JPH08285205A - 石炭火力プラントの運転制御方法 - Google Patents
石炭火力プラントの運転制御方法Info
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- JPH08285205A JPH08285205A JP8408395A JP8408395A JPH08285205A JP H08285205 A JPH08285205 A JP H08285205A JP 8408395 A JP8408395 A JP 8408395A JP 8408395 A JP8408395 A JP 8408395A JP H08285205 A JPH08285205 A JP H08285205A
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- Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 負荷変化時のプロセス変動量を小さくするこ
とができる石炭火力プラントの運転制御方法を提供する
こと。 【構成】 関数発生器301は、ミル運転台数に対する
下限負荷を設定し、関数発生器302は、ミル運転台数
に対する上限負荷を設定する。高値選択器303は、負
荷指令200と関数発生器301の出力信号とで高値側
の信号を選択する。低値選択器304は、高値選択器3
03の出力信号S13と関数発生器300の出力信号と
で低値側の信号を選択する。到達負荷は、負荷指令20
0がミル運転台数に対して予め定められた上下限負荷範
囲内にある場合は、負荷指令200が到達負荷となり、
負荷指令200がミル運転台数に対して予め定められた
上下限負荷範囲を越えた信号であれば、上限負荷又は、
下限負荷が到達負荷として選択される。
とができる石炭火力プラントの運転制御方法を提供する
こと。 【構成】 関数発生器301は、ミル運転台数に対する
下限負荷を設定し、関数発生器302は、ミル運転台数
に対する上限負荷を設定する。高値選択器303は、負
荷指令200と関数発生器301の出力信号とで高値側
の信号を選択する。低値選択器304は、高値選択器3
03の出力信号S13と関数発生器300の出力信号と
で低値側の信号を選択する。到達負荷は、負荷指令20
0がミル運転台数に対して予め定められた上下限負荷範
囲内にある場合は、負荷指令200が到達負荷となり、
負荷指令200がミル運転台数に対して予め定められた
上下限負荷範囲を越えた信号であれば、上限負荷又は、
下限負荷が到達負荷として選択される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石炭火力プラントの運
転制御方法に係り、負荷変化時に動的補正信号(以下先
行制御量と称する。)を用いてプラントの安定運転を図
るのに好適な石炭火力プラントの運転制御方法に関す
る。
転制御方法に係り、負荷変化時に動的補正信号(以下先
行制御量と称する。)を用いてプラントの安定運転を図
るのに好適な石炭火力プラントの運転制御方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3に石炭火力プラントの構成を示す。
同図において、石炭火力プラントは、運転制御装置10
と、ボイラ20と、給炭機30と、ミル40と、タ−ビ
ン・発電機70とを有している。また50はエアダン
パ、60は給水弁である。
同図において、石炭火力プラントは、運転制御装置10
と、ボイラ20と、給炭機30と、ミル40と、タ−ビ
ン・発電機70とを有している。また50はエアダン
パ、60は給水弁である。
【0003】火力プラントの制御盤10では図示してな
い中央給電所のような上位の制御盤から与えられる負荷
指令200等の指令信号に基づき、ボイラ入力量を作成
し、ボイラに供給する給水量・燃料量・空気流量の各基
本制御量と動的補正信号を加え各調整量を算出する。
い中央給電所のような上位の制御盤から与えられる負荷
指令200等の指令信号に基づき、ボイラ入力量を作成
し、ボイラに供給する給水量・燃料量・空気流量の各基
本制御量と動的補正信号を加え各調整量を算出する。
【0004】石炭火力プラントのミルは負荷により規定
の運転台数で運用される。図4にミルの運転台数と負荷
との関係を示す(但し、数値については便宜上のもの
で、発電容量、ミル容量により異なる)。ミルの運転台
数と負荷との関係は、負荷0%から25%までの範囲で
はミル2台で運転し、以下25%から50%が3台、5
0%から75%が4台、75%から100%が5台とい
うように、負荷に対しミル運転台数は一義的に決まる関
係にある。
の運転台数で運用される。図4にミルの運転台数と負荷
との関係を示す(但し、数値については便宜上のもの
で、発電容量、ミル容量により異なる)。ミルの運転台
