JPH08281785A - ブロー成形用材料 - Google Patents

ブロー成形用材料

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JPH08281785A
JPH08281785A JP7110206A JP11020695A JPH08281785A JP H08281785 A JPH08281785 A JP H08281785A JP 7110206 A JP7110206 A JP 7110206A JP 11020695 A JP11020695 A JP 11020695A JP H08281785 A JPH08281785 A JP H08281785A
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政信 永野
Yasuhito Ito
康仁 伊藤
Fumio Kurihara
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • B29C49/4823Moulds with incorporated heating or cooling means

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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の転写性、成形品の表面外観、寸法精度
に優れ、かつ成形生産性に優れたブロー成形用材料を提
供する。 【構成】 下記の成形用金型を用いて成形品を得る成形
材料(ビカット軟化温度(T)+100)℃における縦
弾性係数が0.01〜10[kg/cm2]の熱可塑性
樹脂であるブロ−成形材料。成形用金型:溶融もしくは
軟化状態の熱可塑性樹脂を成形面に押圧して密着させて
固化させる、成形面を有する型体と該型体を支持する金
型本体とからなる成形用金型であって、加熱手段と、冷
却手段と、該成形面の反対面には該金型本体との間に空
間を有する成形用金型。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は特定の金型を用いかつ、
該金型の転写性に優れたブロ−成形品に使用される成形
材料に関する、詳しくは金型の転写性に優れることか
ら、成形品の表面外観、寸法精度に優れ、成形生産性の
優れたブロ−成形品に使用される成形材料に関する
【従来の技術】ブロー成形法は低圧力で成形することが
可能なために、複雑かつ高強度を要しない金型で成形が
可能であり、小さな型締力で大きな成形品を得ることが
できる。このようにブロー成形法は、簡単かつ低価格の
成形装置で対応できる。しかし、欠点として、低圧で成
形するために、成形品表面への金型表面の転写が十分で
なく、射出成形品並の表面外観及び寸法精度が得られな
い。その改良のために、ブロー圧を高くする方法、パリ
ソン表面を加熱する方法、金型表面を直接加熱する方
法、容器状の金型枠に多数の導通孔を有し、その導通孔
により高温の流体を金型内に供給することで金型を加熱
する方法が提案されているがしかし、ブロー圧を高くす
る方法は、複雑かつ高強度の金型を必要とし、ブロー成
形のメリットが生かせない。パリソン表面を加熱する方
法はパリソンのドローダウンを防止するために、複雑な
装置と高度の技術を要するので、生産には向かない。金
型表面を直接加熱する方法は、輻射熱で成形面を加熱す
る方法であるが、生産性が悪く、利用できる成形品が一
部に限られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の課題の
解決を背景になされたもので、比較的簡易な構造の金型
を用い、優れた鏡面やしぼ面を有し、そして、寸法精度
に優れ、かつ成形安定性に優れた成形品が成形できる成
形材料の提供を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の成形用
金型を用いて成形品を得る成形材料が(ビカット軟化温
度(T)+100)℃における縦弾性係数が0.01
(Kg/cm2)〜10(Kg/cm2)の熱可塑性樹脂
であるブロ−成形用材料。 成形用金型:溶融状態の熱可塑性樹脂を成形面の押圧し
て密着させて固化させる、成形面を有する型体と該型体
を支持する金型本体とから成る成形用金型であって 前
記成形面を当該熱可塑性樹脂のビカット軟化温度(T)
℃以上の温度まで加熱する手段と 前記成形面を(ビカ
