JPH08281501A - 主軸クランプ装置付工作機械 - Google Patents
主軸クランプ装置付工作機械Info
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- JPH08281501A JPH08281501A JP8571395A JP8571395A JPH08281501A JP H08281501 A JPH08281501 A JP H08281501A JP 8571395 A JP8571395 A JP 8571395A JP 8571395 A JP8571395 A JP 8571395A JP H08281501 A JPH08281501 A JP H08281501A
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- shaft
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 16
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 49
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 abstract 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 abstract 1
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 abstract 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 中ぐり軸のアンクランプ時に中ぐり軸先端の
突発的な変位を防止すると共に、低熱膨張材を中ぐり軸
に使用した場合であっても熱変位を本来の熱膨張だけに
抑制し、これにより、位置決め精度及び加工精度の向上
を図ることができる主軸クランプ装置付工作機械を提供
することにある。 【構成】 中ぐり軸を軸方向に摺動させるサーボモータ
と、中ぐり軸の先端近傍をフライス軸に固定するクラン
プ装置とを備えた主軸クランプ装置付工作機械におい
て、クランプ装置のクランプ力は、サーボモータの最大
トルクより小さく設定されていることを特徴としてい
る。
突発的な変位を防止すると共に、低熱膨張材を中ぐり軸
に使用した場合であっても熱変位を本来の熱膨張だけに
抑制し、これにより、位置決め精度及び加工精度の向上
を図ることができる主軸クランプ装置付工作機械を提供
することにある。 【構成】 中ぐり軸を軸方向に摺動させるサーボモータ
と、中ぐり軸の先端近傍をフライス軸に固定するクラン
プ装置とを備えた主軸クランプ装置付工作機械におい
て、クランプ装置のクランプ力は、サーボモータの最大
トルクより小さく設定されていることを特徴としてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フライス軸と、このフ
ライス軸内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一
体的に回転される中ぐり軸とを有する主軸クランプ装置
付工作機械に関し、特に、主軸アンクランプ時における
主軸の熱膨張に基づく突発的な変位を防止して主軸位置
決め精度を向上した主軸クランプ装置付工作機械に関す
る。
ライス軸内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一
体的に回転される中ぐり軸とを有する主軸クランプ装置
付工作機械に関し、特に、主軸アンクランプ時における
主軸の熱膨張に基づく突発的な変位を防止して主軸位置
決め精度を向上した主軸クランプ装置付工作機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】回転を与えられるフライス軸と、このフ
ライス軸内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一
体的に回転される中ぐり軸とを有し、穴の繰り広げ、ね
じ切り等の中ぐりを行う中ぐり盤の工作機械がある。こ
の工作機械の横中ぐり盤の主軸頭の一例を図1に示す。
