JPH05272361A - 複合サイクル発電プラントの負荷制御装置 - Google Patents

複合サイクル発電プラントの負荷制御装置

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JPH05272361A
JPH05272361A JP6895492A JP6895492A JPH05272361A JP H05272361 A JPH05272361 A JP H05272361A JP 6895492 A JP6895492 A JP 6895492A JP 6895492 A JP6895492 A JP 6895492A JP H05272361 A JPH05272361 A JP H05272361A
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power plant
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JP6895492A
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Masayuki Toubou
昌幸 当房
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、過大なレート燃料弁7が調
整されることのない複合サイクル発電プラント1の負荷
制御装置9を得ることを目的とする。 【構成】 本発明の複合サイクル発電プラント1の負荷
制御装置9は、目標負荷と実負荷との偏差を算出する第
1の減算器21と、この偏差が所定値以下となるように制
限する第1の上下限器22と、この第1の上下限器22で制
限された偏差を積分し負荷指令値として出力する積分器
23と、この積分器23からの負荷指令値と実負荷との偏差
を算出する第2の減算器24と、この偏差が所定値以下と
なるように制限しガスタービンの燃料流量の加減信号を
出力する第2の上下限器25とを備えている。また、それ
に加えて、負荷指令値と実負荷との偏差が予め定めた値
を越え過大になったとき積分器23への入力を零にする偏
差過大防止回路29や、第2の減算器24の出力をPID演
算するPID演算器28を備えたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスタービンと排熱回
収ボイラと蒸気タービンと発電機とを組合わせた複合サ
イクル発電プラントの負荷制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、複合サイクル発電プラント1
は、図3に示すようにガスタービン2、蒸気タービン
3、発電機4、排熱回収ボイラ5の主要機器より構成さ
れる。そして、その起動は、制御装置6により燃料弁7
を開き、燃料をガスタービンに導いて燃料を燃焼させ
て、ガスタービン2を最初に起動する。排熱回収ボイラ
5には、ガスタービン2からの排ガスと図示しない給水
ポンプからの給水が入り、給水は排ガスに温められて蒸
気となる。燃料弁7を開いていく過程で排ガスの温度、
流量も増加し、それに伴って蒸気の温度、圧力が上昇す
る。これらの条件が蒸気タービン3に適した値となった
時点で、制御装置6は加減弁8を徐々に全開として蒸気
タービン3を駆動する。そして、発電機4はガスタービ
ン2と蒸気タービン3により駆動され電気を出力する。
燃料弁7の開度が増加していくと、発電機4の電力量
(負荷)も増加する。制御装置6には複合サイクル発電
プラント1が出力すべき電力量が中央給電所若しくは発
電所内にある操作器より目標負荷として与えられ、実際
の負荷がその目標値に一致する様に燃料弁7の開度を調
整する。燃料弁7の増減する割合(燃料変化率)は蒸気
タービン3への過大な熱応力を避ける目的で制御装置6
により所定の値となるように調整される。以下、従来技
術に於ける制御装置6の詳細を図4に示す。制御装置6
は負荷制御装置9と蒸気タービン制御装置10とガスター
ビン制御装置11との3個の制御装置で構成される。各制
御装置の有する機能のうち、本発明に係わる部分を説明
する。
【0003】蒸気タービン制御装置10には蒸気タービン
メタル温度aが入力されており、これと相関した燃料変
化率bを作成する。負荷制御装置9には燃料変化率b
と、目標負荷cと、発電機4が実際に出力している実負
荷dと、燃料流量信号であるDSP値gとが入力されて
いる。目標負荷cは減算器12により積分器14の出力eと
減算される。その偏差は上下限器13により燃料変化率b
より小さい値になる様に制限されて積分器14に入力され