ット軟化温度(T)−10)℃以下の温度まで冷却する
手段と 該成形面の反対面には、該金型本体との間に空
間を有する成形用金型。を提供する。以下、本発明につ
いて詳細に説明する。本発明の成形材料を用いて成形品
を得る上記の成形用金型は特殊な金型であり該金型を用
いて成形品を得る成形材料として、上記の範囲にある縦
弾性係数の熱可塑性樹脂を用いると、金型転写性が極め
て優れその結果成形品の表面外観、成形品の寸法精度に
優れ、かつ成形生産性の優れたブロ−成形を行うことが
できる。このように、本発明は本発明で規定する金型と
本発明で規定する成形材料の両方を満足することで目的
が達成されるものである。本発明の成形品の成形材料で
ある熱可塑性樹脂の縦弾性係数(ビカット軟化温度
(T)+100℃)は0.01〜10[Kg/cm
2]、好ましくは、0.05〜2[Kg/cm2]、更に
好ましくは、0.1〜1[Kg/cm2]である。該係
数が上記の範囲にあると本発明の目的の成形品が得られ
る。該係数が好ましい範囲、さらに好ましい範囲である
と、より優れた本発明の目的の成形品が得られる。熱可
塑性樹脂材料としては、例えば、ゴム状重合体の存在下
にビニル系単量体を重合して得られるグラフト共重合体
(A);該ビニル系単量体を重合して得られる(共)重
合体(B);該(A)と(B)の混合物;ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン;ポリカ−ボ
ネ−ト;変性ポリフェニレンエ−テル;ポリエキシメチ
レン;ナイロン6、ナイロン66、ナイロン46などの
ナイロン;ポリエ−テルスルホン;ポリアリレ−ト;塩
化ビニル樹脂などが挙げられ、これらは1種または2種
以上の混合物として使用することができる。
【0007】上記のグラフト共重合体(A)について説
明する。ゴム状重合体としては、例えばポリブタジエ
ン、ブタジエン−(メタ)アクリル酸エステル共重合
体、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体
(スチレン含量50〜60重量%が望ましい)、スチレ
ン−イソプレン共重合体、アクリルニトリル−ブタジエ
ン共重合体などのジエン系ゴム、エチレン−α−オレフ
ィン系共重合体、エチレン−α−オレフィン−ポリエン
系共重合体、エチレン−ブテン系共重合体などのオレフ
ィン系ゴム;シリコンゴム;アクリルゴム;スチレン−
ブタジエンブロック共重合体、スチレン−イソプレンブ
ロック共重合体などのブロック共重合体;水素化スチレ
ン−ブタジエンブロック共重合体;水素化ブタジエン系
重合体などの水添ジエン系重合体;エチレン系アイオノ
マ−などが挙げられる。また、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体、スチレン−イソプレンブロック共重合
体には、AB型、ABA型、テ−パ−型、ラジアルテレ
ブロック型の構造を有するものなどが含まれる。さら
に、水素化ジエン系重合体は、上記ブロック共重合体の
水素化物の他に、スチレンブロックとスチレン−ブタジ
エンランダム共重合体のブロック体の水素化物、ポリブ
タジエン中の1,2−ビニル結合含量が20重量%以下
のブロックと1,2−ビニル結合含量が20重量%を越
えるポリブタジエンブロックからなる重合体の水素化物
などが含まれる。これらのゴム状重合体は、1種単独で
または2種以上で使用される。
【0008】ビニル系単量体としては、スチレン、t−
ブチルスチレン、α−メチルスチレン、p−メチルスチ
レン、ジビニルベンゼン、1,1−ジフェニルスチレ
ン、N,N−ジエチル−p−アミノエチルスチレン、
N,N−ジエチル−p−アミノメチルスチレン、ビニル
ピリジン、ビニルキシレン、モノクロルスチレン、フル
オロスチレン、エチルスチレン、ビニルナフタレンなど
の芳香族ビニル化合物;アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリルなどのシアン化ビニル化合物;メチルアクリレ
−ト、エチルアクリレ−ト、プロピルアクリレ−ト、ブ
チルアクリレ−ト、アミノアクリレ−ト、ヘキシルアク
リレ−ト、オクチルアクリレ−ト、2−エチルヘキシル
アクリレ−ト、シクロヘキシルアクリレ−ト、ドデシル
アクリレ−ト、オクタデシルアクリレ−ト、フェニルア
クリレ−ト、ベンジルアクリレ−トなどのアクリル酸エ
ステル;メチルメタクリレ−ト、エチルメタクリレ−
ト、プロピルメタクリレ−ト、ブチルメタクリレ−ト、
