JPH08284120A - 樹脂壁板付き防護壁 - Google Patents

樹脂壁板付き防護壁

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JPH08284120A
JPH08284120A JP10780595A JP10780595A JPH08284120A JP H08284120 A JPH08284120 A JP H08284120A JP 10780595 A JP10780595 A JP 10780595A JP 10780595 A JP10780595 A JP 10780595A JP H08284120 A JPH08284120 A JP H08284120A
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plate
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reinforcing
resin wall
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Motoji Tashiro
元司 田代
Eiichi Shiga
栄一 志賀
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 樹脂壁板の端縁部に補強部を形成して、樹脂
壁板の張設性能、信頼性及び耐久性を向上させる。 【構成】 間隔を置き建て込んだ各支柱1に採光性を有
する遮音、防風や防雪用の樹脂壁板2あるいはまたコー
ド4入り樹脂壁板3を張設した樹脂壁板付き防護壁にお
いて、樹脂壁板2,3の端縁部の少なくとも一面に、樹
脂壁板と同等以上の強度材の樹脂補強板11,11aを
樹脂−樹脂系接着剤12で一体に接着した樹脂板重合補
強部14a,bに形成しボルト孔13を設けて、又は、
鋼補強板15,15aを金属−樹脂系接着剤16で一体
に接着した鋼板重合補強部18a,bに形成しボルト孔
を設けて、樹脂板重合補強部14a,b,24a,b又
は鋼板重合補強部18a,b,28a,bを支柱にボル
ト8で固着して樹脂壁板を張設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、間隔を置き建て込んだ
各支柱に採光性を有する遮音や防風、防雪用の樹脂壁板
あるいはまたコード入り樹脂壁板を張設した樹脂壁板付
き防護壁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】遮音や防風、防雪等の防護壁は、最近、
間隔を置き建て込んだ各支柱に採光性を有する樹脂壁板
やコード入り樹脂壁板を張設して、視野とともに遮音や
防風、防雪等の防護機能を高めた構造になつている。例
えば、図4(A),(B)に示すように支柱bを道路や
鉄道等に沿い間隔を置き建て込み、樹脂壁板aの端縁部
近くに複数のボルト孔cを適宜の上下間隔を置き設け
て、この樹脂壁板の端縁部を支柱のフランジb1部に複
数のボルトd(及びナツトe,座金f)で固着して各支
柱間に張設した樹脂壁板付き防護壁になつている。
【0003】しかし、前記の樹脂壁板付き防護壁は、ボ
ルト孔と樹脂壁板の端縁との間隔Loを十分に確保でき
ず、風圧等による樹脂壁板の湾曲等で端縁部に引張荷重
Fが繰り返し負荷されて、ボルト孔を設けた固着部の耐
力が基本的に不足しボルト孔や付近が損傷、擦損されて
固着部が剪断破壊a1され易いなどの問題点があるた
め、図4(C)に示すように樹脂壁板aの端縁部に枠部
材gを嵌着して補強し、この枠部材付き端縁部を支柱に
ボルト等で固着して張設した樹脂壁板付き防護壁も開発
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の樹脂壁板付き防
護壁において、前記のように樹脂壁板の端縁部近くにボ
ルト孔を設け支柱にボルトで連結して固着すると、ボル
ト孔と端縁との間隔を十分に確保できずその端縁部に引