数と負荷との関係は、負荷0%から25%までの範囲で
はミル2台で運転し、以下25%から50%が3台、5
0%から75%が4台、75%から100%が5台とい
うように、負荷に対しミル運転台数は一義的に決まる関
係にある。
【0005】運転台数と負荷との関係をグラフに示すと
図の様に、0台から2台までのミルに対しての運転可能
な負荷範囲は、下限が0%で上限は25%、2台から3
台までのミルに対しての運転可能な負荷範囲は、下限が
25%で上限は50%、3台から4台では下限が50%
で上限は75%、4台から5台では下限が75%で上限
は100%、といった以上の様な関係がある。
図の様に、0台から2台までのミルに対しての運転可能
な負荷範囲は、下限が0%で上限は25%、2台から3
台までのミルに対しての運転可能な負荷範囲は、下限が
25%で上限は50%、3台から4台では下限が50%
で上限は75%、4台から5台では下限が75%で上限
は100%、といった以上の様な関係がある。
【0006】また、ミルは起動してからバ−ナに石炭が
供給されて点火するまでに数十分の時間を要する(これ
をミルウォ−ミングと言う)。したがってミルの起動・
停止は負荷変化を止めた状態(負荷定値)で行なわれ
る。このような石炭火力プラントの運用において、負荷
変化がミル運転台数の増減が発生する負荷を通過する場
合、その負荷で一担、定値にしてミルを入切する必要が
ある。
供給されて点火するまでに数十分の時間を要する(これ
をミルウォ−ミングと言う)。したがってミルの起動・
停止は負荷変化を止めた状態(負荷定値)で行なわれ
る。このような石炭火力プラントの運用において、負荷
変化がミル運転台数の増減が発生する負荷を通過する場
合、その負荷で一担、定値にしてミルを入切する必要が
ある。
【0007】従来の石炭火力プラントの運転制御方式に
あっては、このミルの入切に関係なく、先行制御量を負
荷変化の開始負荷と最終到達負荷から算出していたため
に、ミル入切による定値運転状態がある場合に過多の先
行制御量が入り、プロセス量を大きく変動させる結果と
なっていた。
あっては、このミルの入切に関係なく、先行制御量を負
荷変化の開始負荷と最終到達負荷から算出していたため
に、ミル入切による定値運転状態がある場合に過多の先
行制御量が入り、プロセス量を大きく変動させる結果と
なっていた。
【0008】図5及び図6に従来の石炭火力プラントの
運転制御方式を示す。これらの図において、負荷指令2
00はステップ的な要求値S01である(図6
(a))。負荷指令200を変化率制限器101を通し
リニアな信号S02とする(図6(b))。更に信号S
02は微分器102入力され、信号S02の傾きが算出
される(図6(c))。
運転制御方式を示す。これらの図において、負荷指令2
00はステップ的な要求値S01である(図6
(a))。負荷指令200を変化率制限器101を通し
リニアな信号S02とする(図6(b))。更に信号S
02は微分器102入力され、信号S02の傾きが算出
される(図6(c))。
【0009】一方、減算器103は負荷指令200より
変化率制限器101の出力信号S02を減算することに
より、到達負荷までの負荷変化分S04を算出する(図
6(d))。この負荷変化分S04をモニタリレ−10
4で監視する。到達負荷までの負荷変化分S04がα%
以上であればモニタリレ−104はON接点を出力し、
α%以下となる時点、すなわち到達負荷まで近づいた時
点で、換言すれば到達負荷のβ時間前にOFFする(図
6(e))。
変化率制限器101の出力信号S02を減算することに
より、到達負荷までの負荷変化分S04を算出する(図
6(d))。この負荷変化分S04をモニタリレ−10
4で監視する。到達負荷までの負荷変化分S04がα%
以上であればモニタリレ−104はON接点を出力し、
α%以下となる時点、すなわち到達負荷まで近づいた時
点で、換言すれば到達負荷のβ時間前にOFFする(図
6(e))。
【0010】切換器105はモニタリレー104の出力
信号S05がONの時、微分器102の出力信号S03
を選択し、OFFの時0%信号を選択するように動作す
る(図6(f))。これにより到達負荷までの負荷変化
分がα%以上の時、微分器102からの出力信号が出力
され、α%以下で0%になる。
信号S05がONの時、微分器102の出力信号S03
を選択し、OFFの時0%信号を選択するように動作す
る(図6(f))。これにより到達負荷までの負荷変化
分がα%以上の時、微分器102からの出力信号が出力
され、α%以下で0%になる。
【0011】この切換器105の出力信号は変化率制限
器106に入力され、変化率制限器106で適量のレ−
トが付けられ、この変化率制限器106の出力を先行制
御量としている(図6(g))。
器106に入力され、変化率制限器106で適量のレ−
