JPH08281Y2 - マイクロ波処理用商品包装体の破封用タックラベルおよび包装体 - Google Patents

マイクロ波処理用商品包装体の破封用タックラベルおよび包装体

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JPH08281Y2
JPH08281Y2 JP1989056044U JP5604489U JPH08281Y2 JP H08281 Y2 JPH08281 Y2 JP H08281Y2 JP 1989056044 U JP1989056044 U JP 1989056044U JP 5604489 U JP5604489 U JP 5604489U JP H08281 Y2 JPH08281 Y2 JP H08281Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マイクロ波加熱・調理食品等のマイクロ波
処理される商品包装体の被包フィルムの破封を容易にす
るためのタックラベルおよびその包装体に関する。
〔従来の技術〕
加工食品をその包装体のまま電子レンジ内のマイクロ
波照射により加熱・調理するようにしたマイクロ波処理
用食品包装体は、内容物のバージン性の保証、変質・劣
化防止等のために、プラスチックフィルム(熱収縮性フ
ィルム、ストレッチフィルム等)で被包されることが多
い。その被包フィルムは、凹凸やシワ等のない緊密な状
態で包着されているので、内容物が加熱・調理されたの
ちの包装体の開封に際して、そのフィルムを指先で摘む
ことは困難であり、また指先で摘み得ても、指先の力だ
けでフィルムを引き破ることは容易でなく、結局カッタ
やハサミ等を用いて切込みを入れたうえで引き破るとい
う煩わしさを余儀なくされる。
このような包装体のフィルムの破封操作を容易化する
ための手段として、第5図に示す開封構造が知られてい
る(実開昭58-84966号、同59-186262号)。その開封構
造は、図示のように、包装体(20)の被包フィルム(2
1)の適宜個所に、切込み線(22)を入れてU字型ない
しV字型等の舌状片(23)を形成したうえ、その表面に
タックラベル(10′)を貼着しておくというものであ
る。タックラベル(10′)は第4図のように、基材フィ
ルム(11)とその裏面に塗布された粘着剤層(13)から
なり、その一端側の粘着剤が省略された部分(12)を摘
み代として指先で摘み起こすことができるようになって
いる。包装体(20)の開封に際してはそのタックラベル
(10′)の摘み代(12)を指先で摘み起こして矢符方向
に引っ張ると、そのフィルム(21)に予め形成しておい
た舌状片(23)がタックラベル(10′)の裏面に接着し
てタックラベル(10′)と共にフィルム(21)面内から
剥ぎ起こされるので、タックラベル(10′)をそのまま
矢符方向に引っ張っていけば、フィルム(21)は舌状片
(23)のV字型ないしU字型切込み線が起点となって破
切される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記開封構造によればタックラベルを指先で摘んで引
っ張る簡単な動作で被包フィルムを容易に破封除去する
ことができるが、その被包フィルム(21)に、破切始端
線となるV字型ないしU字型切込み線を入れて舌状片
(23)を形成しておかねばならないので、そのための切
込み装置を包装機械内に組込むことが必要となる。ま
た、包装後に切込み線を形成する場合には包装体の容器
本体(24)が切込み刃で疵付けられないように、切込み
線(22)を形成しようとする個所の選択に制約をうけ
る。更に、被包フィルムとしてストレッチフィルム等を
用い、そのフィルムを強制的に伸張展延させて生じる弾
性収縮力により締着させた包装体の場合は、そのフィル
ム表面に舌状片(23)を形成するための切込み線(22)
を入れると、切込み線を起点としてフィルムが裂断して
しまうため、上記開封構造を採用することができない。
本考案は、上記タックラベルを用いた開封構造の欠点
を解消するための改良されたタックラベルおよび包装体