張荷重が繰り返し負荷されて、固着部の耐力が基本的に
不足しまた強度が低下して剪断破壊され易い。また、樹
脂壁板の端縁部に枠部材を嵌着して補強すると、擦損は
回避されるが、樹脂壁板の端縁部の剪断破壊の防止には
あまり効果なく、引張荷重で端縁部が枠部材から抜け出
る恐れがあるなどの課題がある。
【0005】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたたものであつて、その目的とする処は、
樹脂壁板の端縁部の少なくとも一面に適宜サイズの樹脂
補強板又は鋼補強板を一体化して、ボルト孔付きの樹脂
板重合補強部又は鋼板重合補強部とし、樹脂壁板の張設
性能、信頼性とともに耐久性を向上した樹脂壁板付き防
護壁を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、樹脂壁板ある
いはまたコード入り樹脂壁板の端縁部の少なくとも一面
に、樹脂壁板と同等以上の強度材の樹脂補強板を樹脂−
樹脂系接着剤で一体に接着して樹脂板重合補強部に形成
しボルト孔を設け、又は、鋼補強板を金属−樹脂系接着
剤で一体に接着して鋼板重合補強部に形成しボルト孔を
設けて、この樹脂板重合補強部又は鋼板重合補強部を支
柱にボルトで固着して樹脂壁板を張設したことにより、
樹脂壁板の固着部の耐力を効果的に高め引張荷重の繰り
返し負荷に対する剪断破壊を防止して、樹脂壁板の張設
性能、信頼性とともに耐久性を高めている。
【0007】また、前記の樹脂補強板又は鋼補強板の幅
サイズをコード入り樹脂壁板のコード間隔よりも広幅に
形成して、この板重合補強部又は鋼板重合補強部の両側
内にそれぞれコードを配置したことにより、コード入り
樹脂壁板における固着部の耐力及び剪断破壊の防止性能
をさらに効果的に高めている。
【0008】
【作用】採光性を有する樹脂壁板あるいはまたコード入
り樹脂壁板の端縁部の少なくとも一面に、樹脂壁板と同
等以上の強度材の樹脂補強板を樹脂−樹脂系接着剤で一
体に接着し樹脂板重合補強部に形成してボルト孔を設
け、又は、鋼補強板を金属−樹脂系接着剤で一体に接着
して板重合補強部に形成しボルト孔を設けて、この樹脂
板重合補強部又は鋼板重合補強部を支柱にボルトで固着
することにより、樹脂壁板を支柱に容易に張設すること
ができる。樹脂壁板の端縁部面に樹脂補強板又は鋼補強
板を一体に接着して形成した樹脂板重合補強部又は鋼板
重合補強部は、樹脂壁板の固着部を効果的に補強して負
荷される引張荷重に対応した優れた耐力を発揮してその
剪断破壊等が効果的に防止され、樹脂壁板の張設性能、
信頼性とともに耐久性を著しく高めている。
【0009】また、コード入り樹脂壁板において、樹脂
補強板又は鋼補強板の幅サイズをこの樹脂壁板のコード
間隔よりも広幅に形成して、樹脂板重合補強部又は鋼板
重合補強部の両側内にそれぞれコードを配置したことに
より、コード入り樹脂壁板の固着部の耐力及び剪断破壊
の防止性能をさらに効果的に高めている。
【0010】
【実施例】図1ないし図3に本発明の各実施例を示す。
図中1は支柱、2は採光性を有する樹脂壁板、3は採光
性を有するコード4入り樹脂壁板、5はアンカーボルト
6で配置された支柱のベースプレート、7は支柱間に配
置された繋ぎ材、8,19は樹脂壁板を固着するボル
ト、8a,b、19a,bは座金とナツト、11,11
aは樹脂補強板、12は樹脂−樹脂系接着剤、13はボ
ルト孔、14a,b、24a,bは樹脂板重合補強部、
15,15aは鋼補強板、16は金属−樹脂系接着剤、
18a,b、28a,bは鋼板重合補強部、L1はコー
ド入り樹脂壁板のコード間隔、L2,L4は樹脂補強板
又は鋼補強板の幅サイズ、L3はボルト孔と樹脂壁板の
端縁との距離である。
【0011】図示の第1実施例は、間隔を置き建て込ん
だ各支柱1に採光性を有する遮音、防風や防雪用の樹脂
壁板2あるいはまたコード4入り樹脂壁板3を張設した
樹脂壁板付き防護壁において、樹脂壁板2,3の端縁部
の少なくとも一面に、樹脂壁板と同等以上の強度材の樹
脂補強板11,11aを樹脂−樹脂系接着剤12で一体