この主軸頭1では、メイン軸受2及び軸受3に中空のフ
ライス軸4が回転自在に支持され、ラジアル及びスラス
ト両方向に固定されている。このフライス軸4内には、
中ぐり軸5が軸方向に摺動自在であり且つフライス軸4
と一体的に回転されるように設けられている。この中ぐ
り軸5の小径部5aは、受け台6に設けられた中ぐり軸
受部7に回転自在に支持されており、受け台6の側部に
は、サーボモータ10が設けられている。このサーボモ
ータ10により駆動されるボールねじ8が、中ぐり軸受
部7のナット9に螺合されている。
ライス軸内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一
体的に回転される中ぐり軸とを有し、穴の繰り広げ、ね
じ切り等の中ぐりを行う中ぐり盤の工作機械がある。こ
の工作機械の横中ぐり盤の主軸頭の一例を図1に示す。
この主軸頭1では、メイン軸受2及び軸受3に中空のフ
ライス軸4が回転自在に支持され、ラジアル及びスラス
ト両方向に固定されている。このフライス軸4内には、
中ぐり軸5が軸方向に摺動自在であり且つフライス軸4
と一体的に回転されるように設けられている。この中ぐ
り軸5の小径部5aは、受け台6に設けられた中ぐり軸
受部7に回転自在に支持されており、受け台6の側部に
は、サーボモータ10が設けられている。このサーボモ
ータ10により駆動されるボールねじ8が、中ぐり軸受
部7のナット9に螺合されている。
【0003】また、中ぐり軸5の先端近傍をフライス軸
4に固定するクランプ装置11が設けられている。この
クランプ装置11は、フライス軸4と中ぐり軸5との間
に位置され、クランプリング等により中ぐり軸5を固定
するように構成されている。さらに、このクランプ装置
は、中ぐり軸5の回転時には中ぐり軸5をフライス軸4
に固定して一体的に回転させる一方、中ぐり軸5を軸線
方向に摺動させる場合には、中ぐり軸5をアンクランプ
させる。この摺動時には、サーボモータ10によりボー
ルねじ8が回転され、これに螺合するナット9が軸方向
に移動されて、中ぐり軸5が軸方向に移動される。
4に固定するクランプ装置11が設けられている。この
クランプ装置11は、フライス軸4と中ぐり軸5との間
に位置され、クランプリング等により中ぐり軸5を固定
するように構成されている。さらに、このクランプ装置
は、中ぐり軸5の回転時には中ぐり軸5をフライス軸4
に固定して一体的に回転させる一方、中ぐり軸5を軸線
方向に摺動させる場合には、中ぐり軸5をアンクランプ
させる。この摺動時には、サーボモータ10によりボー
ルねじ8が回転され、これに螺合するナット9が軸方向
に移動されて、中ぐり軸5が軸方向に移動される。
【0004】なお、このような主軸クランプ装置付工作
機械は、上述した図1に示すものの他、特開昭58−2
2635号公報、特願平6−200740号にも開示さ
れている。
機械は、上述した図1に示すものの他、特開昭58−2
2635号公報、特願平6−200740号にも開示さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】フライス軸4及び中ぐ
り軸5の回転時には、メイン軸受2及び中ぐり軸受部7
が発熱し、この熱が機械全体に伝導され、中ぐり軸5も
昇温され、その熱膨張係数分だけ熱変位される。例え
ば、中ぐり軸5が鋼製であり、中ぐり軸5の長さが20
00mmであり、温度上昇分が10℃であるとすると、
鋼の熱膨張係数は11×10-6/ ℃であるため、中ぐり
軸5の熱変位は、0.22mmとなる。
り軸5の回転時には、メイン軸受2及び中ぐり軸受部7
が発熱し、この熱が機械全体に伝導され、中ぐり軸5も
昇温され、その熱膨張係数分だけ熱変位される。例え
ば、中ぐり軸5が鋼製であり、中ぐり軸5の長さが20
00mmであり、温度上昇分が10℃であるとすると、
鋼の熱膨張係数は11×10-6/ ℃であるため、中ぐり
軸5の熱変位は、0.22mmとなる。
【0006】ところで、従来の中ぐり盤において、中ぐ
り軸5のクランプ部11のクランプ力と、サーボモータ
10の最大トルク(即ち、サーボモータの回転を保持で
きる最大トルク)とを比較すると、このクランプ力の方
が最大トルクよりも大きく設定されている。