アミノメタクリレ−ト、ヘキシルメタクリレ−ト、オク
チルメタクリレ−ト、2−エチルヘキシルメタクリレ−
ト、シクロヘキシルメタクリレ−ト、ドデシルメタクリ
レ−ト、オクタデシルメタクリレ−ト、フェニルメタク
リレ−ト、ベンジルメタクリレ−トなどのメタクリル酸
エステル;無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水シト
ラコン酸などの不飽和酸無水物;アクリル酸、メタクリ
ル酸などの不飽和酸;マレイミド、N−メチルマレイミ
ド、N−ブチルマレイミド、N−(p−メチルフェニ
ル)マレイミド、N−フェニルマレイミド、N−シクロ
ヘキシルマレイミドなどのα、β−不飽和ジカルボン酸
のイミド化合物(マレイミド化合物);などが挙げられ
る。上記単量体の中で好ましいものは、芳香族ビニル化
合物、シアン化ビニル化合物、(メタ)アクリル酸エス
テル、不飽和酸無水物、不飽和酸から選ばれた2種以上
の単量体である。特に好ましい単量体の具体的なものと
しては、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニト
リル、メタクリル酸、メチルメタクリレ−ト、無水マレ
イン酸、N−フェニルマレイミド、グリシジルメタクリ
レ−ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレ−トなどであ
る。上記α、β−不飽和ジカルボン酸のイミド化合物共
重合体において、前記不飽和酸無水物との共重合体を、
後イミド化(完全または部分)したものが含まれる。上
記の共重合体(B)は上記に示した芳香族ビニル化合
物、または(メタ)アクリル酸エステルの単独重合体、
上記のビニル系単量体の2種以上を重合した共重合体で
ある。
【0009】以下に具体的なグラフト共重合体(A)、
共重合体(B)、(A)と(B)の混合物について例示
する。 (A−1)上記のジエン系ゴムとスチレンから得られる
グラフト共重合体。 (A−2)上記のジエン系ゴムとスチレン、α−メチル
スチレン、アクリロニトリル、メタクリレ−ト、マレイ
ミド化合物から選ばれた少なくとも2種から得られるグ
ラフト共重合体。 (A−3)上記のオレフィン系ゴムとスチレンとから得
られるグラフト共重合体。 (A−4)上記のオレフィン系ゴムとスチレン、α−メ
チルスチレン、アクリロニトリル、メタクリレ−ト、マ
レイミド化合物から選ばれた少なくとも2種から得られ
るグラフト共重合体。 (A−5)上記のブロック共重合体とスチレンから得ら
れるグラフト共重合体。 (A−6)上記のブロック共重合体とスチレン、α−メ
チルスチレン、アクリロニトリル、メタクリレ−ト、マ
レイミド化合物から選ばれた少なくとも2種から得られ
るグラフト共重合体。 (A−7)上記の水添ジエン系ゴ重合体とスチレン、α
−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリレ−
ト、マレイミド化合物から選ばれた少なくとも2種から
得られるグラフト共重合体。 (A−8)上記のシリコ−ンゴムとスチレン、α−メチ
ルスチレン、アクリロニトリル、メタクリレ−ト、マレ
イミド化合物から選ばれた少なくとも2種から得られる
グラフト共重合体。
【0010】(B−1)スチレンの重合体。 (B−2)スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニ
トリル、メタクリレ−ト、マレイミド化合物から選ばれ
た少なくとも2種の共重合体。 (B/C−1)上記の(A−1)と(B−1)の混合
物。 (B/C−2)上記の(A−1)〜(A−8)から選ば
れた少なくとも1種と上記の(B−2)との混合物。
【0011】上記の熱可塑性樹脂樹脂において、上記の
(A)、(B)、(A)と(B)の組成物は高光沢の成
形品がえられる熱可塑性樹脂である。また上記(A)の
ゴム状重合体として非ジエン系ゴム、水添ジエン系ゴム
を用いたグラフト共重合体またはそれと上記(B)との
組成物は耐候性熱可塑性樹脂として知られている。ま
た、上記のシアン化ビニル化合物の比率の高いビニル系
単量体を用いて得られた上記の(A)、(B)、(A)
/(B)組成物は耐薬品性に優れた成形材料である。本
発明の成形材料は、さらに、下記の性能を付与した熱可
塑性樹脂も挙げられる。 上記の熱可塑性樹脂にガラス繊維等の充填剤を添加