に接着して樹脂板重合補強部14a,b、24a,bに
形成し同樹脂板重合補強部内にボルト孔13を設けて、
樹脂板重合補強部を支柱にボルト8で固着して樹脂壁板
を張設した樹脂壁板付き防護壁になつている。
【0012】また、第2実施例は、前記の樹脂壁板付き
防護壁において、樹脂補強板11aの幅サイズL4をコ
ード4入り樹脂壁板3のコード間隔L1よりも広幅に形
成して、樹脂板重合補強部24a,24bの両側内にそ
れぞれコード4を配置したことを特徴とする樹脂壁板付
き防護壁になつている。
【0013】また、第3実施例は、間隔を置き建て込ん
だ各支柱1に採光性を有する遮音、防風や防雪用の樹脂
壁板2あるいはまたコード4入り樹脂壁板3を張設した
樹脂壁板付き防護壁において、樹脂壁板2,3の端縁部
の少なくとも一面に、鋼補強板15,15aを金属−樹
脂系接着剤16で一体に接着して鋼板重合補強部18
a,b,28a,bに形成し同鋼板重合補強部内にボル
ト孔13を設けて、鋼板重合補強部を支柱にボルト8で
固着して樹脂壁板を張設した樹脂壁板付き防護壁になつ
ている。
【0014】さらに、第4実施例は、前記の樹脂壁板付
き防護壁において、鋼補強板15aの幅サイズL4をコ
ード4入り樹脂壁板3のコード間隔L1よりも広幅に形
成して、鋼板重合補強部28a,bの両側内にそれぞれ
コード4を配置したことを特徴とする樹脂壁板付き防護
壁になつている。
【0015】さらに詳述すると、支柱1は、H形鋼や角
形鋼さらに鋼管等を適用し、例えば下端部にベースプレ
ート5等を一体的に取り付けて、道路や鉄道等に沿い複
数本のアンカーボルト6等で適宜の間隔で建て込み、各
支柱の中間部や必要に応じ上部、下部等の間に繋ぎ部材
7をボルト等で連結して補強する。
【0016】また、樹脂壁板は、ポリカーボネイトやア
クリル樹脂等の採光性を有する樹脂板からなり、図1な
いし図3に示すようにコード等を埋設しない樹脂壁板2
や、ナイロン等のコード4をコード間隔L1で埋設した
コード4入り樹脂壁板3を適用し、支柱1の間隔や風圧
等に対応した適宜の広さや厚さサイズに形成して、各支
柱に張設されて優れた遮音や防風、防雪機能を発揮す
る。
【0017】樹脂壁板2は、図2に示すように端縁部の
一面に、適度の上下間隔を置き適度の幅サイズL2の樹
脂補強板11を樹脂−樹脂系接着剤12で強力に接着し
一体化した樹脂板重合補強部14aとし、この樹脂板重
合補強部内にボルト孔13を設けて(ボルト孔と端縁と
の間を適度の間隔L3に確保)、ボルト孔13付き樹脂
板重合補強部14aに形成し(図2B参照)、また、端
縁部の両面に、同様な樹脂補強板11を同様に強力に接
着し一体化した樹脂板重合補強部14bとし、同様にボ
ルト孔13を設けて、ボルト孔13付き樹脂板重合補強
部14bに形成したり(図2C参照)、又は、端縁部の
一面又は両面に、同様な形状の鋼補強板15を金属−樹
脂系接着剤16で強力に接着して一体化した鋼板重合補
強部18a,18bとし、この鋼板重合補強部内に同様
にボルト孔13を設けて、ボルト孔付き鋼板重合補強部
18a,18bに形成する(図2D,E参照)。
【0018】また、コード4入り樹脂壁板3では、図3
に示すように端縁部の一面に、同様な形状の樹脂補強板
11aを同様に接着して一体化しボルト孔13を設け
て、ボルト孔13付き樹脂板重合補強部24aに形成し
(図3B参照)、また端縁部の両面に、同様な樹脂補強
板11aを同様に接着して一体化しボルト孔13を設け
て、ボルト孔付き樹脂板重合補強部24bに形成したり
(図3C参照)、又は、端縁部の一面又は両面に、同様
な鋼補強板15aを同様に一体に接着しボルト孔13を
設けて、ボルト孔13付き鋼板重合補強部28a,28
bに形成する(図3D,E参照)。
【0019】前記の樹脂補強板11,11aは、樹脂壁
板2,3と同じポリカーボネイトやアクリル樹脂等の樹
脂板や同等以上の適度の強度材で形成した樹脂板を適用
し、樹脂壁板に負荷される引張荷重Fに対応させて樹脂
板重合補強部(固着部)の耐力を適度に高めるように、