トが付けられ、この変化率制限器106の出力を先行制
御量としている(図6(g))。
【0012】なお減算器103、モニタリレー104、
切換器105及び変化率制限器106は負荷上昇側で使
うもので、減算器107、モニタリレー108、切換器
109及び変化率制限器110は負荷下降時に使う。減
算器107の符号が減算器103と逆になっているのは
このためである。
切換器105及び変化率制限器106は負荷上昇側で使
うもので、減算器107、モニタリレー108、切換器
109及び変化率制限器110は負荷下降時に使う。減
算器107の符号が減算器103と逆になっているのは
このためである。
【0013】加算器111は、この負荷上昇側の信号と
下降側の信号を合成するためのものである。この合成さ
れた先行制御量が最終的に、給水量・燃料量・空気流量
の動的補正量として使用され、動的に遅れの生じる各調
整量を適正に保つことができるものである。以上の従来
方式における問題点を図7を参照して説明する。
下降側の信号を合成するためのものである。この合成さ
れた先行制御量が最終的に、給水量・燃料量・空気流量
の動的補正量として使用され、動的に遅れの生じる各調
整量を適正に保つことができるものである。以上の従来
方式における問題点を図7を参照して説明する。
【0014】負荷を50%から100%に上昇させる場
合を例に採り説明する。負荷を50%から100%に上
昇させる負荷指令が出力されると、負荷変化は、75%
でミルの入操作が行なわれるために75%で定値となり
ミルの運転台数が追加される。 すなわち、50%から
100%の負荷上昇は、50%から75%の負荷変化
と、75%から100%への負荷変化の合成で成立す
る。負荷定値は変化率制限器B01のスイッチにミルウ
ォ−ミング中が入力されると変化率制限器101は出力
をホ−ルドすることで実現される。
合を例に採り説明する。負荷を50%から100%に上
昇させる負荷指令が出力されると、負荷変化は、75%
でミルの入操作が行なわれるために75%で定値となり
ミルの運転台数が追加される。 すなわち、50%から
100%の負荷上昇は、50%から75%の負荷変化
と、75%から100%への負荷変化の合成で成立す
る。負荷定値は変化率制限器B01のスイッチにミルウ
ォ−ミング中が入力されると変化率制限器101は出力
をホ−ルドすることで実現される。
【0015】負荷指令200は目標到達負荷が50%か
ら100%にステップ状に上昇する(図7(a))。負
荷指令200が入力された変化率制限器101の出力信
号S02は50%から75%まで一定レ−トで上昇する
(図7(b))。負荷が75%に到達するとミルが一台
ウォ−ミングに入るため、変化率制限器101はその出
力をホ−ルドし、、75%で定値となる。
ら100%にステップ状に上昇する(図7(a))。負
荷指令200が入力された変化率制限器101の出力信
号S02は50%から75%まで一定レ−トで上昇する
(図7(b))。負荷が75%に到達するとミルが一台
ウォ−ミングに入るため、変化率制限器101はその出
力をホ−ルドし、、75%で定値となる。
【0016】ミルウォ−ミングが完了する(ミルの運転
台数が1台加算される。)と変化率制限器101は出力
のホ−ルドを解除し、変化率制限器101の出力は再び
75%から100%へ一定レ−トで上昇する(信号S0
2)。
台数が1台加算される。)と変化率制限器101は出力
のホ−ルドを解除し、変化率制限器101の出力は再び
75%から100%へ一定レ−トで上昇する(信号S0
2)。
【0017】変化率制限器101の出力は、微分器10
2に入力され、微分器102の出力は変化率制限器10
1の出力信号S02の傾きS03となる(図7
(c))。
2に入力され、微分器102の出力は変化率制限器10
1の出力信号S02の傾きS03となる(図7
(c))。
【0018】減算器103の出力である到達負荷までの
負荷変化分S04は到達負荷が負荷指令200であるた
め100%負荷から変化率制限器101の出力信号S0
2が減算されることにより得られる(図7(d))。こ
れにより到達負荷までの負荷変化分S04を監視するモ
ニタリレ−104の出力S05は50%から75%への
負荷変化ではOFFせず、75%から100%の負荷変
化の時にのみOFFする(図7(e))。したがって先
行制御量となる切換器105の出力信号S06ひいては
変化率制限器106の出力信号S07は50%から75
%の負荷変化では本来75%負荷到達時点のβ時間前か
ら0%に落としたいにもかかわらず、変化率制限器10
1が出力をホ−ルドして微分器102の出力信号S03
が0になるまでは落ちない不具合があった(図7
(f),(g))。これは先行補正量が多目に投入され
てしまうために結果としてプロセス量(温度、圧力等)
を大きく変動させてしまうものであった。
