JPH0828072A - 中高層集合住宅の構築方法 - Google Patents
中高層集合住宅の構築方法Info
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- JPH0828072A JPH0828072A JP16376994A JP16376994A JPH0828072A JP H0828072 A JPH0828072 A JP H0828072A JP 16376994 A JP16376994 A JP 16376994A JP 16376994 A JP16376994 A JP 16376994A JP H0828072 A JPH0828072 A JP H0828072A
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- Japan
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- floor
- unit
- residential
- work
- floor slab
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- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 搬入設置作業の容易化を図る。
【構成】 中高層集合住宅10の躯体12には、一階か
ら屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹抜け部46
が形成されている。この吹抜け部46の開口部56か
ら、第2の床版20B、居住用ユニット34が交互にタ
ワークレーン52で吊り込まれて設置される。これによ
り、柱16や大梁18、小梁22、第1の床版20Aに
干渉させることなく、居住用ユニット34の搬入設置作
業を行うことができる。
ら屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹抜け部46
が形成されている。この吹抜け部46の開口部56か
ら、第2の床版20B、居住用ユニット34が交互にタ
ワークレーン52で吊り込まれて設置される。これによ
り、柱16や大梁18、小梁22、第1の床版20Aに
干渉させることなく、居住用ユニット34の搬入設置作
業を行うことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中高層集合住宅の構築
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人工の都市集中化に伴って、所謂中高層
集合住宅に対するニーズが高まっている。このような中
高層集合住宅を構築する場合、現状では、まずRC造又
はS造等による躯体を構築し、次いで各階の所定位置に
必要資材(パネル材等)を搬入し、その後各分野ごとの
専門の職工が手作業で仕上げていくという構築手順を踏
むことが多い。
集合住宅に対するニーズが高まっている。このような中
高層集合住宅を構築する場合、現状では、まずRC造又
はS造等による躯体を構築し、次いで各階の所定位置に
必要資材(パネル材等)を搬入し、その後各分野ごとの
専門の職工が手作業で仕上げていくという構築手順を踏
むことが多い。
【0003】ところが、近年の労働者不足や品質向上の
要請等を背景として、最近では工業化工法と呼ばれる工
法が検討され採用されつつある。この工業化工法は工場
生産で賄う割合を増やし施工現場での作業を極力減らす
ことにより、労務量の低減、品質の向上、工期の短縮等
を図るものであり、大別すると躯体に関するものと内装
や設備等に関するものとがある。しかし、生産性を重視
して各部の共通化を図り過ぎると、空間の画一化を招
き、住空間の多様化、個性化への対応が困難になるきら
いがある。
要請等を背景として、最近では工業化工法と呼ばれる工
法が検討され採用されつつある。この工業化工法は工場
生産で賄う割合を増やし施工現場での作業を極力減らす
ことにより、労務量の低減、品質の向上、工期の短縮等
を図るものであり、大別すると躯体に関するものと内装
や設備等に関するものとがある。しかし、生産性を重視
して各部の共通化を図り過ぎると、空間の画一化を招
き、住空間の多様化、個性化への対応が困難になるきら
いがある。
【0004】そこで、工業化を進めつつ個別対応度をも
考慮した工法が、既に特公平4−78784号公報に開
示されている。以下、この公報に開示された工法につい
て簡単に説明する。
考慮した工法が、既に特公平4−78784号公報に開
示されている。以下、この公報に開示された工法につい
て簡単に説明する。
【0005】図10には中高層集合住宅150の所定階
の間取り図が示されており、この図に示される如く柱1
52、梁、床版154等より成る躯体156の各階に
は、住宅購入者の希望プランに合わせた多種類(ここで
はAタイプ〜Cタイプ)の居住部158が設置されてい
る。各居住部158は、玄関160A、160B(図1
1(A)参照)、洗面・浴室等の設備コア162A、1
62B(図11(B)参照)、キッチン164A、16
4B(図11(C)参照)、ダイニングリビング166
A、166B、166C(図11(D)参照)、洋室1
68A、168B、168C(図11(E)参照)、和
室170A、170B、170C、170D(図11
(F)参照)といった細分化された居住部構成要素を任
意に組み合わせることにより構成されている。なお、こ
れらの居住部構成要素は、予め工場生産されたものであ
る。この工法によれば、工場生産で対応する部分が従来
よりも増える点で工業化を促進することができ、又個別
対応度もある程度向上させることができる。
の間取り図が示されており、この図に示される如く柱1
52、梁、床版154等より成る躯体156の各階に
は、住宅購入者の希望プランに合わせた多種類(ここで
はAタイプ〜Cタイプ)の居住部158が設置されてい
る。各居住部158は、玄関160A、160B(図1
1(A)参照)、洗面・浴室等の設備コア162A、1
62B(図11(B)参照)、キッチン164A、16
4B(図11(C)参照)、ダイニングリビング166
A、166B、166C(図11(D)参照)、洋室1
68A、168B、168C(図11(E)参照)、和
室170A、170B、170C、170D(図11
(F)参照)といった細分化された居住部構成要素を任
意に組み合わせることにより構成されている。なお、こ
れらの居住部構成要素は、予め工場生産されたものであ
る。この工法によれば、工場生産で対応する部分が従来