適度の厚さ及び広さサイズに形成して樹脂壁板の一面又
は両面に接着する。この樹脂−樹脂系接着剤12は、樹
脂壁板と同系統やさらに強力な各種の樹脂系接着剤を適
用して、樹脂壁板に樹脂補強板を強力に接着し一体化す
る。
【0020】鋼補強板15,15aは、引張荷重Fに対
応させて鋼板重合補強部(固着部)の耐力を適度に高め
るように、適度の厚さ及び広さサイズに形成して樹脂壁
板の一面又は両面に接着する。この金属−樹脂系接着剤
16は、エポキシ樹脂接着剤等の強力な樹脂系接着剤を
適用して、樹脂壁板の一面又は両面に鋼補強板を強力に
接着して一体化する。
【0021】前記の樹脂補強板11,11a及び鋼補強
板15,15aは、この幅サイズL2をボルト孔13の
直径に対しほぼ3〜5倍の範囲、ボルト孔13と樹脂壁
板の端縁との距離L3をボルト孔の直径に対しほぼ2倍
以上に設定することにより、樹脂壁板の固着部の耐力を
局部的に効果的に高める。さらに、コード4入り樹脂壁
板3では、樹脂補強板11,11a及び鋼補強板15,
15aの幅サイズL4を、樹脂壁板3のコード間隔L1
よりも適度の広幅に形成して、この樹脂板重合補強部2
4a,24b及び鋼板補強重合部28a,28bの両側
内にそれぞれコード4を配置した構造にしている。
【0022】さらに、図1に示すように支柱1の前面に
樹脂壁板2やコード4入り樹脂壁板3の中間部を固着す
る場合は、図示のように樹脂壁板2、3の一面又は両面
に樹脂補強板又は鋼補強板21を同様な手段で接着して
一体化し、ボルト孔13を設けて、中間部の固着部(樹
脂板重合補強部又は鋼板重合補強部)を形成する。
【0023】図1に示すように適宜の間隔を置き建て込
んだ各支柱1に樹脂壁板2やコード4入り樹脂壁板3を
張設する。即ち、図示のようにその端縁部を支柱のフラ
ンジ1a裏側に配置して、これらの固着部(樹脂板重合
補強部又は鋼板重合補強部)を支柱のフランジにボルト
8で連結して固着し(図1B,C参照)、樹脂壁板の中
間部は、支柱のフランジ1a表側に配置した固着部(樹
脂補強板又は鋼補強板21の接着部)をボルト8や19
で連結して固着し、樹脂壁板2,3の他方の端縁部を同
様に固着し張設して、各支柱1に樹脂壁板を容易に強固
に張設することができる。
【0024】例えば樹脂板重合補強部14aと鋼板重合
補強部18aの場合は、図1(B)の図示左側に示す固
着構造に、樹脂板重合補強部14bと鋼板重合補強部1
8bの場合は、図1(B)の図示右側に示す固着構造
に、支柱1の前面に樹脂補強板又は鋼補強板21の接着
部を固着する場合は、図1(D)や(E)のような固着
構造に、樹脂板重合補強部24a,24bや鋼板重合補
強部28a,28bの場合も、前記と同様な固着構造に
なる(図示省略)。それらの固着にはボルト8、座金8
a及びナツト8bや、ボルト19、座金19a及びナツ
ト19bが適用される。また、前記の固着構造の各態様
は、樹脂壁板2,3のサイズや風圧等に対応させて適用
し所要の耐力、固着力を確保する。
【0025】前記の固着構造において、樹脂壁板2,3
と同等以上の強度材で形成した樹脂補強板11,11a
を、樹脂壁板の端縁部に樹脂−樹脂系接着剤12で強力
に接着し一体化した樹脂板重合補強部14a,b、24
a,bとして固着部に形成するため、樹脂補強板が固着
部の耐力増加に効果的に寄与し、この固着部は、ボルト
孔13と樹脂壁板の端縁との距離L3を従来と同様に確
保しても表1に示すような優れた耐力を発揮して、前記
のように支柱1にボルト連結して固着し引張荷重Fが繰
り返し負荷されても、この樹脂板重合補強部が多少損傷
される程度で、引張荷重に対応した固着力が十分に確保
されるなど、樹脂壁板の張設性能、信頼性とともに耐久
性が著しく高められる。
【0026】また、鋼補強板15,15aを、樹脂壁板
の端縁部に金属−樹脂系接着剤16で強力に接着して一
体化した鋼板重合補強部18a,b、28a,bとして
固着部に形成するため、鋼補強板が固着部の耐力増加に
効果的に寄与し、この固着部は、距離L3を従来と同様