負荷変化分S04は到達負荷が負荷指令200であるた
め100%負荷から変化率制限器101の出力信号S0
2が減算されることにより得られる(図7(d))。こ
れにより到達負荷までの負荷変化分S04を監視するモ
ニタリレ−104の出力S05は50%から75%への
負荷変化ではOFFせず、75%から100%の負荷変
化の時にのみOFFする(図7(e))。したがって先
行制御量となる切換器105の出力信号S06ひいては
変化率制限器106の出力信号S07は50%から75
%の負荷変化では本来75%負荷到達時点のβ時間前か
ら0%に落としたいにもかかわらず、変化率制限器10
1が出力をホ−ルドして微分器102の出力信号S03
が0になるまでは落ちない不具合があった(図7
(f),(g))。これは先行補正量が多目に投入され
てしまうために結果としてプロセス量(温度、圧力等)
を大きく変動させてしまうものであった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
石炭火力プラントの運転制御方式では、先行制御におい
て、負荷変化の到達負荷が最終的な到達目標負荷しか考
慮されていないため、負荷変化の途中でミルの入切が生
じ、負荷が定値となった場合の負荷変化における定値と
なる到達負荷を無視した状態で先行制御量が投入される
ため、プロセス変動が大きくなるという問題があった。
石炭火力プラントの運転制御方式では、先行制御におい
て、負荷変化の到達負荷が最終的な到達目標負荷しか考
慮されていないため、負荷変化の途中でミルの入切が生
じ、負荷が定値となった場合の負荷変化における定値と
なる到達負荷を無視した状態で先行制御量が投入される
ため、プロセス変動が大きくなるという問題があった。
【0020】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、上記ミル入切で定値となった場合に、到達
負荷を最終的な到達負荷でなくこの定値となる負荷で切
り替ることで、ミル入切で途中負荷変化がはいった場合
でも、適正な先行制御量を算出できる様にし、負荷変化
時のプロセス変動量を小さくすることができる石炭火力
プラントの運転制御方法を提供することを目的とする。
ものであり、上記ミル入切で定値となった場合に、到達
負荷を最終的な到達負荷でなくこの定値となる負荷で切
り替ることで、ミル入切で途中負荷変化がはいった場合
でも、適正な先行制御量を算出できる様にし、負荷変化
時のプロセス変動量を小さくすることができる石炭火力
プラントの運転制御方法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明の石炭火力プラン
トの運転制御方法は、プラントの負荷要求信号からボイ
ラ入力指令を作成し、該ボイラ入力指令に基づいて発電
機を駆動するタービンに供給する蒸気を生成するボイラ
に供給する給水量、燃料量、空気流量の各基本制御量を
決定し、これに負荷要求信号が変化した場合に負荷の変
化量に応じた制御量に相当する動的補正信号を加えて給
水量、燃料量、空気流量を制御する石炭火力プラントの
運転制御方法において、負荷変化終了後の到達負荷を予
め、ミルの運転台数から算出し、該算出された到達負荷
を目標到達負荷として前記動的補正信号を求めることを
特徴とする。
トの運転制御方法は、プラントの負荷要求信号からボイ
ラ入力指令を作成し、該ボイラ入力指令に基づいて発電
機を駆動するタービンに供給する蒸気を生成するボイラ
に供給する給水量、燃料量、空気流量の各基本制御量を
決定し、これに負荷要求信号が変化した場合に負荷の変
化量に応じた制御量に相当する動的補正信号を加えて給
水量、燃料量、空気流量を制御する石炭火力プラントの
運転制御方法において、負荷変化終了後の到達負荷を予
め、ミルの運転台数から算出し、該算出された到達負荷
を目標到達負荷として前記動的補正信号を求めることを
特徴とする。
【0022】また本発明の石炭火力プラントの運転制御
方法は、前記負荷変化時の到達負荷の算出は、前記プラ
ントの負荷要求信号である負荷指令をミル運転台数で決
まる予め定められた上限負荷及び下限負荷により制限す
ることにより求めることを特徴とする。
方法は、前記負荷変化時の到達負荷の算出は、前記プラ
ントの負荷要求信号である負荷指令をミル運転台数で決
まる予め定められた上限負荷及び下限負荷により制限す
ることにより求めることを特徴とする。
【0023】
【作用】負荷指令200がミル運転台数から定まる上限
負荷及び下限負荷の範囲内に制限されることで、ミル運
転台数の上下限負荷を越えた負荷指令に対して、到達負
荷は上限負荷、下限負荷で制限されているため、上記上
限負荷または下限負荷が、到達負荷となり、ミルの入切
で定値となる負荷と合致したものとなる。
負荷及び下限負荷の範囲内に制限されることで、ミル運