よりも増える点で工業化を促進することができ、又個別
対応度もある程度向上させることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された工法による場合、躯体156の構築後に
居住部構成要素を所定位置に搬入して設置する必要があ
るが、現実にこの搬入及び設置作業を行おうとすると以
下の不具合が生じる。すなわち、この場合、各階外壁面
に搬入ステージを設けて、この搬入ステージから転子等
によって居住部構成要素を取り込むことになるが、この
際に居住部構成要素が柱152や梁或いは床版154等
に干渉するおそれが多分にある。このため、作業が困難
なものとなり、搬入設置作業に支障を来す。
報に開示された工法による場合、躯体156の構築後に
居住部構成要素を所定位置に搬入して設置する必要があ
るが、現実にこの搬入及び設置作業を行おうとすると以
下の不具合が生じる。すなわち、この場合、各階外壁面
に搬入ステージを設けて、この搬入ステージから転子等
によって居住部構成要素を取り込むことになるが、この
際に居住部構成要素が柱152や梁或いは床版154等
に干渉するおそれが多分にある。このため、作業が困難
なものとなり、搬入設置作業に支障を来す。
【0007】本発明は上記事実を考慮し、搬入設置作業
の容易化を図ることができる中高層集合住宅の構築方法
を得ることが目的である。
の容易化を図ることができる中高層集合住宅の構築方法
を得ることが目的である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る中高層集合
住宅の構築方法は、下方基準階所定部位から上方基準階
所定部位に亘って高さ方向に貫通する吹抜け部を有する
躯体を構築し、吹抜け部の上方基準階側の開口部から床
版及び居住用等のユニットを交互に搬入及び設置する、
ことを特徴としている。
住宅の構築方法は、下方基準階所定部位から上方基準階
所定部位に亘って高さ方向に貫通する吹抜け部を有する
躯体を構築し、吹抜け部の上方基準階側の開口部から床
版及び居住用等のユニットを交互に搬入及び設置する、
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記構成によれば、以下の手順によって中高層
集合住宅が構築される。なお、説明に際し、一例として
下方基準階を一階とし上方基準階を屋上階とする。
集合住宅が構築される。なお、説明に際し、一例として
下方基準階を一階とし上方基準階を屋上階とする。
【0010】まず、一階から屋上階に亘って高さ方向に
貫通する吹抜け部を有する躯体が構築される。次いで、
この吹抜け部の屋上階側の開口部から床版が搬入されて
一階に設置される。次いで、同じ開口部から居住用等の
ユニットが搬入されて既に設置された一階の床版の上に
設置される。その後は、床版の搬入及び設置作業と居住
用等のユニットの搬入及び設置作業とが、最上階(屋上
階の直下)に到るまで交互に繰り返される。これによ
り、中高層集合住宅が構築される。
貫通する吹抜け部を有する躯体が構築される。次いで、
この吹抜け部の屋上階側の開口部から床版が搬入されて
一階に設置される。次いで、同じ開口部から居住用等の
ユニットが搬入されて既に設置された一階の床版の上に
設置される。その後は、床版の搬入及び設置作業と居住
用等のユニットの搬入及び設置作業とが、最上階(屋上
階の直下)に到るまで交互に繰り返される。これによ
り、中高層集合住宅が構築される。
【0011】上記構築方法によれば、躯体に吹抜け部を
設け、この吹抜け部を利用して居住用等のユニットを搬
入して設置するので、搬入しようとするユニットと柱や
梁、床版等との干渉の問題が解消される。
設け、この吹抜け部を利用して居住用等のユニットを搬
入して設置するので、搬入しようとするユニットと柱や
梁、床版等との干渉の問題が解消される。
【0012】
【実施例】以下、図1及び図2を用いて、本発明の一実
施例を説明する。 〔全体構成〕最初に、図1及び図2を用いて、本実施例
に係る中高層集合住宅10の全体構成について説明す
る。
施例を説明する。 〔全体構成〕最初に、図1及び図2を用いて、本実施例
に係る中高層集合住宅10の全体構成について説明す
る。
【0013】図1には、中高層集合住宅10の建築途中
の状態が側面視で示されている。この図に示されるよう
に、中高層集合住宅10の躯体12は、基礎14に支持
された柱16、各階ごとに設けられ大梁18等によって
支承された床版20によって構成されている。
の状態が側面視で示されている。この図に示されるよう
に、中高層集合住宅10の躯体12は、基礎14に支持
された柱16、各階ごとに設けられ大梁18等によって
支承された床版20によって構成されている。
【0014】一方、図2には、完成後の中高層集合住宅
10の各階概略構成が示されている。この図に示される
ように、左右の大梁18の中間位置には、小梁22が設
けられている。この内、図上左側の大梁18の上端部と
小梁22の上端部とには、第1の床版20Aが支持され
ている。また、図上右側の大梁18の下端部と小梁22
の下端部とには、第2の床版20Bが支持されている。
なお、第2の床版20Bの端部は、図上右側の大梁18
と小梁22とにファスナ24によって強固に連結されて
いる。また、第2の床版20Bが設置された状態では、
第2の床版20Bは第1の床版20に対して段差を介し
て平行に配置されている。
10の各階概略構成が示されている。この図に示される
ように、左右の大梁18の中間位置には、小梁22が設
けられている。この内、図上左側の大梁18の上端部と
小梁22の上端部とには、第1の床版20Aが支持され
ている。また、図上右側の大梁18の下端部と小梁22
の下端部とには、第2の床版20Bが支持されている。
なお、第2の床版20Bの端部は、図上右側の大梁18
と小梁22とにファスナ24によって強固に連結されて
いる。また、第2の床版20Bが設置された状態では、
第2の床版20Bは第1の床版20に対して段差を介し
て平行に配置されている。
【0015】上述した第1の床版20A上には間仕切り
パネル、天井パネル等の種々のパネルが建て込まれ、こ
れにより天井高さHの南側居室が構成されている。な
お、天井パネルの上方には上階側の第1の床版20Aと
の間に天井裏チャンバ26が形成されており、この天井
裏チャンバ26を利用して図示しない配管ユニット、配
線ユニット等が配設されるようになっている。
パネル、天井パネル等の種々のパネルが建て込まれ、こ
れにより天井高さHの南側居室が構成されている。な
お、天井パネルの上方には上階側の第1の床版20Aと
の間に天井裏チャンバ26が形成されており、この天井
