JPH0828074A - 水泳プールの可動床支持装置 - Google Patents

水泳プールの可動床支持装置

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JPH0828074A
JPH0828074A JP13846295A JP13846295A JPH0828074A JP H0828074 A JPH0828074 A JP H0828074A JP 13846295 A JP13846295 A JP 13846295A JP 13846295 A JP13846295 A JP 13846295A JP H0828074 A JPH0828074 A JP H0828074A
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JP
Japan
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movable floor
floor
pool
movable
wire rope
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JP13846295A
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English (en)
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Eiki Kou
永基 洪
Seiritsu Kou
性律 洪
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HAIJI KK
Original Assignee
HAIJI KK
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Publication date
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    • E—FIXED CONSTRUCTIONS
    • E04—BUILDING
    • E04H—BUILDINGS OR LIKE STRUCTURES FOR PARTICULAR PURPOSES; SWIMMING OR SPLASH BATHS OR POOLS; MASTS; FENCING; TENTS OR CANOPIES, IN GENERAL
    • E04H4/00—Swimming or splash baths or pools
    • E04H4/06—Safety devices; Coverings for baths
    • E04H4/065—Floors adjustable in height

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Architecture (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Devices For Medical Bathing And Washing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水泳プールの可動床を無理なく吊り下げ昇降
させて水深を調整し、目的の水深で可動床を安定して支
持する可動床支持装置を得る。 【構成】 水泳プール内に設けた可動床3を昇降装置6
により吊り下げ昇降させる可動床昇降装置において、可
動床3の床部に取り付けられたプール床面に向けて足部
を有する伸縮可能なパンタグラフ機構8と、該パンタグ
ラフ機構の上端の伸縮動作部を摺動自在にガイドする可
動床の床部に設けたガイドレールと、該パンタグラフ機
構8の上端の伸縮動作部の動作を固定する可動床に設け
た固定装置9とからなり、またプールサイド壁面内に設
けた複数の縦溝5と、各縦溝内設けた昇降装置6と、各
昇降装置により可動床を吊り下げ昇降させる吊り下げ体
65,66と、該吊り下げ体により保持され前記縦溝内
に突出し水平方向に移動可能に可動床に固着された突出
腕34とからなる水泳プールの可動床支持装置とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水泳プール内に設けた
可動床を昇降させて水深を希望の位置にする可動床装置