り軸5のクランプ部11のクランプ力と、サーボモータ
10の最大トルク(即ち、サーボモータの回転を保持で
きる最大トルク)とを比較すると、このクランプ力の方
が最大トルクよりも大きく設定されている。
【0007】従って、このようにクランプ力の方が最大
トルクより大きいと、軸受の発熱により中ぐり軸5が熱
変位された場合には、この熱変位は、中ぐり軸5の後部
方向(即ち、サーボモータ10に近づく方向)に生起さ
れる。そのため、ナット9には、ナット9を後部方向に
押圧しようとする力がかかり、その結果、ボールねじ8
には、ボールねじ8をを回転させようとする力が働く。
一方、サーボモータ10は、ボールねじ8を保持する力
を発揮している。そのため、上記ボールねじ8を回転さ
せようとする熱変位の力と、このサーボモータ10の保
持力とは、ボールねじ8が本来保持される位置とはずれ
た位置で釣り合うことになる。これにより、中ぐり軸5
の熱変位は吸収されるが、反面、サーボモータ10に
は、熱変位の力に対抗しようとする余分な負荷がかかっ
てしまうといった問題がある。
トルクより大きいと、軸受の発熱により中ぐり軸5が熱
変位された場合には、この熱変位は、中ぐり軸5の後部
方向(即ち、サーボモータ10に近づく方向)に生起さ
れる。そのため、ナット9には、ナット9を後部方向に
押圧しようとする力がかかり、その結果、ボールねじ8
には、ボールねじ8をを回転させようとする力が働く。
一方、サーボモータ10は、ボールねじ8を保持する力
を発揮している。そのため、上記ボールねじ8を回転さ
せようとする熱変位の力と、このサーボモータ10の保
持力とは、ボールねじ8が本来保持される位置とはずれ
た位置で釣り合うことになる。これにより、中ぐり軸5
の熱変位は吸収されるが、反面、サーボモータ10に
は、熱変位の力に対抗しようとする余分な負荷がかかっ
てしまうといった問題がある。
【0008】また、このように、中ぐり軸5に熱変位が
生起されると、サーボモータ10に熱変位の力に対抗し
ようとする余分な負荷がかかっているため、この状態の
ときに、回転が停止されてクランプ装置11が中ぐり軸
5をアンクランプすると、サーボモータ10は、余分な
負荷がかかっている分だけ突発的にボールねじ8を回転
させる。その結果、ボールねじ8に螺合されたナット9
により、中ぐり軸5は、前部方向(即ち、テーブルに近
づく方向)に突発的に移動され、中ぐり軸5の位置ずれ
が突発的に生起される。そのため、中ぐり軸5の加工面
に、段差等が発生し、加工精度が低下するといった問題
がある。
生起されると、サーボモータ10に熱変位の力に対抗し
ようとする余分な負荷がかかっているため、この状態の
ときに、回転が停止されてクランプ装置11が中ぐり軸
5をアンクランプすると、サーボモータ10は、余分な
負荷がかかっている分だけ突発的にボールねじ8を回転
させる。その結果、ボールねじ8に螺合されたナット9
により、中ぐり軸5は、前部方向(即ち、テーブルに近
づく方向)に突発的に移動され、中ぐり軸5の位置ずれ
が突発的に生起される。そのため、中ぐり軸5の加工面
に、段差等が発生し、加工精度が低下するといった問題
がある。
【0009】なお、フライス軸4及び中ぐり軸5の回転
中には、クランプ装置11から反サーボモータ側(図1
において左側)の中ぐり軸5の部分も熱膨張し、位置ず
れが発生している。
中には、クランプ装置11から反サーボモータ側(図1
において左側)の中ぐり軸5の部分も熱膨張し、位置ず
れが発生している。
【0010】さらに、このような中ぐり軸5の熱変位を
抑制するため、中ぐり軸5を高強度インバー材等の低熱
膨張材から製造することも考えられる。このような場
合、中ぐり軸5が熱膨張した時には、中ぐり軸5の熱膨
張による変位は、主軸頭1の熱変位より小さいため、ナ
ット9を前部方向(即ち、テーブルに近づく方向)に引
き出すような力がボールねじ8に働く。その結果、回転
が停止されてクランプ装置11が中ぐり軸5をアンクラ
ンプすると、サーボモータ10は、余分な負荷がかかっ
ている分だけ、中ぐり軸5を後部方向(即ちサーボモー
タ10に近づく方向)に突発的に移動させる。その結
果、中ぐり軸5の位置ずれが突発的に生起されて、中ぐ