した熱可塑性樹脂。 抗菌性および/または防黴性熱可塑性樹脂。 制振性および/または防音性熱可塑性樹脂。 制電性および/または導電性熱可塑性樹脂。 難燃性熱可塑性樹脂。 メタリック調外観の成形品が得られる熱可塑性樹
脂。 天然材調(木目、石目)外観の成形品が得られる熱
可塑性樹脂。 接着、塗装、メッキなどの二次化工性を有する熱可
塑性樹脂。 成形時に発泡する発泡熱可塑性樹脂。 本発明の成形材料として、熱可塑性樹脂としては特に限
定するものでないが、下記の熱可塑性樹脂を成形材料と
して成形された成形品は本発明の目的の効果ならびに成
形材料の有する性能を十分有し工業的価値の高い成形品
が得られる。本発明の好ましい成形材料を以下に列挙す
る。熱可塑性樹脂が表面光沢度90%以上叉は40%以
下の成形品を得る材料である成形材料。熱可塑性樹脂が
充填剤を1〜80重量%含有する成形材料。熱可塑性樹
脂がゴム強化の熱可塑性樹脂である成形材料。熱可塑性
樹脂が耐候性樹脂である成形材料。熱可塑性樹脂が抗菌
および/または防黴性樹脂である成形材料。熱可塑性樹
脂が制振性および/または防音性樹脂である成形材料。
熱可塑性樹脂が制電性および/または導電性樹脂である
成形材料。熱可塑性樹脂が発水性および/または摺動性
樹脂である成形材料。熱可塑性樹脂が耐薬品性特に優れ
た樹脂である成形材料。熱可塑性樹脂が難燃性樹脂であ
る成形材料。熱可塑性樹脂がメタリック調外観の成形品
を得る成形材料。熱可塑性樹脂が天然材調(木目、石
目)外観の成形品を得る成形材料。熱可塑性樹脂が二次
加工性(接着、塗装、メッキ)に優れた樹脂である成形
材料。熱可塑性樹脂として、好ましくは上記の(A)、
(B)、(A)と(B)からなる組成物、さらに好まし
くは上記の(A−1)〜(A−8)、(B−1)、(B
−2)、(B/C−1)、(B/C−2)とからなる組
成物である。本発明の成形品を成形するときに使用する
成形用金型は、溶融状態の熱可塑性樹脂を成形面に押し
圧して密着させて固化させる、成形面を有する型体と該
型体を支持する金型本体とから成る成形用金型であっ
て、前期成形面を当該熱可塑性樹脂のビカット軟化温度
(T)℃以上の温度まで加熱する手段と、前期成形面を
ビカット軟化温度(T)−10℃以下の温度まで冷却す
る冷却手段と、該成形面の反対面には、該金型本体との
間に空間を有する成形用金型である。この成形用金型を
用いることで、金型面の転写性に優れ、その結果、成形
品の表面外観、寸法精度に優れ、かつ成形生産性に優れ
た成形品を得ることが可能となった。
【0012】この成形用金型の好ましい加熱手段と冷却
手段は、該金型本体との間の空間内に存在し、該成形面
加熱手段としては、例えば、該空間内に蒸気、加熱オイ
ルなどの加熱流体を供給する方法、該空間内にハロゲン
ランプ、ヒ−タ−等を設置し、それらにより加熱する方
法、両方法を組み合わせた方法が挙げられる。また、冷
却手段としては、冷却水、冷却オイル、気体などの流体
を空間内に供給することで該成形面を冷却する。
【0013】本発明の成形品を成形する方法は、前記熱
可塑性樹脂の中空パリソンを前記成形用金型のキャビテ
ィへ供給し、該中空パリソンの外表面を前記成形面に1
00Kg/cm2以下の圧力、好ましくは、1〜10K
g/cm2の圧力で押し圧して密着させ、前記成形面を
該密着前あるいは密着と同時にもしくは密着後にビカッ
ト軟化温度(T)℃以上、好ましくは、ビカット軟化温
度(T)+10℃、更に好ましくはビカット軟化温度
(T)+20℃まで加熱した後、前記成形面をビカット
軟化温度(T)−10℃以下、好ましくはビカット軟化
温度(T)−20℃、更に好ましくは、ビカット軟化温
度(T)−40℃の温度まで冷却することで本発明の目
的とする成形品が得られる。
【0014】成形品の表面外観、寸法精度に優れ、か
つ、成形生産性に優れた本発明の成形品は下記の用途に
使用される成形品として極めて好適である。成形品とし
てはハウジング、スポ−ツ用製品、遊具、車両用製品、
家具用製品、サニタリ−製品、建材用製品、厨房用製品
である。さらに本発明の成形品は発砲層を中空部に有す
る成形品、多層ブロ−成形法により製作される成形品に
好適である。また、本発明の成形品はメッキ、スパッ
タ、蒸着、塗装等の表面処理に優れていることから、こ
れらの二次加工された成形品として好適である。上記の
ハウジングとしては、例えば、ク−ラ−ボックス、T
V、オ−ディオ機器、プリンタ、FAX、複写機、ゲ−
ム機、洗濯機、エアコン、冷蔵庫、掃除機、アタッシュ
ケ−ス、楽器ケ−ス、工具箱、コンテナ、カメラケ−ス
等が挙げられる。スポ−ツ用製品としては、例えば、ス