における可動床支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プールの水深は利用する人達の身長等に
合わせ調整することが望ましい。例えば学童用プールは
低学年から高学年とでは身長に開きがあり、学年に合わ
せ水深を調整する必要がある。このため近年ではプール
内に昇降する中床を沈め、プール底に設けたパンタグラ
フ機構によって中床を水平に保ちながら上下に動かし、
水深を調整する大がかりな床面昇降装置が用いられてい
る。
【0003】特願平3−103062号は、チェーンと
ワイヤロープを用いた中床昇降装置が開示されている。
これはプール内に中床を水平に配置しプールサイド壁面
内に複数の縦溝を設け、各縦溝内に昇降装置を設けて中
床を昇降させるものである。そしてプールの各縦溝の上
下端にそれぞれ一対のスプロケットとプリーを水平な回
動軸に設け、一対のスプロケットにはチェーンを掛け渡
し、一対のプリーにはワイヤロープを掛け渡してある。
該チェーン及びワイヤロープは縦溝内に突出させた中床
の腕部材に固着し、チェーンに係合する駆動スプロケッ
トを原動機により回動させチェーンを駆動し中床を昇降
させ、ワイヤロープは中床の昇降に従って従動させ、中
床の静止中はワイヤロープ固定装置によりワイヤロープ
を固定し、中床を保持するのである。これにより水泳プ
ールの中床昇降装置を簡単な機構で実現する装置を提供
している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記発明において、昇
降装置が設計通り垂直に据えつけられていなかったり、
プール壁面が歪んでいたりすることにより中床が多少で
も変形して、昇降時に中床の腕部材の位置がずれていた
りすると、中床を水平に保ったままで垂直に昇降させる
際に無理が生じていた。つまり、ワイヤロープやチェー
ン駆動に際して、中床を支える腕部材と、腕部材を吊り
下げるワイヤロープ等の位置関係がずれて無理な形での
チェーンでの昇降が行われ、その結果チェーンの構造上
物理的に要求されるチェーンのごまとごまとの引張関係
のバランスを崩しチェーンのごまが変形して伸びたりし
てチェーンの故障の原因になっていた。
【0005】また、中床の昇降動作後の固定には、プー
ルの上下に設けた一対のプリーに掛け渡したワイヤロー
プをワイヤロープ固定装置を用いて固定し、その後にチ
ェーンを中床を下げる方向に微動させ、ワイヤロープに
中床の重量をかけている。この時にワイヤロープはワイ
ヤロープ固定装置で固定されているが、ひとつの固定装
置だけでは中床の重量を支えるには心許ない。そこで本
発明では中床の固定に際し別系統の固定装置を用いて中
床の重量を分散して支持し、各々の固定装置の小型化を
はかることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、水泳プール内に設けた可動床を昇降装
置により吊り下げ昇降させて水深を調整し目標の高さで
可動床を保持するプールの可動床昇降装置において、プ
ールサイド壁面内に設けた複数の縦溝と、各縦溝内設け
た昇降装置と、各昇降装置により可動床を吊り下げ昇降
させる吊り下げ体と、該吊り下げ体により保持され前記
縦溝内に突出し水平方向に蝶番構造により移動可能に可
動床に固着された突出腕とからなる水泳プールの可動床
支持装置とした。。
【0007】上記課題を解決するために本発明では、水
泳プール内に設けた可動床を昇降装置により吊り下げ昇
降させて水深を調整し目標の高さで可動床を保持するプ
ールの可動床昇降装置において、可動床の床部に取り付
けられたプール床面に向けて足部を有する伸縮可能なパ
ンタグラフ機構と、該パンタグラフ機構の上端の伸縮腕
部端である伸縮動作部を摺動自在にガイドする可動床の
床部に設けたガイドレールと、該パンタグラフ機構の上
端の伸縮動作部の動作を固定する可動床に設けた固定装
置とからなる可動床支持装置である。
【0008】この固定装置は該パンタグラフ機構の外側
位置に可動床床部に少なくとも1組のプリーを対向して
設け、該プリー間に無限端のワイヤロープを張架し、該
ワイヤロープに少なくともパンタグラフ機構の上側の伸
縮腕部のいずれかの一方を取り付け、少なくとも一方の
プリー側でクランプ機構によりワイヤロープを固定する
可動床支持装置としてある。さらに、パンタグラフ機構
は複数組のパンタグラフを並設し、該複数組のパンタグ
ラフの対応する各関節部を実質同一の横軸にて連接した