裏チャンバ26を利用して図示しない配管ユニット、配
線ユニット等が配設されるようになっている。
【0016】また、第2の床版20B上には、図上右側
の大梁18に隣接する位置にアルコーブ28が配設され
ている。なお、アルコーブ28の上部空間は玄関として
利用すべく、玄関ドア30が設置されている。さらに、
第2の床版20B上には、小梁22とアルコーブ28と
の間に一対のユニット支持梁32が配設されている。こ
れらのユニット支持梁32上には、居住用ユニット34
が設置されている。これにより、北側居室が構成されて
いる。
の大梁18に隣接する位置にアルコーブ28が配設され
ている。なお、アルコーブ28の上部空間は玄関として
利用すべく、玄関ドア30が設置されている。さらに、
第2の床版20B上には、小梁22とアルコーブ28と
の間に一対のユニット支持梁32が配設されている。こ
れらのユニット支持梁32上には、居住用ユニット34
が設置されている。これにより、北側居室が構成されて
いる。
【0017】居住用ユニット34が設置された状態で
は、その下方に床下チャンバ36が形成されており、こ
の床下チャンバ36を利用して配管ユニット38、床下
収納部40、半埋込みバス42等が設置される。なお、
この床下チャンバ36と同階の天井裏チャンバ26を適
宜箇所にて連通し、図示していないが床下チャンバ36
又は天井裏チャンバ26と接している大梁18に設けら
れた建物外部との通排気孔と連通することにより、吸排
気チャンバとして活用することもできる。
は、その下方に床下チャンバ36が形成されており、こ
の床下チャンバ36を利用して配管ユニット38、床下
収納部40、半埋込みバス42等が設置される。なお、
この床下チャンバ36と同階の天井裏チャンバ26を適
宜箇所にて連通し、図示していないが床下チャンバ36
又は天井裏チャンバ26と接している大梁18に設けら
れた建物外部との通排気孔と連通することにより、吸排
気チャンバとして活用することもできる。
【0018】以上までの構成を総括すると、床版20が
第1の床版20Aと第2の床版20Bとに分割されてお
り、この内、第1の床版20Aの上部空間がパネル工法
によるパネル工法エリアとされ、第2の床版20Bの上
部空間がユニット工法によるユニット工法エリアとされ
ている。なお、図上左側の大梁18から張り出した部分
にはアウトドアコンポーネントユニット44が設置さ
れ、サンルーム等として利用される。また、図上右側の
大梁18から張り出した部分は、廊下として利用され
る。
第1の床版20Aと第2の床版20Bとに分割されてお
り、この内、第1の床版20Aの上部空間がパネル工法
によるパネル工法エリアとされ、第2の床版20Bの上
部空間がユニット工法によるユニット工法エリアとされ
ている。なお、図上左側の大梁18から張り出した部分
にはアウトドアコンポーネントユニット44が設置さ
れ、サンルーム等として利用される。また、図上右側の
大梁18から張り出した部分は、廊下として利用され
る。
【0019】さて、上述した居住用ユニット34の設置
を可能にすべく、本実施例では図1に示される如く、躯
体12に吹抜け部46を設けている。より具体的には、
躯体12におけるユニット工法エリアに相当する部分に
は、一階から屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹
抜け部46が形成されている。なお、パネル工法エリア
に相当する部分には、第1の床版20Aが設置されてい
るので吹抜けにはなっていない。
を可能にすべく、本実施例では図1に示される如く、躯
体12に吹抜け部46を設けている。より具体的には、
躯体12におけるユニット工法エリアに相当する部分に
は、一階から屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹
抜け部46が形成されている。なお、パネル工法エリア
に相当する部分には、第1の床版20Aが設置されてい
るので吹抜けにはなっていない。
【0020】以下に、中高層集合住宅10の構築手順の
説明を通して、本実施例の作用を説明する。
説明を通して、本実施例の作用を説明する。
【0021】まず、躯体工事が行われ、中高層集合住宅
10の躯体12が構築される。このとき、第1の床版2
0Aは各階ごとに設けていくが、第2の床版20Bにつ
いては設置しないでおく。これにより、躯体12が構築
された状態では、ユニット工法エリアに相当する部分に
一階から屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹抜け
部46が形成される。
10の躯体12が構築される。このとき、第1の床版2
0Aは各階ごとに設けていくが、第2の床版20Bにつ
いては設置しないでおく。これにより、躯体12が構築
された状態では、ユニット工法エリアに相当する部分に
一階から屋上階に亘って躯体高さ方向に貫通する吹抜け
部46が形成される。
【0022】次に、各階のパネル工法エリアに種々のパ
ネル等の建築資材48(図1参照)を搬入する作業及び
ユニット工法エリアに居住用ユニット34を搬入、設置
する作業等が行われる。なお、この作業は、躯体12の
大梁18に控え金物50を介して支持されたタワークレ
ーン52を操作することにより行われる。具体的には、
以下の要領で行われる。
ネル等の建築資材48(図1参照)を搬入する作業及び
ユニット工法エリアに居住用ユニット34を搬入、設置
する作業等が行われる。なお、この作業は、躯体12の
大梁18に控え金物50を介して支持されたタワークレ
ーン52を操作することにより行われる。具体的には、
以下の要領で行われる。
【0023】まず、第2の床版20Bをタワークレーン
52のワイヤ54に係止させて吊り上げ、吹抜け部46
の屋上階の開口部56から一階のユニット工法エリアま
で降ろしていく。ユニット工法エリアに到達したら、図
2に図示される如く大梁18の下端部及び小梁22の下
端部に載置させ、ファスナ24によって固定する。これ
により、一階のユニット工法エリアに第2の床版20B
が設置され、第1の床版20Aと共に床版20が構成さ
れる。
52のワイヤ54に係止させて吊り上げ、吹抜け部46
の屋上階の開口部56から一階のユニット工法エリアま
で降ろしていく。ユニット工法エリアに到達したら、図
2に図示される如く大梁18の下端部及び小梁22の下
端部に載置させ、ファスナ24によって固定する。これ
により、一階のユニット工法エリアに第2の床版20B
が設置され、第1の床版20Aと共に床版20が構成さ
れる。
【0024】次に、タワークレーン52を同様に操作し