り軸5の加工面に段差等が発生し、低熱膨張材を用いた
場合であっても、加工精度が低下するといった問題があ
る。
抑制するため、中ぐり軸5を高強度インバー材等の低熱
膨張材から製造することも考えられる。このような場
合、中ぐり軸5が熱膨張した時には、中ぐり軸5の熱膨
張による変位は、主軸頭1の熱変位より小さいため、ナ
ット9を前部方向(即ち、テーブルに近づく方向)に引
き出すような力がボールねじ8に働く。その結果、回転
が停止されてクランプ装置11が中ぐり軸5をアンクラ
ンプすると、サーボモータ10は、余分な負荷がかかっ
ている分だけ、中ぐり軸5を後部方向(即ちサーボモー
タ10に近づく方向)に突発的に移動させる。その結
果、中ぐり軸5の位置ずれが突発的に生起されて、中ぐ
り軸5の加工面に段差等が発生し、低熱膨張材を用いた
場合であっても、加工精度が低下するといった問題があ
る。
【0011】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、その目的は、中ぐり軸のアンクラ
ンプ時に中ぐり軸先端の突発的な変位を防止すると共
に、低熱膨張材を中ぐり軸に使用した場合であっても熱
変位を本来の熱膨張だけに抑制し、これにより、位置決
め精度及び加工精度の向上を図ることができる主軸クラ
ンプ装置付工作機械を提供することにある。
されたものであって、その目的は、中ぐり軸のアンクラ
ンプ時に中ぐり軸先端の突発的な変位を防止すると共
に、低熱膨張材を中ぐり軸に使用した場合であっても熱
変位を本来の熱膨張だけに抑制し、これにより、位置決
め精度及び加工精度の向上を図ることができる主軸クラ
ンプ装置付工作機械を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る主軸クランプ装置付工作機
械は、回転を与えられるフライス軸と、このフライス軸
内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一体的に回
転される中ぐり軸と、中ぐり軸を軸方向に摺動させるサ
ーボモータと、中ぐり軸の先端近傍をフライス軸に固定
するクランプ装置とを備えた主軸クランプ装置付工作機
械において、上記クランプ装置のクランプ力は、上記サ
ーボモータの最大トルクより小さく設定されていること
を特徴としている。
め、本発明の請求項1に係る主軸クランプ装置付工作機
械は、回転を与えられるフライス軸と、このフライス軸
内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一体的に回
転される中ぐり軸と、中ぐり軸を軸方向に摺動させるサ
ーボモータと、中ぐり軸の先端近傍をフライス軸に固定
するクランプ装置とを備えた主軸クランプ装置付工作機
械において、上記クランプ装置のクランプ力は、上記サ
ーボモータの最大トルクより小さく設定されていること
を特徴としている。
【0013】また、請求項2に係る主軸クランプ装置付
工作機械は、上記中ぐり軸は、低熱膨張材から製造され
ていることを特徴としている。
工作機械は、上記中ぐり軸は、低熱膨張材から製造され
ていることを特徴としている。
【0014】
【作用】請求項1によれば、クランプ装置のクランプ力
は、サーボモータの最大トルクより小さく設定されてい
るため、構造用合金鋼等製の中ぐり軸が熱膨張されたと
しても、この中ぐり軸の熱変位がクランプ装置により影
響を受けることなく、中ぐり軸先端の熱変位が前部方向
(即ち、テーブルに近づく方向)に生起される。そのた
め、クランプ時における中ぐり軸先端の熱変位量と、ア
ンクランプ時における中ぐり軸先端の熱変位量とが略等
しくなり、その結果、アンクランプ時に、中ぐり軸が突
発的に移動されることがなく、中ぐり軸の位置ずれが突
発的に生起されることもない。そのため、位置決め精度
が向上され、中ぐり軸の加工面に段差等が発生すること
がなく、加工精度が向上される。
は、サーボモータの最大トルクより小さく設定されてい
るため、構造用合金鋼等製の中ぐり軸が熱膨張されたと
しても、この中ぐり軸の熱変位がクランプ装置により影
響を受けることなく、中ぐり軸先端の熱変位が前部方向
(即ち、テーブルに近づく方向)に生起される。そのた