イミングボ−ド、サ−フボ−ド、ウインドサ−フィン、
スキ−、スノ−ボ−ド、スケ−トボ−ド、アイスホッケ
−スティック、カ−リングボ−ル、ゲ−トボ−ルラケッ
ト、テニスラケット、カヌ−、ボ−ト等が挙げられる。
遊具としては、例えば、バット、ブロック、積み木、釣
具ケ−ス、パチンコ台枠等が挙げられる。車両用製品と
しては、例えば、エア−スポイラ−、ドア−、バンパ
−、フェンダ−、ボンネット、サンル−フ、リアゲ−
ト、ホイ−ルキャップ、インパネ、グロ−ブボックス、
コンソ−ルボックス、ア−ムレスト、ヘッドレスト、燃
料タンク、運転席カバ−、トランク工具ボックス等が挙
げられる。家具用製品としては、例えば、引き出し、机
天板、ベット天板・底板、鏡台枠板、げた箱板、前扉、
椅子背板・底板、盆・トレ−、傘立て、花瓶、薬箱、ハ
ンガ−、化粧箱、収納箱板、本立て、事務机天板、OA
机天板、OAラック等が挙げられる。サニタリ−製品と
しては、例えば、シャワ−ヘッド、便座、便板、排水パ
ン、貯水漕蓋、洗面化粧台扉、浴室ドア等が挙げられ
る。建材用製品としては、例えば、天井板、床板、壁
板、窓枠、ドア、ベンチ等が挙げられる。厨房用製品と
しては、例えば、まな板、キッチン扉等が挙げられる。
発砲層を中空部に有する成形品に於いては、冷蔵庫前面
扉、ク−ラ−ボックス等がある。多層ブロ−成形法によ
り製作される成形品としては、例えば、燃料タンク等が
挙げられる。成形品がメッキ、スパッタ、蒸着、塗装さ
れた成形品としては、例えば、車両外装部品、電子機器
ハウジング等が挙げられる。また、成形品はハウジン
グ、スポ−ツ用製品、遊具、車両用製品、家具用製品、
サニタリ−製品、建材用製品、厨房用製品において、さ
らに前記成形品が発砲層を中空部に有する成形品、前記
成形品が多層ブロ−成形法により製作される成形品、前
記成形品がメッキ、スパッタ、蒸着、塗装された成形品
を含み、これに限る物ではない。
【0015】
【作用】溶融状態の本発明の熱可塑性樹脂を成形面に押
し圧して密着させて固化させる、成形面を有する型体と
該型体を支持する金型本体とから成る成形用金型であっ
て、前期成形面を当該熱可塑性樹脂のビカット軟化温度
(T)℃以上の温度まで加熱する手段と、前期成形面を
ビカット軟化温度(T)−10℃以下の温度まで冷却す
る冷却手段と、該成形面の反対面には、該金型本体との
間に空間を有する成形用金型を用いることによって得ら
れる成形品は、表面光沢の良好な鏡面や金型転写性の良
好なシボ面などの表面外観性を有し、寸法精度に優れ、
かつ簡単な工程と短いサイクルタイムで提供できる、成
形生産性に優れた成形品である。
【0016】
【実施例】以下本発明の実施例を説明する。 実施例1 実施例1で用いた金型を図1に示す。成形用金型は成形
面30を有する型体3と該型体を支持する金型本体4と
を有する。型体3の周辺に張り出されている被支持板
(図示しない)が、該被支持板に対応するように金型本
体4に設けられている溝(図示しない)内に、遊びを持
たせて緩やかに嵌め入られており、これにより、型体3
が金型本体4によって支持されている。なお、溝は、金
型本体に本体板(図示しない)によってボルトで取り付
けることで構成されている。また、隣接する本体板間に
は、例えば0.1mmの隙間が設けられている。また、上
記に於いて、前記型体3の背面31と前記金型本体4の
間に空間Bを形成し、該空間Bに蒸気を供給する手段
(70、71、72)によって、前記加熱手段を構成し
た成形用金型である。前記成形面30を有する型体3は
断熱層1を介して金型本体4により支持され、更に前記
空間Bに面する前記金型本体4の内面(図示しない)の
少なくとも一部に断熱層2を設けた成形用金型である。
本実施例に於いては、前記断熱層1にフェノ−ル樹脂、
前記断熱層2に石綿を用いた。断熱層2は空間B内の熱
が金型本体4を通って逃げたり、外部の熱が金型本体4
を通って空間B内に伝えられる不具合が防止され、成形
面の転写性や寸法安定性が向上する。被支持板と溝との
隙間には耐熱性を有するOリング(図示しない)が嵌め
られている。型体3の背面側31と金型本体4との間に
形成される空間Bが前記Oリングによって密閉されるた
め、バルブ72、配管71、ノズル70を通って加熱時
に空間Bに噴射される加熱蒸気や、冷却時に空間Bに噴
射される空気および水が支持部から漏れでることや、そ
の場合に発生する空間B内に噴射された加熱蒸気/空気
/水は、配管76、バルブ77を通って排出される。