水泳プールの可動床支持装置としてある。
【0009】
【作用】上述した構造により、本発明では、可動床を昇
降させる際等に、可動床と吊り下げ体との位置関係がず
れても、可動床に固着した突出腕は各々水平方向に移動
可能であるから吊り下げ体が無理な位置で可動床を昇降
させることなく、突出腕が移動する。
【0010】また、上述した構成により、本発明では可
動床を昇降させる際には、可動床の床部に設けたパンタ
グラフ機構の両上側の伸縮腕部を自由にして、可動床を
昇降装置により吊り下げて昇降しする。すると、パンタ
グラフ機構の形状は自重で足部をプール床面に付きなが
らその形を変える。そして可動床が目的の高さになった
時点で、可動床の床面とプール床面との間に配設された
可動床支持装置のパンタグラフ機構の上側の伸縮腕部を
固定装置により固定し、パンタグラフ機構の形を固定し
て該パンタグラフ機構に可動床を置き可動床を支えるの
である。
【0011】さらに、本発明ではパンタグラフ機構を複
数組としたことにより、より頑強な構造となり、昇降時
や可動床の支持時に無理な変形をせずにパンタグラフ機
構が伸縮する。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。図1は、本発明の昇降装置を備えたプールの一部
を裁断した斜視図を示している。プール1には水が満た
され、プール内にはプール床面2より若干小さい可動床
3が水平に配されている。プールサイド4の両側両隅の
プール壁面内には水平断面が方形で、深さがプール1の
深さの縦溝5が設けてある。縦溝内には昇降装置6が設
けられ、該昇降装置6はプールサイド下部に設けた駆動
装置7で駆動し、四隅の昇降装置6で可動床3を同時に
水平状態で昇降させるのである。可動床3の底面には可
動床支持装置8が複数均等に取り付けられ、可動床3の
固定時にプール床面2に脚を降ろし可動床3を一定の高
さに固定するのである。
【0013】可動床3はフレーム31とデッキ32から構成
されている。フレーム31は防腐処理を施した鋼鉄製で構
成し弛みが生じないように頑強にしてある。フレーム31
の外枠各所には縦方向に回転するローラ33が取り付けら
れ、ローラ33はプール壁面に接して可動床3の昇降時に
円滑に可動床3が昇降可動するようにしてある。デッキ
32は、スノコ状にフレーム31上に固定配置されて可動床
3の昇降可動時にプール内の水が上下に対流可能になら
しめ、可動床3の昇降がスムーズに行なえるようにして
ある。デッキ32の材質は、合成樹脂製で内部には空洞ま
たは発砲材が入れてあり、水中では浮力が生じるように
し、フレーム31を含めた可動床3の重量を軽減させるの
である。もし、デッキ32のみで水中での可動床3の比重
が1近くにならない場合にはフレーム31の裏側に浮力物
を設けて調整する。
【0014】図2は可動床を昇降させる昇降装置及び駆
動装置の斜視図を示す。各縦溝5の上端には水平に回動
軸51を設け、該回動軸51にはスプロケット61とプリー62
をそれぞれ互いに回動自在に設ける。同様に各縦溝5の
下端には上端の回動軸51と平行に回動軸52を設け、該回
動軸52にはスプロケット63とプリー64を上端側のそれぞ
れに対向してそれぞれ回動自在に設けてある。一対のス
プロケット61,63にはチェーン65を掛け渡し、一対のプ
リー62,64にはワイヤロープ66を掛け渡してある。該チ
ェーン65及びワイヤロープ66は縦溝5内に突出させた可
動床3の突出腕34の上下に固着しされている。突出腕34
が固着されていない側のチェーン65の途中には、駆動ス
プロケット71とチェーン65を挟んで上下両側に補助スプ
ロケット72が設けてある。そして駆動スプロケット71は
チェーン65に確実に噛合され、駆動装置7により駆動ス
プロケット71を回転させ、確実にチェーン65を昇降駆動
し、可動床3を昇降することができる。
【0015】ワイヤロープ66は可動床3の昇降に従って
従動させ、可動床3の静止中はワイヤロープ固定装置9
によりワイヤロープ66を固定し、可動床3を保持した後
にチェーン65を微動させ緩めるのである。こうすると可
動床3の重量を引張荷重の耐久性に優れたワイヤロープ
66に移すことができるのである。ワイヤロープ固定装置
9は縦溝5内に設けてあり、クランプ構造によりワイヤ
ロープ66を固定することができる。ワイヤロープ固定装
置9の動作説明は後記する。
【0016】図3には、可動床の突出腕の別実施例を示
す。図3(a)は同斜視図であり、図3(b)は同突出