負荷指令値eを作成する。すなわち、目標負荷cが増減
すると、負荷指令値eは燃料変化率bの変化率で追従
し、最終的に目標負荷cに一致する様に働く。
【0004】複合サイクル発電プラント1が通常運転中
には切替器15では実負荷dが選択されており、減算器16
により負荷指令値eと実負荷dが減算されΔ負荷fが作
成される。この様に負荷指令値eと負荷dとが減算され
てΔ負荷fを算出している回路構成を以後「MWフィー
ドバック」状態と呼ぶ。
【0005】負荷制御装置9は実負荷dが負荷指令値e
と一致する様に、その偏差であるΔ負荷fを燃料弁7の
加減指令としてガスタービン制御装置11に与える。ガス
タービン制御装置11には積分器17が設けられており、こ
の出力gは燃料流量信号として燃料弁7の開度を調整す
る信号である。以後この燃料流量信号をDSP値gと呼
ぶ。
【0006】このDSP値gを加減する信号は、負荷制
御装置9からΔ負荷fとして積分器17に入力され、負荷
指令値eと実負荷dとが一致する様に、DSP値gは加
減される。負荷指令値eは燃料変化率bの割合で変化す
る信号なので、DSP値gも燃料変化率bの割合で変化
させることが出来る。
【0007】すなわち、燃料変化率bの値を負荷指令値
eの変化率としており、燃料と負荷という異なる物理量
が混合されている。これは複合サイクル発電プラント1
が通常運転状態であれば、燃料と負荷がほぼ線型性をも
って相関するため事実上支障がないためである。
【0008】しかし、プラントの起動過程に於ては排熱
回収ボイラ5の発生蒸気が少なく、ガスタービン2の燃
料流量が増えても蒸気タービン3の出力は増えない。こ
のため実負荷dの上昇は負荷指令値eの上昇より相対的
に遅くなる。従って、Δ負荷fが過大となり結果的には
燃料弁7は許容される変化率より過大な割合で増加す
る。
【0009】そこで、プラント起動時には切替器15をD
SP値gを選択する様に切替えて、減算器16では負荷指
令値eとDSP値gを減算してDSP値gが確実に燃料
変化率bの割合で変化する様に回路を構成する。この様
に負荷指令値eとDSP値gが減算されてΔ負荷fを作
成している回路構成を以後「DSPフィードバック」状
態と呼ぶ。
【0010】しかし、このDSPフィードバックの状態
のままでは、目標負荷cに実負荷dを一致させる様に制
御が出来ないので、複合サイクル発電プラント1の起動
が終った時点でMWフィードバック制御に切替ることを
行う。即ち、判断装置18は排熱回収ボイラ5の発生蒸気
が充分となり、蒸気タービン3が定格の出力状態となっ
たことを、例えば蒸気流量、圧力、温度、加減弁8の開
度等諸々の条件を総合的に判断し、切替指令hを出力す
る。切替指令hは切替器15を実負荷dを選択する様に切
替え、MWフィードバックの回路構成にする。
【0011】また、切替指令hをパルス発生器19に入力
しそのパルス信号iによりスイッチ20を作動し、負荷指
令値eを実負荷dに一瞬の間トラッキングしてDSPフ
ィードバックからMWフィードバックに切替った瞬間に
バシプレスに制御が継続出来る様にする。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来におけ
るこのような負荷制御装置9ではDSPフィードバック
とMWフィードバックの切替を行うため複雑である。切
替器15や判断装置18あるいはパルス発生器19やスイッチ
20が必要となる。
【0013】また、判断装置18の内部の判断ロジックも
煩雑である上に、蒸気タービン3が定格の出力状態とな
ったことを厳密にとらえることが難しい。もし、判断装
置18の切替指令hが早すぎると、燃料弁7が過大なレー
トで駆動される。逆に遅すぎると実負荷dが目標負荷c
となるまでに時間がかかる。
【0014】更には、負荷指令値eが目標負荷cにほぼ
近づき、両者の偏差が燃料変化率bの値以下となった時
点では、負荷指令値eの応答は一次遅れ回路となり、積
分器14の飽和する時間があるので、負荷指令値eが目標
負荷cに完全に一致するまで時間がかかる。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の複合サイクル発
電プラントの負荷制御装置は、ガスタービンと排熱回収
ボイラと蒸気タービンと発電機とを組合わせて構成され
る複合サイクル発電プラントの実負荷が予め定めた目標
負荷となるようにガスタービンの燃料流量を加減させる
ようにした複合サイクル発電プラントの負荷制御装置で
あって、目標負荷と実負荷との偏差を算出する第1の減
算器と、この偏差が所定値以下となるように制限する第