て、吹抜け部46の屋上階の開口部56から種々のパネ
ル等の建築資材48がまとめて吊り込まれて既に設置さ
れた第2の床版20B上に載置される。載置後、一階の
パネル工法エリアに建築資材48が移される。この際、
第2の床版20Bが足場的な役割を果たす。なお、この
作業の後、各パネルの建込み作業等が行われ、北側居室
が構成される。また、並行して第2の床版20B上に配
管ユニット38や床下収納部40、半埋込みバス42等
の設置作業が行われる。
て、吹抜け部46の屋上階の開口部56から種々のパネ
ル等の建築資材48がまとめて吊り込まれて既に設置さ
れた第2の床版20B上に載置される。載置後、一階の
パネル工法エリアに建築資材48が移される。この際、
第2の床版20Bが足場的な役割を果たす。なお、この
作業の後、各パネルの建込み作業等が行われ、北側居室
が構成される。また、並行して第2の床版20B上に配
管ユニット38や床下収納部40、半埋込みバス42等
の設置作業が行われる。
【0025】その後、同じくタワークレーン52を同様
に操作して、吹抜け部46の屋上階の開口部56から居
住用ユニット34が吊り込まれ、一対のユニット支持梁
32上に載置させながら図示しないアンカボルト等を用
いて固定する。これにより、北側居室が構成される。な
お、例えば地階等の適宜階においては、居住用ユニット
34の代わりに設備専用のユニット等が設置される。
に操作して、吹抜け部46の屋上階の開口部56から居
住用ユニット34が吊り込まれ、一対のユニット支持梁
32上に載置させながら図示しないアンカボルト等を用
いて固定する。これにより、北側居室が構成される。な
お、例えば地階等の適宜階においては、居住用ユニット
34の代わりに設備専用のユニット等が設置される。
【0026】上記一連の作業が行われることにより、一
階部分における建築資材48の搬入作業並びに居住用ユ
ニット34等の搬入及び設置作業が終了する。そして、
この一連の作業が、二階以降最上階に到るまで繰り返さ
れる。なお、すべての作業が終了した後、躯体12の吹
抜け部46の屋上階の開口部56を閉塞すべく、例えば
山型、ドーム型等の意匠的効果も備えた蓋58(図1参
照)が設置される。
階部分における建築資材48の搬入作業並びに居住用ユ
ニット34等の搬入及び設置作業が終了する。そして、
この一連の作業が、二階以降最上階に到るまで繰り返さ
れる。なお、すべての作業が終了した後、躯体12の吹
抜け部46の屋上階の開口部56を閉塞すべく、例えば
山型、ドーム型等の意匠的効果も備えた蓋58(図1参
照)が設置される。
【0027】このように本実施例では、躯体12のユニ
ット工法エリアに相当する部分に一階から屋上階に亘っ
て躯体高さ方向に貫通する吹抜け部46を設け、この吹
抜け部46の開口部56から第2の床版20B及び居住
用ユニット34を交互に搬入して設置する構築方法を案
出したので、柱16や大梁18、小梁22、第1の床版
20等に搬入しようとする居住用ユニット34を干渉さ
せることなく、円滑かつ安全に搬入及び設置作業を行う
ことができる。
ット工法エリアに相当する部分に一階から屋上階に亘っ
て躯体高さ方向に貫通する吹抜け部46を設け、この吹
抜け部46の開口部56から第2の床版20B及び居住
用ユニット34を交互に搬入して設置する構築方法を案
出したので、柱16や大梁18、小梁22、第1の床版
20等に搬入しようとする居住用ユニット34を干渉さ
せることなく、円滑かつ安全に搬入及び設置作業を行う
ことができる。
【0028】しかも、本実施例によれば居住用ユニット
34が工場生産されるため、品質を向上させることがで
きる点、内装作業等の諸作業を工場で行うことによる現
場作業の大幅な削減が可能になる点、これに伴い工期を
短縮することができる点等のユニット工法のメリットを
十分に生かすことができる。従って、より一層工業化率
を高めることができ、労務量の削減、品質向上、コスト
削減等の要請にも十分に応えることができる。なお、従
来構造においても工場生産された居住部構成要素を用い
ている点である程度工業化率を向上させることが可能で
あるが、この構造では住宅居住部を細分化することを基
本としていることから、本実施例の方が工業化率を高め
ることができる。
34が工場生産されるため、品質を向上させることがで
きる点、内装作業等の諸作業を工場で行うことによる現
場作業の大幅な削減が可能になる点、これに伴い工期を
短縮することができる点等のユニット工法のメリットを
十分に生かすことができる。従って、より一層工業化率
を高めることができ、労務量の削減、品質向上、コスト
削減等の要請にも十分に応えることができる。なお、従
来構造においても工場生産された居住部構成要素を用い
ている点である程度工業化率を向上させることが可能で
あるが、この構造では住宅居住部を細分化することを基
本としていることから、本実施例の方が工業化率を高め
ることができる。
【0029】さらに、ユニット工法エリアの他にパネル
工法エリアを設けているので、南側居室のレイアウトの
自由度も高く維持することができ、住宅購入者の個別対
応度も高めることができる。
工法エリアを設けているので、南側居室のレイアウトの
自由度も高く維持することができ、住宅購入者の個別対
応度も高めることができる。
【0030】また、本実施例によれば、居住用ユニット
34が設置された状態では、居住用ユニット34とその
下部の第2の床版20Bとの間に床下チャンバ36が形
成されるので、配管ユニット38、床下収納部40、半
埋込みバス42等の設置スペースとして、或いは吸排気
チャンバとして利用することができる。従って、空間の
有効利用を図ることができる。 〔各部詳細〕以上が本実施例の基本的な構成であるが、
以下に各部の詳細についても触れておく。ユニットのクローズドシステム 図3(A)には居住用ユニット34の平面配置図が示さ
れており、本実施例では居住用ユニット34の割付が部
屋単位で行われている。なお、図2では図3(A)の平
面配置図と異なり居住用ユニット34を一つのみ図示し
がたが、これは居住用ユニットを概念的に代表して示し
たからである。
34が設置された状態では、居住用ユニット34とその
下部の第2の床版20Bとの間に床下チャンバ36が形
成されるので、配管ユニット38、床下収納部40、半
埋込みバス42等の設置スペースとして、或いは吸排気
チャンバとして利用することができる。従って、空間の
有効利用を図ることができる。 〔各部詳細〕以上が本実施例の基本的な構成であるが、
以下に各部の詳細についても触れておく。ユニットのクローズドシステム 図3(A)には居住用ユニット34の平面配置図が示さ