め、クランプ時における中ぐり軸先端の熱変位量と、ア
ンクランプ時における中ぐり軸先端の熱変位量とが略等
しくなり、その結果、アンクランプ時に、中ぐり軸が突
発的に移動されることがなく、中ぐり軸の位置ずれが突
発的に生起されることもない。そのため、位置決め精度
が向上され、中ぐり軸の加工面に段差等が発生すること
がなく、加工精度が向上される。
【0015】また、請求項2によれば、中ぐり軸は低熱
膨張材から製造されており、クランプ力は、サーボモー
タの最大トルクより小さく設定されているため、中ぐり
軸の熱膨張自身が小さく抑えられ、かつクランプ時にお
ける中ぐり軸先端の熱変位量と、アンクランプ時におけ
る中ぐり軸先端の熱変位量とが略等しく、アンクランプ
時に、中ぐり軸が突発的に移動されることがなく、これ
の位置ずれが突発的に生起されることもない。そのた
め、位置決め精度が向上されると共に、中ぐり軸の加工
面に段差等が発生することがなく、加工精度が一層向上
される。
膨張材から製造されており、クランプ力は、サーボモー
タの最大トルクより小さく設定されているため、中ぐり
軸の熱膨張自身が小さく抑えられ、かつクランプ時にお
ける中ぐり軸先端の熱変位量と、アンクランプ時におけ
る中ぐり軸先端の熱変位量とが略等しく、アンクランプ
時に、中ぐり軸が突発的に移動されることがなく、これ
の位置ずれが突発的に生起されることもない。そのた
め、位置決め精度が向上されると共に、中ぐり軸の加工
面に段差等が発生することがなく、加工精度が一層向上
される。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る主軸クランプ
装置付工作機械について図面を参照しつつ説明する。
装置付工作機械について図面を参照しつつ説明する。
【0017】図1は、従来と同様の中ぐり盤の工作機械
の主軸頭の断面図であり、その構造は、従来の技術の項
で説明したと同様であるが、次の点で従来と異なってい
る。
の主軸頭の断面図であり、その構造は、従来の技術の項
で説明したと同様であるが、次の点で従来と異なってい
る。
【0018】すなわち、本実施例では、クランプ装置1
1のクランプ力が、サーボモータ10の最大トルク(即
ち、サーボモータの回転を保持できる最大トルク)より
小さく設定されている。
1のクランプ力が、サーボモータ10の最大トルク(即
ち、サーボモータの回転を保持できる最大トルク)より
小さく設定されている。
【0019】従って、中ぐり軸5が構造用合金鋼等製で
ある場合に、熱膨張されたとしても、この中ぐり軸5の
熱変位は、ナット9を移動させることなく、中ぐり軸5
の先端(図1において左端)の熱変位が前部方向(即
ち、テーブルに近づく方向)に生起される。そのため、
クランプ時における中ぐり軸5の先端の熱変位量と、ア
ンクランプ時における中ぐり軸5の先端の熱変位量とが
略等しくなる。その結果、中ぐり軸5がアンクランプ時
に突発的に移動されることがなく、中ぐり軸5の位置ず
れが突発的に生起されることもない。
ある場合に、熱膨張されたとしても、この中ぐり軸5の
熱変位は、ナット9を移動させることなく、中ぐり軸5
の先端(図1において左端)の熱変位が前部方向(即
ち、テーブルに近づく方向)に生起される。そのため、
クランプ時における中ぐり軸5の先端の熱変位量と、ア
ンクランプ時における中ぐり軸5の先端の熱変位量とが
略等しくなる。その結果、中ぐり軸5がアンクランプ時
に突発的に移動されることがなく、中ぐり軸5の位置ず
れが突発的に生起されることもない。
【0020】また、中ぐり軸5が高強度インバー等の低
熱膨張材製である場合には、熱変位量の絶対値が小さ
く、さらに、クランプ時における中ぐり軸5の先端の熱
変位量と、アンクランプ時における中ぐり軸5の先端の
熱変位量とが略等しくなり、アンクランプ時に中ぐり軸
5が突発的に移動されることがなく、位置ずれが突発的
に生起されることもない。
熱膨張材製である場合には、熱変位量の絶対値が小さ
く、さらに、クランプ時における中ぐり軸5の先端の熱
変位量と、アンクランプ時における中ぐり軸5の先端の
熱変位量とが略等しくなり、アンクランプ時に中ぐり軸
5が突発的に移動されることがなく、位置ずれが突発的
に生起されることもない。