転台数の上下限負荷を越えた負荷指令に対して、到達負
荷は上限負荷、下限負荷で制限されているため、上記上
限負荷または下限負荷が、到達負荷となり、ミルの入切
で定値となる負荷と合致したものとなる。
【0024】したがって、ミル入切で途中負荷変化がは
いった場合でも、適正な先行制御量を算出でき、負荷変
化時のプロセス変動量を小さくすることができる。
いった場合でも、適正な先行制御量を算出でき、負荷変
化時のプロセス変動量を小さくすることができる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に本発明が適用される石炭火力プラントの運
転制御装置の要部の構成を示す。本実施例が図5に示し
た運転制御装置と構成上、異なる点は負荷指令制限部3
00を設けたことであり、その他の構成は同じである。
する。図1に本発明が適用される石炭火力プラントの運
転制御装置の要部の構成を示す。本実施例が図5に示し
た運転制御装置と構成上、異なる点は負荷指令制限部3
00を設けたことであり、その他の構成は同じである。
【0026】同図において、負荷制限部300は、関数
発生器301、302と、高値選択器303と、低値選
択器304とを有している。
発生器301、302と、高値選択器303と、低値選
択器304とを有している。
【0027】関数発生器301は、ミル運転台数に対す
る下限負荷を設定するもので、図4の点線で示した負荷
カ−ブを設定する。
る下限負荷を設定するもので、図4の点線で示した負荷
カ−ブを設定する。
【0028】また関数発生器302は、ミル運転台数に
対する上限負荷を設定するもので、図4の実線で示した
負荷カ−ブを設定する。
対する上限負荷を設定するもので、図4の実線で示した
負荷カ−ブを設定する。
【0029】高値選択器303は、負荷指令200と関
数発生器301の出力信号である上記ミル運転台数に対
する下限負荷信号S12とで高値側の信号を選択する。
数発生器301の出力信号である上記ミル運転台数に対
する下限負荷信号S12とで高値側の信号を選択する。
【0030】また低値選択器304は、高値選択器30
3の出力信号S13と関数発生器300の出力信号であ
るミル運転台数に対する上限負荷信号S11とで低値側
の信号を選択する。
3の出力信号S13と関数発生器300の出力信号であ
るミル運転台数に対する上限負荷信号S11とで低値側
の信号を選択する。
【0031】本実施例では、目標の到達負荷となる負荷
指令200に対して関数発生器301,302でハイパ
スフィルタ、ローパスフィルタをかけることで制限させ
るようにしたもので、到達負荷を現状運転のミル台数に
見当った負荷バンド内に押さえるようにしている。以上
により、到達負荷は、負荷指令200がミル運転台数に
対して予め定められた上下限負荷範囲内にある場合は、
負荷指令200が到達負荷となるし、負荷指令200が
ミル運転台数に対して予め定められた上下限負荷範囲を
越えた信号であれば、上限負荷又は、下限負荷が到達負
荷として選択されることになる。
指令200に対して関数発生器301,302でハイパ
スフィルタ、ローパスフィルタをかけることで制限させ
るようにしたもので、到達負荷を現状運転のミル台数に
見当った負荷バンド内に押さえるようにしている。以上
により、到達負荷は、負荷指令200がミル運転台数に
対して予め定められた上下限負荷範囲内にある場合は、
負荷指令200が到達負荷となるし、負荷指令200が
ミル運転台数に対して予め定められた上下限負荷範囲を
越えた信号であれば、上限負荷又は、下限負荷が到達負
荷として選択されることになる。
【0032】図2に負荷50%から100%へのロ−ド
アップする場合を例に図1の運転制御装置の各部の動作
状態を示す。
アップする場合を例に図1の運転制御装置の各部の動作
状態を示す。
【0033】負荷指令信号S01は50%から100%
へとステップ状に変化する(図2(a))。今、ミルの
運転台数が4台のt1区分にあるとする。負荷変化開始
時(a点)、ミルの運転台数は4台である。よって、ミ
ル運転台数からの上限負荷は75%、下限負荷は50%
であるから、関数発生器301,302からはそれぞ
れ、下限負荷50%を示す下限負荷信号S12、上限負
荷75%を示す上限負荷信号S11が出力される(図2
(d),(e))。
へとステップ状に変化する(図2(a))。今、ミルの
運転台数が4台のt1区分にあるとする。負荷変化開始
時(a点)、ミルの運転台数は4台である。よって、ミ
ル運転台数からの上限負荷は75%、下限負荷は50%
であるから、関数発生器301,302からはそれぞ
れ、下限負荷50%を示す下限負荷信号S12、上限負
荷75%を示す上限負荷信号S11が出力される(図2
(d),(e))。
【0034】一方、負荷指令200は50%から100
%に変化したわけで、高値選択器303の出力(S1