【0017】また、成形時に於いて、成形面30にパリ
ソン6を良好に密着させるために、真空吸着手段(図示
しない)からつながる成形面30に設置された真空吸着
ノズル32により、前記パリソン30を真空吸着する機
構を有する。また、成形時に於いて、パリソン6内部に
流体を封入する流体封入手段5は、第1圧力検知手段5
1と、型体3の背面側31と金型本体4との間に形成さ
れる空間B内に配置された第2圧力検知手段33により
圧力制御され、パリソン6内部の圧力と空間B内部の圧
力を同調させて成形を行う。第1の実施例では上記金型
で成形品形状が箱型のものが得られパリソンと接する一
面が鏡面で他の一面がシボ面である金型を、ブロ−成形
機にIPB−EP−55(石川島播磨重工業(株)社
製)を使用して、成形実験を行った。成形用材料は、以
下に記すものをもちいた高光沢材料としてABS10B
(日本合成ゴム(株)社製/(ビカット軟化温度98℃
+100℃)198℃での縦弾性係数が0.23[Kg
/cm2]を用い、 充填剤を含有する材料としてA
BS45A(日本合成ゴム(株)社製/(ビカット軟化
温度105℃+100℃)205℃での縦弾性係数が
0.3[Kg/cm2]にガラス繊維を20重量%含有
したもの。耐候性材料としてAES117(日本合成ゴ
ム(株)社製/(ビカット軟化温度103℃+100
℃)203℃での縦弾性係数が0.25[Kg/cm
2]。抗菌性材料としてSZ15K(日本合成ゴム
(株)社製/(ビカット軟化温度102℃+100℃)
202℃での縦弾性係数が0.27[Kg/cm2]。
制電性材料としてマクスロイHK141(日本合成ゴム
(株)社製/(ビカット軟化温度113℃+100℃)
213℃での縦弾性係数が0.32[Kg/cm2]。
制振性材料としてDXS120(日本合成ゴム(株)社
製/(ビカット軟化温度105℃+100℃)205℃
での縦弾性係数が0.26[Kg/cm2]。摺動性材
料としてSXE105(日本合成ゴム(株)社製/(ビ
カット軟化温度99℃+100℃)195℃での縦弾性
係数が0.29[Kg/cm2]。耐薬品性材料として
マクスロイBK104(日本合成ゴム(株)社製/(ビ
カット軟化温度111℃+100℃)211℃での縦弾
性係数が0.33[Kg/cm2]。難燃性材料として
NC101(日本合成ゴム(株)社製/(ビカット軟化
温度100℃+100℃)200℃での縦弾性係数が
0.25[Kg/cm2])。メタリック調材料として
ABS45A(日本合成ゴム(株)社製)にメタリック
顔料を含有した成形材料13(ビカット軟化温度105
℃+100℃)205℃での縦弾性係数が0.3[Kg
/cm2]。天然調材料としてABS45A(日本合成
ゴム(株)社製)に石目顔料を含有した成形材料13
(ビカット軟化温度105℃+100℃)205℃での
縦弾性係数が0.3[Kg/cm2])。メッキ材料と
してABS21(日本合成ゴム(株)社製/(ビカット
軟化温度100℃+100℃)200℃での縦弾性係数
が0.3[Kg/cm2]。成形評価結果を、A法と
し、表1に示す。
【0018】
【表1】
【0019】比較例1 比較例1に用いた金型を図2に示す。成形用金型は成形
面30を有する型体3と該型体を支持する金型本体4と
を有する。比較例1は、一般的な成形用金型を用いた、
ブロ−成形である。比較例1でも成形品形状およびブロ
−成形機は実施例1と同様である。成形用材料は、実施
例1と同様のものを用いた。成形評価結果を、B法と
し、表1に示す。表1の結果から、B法に対してA法、
すなわち一般ブロ−に対して本発明の実施例の方法で
は、表面光沢の良好な鏡面や、転写性の優れたシボ面を
有する成形品が得られた。また、角部分の転写性が優れ
ていることから、寸法精度の優れた成形品が得られた。
さらに金型加熱/冷却システムを取り入れているもの
の、一般ブロ−成形に対してサイクルタイムに遜色はな
く、本発明の成形品の優位性がわかる。
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、表面光沢の良好な鏡面
や、転写性の優れたシボ面等の表面外観性を有する成形
品、および寸法精度の優れた成形品を簡単な工程と短い
サイクルタイムで提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の金型を示す模式図であり、実施例1を
示す。
【図2】実施例の金型を示す模式図であり、比較例1を
示す。
【符号の説明】