を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案のマイクロ波処理用商品包装体の被包フィルム
に貼着される破封用タックラベルは、被包フィルム表面
への貼着のための粘着剤層が、基材フィルムの裏面に、
摘み代となる端縁部を除いて塗布されていると共に、被
包フィルムにその破切始端部となる熱影響部を加熱形成
するための、マイクロ波により発熱する物質からなる層
が、前記粘着剤層の塗布面内に積層形成されていること
を特徴としている。
以下、本考案について実施例を示す第1図〜第3図を
参照して説明する。図中、前記第4図、第5図における
部材と同一部材には同じ符号を付している。
(14)はマイクロ波により発熱する物質からなる層
(以下、「マイクロ波発熱性層」)である。マイクロ波
発熱性層(14)は、例えばアルミニウム等の金属微粉末
が混練された印刷インキ、または金属蒸着、あるいは金
属箔片の貼着等により形成された薄膜層であり、ラベル
基材フィルム(11)裏面の粘着剤層(13)の面内に形成
されている。マイクロ波発熱性層(14)は、貼着剤層
(13)の上に積層形成してよく、またその逆に粘着剤層
(13)の塗布に先行して基材フィルム(11)裏面に形設
したうえ、そのマイクロ波発熱性層(14)を被覆するよ
うに粘着剤層(13)を塗布しても構わない。
マイクロ波発熱性層(14)は例えば第1図〔I〕のよ
うに線模様に形成される。図示の線模様はU字型の例で
あるが、V字型、あるいはコ字型等としてもよい。その
線模様は、前記従来の開封構造(第5図)における被包
フィルム(21)の舌状片(23)を形成する切込み線(2
2)の線形状に対応するものである。なお、同図〔II〕
は、その線模様を直交する2本の線からなる4つのV字
型模様とするとともに、該V字型模様のそれぞれに対応
して4つの摘み代(12)を設けることにより、フィルム
破封の際のタックラベルの引っ張りを、4方向のいずれ
の向きにも行なえるようにしている。
マイクロ波発熱性層(14)は、必ずしも線模様である
必要はなく、適宜の平面形状をなす面模様に形成しても
よい。第1図〔III〕は三角形状、同図〔IV〕は四角形
状の面模様をなす薄膜層とした例を示している。
本考案タックラベルを、マイクロ波処理用商品包装体
(20)の被包フィルム(21)表面に貼着する際には、第
5図に示した従来の開封構造と異なって、その被包フィ
ルム(21)に切込み線(22)による舌状片(23)を刻設
する必要はなく、第2図に示すように、被包フィルム
(21)表面の任意個所にそのまま貼着すればよい。な
お、タックラベル(10)のおもて面は、印刷による所望
の表示(例えば図示のごときラベル引き剥がし方向を示
す矢符)が施される。
〔作用〕
本考案のタックラベルを貼着した商品包装体を、電子
レンジでマイクロ波照射処理すると、被包フィルム(2
1)は、ラベル裏面のマイクロ波発熱性層(14)の発熱
により加熱される。被包フィルム(21)は、その熱影響
により、フィルム材質の劣化(強度低下)を生じ、破切
され易い状態に変化する。すなわち、マイクロ波発熱性
層(14)の発熱によって被包フィルムに生じる熱影響部
は、被包フィルム(21)を破切除去する際の破切始端部
となり、第3図のように、タックラベル(10)の摘み代
(12)をつまんで剥ぎ起こし、矢符方向に引っ張れば、
被包フィルム(21)は、熱影響部を起点として容易に破
切除去することができる。被包フィルム(21)に形成さ
れる熱影響部の形状は、マイクロ波発熱性層(14)の形
設パターンにより,線状,帯状,面状等の形状を呈し、
いずれもその熱影響部は被包フィルムの強度劣化の効果
としての破切始端部として機能する。
タックラベル(10)の引っ張りによる被包フィルム
(21)の破切は、必ずしも図示のように正確な帯形状に
生じるわけではない(第5図に示した従来の開封構造の
場合もその点は同じである)が、タックラベル(10)の
引き剥がしにより被包フィルム(21)の一部に破袋を生
じさせれば、その後のフィルム除去は極めて容易であ
る。
なお、本考案タックラベルが適用される包装体は、ト