3)は高値側の信号100%(負荷指令200)が選択
されるものの、低値選択器304により関数発生器30
2の出力信号(S11)75%が選択されるため、負荷
変化開始時の到達負荷(S14の信号が到達負荷)は7
5%となる(図2(f),(g))。
%に変化したわけで、高値選択器303の出力(S1
3)は高値側の信号100%(負荷指令200)が選択
されるものの、低値選択器304により関数発生器30
2の出力信号(S11)75%が選択されるため、負荷
変化開始時の到達負荷(S14の信号が到達負荷)は7
5%となる(図2(f),(g))。
【0035】また負荷指令200は変化率制限器101
に入力され、変化率制限器101によりリニアな信号S
02に変換される(図2(b))。但し、この変化率制
器101は、ミルウォ−ミング中は出力をホ−ルドする
ため、負荷が75%に達すると、ミルウォ−ミングの負
荷となるため、ミルウォ−ミング完了まで出力をホ−ル
ドする。更に微分器102により変化率制限器101の
出力信号S02の傾きS03が算出される(図2
(h))。
に入力され、変化率制限器101によりリニアな信号S
02に変換される(図2(b))。但し、この変化率制
器101は、ミルウォ−ミング中は出力をホ−ルドする
ため、負荷が75%に達すると、ミルウォ−ミングの負
荷となるため、ミルウォ−ミング完了まで出力をホ−ル
ドする。更に微分器102により変化率制限器101の
出力信号S02の傾きS03が算出される(図2
(h))。
【0036】また減算器103は、低値選択器304の
出力信号である到達負荷S14から変化率制限器101
の出力信号S02を減算することにより、到達負荷まで
の負荷変化分(S04)を算出する(図2(i))。こ
の負荷変化分S04をモニタリレ−104で監視し、到
達負荷までの負荷変化分S04がα%以上であればこの
モニタリレ−104はON接点の信号を出力し、負荷変
化分S04がα%以下、つまり到達負荷まで近づいたこ
とでOFF接点の信号を出力する(S05)(図2
(j))。
出力信号である到達負荷S14から変化率制限器101
の出力信号S02を減算することにより、到達負荷まで
の負荷変化分(S04)を算出する(図2(i))。こ
の負荷変化分S04をモニタリレ−104で監視し、到
達負荷までの負荷変化分S04がα%以上であればこの
モニタリレ−104はON接点の信号を出力し、負荷変
化分S04がα%以下、つまり到達負荷まで近づいたこ
とでOFF接点の信号を出力する(S05)(図2
(j))。
【0037】切換器105はモニタリレ−104の出力
信号S05がONの時、微分器102からの信号を選択
し、OFFの時、0%信号が選択するように切り換える
(図2(k))。これにより到達負荷までの負荷変化分
S04がα%以上の時、微分器102からの出力信号が
出力され、α%以下で0%になる。この切換器105の
出力信号S06に変化率制限器106で適量のレ−トを
付け先行制御量S07を作する。減算器103、モニタ
リレー104、切換器105及び変化率制限器106は
負荷上昇側で使用し、減算器107、モニタリレー10
8、切換器109及び変化率制限器110は負荷下降時
に使用する。加算器111はこの負荷上昇側と負荷下降
側の各出力を合成するものである。
信号S05がONの時、微分器102からの信号を選択
し、OFFの時、0%信号が選択するように切り換える
(図2(k))。これにより到達負荷までの負荷変化分
S04がα%以上の時、微分器102からの出力信号が
出力され、α%以下で0%になる。この切換器105の
出力信号S06に変化率制限器106で適量のレ−トを
付け先行制御量S07を作する。減算器103、モニタ
リレー104、切換器105及び変化率制限器106は
負荷上昇側で使用し、減算器107、モニタリレー10
8、切換器109及び変化率制限器110は負荷下降時
に使用する。加算器111はこの負荷上昇側と負荷下降
側の各出力を合成するものである。
【0038】これにより、50%から75%での負荷変
化時にも、到達負荷を75%と算出できたことにより、
先行制御量を負荷が75%到達のβ時間前から減少させ
ることができ、プロセス変動の少ない、最適な先行制御
量を投入することが可能となる。
化時にも、到達負荷を75%と算出できたことにより、
先行制御量を負荷が75%到達のβ時間前から減少させ
ることができ、プロセス変動の少ない、最適な先行制御
量を投入することが可能となる。
【0039】次に 75%での定値の間、ミルウォ−ミ
ングを行ないミルが1台追加されると同時に75%から
100%の負荷変化が開始され図中t2区分へ移行す
る。ミルの運転台数が4台から5台となったことによ
り、関数発生器301,302の出力信号(S12,S
11)はそれぞれ、75%、100%となり、高値選択
器303、低値選択器304で選択される信号は100