1の上下限器と、この第1の上下限器で制限された偏差
を積分し負荷指令値として出力する積分器と、この積分
器からの負荷指令値と実負荷との偏差を算出する第2の
減算器と、この偏差が所定値以下となるように制限しガ
スタービンの燃料流量の加減信号を出力する第2の上下
限器とを備えている。
【0016】また、それに加えて、負荷指令値と前記実
負荷との偏差が予め定めた値を越え過大になったとき積
分器への入力を零にする偏差過大防止回路や、第2の減
算器の出力をPID演算するPID演算器を備えたもの
である。
【0017】
【作用】目標負荷と実負荷との偏差に上下限制限を加え
積分することで、燃料変化率の割合で増減する即応性に
優れた負荷指令値が作成出来る。更に、負荷指令値と負
荷との偏差に上下限制限を加えたので、起動時の蒸気タ
ービン追従遅れでこの偏差が過大になっても従来技術に
みられた様な過大なレートで燃料弁が調整される不都合
がなく、従ってDSPフィードバックとMWフィードバ
ックの切替回路がない簡素な負荷制御装置となる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例を図1に示す。制御装置6
内の負荷制御装置9は、第1の減算器21により目標負荷
cを実負荷dから減算して偏差jを演算する。偏差jは
第1の上下限器22により燃料変化率bより小さい値にな
る様に制限される。そして、その出力は積分器23に入力
され負荷指令値Kを出力する。
【0019】負荷指令値Kは第2の減算器24により実負
荷dと減算されΔ負荷lを得る。このΔ負荷lは第2の
上下限器25により燃料変化率bより小さい値となる様に
制限されΔDSP信号mを得る。このΔDSP信号mは
積分器17に入力されDSP値gを加減する。
【0020】目標負荷cと実負荷dとの偏差jを第1の
上下限器22を介して積分器23に入力する様にしたので、
負荷指令値Kは偏差jが零になるまで燃料変化率bの割
合で増減される。また、従来技術の負荷指令値eの様な
一次遅れ回路ではないので、応答に遅れがない分、即応
性に優れた負荷指令値Kを得られる。この負荷指令値K
と負荷dとの偏差は、第2の減算器24によりΔ負荷lと
して演算される。
【0021】したがって、起動時の蒸気タービン追従遅
れによりΔ負荷lが過大となっても、Δ負荷lは上下限
器25により燃料変化率bの値以下となる様にΔDSP信
号mを制限して、これをDSP値gの加減信号として与
えるので、DSP値gは許容される変化率内で加減され
る。これにより、許容される変化率内で燃料流量を調整
して目標負荷cに実負荷dを一致させる様に負荷制御装
置が構成出来る。
【0022】このように、Δ負荷lの値を燃料変化率b
の値で制限する第2の上下限器25を設けてΔDSP値m
を算出し、これを燃料流量の加減信号としたので、DS
P値gはΔ負荷lの値が過大になっても常に許容される
変化率で制御することが可能である。この様にすること
で、従来技術で採用されていたDSPフィードバックと
MWフィードバックとの切替の必要がなく、極めて簡素
に負荷制御装置9の回路が構成出来る。
【0023】また第1の減算器21と第1の上下限器22と
積分器23とを設置し、目標負荷cと実負荷dとの偏差j
が零でない限り、負荷指令値Kが負荷変化率bの割合で
増減されるようにしたので、即応性に優れた負荷指令値
Kの作成が可能となる。本発明の他の実施例を図2に示
す。図1の実施例に於ては、起動時の実負荷dの追従遅
れによりΔ負荷lが大きくなることがある。即ち負荷指
令値jと負荷dに大きな差を生じることがある。
【0024】負荷指令値Kは運転状態を示す重要な指示
値であり、これが実際の負荷dと乖離することは好まし
くない。そこで、この他の実施例に於ては、比較器26と
スイッチ27とからなる偏差過大防止回路29を設置する。
偏差jが許容偏差nより大きくなったことを比較器26に
より判断して、スイッチ27を切替える切替信号oを出力
し、積分器23の入力を零にして、負荷指令値Kの値を現
状維持とする。これにより実負荷dが追従して偏差jが
許容偏差nより小さくなったときに、切替信号oをカッ
トとして元の回路に復旧する様に構成する。つまり、常
に負荷指令値Kと実負荷dとが許容偏差n以内にあるよ
うにして上述の不都合を回避したものである。
【0025】また、第2の上下限25の上流にPID演算
器28を設置し、一般のプロセス制御で広く適用されてい
るPID演算をΔ負荷lに施すことで更に即応性、安定
性に優れた制御回路となる。
【0026】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば、負荷
