成した菌
液を滅菌済みピペットで各1ml接種し、その上にカバー
シートを吸水性樹脂の層を設けた面を下にして重ね、カ
バーシートの上から軽く押さえて被検液を外枠層の内側
全面に広げ、約1分間静置してゲルを形成させた後、孵
卵器に入れて37℃で48時間培養した。
【0039】〔実施例3〕実施例3の培養装置は、接種
した被検液の広がりを一定にする手段を、疎水性インキ
による外枠層と、その内側に設ける多孔質フィルム状フ
ィルターとの併用タイプとするもので、先ず、実施例2
と同様にして基材シートに枡目印刷柄と培地混合物の層
を設け、その上に疎水性インキによる外枠層を設けた。
この時、外枠層の厚さだけは、略40μmとなるように
同パターンの版を使用して刷り重ねを行い、10×10
cm角の寸法にカットして本体部分のシートを作成し
た。また、カバーシートは、実施例2と同じものを作成
した。そして、多孔質フィルム状フィルターとしては、
別添方式で用いることとし、親水性PTFEタイプのメ
ンブランフィルター(ADVANTEC社製)孔径0.
2μm、厚さ35μmを直径48mmの円形に打ち抜い
て作成した。以上、三つの部材を1セットとして、5セ
ット分を用意し、それぞれをγ線照射により滅菌して実
施例3の培養装置を作成した。
した被検液の広がりを一定にする手段を、疎水性インキ
による外枠層と、その内側に設ける多孔質フィルム状フ
ィルターとの併用タイプとするもので、先ず、実施例2
と同様にして基材シートに枡目印刷柄と培地混合物の層
を設け、その上に疎水性インキによる外枠層を設けた。
この時、外枠層の厚さだけは、略40μmとなるように
同パターンの版を使用して刷り重ねを行い、10×10
cm角の寸法にカットして本体部分のシートを作成し
た。また、カバーシートは、実施例2と同じものを作成
した。そして、多孔質フィルム状フィルターとしては、
別添方式で用いることとし、親水性PTFEタイプのメ
ンブランフィルター(ADVANTEC社製)孔径0.
2μm、厚さ35μmを直径48mmの円形に打ち抜い
て作成した。以上、三つの部材を1セットとして、5セ
ット分を用意し、それぞれをγ線照射により滅菌して実
施例3の培養装置を作成した。
【0040】(培養試験)上記実施例3の本体部分のシ
ート5個の外枠層の中に、それぞれ親水性PTFEタイ
プのメンブランフィルターを置き、その上に前記実施例
1で作成した菌液を滅菌済みピペットで各1ml接種し、
その上に、カバーシートを被せて軽く押さえ、菌液を外
枠層の内側全面に広げた後、約1分間静置してゲルを形
成させ、これを孵卵器に入れて37℃で48時間培養し
た。
ート5個の外枠層の中に、それぞれ親水性PTFEタイ
プのメンブランフィルターを置き、その上に前記実施例
1で作成した菌液を滅菌済みピペットで各1ml接種し、
その上に、カバーシートを被せて軽く押さえ、菌液を外
枠層の内側全面に広げた後、約1分間静置してゲルを形
成させ、これを孵卵器に入れて37℃で48時間培養し
た。
【0041】〔比較用培養試料の作成と培養試験〕上記
実施例とは別に、比較用として、前記菌液1mlを従来の
混釈法により、ペトリ皿に準備した標準寒天培地20ml
に混釈して比較用の培養試料を作成した。試料数は5個
作成。この培養試料を実施例と同様に、孵卵器に入れて
37℃で48時間の培養を行った。
実施例とは別に、比較用として、前記菌液1mlを従来の
混釈法により、ペトリ皿に準備した標準寒天培地20ml
に混釈して比較用の培養試料を作成した。試料数は5個
作成。この培養試料を実施例と同様に、孵卵器に入れて
37℃で48時間の培養を行った。
【0042】以上の実施例1、2、3および比較用培養
試料の培養試験により発生したコロニー数をそれぞれ計
数し、各々のデータと平均値を表1に示した。 (以下余白)
試料の培養試験により発生したコロニー数をそれぞれ計
数し、各々のデータと平均値を表1に示した。 (以下余白)
【0043】
【表1】 菌数測定結果(大腸菌)〔単位:個〕
【0044】表1に示した培養試験結果から明らかなよ
うに、本発明の実施例1、2、3の培養装置を用いた培
養試験の結果は、従来の混釈法による標準寒天培地を用
いた培養試験の結果と略一致しており、操作が容易で簡
便な培養装置として十分実用性のあることを示してい
る。また、実施例3のようにメンブランフィルターを用
い、その上に菌液を接種する場合、菌をフィルター上に
止めて培養できるため、生育したコロニーを鮮明に観察
できた。
うに、本発明の実施例1、2、3の培養装置を用いた培
養試験の結果は、従来の混釈法による標準寒天培地を用
いた培養試験の結果と略一致しており、操作が容易で簡
便な培養装置として十分実用性のあることを示してい
る。また、実施例3のようにメンブランフィルターを用
い、その上に菌液を接種する場合、菌をフィルター上に
止めて培養できるため、生育したコロニーを鮮明に観察
できた。
【0045】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、本発明の培
養装置は、防水性の基材シートとこれに被せられるカバ
ーシートとを有し、該基材シート若しくはカバーシート
に設ける培地混合物の層として、基材シートおよびカバ
ーシートに対して密着性が良く、且つ、接種された被検
液の水分を吸収し、培養に適したゲルを形成し、また、
微生物の生育に必要な水分を供給し得る吸水性樹脂と、
微生物に対する栄養成分と、そして、必要に応じて保水
性とゲル形成性とを高める冷水可溶性物質と微生物が代
謝し得る染料とを加えた混合物の乾燥塗膜を用い、更
に、接種した被検液の広がり面積を一定にするための手
段として、疎水性インキによる外枠層、または、多孔質
フィルム状フィルター、或いは、両者を併用したものを
備えており、また、培養装置全体が予め滅菌されてい
る。従って、保存性があり、使用に際してもオートクレ
ーブや被検液を一定面積に広げるための特別な器具など
を必要とせず、極めて簡単な操作で効率的且つ正確に菌