%となり、到達負荷は100%となる。
ングを行ないミルが1台追加されると同時に75%から
100%の負荷変化が開始され図中t2区分へ移行す
る。ミルの運転台数が4台から5台となったことによ
り、関数発生器301,302の出力信号(S12,S
11)はそれぞれ、75%、100%となり、高値選択
器303、低値選択器304で選択される信号は100
%となり、到達負荷は100%となる。
【0040】ミルウォ−ミングが完了したことで変化率
制限器101は出力のホールド動作を解除し、その出力
S02は75%から100%へ、一定のレ−トで増加を
開始する。微分器102の出力は変化率制限器101の
出力信号S02の傾きS03となる。減算器103の出
力信号である到達負荷までの負荷変化分S04は、到達
負荷が低値選択器304で選択された100%であるか
らこれと変化率制限器101の出力値との減算になって
いる。これにより到達負荷までの負荷変化分を監視する
モニタリレ−104の出力信号S05は100%到達時
点のβ時間前にOFFし、75%到達時と同様、100
%到達前に先行制御量を減少させることができる。
制限器101は出力のホールド動作を解除し、その出力
S02は75%から100%へ、一定のレ−トで増加を
開始する。微分器102の出力は変化率制限器101の
出力信号S02の傾きS03となる。減算器103の出
力信号である到達負荷までの負荷変化分S04は、到達
負荷が低値選択器304で選択された100%であるか
らこれと変化率制限器101の出力値との減算になって
いる。これにより到達負荷までの負荷変化分を監視する
モニタリレ−104の出力信号S05は100%到達時
点のβ時間前にOFFし、75%到達時と同様、100
%到達前に先行制御量を減少させることができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、負荷変化等、動的な変
化に対応して制御対象対して通常の制御量に動的補正量
を加える先行制御方式において、ミルの入切で一担、負
荷を定値にさせる負荷変化運用に対しても、負荷変化の
到達負荷をミル入切で定値となる負荷に合致させること
により、最適の先行制御量が得ることができる。
化に対応して制御対象対して通常の制御量に動的補正量
を加える先行制御方式において、ミルの入切で一担、負
荷を定値にさせる負荷変化運用に対しても、負荷変化の
到達負荷をミル入切で定値となる負荷に合致させること
により、最適の先行制御量が得ることができる。
【0042】これによりプラントのプロセス変動量は小
さく押えることができ、プラントの安定した運転を行な
うことができる。
さく押えることができ、プラントの安定した運転を行な
うことができる。
【図1】本発明が適用される石炭火力プラントの運転制
御装置の要部の構成を示すブロック図である。
御装置の要部の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した石炭火力プラントの運転制御装置
の各部の動作状態を示すタイムチャートである。
の各部の動作状態を示すタイムチャートである。
【図3】石炭火力プラントの概略構成を示す図である。
【図4】ミルの運転台数と負荷との関係を示す特性図で
ある。
ある。
【図5】従来の石炭火力プラントの運転制御装置の要部
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した従来の石炭火力プラントの運転制
御装置の各部の動作状態の一例を示すタイムチャートで
ある。
御装置の各部の動作状態の一例を示すタイムチャートで
ある。
【図7】図5に示した従来の石炭火力プラントの運転制
御装置の各部の動作状態の他の例を示すタイムチャート
である。
御装置の各部の動作状態の他の例を示すタイムチャート
である。
101 変化率制限器 102 微分器 103 減算器 104 モニタリレー 105 切換器 106 変化率制限器 107 減算器 108 モニタリレー 109 切換器 110 変化率制限器 111 加算器 301 関数発生器 302 関数発生器 303 高値選択器 304 低値選択器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 聖治 茨城県日立市幸町三丁目2番1号 日立エ ンジニアリング株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 プラントの負荷要求信号からボイラ入力
指令を作成し、該ボイラ入力指令に基づいて発電機を駆
動するタービンに供給する蒸気を生成するボイラに供給
する給水量、燃料量、空気流量の各基本制御量を決定
し、これに負荷要求信号が変化した場合に負荷の変化量
に応じた制御量に相当する動的補正信号を加えて給水
量、燃料量、空気流量を制御する石炭火力プラントの運