指令値と実負荷との偏差を算出し、その偏差が所定の値
以下となる様に制限した信号を燃料流量の加減信号とす
る様に構成したので、従来技術と同じ機能をより簡素な
負荷制御回路で構成出来る。また、目標負荷と実負荷と
の偏差を算出して、その偏差を積分して負荷指令値を算
出する様にしたので、即応性に優れた負荷制御が提供出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図
【図2】本発明の他の一実施例を示すブロック図
【図3】本発明が適用される複合サイクル発電プラント
の構成図
【図4】従来例を示すブロック図
【符号の説明】
1…複合サイクル発電プラント 2…ガスタービン 3…蒸気タービン 4…発電機 5…排熱回収ボイラ 6…制御装置 7…燃料弁 8…加減弁 9…負荷制御装置 10…ガスタービン制御装置 11…ガスタービン制御装置 12, 16…減算器 13…上下限器 14, 17, 23…積分器 15…切替器 18…判断装置 19…パルス発生器 20, 27…スイッチ 21…第1の減算器 22…第1の上下限器 24…第2の減算器 25…第2の上下限器 26…比較器 28…PID演算器 29…偏差過大防止回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスタービンと排熱回収ボイラと蒸気タ
    ービンと発電機とを組合わせて構成される複合サイクル
    発電プラントの実負荷が予め定めた目標負荷となるよう
    に前記ガスタービンの燃料流量を加減させるようにした
    複合サイクル発電プラントの負荷制御装置において、前
    記目標負荷と実負荷との偏差を算出する第1の減算器
    と、この偏差が所定値以下となるように制限する第1の
    上下限器と、この第1の上下限器で制限された偏差を積
    分し負荷指令値として出力する積分器と、この積分器か
    らの負荷指令値と前記実負荷との偏差を算出する第2の
    減算器と、この偏差が所定値以下となるように制限し前
    記ガスタービンの燃料流量の加減信号を出力する第2の
    上下限器とを備えたことを特徴とする複合サイクル発電
    プラントの負荷制御装置。
  2. 【請求項2】 ガスタービンと排熱回収ボイラと蒸気タ
    ービンと発電機とを組合わせて構成される複合サイクル
    発電プラントの実負荷が予め定めた目標負荷となるよう
    に前記ガスタービンの燃料流量を加減させるようにした
    複合サイクル発電プラントの負荷制御装置において、前
    記目標負荷と実負荷との偏差を算出する第1の減算器
    と、この偏差が所定値以下となるように制限する第1の
    上下限器と、この第1の上下限器で制限された偏差を積
    分し負荷指令値として出力する積分器と、前記負荷指令
    値と前記実負荷との偏差が予め定めた値を越え過大にな
    ったとき前記積分器への入力を零にする偏差過大防止回
    路と、前記積分器からの負荷指令値と前記実負荷との偏
    差を算出する第2の減算器と、この偏差が所定値以下と
    なるように制限し前記ガスタービンの燃料流量の加減信
    号を出力する第2の上下限器とを備えたことを特徴とす
    る複合サイクル発電プラントの負荷制御装置。
  3. 【請求項3】 ガスタービンと排熱回収ボイラと蒸気タ
    ービンと発電機とを組合わせて構成される複合サイクル
    発電プラントの実負荷が予め定めた目標負荷となるよう
    に前記ガスタービンの燃料流量を加減させるようにした
    複合サイクル発電プラントの負荷制御装置において、前
    記目標負荷と実負荷との偏差を算出する第1の減算器
    と、この偏差が所定値以下となるように制限する第1の
    上下限器と、この第1の上下限器で制限された偏差を積
    分し負荷指令値として出力する積分器と、前記負荷指令
    値と前記実負荷との偏差が予め定めた値を越え過大にな
    ったとき前記積分器への入力を零にする偏差過大防止回
    路と、前記積分器からの負荷指令値と前記実負荷との偏
    差を算出する第2の減算器と、この第2の減算器の出力
    をPID演算するPID演算器と、このPID演算器の
    出力が所定値以下となるように制限し前記ガスタービン
    の燃料流量の加減信号を出力する第2の上下限器とを備
    えたことを特徴とする複合サイクル発電プラントの負荷
    制御装置。
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