れており、本実施例では居住用ユニット34の割付が部
屋単位で行われている。なお、図2では図3(A)の平
面配置図と異なり居住用ユニット34を一つのみ図示し
がたが、これは居住用ユニットを概念的に代表して示し
たからである。
【0031】さらに、居住用ユニット34同士は、居住
用ユニット34が備える扉60や襖等の開口部62廻り
でのみ接合されている。別言すれば、扉60等の建具を
設けるための開口部62に、居住用ユニット34の接合
部(ドッキング部)を設定している。この際、図3
(B)に拡大して示されるように、隣接する居住用ユニ
ット34の組付位置に僅かなずれが生じた場合には、開
口部62廻りで調整するようになっている。具体的に
は、調整材64の厚さを変えることで組付位置のずれを
吸収している。なお、図3(B)において示される逃げ
調整代66は、居住用ユニット34の据付け時に組付位
置調整用に用いられる隙間である。
用ユニット34が備える扉60や襖等の開口部62廻り
でのみ接合されている。別言すれば、扉60等の建具を
設けるための開口部62に、居住用ユニット34の接合
部(ドッキング部)を設定している。この際、図3
(B)に拡大して示されるように、隣接する居住用ユニ
ット34の組付位置に僅かなずれが生じた場合には、開
口部62廻りで調整するようになっている。具体的に
は、調整材64の厚さを変えることで組付位置のずれを
吸収している。なお、図3(B)において示される逃げ
調整代66は、居住用ユニット34の据付け時に組付位
置調整用に用いられる隙間である。
【0032】上記構成によれば、以下の効果が得られ
る。従来では居住用ユニットのフレーム寸法を重視した
関係で、部屋の途中に居住用ユニット同士の接合部が現
れることが多く、このため床、壁、天井等の駄目工事が
現場作業として残り、ひいては不陸発生の原因になって
いた。しかしながら、上記構成によれば、居住用ユニッ
ト34の割付が部屋単位で完結されるため、開口部62
を除いて居住用ユニット34を閉6面体で構成すること
ができる。このため、前記駄目工事が現場作業として残
ることはなく、双方の接合を開口部62廻りでのみ行う
ことにより施工現場では開口部62廻りの調整作業のみ
を行えばよくなる。従って、熟練度を要する現場作業を
削減することができ、又不陸も発生しない。さらに、現
場作業が減り工場作業が主となることから、施工現場へ
の部品発送種類及び量も減るので、施工現場での誤欠品
の問題を解消することができると共に搬送コストを削減
することができる。間仕切り設置用スライドガイドシステム 図4にはパネル工法エリアである南側居室が示されてお
り、更にその5−5線及び6−6線に沿った断面構造が
図5及び図6に示されている。図5に示されるように、
上階側の第1の床版20Aの裏面(即ち天井)にはチャ
ンネル状の天井側ランナー68が螺子70で固定されて
いる。これに対応して下階側の第1の床版20Aの表面
には、幅木も兼ねて断面L字形に組まれた床側ランナー
72が配設されている。この内、床側ランナー72の底
部中央には半円形の溝74が形成されており、更に溝7
4内には円形断面の実76が嵌合されている。そして、
これらの天井側ランナー68と床側ランナー72とに、
間仕切りパネル78がスライド可能に装着されている。
なお、間仕切りパネル78の下端部には、実76と噛み
合う溝80が形成されている。一方、図6に示されるよ
うに、間仕切りパネル78の幅方向端部にも、実76が
嵌合される溝80が形成されている。
る。従来では居住用ユニットのフレーム寸法を重視した
関係で、部屋の途中に居住用ユニット同士の接合部が現
れることが多く、このため床、壁、天井等の駄目工事が
現場作業として残り、ひいては不陸発生の原因になって
いた。しかしながら、上記構成によれば、居住用ユニッ
ト34の割付が部屋単位で完結されるため、開口部62
を除いて居住用ユニット34を閉6面体で構成すること
ができる。このため、前記駄目工事が現場作業として残
ることはなく、双方の接合を開口部62廻りでのみ行う
ことにより施工現場では開口部62廻りの調整作業のみ
を行えばよくなる。従って、熟練度を要する現場作業を
削減することができ、又不陸も発生しない。さらに、現
場作業が減り工場作業が主となることから、施工現場へ
の部品発送種類及び量も減るので、施工現場での誤欠品
の問題を解消することができると共に搬送コストを削減
することができる。間仕切り設置用スライドガイドシステム 図4にはパネル工法エリアである南側居室が示されてお
り、更にその5−5線及び6−6線に沿った断面構造が
図5及び図6に示されている。図5に示されるように、
上階側の第1の床版20Aの裏面(即ち天井)にはチャ
ンネル状の天井側ランナー68が螺子70で固定されて
いる。これに対応して下階側の第1の床版20Aの表面
には、幅木も兼ねて断面L字形に組まれた床側ランナー
72が配設されている。この内、床側ランナー72の底
部中央には半円形の溝74が形成されており、更に溝7
4内には円形断面の実76が嵌合されている。そして、
これらの天井側ランナー68と床側ランナー72とに、
間仕切りパネル78がスライド可能に装着されている。
なお、間仕切りパネル78の下端部には、実76と噛み
合う溝80が形成されている。一方、図6に示されるよ
うに、間仕切りパネル78の幅方向端部にも、実76が
嵌合される溝80が形成されている。
【0033】上記構成によれば、図4に番号を付した順
で、間仕切りパネル78が天井側ランナー68及び床側
ランナー72に沿ってスライドされて装着される。但
し、4番目に装着される間仕切りパネル78について
は、天井側ランナー68のみが使用される。なお、間仕
切りパネル78をスライドさせる際、間仕切りパネル7
8の幅方向端部の端面に接着剤が塗布される。上記の如
くして、間仕切りパネル78が装着された後、図4に図
示する「▼」記号の部位にて楔締めされる。これによ
り、間仕切りパネル78の溝80同士が実76に緊密に
嵌合される。従って、間仕切りパネル78の建込み作業
が容易になるだけでなく、間仕切りパネル78に不陸が
発生するのを防止することができる。また、これによ
り、間仕切り用クロス材82を張る作業も不陸がない分
容易になる。壁・天井クロス張りの工場クロス張り化 図7には、居住用ユニット34の壁84の一部を拡大し
た断面が示されている。この図に示されるように、壁8
4を構成する一対のプラスターボード86間には、不陸
発生を防止する枠材88及び実90が設けられている。
なお、枠材88は手違い平鎹92によって木煉瓦94に
固定されている。また、プラスターボード86間には、
その平面性を確保(曲げ変形防止)するためのランバー