【0021】以下、本実施例の一実験例を示す。
【0022】横中ぐり盤の中ぐり軸材料として構造用合
金鋼SCM415と低熱膨張材高強度インバーを用い、
クランプ力>サーボモータ・サーボアンプ最大トル
ク、クランプ力<サーボモータ・サーボアンプ最大ト
ルクの2条件について工具取付部である中ぐり軸先端の
熱変位を測定した。
金鋼SCM415と低熱膨張材高強度インバーを用い、
クランプ力>サーボモータ・サーボアンプ最大トル
ク、クランプ力<サーボモータ・サーボアンプ最大ト
ルクの2条件について工具取付部である中ぐり軸先端の
熱変位を測定した。
【0023】中ぐり軸の形状は、直径110mm×長さ
2000mm、上記SCM415の熱膨張係数は11×
10-6/℃、高強度インバーの熱膨張係数は2.9×1
0-6/℃である。測定条件は、中ぐり軸回転数2500
rpmで4時間連続運転した。測定は、マシンのテーブ
ルに静電容量式非接触変位差計をマグネットスタンドに
取り付け、設置し中ぐり軸先端の変位を測定した。4時
間運転後回転を止めクランプ時、アンクランプ時の変位
を測定した結果を表1に示す。
2000mm、上記SCM415の熱膨張係数は11×
10-6/℃、高強度インバーの熱膨張係数は2.9×1
0-6/℃である。測定条件は、中ぐり軸回転数2500
rpmで4時間連続運転した。測定は、マシンのテーブ
ルに静電容量式非接触変位差計をマグネットスタンドに
取り付け、設置し中ぐり軸先端の変位を測定した。4時
間運転後回転を止めクランプ時、アンクランプ時の変位
を測定した結果を表1に示す。
【0024】
【表1】 表1によれば、クランプ力>最大トルクの従来の場合に
は、クランプ時における熱変位量と、アンクランプ時に
おける熱変位量との差が著しく大きい。そのため、中ぐ
り軸が構造材用合金鋼の場合、低熱膨張材のいずれの場
合であっても、アンクランプ時に、中ぐり軸が突発的に
移動され、突発的な位置ずれが生起され、位置決め精度
及び加工精度の低下といった問題がある。
は、クランプ時における熱変位量と、アンクランプ時に
おける熱変位量との差が著しく大きい。そのため、中ぐ
り軸が構造材用合金鋼の場合、低熱膨張材のいずれの場
合であっても、アンクランプ時に、中ぐり軸が突発的に
移動され、突発的な位置ずれが生起され、位置決め精度
及び加工精度の低下といった問題がある。
【0025】一方、クランプ力<最大トルクの本実施例
の場合には、クランプ時とアンクランプ時とでは、熱変
位量に差が認められない。そのため、中ぐり軸が突発的
に移動されることがなく、位置ずれが突発的に生起され
ることもない。また、低熱膨張材の場合にも、略同様で
あると同時に、低熱膨張材の場合には、熱変位量の絶対
値が小さい。
の場合には、クランプ時とアンクランプ時とでは、熱変
位量に差が認められない。そのため、中ぐり軸が突発的
に移動されることがなく、位置ずれが突発的に生起され
ることもない。また、低熱膨張材の場合にも、略同様で
あると同時に、低熱膨張材の場合には、熱変位量の絶対
値が小さい。
【0026】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、種々変形可能である。
れず、種々変形可能である。
【0027】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1によれば、
クランプ装置のクランプ力は、サーボモータの最大トル
クより小さく設定されているため、クランプ時における
中ぐり軸先端の熱変位量と、アンクランプ時における中
ぐり軸の熱変位量とが略等しくなり、その結果、アンク
ランプ時に中ぐり軸の位置ずれが突発的に生起されるこ
ともなく、位置決め精度が向上され、中ぐり軸の加工面
に段差等が発生することがなく、加工精度が向上され
る。
クランプ装置のクランプ力は、サーボモータの最大トル
クより小さく設定されているため、クランプ時における
中ぐり軸先端の熱変位量と、アンクランプ時における中
ぐり軸の熱変位量とが略等しくなり、その結果、アンク
ランプ時に中ぐり軸の位置ずれが突発的に生起されるこ
ともなく、位置決め精度が向上され、中ぐり軸の加工面
に段差等が発生することがなく、加工精度が向上され
る。
【0028】また、請求項2によれば、中ぐり軸は低熱