レー等の定形容器を用いたものに限定されず、軟袋を用
いた包装体にも適用されることは言うまでもない。
〔考案の効果〕
本考案タックラベルは、従来のタックラベルによる開
封構造と異なって、被包フィルムの切込み線の刻設を必
要としない。従って、 (i) フィルム切込み装置が不要となり、そのラベル
貼着は通常のラベラーのみで行うことができ、所望によ
り手貼り作業により行うことも可能である。また、従来
のタックラベルの貼着は被包フィルムの切込みが行われ
る包装ライン内において、フィルムの切込み工程と連続
して行わねばならないが、被包フィルムの切込みを必要
としない本考案のタックラベルの貼着は、包装ライン内
・外の任意の段階で行うことができ、例えば商品購入者
がその包装体をマイクロ波処理に付す際に貼るようにす
ることもできる。
(ii) 従来の開封構造では、切込み線刻設の際の切込
み刃の接触による容器本体の損傷を回避するために、切
込み線刻設位置(ラベル貼着位置)は、容器底面のよう
に、容器表面とフィルムとの界面に空間のある個所に制
限されるが、切込み線の刻設を必要としない本考案タッ
クラベルは、そのような制限がなく、任意の個所に貼着
することができる。
(iii) 従来の開封構造の場合、ストレッチフィルム
などは、包装後に切込み線が刻設されると自身の弾性収
縮力で破袋してしまい、また包装に先立って切込み線を
入れタックラベルを貼着しておいても、フィルムを伸張
させる際にラベルが剥離するため外装フィルムとして使
用することができないが、本考案タックラベルは切込み
線の刻設を必要としないので、被包フィルムの材質の選
択にそのような制限をうけない。
(iv) 本考案のタックラベルが貼着された商品包装体
は、内容物を加熱処理するための電子レンジ等によるマ
イクロ波処理が施されると、内容物の加熱処理が達成さ
れるだけでなく、マイクロ波照射効果として、従来の切
込み線を備えた破封構造と同様に被包フィルムの破封が
容易となり、タックラベルを引き剥がすことにより、加
熱処理された内容物の取り出しを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〔I〕〔II〕〔III〕〔IV〕のそれぞれは本考案
タックラベルの実施例を示す斜視図、第2図は本考案タ
ックラベルの貼着時の斜視説明図、第3図は本考案タッ
クラベルが貼着された包装体のフィルム破封を示す斜視
図、第4図は従来のタックラベルを示す斜視図、第5図
は第4図のタックラベルを用いた従来の開封構造を示す
斜視説明図である。 10、10′:タックラベル、11:基材フィルム、12:摘み
代、13:粘着剤層、14:マイクロ波発熱性層、20:包装
体、21:被包フィルム、22:切込み線、23:舌状片。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】マイクロ波処理用商品包装体の被包フィル
    ムに貼着される破封用タックラベルにおいて、被包フィ
    ルム表面への貼着のための粘着剤層(13)が、基材フィ
    ルム(11)の裏面に、摘み代(12)となる端縁部を除い
    て塗布されていると共に、被包フィルムにその破切始端
    部となる熱影響部を加熱形成するための、マイクロ波に
    より発熱する物質からなる層(14)が、前記粘着剤層
    (13)の塗布面内に積層形成されていることを特徴とす
    るマイクロ波処理用商品包装体の破封用タックラベル。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のタックラベルが裏面の粘
    着剤層(13)を介して被包フィルム(21)の表面に貼着
    されていることを特徴とするマイクロ波処理用商品包装
    体。
JP1989056044U 1989-05-16 1989-05-16 マイクロ波処理用商品包装体の破封用タックラベルおよび包装体 Expired - Fee Related JPH08281Y2 (ja)

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