コア等によるリブ下地96が所定の間隔で必要な部位に
不連続で接着配設されている。そして、平面性が確保さ
れたプラスターボード86の室内側の表面をそのまま生
かして、壁クロス材98が工場作業によって直に貼着さ
れている。なおこの際、壁クロス材98の端末は、枠材
88側へ巻き込ませておく。
で、間仕切りパネル78が天井側ランナー68及び床側
ランナー72に沿ってスライドされて装着される。但
し、4番目に装着される間仕切りパネル78について
は、天井側ランナー68のみが使用される。なお、間仕
切りパネル78をスライドさせる際、間仕切りパネル7
8の幅方向端部の端面に接着剤が塗布される。上記の如
くして、間仕切りパネル78が装着された後、図4に図
示する「▼」記号の部位にて楔締めされる。これによ
り、間仕切りパネル78の溝80同士が実76に緊密に
嵌合される。従って、間仕切りパネル78の建込み作業
が容易になるだけでなく、間仕切りパネル78に不陸が
発生するのを防止することができる。また、これによ
り、間仕切り用クロス材82を張る作業も不陸がない分
容易になる。壁・天井クロス張りの工場クロス張り化 図7には、居住用ユニット34の壁84の一部を拡大し
た断面が示されている。この図に示されるように、壁8
4を構成する一対のプラスターボード86間には、不陸
発生を防止する枠材88及び実90が設けられている。
なお、枠材88は手違い平鎹92によって木煉瓦94に
固定されている。また、プラスターボード86間には、
その平面性を確保(曲げ変形防止)するためのランバー
コア等によるリブ下地96が所定の間隔で必要な部位に
不連続で接着配設されている。そして、平面性が確保さ
れたプラスターボード86の室内側の表面をそのまま生
かして、壁クロス材98が工場作業によって直に貼着さ
れている。なおこの際、壁クロス材98の端末は、枠材
88側へ巻き込ませておく。
【0034】上記構成によれば、壁クロス材98の貼着
作業をも工場作業で処理することができるので、施工現
場での壁クロス材98の貼着作業をなくすことができ
る。また、従来必要であった壁クロス材98の下地面の
パテ処理が不要になる。さらに、壁クロス材98の端末
が巻き込まれていることから輸送中の振動による壁面の
一時的な変形に対する追従性が良く、壁クロス材98に
皺が発生する等の不具合が生じるのを防止することがで
きる。
作業をも工場作業で処理することができるので、施工現
場での壁クロス材98の貼着作業をなくすことができ
る。また、従来必要であった壁クロス材98の下地面の
パテ処理が不要になる。さらに、壁クロス材98の端末
が巻き込まれていることから輸送中の振動による壁面の
一時的な変形に対する追従性が良く、壁クロス材98に
皺が発生する等の不具合が生じるのを防止することがで
きる。
【0035】なお、以上の構成は、壁クロス材98のみ
ならず、天井クロス材についても同様に行われる。後付内装諸部材の接着時における保持構造 図8(A)には、居住用ユニット34の柱100付近の
拡大図が示されている。この図に示されるように、柱1
00の周囲には柱カバー102が配設されている。柱カ
バー102は、接着剤によって居住用ユニット34の壁
84に後付けされるようになっている。
ならず、天井クロス材についても同様に行われる。後付内装諸部材の接着時における保持構造 図8(A)には、居住用ユニット34の柱100付近の
拡大図が示されている。この図に示されるように、柱1
00の周囲には柱カバー102が配設されている。柱カ
バー102は、接着剤によって居住用ユニット34の壁
84に後付けされるようになっている。
【0036】ここで、接着剤を用いると接着剤が乾くま
で取付状態を保持しておく必要があり、この点従来では
柱カバー102を釘等で仕上げ面に固定する方法等を採
っていた。このため、作業が煩雑になる等の不具合が生
じていた。この点を考慮し、本構成では、図8(B)に
示されるように柱カバー102の裏面の枠材104にス
プリングファスナ106を適宜間隔で設けると共に、壁
84には各スプリングファスナ106に対応して留め金
具108を設けている。なお、図8(B)において二点
鎖線で示されるのは、スプリングファスナ106を枠材
104に固定する際に用いられる楔状の治具(打ちつけ
台)である。
で取付状態を保持しておく必要があり、この点従来では
柱カバー102を釘等で仕上げ面に固定する方法等を採
っていた。このため、作業が煩雑になる等の不具合が生
じていた。この点を考慮し、本構成では、図8(B)に
示されるように柱カバー102の裏面の枠材104にス
プリングファスナ106を適宜間隔で設けると共に、壁
84には各スプリングファスナ106に対応して留め金
具108を設けている。なお、図8(B)において二点
鎖線で示されるのは、スプリングファスナ106を枠材
104に固定する際に用いられる楔状の治具(打ちつけ
台)である。
【0037】上記構成によれば、柱カバー102を取り
付けるには、接着剤を塗布した後、スプリングファスナ
106が壁84の留め金具108に係止されるように柱
カバー102を落とし込めばよい。これにより、スプリ
ングファスナ106の付勢力によって柱カバー102は
壁84側に引き付けられて密着状態で保持される。そし
て、この状態が維持されている間に接着剤が完全に乾
く。従って、ワンタッチで柱カバー102を取り付ける
ことができる。
付けるには、接着剤を塗布した後、スプリングファスナ
106が壁84の留め金具108に係止されるように柱
カバー102を落とし込めばよい。これにより、スプリ
ングファスナ106の付勢力によって柱カバー102は
壁84側に引き付けられて密着状態で保持される。そし
て、この状態が維持されている間に接着剤が完全に乾
く。従って、ワンタッチで柱カバー102を取り付ける
ことができる。
【0038】なお、以上の構成は、柱カバー102に限
らず、後付内装諸部材に適用可能である。ユニット内構成室の拡充システム 図9には、居住用ユニット34の平面配置図が示されて
いる。この居住用ユニット34は、ユニット内構成室が
拡充可能に設けられている。すなわち、居住用ユニット
34の4つの壁84の内の一つ(以下、「壁84A」と
する)が、工場生産時に仮ボルト等による仮固定状態と
されている。また、この居住用ユニット34内には、拡
充用の床、天井、壁のための図示しないエキステンショ
ン下地が内蔵されている。
らず、後付内装諸部材に適用可能である。ユニット内構成室の拡充システム 図9には、居住用ユニット34の平面配置図が示されて
いる。この居住用ユニット34は、ユニット内構成室が
拡充可能に設けられている。すなわち、居住用ユニット