腕の動きを示す平面図である。可動床3のフレーム31に
はブラケット34aが固着してあり、該ブラケット34aは上
下方向に枢軸34bを有し、突出腕34を回動自在に軸支し
ている。突出腕34はドアの蝶番を模した構造をフレーム
31との間に有する構造としている。突出腕34はチェーン
65とワイヤロープ66を固着した取付体34cの端に上下方
向に枢軸34dを有し、蝶番構造の両端はブラケットの枢
軸34bと取付体の枢軸34dに回動自在に取り付けられてい
る。
【0017】上記突出腕34の構造により、縦溝内に突出
した突出腕の取付体34cにはチェーン65とワイヤロープ6
6を固着しているので、可動床3とチェーン65またはワ
イヤロープ66との位置関係が微妙にずれても、突出腕34
の蝶番構造により、突出腕の取付体34cはその位置を水
平方向に変えることができる。この水平方向の移動距離
はプールの仕上がり状態にもよるが一般的標準として約
15ミリメートル程であり、これにより上記位置関係の
ずれを吸収する。この蝶番構造は図3(C)の平面図に
示す如く、蝶番を2組向いあわせにした菱形構造として
もよい。
【0018】図4は可動床を昇降させる昇降装置及び駆
動装置の縦断面図を示し、駆動装置について説明する。
可動床3の昇降動作は、各縦溝において駆動スプロケッ
ト71の回動によりチェーン65が可動床の突出腕34を上方
向あるいは下方向に引っ張り可動床3を常に水平に吊床
して昇降させる。駆動スプロケット71の駆動軸73は、縦
溝5から水密性をもって縦溝5の外に設けた駆動装置7
に接続されている。駆動装置7は上下二層に分かれ、下
層にはブレーキ付きのモータ74が設けられ、モータ74の
回転を減速機75にて減速し、チェーンやギア等の伝達機
構76を介して、上層にある電磁クラッチ77に駆動力を伝
え、電磁クラッチ77はカップリング78を介して駆動軸73
に連なっている。電磁クラッチ77は可動床が昇降する時
だけ電磁クラッチ77が入って予め定めた順序に従いワイ
ヤロープ固定装置による可動床の固定完了後に切れ、駆
動系と可動系とを切り離す。
【0019】駆動軸73には回転を検出するためにエンコ
ーダ79が軸着され、駆動軸73の回動状態をセンサーによ
り検出し、電気信号として図示しない昇降制御回路に送
られる。昇降制御回路では駆動軸73の回動を正確に検出
することにより、駆動軸73の回動と一体になって上下に
動くチェーン65に連なっている可動床3の動きを把握す
るのである。ここでは駆動スプロケット71は上下端のス
プロケット61,63とは別個に設けたが、上下のスプロケ
ット61,63のいずれかを直接駆動させる方式としてもよ
い。
【0020】図5には可動床と可動床支持装置の斜視図
を示す。可動床3の底面には可動床3を支える脚として
複数の可動床支持装置8が設けてある。可動床3は昇降
装置6により目標の高さに昇降駆動される。この際に可
動床3の底面に設けたパンタグラフ式の可動床支持装置
8を従動させて、プール床面2に対して脚を降ろした状
態で動かすのである。そして可動床3が目標の高さにな
った時点で、可動床支持装置8を固定し、可動床3の高
さを一定に保つのである。これは縦溝5内のワイヤロー
プ66とは別個に行われる。
【0021】可動床支持装置8について、可動床3及び
プール床面2は共に水平であるとして説明する。可動床
3のフレーム31の底面に固定された中央軸受部81と中央
軸受部81両側に床面に沿って左右に摺動移動可能な摺動
ローラ82が配置してある。左右の摺動ローラ82は中央軸
受部81の左右方向にフレーム31の底部に設けたガイドレ
ール35に沿って摺動する。よって摺動ローラ82は中央軸
受部81の左右方向にガイドレール35内で円滑に摺動する
ことが可能となっている。
【0022】図6には可動床と可動床支持装置の縦断面
図を示す。中央軸受部81の軸受には2ケの短腕部83が上
端を軸着してある。左右の摺動ローラ82には、それぞれ
中央軸受部81に軸着した短腕部83より3倍長い長腕部84
の上端が軸着してある。それぞれの長腕部84の上から3
分の1の位置に中央軸受部81の下端をそれぞれ軸着して
ある。長腕部84の上から3分の2の位置には長腕部84ど
うしを軸着してある。そして各長腕部84の下端には中央
軸受部81に軸着した長さと同一の短腕部85がそれぞれ軸
着してある。そして各短腕部85は下端を足部86の軸受に
軸着される。足部86は下面が平坦で上側に軸受が設けて