転制御方法において、 負荷変化終了後の到達負荷を予め、ミルの運転台数から
算出し、該算出された到達負荷を目標到達負荷として前
記動的補正信号を求めることを特徴とする石炭火力プラ
ントの運転制御方法。 - 【請求項2】 前記負荷変化時の到達負荷の算出は、前
記プラントの負荷要求信号である負荷指令をミル運転台
数で決まる予め定められた上限負荷及び下限負荷により
制限することにより求めることを特徴とする請求項1に
記載の石炭火力プラントの運転制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8408395A JPH08285205A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 石炭火力プラントの運転制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8408395A JPH08285205A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 石炭火力プラントの運転制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08285205A true JPH08285205A (ja) | 1996-11-01 |
Family
ID=13820604
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8408395A Pending JPH08285205A (ja) | 1995-04-10 | 1995-04-10 | 石炭火力プラントの運転制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08285205A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000024855A (ko) * | 1998-10-02 | 2000-05-06 | 이해규 | 화력발전용 보일러의 자동제어 시스템과 그의 다탄종 자동 교정방법 |
| JP2007218548A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ボイラユニットの運転制御システム |
| JP2013002658A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Ihi Corp | 対向燃焼ボイラ装置 |
| CN105179032A (zh) * | 2015-10-09 | 2015-12-23 | 山西德润翔电力科技有限公司 | 低热值煤发电机组协调控制系统 |
| CN115032935A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-09-09 | 中国特种设备检测研究院 | 一种锅炉管理方法、设备及系统 |
| JP2023108773A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 三菱重工業株式会社 | ボイラ制御装置、ボイラ制御方法、及び、プログラム |
-
1995
- 1995-04-10 JP JP8408395A patent/JPH08285205A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20000024855A (ko) * | 1998-10-02 | 2000-05-06 | 이해규 | 화력발전용 보일러의 자동제어 시스템과 그의 다탄종 자동 교정방법 |
| JP2007218548A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | ボイラユニットの運転制御システム |
| JP2013002658A (ja) * | 2011-06-13 | 2013-01-07 | Ihi Corp | 対向燃焼ボイラ装置 |
| CN105179032A (zh) * | 2015-10-09 | 2015-12-23 | 山西德润翔电力科技有限公司 | 低热值煤发电机组协调控制系统 |
| JP2023108773A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 三菱重工業株式会社 | ボイラ制御装置、ボイラ制御方法、及び、プログラム |
| CN115032935A (zh) * | 2022-07-07 | 2022-09-09 | 中国特种设备检测研究院 | 一种锅炉管理方法、设备及系统 |
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