34の4つの壁84の内の一つ(以下、「壁84A」と
する)が、工場生産時に仮ボルト等による仮固定状態と
されている。また、この居住用ユニット34内には、拡
充用の床、天井、壁のための図示しないエキステンショ
ン下地が内蔵されている。
【0039】上記構成によれば、工場から施工現場へ居
住用ユニット34を搬送する場合には、積載制限等を考
慮して居住用ユニット34を拡充していない状態にして
搬送する。このとき、壁84Aは仮固定状態とされてい
る。これにより、搬送時には居住用ユニット34を閉6
面体で保持しておくことができるので、居住用ユニット
34の剛性を確保することができる。従って、居住用ユ
ニット34が搬送時に変形するのを防止することができ
る。
住用ユニット34を搬送する場合には、積載制限等を考
慮して居住用ユニット34を拡充していない状態にして
搬送する。このとき、壁84Aは仮固定状態とされてい
る。これにより、搬送時には居住用ユニット34を閉6
面体で保持しておくことができるので、居住用ユニット
34の剛性を確保することができる。従って、居住用ユ
ニット34が搬送時に変形するのを防止することができ
る。
【0040】一方、居住用ユニット34が施工現場に搬
入され、更にこれを前述したタワークレーン52を用い
て躯体14の所定位置に据え付けた後、仮ボルト等が外
されて壁84Aが拡充予定位置までスライドされる。次
いで、居住用ユニット34内に内蔵されていたエキステ
ンション下地を、スライドされた壁84A側へスライド
させる。その後、壁パネル110、床パネル112、天
井パネルが建込まれる。これにより、居住用ユニット3
4が比較的容易な作業で拡充される。また、エキステン
ション下地を内蔵しておくことにより、拡充後の不陸が
発生するのを防止することができ、品質向上に資するこ
とができる。
入され、更にこれを前述したタワークレーン52を用い
て躯体14の所定位置に据え付けた後、仮ボルト等が外
されて壁84Aが拡充予定位置までスライドされる。次
いで、居住用ユニット34内に内蔵されていたエキステ
ンション下地を、スライドされた壁84A側へスライド
させる。その後、壁パネル110、床パネル112、天
井パネルが建込まれる。これにより、居住用ユニット3
4が比較的容易な作業で拡充される。また、エキステン
ション下地を内蔵しておくことにより、拡充後の不陸が
発生するのを防止することができ、品質向上に資するこ
とができる。
【0041】なお、本実施例では、吹抜け部46を躯体
12の一階から屋上階に亘って通しで設けているが(こ
の場合、「一階」が請求項1記載の「下方基準階」に相
当し、又「屋上階」が「上方基準階」に相当する)、こ
れに限らず、例えば高層集合住宅を建築する場合に躯体
を例えば10階分等の所定階単位で区分してブロック化
し、最初は一階或いは地階から10階までについて吹抜
け部を有する躯体を構築して前述した作業を行い、次に
11階から20階までについて吹抜け部を有する躯体を
構築して同様の作業を行うようにしてもよい(この場
合、「一階或いは地階」及び「11階」が前記「下方基
準階」に相当し、又「10階」及び「屋上階」が前記
「上方基準階」に相当する)。
12の一階から屋上階に亘って通しで設けているが(こ
の場合、「一階」が請求項1記載の「下方基準階」に相
当し、又「屋上階」が「上方基準階」に相当する)、こ
れに限らず、例えば高層集合住宅を建築する場合に躯体
を例えば10階分等の所定階単位で区分してブロック化
し、最初は一階或いは地階から10階までについて吹抜
け部を有する躯体を構築して前述した作業を行い、次に
11階から20階までについて吹抜け部を有する躯体を
構築して同様の作業を行うようにしてもよい(この場
合、「一階或いは地階」及び「11階」が前記「下方基
準階」に相当し、又「10階」及び「屋上階」が前記
「上方基準階」に相当する)。
【0042】また、本実施例では、パネル工法エリアと
ユニット工法エリアとにエリアを分割してユニット工法
エリアについてのみ居住用ユニット34を設置すべくこ
のエリアに吹抜け部46を設けたが、これに限らず、パ
ネル工法エリアをもユニット工法エリアとして複数の吹
抜け部46を躯体12に設ける構成にしてもよい。な
お、この場合、間取り自由度が高い居住用ユニット34
を用いる等すれば、住宅購入者に対する個別対応度を損
なうこともない。
ユニット工法エリアとにエリアを分割してユニット工法
エリアについてのみ居住用ユニット34を設置すべくこ
のエリアに吹抜け部46を設けたが、これに限らず、パ
ネル工法エリアをもユニット工法エリアとして複数の吹
抜け部46を躯体12に設ける構成にしてもよい。な
お、この場合、間取り自由度が高い居住用ユニット34
を用いる等すれば、住宅購入者に対する個別対応度を損
なうこともない。
【0043】また、請求項1記載の本発明をより具体的
にすると、例えば以下の如くとなる。 「下方基準階所定部位から上方基準階所定部位に亘って
高さ方向に貫通する吹抜け部を有する躯体を構築し、吹
抜け部の上方基準階側の開口部から床版及び居住用等の
ユニットを交互にかつ両者の間に所定の空間が開けられ
るように搬入及び設置する、ことを特徴とする中高層集
合住宅の構築方法。」 上記の如くとした場合には、床版(第2の床版20B)
と居住用等のユニット(居住用ユニット34)との間に
チャンバ(床下チャンバ36)が形成されるので、配管
ユニット等の設置スペースとして或いは吸排気チャンバ
としての利用価値を見出すことができ、空間の有効利用
を図ることができる。
にすると、例えば以下の如くとなる。 「下方基準階所定部位から上方基準階所定部位に亘って
高さ方向に貫通する吹抜け部を有する躯体を構築し、吹
抜け部の上方基準階側の開口部から床版及び居住用等の
ユニットを交互にかつ両者の間に所定の空間が開けられ
るように搬入及び設置する、ことを特徴とする中高層集
合住宅の構築方法。」 上記の如くとした場合には、床版(第2の床版20B)
と居住用等のユニット(居住用ユニット34)との間に
チャンバ(床下チャンバ36)が形成されるので、配管
ユニット等の設置スペースとして或いは吸排気チャンバ
としての利用価値を見出すことができ、空間の有効利用
を図ることができる。
【0044】また、以下の如く、請求項1記載の本発明
を具体化することもできる。 「平面計画段階でユニット工法採用エリアとユニット工
法非採用エリアとに分割し、ユニット工法採用エリアに
おける下方基準階所定部位から上方基準階所定部位に高
さ方向に貫通する吹抜け部を有する躯体を構築し、吹抜
け部の上方基準階側の開口部から床版を搬入及び設置
後、当該開口部からユニット工法非採用エリアで使用す