あり、足部86は自重によりプール床面2に当接する。つ
まり足部86はプール床面2には固着されておらず、プー
ル床面2から離すことができる。
【0023】さらに、ガイドレール35に平行に同一のパ
ンタグラフ構造が対向して設けてあり、各中央軸受部81
の軸受、左右の摺動ローラ82の軸受間には連接軸87が掛
け渡してある。足部86の軸受、各腕部の軸受に対応する
軸にもそれぞれ連接軸87で接続されている。可動床支持
装置8は、これら連接軸87により架設され対になったパ
ンタグラフ機構により一体となって動き一つの支持構造
となっている。これにより可動床支持装置8は、可動床
3の昇降に伴い、自らの重さにより常に足部86をプール
床面2に当接しながらパンタグラフ機構を伸縮させるの
である。
【0024】水中にある可動床3は、図4に示す如くフ
レーム31に固着された突出腕34をプール壁面に設けた縦
溝5内の昇降装置6によって吊床され昇降するのであ
る。この昇降動作は、駆動スプロケット71の回動により
チェーン65が可動床の突出腕34を上方向あるいは下方向
に引っ張り吊床して可動床3を昇降させる。そして可動
床3を目標の高さに昇降させると、その高さに可動床3
を固定するのである。
【0025】上述した如く可動床3の固定には二系統に
て行われる。第一は、縦溝5内で駆動用のチェーン65に
併設したワイヤロープ66を可動床3の昇降に従って従動
させ、可動床3の静止中はワイヤロープ固定装置9によ
りワイヤロープ66を固定し、可動床3を保持することで
ある。第二は可動床3の床面に設けた可動床支持装置8
のパンタグラフ機構を可動床3の高さが目標の高さにな
った時点で、パンタグラフ機構の動きを固定することで
ある。
【0026】パンタグラフ機構の動きを固定する機構を
図6に基づき説明する。可動床支持装置8の一対のパン
タグラフ機構の中央部にはガイドレール35に沿って、該
パンタグラフ機構が最も縮んだ状態、つまり可動床3が
プール底面2に近い状態にある位置で、左右の摺動ロー
ラ82の外側位置に可動床3の床面にプリー88,88が回動
自在に軸着されている。これらのプリー88,88間には無
限端のワイヤロープ89が張架されている。左右の摺動ロ
ーラ82の各連接軸87の中央近傍には、該プリー88,88間
に張架されたワイヤロープ89の往復の片側づつがそれぞ
れ固着されている。つまり左側の摺動ローラの連接軸87
にはワイヤロープ89の往側を固着し、右側の摺動ローラ
の連接軸87にはワイヤロープ89の復側を固着している。
これにより、パンタグラフ機構が伸縮する際に、各摺動
ローラ82の連接軸87に固着されたワイヤロープ89がプリ
ー88,88間を行き来きし移動する。一方のプリー側には
ワイヤロープ固定装置9が設けてありワイヤロープ89の
動きを固定することができる。
【0027】上記説明では左右の摺動ローラ82の各連接
軸87にワイヤロープ89の往復の片側づつをそれぞれ固着
したが、別の実施例としては、左右いずれかの摺動ロー
ラの連接軸87一つのみにワイヤロープ89の往復の片側の
みを固着し、他方の摺動ローラの連接軸87側にはワイヤ
ロープ89を固着しなくともよい。この際にワイヤロープ
89を連接軸87に固着していない一方のプリー側にはワイ
ヤロープ固定装置9が設けてありワイヤロープ89の動き
を固定することができる。
【0028】ワイヤロープ固定装置9は縦溝内及び可動
床支持装置に設けてあり、該ワイヤロープ固定装置には
クランプ機構により、縦溝内のワイヤロープ66及びパン
タグラフ機構のワイヤロープ89をその位置で固定するの
である。
【0029】図7に可動床支持装置のワイヤロープ固定
装置の一例を示し、図7(a)は一部欠損の固定状態の
斜視図であり、図7(b)は一部欠損の固定前の縦断面
図であり、図7(c)は固定状態の縦断面図である。こ
のワイヤロープ固定装置は、縦溝5内のワイヤロープ固
定でも原理は同様である。ワイヤロープ固定装置9には
クランプ機構が設けてあり、クランプ機構によりワイヤ
ロープ89を押さえ付けて固定するのである。
【0030】クランプ機構は、取付台91の中程にプリー
88が回動自在に取り付けてある。プリー88にはワイヤロ
ープ89が張架して折り返してある。取付台91の一端には
エアシリンダ92が傾動自在に軸支されている。ワイヤロ
ープの折り返し部分にはワイヤロープに沿った浅底U字
状の受部材93が設けてある。そしてエアシリンダ92の先
端には、取付台近くに軸支された傾動く傾動腕94の一端