に確保しても前記と同等以上の優れた耐力を発揮し、引
張荷重Fが繰り返し負荷されてもこの鋼板重合補強部は
格別に擦損されず、引張荷重に対応した固着力が十分に
確保されて、前記と同等以上の優れた作用、効果が得ら
れる。
【0027】また、コード4入り樹脂壁板3において、
前記の樹脂補強板11,11a又は鋼補強板15,15
aの幅サイズL4を樹脂壁板3のコード間隔L1よりも
適度に広幅に形成して、樹脂板重合補強部24a,b又
は鋼板重合補強部28a,b鋼の両側内にそれぞれコー
ド4を配置したことにより、樹脂壁板3の固着部の補
強、固着性能がさらに高められている。
【0028】さらに、樹脂補強板11,11a及び鋼補
強板15,15aの幅サイズL2をボルト孔13の直径
に対しほぼ3〜5倍の範囲、ボルト孔13と樹脂壁板の
端縁との距離L3をボルト孔の直径に対しほぼ2倍以上
に設定することにより、樹脂壁板2,3の端縁部の固着
部が適度の範囲で補強されて、樹脂壁板が必要最小限の
適度の範囲で局部的かつ効果的に補強されて耐力ととも
に固着性能、信頼性がさらに高められる。従ってまた、
固着部の補強や支柱への取り付けが容易が容易になり低
コストで提供されるなど、総合的に優れた樹脂壁板の張
設性能、信頼性とともに耐久性が得られる。
【0029】
【表1】 表1に示す試料及び引張試験は、樹脂壁板(アクリル板
−サイズ300×300mm、厚さ3,4,5mm)を形成
して、各樹脂壁板の端縁部にボルト孔(15mmφ)を設
けて従来例とし、樹脂壁板の端縁部に鉄板(t=1.6)枠を
嵌着し同様なボルト孔を設けて他の従来例とし、各樹脂
壁板の端縁部の片面、両面に樹脂補強板(アクリル板−
サイズ50×50mm、厚さ3,4,5mm)を一体的に接
着し同様なボルト孔を設けて各実施例とし、さらに、鉄
板(1.6mm)の端縁部に同様なボルト孔を設けて比較
例とし、これら各試料のボルト孔にボルトを挿通してボ
ルト孔部分が破壊するまでの最大荷重を測定して評価し
たものである。なお、実施例3−2,3−3の場合は、
固着部の剪断破壊前に樹脂壁板自体が剪断破壊したた
め、この剪断破壊時の荷重を平均最大荷重として表示し
ている。
【0030】表1の評価から明らかなように、従来例2
−2(図4C参照)のように樹脂壁板の端縁部に鉄板枠
を嵌着しても、従来例2−1(図4A,B参照)に比べ
固着部の耐力が格別に大きく増加されないのに対し、樹
脂補強板を片面に接着した実施例1−2,2−3,3−
2は、従来例1−1,2−1,3−1に比べ固着部の耐
力が2倍以上に、また、樹脂補強板を両面に接着した実
施例1−3,2−4,3−3は、従来例1−1,2−
1,3−1に比べ固着部の耐力が3倍以上にそれぞれ増
加されることが確認された。即ち、樹脂補強板の一体化
によつてこの樹脂補強板が固着部の耐力増加に効果的に
寄与し、樹脂壁板や風圧等に対応して樹脂補強板を厚さ
や広さサイズを適正に設定することにより、十分に信頼
性のある張性性能を得ることができることが確認され
た。
【0031】また、鋼補強板を一体化した固着部(鋼板
重合補強部)についても、前記の樹脂板重合補強部と同
等以上の耐力が得られることを確認している。さらに、
樹脂補強板及び鋼補強板の幅サイズL2をボルト孔13
の直径に対しほぼ3〜5倍の範囲、ボルト孔13と樹脂
壁板の端縁との距離L3をボルト孔の直径に対しほぼ2
倍以上に設定することにより、前記のような張設性能、
信頼性が得られることも確認している。
【0032】
【発明の効果】本発明は、前述のように採光性を有する
樹脂壁板あるいはまたコード入り樹脂壁板の端縁部の少
なくとも一面に、樹脂壁板と同等以上の強度材の樹脂補
強板を樹脂−樹脂系接着剤で一体に接着して樹脂板重合
補強部に形成しボルト孔を設けて、又は、鋼補強板を金
属−樹脂系接着剤で一体に接着して鋼板重合補強部に形
成しボルト孔を設けて、樹脂板重合補強部又は鋼板重合
補強部に形成し、この樹脂板重合補強部又は鋼板重合補
強部を固着部として支柱にボルトで容易に張設でき、樹