る建築資材を搬入し、続いて当該開口部から居住用等の
ユニットを搬入及び設置する一連の作業を各階ごとに繰
り返す、ことを特徴とする中高層集合住宅の構築方
法。」 上記の如くとした場合には、住宅購入者の個別対応度を
高めつつ、工業化率の向上を図ることができる。なお、
前述した実施例におけるパネル工法エリアが上記例にお
ける「ユニット工法非採用エリア」に相当する。
を具体化することもできる。 「平面計画段階でユニット工法採用エリアとユニット工
法非採用エリアとに分割し、ユニット工法採用エリアに
おける下方基準階所定部位から上方基準階所定部位に高
さ方向に貫通する吹抜け部を有する躯体を構築し、吹抜
け部の上方基準階側の開口部から床版を搬入及び設置
後、当該開口部からユニット工法非採用エリアで使用す
る建築資材を搬入し、続いて当該開口部から居住用等の
ユニットを搬入及び設置する一連の作業を各階ごとに繰
り返す、ことを特徴とする中高層集合住宅の構築方
法。」 上記の如くとした場合には、住宅購入者の個別対応度を
高めつつ、工業化率の向上を図ることができる。なお、
前述した実施例におけるパネル工法エリアが上記例にお
ける「ユニット工法非採用エリア」に相当する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る中高層
集合住宅の構築方法は、下方基準階所定部位から上方基
準階所定部位に亘って高さ方向に貫通する吹抜け部を有
する躯体を構築し、吹抜け部の上方基準階側の開口部か
ら床版及び居住用等のユニットを交互に搬入及び設置す
ることを構成とする構築方法であるので、搬入設置作業
の容易化を図ることができるという優れた効果を有す
る。
集合住宅の構築方法は、下方基準階所定部位から上方基
準階所定部位に亘って高さ方向に貫通する吹抜け部を有
する躯体を構築し、吹抜け部の上方基準階側の開口部か
ら床版及び居住用等のユニットを交互に搬入及び設置す
ることを構成とする構築方法であるので、搬入設置作業
の容易化を図ることができるという優れた効果を有す
る。
【0046】また、本発明に係る中高層集合住宅の構築
方法によれば、ユニット工法のメリットを十分に生かす
ことができるので、より一層工業化率を高めることがで
きるという優れた効果をも得ることができる。
方法によれば、ユニット工法のメリットを十分に生かす
ことができるので、より一層工業化率を高めることがで
きるという優れた効果をも得ることができる。
【図1】本実施例に係る中高層集合住宅の建築途中の状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図2】完成後の中高層集合住宅の各階概略構成を示す
構成図である。
構成図である。
【図3】ユニットのクローズドシステムを説明するため
の説明図に係り、(A)は居住用ユニットの平面配置
図、(B)はA線矢視拡大図である。
の説明図に係り、(A)は居住用ユニットの平面配置
図、(B)はA線矢視拡大図である。
【図4】間仕切り設置用スライドガイドシステムを説明
するための説明図に係り、間仕切りパネルの配置図であ
る。
するための説明図に係り、間仕切りパネルの配置図であ
る。
【図5】図4の5−5線断面図である。
【図6】図4の6−6線断面図である。
【図7】壁・天井クロス張りの工場クロス張り化を説明
するための断面図である。
するための断面図である。
【図8】後付内装諸部材の接着時における保持構造を説
明するための説明図に係り、(A)は居住用ユニットの
柱カバーを示す平面図、(B)は保持構造の要部を示す
斜視図である。
明するための説明図に係り、(A)は居住用ユニットの
柱カバーを示す平面図、(B)は保持構造の要部を示す
斜視図である。
【図9】ユニット内構成室の拡充システムを説明するた
めの説明図である。
めの説明図である。
【図10】従来構造に係る中高層集合住宅の間取り図で
ある。
ある。
【図11】図10の間取り構成のために使用されるユニ
ット構成単位の例である。
ット構成単位の例である。
10 中高層集合住宅 12 躯体 20B 第2の床版 34 居住用ユニット(居住用等のユニット) 46 吹抜け部 56 開口部
Claims (1)
- 【請求項1】 下方基準階所定部位から上方基準階所定
部位に亘って高さ方向に貫通する吹抜け部を有する躯体
を構築し、 吹抜け部の上方基準階側の開口部から床版及び居住用等
のユニットを交互に搬入及び設置する、 ことを特徴とする中高層集合住宅の構築方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16376994A JPH0828072A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 中高層集合住宅の構築方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16376994A JPH0828072A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 中高層集合住宅の構築方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0828072A true JPH0828072A (ja) | 1996-01-30 |
Family
ID=15780371
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16376994A Pending JPH0828072A (ja) | 1994-07-15 | 1994-07-15 | 中高層集合住宅の構築方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0828072A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023120538A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | 大成建設株式会社 | 集合住宅の床スラブ構造 |
-
1994
- 1994-07-15 JP JP16376994A patent/JPH0828072A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023120538A (ja) * | 2022-02-18 | 2023-08-30 | 大成建設株式会社 | 集合住宅の床スラブ構造 |
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