1 断熱層1 2 断熱層2 3 型体 30 成形面 31 背面側 32 真空吸着ノズル 33 第2圧力検知手段 4 金型本体 5 流体封入手段 51 第1圧力検知手段 6 パリソン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 101:12 105:16 105:30 105:34 (72)発明者 栗原 文夫 東京都中央区築地二丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の成形用金型を用いて成形品を得る
    成形材料が(ビカット軟化温度(T)+100)℃にお
    ける縦弾性係数が0.01(Kg/cm2)〜10(K
    g/cm2)の熱可塑性樹脂であることを特徴とするブ
    ロ−成形用材料。 成形用金型:溶融状態の熱可塑性樹脂を成形面の押圧し
    て密着させて固化させる、成形面を有する型体と該型体
    を支持する金型本体とから成る成形用金型であって 前
    記成形面を当該熱可塑性樹脂のビカット軟化温度(T)
    ℃以上の温度まで加熱する手段と 前記成形面を(ビカ
    ット軟化温度(T)−10)℃以下の温度まで冷却する
    手段と 該成形面の反対面には、該金型本体との間に空
    間を有する成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1の成形用金型の加熱手段と冷却
    手段が請求項1の空間内に存在する成形用金型を用いて
    成形する請求項1の成形材料。
  3. 【請求項3】 請求項1、請求項2記載の熱可塑性樹脂
    が表面光沢度90%以上叉は40%以下の成形品を得る
    熱可塑性樹脂である請求項1、請求項2記載の成形材
    料。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3記載の熱可塑性樹脂が充填
    剤を1〜80重量%含有する材料である請求項1〜3記
    載の成形材料。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載の熱可塑性樹脂がゴム
    強化の熱可塑性樹脂である請求項1〜4記載の成形材
    料。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5記載の熱可塑性樹脂が耐候
    性樹脂である請求項1〜5記載の成形材料。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6記載の熱可塑性樹脂が抗菌
    および/または防黴性樹脂である請求項1〜6記載の成
    形材料。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7記載の熱可塑性樹脂が制振
    性および/または防音性樹脂である請求項1〜7記載の
    成形材料。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8記載の熱可塑性樹脂が制電
    性および/または導電性樹脂である請求項1〜8記載の
    成形材料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9記載の熱可塑性樹脂が発
    水性および/または摺動性樹脂である請求項1〜9記載
    の成形材料。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10記載の熱可塑性樹脂が
    耐薬品性に優れた樹脂である請求項1〜10記載の成形
    材料。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11記載の熱可塑性樹脂が
    難燃性樹脂である請求項1〜11記載の成形材料。
  13. 【請求項13】 請求項1〜12記載の熱可塑性樹脂の
    成形品がメタリック調外観を有する請求項1〜12記載
    の成形材料。
  14. 【請求項14】 請求項1〜13記載の熱可塑性樹脂の
    成形品が天然材調(木目、石目)を外観有する請求項1
    〜13記載の成形材料。
  15. 【請求項15】 請求項1〜14記載の熱可塑性樹脂が
    二次加工性に優れた樹脂である請求項1〜14記載の成
    形材料。
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