が軸支されている。
【0031】該傾動腕94はエアシリンダ92が伸縮するこ
とにより傾動腕94が直立位置からエアシリンダ側に傾動
することができる。該傾動腕94が直立状態では受部材93
の浅底にワイヤロープ89を押しつける半月状の押付部95
を跨ぐ形になっている。取付台91のエアシリンダ側には
押付部95の一端が軸支され半月状の押付部95が回動自在
に取り付けてある。押付部95の円弧部分が受部材93の浅
底U字にワイヤロープ89を押し付け、傾動腕94が直立し
た状態で、該傾動腕94のエアリシンダ先端近傍と押付部
95との間には連結腕96が軸支され架設してある。連結腕
96はこの状態では直立しおり、連結腕96の中程には係止
片96aが設けてある。
【0032】クランプ機構の動きを説明する。エアシリ
ンダ92が縮んでいる場合には、取付台のプリー88に掛け
渡されたワイヤロープ89はプリー88が自在に回動するの
で自由に動くことができる。この状態は図7(b)で示
す通り、傾動腕94が傾斜しており押付部95はワイヤロー
プ89から離れており、ワイヤロープ89は自在になってい
る。次にエアシリンダ92が伸びた状態では、図7(c)
で示す如く傾動腕94が直立するとともに連結腕96が押付
部95を受部材93に当接する状態になる。この状態では傾
動腕94と連結腕96が直立状態になり、連結腕の係止部96
aが押付部の直径部95aを押付けてしまい押付部95が戻ら
ないように係止してしまうのである。この状態では、ワ
イヤロープ89は受部材93の浅底U字に押付部95により押
付けられて固定されるのである。これによりワイヤロー
プ89は固定され、移動できなくなり、パンタグラフ機構
が固定され、可動床支持装置の高さが固定されるのであ
る。
【0033】このエアシリンダ92の駆動は図示していな
いが、エアシリンダ92に接続されている配管が機械室に
あるコンプレッサーから電磁弁切替器を介して接続され
ている。可動床支持装置8への配管は可動床3の昇降に
対応するフレキシブルなゴムチューブ管が用いられる。
エアシリンダ92の伸縮状態はエアシリンダに設けたセン
サースイッチにより把握され、ワイヤロープ89の固定・
解除は電磁弁切替器を制御して昇降制御回路にて行われ
る。
【0034】可動床が昇降する際には、昇降制御回路か
ら電磁切替器を制御してワイヤロープ固定装9のエアシ
リンダ92を縮める。これによりワイヤロープ66、89が自
由に動ける状態になる。次に駆動装置7を駆動し駆動ス
プロケット71を回転させて、可動床をチェーン65により
昇降させる。可動床支持装置8は、ワイヤロープ89が自
由に動けるので可動床3の昇降に伴い、パンタグラフ機
構の形状を自重で足部をプール床面2に付きながらその
形を変える。そして可動床3が目標の高さになると、昇
降制御回路は駆動装置7を止めて、電磁切替器を制御し
てワイヤロープ固定装置9のエアシリンダ92を伸ばして
ワイヤロープ66,89を固定する。そしてチェーン65を微
動して戻し、可動床3の重さをワイヤロープ66に移すと
共に、可動床支持装置8に移すのである。
【0035】図8は、可動床とプール床面が平行でない
場合の縦断断面図である。可動床3とプール床面2が平
行な関係にない場合の可動床支持装置8について説明す
る。これは例えば、プール床面2は水平であるが、可動
床3は傾斜した状態で昇降させる場合である。プールの
水深を可動床3の傾斜によって浅い所から深い所をつく
り出して水深を調整することである。この場合、可動床
3は水平でないが、プール床面2は水平であるので、可
動床支持装置8の上下は平行な関係にない。ここで図示
していないが可動床に取り付けた突出腕は予め水面に平
行、つまり可動床に対し傾斜を有して取り付けてあり、
突出腕に蝶番構造がある場合は水平に突出腕が無理なく
移動可能となる。これにより可動床を無理なく吊り下げ
昇降できるのである。
【0036】または、プール床面2に傾斜があるが、可
動床3は水平状態で昇降させる場合である。この場合も
可動床3は水平であるが、プール床面2が水平でないの
で、可動床支持装置8の上下は平行な関係にない。この
場合においての突出腕は可動床に水平に設けられ、蝶番
構造は可動床に平行に移動し突出腕を水平方向に移動可
能としてある。
【0037】これらの場合はパンタグラフ機構の左右の
長腕部84の長さを変えてあり、常に中央軸受部81から垂
下した位置に足部86があるようにしてある。こうすると