脂補強板又は鋼補強板の一体化は固着部の耐力増加に効
果的に寄与し、この固着部は引張荷重に対応した優れた
耐力、固着力を発揮して、固着部の耐力及び剪断破壊の
防止性能を効果的に高め、固着部の補強や支柱への取り
付けが容易が容易になり低コストで提供されるなど、樹
脂壁板の張設性能、信頼性及び耐久性が著しく向上され
ている。
【0033】また、コード入り樹脂壁板において、樹脂
補強板又は鋼補強板の幅サイズをコード入り樹脂壁板の
コード間隔よりも広幅に形成して、樹脂板重合補強部又
は鋼板重合補強部の両側内にそれぞれコードを配置した
ことにより、コード入り樹脂壁板における固着部の耐
力、固着力及び剪断破壊の防止性能をさらに効果的に高
められている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体構造の正面図(A)
とX−X部分の平面図(B)とY−Y部分の断面図
(C)とX1−X1部分の平面図(D)及びY1−Y1
部分の断面図(E)
【図2】樹脂壁板の側面図(A)と平面図(B)と他例
を示す平面図(C)と他例を示す平面図(D)及び他例
を示す平面図(E)
【図3】コード入り樹脂壁板の側面図(A)と平面図
(B)と他例を示す平面図(C)と他例を示す平面図
(D)及び他例を示す平面図(E)
【図4】従来例を示す樹脂壁板の固着部の平面図(A)
とその樹脂壁板の固着部分の側面図(B)及び他例を示
す固着部の平面図(C)である。
【符号の説明】
1 支柱 2,3 樹脂壁板 4 コード 8,19 ボルト 11,11a 樹脂補強板 12 樹脂−樹脂系接着剤 13 ボルト孔 14a,b、24a,b 樹脂板重合補強部 15,15a 鋼補強板 16 金属−樹脂系接着剤 18a,b、28a,b 鋼板重合補強部 L1 コード間隔 L4 幅サイズ(樹脂補強板,鋼補強板)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔を置き建て込んだ各支柱に採光性を
    有する遮音や防風、防雪用の樹脂壁板あるいはまたコー
    ド入り樹脂壁板を張設した樹脂壁板付き防護壁におい
    て、樹脂壁板の端縁部の少なくとも一面に、樹脂壁板と
    同等以上の強度材の樹脂補強板を樹脂−樹脂系接着剤で
    一体に接着して樹脂板重合補強部に形成し同樹脂板重合
    補強部にボルト孔を設けて、樹脂板重合補強部を支柱に
    ボルトで固着して樹脂壁板を張設したことを特徴とする
    樹脂壁板付き防護壁。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の樹脂壁板付き防護壁にお
    いて、前記の樹脂補強板の幅サイズをコード入り樹脂壁
    板のコード間隔よりも広幅に形成して、樹脂板重合補強
    部の両側内にそれぞれコードを配置したことを特徴とす
    る樹脂壁板付き防護壁。
  3. 【請求項3】 間隔を置き建て込んだ各支柱に採光性を
    有する遮音や防風、防雪用の樹脂壁板あるいはまたコー
    ド入り樹脂壁板を張設した樹脂壁板付き防護壁におい
    て、樹脂壁板の端縁部の少なくとも一面に、鋼補強板を
    金属−樹脂系接着剤で一体に接着して鋼板重合補強部に
    形成し同鋼板重合補強部にボルト孔を設けて、鋼板重合
    補強部を支柱にボルトで固着して樹脂壁板を張設したこ
    とを特徴とする樹脂壁板付き防護壁。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の樹脂壁板付き防護壁にお
    いて、前記の鋼補強板の幅サイズをコード入り樹脂壁板
    のコード間隔よりも広幅に形成して、鋼板重合補強部の
    両側内にそれぞれコードを配置したことを特徴とする樹
    脂壁板付き防護壁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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