数測定などを行うことのできる培養装置を提供できる効
果を奏する。また、本発明の培養装置は、その製造にお
いて、基材シート若しくはカバーシート上に、培地混合
物の層或いは吸水性樹脂の層を設ける際、中間層として
接着剤(粘着剤)層を設ける必要がないため、省資源、
合理化ができ、且つ、生産性も優れている。また、使用
後の廃棄性においても、容易に焼却することもでき、使
用適性と性能に優れた培養装置を安価に提供できる効果
を奏する。
養装置は、防水性の基材シートとこれに被せられるカバ
ーシートとを有し、該基材シート若しくはカバーシート
に設ける培地混合物の層として、基材シートおよびカバ
ーシートに対して密着性が良く、且つ、接種された被検
液の水分を吸収し、培養に適したゲルを形成し、また、
微生物の生育に必要な水分を供給し得る吸水性樹脂と、
微生物に対する栄養成分と、そして、必要に応じて保水
性とゲル形成性とを高める冷水可溶性物質と微生物が代
謝し得る染料とを加えた混合物の乾燥塗膜を用い、更
に、接種した被検液の広がり面積を一定にするための手
段として、疎水性インキによる外枠層、または、多孔質
フィルム状フィルター、或いは、両者を併用したものを
備えており、また、培養装置全体が予め滅菌されてい
る。従って、保存性があり、使用に際してもオートクレ
ーブや被検液を一定面積に広げるための特別な器具など
を必要とせず、極めて簡単な操作で効率的且つ正確に菌
数測定などを行うことのできる培養装置を提供できる効
果を奏する。また、本発明の培養装置は、その製造にお
いて、基材シート若しくはカバーシート上に、培地混合
物の層或いは吸水性樹脂の層を設ける際、中間層として
接着剤(粘着剤)層を設ける必要がないため、省資源、
合理化ができ、且つ、生産性も優れている。また、使用
後の廃棄性においても、容易に焼却することもでき、使
用適性と性能に優れた培養装置を安価に提供できる効果
を奏する。
【図1】本発明の培養装置の一実施例の構成を示す模式
斜視図である。
斜視図である。
【図2】上記図1に示した培養装置の本体部分の構成を
示すA−A線模式断面図である。
示すA−A線模式断面図である。
【図3】本発明の培養装置の別の一実施例の構成を示す
模式斜視図である。
模式斜視図である。
【図4】上記図3に示した培養装置の本体部分の構成を
示すB−B線模式断面図である。
示すB−B線模式断面図である。
【図5】本発明の培養装置の更に別の一実施例の構成を
説明する模式斜視図である。
説明する模式斜視図である。
【図6】上記図5に示した培養装置の本体部分の構成を
示すC−C線模式断面図である。
示すC−C線模式断面図である。
1 基材シート 2 カバーシート 3 枡目印刷柄 4 培地混合物の層 5 疎水性インキによる外枠層 6 多孔質フィルム状フィルター
Claims (3)
- 【請求項1】 防水性の基材シートと該基材シート上に
被せられるカバーシートとを有し、少なくとも基材シー
ト上には培地混合物の層が設けられてなる微生物の培養
装置において、カバーシートと重なり合う基材シートの
内面、または、基材シートとカバーシートの両方の内面
に、接種する被検液の広がりを一定にするための疎水性
インキによる外枠層を設けたことを特徴とする培養装
置。 - 【請求項2】 防水性の基材シートと該基材シートに被
せられるカバーシートとを有し、少なくとも基材シート
上には培地混合物の層が設けられてなる微生物の培養装
置において、重なり合う基材シート、または、カバーシ
ートの内面に、接種する被検液の広がりを一定にするた
めの多孔質フィルム状フィルターを設けたことを特徴と
する培養装置。 - 【請求項3】 防水性の基材シートと該基材シートに被
せられるカバーシートとを有し、少なくとも基材シート
上には培地混合物の層が設けられてなる微生物の培養装
置において、重なり合う基材シート、または、カバーシ
ートの内面に、接種する被検液の広がりを一定にするた
めの疎水性インキによる外枠層と、該外枠層の内側に該
外枠層で囲まれた領域に相当する形状の多孔質フィルム
状フィルターとを設けたことを特徴とする培養装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11261695A JPH08280377A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 培養装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11261695A JPH08280377A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 培養装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08280377A true JPH08280377A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=14591202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11261695A Withdrawn JPH08280377A (ja) | 1995-04-14 | 1995-04-14 | 培養装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08280377A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044437A1 (en) * | 1999-12-17 | 2001-06-21 | Chisso Corporation | Microorganism incubator and microorganism culture medium comprising the same |
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