可動床3の重量は常に中央軸受部81の真下の決められた
位置で受けることができるのである。
【0038】この場合のワイヤロープ固定装置9は2連
設して設け、つまりワイヤロープ89を2連設し、各摺動
ローラ82の連接軸87毎にそれぞれ別のワイヤロープ89が
それぞれ固着されている。つまり、この場合では2組の
ワイヤロープ固定装置9を用いてパンタグラフ機構の左
右の摺動ローラ82の位置をそれぞれ固定しているのであ
る。
【0039】図9では、可動床支持装置の二重連パンタ
グラフを用いた斜視図を示し、ここでは二重連のパンタ
グラフを並設してある。両外側のパンタグラフ間の連接
軸87の間には両内側にそれぞれ対応する短腕部83と長腕
部の84を平行に配置してあり、該連接軸87に回動く自在
に軸着してある。これにより可動床支持装置8にはパン
タグラフの二重構造としてある。このパンタグラフの重
連構造により、連接軸に歪みが生じることなく、パンタ
グラフの伸縮が可能であり、よりスムーズな動きができ
る。可動床支持装置の任意位置に高さ固定方法は図6及
び図8の説明で述べた方法と同一で、各摺動くローラの
連接軸に固着したワイヤロープを可動床支持装置の両外
側のプリーに掛け渡し、ワイヤロープ固定装置にて固定
するのである。
【0040】本実施例では以上述べた如く、プールの床
面全体にわたる可動床3を昇降させているが、昇降させ
る可動床3は分割して昇降させてもよく、その場合はプ
ールサイドの縦溝5数を増やし可動床をそれぞれ分割し
て水深を変えることにより子供用の可動床と大人用の可
動床として複数に分けて昇降させればよい。またワイヤ
ロープ固定装置9の動力としてエアシリンダ92を用いて
いるが、エアシリンダに限らずとも油圧駆動でも水圧駆
動でも電気駆動でもよいもは勿論である。さらに上記説
明では、可動床3の固定にあたり、2つの固定方法、つ
まり縦溝5内のワイヤロープ66の固定と、可動床支持装
置8を併用しているが、可動床支持装置8の単独として
もよい。
【0041】上述した構成により、水中で可動床を昇降
させる際には、各縦溝の昇降装置を同時に動かして、チ
ェーン駆動により精密な昇降制御をしながら可動床を水
平に又は傾斜して保ち昇降することができる。そして可
動床が目的の高さになった時点で、チェーンと併設され
ている縦溝内のワイヤロープを固定するとともに、可動
床の床面とプール床面との間に配設された可動床支持装
置のワイヤロープを固定しパンタグラフ機構により可動
床の重量を支える。その後にチェーンを緩め可動床の荷
重を縦溝内のワイヤロープと可動床支持装置にて受けさ
せるのである。
【0042】
【発明の効果】本発明の効果を述べると、可動床を昇降
させる際等に、可動床と吊り下げ体との位置関係がずれ
ても、突出腕は水平方向に移動可能であるから吊り下げ
体であるワイヤロープやチェーンが無理な位置で可動床
を昇降させることがないので、可動床がプール壁面にこ
すったりして破損したり、変形することを防ぐことがで
きる。また、突出腕は蝶番構造であるから無理なく水平
方向に吊り下げ体を移動させることができる。
【0043】さらに本発明では、プールを使用する際の
大勢の人達による重量が可動床に加わっても可動床支持
装置にて重量を受けられる。清掃や点検のためにプール
内の水を抜いても可動床支持装置にて可動床を支えるこ
とができる。また、可動床支持装置はプール床面に取り
付けていないので、プール床面との間に無理な力が加わ
らず、さらにプール床面等の清掃等の際には可動床支持
装置を縮めたまま可動床を上げるとプール床面には空間
ができ保守作業が容易にでき、非常に優れた可動床支持
装置を得ている。
【0044】そして可動床の固定方法が縦溝内のワイヤ
ロープと可動床支持装置といった別系統の固定方法が備
わっているので、万一いずれかの固定装置が不良になっ
ても他方の固定装置が働いているので、安全性が増すと
共に可動床の重量が分散支持でき各々の装置の小型化が
できる。
【0045】さらに可動床支持装置は複数組のパンタグ
ラフ機構を併設してあるので、構造が頑強であり、昇降
動作時にきしんだり、予期しない変形等がない優れた構
造となっている。さらに複数組のパンタグラフ機構によ
り、より安全、頑強な支持装置を提供しており、可動床
を水面まで上げてプールを使用していないときには可動
床面を多目的運動場としても使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の中床昇降装置を設けたプールの一部を