膨張材から製造されており、クランプ力は、サーボモー
タの最大トルクより小さく設定されているため、アンク
ランプ時に、位置ずれが突発的に生起されることもな
く、中ぐり軸が低熱膨張材から製造されているため、熱
変位量を小さく抑えることができ、位置決め精度が向上
される。このため、中ぐり軸の加工面に段差等が発生す
ることがないと共に、一層加工精度が向上される。
膨張材から製造されており、クランプ力は、サーボモー
タの最大トルクより小さく設定されているため、アンク
ランプ時に、位置ずれが突発的に生起されることもな
く、中ぐり軸が低熱膨張材から製造されているため、熱
変位量を小さく抑えることができ、位置決め精度が向上
される。このため、中ぐり軸の加工面に段差等が発生す
ることがないと共に、一層加工精度が向上される。
【図1】中ぐり盤の主軸頭の断面図。
4 フライス軸 5 中ぐり軸 10 サーボモータ 11 クランプ装置
Claims (2)
- 【請求項1】回転を与えられるフライス軸と、このフラ
イス軸内を軸方向に摺動されると共にフライス軸と一体
的に回転される中ぐり軸と、中ぐり軸を軸方向に摺動さ
せるサーボモータと、中ぐり軸の先端近傍をフライス軸
に固定するクランプ装置とを備えた主軸クランプ装置付
工作機械において、 上記クランプ装置のクランプ力は、上記サーボモータの
最大トルクより小さく設定されていることを特徴とする
主軸クランプ装置付工作機械。 - 【請求項2】上記中ぐり軸は、低熱膨張材から製造され
ていることを特徴とする請求項1に記載の主軸クランプ
装置付工作機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8571395A JPH08281501A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 主軸クランプ装置付工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8571395A JPH08281501A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 主軸クランプ装置付工作機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08281501A true JPH08281501A (ja) | 1996-10-29 |
Family
ID=13866479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8571395A Pending JPH08281501A (ja) | 1995-04-11 | 1995-04-11 | 主軸クランプ装置付工作機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08281501A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107008936A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-04 | 常熟市恒康机械制造有限公司 | 一种机座专用镗孔机床 |
| CN116571790A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-08-11 | 安徽众鑫科技股份有限公司 | 一种电机轴加工用的深孔钻 |
-
1995
- 1995-04-11 JP JP8571395A patent/JPH08281501A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107008936A (zh) * | 2017-05-27 | 2017-08-04 | 常熟市恒康机械制造有限公司 | 一种机座专用镗孔机床 |
| CN116571790A (zh) * | 2023-06-13 | 2023-08-11 | 安徽众鑫科技股份有限公司 | 一种电机轴加工用的深孔钻 |
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