裁断した斜視図である。
【図2】可動床を昇降させる昇降装置及び駆動装置の斜
視図である。
【図3】可動床の突出腕の別実施例である。
【図4】可動床を昇降させる昇降装置及び駆動装置の縦
断面図である。
【図5】可動床と可動床支持装置の斜視図である。
【図6】可動床と可動床支持装置の縦断面図である。
【図7】可動床支持装置のワイヤロープ固定装置の一部
欠損の斜視図及び断面図である。
【図8】可動床とプール床面が平行でない場合の縦断面
図である。
【図9】可動床支持装置の4重連パンタグラフを用いた
斜視図を示す。
【符号の説明】
1…プール 2…プール床面 3…可動床 4…プールサイド 5…縦溝 6…昇降装置 7…駆動装置 8…可動床支持装置 9…ワイヤロープ固定装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水泳プール内に設けた可動床を昇降装置
    により吊り下げ昇降させて水深を調整し目標の高さで可
    動床を保持するプールの可動床昇降装置において、 プールサイド壁面内に設けた複数の縦溝と、各縦溝内設
    けた昇降装置と、各昇降装置により可動床を吊り下げ昇
    降させる吊り下げ体と、該吊り下げ体により保持され前
    記縦溝内に突出し水平方向に移動可能に可動床に固着さ
    れた突出腕と、 からなることを特徴とする水泳プールの可動床支持装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において突出腕は、蝶番構造を
    有し蝶番の一端を可動床に対して上下方向に枢軸を有し
    て回動自在に固着され、蝶番他端に吊り下げ体を固着し
    たことを特徴とする水泳プールの可動支持装置。
  3. 【請求項3】 水泳プール内に設けた可動床を昇降装置
    により吊り下げ昇降させて水深を調整し目標の高さで可
    動床を保持するプールの可動床昇降装置において、可動
    床の床部に取り付けられたプール床面に向けて足部を有
    する伸縮可能なパンタグラフ機構と、該パンタグラフ機
    構の上端の伸縮動作部を摺動自在にガイドする可動床の
    床部に設けたガイドレールと、該パンタグラフ機構の上
    端の伸縮動作部の動作を固定する可動床に設けた固定装
    置とを有することを特徴とする水泳プールの可動床支持
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、固定装置は該パンタ
    グラフ機構の外側位置の可動床床部に互いに対向して設
    けた少なくとも1組のプリーと、該プリー間に張架した
    無限端のワイヤロープと、該ワイヤロープに少なくとも
    パンタグラフ機構の上側の伸縮腕部のいずれかの一方を
    取り付け、少なくとも一方のプリー側でクランプ機構に
    よりワイヤロープを固定することを特徴とする水泳プー
    ルの可動床支持装置。
  5. 【請求項5】 請求項3乃至4において、パンタグラフ
    機構は複数組のパンタグラフを並設し、該複数組のパン
    タグラフの対応する各関節部を実質同一の横軸にて連接
    したことを特徴とする水泳プールの可動床支持装置。
JP13846295A 1994-05-12 1995-05-11 水泳プールの可動床支持装置 Pending JPH0828074A (ja)

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JP6-124604 1994-05-12
JP12460494 1994-05-12
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019053668A1 (pt) * 2017-09-15 2019-03-21 Aber - Embraiagens E Comandos Hidraulicos, Antonio Bernardes, Lda. Plataforma elevatória submersível autoportante para piscinas ou lagos artificiais
KR102210496B1 (ko) * 2020-08-03 2021-01-29 정수룡 구조 개선된 이동식 컨테이너 수영장

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